JPH1126608A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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- JPH1126608A JPH1126608A JP9173526A JP17352697A JPH1126608A JP H1126608 A JPH1126608 A JP H1126608A JP 9173526 A JP9173526 A JP 9173526A JP 17352697 A JP17352697 A JP 17352697A JP H1126608 A JPH1126608 A JP H1126608A
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- diffusion layer
- memory device
- floating gate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】拡散層側の静電容量を大きくし、且つ、短チャ
ネル効果を生じにくくした不揮発性半導体記憶装置を提
供する。 【解決手段】p型シリコン基板1上にゲート絶縁膜2を
介して浮遊ゲート電極5が設けられている。更に、層間
絶縁膜20を介して制御ゲート電極6が設けられてい
る。浮遊ゲート電極との重なり領域が大きいn+拡散層
3が直下に延在して設けられると共に、p+拡散層4が
チャネル領域外に設けられている。書込み及び消去は、
通常のAND型フラッシュメモリと同様にファウラー・
ノードハイム(F−N)電流により行い、読出しはバン
ド間トンネル電流を用いて行う。 【効果】ゲート長に依存しないバンド間トンネル電流を
読出し動作に用いるので、短チャネル効果が生ぜず、し
かも低電力動作が可能である。一方のn+拡散層を省略
する事ができるため高集積化可能である。
ネル効果を生じにくくした不揮発性半導体記憶装置を提
供する。 【解決手段】p型シリコン基板1上にゲート絶縁膜2を
介して浮遊ゲート電極5が設けられている。更に、層間
絶縁膜20を介して制御ゲート電極6が設けられてい
る。浮遊ゲート電極との重なり領域が大きいn+拡散層
3が直下に延在して設けられると共に、p+拡散層4が
チャネル領域外に設けられている。書込み及び消去は、
通常のAND型フラッシュメモリと同様にファウラー・
ノードハイム(F−N)電流により行い、読出しはバン
ド間トンネル電流を用いて行う。 【効果】ゲート長に依存しないバンド間トンネル電流を
読出し動作に用いるので、短チャネル効果が生ぜず、し
かも低電力動作が可能である。一方のn+拡散層を省略
する事ができるため高集積化可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体記憶
装置に係り、特に読出し動作時にバンド間トンネル電流
を用いる不揮発性半導体記憶装置に関する。
装置に係り、特に読出し動作時にバンド間トンネル電流
を用いる不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、不揮発性半導体記憶装置に用い
られる半導体素子は、浮遊ゲートと制御ゲートとを有
し、電荷を浮遊ゲートに蓄積したり、放出したりするこ
とにより、情報の書き込み、保持、消去を行う。従来、
この種の不揮発性半導体記憶装置に用いられる半導体素
子の基本的な構造は、シリコン基板上に10nm程度の
厚さのゲート酸化膜とソース及びドレイン電極が形成さ
れ、更にゲート酸化膜の上に絶縁膜を挾んだ2つのポリ
シリコン電極が形成された構造である。
られる半導体素子は、浮遊ゲートと制御ゲートとを有
し、電荷を浮遊ゲートに蓄積したり、放出したりするこ
とにより、情報の書き込み、保持、消去を行う。従来、
この種の不揮発性半導体記憶装置に用いられる半導体素
子の基本的な構造は、シリコン基板上に10nm程度の
厚さのゲート酸化膜とソース及びドレイン電極が形成さ
れ、更にゲート酸化膜の上に絶縁膜を挾んだ2つのポリ
シリコン電極が形成された構造である。
【0003】例えば、制御ゲート、ソース、ドレイン、
シリコン基板にそれぞれ18V,0V,0V,0Vの電
圧を1msec印加すると、シリコン基板から浮遊ゲー
トにファウラー・ノードハイム(Fowler-Nordheim:以
下、F−Nと略す)電流が流れ、浮遊ゲートに電荷(電
子)が蓄積する。この状態を、ここでは「消去」状態と
する。逆に、制御ゲート、ソース、ドレイン、シリコン
基板にそれぞれ−9V,0V,4V,0Vの電圧を1m
sec印加すると、浮遊ゲート中の電子がF−N電流に
よって引き抜かれる。この状態を、ここでは「書き込
み」状態とする。浮遊ゲートに蓄積された電荷を「読み
出す」には、制御ゲートに3.3Vの電源電圧を印加
し、ドレイン電極に1Vの電圧を印加すればよい。
シリコン基板にそれぞれ18V,0V,0V,0Vの電
圧を1msec印加すると、シリコン基板から浮遊ゲー
トにファウラー・ノードハイム(Fowler-Nordheim:以
下、F−Nと略す)電流が流れ、浮遊ゲートに電荷(電
子)が蓄積する。この状態を、ここでは「消去」状態と
する。逆に、制御ゲート、ソース、ドレイン、シリコン
基板にそれぞれ−9V,0V,4V,0Vの電圧を1m
sec印加すると、浮遊ゲート中の電子がF−N電流に
よって引き抜かれる。この状態を、ここでは「書き込
み」状態とする。浮遊ゲートに蓄積された電荷を「読み
出す」には、制御ゲートに3.3Vの電源電圧を印加
し、ドレイン電極に1Vの電圧を印加すればよい。
【0004】すなわち、制御ゲートに正電圧を印加する
と、チャネル領域に電荷反転層が形成されソース・ドレ
イン間に電流が流れるので、そのしきい電圧(例えば、
ドレイン電流が10nAに達したときに制御ゲートに印
加されている電圧)の値を読めば、浮遊ゲートの電荷の
蓄積状態を知ることができる。
と、チャネル領域に電荷反転層が形成されソース・ドレ
イン間に電流が流れるので、そのしきい電圧(例えば、
ドレイン電流が10nAに達したときに制御ゲートに印
加されている電圧)の値を読めば、浮遊ゲートの電荷の
蓄積状態を知ることができる。
【0005】また、浮遊ゲートに蓄積された電荷を高速
に読み出すためには、ゲート長を短くすればよい。現在
の不揮発性半導体記憶装置には、0.6μmのゲート長
を有する半導体デバイスが用いられている。すなわち、
図4に示すような拡散層を持つ短チャネルのMOS(Me
tal Oxide Semiconductor)構造が用いられている。
に読み出すためには、ゲート長を短くすればよい。現在
の不揮発性半導体記憶装置には、0.6μmのゲート長
を有する半導体デバイスが用いられている。すなわち、
図4に示すような拡散層を持つ短チャネルのMOS(Me
tal Oxide Semiconductor)構造が用いられている。
【0006】図4において参照符号1は、例えば、p型
のシリコン基板を示し、このp型シリコン基板1中にソ
ース及びドレイン拡散層となるn+拡散層3が形成され
ている。ソース・ドレイン拡散層3,3間のシリコン基
板1上には、ゲート絶縁膜2を介して浮遊ゲート電極5
が形成され、更に浮遊ゲート電極5上には絶縁膜20を
介して制御ゲート電極6が形成されている。このような
構造の半導体デバイスを有する不揮発性半導体記憶装置
に関しては、例えば、特開平6−77437号公報に開
示されている。尚、シリコン基板としてn型シリコン基
板を用いる場合には、n型シリコン基板中にpウエル拡
散層を形成し、このpウエル拡散層を上記n+拡散層3
が形成される領域に設けてp型シリコン基板1の代わり
として用いてもよいことは言うまでもない。
のシリコン基板を示し、このp型シリコン基板1中にソ
ース及びドレイン拡散層となるn+拡散層3が形成され
ている。ソース・ドレイン拡散層3,3間のシリコン基
板1上には、ゲート絶縁膜2を介して浮遊ゲート電極5
が形成され、更に浮遊ゲート電極5上には絶縁膜20を
介して制御ゲート電極6が形成されている。このような
構造の半導体デバイスを有する不揮発性半導体記憶装置
に関しては、例えば、特開平6−77437号公報に開
示されている。尚、シリコン基板としてn型シリコン基
板を用いる場合には、n型シリコン基板中にpウエル拡
散層を形成し、このpウエル拡散層を上記n+拡散層3
が形成される領域に設けてp型シリコン基板1の代わり
として用いてもよいことは言うまでもない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にMO
