JPH11261831A - 色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを行う画像出力装置 - Google Patents

色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを行う画像出力装置

Info

Publication number
JPH11261831A
JPH11261831A JP10057855A JP5785598A JPH11261831A JP H11261831 A JPH11261831 A JP H11261831A JP 10057855 A JP10057855 A JP 10057855A JP 5785598 A JP5785598 A JP 5785598A JP H11261831 A JPH11261831 A JP H11261831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
density
image
output
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10057855A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Machida
誠 町田
Hideyasu Ishibashi
磴  秀康
Takashi Murooka
孝 室岡
Makoto Yamada
誠 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10057855A priority Critical patent/JPH11261831A/ja
Publication of JPH11261831A publication Critical patent/JPH11261831A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像出力装置(画像記録装置や現像処理装置)
等に起因するような定常的な濃度変動を除去し、作成精
度を向上させることのできる画像出力装置の色信号変換
用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およ
び定常的な変動による濃度むらを生じさせることのない
画像出力装置を提供する。 【解決手段】画像出力装置によって、それぞれ3色の出
力値を変えた組み合わせの複数のカラーパッチを持つ第
1のカラーチャートおよび全面均一出力値の画像を持つ
第2のカラーチャートを出力し、この複数のカラーパッ
チおよび均一出力値画像の濃度を測色し、均一出力値画
像の測色値から濃度変動値を求め、この濃度変動値に基
づいて複数のカラーパッチに含まれる画像出力装置固有
の濃度変動を除去し、これらの複数のカラーパッチから
作成される3次元ルックアップテーブルの濃度変動を除
去することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色信号変換用3次
元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれ
を行う画像出力装置に関し、詳しくは、画像出力装置の
色信号変換用3次元ルックアップテーブルから画像出力
装置固有の濃度変動を除去する方法およびその機能を備
えた画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、デジタル技術の進展に伴い、写
真、印刷、複写(ハードコピー)、テレビジョン、モニ
タ(ソフトコピー)などの多数のメディア間でカラー画
像情報の伝達を行うマルチメディアが注目されている。
このようなマルチメディアシステムでは、カラー画像情
報はデジタルカラー画像データによって行われている。
このようなマルチメディアシステムでは、様々な入出力
メディアを扱う入出力デバイスは、それぞれ固有の色空
間を有しているため、入力デバイスで入力されたカラー
画像データ、例えばR(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)やC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエ
ロー)などを出力デバイスで正確に再現するためには入
出力デバイス間で互いの色空間が適切に、例えば互いに
過不足なく対応するように変換されなければならない。
【0003】しかしながら、このような色変換は線型で
はないことが多い。例えば、入力メディアから入力デバ
イスによって入力される入力画像データをr,g,bと
し、出力メディアに出力デバイスによって出力するため
の出力画像データをR,G,Bとするとき、入力画像デ
ータ(r,g,b)から出力画像データ(R,G,B)
への変換は、一般的に線型な写像関係とはならず、以下
に示す式(1)のような複雑な非線型な関数fR
G ,fB を用いる写像関係として表わされる。場合に
よっては、このような関数fR ,fG ,fB 自体を定め
ることができない場合もある。 R=fR (r,g,b) G=fG (r,g,b) ・・・・・・(1) B=fB (r,g,b) このように色変換は線型ではないので、入力画像データ
(r,g,b)から色再現性のよい出力画像データ
(R,G,B)を簡単に得ることはできない。このた
め、現実の画像出力系においては、従来から、3×3、
3×4、3×9、3×10などの色変換マトリックスを
用いた色変換もよく行われている。
【0004】これに対し、近年では、デジタル化したカ
ラー画像データを正確に再現するためおよび異なるデバ
イス間の色情報を相互に変換するための技術として、3
次元ルックアップテーブル(以下3DLUTと記す)を
用いた変換法もよく用いられている。ここで、図6に示
すように、3DLUTは、現実にカラー画像を出力する
系において、入力メディアから入力デバイスによって入
力される入力信号値(r,g,b)を、出力デバイスに
よって出力メディアに出力するための出力信号値(R,
G,B)に変換するための、入出力信号値の対応関係を
表わす検索表である。しかしながら、このような3DL
UTは、入出力信号値各々に対して一定の(有限な)段
数、例えばN段で与えられるため、N×N×N個の格子
点について入出力信号値の写像として与えられるもので
ある。このため、現実の変換では、変換する点が格子点
に当たることは極めてまれなことから、3次元(体積)
補間などの補間によって、入力信号値から出力信号値を
求めている。
【0005】このような3DLUTを作成する際には、
対象とする画像出力系において複数の特定のカラーパッ
チを出力媒体に出力して、出力されたカラーパッチの濃
度を計測し、得られた濃度値とカラーパッチを出力する
ための出力値との写像関係を求めるという方法がとられ
ている。このカラーパッチは一次独立な3色(RGB,
CMY)の各信号値を代表するN段の信号値を組み合わ
せたN×N×N色のカラーパッチ画像データ、すなわち
入出力格子点データで構成され、色パッチの総数は、補
間精度の面からは多いことが望まれるが、一方、実際的
な色パッチ出力や測定の簡便さからは少ないことが望ま
しい。
【0006】ところで、商業的に売られている画像出力
装置でも、所望の色を再現するために、カラー画像を出
力するための出力信号と得られるカラー画像の色との間
に上述したような3DLUTを作成し、所望の色から逆
変換により出力値を決める方式を用いている。しかしな
