JPH11254948A - 車両の空調装置 - Google Patents
車両の空調装置Info
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- JPH11254948A JPH11254948A JP10063610A JP6361098A JPH11254948A JP H11254948 A JPH11254948 A JP H11254948A JP 10063610 A JP10063610 A JP 10063610A JP 6361098 A JP6361098 A JP 6361098A JP H11254948 A JPH11254948 A JP H11254948A
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Abstract
ことなく、車室内後部を広範囲に亘って均一に冷房でき
るようにする。 【解決手段】 車室の前後方向に複数列の座席が配列さ
れた車両において、クーラユニットから導出された冷房
用エアを前から2列目に位置する第1後部座席2とその
後方に位置する第2後部座席3との間の上方部に案内す
るクーラダクト7とを備え、このクーラダクト7に上記
第1後部座席2側に向けて冷房用エアを吹き出す第1吹
出口46と、上記第2後部座席3側に向けて冷房用エア
を吹き出す第2吹出口とを設けるとともに、上記第1後
部座席2の着座部を避けた位置に上記第1吹出口46を
配設した。
Description
けられたクーラユニットによって車室内後部を冷房する
ように構成された車両の空調装置に関するものである。
号公報に示されるように、車室内の後部に設けられたク
ーラユニットから導出された冷房用エアを、ピラーに沿
って上方に伸びる垂直部と、この垂直部の上端から車幅
方向に伸びる水平部とを有するクーラダクトによって案
内し、上記水平部の前面および後面にそれぞれ形成され
た吹出口から、車室の前から2列目に位置する第1後部
座席の後方および最後方に位置する第2後部座席の前方
に向けて冷房用エアを吹き出すことにより、車室内後部
を冷却することが行なわれている。
から2列目に位置する第1後部座席の後方に向けて冷房
用エアを吹き出すように構成した場合には、この冷房用
エアが上記第1後部座席に着座した乗員の後頭部に直接
吹き付けられ、乗員の後頭部が局部的に冷されて冷房フ
ィーリングが悪化するという問題がある。
後部座席の後方に向けて冷房用エアが吹き出されること
による冷房フィーリングの悪化を防止するため、例えば
実開昭60−45210号公報に示されるように、車室
のルーフパネルに沿って車幅方向に伸びる2列のルーフ
ダクトを設置し、このルーフダクトの後壁面に形成され
た吹出口から、上記第1,第2後部座席に着した乗員の
前方側にそれぞれ冷房用エアを吹き出すようにすること
も行なわれているが、このように構成した場合には、ル
ーフパネルに沿って2列のルーフダクトを設置する必要
があるため、クーラダクトの構造が複雑になるという問
題があった。
構成で冷房フィーリングを悪化させることなく、車室内
後部を広範囲に亘って均一に冷房することができる車両
の空調装置を提供するものである。
車室の前後方向に3列の座席が配列された車両におい
て、空調ユニットのクーラユニットから導出された冷房
用エアを前から2列目に位置する第1後部座席とその後
方に位置する第2後部座席との間の上方部に案内するク
ーラダクトを備え、このクーラダクトに上記第1後部座
席側に向けて冷房用エアを吹き出す第1吹出口と、上記
第2後部座席側に向けて冷房用エアを吹き出す第2吹出
口とを設けるとともに、上記第1後部座席の着座部を避
けた位置に上記第1吹出口を配設したものである。
出された冷房用エアが、上記クーラダクトに通って上記
第1後部座席と第2後部座席との間の上方部に案内され
た後、上記第1,第2吹出口から吹き出されることよに
り、第1後部座席に着座した乗員の後頭部に冷房用エア
が直接当たることが防止された状態で、車室内後部が効
率よく冷房されることになる。
