JPH11260879A - 半導体チップの相関解析方法及び装置、半導体チップ歩留まり調整方法並びに記憶媒体 - Google Patents
半導体チップの相関解析方法及び装置、半導体チップ歩留まり調整方法並びに記憶媒体Info
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Abstract
/不良率Yの変化の関係を把握し、又はこれらの間のよ
り確度の高い相関係数を得る。 【解決手段】(30)歩留まりYiから系統的歩留まり
Ysiを求め、(31)ウェーハデータ(X1,Ys1)
〜(Xn,Ysn)をモニタ量Xの大きさ順に並べ替
え、(32)並べ替えられたデータを略m等分し、(3
3)各ウェーハグループ内のX及びYsの各々につい
て、中央値を求め、(34)求めた中央値のみについ
て、XとYsとの間の相関係数を算出する。この係数が
設定値以上であれば、XについてのYsの回帰方程式を
決定する。以上の(30)〜(34)の処理を、多数の
モニタ量Xについて行う。(35)XとYsとの間の相
関が強いと考えられる場合には、このXを選択し、選択
されたXのみについてYsの重回帰方程式を決定する。
Description
質的な歩留まり又は不良率である良/不良率と、該半導
体チップの物理量又は該半導体チップを製造する装置の
状態量であるモニタ量との間の相関、又は、該モニタ量
の一種である該半導体チップの素子の幾何学的物理量
と、該半導体チップの該モニタ量の一種である電気的物
理量との間の相関を解析する方法及び装置、この方法を
用いた半導体チップ歩留まり調整方法並びにこの解析方
法を実施するためのプログラムが記憶された記憶媒体に
関する。
る半導体チップの歩留まりを短期間で向上させるために
重要な技術となっている。半導体チップ製造プロセスの
各種条件を設定して半導体チップを量産しても、実際の
条件のばらつきにより不純物濃度、配線幅や膜厚等がば
らつくので、歩留まりが変動する。そこで、半導体チッ
プ又はその製造に関係した量Xをモニタし、モニタ量X
と歩留まりYとの組のデータを収集し、そのデータを統
計的に解析してモニタ量Xと歩留まりYとの相関を調
べ、歩留まりYが向上するようにモニタ量Xを変化させ
る。
eld Modeling," Semiconductor International, Nov. 1
996, p.139-148には、次のような半導体チップ相関解析
方法が開示されている。図10において、n枚のウェー
ハ11〜1nの各々につき、モニタ量Xと歩留まりYと
の組のn個のウェーハデータ(Xj,Yj)、j=1〜
nを得る。Xjは、ウェーハ1j上の複数の半導体チッ
プについての電気試験結果の平均値である。
る導体間のショート不良のようなランダム成分Yrが含
まれている。ランダム成分Yrは、モニタ量Xと歩留ま
りとの相関に無関係であるので、これと非ランダム成分
(系統的歩留まり)Ysとを分離してランダム歩留まり
Yrを除く必要がある。Sをチップ面積、Dを単位面積
当たりの欠陥数(欠陥密度)、*を積演算子とすると、
次式が成立する。
ることができれば、LogYとSとの関係を表す直線に
おいて、S=0のときのLogYがLogYsとなり、
Ysが求まる。そこで、隣り合うi個のチップを面積S
=i*Aの仮想チップとみなし、そのi個のうちに1つ
でも欠陥があれば仮想チップは欠陥であるとして、歩留
まりYを計算する。
れた矩形は欠陥チップであるとする。S=Aのとき、Y
=72/75である。例えば、S=3Aのときにチップ
5を含む隣り合う3個のチップの組(4,5,6)、
(2,5,8)、(2,5,4)、(4,5,2)及び
(8,5,6)は全て異なる独立な仮想チップであると
する。
の関係を最小2乗法により直線で近似し、系統的歩留ま
りYsを求める。このようにして、図13のウェーハ1
