JPH11268045A - 成形用型装置 - Google Patents

成形用型装置

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JPH11268045A
JPH11268045A JP9828798A JP9828798A JPH11268045A JP H11268045 A JPH11268045 A JP H11268045A JP 9828798 A JP9828798 A JP 9828798A JP 9828798 A JP9828798 A JP 9828798A JP H11268045 A JPH11268045 A JP H11268045A
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Japan
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mold
gap
cavity
filling member
split
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JP9828798A
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Katsumi Takahashi
勝実 高橋
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形用型装置において、PL面の面圧の不均
一によるバリの発生や、PL面間の隙詰めが困難な部位
でのバリの発生を防止する。 【解決手段】 型を下型11と上型21とから構成し、
下型11及び上型21の内面にPL面12,22とキャ
ビティ面13,23とを設け、下型11及び上型21の
外面をスペーサ15,25を介してダイプレート16,
26に取り付ける。型締め時に、PL面12,22の面
圧がキャビティ面13,23の全周について略均一にな
るよう、スペーサ15,25の断面形状を、キャビティ
面13,23を下型11及び上型21の外面へ投影した
形状と略同一とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型を少なくとも二
つの分割型から構成した成形用型装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11〜14は、ステアリングホイール
の芯金にポリウレタン被覆をRIM(反応射出)成形す
るための従来の成形用型装置を示し、型は二つの分割型
としての下型51と上型61とから構成されている。下
型51の上面と上型61の下面には、型締め時に互いに
当接するPL(パーティングライン)面52,62と、
平面リング状のキャビティ面53,63とが設けられて
いる。キャビティ面53,63を形成している点々ハッ
チング部位は、表面に皮シボ模様を備えた電鋳殻57,
67である。
【0003】下型51の下面は、下型取付板54を介し
て下型ダイプレート56に取り付けられている。上型6
1の上面は、上型取付板64と上型スペーサ65とを介
して上型ダイプレート66に取り付けられている。ステ
アリングホイールの芯金は、中心のボス部1aが下型取
付板54から延びるイジェクタピン58と上型取付板6
4から延びる貼付き防止ピン68とに挟まれて保持さ
れ、リング部1bの全体及びスポーク部1cの一部がキ
ャビティ70の断面中央部に配置される。
【0004】一般の成形用型装置では、下型ダイプレー
ト56と上型ダイプレート66との間隔が決まってい
て、該間隔に種々の高さ寸法の型を取付・交換(段替)
できるようにしているので、該間隔と型の高さ寸法との
差を埋めるために、また型の高さ寸法を無用に大きくし
て重量化するのを防ぐために、スペーサが使用される。
図12に示すように、本装置の上型スペーサ65は、上
型61の上面の中心を基準にした90度間隔の4点を支
持するよう丸棒状のものが4本設けられており、この本
数は型の大きさや種類によって多少増減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
成形用型装置には、次のような問題があった。 (1)型締め時に、上型スペーサ65は上型61の上面
の4点のみを部分的に押圧する。上型61は完全な剛体
ではなく、微小なたわみを避けられないので、4点の押
圧力の和、すなわち型締め力がキャビティ面53,63
のリング全周にわたるPL面52,62に等しく分散す
ることは期待できない。従って、型締め時に、図13に
上下に向き合う矢印で示すPL面52,62の面圧が、
