JPH11270582A - 伝動装置 - Google Patents
伝動装置Info
- Publication number
- JPH11270582A JPH11270582A JP9283698A JP9283698A JPH11270582A JP H11270582 A JPH11270582 A JP H11270582A JP 9283698 A JP9283698 A JP 9283698A JP 9283698 A JP9283698 A JP 9283698A JP H11270582 A JPH11270582 A JP H11270582A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaged
- shaft
- clutch hub
- engaging
- hub sleeve
- Prior art date
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- Pending
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸長の短縮化を図ることのできる伝動装置を
提供する。 【解決手段】 複数の軸相互の間で選択的にトルクを伝
達する伝動装置において、第1クラッチハブスリーブ5
1と第1シンクロナイジングコーン53とこれら第1ク
ラッチハブスリーブ51と第1シンクロナイザリング5
4とを有する第1同期機構36と、この第1同期機構3
6の径方向で外側に配設される第2クラッチハブスリー
ブ55と第2シンクロナイジングコーン58と第2シン
クロナイザリング59とを有する第2同期機構37とを
備えている。
提供する。 【解決手段】 複数の軸相互の間で選択的にトルクを伝
達する伝動装置において、第1クラッチハブスリーブ5
1と第1シンクロナイジングコーン53とこれら第1ク
ラッチハブスリーブ51と第1シンクロナイザリング5
4とを有する第1同期機構36と、この第1同期機構3
6の径方向で外側に配設される第2クラッチハブスリー
ブ55と第2シンクロナイジングコーン58と第2シン
クロナイザリング59とを有する第2同期機構37とを
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変速機や選択連
結装置などの伝動装置に関し、特に同期機構を備えてい
る伝動装置に関するものである。
結装置などの伝動装置に関し、特に同期機構を備えてい
る伝動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンやモータなどの動力源からの動
力を他の回転部材に選択的に伝達する伝動装置において
は、駆動側の部材と従動側の部材との回転数差が生じて
いる状態でこれらの部材を連結する場合がある。その連
結のための手段としてスプラインなどの噛み合い式の手
段を採用してあれば、互いに連結される2部材の回転数
差が大きい場合には、円滑な噛み合いが生じず、異音や
噛み合い機構の摩耗あるいは損傷が生じる可能性があ
る。このような不都合を解消するために、トルク伝達可
能に互いに連結される2部材の間に、これらに2部材の
連結に先立ってそれぞれの回転数を一致させるための同
期機構が、従来広く使用されている。
力を他の回転部材に選択的に伝達する伝動装置において
は、駆動側の部材と従動側の部材との回転数差が生じて
いる状態でこれらの部材を連結する場合がある。その連
結のための手段としてスプラインなどの噛み合い式の手
段を採用してあれば、互いに連結される2部材の回転数
差が大きい場合には、円滑な噛み合いが生じず、異音や
噛み合い機構の摩耗あるいは損傷が生じる可能性があ
る。このような不都合を解消するために、トルク伝達可
能に互いに連結される2部材の間に、これらに2部材の
連結に先立ってそれぞれの回転数を一致させるための同
期機構が、従来広く使用されている。
【0003】図4は、3軸の間で選択的に連結するよう
に構成された従来の同期機構1の一例を示す図であり、
第1軸2の外周側に第2軸3と第3軸4とが軸線方向に
並んで配設されている。同期機構1はその第3軸4を第
1軸2と第2軸3とに選択的に連結するように構成され
ている。すなわち第3軸4の先端部には内周面にスプラ
インを形成したクラッチハブスリーブ5が一体に形成さ
れており、第3軸4の少なくともクラッチハブスリーブ
5側の部分は、クラッチハブスリーブ5と共に軸線方向
に前後動可能に構成されている。
に構成された従来の同期機構1の一例を示す図であり、
第1軸2の外周側に第2軸3と第3軸4とが軸線方向に
並んで配設されている。同期機構1はその第3軸4を第
1軸2と第2軸3とに選択的に連結するように構成され
ている。すなわち第3軸4の先端部には内周面にスプラ
インを形成したクラッチハブスリーブ5が一体に形成さ
れており、第3軸4の少なくともクラッチハブスリーブ
5側の部分は、クラッチハブスリーブ5と共に軸線方向
に前後動可能に構成されている。
【0004】そのクラッチハブスリーブ5にスプライン
嵌合したクラッチハブ6が、第1軸2の外周面に回転可
能に嵌合させられている。このクラッチハブ6は、第1
軸2の外周面に突出させて形成したフランジ部と第2軸
3に一体回転するように嵌合させたチェーンドライブス
プロケット7とによって挟みつけられ、軸線方向に対し
て固定されている。第1軸2のフランジ部には、クラッ
チハブスリーブ5のスプラインに係合するスプラインが
外周面に形成されたシンクロナイジングコーン8が固定
されており、そのシンクロナイジングコーン8における
クラッチハブ6側の部分には、テーパ状の係合部が形成
され、ここに、内周面にテーパ面を形成したシンクロナ
イザリング9が移動可能に嵌合されている。
嵌合したクラッチハブ6が、第1軸2の外周面に回転可
能に嵌合させられている。このクラッチハブ6は、第1
軸2の外周面に突出させて形成したフランジ部と第2軸
3に一体回転するように嵌合させたチェーンドライブス
プロケット7とによって挟みつけられ、軸線方向に対し
て固定されている。第1軸2のフランジ部には、クラッ
チハブスリーブ5のスプラインに係合するスプラインが
外周面に形成されたシンクロナイジングコーン8が固定
されており、そのシンクロナイジングコーン8における
クラッチハブ6側の部分には、テーパ状の係合部が形成
され、ここに、内周面にテーパ面を形成したシンクロナ
イザリング9が移動可能に嵌合されている。
【0005】他方、前記チェーンドライブスプロケット
7には、前記シンクロナイジングコーン8と同様のシン
クロナイジングコーン10が一体化されている。このシ
ンクロナイジングコーン10の前記クラッチハブ6側の
部分にテーパ状の係合部が形成され、ここに、内周面に
テーパ面を形成したシンクロナイザリング11が移動可
能に嵌合されている。なお、各シンクロナイザリング
9,11の外周部には、クラッチハブスリーブ5のスプ
ラインに係合するチャンファが形成されている。また図
4において符号12は、サイレントチェーンである。
7には、前記シンクロナイジングコーン8と同様のシン
クロナイジングコーン10が一体化されている。このシ
ンクロナイジングコーン10の前記クラッチハブ6側の
