JPH11263026A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH11263026A
JPH11263026A JP10068353A JP6835398A JPH11263026A JP H11263026 A JPH11263026 A JP H11263026A JP 10068353 A JP10068353 A JP 10068353A JP 6835398 A JP6835398 A JP 6835398A JP H11263026 A JPH11263026 A JP H11263026A
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ink
waste ink
tank
bottle
waste
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Takuro Ito
卓郎 伊藤
Norio Kamitou
典夫 神頭
Yasuhiro Suzuki
康裕 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクタンクを導入しかつ廃インクボトルが
着脱可能なプリンタにおいて、周囲のインク汚れを確実
に防止する。 【解決手段】 オーバーフロー管61から排出された廃
インクを一時保留するオーバーフロータンク62と,オ
ーバーフロータンク62内の廃インクを廃インクボトル
50へ第2の排出管63を通して排出可能な第2の排出
バルブ64とを含み、インクタンク22からオーバーフ
ローした廃インクを廃インクボトル50の手前のオーバ
ーフロータンク62内に一時保留可能であるとともに、
定位置検出手段(54)によって廃インクボトル50が
定位置に装着されていることが検出されたことを条件に
第2の排出バルブ64を開放状態としてオーバーフロー
タンク62内の廃インクを廃インクボトル50へ排出可
能に形成された第2の排出手段60を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクタンクから
複数のインクジェットノズルを有するノズルヘッドへイ
ンクを供給して印刷可能かつインク排出手段を利用して
ノズルヘッドから排出された廃インクを定位置に着脱可
能な廃インクボトルへ排出可能なインクジェットプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】インクカセットが装着された各色用ノズ
ルヘッドを行方向の全長(全幅)に渡って往復移動させ
かつその各往動中に印刷して1行(または、1/N行)
印刷し、、1行(または、1/N行)印刷後に印刷媒体
(普通紙,OHP用紙等)を列方向に1行送りしてこれ
らを繰り返す従来型(いわゆるシリアル型)のインクジ
ェットプリンタに比較して、大幅な印刷高速化を図れか
つ多数枚に渡って連続印刷運転可能であるとともに、公
知の電子写真方式(いわゆるレーザプリンタ)に比較し
て、大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本
出願人から提案(例えば、特願平8−296959号)
されている。
【0003】すなわち、この提案プリンタは、行方向の
全長に一体型(あるいは行方向に複数のノズルヘッド要
素を並べた一体的な)各色用ノズルヘッドを、例えばイ
ンクジェットノズル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回
転中の印刷媒体に各色用インクジェットノズルからイン
クをインクジェット(吹付け)して行方向印刷させると
ともに、インクジェットノズル間ピッチの往動中にドラ
ムの回転を利用しつつ列方向印刷させることができる。
つまり、行方向印刷と列方向印刷とを同時的に進行可能
であるから大幅な印刷高速化を図れる。
【0004】また、各色用ノズルヘッドと当該各色用イ
ンクタンクを離れた位置に配設できるので、各色用ノズ
ルヘッドを軽くできるとともに行方向の往復移動速度を
より大幅に高められる点も一層の印刷高速化を助長する
ことができる。また、各色用インクタンクの容量を大幅
に拡大できるので、例えば500枚以上の連続印刷運転
ができるわけである。
【0005】かかる多数枚の印刷媒体を連続印刷運転す
るためには、従来シリアル型のインクジェットプリンタ
の如く、行方向の往復移動の関係から大きくできない
(つまり、小型)のインクカセット内のインクを消費す
るだけでは、インク量が不足する。
【0006】そこで、提案プリンタでは、インク供給手
段を設け、インクタンクから複数のインクジェットノズ
ルを有するノズルヘッドへインクを供給しつつ印刷可能
に形成されている。インクタンクには、着脱可能なイン