平面リング状のキャビティ面53,63のリング全周に
ついて均一にならず、例えば上型スペーサ65で押圧さ
れる4点に対応した部位ではPL面52,62の面圧が
高くなるが、各点間に対応した部位ではPL面52,6
2の面圧が低くなる。
【0006】また、下型ダイプレート56と上型ダイプ
レート66との平面度及び平行度の精度がさほど高くな
いことから、PL面52,62も平行度の精度が高くな
く相対的に若干傾斜している。従って、PL面52,6
2のうち型締め時に最初に当接する部位の面圧は高くな
るが、最後に当接する部位の面圧は低くなる。
【0007】これらの理由から、ポリウレタン材料注入
時に、図13に横向き矢印で示すようにポリウレタン材
料71がPL面52,62の面圧の低い部位にはみ出
し、バリが発生しやすいという問題があった。
【0008】(2)キャビティ70のうち芯金のリング
部1bが配置される部位は水平なので、その周囲のPL
面52,62は二次元的に形成される。しかし、図11
及び図14に示すように、キャビティ70のうち芯金の
スポーク部1cが配置される部位は傾斜しているので、
その周囲のPL面52,62は三次元的に形成される。
このような三次元的なPL面52,62のすり合わせ
は、従来、トライプレスを使用してカットアンドトライ
で行っている。このすり合わせ方法では、三次元的なP
L面52,62間の隙詰め(隙間を無くすこと)が困難
であり、図14に示すように隙間72が不可避的に残る
ため、ポリウレタン材料注入時にポリウレタン材料71
がはみ出し、図15に示すようにポリウレタン被覆2に
バリ3として現れる。よって、成形後にバリ取り工程が
必要であった。
【0009】本発明の目的は、上記課題を解決し、PL
面の面圧の不均一によるバリの発生や、PL面間の隙詰
めが困難な部位でのバリの発生を防止して、成形後のバ
リ取り工程を省略又は軽減することができる成形用型装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第一の発明では、型を少なくとも二つの分割型から
構成し、分割型の内面にPL面とキャビティ面とを設
け、分割型の外面をスペーサを介してダイプレートに取
り付けた成形用型装置において、分割型の型締め時にP
L面の面圧がキャビティ面の全周について略均一になる
よう、スペーサの断面形状を、キャビティ面を分割型の
外面へ投影した形状と略同一としたことを特徴とする。
【0011】ここで、スペーサとダイプレート又は分割
型との間に、分割型の型締め力以上の力を加えなければ
圧縮限度に達しない弾性体を介装することが好ましい。
弾性体としては、特に限定されないが、等間隔で配置し
た多数個のバネを例示できる。
【0012】また、第二の発明では、型を少なくとも二
つの分割型から構成し、分割型の内面にPL面とキャビ
ティ面とを設けた成形用型装置において、分割型のPL
面にキャビティ面に面して沿う凹所を形成し、凹所に大
きな弾性伸びを示す弾性材料よりなる隙詰め部材を取り
付け、型開き時には、隙詰め部材の表面がPL面より突
出するとともに、隙詰め部材の見切り面がキャビティ面
から離間するようにし、型締め時には、隙詰め部材の表
面がPL面と同一レベルになるまで他の分割型により隙
詰め部材が弾性圧縮変形されて、一時的に隙詰め部材の
見切り面がキャビティ面と略面一になるようにしたこと
を特徴とする。弾性材料としては、ゴム、熱可塑性エラ
ストマー、軟質樹脂等を例示できる。
【0013】また、第三の発明では、型を少なくとも二
つの分割型から構成し、分割型の内面にPL面とキャビ
ティ面とを設けた成形用型装置において、分割型のPL
面にキャビティ面に面して沿う凹所を形成し、凹所に小
さな弾性伸びしか示さないで塑性変形に移行する塑性材
料よりなる隙詰め部材を取り付け、隙詰め部材は、仕上
加工用の型開き時に隙詰め部材の表面がPL面より突出
するようにし、仕上加工用の型締め時に隙詰め部材の表
面がPL面と同一レベルになるまで他の分割型により塑
性圧縮変形されて隙詰め部材の見切り面がキャビティ内
へはみ出すようにし、その見切り面が永久的にキャビテ
ィ面と略面一になるよう前記はみ出した部分を削り取る
ことにより仕上形成されたことを特徴とする。塑性材料
としては、硬質樹脂、金属等を例示できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜10は、本発明を、ステア
リングホイールの芯金にポリウレタン被覆をRIM成形
するための成形用型装置に具体化した実施形態例を示
し、型は二つの分割型としての下型11と上型21とか