の車両の空調装置において、前から2列目の第1後部座
席を、左右の座席が独立したセパレートタイプに構成す
るとともに、車幅方向の中央部における上記クーラダク
ト部分に第1吹出口を配設したものである。
れた第1吹出口から左右に配列された第1後部座席の中
間部に向けてその後面側に冷房用エアが吹き出されるこ
とにより、左右の第1後部座席に着座した乗員の後頭部
に冷房用エアが直接当たることが防止された状態で、車
室内後部が効率よく冷房されることになる。
は請求項2記載の車両の空調装置において、車幅方向の
中央部における上記クーラダクト部分に、最後方に位置
する第2後部座席に冷房用エアを吹き出す第2吹出口を
車幅方向の中央部に配設したものである。
れた第2吹出口から第2後部座席の中間部に向けてその
前面側に冷房用エアが吹き出されることにより、この第
2後部座席に着座した乗員の前面側に冷房用エアが吹き
付けられて車室内後部が効率よく冷房されることにな
る。なお、この際に冷却用エアは第2後部座席に着座す
る乗員の顔部に直接的に吹き付けられる可能性がある
が、この場合はむしろ積極的に上記乗員に涼感を与える
ことができ、冷房フィーリングを向上させることができ
る。
求項3記載の車両の空調装置において、サイドウインド
に向けて冷房用エアを吹き出すデフロスター吹出口をク
ーラダクトに形成したものである。
れたデフロスター吹出口からサイドウインドに向けて冷
房用エアが吹き出されることにより、上記サイドウイン
ドの曇りが効果的に除去されることになる。
求項4のいずれかに記載の車両の空調装置において、ク
ーラユニットの設置部から上方側に伸びる立上りダクト
と、この立上りダクトの上端部から車体の前方側に伸び
るサイドダクトと、このサイドダクトの前端部から車幅
方向に伸びるルーフダクトとをクーラダクトに設けたも
のである。
出された冷房用エアが、立上りダクトを通って車室の上
方に案内された後、サイドダクトを通って車体の前方側
に案内され、さらに第1後部座席と最後方の第2後部座
席との間の上方部に設置されたルーフダクトを通ってル
ーフパネルの下面に沿って車幅方向に案内される。そし
て、上記ルーフダクトの車幅方向の中央部に形成された
第1,第2吹出口から上記第1後部座席の後面側および
第2後部座席の前面側に冷房用エアが吹き出されること
により、簡単な構成で車室内後部が効率よく冷房される
ことになる。
求項5のいずれかに記載の車両の空調装置において、ク
ーラダクトの立上りダクトを最後方に位置するピラーに
沿って設置したものである。
た乗員の視界にそれ程大きな悪影響を与えることのない
最後方に位置するピラーに沿って上記立上りダクトが設
置されるため、この立上りダクトの幅寸法を確保してそ
の開口面積を大きくすることにより、乗員の視界を悪化
することなく、冷房用エアの流動抵抗を小さく抑えるこ
とができる。
の車両の空調装置において、最後方に位置するピラーの
下方部と、後輪のホイールハウスとの間に、空調ユニッ
トを配設したものである。
るピラーの下方部と、後輪のホイールハウスとの間に空
調ユニットが設置されることにより、その前方に後部ド
アを設置するためのスペースが確保されることになる。
置部の前方に、スライド式の後部ドアを配設したもので
ある。
るスライドドア設置用の開口部が空調ユニットの設置部
の前方に形成され、上記開口部を介して後部座席の乗降
が容易に行なわれることになる。
求項8のいずれかに記載の車両の空調装置において、空
調ユニットに、クーラユニットとともにヒータユニット
を設け、このヒータユニットから導出された暖房用エア
を、車幅方向の中央部に案内するヒータダクトを設置し
たものである。
に、上記ヒータユニットから導出された暖房用エアがヒ
ータユニットにより車幅方向の中央部に案内されて車室
内に吹き出されることにより、車室内後部が効果的に暖
房されることになる。
載の車両の空調装置において、最後方に位置する後部座
席の下方を通って車幅方向に伸びるようにヒータダクト
を設置し、このヒータダクトに車室のフロア部から上方
に暖房用エアを吹き出す吹出口を設けたものである。