部分にテーパ状の係合部が形成され、ここに、内周面に
テーパ面を形成したシンクロナイザリング11が移動可
能に嵌合されている。なお、各シンクロナイザリング
9,11の外周部には、クラッチハブスリーブ5のスプ
ラインに係合するチャンファが形成されている。また図
4において符号12は、サイレントチェーンである。
【0006】したがって図4に示す同期機構では、クラ
ッチハブスリーブ5を図4に示す中立位置に設定する
と、そのスプラインがいずれのシンクロナイジングコー
ン8,10に対して係合しないので、第3軸4と他の軸
2,3とが非連結状態となる。この状態からクラッチハ
ブスリーブ5を図4の左方向に移動させると、第2軸3
側のシンクロナイザリング11がクラッチハブスリーブ
5に押されてシンクロナイジングコーン10に押し付け
られ、それぞれのテーパ面が接触することによりここで
トルクの伝達が生じ、その結果、クラッチハブスリーブ
5とシンクロナイジングコーン10との回転数、すなわ
ち第2軸3と第3軸4との回転数が次第に一致する。ク
ラッチハブスリーブ5が更に移動すると、そのスプライ
ンがチャンファおよびシンクロナイジングコーン10の
スプラインに噛み合い、これにより第2軸3と第3軸4
とが一体回転するように連結される。
ッチハブスリーブ5を図4に示す中立位置に設定する
と、そのスプラインがいずれのシンクロナイジングコー
ン8,10に対して係合しないので、第3軸4と他の軸
2,3とが非連結状態となる。この状態からクラッチハ
ブスリーブ5を図4の左方向に移動させると、第2軸3
側のシンクロナイザリング11がクラッチハブスリーブ
5に押されてシンクロナイジングコーン10に押し付け
られ、それぞれのテーパ面が接触することによりここで
トルクの伝達が生じ、その結果、クラッチハブスリーブ
5とシンクロナイジングコーン10との回転数、すなわ
ち第2軸3と第3軸4との回転数が次第に一致する。ク
ラッチハブスリーブ5が更に移動すると、そのスプライ
ンがチャンファおよびシンクロナイジングコーン10の
スプラインに噛み合い、これにより第2軸3と第3軸4
とが一体回転するように連結される。
【0007】これとは反対にクラッチハブスリーブ5を
図4の右方向に移動させれば、シンクロナイザリング1
1によって第3軸4と第1軸2とのあいだのトルクの伝
達が生じて、これらの軸2,4の回転数が次第に一致
し、更にクラッチハブスリーブ5のスプラインがシンク
ロナイザリング9のチャンファおよびシンクロナイジン
グコーン8のスプラインに噛み合い、これにより第1軸
2と第3軸4とが一体回転するように連結される。
図4の右方向に移動させれば、シンクロナイザリング1
1によって第3軸4と第1軸2とのあいだのトルクの伝
達が生じて、これらの軸2,4の回転数が次第に一致
し、更にクラッチハブスリーブ5のスプラインがシンク
ロナイザリング9のチャンファおよびシンクロナイジン
グコーン8のスプラインに噛み合い、これにより第1軸
2と第3軸4とが一体回転するように連結される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の同期機
構では、クラッチハブスリーブ5が軸線方向のいずれか
一方に移動することにより第3軸4を第2軸3もしくは
第1軸2に連結するように構成されている。すなわちク
ラッチハブ6を挟んだ軸線方向の両側にシンクロナイザ
リング9,11およびシンクロナイジングコーン8,1
0を配設することになる。そのため、上記従来の構造で
は、軸線方向に直列的に並べられる部材の数が多くなる
ために、上記同期機構を含む変速機などの伝動装置の軸
長が長くなり、例えば車両の車幅方向に向けて搭載す
る、いわゆる横置きタイプの伝動装置にあっては、車載
性が損なわれるなどの不都合があった。
構では、クラッチハブスリーブ5が軸線方向のいずれか
一方に移動することにより第3軸4を第2軸3もしくは
第1軸2に連結するように構成されている。すなわちク
ラッチハブ6を挟んだ軸線方向の両側にシンクロナイザ
リング9,11およびシンクロナイジングコーン8,1
0を配設することになる。そのため、上記従来の構造で
は、軸線方向に直列的に並べられる部材の数が多くなる
ために、上記同期機構を含む変速機などの伝動装置の軸
長が長くなり、例えば車両の車幅方向に向けて搭載す
る、いわゆる横置きタイプの伝動装置にあっては、車載
性が損なわれるなどの不都合があった。
【0009】この発明は、上記の事情を背景にしてなさ
れたものであり、軸長の短縮化を図ることのできる伝動
装置を提供することを目的とするものである。
れたものであり、軸長の短縮化を図ることのできる伝動
装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、複数の軸相互
の間で選択的にトルクを伝達する伝動装置において、軸
線方向に前後動可能な第1係合部材と、前記第1係合部
材が軸線方向に移動することにより該第1係合部材と係
合して一体に回転する第1被係合部材と、これら第1係
合部材と第1被係合部材との間に配設され、前記第1係
合部材が第1被係合部材側に移動することにより第1係
合部材に押されて第1係合部材と第1被係合部材との間
でトルクを伝達する第1同期用部材とを有する第1同期
機構と、この第1同期機構の径方向で外側に配設され、
軸線方向に前後動可能な第2係合部材と、前記第2係合
部材が軸線方向に移動することにより該第2係合部材と
係合して一体に回転する第2被係合部材と、これら第2
係合部材と第2被係合部材との間に配設され、前記第2
係合部材が第2被係合部材側に移動することにより第2
係合部材に押されて第2係合部材と第2被係合部材との
間でトルクを伝達する第2同期用部材とを有する第2同
期機構とを備えていることを特徴とするものである。
的を達成するために、請求項1の発明は、複数の軸相互
の間で選択的にトルクを伝達する伝動装置において、軸
線方向に前後動可能な第1係合部材と、前記第1係合部
材が軸線方向に移動することにより該第1係合部材と係
合して一体に回転する第1被係合部材と、これら第1係
合部材と第1被係合部材との間に配設され、前記第1係
合部材が第1被係合部材側に移動することにより第1係
合部材に押されて第1係合部材と第1被係合部材との間
でトルクを伝達する第1同期用部材とを有する第1同期
機構と、この第1同期機構の径方向で外側に配設され、
軸線方向に前後動可能な第2係合部材と、前記第2係合
部材が軸線方向に移動することにより該第2係合部材と
係合して一体に回転する第2被係合部材と、これら第2
係合部材と第2被係合部材との間に配設され、前記第2
係合部材が第2被係合部材側に移動することにより第2
係合部材に押されて第2係合部材と第2被係合部材との
間でトルクを伝達する第2同期用部材とを有する第2同
期機構とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】したがって請求項1の発明では、第1回転
軸と第2回転軸とを選択的に連結する第1同期機構の外
周側に、第1回転軸と第3回転軸とを選択的に連結する
第2同期機構が配設されている。そのため、軸線方向に
直列的に並ぶ部材の数が少なくなるので、伝動装置とし
ての軸長が短くなる。
