JPH1125836A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JPH1125836A JPH1125836A JP17199397A JP17199397A JPH1125836A JP H1125836 A JPH1125836 A JP H1125836A JP 17199397 A JP17199397 A JP 17199397A JP 17199397 A JP17199397 A JP 17199397A JP H1125836 A JPH1125836 A JP H1125836A
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- arc
- contact
- drive coil
- circuit breaker
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮断時に接点間に発生するアークを消弧装置
の奥側に駆動する駆動コイルを具えたものにおいて、消
弧性能を充分に向上させ得るようにする。 【解決手段】 消弧装置13のグリッド板23のうち、
少なくとも接点19,21間に発生するアークと対応す
る位置のグリッド板23のそれぞれ負荷側端子方向に延
びた部分23aの先端部を、接点19,21の両側位置
に、又はそれよりも負荷側端子方向の位置に配置するこ
とにより、その部分23aに、アーク自体により生ずる
磁束と、駆動コイル16に流れる電流により生ずる磁束
とが集中して流れ、これによって、アークに作用する磁
束の密度が増す。又、グリッド板23のそれぞれ負荷側
端子方向に延びた部分23aの分、グリッド板23の大
きさが増し、アークをグリッド板23で冷却する冷却効
果が向上する。
の奥側に駆動する駆動コイルを具えたものにおいて、消
弧性能を充分に向上させ得るようにする。 【解決手段】 消弧装置13のグリッド板23のうち、
少なくとも接点19,21間に発生するアークと対応す
る位置のグリッド板23のそれぞれ負荷側端子方向に延
びた部分23aの先端部を、接点19,21の両側位置
に、又はそれよりも負荷側端子方向の位置に配置するこ
とにより、その部分23aに、アーク自体により生ずる
磁束と、駆動コイル16に流れる電流により生ずる磁束
とが集中して流れ、これによって、アークに作用する磁
束の密度が増す。又、グリッド板23のそれぞれ負荷側
端子方向に延びた部分23aの分、グリッド板23の大
きさが増し、アークをグリッド板23で冷却する冷却効
果が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遮断時に両接点間に
発生するアークを消弧装置の奥側に駆動する駆動コイル
を具えた回路遮断器に関する。
発生するアークを消弧装置の奥側に駆動する駆動コイル
を具えた回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の回路遮断器において
は、図18に示すように、固定接触子1の先端側(図で
右側)に設けられた固定接点2と、可動接触子3の先端
側(図で左側)に設けられた可動接点4とで接点が構成
されている。又、固定接触子1は、基端側(図で左側)
に電源側端子部5を有しており、一方、可動接触子3の
基端部(図で右側)は図示しないトリップ装置を介して
負荷側端子に接続されている。
は、図18に示すように、固定接触子1の先端側(図で
右側)に設けられた固定接点2と、可動接触子3の先端
側(図で左側)に設けられた可動接点4とで接点が構成
されている。又、固定接触子1は、基端側(図で左側)
に電源側端子部5を有しており、一方、可動接触子3の
基端部(図で右側)は図示しないトリップ装置を介して
負荷側端子に接続されている。
【0003】これにて、電源側端子部5と負荷側端子と
の間の電路に短絡電流等の異常電流が流れたときには、
トリップ装置によって可動接触子3が支点部3aを中心
に上方に回動されることにより、可動接点4を固定接点
2から引離して接点を開放するようになっている。そし
て、このとき、接点2,4間に発生したアークは、消弧
装置6によって分断されて消弧されるようになってい
る。この消弧装置6は、接点部分を挟むように設けられ
た両支持絶縁物7(一方のみ図示)間に複数枚のグリッ
ド板8を上下に多段に掛け渡して配置して成るものであ
る。
の間の電路に短絡電流等の異常電流が流れたときには、
トリップ装置によって可動接触子3が支点部3aを中心
に上方に回動されることにより、可動接点4を固定接点
2から引離して接点を開放するようになっている。そし
て、このとき、接点2,4間に発生したアークは、消弧
装置6によって分断されて消弧されるようになってい
る。この消弧装置6は、接点部分を挟むように設けられ
た両支持絶縁物7(一方のみ図示)間に複数枚のグリッ
ド板8を上下に多段に掛け渡して配置して成るものであ
る。
【0004】そして更に、前記消弧装置6の外側には、
逆U字形の駆動コイル9が例えば固定接触子1と一体に
設けられており、これにて、駆動コイル9に流れる電流
により生ずる磁界と、接点間に発生するアークとの相互
作用(ローレンツ力)により、アークを消弧装置6の奥
側に向けて駆動し、もって、アークがより速やかに引延
ばし駆動されて消弧されるようになるのである。
逆U字形の駆動コイル9が例えば固定接触子1と一体に
設けられており、これにて、駆動コイル9に流れる電流
により生ずる磁界と、接点間に発生するアークとの相互
作用(ローレンツ力)により、アークを消弧装置6の奥
側に向けて駆動し、もって、アークがより速やかに引延
ばし駆動されて消弧されるようになるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図19は上述の駆動コ
イル9に流れる電流I1 により生ずる磁束と、接点間に
発生したアークA1 により生ずる磁束とによる磁界B1
を示している。この図19で明らかなように、接点間に
発生したアークA1 には、アークA1 自体により生ずる
磁束に加えて、駆動コイル9に流れる電流I1 により生
ずる磁束が有効に作用するものの、その磁束密度は大き
いほどアークの引延ばし駆動に効果があるものであり、
その駆動力の大きいものが望まれている。
イル9に流れる電流I1 により生ずる磁束と、接点間に
発生したアークA1 により生ずる磁束とによる磁界B1
を示している。この図19で明らかなように、接点間に
発生したアークA1 には、アークA1 自体により生ずる
磁束に加えて、駆動コイル9に流れる電流I1 により生
ずる磁束が有効に作用するものの、その磁束密度は大き
いほどアークの引延ばし駆動に効果があるものであり、
その駆動力の大きいものが望まれている。
【0006】本発明は上述の要望を満たすべくなされた
ものであり、従ってその目的は、アークに作用する磁束
