JPH11269350A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH11269350A JPH11269350A JP7082898A JP7082898A JPH11269350A JP H11269350 A JPH11269350 A JP H11269350A JP 7082898 A JP7082898 A JP 7082898A JP 7082898 A JP7082898 A JP 7082898A JP H11269350 A JPH11269350 A JP H11269350A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- resin composition
- semiconductor device
- powder
- fluororesin
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高周波に対応した比誘電率が低減されたエポキ
シ樹脂組成物により樹脂封止された半導体装置を提供す
る。 【解決手段】フッ素樹脂粉末をエポキシ樹脂組成物全体
の10〜80重量%の割合で含有しているエポキシ樹脂
組成物を用いて半導体素子を封止した半導体装置であ
る。
シ樹脂組成物により樹脂封止された半導体装置を提供す
る。 【解決手段】フッ素樹脂粉末をエポキシ樹脂組成物全体
の10〜80重量%の割合で含有しているエポキシ樹脂
組成物を用いて半導体素子を封止した半導体装置であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比誘電率が著しく
低減された低誘電率のエポキシ樹脂組成物により半導体
素子が樹脂封止された半導体装置に関するものである。
低減された低誘電率のエポキシ樹脂組成物により半導体
素子が樹脂封止された半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子をトランスファー
成形により樹脂モールドししてなる樹脂封止型の半導体
装置は、信頼性,量産性,低価格等の点で優れているこ
とからセラミック封止型半導体装置とともに広く用いら
れている。
成形により樹脂モールドししてなる樹脂封止型の半導体
装置は、信頼性,量産性,低価格等の点で優れているこ
とからセラミック封止型半導体装置とともに広く用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、マイ
クロプロセッサ等の半導体素子の高機能化,高性能化の
ために動作周波数が一段と上昇する傾向にある。また、
情報通信関連分野のなかでも、携帯電話,PHS等の小
型電子装置においてはその周波数帯域に関してギガヘル
ツに近い周波数帯域が使用されるようになってきてお
り、さらに2桁ギガヘルツ帯域を使用する通信も開発が
進められている。このように、半導体の高周波化が進む
なかで、高信頼性が要求される半導体装置に関しては、
現在、高周波特性に優れたセラミック封止型の半導体装
置が多く採用されているが、一方で量産性や各種信頼性
に優れた低価格の樹脂封止型の半導体装置の採用が考え
られている。このことから、樹脂封止型半導体装置に用
いられるモールド用の低誘電率のエポキシ樹脂組成物の
開発が要求されている。
クロプロセッサ等の半導体素子の高機能化,高性能化の
ために動作周波数が一段と上昇する傾向にある。また、
情報通信関連分野のなかでも、携帯電話,PHS等の小
型電子装置においてはその周波数帯域に関してギガヘル
ツに近い周波数帯域が使用されるようになってきてお
り、さらに2桁ギガヘルツ帯域を使用する通信も開発が
進められている。このように、半導体の高周波化が進む
なかで、高信頼性が要求される半導体装置に関しては、
現在、高周波特性に優れたセラミック封止型の半導体装
置が多く採用されているが、一方で量産性や各種信頼性
に優れた低価格の樹脂封止型の半導体装置の採用が考え
られている。このことから、樹脂封止型半導体装置に用
いられるモールド用の低誘電率のエポキシ樹脂組成物の
開発が要求されている。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、半導体素子の高周波化が進む状況のなか
で、高周波に対応した比誘電率が低減されたエポキシ樹
脂組成物により樹脂封止された半導体装置の提供をその
目的とする。
ものであって、半導体素子の高周波化が進む状況のなか
で、高周波に対応した比誘電率が低減されたエポキシ樹
脂組成物により樹脂封止された半導体装置の提供をその
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、フッ素樹脂粉末をエポキシ
樹脂組成物全体の10〜80重量%の割合で含有してい
るエポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止すると
いう構成をとる。
め、本発明の半導体装置は、フッ素樹脂粉末をエポキシ
樹脂組成物全体の10〜80重量%の割合で含有してい
るエポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止すると
いう構成をとる。
【0006】本発明者らは、高周波特性に優れた樹脂封
止型の半導体装置を得るために、樹脂封止に用いられる
エポキシ樹脂組成物を中心に一連の研究を重ねた。そし
て、エポキシ樹脂組成物の硬化体の比誘電率の低減を目
的に研究を重ねた結果、エポキシ樹脂組成物にフッ素樹
脂粉末を特定の割合で配合すると、上記目的が達成され
ることを見いだし本発明に到達した。すなわち、従来か
ら、特開昭55−5928号公報,特開昭58−689
55号公報および特開昭59−149038号公報等に
みられるように、半導体封止用に、フッ素樹脂系粉末を
配合したエポキシ樹脂組成物が提案されているが、従来
のものはいずれもそのフッ素樹脂粉末の使用目的が本発
明とは異なることから、その配合量は極少量であって、
従来のような使用では本発明の目的を達成することは到
底できず、本発明はこのような従来のものとは全く異な
る観点から見出されたものである。
止型の半導体装置を得るために、樹脂封止に用いられる
エポキシ樹脂組成物を中心に一連の研究を重ねた。そし
て、エポキシ樹脂組成物の硬化体の比誘電率の低減を目
的に研究を重ねた結果、エポキシ樹脂組成物にフッ素樹
脂粉末を特定の割合で配合すると、上記目的が達成され
ることを見いだし本発明に到達した。すなわち、従来か
ら、特開昭55−5928号公報,特開昭58−689
55号公報および特開昭59−149038号公報等に
みられるように、半導体封止用に、フッ素樹脂系粉末を
配合したエポキシ樹脂組成物が提案されているが、従来
のものはいずれもそのフッ素樹脂粉末の使用目的が本発
明とは異なることから、その配合量は極少量であって、
従来のような使用では本発明の目的を達成することは到
底できず、本発明はこのような従来のものとは全く異な
る観点から見出されたものである。
【0007】そして、上記フッ素樹脂粉末のなかでも、
ポリテトラフルオロエチレンは、融点が320〜330
℃と最も耐熱性が高く、しかも他のフッ素樹脂と比較す
れば溶融粘度が極めて高いため、形状安定性に優れ、エ
ポキシ樹脂組成物の充填剤として好適である。
ポリテトラフルオロエチレンは、融点が320〜330
℃と最も耐熱性が高く、しかも他のフッ素樹脂と比較す
れば溶融粘度が極めて高いため、形状安定性に優れ、エ
ポキシ樹脂組成物の充填剤として好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【0009】本発明に用いられるエポキシ樹脂組成物
は、エポキシ樹脂と、硬化剤成分であるフェノール樹脂
とを用いて得ることができ、通常、粉末状あるいはこれ
を打錠したタブレット状になっている。または、樹脂組
成物を溶融混練した後、略円柱状等の顆粒体に成形した
顆粒状等になっている。
は、エポキシ樹脂と、硬化剤成分であるフェノール樹脂
とを用いて得ることができ、通常、粉末状あるいはこれ
を打錠したタブレット状になっている。または、樹脂組
成物を溶融混練した後、略円柱状等の顆粒体に成形した
顆粒状等になっている。
【0010】上記エポキシ樹脂としては、常温で固体で
あれば特に限定するものではなく従来公知のもの、例え
ば、ビフェニル型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂等があげられる。なかでも、溶融粘度が
小さくとれ、充填剤配合後に低溶融粘度となるという観
点から、具体的に、エポキシ当量150〜230g/e
qで融点60〜160℃の結晶性ビフェニル型エポキシ
樹脂が好ましく用いられる。
あれば特に限定するものではなく従来公知のもの、例え
ば、ビフェニル型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂等があげられる。なかでも、溶融粘度が
小さくとれ、充填剤配合後に低溶融粘度となるという観
点から、具体的に、エポキシ当量150〜230g/e
qで融点60〜160℃の結晶性ビフェニル型エポキシ
樹脂が好ましく用いられる。
【0011】上記フェノール樹脂としては、フェノール
ノボラック、クレゾールノボラック、ビスフェノールA
型ノボラック、ナフトールノボラックおよびフェノール
アラルキル樹脂等があげられ、特に低粘度のものを用い
ることが好ましい。なかでも、水酸基当量が80〜30
0g/eqで、軟化点が120℃以下のものを用いるこ
とが好ましい。特に好ましくは、水酸基当量100〜2
