JPH11271254A - センサのシール構造 - Google Patents
センサのシール構造Info
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- JPH11271254A JPH11271254A JP10092637A JP9263798A JPH11271254A JP H11271254 A JPH11271254 A JP H11271254A JP 10092637 A JP10092637 A JP 10092637A JP 9263798 A JP9263798 A JP 9263798A JP H11271254 A JPH11271254 A JP H11271254A
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Abstract
やゆるみ等を生じにくく、良好なシール性を確保するこ
とができるセンサのシール構造を提供する。 【解決手段】 ケーシング1の開口部を封止するシール
部材6は、その上部スリーブ1aの軸線方向において互
いに隣接する2部分、すなわち上部スリーブ1aの開口
部1e側に位置するフッ素系ゴム製の第一部分11と、
それよりも内方側に位置するシリコン系ゴム製の第二部
分12とから構成される。第一部分11と第二部分12
との間には、第二部分12側に形成された隙間形成凸部
16により所定量の変形吸収隙間Sが形成される。シー
ル構造50に加熱・冷却のサイクルが加わると、第一部
分11と第二部分12との膨張差等に基づき第二部分1
2が軸線方向に変形し、第一部分11がケーシング1の
外へ押し出されることがある。そこで、上記のような変
形吸収空間Sを設けておけば、第二部分12の変形が該
空間Sによって吸収されるので、上記のような不具合を
解消することができる。
Description
造に関するものである。
出する酸素センサとして、ジルコニア等の固体電解質や
金属酸化物半導体を検出素子として用いるものが知られ
ている。検出素子は筒状のケーシングの内側に配置さ
れ、その出力は素子に接続されたリード線によりケーシ
ングの外側に取り出される。また、リード線が引き出さ
れるケーシングの開口部には、ケーシング内へ水等が進
入することを阻止するためにゴム製のシールがはめ込ま
れ、リード線はこのシールを貫いてケーシングの外側に
延出する。
0℃以上と高く、ヒータにより検出素子を強制加熱する
構造が一般に採用されている。この場合、ヒータによる
発熱にエンジンからの発熱が重なって、酸素センサはか
なりの高温度にさらされることになり、上記シールも耐
熱性ゴムで構成する必要がある。従来、そのようなゴム
としてはシリコン系ゴムが用いられてきたが、その耐熱
性は必ずしも十分とはいえず、温度が特に高くなった場
合(例えば250℃以上)にはシール性が失われてしま
う欠点があった。また、シリコン系ゴムよりもさらに耐
熱性に優れたフッ素系ゴムを使用する構成も提案されて
いるが(例えば特開平8−15214等)、フッ素系ゴ
ムは高温になるとフッ素ガスを放出するので、これがケ
ーシング内に放出された場合、基準ガスにこれが混入し
て検出精度を低下させたり、あるいはリード線(及びこ
れが接続される端子)の露出部分を腐食してしまう問題
がある。
−318580号公報には、例えば図14(a)に示す
ように、ケーシング100の開口部100e側にフッ素
系ゴム製の第一のシール部材101を配し、それよりも
さらに内側にフッ素成分を含有しないシリコン系ゴム製
の第二のシール部材102を配することで、高温におけ
るケーシング100内へのフッ素ガスの放出を防止ない
し抑制する提案がなされている。
(a)に示すシール構造を加熱した場合、金属製のケー
シング100と、その内側にはめ込まれたシール部材1
01,102とはそれぞれ熱膨張を起こす。次いで、こ
れを冷却すると、ケーシング100の方がシール部材1
01,102よりも外側に位置し、かつ熱伝導率も高い
ことから、ケーシング100はシール部材101,10
2よりも先に冷却して収縮を起こす。このとき、シール
部材101,102が上述のように互いに異なる材質で
構成されていると、このような加熱冷却のサイクルを繰
り返した場合に、両シール部材101,102の熱膨張
差により、図14(b)に示すようにケーシング100
の開口部100e側に位置する第一のシール部材101
が第二のシール部材102に押されてケーシング100
から飛び出し、シール性が損なわれたりする問題を生じ
うる。
る材質の2以上の部分から構成されている場合でも、熱
サイクル付与によるシール部材の飛び出しやゆるみ等を
生じにくく、ひいては長期にわたって良好なシール性を
確保することができるセンサのシール構造を提供するこ
とにある。
センサのシール構造においては、少なくとも一端に開口
部が形成された筒状のケーシングの内側に検出素子が配
置され、その検出素子からの出力を取り出すリード線
が、開口部から外側に延出するとともに、ケーシングの
該開口部が形成されている端部内側に、リード線とケー
シング内面との間をシールするゴム、樹脂等の高分子弾
性材料で構成されたシール部材が配置される。上述の課
題を解決するために、そのシール部材は、ケーシングの
軸線方向において2以上の複数部分に分割して構成され
るとともに、それら複数部分のうちの、互い隣接する少
なくともある2つの部分が、ケーシングの開口部に近い
側のものを第一部分、同じく遠い側のものを第二部分と
して、それらが互いに異なる高分子弾性材料で構成され
ており、かつ第二部分の軸線方向における少なくとも一
方の端面側に隣接して、もしくはその第二部分の内部
に、当該第二部分の軸線方向における変形を吸収する変
形吸収空間が形成されていることを特徴とする。
より構成し、それらの互い隣接するある2つの部分が異