ら構成されている。下型11の内面である上面と上型2
1の内面である下面には、型締め時に互いに当接するP
L面12,22と、平面リング状のキャビティ面13,
23とが設けられている。キャビティ面13,23を形
成している点々ハッチング部位は、表面にシボ(例えば
皮シボ)模様を備えた電鋳殻17,27である。なお、
電鋳型を用いずに、キャビティ面に直接シボ模様を形成
してもよい。
【0015】下型11の外面である下面は、下型取付板
14と下型スペーサ15とを介して下型ダイプレート1
6に取り付けられている。上型21の外面である上面
は、上型取付板24と上型スペーサ25とを介して上型
ダイプレート26に取り付けられている。ステアリング
ホイールの芯金は、中心のボス部1aが下型取付板14
から延びるイジェクタピン18と上型取付板24から延
びる貼付き防止ピン28とに挟まれて保持され、リング
部1bの全体及びスポーク部1cの一部がキャビティ3
0の断面中央部に配置される。
【0016】本装置でも、下型ダイプレート16と上型
ダイプレート26との間隔が決まっていて、該間隔に種
々の高さ寸法の型を取付・交換(段替)できるようにし
ているので、該間隔と型の高さ寸法との差を埋めるため
に、また型の高さ寸法を無用に大きくして重量化するの
を防ぐために、下型11と上型21の両方にスペーサ1
5,25が使用されている。
【0017】そして、本装置では、図1、図2及び図3
に示すように、下型11と上型21との型締め時にPL
面12,22の面圧がキャビティ面13,23の全周に
ついて略均一になるよう、下型スペーサ15の断面形状
が、キャビティ面13のうちのリング部1bを配置する
部位を下型11の下面へ投影した形状と略同一の平面リ
ング形状とされ、同様に、上型スペーサ25の断面形状
が、キャビティ面23のうちのリング部1bを配置する
部位を上型21の上面へ投影した形状と略同一の平面リ
ング形状とされている。
【0018】なお、キャビティ面13,23のうちのス
ポーク部1cを配置する部位の投影形状については、両
スペーサ15,25の断面形状(その断面形状が複雑に
なり作成しにくいため)に反映されていないが、前記面
圧の均一化を徹底する意味では反映させることが好まし
い。
【0019】下型スペーサ15は、ボルト(図示略)に
より下型11と下型取付板14とに固定されている。下
型スペーサ15の上端面には、面幅方向中央部に溝33
が形成されることにより、外周部及び内周部に突条34
が相対的に形成されており、これらの突条34がそれぞ
れ平面リング状のキャビティ面13,23の外周側及び
内周側のPL面12,22に対応して位置するで、PL
面12,22に面圧が加わりやすくなっている。なお、
これらの溝33及び突条34は省略してもよい。
【0020】上型スペーサ25は、上型21と上型取付
板24とに固定されるのではなく、次の構造により支持
されるとともに下型11を押圧するようになっている。
【0021】すなわち、上型スペーサ25には上下に貫
通する多数個(図示例では27個)の貫通穴35が等間
隔で設けられ、各貫通穴35には支持管36が挿入され
ている。支持管36の下端は上型取付板24の上面に当
接されている。各支持管36の上端部は上型取付板24
に設けられた多数個の底付き穴37の底部38の中央部
を摺動可能に貫通し、各支持管36の上端に一体形成さ
れたフランジ部39は底部38に上方から係止し得るよ
うになっている。そして、各支持管36の内部に取付ボ
ルト40が通され、取付ボルト40の下部のネジ部41
が上型21に螺着され、取付ボルト40の上部の頭部4
2が支持管の上端面に係止することにより、各支持管3
6が上型21に取り付けられている。そして、全部の支
持管36及び取付ボルト40により、上型スペーサ25
が支持されている。なお、上型スペーサ25の下端面
に、下型スペーサ15の上端面のように溝33及び突条
34を設けてもよい。
【0022】上型スペーサの25の上端面の各貫通穴3
5と同心位置にはバネ収容凹部43が等間隔で形成さ
れ、各バネ収容凹部43に収容されたコイルバネ44
が、バネ収容凹部43の内底面と上型取付板24の下面
との間に介装されている。本装置では、この等間隔で配
置された多数個(図示例では27個)のコイルバネ44
によって、下型11と上型21との型締め力以上の力を
加えなければ圧縮限度に達しない弾性体が構成されてい
る。
【0023】型開き時には、図4(a)に示すように、
上型スペーサの25の上端面と上型取付板24の下面と
の間に隙間45が生じるように、上型スペーサ25の長
さが決められており、上型21の重量等により、フラン
ジ部39は底部38に係止している。