50g/eqで、軟化点60〜110℃である。そし
て、上記エポキシ樹脂としてビフェニル型エポキシ樹脂
を用いる場合には、その硬化剤としてフェノールアラル
キル樹脂を用いることが好ましい。
ノボラック、クレゾールノボラック、ビスフェノールA
型ノボラック、ナフトールノボラックおよびフェノール
アラルキル樹脂等があげられ、特に低粘度のものを用い
ることが好ましい。なかでも、水酸基当量が80〜30
0g/eqで、軟化点が120℃以下のものを用いるこ
とが好ましい。特に好ましくは、水酸基当量100〜2
50g/eqで、軟化点60〜110℃である。そし
て、上記エポキシ樹脂としてビフェニル型エポキシ樹脂
を用いる場合には、その硬化剤としてフェノールアラル
キル樹脂を用いることが好ましい。
【0012】上記エポキシ樹脂とフェノール樹脂の配合
割合は、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量に対してフ
ェノール樹脂中の水酸基当量を0.5〜1.6の範囲に
設定することが好ましい。より好ましくは0.8〜1.
2の範囲に設定することである。
割合は、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量に対してフ
ェノール樹脂中の水酸基当量を0.5〜1.6の範囲に
設定することが好ましい。より好ましくは0.8〜1.
2の範囲に設定することである。
【0013】また、通常、半導体封止用のエポキシ樹脂
組成物には、上記エポキシ樹脂およびフェノール樹脂と
ともに無機質充填剤を用いてもよい。この無機質充填剤
としては、従来から用いられている各種無機質充填剤、
例えば、シリカ粉末,タンカル,チタン白等があげられ
る。なかでも、球状シリカ粉末,摩砕処理シリカ粉末,
破砕状シリカ粉末が好ましく用いられ、特に溶融球状シ
リカ粉末を用いることが好ましい。そして、上記無機質
充填剤としては、最大粒径が100μm以下のものを用
いることが好ましい。また、上記最大粒径とともに、平
均粒径が1〜20μmのものを用いることが好ましい。
組成物には、上記エポキシ樹脂およびフェノール樹脂と
ともに無機質充填剤を用いてもよい。この無機質充填剤
としては、従来から用いられている各種無機質充填剤、
例えば、シリカ粉末,タンカル,チタン白等があげられ
る。なかでも、球状シリカ粉末,摩砕処理シリカ粉末,
破砕状シリカ粉末が好ましく用いられ、特に溶融球状シ
リカ粉末を用いることが好ましい。そして、上記無機質
充填剤としては、最大粒径が100μm以下のものを用
いることが好ましい。また、上記最大粒径とともに、平
均粒径が1〜20μmのものを用いることが好ましい。
【0014】上記無機質充填剤の含有割合は、エポキシ
樹脂組成物全体の0〜60重量%の範囲に設定すること
が好ましい。より好ましくは0〜30重量%であり、特
に好ましくは0〜20重量%である。すなわち、無機質
充填剤の含有量が60重量%を超えると、封止用樹脂の
溶融粘度が高くなることから充填性が悪くなるからであ
る。
樹脂組成物全体の0〜60重量%の範囲に設定すること
が好ましい。より好ましくは0〜30重量%であり、特
に好ましくは0〜20重量%である。すなわち、無機質
充填剤の含有量が60重量%を超えると、封止用樹脂の
溶融粘度が高くなることから充填性が悪くなるからであ
る。
【0015】そして、本発明に用いられるエポキシ樹脂
組成物には、フッ素樹脂粉末が用いられ、このフッ素樹
脂粉末としては、最大粒径が200μm以下で、融点が
200℃以上のものが用いられる。より好ましくは融点
が100℃以上である。また、上記最大粒径とともに、
平均粒径が1〜50μmのものを用いることが好まし
く、特に好ましくは平均粒径が5〜40μmである。ま
た、上記フッ素樹脂粉末としては、このフッ素樹脂粉末
を熱処理して融着凝集させた二次粒子体を含む。そし
て、上記フッ素樹脂粉末としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルコキシコポリマー(PFA)、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレンコポリマー
(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCT
FE)、テトラフルオロエチレン−エチレンコポリマー
(ETFE)等のフッ素樹脂粉末があげられる。なかで
も、フッ素含有率が最大であるPTFE樹脂粉末を用い
ることが、高温での形状安定性という観点から特に好ま
しい。
組成物には、フッ素樹脂粉末が用いられ、このフッ素樹
脂粉末としては、最大粒径が200μm以下で、融点が
200℃以上のものが用いられる。より好ましくは融点
が100℃以上である。また、上記最大粒径とともに、