Sトランジスタでは、チャネル領域が形成されればよい
ので、ソース・ドレイン拡散層とゲート電極との重なり
は小さくてよい。寧ろ、高速で動作させるには、寄生容
量が小さくなるように、ソース・ドレイン拡散層とゲー
ト電極との重なりは小さい方が有利である。これに対し
て、不揮発性半導体記憶装置では、前述したように浮遊
ゲートに蓄積された電荷をドレインまたはソース側拡散
層から引き抜く動作が必要なため、ゲート電極と引き抜
き側の拡散層との重なり領域を大きくする必要がある。
ゲート電極と拡散層との重なり領域を大きくすると、ゲ
ート電極と拡散層間の静電容量(以下、拡散層容量結合
比という)が大きくなるので、浮遊ゲートに蓄積された
電荷を引き抜きやすくなるからである。
Sトランジスタでは、チャネル領域が形成されればよい
ので、ソース・ドレイン拡散層とゲート電極との重なり
は小さくてよい。寧ろ、高速で動作させるには、寄生容
量が小さくなるように、ソース・ドレイン拡散層とゲー
ト電極との重なりは小さい方が有利である。これに対し
て、不揮発性半導体記憶装置では、前述したように浮遊
ゲートに蓄積された電荷をドレインまたはソース側拡散
層から引き抜く動作が必要なため、ゲート電極と引き抜
き側の拡散層との重なり領域を大きくする必要がある。
ゲート電極と拡散層との重なり領域を大きくすると、ゲ
ート電極と拡散層間の静電容量(以下、拡散層容量結合
比という)が大きくなるので、浮遊ゲートに蓄積された
電荷を引き抜きやすくなるからである。
【0008】しかし、図4に示したような構造のままで
拡散層を広げると、ソース・ドレイン拡散層同士が近づ
き、ドレイン電圧を印加したときにゲート電圧を印加し
なくても基板を介して電流が流れてしまう、いわゆる短
チャネル効果が起こり、しきい電圧を読みとれなくなっ
てしまう。この短チャネル効果を防ぐために、通常のM
OSトランジスタでは、チャネル領域にキャリアと反対
の導電型を有するドーパントをイオン打ち込みする。こ
の際、ゲート電極をマスクとしてイオン打ち込みを行う
ため、ゲート電極の厚さの小さいものではゲート絶縁膜
を劣化させる可能性がある。
拡散層を広げると、ソース・ドレイン拡散層同士が近づ
き、ドレイン電圧を印加したときにゲート電圧を印加し
なくても基板を介して電流が流れてしまう、いわゆる短
チャネル効果が起こり、しきい電圧を読みとれなくなっ
てしまう。この短チャネル効果を防ぐために、通常のM
OSトランジスタでは、チャネル領域にキャリアと反対
の導電型を有するドーパントをイオン打ち込みする。こ
の際、ゲート電極をマスクとしてイオン打ち込みを行う
ため、ゲート電極の厚さの小さいものではゲート絶縁膜
を劣化させる可能性がある。
【0009】また、現在用いられている不揮発性半導体
記憶装置では、通常図5に示すように、電荷引き抜きを
行わない側の拡散層に、例えば、p型シリコン基板を用
いた不揮発性半導体記憶装置ならば、p+拡散層4を形
成することにより、n+ソース・ドレイン拡散層3,3
同士の接触を防いでいる。このような素子構造を用いれ
ば、ゲート長が0.4μm程度までのMOSゲートを持
つデバイスの短チャネル効果を防止することができる。
記憶装置では、通常図5に示すように、電荷引き抜きを
行わない側の拡散層に、例えば、p型シリコン基板を用
いた不揮発性半導体記憶装置ならば、p+拡散層4を形
成することにより、n+ソース・ドレイン拡散層3,3
同士の接触を防いでいる。このような素子構造を用いれ
ば、ゲート長が0.4μm程度までのMOSゲートを持
つデバイスの短チャネル効果を防止することができる。
【0010】しかしながら、更なる不揮発性半導体記憶
装置の高速化・短チャネル化が進むと、図5に示したよ
うな素子構造では短チャネル効果を防ぎきれなくなる。
また、短チャネルゲートのMOS構造素子では、チャネ
ル方向に大きなドレイン電界が印加されるために、読み
出し動作時にホットキャリアが生じ、ゲート絶縁膜を劣
化させる原因となる。このため、ゲート長が0.4μm
以下の不揮発性半導体記憶装置では、このような短チャ
ネル効果を防ぎ、拡散層静電容量比を大きくとり、しか
もゲート絶縁膜に負担をかけない素子構造が必要であ
る。
装置の高速化・短チャネル化が進むと、図5に示したよ
うな素子構造では短チャネル効果を防ぎきれなくなる。
また、短チャネルゲートのMOS構造素子では、チャネ
ル方向に大きなドレイン電界が印加されるために、読み
出し動作時にホットキャリアが生じ、ゲート絶縁膜を劣
化させる原因となる。このため、ゲート長が0.4μm
以下の不揮発性半導体記憶装置では、このような短チャ
ネル効果を防ぎ、拡散層静電容量比を大きくとり、しか
もゲート絶縁膜に負担をかけない素子構造が必要であ
る。
【0011】そこで、本発明の目的は、本質的に短チャ
ネル効果の生じない素子構造を持つ不揮発性半導体記憶
装置を提供することにある。
ネル効果の生じない素子構造を持つ不揮発性半導体記憶
装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、拡散層静電容
量比の大きな素子構造を持つ不揮発性半導体記憶装置を
提供することにある。
量比の大きな素子構造を持つ不揮発性半導体記憶装置を
提供することにある。
【0013】更に、本発明の他の目的は、ゲート絶縁膜
劣化の原因となるホットキャリアの発生を抑制した素子
構造を持つ不揮発性半導体記憶装置を提供することにあ
る。また、本質的に短チャネル効果が生じなく、かつ、
ホットキャリアの発生を抑止した素子構造を持つ半導体
装置を提供することも本発明の目的である。
劣化の原因となるホットキャリアの発生を抑制した素子
構造を持つ不揮発性半導体記憶装置を提供することにあ
る。また、本質的に短チャネル効果が生じなく、かつ、
ホットキャリアの発生を抑止した素子構造を持つ半導体
装置を提供することも本発明の目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述したように、現在用
いられている不揮発性半導体記憶装置では、浮遊ゲート
に蓄積された電荷を読み出すために、制御ゲート電極に
正電圧を印加し、ゲート電極直下のチャネル領域に電荷
反転層を形成し、ドレイン拡散層に正電圧を印加してド
レイン電流を流す。そして、そのドレイン電流が例えば
10nAに達した時の制御ゲート電圧をしきい電圧とし
て読み出す、ということを行っている。しかし、浮遊ゲ
ートの電荷蓄積状態を判定するのにチャネル電流にこだ
わる必要はない。要はゲート電圧で制御できる電流であ
ればよい。
いられている不揮発性半導体記憶装置では、浮遊ゲート
に蓄積された電荷を読み出すために、制御ゲート電極に
正電圧を印加し、ゲート電極直下のチャネル領域に電荷
反転層を形成し、ドレイン拡散層に正電圧を印加してド
レイン電流を流す。そして、そのドレイン電流が例えば
10nAに達した時の制御ゲート電圧をしきい電圧とし
て読み出す、ということを行っている。しかし、浮遊ゲ
ートの電荷蓄積状態を判定するのにチャネル電流にこだ
わる必要はない。要はゲート電圧で制御できる電流であ
ればよい。
【0015】例えば、p型シリコン基板1に作製された
図4に示すような素子構造を有する不揮発性半導体記憶
装置においても、片方のn+拡散層3に正電圧、制御ゲ
ート電極6に負電圧を印加すると、シリコン基板1のバ
ンドギャップをバレンスバンドEVの電子がトンネルし
て電流7が流れる(以下、バンド間トンネル電流と呼
ぶ)。図2は、その様子を示したバンド図である。この
とき、バレンンスバンドからトンネルしてきた電子はn
型拡散層3に流れ込み、バレンスバンドに生じたホール
はp型シリコン基板1に流れるか、あるいはp+導電型
の拡散層を形成しておけばそちらに流れる。尚、図2に
おいて、ECはコンダクションバンド、EFはフェルミレ
ベルである。
図4に示すような素子構造を有する不揮発性半導体記憶
装置においても、片方のn+拡散層3に正電圧、制御ゲ
ート電極6に負電圧を印加すると、シリコン基板1のバ
ンドギャップをバレンスバンドEVの電子がトンネルし
て電流7が流れる(以下、バンド間トンネル電流と呼
ぶ)。図2は、その様子を示したバンド図である。この
とき、バレンンスバンドからトンネルしてきた電子はn
型拡散層3に流れ込み、バレンスバンドに生じたホール
はp型シリコン基板1に流れるか、あるいはp+導電型
の拡散層を形成しておけばそちらに流れる。尚、図2に
おいて、ECはコンダクションバンド、EFはフェルミレ
ベルである。
【0016】バンド間トンネル電流7は、ゲート絶縁膜