の密度を更に大きくして、アーク駆動力を向上させ、併
せてアークの冷却効果をも向上させ得て、消弧性能を充
分に向上させることのできる回路遮断器を提供するにあ
る。
ものであり、従ってその目的は、アークに作用する磁束
の密度を更に大きくして、アーク駆動力を向上させ、併
せてアークの冷却効果をも向上させ得て、消弧性能を充
分に向上させることのできる回路遮断器を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回路遮断器は、消弧装置の外側に駆動コイ
ルを設けたものにおいて、消弧装置のグリッド板のう
ち、少なくとも接点間に発生するアークと対応する位置
のグリッド板のそれぞれ負荷側端子方向に延びた部分の
先端部を、接点の両側位置に、又はそれよりも負荷側端
子方向の位置に配置したことを特徴とする。
に、本発明の回路遮断器は、消弧装置の外側に駆動コイ
ルを設けたものにおいて、消弧装置のグリッド板のう
ち、少なくとも接点間に発生するアークと対応する位置
のグリッド板のそれぞれ負荷側端子方向に延びた部分の
先端部を、接点の両側位置に、又はそれよりも負荷側端
子方向の位置に配置したことを特徴とする。
【0008】このものによれば、少なくとも接点間に発
生するアークと対応する位置のグリッド板のそれぞれ負
荷側端子方向に延びた部分に、アーク自体により生ずる
磁束と、駆動コイルに流れる電流により生ずる磁束とが
集中して流れ、これによって、アークに作用する磁束の
密度が増す。又、そのグリッド板のそれぞれ負荷側端子
方向に延びた部分の分、グリッド板の大きさが増し、ア
ークをグリッド板で冷却する冷却効果が向上する。
生するアークと対応する位置のグリッド板のそれぞれ負
荷側端子方向に延びた部分に、アーク自体により生ずる
磁束と、駆動コイルに流れる電流により生ずる磁束とが
集中して流れ、これによって、アークに作用する磁束の
密度が増す。又、そのグリッド板のそれぞれ負荷側端子
方向に延びた部分の分、グリッド板の大きさが増し、ア
ークをグリッド板で冷却する冷却効果が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図7を参照して説明する。まず、本実施
例に係る回路遮断器の全体構成について簡単に述べる
と、この回路遮断器は、図示しない絶縁材製のケースの
片側内部に消弧室を有し、その消弧室の内部に図1及び
図2に示す固定接触子11と可動接触子12及び消弧装
置13を配設している。又、ケースの消弧室隣の部分の
内部には、図示しないトリップ装置、操作ハンドル等を
設けている。
き、図1ないし図7を参照して説明する。まず、本実施
例に係る回路遮断器の全体構成について簡単に述べる
と、この回路遮断器は、図示しない絶縁材製のケースの
片側内部に消弧室を有し、その消弧室の内部に図1及び
図2に示す固定接触子11と可動接触子12及び消弧装
置13を配設している。又、ケースの消弧室隣の部分の
内部には、図示しないトリップ装置、操作ハンドル等を
設けている。
【0010】上記固定接触子11は、詳細には、図3に
も示すように、基端側(図で左側部)に電源側端子部1
4を有し、先端側(図で右側部)に固定接点板15を有
するもので、該固定接点板15の両側方部に駆動コイル
16を有している。このうち、駆動コイル16はともに
ほゞ逆U字形にて、その各両下部を連結部17,18に
より連ねており、その一方(図1及び図2で左側)の連
結部17から電源側端子部14を起立させている。又、
他方(図1及び図2で右側)の連結部18から固定接点
板15を起立させている。
も示すように、基端側(図で左側部)に電源側端子部1
4を有し、先端側(図で右側部)に固定接点板15を有
するもので、該固定接点板15の両側方部に駆動コイル
16を有している。このうち、駆動コイル16はともに
ほゞ逆U字形にて、その各両下部を連結部17,18に
より連ねており、その一方(図1及び図2で左側)の連
結部17から電源側端子部14を起立させている。又、
他方(図1及び図2で右側)の連結部18から固定接点
板15を起立させている。
【0011】なお、固定接触子11は上述の各部分を一
体に形成し、又は別体で結合して構成したもので、固定
接点板15の上面には固定接点19を設けている。又、
その各部分の中でも、特に駆動コイル16は例えば鍛造
により形成しており、その厚さTより幅W1 を大きくし
ている(T<W1 )。更に、前述のケースに配設した状
態では、電源側端子部14をケース外に露出させてい
る。
体に形成し、又は別体で結合して構成したもので、固定
接点板15の上面には固定接点19を設けている。又、
その各部分の中でも、特に駆動コイル16は例えば鍛造
により形成しており、その厚さTより幅W1 を大きくし
ている(T<W1 )。更に、前述のケースに配設した状
態では、電源側端子部14をケース外に露出させてい
る。
【0012】一方、可動接触子12は、基端側(図1及
び図2で右側部)を軸20により枢支して、これを中心
に上下に回動可能に設けており、先端側(図1及び図2
で左側部)に上記固定接点19に接離する可動接点21
を有している。なお、この可動接触子12は基端側が前
記ケースの消弧室隣の部分の内部に位置するもので、先
端側をその位置より消弧室の壁を貫通して消弧室の内部
に位置させている。又、前記駆動コイル16は前記固定
接点板15の両側方部に位置すると共に可動接触子12
の先端部の両側にも位置するもので、該可動接触子12
の先端部と対応している。
び図2で右側部)を軸20により枢支して、これを中心
に上下に回動可能に設けており、先端側(図1及び図2
で左側部)に上記固定接点19に接離する可動接点21
を有している。なお、この可動接触子12は基端側が前
記ケースの消弧室隣の部分の内部に位置するもので、先
端側をその位置より消弧室の壁を貫通して消弧室の内部
に位置させている。又、前記駆動コイル16は前記固定
接点板15の両側方部に位置すると共に可動接触子12
の先端部の両側にも位置するもので、該可動接触子12
の先端部と対応している。
【0013】ここで、前記トリップ装置は、周知のよう
に過電流引外し装置やトグルリンク機構部等を具えて構
成され、前記可動接触子12の基端部は、前記過電流引
外し装置を介してケースの外面に露出する負荷側端子に
電気的に接続されている。又、上記トグルリンク機構部
は、可動接触子12に機械的に接続されており、前記操
作ハンドルにも連結されている。これにて、主回路(前
記電源側端子部14と負荷側端子との間)に異常電流が
流れると、過電流引外し装置がそれを検出してトグルリ
ンク機構部を作動させ、可動接触子12が開離方向であ
る上方に移動されて接点が開放されるのである。尚、回
路の閉成時には、可動接触子12は図示しないばねによ
り下方に付勢され、可動接点21が固定接点19に圧接
するようになっている。
