JPH11258390A - 異常時協調制御システム - Google Patents

異常時協調制御システム

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JPH11258390A
JPH11258390A JP10066450A JP6645098A JPH11258390A JP H11258390 A JPH11258390 A JP H11258390A JP 10066450 A JP10066450 A JP 10066450A JP 6645098 A JP6645098 A JP 6645098A JP H11258390 A JPH11258390 A JP H11258390A
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JP
Japan
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flow rate
signal
flow
compensation
reactor
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Pending
Application number
JP10066450A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sakuma
均 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd Ibaraki
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP10066450A priority Critical patent/JPH11258390A/ja
Publication of JPH11258390A publication Critical patent/JPH11258390A/ja
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    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】給水ポンプの異常時に安定に運転を継続する。 【解決手段】任意の給水ポンプの異常による原子炉水位
変動を、他の健全な給水ポンプの流量調整により補償
し、制御棒位置の調整あるいは炉心流量の調整により抑
制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子力発
電プラントにおける原子炉給水流量を制御する原子炉給
水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、沸騰水型原子力発電プラントで
は、原子炉水位の調整を、給水ポンプにより原子炉圧力
容器に戻す冷却水の量を調整することによって行ってい
る。また、原子炉出力の調整を、制御棒駆動装置により
炉心内の制御棒の位置を調整することによって、あるい
は再循環ポンプモータの電源周波数を調整して再循環ポ
ンプ回転数を変化させ炉心冷却材の強制循環流量を調整
することによって行っている。
【0003】このうち原子炉水位の調整では、原子炉圧
力容器に原子炉水位検出器を設置し、また原子炉圧力容
器から蒸気タービンに蒸気を導く主蒸気管に主蒸気流量
検出器を設置し、更に復水器から原子炉圧力容器に冷却
水を導く給水配管に給水流量検出器を設置して、前記原
子炉水位検出器で検出した原子炉水位信号,前記主蒸気
流量検出器で検出した主蒸気流量信号及び前記給水流量
検出器で検出した給水流量信号を原子炉給水制御装置に
取り込み、この原子炉給水制御装置からの給水ポンプ流
量要求信号により、タービン駆動給水ポンプのタービン
回転数あるいは電動駆動給水ポンプの吐出側に設置した
給水流量調節弁の開度を調整して、原子炉水位が適切な
値になるように制御している。
【0004】また、原子炉出力の調整では、原子炉圧力
制御装置からの全蒸気流量信号と制御棒駆動装置からの
制御棒位置信号を自動出力調整装置に取り込んで、この