上の電極の電位に応じてゲート絶縁膜直下から流れる。
従って、図4の場合は浮遊ゲート電極5の電荷蓄積状態
を反映し、且つ制御ゲート電極6によってバンド間トン
ネル電流を制御することもできる。
上の電極の電位に応じてゲート絶縁膜直下から流れる。
従って、図4の場合は浮遊ゲート電極5の電荷蓄積状態
を反映し、且つ制御ゲート電極6によってバンド間トン
ネル電流を制御することもできる。
【0017】バンド間トンネル電流は、チャネル電流と
異なりゲート長に依存しないため、ソース・ドレイン間
にゲート電圧とは無関係に基板を介して電流が流れるこ
とはないので、短チャネル効果が起こらない。
異なりゲート長に依存しないため、ソース・ドレイン間
にゲート電圧とは無関係に基板を介して電流が流れるこ
とはないので、短チャネル効果が起こらない。
【0018】それどころか、バンド間トンネル電流をソ
ースに流す必要もないので、素子分離がしっかりしてい
れば図6に示すようにソース側拡散層を省くこともでき
る。たとえソース側拡散層を設けたにしても、ゲート絶
縁膜直下に電荷反転層を形成する必要がないため、ソー
ス側拡散層をゲート電極から離して形成することができ
る。このため、図1または図6に示すようにドレイン側
のn+拡散層3を浮遊ゲート電極5の直下に大きく拡散
させることができ、従って拡散層容量結合比を従来の不
揮発性半導体記憶装置に比べ大きくすることができる。
ースに流す必要もないので、素子分離がしっかりしてい
れば図6に示すようにソース側拡散層を省くこともでき
る。たとえソース側拡散層を設けたにしても、ゲート絶
縁膜直下に電荷反転層を形成する必要がないため、ソー
ス側拡散層をゲート電極から離して形成することができ
る。このため、図1または図6に示すようにドレイン側
のn+拡散層3を浮遊ゲート電極5の直下に大きく拡散
させることができ、従って拡散層容量結合比を従来の不
揮発性半導体記憶装置に比べ大きくすることができる。
【0019】また、従来のように電荷反転層を形成して
チャネル電流を流す場合には、ドレイン側拡散層の近傍
の電界が大きくなるために伝導キャリアが加速され、ホ
ットキャリアが生じてゲート絶縁膜を劣化させる原因と
なるが、本発明の不揮発性半導体記憶装置および半導体
装置では、バンド間トンネル電流を用いるのでホットキ
ャリアが発生せず、ゲート絶縁膜劣化の心配はない。
チャネル電流を流す場合には、ドレイン側拡散層の近傍
の電界が大きくなるために伝導キャリアが加速され、ホ
ットキャリアが生じてゲート絶縁膜を劣化させる原因と
なるが、本発明の不揮発性半導体記憶装置および半導体
装置では、バンド間トンネル電流を用いるのでホットキ
ャリアが発生せず、ゲート絶縁膜劣化の心配はない。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る不揮発性半導体記憶
装置の好適な実施の形態は、半導体基板、例えば図1に
示した例で言えば、p型シリコン基板1と、このp型シ
リコン基板1上にゲート絶縁膜2を介して設けられた浮
遊ゲート電極5と、この浮遊ゲート電極5上に少なくと
も一部分が積層される形で層間絶縁膜20を介して設け
られた制御ゲート電極6と、浮遊ゲート電極直下のシリ
コン基板1内に浮遊ゲート電極5の一部と重なるように
設けられたn+拡散層3と、チャネル領域外に設けられ
たp+拡散層4とを備えた構成である。
装置の好適な実施の形態は、半導体基板、例えば図1に
示した例で言えば、p型シリコン基板1と、このp型シ
リコン基板1上にゲート絶縁膜2を介して設けられた浮
遊ゲート電極5と、この浮遊ゲート電極5上に少なくと
も一部分が積層される形で層間絶縁膜20を介して設け
られた制御ゲート電極6と、浮遊ゲート電極直下のシリ
コン基板1内に浮遊ゲート電極5の一部と重なるように
設けられたn+拡散層3と、チャネル領域外に設けられ
たp+拡散層4とを備えた構成である。
【0021】このように構成することにより、制御ゲー
ト電極6に負電圧を印加したときにn+拡散層3とp+拡
散層4間のゲート絶縁膜直下にバンド間トンネル電流7
が流れる。バンド間トンネル電流はゲート電圧に依存す
る電流であるので、このバンド間トンネル電流7を検出
することにより、浮遊ゲート電極5の電荷蓄積状態を知
ることができる。バンド間トンネル電流7はゲート長に
依存しないので、ゲート長を短くしても短チャネル効果
を生じることが無い。また、バンド間トンネル電流7
は、n+拡散層3と浮遊ゲート電極5間に高電界が形成
されて流れるチャネル電流ではないので、ホットキャリ
アが生じてゲート絶縁膜2を劣化させることがない。ま
た、n+拡散層3の浮遊ゲート電極5と重なる領域が、
図4に示した従来例よりも大きくできるため、拡散層容
量結合比を大きくできる。
ト電極6に負電圧を印加したときにn+拡散層3とp+拡
散層4間のゲート絶縁膜直下にバンド間トンネル電流7
が流れる。バンド間トンネル電流はゲート電圧に依存す
る電流であるので、このバンド間トンネル電流7を検出
することにより、浮遊ゲート電極5の電荷蓄積状態を知
ることができる。バンド間トンネル電流7はゲート長に
依存しないので、ゲート長を短くしても短チャネル効果
を生じることが無い。また、バンド間トンネル電流7
は、n+拡散層3と浮遊ゲート電極5間に高電界が形成
されて流れるチャネル電流ではないので、ホットキャリ
アが生じてゲート絶縁膜2を劣化させることがない。ま
た、n+拡散層3の浮遊ゲート電極5と重なる領域が、
図4に示した従来例よりも大きくできるため、拡散層容
量結合比を大きくできる。
【0022】
【実施例】次に、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置
の更に具体的な実施例につき、添付図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
の更に具体的な実施例につき、添付図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0023】<実施例1>図1は、本発明に係る不揮発
性半導体記憶装置の一実施例を示すメモリセルの断面図
である。図1において、参照符号1はp型のシリコン基
板を示し、このシリコン基板1上にゲート絶縁膜2を介
して浮遊ゲート電極5が設けられている。更に、浮遊ゲ
ート電極5上には絶縁膜20を介して制御ゲート電極6
が設けられ、浮遊ゲート電極直下のシリコン基板1中に
は、浮遊ゲート電極5との重なり領域が図4に示した従
来例よりも大きくなるように、n+拡散層3が設けられ
ると共に、チャネル領域外のシリコン基板1中にp+拡
散層4が設けられている。
性半導体記憶装置の一実施例を示すメモリセルの断面図
である。図1において、参照符号1はp型のシリコン基
板を示し、このシリコン基板1上にゲート絶縁膜2を介
して浮遊ゲート電極5が設けられている。更に、浮遊ゲ
ート電極5上には絶縁膜20を介して制御ゲート電極6
が設けられ、浮遊ゲート電極直下のシリコン基板1中に
は、浮遊ゲート電極5との重なり領域が図4に示した従
来例よりも大きくなるように、n+拡散層3が設けられ
ると共に、チャネル領域外のシリコン基板1中にp+拡
散層4が設けられている。
【0024】このようなメモリセル構造は、以下のよう
にして形成する。
にして形成する。
【0025】先ず、シリコン基板1をアンモニアと過酸
化水素を含んだ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液によ
り表面酸化膜を除去する。これに続いて、フィールド酸
化膜を形成(不図示)してから、流量10リットル/分の
ウェット酸化雰囲気中で、基板温度が850℃となるよ
うにシリコン基板1を加熱し、9nm厚のSiO2膜
(ゲート絶縁膜2)を形成した。
化水素を含んだ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液によ
り表面酸化膜を除去する。これに続いて、フィールド酸
化膜を形成(不図示)してから、流量10リットル/分の
ウェット酸化雰囲気中で、基板温度が850℃となるよ
うにシリコン基板1を加熱し、9nm厚のSiO2膜
(ゲート絶縁膜2)を形成した。
【0026】次に、モノシランとホスフィンを用いて3
×1020cm-3のリンを含んだアモルファスシリコン膜
を減圧化学気相成長法により100nm堆積した後、窒
素雰囲気中、900℃で20分間加熱して結晶化し(従
って、浮遊ゲート電極は多結晶シリコン膜となってい
る)、浮遊ゲート電極5を形成した。