に過電流引外し装置やトグルリンク機構部等を具えて構
成され、前記可動接触子12の基端部は、前記過電流引
外し装置を介してケースの外面に露出する負荷側端子に
電気的に接続されている。又、上記トグルリンク機構部
は、可動接触子12に機械的に接続されており、前記操
作ハンドルにも連結されている。これにて、主回路(前
記電源側端子部14と負荷側端子との間)に異常電流が
流れると、過電流引外し装置がそれを検出してトグルリ
ンク機構部を作動させ、可動接触子12が開離方向であ
る上方に移動されて接点が開放されるのである。尚、回
路の閉成時には、可動接触子12は図示しないばねによ
り下方に付勢され、可動接点21が固定接点19に圧接
するようになっている。
【0014】そして、前記消弧装置13は、接点部(固
定接点19及び可動接点21)の両側を挟むように設け
られた2枚の例えば消弧性の樹脂から成る支持絶縁物2
2の間に、磁性材製の複数枚のグリッド板23を上記可
動接点21の移動方向である上下に多段に掛け渡すよう
に取付けて構成しており、駆動コイル16はその両支持
絶縁物22の外側に位置している。しかして、グリッド
板23には、上面から見てほゞU字状の切欠部24を形
成しており、この切欠部24の両側の部分23aは上記
負荷側端子方向に延びていて、その各先端部を、接点部
に最も近い下部では該接点部の両側に、又、それより上
方の上部では接点部よりも負荷側端子方向の位置に配置
している。
定接点19及び可動接点21)の両側を挟むように設け
られた2枚の例えば消弧性の樹脂から成る支持絶縁物2
2の間に、磁性材製の複数枚のグリッド板23を上記可
動接点21の移動方向である上下に多段に掛け渡すよう
に取付けて構成しており、駆動コイル16はその両支持
絶縁物22の外側に位置している。しかして、グリッド
板23には、上面から見てほゞU字状の切欠部24を形
成しており、この切欠部24の両側の部分23aは上記
負荷側端子方向に延びていて、その各先端部を、接点部
に最も近い下部では該接点部の両側に、又、それより上
方の上部では接点部よりも負荷側端子方向の位置に配置
している。
【0015】次に、上記構成のものの作用を述べる。図
4(a)に示す接点の閉成状態から、主回路(電源側端
子部14と負荷側端子との間)に異常電流I11が流れる
と、前述のように、トリップ装置により可動接触子12
が開離方向に移動されて接点が開放されるものであり、
この接点の開放に伴い、固定接点19と可動接点21と
の間には、図4(b)及び図5に示すようにアークA11
が発生する。又、このとき、駆動コイル16に流れる電
流I11により、駆動コイル16の周りに磁界B11が発生
する。
4(a)に示す接点の閉成状態から、主回路(電源側端
子部14と負荷側端子との間)に異常電流I11が流れる
と、前述のように、トリップ装置により可動接触子12
が開離方向に移動されて接点が開放されるものであり、
この接点の開放に伴い、固定接点19と可動接点21と
の間には、図4(b)及び図5に示すようにアークA11
が発生する。又、このとき、駆動コイル16に流れる電
流I11により、駆動コイル16の周りに磁界B11が発生
する。
【0016】そして、開離した可動接点21(可動接触
子12)は、固定接点板15に流れる電流I11の方向と
可動接触子12に流れる電流I11の方向とが反対である
ことによる反発力により全開離位置まで移動し、このと
き、アークA11は、前記磁界B11との相互作用であるロ
ーレンツ力により、消弧装置13のグリッド板23の奥
側に向けて付勢される。これにより、アークA11は、図
4(c)に示すように、グリッド板23により急速に引
延ばされ、分断されて速やかに消弧される。
子12)は、固定接点板15に流れる電流I11の方向と
可動接触子12に流れる電流I11の方向とが反対である
ことによる反発力により全開離位置まで移動し、このと
き、アークA11は、前記磁界B11との相互作用であるロ
ーレンツ力により、消弧装置13のグリッド板23の奥
側に向けて付勢される。これにより、アークA11は、図
4(c)に示すように、グリッド板23により急速に引
延ばされ、分断されて速やかに消弧される。
【0017】図6は上述の駆動コイル16に流れる電流
I11により生ずる磁束と、接点間に発生したアークA11
により生ずる磁束とによる磁界B12を示している。この
図6で明らかなように、接点間に発生したアークA11に
は、アークA11自体により生ずる磁束に加えて、駆動コ
イル16に流れる電流I11により生ずる磁束が有効に作
用するもので、上記構成のものの場合、接点の両側位置
に、又はそれよりも負荷側端子方向の位置に、消弧装置
13のグリッド板23のそれぞれ負荷側端子方向に延び
た部分23aの先端部を配置しているので、その部分2
3aに、アークA11自体により生ずる磁束と、駆動コイ
ル16に流れる電流I11により生ずる磁束とが集中して
流れ、これによって、アークA11に作用する磁束の密度
が増し、アークA11を消弧装置13のグリッド板23の
奥側に向けて付勢するローレンツ力が増す。
I11により生ずる磁束と、接点間に発生したアークA11
により生ずる磁束とによる磁界B12を示している。この
図6で明らかなように、接点間に発生したアークA11に
は、アークA11自体により生ずる磁束に加えて、駆動コ
イル16に流れる電流I11により生ずる磁束が有効に作
用するもので、上記構成のものの場合、接点の両側位置
に、又はそれよりも負荷側端子方向の位置に、消弧装置
13のグリッド板23のそれぞれ負荷側端子方向に延び
た部分23aの先端部を配置しているので、その部分2
3aに、アークA11自体により生ずる磁束と、駆動コイ
ル16に流れる電流I11により生ずる磁束とが集中して
流れ、これによって、アークA11に作用する磁束の密度
が増し、アークA11を消弧装置13のグリッド板23の
奥側に向けて付勢するローレンツ力が増す。
【0018】かくして、アークA11の引延ばし駆動力を
向上させることができるものであり、図7は、それを証
明すべく、消弧装置13のグリッド板23の先端部の位
置を変化させた場合のアーク駆動力の違いを、三次元有
限要素解析を行った結果で示している。これから分かる
ように、アーク駆動力は、消弧装置13のグリッド板2
3の先端部を接点の両側位置に配置した場合に大きくな
り、それより更に負荷側端子方向の位置に配置した場合
には、大きいものの、その大きくなる変化度合は小さい
(変化が飽和している)。
向上させることができるものであり、図7は、それを証
明すべく、消弧装置13のグリッド板23の先端部の位
置を変化させた場合のアーク駆動力の違いを、三次元有
限要素解析を行った結果で示している。これから分かる
ように、アーク駆動力は、消弧装置13のグリッド板2
3の先端部を接点の両側位置に配置した場合に大きくな
り、それより更に負荷側端子方向の位置に配置した場合
