JPH11262860A - 超精密研削方法および研削装置 - Google Patents
超精密研削方法および研削装置Info
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- JPH11262860A JPH11262860A JP8818798A JP8818798A JPH11262860A JP H11262860 A JPH11262860 A JP H11262860A JP 8818798 A JP8818798 A JP 8818798A JP 8818798 A JP8818798 A JP 8818798A JP H11262860 A JPH11262860 A JP H11262860A
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- grinding
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Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電解ドレッシングを利用した超精密研削加工
において、砥石表面の切れ味と弾性を確保しつつ、精密
研削に要求される砥石表面のプロファイル精度を満足さ
せて、高い仕上げ精度を得るとともに、ドレッシングサ
イクルタイムの短縮化と消費電力の低減化を図る。 【解決手段】 砥石車2を構成する導電性砥石として、
導電性レジンボンドにより砥粒が結合されてなる導電性
レジンボンド砥石を用いるとともに、この砥石車2によ
る工作物Wの研削加工中に、砥石車2の砥石表面2aに
対して電解ドレッシングを施す。電解ドレッシングにお
ける電解作用によって、レジンボンド中の導電物質のみ
が溶解して、砥石表面2aには砥粒とレジンが残り、E
LID研削におけるような酸化皮膜の生成は必要としな
い。
において、砥石表面の切れ味と弾性を確保しつつ、精密
研削に要求される砥石表面のプロファイル精度を満足さ
せて、高い仕上げ精度を得るとともに、ドレッシングサ
イクルタイムの短縮化と消費電力の低減化を図る。 【解決手段】 砥石車2を構成する導電性砥石として、
導電性レジンボンドにより砥粒が結合されてなる導電性
レジンボンド砥石を用いるとともに、この砥石車2によ
る工作物Wの研削加工中に、砥石車2の砥石表面2aに
対して電解ドレッシングを施す。電解ドレッシングにお
ける電解作用によって、レジンボンド中の導電物質のみ
が溶解して、砥石表面2aには砥粒とレジンが残り、E
LID研削におけるような酸化皮膜の生成は必要としな
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は超精密研削方法お
よび研削装置に関し、さらに詳細には、電解ドレッシン
グを利用した超砥粒砥石による研削技術に関する。
よび研削装置に関し、さらに詳細には、電解ドレッシン
グを利用した超砥粒砥石による研削技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、先端精密加工技術の一つとして、
超砥粒砥石を用いた超精密研削技術が注目され、特にレ
ジン系やメタル系結合材料によりダイヤモンド砥粒が結
合されてなるダイヤモンド砥石は、セラミック等の硬脆
材料を研削加工する場合に最適な砥石として使用されて
いる。
超砥粒砥石を用いた超精密研削技術が注目され、特にレ
ジン系やメタル系結合材料によりダイヤモンド砥粒が結
合されてなるダイヤモンド砥石は、セラミック等の硬脆
材料を研削加工する場合に最適な砥石として使用されて
いる。
【0003】ところで、この種の超砥粒砥石のツルーイ
ング(truing)・ドレッシング(dressing)は、従来の一般
的な機械的ツルーイング・ドレッシング技術では困難で
あるとともに、その作業に長時間を要するという問題が
あった。
ング(truing)・ドレッシング(dressing)は、従来の一般
的な機械的ツルーイング・ドレッシング技術では困難で
あるとともに、その作業に長時間を要するという問題が
あった。
【0004】この点に関して、この種の超砥粒砥石の多
くが導電性レジンボンドやメタルボンド等の導電性結合
材料を用いた導電性砥石であることに着目して、最近で
は、放電ツルーイングや電解ドレッシングといった電気
的ツルーイング・ドレッシング技術が超砥粒砥石のツル
ーイング・ドレッシングに適用される例が増えてきてい
る。
くが導電性レジンボンドやメタルボンド等の導電性結合
材料を用いた導電性砥石であることに着目して、最近で
は、放電ツルーイングや電解ドレッシングといった電気
的ツルーイング・ドレッシング技術が超砥粒砥石のツル
ーイング・ドレッシングに適用される例が増えてきてい
る。
【0005】放電ツルーイングは、放電作用を利用した
ツルーイングを行うもので、メタルボンド砥石のツルー
イングに一般に適用されている。この放電ツルーイング
は、メタルボンド・ダイヤモンド砥石からなる砥石車を
備えたセンタレス研削盤を例にとれば、砥石車を(+)
極とするとともに、この砥石車の砥石表面(円筒研削
面)に対向して一定間隔をもって設けられた金属円盤か
らなる放電ツルアー(放電ツルーイング電極)を(−)
極とし、上記砥石車と放電ツルアーを所定の速度で回転
させながら、これらに正負の電圧をそれぞれ印加するこ
とにより、両極間の放電作用によって上記砥石表面のメ
タルボンド部分を溶解除去して、研削面における砥粒の
突出状態を成形維持するようにされている。
ツルーイングを行うもので、メタルボンド砥石のツルー
イングに一般に適用されている。この放電ツルーイング
は、メタルボンド・ダイヤモンド砥石からなる砥石車を
備えたセンタレス研削盤を例にとれば、砥石車を(+)
極とするとともに、この砥石車の砥石表面(円筒研削
面)に対向して一定間隔をもって設けられた金属円盤か
らなる放電ツルアー(放電ツルーイング電極)を(−)
極とし、上記砥石車と放電ツルアーを所定の速度で回転
