JPH11269507A - 焼結製ギヤ - Google Patents

焼結製ギヤ

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JPH11269507A
JPH11269507A JP10071679A JP7167998A JPH11269507A JP H11269507 A JPH11269507 A JP H11269507A JP 10071679 A JP10071679 A JP 10071679A JP 7167998 A JP7167998 A JP 7167998A JP H11269507 A JPH11269507 A JP H11269507A
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clutch
peripheral portion
gear
driven gear
primary driven
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JP10071679A
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Makoto Suzuki
鈴木  誠
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯部を特に高い強度に保ち所要箇所の寸法精
度は高く維持できる焼結製ギヤを少ない工程で安価に供
する。 【解決手段】 外周に形成される歯30cおよびその近傍
の外周部32とその内側の内周部33とが異なる成形型で圧
粉成形されたのち焼結処理される焼結製ギヤであり、前
記外周部32と内周部33の各成形型の型割りによって生じ
る境目の段部31が歯近傍に形成される焼結製ギヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属粉末を圧粉成
形したのち焼結処理する焼結製のギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】ギヤは、噛み合いにより動力の伝達が行
われる歯の部分が特に強度が要求される箇所であり、そ
こで歯部を含む外周部を炭素鋼等の強度的に優れた材料
で構成し、内周部はアルミニウム合金等の比重の小さい
材料で構成し、両者を圧接や溶接等で固相接合して軽量
化を図った例(実開平1−67370号公報)がある。
【0003】しかし製作工数が多く製造コストがかか
る。その点圧粉成形後、焼結処理する方法は、成形型を
分割して歯部を含む外周部と内周部を別の成形型で圧粉
成形して粉体密度を変えることで歯部の強度を特に高く
した焼結製ギヤを少ない工数で安価に供することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧粉成形焼結法は、通
常高い寸法精度を確保することができるが、成形型を分
割した場合は、型割りにより生じる境目に段部が形成さ
れて高い寸法精度の維持が困難となる。またサイジング
(再プレス)等による修正は製造コストの増大になる。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、歯部を特に高い強度に保ち所
要箇所の寸法精度は高く維持できる焼結製ギヤを少ない
工程で安価に供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、外周に形成される歯およ
びその近傍の外周部とその内側の内周部とが異なる成形
型で圧粉成形されたのち焼結処理される焼結製ギヤであ
り、前記外周部と内周部の各成形型の型割りによって生
じる境目の段部が歯近傍に形成される焼結製ギヤとし
た。
【0007】歯を含む外周部と内周部を異なる成形型で
圧粉成形することで、外周部の粉体密度を特に高く成形
して歯の強度を高くすることができるとともに、各成形
型の型割りによって生じる境目の段部を歯近傍に形成す
るので、歯の近傍以外の一般に寸法精度の要求される歯
および内周部を広い範囲に亘って高い寸法精度に維持す
ることができる。また圧粉成形後焼結する少ない工数で
安価に焼結製ギヤを供することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の焼
結製ギヤにおいて、前記焼結製ギヤが、つるまき線状の
歯すじを有するヘリカルギヤであることを特徴とする。
【0009】外周部側の成形型をつるまき線状の歯すじ
に沿って回転しながら圧縮してヘリカルギヤを容易に成
形することができ、ヘリカルギヤとすることで動力伝達