には、大きいものの、その大きくなる変化度合は小さい
(変化が飽和している)。
【0019】加えて、グリッド板23のそれぞれ負荷側
端子方向に延びた部分23aの分、グリッド板23の大
きさが増すもので、これにより、アークA11をグリッド
板23で冷却する冷却効果を向上させることができる。
そして、このアークA11についての冷却効果を向上させ
得ることと、上述のアーク駆動力を大きくできることと
により、消弧性能を充分に向上させることができるので
ある。
端子方向に延びた部分23aの分、グリッド板23の大
きさが増すもので、これにより、アークA11をグリッド
板23で冷却する冷却効果を向上させることができる。
そして、このアークA11についての冷却効果を向上させ
得ることと、上述のアーク駆動力を大きくできることと
により、消弧性能を充分に向上させることができるので
ある。
【0020】なお、消弧装置13のグリッド板23の先
端部の位置が接点より更に負荷側端子方向に位置するも
のについては、アーク駆動力が大きくなる変化度合は小
さいものの、グリッド板23の大きさをそれだけ一層大
きくできるもので、これによりアークA11についての冷
却効果を更に増し得るから、消弧性能を一層向上させる
ことができる。
端部の位置が接点より更に負荷側端子方向に位置するも
のについては、アーク駆動力が大きくなる変化度合は小
さいものの、グリッド板23の大きさをそれだけ一層大
きくできるもので、これによりアークA11についての冷
却効果を更に増し得るから、消弧性能を一層向上させる
ことができる。
【0021】更に、上記構成のものの場合、駆動コイル
16の幅W1 を厚さTより大きくしており、その幅W1
の大きさによって、駆動コイル16の通電に必要な断面
積を確保でき、その分、厚さTを小さくできるので、こ
れにより、駆動コイル16間のスペースを広く確保で
き、消弧装置13のグリッド板23の大きさ(幅)を大
きくすることができる。よって、アークA11をグリッド
板23で冷却する冷却効果を更に向上させ得るものであ
り、もって、消弧性能を一層向上させることができる。
16の幅W1 を厚さTより大きくしており、その幅W1
の大きさによって、駆動コイル16の通電に必要な断面
積を確保でき、その分、厚さTを小さくできるので、こ
れにより、駆動コイル16間のスペースを広く確保で
き、消弧装置13のグリッド板23の大きさ(幅)を大
きくすることができる。よって、アークA11をグリッド
板23で冷却する冷却効果を更に向上させ得るものであ
り、もって、消弧性能を一層向上させることができる。
【0022】又、消弧装置13の支持絶縁物22は消弧
性の樹脂により形成しており、これによっても消弧性能
を向上させることができる。なお、先端部を、接点の両
側位置に、又はそれよりも負荷側端子方向の位置に配置
する消弧装置13のグリッド板23は、少なくとも接点
間に発生するアークA11と対応する位置のグリッド板2
3であれば良く、それ以外のグリッド板23はそれより
も小さいものであっても良い。
性の樹脂により形成しており、これによっても消弧性能
を向上させることができる。なお、先端部を、接点の両
側位置に、又はそれよりも負荷側端子方向の位置に配置
する消弧装置13のグリッド板23は、少なくとも接点
間に発生するアークA11と対応する位置のグリッド板2
3であれば良く、それ以外のグリッド板23はそれより
も小さいものであっても良い。
【0023】以上に対して、図8は本発明の第2実施例
を示すもので、以下、第1実施例と相違する点のみを述
べる。このものの場合、前述の駆動コイル16に代えて
用いる駆動コイル31の高さを可動接触子12の全開離
時の位置より低く設定し、それより上方のグリッド板3
2の幅を下方のグリッド板23の幅より大きくしてい
る。
を示すもので、以下、第1実施例と相違する点のみを述
べる。このものの場合、前述の駆動コイル16に代えて
用いる駆動コイル31の高さを可動接触子12の全開離
時の位置より低く設定し、それより上方のグリッド板3
2の幅を下方のグリッド板23の幅より大きくしてい
る。
【0024】これにより、駆動コイル31に流れる電流
による磁界を固定接点19周りに集中させて発生させる
ことができ、これによってアークを発生初期でより有効
に駆動することができる。又、この場合、上方のグリッ
ド板32の幅を下方のグリッド板23の幅より大きくし
た分、アークについての冷却効果を増すことができ、総
じて、消弧性能を一層向上させることができる。なお、
この場合、グリッド板23,32の幅の違いに合わせ
て、それらを支持する支持絶縁物も、下部より上部が間
隔が広くなる段部33aを有する支持絶縁物33を用い
ている。又、この場合、駆動コイル31は支持絶縁物3
3の下部の外側に位置するものである。
による磁界を固定接点19周りに集中させて発生させる
ことができ、これによってアークを発生初期でより有効
に駆動することができる。又、この場合、上方のグリッ
ド板32の幅を下方のグリッド板23の幅より大きくし
た分、アークについての冷却効果を増すことができ、総
じて、消弧性能を一層向上させることができる。なお、
この場合、グリッド板23,32の幅の違いに合わせ
て、それらを支持する支持絶縁物も、下部より上部が間
隔が広くなる段部33aを有する支持絶縁物33を用い
ている。又、この場合、駆動コイル31は支持絶縁物3
3の下部の外側に位置するものである。
【0025】図9は本発明の第3実施例を示すもので、
これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べる。こ
のものの場合、グリッド板23,32を可動接点21の
移動軌跡とほゞ直角に配置している。これにより、磁束
が電流の周りに直角に生じることに沿い、接点間に発生
したアークによる磁束をグリッド板23,32に効率良
く生じさせ得るから、アーク駆動力を増すことができ、
消弧性能を一層向上させることができる。
これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べる。こ
のものの場合、グリッド板23,32を可動接点21の
移動軌跡とほゞ直角に配置している。これにより、磁束
が電流の周りに直角に生じることに沿い、接点間に発生
したアークによる磁束をグリッド板23,32に効率良
く生じさせ得るから、アーク駆動力を増すことができ、
消弧性能を一層向上させることができる。
【0026】なお、この可動接点21の移動軌跡とほゞ
直角に配置するグリッド板23,32も、少なくとも接
点間に発生するアークと対応する位置のグリッド板2
3,32であれば良く、それ以外のグリッド板23,3
2は可動接点21の移動軌跡とほゞ直角に配置されてい
なくても良い。
直角に配置するグリッド板23,32も、少なくとも接
点間に発生するアークと対応する位置のグリッド板2
3,32であれば良く、それ以外のグリッド板23,3