がら、市販の実用的な画像出力装置においては、光ビー
ム光源の光量変動や光ビームの主・副走査速度のばらつ
き、例えばカラー反射プリントやカラー透明ポジ画像な
どのハードコピー画像を出力する画像出力装置において
は、LDなどの光源の光ビームの光量変動や光ビームを
主走査方向に偏向するポリゴンミラーなどの光偏向器や
そのモータなどの回転速度変動や感光材料を副走査搬送
するローラ対やモータなどの回転速度変動などを完全に
なくすことはできないので、均一出力値に対して出力さ
れるベタ画像に全面に均一な濃度を再現することは難し
く、目標値との間に誤差を生じ、ベタ画像に濃度むらを
生ずるという問題があった。すなわち、画像出力装置の
色信号変換用3次元ルックアップテーブル作成時におい
て、各色の出力レベルを変えたカラーパッチを作成して
いるが、その時、装置自体が定常的な出力変動を持つ場
合、得たい濃度値と出力値の間に誤差が生じ、作成され
た3DLUTに所望の精度が得られないという問題があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解消し、画像出力装置において出力
される出力再生画像を得るための出力値と得られた出力
再生画像の濃度との間の誤差原因のうち、画像出力装置
(画像記録装置や現像処理装置)やその処理等に起因す
るような定常的な濃度変動を除去し、3次元ルックアッ
プテーブルの作成精度を向上させることのできる、画像
出力装置の色信号変換用3次元ルックアップテーブルの
濃度変動除去方法、および、たとえ、全面均一濃度のベ
タ画像であっても、装置自体やその処理等に起因する定
常的な変動による濃度むらを生じさせることのない画像
出力装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、画像出力装置によって、そ
れぞれ3色の出力値を変えた組み合わせの複数のカラー
パッチを持つ第1のカラーチャートを出力して、この第
1のカラーチャートの前記複数のカラーパッチの濃度を
測色して、画像出力装置の色信号変換用3次元ルックア
ップテーブルを作成するに際し、同一の前記画像出力装
置によって、全面均一出力値の画像を持つ第2のカラー
チャートを出力し、出力された第2のカラーチャートの
前記均一出力値画像から濃度変動値を求め、得られた濃
度変動値に基づいて前記第1のカラーチャートに含まれ
る前記画像出力装置固有の濃度変動を除去し、作成され
る3次元ルックアップテーブルの濃度変動を除去するこ
とを特徴とする色信号変換用3次元ルックアップテーブ
ルの濃度変動除去方法を提供するものである。
【0009】ここで、前記濃度変動値は、前記第2カラ
ーチャートの前記均一出力値画像から前記第1のカラー
チャートの複数の前記カラーパッチの各位置に対応する
位置の濃度値の変動量として求め、前記画像出力装置固
有の濃度変動の除去は、求められた各カラーパッチ対応
位置の濃度値の変動量を用いて前記第1のカラーチャー
トの各カラーパッチの濃度値の変動を除去することによ
って行うのが好ましい。また、前記カラーパッチの濃度
値の変動の除去は、前記第2カラーチャートの前記複数
の前記カラーパッチの各位置に対応する濃度値の変動量
を1次元ルックアップテーブルを介して前記カラーパッ
チの前記3色の出力値の変動量に換算し、この変換変動
量を前記カラーパッチの前記出力値から除去することに
よって行うのが好ましい。
【0010】また、前記1次元ルックアップテーブル
は、前記画像出力装置の前記出力値を濃度と直線関係に
近い特性値に変換した後に、濃度補正用に作成される1
次元ルックアップテーブルであるのが好ましい。また、
前記1次元ルックアップテーブルは、前記画像出力装置
から3色同出力値を割り付けた多ステップパターンを出
力し、このパターンの各ステップに与えた前記出力値と
出力されたパターンの対応するステップの濃度との関係
から作成されるのが好ましい。また、前記多ステップパ
ターンは、前記第1のカラーチャートに前記複数のカラ
ーパッチとともに作成されるのが好ましい。
【0011】また、本発明の第2の態様は、色信号変換
用3次元ルックアップテーブルによって入力画像信号を
出力画像信号に変換し、得られた出力画像信号に基づい
て、記録媒体に可視再生画像を出力する画像出力装置で
あって、第1のカラーチャートの複数のカラーパッチの
3色の出力値の組み合わせおよび第2のカラーチャート
の画像の均一出力値を格納する手段と、前記第1のカラ
ーチャートおよび第2のカラーチャートを可視再生画像
として前記記録媒体に出力する手段と、出力された前記
第1のカラーチャートの複数のカラーパッチと前記第2
のカラーチャートの画像との濃度を計測する濃度計測手
段と、前記第2のカラーチャートの全面均一出力値の画
像の計測濃度値から濃度変動値を求める手段と、この濃
度変動値に基づいて、前記第1のカラーチャートの複数
のパッチの計測濃度値から濃度変動を除去する手段と、
前記第1のカラーチャートの複数のカラーパッチの3色
の出力値の組み合わせと、前記第1のカラーチャートの
複数のカラーパッチの濃度変動が除去された計測濃度値
とから前記3次元ルックアップテーブルを作成する手段
とを有することを特徴とする画像出力装置を提供するも
のである。
【0012】ここで、前記濃度変動除去手段は、前記第
1のカラーチャートの複数のカラーパッチの濃度値の変
動を除去するのが好ましい。また、前記濃度変動除去手
段は、第1のカラーチャートの前記カラーパッチに対応
する位置の前記第2のカラーチャートの濃度変動値を前
記カラーパッチの前記3色の出力値の変動量に変換する
1次元ルックアップテーブルを有するのが好ましい。ま
た、本発明の画像出力装置は、前記格納手段は、さらに
前記1次元ルックアップテーブルを作成するための3色
同出力値を割り付けた多ステップパターンの割付出力値
を格納し、さらに、前記多ステップパターンの割付出力
値に基づいて前記記録媒体に出力された多ステップパタ
ーンの計測濃度値と割付出力値とから前記1次元ルック
アップテーブルを作成する手段を有するのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る色信号変換用3次元
ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを
実施する画像出力装置を添付の図面に示す好適実施例に
基づいて以下に詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の態様の色信号変換
用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法を実
施する本発明の第2の態様の画像出力装置の一実施例を
示すブロック図である。同図に示すように、本発明の第
2の態様の画像出力装置10は、入力画像データD1を
出力画像データD2に色信号変換用3次元ルックアップ
テーブル(以下、3DLUTとする)を用いて変換する
とともに、本発明の第1の態様の3DLUTの濃度変動
除去方法における濃度変動除去処理を実施する画像処理
部12と、画像処理部12から出力される出力画像デー
タD2および第1の態様の3DLUTの濃度変動除去方
法を行うためのカラーパッチ出力用データD3やステッ
プパターン出力用データD4や均一出力値であるベタ画
像出力用データD5などに基づいて可視再生画像として
出力画像P1や複数のカラーパッチP2aやステップパ
ターンP2bを持つ第1のカラーチャートP2やベタ画
像P3aを持つ第2のカラーチャートP3などを出力す