1〜1nの歩留まりY1〜Ynの各々につき、ランダム
歩留まりを分離して除いた系統的歩留まりYs1〜Ysn
を求める。
如くなり、ドットが散在しているので、モニタ量Xと系
統的歩留まりYsとの間の相関が不明である。これは、
系統的歩留まりYsが多くのパラメータに依存している
のに1つのモニタ量Xのみに着目しているためである。
多数のパラメータを同時に考慮すれば、相関がより明瞭
になるが、測定されていないパラメータや測定困難なパ
ラメータがあるので、このようにしても相関が完全に明
瞭になるわけではない。また、半導体チップは多数のプ
ロセスを経て製造され、パラメータ数が100以上と多
いので、どのパラメータをどのように変化させれば歩留
まりが向上するかを把握することは容易でない。
次のような処理を行っている。 (1)図12に示す如く、ウェーハデータ(X1,Ys
1)〜(Xn,Yn)を系統的歩留まりYsの大きさ順
に並べ替え、各グループ内のデータ数が略同一になるよ
うに4つのウェーハグループ#1〜#4に分類する。こ
れは、図13の散布図において、X軸に平行な点線でデ
ータ数を4分割することに相当する。
てそれぞれ代表値Q1〜Q4を求める。ウェーハグルー
プ代表値Q1〜Q4は、平均値又は中央値である。 (3)ウェーハグループ代表値Q1〜Q4のみについて
モニタ量Xと系統的歩留まりYsとの間の相関係数を求
め、その値が所定値以上であればモニタ量Xと系統的歩
留まりYsとの間の相関が強いとみなす。
モニタ量Xについて行い、(3)で相関が強いとみなさ
れたモニタ量のみを選択することによりパラメータ数を
低減し、系統的歩留まりYsの、選択されたモニタ量に
ついての重回帰方程式を求める。
て求めたウェーハグループ代表値Q1〜Q4について回
帰直線RLqを決定すると、その傾きが比較的大きくな
る。回帰直線RLqが系統的歩留まりYsと平行な場合
には、系統的歩留まりYsはモニタ量Xの変化と無関係
であると考えられる。したがって、このような傾きの大
きい回帰直線RLqに基づいてモニタ量Xを変化させる
ことにより系統的歩留まりYsを向上させようと試みて
も、概してその目的を達成できない。すなわち、従来の
半導体チップ相関解析方法では、モニタ量を変化させた
ときに系統的歩留まりがどのように変化するかの関係
を、低い確度でしか把握するができない。また、モニタ
量と系統的歩留まりとの間の相関係数の確度が低い。系
統的歩留まりYsの替わりに、系統的不良率(1−Ys)
又はYsが分離されていない歩留まりYや不良率(1−
Y)などの良/不良率を用いた場合も同様である。
み、より高い確度でモニタ量の変化に対する良/不良率
の変化の関係を把握することが可能な、半導体チップの
相関解析方法及び装置、この方法を用いた半導体チップ
歩留まり調整方法並びにこの解析方法を実施するための
プログラムが記憶された記憶媒体を提供することにあ
る。
率との間のより確度の高い相関係数を得ることができ
る、半導体チップの相関解析方法及び装置、この方法を
用いた半導体チップ歩留まり調整方法並びにこの解析方
法を実施するためのプログラムが記憶された記憶媒体を
提供することにある。
1では、略同一設定条件の下で製造された複数の半導体
チップからなる集合毎に、実質的な歩留まり又は不良率
である良/不良率を求め且つ該半導体チップの物理量又
は該半導体チップを製造する装置の状態量をモニタ量と
して測定し、該集合毎の該良/不良率の値と該モニタ量
の測定値との組に基づいて該良/不良率と該モニタ量と
の相関を調べる半導体チップの相関解析方法において、
該良/不良率の値と該モニタ量測定値との組を、該モニ
タ量測定値の大きさに従って複数のグループに分類し、
該グループ毎に、該良/不良率及び該モニタ量のそれぞ
れについて代表値を求め、該良/不良率の代表値と該モ