自動出力調整装置からの制御棒引抜/挿入指令により制
御棒駆動装置が制御棒位置を調整して、原子炉出力が目
標値になるように制御している。
【0005】更に、原子炉出力の調整では、原子炉圧力
容器に炉心流量検出器を設置し、この炉心流量検出器で
検出した炉心流量と自動出力調整装置からの負荷要求偏
差信号を再循環流量制御装置に取り込み、この再循環流
量制御装置からの制御信号により再循環ポンプモータの
電源周波数を可変周波数電源装置により変化させ、再循
環ポンプモータの回転数を調整して、原子炉出力が目標
値になるように制御している。
【0006】図4はこの従来の原子力発電プラントの構
成図である。原子炉圧力容器1内の炉心2で発生させた
蒸気を、主蒸気管3によって蒸気タービン5に導くよう
にしている。主蒸気管3には主蒸気管の主蒸気流量を検
出する主蒸気流量検出器4を設置しており、主蒸気流量
検出器4の主蒸気流量信号15を原子炉給水制御装置4
00に取り込んでいる。
【0007】また、復水器6内の冷却水を原子炉圧力容
器1に戻すために、給水配管12にはタービン駆動給水
ポンプ8,電動駆動給水ポンプ9及び給水流量検出器1
1を設けており、給水流量検出器11の給水流量信号1
6を原子炉給水制御装置400に取り込んでいる。更にそ
れぞれの給水ポンプにはその吸込流量を検出する吸込流
量検出器7を設けており、吸込流量検出器7の吸込流量
信号17を原子炉給水制御装置400に取り込んでい
る。
【0008】原子炉圧力容器1には原子炉水位検出器1
3を設置しており、原子炉水位検出器13の原子炉水位
信号18を原子炉給水制御装置400に取り込んでい
る。原子炉給水制御装置400に取り込んだ原子炉水位
信号18は、水位設定装置401の水位設定信号402と
比較器403にて比較され、水位偏差信号404として
水位制御装置405に入力される。水位制御装置405
は水位偏差信号404が制御動作により零になるように
比例積分微分演算(以下PID演算ということがあ
る)、上下限制限を行い、水位制御信号406として加
算器407へ出力する。
【0009】また原子炉給水制御装置400に取り込ん
だ主蒸気流量信号15と給水流量信号16は比較器40
8にて比較され、流量偏差信号409となる。流量偏差
信号409はミスマッチゲイン410を乗算され、補正
水位信号411として加算器407出力へされる。
【0010】加算器407は水位制御信号406と補正
水位信号411を加算し、補正水位制御信号412とし
て流量制御装置413に出力する。流量制御装置413
は補正水位制御信号412をPID演算,上下限制限を
行い、給水流量要求信号414としてタービン駆動給水ポ
ンプ8用の上下限制限器420及び電動駆動給水ポンプ
9用の上下限制限器421へ出力する。上下限制限器4
20及び上下限制限器421は給水流量要求信号414
の上下限制限を行い、この結果を比較器415へ出力す
る。
【0011】比較器415は上下限制限された給水流量
要求信号414と給水ポンプ毎に設けた吸込流量検出器
7の吸込流量信号17を比較し、タービン駆動給水ポン
プ8に対する給水ポンプ流量偏差信号416を流量調整
装置418へ出力する。あるいは電動駆動給水ポンプ9
の給水ポンプ流量偏差信号417を流量調整装置419
へ出力する。
【0012】タービン駆動給水ポンプ8の流量調整装置
418は給水ポンプ流量偏差信号416が制御動作によ
り零になるように演算したタービン回転数要求信号42
2をタービン駆動給水ポンプ8へ出力し、タービン駆動
給水ポンプ8はタービン回転数要求信号422と一致す
るように自己のタービン回転数を制御する。また電動駆
動給水ポンプ9の流量調整装置419は給水ポンプ流量
偏差信号417が制御動作により零になるように演算し
た流量調節弁開度要求信号423を電動駆動給水ポンプ
9の吐出側に設けた流量調節弁10に出力し、流量調節
弁10は流量調節弁開度要求信号423と一致するよう
に自己の流量調節弁開度を制御する。原子炉圧力容器1
には原子炉圧力検出器14を設置しており、原子炉圧力
検出器14の原子炉圧力信号19を原子炉圧力制御装置
100に取り込んでいる。原子炉圧力制御装置100に