る画像記録部14と、第1カラーチャートP2の複数の
カラーパッチP2aやステップパターンP2b、および
第2のカラーチャートP3のベタ画像P3aの色濃度
(RGB)を測定して、複数のカラーパッチデータD
6、ステップパターンデータD7およびベタ画像データ
D8などを得る濃度測定部16とを有する。
【0015】まず、図1に示す画像処理部12は、上述
したように、入力画像データD1(r,g,b)を内蔵
する3DLUTで色信号変換して出力画像データD2
(R,G,B)として画像出力部14に出力するもので
あるが、本発明においては、濃度変動のないまたは極め
て低減した色信号変換用3DLUTを作成するために、
第1カラーチャートP2の複数のカラーパッチP2aの
カラーパッチデータD6から画像出力装置10に起因す
る固有の濃度変動を除去する3DLUTの濃度変動除去
方法を実施するためのものである。
【0016】画像処理部12は、内蔵する3DLUTに
よって入出力画像データD1,D2の色信号変換を行う
色変換手段18と、カラーパッチ出力用データD3、ス
テップパターン出力用データD4および均一出力値であ
るベタ画像出力用データD5などを格納するメモリ20
と、メモリ20から読み出されたステップパターン出力
用データD4およびこれらのデータD4に基づいて画像
記録部14によって出力されて濃度測定部16において
測定された第1のカラーチャートP2のステップパター
ンデータD7を用いて、濃度換算用濃度−出力用データ
の1次元ルックアップテーブル(以下、1DLUTとい
う)作成する1DLUT作成手段22と、濃度測定部1
6において測定された第2のカラーチャートP3のベタ
画像データD8から、第1のカラーチャートP2の複数
のカラーパッチP2aに対応する位置の画像濃度値とこ
れらの画像濃度値の平均値である平均画像濃度値とを求
め、これらの値から1DLUT作成手段22で作成され
た濃度換算用1DLUTを用いてカラーパッチ対応位置
の濃度変動値D9を算出する濃度変動値算出手段24
と、第2のカラーチャートP3のベタ画像P3aにおけ
るカラーパッチ対応位置の濃度変動値D9を、1DLU
T作成手段22で作成された濃度換算用1DLUTを用
いて、第1のカラーチャートP2のカラーパッチデータ
D6の濃度変動値に換算し、この換算濃度変動値をカラ
ーパッチデータD6から除去して濃度変動が除去された
カラーパッチデータD10を得る濃度変動除去手段26
と、濃度変動除去手段26によって得られた第1のカラ
ーチャートP2の複数のカラーパッチP2aについての
濃度変動除去カラーパッチデータD10と、これらの複
数のカラーパッチP2aをもつ第1のカラーチャートP
2を出力するのに用いたカラーパッチ出力用データD3
と対応させることによって、3DLUTを作成する3D
LUT作成手段28とを有する。
【0017】ところで、画像処理部12には、図示しな
いが、画像処理部12自体や画像記録部14や画像出力
装置10全体を制御する制御部などが設けられ、CPU
などで構成される。このため、メモリ20には、カラー
パッチ出力用データD3、ステップパターン出力用デー
タD4および均一出力値であるベタ画像出力用データD
5などに加え、制御部によって、画像出力装置10や画
像処理部12および画像記録部14などを制御するのに
必要な情報も格納される。なお、メモリ20には、この
他、3DLUT、すなわち3DLUTの格子点データを
格納しておいてもよい。この場合には、色変換手段18
を制御部のCPUのソフトウエアによって構成し、メモ
リ20から3DLUTを読み出して色変換を行うように
してもよい。さらに、画像処理部12を構成する濃度変
動値算出手段24、濃度変動除去手段26、3DLUT
作成手段28の一部または全部をCPUによって実行さ
れるソフトウェアによって構成してもよい。画像処理部
12の上述の各手段作用については詳述する。
【0018】画像記録部14は、図1に示すように、画
像処理部12から出力される、画像出力用のデジタル出
力画像データD2や本発明法に用いられるカラーパッチ
出力用データD3やステップパターン出力用データD4
や均一出力値であるベタ画像出力用データD5などに基
づいて感光材料や感光体などの専用もしくは固有の記録
媒体に画像露光を行い、露光済記録材料を現像処理し
て、出力画像P1、複数のカラーパッチP2aやステッ
プパターンP2bを持つ第1のカラーチャートP2,ベ
タ画像P3aを持つ第2のカラーチャートP3などの可
視再生画像として出力するためのもので、図示しないが
画像露光装置と現像装置からなるレーザプリンタなどを
挙げることができる。本発明においては、画像露光装置
の露光方式や現像装置の現像方式に特に制限はなく、例
えば、レーザ露光方式や湿式および乾式現像方式などの
従来公知の方式を適用可能である。
【0019】濃度測定部16は、出力された第1のカラ
ーチャートP2の複数のカラーパッチP2aやステップ
パターンP2b、および第2のカラーチャートP3のベ
タ画像P3aの色濃度を測定し、複数のカラーパッチデ
ータD6、ステップパターンデータD7およびベタ画像
データD8などを得るためのものである。本発明におい
て、濃度測定部16は、色濃度を計測でき、色濃度デー
タを得ることができるものであればどのようなもので構
成されていてもよく、例えば濃度計、測色計、スキャナ
(画像読取装置)などを挙げることができる。
【0020】本発明の第2の態様の画像出力装置は、基
本的に以上のように構成されるが、以下に、それらの作
用ならびに本発明の第1の態様の色信号変換用3次元ル
ックアップテーブルの濃度変動除去方法について説明す
る。図2は、本発明の第1の態様の色信号変換用3次元
ルックアップテーブルの濃度変動除去方法の一例を示す
フローチャートである。
【0021】図2に示すように、画像処理部12のメモ
リ20からカラーパッチ出力用データD3およびステッ
プパターン出力用データD4ならびにベタ画像出力用デ
ータD5を読み出して、レーザプリンタなどの画像記録
部14に出力する。画像記録部14において、これらの
出力用データD3,D4,D5に基づいて、固有の感光
材料、例えばリバーサルフィルムやカラー印画紙(ペー
パー)などに露光(焼付)し、現像して、複数のカラー
パッチP2aおよびステップパターンP2bを持つ第1
のカラーチャートP2と、ベタ画像P3aを持つ第2の
カラーチャートP3とを出力する。ここで、図3(a)
に示すように、第1のカラーチャートP2は、複数のカ
ラーパッチP2aおよびステップパターンP2bを有し
ているが、画像出力部14の記録媒体への出力特性が既
知であり、白から黒までのグレイについてのRGBの各
色の出力用データ(画像出力部14への入力信号値)と
濃度(出力された記録媒体上に再現されたグレイ濃度)
に関する情報(たとえば、キャリブレーション特性等)
が既知である場合には、少なくとも複数のカラーパッチ
P2aを有するものであればよい。一方、図3(b)に
示すように、第2のカラーチャートP3は、少なくとも
第1のカラーチャートP2の複数のカラーパッチP2a
に対応する位置にベタ画像P3aを有するものであれば
よい。
【0022】こうして、図2および図3(a)に示すよ
うに、第1のカラーチャートP2に、3DLUT用カラ
ーパッチP2aとして、一次独立な色相、例えばR(レ
ッド)、G(グリーン)、B(ブルー)について、各色
相毎にN(Nは複数、図3(a)では3)段のカラーパ
ッチ出力用データD3、すなわち画像記録部14への入
力信号値(ri ,gj ,bk ,i=1〜N、j=1〜