軸と第2回転軸とを選択的に連結する第1同期機構の外
周側に、第1回転軸と第3回転軸とを選択的に連結する
第2同期機構が配設されている。そのため、軸線方向に
直列的に並ぶ部材の数が少なくなるので、伝動装置とし
ての軸長が短くなる。
【0012】また、請求項2に記載した発明は、第1回
転軸から第2回転軸と第3回転軸とに選択的にトルクを
伝達する伝動装置において、前記第1回転軸と一体に回
転しかつ軸線方向に前後動可能な係合部材と、前記第2
回転軸と一体に回転しかつ前記係合部材が軸線に沿う第
1の方向に移動することにより該係合部材と係合して一
体に回転する第1被係合部材と、これら第1係合部材と
第1被係合部材との間でかつ前記係合部材に対して径方
向で内側に配設され、前記係合部材が第1被係合部材側
に移動することにより前記係合部材に押されて係合部材
と第1被係合部材との間でトルクを伝達する第1同期用
部材と、前記第3回転軸と一体に回転しかつ前記係合部
材が前記第1の方向とは反対の方向に移動することによ
り該係合部材と係合して一体に回転する第2被係合部材
と、これら係合部材と第2被係合部材との間でかつ前記
係合部材に対して径方向で外側に配設され、前記係合部
材が第2被係合部材側に移動することにより前記係合部
材に押されて係合部材と第2被係合部材との間でトルク
を伝達する第2同期用部材と備えていることを特徴とす
るものである。
転軸から第2回転軸と第3回転軸とに選択的にトルクを
伝達する伝動装置において、前記第1回転軸と一体に回
転しかつ軸線方向に前後動可能な係合部材と、前記第2
回転軸と一体に回転しかつ前記係合部材が軸線に沿う第
1の方向に移動することにより該係合部材と係合して一
体に回転する第1被係合部材と、これら第1係合部材と
第1被係合部材との間でかつ前記係合部材に対して径方
向で内側に配設され、前記係合部材が第1被係合部材側
に移動することにより前記係合部材に押されて係合部材
と第1被係合部材との間でトルクを伝達する第1同期用
部材と、前記第3回転軸と一体に回転しかつ前記係合部
材が前記第1の方向とは反対の方向に移動することによ
り該係合部材と係合して一体に回転する第2被係合部材
と、これら係合部材と第2被係合部材との間でかつ前記
係合部材に対して径方向で外側に配設され、前記係合部
材が第2被係合部材側に移動することにより前記係合部
材に押されて係合部材と第2被係合部材との間でトルク
を伝達する第2同期用部材と備えていることを特徴とす
るものである。
【0013】したがって請求項2の発明によれば、係合
部材と第1被係合部材と第1同期用部材とが、第1回転
軸と第2回転軸とを選択的に連結する同期機構を構成
し、かつその係合部材と第2被係合部材と第2同期用部
材が、第1回転軸と第3回転軸とを選択的に連結する同
期機構を構成する。そしてこれらの同期機構が径方向に
並んで配設され、かつそれぞれの同期機構が係合部材を
共用することになるので、軸線方向に直列的に並ぶ部材
の数が少なくなるのみならず、構成部材の数が少なくな
るから、伝動装置の軸長を短くすることができると同時
に小型軽量化を図ることができる。
部材と第1被係合部材と第1同期用部材とが、第1回転
軸と第2回転軸とを選択的に連結する同期機構を構成
し、かつその係合部材と第2被係合部材と第2同期用部
材が、第1回転軸と第3回転軸とを選択的に連結する同
期機構を構成する。そしてこれらの同期機構が径方向に
並んで配設され、かつそれぞれの同期機構が係合部材を
共用することになるので、軸線方向に直列的に並ぶ部材
の数が少なくなるのみならず、構成部材の数が少なくな
るから、伝動装置の軸長を短くすることができると同時
に小型軽量化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図に示す具体例
に基づいて説明する。図1はこの発明の伝動装置を適用
したハイブリッド・フロントエンジン・フロントドライ
ブ車(以下、FF−HV車と記す)のトランスアクスル
の一例を概略的に示している。ここに示すトランスアク
スル21の端部にはエンジン22が配設されている。そ
して、そのエンジン22から出力軸23が図1における
左方向に延出しており、この出力軸23の一端部が第1
モータジェネレータ24のロータ25に接続されてい
る。なお、この第1モータジェネレータ24はロータ2
5の外周側に位置するステータ26が回転可能に構成さ
れている。また、エンジン22とロータ25との間の出
力軸23にフランジ部27が設けられている。さらに、
そのフランジ部27と第1モータジェネレータ24との
間には、ステータ軸28が出力軸23の軸線方向に延出
している。そして、そのステータ軸28にはチェーンド
ライブスプロケット29が取り付けられており、そのチ
ェーンドライブスプロケット29にサイレントチェーン
30が巻き掛けられている。また、チェーンドライブス
プロケット29から出力軸23の軸線方向に向けて突出
した円筒状の突出部31が一体的に設けられている。
に基づいて説明する。図1はこの発明の伝動装置を適用
したハイブリッド・フロントエンジン・フロントドライ
ブ車(以下、FF−HV車と記す)のトランスアクスル
の一例を概略的に示している。ここに示すトランスアク
スル21の端部にはエンジン22が配設されている。そ
して、そのエンジン22から出力軸23が図1における
左方向に延出しており、この出力軸23の一端部が第1
モータジェネレータ24のロータ25に接続されてい
る。なお、この第1モータジェネレータ24はロータ2
5の外周側に位置するステータ26が回転可能に構成さ
れている。また、エンジン22とロータ25との間の出
力軸23にフランジ部27が設けられている。さらに、
そのフランジ部27と第1モータジェネレータ24との
間には、ステータ軸28が出力軸23の軸線方向に延出
している。そして、そのステータ軸28にはチェーンド
ライブスプロケット29が取り付けられており、そのチ
ェーンドライブスプロケット29にサイレントチェーン
30が巻き掛けられている。また、チェーンドライブス
プロケット29から出力軸23の軸線方向に向けて突出
した円筒状の突出部31が一体的に設けられている。
【0015】さらに、出力軸23のフランジ部27の図
1における右側には第2モータジェネレータ32が配置
されている。この第2モータジェネレータ32は第1モ
ータジェネレータ24と同様にロータ33とステータ3
4とを備え、ロータ33から図1における左方向にロー
タ軸35が延出している。
1における右側には第2モータジェネレータ32が配置
されている。この第2モータジェネレータ32は第1モ
ータジェネレータ24と同様にロータ33とステータ3
4とを備え、ロータ33から図1における左方向にロー
タ軸35が延出している。
【0016】出力軸23のフランジ部27の外周部に
は、第1同期機構36が設けられている。また、突出部
31の外周部には、第2同期機構37が設けられてい
る。その第1同期機構36とロータ軸35との間には、
前記出力軸23の中心軸線を中心にして回転する第1円
筒軸部38が配置されている。またこの第1円筒軸部3
8の外周側で第2同期機構37とロータ軸35との間に
は、第1円筒軸部38と同心円上に第2円筒軸部39が
配置されている。そして第1円筒軸部38はその一方の