させながら、これらに正負の電圧をそれぞれ印加するこ
とにより、両極間の放電作用によって上記砥石表面のメ
タルボンド部分を溶解除去して、研削面における砥粒の
突出状態を成形維持するようにされている。
【0006】一方、電解ドレッシングは、電解作用を利
用してドレッシングを行うもので、やはりメタルボンド
砥石のドレッシングに一般に適用されている。この電解
ドレッシングとして代表的なものが電解インプロセスド
レッシング(Electrolytic In-process Dressing:EL
ID)と呼ばれる技術で、上記と同様、メタルボンド・
ダイヤモンド砥石からなる砥石車を備えたセンタレス研
削盤を例にとれば、砥石車を(+)極とするとともに、
この砥石車の砥石表面(円筒研削面)に対向して一定間
隔をもって設けられたドレッシング電極を(−)極と
し、ワークの研削加工中において、これらの間隙にクー
ラント(電解液)を供給しながら直流電流を流すことに
より、電解作用によって上記研削面のメタルボンド部分
を溶出して、研削面における砥粒の突出状態を維持する
ようにされている。
用してドレッシングを行うもので、やはりメタルボンド
砥石のドレッシングに一般に適用されている。この電解
ドレッシングとして代表的なものが電解インプロセスド
レッシング(Electrolytic In-process Dressing:EL
ID)と呼ばれる技術で、上記と同様、メタルボンド・
ダイヤモンド砥石からなる砥石車を備えたセンタレス研
削盤を例にとれば、砥石車を(+)極とするとともに、
この砥石車の砥石表面(円筒研削面)に対向して一定間
隔をもって設けられたドレッシング電極を(−)極と
し、ワークの研削加工中において、これらの間隙にクー
ラント(電解液)を供給しながら直流電流を流すことに
より、電解作用によって上記研削面のメタルボンド部分
を溶出して、研削面における砥粒の突出状態を維持する
ようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の放電ツルーイングや電解ドレッシングでは、
それぞれ以下に述べるような問題点があり、超精密研削
技術の所期の効果を十分に発揮し得ず、さらなる改良が
要望されていた。
うな従来の放電ツルーイングや電解ドレッシングでは、
それぞれ以下に述べるような問題点があり、超精密研削
技術の所期の効果を十分に発揮し得ず、さらなる改良が
要望されていた。
【0008】すなわち、前者の放電ツルーイングにおい
ては、砥石車の砥石表面のプロファイル精度を超精密研
削に要求される程度まで向上させることができなかっ
た。
ては、砥石車の砥石表面のプロファイル精度を超精密研
削に要求される程度まで向上させることができなかっ
た。
【0009】具体的には、超砥粒砥石からなる砥石車を
用いた超精密研削には、砥石車の真円度や真直度等の確
保と共に、砥粒先端を精密に揃える必要があるところ、
放電ツルーイングでは、砥石の結合材料を放電作用で溶
融除去するとともに、砥石車の回転による振れ取りを行
うという方法が採られているため、砥粒先端を所要の精
度に揃えること等が難しく、砥石表面を所要のプロファ
イル精度に創成することは困難である。
用いた超精密研削には、砥石車の真円度や真直度等の確
保と共に、砥粒先端を精密に揃える必要があるところ、
放電ツルーイングでは、砥石の結合材料を放電作用で溶
融除去するとともに、砥石車の回転による振れ取りを行
うという方法が採られているため、砥粒先端を所要の精
度に揃えること等が難しく、砥石表面を所要のプロファ
イル精度に創成することは困難である。
【0010】しかも、砥石表面には結合材料によりほと
んど保持されていない砥粒も多く存在して、砥石表面が
不安定な状態にあり、この不安定な状態のままで研削加
工すると工作物表面にスクラッチ(引っかき傷)を生じ
て、精密研削としての高い仕上げ精度を得ることができ
ない。
んど保持されていない砥粒も多く存在して、砥石表面が
不安定な状態にあり、この不安定な状態のままで研削加
工すると工作物表面にスクラッチ(引っかき傷)を生じ
て、精密研削としての高い仕上げ精度を得ることができ
ない。
【0011】また、後者の電解ドレッシングにおいて
は、以下のような理由でセンタレス研削加工のような高
能率加工には適用が困難であった。
は、以下のような理由でセンタレス研削加工のような高
能率加工には適用が困難であった。
【0012】(1) 従来の電解ドレッシングでは、センタ
レス研削のような高能率加工において砥石磨耗が激し
く、これがため、電解ドレシングの頻度が大きくて、ラ
ンニングコストが高くつく。
レス研削のような高能率加工において砥石磨耗が激し
く、これがため、電解ドレシングの頻度が大きくて、ラ
ンニングコストが高くつく。
【0013】つまり、従来の電解ドレッシングの具体的
なメカニズムは、図4を参照して、(+)極とされたメ
タルボンド砥石aの砥石表面が磨耗した状態で(図4
(a))、この砥石表面と(−)極とされたドレッシング電
極bの電極面との間隙にクーラント(電解液)が供給さ
れながら直流電流が流される。すると、その電解作用に
よって、まず、上記砥石表面のメタルボンドc中のメタ
ル成分(鉄)dが溶出してイオン化し、砥石表面にチッ
プポケットが形成された後(図4(b))、この砥石車表面
上にメタル成分dの酸化被膜eが形成される(図4
(c))。そして、この酸化被膜eによって、砥石表面にお
ける砥粒fの突出状態が維持されるとともに、その砥粒
保持に弾力性が付与されることとなる。
なメカニズムは、図4を参照して、(+)極とされたメ
タルボンド砥石aの砥石表面が磨耗した状態で(図4
(a))、この砥石表面と(−)極とされたドレッシング電
極bの電極面との間隙にクーラント(電解液)が供給さ
れながら直流電流が流される。すると、その電解作用に
よって、まず、上記砥石表面のメタルボンドc中のメタ
ル成分(鉄)dが溶出してイオン化し、砥石表面にチッ
プポケットが形成された後(図4(b))、この砥石車表面
上にメタル成分dの酸化被膜eが形成される(図4