に、ヒータユニットから導出された暖房用エアが上記ヒ
ータダクトを介して最後方に位置する後部座席の下方を
通って車幅方向の中央部に案内された後、車室内のフロ
ア部に設けられた吹出口から上方に上記暖房用エアが吹
き出されることにより、車室内後部が効率よく暖房され
ることになる。
なる前部座席1と、その後方に位置する左右の座席が独
立したセパレートタイプの第1後部座席2と、その後方
に位置するベンチシートタイプの第2後部座席3とから
なる3列の座席が車室内に前後方向に配列されたワンボ
ックスカーからなる車両に搭載された本発明に係る空調
装置の実施形態を示している。
を有するヒータユニット4と、エバポレータおよびエア
ミックス部材を有するクーラユニット5と、上記ヒータ
ユニット4から導出された暖房用エアを案内するヒータ
ダクト6と、上記クーラユニット5から導出された冷房
用エアを案内するクーラダクト7とを有し、上記ヒータ
ユニット4とクーラユニット5とが一体化されることに
よって空調ユニット8が構成されている。この空調ユニ
ット8は、車室の最後方に位置する第2後部座席3の右
側方において、車体の最後方に位置するいわゆるDピラ
ー9の下方部と、右後輪のホイールハウス10との間に
設置され、その前方にはスライド式の後部ドア11が配
設されている。
示すように、ヒータユニット4の設置部から車体側壁に
沿って斜め前方側に傾斜した状態で、車体の下方側に伸
びる第1ダクト12と、この第1ダクト12の下端部か
らフロアパネル13の上面に沿って車幅方向の中央部ま
で伸びる第2ダクト14と、この第2ダクト14の先端
部から車室の前方側に伸びる第3ダクト15とによって
構成されている。
位置を通るセンタラインCLに沿って左右対称に配設さ
れた一対の分岐部16,16が前半部分に設けられてい
る。そして、上記分岐部16,16は、第2後部座席3
の前端部よりもやや前方まで伸びるとともに、その先端
部上面に暖房用エアの吹出口17が形成され、車室内後
部のフロア部から上方に向けて暖房用エアを吹き出すよ
うに構成されている。
よび図5に示すように、フェルト、ウレタンフォーム、
ポリエチレンフォームまたはグラスウール等からなる遮
音材18が設けられるとともに、この遮音材18に形成
された切欠部に上記ヒータダクト6の第2ダクト14お
よび第3ダクト15が設置されている。これによって第
2,第3ダクト14,15が上記遮音材18内に埋設さ
れ、その上面にカーペットまたはマット等からなる敷物
19が設置されることにより、平坦な床面が形成されて
いる。
は、その底壁の前半部分を下方に凹入させてなる膨出部
20が形成され、フロアパネル13には、上記膨出部2
0に対応した凹入部21が形成されている。また、上記
第2ダクト14の設置部の後方には、車幅方向に伸びる
クロスメンバ22と、下方に凹入する所定幅の凹部23
とが設けられている。この凹部23は、上記第2後部座
席3のシートボトム上にシードバックを折り畳んだ状態
で、これらを後方に回動変位させるように操作した場合
に、上記第2後部座席3を格納し得る大きさに形成さ
れ、その右側方に上記空調ユニット8がレイアウトされ
るようになっている。
4および第3ダクト15には、その変形を防止する複数
の補強部24が設けられている。この補強部24は、上
記第2ダクト14および第3ダクト15の上壁部および
底壁部をダクト内方側に凹入させてこの凹入端部を互い
に接合することにより形成されるとともに、上記第2ダ
クト14および第3ダクト15内を通る暖房用エアの流
れを阻害しないように、ダクト幅方向の寸法がダクト長
さ方向の寸法よりも小さく形成されている。
よび図6に示すように、車室の前後方向に伸びる複数の
補強リブ25を有するグリル26が取り付けられ、この
グリル26の前端部には、第2後部座席3に着座した乗
員の足元に向けて暖房用エアを斜め上方に案内する案内
板27が設けられている。また、上記グリル26の外周
部には、敷物19の上面に圧接されるフランジ28が形
成され、このフランジ28により、敷物19に形成され
たグリル設置孔の周縁部が係止されるとともに、隠蔽さ