端部に設けたスプライン部40によってロータ軸35に
対して軸線方向に移動可能でかつ一体回転するように連
結されている。またこれと同様に、第2円筒軸部39は
その一方の端部に設けたスプライン部41によってロー
タ軸35に対して軸線方向に移動可能でかつ一体回転す
るように連結されている。
は、第1同期機構36が設けられている。また、突出部
31の外周部には、第2同期機構37が設けられてい
る。その第1同期機構36とロータ軸35との間には、
前記出力軸23の中心軸線を中心にして回転する第1円
筒軸部38が配置されている。またこの第1円筒軸部3
8の外周側で第2同期機構37とロータ軸35との間に
は、第1円筒軸部38と同心円上に第2円筒軸部39が
配置されている。そして第1円筒軸部38はその一方の
端部に設けたスプライン部40によってロータ軸35に
対して軸線方向に移動可能でかつ一体回転するように連
結されている。またこれと同様に、第2円筒軸部39は
その一方の端部に設けたスプライン部41によってロー
タ軸35に対して軸線方向に移動可能でかつ一体回転す
るように連結されている。
【0017】上記の各円筒軸部38,39は後述するよ
うにクラッチハブスリーブとそれぞれ一体化されてお
り、第1同期機構36を切換動作させるために第1円筒
軸部38を軸線方向に移動させる第1シフトフォーク4
2と、第2同期機構37を切換動作させるために第2円
筒軸部39を軸線方向に移動させる第2シフトフォーク
43とが設けられている。更に第1シフトフォーク42
を制御する第1シンクロアクチュエータ44と、第2シ
フトフォーク43を制御する第2シンクロアクチュエー
タ45とが設けられている。なお、これらのシンクロア
クチュエータ44,45は、各円筒軸部38,39およ
びそれぞれ一体のクラッチハブスリーブを互いに独立し
て移動させるように制御される。
うにクラッチハブスリーブとそれぞれ一体化されてお
り、第1同期機構36を切換動作させるために第1円筒
軸部38を軸線方向に移動させる第1シフトフォーク4
2と、第2同期機構37を切換動作させるために第2円
筒軸部39を軸線方向に移動させる第2シフトフォーク
43とが設けられている。更に第1シフトフォーク42
を制御する第1シンクロアクチュエータ44と、第2シ
フトフォーク43を制御する第2シンクロアクチュエー
タ45とが設けられている。なお、これらのシンクロア
クチュエータ44,45は、各円筒軸部38,39およ
びそれぞれ一体のクラッチハブスリーブを互いに独立し
て移動させるように制御される。
【0018】また、前記チェーンドライブスプロケット
29に対して軸心を平行にしたドリブンスプロケット4
6が配置されており、このドリブンスプロケット46に
前記サイレントチェーン30が巻き掛けられている。そ
してドリブンスプロケット46がギヤ列47を介してデ
ィファレンシャル機構48に連結され、ここでトルクを
左右のドライブシャフト49に分配し、各前輪50にト
ルクを伝達するように構成されている。
29に対して軸心を平行にしたドリブンスプロケット4
6が配置されており、このドリブンスプロケット46に
前記サイレントチェーン30が巻き掛けられている。そ
してドリブンスプロケット46がギヤ列47を介してデ
ィファレンシャル機構48に連結され、ここでトルクを
左右のドライブシャフト49に分配し、各前輪50にト
ルクを伝達するように構成されている。
【0019】図2は、図1の第1同期機構36と第2同
期機構37との断面図を示すものである。まず、第1同
期機構36について説明する。ここに示す第1円筒軸部
38の先端部には内周面にスプラインを形成した第1係
合部材である第1クラッチハブスリーブ51が一体に形
成されている。なお、この第1クラッチハブスリーブ5
1は第1円筒軸部38と共に出力軸23の軸線方向に前
後動可能に構成されている。
期機構37との断面図を示すものである。まず、第1同
期機構36について説明する。ここに示す第1円筒軸部
38の先端部には内周面にスプラインを形成した第1係
合部材である第1クラッチハブスリーブ51が一体に形
成されている。なお、この第1クラッチハブスリーブ5
1は第1円筒軸部38と共に出力軸23の軸線方向に前
後動可能に構成されている。
【0020】その第1クラッチハブスリーブ51にスプ
ライン嵌合した第1クラッチハブ52が、出力軸23の
外周面に回転可能に嵌合させられている。この第1クラ
ッチハブ52は、出力軸23の外周面に突出させて形成
したフランジ部27とステータ軸28に一体回転するよ
うに嵌合させたチェーンドライブスプロケット29とに
よって挟みつけられ、出力軸23の軸線方向に対して固
定されている。出力軸23のフランジ部27には、第1
クラッチハブスリーブ51のスプラインに係合するスプ
ラインが外周面に形成された第1被係合部材である第1
シンクロナイジングコーン53が固定されている。そし
て、その第1シンクロナイジングコーン53における第
1クラッチハブ52側の部分には、テーパ状の係合部が
形成され、ここに、内周面にテーパ面を形成した第1同
期用部材である第1シンクロナイザリング54が移動可
能に嵌合されている。そして、この第1シンクロナイザ
リング54の外周部には第1クラッチハブスリーブ51
のスプラインに係合するチャンファが形成されている。
ライン嵌合した第1クラッチハブ52が、出力軸23の
外周面に回転可能に嵌合させられている。この第1クラ
ッチハブ52は、出力軸23の外周面に突出させて形成
したフランジ部27とステータ軸28に一体回転するよ
うに嵌合させたチェーンドライブスプロケット29とに
よって挟みつけられ、出力軸23の軸線方向に対して固
定されている。出力軸23のフランジ部27には、第1
クラッチハブスリーブ51のスプラインに係合するスプ
ラインが外周面に形成された第1被係合部材である第1
シンクロナイジングコーン53が固定されている。そし
て、その第1シンクロナイジングコーン53における第
1クラッチハブ52側の部分には、テーパ状の係合部が
形成され、ここに、内周面にテーパ面を形成した第1同
期用部材である第1シンクロナイザリング54が移動可
能に嵌合されている。そして、この第1シンクロナイザ
リング54の外周部には第1クラッチハブスリーブ51
のスプラインに係合するチャンファが形成されている。
【0021】次に第2同期機構37について説明する。
第2円筒軸部39の先端部には、第1クラッチハブスリ
ーブ51よりも出力軸23の径方向における外周側に、
内周面にスプラインを形成した第2係合部材である第2
クラッチハブスリーブ55が一体に形成されている。な
お、この第2クラッチハブスリーブ56は第2円筒軸部
39と共に出力軸23の軸線方向に前後動可能に構成さ
れている。また、その第2クラッチハブスリーブ55に
スプライン嵌合した第2クラッチハブ56が、チェーン
ドライブスプロケット29から図2における右方向に突
出しているフランジ部57の外周面に回転可能に嵌合さ
せられている。なお、このフランジ部57は第1クラッ
チハブスリーブ51よりも出力軸23の径方向における
外周側に、その第1クラッチハブスリーブ51に隣接し
て配設されている。そして、この第2クラッチハブ56