平均粒径が1〜50μmのものを用いることが好まし
く、特に好ましくは平均粒径が5〜40μmである。ま
た、上記フッ素樹脂粉末としては、このフッ素樹脂粉末
を熱処理して融着凝集させた二次粒子体を含む。そし
て、上記フッ素樹脂粉末としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルコキシコポリマー(PFA)、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレンコポリマー
(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCT
FE)、テトラフルオロエチレン−エチレンコポリマー
(ETFE)等のフッ素樹脂粉末があげられる。なかで
も、フッ素含有率が最大であるPTFE樹脂粉末を用い
ることが、高温での形状安定性という観点から特に好ま
しい。
【0016】上記フッ素樹脂粉末の含有量は、エポキシ
樹脂組成物全体の10〜80重量%の範囲に設定する必
要がある。より好ましくは20〜75重量%であり、特
に好ましくは40〜70重量%である。すなわち、フッ
素樹脂粉末の含有量が10重量%未満のように少な過ぎ
ると、エポキシ樹脂組成物硬化体自体の比誘電率の低減
効果が不充分であり、80重量%を超えて多過ぎると、
低圧トランスファー成形時の溶融粘度が高くなり過ぎる
からである。
樹脂組成物全体の10〜80重量%の範囲に設定する必
要がある。より好ましくは20〜75重量%であり、特
に好ましくは40〜70重量%である。すなわち、フッ
素樹脂粉末の含有量が10重量%未満のように少な過ぎ
ると、エポキシ樹脂組成物硬化体自体の比誘電率の低減
効果が不充分であり、80重量%を超えて多過ぎると、
低圧トランスファー成形時の溶融粘度が高くなり過ぎる
からである。
【0017】なお、本発明に用いられエポキシ樹脂組成
物には、上記エポキシ樹脂,フェノール樹脂,無機質充
填剤およびフッ素樹脂粉末以外に、必要に応じて、硬化
促進剤,低応力化剤,顔料,離型剤,難燃剤,カップリ
ング剤等各種の添加剤を適宜に配合することができる。
物には、上記エポキシ樹脂,フェノール樹脂,無機質充
填剤およびフッ素樹脂粉末以外に、必要に応じて、硬化
促進剤,低応力化剤,顔料,離型剤,難燃剤,カップリ
ング剤等各種の添加剤を適宜に配合することができる。
【0018】上記硬化促進剤としては、従来公知のも
の、例えば、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)
ウンデセン−7、トリエチレンジアミン等の三級アミノ
類、2−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、トリ
フェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート等のリン系硬化促進剤等があげられ
る。
の、例えば、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)
ウンデセン−7、トリエチレンジアミン等の三級アミノ
類、2−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、トリ
フェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート等のリン系硬化促進剤等があげられ
る。
【0019】上記低応力化剤としては、側鎖エチレング
ライコールタイプジメチルシロキサン等のシリコーン化
合物,アクリロニトリル−ブタジエンゴム等があげられ
る。
ライコールタイプジメチルシロキサン等のシリコーン化
合物,アクリロニトリル−ブタジエンゴム等があげられ
る。
【0020】上記顔料としては、カーボンブラック、酸
化チタン等があげられる。また、上記離型剤としては、
ポリエチレンワックス、カルナバワックス、脂肪酸塩等
があげられる。さらに、上記難燃剤としては、ブロム化
エポキシ樹脂等があげられ、これに三酸化アンチモン等
の難燃助剤等が用いられる。
化チタン等があげられる。また、上記離型剤としては、
ポリエチレンワックス、カルナバワックス、脂肪酸塩等
があげられる。さらに、上記難燃剤としては、ブロム化
エポキシ樹脂等があげられ、これに三酸化アンチモン等
の難燃助剤等が用いられる。
【0021】また、上記カップリング剤としては、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン等のシランカップリング剤等があげられる。
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン等のシランカップリング剤等があげられる。
【0022】本発明に用いられる上記エポキシ樹脂組成