がより滑らかに効率良く行われる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の焼結製ギヤにおいて、前記焼結製ギヤが、
小型車両のクラッチアウタに取り付けられるプライマリ
ドリブンギヤであることを特徴とする。
【0011】各成形型の型割りによって生じる境目の段
部を歯近傍に形成したので、プライマリドリブンギヤの
クラッチアウタが当接する内周部は、寸法精度を高く確
保することができ、プライマリドリブンギヤを軸方向に
正確に位置決めすることが可能である。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の焼
結製ギヤにおいて、前記プライマリドリブンギヤが、前
記クラッチアウタとの当接面より外周に前記段部が形成
されていることを特徴とする。
【0013】プライマリドリブンギヤのクラッチアウタ
との当接面は、十分な寸法精度を確保することができ、
プライマリドリブンギヤを軸方向に正確に位置決めして
サイドプレート等との衝接を回避して打音の発生を防止
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図7に図示し説明する。本実施の形態
に係る焼結製ギヤは、自動二輪車のクラッチ部分に用い
られるプライマリドリブンギヤ30として使用されるもの
で、該自動二輪車の内燃機関と動力伝達系の断面図を図
1に図示する。
【0015】内燃機関1は、1気筒2サイクルエンジン
でシリンダ2内のピストン3の往復動をコネクティング
ロッド4がクランクシャフト5の回転運動に変えてお
り、クランクシャフト5の一端にはACジェネレータ6
が設けられ、他端にプライマリドライブギヤ7が嵌着さ
れている。
【0016】クランクシャフト5と平行にメインシャフ
ト8とカウンタシャフト9が設けられ、両シャフト8,
9間に互いに選択的に噛合する変速ギヤ群10が介在し動
力伝達を行い、カウンタシャフト9の端部に嵌着された
スプロケット11に掛けられたチェーンを介して後輪が駆
動される。
【0017】メインシャフト8の一端に摩擦クラッチ20
が設けられており、摩擦クラッチ20のクラッチアウタ21
に取り付けられたプライマリドリブンギヤ30が前記クラ
ンクシャフト5に嵌着されたプライマリドライブギヤ7
と噛合している。プライマリドライブギヤ7とプライマ
リドリブンギヤ30は、噛合する歯がつるまき線状の歯す
じを持つヘリカルギヤである。
【0018】図2を参照して摩擦クラッチ20のクラッチ
アウタ21は、中空の円板部21aを底壁として円筒部21b
を有する有底円筒状をなし、その円筒内に突出したメイ
ンシャフト8にハブ22がスプライン嵌合してナット23で
固定され、同ハブ22にクラッチセンタ24の中央円筒部24
aが嵌着されている。
【0019】クラッチセンタ24は、中央円筒部24aから
放射方向に環状円板部24bが延出し、さらに折り返すよ
うにして円筒部24cを成した後環状円板状のフランジ24
dを形成してハブ22を介してメインシャフト8と一体に
回転する。
【0020】クラッチアウタ21の円筒内部でクラッチセ
ンタ24の内方にプレッシャプレート25が、ハブ22に中央
を摺動自在に支持されている。プレッシャプレート25
は、環状の円板部25aがクラッチセンタ24と対向し、円
板部25aの外周部近傍から延出した円筒部25bがクラッ
チセンタ24の円筒部24cの外周面に沿って形成されてい
る。
【0021】このプレッシャプレート25の円筒部25bの
外周面とクラッチアウタ21の円筒内周面との間の空間に
クラッチアウタ21側のクラッチデスク26とプレッシャプ
レート25側のクラッチプレート27とが複数枚交互に配設
されている。この複数のクラッチデスク26とクラッチプ
レート27は、クラッチセンタ24のフランジ部24dとプレ
ッシャプレート25の円板部25aとの間に挟まれている。
【0022】したがってプレッシャプレート25がクラッ
チセンタ24に近づいて間隔を縮めるとクラッチデスク26
とクラッチプレート27は互いに接近して摩擦係合を強く
してクラッチアウタ21の回転をクラッチセンタ24および
メインシャフト8に容易に伝達し、逆にプレッシャプレ
ート25がクラッチセンタ24から離れると動力伝達は遮断
される。こうして摩擦クラッチ20の係脱が行われる。
【0023】このクラッチアウタ21にクランクシャフト
5の回転を伝達する前記プライマリドライブギヤ7とプ
ライマリドリブンギヤ30は、焼結製ヘリカルギヤであ
り、プライマリドリブンギヤ30は、図2ないし図5に図
示するような形状をしている。すなわち特に図4を参照
して中央の円筒部30aから放射方向に環状円板部30bが
延出しており、その外周縁につるまき線状にヘリカル歯
30cが形成されている。