は出力軸23の軸線方向に対して固定されている。さら
に、チェーンドライブスプロケット29とそのフランジ
部57の外周とには、第2クラッチハブスリーブ55の
スプラインに係合するスプラインが外周面に形成された
第2被係合部材である第2シンクロナイジングコーン5
8が固定されている。そして、その第2シンクロナイジ
ングコーン58における第2クラッチハブ56側の部分
には、テーパ状の係合部が形成され、ここに、内周面に
テーパ面を形成した第2同期用部材である第2シンクロ
ナイザリング59が移動可能に嵌合されている。
第2円筒軸部39の先端部には、第1クラッチハブスリ
ーブ51よりも出力軸23の径方向における外周側に、
内周面にスプラインを形成した第2係合部材である第2
クラッチハブスリーブ55が一体に形成されている。な
お、この第2クラッチハブスリーブ56は第2円筒軸部
39と共に出力軸23の軸線方向に前後動可能に構成さ
れている。また、その第2クラッチハブスリーブ55に
スプライン嵌合した第2クラッチハブ56が、チェーン
ドライブスプロケット29から図2における右方向に突
出しているフランジ部57の外周面に回転可能に嵌合さ
せられている。なお、このフランジ部57は第1クラッ
チハブスリーブ51よりも出力軸23の径方向における
外周側に、その第1クラッチハブスリーブ51に隣接し
て配設されている。そして、この第2クラッチハブ56
は出力軸23の軸線方向に対して固定されている。さら
に、チェーンドライブスプロケット29とそのフランジ
部57の外周とには、第2クラッチハブスリーブ55の
スプラインに係合するスプラインが外周面に形成された
第2被係合部材である第2シンクロナイジングコーン5
8が固定されている。そして、その第2シンクロナイジ
ングコーン58における第2クラッチハブ56側の部分
には、テーパ状の係合部が形成され、ここに、内周面に
テーパ面を形成した第2同期用部材である第2シンクロ
ナイザリング59が移動可能に嵌合されている。
【0022】したがって、第2同期機構37は、第1同
期機構36よりも出力軸23の径方向における外周側に
配設されている。
期機構36よりも出力軸23の径方向における外周側に
配設されている。
【0023】つぎに、図2に示す第1同期機構36と第
2同期機構37との作用について説明する。第1クラッ
チハブスリーブ51と第2クラッチハブスリーブ55と
を図2に示す中立位置に設定すると、そのスプラインが
第1シンクロナイジングコーン53と第2シンクロナイ
ジングコーン58とのどちらに対しても係合しないの
で、ロータ軸35と出力軸23またはステータ軸28と
が非連結状態となる。この状態から、第1シンクロアク
チュエータ44によって第1クラッチハブスリーブ51
を図2の右方向に移動させると、第1シンクロナイザリ
ング54が第1クラッチハブスリーブ51に押されて第
1シンクロナイジングコーン53に押し付けられる。そ
して、それらのテーパ面が接触することによりここでト
ルクの伝達が生じ、その結果、第1クラッチハブスリー
ブ51と第1シンクロナイジングコーン53との回転
数、すなわちロータ軸35の回転数と出力軸23の回転
数とが次第に一致する。そして、第1クラッチハブスリ
ーブ51が更に図2の右方向に移動すると、そのスプラ
インがチャンファおよび第1シンクロナイジングコーン
53のスプラインに噛み合い、これによりロータ軸35
と出力軸23とが一体回転するように連結される。
2同期機構37との作用について説明する。第1クラッ
チハブスリーブ51と第2クラッチハブスリーブ55と
を図2に示す中立位置に設定すると、そのスプラインが
第1シンクロナイジングコーン53と第2シンクロナイ
ジングコーン58とのどちらに対しても係合しないの
で、ロータ軸35と出力軸23またはステータ軸28と
が非連結状態となる。この状態から、第1シンクロアク
チュエータ44によって第1クラッチハブスリーブ51
を図2の右方向に移動させると、第1シンクロナイザリ
ング54が第1クラッチハブスリーブ51に押されて第
1シンクロナイジングコーン53に押し付けられる。そ
して、それらのテーパ面が接触することによりここでト
ルクの伝達が生じ、その結果、第1クラッチハブスリー
ブ51と第1シンクロナイジングコーン53との回転
数、すなわちロータ軸35の回転数と出力軸23の回転
数とが次第に一致する。そして、第1クラッチハブスリ
ーブ51が更に図2の右方向に移動すると、そのスプラ
インがチャンファおよび第1シンクロナイジングコーン
53のスプラインに噛み合い、これによりロータ軸35
と出力軸23とが一体回転するように連結される。
【0024】それに対して、第1クラッチハブスリーブ
51と第2クラッチハブスリーブ55とが図2に示す中
立位置に設定された状態から、第2シンクロアクチュエ
ータ45によって第2クラッチハブスリーブ55を図2
の左方向に移動させると、第2シンクロナイザリング5
9が第2クラッチハブスリーブ55に押されて第2シン
クロナイジングコーン58に押し付けられる。そして、
それらのテーパ面が接触することによりここでトルクの
伝達が生じ、その結果、第2クラッチハブスリーブ55
と第2シンクロナイジングコーン58との回転数、すな
わちロータ軸35の回転数とステータ軸28の回転数と
が次第に一致する。そして、第2クラッチハブスリーブ
55が更に図2の左方向に移動すると、そのスプライン
がチャンファおよび第2シンクロナイジングコーン58
のスプラインに噛み合い、これによりロータ軸35とス
テータ軸28とが一体回転するように連結される。
51と第2クラッチハブスリーブ55とが図2に示す中
立位置に設定された状態から、第2シンクロアクチュエ
ータ45によって第2クラッチハブスリーブ55を図2
の左方向に移動させると、第2シンクロナイザリング5
9が第2クラッチハブスリーブ55に押されて第2シン
クロナイジングコーン58に押し付けられる。そして、
それらのテーパ面が接触することによりここでトルクの
伝達が生じ、その結果、第2クラッチハブスリーブ55
と第2シンクロナイジングコーン58との回転数、すな
わちロータ軸35の回転数とステータ軸28の回転数と
が次第に一致する。そして、第2クラッチハブスリーブ
55が更に図2の左方向に移動すると、そのスプライン
がチャンファおよび第2シンクロナイジングコーン58
のスプラインに噛み合い、これによりロータ軸35とス
テータ軸28とが一体回転するように連結される。
【0025】なお、各クラッチハブスリーブ51,55
を個別に動作させるように構成してあるので、3軸を同
時に連結することができる。すなわち、第1クラッチハ
ブスリーブ51と第2クラッチハブスリーブ55とが図
2に示す中立位置に設定された状態から、第1シンクロ
アクチュエータ44によって第1クラッチハブスリーブ
51を図2の右方向に移動させるとともに、第2シンク
ロアクチュエータ45によって第2クラッチハブスリー
ブ55を図2の左方向に移動させると、ロータ軸35と
出力軸23、ロータ軸35とステータ軸28とが同時に
一体回転するように連結される。なお、ロータ軸35と
出力軸23とが連結された状態において第2クラッチハ
ブスリーブ55を図2の左方向に移動させる場合や、ロ
ータ軸35とステータ軸28とが連結された状態におい