れるようになっている。
用エアを案内するクーラダクト7は、図1示すように、
クーラユニット5の設置部から最後部のDピラー9に沿
って上方に伸びる立上りダクト29と、この立上りダク
ト29の上端部から車体のルーフサイド部30に沿って
車室の前方側に伸びるサイドダクト31と、このサイド
ダクト31の前端部からルーフパネル32の下面に沿っ
て車幅方向に伸びるルーフダクト33とを有し、このル
ーフダクト33は、前部座席1の後方に位置する第1後
部座席2と、その後方に位置する第2後部座席3と間の
上方部に配設されている。
に、車体の最後方に位置する上記Dピラー9の内壁面に
沿って設置されるとともに、その車室内側に配設された
トリム材34によって内壁面が覆われるように構成され
ている。上記Dピラー9の内壁面の前方側には、車外側
に凹入する凹入段部35が形成されている。そして、上
記立上りダクト29が、Dピラー9の凹入段部35に沿
って設置された状態で、グリップ止め具またはビス等か
らなる取付け具によって取り付けられるようになってい
る。
ダクト31の後端部との間には、図8および図9に示す
ように、両端部が立上りダクト29およびサイドダクト
31にそれぞれ嵌入されることにより、両ダクト29,
31を連結する連結ダクト36が設けられている。この
連結ダクト36の前辺部には、プラスチック材等からな
る側面保護部材37が突設されている。
ト31の底壁面および車体のルーフサイド部30の内壁
面に沿って車体の前方側に伸びる所定幅の側面板38
と、その外面側に突設された蛇腹状のリブ板39とを有
し、車両の側突時等に、乗員の頭部等が上記側面板38
に当接した場合に、上記リブ板39が車体のルーフサイ
ド部30に圧接されて弾性変形することにより、乗員の
頭部に作用する荷重を吸収して乗員を保護するように構
成されている。
示すように、車幅方向に伸びる断面逆ハット型のルーフ
レインフォースメント40が取り付けられている。ま
た、上記ルーフダクト33は、上記ルーフレインフォー
スメント40からなる車体メンバーの前方側に突出する
第1膨出部41と、後方側に突出する第2膨出部42と
を備えた平坦な断面形状を有し、その上壁面には上記ル
ーフレインフォースメント40に対応して下方に凹する
凹入部43が中央に形成されている。
は、図10に示すように、車幅方向の左右両側方部にデ
フロスター吹出口44がそれぞれ形成されるとともに、
その内方側に上記車体メンバーに対する取付け部45が
設けられている。また、ルーフダクト33の底壁面に
は、第1後部座席2用の左右一対の第1吹出口46,4
6が上記第1膨出部41の底壁部に形成されるととも
に、第2後部座席3用の左右一対の第2吹出口47,4
7が上記第2膨出部41の底壁部に形成され、これらの
第1吹出口46,46および第2吹出口47,47は、
それぞれ車幅方向の中心位置を通るセンタラインCLに
沿って左右対称に配列されている。
の矢印aに示すように、車室のサイドウインド48に向
けて冷却用エアを案内する外方位置と、同矢印bに示す
ように、車室の内方側に向けて冷却用エアを案内する内
方位置との間で風向きを変化させる風向案内部49を有
するグリル50が取り付けられている。また、このグリ
ル50の外周部には、トップシーリング材51の下面に
圧接されるフランジ52が形成され、このフランジ52
により上記グリル設置孔の周縁部が係止されて隠蔽され
るようになっている。
図12に示すように、ルーフダクト33の底壁部53を
車室外方側、つまり上方側に凹入させることによって形
成され、この凹入端部54がルーフダクト33の上壁部
55に当接した状態で、グリップ止め具またはビス等か
らなる取付け具56により上記ルーフレインフォースメ
ント40の下面に取り付けられるように構成されてい
る。
は、図13に示すように、車室の前方側に突出する上記
第1膨出部41の底壁部に設けられた前上がりの傾斜壁
57に形成され、上記第1吹出口46から斜め前方側、
つまり第1後部座席2の後面側に向けて冷却用エアが吹
き出されるように構成されている。上記第2後部座席3