【0024】このヘリカル歯30cを含む外周部32とその
内側の内周部33との境目に段部31が円形状に形成されて
いる。段部31はヘリカル歯30cの近傍にあり、この段部
31の内側の内周部33にクラッチアウタ21が当接する。
【0025】この内周部33において円筒部30aの周囲に
等間隔に6個の大径の大円孔34が形成されるとともに、
3個の小径の小円孔35が段部31に沿って互いに等間隔に
形成されている。小円孔35は内周面に内径を小さくした
段部が設けられている。
【0026】かかるプライマリドリブンギヤ30は、図2
に示すように円筒部30aがメインシャフト8にアウタカ
ラー40を介して回転自在に嵌合され、その両側のワッシ
ャ41,42により挟まれてアウタカラー40とともに軸方向
の位置決めがなされる。
【0027】このプライマリドリブンギヤ30は、その内
周部33にクラッチアウタ21の円板部21aが当接するとと
もに、内周部33の6個の大円孔34に嵌装された緩衝ゴム
36にクラッチアウタ21の円板部21aから突出した6個の
ボス21cが挿入されて緩衝ゴム36を介してクラッチアウ
タ21を浮動状態で係止している。
【0028】プライマリドリブンギヤ30の内周部33の3
個の小円孔35には弾性ゴム37が嵌装され、同弾性ゴム37
は外力が加わらない状態では内周部33の側面よりはみ出
している。クラッチアウタ21の円板部21aをプライマリ
ドリブンギヤ30に当接すると、大円孔34に嵌装された緩
衝ゴム36を貫通したボス21cの端面はプライマリドリブ
ンギヤ30の側面より若干突出している。
【0029】中空円板状をしたクラッチサイドプレート
28を内周部33の側面に対向させてクラッチアウタ21のボ
ス21cの端面に当接し、リベット29によりボス21cに止
着してクラッチアウタ21にクラッチサイドプレート28を
一体に添着する。
【0030】プライマリドリブンギヤ30の3個の小円孔
35に嵌装された弾性ゴム37がクラッチサイドプレート28
に押圧され、その復元力がプライマリドリブンギヤ30に
対してクラッチサイドプレート28を図2において左方向
へ離す方向に作用し、よってクラッチサイドプレート28
と一体のクラッチアウタ21をプライマリドリブンギヤ30
に押しつけて当接状態を維持するように作用する。
【0031】この状態において図5に示すようにプライ
マリドリブンギヤ30とクラッチサイドプレート28との間
に所要の間隙Cが形成される。以上のようにプライマリ
ドリブンギヤ30にクラッチアウタ21が緩衝ゴム36を介し
て浮動状態で取り付けられている。
【0032】内燃機関1の駆動でクランクシャフト5が
回転すると、クランクシャフト5と一体のプライマリド
ライブギヤ7に噛合するプライマリドリブンギヤ30に回
転が伝達されるが、両ギヤ7,30はヘリカルギヤである
ので動力伝達が円滑に効率よく行われる。
【0033】プライマリドリブンギヤ30の回転は、緩衝
ゴム36を介してクラッチアウタ21に伝達されるので、内
燃機関1の始動時や摩擦クラッチ30の係脱による回転負
荷の変動を緩衝ゴム36が緩衝して滑らかな動力伝達を保
つことができる。
【0034】ここにプライマリドリブンギヤ30とクラッ
チサイドプレート28との間に間隙Cが確保されること
で、プライマリドリブンギヤ30とクラッチアウタ21の相
対的な回転が自由となるため、摩擦クラッチ30の係脱に
よる回転負荷の変動があったときに緩衝ゴム36が有効に
働いて動力伝達を円滑に行うことができる。
【0035】またプライマリドライブギヤ7とプライマ
リドリブンギヤ30はヘリカルギヤであり、ヘリカル歯が
噛合しているので、回転負荷の変動があると、クラッチ
アウタ21に対してプライマリドリブンギヤ30が上記した
ように回転位相差を生じるとともに軸方向にも力を受け
る。
【0036】そこでプライマリドリブンギヤ30とクラッ
チサイドプレート28との間に形成される間隙Cが必要最
小限度に確保されていないと、プライマリドリブンギヤ
30がクラッチサイドプレート28に衝接して打音を発生す
るおそれがある。
【0037】この打音の発生を防止するためにも間隙C
は必要最小限度に確保されなければならず、そのために
はプライマリドリブンギヤ30が高い寸法精度で製造され
る必要がある。特にプライマリドリブンギヤ30の内周部
33の幅長の寸法精度が高いものが要求される。
【0038】本プライマリドリブンギヤ30は、圧粉成形
後に焼結処理を施した焼結製ヘリカルギヤであり、ヘリ
カル歯30cを含む外周部32は内周部33に比べ特に強度を
要求されることおよび外周部32のヘリカル歯30cを圧粉
成形するのに成形型を回転しなければならず内周部33は
大円孔34等を有して成形型を回転できないことから外周