(c))。そして、この酸化被膜eによって、砥石表面にお
ける砥粒fの突出状態が維持されるとともに、その砥粒
保持に弾力性が付与されることとなる。
【0014】しかしながら、このように砥石表面に酸化
被膜eが生成される構成では、センタレス研削のような
高能率加工においては、砥石磨耗が激しくて、酸化皮膜
eが短時間で脱落し消失してしまう。これがため、電解
ドレシングを頻繁に行う必要があり、ランニングコスト
の上昇を招いている。
被膜eが生成される構成では、センタレス研削のような
高能率加工においては、砥石磨耗が激しくて、酸化皮膜
eが短時間で脱落し消失してしまう。これがため、電解
ドレシングを頻繁に行う必要があり、ランニングコスト
の上昇を招いている。
【0015】(2) 1回あたりの電解ドレッシングのサイ
クルタイムが比較的長いことから、センタレス研削盤の
ように幅広砥石を用いる場合には、このドレッシングサ
イクルタイムが特に長く、研削サイクルタイムの短縮化
に支障をきたして、所期の高能率加工ができないばかり
か、ELID研削においては精密研削としての高い仕上
げ精度を安定して得ることができない。
クルタイムが比較的長いことから、センタレス研削盤の
ように幅広砥石を用いる場合には、このドレッシングサ
イクルタイムが特に長く、研削サイクルタイムの短縮化
に支障をきたして、所期の高能率加工ができないばかり
か、ELID研削においては精密研削としての高い仕上
げ精度を安定して得ることができない。
【0016】(3) 上記のようなドレッシングサイクルタ
イムの長さに起因して、幅広砥石の場合は、砥石表面全
体にわたって均一なドレッシング効果が得られず、砥石
表面を所要のプロファイル精度に創成し維持することが
困難である。
イムの長さに起因して、幅広砥石の場合は、砥石表面全
体にわたって均一なドレッシング効果が得られず、砥石
表面を所要のプロファイル精度に創成し維持することが
困難である。
【0017】(4) 電解ドレッシングにおいては比較的大
きな電流を流す必要があり、特に幅広砥石の電解ドレッ
シングには大電流が必要で、電源装置が大形で高価であ
り、上記サイクルタイムの長さとも相まって、電気代も
嵩んで、ランニングコストの大幅な上昇を招く。
きな電流を流す必要があり、特に幅広砥石の電解ドレッ
シングには大電流が必要で、電源装置が大形で高価であ
り、上記サイクルタイムの長さとも相まって、電気代も
嵩んで、ランニングコストの大幅な上昇を招く。
【0018】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、電解ドレ
ッシングを利用した超精密研削加工において、砥石表面
の切れ味と弾性を確保しつつ、精密研削に要求される砥
石表面のプロファイル精度を満足させて、高い仕上げ精
度を得ることができ、しかも、ドレッシングサイクルタ
イムの短縮化と消費電力の低減化を図ることができる超
精密研削技術を提供することにある。
れたものであって、その目的とするところは、電解ドレ
ッシングを利用した超精密研削加工において、砥石表面
の切れ味と弾性を確保しつつ、精密研削に要求される砥
石表面のプロファイル精度を満足させて、高い仕上げ精
度を得ることができ、しかも、ドレッシングサイクルタ
イムの短縮化と消費電力の低減化を図ることができる超
精密研削技術を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の超精密研削方法は、電解ドレッシングを利
用した導電性砥石による研削方法であって、上記導電性
砥石として、導電性レジンボンドにより砥粒が結合され
てなる導電性レジンボンド砥石を用いるとともに、この
導電性レジンボンド砥石による工作物の研削加工中に、
導電性レジンボンド砥石の砥石表面に対して電解ドレッ
シングを施すようにしたことを特徴とする。
め、本発明の超精密研削方法は、電解ドレッシングを利
用した導電性砥石による研削方法であって、上記導電性
砥石として、導電性レジンボンドにより砥粒が結合され
てなる導電性レジンボンド砥石を用いるとともに、この
導電性レジンボンド砥石による工作物の研削加工中に、
導電性レジンボンド砥石の砥石表面に対して電解ドレッ
シングを施すようにしたことを特徴とする。
【0020】また、本発明の超精密研削装置は、上記研
削方法を実施するためのセンタレス方式の研削装置であ
って、砥石車を構成する導電性砥石は、導電性レジンボ
ンドにより砥粒が結合されてなるとともに、上記砥石車
の砥石表面に対向して電解ドレッシング電極が設けられ
てなることを特徴とする。
削方法を実施するためのセンタレス方式の研削装置であ
って、砥石車を構成する導電性砥石は、導電性レジンボ
ンドにより砥粒が結合されてなるとともに、上記砥石車
の砥石表面に対向して電解ドレッシング電極が設けられ
てなることを特徴とする。
【0021】本発明においては、導電性砥石として、電
解作用による酸化皮膜生成を必要としない導電物質を含
有した導電性レジンボンドにより砥粒が結合されてなる
導電性レジンボンド砥石を用いるとともに、この導電性
レジンボンド砥石の砥石表面に対向して電解ドレッシン
グ電極を設ける。
解作用による酸化皮膜生成を必要としない導電物質を含
有した導電性レジンボンドにより砥粒が結合されてなる
導電性レジンボンド砥石を用いるとともに、この導電性
レジンボンド砥石の砥石表面に対向して電解ドレッシン
グ電極を設ける。
【0022】そして、導電性レジンボンド砥石による工
作物の研削加工中において、導電性レジンボンド砥石の
砥石表面と電解ドレッシングの電極面との間隙にクーラ
ント(電解液)を供給しながら直流電流を流すことによ
り、電解作用によって上記研削面の導電性のメタル成分
を溶出して、砥石表面における目詰まりがインプロセス
で除去され、砥粒の突出状態が回復される。
作物の研削加工中において、導電性レジンボンド砥石の
砥石表面と電解ドレッシングの電極面との間隙にクーラ
ント(電解液)を供給しながら直流電流を流すことによ
り、電解作用によって上記研削面の導電性のメタル成分