N、k=1〜N)を組み合わせたN×N×N色のパッチ
画像、すなわちN×N×N個のカラーパッチP2aを作
成することができる。第1のカラーチャートP2に、同
時に、濃度換算用グレイ(無彩色)パターンP2bとし
て、RGB各色についてL(図3(a)では25)段
(ステップ)のステップパターン出力用データD4、す
なわち画像記録部14への入力信号値(rdi,gdj,b
dk,i=1〜L、j=1〜L、k=1〜L)を組み合わ
せた、白から黒までのLステップのグレイ(無彩色)画
像パターンP2b、すなわちL個のグレイパターン(パ
ッチ)P2bを作成することができる。さらに、図2お
よび図3(b)に示すように、第2のカラーチャートP
3に、濃度変動除去(補正)用1色ベタ画像P3aとし
て、全面に、RGB各色について均一または略同一出力
値の、すなわちRGB各色同一または略同一レベル値を
割り付けたベタ画像出力用データD5、すなわち画像記
録部14への均一入力信号値(rc ,gc ,bc )の、
全面グレイ(無彩色)1色のベタ画像(グレイパッチ)
P3aを作成することができる。
【0023】続いて、こうして出力された第1カラーチ
ャートP2のN×N×N個のカラーパッチP2aおよび
Lステップパターン(のL個のグレイパッチ)P2bを
濃度測定部16で計測する。そして、第1カラーチャー
トP2からは、N×N×N個のカラーパッチP2aの濃
度測定によって、複数(N×N×N個)のカラーパッチ
データD6、すなわち画像記録部14の出力信号値(R
i ,Gj ,Bk ,i,j,k=1〜N)が得られ、Lス
テップパターンのL個のグレイパッチP2bの濃度測定
によって、LステップパターンデータD7、すなわち画
像記録部14の出力信号値(Rdi,Gdj,Bdk,i,
j,k=1〜L)が得られる。こうして第1のカラーチ
ャートP2から得られたカラーパッチデータD6
(Ri ,Gj ,B k ,i,j,k=1〜N)は、画像処
理部12に入力され、後段の濃度変動除去手段26に送
られる。また、LステップパターンデータD7(Rdi
dj,Bdk,i,j,k=1〜L)も、画像処理部12
に入力され、次段の1DLUT作成手段22に送られ
る。
【0024】一方、出力された第2カラーチャートP3
の1色ベタ画像(全面グレイ1色のベタグレイパッチ)
P3aも濃度測定部16で計測される。そして、第2の
カラーチャートP3からは、第1カラーチャートP2の
N×N×N個のカラーパッチP2aに対応する位置につ
いての1色ベタ画像(全面グレイ1色のベタグレイパッ
チ)P3aの測定によって、ベタ画像データD8、すな
わち画像記録部14の出力信号値(Rci,Gcj,Bck
i,j,k=1〜N)が得られる。こうして第2のカラ
ーチャートP3から得られたベタ画像データD5
(Rci,Gcj,Bck,i,j,k=1〜N)は、画像処
理部12に入力され、次段の濃度変動値算出手段24に
送られる。
【0025】次に、1DLUT作成手段22は、濃度測
定部16から送られた第1のカラーチャートP2のLス
テップパターンデータD7(Rdi,Gdj,Bdk,i,
j,k=1〜L)およびこのLステップパターンP2b
を出力するためにメモリ20から読み出されて先に入力
されていたステップパターン出力用データD4(rdi
dj,bdk,i=1〜L、j=1〜L、k=1〜L)を
用いて、出力濃度と出力用データとの間の濃度換算用1
次元ルックアップテーブル(1DLUT)を作成する。
なお、ここでは、画像記録部14によって出力された複
数ステップパターンを実測することにより、濃度変換用
1DLUTを作成しているけれども、本発明はこれに限
定されず、関数、特に簡単な関数、例えば、1次関数で
表現または近似できるのであれば、1DLUT作成手段
22を設けず、そのような関数を生成する手段を設けれ
ばよい。また、特に画像記録部14による出力特性が既
知で、画像出力装置10を含む系の定常的な濃度変動要
因や原因や感光材料等の記録媒体の特性が既知であれ
ば、カラーパッチP2aとともにステップパターンP2
bを出力しなくてもよく、既知の情報に応じて予め設定
される1DLUTを用いてもよいし、簡単な関数、例え
ば1次関数で表現または近似してもよい。
【0026】次に、濃度変動値算出手段24は、濃度測
定部16から送られた第2のカラーチャートP3のベタ
画像データD5(Rci,Gcj,Bck,i,j,k=1〜
N)を各色毎に平均して、その平均値(RcAV
cAV ,BcAV )を算出する。こうして算出された第2
のカラーチャートP3のベタ画像データD5(Rci,G
cj,Bck,i,j,k=1〜N)とその平均値
(RcAV ,GcAV ,BcAV )から、1DLUT作成手段
22によって作成された濃度変換用濃度−出力データ1
DLUTを用いて、逆変換して、第1のカラーチャート
P2のカラーパッチP2a対応位置における第2のカラ
ーチャートP3のベタ画像P3aの出力用データD5
(rc ,gc ,bc )に換算された濃度変動値D9(d
Qr,dQg,dQb)を算出する。例えば、図5に示
す濃度変換用濃度−出力データ1DLUTを用いる場合
には、第1のカラーチャートP2のカラーパッチP2a
対応位置における第2のカラーチャートP3のベタ画像
データD8のB濃度値をB1、その平均値をBAVとする
とき、B濃度に関する1DLUTを表す関数を用いて逆
変換を行うと、それぞれ対応する出力用データの差dQ
(dQb)を求めることができる。こうして求められた
換算濃度変動値D9(dQr,dQg,dQb)は、濃
度変動除去手段26に送られる。
【0027】続いて、濃度変動除去手段26は、1DL
UT作成手段22によって作成された濃度変換用濃度−
出力データ1DLUTを用いて、濃度測定部16から送
られた第1のカラーチャートP2のカラーパッチデータ
D6(Ri ,Gj ,Bk ,i,j,k=1〜N)を、濃
度変動値算出手段24から送られた濃度変動値D9(d
Qr,dQg,dQb)の分だけ補正して、カラーパッ
チデータD6(Ri ,Gj ,Bk ,i,j,k=1〜
N)から濃度変動分を除去し、カラーパッチP2aの濃
度変動が除去されたカラーパッチデータD10
(R’i ,G’j ,B’k,i,j,k=1〜N)を求
める。例えば、図5に示す濃度変換用濃度−出力データ
1DLUTを用いる場合には、第1のカラーチャートP
2のカラーパッチP2aの対応位置におけるカラーパッ
チデータD6のB濃度値をA1とするとき、B濃度に関
する1DLUTを表す関数を用いて逆変換を行うと、対
応する出力用データとしてQ1が求まる。このQ1に対
して濃度変動値算出手段24で求められたこの位置での
B濃度に関する濃度変動値D9のdQ(dQb)だけ、
ベタ画像P3aにおける平均値BAVからのB濃度値B1
の変動方向に変動させたき、出力用データQ2を求め
る。この出力用データQ2を1DLUTを使って変換し
て、濃度変動が除去されたカラーパッチデータD10の
B濃度値C1を求めることができる。こうして、求めら
れた第1のカラーチャートP2のN×N×N個のカラー
パッチP2aの濃度変動除去カラーパッチデータD10
(R’i ,G’j ,B’k ,i,j,k=1〜N)は、
3DLUT作成手段28に送られる。
【0028】次に、3DLUT作成手段28は、先に入
力されているN×N×N個のカラーパッチ画像を出力す
るのに用いた出力用データ(入力信号値)D3(ri
j,bk ,i,j,k=1〜N)と、こうして入力さ
れたN×N×N個のカラーパッチ画像P2の濃度変動除
去カラーパッチデータ(出力信号値)D10(R’i