物は、例えばつぎのようにして得ることができる。すな
わち、エポキシ樹脂,フェノール樹脂,無機質充填剤お
よびフッ素樹脂粉末、ならびに、上記硬化促進剤,離型
剤,顔料等の他の添加剤を所定量配合し、熱ロールやエ
クストルーダー、ニーダー等を用い充分に溶融分散によ
り混合した後、冷却して粉砕し、場合によりタブレット
状に圧縮成形することにより得ることができる。
物は、例えばつぎのようにして得ることができる。すな
わち、エポキシ樹脂,フェノール樹脂,無機質充填剤お
よびフッ素樹脂粉末、ならびに、上記硬化促進剤,離型
剤,顔料等の他の添加剤を所定量配合し、熱ロールやエ
クストルーダー、ニーダー等を用い充分に溶融分散によ
り混合した後、冷却して粉砕し、場合によりタブレット
状に圧縮成形することにより得ることができる。
【0023】このようにして得られるエポキシ樹脂組成
物を用いての半導体素子の封止方法は、特に限定するも
のではなく、通常の低圧トランスファー成形等の公知の
成形方法によって行うことができる。
物を用いての半導体素子の封止方法は、特に限定するも
のではなく、通常の低圧トランスファー成形等の公知の
成形方法によって行うことができる。
【0024】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0025】まず、下記に示す各材料を準備した。 〔エポキシ樹脂a〕o−クレゾールノボラックエポキシ
樹脂(エポキシ当量195)
樹脂(エポキシ当量195)
【0026】〔エポキシ樹脂b〕3,3′,5,5′−
テトラメチルビフェニルジグリシジルエーテル(エポキ
シ当量192)
テトラメチルビフェニルジグリシジルエーテル(エポキ
シ当量192)
【0027】〔フェノール樹脂c〕フェノールノボラッ
ク樹脂(水酸基当量106)
ク樹脂(水酸基当量106)
【0028】〔フェノール樹脂d〕フェノールアラルキ
ル樹脂(水酸基当量170)
ル樹脂(水酸基当量170)
【0029】〔シリカ粉末〕溶融球状シリカ粉末(平均
粒径15μm)
粒径15μm)
【0030】〔リン系硬化促進剤〕トリフェニルホスフ
ィン
ィン
【0031】〔難燃剤〕臭素化フェノールノボラックエ
ポキシ樹脂(エポキシ当量280)
ポキシ樹脂(エポキシ当量280)
【0032】〔難燃助剤〕三酸化アンチモン
【0033】〔離型剤〕カルナバワックス
【0034】〔顔料〕カーボンブラック
【0035】〔シランカップリング剤〕β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
【0036】〔PTFE粉末α〕平均粒径0.3μm,
最大粒径200μm以下,真比重約2.2,融点320
℃
最大粒径200μm以下,真比重約2.2,融点320
℃
【0037】〔PTFE粉末β〕上記PTFE粉末αを
用い、これを熱処理して一次粒子を平均粒径が7μmま
で融着凝集させた二次粒子体
用い、これを熱処理して一次粒子を平均粒径が7μmま
で融着凝集させた二次粒子体
【0038】〔PTFE粉末γ〕上記PTFE粉末αを
用い、これを熱処理して一次粒子を平均粒径が30μm
まで融着凝集させた二次粒子体
用い、これを熱処理して一次粒子を平均粒径が30μm
まで融着凝集させた二次粒子体
【0039】
【実施例1〜13、比較例1〜8】上記各成分を、下記
の表1〜表3に示す割合にて配合し、110〜120℃
に熱した熱ロールで5分間溶融混練して、冷却した後粉
砕して10メッシュパスのエポキシ樹脂組成物粉末を得
た。
の表1〜表3に示す割合にて配合し、110〜120℃
に熱した熱ロールで5分間溶融混練して、冷却した後粉
砕して10メッシュパスのエポキシ樹脂組成物粉末を得
た。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】このようにして得られたエポキシ樹脂組成
物粉末を用いて、成形圧力70kg/cm2 、金型温度
175℃、成形時間2分間の条件でトランスファー成形
した後、後硬化を175℃で5時間実施することによ
り、厚さ3mm×直径50mmの円盤状硬化体を作製し
た。そして、銀ペーストにより主電極の直径30mm,
ガード電極の直径32mm,対抗電極の直径45mmの
銀電極を作製した後、測定周波数1MHz,温度25℃
で上記硬化体の静電容量とコンダクタンス値を測定して
比誘電率を算出した。その結果を後記の表4〜表6に示
す。
物粉末を用いて、成形圧力70kg/cm2 、金型温度
175℃、成形時間2分間の条件でトランスファー成形
した後、後硬化を175℃で5時間実施することによ
り、厚さ3mm×直径50mmの円盤状硬化体を作製し
た。そして、銀ペーストにより主電極の直径30mm,
ガード電極の直径32mm,対抗電極の直径45mmの
銀電極を作製した後、測定周波数1MHz,温度25℃