を溶出して、砥石表面における目詰まりがインプロセス
で除去され、砥粒の突出状態が回復される。
【0023】この場合、レジンボンドに含有される導電
物質としては、銅やタングステン等の金属材料が用いら
れている。このため、上記電解作用によって、レジンボ
ンド中の導電物質(メタル成分)のみが溶解して、上記
砥石表面には砥粒とレジンのみが残り、ELID研削に
おけるような酸化皮膜を生成する必要はなく、砥粒の十
分な突出し量が得られるとともに、レジンホンド自体の
弾性により砥粒の保持状態にも弾力性がある。
物質としては、銅やタングステン等の金属材料が用いら
れている。このため、上記電解作用によって、レジンボ
ンド中の導電物質(メタル成分)のみが溶解して、上記
砥石表面には砥粒とレジンのみが残り、ELID研削に
おけるような酸化皮膜を生成する必要はなく、砥粒の十
分な突出し量が得られるとともに、レジンホンド自体の
弾性により砥粒の保持状態にも弾力性がある。
【0024】この結果、研削能率を上げかつ研削加工精
度(面粗さ)を向上させるための必要条件、つまり砥
粒の突出し量が十分あること、および砥粒を保持する
ボンド(酸化皮膜も含む)の弾力性があること、の二つ
の条件が同時に満たされることとなる。
度(面粗さ)を向上させるための必要条件、つまり砥
粒の突出し量が十分あること、および砥粒を保持する
ボンド(酸化皮膜も含む)の弾力性があること、の二つ
の条件が同時に満たされることとなる。
【0025】また、酸化皮膜を生成する必要がないの
で、幅広砥石でも省電力で電解ドレッシングでき、電解
ドレッシング時間もELID研削に比べて短縮される。
で、幅広砥石でも省電力で電解ドレッシングでき、電解
ドレッシング時間もELID研削に比べて短縮される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0027】実施形態1 本発明に係る超精密研削装置が図1に示されている。こ
の研削装置は具体的にはセンタレス研削盤であって、ド
レッシング装置として電解ドレッシング装置1を備えて
なる。
の研削装置は具体的にはセンタレス研削盤であって、ド
レッシング装置として電解ドレッシング装置1を備えて
なる。
【0028】センタレス研削盤としての基本構成は従来
周知のものと同様であり、砥石車2、調整車3およびブ
レード4などを主要部として構成されており、図示の実
施形態においては、工作物Wが調整車3とブレード4に
より回転支持されるとともに、砥石車2と調整車3の間
を軸方向へ通し送りされながら研削されるスルー研削方
式とされている。
周知のものと同様であり、砥石車2、調整車3およびブ
レード4などを主要部として構成されており、図示の実
施形態においては、工作物Wが調整車3とブレード4に
より回転支持されるとともに、砥石車2と調整車3の間
を軸方向へ通し送りされながら研削されるスルー研削方
式とされている。
【0029】上記砥石車2は、導電性結合材料により砥
粒が結合されてなる導電性砥石からなり、その砥石表面
2aが円筒研削面とされている。砥粒としては、微小な
ダイヤモンド砥粒やCBN(キュービックボロンナイト
ライド)砥粒等のいわゆる超砥粒が使用されるととも
に、導電性結合材料としては、導電物質を含有した導電
性レジンボンドが使用され、好適には銅(Cu)やタン
グステン(W)あるいはこれらの混合物が導電物質とし
て含有されている。図示の実施形態においては、微小な
ダイヤモンド砥粒が導電性レジンボンドにより結合され
てなる導電性砥石車2とされている。
粒が結合されてなる導電性砥石からなり、その砥石表面
2aが円筒研削面とされている。砥粒としては、微小な
ダイヤモンド砥粒やCBN(キュービックボロンナイト
ライド)砥粒等のいわゆる超砥粒が使用されるととも
に、導電性結合材料としては、導電物質を含有した導電
性レジンボンドが使用され、好適には銅(Cu)やタン
グステン(W)あるいはこれらの混合物が導電物質とし
て含有されている。図示の実施形態においては、微小な
ダイヤモンド砥粒が導電性レジンボンドにより結合され
てなる導電性砥石車2とされている。
【0030】上記砥石車2は、具体的には図示しない
が、砥石軸5を介して図外の砥石車基台に回転可能に支
持されるとともに、動力伝達機構を介して回転駆動源に
連係されている。また、砥石車2は給電体10を介して
電源11の(+)極に電気的に接続されている。
が、砥石軸5を介して図外の砥石車基台に回転可能に支
持されるとともに、動力伝達機構を介して回転駆動源に
連係されている。また、砥石車2は給電体10を介して
電源11の(+)極に電気的に接続されている。
【0031】電解ドレッシング装置1は、ドレッシング
電極15が、砥石車2の研削位置つまり工作物Wの回転
支持位置から外れた位置(図示のものにおいては砥石車
2の上側位置)に配置されてなるとともに、図示しない
が、電解液供給用ノズルが砥石車2の研削面2aとドレ
ッシング電極15の環状電極面15a間に臨んで設けら
れてなる。
電極15が、砥石車2の研削位置つまり工作物Wの回転
支持位置から外れた位置(図示のものにおいては砥石車
2の上側位置)に配置されてなるとともに、図示しない
が、電解液供給用ノズルが砥石車2の研削面2aとドレ
ッシング電極15の環状電極面15a間に臨んで設けら
れてなる。
【0032】電解ドレッシング電極15は具体的にはマ
ルチ電極の形態とされている。図示の実施形態において
は、砥石車2の研削面2aの軸方向に整列配置された複
数の小電極16、16,…(図示のものにおいては5
つ)から電解ドレッシング電極15が構成されている。
ルチ電極の形態とされている。図示の実施形態において
は、砥石車2の研削面2aの軸方向に整列配置された複
数の小電極16、16,…(図示のものにおいては5
つ)から電解ドレッシング電極15が構成されている。
【0033】各小電極16は、砥石車2の研削面2aに
対向する環状の電極面16aを備え、これら電極16,
16,…の電極面16a,16a,…により、電解ドレ