ニタ量の代表値との間の相関係数を算出する。
ば、良/不良率の値とモニタ量測定値との組がモニタ量
測定値の大きさに従って複数のグループに分類されるの
で、歩留まりの大きさに従って複数のグループに分類す
る従来法の場合よりも、より確度の高い相関係数を得る
ことができるであろう。請求項2の半導体チップの相関
解析方法では、請求項1において、上記良/不良率の値
と上記モニタ量測定値との組を該モニタ量測定値の大き
さ順に並べ替え、各グループ内の該組の数が互いに略等
しくなるように上記分類を行う。
は、請求項2において、上記グループは隣り合うグルー
プと一部重なり合っている。請求項4の半導体チップの
相関解析方法では、請求項1において、上記良/不良率
の値と上記モニタ量測定値との組を該モニタ量測定値の
大きさ順に並べ替え、端のグループ内の該組の数が他の
グループ内の該組の数よりも多くなるように上記分類を
行う。
きが他のグループ内のデータのばらつきよりも大きいの
で、この半導体チップの相関解析方法によれば、請求項
2の場合よりも各グループの代表値の確度を略同一にす
ることができるであろう。請求項5の半導体チップの相
関解析方法では、請求項1乃至4のいずれか1つにおい
て、上記集合はウェーハ単位であり、上記集合毎のモニ
タ量測定値は、該ウェーハ内の複数のチップの互いに対
応する部分の物理量測定値の平均値又は中央値である。
この集合は、ウェーハ上を複数の領域に分割したときの
該領域であってもよい。
は、請求項1乃至5のいずれか1つにおいて、上記良/
不良率の代表値の、上記モニタ量の代表値についての回
帰方程式を決定する。この半導体チップの相関解析方法
によれば、モニタ量の大きさ順に従ってデータをグルー
プに分類する本案の方が、良/不良率の大きさ順に従っ
てデータをグループに分類する従来法よりも、回帰直線
からモニタ量の変化に対する良/不良率の変化の関係を
より高い確度で把握することができると考えられる。従
来法では、相関の確度が低い。
は、請求項1乃至5のいずれか1つにおいて、複数のモ
ニタ量について、上記相関係数を算出し、かつ、上記良
/不良率の代表値の、上記モニタ量の代表値についての
回帰直線の傾きを算出し、該相関係数が所定値以上であ
り、かつ、該傾きの絶対値が所定範囲内である該モニタ
量について、該良/不良率の代表値の、該モニタ量の代
表値についての重回帰方程式を決定する。
間の相関が強いと判定されても、本案によれば相関がな
いか弱いと判定される場合があり、これと逆の場合もあ
るが、これを上記請求項1の効果と組み合わせて考える
と、本案の方が従来法よりも、より相関の強いモニタ量
が選択され、より有効な重回帰方程式が得られるであろ
う。
は、上記良/不良率は、上記歩留まり又は上記不良率か
らランダムな原因による歩留まり又は不良率を分離して
除いた系統的歩留まり又は系統的不良率である。請求項
9の半導体チップの相関解析方法では、略同一設定条件
の下で製造された複数の半導体チップからなる集合毎
に、該半導体チップの素子の幾何学的物理量を測定し、
かつ、該半導体チップの電気的物理量を測定し、該集合
毎の幾何学的物理量測定値と電気的物理量測定値との組
を、該幾何学的物理量測定値の大きさに従って複数のグ
ループに分類し、該グループ毎に、該幾何学的物理量及
び該電気的物理量のそれぞれについて代表値を求め、該
幾何学的物理量と該電気的物理量との間の相関を調べ
る。
として幾何学的物理量又は電気的物理量の一方を用いた
場合の請求項1乃至6のいずれかの方法を実施して得ら
れた結果とから、該幾何学的物理量又は電気的物理量の
他方と良/不良率との相関を知得することができ、相関
がより明瞭になる。請求項10では、請求項6の回帰方
程式又は請求項7の重回帰方程式に基づいて、歩留まり
が向上するようにプロセス条件を変更する。
9のいずれか1つに記載の半導体チップの相関解析方法