クボトルからインクが補給される。したがって、従来小
型インクカセットの頻繁な従来交換作業をしなくてもよ
く、長時間に亘る連続印刷運転を行えるわけである。
【0007】また、インク排出手段を利用してノズルヘ
ッドのメンテナンス時に当該ノズルヘッドから排出され
た廃インクを定位置に着脱可能な廃インクボトルへ排出
可能に形成し、周囲のインク汚れを防止しかつ廃インク
ボトルの交換回数等の軽減を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、着脱可能な
インクボトルからインクを補給できるインクタンクを導
入した場合、インクタンク内のインク液面一定化手段の
型や性能あるいはインクボトルの装着時の不手際、さら
にはノズルヘッドからインクを抜き取る場合に、インク
タンク内の液面が急上昇する場合がある。つまり、イン
クが溢れて周囲を汚す虞がある。
【0009】インクジェットプリンタのインク汚れ防止
に関しては、上記従来小型インクカセット往復移動型の
シリアルプリンタに関して、インク受け手段(廃インク
ボトル)が定位置にないときには、インク導入手段(イ
ンク排出手段)からインク受け手段(廃インクボトル)
側へのインクの導入を阻止する提案(例えば、特公平3
−71268号公報)がされている。
【0010】しかし、印刷運転中でもインクボトルから
インクを補給することができるインクタンクを導入しか
つ多数枚を高速で連続印刷運転可能に形成された上記提
案インクジェットプリンタに、これを導入しても意味が
ない。インクタンクのオーバーフローと言う概念がなく
対処不能であるからである。
【0011】本発明の目的は、オーバーフロー可能なイ
ンクタンクを導入しかつ廃インクボトルが着脱可能なプ
リンタにおいて、周囲のインク汚れを確実に防止するこ
とのできる適応性の広いインクジェットプリンタを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
クタンクから複数のインクジェットノズルを有するノズ
ルヘッドへインクを供給して印刷可能かつインク排出手
段を利用してノズルヘッドから排出された廃インクを定
位置に着脱可能な廃インクボトルへ排出可能に形成され
たインクジェットプリンタにおいて、前記インクタンク
からオーバーフローした廃インクをオーバーフロータン
クに保留可能に形成するとともに、前記廃インクボトル
が定位置に装着されていることを条件にオーバーフロー
タンク内の廃インクを前記廃インクボトルへ排出可能に
形成されたインクジェットプリンタである。
【0013】かかる発明では、インクタンクからオーバ
ーフローした廃インクは、オーバーフロータンクに一時
保留されるから、周囲のインク汚れを防止できる。そし
て、オーバーフロータンク内の廃インクは、廃インクボ
トルが定位置に装着されていることを条件に、ノズルヘ
ッドからの廃インクの場合と同様に、廃インクボトルへ
排出される。したがって、インクタンクを導入しかつ廃
インクボトルが着脱可能なプリンタでも、オーバ−フロ
ーした廃インクの排出処理が簡単である。すなわち、周
囲のインク汚れを確実に防止することができかつ適応性
が広い。
【0014】また、請求項2の発明は、インクタンクか
ら複数のインクジェットノズルを有するノズルヘッドへ
インクを供給して印刷可能かつインク排出手段を利用し
てノズルヘッドから排出された廃インクを定位置に着脱
可能な廃インクボトルへ排出可能に形成されたインクジ
ェットプリンタにおいて、前記インクタンクからオーバ
ーフローされた廃インクを排出するオーバーフロー管
と,オーバーフロー管から排出された廃インクを一時保
留するオーバーフロータンクと,オーバーフロータンク
内の廃インクを前記廃インクボトルへ第2の排出管を通
して排出可能な第2の排出バルブとを含み、インクタン
クからオーバーフローした廃インクを前記廃インクボト
ルの手前のオーバーフロータンク内に一時保留可能であ
るとともに、定位置検出手段によって前記廃インクボト
ルが定位置に装着されていることが検出されたことを条
件に第2の排出バルブを開放状態としてオーバーフロー
タンク内の廃インクを前記廃インクボトルへ排出可能に
形成された第2の排出手段を設けた、インクジェットプ
リンタである。
【0015】かかる発明では、インクタンクからオーバ
ーフローした廃インクは、オーバーフロー管を通して廃
インクボトルの手前のオーバーフロータンクに一時保留
されるから、周囲のインク汚れを防止できる。
【0016】そして、オーバーフロータンク内の廃イン
クは、定位置検出手段によって廃インクボトルが定位置
に装着されていることが検出されたことを条件に、第2
の排出バルブが開放状態となりかつ第2の排出管を通し
て、ノズルヘッドからの廃インクの場合と同様に、廃イ
ンクボトルへ排出される。廃インクボトルが定位置に装