ッシング電極15の環状電極面15aが形成されてい
る。
対向する環状の電極面16aを備え、これら電極16,
16,…の電極面16a,16a,…により、電解ドレ
ッシング電極15の環状電極面15aが形成されてい
る。
【0034】ドレッシング電極15を構成する各小電極
16,16,…は、それぞれ給電体17からプログラマ
ブル電極切替ユニット18を介して、上記電源11の
(−)極に電気的に接続されている。
16,16,…は、それぞれ給電体17からプログラマ
ブル電極切替ユニット18を介して、上記電源11の
(−)極に電気的に接続されている。
【0035】このように、ドレッシング電極15が複数
の小電極16、16,…からなるマルチ電極の形態とさ
れているのは、小型電源で幅広の研削面2aを電解する
ための工夫であり、砥石幅の狭い砥石車を電解する場合
には単電極の形態とされる。
の小電極16、16,…からなるマルチ電極の形態とさ
れているのは、小型電源で幅広の研削面2aを電解する
ための工夫であり、砥石幅の狭い砥石車を電解する場合
には単電極の形態とされる。
【0036】しかして、以上のように構成されたセンタ
レス研削盤において、工作物Wが、ブレード4と回転駆
動される調整車3によりセンタレスで回転支持されなが
ら、工作物表面に回転駆動される砥石車2の砥石表面2
aによる研削加工が施されるとともに、この研削加工中
に、ドレッシング装置1により、上記研削面2aの性状
に応じた電解ドレッシングがインプロセスで随時行われ
る。
レス研削盤において、工作物Wが、ブレード4と回転駆
動される調整車3によりセンタレスで回転支持されなが
ら、工作物表面に回転駆動される砥石車2の砥石表面2
aによる研削加工が施されるとともに、この研削加工中
に、ドレッシング装置1により、上記研削面2aの性状
に応じた電解ドレッシングがインプロセスで随時行われ
る。
【0037】この電解ドレッシングにおいては、図示し
ない電解液供給用ノズルにより、電解用クーラントが研
削面2aとドレッシング電極15の環状電極面15aと
の間に供給されるとともに、砥石車2とドレッシング電
極15に直流電流が流される。すると、その電解作用に
よって、上記研削面2aの導電性のメタル成分が溶出さ
れて、研削面2aにおける目詰まりがインプロセスで除
去され、砥粒の突出状態が回復・維持されることとな
る。
ない電解液供給用ノズルにより、電解用クーラントが研
削面2aとドレッシング電極15の環状電極面15aと
の間に供給されるとともに、砥石車2とドレッシング電
極15に直流電流が流される。すると、その電解作用に
よって、上記研削面2aの導電性のメタル成分が溶出さ
れて、研削面2aにおける目詰まりがインプロセスで除
去され、砥粒の突出状態が回復・維持されることとな
る。
【0038】この場合、レジンボンドに含有される導電
物質が銅やタングステン等の金属材料が用いられている
ため、図2に示すように、上記電解作用によって、レジ
ンボンドC中の導電物質Aのみが溶出してイオン化し、
上記研削面2aにはチップポケットが形成されて、砥粒
BとレジンCのみが残り(図(b))、ELID研削におけ
るような酸化皮膜(図4(c) 参照)の生成は必要としな
い。
物質が銅やタングステン等の金属材料が用いられている
ため、図2に示すように、上記電解作用によって、レジ
ンボンドC中の導電物質Aのみが溶出してイオン化し、
上記研削面2aにはチップポケットが形成されて、砥粒
BとレジンCのみが残り(図(b))、ELID研削におけ
るような酸化皮膜(図4(c) 参照)の生成は必要としな
い。
【0039】したがって、研削面2aにおける砥粒の十
分な突出し量が得られ、かつ、レジンホンド自体の弾性
により砥粒は弾力性をもって保持されることとなり、セ
ンタレス研削加工の特長である研削能率を損なうことな
く、工作物Wの表面にスクラッチも生じず、高い研削加
工精度(面粗さ)が確保され得る。
分な突出し量が得られ、かつ、レジンホンド自体の弾性
により砥粒は弾力性をもって保持されることとなり、セ
ンタレス研削加工の特長である研削能率を損なうことな
く、工作物Wの表面にスクラッチも生じず、高い研削加
工精度(面粗さ)が確保され得る。
【0040】また、研削面2aには酸化皮膜が生成され
ないので、図示の実施形態のような幅広砥石車2でも、
省電力で電解ドレッシングを実行することができ、電解
ドレッシング時間も従来のELID研削(図4参照)に
比べて格段に短縮される。
ないので、図示の実施形態のような幅広砥石車2でも、
省電力で電解ドレッシングを実行することができ、電解
ドレッシング時間も従来のELID研削(図4参照)に
比べて格段に短縮される。
【0041】実施形態2 本実施形態の精密研削装置は図3に示されており、具体
的には、実施形態1における電解ドレッシング装置1に
加えて、放電ツルーイング装置20が併設されてなるセ
ンタレス研削盤であって、実施形態1と同一の参照符号
は同じ構成装置または構成要素を示している。
的には、実施形態1における電解ドレッシング装置1に
加えて、放電ツルーイング装置20が併設されてなるセ
ンタレス研削盤であって、実施形態1と同一の参照符号
は同じ構成装置または構成要素を示している。
【0042】放電ツルーイング装置20は、放電ツルー
イング電極21が砥石車2に対して調整車3の反対側に
配置されてなる。換言すれば、放電ツルーイング装置2
0は、電解ドレッシング装置1に対して、砥石車2の回
転方向上流側に配置されている。
イング電極21が砥石車2に対して調整車3の反対側に
配置されてなる。換言すれば、放電ツルーイング装置2
0は、電解ドレッシング装置1に対して、砥石車2の回
転方向上流側に配置されている。
【0043】この放電ツルーイング電極21は、具体的
には幅狭の小円盤状とされており、その外周面部分が、
砥石車2の研削面2aに対向する円筒状電極面21aと
されている。
には幅狭の小円盤状とされており、その外周面部分が、
砥石車2の研削面2aに対向する円筒状電極面21aと
されている。
【0044】放電ツルーイング電極21は、具体的には