用の第2吹出口47は、車室の後方側に突出する第2膨
出部42の底壁部に設けられた後上がりの傾斜壁58に
形成され、上記第2吹出口47から斜め後方側、つまり
第2後部座席3の前面側に向けて冷却用エアが吹き出さ
れるように構成されている。
46は、図14に示すように、車幅方向の中央部に配設
されることにより、セパレートタイプに形成された左右
の第1後部座席2,2の間に冷却用エアを吹き出すよう
に構成されている。上記第1吹出口46の後方側に配設
された第2吹出口47から吹き出した冷房用エアは、ベ
ンチシートタイプに形成された第2後部座席3の中央部
に吹き付けられることになる。なお、上記第1,第2吹
出口46,47には、車室の前後方向および左右方向に
冷却用エアの吹出方向を変化させる風向案内部を有する
グリルがそれぞれ取り付けられるようになっている。
た上記空調ユニット8のヒータユニット4を作動させる
と、このヒータユニット4から導出された暖房用エア
が、上記ヒータダクト6の第1〜第3ダクト12,1
4,15内を流動することにより、第2後部座席3の下
方を通って車幅方向の中央部に案内されるとともに、そ
の前方側に案内された後、上記第2後部座席3に着座し
た乗員の足元Fに向けてフロア部に位置する上記吹出口
17から上方に吹き出すことになる(図1参照)。この
結果、車室の前部に設けられた空調ユニット(図示せ
ず)の暖房範囲から離れた車室内後部が効果的に暖房さ
れる。
ト5を作動させると、このクーラユニット5から導出さ
れた冷房用エアが、上記クーラダクト7の立上りダクト
29、サイドダクト31およびルーフダクト33内を流
動することにより、第1後部座席2と第2後部座席3と
の間の上方部を通って車室内の中央部に案内された後、
上記第1,第2吹出口46,47から下方に吹き出すこ
とにより、車室内後部が効果的に冷房される。
1〜3が配列された車両において、クーラユニット5か
ら導出された冷房用エアを前から2列目に位置する第1
後部座席2とその後方に位置する第2後部座席3との間
の上方部に案内するクーラダクト7とを備え、このクー
ラダクト7に上記第1後部座席2側に向けて冷房用エア
を吹き出す第1吹出口46と、上記第2後部座席3側に
向けて冷房用エアを吹き出す第2吹出口47とを設ける
とともに、上記第1後部座席2の着座部を避けた位置に
上記第1吹出口46を形成したため、簡単な構成で、第
1後部座席2に着座した乗員の後頭部に冷房用エアが直
接当たるのを防止しつつ、車室内後部を効率よく冷房す
ることができる。
て設置された1列のルーフダクト33に形成された上記
第1,第2吹出口46,47から第1,第2後部座席
2,3側に向けてそれぞれ冷房用エアを吹き出すように
構成したため、上記ルーフパネル30の下面に沿って複
数のダクトを設置した場合のようにダクトの構造を複雑
化することなく、上記冷房用エアの分配性を向上させて
車室内後部を広範囲に亘って均一に冷房することができ
る。そして、上記第1後部座席2の着座部を避けた位置
に第1吹出口46を形成したため、この第1吹出口46
から吹き出した冷房用エアが上記第1後部座席2に着座
した乗員の後頭部に当たるのを防止し、この乗員の後頭
部が局部的に冷されて冷房フィーリングが悪化するとい
う事態の発生を確実に防止することができる。
第1後部座席2を、左右の座席が独立したセパレートタ
イプに構成するとともに、上記第1吹出口46を車幅方
向の中央部におけるルーフダクト33部分に配設したた
め、前部座席1および第1後部座席2から第2後部座席
3への移動を容易に行なうことができるとともに、上記
ルーフダクト33の車幅方向の中央部に形成された第1
吹出口46から左右に配列された第1後部座席2の中間
位置に冷房用エアを吹き出すことにより、左右の第1後
部座席2に着座した乗員の後頭部に冷房用エアが直接当
たることによる空調フィーリングの悪化を防止した状態
で、車室内後部を効率よく冷房することができる。
ら直接冷房用エアを吹き付けることにより、乗員の冷房
フィーリングを悪化させることなく、却って上記乗員に
涼感を積極的に与えて冷房フィーリングを向上させるこ