着されていない場合には、排出できない。
【0017】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏し得ることはもとより、さらに定位置検
出手段を適宜に設定しておけば、廃インクボトルの装着
忘れや不完全な場合でもオーバ−フローされた廃インク
をより確実に流出防止できかつ取扱いが簡単である。
【0018】また、請求項3の発明は、前記第2の排出
バルブが、前記オーバーフロータンク内の廃インクを前
記廃インクボトルへ強制排出可能なポンプ機能を有する
ものとされているインクジェットプリンタである。
【0019】かかる発明では、ポンプ機能を持つ第2の
排出バルブは、開放状態の場合に、オーバーフロータン
ク内の廃インクを第2の排出管を通して廃インクボトル
へ強制排出できる。一方、閉塞状態の場合は、廃インク
を強制排出できずかつ第2の排出管を閉じるから、廃イ
ンクの自然流動を阻止することができる。したがって、
請求項2の発明の場合と同様な作用効果を奏することが
できることに加え、さらに廃インクの排出と阻止とを迅
速かつ確実に切替えられる。
【0020】さらに、請求項4の発明は、前記インク排
出手段が、前記ノズルヘッドから排出された廃インクを
受ける受けタンクと,この受けタンク内の廃インクを第
1の排出管および第1の排出バルブを通して前記廃イン
クボトルへ排出する第1の排出手段と、受けタンク内の
空気を含む廃インクを第3の排出管および第3の排出バ
ルブを通して前記廃インクボトルへ排出する第3の排出
手段とを含み、かつ第1の排出バルブが前記第2の排出
バルブを兼用可能に形成されているインクジェットプリ
ンタである。
【0021】かかる発明では、ノズルヘッドから排出さ
れた廃インクは第1の排出手段を形成する受けタンクで
受けられ、第1の排出バルブの開放状態で第1の排出管
を通して廃インクボトルへ排出される。この第1の排出
バルブは、オーバーフロー排出手段のポンプ機能を有す
る第2の排出バルブを兼用するものとされている。
【0022】かくして、印刷運転停止中および印刷運転
中の双方において有効利用ができ、コスト低減を図れか
つレイアウトの混雑を一段と緩和できる。また、受けタ
ンク内の空気を含む廃インクは、第3の排出バルブの開
放状態で第3の排出管を通して廃インクボトルへ排出さ
れる。すなわち、ノズルヘッドからの霧状インクも確実
に排出できかつ廃インクボトルに回収できる。
【0023】したがって、請求項3の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらにイ
ンク汚れをより確実に防止できるとともに、コスト低減
かつ構造簡素化を図れる。
【0024】さらに、請求項5の発明は、前記オーバー
フロータンクが、前記廃インクボトルの位置よりも下方
の位置に配設されているインクジェットプリンタであ
る。
【0025】かかる発明では、オーバーフロータンク内
の廃インクは、ポンプ機能を持つ第2の排出バルブによ
って、廃インクボトルへ強制排出することができるか
ら、オーバーフロータンクを廃インクボトルの位置より
も下方の位置に配設することができる。これはまた、上
方位置に配設されたインクタンクと下方位置に配設され
たオーバーフロータンクとの高低差を大きくすることに
なる。
【0026】したがって、請求項3および請求項4の発
明の場合と同様な作用効果を奏することができることに
加え、さらにインクタンクからオーバーフロータンクへ
のオーバーフローをより円滑かつ安定化できるととも
に、オーバーフロータンク等のレイアウトの自由度を大
幅に拡大でき、一層の小型化および低コスト化を図れ
る。
【0027】さらにまた、請求項6の発明は、前記第3
の排出バルブが、前記受けタンク内の空気を含む廃イン
クを前記廃インクボトルへ強制排出可能なポンプ機能を
有するものとされているインクジェットプリンタ。
【0028】かかる発明では、受けタンク内の空気を含
むベーパー状の廃インクは、ポンプ機能を有する第3の
排出バルブによって、廃インクボトルへ強制排出され
る。その後に閉塞状態にすれば、廃インクボトルへ排出
された空気を含む廃インクの逆流を完全に防止できる。
【0029】したがって、請求項4および請求項5の発
明の場合と同様な作用効果を奏することができることに
加え、さらに空気を含むベーパー(霧)状の廃インクを
より確実に排出できるから、インク汚れ防止の完璧化を
図れる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。本インクジェットプリンタ
は、図1に示す如く、インクタンク22からオーバーフ
ローされた廃インクを排出するオーバーフロー管61
と,オーバーフロー管61から排出された廃インクを一
時保留するオーバーフロータンク62と,オーバーフロ