て第1クラッチハブスリーブ51を図2の右方向に移動
させる場合においても、3軸が連結される状態になる。
を個別に動作させるように構成してあるので、3軸を同
時に連結することができる。すなわち、第1クラッチハ
ブスリーブ51と第2クラッチハブスリーブ55とが図
2に示す中立位置に設定された状態から、第1シンクロ
アクチュエータ44によって第1クラッチハブスリーブ
51を図2の右方向に移動させるとともに、第2シンク
ロアクチュエータ45によって第2クラッチハブスリー
ブ55を図2の左方向に移動させると、ロータ軸35と
出力軸23、ロータ軸35とステータ軸28とが同時に
一体回転するように連結される。なお、ロータ軸35と
出力軸23とが連結された状態において第2クラッチハ
ブスリーブ55を図2の左方向に移動させる場合や、ロ
ータ軸35とステータ軸28とが連結された状態におい
て第1クラッチハブスリーブ51を図2の右方向に移動
させる場合においても、3軸が連結される状態になる。
【0026】これに対して、上記の各クラッチハブスリ
ーブ51,55を軸線方向に一体に移動させるように構
成することもできる。その場合、第1同期機構36と第
2同期機構37とのいずれか一方が係合しているとき
は、他方が解放していることになるので、ロータ軸35
を出力軸23とステータ軸28とのいずれか一方に連結
することになる。また、各円筒軸部38,39を一体に
移動させればよいので、アクチュエータ44,45を二
つ設ける必要はなく、いずれか一方を設ければよい。
ーブ51,55を軸線方向に一体に移動させるように構
成することもできる。その場合、第1同期機構36と第
2同期機構37とのいずれか一方が係合しているとき
は、他方が解放していることになるので、ロータ軸35
を出力軸23とステータ軸28とのいずれか一方に連結
することになる。また、各円筒軸部38,39を一体に
移動させればよいので、アクチュエータ44,45を二
つ設ける必要はなく、いずれか一方を設ければよい。
【0027】図4に示す従来の同期機構1と比較する
と、第2同期機構37を第1同期機構36の外周側に配
設することによって、軸線方向に直列的に並ぶ部材の数
が少なくなり、伝動装置としての軸長が短くなる。
と、第2同期機構37を第1同期機構36の外周側に配
設することによって、軸線方向に直列的に並ぶ部材の数
が少なくなり、伝動装置としての軸長が短くなる。
【0028】図3は、この発明の伝動装置の同期機構の
他の一例の断面図を示すものである。以下、図1のトラ
ンスアクスル21の構成部材及び、図2の第1同期機構
36の構成部材及び第2同期機構37の構成部材と同じ
部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
他の一例の断面図を示すものである。以下、図1のトラ
ンスアクスル21の構成部材及び、図2の第1同期機構
36の構成部材及び第2同期機構37の構成部材と同じ
部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0029】ここに示す同期機構61において、スプラ
イン部40と連結している回転部材62の先端部には、
内外周面にスプラインが形成された係合部材であるクラ
ッチハブスリーブ63が一体に形成されている。なお、
このクラッチハブスリーブ63は回転部材62と共に出
力軸23の軸線方向に前後動可能に構成されている。
イン部40と連結している回転部材62の先端部には、
内外周面にスプラインが形成された係合部材であるクラ
ッチハブスリーブ63が一体に形成されている。なお、
このクラッチハブスリーブ63は回転部材62と共に出
力軸23の軸線方向に前後動可能に構成されている。
【0030】そのクラッチハブスリーブ63の内周にス
プライン嵌合した第1クラッチハブ64が、出力軸23
の外周面に回転可能に嵌合させられている。また、第1
シンクロナイザリング54の外周部にはクラッチハブス
リーブ63のスプラインに係合するチャンファが形成さ
れている。
プライン嵌合した第1クラッチハブ64が、出力軸23
の外周面に回転可能に嵌合させられている。また、第1
シンクロナイザリング54の外周部にはクラッチハブス
リーブ63のスプラインに係合するチャンファが形成さ
れている。
【0031】また、クラッチハブスリーブ63の外周に
スプライン嵌合した第2クラッチハブ65がセンターサ
ポート(図示せず)から突出した円筒部材66の内周面
に回転可能に嵌合させられている。そして、この第2ク
ラッチハブ65は出力軸23の軸線方向に対して固定さ
れている。さらに、チェーンドライブスプロケット29
とそのフランジ部57とには第2被係合部材である第2
シンクロナイジングコーン67が固定されている。な
お、この第2シンクロナイジングコーン67の内周面に
は、クラッチハブスリーブ63のスプラインに係合する
スプラインが形成されている。そして、その第2シンク
ロナイジングコーン67における第2クラッチハブ65
側の部分には、テーパ状の係合部が形成され、ここに、
内周面にテーパ面を形成した第2同期用部材である第2
シンクロナイザリング68が移動可能に嵌合されてい
る。
スプライン嵌合した第2クラッチハブ65がセンターサ
ポート(図示せず)から突出した円筒部材66の内周面
に回転可能に嵌合させられている。そして、この第2ク
ラッチハブ65は出力軸23の軸線方向に対して固定さ
れている。さらに、チェーンドライブスプロケット29
とそのフランジ部57とには第2被係合部材である第2
シンクロナイジングコーン67が固定されている。な
お、この第2シンクロナイジングコーン67の内周面に
は、クラッチハブスリーブ63のスプラインに係合する
スプラインが形成されている。そして、その第2シンク
ロナイジングコーン67における第2クラッチハブ65
側の部分には、テーパ状の係合部が形成され、ここに、
内周面にテーパ面を形成した第2同期用部材である第2
シンクロナイザリング68が移動可能に嵌合されてい
る。
【0032】なお、クラッチハブスリーブは一つのシン
クロアクチュエータ(図示せず)によって制御されたシ
フトフォーク(図示せず)によって出力軸23の軸線方
向に前後動可能に構成されている。
クロアクチュエータ(図示せず)によって制御されたシ
フトフォーク(図示せず)によって出力軸23の軸線方
向に前後動可能に構成されている。
【0033】つぎに、この同期機構61の作用について
説明する。クラッチハブスリーブ63を図3に示す中立
位置に設定すると、そのスプラインが第1シンクロナイ
ジングコーン53と第2シンクロナイジングコーン67
とのどちらに対しても係合しないので、ロータ軸35と
出力軸23またはステータ軸28とが非連結状態とな
る。この状態から、シンクロアクチュエータ(図示せ
ず)によってクラッチハブスリーブ63を図3の右方向
に移動させると、第1シンクロナイザリング54がクラ
ッチハブスリーブ63に押されて第1シンクロナイジン
グコーン53に押し付けられる。そして、それらのテー
パ面が接触することによりここでトルクの伝達が生じ、
その結果、第1クラッチハブスリーブ51と第1シンク
ロナイジングコーン53との回転数、すなわちロータ軸
35の回転数と出力軸23の回転数とが次第に一致す