×1020cm-3のリンを含んだアモルファスシリコン膜
を減圧化学気相成長法により100nm堆積した後、窒
素雰囲気中、900℃で20分間加熱して結晶化し(従
って、浮遊ゲート電極は多結晶シリコン膜となってい
る)、浮遊ゲート電極5を形成した。
【0027】次に、層間絶縁膜20としてONO(Oxid
e-Nitride-Oxide)膜を形成した。
e-Nitride-Oxide)膜を形成した。
【0028】形成方法は、基板温度800℃で窒素希釈
の10%酸素を用いて浮遊ゲート電極5の多結晶シリコ
ン膜を熱酸化して膜厚5nmの酸化シリコン膜を形成
し、その後、ジクロロシランとアンモニアを用いた化学
気相成長法により窒化シリコン膜を膜厚13nmとなる
ように堆積し、更に900℃のウェット酸化雰囲気中で
熱酸化した。
の10%酸素を用いて浮遊ゲート電極5の多結晶シリコ
ン膜を熱酸化して膜厚5nmの酸化シリコン膜を形成
し、その後、ジクロロシランとアンモニアを用いた化学
気相成長法により窒化シリコン膜を膜厚13nmとなる
ように堆積し、更に900℃のウェット酸化雰囲気中で
熱酸化した。
【0029】次に、この層間絶縁膜20上に減圧化学気
相成長法により、モノシランとホスフィンを用いてリン
を含んだ多結晶シリコン膜を150nm堆積し、窒素雰
囲気中、900℃で20分間加熱して制御ゲート電極6
を形成した。
相成長法により、モノシランとホスフィンを用いてリン
を含んだ多結晶シリコン膜を150nm堆積し、窒素雰
囲気中、900℃で20分間加熱して制御ゲート電極6
を形成した。
【0030】次に、ゲート電極5,6を加工後、砒素を
イオン打ち込みしてn+拡散層3を形成し、ホウ素をイ
オン打ち込みしてp+拡散層4を形成した。
イオン打ち込みしてn+拡散層3を形成し、ホウ素をイ
オン打ち込みしてp+拡散層4を形成した。
【0031】更に、ホウ素とリンとを含んだ酸化シリコ
ン膜を堆積した後、加熱して平坦化した絶縁膜を形成し
た。
ン膜を堆積した後、加熱して平坦化した絶縁膜を形成し
た。
【0032】この後、p+拡散層4、n+拡散層3上にコ
ンタクト穴を開け、その上に電極を形成して図1に示し
た断面構造を有するメモリセルを作製した。
ンタクト穴を開け、その上に電極を形成して図1に示し
た断面構造を有するメモリセルを作製した。
【0033】このようにして作製した不揮発性半導体記
憶装置を用いて、書き換え特性を評価した。従来と同様
に、浮遊ゲート電極5への電子の注入はF−N電流でシ
リコン基板1を介してp+拡散層4から行い(「消去」
動作)、浮遊ゲート電極5からF−N電流でn+拡散層
3へ引き抜いた(「書き込み」動作)。ここで、「消
去」動作は、制御ゲート電極6、p+拡散層4、n+拡散
層3に、それぞれ18V,0V,0Vのパルス電圧を1
msec印加することにより行い、「書き込み」動作
は、制御ゲート電極6、p+拡散層4、n+拡散層3に、
それぞれ−9V,0V,4Vのパルス電圧を1msec
印加することにより行う。
憶装置を用いて、書き換え特性を評価した。従来と同様
に、浮遊ゲート電極5への電子の注入はF−N電流でシ
リコン基板1を介してp+拡散層4から行い(「消去」
動作)、浮遊ゲート電極5からF−N電流でn+拡散層
3へ引き抜いた(「書き込み」動作)。ここで、「消
去」動作は、制御ゲート電極6、p+拡散層4、n+拡散
層3に、それぞれ18V,0V,0Vのパルス電圧を1
msec印加することにより行い、「書き込み」動作
は、制御ゲート電極6、p+拡散層4、n+拡散層3に、
それぞれ−9V,0V,4Vのパルス電圧を1msec
印加することにより行う。
【0034】「書き込み」された状態におけるバンド間
トンネル電流・制御ゲート電圧特性を図3(a)に示
す。このときのp+拡散層4の電圧Vbは0Vである
が、発生したホールを引き抜くために負電圧を印加して
もよい。その場合には、図3(a)において、n+拡散
層3の電圧Vdを(Vd−Vb)とすれば、ほぼ同様の
結果が得られる。図3(a)で、例えばバンド間トンネ
ル電流が1nAに達したときの制御ゲート電極6の電圧
をしきい電圧Vthtと定義すれば、n+拡散層3の電圧V
dが3.5Vで、しきい電圧Vthtは−1.8Vとな
る。
トンネル電流・制御ゲート電圧特性を図3(a)に示
す。このときのp+拡散層4の電圧Vbは0Vである
が、発生したホールを引き抜くために負電圧を印加して
もよい。その場合には、図3(a)において、n+拡散
層3の電圧Vdを(Vd−Vb)とすれば、ほぼ同様の
結果が得られる。図3(a)で、例えばバンド間トンネ
ル電流が1nAに達したときの制御ゲート電極6の電圧
をしきい電圧Vthtと定義すれば、n+拡散層3の電圧V
dが3.5Vで、しきい電圧Vthtは−1.8Vとな
る。
【0035】次に、図3(b)に、「消去」された状態
におけるバンド間トンネル電流・制御ゲート電圧特性を
示す。この状態で、バンド間トンネル電流が1nAに達
したときの制御ゲート電極6の電圧、すなわち、しきい
電圧Vthtは図3(b)から3.8Vとなる。
におけるバンド間トンネル電流・制御ゲート電圧特性を
示す。この状態で、バンド間トンネル電流が1nAに達
したときの制御ゲート電極6の電圧、すなわち、しきい
電圧Vthtは図3(b)から3.8Vとなる。
【0036】このように、しきい電圧Vthtの値を読み
とることにより、浮遊ゲート電極5の電荷の蓄積状態を
知ることができ、従ってメモリ動作が可能となる。
とることにより、浮遊ゲート電極5の電荷の蓄積状態を
知ることができ、従ってメモリ動作が可能となる。
【0037】本実施例の不揮発性半導体記憶装置では、
p+拡散層4によって基板電位を変調するため、一つ一
つの素子の電気的な分離が必要となる。例えば、素子分
離には図8に示すように絶縁物素子分離層9を形成すれ
ば十分である。この絶縁物素子分離層9は、例えばSO
I(Silicon On Insulator)基板を用い、絶縁物が充填
された浅い溝を形成することにより実現できる。或い
は、浅いn+埋込層と、このn+埋込層に達するLOCO
S(Local Oxidation of Silicon)酸化膜を用いた素子
分離でもよいし、浅いn+埋込層と、このn+埋込層に達
する絶縁物が充填された0.3μm程度の浅い溝を用い
た素子分離構造としてもよい。また、SGI(Shallow
Groove Isolation)又はSTI(Shallow Trench Isolat
ion)といった素子分離技術を用いることもできる。
p+拡散層4によって基板電位を変調するため、一つ一
つの素子の電気的な分離が必要となる。例えば、素子分
離には図8に示すように絶縁物素子分離層9を形成すれ
ば十分である。この絶縁物素子分離層9は、例えばSO
I(Silicon On Insulator)基板を用い、絶縁物が充填
された浅い溝を形成することにより実現できる。或い
は、浅いn+埋込層と、このn+埋込層に達するLOCO
S(Local Oxidation of Silicon)酸化膜を用いた素子
分離でもよいし、浅いn+埋込層と、このn+埋込層に達
する絶縁物が充填された0.3μm程度の浅い溝を用い
た素子分離構造としてもよい。また、SGI(Shallow
Groove Isolation)又はSTI(Shallow Trench Isolat
ion)といった素子分離技術を用いることもできる。
【0038】なお、本実施例の素子構造において、pと
nの導電型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理
的には同様である。
nの導電型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理
的には同様である。
【0039】また、浮遊ゲート電極5の材料には強誘電
体(PZTなど)を用いても同様の効果が期待できる。
体(PZTなど)を用いても同様の効果が期待できる。
【0040】<実施例2>図6に、本発明に係る不揮発
性半導体記憶装置の別の実施例を示すメモリセルの断面
図である。図6において、図1に示した実施例1と同一
の構成部分には、説明の便宜上、同一の参照符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。すなわち、本実施例の
メモリセルでは、通常のMOSトランジスタで言えばソ
ース側又はドレイン側のn+拡散層3が省略され、ゲー
ト近傍のチャネル領域外に設けていたp+拡散層4も省
略している。
性半導体記憶装置の別の実施例を示すメモリセルの断面