G’j ,B’k ,i,j,k=1〜N)とを用いて、す
なわち、各カラーパッチの入出力信号値を対応させて、
N×N×N段3DLUTを作成する。こうして、本発明
の目的とする色信号変換用N×N×N段3DLUTを作
成することができる。ところで、N×N×N段3DLU
Tが、本発明の対象とする色信号変換において十分な精
度を発揮できるものであれば、このN×N×N段3DL
UTをそのまま用いればよいが、その段数Nが要求精度
に対して少ない場合には、補間によって3DLUTの段
数増加させておくのが好ましい。
【0029】この場合には、3DLUT作成手段24
は、続いて、こうして作成されたN×N×N段3DLU
Tをスプライン補間等の3次元補間で補間して、各色相
についてそれぞれ分割レベル数をNからM(M>N)、
例えばM=(N−1)×L+1に増大させた高精度(M
×M×M段)の3DLUTを作成する。ここで、3DL
UTの補間の方法は、線型補間や面積補間や体積補間で
もよく、特に限定されないが、3次元補間が可能であれ
ば、従来公知の3次元補間でもよく、例えば、スプライ
ン補間や四面体補間、三角柱(プリズム)補間、六面体
(立方体)補間、ピラミッド補間、体積補間などを挙げ
ることができるが、色再現性の精度などの点からは、特
にスプライン補間などが好ましい。こうして、高精度の
補間M×M×M段3DLUTを得ることができる。な
お、前述したように、3DLUT作成手段22によるN
×N×N段の3DLUTが対象とする色変換に対して十
分な精度を持つ段数Nであれば、3DLUTの補間を行
わなくともよいのはもちろんである。
【0030】こうして、本発明の第1の態様の3DLU
Tの濃度変動除去方法を実施して、補正済N×N×N段
3DLUTおよび補正済M×M×M段3DLUTを得る
ことができる。こうして得られた補正済N×N×N段3
DLUTまたは補正済M×M×M段3DLUTは、色変
換手段18に送られ、保持または格納され、入出力画像
データD1とD2との間の色信号変換に供される。
【0031】なお、はじめに作成する3DLUTの一次
独立な各色相の段数Nは、N×N×N段3DLUTを作
成するために作成し、実測するカラーパッチの数N×N
×N個を決めることになるが、複数であれば特に制限的
ではなく、要求される色再現性の精度に応じて適宜選択
すればよい。また、補間して作成する修正M×M×M段
3DLUTの一次独立な各色相の段数Mは、元の3DL
UTの各色相の段数Nより大であれば、特に制限的では
なく、要求される色再現性の精度および連続性に応じて
適宜選択すればよい。もちろん、これらの段数Nおよび
Mは、色再現精度や連続性の点からは、大きい方が良い
が、上述したように実測するカラーパッチの数がN×N
×N個となるので、必要な色再現の精度や連続性を満足
するものであれば、小さい方が好ましい。例えば、はじ
めの3DLUTの段数Nは、7段以上であるのが好まし
く、より好ましくは9段以上であるのがよく、補間後の
3DLUTの段数Mは、12段以上であるのが好まし
く、より好ましくは17段以上であるのが良い。なお、
段数NおよびMの上限は、色再現性の点からは大きい方
が良いので、特に設定する必要はない。なお、段数Nと
段数Mとの関係も、特に制限的ではないが、1つの指標
として、前述したように、N×N×N段3DLUTの格
子点間に(L−1)個の点を補間した場合を考慮し、M
=(N−1)×L+1として設定してもよい。ここで、
Lは2以上であり、Lが2の場合は3DLUTの格子点
間の中点を補間する場合である。本発明の第1の態様の
3DLUTの濃度変動除去方法は、基本的に、以上のよ
うに構成される。
【0032】
【実施例】本発明に係る第1の態様の3次元ルックアッ
プテーブルの濃度変動除去方法を実施例に基づいて以下
に具体的に説明する。 (実施例1)まず、本実施例においては、レーザ走査型
露光装置の主走査方向に光量差があるような装置を想定
し、本発明の3DLUTの濃度変動除去方法の効果を、
以下のようなシミュレーションを行って、確認した。
【0033】はじめに、レーザ走査型露光装置としてレ
ーザカラープリンタ(Phisul2;富士写真フイル
ム社製、第7回色彩工学コンファレンス論文集 P11
9〜P126、1990年10月30日、31日参照)
を用いて、カラーリバーサルフィルムプロビア(PRO
VIA)(富士写真フイルム社製)の1つのフィルムに
対して、複数のカラーパッチP2aおよびステップパタ
ーンP2bを持つ第1のカラーチャートP2(以下、パ
ッチAという)を作成するための露光データとして、そ
れぞれ、RGBの各色相についての露光量を最大値から
最小値までの間を9段に割り振った9×9×9個の3D
LUT作成用カラーパッチ出力用データD3(ri ,g
j ,bk ,i,j,k=1〜9)およびRGBの各色相
についての露光量に3色同値を割りつけた25段の(グ
レイ)ステップパターン出力用データD4を作成した。
また、同じレーザカラープリンタを用いて、同種のフィ
ルムに対して全面にベタ画像P3aを持つ第2のカラー
チャートP3(以下、パッチBという)を作成するため
の露光データとして、RGBの各色相についての露光量
に均一な出力値を与えたベタ画像出力用データD5を作
成した。
【0034】なお、本実施例においては、レーザカラー
プリンタの主走査方向に光量差があるような装置を想定
しているので、図4(a)に示すようなカラーパッチ画
像が作成されるとき、カラーパッチ画像(カラーチャー
トの画像領域)の主走査方向のサイズと想定したレーザ
カラープリンタの光量分布との関係は、図4(b)に示
すような関係にあるとした。すなわち、図4(b)に示
すような露光部において、走査光と感光材料との角度の
変化分のみが光量分布の原因となっていると仮定し、中
央部と点Cにおける光量差が、下記式(2)で表される
とした。 d(log10E)=−log10(cosθ)2 ……(2) 本実施例においては、画像データには図4(a)および
(b)に示す関係によって生じる上記式(2)で示すよ
うな主走査方向の光量分布があると想定し、光量分布の
中央部との光量差の対数値をパッチAのカラーパッチ出
力用データD3とステップパターン出力用データD4、
およびパッチBのベタ画像出力用データD5に重畳し
た。
【0035】こうして得られたカラーパッチ出力用デー
タD3およびステップパターン出力用データD4に基づ
いて、上記レーザカラープリンタを用いて、上記カラー
リバーサルフィルムプロビア(PROVIA)(富士写
真フイルム社製)の1つのフィルムに露光し、現像処理
して、9×9×9個のカラーパッチP2aと25ステッ
プのグレイパッチからなるステップパターンP2bをも
つ第1のカラーチャートP2(パッチA)を作成した。
同じレーザカラープリンタを用いて、同種の別のフィル
ムに対して、全面に、光量差を重畳したベタ画像出力用
データD5に基づいた露光を行い、現像処理して、ベタ
画像P3aをもつ第2のカラーチャートP3(パッチ
B)を作成した。
【0036】現像後のパッチAのおよびパッチBの画像
をカラースキャナSG−1000(大日本スクリーン社
製)を用いて入力し、3色自動濃度計(若狭光学研究所
製)の濃度値に変換した。その後、パッチAの9×9×
9個のカラーパッチP2aの各点の濃度(濃度A)と2
5ステップのグレイステップパターンP2bの各点の濃
度、すなわちカラーパッチデータD6およびステップパ
ターンデータD7と、パッチBのベタ画像P3aから、
パッチAの9×9×9個のカラーパッチP2aに対応す