取り込んだ原子炉圧力信号19は、圧力設定装置101の
圧力設定信号102と比較器103にて比較され、圧力
偏差信号104として圧力調整装置105に入力され
る。圧力調整装置105は圧力偏差信号104に基づき
全蒸気流量信号106を演算し、これを自動出力調整装
置200の比較器203及び比較器213に出力する。
【0013】自動出力調整装置200の比較器203
は、原子炉出力設定装置201の原子炉出力設定信号2
02と全蒸気流量信号106の差分である原子炉出力偏
差信号204を演算し、これを制御棒制御装置205に
出力する。制御棒制御装置205は原子炉出力偏差信号2
04及び制御棒駆動装置20の制御棒位置信号22を入
力し、制御棒駆動装置20へ制御棒操作(挿入/引抜)
指令206を出力する。制御棒駆動装置20は制御棒操
作(挿入/引抜)指令206に基づき制御棒21の位置
を調整している。
【0014】また、自動出力調整装置200の比較器2
09には、蒸気タービン5に連結した発電機23の発電
機出力信号24及び発電機出力設定装置207の発電機
出力設定信号208を入力しており、比較器209はこ
の差分である発電機出力偏差信号210を演算し、発電
機出力制御装置211に出力する。発電機出力制御装置
211は発電機出力偏差信号210が制御動作により零
になるように比例積分制御を行うとともに、発電機出力
設定信号208を入力して積分制御し、これらを加え合
わせた原子炉出力設定信号212を演算して、これを比
較器213に出力する。比較器213は原子炉出力設定
信号212と全蒸気流量信号106の差分である負荷要
求偏差信号214を演算して、これを原子炉再循環流量
制御装置300の出力制御装置301に出力する。
【0015】原子炉再循環流量制御装置300の出力制
御装置301は、負荷要求偏差信号214が零となるよ
うに比例積分微分演算(以下PID演算ということがあ
る)、変化率制限及び上下限制限を行い、これを炉心流
量要求信号302として比較器303に出力する。比較
器303は、炉心流量要求信号302と炉心流量検出器
25の炉心流量信号26との差分である炉心流量偏差信
号304を演算し、これを流量制御装置305に出力す
る。流量制御装置305は、炉心流量偏差信号304が
制御動作により零になるようにPID演算,変化率制限
及び上下限制限を行い、速度設定信号306を可変周波
数電源装置27に出力する。可変周波数電源装置27
は、再循環ポンプモーター28の電源周波数が速度設定
信号306に一致するように制御し、これに伴い再循環
ポンプ29の速度を制御する。
【0016】この従来の原子力発電プラントにおいて、
例えば、2台のタービン駆動給水ポンプが運転中でかつ
2台の電動駆動給水ポンプが待機中である場合に、1台
のタービン駆動給水ポンプ8の流量が減少する故障が発
生した場合には、原子炉給水流量が減少し、原子炉水位
が低下する。このため原子炉水位信号18が減少し、水
位制御信号406が増加する。
【0017】一方給水流量信号16が減少し、補正水位
信号411が増加する。これに伴い補正水位制御信号4
12が増加して、流量制御装置413のPID演算によ
り給水流量要求信号414が増加し、給水ポンプ流量偏
差信号416も増加する。流量調整装置418は、給水
ポンプ流量偏差信号416が制御動作により零になるよ
うにタービン駆動給水ポンプ8の流量を増加させるよう
に制御する。
【0018】故障した給水ポンプの流量変化が比較的小
さい減少の場合には、原子炉水位が低下して原子炉水位
低スクラムに至る前に、健全側の給水ポンプ流量増加に
より補償され、原子炉給水流量の減少が回復するため、
原子炉水位低下は抑制されその後一定になるように制御
されるので、原子炉運転は継続される。
【0019】以上は故障した給水ポンプの流量変化が比
較的小さい減少の場合の例であるが、給水ポンプの流量
変化が比較的小さい増加の故障の場合でも、健全側の給
水ポンプの流量減少により補償され、原子炉給水流量の
増加が回復するため、原子炉水位上昇は抑制されその後
一定になるように制御されるので、原子炉運転は継続さ
れる。
【0020】また、例えば、2台のタービン駆動給水ポ
ンプが運転中でかつ2台の電動駆動給水ポンプが待機中
である場合に、1台のタービン駆動給水ポンプ8に流量
変化が大きい故障が発生した場合には、タービン駆動給
水ポンプ8にはタービン回転数要求信号422と自己の
タービン回転数の偏差が大きい場合に自己トリップさせ
る機能を有しているため当該故障ポンプは自動トリップ
し、これに伴い待機中の2台の電動駆動給水ポンプが自
動起動する。この場合、当該故障ポンプのトリップ直後
には、原子炉給水流量が減少し、原子炉水位が低下する
が、待機中の2台の電動駆動給水ポンプの自動起動によ
り、原子炉給水流量の減少は回復し、原子炉水位低下は
抑制されその後一定になるように制御されるので、原子
炉運転は継続される。
【0021】このような給水ポンプ故障時に、当該故障
ポンプを自動トリップし待機中の給水ポンプを自動起動
する従来技術としては、例えば特開平6−229507 号があ
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の原子炉給水制御
システムにおいて、例えば、2台のタービン駆動給水ポ
ンプが運転中でかつ2台の電動駆動給水ポンプが待機中
である場合に、1台のタービン駆動給水ポンプ8に比較
的流量変化が大きい故障が発生しかつ当該故障ポンプが
トリップしない場合、原子炉給水流量が減少し、原子炉
水位が低下する。これに伴い原子炉水位信号18が減少
し、水位制御信号406が増加する。一方給水流量信号
16が減少し、補正水位信号411が増加する。
【0023】このため補正水位制御信号412が増加し
て、流量制御装置413のPID演算により給水流量要
求信号414が増加し、給水ポンプ流量偏差信号416
も増加する。流量調整装置418は、給水ポンプ流量偏
差信号416が制御動作により零になるようにタービン
駆動給水ポンプ8の流量を増加させるように制御する。
【0024】このプラントの応答において、原子炉給水
流量が原子炉水位の変化に現れるまでにはプラント自体
の持つ積分的遅れ要素が存在する。また、水位制御装置
405及び流量制御装置413は制御要素に積分要素を含
むため、制御の遅れ要素が存在する。更に、給水流量と
主蒸気流量の偏差(以下ミスマッチ流量ということがあ
る)の積分値が原子炉水位低下に影響するが、故障した
給水ポンプの流量減少が大きいと、故障した給水ポンプ
を含む全給水ポンプの流量が制御により増加して一定で
ある主蒸気流量に到達するまでのミスマッチ流量が大き
くなり、従って水位低下幅も大きくなるという関係があ
る。
【0025】このため、故障した給水ポンプの流量変化
が比較的大きい減少の場合には、これらの遅れ要素のた
めに故障側給水ポンプの流量減少に対して健全側給水ポ
ンプの流量増加が遅れ、更にミスマッチ流量が大きくな
るので、原子炉水位は更に低下して運転継続ができない
可能性がある。
【0026】以上は故障した給水ポンプの流量変化が比
較的大きくかつ当該故障ポンプがトリップしない場合の
例であるが、給水ポンプの流量変化が比較的大きい増加
の故障でかつ当該故障ポンプがトリップしない場合で
も、健全側の給水ポンプの流量減少による補償が遅れる
可能性がある。
【0027】本発明の目的は、上記課題に鑑み、任意の
給水ポンプに異常が生じ、当該故障ポンプがトリップし
ないような場合にも安定に運転継続できる異常時協調制
御システムを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的は、任意の給水
ポンプの吸込流量17と給水ポンプ流量要求信号414に
偏差が生じた場合に、プラント及び制御の遅れ要素が存
在する給水ポンプ流量要求信号414の変化を待たず
に、この流量偏差分を他の健全な全ての給水ポンプの流
量で速やかに補償するように、個々の給水ポンプに対す
る流量要求信号414を調整することによって達成され
る。
【0029】また、上記目的は、任意の給水ポンプの吸
込流量17と給水ポンプ流量要求信号414に偏差が生
じた場合に、主蒸気流量を給水能力にあわせ変化させて
ミスマッチ流量を小さくし原子炉水位変化を抑制するよ
うに、制御棒21の位置を調整することによって達成さ
れる。