る。そして、第1クラッチハブスリーブ51が更に図3
の右方向に移動すると、そのスプラインがチャンファお
よび第1シンクロナイジングコーン53のスプラインに
噛み合い、これによりロータ軸35と出力軸23とが一
体回転するように連結される。
説明する。クラッチハブスリーブ63を図3に示す中立
位置に設定すると、そのスプラインが第1シンクロナイ
ジングコーン53と第2シンクロナイジングコーン67
とのどちらに対しても係合しないので、ロータ軸35と
出力軸23またはステータ軸28とが非連結状態とな
る。この状態から、シンクロアクチュエータ(図示せ
ず)によってクラッチハブスリーブ63を図3の右方向
に移動させると、第1シンクロナイザリング54がクラ
ッチハブスリーブ63に押されて第1シンクロナイジン
グコーン53に押し付けられる。そして、それらのテー
パ面が接触することによりここでトルクの伝達が生じ、
その結果、第1クラッチハブスリーブ51と第1シンク
ロナイジングコーン53との回転数、すなわちロータ軸
35の回転数と出力軸23の回転数とが次第に一致す
る。そして、第1クラッチハブスリーブ51が更に図3
の右方向に移動すると、そのスプラインがチャンファお
よび第1シンクロナイジングコーン53のスプラインに
噛み合い、これによりロータ軸35と出力軸23とが一
体回転するように連結される。
【0034】また、クラッチハブスリーブ63が図3の
右方向に移動する場合には、クラッチハブスリーブ63
の外周側のスプラインは第2シンクロナイジングコーン
67のスプラインとは噛み合わないので、ロータ軸35
とステータ軸28とは連結されない。
右方向に移動する場合には、クラッチハブスリーブ63
の外周側のスプラインは第2シンクロナイジングコーン
67のスプラインとは噛み合わないので、ロータ軸35
とステータ軸28とは連結されない。
【0035】また、中立位置からシンクロアクチュエー
タ(図示せず)によってクラッチハブスリーブ63を図
3の左方向に移動させると、第2シンクロナイザリング
68がクラッチハブスリーブ63に押されて第2シンク
ロナイジングコーン67に押し付けられる。そして、そ
れらのテーパ面が接触することによりここでトルクの伝
達が生じ、その結果、クラッチハブスリーブ63と第2
シンクロナイジングコーン67との回転数、すなわちロ
ータ軸35の回転数とステータ軸28の回転数とが次第
に一致する。そして、クラッチハブスリーブ63が更に
図3の左方向に移動すると、そのスプラインがチャンフ
ァおよび第2シンクロナイジングコーン67のスプライ
ンに噛み合い、これによりロータ軸35とステータ軸2
8とが一体回転するように連結される。
タ(図示せず)によってクラッチハブスリーブ63を図
3の左方向に移動させると、第2シンクロナイザリング
68がクラッチハブスリーブ63に押されて第2シンク
ロナイジングコーン67に押し付けられる。そして、そ
れらのテーパ面が接触することによりここでトルクの伝
達が生じ、その結果、クラッチハブスリーブ63と第2
シンクロナイジングコーン67との回転数、すなわちロ
ータ軸35の回転数とステータ軸28の回転数とが次第
に一致する。そして、クラッチハブスリーブ63が更に
図3の左方向に移動すると、そのスプラインがチャンフ
ァおよび第2シンクロナイジングコーン67のスプライ
ンに噛み合い、これによりロータ軸35とステータ軸2
8とが一体回転するように連結される。
【0036】また、クラッチハブスリーブ63が図3の
左方向に移動する場合には、クラッチハブスリーブ63
の内周側のスプラインは第1シンクロナイジングコーン
53のスプラインとは噛み合わないので、ロータ軸35
と出力軸23とは連結されない。
左方向に移動する場合には、クラッチハブスリーブ63
の内周側のスプラインは第1シンクロナイジングコーン
53のスプラインとは噛み合わないので、ロータ軸35
と出力軸23とは連結されない。
【0037】図4に示す従来の同期機構1と比較する
と、同期機構61では第2シンクロナイジングコーン6
7と第2シンクロナイザリング68とを第1シンクロナ
イジングコーン53と第1シンクロナイザリング54よ
りも径方向の外側に配設することによって、軸線方向に
直列的に並ぶ部材の数が少なくなり、伝動装置としての
軸長が短くなる。また、同期機構の構成部材の数が少な
くなるので、小型軽量化を図ることができる。
と、同期機構61では第2シンクロナイジングコーン6
7と第2シンクロナイザリング68とを第1シンクロナ
イジングコーン53と第1シンクロナイザリング54よ
りも径方向の外側に配設することによって、軸線方向に
直列的に並ぶ部材の数が少なくなり、伝動装置としての
軸長が短くなる。また、同期機構の構成部材の数が少な
くなるので、小型軽量化を図ることができる。
【0038】以上、この発明を図面を参照して具体的に
説明したが、この発明は上記の各例に限定されないので
あり、例えば、この発明の同期機構が用いられる変速機
が搭載される車両はFF−HV車に限られず、FR車
(フロントエジン・リヤドライブ車)やRR車(リヤエ
ンジン・リヤドライブ車)、4WD車(四輪駆動車)で
あってもよく、内燃機関のみによって駆動する車両や電
気自動車等であってもよい。
説明したが、この発明は上記の各例に限定されないので
あり、例えば、この発明の同期機構が用いられる変速機
が搭載される車両はFF−HV車に限られず、FR車
(フロントエジン・リヤドライブ車)やRR車(リヤエ
ンジン・リヤドライブ車)、4WD車(四輪駆動車)で
あってもよく、内燃機関のみによって駆動する車両や電
気自動車等であってもよい。
【0039】また、上記の各例では、同期機構を構成す
るシンクロナイジングコーンやシンクロナイザリングが
設けられた位置を示したが、この発明は上記の各例に限
定されないのであり、第1同期機構と第2同期機構とが
それらの径方向に並べて配設されていればよい。
るシンクロナイジングコーンやシンクロナイザリングが
設けられた位置を示したが、この発明は上記の各例に限
定されないのであり、第1同期機構と第2同期機構とが
それらの径方向に並べて配設されていればよい。
【0040】さらに、この発明は上記の各例に限定され
ないのであり、キー式やピン式、サーボ式等の同期機構
に用いることができる。
ないのであり、キー式やピン式、サーボ式等の同期機構
に用いることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、第1回転軸と第2回転軸とを選択的に連結する
第1同期機構の外周側に、第1回転軸と第3回転軸とを
選択的に連結する第2同期機構が配設されている。その
ため、軸線方向に直列的に並ぶ部材の数が少なくなるの
で、伝動装置としての軸長が短くなる。
よれば、第1回転軸と第2回転軸とを選択的に連結する
第1同期機構の外周側に、第1回転軸と第3回転軸とを
選択的に連結する第2同期機構が配設されている。その
ため、軸線方向に直列的に並ぶ部材の数が少なくなるの
で、伝動装置としての軸長が短くなる。
【0042】また請求項2の発明によれば、係合部材と
第1被係合部材と第1同期用部材とが、第1回転軸と第
2回転軸とを選択的に連結する同期機構を構成し、かつ