2は可動接点21の移動軌跡とほゞ直角に配置されてい
なくても良い。
【0027】図10は本発明の第4実施例を示すもの
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、前述の駆動コイル16に代えて用
いる駆動コイル41の上部41aとその近辺のグリッド
板23,32とをほゞ平行に(ほゞ同角度で)設けてい
る。これにより、駆動コイル41の上部41a近辺のグ
リッド板23,32を、駆動コイル41の上部41aの
角度にかかわりなく充分に大きくすることができ、その
分、アークについての冷却効果を増すことができるの
で、やはり消弧性能を一層向上させることができる。
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、前述の駆動コイル16に代えて用
いる駆動コイル41の上部41aとその近辺のグリッド
板23,32とをほゞ平行に(ほゞ同角度で)設けてい
る。これにより、駆動コイル41の上部41a近辺のグ
リッド板23,32を、駆動コイル41の上部41aの
角度にかかわりなく充分に大きくすることができ、その
分、アークについての冷却効果を増すことができるの
で、やはり消弧性能を一層向上させることができる。
【0028】図11及び図12は本発明の第5実施例を
示すもので、これも以下、第1実施例と相違する点のみ
を述べる。このものの場合、前述の駆動コイル16に代
えて用いる駆動コイル51の上部51aを接点側に折曲
している。これにより、接点間に発生したアークの経路
に、駆動コイル51に流れる電流の経路が近付き、その
電流による磁束がアークに密度高く作用するから、アー
ク駆動力が増大する。
示すもので、これも以下、第1実施例と相違する点のみ
を述べる。このものの場合、前述の駆動コイル16に代
えて用いる駆動コイル51の上部51aを接点側に折曲
している。これにより、接点間に発生したアークの経路
に、駆動コイル51に流れる電流の経路が近付き、その
電流による磁束がアークに密度高く作用するから、アー
ク駆動力が増大する。
【0029】又、この場合、駆動コイル51の上部51
aが可動接触子12の上方に位置して、それと同方向に
電流が流れるため、それらの間には吸引力が働く。よっ
て、異常電流が流れれば、その吸引力により可動接触子
12が固定接触子11から素早く開離し、アークの延び
るのが速くなるので、やはり消弧性能を一層向上させる
ことができる。
aが可動接触子12の上方に位置して、それと同方向に
電流が流れるため、それらの間には吸引力が働く。よっ
て、異常電流が流れれば、その吸引力により可動接触子
12が固定接触子11から素早く開離し、アークの延び
るのが速くなるので、やはり消弧性能を一層向上させる
ことができる。
【0030】なお、このものの場合、図12に示すよう
に、駆動コイル51には専用の絶縁物52を設けて上部
51aまでを覆い、可動接触子12との間の絶縁をして
いる。又、駆動コイル51は、その高さを前記第2実施
例同様に可動接触子12の全開離時の位置より低く設定
しており、これによって、やはり第2実施例同様に駆動
コイル51より上方のグリッド板32の幅を下方のグリ
ッド板23の幅より大きくしているが、更に、それらの
グリッド板23,32を別個の支持絶縁物53,54に
より支持し、そのうちのグリッド板23を支持絶縁物5
3と共に駆動コイル51の上部51aより下方の部分に
挿入配設している。従って、このものの場合、駆動コイ
ル31は下方の支持絶縁物53の外側に位置するもので
ある。
に、駆動コイル51には専用の絶縁物52を設けて上部
51aまでを覆い、可動接触子12との間の絶縁をして
いる。又、駆動コイル51は、その高さを前記第2実施
例同様に可動接触子12の全開離時の位置より低く設定
しており、これによって、やはり第2実施例同様に駆動
コイル51より上方のグリッド板32の幅を下方のグリ
ッド板23の幅より大きくしているが、更に、それらの
グリッド板23,32を別個の支持絶縁物53,54に
より支持し、そのうちのグリッド板23を支持絶縁物5
3と共に駆動コイル51の上部51aより下方の部分に
挿入配設している。従って、このものの場合、駆動コイ
ル31は下方の支持絶縁物53の外側に位置するもので
ある。
【0031】図13は本発明の第6実施例を示すもの
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、前述の駆動コイル16に代えて用
いる駆動コイル61の上部61aを、接点側に、下部と
ほゞ平行に折曲している。これにより、第5実施例同様
の作用効果が得られる上に、グリッド板23を支持絶縁
物53と共に、可動接触子12側(図では右側)から、
駆動コイル61の上部61aより下方の部分に挿入配置
することが、上記第5実施例のものより容易となり、組
立性を良くできるという一層の効果が得られる。
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、前述の駆動コイル16に代えて用
いる駆動コイル61の上部61aを、接点側に、下部と
ほゞ平行に折曲している。これにより、第5実施例同様
の作用効果が得られる上に、グリッド板23を支持絶縁
物53と共に、可動接触子12側(図では右側)から、
駆動コイル61の上部61aより下方の部分に挿入配置
することが、上記第5実施例のものより容易となり、組
立性を良くできるという一層の効果が得られる。
【0032】又、この場合、駆動コイル61の上部61
aより下方の部分は接点寄りの部分であって、そこに挿
入配置するグリッド板23の枚数を上記第5実施例のも
のより多くすることもできるから、アークについての冷
却効果を増すことができて、やはり消弧性能を一層向上
させることができる。
aより下方の部分は接点寄りの部分であって、そこに挿
入配置するグリッド板23の枚数を上記第5実施例のも
のより多くすることもできるから、アークについての冷
却効果を増すことができて、やはり消弧性能を一層向上
させることができる。
【0033】図14は本発明の第7実施例を示すもの
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、前述の駆動コイル51又は上述の
駆動コイル61同様に、上部71aを接点側に折曲した
駆動コイル71を用いており、これに対して、上方のグ
リッド板32を支持する上方の支持絶縁物72と、下方
のグリッド板23を支持する下方の支持絶縁物73に
は、それぞれ延長部72a,73aを形成して、これら
により駆動コイル71の上部71aまでを覆っている。
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、前述の駆動コイル51又は上述の
駆動コイル61同様に、上部71aを接点側に折曲した