【0030】また、上記目的は、任意の給水ポンプの吸
込流量17と給水ポンプ流量要求信号414に偏差が生
じた場合に、主蒸気流量を給水能力にあわせ変化させて
ミスマッチ流量を小さくし原子炉水位変化を抑制するよ
うに、再循環ポンプ29の回転数を変化させ炉心流量を
調整することによって達成される。
【0031】即ち、任意の給水ポンプの吸込流量17と
給水ポンプ流量要求信号414に偏差が生じた場合に、
この流量偏差分を他の健全な全ての給水ポンプの流量で
速やかに補償し、原子炉給水流量あるいは原子炉水位の
変化を抑制するので、安定な運転継続が可能である。
【0032】また、任意の給水ポンプの吸込流量17と
給水ポンプ流量要求信号414に偏差が生じた場合に、
この流量偏差に応じて制御棒21の位置を調整して主蒸
気流量を給水流量に近づけるように制御し、ミスマッチ
流量を小さくして原子炉水位変化を抑制するので、安定
な運転継続が可能である。
【0033】また、任意の給水ポンプの吸込流量17と
給水ポンプ流量要求信号414に偏差が生じた場合に、
この流量偏差に応じて再循環ポンプ29の回転数を変化
させ炉心流量を調整して主蒸気流量を給水流量に近づけ
るように制御し、ミスマッチ流量を小さくして原子炉水
位変化を抑制するので、安定な運転継続が可能である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図で
ある。
【0035】給水ポンプ1,給水ポンプ2,給水ポンプ
3及び給水ポンプ4に対して、それぞれ給水ポンプ1流
量補償制御装置500,給水ポンプ2流量補償制御装
置,給水ポンプ3流量補償制御装置及び給水ポンプ4流
量補償制御装置を設けている。ただし、ポンプ1流量補
償制御装置500と同様の機能を有する給水ポンプ2流
量補償制御装置,給水ポンプ3流量補償制御装置及び給
水ポンプ4流量補償制御装置は図1に表記していない。
以下では給水ポンプ1流量補償制御装置500で代表さ
せて説明する。
【0036】図2は本発明の一実施例を示す給水ポンプ
1流量補償制御装置500内の構成図である。
【0037】比較器531は、給水ポンプ流量要求信号
414と給水ポンプ1の吸込流量信号17を比較し、こ
の差分を給水ポンプ1流量偏差信号532として、警報
判定装置548,切替判定装置543及びPID演算器
533に出力する。
【0038】警報判定装置547は、給水ポンプ1流量
偏差信号532の絶対値が警報設定装置546からの警
報設定信号547を越えた場合に、警報指令551を判
定器549に出力する。判定器549は給水ポンプ1運
転中検出信号550が真の場合にのみ警報指令551を
給水ポンプ1警報装置552に出力する。
【0039】切替判定装置543は、給水ポンプ1流量
偏差信号532の絶対値が切替設定装置541からの切
替設定信号542を越えた場合に、切替指令545を判
定器544に出力する。判定器544は給水ポンプ1運
転中検出信号550が真の場合にのみ切替指令545を
給水ポンプ1警報装置552及び切替装置539に出力
する。
【0040】PID演算器533は給水ポンプ1流量偏
差信号532が制御動作により零になるようにPID演
算し、更に原子炉定格給水流量に対する給水ポンプ1定
格流量の比を乗じて、この結果を給水ポンプ1流量補償
要求534として上下限制限器535へ出力する。上下
限制限器535は給水ポンプ1流量補償要求534の上
下限を制限し、これを給水ポンプ1流量補償信号536
として切替装置539に出力する。
【0041】切替装置539は通常、給水ポンプ1流量
補償制御信号501として零信号発生器537からの零
信号538を選択しているが、切替判定装置543から
切替指令545が出力された場合には、給水ポンプ1流
量補償信号536に切り替わる。切替装置539は、こ
の給水ポンプ1流量補償制御信号501を、図1の給水
流量補償加算器529及び当該給水ポンプ1以外への流
量補償信号として、給水ポンプ2流量補償要求加算器5
06,給水ポンプ3流量補償要求加算器507,給水ポ
ンプ4流量補償要求加算器508に出力する。
【0042】以上の図2の給水ポンプ1流量補償制御装