ータンク62内の廃インクを廃インクボトル50へ第2
の排出管63を通して排出可能な第2の排出バルブ64
とを含み、インクタンク22からオーバーフローした廃
インクを廃インクボトル50の手前のオーバーフロータ
ンク62内に一時保留可能であるとともに、定位置検出
手段(54)によって廃インクボトル50が定位置に装
着されていることが検出されたことを条件に第2の排出
バルブ64を開放状態としてオーバーフロータンク62
内の廃インクを廃インクボトル50へ排出可能に形成さ
れた第2の排出手段60を設け、周囲のインク汚れを確
実に防止可能に形成されている。
【0031】まず、第2の排出手段60を理解するため
の前提的な本インクジェットプリンタと,インク供給手
段20と,インク排出手段40とを説明する。
【0032】図1において、インクジェットプリンタ
は、前述した先提案の場合と同様に、インクタンク22
から複数のインクジェットノズル12を有するノズルヘ
ッド10(インク室11)へインクを供給しかつ選択さ
れたインクジェットノズル12からインクを吹付けつつ
媒体(用紙等)に印刷可能に形成されている。
【0033】ノズルヘッド10は、この実施形態では、
4色(シアン,イエロー,マゼンタおよびブラック)分
とされ、例えばA4用紙を20PPMの高速でカラー印
刷可能である。なお、本発明は、1色(例えば、ブラッ
ク)の場合にも適応される。図1は1色分を示す。
【0034】次に、インク供給手段20は、インクタン
ク22とインク供給管24とインク供給バルブ25等と
からなり、インクタンク22からノズルヘッド10(イ
ンク室11)へインクを供給する。また、インクタンク
22は、インクボトル21からインクが補給され、イン
ク液面を一定化調整可能である。23は、空気取入口で
ある。
【0035】インク戻し手段30は、インク戻し管31
およびインク戻しバルブ32を含み、インク室11から
のインクをインクタンク22へ戻すことができる。つま
り、インク供給手段20との協働によるインク循環時や
インク室11のインク抜き時に単独で使用される。
【0036】このインク供給手段20とインク戻し手段
30とは、4色分をインクジェットプリンタに着脱可能
な本体1Bに組込んだ一体的構造つまりモジュール1に
形成されている。すなわち、複数(4)のインク色(シ
アン,イエロー,マゼンタおよびブラック)分を一体化
してあるので、プリンタ側の構造簡単化に一段と有効で
ある。
【0037】また、モジュール1(本体1B)をプリン
タ(ノズルヘッド10)に装着すれば、インク供給管2
4およびインク戻し管31の各一端が自動開閉キャップ
構造(図示省略)を介してインク室11に連通可能に形
成されている。
【0038】つまり、本体1Bのインクジェットプリン
タに対する装着動作でインク供給管24およびインク戻
し管31の各一端がノズルヘッド10に連結可能かつ離
脱動作で分離可能であるから、交換をより迅速かつ正確
に行え、取扱いが一段と楽である。
【0039】また、インク供給管24およびインク戻し
管31は、弾性に富んだチューブから形成され、かつイ
ンク供給バルブ25およびインク戻しバルブ32は、当
該各配管(24,31)を開放状態および閉塞状態のい
ずれかを選択可能なバルブ機能を持つチューブ式ポンプ
から形成される。
【0040】例えば、回転ローラに複数の押圧ローラを
有し、各押圧ローラでチューブ(24,25)を押圧し
て閉塞状態、押圧しつつ回転させることにより開放状態
でインクを送出すことができる。したがって、各開閉切
替を迅速に行えるとともに、インク供給やインク戻しを
正確に行えかつモジュール製作上の配管が簡単であり、
コスト低減にも有効である。
【0041】しかも、供給ポンプ(25)と戻しポンプ
(32)とを、同一構造(同一仕様)にしてあるので、
どのポンプを供給ポンプ(25)および戻しポンプ(3
2)のいずれに使用してもよい。したがって、本体1B
への配置取付作業の迅速化を図れかつ組立てが容易であ
る。
【0042】かくして、モジュール1(本体1B)をプ
リンタ(ノズルヘッド10)に装着すれば、インク供給
管24およびインク戻し管31は、ノズルヘッド10
(11)側の対応位置に接続される。そして、インクタ
ンク22にインクボトル21を装着すれば、インクタン
ク22にインクを満たすことができる。
【0043】供給ポンプ(25)を起動してインクを例
えば加温しつつノズルヘッド10へ供給しかつ戻しポン
プ(32)を起動してノズルヘッド10からインクタン
ク22へインクを戻すインク循環運転をすれば、インク
のウォーミングアップ等を行える。
【0044】また、戻しポンプ(32)を停止しかつ供
給ポンプ(25)を起動してインクを連続的あるいは間
欠的に供給すれば、印刷運転やノズルヘッド10のメン
テナンス(空気抜き等)を行える。