【0024】型締め時には、上型21が下型11に載る
ことで、図4(b)に示すように、フランジ部39と底
部38との係止が解かれ、上型取付板24の下面と上型
スペーサ25の上端面とが接近し、全コイルバネ44が
圧縮される。しかし、前記の通り型締め力以上の力を加
えなければ、全コイルバネ44が圧縮限度に達しないと
ともに、隙間45が無くならないように設定されている
ため、図4(b)に示す型締め時においても、隙間45
は小さくはなるが残るようになっている。従って、型締
め力は、上型ダイプレート26→上型取付板24→コイ
ルバネ44→上型スペーサ25→上型21と伝わって上
型21に加えられる。
【0025】キャビティ30のうち芯金のリング部1b
が配置される部位は水平なので、その周囲のPL面1
2,22は二次元的に形成される。しかし、図1及び図
6に示すように、キャビティ30のうち芯金のスポーク
部1cが配置される部位は傾斜しているので、その周囲
のPL面12,22は三次元的に形成される。このよう
な隙詰めが困難な三次元的なPL面12,22間の隙詰
めを行うために、本装置では、次のような隙詰め部材5
が設けられている。
【0026】図6及び図7に示すように、下型11のP
L面12にはキャビティ面13に面して沿う幅3mm・
深さ0.2mmの浅い凹所46が形成され、該凹所46
の幅方向中央部には幅1mm・深さ1.2mmの取付溝
47が形成されている。図7(a)に示すように、隙詰
め部材5は、幅2mm・厚さ0.3mm・同図の紙面直
交方向に長尺の隙詰め本体部5aと、該隙詰め本体部5
aの下面から下方へ突出する幅1mm・高さ1.2mm
・同図の紙面直交方向に長尺の取付部5bとが、大きな
弾性伸びを示すゴム、熱可塑性エラストマー、軟質樹脂
等の弾性材料で一体形成されてなる。隙詰め本体部5a
がキャビティ面13寄りの凹所46にあてがわれ、取付
部5bが取付溝47に嵌合されることにより取り付けら
れている。
【0027】図7(a)の成形前の型開き時には、隙詰
め本体部5aの上面が、凹所46ではない一般PL面1
2より上方へ0.1mm突出する。また、隙詰め本体部
5aのキャビティ向きの見切り面5cが、キャビティ面
13から反キャビティ側へ奥まり量αだけ奥まる。
【0028】図7(b)の型締め時には、隙詰め本体部
5aの上面が一般PL面12と同一レベルになるまで、
上型21により隙詰め本体部5aが縦方向に弾性圧縮変
形され、PL面12,22間の隙間が完全に無くなる。
また、隙詰め本体部5aは、前記縦方向の弾性圧縮変形
分だけ横方向に弾性伸長変形し、特にキャビティ側へは
伸長量α又はα+βだけ弾性伸長変形する。伸長量αの
場合は、一時的に隙詰め本体部5aの見切り面5cが、
キャビティ面13と略面一になる。また、次に述べるポ
リウレタン材料の充填圧による隙詰め本体部5aの反キ
ャビティ側への弾性圧縮変形を考慮する必要がある場合
には、隙詰め本体部5aの見切り面5cがキャビティ3
0内へはみ出し量βだけはみ出すように、伸長量α+β
が設定される。
【0029】図7(c)及び図6のポリウレタン材料注
入時には、隙詰め本体部5aの見切り面5cが、ポリウ
レタン被覆2との見切りを形成し、ポリウレタン被覆2
の一部表面を成形する。なお、前記はみ出し量βを設定
した場合には、ポリウレタン材料31の充填圧により隙
詰め本体部5aが反キャビティ側へ圧縮量βだけ弾性圧
縮変形され、隙詰め本体部5aの見切り面5cが、キャ
ビティ面13と略面一になる。
【0030】成形後に型開きすると、隙詰め本体部5a
は図7(a)の状態に弾性的に復元するようになってい
る。
【0031】以上のように構成された成形用型装置によ
れば、次のような作用・効果が得られる。 (1)型締め時に、平面リング状に形成された下型スペ
ーサ15と上型スペーサ25とはそれぞれ、下型11の
下面のキャビティ面13を投影した形状部分と上型21
の上面のキャビティ面23を投影した形状部分とを押圧
するので、型締め力はキャビティ面13,23のリング
全周にわたるPL面12,22に等しく分散する。従っ
て、型締め時に、図5に上下に向き合う矢印で示すPL
面12,22の面圧が、平面リング状のキャビティ面1
3,23のリング全周について略均一になる。
【0032】また、下型ダイプレート16と上型ダイプ
レート26との平面度及び平行度の精度がさほど高くな
いことから、PL面12,22も平行度の精度が高くな
く相対的に若干傾斜している。しかし、本装置では、コ
イルバネ44がその傾斜を隙間45の範囲内で吸収し
て、PL面12,22のうち型締め時に最初に当接する
部位と最後に当接する部位の面圧を略均一にする。