部32と内周部33とを異なる成形型で圧粉成形する。
【0039】この圧粉成形方法を図6および図7の概略
図に基づいて説明すると、同成形機は、環状をし内周面
にヘリカル歯が形成されたダイ50の内側に上下対をなす
パンチが嵌入してその上下パンチ間に充填された金属粉
が圧縮されて圧粉成形体が成形される。
【0040】ダイ50の中心軸にプライマリドリブンギヤ
30の円筒部30aを形成するロッド51が貫通しているほ
か、大円孔34や小円孔35を形成するロッド(図示せず)
が所定箇所において貫通している。
【0041】中心のロッド51の外周に上下一対の上ボス
パンチ52a,下ボスパンチ52bが昇降自在に嵌合され、
上下ボスパンチ52a,52bの周囲にそれぞれ上インナパ
ンチ53a,下インナパンチ53bが昇降自在に嵌合され、
上下インナパンチ53a,53bとダイ50の間にそれぞれ上
アウタパンチ54a,下アウタパンチ54bが嵌合されてい
る。
【0042】上下アウタパンチ54a,54bの外周面には
ヘリカル歯が形成されていてダイ50のヘリカル歯と螺合
し、相対的に回転しながら昇降する螺旋運動がなされ
る。したがって内側の上下ボスパンチ52a,52bと上下
インナパンチ53a,53bは上下方向にのみ移動し、外側
の上下アウタパンチ54a,54bは回転しながら上下方向
に移動する。
【0043】このように成形型が内側と外側で分割され
ており、内側の上下ボスパンチ52a,52bと上下インナ
パンチ53a,53bによりプライマリドリブンギヤ30の内
周部33を成形し、外側の上下アウタパンチ54a,54bに
より外周部32を成形することになる。
【0044】成形初期段階では、図6に示すように充填
された金属粉55を内側の上下ボスパンチ52a,52bと上
下インナパンチ53a,53bが圧縮しており、金属粉55は
内側を圧縮されて周縁部に押しやられている。
【0045】その後遅れて上下アウタパンチ54a,54b
が回転しながら金属粉55の周縁部を圧縮してヘリカル歯
とともに外周部を形成していき上下インナパンチ53a,
53bと略同一面をなして図7に示すように圧縮成形体を
成形する。
【0046】このように成形された圧縮成形体は、遅い
タイミングで圧縮されたヘリカル歯を含む外周部が金属
粉の密度が高く、この圧粉成形体を焼結処理すると外周
部32のヘリカル歯30aの強度を高いものとすることがで
きる。
【0047】圧粉成形の段階で上下アウタパンチ54a,
54bと上下インナパンチ53a,53bと略同一面となるよ
うに成形するが、完全に同一面を構成することは困難で
あり、製造された焼結製プライマリドリブンギヤ30に
は、分割された成形型の型割りの型ずれによって境目に
段部31が形成される。
【0048】図5に示すようにプライマリドリブンギヤ
30はヘリカル歯30cの近傍の外周寄りに型ずれ量Dの段
部31が形成されているため、クラッチアウタ21が当接す
る部分より外周に段部31があり、そのため前記したよう
にプライマリドリブンギヤ30のクラッチアウタ21とクラ
ッチサイドプレート28の間にあって特に高い寸法精度が
要求される内周部33の幅長は、必要な寸法精度を確保す
ることが可能である。
【0049】したがってプライマリドリブンギヤ30とク
ラッチサイドプレート28との間の間隙Cが必要最小限確
保されてプライマリドリブンギヤ30がクラッチサイドプ
レート28に衝接して打音を発生するのを防止することが
できる。
【0050】もし図11に示すように型割り位置がヘリ
カル歯 030cの近傍ではなく中心側に寄って段部031 が
クラッチアウタ021 の当接する部分にあると、型ずれ量
Dによってプライマリドリブンギヤ030 とクラッチサイ
ドプレート028 との間の間隙Cを必要最小限確保するこ
とができず、打音の発生を防止できない。
【0051】以上のように本プライマリドリブンギヤ30
は、圧粉成形と焼結処理による少ない工数で安価に製造
されるとともに、必要な内周部33の寸法精度は高く維持
することができる。
【0052】なお図5に示すプライマリドリブンギヤ30
は、内周部33に対して外周部32がクラッチアウタ21側に
型ずれして段部31が形成されていたが、図8(同じ部材
は同じ符号を用いる)に示すようにプライマリドリブン
ギヤ60は、内周部63に対して外周部62がクラッチアウタ
21とは反対のクラッチサイドプレート28側に型ずれして
段部61を形成しているが、クラッチアウタ21が当接する
部分より外周に段部61があり、必要な内周部63の幅長
は、高い寸法精度が確保され、プライマリドリブンギヤ
60とクラッチサイドプレート28との間の間隙Cを必要最
小限確保することができ、打音の発生を防止できる。