【0045】このように、各タンク・配管等が本体1B
に一体的に組込まれたモジュール1構造であるから、低
コストかつ小型でありひいてはインクジェットプリンタ
の小型化や構造簡単化を図ることができるとともに、イ
ンク供給処理手段20に故障が発生した場合に、個別的
に配設・配管するレイアウトの場合に比較して、その原
因究明が容易であり、かつモジュール交換をすれば継続
運転を行える。
【0046】また、本体1Bには、インク供給手段20
のインク供給管24の途中に介装されるインク清浄化用
のフィルタ26および前後バルブ28,29を含むノズ
ルヘッド10(インクジェットノズル12)のクリーニ
ング用のインパクトパージ機構27が一体的に組込まれ
ている。したがって、さらにプリンタ全体の小型化に有
効である。
【0047】このフィルタ26のメンテナンスを円滑か
つ迅速に行う乃至メンテナンス後にフィルタ26内の空
気を抜くための空気抜き手段70を本体1Bに組込んで
ある。この空気抜き手段70は、図1に示す空気抜き配
管71および空気抜きバルブ72を含み、フィルタ26
内の空気を抜く際のフィルタ26から排出されるインク
をインクタンク22に回収可能に形成されている。
【0048】つまり、前置バルブ28を閉めた状態で空
気抜きバルブ72を開放状態にすると、フィルタ26内
の空気は空気抜き管70を通してインクタンク22へ逃
がされるから、フィルタ性能の安定化を達成でき、空気
に混在するインクが周囲に飛散することを防止できかつ
インクを回収利用できる。なお、必要によって供給ポン
プ(25)でインクを強制的に供給しつつ空気除去する
ように選択することができる。
【0049】図1において、インク排出手段40は、イ
ンクジェットノズル12から吐出されたインクをインク
受け41で受け、これと連絡管43を介して連通された
受けタンク42に一時保留された廃インクを廃インクボ
トル50側へ排出する手段であり、基本的には、第1の
排出手段(第1の排出管44,第1の排出バルブ45)
から形成されている。定位置に着脱可能な廃インクボト
ル50へは、総排出管49を通して排出される。
【0050】ここにおいて、インクタンク22からオー
バーフローした廃インクをオーバーフロータンク62に
一時保留可能に形成するとともに、廃インクボトル50
が定位置に装着されていることを条件にオーバーフロー
タンク62内の廃インクを、インク受け42内の廃イン
クの場合と同様に、廃インクボトル50へ排出可能に形
成してある。
【0051】すなわち、インクタンク22からオーバー
フローした廃インクを導くオーバーフロー管61と,導
かれた廃インクを一時保留可能なオーバーフロータンク
62と,第2の排出手段(第2の排出管63,第2の排
出バルブ64)とを設け、オーバーフロータンク62内
に一時保留された廃インクをも、総排出管49を通し
て、廃インクボトル50へ排出可能に形成されている。
【0052】第2の排出バルブ64を閉塞状態とした場
合は、廃インクを廃インクボトル50側へ強制排出でき
ず、かつ第2の排出管63を閉じるから廃インクの自然
流動を阻止することができる。しかも、詳細後記の通
り、第2の排出バルブ64を供給ポンプ(25)の場合
と同様なチューブ式ポンプから形成してあるので、廃イ
ンクの排出と阻止とを迅速かつ確実に切替えられる。
【0053】かくして、適時に、第1の排出手段(4
5)を働かせ、第1の廃インクタンク(42)内の廃イ
ンクを廃インクボトル50へ排出する。また、第2の排
出手段(64)を働かせ、第2の廃インクタンク(6
2)内の廃インクを廃インクボトル50へ排出する。つ
まり、各廃インクを密閉状の廃インクボトル50に回収
できるから、インク汚れを完全に防止できかつ印刷運転
中においても廃インクボトル50を交換することができ
る。
【0054】また、インク排出手段40には、受けタン
ク42内の空気を含むベーパー状の廃インクを廃インク
ボトル50へ強制的に排出可能なポンプ機能を持つ第3
の排出手段(第3の排出管47,第3の排出バルブ4
8)が設けらている。したがって、べーパー状(霧状)
インクが周囲に飛散することも防止できるから、インク
汚れをより確実に防止することができる。
【0055】かかる連絡管43,第1の排出管44,第
2の排出管63,第3の排出管47および総排出管49
は、弾性に富んだチューブから形成され、かつ第1の排
出バルブ(第1の排出ポンプ)45,第2の排出バルブ
(第2の排出ポンプ)64および第3の排出バルブ(第
3の排出ポンプ)48は、当該各配管(44,63,4
7)を開放状態および閉塞状態のいずれかを選択可能な
バルブ機能を持つ、上記ポンプ25,32の場合と同様
なチューブ式ポンプから形成されている。
【0056】かくして、オーバーフロータンク62を、
図1に2点鎖線で示したように、廃インクボトル50の