で上記硬化体の静電容量とコンダクタンス値を測定して
比誘電率を算出した。その結果を後記の表4〜表6に示
す。
【0044】また、上記エポキシ樹脂組成物粉末を用い
て、42アロイリードフレームに市販のエポキシ銀ペー
ストでダイボンドされた、アルミニウム配線を表面に施
したシリコンチップ(TEG)を、トランスファー成形
(条件:金型温度175±5℃、注入圧力70±5kg
/cm2 )した後、後硬化を175℃で5時間実施する
ことにより、16ピンデュアルインラインパッケージ
(16pinDIP)型樹脂モールドパッケージ半導体
装置を作製した。この半導体装置を、121℃×2気圧
の水蒸気密閉容器中に所定時間(200時間,500時
間,1500時間)放置して耐湿性試験を行った。そし
て、シリコンチップ上のアルミニウム配線抵抗が100
Ω以上の場合を不良として評価することとし、耐湿性試
験に投入した全パッケージ数に対する不良発生パッケー
ジ数を計数した。その結果を後記の表4〜表6に示す。
て、42アロイリードフレームに市販のエポキシ銀ペー
ストでダイボンドされた、アルミニウム配線を表面に施
したシリコンチップ(TEG)を、トランスファー成形
(条件:金型温度175±5℃、注入圧力70±5kg
/cm2 )した後、後硬化を175℃で5時間実施する
ことにより、16ピンデュアルインラインパッケージ
(16pinDIP)型樹脂モールドパッケージ半導体
装置を作製した。この半導体装置を、121℃×2気圧
の水蒸気密閉容器中に所定時間(200時間,500時
間,1500時間)放置して耐湿性試験を行った。そし
て、シリコンチップ上のアルミニウム配線抵抗が100
Ω以上の場合を不良として評価することとし、耐湿性試
験に投入した全パッケージ数に対する不良発生パッケー
ジ数を計数した。その結果を後記の表4〜表6に示す。
【0045】さらに、上記エポキシ樹脂組成物粉末を用
いて流動性の評価を行った。すなわち、まず、エポキシ
樹脂組成物粉末を用いて、タブレット状(直径24.5
mm×厚み20mm)に予備成形した。このタブレット
を予め規定温度(175±5℃)に加熱した渦巻状のス
パイラルフロー用金型のポットの奥まで挿入し、型締め
して型締め圧力を210±10kg/cm2 まで上げ
た。つぎに、型締め圧力が210±10kg/cm2 に
達した時点で、プランジャーでエポキシ樹脂組成物を注
入し、注入圧力70±5kg/cm2 に到達した後、1
分50秒間注入圧力をかけた。ついで、トランスファー
成形機のプランジャー圧力を抜き、さらに型締め圧を抜
いて金型を開いた。そして、成形物の渦巻長さを最小
2.5mmまで測定してスパイラルフロー値とした(E
MMI 1−66に準ずる)。その結果を後記の表4〜
表6に示す。
いて流動性の評価を行った。すなわち、まず、エポキシ
樹脂組成物粉末を用いて、タブレット状(直径24.5
mm×厚み20mm)に予備成形した。このタブレット
を予め規定温度(175±5℃)に加熱した渦巻状のス
パイラルフロー用金型のポットの奥まで挿入し、型締め
して型締め圧力を210±10kg/cm2 まで上げ
た。つぎに、型締め圧力が210±10kg/cm2 に
達した時点で、プランジャーでエポキシ樹脂組成物を注
入し、注入圧力70±5kg/cm2 に到達した後、1
分50秒間注入圧力をかけた。ついで、トランスファー
成形機のプランジャー圧力を抜き、さらに型締め圧を抜
いて金型を開いた。そして、成形物の渦巻長さを最小
2.5mmまで測定してスパイラルフロー値とした(E
MMI 1−66に準ずる)。その結果を後記の表4〜
表6に示す。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【表6】
【0049】上記表4〜表6の結果から、実施例品の比
誘電率は比較例品のものと比べても低く、比誘電率の低
減効果は明らかである。さらに、実施例品のスパイラル
フロー値は適正な値であり流動性に関しては問題はなか
った。さらに、耐湿性試験では、200時間,500時
間および1500時間のいずれの所定時間の放置後にお
いも不良パッケージが発生せず、耐湿信頼性においても
優れたものであることがわかる。
誘電率は比較例品のものと比べても低く、比誘電率の低
減効果は明らかである。さらに、実施例品のスパイラル
フロー値は適正な値であり流動性に関しては問題はなか
った。さらに、耐湿性試験では、200時間,500時
間および1500時間のいずれの所定時間の放置後にお
いも不良パッケージが発生せず、耐湿信頼性においても
優れたものであることがわかる。
【0050】これに対して、PTFE粉末を配合しなか
った比較例1〜2品は耐湿性試験に関しては問題なく耐
湿信頼性に優れたものであったが、比誘電率が高く、さ
らに金型内でのウスバリが多発した。また、PTFE粉
末の含有量が10重量%未満である比較例3,4品で