駆動コイル71を用いており、これに対して、上方のグ
リッド板32を支持する上方の支持絶縁物72と、下方
のグリッド板23を支持する下方の支持絶縁物73に
は、それぞれ延長部72a,73aを形成して、これら
により駆動コイル71の上部71aまでを覆っている。
【0034】これにより、やはり第5実施例又は第6実
施例同様の作用効果が得られる上に、駆動コイル71の
上部71aまでを覆うのに、第5実施例の絶縁物52の
ような別個の絶縁物を必要とせず、その分、使用部品点
数を削減できるものであり、組立ても容易ならしめ得る
という一層の効果が得られる。
施例同様の作用効果が得られる上に、駆動コイル71の
上部71aまでを覆うのに、第5実施例の絶縁物52の
ような別個の絶縁物を必要とせず、その分、使用部品点
数を削減できるものであり、組立ても容易ならしめ得る
という一層の効果が得られる。
【0035】図15は本発明の第8実施例を示すもの
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、上部71aを接点側に折曲した駆
動コイル71に対して、上方のグリッド板32を支持す
る上方の支持絶縁物81と、下方のグリッド板23を支
持する下方の支持絶縁物82とを一体に形成し、これら
によって駆動コイル71の上部71aまでを覆ってい
る。
で、これも以下、第1実施例と相違する点のみを述べ
る。このものの場合、上部71aを接点側に折曲した駆
動コイル71に対して、上方のグリッド板32を支持す
る上方の支持絶縁物81と、下方のグリッド板23を支
持する下方の支持絶縁物82とを一体に形成し、これら
によって駆動コイル71の上部71aまでを覆ってい
る。
【0036】これにより、第7実施例以上の使用部品点
数の削減、組立ての容易化を達成でき、加えて、両支持
絶縁物81,82間の組立ての誤りによる絶縁不良の問
題等の発生もなくすことができて、品質を向上させるこ
とができる。更に、この場合、支持絶縁物81,82間
には、第7実施例の支持絶縁物72,73の延長部72
a,73aのような重なり部分が生じないため、その
分、接点間に発生したアークの経路に、駆動コイル71
に流れる電流の経路を更に近付けることができ、その電
流による磁束がアークに一層密度高く作用するから、ア
ーク駆動力を更に増大させることができ、消弧性能を一
層向上させることができる。
数の削減、組立ての容易化を達成でき、加えて、両支持
絶縁物81,82間の組立ての誤りによる絶縁不良の問
題等の発生もなくすことができて、品質を向上させるこ
とができる。更に、この場合、支持絶縁物81,82間
には、第7実施例の支持絶縁物72,73の延長部72
a,73aのような重なり部分が生じないため、その
分、接点間に発生したアークの経路に、駆動コイル71
に流れる電流の経路を更に近付けることができ、その電
流による磁束がアークに一層密度高く作用するから、ア
ーク駆動力を更に増大させることができ、消弧性能を一
層向上させることができる。
【0037】図16及び図17は本発明の第9実施例を
示すもので、これも以下、第1実施例と相違する点のみ
を述べる。このものの場合、前述の固定接触子11に代
えて用いる固定接触子91において、固定接点部分であ
る固定接点板92を、駆動コイル93と別体で形成して
軸95により上下に回動可能に枢着すると共に、可撓性
ある導体96により、これら固定接点板92と駆動コイ
ル93とを接続している。又、この固定接点板92の固
定接点97側端部とケース内に設けたばね座98との間
には、弾性体である圧縮コイルスプリング99を介在さ
せて、固定接点板92を可動接点21側とは反対の下方
に移動可能に弾性支持している。
示すもので、これも以下、第1実施例と相違する点のみ
を述べる。このものの場合、前述の固定接触子11に代
えて用いる固定接触子91において、固定接点部分であ
る固定接点板92を、駆動コイル93と別体で形成して
軸95により上下に回動可能に枢着すると共に、可撓性
ある導体96により、これら固定接点板92と駆動コイ
ル93とを接続している。又、この固定接点板92の固
定接点97側端部とケース内に設けたばね座98との間
には、弾性体である圧縮コイルスプリング99を介在さ
せて、固定接点板92を可動接点21側とは反対の下方
に移動可能に弾性支持している。
【0038】なお、圧縮コイルスプリング99は固定接
点板92を可動接点21側に付勢する力を有するもの
で、それに対し、消弧装置13内には、固定接点板92
の可動接点21側への移動を一定に規制するストッパ1
00を設けている。
点板92を可動接点21側に付勢する力を有するもの
で、それに対し、消弧装置13内には、固定接点板92
の可動接点21側への移動を一定に規制するストッパ1
00を設けている。
【0039】これにより、異常電流が流れて反発力によ
り可動接触子12が固定接触子91から開離するとき、
固定接点板92が圧縮コイルスプリング99を圧縮して
下方(反可動接点21側)に移動(回動)するため、第
1実施例のものより速く接点間が開放し、その開放距離
も大きくなる。よって、接点間に発生するアークの引延
ばしが速くなると共に引延ばし距離も大きくなり、これ
らによって、消弧性能を一層向上させることができる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にの
み限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得る。
り可動接触子12が固定接触子91から開離するとき、
固定接点板92が圧縮コイルスプリング99を圧縮して
下方(反可動接点21側)に移動(回動)するため、第
1実施例のものより速く接点間が開放し、その開放距離
も大きくなる。よって、接点間に発生するアークの引延
ばしが速くなると共に引延ばし距離も大きくなり、これ
らによって、消弧性能を一層向上させることができる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にの
み限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得る。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の回路遮断器によれば、
遮断時に接点間に発生するアークを消弧装置の奥側に駆
動する駆動コイルを具えたものにおいて、そのアークに
作用する磁束の密度を充分に大きくし得て、アーク駆動
力を向上させ、併せてアークの冷却効果をも向上させ得
て、消弧性能を充分に向上させることができる。
下記の効果を奏する。請求項1の回路遮断器によれば、
遮断時に接点間に発生するアークを消弧装置の奥側に駆
動する駆動コイルを具えたものにおいて、そのアークに
作用する磁束の密度を充分に大きくし得て、アーク駆動
力を向上させ、併せてアークの冷却効果をも向上させ得