位置よりも下方の位置に配設することができる。廃イン
クをポンプ機能により、上方の廃インクボトル50へ強
制排出可能であるからである。
【0057】したがって、上方位置に配設されたインク
タンク22と下方位置に配設されたオーバーフロータン
ク62との高低差を大きくすることができるから、イン
クタンク22からのオーバーフローをより円滑かつ安定
化できる。また、受けタンク42,オーバーフロータン
ク62および廃インクボトル50との上下関係に関する
レイアウトの自由度を大幅に拡大できるとともに、一段
の小型化および低コスト化を図れる。
【0058】また、第1の排出バルブ45と第2の排出
バルブ64とが、受けタンク42内廃インクおよびオー
バーフロータンク62内廃インクを廃インクボトル50
へ強制的に排出可能な1つの排出バルブ(排出ポンプ)
[排出ポンプ45]を兼用するものとして形成されてい
る。したがって、印刷運転停止中および印刷運転中の双
方において有効利用ができるから、コスト低減を図れか
つレイアウトの混雑をより緩和できる。
【0059】ここに、受けタンク42と,オーバーフロ
ータンク62と,廃インクボトル50と,受けタンク4
2内の廃インクを廃インクボトル50へ排出する第1の
排出手段(44,45)と,オーバーフロータンク62
内の廃インクを廃インクボトル50へ排出する第2の排
出手段(63,64=45)とを、上記のインク供給処
理モジュール1の場合と同様に、インクジェットプリン
タに着脱可能な本体2Bに一体的に組込んだモジュール
2構造に形成してある。
【0060】したがって、各タンク・配管等が本体2B
に一体的に組込まれたモジュール2構造であるから低コ
ストかつ小型であり、ひいてはインクジェットプリンタ
の小型化や構造簡単化を図ることができるとともに、イ
ンク排出手段40に故障が発生した場合に、個別的に配
設・配管するレイアウトの場合に比較して、その原因究
明が容易であり、かつモジュール交換すれば継続運転を
行える。すなわち、構造簡単で組立てが容易であるとと
もに異常等に対する原因究明および部品交換を含む復旧
を迅速・容易かつ正確に行え、かつプリンタ全体の小型
・低コスト化を図れるわけである。
【0061】また、廃インクボトル50が本体2B(や
本体2B内の廃インクボトルケース…図示省略)の所定
位置に着脱可能に形成されかつ廃インクボトル50が本
体1Bの所定位置に装着されているか否かを検出可能な
定位置検出手段(ボトルセンサー54)を設け、検出信
号を利用して本体1Bの所定位置に廃インクボトル50
が装着されていない場合には、各インク排出手段を形成
する各ポンプ45(=64),48の開放状態を強制的
に阻止可能に形成してある。
【0062】この廃インクボトル50は、図1に示す、
矢印A方向に押込むことで、本体2B(本体2B内の廃
インクボトルケース)に装着可能で、かつ矢印B方向に
引出すことで、取外し可能である。したがって、廃イン
クボトル50の装着忘れ等があった場合でも周囲へのイ
ンク汚れ防止を確実に保障できる。
【0063】さらに、この廃インク排出処理モジュール
2も、インク供給処理モジュール1の場合と同様に、複
数(4)のインク色(シアン,イエロー,マゼンタおよ
びブラック)分の第1の廃インクタンク(42),第2
の廃インクタンク(62),廃インクボトル50,第1
の排出手段および第2の排出手段等を一体化してあるの
で、一段と配管混雑等を防止できかつカラープリンタ側
の構造簡単化および小型・低コスト化を一段と助長でき
る。
【0064】これらの第1,第2および第3の排出手段
は、図示省略したCPU,ROM,RAM等を含む制御
装置により、関連を持ってコントロールされる。
【0065】すなわち、ボトルセンサー(定位置検出手
段)54によって、廃インクボトル50が所定位置に装
着されていることが検出確認される(図2のST10で
YES)と、第1の排出バルブ(ポンプ)45および第
2の排出バルブ(ポンプ)64(=45)が開放状態許
可になる(ST11)。
【0066】この状態下において、受けタンク42内の
レベルセンサ(図示省略)によって当該廃インクレベル
が上昇したことが検出(ST12のYES)されると、
第1の排出バルブ(ポンプ)45が開放(回転駆動)さ
れる。したがって、受けタンク42内の廃インクを廃イ
ンクボトル50側へ強制排出(ST13)することがで
きる。
【0067】この実施形態では、第2の排出バルブ(ポ
ンプ)64と第1の排出バルブ(ポンプ)45とが兼用
可能な同一ポンプとされているので、オーバーフロータ
ンク62内の廃インクも同時に廃インクボトル50側へ
排出(ST13)できる。
【0068】オーバーフロータンク62内のレベルセン
サ(図示省略)によって当該廃インクレベルが上昇した
ことが検出(ST14のYES)されると、受けタンク