は、上記比較例1,2品と同様、耐湿信頼性に優れたも
のであったが、比誘電率の低減効果が得られず、比誘電
率が高かった。また、比較例5,6品に関しては、スパ
イラルフロー値が極端に低く、成形性に劣っており、実
際、硬化体および半導体パッケージを成形することがで
きなかった。さらに、残りの比較例品である比較例7,
8品に関しても、同様に硬化体および半導体パッケージ
を成形することができなかった。
った比較例1〜2品は耐湿性試験に関しては問題なく耐
湿信頼性に優れたものであったが、比誘電率が高く、さ
らに金型内でのウスバリが多発した。また、PTFE粉
末の含有量が10重量%未満である比較例3,4品で
は、上記比較例1,2品と同様、耐湿信頼性に優れたも
のであったが、比誘電率の低減効果が得られず、比誘電
率が高かった。また、比較例5,6品に関しては、スパ
イラルフロー値が極端に低く、成形性に劣っており、実
際、硬化体および半導体パッケージを成形することがで
きなかった。さらに、残りの比較例品である比較例7,
8品に関しても、同様に硬化体および半導体パッケージ
を成形することができなかった。
【0051】
【発明の効果】以上、本発明の半導体装置は、フッ素樹
脂粉末を特定の割合で含有するエポキシ樹脂組成物によ
り樹脂封止されたものである。このように、樹脂封止に
用いられるエポキシ樹脂組成物が、著しく比誘電率が低
減された低誘電率のエポキシ樹脂組成物であるため、こ
のエポキシ樹脂組成物の硬化体により樹脂封止された半
導体装置は、優れた耐湿信頼性と成形性とともに、高周
波特性にも優れたものである。
脂粉末を特定の割合で含有するエポキシ樹脂組成物によ
り樹脂封止されたものである。このように、樹脂封止に
用いられるエポキシ樹脂組成物が、著しく比誘電率が低
減された低誘電率のエポキシ樹脂組成物であるため、こ
のエポキシ樹脂組成物の硬化体により樹脂封止された半
導体装置は、優れた耐湿信頼性と成形性とともに、高周
波特性にも優れたものである。
【0052】このようなことから、本発明の半導体装置
は、従来からの特徴である、各種信頼性,量産性に優
れ、低価格であるという点に加えて、高周波化に対応し
た樹脂封止型半導体装置であり、従来のセラミック封止
型半導体装置に代わるものであるといえる。
は、従来からの特徴である、各種信頼性,量産性に優
れ、低価格であるという点に加えて、高周波化に対応し
た樹脂封止型半導体装置であり、従来のセラミック封止
型半導体装置に代わるものであるといえる。
Claims (3)
- 【請求項1】 フッ素樹脂粉末をエポキシ樹脂組成物全
体の10〜80重量%の割合で含有しているエポキシ樹
脂組成物を用いて半導体素子を封止してなる半導体装
置。 - 【請求項2】 上記フッ素樹脂がポリテトラフルオロエ
チレンである請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 フッ素樹脂粉末をエポキシ樹脂組成物全
体の10〜80重量%の割合で含有してなる半導体封止
用エポキシ樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082898A JPH11269350A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082898A JPH11269350A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11269350A true JPH11269350A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13442840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7082898A Pending JPH11269350A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11269350A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100758881B1 (ko) | 2005-12-28 | 2007-09-14 | 제일모직주식회사 | 반도체 소자 밀봉용 에폭시 수지 조성물 및 이를 이용한 반도체 소자 |
| JP2009167360A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Yaskawa Electric Corp | 真空用封止樹脂、これを用いた真空用機器および真空用磁気センサ |
| JP2009215466A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Nhk Spring Co Ltd | 低誘電性絶縁材およびその製造方法 |