図示しないが、上記砥石軸5と平行に配された放電ツル
ーイング電極軸を介して、放電ツルーイング電極基台に
回転可能に支持されるとともに、動力伝達機構を介して
回転駆動源に連係されている。これにより、放電ツルー
イング電極21は、その電極面21aが、砥石車2の研
削面2aと平行となるように対向配置した状態で回転駆
動される。
図示しないが、上記砥石軸5と平行に配された放電ツル
ーイング電極軸を介して、放電ツルーイング電極基台に
回転可能に支持されるとともに、動力伝達機構を介して
回転駆動源に連係されている。これにより、放電ツルー
イング電極21は、その電極面21aが、砥石車2の研
削面2aと平行となるように対向配置した状態で回転駆
動される。
【0045】また、放電ツルーイング電極21は、上記
砥石車2の砥石軸5と平行な方向(矢符方向)へスライ
ド可能とされるとともに、スライド駆動源に連係されて
なり、砥石車2の研削面2aに沿って砥石軸5方向へト
ラバース移動する。
砥石車2の砥石軸5と平行な方向(矢符方向)へスライ
ド可能とされるとともに、スライド駆動源に連係されて
なり、砥石車2の研削面2aに沿って砥石軸5方向へト
ラバース移動する。
【0046】この放電ツルーイング電極21は、前記電
解ドレッシング電極15のプログラマブル電極切替ユニ
ット18と共に、電極切替え用の放電・電解切替ユニッ
ト(切替操作部)25を介して、電源11に電気的に接
続されている。具体的には、放電ツルーイング電極21
は、給電体22を介して放電・電解切替ユニット25へ
電気的に接続され、この放電・電解切替ユニット25が
電源7の(−)極に電気的に接続されて、(−)極の放
電ツルーイング電極とされている。したがって、放電・
電解切替ユニット25を手動または自動で切替え操作す
ることにより、放電ツルーイング電極21と電解ドレッ
シング電極15が選択的に切替えられる。
解ドレッシング電極15のプログラマブル電極切替ユニ
ット18と共に、電極切替え用の放電・電解切替ユニッ
ト(切替操作部)25を介して、電源11に電気的に接
続されている。具体的には、放電ツルーイング電極21
は、給電体22を介して放電・電解切替ユニット25へ
電気的に接続され、この放電・電解切替ユニット25が
電源7の(−)極に電気的に接続されて、(−)極の放
電ツルーイング電極とされている。したがって、放電・
電解切替ユニット25を手動または自動で切替え操作す
ることにより、放電ツルーイング電極21と電解ドレッ
シング電極15が選択的に切替えられる。
【0047】しかして、以上のように構成されたセンタ
レス研削盤おいては、実施形態1における電解ドレッシ
ングに先立って、放電ツルーイング装置20による放電
ツルーイングが施される。
レス研削盤おいては、実施形態1における電解ドレッシ
ングに先立って、放電ツルーイング装置20による放電
ツルーイングが施される。
【0048】この放電ツルーイングは、砥石車2の研削
面2aの性状に応じて、研削加工中または研削加工停止
中に随時実行され、具体的には、放電ツルーイング電極
21が、研削面2aに対して回転しながらトラバース移
動されるとともに、砥石車2と放電ツルーイング電極2
1に直流電流が流されて、これにより、上記研削面2a
の導電性結合材料部分が放電作用で溶融除去されて、チ
ップポケットが形成され、研削面2aにおける砥粒の突
出し量が揃えられる。
面2aの性状に応じて、研削加工中または研削加工停止
中に随時実行され、具体的には、放電ツルーイング電極
21が、研削面2aに対して回転しながらトラバース移
動されるとともに、砥石車2と放電ツルーイング電極2
1に直流電流が流されて、これにより、上記研削面2a
の導電性結合材料部分が放電作用で溶融除去されて、チ
ップポケットが形成され、研削面2aにおける砥粒の突
出し量が揃えられる。
【0049】この場合、電極面21aと研削面2aとの
間の放電領域への冷却水等の侵入を防止するため、この
放電領域には図示しない冷却エアノズルから冷却空気が
噴射供給される。
間の放電領域への冷却水等の侵入を防止するため、この
放電領域には図示しない冷却エアノズルから冷却空気が
噴射供給される。
【0050】続いて、放電・電解切替ユニット25によ
り、放電ツルーイング電極21から電解ドレッシング電
極15が作動するように切替え操作されて、電解ドレッ
シング装置1による電解ドレッシングがインプロセスで
実行される。電解ドレッシングの具体的なメカニズムは
実施形態1で説明したところと同じである。
り、放電ツルーイング電極21から電解ドレッシング電
極15が作動するように切替え操作されて、電解ドレッ
シング装置1による電解ドレッシングがインプロセスで
実行される。電解ドレッシングの具体的なメカニズムは
実施形態1で説明したところと同じである。
【0051】しかして、以上のように、電解ドレッシン
グに先立って放電ツルーイングを施す構成、換言すれ
ば、砥石車2の研削面2aを放電ツルーイングにより整
形した状態から研削加工すると同時に、電解ドレッシン
グをインプロセスで実行することにより、上述した実施
形態1の効果に加えて、放電ツルーイングによる効果が
相乗効果として発揮され、より高い研削能率でかつ高い
研削加工精度のセンタレス研削が実現し得る。その他の
構成および作用は実施形態1と同様である。
グに先立って放電ツルーイングを施す構成、換言すれ
ば、砥石車2の研削面2aを放電ツルーイングにより整
形した状態から研削加工すると同時に、電解ドレッシン
グをインプロセスで実行することにより、上述した実施
形態1の効果に加えて、放電ツルーイングによる効果が
相乗効果として発揮され、より高い研削能率でかつ高い
研削加工精度のセンタレス研削が実現し得る。その他の
構成および作用は実施形態1と同様である。
【0052】なお、上述した実施形態は、あくまでも本
発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこ
れに限定されることなく、その範囲内で種々設計変更可