42内のレベルセンサ(図示省略)によって当該廃イン
クレベルが上昇したことが検出されない場合(ST12
のNO)でも、第2の排出バルブ(ポンプ)64を開放
(回転駆動)して、オーバーフロータンク62内の廃イ
ンクを廃インクボトル50側へ強制排出できる(ST1
5)。
【0069】この場合、第1の排出バルブ(ポンプ)4
5も開放(回転駆動)され、受けタンク42内の廃イン
クを廃インクボトル50側へ強制排出(ST15)す
る。
【0070】さらに、この実施形態では、第3の排出バ
ルブ(ポンプ)48は、第1の排出バルブ(ポンプ)4
5と同期運転可能に形成されているので、受けタンク4
2内の空気を含む廃インクも廃インクボトル50側へ強
制排出(ST13,ST15)される。
【0071】受けタンク42およびオーバーフロータン
ク62内の双方廃インクのレベルがともに上昇していな
い場合(ST12のNO,ST14のNO)並びに廃イ
ンクボトル50が所定位置に装着されていない場合(S
T10のNO)には、いずれの排出バルブ(ポンプ)4
5,48,64(=45)も閉塞状態とされる(ST1
6)。したがって、廃インクが周囲に流出しない。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インクタンク
からオーバーフローした廃インクをオーバーフロータン
クに保留可能かつ廃インクボトルが定位置に装着されて
いることを条件にオーバーフロータンク内の廃インクを
廃インクボトルへ排出可能に形成されたインクジェット
プリンタであるから、インクタンクを導入しかつ廃イン
クボトルが着脱可能なプリンタでも、オーバ−フローし
た廃インクの排出処理が簡単である。すなわち、周囲の
インク汚れを確実に防止することができかつ適応性が広
い。
【0073】また、請求項2の発明によれば、インクタ
ンクからオーバーフローした廃インクを廃インクボトル
の手前のオーバーフロータンク内に一時保留可能である
とともに、定位置検出手段によって廃インクボトルが定
位置に装着されていることが検出されたことを条件に第
2の排出バルブを開放状態としてオーバーフロータンク
の廃インクを廃インクボトルへ排出可能に形成されたイ
ンクジェットプリンタであるから、請求項1の発明の場
合と同様な効果を奏し得ることはもとより、さらに定位
置検出手段を適宜に設定しておけば、廃インクボトルの
装着忘れや不完全な場合でもオーバ−フロー廃インクを
より確実に流出防止できかつ取扱いが簡単である。
【0074】また、請求項3の発明によれば、第2の排
出バルブが、オーバーフロータンク内の廃インクを廃イ
ンクボトルへ強制排出可能なポンプ機能を有するものと
されているので、開放状態の場合でオーバーフロータン
ク内の廃インクを第2の排出管を通して廃インクボトル
へ強制排出でき、かつ閉塞状態の場合には第2の排出管
を閉じて廃インクの自然流動を阻止することができる。
したがって、請求項2の発明の場合と同様な効果を奏す
ることができることに加え、さらに廃インクの排出と阻
止とを迅速かつ確実に切替えられる。
【0075】さらに、請求項4の発明によれば、インク
排出手段が受けタンク内の廃インクを廃インクボトルへ
排出する第1の排出手段と、受けタンク内の空気を含む
廃インクを廃インクボトルへ排出する第3の排出手段と
を含み、かつ第1の排出バルブが第2の排出バルブを兼
用可能に形成されているので、印刷運転停止中および印
刷運転中の双方において有効利用ができ、コスト低減を
図れかつレイアウトの混雑を一段と緩和できる。また、
受けタンク内の空気を含む廃インクつまりノズルヘッド
からの霧状インクも確実に排出でき廃インクボトルに回
収できる。したがって、請求項3の発明の場合と同様な
効果を奏することができることに加え、さらにインク汚
れをより確実に防止できるとともに、コスト低減かつ構
造簡素化を図れる。
【0076】さらに、請求項5の発明によれば、オーバ
ーフロータンクが廃インクボトルの位置よりも下方の位
置に配設されているので、請求項3および請求項4の発
明の場合と同様な効果を奏することができることに加
え、さらにインクタンクからオーバーフロータンクへの
オーバーフローをより円滑かつ安定化できるとともに、
オーバーフロータンク等のレイアウトの自由度を大幅に
拡大でき、一層の小型化および低コスト化を図れる。
【0077】さらにまた、請求項6の発明によれば、第
3の排出バルブが受けタンク内の空気を含む廃インクを
廃インクボトルへ強制排出可能なポンプ機能を有するも
のとされているので、請求項4および請求項5の発明の
場合と同様な効果を奏することができることに加え、さ
らに空気を含むベーパー(霧)状の廃インクをより確実
に排出できるから、インク汚れ防止の完璧化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体系統図である。