て、消弧性能を充分に向上させることができる。
【0041】請求項2の回路遮断器によれば、駆動コイ
ルに流れる電流による磁界を固定接点周りに集中させて
発生させることができ、アークを発生初期でより有効に
駆動することができる。又、アークについての冷却効果
を増すこともでき、総じて、消弧性能を一層向上させる
ことができる。
ルに流れる電流による磁界を固定接点周りに集中させて
発生させることができ、アークを発生初期でより有効に
駆動することができる。又、アークについての冷却効果
を増すこともでき、総じて、消弧性能を一層向上させる
ことができる。
【0042】請求項3の回路遮断器によれば、接点間に
発生したアークによる磁束を消弧装置のグリッド板に効
率良く生じさせ得て、アーク駆動力を増すことができ、
消弧性能を一層向上させることができる。請求項4の回
路遮断器によれば、駆動コイルの上部近辺のグリッド板
を、駆動コイルの上部の角度にかかわりなく充分に大き
くすることができて、アークについての冷却効果を増す
ことができ、消弧性能を一層向上させることができる。
発生したアークによる磁束を消弧装置のグリッド板に効
率良く生じさせ得て、アーク駆動力を増すことができ、
消弧性能を一層向上させることができる。請求項4の回
路遮断器によれば、駆動コイルの上部近辺のグリッド板
を、駆動コイルの上部の角度にかかわりなく充分に大き
くすることができて、アークについての冷却効果を増す
ことができ、消弧性能を一層向上させることができる。
【0043】請求項5の回路遮断器によれば、接点間に
発生したアークの経路に、駆動コイルに流れる電流の経
路を近付けることができて、その電流による磁束をアー
クに密度高く作用させ得、アーク駆動力を増大させるこ
とができる。又、この場合、駆動コイルと可動接触子と
の間には吸引力が働き、この吸引力によって可動接触子
が固定接触子から素早く開離されるから、アークの延び
るのが速くなって、消弧性能を一層向上させることがで
きる。
発生したアークの経路に、駆動コイルに流れる電流の経
路を近付けることができて、その電流による磁束をアー
クに密度高く作用させ得、アーク駆動力を増大させるこ
とができる。又、この場合、駆動コイルと可動接触子と
の間には吸引力が働き、この吸引力によって可動接触子
が固定接触子から素早く開離されるから、アークの延び
るのが速くなって、消弧性能を一層向上させることがで
きる。
【0044】請求項6の回路遮断器によれば、請求項5
の回路遮断器同様の作用効果が得られる上に、グリッド
板の挿入配置が容易となり、組立性を良くすることがで
きる。又、この場合、接点寄りの部分に挿入配置するグ
リッド板の枚数を多くできることにより、アークについ
ての冷却効果を増すことができて、消弧性能を一層向上
させることができる。
の回路遮断器同様の作用効果が得られる上に、グリッド
板の挿入配置が容易となり、組立性を良くすることがで
きる。又、この場合、接点寄りの部分に挿入配置するグ
リッド板の枚数を多くできることにより、アークについ
ての冷却効果を増すことができて、消弧性能を一層向上
させることができる。
【0045】請求項7の回路遮断器によれば、請求項5
又は請求項6の回路遮断器同様の作用効果が得られる上
に、使用部品点数の削減ができ、組立ても容易ならしめ
ることができる。
又は請求項6の回路遮断器同様の作用効果が得られる上
に、使用部品点数の削減ができ、組立ても容易ならしめ
ることができる。
【0046】請求項8の回路遮断器によれば、請求項7
の回路遮断器以上の使用部品点数の削減、組立ての容易
化を達成でき、加えて、支持絶縁物間の組立ての誤りに
よる絶縁不良の問題等の発生もなくすことができて、品
質を向上させることができる。更に、この場合、接点間
に発生したアークの経路に、駆動コイルに流れる電流の
経路を更に近付けることができて、アーク駆動力を更に
増大させることができ、消弧性能を一層向上させること
ができる。
の回路遮断器以上の使用部品点数の削減、組立ての容易
化を達成でき、加えて、支持絶縁物間の組立ての誤りに
よる絶縁不良の問題等の発生もなくすことができて、品
質を向上させることができる。更に、この場合、接点間
に発生したアークの経路に、駆動コイルに流れる電流の
経路を更に近付けることができて、アーク駆動力を更に
増大させることができ、消弧性能を一層向上させること
ができる。
【0047】請求項9の回路遮断器によれば、接点間に
発生するアークの引延ばしを速くできると共に、引延ば
し距離も大きくできて、消弧性能を一層向上させること
ができる。請求項10の回路遮断器によれば、グリッド
板の大きさを大きくすることができて、アークをグリッ
ド板で冷却する冷却効果を更に向上させ得、消弧性能を
一層向上させることができる。
発生するアークの引延ばしを速くできると共に、引延ば
し距離も大きくできて、消弧性能を一層向上させること
ができる。請求項10の回路遮断器によれば、グリッド
板の大きさを大きくすることができて、アークをグリッ
ド板で冷却する冷却効果を更に向上させ得、消弧性能を
一層向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の平面図
【図2】主要部分の側面図
【図3】主要部品の斜視図
【図4】作用説明のための主要部分の側面図
【図5】作用説明のための主要部分の縦断面図
【図6】作用説明のための主要部分の横断面図(磁束分
布図)
布図)
【図7】効果説明のための図
【図8】本発明の第2実施例を示す主要部分の破断斜視
図
図
【図9】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【図11】本発明の第5実施例を示す図3相当図
【図12】主要部分の正面図
【図13】本発明の第6実施例を示す図3相当図
【図14】本発明の第7実施例を示す図12相当図
【図15】本発明の第8実施例を示す図12相当図
【図16】本発明の第9実施例を示す図12相当図
【図17】図2相当図
【図18】従来例を示す図2相当図
【図19】図6相当図
11は固定接触子、12は可動接触子、13は消弧装
置、14は電源側端子部、15は固定接点板、16は駆
動コイル、19は固定接点、Tは駆動コイルの厚さ、W
1 は駆動コイルの幅、21は可動接点、22は支持絶縁
物、23はグリッド板、23aはグリッド板の負荷側端
子方向に延びた部分、31は駆動コイル、32はグリッ
ド板、33は支持絶縁物、41は駆動コイル、41aは
駆動コイルの上部、51は駆動コイル、51aは駆動コ
イルの上部、52,53は支持絶縁物、61は駆動コイ
ル、61aは駆動コイルの上部、71は駆動コイル、7
1aは駆動コイルの上部、72,73は支持絶縁物、7
2a,73aは支持絶縁物の延長部、81,82は支持
絶縁物、91は固定接触子、92は固定接点板(固定接
点部分)、93は駆動コイル、95は軸、96は導体、