とができることを考慮し、最後方に位置するベンチシー
トタイプの第2後部座席3の前面側に冷房用エアを吹き
出す第2吹出口47を車幅方向の中央部に配設し、上記
ルーフダクト33を通って車幅方向の中央部に案内され
た冷房用エアを、上記第2吹出口46から車室内に吹き
出するようにしている。
車室の側方部に配設されたクーラユニット5の近傍、つ
まり車室の右側方部に吹出口を設けた場合のように、こ
の吹出口から吹き出された冷房用エアが上記クーラユニ
ット5の近傍を循環して後部車室の一部のみが冷房され
るという冷房の片寄り現象を生じることなく、車室の前
部に設けられた空調ユニットによる冷房範囲から離れた
車室内後部を広範囲に亘って均等に冷房することができ
る。特に、車室の後部に配設される上記空調ユニット8
は、外気導入タイプに比べ、上記暖房用エアが車室内の
一部で循環する可能性の高い内気循環タイプが用いられ
ることが多いため、上記構成を採用することの効果が顕
著である。
クト3の車幅方向の左右両側方部に、サイドウインド4
8に向けて冷房用エアを吹き出すデフロスター吹出口4
4を形成した場合には、このデフロスター吹出口44か
ら吹き出される冷房用エアにより、上記サイドウインド
48の曇りを効果的に除去できるという利点がある。特
に、上記実施形態に示すように、車室のサイドウインド
48に向けて冷却用エアを案内する外方位置と、車室の
内方側に向けて冷却用エアを案内する内方位置との間で
風向きを変化させる風向案内部49を有するグリル50
を上記デフロスター吹出口44に取り付けた場合には、
デフロスター吹出口44から吹き出される冷却用エアの
吹出方向を車室の内方側に向けることにより、車室内の
冷房性能を重視した状態と、上記吹出方向をサイドウイ
ンド48に向けることにより、その曇り取りを重視した
状態とに必要に応じて切り替えることができる。
ット5の設置部から上方側に伸びる立上りダクト29
と、この立上りダクト29の上端部から車体の前方側に
伸びるサイドダクト31と、このサイドダクト31の前
端部から車幅方向に伸びるルーフダクト32とをクーラ
ダクト6に設けたため、上記クーラユニット5から導出
された冷房用エアが、上記立上りダクト29を通って車
室の上方に案内された後、サイドダクト31を通って車
体の前方側に案内され、さらに第1後部座席2と最後方
の第2後部座席3との間の上方部に設置された上記ルー
フダクト33を通って車幅方向に案内される。そして、
上記ルーフダクト33の車幅方向の中央部に形成された
第1,第2吹出口46,47から上記第1後部座席2の
後面側および第2後部座席3の前面側に冷房用エアを吹
き出すことにより、簡単な構成で車室内後部を効率よく
冷房することができる。
ダクト7の立上りダクト29を最後部に位置するピラー
9に沿って設置した場合には、乗員の視界が妨げられる
のを抑制しつつ、車室内後部を効率よく冷房することが
できる。すなわち、車体の最後方に位置する上記Dピラ
ー9は、その幅寸法(前後方向寸法)を大きく形成した
場合でも、車室内の座席1〜3に着座した乗員の視界に
それ程大きな悪影響が与えられることがない。したがっ
て、上記Dピラー9とともに、これに沿って設置される
上記クーラダクト7の幅寸法を大きくすることにより、
乗員の視界に悪影響を与えることなく、上記クーラダク
ト7の開口面積を十分に確保して冷房用エアの流動抵抗
を小さくすることができるとともに、Dピラー9の強度
を向上させて車体の安定感を向上させることができる。
に位置するDピラー9の下方部と、後輪のホイールハウ
ス10との間に上記クーラユニット5を有する空調ユニ
ット8を設置した場合には、上記第2後部座席3からな
る最後方に位置する座席の側方に設けられたスペースを
有効に利用して上記空調ユニット8を適正に設置するこ
とができるとともに、その前方に後部ドア11を配設す
るためのスペースを確保することができる。
ラユニット5の設置部の前方に、スライド式の後部ドア
11を配設した場合には、ヒンジ式のドアに比べて大き
な開放面積を確保することができるので、上記第1,第