その係合部材と第2被係合部材と第2同期用部材が、第
1回転軸と第3回転軸とを選択的に連結する同期機構を
構成する。そしてこれらの同期機構が径方向に並んで配
設され、かつそれぞれの同期機構が係合部材を共用する
ことになるので、軸線方向に直列的に並ぶ部材の数が少
なくなるのみならず、構成部材の数が少なくなるから、
伝動装置の軸長を短くすることができると同時に小型軽
量化を図ることができる。
第1被係合部材と第1同期用部材とが、第1回転軸と第
2回転軸とを選択的に連結する同期機構を構成し、かつ
その係合部材と第2被係合部材と第2同期用部材が、第
1回転軸と第3回転軸とを選択的に連結する同期機構を
構成する。そしてこれらの同期機構が径方向に並んで配
設され、かつそれぞれの同期機構が係合部材を共用する
ことになるので、軸線方向に直列的に並ぶ部材の数が少
なくなるのみならず、構成部材の数が少なくなるから、
伝動装置の軸長を短くすることができると同時に小型軽
量化を図ることができる。
【図1】 この発明の伝動装置をトランスアクスルに適
用した例を示す概略的な模式図である。
用した例を示す概略的な模式図である。
【図2】 この発明の一例を示す断面図である。
【図3】 この発明の他の一例を示す断面図である。
【図4】 従来例を示す断面図である。
23…出力軸、 28…ステータ軸、 29…チェーン
ドライブスプロケット、 35…ロータ軸、 36…第
1同期機構、 37…第2同期機構、 51…第1クラ
ッチハブスリーブ、 52…第1クラッチハブ、 53
…第1シンクロナイジングコーン、 54…第1シンク
ロナイジンザリング、 55…第2クラッチハブスリー
ブ、 56…第2クラッチハブ、 58…第2シンクロ
ナイジングコーン、 59…第2シンクロナイザリン
グ、 61…同期機構、 63…クラッチハブスリー
ブ、 64…第1クラッチハブ、 65…第2クラッチ
ハブ、67…第2シンクロナイジングコーン、 68…
第2シンクロナイザリング。
ドライブスプロケット、 35…ロータ軸、 36…第
1同期機構、 37…第2同期機構、 51…第1クラ
ッチハブスリーブ、 52…第1クラッチハブ、 53
…第1シンクロナイジングコーン、 54…第1シンク
ロナイジンザリング、 55…第2クラッチハブスリー
ブ、 56…第2クラッチハブ、 58…第2シンクロ
ナイジングコーン、 59…第2シンクロナイザリン
グ、 61…同期機構、 63…クラッチハブスリー
ブ、 64…第1クラッチハブ、 65…第2クラッチ
ハブ、67…第2シンクロナイジングコーン、 68…
第2シンクロナイザリング。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の軸相互の間で選択的にトルクを伝
達する伝動装置において、 軸線方向に前後動可能な第1係合部材と、前記第1係合
部材が軸線方向に移動することにより該第1係合部材と
係合して一体に回転する第1被係合部材と、これら第1
係合部材と第1被係合部材との間に配設され、前記第1
係合部材が第1被係合部材側に移動することにより第1
係合部材に押されて第1係合部材と第1被係合部材との
間でトルクを伝達する第1同期用部材とを有する第1同
期機構と、 この第1同期機構の径方向で外側に配設され、軸線方向
に前後動可能な第2係合部材と、前記第2係合部材が軸
線方向に移動することにより該第2係合部材と係合して
一体に回転する第2被係合部材と、これら第2係合部材
と第2被係合部材との間に配設され、前記第2係合部材
が第2被係合部材側に移動することにより第2係合部材
に押されて第2係合部材と第2被係合部材との間でトル
クを伝達する第2同期用部材とを有する第2同期機構と
を備えていることを特徴とする伝動装置。 - 【請求項2】 第1回転軸から第2回転軸と第3回転軸
とに選択的にトルクを伝達する伝動装置において、 前記第1回転軸と一体に回転しかつ軸線方向に前後動可
能な係合部材と、前記第2回転軸と一体に回転しかつ前
記係合部材が軸線に沿う第1の方向に移動することによ
り該係合部材と係合して一体に回転する第1被係合部材
と、これら第1係合部材と第1被係合部材との間でかつ
前記係合部材に対して径方向で内側に配設され、前記係
合部材が第1被係合部材側に移動することにより前記係
合部材に押されて係合部材と第1被係合部材との間でト
ルクを伝達する第1同期用部材と、前記第3回転軸と一
体に回転しかつ前記係合部材が前記第1の方向とは反対
の方向に移動することにより該係合部材と係合して一体
に回転する第2被係合部材と、これら係合部材と第2被
係合部材との間でかつ前記係合部材に対して径方向で外
側に配設され、前記係合部材が第2被係合部材側に移動
することにより前記係合部材に押されて係合部材と第2
被係合部材との間でトルクを伝達する第2同期用部材と
備えていることを特徴とする伝動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9283698A JPH11270582A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9283698A JPH11270582A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 伝動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270582A true JPH11270582A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14065525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9283698A Pending JPH11270582A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 伝動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11270582A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6656082B1 (en) | 1999-10-12 | 2003-12-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hybrid vehicle and method of controlling the same |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP9283698A patent/JPH11270582A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6656082B1 (en) | 1999-10-12 | 2003-12-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hybrid vehicle and method of controlling the same |
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