置500の構成は、図1に表記していない給水ポンプ2
流量補償制御装置,給水ポンプ3流量補償制御装置及び
給水ポンプ4流量補償制御装置についても同様であり、
それぞれの流量補償制御信号は給水ポンプ2流量補償制
御信号502,給水ポンプ3流量補償制御信号503,
給水ポンプ4流量補償制御信号504である。
【0043】図1の給水ポンプ2の流量補償要求加算器
506は、当該給水ポンプ2以外の流量補償信号である
給水ポンプ1流量補償信号501,給水ポンプ3流量補
償信号503及び給水ポンプ4流量補償信号504を加
算し、この結果を給水ポンプ2流量補償要求信号510
として、ゲイン演算器514に出力する。
【0044】ゲイン演算器514は給水ポンプ2流量補
償要求信号510に、給水ポンプ2定格流量に対する原
子炉定格給水流量の比を乗じて、この結果を給水ポンプ
2流量補償指令信号518として給水ポンプ2流量補償
加算器522へ出力する。
【0045】給水ポンプ2流量補償加算器522は給水
ポンプ流量要求信号414と給水ポンプ2流量補償指令
信号518を加算し、この結果を給水ポンプ2流量補正
信号526として上下限制限器420に出力する。上下
限制限器420は給水ポンプ2流量補正信号526の上
下限制限を行い、この結果を比較器415へ出力する。
【0046】比較器415は上下限制限された給水ポン
プ2流量補正信号526と給水ポンプ毎に設けた吸込流
量検出器7の吸込流量信号17を比較し、タービン駆動
給水ポンプ8に対する給水ポンプ2流量偏差信号416
を給水ポンプ2流量調整装置418へ出力する。給水ポ
ンプ2流量調整装置418は給水ポンプ流量偏差信号4
16が制御動作により零になるように演算したタービン
回転数要求信号422をタービン駆動給水ポンプ8へ出
力し、タービン駆動給水ポンプ8はタービン回転数要求
信号422と一致するように自己のタービン回転数を制
御する。
【0047】以上は給水ポンプ1流量補償信号501が
給水ポンプ2についての流量補正に係わる構成について
のみ記したが、これは他の給水ポンプの流量補正につい
ても同様である。
【0048】一方、給水流量補償加算器529は給水ポ
ンプ1流量補償制御装置500からの給水ポンプ1流量
補償信号501,給水ポンプ2流量補償制御装置526
からの給水ポンプ2流量補償信号502,給水ポンプ3
流量補償制御装置からの給水ポンプ3流量補償信号50
3及び給水ポンプ4流量補償制御装置からの給水ポンプ
4流量補償信号504を取り込み、これらを加算し、こ
の結果を給水流量補償要求信号530として、自動出力
調整装置200内の制御棒補償制御装置600及び原子
炉再循環流量制御装置300内の炉心流量補償制御装置
700へ出力する。
【0049】自動出力調整装置200内の制御棒補償制
御装置600は給水流量補償要求信号530をPID演
算し、この演算結果を原子炉出力補償要求601として
上下限制限器602へ出力する。上下限制限器602は
原子炉出力補償要求601の上下限を制限し、これを原
子炉出力補償信号603として、原子炉出力偏差補償比
較器604に出力する。原子炉出力偏差補償比較器60
4は、原子炉出力補償信号603と加算器203からの
原子炉出力偏差信号204を比較し、この差分を原子炉
出力偏差補償信号605として制御棒位置制御装置20
5に出力する。原子炉再循環流量制御装置300内の炉
心流量補償制御装置700は給水流量補償要求信号53
0をPID演算し、この演算結果を炉心流量補償要求7
01として上下限制限器702へ出力する。上下限制限
器702は炉心流量補償要求701の上下限を制限し、
これを炉心流量補償信号703として、炉心流量補償比
較器704に出力する。炉心流量補償比較器704は、
炉心流量要求信号302,炉心流量補償信号703及び炉心
流量検出器25の炉心流量信号26との差分である炉心
流量偏差信号705を演算し、これを流量制御装置30
5に出力する。この本発明の一実施例において、運転中
の任意の給水ポンプに異常が生じた場合、例えば2台の
タービン駆動給水ポンプが運転中でかつ2台の電動駆動
給水ポンプが待機中である場合に、タービン駆動給水ポ
ンプ1の流量が減少する異常が生じた場合、給水ポンプ