2後部座席2,3に対する乗降を容易に行ない得るよう
に構成することができる。
に複数列の座席1〜3が配列された車両において、最後
方に位置する第2後部座席3の側方に上記クーラユニッ
ト5とともにヒータユニット4を配設するとともに、こ
のヒータユニット4から導出された暖房用エアを車幅方
向の中央部側に案内するヒータダクト6を設置したた
め、搭載可能な車種が限定されるという問題を生じるこ
となく、ワンボックスカー等の車室内後部を効率よく暖
房することができる。
ータユニット4およびクーラユニット5を有する空調ユ
ニット8を配設したため、この空調ユニット8の前方、
つまり車室の前後方向の中央部に位置する上記第1後部
座席2の側方に後部ドア11を設置するためのスペース
を確保することが可能となる。したがって、車体の一側
方部にのみ後部ドアが配設された車両は勿論のこと、車
体の左右両側部に後部ドア11が配設された車両につい
ても上記ヒータユニット4およびヒータダクト6等を有
する空調装置を搭載して車室内後部を効果的に空調する
ことができる。
位置する上記後部座席3の下方側にヒータダクト6を設
置するとともに、上記暖房用エアを車室内のフロア部か
ら上方に吹き出す吹出口17を上記ヒータダクト6に形
成したため、上記後部座席3の後方に配設されたトラン
クルームのスペースに影響を与えることなく、上記ヒー
タダクト6の開口面積を十分に確保することができる。
したがって、上記ヒータユニット4から導出された暖房
用エアを、ヒータダクト6を介してスムーズに供給する
ことができるとともに、上記トランクルームのフロア部
を平坦面に形成してその利用効率を向上させることがで
きる。
ータダクト6の吹出口17から車室内の上方に向けて暖
房用エアが吹き出されるため、車室の側方部に配設され
たヒータユニット4の近傍、つまり車室の右側方部に吹
出口を設けた場合のように、ヒータユニット4から吹き
出された暖房用エアが上記ヒータユニット4の近傍を循
環して後部車室の一部のみが暖房されるという事態を生
じることなく、車室の前部に設けられた空調ユニットに
よる暖房範囲から離れた車室内後部を広範囲に亘って均
等に暖房することができる。
4の設置部から車体側壁に沿って下方に伸びる第1ダク
ト12と、この第1ダクト12の下端部から車体のフロ
アパネル13の上面に沿って車幅方向の中央部まで伸び
る第2ダクト14と、この第2ダクト14の先端部から
車室の前方側に伸びる第3ダクト15とによってヒータ
ダクト6を構成し、上記第3ダクト15の先端部に暖房
用エアの吹出口17を設けたため、後輪のホイールハウ
ス10の上面および前面部に沿ってヒータダクトを設置
した場合のように、このヒータダクトが後部座席2,3
に対する乗降の障害になるという事態を生じることな
く、上記ヒータダクト6を介して車室内後部の適正位置
に上記暖房用エアを供給することができる。
ダクト15の前部に、センタラインCLに沿って左右対
称に配設された一対の分岐部16,16を設けるととも
に、この分岐部16,16の先端部に暖房用エアの吹出
口17を設けた場合には、上記第3ダクト15の開口面
積を十分に確保しつつ、上記分岐部16,16によって
暖房用エアを車幅方向の左右に均等に分配した状態で、
車室内に吹き出して車室内後部の広範囲を効率よく暖房
することができる。また、上記両分岐部16,16の間
に、チャイルドシートの固定具等を配設することが可能
になるという利点もある。
3の上面に遮音材18を設置するとともに、この遮音材
18内にヒータダクト6を埋設したため、このヒータダ
クト6および上記遮音材18の上方に敷物19を設置す
ることにより、上記ヒータダクト6の設置スペースを確
保しつつ、車室内の底面を平坦に形成することができ
る。したがって、上記第2後部座席3を取り外して上記
ヒータダクト6の設置部をトランクルームとして使用す
る際に、荷物の収納性を効果的に向上させることができ
る。
数列の座席1〜3が配列された車両において、車室内の
後部に位置するフロアパネル13に、後方に変位した第
2後部座席3のシートボトムおよびシートバックが一体