る位置の濃度値(濃度B)、すなわちベタ画像データD
8を読み取った。
【0037】こうして、読み取られたパッチAの下部
(カラーパッチP2aの下側)の25ステップグレイス
テップパターンP2bについて、レーザカラープリンタ
に与えた25ステップパターンの出力用データD4と各
ステップの濃度(25ステップパターンデータ)D7と
の間に図5に示す1次元ルックアップテーブル(1DL
UT)を作成した。図5に示す1DLUTにおいて、B
(ブルー)濃度値を代表例として説明するが、パッチB
のカラーパッチP2aの全対応位置の濃度Bの平均値
(BAV)と、今求める位置に対応する点の濃度値(B
1)を1DLUTを用いて逆変換を行い、これらの濃度
値の出力用データD5の差(dQ)、すなわち濃度変動
値D9を求めた。続いて、パッチAのカラーパッチの求
める点の濃度値(A1)を逆変換して求めたカラーパッ
チ出力用データ(Q1)から、定常的な変動分に相当す
る(dQ)を補正した(減じた)カラーパッチ出力用デ
ータ(Q2)を求めた。この後、1DLUTを用いてカ
ラーパッチ出力用データQ2に対応する補正濃度、すな
わち濃度変動除去カラーパッチデータD10(C1)を
求めた。同様にして、濃度AのカラーパッチP2aの各
点について補正を行い、全ての点について、濃度変動除
去カラーパッチデータD10(濃度C)を作成した。
【0038】カラーパッチ出力用データD3と、濃度C
(濃度変動除去カラーパッチデータD10)との間に色
信号変換用9×9×9段3次元ルックアップテーブル
(3DLUT)を作成し、さらに、9×9×9段3次元
ルックアップテーブル(3DLUT)に再補間を施し、
色信号変換用33×33×33段3次元ルックアップテ
ーブル(3DLUT)を作成した。
【0039】濃度再現精度を評価するため、マクベスチ
ャート24色を撮影した透過陽画画像を原稿とし、それ
ぞれ従来法と本発明による方法で作成した3次元変換テ
ーブル(3DLUT)LUT1とLUT2を介して出力
した透過プリントのCIEL * * * 空間で定義され
る元画像と再現画像の画像データおよびその色差を求め
た結果を表1および表2に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】また、表1および表2に示す従来法と本発
明による方法で得られた結果から求められた平均色差と
最大色差を以下に示す。 従来法 本発明による方法 平均色差 1.41 平均色差 1.16 最大色差 2.91 最大色差 2.17
【0043】以上の結果から明らかなように、画像出力
装置に起因する定常的な濃度変動によって生じる元画像
と再現画像との濃度誤差が、従来法において平均色差で
1.41、最大色差で2.91であったものを、本発明
による方法では平均色差で1.16、最大色差で2.1
7に低減することができる。
【0044】本発明に係る3次元ルックアップテーブル
の濃度変動除去方法およびこれを実施する画像出力装置
は、基本的に以上のように構成されるが、本発明はこれ
に限定されるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において、種々の改良や設計の変更が可能なことは
もちろんである。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の第1の態
様の3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法に
よれば、画像出力装置において出力される出力再生画像
を得るための出力値と得られた出力再生画像の濃度との
間の誤差原因のうち、画像出力装置(画像記録装置や現
像処理装置)やその処理等に起因するような定常的な濃
度変動を除去し、3次元ルックアップテーブルの作成精
度を向上させることができる。また、本発明の第2の態
様の画像出力装置によれば、たとえ、全面均一濃度のベ
タ画像であっても、装置自体やその処理等に起因する定
常的な変動による濃度むらを生じさせることのない画像
を出力することができる。従って、定常的なムラの発生
パターンを予め入れておくことで、露光位置と補正量
(例えば図5より求められる補正量)をメモリ上に持た
せ、均一なベタ画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第2の態様の画像出力装置の一
実施例のブロック図である。
【図2】 本発明の第1の態様の3次元ルックアップテ
ーブルの濃度変動除去方法の一実施例のフローチャート
である。
【図3】 (a)および(b)は、それぞれ本発明に用
いられる第1カラーチャート(パッチA)および第2カ
ラーチャート(パッチB)の一例を示す説明図である。
【図4】 (a)および(b)は、本発明の実施例1に
用いられる第1カラーチャート(パッチA)のサイズの
一例およびこのサイズの感光材料とレーザ走査型露光装
置の露光部と関係の一例を示す説明図である。
【図5】 本発明の3次元ルックアップテーブルの濃度
変動除去方法に用いられる濃度−出力用データの濃度変
換用1次元ルックアップテーブルの一例を示すグラフで
ある。
【図6】 現実の画像出力系における3次元ルックアッ
プテーブルの概要を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 画像出力装置 12 画像処理部 14 画像記録部 16 濃度測定部 18 色変換手段 20 メモリ 22 1次元ルックアップテーブル作成手段 24 濃度変動値算出手段 26 濃度変動除去手段 28 3次元ルックアップテーブル作成手段 D1 入力画像データ D2 出力画像データ D3 カラーパッチ出力用データ D4 ステップパターン出力用データ D5 ベタ画像出力用データ D6 カラーパッチデータ D7 ステップパターンデータ D8 ベタ画像データ D9 濃度変動値 D10 濃度変動除去カラーパッチデータ P1 出力画像 P2 第1カラーチャート P3 第2カラーチャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 誠 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像出力装置によって、それぞれ3色の出
    力値を変えた組み合わせの複数のカラーパッチを持つ第
    1のカラーチャートを出力して、この第1のカラーチャ
    ートの前記複数のカラーパッチの濃度を測色して、画像
    出力装置の色信号変換用3次元ルックアップテーブルを
    作成するに際し、 同一の前記画像出力装置によって、全面均一出力値の画
    像を持つ第2のカラーチャートを出力し、 出力された第2のカラーチャートの前記均一出力値画像
    から濃度変動値を求め、 得られた濃度変動値に基づいて前記第1のカラーチャー
    トに含まれる前記画像出力装置固有の濃度変動を除去
    し、作成される3次元ルックアップテーブルの濃度変動
    を除去することを特徴とする色信号変換用3次元ルック
    アップテーブルの濃度変動除去方法。
  2. 【請求項2】前記濃度変動値は、前記第2カラーチャー
    トの前記均一出力値画像から前記第1のカラーチャート
    の複数の前記カラーパッチの各位置に対応する位置の濃
    度値の変動量として求め、 前記画像出力装置固有の濃度変動の除去は、求められた
    各カラーパッチ対応位置の濃度値の変動量を用いて前記
    第1のカラーチャートの各カラーパッチの濃度値の変動