| WO2012031537A1 (zh) * | 2010-09-08 | 2012-03-15 | 广东生益科技股份有限公司 | 环氧树脂组合物及使用其制作的覆铜板 |
| EP2527397A1 (en) | 2005-10-31 | 2012-11-28 | Daikin Industries, Ltd. | Method for molding polytetrafluoroethylene, polytetrafluoroethylene molded body, crosslinkable polytetrafluoroethylene, powdered polytetrafluoroethylene crosslinked body, resin blend composition of matter and resin blend molded body |
| JP2016166347A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 樹脂組成物、低誘電率樹脂シート、プリプレグ、金属箔張り積層板、高周波回路基板および多層配線基板 |
| JP2017165876A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 味の素株式会社 | 樹脂組成物 |
| JP2019035060A (ja) * | 2017-08-21 | 2019-03-07 | 味の素株式会社 | 樹脂組成物 |
| JP2019183118A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-24 | Agc株式会社 | 成形体、積層体、パウダー分散液、及びパウダー分散液の製造方法 |
| JP2022011184A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-17 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 封止用樹脂組成物及び電子部品装置 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP7082898A patent/JPH11269350A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2527397A1 (en) | 2005-10-31 | 2012-11-28 | Daikin Industries, Ltd. | Method for molding polytetrafluoroethylene, polytetrafluoroethylene molded body, crosslinkable polytetrafluoroethylene, powdered polytetrafluoroethylene crosslinked body, resin blend composition of matter and resin blend molded body |
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| US9475970B2 (en) | 2010-09-08 | 2016-10-25 | Guangdong Shengyi Sci. Tech Co., Ltd. | Epoxy resin composition and copper clad laminate manufactured by using same |
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| JP2017165876A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 味の素株式会社 | 樹脂組成物 |
| KR20220138848A (ko) * | 2016-03-16 | 2022-10-13 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 수지 조성물 |
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| JP2022011184A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-17 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 封止用樹脂組成物及び電子部品装置 |
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