能である。
発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこ
れに限定されることなく、その範囲内で種々設計変更可
能である。
【0053】例えば、図示の実施形態はセンタレス研削
盤であるが、本発明は平面研削盤や円筒研削盤などの他
の研削方式の研削盤にも適用することができる。
盤であるが、本発明は平面研削盤や円筒研削盤などの他
の研削方式の研削盤にも適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電解ドレッシングを利用した超精密研削加工において、
導電性砥石として、砥粒が導電物質を含有した導電性レ
ジンボンドにより結合されてなる導電性レジンボンド砥
石を用いるとともに、この導電性レジンボンド砥石によ
る工作物の研削加工中に、導電性レジンボンド砥石の砥
石表面に対して電解ドレッシングを施すようにしたか
ら、砥石表面の切れ味と弾性を確保しつつ、精密研削に
要求される砥石表面のプロファイル精度を満足させて、
高い仕上げ精度を得ることができ、しかも、ドレッシン
グサイクルタイムの短縮化と消費電力の低減化を図るこ
とができる。
電解ドレッシングを利用した超精密研削加工において、
導電性砥石として、砥粒が導電物質を含有した導電性レ
ジンボンドにより結合されてなる導電性レジンボンド砥
石を用いるとともに、この導電性レジンボンド砥石によ
る工作物の研削加工中に、導電性レジンボンド砥石の砥
石表面に対して電解ドレッシングを施すようにしたか
ら、砥石表面の切れ味と弾性を確保しつつ、精密研削に
要求される砥石表面のプロファイル精度を満足させて、
高い仕上げ精度を得ることができ、しかも、ドレッシン
グサイクルタイムの短縮化と消費電力の低減化を図るこ
とができる。
【0055】具体的には、上記レジンボンドに含有され
る導電物質として、銅やタングステン等の金属材料が用
いられるため、以下に述べるような効果が得られる。
る導電物質として、銅やタングステン等の金属材料が用
いられるため、以下に述べるような効果が得られる。
【0056】(1) 電解作用によって、レジンボンド中の
導電物質(メタル成分)のみが溶解して、砥石表面には
砥粒とレジンのみが残り、ELID研削におけるような
酸化皮膜の生成は必要としない。このため、砥粒の十分
な突出し量が得られるとともに、レジンホンド自体の弾
性により砥粒の保持状態にも弾力性がある。これによ
り、工作物表面にスクラッチを生じることがない。
導電物質(メタル成分)のみが溶解して、砥石表面には
砥粒とレジンのみが残り、ELID研削におけるような
酸化皮膜の生成は必要としない。このため、砥粒の十分
な突出し量が得られるとともに、レジンホンド自体の弾
性により砥粒の保持状態にも弾力性がある。これによ
り、工作物表面にスクラッチを生じることがない。
【0057】この結果、研削能率を上げかつ研削加工精
度(面粗さ)を向上させるための二つの必要条件(砥
粒の突出し量が十分あること、砥粒を保持するボンド
(酸化皮膜も含む)の弾力性があること)が同時に満た
される。
度(面粗さ)を向上させるための二つの必要条件(砥
粒の突出し量が十分あること、砥粒を保持するボンド
(酸化皮膜も含む)の弾力性があること)が同時に満た
される。
【0058】(2) 酸化皮膜の生成が不要であるので、幅
広砥石でも省電力で電解ドレッシングできるとともに、
電解ドレッシング時間もELID研削の場合に比べて短
縮されて、ランニングコストの低減化が図れる。
広砥石でも省電力で電解ドレッシングできるとともに、
電解ドレッシング時間もELID研削の場合に比べて短
縮されて、ランニングコストの低減化が図れる。
【図1】本発明に係る実施形態1であるセンタレス研削
盤の概略構成を示す斜視図である。
盤の概略構成を示す斜視図である。
【図2】同センタレス研削盤における電解ドレッシング
装置の電解ドレッシング工程を示す拡大模式図である。
装置の電解ドレッシング工程を示す拡大模式図である。
【図3】本発明に係る実施形態2であるセンタレス研削
盤の概略構成を示す斜視図である。
盤の概略構成を示す斜視図である。
【図4】従来のELID研削における電解ドレッシング
工程を示す図2に対応する拡大模式図である。
工程を示す図2に対応する拡大模式図である。
1 電解ドレッシング装置 2 砥石車 2a 砥石車の研削面(砥石表面) 3 調整車 4 ブレード 10 給電体 11 電源 15 ドレッシング電極 15a ドレッシング電極の環状電極面 16 小電極 20 放電ツルーイング装置 21 放電ツルーイング電極 21a 放電ツルーイング電極の円筒状電極面 22 給電体 25 放電・電解切替ユニット(切替操作
部) A レジンボンド中の導電物質 B 砥粒 C レジンボンド中のレジン W 工作物
部) A レジンボンド中の導電物質 B 砥粒 C レジンボンド中のレジン W 工作物
Claims (5)
- 【請求項1】 電解ドレッシングを利用した導電性砥石
による研削方法であって、 前記導電性砥石として、導電性レジンボンドにより砥粒
が結合されてなる導電性レジンボンド砥石を用いるとと
もに、この導電性レジンボンド砥石による工作物の研削
加工中に、導電性レジンボンド砥石の砥石表面に対して
電解ドレッシングを施すようにしたことを特徴とする超
精密研削方法。 - 【請求項2】 前記電解ドレッシングに先立って放電ツ
ルーイングを施すことを特徴とする請求項1に記載の超
精密研削方法。 - 【請求項3】 前記放電ツルーイングを導電性砥石の研
削加工停止中に施すことを特徴とする請求項2に記載の
超精密研削方法。 - 【請求項4】 前記放電ツルーイングを導電性砥石の研
削加工中に施すことを特徴とする請求項2に記載の超精
密研削方法。 - 【請求項5】 導電性結合材料により砥粒が結合されて
なる導電性砥石を用いた砥石車を備えるセンタレス方式
の研削装置であって、 前記砥石車を構成する導電性砥石は、導電性レジンボン
ドにより砥粒が結合されてなるとともに、前記砥石車の