を実施するためのプログラムが記憶されている。請求項
12の半導体チップの相関解析装置は、請求項11のプ
ログラムが記憶装置にインストールされたコンピュータ
を有する。
実施形態を説明する。図1に示す半導体チップ相関解析
装置は、一般的なコンピュータシステムであり、コンピ
ュータ本体20に、キーボードやマウス等の入力装置2
1、表示装置22及び外部記憶装置23が接続されてい
る。
ーハ上に製造され、製造に応じて工場から転送されるj
番目のウェーハのデータ(Xj,Yj)は、コンピュー
タ本体20を介して外部記憶装置23に格納される。X
j及びYjはそれぞれこのウェーハについてのモニタ量
X及び歩留まりYの値である。モニタ量Xは、半導体チ
ップ又はその製造に関係した量Xをモニタしたウェーハ
の代表値であり、例えばウェーハ上の所定の複数チップ
の互いに対応する部位断面について、膜厚や配線幅等の
幾何学的物理量をSEMで観察して測定した値の平均値
である。モニタ量Xは、電気試験における抵抗や信号伝
播遅延時間等の電気的物理量の測定値、或いは、製造装
置に用いられている温度や圧力などの計測器の記録値の
平均値、加熱時間やエッチング時間であってもよい。
設定値nになると、外部記憶装置23に収集されたデー
タが、コンピュータ本体20内のメモリに読み出されて
以下の処理が行われる。 (30)i=1〜nの各々について、図10を参照して
説明した上述の方法により、歩留まりYiから系統的歩
留まりYsiを求める。
〜(Xn,Ysn)をモニタ量Xの大きさ順に並べ替え
る。 (32)各グループ内のデータ数が略同一になるよう
に、ステップ31で並べ替えられたデータをm分割す
る。mの値は、入力装置21から予め設定されている。
図2は、m=4の場合のこの分割を、X対Ysの散布図
で示している。Ys軸に平行な点線は分割線であり、ウ
ェーハグループ#1〜#4内の各々のデータ数は、図2
では7である。
X及び系統的歩留まりYsの各々について、中央値又は
平均値を代表値として求める。突出した異常なデータを
含む場合には平均値よりも代表値の方が好ましい。図2
に示す点Pk(Xmk,Ysmk)、k=1〜4はいずれも中
央値の組(ウェーハグループ代表値)を示している。 (34)求めたウェーハグループ代表値のみについて、
モニタ量Xと系統的歩留まりYsとの間の相関係数を算
出する。この係数が、入力装置21で予め設定された値
CC以上であれば、モニタ量Xについての系統的歩留ま
りYsの回帰方程式を決定する。図2中のRLpは、こ
の回帰方程式を表した回帰直線である。
ータがグループに分類されているので、図12のように
系統的歩留まりYsの大きさ順に従ってウェーハデータ
をグループに分類する場合よりも、回帰直線からモニタ
量Xの変化に対する系統的歩留まりYsの変化の関係を
より高い確度で把握することができるであろう。このこ
とは、回帰直線RLpの傾きが図13中の回帰直線RL
qの傾きよりも緩やかであることに表れている。
に表示され、操作者はこれを見て、上記把握をする。回
帰直線RLpがX軸と平行である場合には、モニタ量X
を変化させても系統的歩留まりYsが変化しないと推定
できるので、両者の間の相関はないと考えられる。回帰
直線RLpがYs軸と平行である場合には、モニタ量X
の値により系統的歩留まりYsが定まらないと推定でき
るので、両者の間の相関はないと考えられる。モニタ量
Xと系統的歩留まりYsとの間の相関が強いと考えられ
る場合、すなわち、相関係数が所定値以上であり、か
つ、回帰直線の傾きの絶対値が設定範囲内である場合
に、モニタ量Xを変化させて、系統的歩留まりYsを向
上させることを試みることは有効であろう。
のモニタ量Xについて行う。 (35)モニタ量Xと系統的歩留まりYsとの間の相関
が強いと考えられる場合には、このモニタ量Xを選択
し、選択されたモニタ量Xのみについて系統的歩留まり
Ysの重回帰方程式を決定する。選択されたモニタ量は
表示装置22に表示され、操作者は入力装置21を操作
して、選択されたモニタ量の値を入力する。コンピュー
タ本体20はこれに応答して、重回帰方程式にこの値を
代入し、系統的歩留まりYsを算出して表示装置22に
表示する。
Ysの替わりに、ランダム歩留Yrが分離されていない歩
留まりYを用いた方が、より強い相関結果が得られる場
合があり、上記ステップ30は必須ではない。これは、
ランダム歩留Yrが計算上得られるものであることと、
チップ面積が広くなってウェーハ当たりのチップ数が少
なくなると、上式(1)中の欠陥密度Dの誤差が大きく
なることから、結果として系統的歩留まりYsの誤差の
方が歩留まりYのそれよりも大きくなるためと考えられ
る。
すように隣り合うグループと一部重なり合うように行っ
てもよい。さらに、回帰方程式は、モニタ量Xについ
て、以下の実施例で示すように2次以上であってもよ
い。
を、従来法を用いて解析した結果と比較して説明する。
モニタ量Xは、図3乃至7については、ウェーハ上の所
定の3チップの互いに対応する部位断面の要素寸法をS
EMで観察して測定した値の平均値であり、図8及び図
9については、ウェーハ上の3箇所にモニタ用として形
成したワード線の抵抗測定値の平均値である。図4、図
8及び図9の縦軸は系統的歩留まりYsであるが、上記
理由から、図3及び図5乃至7の縦軸は歩留まりYであ
る。上記ステップ33での代表値としては中央値を用い
た。
場合 図3(A)〜(C)はいずれも、モニタ量Xがゲート酸
化膜厚である場合のX対Yの散布図である。図中のドッ
トは、図3(A)がウェーハデータ、図3(B)が本実
施例のウェーハグループ中央値、図3(C)が従来のウ
ェーハグループ中央値である。図3(A)のドット数
(ウェーハ枚数)は172であり、図3(B)のドット
数(ウェーハグループ数)は9であり、図3(C)のド
ット数(ウェーハグループ数)は上記文献と同じく4で
ある。
似直線(不図示)は、Y軸にほぼ平行である。また、4
つのドットの相関係数は、図3(B)の場合よりも相当
小さいことが明らかである。これに対し、図3(B)で
は、上述の理由により回帰直線の傾きの絶対値は大き過
ぎずかつ小さ過ぎず、かつ、相関係数が0.739と比
較的大きく、ゲート酸化膜厚の変化に対する歩留まりY
の変化の関係を従来よりもより高い確度で把握すること
ができるであろう。
酸化膜厚である場合 図4(A)〜(C)はいずれも、モニタ量Xがサイドウ
ォール形成用酸化膜厚である場合のX対Ysの散布図で
ある。図中のドットは、図4(A)がウェーハデータ、
図4(B)が本実施例のウェーハグループ中央値、図4
(C)が従来のウェーハグループ中央値である。
く、かつ、4点を近似する回帰直線(不図示)の傾きが
適当であるので、酸化膜厚の変化に対する系統的歩留ま
りYsの変化の関係を把握できるように思える。しかし
ながら、図4(B)を見ると、回帰直線(不図示)がX
軸にほぼ平行となり、酸化膜厚と系統的歩留まりYsと
の相関はないであろう。図4(A)を見ても、図4
(C)のような相関があるとは思えない。
解析用として選択されるが、本実施形態によれば選択さ
れない。 (3)モニタ量Xがコンタクトホールのサイズである場
合 図5(A)〜(C)はいずれも、モニタ量Xが、メタル
とFETのソースとの間の矩形コンタクトホールの一辺
の寸法である場合のX対Yの散布図である。図中のドッ
トは、図5(A)がウェーハデータ、図5(B)が本実
施例のウェーハグループ中央値、図5(C)が従来のウ
ェーハグループ中央値である。
いずれによってもコンタクトホールのサイズと歩留まり
Yとの間の相関はないであろう。この場合も、図5
(C)中の右の3つのドットのみの近似直線(不図示)
の傾きが比較的大きく、この点で図3(C)に類似して
いる。 (4)モニタ量Xがメタル配線幅である場合 図6(A)〜(C)はいずれも、モニタ量Xが、メタル
配線幅である場合のX対Yの散布図である。図中のドッ
トは、図6(A)がウェーハデータ、図6(B)が本実
施例のウェーハグループ中央値、図6(C)が従来のウ
ェーハグループ中央値である。
いずれによってもメタル配線幅と歩留まりYとの間の相
関はないと考えられる。この場合も、図6(C)中の右
の3つのドットのみの近似直線(不図示)の傾きがY軸
にほぼ平行であり、この点で図3(C)に類似してい
る。 (5)モニタ量Xがフィールド酸化膜幅である場合 図7(A)〜(C)はいずれも、モニタ量Xがフィール
ド酸化膜幅である場合のX対Yの散布図である。図中の
ドットは、図7(A)がウェーハデータ、図7(B)が
本実施例のウェーハグループ中央値、図7(C)が従来
のウェーハグループ中央値である。
いずれによってもメタル配線幅と歩留まりYとの間の相
関はないと考えられる。この場合も、図7(C)中の左
3つのドットのみの近似直線(不図示)の傾きがY軸に
ほぼ平行であり、この点で図3(C)に類似している。 (6)モニタ量Xがワード線抵抗である場合 図8(A)〜(C)はいずれも、モニタ量Xがフィール
ド酸化膜幅である場合のX対Ysの散布図である。図中
のドットは、図8(A)がウェーハデータ、図8(B)
が本実施例のウェーハグループ中央値、図8(C)が従
来のウェーハグループ中央値である。図8(A)のデー
タ点数は2500である。
回帰方程式は、 Ys=−0.1251X2 +3.4708X−23.1
49 である。これに対し、図8(C)では、相関係数は0.
952、回帰方程式は、 Ys=0.5516X−7.8066 である。
いずれによってもワード線抵抗と系統的歩留まりYsと
の間の相関は強いと考えられる。しかし、本実施例の方
法の方が従来法よりも、ワード線抵抗と系統的歩留まり
Ysとの間の関係をより詳細に把握することができると
考えられる。例えば、図8(B)によれば、ワード線抵
抗値が16kΩより大きくなると歩留まりが低下すると
推定できるが、図8(C)によれば、この推定はできな
い。
である場合のX対Ysの散布図であり、図9(A)中の
ドットは、他の仕方でグループ分けを行った場合のウェ
ーハグループ中央値である。このグループは、図8
(A)のウェーハデータを、図9(B)に示すように、
隣り合うグループと一部重なり合うように分類したもの
であり、1グループ内のデータ点数は100、隣り合う
グループと重なり合うデータ点数は99である。すなわ
ち、図8(A)のデータにおいて、Xの値の小さい方か
ら100点のデータをグループ#1とし、(Xの中央
値,Ysの中央値)をウェーハグループ中央値として求
め、次に、グループ#1のうちXが最小のものを除き、
Xが最大のものの次のXの値を追加してグループ#2と
し、(Xの中央値,Ysの中央値)をウェーハグループ
中央値として求め、その後同様の処理を行って図9
(A)を作成した。
果が得られることが分かる。他のモニタ量についても同
様の結果が得られた。以上の事実から、次のことが結論
される。 (i)モニタ量Xの大きさ順に従ってデータをグループ
に分類する本案の方が、系統的歩留まりYsの大きさ順
に従ってデータをグループに分類する従来法よりも、回
帰直線からモニタ量Xの変化に対する系統的歩留まりY
sの変化の関係をより高い確度で把握することができる
と考えられる。従来法では、回帰直線の傾きが大きくな
り過ぎる。
まりYsとの間の相関が強いと判定されても、本案によ
れば相関がないか弱いと判定される場合がある。 (iii)従来法ではモニタ量Xと系統的歩留まりYsとの
間の相関がないか弱い判定されても、本案によれば相関