図である。図6において、図1に示した実施例1と同一
の構成部分には、説明の便宜上、同一の参照符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。すなわち、本実施例の
メモリセルでは、通常のMOSトランジスタで言えばソ
ース側又はドレイン側のn+拡散層3が省略され、ゲー
ト近傍のチャネル領域外に設けていたp+拡散層4も省
略している。
【0041】このような構造のメモリセルを実現する製
造工程は、制御ゲート電極6を形成するところまでは前
記実施例1と同様である。次に、ゲート電極を加工後、
砒素をイオン打ち込みしてn+拡散層3を形成した。更
に、ホウ素とリンとを含んだ酸化シリコン膜を堆積した
後、加熱して平坦化した絶縁膜を形成した。この後、n
+拡散層3上にコンタクト穴を開け、その上に電極を形
成して図6に示した構造のメモリセルを作製した。
造工程は、制御ゲート電極6を形成するところまでは前
記実施例1と同様である。次に、ゲート電極を加工後、
砒素をイオン打ち込みしてn+拡散層3を形成した。更
に、ホウ素とリンとを含んだ酸化シリコン膜を堆積した
後、加熱して平坦化した絶縁膜を形成した。この後、n
+拡散層3上にコンタクト穴を開け、その上に電極を形
成して図6に示した構造のメモリセルを作製した。
【0042】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、通常
の不揮発性半導体記憶装置のソースまたはドレイン側拡
散層のうちの一つを取り除いた構造であるが、勿論、図
4および図5に示したように両方あっても動作に関して
は同様である。ただし、片方は使わないので、無い方が
より小さい素子にする事ができる。
の不揮発性半導体記憶装置のソースまたはドレイン側拡
散層のうちの一つを取り除いた構造であるが、勿論、図
4および図5に示したように両方あっても動作に関して
は同様である。ただし、片方は使わないので、無い方が
より小さい素子にする事ができる。
【0043】このようにして作製した不揮発性半導体記
憶装置を用いて、書き換え特性を評価した。従来と同様
に、浮遊ゲート電極5への電子の注入はF−N電流でシ
リコン基板1から行い(「消去」動作)、浮遊ゲート電
極5から蓄積電荷をF−N電流でn+拡散層3へ引き抜
いた(「書き込み」動作)。ここで「消去」動作は、制
御ゲート電極6、基板1、n+拡散層3に、それぞれ1
8V,0V,0Vのパルス電圧を1msec印加するこ
とにより行い、「書き込み」動作は、制御ゲート電極
6、基板1、n+拡散層3にそれぞれ−9V,0V,4
Vのパルス電圧を1msec印加することにより行う。
憶装置を用いて、書き換え特性を評価した。従来と同様
に、浮遊ゲート電極5への電子の注入はF−N電流でシ
リコン基板1から行い(「消去」動作)、浮遊ゲート電
極5から蓄積電荷をF−N電流でn+拡散層3へ引き抜
いた(「書き込み」動作)。ここで「消去」動作は、制
御ゲート電極6、基板1、n+拡散層3に、それぞれ1
8V,0V,0Vのパルス電圧を1msec印加するこ
とにより行い、「書き込み」動作は、制御ゲート電極
6、基板1、n+拡散層3にそれぞれ−9V,0V,4
Vのパルス電圧を1msec印加することにより行う。
【0044】本実施例の不揮発性半導体記憶装置は、通
常のMOSトランジスタのようなチャネル電流を流すこ
とはできないが、バンド間トンネル電流7は流れるの
で、しきい電圧Vthtをn+拡散層3に流れる電流から知
ることができる。このとき発生したホールは基板1に流
れるが、読み出し動作には影響はない。基板1の電位は
基本的には常に0Vでよく、しかも一括消去等を行う各
セクタごとに制御されていればよいので、このメモリセ
ルは本質的には2端子の半導体素子である。
常のMOSトランジスタのようなチャネル電流を流すこ
とはできないが、バンド間トンネル電流7は流れるの
で、しきい電圧Vthtをn+拡散層3に流れる電流から知
ることができる。このとき発生したホールは基板1に流
れるが、読み出し動作には影響はない。基板1の電位は
基本的には常に0Vでよく、しかも一括消去等を行う各
セクタごとに制御されていればよいので、このメモリセ
ルは本質的には2端子の半導体素子である。
【0045】なお、本実施例の素子構造において、pと
nの導電型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理
的には同様である。
nの導電型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理
的には同様である。
【0046】また、浮遊ゲート電極5の材料には強誘電
体(PZTなど)を用いても同様の効果が期待できる。
体(PZTなど)を用いても同様の効果が期待できる。
【0047】図10(a)は、本実施例のメモリセルを
用いてAND型メモリセルアレイを構成する場合の一例
であり、3セルずつを1ブロックとして、2ブロック分
を示したレイアウトパターン図、同図(b)は(a)に
I−I’線で示した部分のメモリセルの断面図、同図
(c)は(a)に示したレイアウトパターンの1ブロッ
クに対応する部分の回路図である。
用いてAND型メモリセルアレイを構成する場合の一例
であり、3セルずつを1ブロックとして、2ブロック分
を示したレイアウトパターン図、同図(b)は(a)に
I−I’線で示した部分のメモリセルの断面図、同図
(c)は(a)に示したレイアウトパターンの1ブロッ
クに対応する部分の回路図である。
【0048】図10(a)において、参照符号15はブ
ロックを示し、このブロック15は3個のメモリセル1
6を含み、同図(c)に示す回路を構成している。各ブ
ロック間は、絶縁物素子分離層9で素子分離され、各メ
モリセル16のドレインDに相当するn+拡散層3は各
メモリセル16のドレインD同士を接続する配線にも使
用される。各メモリセル16には、従来のメモルセルの
ソースに相当するn+拡散層は無く、基板1がソースS
に相当する。参照符号14は、図10(b)に示すよう
に、浮遊ゲート電極5直下のn+拡散層3の無い領域で
あり、通常のMOSで言えばチャネル領域となる領域で
ある。なお、図10(a)には、ソース線コンタクト1
0と接地との間を接続する同図(c)に示した選択MO
Sトランジスタ25は図示していない。
ロックを示し、このブロック15は3個のメモリセル1
6を含み、同図(c)に示す回路を構成している。各ブ
ロック間は、絶縁物素子分離層9で素子分離され、各メ
モリセル16のドレインDに相当するn+拡散層3は各
メモリセル16のドレインD同士を接続する配線にも使
用される。各メモリセル16には、従来のメモルセルの
ソースに相当するn+拡散層は無く、基板1がソースS
に相当する。参照符号14は、図10(b)に示すよう
に、浮遊ゲート電極5直下のn+拡散層3の無い領域で
あり、通常のMOSで言えばチャネル領域となる領域で
ある。なお、図10(a)には、ソース線コンタクト1
0と接地との間を接続する同図(c)に示した選択MO
Sトランジスタ25は図示していない。
【0049】ここでは、メモリセル16のしきい値を高
い電圧に持っていく動作を「消去」、低く持っていく動
作を「書き込み」とする。従って、消去はF−N電流で
シリコン基板1から浮遊ゲート電極5への電子の注入に
より行う。各ブロック15に設けたp+拡散層4に接続
されるソース線コンタクト10を選択トランジスタ25
をオンして接地電位(0V)に接続し、ワード線13に
18Vの電圧を印加することにより消去が行われる。書
き込み動作は、選択ゲート12を6Vにしてデータ線コ
ンタクト11を介して不図示のデータ線にメモリセルの
ドレインすなわちn+拡散層3を接続してn+拡散層3に
4V、ワード線13に−9Vの電圧を印加し、浮遊ゲー
ト電極5からF−N電流で蓄積電荷をn+拡散層3へ引
き抜くことにより行われる。以上の消去及び書き込み動
作は、通常のAND型メモリセルと同様である。
い電圧に持っていく動作を「消去」、低く持っていく動
作を「書き込み」とする。従って、消去はF−N電流で
シリコン基板1から浮遊ゲート電極5への電子の注入に
より行う。各ブロック15に設けたp+拡散層4に接続
されるソース線コンタクト10を選択トランジスタ25
をオンして接地電位(0V)に接続し、ワード線13に
18Vの電圧を印加することにより消去が行われる。書
き込み動作は、選択ゲート12を6Vにしてデータ線コ
ンタクト11を介して不図示のデータ線にメモリセルの
ドレインすなわちn+拡散層3を接続してn+拡散層3に