【図2】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 インク供給処理モジュール 1B 本体 2 廃インク排出処理モジュール 2B 本体 10 ノズルヘッド 11 インク室 12 インクジェットノズル 20 インク供給手段 21 インクボトル 22 インクタンク 30 インク戻し手段 31 インク戻し管 40 インク排出手段 41 インク受け 42 受けタンク 43 連絡管 44 第1の排出管(第1の排出手段) 45 第1の排出バルブ(第1の排出手段) 47 第3の排出管(第3の排出手段) 48 第3の排出バルブ(第3の排出手段) 49 総排出管 50 廃インクボトル 54 ボトルセンサー(定位置検出手段) 60 オーバーフロー排出手段 61 オーバーフロー管 62 オーバーフロータンク 63 第2の排出管(第2の排出手段) 64 第2の排出バルブ(第2の排出手段) 70 空気抜き手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクから複数のインクジェット
    ノズルを有するノズルヘッドへインクを供給して印刷可
    能かつインク排出手段を利用してノズルヘッドから排出
    された廃インクを定位置に着脱可能な廃インクボトルへ
    排出可能に形成されたインクジェットプリンタにおい
    て、 前記インクタンクからオーバーフローした廃インクをオ
    ーバーフロータンクに保留可能に形成するとともに、前
    記廃インクボトルが定位置に装着されていることを条件
    にオーバーフロータンク内の廃インクを前記廃インクボ
    トルへ排出可能に形成されているインクジェットプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 インクタンクから複数のインクジェット
    ノズルを有するノズルヘッドへインクを供給して印刷可
    能かつインク排出手段を利用してノズルヘッドから排出
    された廃インクを定位置に着脱可能な廃インクボトルへ
    排出可能に形成されたインクジェットプリンタにおい
    て、 前記インクタンクからオーバーフローされた廃インクを
    排出するオーバーフロー管と,オーバーフロー管から排
    出された廃インクを一時保留するオーバーフロータンク
    と,オーバーフロータンク内の廃インクを前記廃インク
    ボトルへ第2の排出管を通して排出可能な第2の排出バ
    ルブとを含み、インクタンクからオーバーフローした廃
    インクを前記廃インクボトルの手前のオーバーフロータ
    ンク内に一時保留可能であるとともに、定位置検出手段
    によって前記廃インクボトルが定位置に装着されている
    ことが検出されたことを条件に第2の排出バルブを開放
    状態としてオーバーフロータンク内の廃インクを前記廃
    インクボトルへ排出可能に形成された第2の排出手段を
    設けた、インクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記第2の排出バルブが、前記オーバー
    フロータンク内の廃インクを前記廃インクボトルへ強制
    排出可能なポンプ機能を有するものとされている請求項
    2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インク排出手段が、前記ノズルヘッ
    ドから排出された廃インクを受ける受けタンクと,この
    受けタンク内の廃インクを第1の排出管および第1の排
    出バルブを通して前記廃インクボトルへ排出する第1の
    排出手段と、受けタンク内の空気を含む廃インクを第3
    の排出管および第3の排出バルブを通して前記廃インク
    ボトルへ排出する第3の排出手段とを含み、かつ第1の
    排出バルブが前記第2の排出バルブを兼用可能に形成さ
    れている請求項3記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記オーバーフロータンクが、前記廃イ
    ンクボトルの位置よりも下方の位置に配設されている請
    求項3または請求項4記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記第3の排出バルブが、前記受けタン
    ク内の空気を含む廃インクを前記廃インクボトルへ強制
    排出可能なポンプ機能を有するものとされている請求項
    4または請求項5記載のインクジェットプリンタ。
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