が強いと判定される場合がある。 上記(ii)及び(iii)は(i)と組み合わせて考える
と、本案の方が従来法よりも上記ステップ35で、より
相関の強いモニタ量が選択され、より有効な重回帰方程
式が得られるであろう。
まれる。例えば、半導体チップの集合のデータ(Xj,
Yj)は、複数枚のウェーハ又はロット単位の代表値で
あってもよい。また、図3(A)、図4(A)、図5
(A)、図6(A)及び図7(A)から明らかなよう
に、ドットの集合のX軸方向端部のばらつき(密度)が
中央部のそれよりも大きいので、該端部のウェーハグル
ープのデータ数を他のそれよりも多くすることにより、
該端部のウェーハグループの代表値の確度を向上させ
て、各ウェーハグループの代表値の確度を略同一にして
もよい。
的物理量と、上述のワード線抵抗のような電気的物理量
との組のウェーハデータを、幾何学的物理量測定値の大
きさに従って複数のグループに分類し、グループ毎に、
幾何学的物理量及び電気的物理量のそれぞれについて代
表値を求め、これについて幾何学的物理量と電気的物理
量との間の相関係数及び回帰方程式を求めてもよい。例
えば、この相関の結果と、上述のY又はYsと幾何学的
物理量Xとの相関の結果とを組み合わせると、Y又はY
sと電気的物理量との間の相関も知得することができ、
相関がより明瞭になる。
りY又はYsの替わりに、不良率(1−Y)又は(1−
Ys)を用いたり、率の替わりにウェーハ枚数を用いて
もよい。本発明は、半導体チップ以外の量産品、例えば
液晶表示パネルの歩留まり解析にも適用可能である。
置の概略機能ブロック図である。
から見たグループ分類説明図である。
酸化膜厚である場合のX対Ysの散布図であり、図中の
ドットは、(A)がウェーハデータ、(B)が本実施例
のウェーハグループ中央値、(C)が従来のウェーハグ
ループ中央値である。
ウォール形成用酸化膜厚である場合のX対Ysの散布図
であり、図中のドットは、(A)がウェーハデータ、
(B)が本実施例のウェーハグループ中央値、(C)が
従来のウェーハグループ中央値である。
とFETのソースとの間のコンタクトホールのサイズで
ある場合のX対Ysの散布図であり、図中のドットは、
(A)がウェーハデータ、(B)が本実施例のウェーハ
グループ中央値、(C)が従来のウェーハグループ中央
値である。
配線幅である場合のX対Ysの散布図であり、図中のド
ットは、(A)がウェーハデータ、(B)が本実施例の
ウェーハグループ中央値、(C)が従来のウェーハグル
ープ中央値である。
ルド酸化膜幅である場合のX対Ysの散布図であり、図
中のドットは、(A)がウェーハデータ、(B)が本実
施例のウェーハグループ中央値、(C)が従来のウェー
ハグループ中央値である。
線抵抗である場合のX対Ysの散布図であり、図中のド
ットは、(A)がウェーハデータ、(B)が本実施例の
ウェーハグループ中央値、(C)が従来のウェーハグル
ープ中央値である。
合のX対Ysの散布図であり、図中のドットは、図8
(A)のウェーハデータを他の仕方でグループ分けした
ときのウェーハグループ中央値、(B)は散布図内での
このグループ分けの説明図である。
Ysの求め方説明図である。
的歩留まりYsの昇順に並べ替えて、4ウェーハグルー
プに分類する従来法の説明図である。
分類説明図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 略同一設定条件の下で製造された複数の
半導体チップからなる集合毎に、実質的な歩留まり又は
不良率である良/不良率を求め且つ該半導体チップの物
理量又は該半導体チップを製造する装置の状態量をモニ
タ量として測定し、該集合毎の該良/不良率の値と該モ
ニタ量の測定値との組に基づいて該良/不良率と該モニ
タ量との相関を調べる半導体チップの相関解析方法にお
いて、 該良/不良率の値と該モニタ量測定値との組を、該モニ