4V、ワード線13に−9Vの電圧を印加し、浮遊ゲー
ト電極5からF−N電流で蓄積電荷をn+拡散層3へ引
き抜くことにより行われる。以上の消去及び書き込み動
作は、通常のAND型メモリセルと同様である。
【0050】読み出し動作は、n+拡散層3に3.5
V、選択ゲート12に5.5V、p+拡散層4に0Vの
電圧を印加し、ワード線13に0Vから4Vまでの電圧
を掃引し、基板1、ブロックの下部に広がって設けられ
たp+埋込層41及びブロックの一端に設けたp+拡散層
4上のソース線コンタクト10を介してソース線(不図
示)に流れるバンド間トンネル電流7をモニタすること
により行われる。
V、選択ゲート12に5.5V、p+拡散層4に0Vの
電圧を印加し、ワード線13に0Vから4Vまでの電圧
を掃引し、基板1、ブロックの下部に広がって設けられ
たp+埋込層41及びブロックの一端に設けたp+拡散層
4上のソース線コンタクト10を介してソース線(不図
示)に流れるバンド間トンネル電流7をモニタすること
により行われる。
【0051】図12(a)は、本実施例のメモリセルを
用いて更にNOR型メモリセルアレイを構成する場合の
一例であり、2セルずつを1ブロックとして、2ブロッ
ク分を示したレイアウトパターン図、同図(b)は
(a)にI−I’線で示した部分のメモリセルの断面
図、同図(c)は(a)に示したレイアウトパターンの
1ブロックに対応する部分の回路図である。尚、図12
において、図10に示した構成要素と同一部分には、同
一の参照符号を付してある。NOR型では、書き込みと
消去の定義が前述したAND型と逆になる。すなわち、
メモリセル16のしきい値を高い電圧に持っていく動作
が「書き込み」、低く持っていく動作が「消去」とな
る。なお、参照符号17は各メモリセル16に設けたソ
ース線コンタクトである。
用いて更にNOR型メモリセルアレイを構成する場合の
一例であり、2セルずつを1ブロックとして、2ブロッ
ク分を示したレイアウトパターン図、同図(b)は
(a)にI−I’線で示した部分のメモリセルの断面
図、同図(c)は(a)に示したレイアウトパターンの
1ブロックに対応する部分の回路図である。尚、図12
において、図10に示した構成要素と同一部分には、同
一の参照符号を付してある。NOR型では、書き込みと
消去の定義が前述したAND型と逆になる。すなわち、
メモリセル16のしきい値を高い電圧に持っていく動作
が「書き込み」、低く持っていく動作が「消去」とな
る。なお、参照符号17は各メモリセル16に設けたソ
ース線コンタクトである。
【0052】従来のNOR型メモリセルアレイでは、ビ
ット線コンタクトはセルの上を縦に配置されているビッ
ト線に接続するため2セルに1箇所配置する必要があっ
た。これに対して、図6に示した構造のメモリセルでは
基板1に流れるバンド間トンネル電流7は、図12
(a),(b)に示すように下部に広がって設けたp+
埋込層41を介してブロックの一端に設けたp+拡散層
4へと流れるので、1ブロックで1箇所のビット線コン
タクト10により取り出せばよい。従って、その分チッ
プ面積を小さくすることができる利点がある。
ット線コンタクトはセルの上を縦に配置されているビッ
ト線に接続するため2セルに1箇所配置する必要があっ
た。これに対して、図6に示した構造のメモリセルでは
基板1に流れるバンド間トンネル電流7は、図12
(a),(b)に示すように下部に広がって設けたp+
埋込層41を介してブロックの一端に設けたp+拡散層
4へと流れるので、1ブロックで1箇所のビット線コン
タクト10により取り出せばよい。従って、その分チッ
プ面積を小さくすることができる利点がある。
【0053】<実施例3>図7は、本発明に係る不揮発
性半導体記憶装置のまた別の実施例を示すメモリセルの
断面図である。図7において、図1に示した実施例1と
同一の構成部分には、説明の便宜上、同一の参照符号を
付して、その詳細な説明を省略する。すなわち、本実施
例ではp+拡散層4を、n+拡散層3と同様に浮遊ゲート
電極5の直下にまで延在して設けている点が、図1に示
した実施例1のメモリセル構造と相違する。このような
構造のメモリセルを実現する製造工程は、前記実施例1
と同様である。
性半導体記憶装置のまた別の実施例を示すメモリセルの
断面図である。図7において、図1に示した実施例1と
同一の構成部分には、説明の便宜上、同一の参照符号を
付して、その詳細な説明を省略する。すなわち、本実施
例ではp+拡散層4を、n+拡散層3と同様に浮遊ゲート
電極5の直下にまで延在して設けている点が、図1に示
した実施例1のメモリセル構造と相違する。このような
構造のメモリセルを実現する製造工程は、前記実施例1
と同様である。
【0054】本実施例の不揮発性半導体記憶装置も動作
原理は前述した実施例1と同様であり、n+拡散層3を
流れるバンド間トンネル電流が1nAに達したときの制
御ゲート電極6の電圧、すなわちしきい電圧Vthtを読
めば、浮遊ゲート電極5の蓄積電荷状態が分かる。従っ
て、メモリ動作をすることが可能である。勿論、実施例
1と同様に、本実施例のメモリセルもp+拡散層4によ
って基板電位を変調するため、一つ一つの素子の電気的
な分離が必要となるので、図8に示されるような絶縁物
素子分離層9を設ければよい。
原理は前述した実施例1と同様であり、n+拡散層3を
流れるバンド間トンネル電流が1nAに達したときの制
御ゲート電極6の電圧、すなわちしきい電圧Vthtを読
めば、浮遊ゲート電極5の蓄積電荷状態が分かる。従っ
て、メモリ動作をすることが可能である。勿論、実施例
1と同様に、本実施例のメモリセルもp+拡散層4によ
って基板電位を変調するため、一つ一つの素子の電気的
な分離が必要となるので、図8に示されるような絶縁物
素子分離層9を設ければよい。
【0055】また、本実施例のメモリセル構造は、n+
拡散層3とp+拡散層4とがゲート電極の直下にまで拡
散しているので、ホールを引き抜きやすく、実施例1,
2に示したメモリセルよりも高速動作が可能である。
拡散層3とp+拡散層4とがゲート電極の直下にまで拡
散しているので、ホールを引き抜きやすく、実施例1,
2に示したメモリセルよりも高速動作が可能である。
【0056】なお、本実施例の素子構造において、pと
nの導電型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理
的には同様である。
nの導電型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理
的には同様である。
【0057】また、浮遊ゲート電極の材料には強誘電体
(PZTなど)を用いても同様の効果が期待できる。
(PZTなど)を用いても同様の効果が期待できる。
【0058】図11(a)は、本実施例のメモリセルを
用いてAND型メモリセルアレイを構成する場合の一例
であり、3セルずつを1ブロックとして、2ブロック分
を示したレイアウトパターン図、同図(b)は(a)に
I−I’線で示した部分のメモリセルの断面図である。
尚、同図(a)に示したレイアウトパターンの1ブロッ
クに対応する部分の回路図は、図10(c)と同一であ
るので省略する。また、実施例2と同一の構成部分には
同一の参照符号を付してある。
用いてAND型メモリセルアレイを構成する場合の一例
であり、3セルずつを1ブロックとして、2ブロック分
を示したレイアウトパターン図、同図(b)は(a)に
I−I’線で示した部分のメモリセルの断面図である。
尚、同図(a)に示したレイアウトパターンの1ブロッ
クに対応する部分の回路図は、図10(c)と同一であ
るので省略する。また、実施例2と同一の構成部分には
同一の参照符号を付してある。
【0059】書き込みと消去の定義および動作は、図1
0に示した実施例2の場合と同様である。図11(b)
に示すように、図10の場合と異なり、p+埋込層41
は設けられておらず、ドレインに相当するn+拡散層3
に並行に表面に設けたp+拡散層4だけである。このた
め、静電容量を小さくでき、その分実施例2の図10に
示したメモリセル構成の場合よりも高速に読出しができ
る。
0に示した実施例2の場合と同様である。図11(b)
に示すように、図10の場合と異なり、p+埋込層41
は設けられておらず、ドレインに相当するn+拡散層3
に並行に表面に設けたp+拡散層4だけである。このた
め、静電容量を小さくでき、その分実施例2の図10に
示したメモリセル構成の場合よりも高速に読出しができ
る。
【0060】<実施例4>図9は、本発明に係る半導体
装置の一実施例を示すMOS構造素子の断面図である。