1吸込流量信号17が減少し、これに伴い図2の給水ポ
ンプ1流量偏差信号532が増加し、PID演算により
給水ポンプ1流量補償信号536が増加する。
【0050】切替装置539は通常給水ポンプ1流量補
償信号501として零信号538を選択しているが、給
水ポンプ1流量偏差信号532の絶対値が切替設定信号
542を越えると、切替指令545により給水ポンプ1流
量補償信号536側に切り替わる。これによって、給水
ポンプ1流量補償制御信号501が増加し、図1の給水
ポンプ2流量補償要求信号510,給水ポンプ2流量補
償指令信号518及び給水流量補償要求信号530が増
加する。
【0051】一方、給水ポンプ1の流量減少により、給
水流量信号16及び原子炉水位信号18が減少し、補正
水位信号411,水位制御信号406が増加し、これに
伴い補正水位制御信号412,給水流量要求信号414
が増加するが、プラントの持つ遅れ要素のため、信号の
増加速度は給水ポンプ2流量補償指令信号518の方が
大きい。
【0052】従って、給水ポンプ2流量補正信号526
が速やかに増加し、給水ポンプ2の流量が増加して、給
水ポンプ1の流量減少を補償する。なお、この場合、給
水ポンプ3及び給水ポンプ4はいずれも待機中でありこ
れらの給水ポンプ流量へは影響しない。
【0053】また、自動出力調整装置200内の制御棒
補償制御装置600は給水流量補償要求信号530をP
ID演算し、この出力信号である原子炉出力補償要求6
01は増加する。これに伴い、原子炉出力偏差補償信号
605が減少し、制御棒制御装置205は制御棒操作
(挿入)を判定し、制御棒駆動装置20へ制御棒操作
(挿入)指令206を出力する。制御棒駆動装置20は
制御棒操作指令206に基づき制御棒21を挿入し、給
水ポンプ流量要求信号414に対する給水ポンプ1流量
信号402の減少に伴って生じる原子炉水位低下を抑制
する。
【0054】また、原子炉再循環流量制御装置300内
の炉心流量補償制御装置700は給水流量補償要求信号
530をPID演算し、この出力信号である炉心流量補
償要求701は増加する。これに伴い、炉心流量偏差信
号705が減少し、速度設定信号306も減少する。こ
のため再循環ポンプモータ28の電源周波数が減少し、
再循環ポンプ29の速度が減少して、炉心流量が減少す
る。これにより炉心流量信号26が減少して、炉心流量
偏差信号705は零に整定する。この炉心流量減少によ
って、給水ポンプ流量要求信号414に対する給水ポン
プ1流量信号402の減少に伴って生じる原子炉水位低
下を抑制する。
【0055】この場合のプラント応答は図3の実線のよ
うになり、破線で示す従来の技術による応答のように原
子炉水位が低下することはない。
【0056】以上のように、本発明の一実施例におい
て、給水ポンプ流量要求信号414に対してある給水ポ
ンプの流量が減少する異常が発生した場合、他の運転中
の健全な給水ポンプの流量増加で故障した給水ポンプの
流量減少を補償し、また故障した給水ポンプの流量減少
により生じる原子炉水位の低下を制御棒挿入及び原子炉
再循環ポンプ速度低下により抑制するので、安定な運転
継続が可能である。
【0057】なお、以上は給水ポンプ流量要求信号41
4に対してある給水ポンプの流量が減少する異常が発生
した場合の実施例であるが、給水ポンプ流量要求信号4
14に対してある給水ポンプの流量が増加する異常が発
生した場合には、健全な給水ポンプによる蒸気流量補
償,制御棒位置調整による原子炉出力補償及び再循環ポ
ンプ速度調整による原子炉出力補償の応答はそれぞれ上
記と逆の応答となり、この場合にも、他の運転中の健全
な給水ポンプの流量減少で故障した給水ポンプの流量増
加を補償し、また故障した給水ポンプの流量増加により
生じる原子炉水位の上昇を制御棒引抜き及び原子炉再循
環ポンプ速度増加により抑制するので、安定な運転継続
が可能である。
【0058】また、本発明の一実施例では、給水ポンプ
1に流量偏差が生じた場合に、他の健全な給水ポンプに
よる蒸気流量補償,制御棒位置調整による原子炉出力補
償及び再循環ポンプ速度調整による原子炉出力補償を組
み合わせているが、これらのうち、何れか一つであって