    を除去することによって行うことを特徴とする請求項1
    に記載の色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃
    度変動除去方法。
  3. 【請求項3】前記カラーパッチの濃度値の変動の除去
    は、前記第2カラーチャートの前記複数の前記カラーパ
    ッチの各位置に対応する濃度値の変動量を1次元ルック
    アップテーブルを介して前記カラーパッチの前記3色の
    出力値の変動量に換算し、この変換変動量を前記カラー
    パッチの前記出力値から除去することによって行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の色信号変換用3次元ルッ
    クアップテーブルの濃度変動除去方法。
  4. 【請求項4】前記1次元ルックアップテーブルは、前記
    画像出力装置の前記出力値を濃度と直線関係に近い特性
    値に変換した後に、濃度補正用に作成される1次元ルッ
    クアップテーブルであることを特徴とする請求項3に記
    載の色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変
    動除去方法。
  5. 【請求項5】前記1次元ルックアップテーブルは、前記
    画像出力装置から3色同出力値を割り付けた多ステップ
    パターンを出力し、このパターンの各ステップに与えた
    前記出力値と出力されたパターンの対応するステップの
    濃度との関係から作成されることを特徴とする請求項3
    または4に記載の色信号変換用3次元ルックアップテー
    ブルの濃度変動除去方法。
  6. 【請求項6】前記多ステップパターンは、前記第1のカ
    ラーチャートに前記複数のカラーパッチとともに作成さ
    れることを特徴とする請求項5に記載の色信号変換用3
    次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法。
  7. 【請求項7】色信号変換用3次元ルックアップテーブル
    によって入力画像信号を出力画像信号に変換し、得られ
    た出力画像信号に基づいて、記録媒体に可視再生画像を
    出力する画像出力装置であって、 第1のカラーチャートの複数のカラーパッチの3色の出
    力値の組み合わせおよび第2のカラーチャートの画像の
    均一出力値を格納する手段と、 前記第1のカラーチャートおよび第2のカラーチャート
    を可視再生画像として前記記録媒体に出力する手段と、 出力された前記第1のカラーチャートの複数のカラーパ
    ッチと前記第2のカラーチャートの画像との濃度を計測
    する濃度計測手段と、 前記第2のカラーチャートの全面均一出力値の画像の計
    測濃度値から濃度変動値を求める手段と、 この濃度変動値に基づいて、前記第1のカラーチャート
    の複数のパッチの計測濃度値から濃度変動を除去する手
    段と、 前記第1のカラーチャートの複数のカラーパッチの3色
    の出力値の組み合わせと、前記第1のカラーチャートの
    複数のカラーパッチの濃度変動が除去された計測濃度値
    とから前記3次元ルックアップテーブルを作成する手段
    とを有することを特徴とする画像出力装置。
  8. 【請求項8】前記濃度変動除去手段は、前記第1のカラ
    ーチャートの複数のカラーパッチの濃度値の変動を除去
    することを特徴とする請求項7に記載の画像出力装置。
  9. 【請求項9】前記濃度変動除去手段は、第1のカラーチ
    ャートの前記カラーパッチに対応する位置の前記第2の
    カラーチャートの濃度変動値を前記カラーパッチの前記
    3色の出力値の変動量に変換する1次元ルックアップテ
    ーブルを有することを特徴とする請求項7または8に記
    載の画像出力装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の画像出力装置であっ
    て、前記格納手段は、さらに前記1次元ルックアップテ
    ーブルを作成するための3色同出力値を割り付けた多ス
    テップパターンの割付出力値を格納し、 さらに、前記多ステップパターンの割付出力値に基づい
    て前記記録媒体に出力された多ステップパターンの計測
    濃度値と割付出力値とから前記1次元ルックアップテー
    ブルを作成する手段を有することを特徴とする画像出力
    装置。
JP10057855A 1998-03-10 1998-03-10 色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを行う画像出力装置 Withdrawn JPH11261831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10057855A JPH11261831A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを行う画像出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10057855A JPH11261831A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを行う画像出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11261831A true JPH11261831A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13067616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10057855A Withdrawn JPH11261831A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを行う画像出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11261831A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717674B2 (en) 2000-10-31 2004-04-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Color chart, chart image data recording medium, profile producing apparatus, profile producing method, and profile producing program storage medium
US7075678B2 (en) 2000-10-31 2006-07-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Profile producing apparatus, profile producing method, and profile producing program storage medium
US7130080B2 (en) 2000-10-24 2006-10-31 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus for color conversion