図9において、参照符号1はp型のシリコン基板を示
し、このシリコン基板1上にゲート絶縁膜2を介してゲ
ート電極8が設けられている。シリコン基板1中には、
n+拡散層3がゲート電極8直下に延在して設けられる
と共に、ゲート電極8直下から離れたシリコン基板1
中、すなわちチャネル領域外にp+拡散層4が設けられ
ている。
装置の一実施例を示すMOS構造素子の断面図である。
図9において、参照符号1はp型のシリコン基板を示
し、このシリコン基板1上にゲート絶縁膜2を介してゲ
ート電極8が設けられている。シリコン基板1中には、
n+拡散層3がゲート電極8直下に延在して設けられる
と共に、ゲート電極8直下から離れたシリコン基板1
中、すなわちチャネル領域外にp+拡散層4が設けられ
ている。
【0061】このようなMOS構造の素子は、以下のよ
うにして形成する。
うにして形成する。
【0062】先ず、シリコン基板1をアンモニアと過酸
化水素を含んだ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液によ
り表面酸化膜を除去する。これに続いて、フィールド酸
化膜を形成してから、流量10リットル/分のウェット
酸化雰囲気中で、基板温度が850℃となるようにシリ
コン基板1を加熱し、9nm厚のSiO2膜(ゲート絶
縁膜2)を形成した。
化水素を含んだ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液によ
り表面酸化膜を除去する。これに続いて、フィールド酸
化膜を形成してから、流量10リットル/分のウェット
酸化雰囲気中で、基板温度が850℃となるようにシリ
コン基板1を加熱し、9nm厚のSiO2膜(ゲート絶
縁膜2)を形成した。
【0063】次に、モノシランとホスフィンを用いて3
×1020cm-3のリンを含んだアモルファスシリコン膜
を減圧化学気相成長法により150nm堆積し、窒素雰
囲気中、900℃で20分間加熱して結晶化し、ゲート
電極8となる多結晶シリコンを形成した。0.3μmプ
ロセスによりゲート加工後、ホウ素をイオン打ち込みし
てp+拡散層4を形成し、砒素をイオン打ち込みしてn+
拡散層3を形成した。更に、砒素とリンとを含んだ酸化
シリコン膜を堆積した後、加熱して平坦化した絶縁膜を
形成した。
×1020cm-3のリンを含んだアモルファスシリコン膜
を減圧化学気相成長法により150nm堆積し、窒素雰
囲気中、900℃で20分間加熱して結晶化し、ゲート
電極8となる多結晶シリコンを形成した。0.3μmプ
ロセスによりゲート加工後、ホウ素をイオン打ち込みし
てp+拡散層4を形成し、砒素をイオン打ち込みしてn+
拡散層3を形成した。更に、砒素とリンとを含んだ酸化
シリコン膜を堆積した後、加熱して平坦化した絶縁膜を
形成した。
【0064】この後、p+拡散層4、n+拡散層3上にコ
ンタクト穴を開け、その上に電極を形成して図9に示し
た断面構造を有するMOS素子を作製した。
ンタクト穴を開け、その上に電極を形成して図9に示し
た断面構造を有するMOS素子を作製した。
【0065】このようにして作製したMOS構造の素子
のゲート電極8、p+拡散層4、n+拡散層3にそれぞれ
−3V,−1V,3Vを印加するとトランジスタ動作す
る。この方式のトランジスタでは、サブスレッショルド
特性は従来のMOSトランジスタに比べて見劣りするも
のの、p+拡散層4とn+拡散層3が逆バイアスとなって
いるため、パンチスルー電流が流れにくい。すなわち、
短チャネル効果が起りにくいので、微細化が可能であ
る。また、電流値が小さくできるので低消費電力であ
る。
のゲート電極8、p+拡散層4、n+拡散層3にそれぞれ
−3V,−1V,3Vを印加するとトランジスタ動作す
る。この方式のトランジスタでは、サブスレッショルド
特性は従来のMOSトランジスタに比べて見劣りするも
のの、p+拡散層4とn+拡散層3が逆バイアスとなって
いるため、パンチスルー電流が流れにくい。すなわち、
短チャネル効果が起りにくいので、微細化が可能であ
る。また、電流値が小さくできるので低消費電力であ
る。
【0066】ところで、最近の半導体集積回路装置に用
いられる半導体素子には、MOSトランジスタが使われ
ている。ソース・ドレイン拡散層間のシリコン基板上に
ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成された素子構造
を有している。一例として、NチャネルMOSトランジ
スタを使用する場合、ゲート、ソース、ドレイン、シリ
コン基板に、例えば、それぞれ3.3V,0V,1V,
0Vの電圧を印加することによって、ゲート直下のチャ
ネル領域にn型反転層が形成されてソース・ドレイン間
に電流が流れ、トランジスタ動作をする。高速に動作を
させるためには、ゲート長を短くすればよい。このよう
な従来のMOSトランジスタではチャネル電流が流れる
と、ドレイン側拡散層近傍の急峻なポテンシャルに加速
されたホットキャリアがゲート絶縁膜に注入されて絶縁
膜が劣化する。
いられる半導体素子には、MOSトランジスタが使われ
ている。ソース・ドレイン拡散層間のシリコン基板上に
ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成された素子構造
を有している。一例として、NチャネルMOSトランジ
スタを使用する場合、ゲート、ソース、ドレイン、シリ
コン基板に、例えば、それぞれ3.3V,0V,1V,
0Vの電圧を印加することによって、ゲート直下のチャ
ネル領域にn型反転層が形成されてソース・ドレイン間
に電流が流れ、トランジスタ動作をする。高速に動作を
させるためには、ゲート長を短くすればよい。このよう
な従来のMOSトランジスタではチャネル電流が流れる
と、ドレイン側拡散層近傍の急峻なポテンシャルに加速
されたホットキャリアがゲート絶縁膜に注入されて絶縁
膜が劣化する。
【0067】これに対して、本実施例のMOS構造の素
子では、上述したようにバンド間トンネル電流7を用い
ているためにホットキャリアは生じないので、ゲート絶
縁膜の劣化が抑えられる。
子では、上述したようにバンド間トンネル電流7を用い
ているためにホットキャリアは生じないので、ゲート絶
縁膜の劣化が抑えられる。
【0068】本実施例の半導体装置では、p+拡散層4
によって基板電位を変調するため、一つ一つの素子の電
気的な分離が必要となる。素子分離には実施例1の図8
で示したような絶縁物素子分離層9を用いれば十分であ
る。なお、本実施例の素子構造において、pとnの導電
型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理的には同
様である。
によって基板電位を変調するため、一つ一つの素子の電
気的な分離が必要となる。素子分離には実施例1の図8
で示したような絶縁物素子分離層9を用いれば十分であ
る。なお、本実施例の素子構造において、pとnの導電
型、すなわち電子とホールを入れ替えても原理的には同
様である。
【0069】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、不揮発性半導体記憶装
置の拡散層側の静電容量結合比を大きくできると共に、
短チャネル効果を抑制することができ、更に短チャネル
化する事で高集積化が可能である。また、読出し動作に
バンド間トンネル電流を用いることにより、不揮発性半
導体記憶装置の低消費電力化を図ることができる。
置の拡散層側の静電容量結合比を大きくできると共に、
短チャネル効果を抑制することができ、更に短チャネル
化する事で高集積化が可能である。また、読出し動作に
バンド間トンネル電流を用いることにより、不揮発性半
導体記憶装置の低消費電力化を図ることができる。
【図1】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施
例を示すメモリセルの断面図である。
例を示すメモリセルの断面図である。
【図2】シリコン基板・ゲート絶縁膜・ゲート電極のバ
ンド構造と、バンド間トンネル電流の流れる様子を示す
図である。
ンド構造と、バンド間トンネル電流の流れる様子を示す
図である。
【図3】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置のバンド
間トンネル電流・制御ゲート電圧特性の一実施例を示す
図であり、(a)は書き込み状態、(b)は消去状態で
の特性線図である。
間トンネル電流・制御ゲート電圧特性の一実施例を示す
図であり、(a)は書き込み状態、(b)は消去状態で