も、あるいはいくつかの組み合わせであっても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、任意の
給水ポンプの異常による原子炉水位変動を他の健全な給
水ポンプの流量調整により補償し、制御棒位置の調整あ
るいは炉心流量の調整により抑制するようにしたので、
安定な運転継続が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である原子炉給水制御システ
ムの構成図である。
【図2】図1のうち給水ポンプ流量補償制御装置の例を
示す構成図である。
【図3】本発明の原子炉水位を説明するための特性図で
ある。
【図4】従来の技術を示す原子炉給水制御システムの構
成図である。
【符号の説明】
4…主蒸気流量検出器、7…吸込流量検出器、8…ター
ビン駆動給水ポンプ、9…電動駆動給水ポンプ、11…
給水流量検出器、13…原子炉水位検出器、20…制御
棒駆動装置、21…制御棒、27…可変周波数電源装
置、28…原子炉再循環ポンプモータ、29…原子炉再
循環ポンプ、100…原子炉圧力制御装置、200…自
動出力調整装置、300…原子炉再循環流量制御装置、
400…原子炉給水制御装置、500…給水ポンプ1流
量補償制御装置、600…制御棒補償制御装置、700
…炉心流量補償制御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沸騰水型原子力発電プラントの複数の原子
    炉給水ポンプの流量を制御する原子炉給水制御装置にお
    いて、原子炉給水制御装置からの給水ポンプ流量要求信
    号と当該給水ポンプの流量との流量偏差を演算し、前記
    流量偏差を補償する流量補償信号を演算する流量補償装
    置と、他の健全な全ての給水ポンプに対する前記給水ポ
    ンプ流量要求信号に前記流量補償信号を加算する給水ポ
    ンプ流量補償加算器を具備したことを特徴とする異常時
    協調制御システム。
  2. 【請求項2】沸騰水型原子力発電プラントの原子炉圧力
    あるいは主蒸気圧力を制御する原子炉圧力制御装置から
    の全蒸気流量信号に基づき原子炉出力偏差信号を演算
    し、制御棒の挿入または引抜き操作を制御する自動出力
    調整装置において、原子炉給水制御装置からの給水ポン
    プ流量要求信号と当該給水ポンプの流量との流量偏差を
    演算し、前記流量偏差を補償する流量補償信号を演算す
    る流量補償装置と、前記流量補償信号に基づき原子炉出
    力補償要求信号を演算する制御棒補償制御装置と、前記
    原子炉出力偏差信号から前記原子炉出力補償要求信号を
    減算する原子炉出力偏差補償比較器を具備したことを特
    徴とする異常時協調制御システム。
  3. 【請求項3】沸騰水型原子力発電プラントの原子炉圧力
    制御装置あるいは自動出力調整装置からの負荷要求偏差
    信号に基づき炉心流量要求信号を演算し、炉心流量を制
    御する原子炉再循環流量制御装置において、原子炉給水
    制御装置からの給水ポンプ流量要求信号と当該給水ポン
    プの流量との流量偏差を演算し、前記流量偏差を補償す
    る流量補償信号を演算する流量補償装置と、前記流量補
    償信号に基づき炉心流量補償要求を演算する炉心流量補
    償制御装置と、前記炉心流量要求信号から前記炉心流量
    補償要求を減算する炉心流量補償比較器を具備したこと
    を特徴とする異常時協調制御システム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116994787A (zh) * 2023-07-28 2023-11-03 华能核能技术研究院有限公司 一种高温气冷堆核电厂核功率控制的方法及系统
CN116994787B (zh) * 2023-07-28 2024-05-24 华能核能技术研究院有限公司 一种高温气冷堆核电厂核功率控制的方法及系统

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