の状態で格納される凹部23を形成するとともに、この
凹部23の側方に空調ユニット8を配設したため、上記
第2後部座席3を後方に変位させて上記凹部23内に格
納する操作に支障を生じることなく、上記空調ユニット
8を車室内後部に設置することができる。
前後方向に3列の座席が配列された車両において、クー
ラユニットから導出された冷房用エアを前から2列目に
位置する第1後部座席とその後方に位置する第2後部座
席との間の上方部に案内するクーラダクトとを備え、こ
のクーラダクトに上記第1後部座席側に向けて冷房用エ
アを吹き出す第1吹出口と、上記第2後部座席側に向け
て冷房用エアを吹き出す第2吹出口とを設けるととも
に、上記第1後部座席の着座部を避けた位置に上記第1
吹出口を配設したため、簡単な構成で第1後部座席に着
座した乗員の後頭部に冷房用エアが直接当たるのを防止
しつつ、車室内後部を効率よく冷房できるという利点が
ある。
す説明図である。
す斜視図である。
す平面図である。
の構成を示す平面図ある。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 車室の前後方向に3列の座席が配列され
た車両において、空調ユニットのクーラユニットから導
出された冷房用エアを前から2列目に位置する第1後部
座席とその後方に位置する第2後部座席との間の上方部
に案内するクーラダクトを備え、このクーラダクトに上
記第1後部座席側に向けて冷房用エアを吹き出す第1吹
出口と、上記第2後部座席側に向けて冷房用エアを吹き
出す第2吹出口とを形成するとともに、上記第1後部座
席の着座部を避けた位置に上記第1吹出口を配設したこ
とを特徴とする車両の空調装置。 - 【請求項2】 前から2列目の第1後部座席を、左右の
座席が独立したセパレートタイプに構成するとともに、
幅方向の中央部における上記クーラダクト部分に第1吹
出口を車幅方向の中央部に配設したことを特徴とする請
求項1記載の車両の空調装置。 - 【請求項3】 幅方向の中央部における上記クーラダク
ト部分に、最後方に位置する第2後部座席の前面側に冷
房用エアを吹き出す第2吹出口を配設したことを特徴と
する請求項1または請求項2記載の車両の空調装置。 - 【請求項4】 サイドウインドに向けて冷房用エアを吹
き出すデフロスター吹出口をルーフダクトに形成したこ
とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
車両の空調装置。 - 【請求項5】 クーラユニットの設置部から上方側に伸
びる立上りダクトと、この立上りダクトの上端部から車
体の前方側に伸びるサイドダクトと、このサイドダクト
の前端部から車幅方向に伸びるルーフダクトとをクーラ
ダクトに設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4の
いずれかに記載の車両の空調装置。 - 【請求項6】 クーラダクトの立上りダクトを最後方に
位置するピラーに沿って設置したことを特徴とする請求
項1〜請求項5のいずれかに記載の車両の空調装置。 - 【請求項7】 最後方に位置するピラーの下方部と、後
輪のホイールハウスとの間に、空調ユニットを配設した
ことを特徴とする請求項6記載の車両の空調装置。 - 【請求項8】 空調ユニットの設置部の前方に、スライ
ド式の後部ドアを配設したことを特徴とする請求項7記
載の車両の空調装置。 - 【請求項9】 空調ユニットに、クーラユニットととも
にヒータユニットを設け、このヒータユニットから導出
された暖房用エアを、車幅方向の中央部に案内するヒー
タダクトを設置したことを特徴とする請求項1〜請求項
8のいずれかに記載の車両の空調装置。 - 【請求項10】 最後方に位置する後部座席の下方を通
って車幅方向に伸びるようにヒータダクトを設置し、こ
のヒータダクトに車室のフロア部から上方に暖房用エア
を吹き出す吹出口を設けたことを特徴とする請求項9記
載の車両の空調装置。
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