【0053】以上の圧粉成形・焼結処理により得られる
寸法精度よりさらに高い精度が要求されるような場合
は、図9および図10(同じ部材は同じ符号を用いる)
に示すプライマリドリブンギヤ70のように内周部73のク
ラッチサイドプレ−ト28側の側面に段部71の近傍に切削
加工代76を成形しておく。
【0054】内周部63の側面において切削加工代76より
突出した凸部77を切削加工することで、内周部63の幅長
をより高い寸法精度に容易に成形することができ、最小
限の製造費用に抑えることができるとともに、プライマ
リドリブンギヤ70とクラッチサイドプレート28との間の
間隙Cを所要の間隙長に高い精度で設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る焼結製ギヤを適用
した自動二輪車の内燃機関と動力伝達系の断面図であ
る。
【図2】クラッチおよびクラッチ近傍を示す断面図であ
る。
【図3】クラッチサイドプレートを省略したプライマリ
ドリブンギヤ部の正面図である。
【図4】プライマリドリブンギヤの正面図である。
【図5】図2のさらに要部を拡大した断面図である。
【図6】圧粉成形機の要部を示す断面図である。
【図7】別の状態の同断面図である。
【図8】別の実施の形態における要部断面図である。
【図9】また別の実施の形態に係るプライマリドリブン
ギヤを使用した場合の要部断面図である。
【図10】同実施の形態においてクラッチサイドプレー
トを省略したプライマリドリブンギヤ部の正面図であ
る。
【図11】本発明と異なる例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…シリンダ、3…ピストン、4…コネ
クティングロッド、5…クランクシャフト、6…ACジ
ェネレ−タ、7…プライマリドライブギヤ、8…メイン
シャフト、9…カウンタシャフト、10…変速ギヤ群、11
…スプロケット、20…摩擦クラッチ、21…クラッチアウ
タ、22…ハブ、23…ナット、24…クラッチセンタ、25…
プレッシャプレート、26…クラッチデスク、27…クラッ
チプレート、28…クラッチサイドプレート、29…リベッ
ト、30…プライマリドリブンギヤ、31…段部、32…外周
部、33…内周部、34…大円孔、35…小円孔、36…緩衝ゴ
ム、37…弾性ゴム、40…アウタカラー、41,42…ワッシ
ャ、50…ダイ、51…ロッド、52a…上ボスパンチ、52b
…下ボスパンチ、53a…上インナパンチ、53b…下イン
ナパンチ、54a…上アウタパンチ、54b…下アウタパン
チ、55…金属粉、60…プライマリドリブンギヤ、61…段
部、62…外周部、63…内周部、70…プライマリドリブン
ギヤ、71…段部、72…外周部、73…内周部、76…切削加
工代、77…凸部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に形成される歯およびその近傍の外
    周部とその内側の内周部とが異なる成形型で圧粉成形さ
    れたのち焼結処理される焼結製ギヤであり、 前記外周部と内周部の各成形型の型割りによって生じる
    境目の段部が歯近傍に形成されることを特徴とする焼結
    製ギヤ。
  2. 【請求項2】 前記焼結製ギヤは、つるまき線状の歯す
    じを有するヘリカルギヤであることを特徴とする請求項
    1記載の焼結製ギヤ。
  3. 【請求項3】 前記焼結製ギヤは、小型車両のクラッチ
    アウタに取り付けられるプライマリドリブンギヤである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の焼結製
    ギヤ。
  4. 【請求項4】 前記プライマリドリブンギヤが、前記ク
    ラッチアウタとの当接面より外周に前記段部が形成され
    ていることを特徴とする請求項3記載の焼結製ギヤ。
JP10071679A 1998-03-20 1998-03-20 焼結製ギヤ Pending JPH11269507A (ja)

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JP10071679A JPH11269507A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 焼結製ギヤ
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CN102059342A (zh) * 2010-12-09 2011-05-18 扬州保来得科技实业有限公司 一种特殊齿轮盘的制备方法
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