の特性線図である。
【図4】不揮発性半導体記憶装置の従来例を示すメモリ
セルの断面図である。
セルの断面図である。
【図5】不揮発性半導体記憶装置の別の従来例を示すメ
モリセルの断面図である。
モリセルの断面図である。
【図6】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の別の実
施例を示すメモリセルの断面図である。
施例を示すメモリセルの断面図である。
【図7】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置のまた別
の実施例を示すメモリセルの断面図である。
の実施例を示すメモリセルの断面図である。
【図8】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の素子分
離の一例を示すメモリセルの断面図である。
離の一例を示すメモリセルの断面図である。
【図9】本発明に係る半導体装置の一実施例を示すMO
S構造の半導体素子の断面図である。
S構造の半導体素子の断面図である。
【図10】図6に示した構造のメモリ素子を用いてAN
D型メモリセルアレイを構成する場合の一例を示す図で
あり、(a)はレイアウトパターン図、(b)は(a)
中にI−I'線で示した部分の断面図、(c)は(a)
に示した1ブロックに対応する部分の回路図である。
D型メモリセルアレイを構成する場合の一例を示す図で
あり、(a)はレイアウトパターン図、(b)は(a)
中にI−I'線で示した部分の断面図、(c)は(a)
に示した1ブロックに対応する部分の回路図である。
【図11】図7に示した構造のメモリ素子を用いてAN
D型メモリセルアレイを構成する場合の一例を示す図で
あり、(a)はレイアウトパターン図、(b)は(a)
中にI−I'線で示した部分の断面図である。
D型メモリセルアレイを構成する場合の一例を示す図で
あり、(a)はレイアウトパターン図、(b)は(a)
中にI−I'線で示した部分の断面図である。
【図12】図6に示した構造のメモリ素子を用いてNO
R型メモリセルアレイを構成する場合の一例を示す図で
あり、(a)はレイアウトパターン図、(b)は(a)
中にI−I'線で示した部分の断面図、(c)は(a)
に示した1ブロックに対応する部分の回路図である。
R型メモリセルアレイを構成する場合の一例を示す図で
あり、(a)はレイアウトパターン図、(b)は(a)
中にI−I'線で示した部分の断面図、(c)は(a)
に示した1ブロックに対応する部分の回路図である。
1…シリコン基板、 2…ゲート絶縁膜、 3…n+拡散層、 4…p+拡散層 5…浮遊ゲート電極、 6…制御ゲート電極、 7…バンド間トンネル電流、 8…ゲート電極、 9…絶縁物素子分離層、 10…ソース線コンタクト、 11…データ線コンタクト、 12…選択ゲート、 13…ワード線、 14…チャネル領域、 15…ブロック、 16…メモリセル、 20…層間絶縁膜、 25…選択MOSトランジスタ、 41…p+埋込層。
Claims (7)
- 【請求項1】第1導電型を有する半導体基板と、該半導
体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられた浮遊ゲート
電極と、該浮遊ゲート電極上に少なくとも一部分が積層
される形で層間絶縁膜を介して設けられた制御ゲート電
極と、前記浮遊ゲート電極直下の前記半導体基板内に前
記浮遊ゲート電極の一部と重なるように設けられた第2
導電型の拡散層領域と、チャネル領域外に設けられた第
1導電型の拡散層領域とを備えたことを特徴とする不揮
発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】第1導電型を有する半導体基板と、該半導
体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられた浮遊ゲート
電極と、該浮遊ゲート電極上に少なくとも一部分が積層
される形で層間絶縁膜を介して設けられた制御ゲート電
極と、前記浮遊ゲート電極直下の前記半導体基板内に前
記浮遊ゲート電極の一部と重なり互いに離間して設けら
れた第2導電型の拡散層領域と第1導電型の拡散層領域
とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項3】前記第1導電型はp型、前記第2導電型は
n型であり、前記制御ゲート電極に負電圧を印加したと
きにゲート絶縁膜直下に流れるバンド間トンネル電流を
読出し動作に用いることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】前記第1導電型はn型、前記第2導電型は
p型であり、前記制御ゲート電極に正電圧を印加したと
きにゲート絶縁膜直下に流れるバンド間トンネル電流を
読出し動作に用いることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項5】前記半導体基板に生成された電荷蓄積層ま
たは電荷反転層を流れるキャリアと逆符号のキャリアの
生み出す電流により定義されたしきい電圧を用いて前記
浮遊ゲートに蓄積された電荷状態を読み出すことを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の不揮発性半導体
記憶装置。 - 【請求項6】第1導電型を有する半導体基板と、該半導
体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極
と、該ゲート電極の一部と重なるように前記半導体基板
内に設けられた第2導電型の拡散層領域と、チャネル領
域外に設けられた第1導電型の拡散層領域とを備えたこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】第1導電型を有する半導体基板と、該半導
体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極
と、該ゲート電極直下の前記半導体基板内に前記ゲート
電極の一部と重なり互いに離間して設けられた第2導電
型の拡散層領域と第1導電型の拡散層領域とを備えたこ
とを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9173526A JPH1126608A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9173526A JPH1126608A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1126608A true JPH1126608A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15962168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9173526A Pending JPH1126608A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1126608A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8300448B2 (en) | 2008-03-25 | 2012-10-30 | Nec Corporation | Semiconductor storage device, memory cell array, and a fabrication method and drive method of a semiconductor storage device |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9173526A patent/JPH1126608A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8300448B2 (en) | 2008-03-25 | 2012-10-30 | Nec Corporation | Semiconductor storage device, memory cell array, and a fabrication method and drive method of a semiconductor storage device |
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