97は固定接点、99は圧縮コイルスプリング(弾性
体)を示す。
置、14は電源側端子部、15は固定接点板、16は駆
動コイル、19は固定接点、Tは駆動コイルの厚さ、W
1 は駆動コイルの幅、21は可動接点、22は支持絶縁
物、23はグリッド板、23aはグリッド板の負荷側端
子方向に延びた部分、31は駆動コイル、32はグリッ
ド板、33は支持絶縁物、41は駆動コイル、41aは
駆動コイルの上部、51は駆動コイル、51aは駆動コ
イルの上部、52,53は支持絶縁物、61は駆動コイ
ル、61aは駆動コイルの上部、71は駆動コイル、7
1aは駆動コイルの上部、72,73は支持絶縁物、7
2a,73aは支持絶縁物の延長部、81,82は支持
絶縁物、91は固定接触子、92は固定接点板(固定接
点部分)、93は駆動コイル、95は軸、96は導体、
97は固定接点、99は圧縮コイルスプリング(弾性
体)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染川 幸範 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 桑村 和男 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内
Claims (10)
- 【請求項1】 先端側に固定接点を有し、基端側に電源
側端子部を有する固定接触子と、 先端側に前記固定接点に接離される可動接点を有し、基
端側が負荷側端子に接続される可動接触子と、 前記電源側端子部と負荷側端子との間に異常電流が流れ
たときに、前記可動接触子を開離方向に移動させて接点
を開放するトリップ装置と、 前記固定接触子の両側を挟むように設けられた両支持絶
縁物間に、複数枚のグリッド板を前記可動接点の移動方
向に多段に配置して成る消弧装置と、 前記可動接触子の先端部に対応して前記両支持絶縁物の
外側に設けられ、前記両接点間に発生するアークを前記
消弧装置の奥側に駆動する駆動コイルとを具備し、 前記消弧装置のグリッド板のうち、少なくとも前記両接
点間に発生するアークと対応する位置のグリッド板のそ
れぞれ負荷側端子方向に延びた部分の先端部を、前記接
点の両側位置に、又はそれよりも負荷側端子方向の位置
に配置したことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項2】 駆動コイルの高さを可動接触子の全開離
時の位置より低く設定し、それより上方のグリッド板の
幅を下方のグリッド板の幅より大きくしたことを特徴と
する請求項1記載の回路遮断器。 - 【請求項3】 少なくとも前記両接点間に発生するアー
クと対応する位置のグリッド板を可動接点の移動軌跡と
ほゞ直角に配置したことを特徴とする請求項1記載の回
路遮断器。 - 【請求項4】 駆動コイルの上部とその近辺のグリッド
板とをほゞ平行に設けたことを特徴とする請求項1記載
の回路遮断器。 - 【請求項5】 駆動コイルの上部を接点側に折曲したこ
とを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。 - 【請求項6】 駆動コイルの上部を接点側に下部とほゞ
平行に折曲したことを特徴とする請求項1記載の回路遮
断器。 - 【請求項7】 上部を接点側に折曲した駆動コイルを、
消弧装置の上部支持絶縁物と下部支持絶縁物とで覆った
ことを特徴とする請求項5又は6記載の回路遮断器。 - 【請求項8】 消弧装置の上部支持絶縁物と下部支持絶
縁物とを一体に形成したことを特徴とする請求項7記載
の回路遮断器。 - 【請求項9】 固定接触子の固定接点部分を反可動接点
側に移動可能に弾性支持したことを特徴とする請求項1
記載の回路遮断器。 - 【請求項10】 駆動コイルの幅を厚さより大きくした
ことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17199397A JPH1125836A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17199397A JPH1125836A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 回路遮断器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1125836A true JPH1125836A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15933546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17199397A Pending JPH1125836A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1125836A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008112692A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 過電流保護装置 |
| JP2011070866A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器 |
| CN102456520A (zh) * | 2010-10-18 | 2012-05-16 | 三菱电机株式会社 | 电路断路器 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP17199397A patent/JPH1125836A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008112692A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 過電流保護装置 |
| JP2011070866A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Mitsubishi Electric Corp | 回路遮断器 |
| CN102456520A (zh) * | 2010-10-18 | 2012-05-16 | 三菱电机株式会社 | 电路断路器 |
| KR101232453B1 (ko) | 2010-10-18 | 2013-02-12 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
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Legal Events
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