タ量測定値の大きさに従って複数のグループに分類し、 該グループ毎に、該良/不良率及び該モニタ量のそれぞ
れについて代表値を求め、 該良/不良率の代表値と該モニタ量の代表値との間の相
関係数を算出する、 ことを特徴とする半導体チップの相関解析方法。 - 【請求項2】 上記良/不良率の値と上記モニタ量測定
値との組を該モニタ量測定値の大きさ順に並べ替え、各
グループ内の該組の数が互いに略等しくなるように上記
分類を行うことを特徴とする請求項1記載の半導体チッ
プの相関解析方法。 - 【請求項3】 上記グループは隣り合うグループと一部
重なり合っていることを特徴とする請求項2記載の半導
体チップの相関解析方法。 - 【請求項4】 上記良/不良率の値と上記モニタ量測定
値との組を該モニタ量測定値の大きさ順に並べ替え、端
のグループ内の該組の数が他のグループ内の該組の数よ
りも多くなるように上記分類を行うことを特徴とする請
求項1記載の半導体チップの相関解析方法。 - 【請求項5】 上記集合はウェーハ単位であり、上記集
合毎のモニタ量測定値は、該ウェーハ内の複数のチップ
の互いに対応する部分の物理量測定値の平均値又は中央
値であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
つに記載の半導体チップの相関解析方法。 - 【請求項6】 上記良/不良率の代表値の、上記モニタ
量の代表値についての回帰方程式を決定することを特徴
とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の半導体チ
ップの相関解析方法。 - 【請求項7】 複数のモニタ量について、上記相関係数
を算出し、かつ、上記良/不良率の代表値の、上記モニ
タ量の代表値についての回帰直線の傾きを算出し、 該相関係数が所定値以上であり、かつ、該傾きの絶対値
が所定範囲内である該モニタ量について、該良/不良率
の代表値の、該モニタ量の代表値についての重回帰方程
式を決定する、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載
の半導体チップの相関解析方法。 - 【請求項8】 上記良/不良率は、上記歩留まり又は上
記不良率からランダムな原因による歩留まり又は不良率
を分離して除いた系統的歩留まり又は系統的不良率であ
ることを特徴とする半導体チップの相関解析方法。 - 【請求項9】 略同一設定条件の下で製造された複数の
半導体チップからなる集合毎に、該半導体チップの素子
の幾何学的物理量を測定し、かつ、該半導体チップの電
気的物理量を測定し、 該集合毎の幾何学的物理量測定値と電気的物理量測定値
との組を、該幾何学的物理量測定値の大きさに従って複
数のグループに分類し、 該グループ毎に、該幾何学的物理量及び該電気的物理量
のそれぞれについて代表値を求め、 該幾何学的物理量と該電気的物理量との間の相関を調べ
る、 ことを特徴とする半導体チップの相関解析方法。 - 【請求項10】 請求項6の回帰方程式又は請求項7の
重回帰方程式に基づいて、歩留まりが向上するようにプ
ロセス条件を変更することを特徴とする半導体チップ歩
留まり調整方法。 - 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれか1つに記載
の半導体チップの相関解析方法を実施するためのプログ
ラムが記憶されていることを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項12】 請求項11のプログラムが記憶装置に
インストールされたコンピュータを有することを特徴と
する半導体チップの相関解析装置。
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