JP2006340352A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Xerox Corp セパレーション間の相関分離器
JP2007181142A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Canon Inc 色処理方法およびその装置
JP2008244814A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成装置の階調調整方法
US9024937B2 (en) 2012-10-22 2015-05-05 Seiko Epson Corporation Calibration method for image processing device, calibration device, image processing device, and display module

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130080B2 (en) 2000-10-24 2006-10-31 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus for color conversion
US6717674B2 (en) 2000-10-31 2004-04-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Color chart, chart image data recording medium, profile producing apparatus, profile producing method, and profile producing program storage medium
US7075678B2 (en) 2000-10-31 2006-07-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Profile producing apparatus, profile producing method, and profile producing program storage medium
JP2006340352A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Xerox Corp セパレーション間の相関分離器
JP2007181142A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Canon Inc 色処理方法およびその装置
EP1804134A3 (en) * 2005-12-28 2014-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Color processing method and apparatus thereof
JP2008244814A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成装置の階調調整方法
US9024937B2 (en) 2012-10-22 2015-05-05 Seiko Epson Corporation Calibration method for image processing device, calibration device, image processing device, and display module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5491568A (en) Method and apparatus for calibrating a digital color reproduction apparatus
US5452111A (en) Methods and associated apparatus for forming image data metrics which achieve media compatibility for subsequent imaging applications
US5420979A (en) Method and apparatus for using composite transforms to form intermediary image data metrics which achieve device/media compatibility for subsequent imaging applications
KR100194988B1 (ko) 화상 처리 장치 및 방법
US4956718A (en) Tonal conversion method for pictures
JPH02289367A (ja) カラー画像処理方法
JPH05268469A (ja) 画像処理方法
JPH08125880A (ja) ローカルプリンタの非線形性を補正する、カラープリンタのキャリブレーション方法
EP0772347A2 (en) Colour printing using a dither cell
JPH11215391A (ja) カラー再生プロセスの色域を直接計算する方法、装置、及び製品
US7142710B2 (en) Color image processing method and color image processing apparatus
JPH11205620A (ja) 3次元ルックアップテーブルの補正法およびこれを行う画像処理装置ならびにこれを備えたデジタルカラープリンタ
JP4280404B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP3176101B2 (ja) 画像読取装置
JP3733200B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH11261831A (ja) 色信号変換用3次元ルックアップテーブルの濃度変動除去方法およびこれを行う画像出力装置
EP0460187B1 (en) Methods and associated apparatus for forming image data metrics which achieve media compatibility for subsequent imaging applications
JP2020203454A (ja) 画像処理装置、画像形成装置
JPH03240392A (ja) コンピュータ生成画像の複製に利用可能なカラー印刷システム
JP2000235234A (ja) 画像プリントと画像プリント形成方法及びシステム
US5729362A (en) Method for determining color data
US7158260B2 (en) Color conversion apparatus and color conversion program storage medium
JP3824674B2 (ja) 印刷プルーフ作成方法および装置
JPH11220630A (ja) 3次元ルックアップテーブルの作成法およびこれを行う画像処理装置ならびにこれを備えたデジタルカラープリンタ
JP2543146B2 (ja) 色修正デ―タ算出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510