砥石表面に対向して電解ドレッシング電極が設けられて
なることを特徴とする超精密研削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8818798A JPH11262860A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 超精密研削方法および研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8818798A JPH11262860A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 超精密研削方法および研削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262860A true JPH11262860A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13935908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8818798A Withdrawn JPH11262860A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 超精密研削方法および研削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262860A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001246561A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Inst Of Physical & Chemical Res | マイクロv溝加工装置及び方法 |
| JP2003191164A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-08 | Inst Of Physical & Chemical Res | 精密研削方法および装置とこれに用いる複合ボンド砥石とその製造方法 |
| JP2009172707A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Fujifilm Corp | 研削装置及び研削方法 |
| CN102689254A (zh) * | 2011-03-24 | 2012-09-26 | Hoya株式会社 | 光学玻璃的磨削加工方法和光学玻璃镜片的制造方法 |
| JP2012210701A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-11-01 | Hoya Corp | 光学ガラスの研削加工方法及び光学ガラスレンズの製造方法 |
| WO2014052822A1 (en) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Abrasive article and method of forming |
| CN112872724A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-06-01 | 北京工业大学 | 一种基于elid磨削的轴承滚道精准递进精密成形磨削加工方法 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP8818798A patent/JPH11262860A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2003191164A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-08 | Inst Of Physical & Chemical Res | 精密研削方法および装置とこれに用いる複合ボンド砥石とその製造方法 |
| JP2009172707A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Fujifilm Corp | 研削装置及び研削方法 |
| CN102689254A (zh) * | 2011-03-24 | 2012-09-26 | Hoya株式会社 | 光学玻璃的磨削加工方法和光学玻璃镜片的制造方法 |
| JP2012210701A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-11-01 | Hoya Corp | 光学ガラスの研削加工方法及び光学ガラスレンズの製造方法 |
| WO2014052822A1 (en) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Abrasive article and method of forming |
| EP3296060A1 (en) * | 2012-09-28 | 2018-03-21 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Abrasive article and method of forming |
| US10434626B2 (en) | 2012-09-28 | 2019-10-08 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Abrasive article and method of forming |
| CN112872724A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-06-01 | 北京工业大学 | 一种基于elid磨削的轴承滚道精准递进精密成形磨削加工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |