JPH11262201A - 電動機のステータコア - Google Patents

電動機のステータコア

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JPH11262201A
JPH11262201A JP10059918A JP5991898A JPH11262201A JP H11262201 A JPH11262201 A JP H11262201A JP 10059918 A JP10059918 A JP 10059918A JP 5991898 A JP5991898 A JP 5991898A JP H11262201 A JPH11262201 A JP H11262201A
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JP
Japan
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stator core
back yoke
teeth
coil
slits
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JP10059918A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Murakami
俊明 村上
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はティースへのコイルの巻き線量を
増大させることができるようにした電動機のステータコ
アをを提供することにある。 【解決手段】 環状に形成されたバックヨーク25およ
びこのバックヨークの内周面に周方向に所定間隔で配置
された複数のティース26とが一体形成された電動機の
ステータコア12において、上記バックヨークの隣り合
うティース間の部分には、上記バックヨークを拡径して
隣り合うティースの間隔を拡大させる伸縮部27が形成
されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁性鋼板を環状に
打ち抜いて形成される電動機のステータコアに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ブラシレスDCモータなどの
電動機は、環状のステータコアを有し、このステータコ
アの内部にロータが収容されている。このロータは上記
ステータコアを保持したモータフレームに回転自在に支
持されている。上記ステータコアは磁性鋼板を打ち抜
き、その鋼板を複数枚積層して構成されている。
【0003】図10(a),(b)に示すように、上記
ステータコア1は環状をなしたバックヨーク2およびこ
のバックヨーク2の内周面に周方向に等間隔で突設され
た複数のティース3とを有する。
【0004】上記ティース3にはノズル4によってコイ
ル5が巻回される。すなわち、ノズル4の内部にコイル
5を通し、そのコイル5の先端を所定の個所に固定した
ならば、上記ノズル4をティース3の周囲に沿って回転
させることで、コイル5をティース3に巻くようにして
いる。
【0005】このようなステータコア1において、電動
機の性能を向上させるための要因の1つとしてティース
3に巻回されるコイル5の巻き量、つまり隣り合うティ
ース3間の空間部であるスロット6の面積に対してコイ
ル5が占める割合である、占積率を向上させることが知
られている。
【0006】しかしながら、ステータコア1が予め環状
に打ち抜かれていると、スロット6の内部にノズル4を
入れてコイル5を巻回する構成上、上記ノズル4が隣り
のティース3に巻回されているコイル5に干渉すること
のない空間を上記スロット6内に残さなければならな
い。そのため、スロット6内におけるコイル5の占積率
を大きくするのに制限を受けるということがあった。つ
まり、ノズル4をティース3の周囲に沿って回転させる
ことができる空間を確保しなければならないため、ティ
ース3に対するコイル5の巻き量が制限を受けることに
なる。
【0007】さらに、ティース3の先端部にはそこに巻
回されたコイル5を保持するための係止部3aが径方向
に沿って設けられている。そのため、上記係止部3aに
よってスロット6の間口6aが狭くなるから、ノズル4
の自由度が制限されて占積率を大きくすることができな
いということがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、鋼板を環
状に打ち抜いて形成される従来のステータコアにおいて
は、隣り合うティース間の空間部であるスロットの大き
さや間口によって上記ティースへのコイルの巻き量が制
限されるため、占積率を大きくすることができないとい
うことがあった。
【0009】この発明は、ティースにコイルを巻回する
ときにはティース間のスロットを大きくし、ティースへ
のコイルの巻き量を増大させることができるようにした
電動機のステータコアを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、環状
に形成されたバックヨークおよびこのバックヨークの内
周面に周方向に所定間隔で配置された複数のティースと
が一体形成された電動機のステータコアにおいて、上記
バックヨークの隣り合うティース間の部分には、上記バ
ックヨークを拡径して隣り合うティースの間隔を拡大さ
せる伸縮部が形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記伸縮部は、上記バックヨークの内周側と外周側
とにそれぞれ薄肉部を残して並列に形成された複数のス
リットからなることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記伸縮部の上記スリットを挟んで対向する一対の
側面には、互いに係合する凹凸部が形成されていること
を特徴とする。
【0013】請求項1の発明によれば、ティースにコイ
ルを巻回するときには、上記伸縮部によってステータコ
アを拡径することで、隣り合うティース間の空間部であ
るスロットを大きくできるから、上記ティースへのコイ
ルの巻き量を増大させることができる。
【0014】請求項2の発明によれば、伸縮部を複数の
スリットによって形成したことで、ステータコアに上記
伸縮部を容易に設けることが可能となる。請求項3の発
明によれば、スリットを挟んで対向する一対の側面に、
互いに係合する凹凸部を形成したことで、上記伸縮部を
縮小した状態でステータコアに外力が加わっても、その
環状形状が変形しにくくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1乃至図4はこの発明の第1
の実施の形態を示す。図4は電動機11で、この電動機
11はステータコア12を有し、このステータコア12
はモータケース13に保持されている。このモータケー
ス13は樹脂やプリミックスをモールド成型してなり、
成型時に上記ステータコア12をインサートすること
で、一体になっている。
【0016】上記モータケース13の一側部には中空部
14が形成され、他側部には開口部15が形成されてい
る。上記中空部14には第1の軸受16が収容保持さ
れ、上記開口部15はその内面に第2の軸受17を保持
したブラケット18によって閉塞されている。
【0017】上記ステータコア12の内部空間にはロー
タ19が収容されている。このロータ19に設けられた
回転軸21は、一端部が上記第1の軸受16に回転自在
に支持されて上記中空軸14からモータケース13の外
部に突出され、他端部が上記第2の軸受17に回転自在
に支持されている。
【0018】上記ステータコア12は、図1と図2に示
すステータ部材20を複数枚積層して形成されている。
つまり、ステータ部材20は、磁性鋼板を打ち抜くこと
で環状に形成されたバックヨーク25およびこのバック
ヨーク25の内周面に周方向に等間隔で突設された複
数、この実施の形態では先端部に係止部26aを有する
T字状の9本のティース26とからなる。
【0019】上記バックヨーク25の隣り合うティース
26の間の部分には、図1乃至図3に示すようにバック
ヨーク25の環状形状を拡径できる伸縮部27が形成さ
れている。この伸縮部27は、上記バックヨーク25の
周方向に沿って所定間隔で、かつ径方向に沿って直線状
に切設された複数のスリット、この実施の形態では3本
のスリット28a〜28cによって形成された2本の短
冊部材29a,29bからなる。
【0020】つまり、図3(a),(b)に示すように
3本のスリットのうち、中央に位置するスリット28b
は一端がバックヨーク25の外周に開放し、他端はバッ
クヨーク25の内周に薄肉部30bを残して形成された
小孔31bに連通している。残りの2つのスリット28
a,28cは、一端がバックヨーク25の内周に開放
し、他端はバックヨーク25の外周に薄肉部30a,3
0cを残して形成された小孔31a,31cに連通して
いる。
【0021】したがって、環状に形成されたバックヨー
ク25は、図3(a)に示すように各伸縮部27の3つ
の薄肉部30a〜30cを変形させながら2本の短冊部
29a,29bをV字状に開くことで、その内径寸法を
拡大し、隣り合うティース26の間隔を拡大することが
できるようになっている。
【0022】なお、上記伸縮部27は、バックヨーク2
5を打ち抜き加工するときに小孔31a〜31cを同時
に打ち抜き形成し、ついでスリット28a〜28cをレ
ーザ光やブレード(砥石)によって加工することが可能
であるが、他の手段、たとえばスリット28a〜28c
と小孔31a〜31cの両方をレーザ光によって加工す
るようにしてもよい。さらに、他の手段としては、スリ
ット28a〜28cが開いた状態となるよう、スリット
28a〜28cおよび小孔31a〜31cを有するステ
ータ部材20を所定の鋼板から打抜くようにしてもよ
い。その場合、ステータコア12は内径寸法が拡径され
た状態で打抜かれることになる。
【0023】各ティース26には絶縁層32を介してコ
イル33が巻回される。すなわち、コイル33を巻回す
るときにはバックヨーク25の伸縮部27を伸長させ、
隣り合うティース26の間隔を拡大する。そして、ノズ
ル4(図10に示す)に通されたコイル33の先端を適
所に固定したのち、上記ノズル4を上記ティース26の
周囲に沿って回転させることで、そのティース26にコ
イル33が巻回される。
【0024】コイル33を巻回する際に伸縮部27を伸
長させることで、隣り合う一対のティース26の間隔、
つまりスロット34の幅寸法およびその間口35が拡大
される。それによって、スロット34および間口35が
拡大された分だけ、コイル33の巻き量を増大させるこ
とができるから、巻き量の増大によって電動機11の性
能向上を図ることができる。
【0025】各ティース26にコイル33を巻き終えた
ならば、バックヨーク25を縮径して伸縮部27を縮小
させ、伸縮部27によってバックヨーク25の周方向に
隙間が生じないようにする。それによって、バックヨー
ク25に伸縮部27を形成しても、その磁気抵抗が増大
するのを防止することができる。
【0026】縮径されたステータコア12は、図4に示
すモータケース13の成型時にインサート成型されるか
ら、その縮径状態が確実に維持されることになる。な
お、ステータコア12はあらかじめ筒状に形成されたモ
ータケース(図示せず)に圧入することで、その縮径状
態を維持するようにしてもよい。
【0027】図5はティース26への巻き線の変形例
で、この実施の形態ではステータコア12にティース2
6が12本形成され、3本のティース26にわたってコ
イル33を巻回する重ね巻き線を示す。この場合も、コ
イル33を巻回するときに、伸縮部27を伸長させてス
テータコア12のバックヨーク25を拡径すれば、隣り
合うティース26間の間口35を広げることができるた
め、3本のティース26にまたがるコイル33の巻き量
を増大させることができる。
【0028】コイル33を巻き終えたならば、伸縮部2
7を縮小させることで、複数のティース26にまたがっ
て巻かれたコイル33にゆるみが生じることが避けられ
ないが、そのゆるみによってコイル33がティース26
の係止部26aから外れることがなければ、実用上、と
くに問題となることはない。
【0029】図6乃至図9はこの発明の第2乃至第5の
実施の形態を示し、これらの実施の形態は伸縮部の変形
例である。なお、第1の実施の形態と同一部分には同一
記号を付して説明を省略する。
【0030】すなわち、図6(a),(b)に示す第2
の実施の形態の伸縮部27Aは、3本のスリット41a
〜41cがバックヨーク25の周方向に対して所定の角
度で傾斜して形成されている。
【0031】スリット41a〜41cを傾斜させること
で、各スリットの接合面をバックヨーク25の径方向に
対して傾斜させる。それによって、縮径されたバックヨ
ーク25に外力が加わっても、各スリット41a〜41
cの接合面が径方向に滑りにくいから、バックヨーク2
5の円形状が変形しにくくなる。つまり、スリット41
a〜41cを傾斜させることで、伸縮部27Aが外力に
よって変形しにくい係合部となっている。
【0032】図7(a),(b)に示すこの発明の第3
の実施の形態は伸縮部27Bの3本のスリット42a〜
42cが円弧状をなしている。つまり、3本のスリット
42a〜42cを挟んでそれぞれ接合する側面の一方を
凹曲面43a、他方を凹曲面43aに係合する凸曲面4
3bとした。つまり、凹曲面43aと凸曲面43bとで
係合部となっている。
【0033】それによって、上記伸縮部27Bを縮小さ
せた状態において、バックヨーク25に外力が加わって
も、上記凹曲面43aと凸曲面43bとの接合によって
伸縮部27Bのスリット42a〜42cの接合面が滑っ
て変形するのを阻止できるから、バックヨーク25の円
形状が損なわれるのを防止することができる。
【0034】図(a),(b)に示すこの発明の第4の
実施の形態は、伸縮部27Cの3本のスリット44a〜
44cを挟んでそれぞれ接合する側面の一方に半円形状
の凹部45a、他方にその凹部45aに係合する同じく
半円形状の凸部45bを形成することで係合部とした。
【0035】このような構成によれば、伸縮部27Cを
縮小させた状態において、バックヨーク25に外力が加
わっても、上記凹部45aと凸部45bとの係合によっ
てスリット44a〜44cの接合面が滑って伸縮部27
Bが変形するのが防止されるから、バックヨーク25の
円形状を精度よく維持することができる。
【0036】図9(a),(b)に示すこの発明の第5
の実施の形態は、上記第3の実施の形態と類似するが、
伸縮部27Dの3本のスリット46a〜46cが円弧状
でなく、くの字状をなしているという点で相違してい
る。つまり、3本のスリット46a〜46cを挟んでそ
れぞれ接合する側面の一方に三角形状の凹部47a、他
方にその凹部47aに係合する同じく三角形状の凸部4
7bを形成することで係合部とした。
【0037】それによって、伸縮部27Dを縮小させた
状態において、バックヨーク25に外力が加わっても、
上記凹部47aと凸部47bとの係合によってスリット
46a〜46cの接合面に滑りが生じて伸縮部27Dが
変形するのが防止されるから、バックヨーク25の円形
状を精度よく維持することができる。
【0038】なお、上記各実施の形態では伸縮部を3本
のスリットによって形成したが、2本あるいは4本以上
のスリットによって形成するようにしてもよく、要はバ
ックヨークの径寸法を大きくしたり、小さくできる構造
であればよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ティースにコ
イルを巻回するときには、伸縮部を伸長させてステータ
コアを拡径することで、隣り合うティース間の空間部で
あるスロットおよびその間口を大きくできる。
【0040】それによって、上記ティースへのコイルの
巻き量を増大させることができるから、電動機の性能向
上を図ることができる。請求項2の発明によれば、バッ
クヨークに複数のスリットを切設することで、伸縮部を
形成するようにした。
【0041】そのため、ステータコアに上記伸縮部を容
易に設けることが可能となる。請求項3の発明によれ
ば、スリットを挟んで対向する一対の側面に、互いに係
合する凹凸部を形成した。
【0042】そのため、上記伸縮部を縮小した状態でス
テータコアに外力が加わっても、その環状形状が変形し
にくくなるから、ステータコアに伸縮部を形成すること
で、その形状精度が低下するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す伸縮部を縮
小させた状態のステータコアの平面図。
【図2】同じく伸縮部を伸長させた状態のステータコア
の平面図。
【図3】同じくコイルを巻回する前とした後のティース
部分の拡大図。
【図4】同じく電動機の概略的構成図。
【図5】同じくティースへの巻き線の変形例を示す説明
図。
【図6】(a)この発明の第2の実施の形態を示すステ
ータコアの平面図、(b)同じく伸縮部の拡大図。
【図7】(a)この発明の第3の実施の形態を示すステ
ータコアの平面図、(b)同じく伸縮部の拡大図。
【図8】(a)この発明の第4の実施の形態を示すステ
ータコアの平面図、(b)同じく伸縮部の拡大図。
【図9】(a)この発明の第5の実施の形態を示すステ
ータコアの平面図、(b)同じく伸縮部の拡大図。
【図10】(a)は従来構造のステータコアのティース
にコイルを巻回する状態を説明する説明図、(b)は同
じくティースにコイルが巻回された状態の説明図。
【符号の説明】
12…ステータコア 25…バックヨーク 26…ティース 27…伸縮部 27A〜27D…伸縮部 28a〜28c…スッリト 41a〜41c…スリット 42a〜42c…スリット 44a〜44c…スリット 46a…46c…スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に形成されたバックヨークおよびこ
    のバックヨークの内周面に周方向に所定間隔で配置され
    た複数のティースとが一体形成された電動機のステータ
    コアにおいて、 上記バックヨークの隣り合うティース間の部分には、上
    記バックヨークを拡径して隣り合うティースの間隔を拡
    大させる伸縮部が形成されていることを特徴とする電動
    機のステータコア。
  2. 【請求項2】 上記伸縮部は、上記バックヨークの内周
    側と外周側とにそれぞれ薄肉部を残して並列に形成され
    た複数のスリットからなることを特徴とする請求項1記
    載の電動機のステータコア。
  3. 【請求項3】 上記伸縮部の上記スリットを挟んで対向
    する一対の側面には、互いに係合する凹凸部が形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の電動機のステー
    タコア。
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