【0033】これらの理由から、本装置ではPL面1
2,22に面圧の低い部位が生じにくいので、図5に示
すポリウレタン材料注入時に、ポリウレタン材料31が
PL面12,22の間にはみ出すおそれは少なく、バリ
の発生をほとんど無くすことができ、成形後のバリ取り
工程を省略又は軽減することができる。
【0034】(2)前記の通り、三次元的なPL面1
2,22間の隙詰めを行うために、本装置では、下型1
1のPL面12にキャビティ面13に面して沿う凹所4
6を形成し、凹所46に弾性材料よりなる隙詰め部材5
を取り付け、型締め時には、隙詰め本体部5aの上面が
一般PL面12と同一レベルになるまで、上型21によ
り隙詰め本体部5aが縦方向に弾性圧縮変形されるよう
にしたので、PL面12,22間の隙間が完全に無くな
り、ポリウレタン材料注入時に、PL面12,22間に
ポリウレタン材料31がはみ出すことはない。従って、
図15に示したようなバリ3の発生を無くすことがで
き、成形後のバリ取り工程を省略することができる。
【0035】また、隙詰め本体部5aの見切り面5c
は、成形前の型開き時には、キャビティ面13から離間
するが、型締め時には、キャビティ面13と略面一にな
るので、ポリウレタン材料注入時に、該見切り面5cが
ポリウレタン被覆2の一部表面をほとんど段差無く成形
する。
【0036】次に、図8は、隙詰め部材5の変形例を示
し、取付部5bをアンダーカット形状にし、それと対応
した形状の取付溝(図示略)からの抜け止めを図ったも
のである。図9は、隙詰め部材5の別の変形例を示し、
取付部5bを断面U字状にしたものである。このよう
に、隙詰め部材5は、見切り面5cのある本体部5aと
PL面12への取付部5bとを有してさえいれば、種々
の変更が可能である。
【0037】次に、図10は、変更例の隙詰め部材6を
示し、前記隙詰め部材5と略同一形状の隙詰め本体部6
aと取付部6bとが、小さな弾性伸びしか示さないで塑
性変形に移行する硬質樹脂、金属等の塑性材料で一体形
成されてなる。
【0038】図10(a)は、隙詰め部材6を仕上加工
するため型開き時を示し、隙詰め本体部6aの上面が、
凹所46ではない一般PL面12より上方へ突出する。
また、隙詰め本体部6aのキャビティ向きの見切り面6
cが、キャビティ面13から離間する。
【0039】図10(b)は、隙詰め部材6を仕上加工
するための型締め時を示し、隙詰め本体部6aの上面が
一般PL面12と同一レベルになるまで、上型21によ
り隙詰め本体部6aが縦方向に塑性変形され、PL面1
2,22間の隙間が完全に無くなる。また、隙詰め本体
部6aは、前記縦方向の塑性変形分だけ横方向に塑性変
形し、特にキャビティ側へは見切り面6cがキャビティ
30内へはみ出すように塑性変形する。
【0040】そこで、図10(c)に示すように、見切
り面6cが永久的にキャビティ面13と略面一になるよ
うに、前記キャビティ30内へはみ出した部分をヤスリ
等により削り取ることにより、隙詰め部材6を仕上形成
する。ポリウレタン材料注入時(図示略)には、見切り
面6cが、ポリウレタン被覆との見切りを形成し、ポリ
ウレタン被覆の一部表面を成形する。
【0041】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)上型21の方のPL面22に凹所46及び取付溝
47を形成して、隙詰め部材5,6を取り付けること。 (2)本発明を、ステアリングホイールのポリウレタン
被覆以外の製品をRIM成形するための成形用型装置
や、RIM成形以外にもバリが問題となる各種成形(例
えば、樹脂の射出成形、ゴムのトランスファ成形等)の
ための成形用型装置に具対すること。
【0042】
【発明の効果】本発明の成形用型装置は、上記の通り構
成されているので、PL面の面圧の不均一によるバリの
発生や、PL面間の隙詰めが困難な部位でのバリの発生
を防止して、成形後のバリ取り工程を省略又は軽減する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る成形用型装置の断面図
である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV矢示部の拡大断面図である。
【図5】図1のPL部の拡大断面図である。
【図6】図1のVI−VI線断面図である。
【図7】図6の隙詰め部材の弾性変形の様子を示す断面
図である。
【図8】同隙詰め部材の変形例を示す断面図である。
【図9】同隙詰め部材の別の変形例を示す断面図であ
る。
【図10】同隙詰め部材の変更例を示す断面図である。
【図11】従来例の成形用型装置の断面図である。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【図13】図11のPL部の拡大断面図である。
【図14】図11のXIV−XIV線断面図である。
【図15】芯金に成形されたポリウレタン被覆の一部を
示す部分斜視図である。
【符号の説明】
2 ポリウレタン被覆 5 隙詰め部材 5a 隙詰め本体部 5b 取付部 5c 見切り面 6 隙詰め部材 6a 隙詰め本体部 6b 取付部 6c 見切り面 11 下型 12 PL面 13 キャビティ面 14 下型取付板 15 下型スペーサ 16 下型ダイプレート 21 上型 22 PL面 23 キャビティ面 24 上型取付板 25 上型スペーサ 26 上型ダイプレート 30 キャビティ 31 ポリウレタン材料 44 弾性体としてのコイルバネ 46 凹所 47 取付溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型を少なくとも二つの分割型から構成
    し、前記分割型の内面にPL面とキャビティ面とを設
    け、前記分割型の外面をスペーサを介してダイプレート
    に取り付けた成形用型装置において、 前記分割型の型締め時にPL面の面圧がキャビティ面の
    全周について略均一になるよう、前記スペーサの断面形
    状を、キャビティ面を分割型の外面へ投影した形状と略
    同一としたことを特徴とする成形用型装置。
  2. 【請求項2】 前記スペーサとダイプレート又は分割型
    との間に、前記分割型の型締め力以上の力を加えなけれ
    ば圧縮限度に達しない弾性体を介装した請求項1記載の
    成形用型装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性体を、等間隔で配置した多数個
    のバネで構成した請求項2記載の成形用型装置。
  4. 【請求項4】 型を少なくとも二つの分割型から構成
    し、前記分割型の内面にPL面とキャビティ面とを設け
    た成形用型装置において、 前記分割型のPL面にキャビティ面に面して沿う凹所を
    形成し、 前記凹所に大きな弾性伸びを示す弾性材料よりなる隙詰
    め部材を取り付け、 型開き時には、前記隙詰め部材の表面がPL面より突出
    するとともに、前記隙詰め部材の見切り面がキャビティ
    面から離間するようにし、 型締め時には、前記隙詰め部材の表面がPL面と同一レ
    ベルになるまで他の前記分割型により前記隙詰め部材が
    弾性圧縮変形されて、一時的に前記隙詰め部材の見切り
    面がキャビティ面と略面一になるようにしたことを特徴
    とする成形用型装置。
  5. 【請求項5】 型を少なくとも二つの分割型から構成
    し、前記分割型の内面にPL面とキャビティ面とを設け
    た成形用型装置において、 前記分割型のPL面にキャビティ面に面して沿う凹所を
    形成し、 前記凹所に小さな弾性伸びしか示さないで塑性変形に移
    行する塑性材料よりなる隙詰め部材を取り付け、 前記隙詰め部材は、仕上加工用の型開き時に隙詰め部材
    の表面がPL面より突出するようにし、仕上加工用の型
    締め時に隙詰め部材の表面がPL面と同一レベルになる
    まで他の前記分割型により塑性圧縮変形されて隙詰め部
    材の見切り面がキャビティ内へはみ出すようにし、前記
    見切り面が永久的にキャビティ面と略面一になるよう前
    記はみ出した部分を削り取ることにより仕上形成された
    ことを特徴とする成形用型装置。
JP9828798A 1998-03-25 1998-03-25 成形用型装置 Withdrawn JPH11268045A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119830A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Bridgestone Corp 発泡成形用の金型及び発泡成形方法
CN106042290A (zh) * 2016-08-05 2016-10-26 南通超达装备股份有限公司 汽车方向盘模具
JP2017154460A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 住友ベークライト株式会社 射出成形用金型およびそれを用いた射出成形方法

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