なる高分子弾性材料で構成されている場合、これに加熱
・冷却のサイクルが加わると、例えば第一部分と第二部
分との膨張差等に基づき第二部分が軸線方向に変形し、
第一部分が軸線方向に押されて位置ずれを起こしたり、
あるいはケーシングの外へ押し出されたりすることがあ
る。そこで、上記のような変形吸収空間を設けておけ
ば、第二部分の変形が該空間によって吸収されるので、
上記のような不具合を解消することができる。
の変形は、第二部分が第一部分よりも線膨張係数の大き
い材料で構成されている場合に特に大きくなりやすい。
従って、シール部材がこのような構成を有する場合に、
上記本発明の効果は一層顕著に発揮されることとなる。
おいて第一部分と第二部分との間、及び第二部分と該第
二部分を挟んで第一部分と反対側に配置された他部材と
の間の少なくともいずれかに形成された変形吸収隙間と
することができる。このような変形吸収隙間の形成によ
り、上記本発明の効果を比較的単純な構成により確実に
達成することができる。
て、第一部分の第二部分側に位置する端面、第二部分の
第一部分側に位置する端面、及び第二部分の他部材側に
面する端面の少なくともいずれかに、変形吸収隙間の大
きさを規定する隙間形成凸部を、軸線方向に突出して形
成することができる。隙間形成凸部を設けることによ
り、上記第一部分、第二部分あるいは他部材との間に所
定量の変形吸収隙間を簡単かつ確実に形成することがで
きる。なお、隙間形成凸部は、端面の外周縁部において
その周方向に沿うように所定の角度間隔で形成されてい
る複数個の凸部、及び端面の外周縁部においてその周方
向に沿うように連続的に形成された環状の凸状部のいず
れかとすることができる。隙間形成凸部をこのように形
成することにより、形成される隙間量の位置的な偏りを
少なくすることができ、ひいては第二部分の変形の吸収
をより確実に行うことができる。
ッ素含有率の低い樹脂で構成することができる。これに
より、高温におけるケーシング内へのフッ素ガスの放出
を防止ないし抑制することができ、ひいては基準ガスへ
のフッ素ガスの混入に伴う検出精度の低下、あるいはリ
ード線や端子の露出部分の腐食等を起こりにくくするこ
とができる。また、第一部分をフッ素を含有する樹脂で
構成することで、高温におけるシール性を確保できる。
重量%以上とすることで、高温でのシール性がさらに向
上し、例えば250℃以上の高温でもシール性が確保で
きるようになる。一方、第二部分のフッ素含有率を30
重量%以下(ゼロを含む)に設定することによりリード
線の腐食防止に顕著な効果が得られ、さらに10重量%
以下(ゼロを含む)に設定することで、例えば酸素セン
サにおける基準ガスへのフッ素ガスの混入に起因した検
出精度の低下等が効果的に防止ないし抑制される。
ド線の挿通及びケーシングへの嵌着が容易となり、ひい
てはシール構造の組立てを能率的に行うことができる。
この場合、シール部材の第二部分をシリコンゴムで、第
一部分をフッ素ゴムで構成することができる。この構成
によれば、ケーシング内へのフッ素ガスの放出がほとん
ど起こらなくなる。
ゴムの分子構造において、その主鎖が主にオルガノシロ
キサン結合により形成される合成ゴムを総称するもので
あり、特にビニルシリコンゴム(ビニルメチルシリコン
ゴム)、フェニルシリコンゴム(フェニルメチルシリコ
ンゴム)、フッ化シリコンゴム等が好適に使用できる。
また、「フッ素ゴム」とは、フッ素を含有する合成ゴム
を総称するものであり、例えばフッ化ビニリデン系ゴム
(フッ化ビニリデンと、6フッ化プロピレン、5フッ化
プロピレンあるいは3フッ化塩化エチレン等との共重合
体を主成分とするもの)、四フッ化エチレン−プロピレ
ンゴム、四フッ化エチレン−フルオロメチルビニルエー
テルゴム、フォスファゼン系ゴム、フッ化アクリレート
系ゴム、フッ化ポリエステル系ゴム等が使用できる。
一部分と、シリコン系ゴム製の第二部分との2部分構成
とすることで、シール部材構造の過度な複雑化を招くこ
となく、高温でのシール性の確保と、ケーシング内への
フッ素ガス放出防止の効果を良好かつバランスよく達成
することができる。この場合、その第二部分を挟んで第
一部分と反対側には、前記他部材として、検出素子から
の複数のリード線を互いに分離した状態で保持するため
のセラミックセパレータを配置することができる。
を用いて説明する。図1は、本発明のシール構造が採用
されたセンサユニットの一例を示している。すなわち、
該センサユニット20においては、筒状のケーシング1
の先端部内側に配置された検出素子2が、ガス導入孔1
dから導入された排気ガスと接触することにより、その
酸素濃度に応じて検出信号を発生させ、その出力が該素
子2に接続されたリードフレーム3及びリード線4によ
りケーシング1の開口部1eから外側に取り出されるよ
うになっている。なお、検出素子2は、例えばアルミナ
等の耐熱性絶縁材料で構成されたベース部の先端に、酸
素濃度によって抵抗値の変化するチタニア等の金属酸化
物を用いて検出部を形成した構造を有し、該検出部の抵
抗変化が測定ガス中の酸素濃度の検出信号として出力さ
れる。また、検出素子2の内側には、これを所定の作動
温度に加熱するためのヒータ5が設けられており、これ
に接続されたリードフレーム8及びリード線9を介して
通電されるようになっている。
下部スリーブ1cと、開口部1eが形成された上部スリ
ーブ1aと、両スリーブ1c及び1aを互いに結合する
とともにセンサユニット20を図示しない排気管等に固
定するための螺子部1fを備えたハウジング1bとによ
って構成されている。なお、上部スリーブ1a、下部ス
リーブ1c及びハウジング1bは、それぞれステンレス
鋼等の金属材料で構成されている。
ーブ1aよりも径小で、ハウジング1bにて保持された
セラミックホルダ1gが配置されている。また上部スリ
ーブ1aの内側は、その開口部1eを封止するシール部
材6が設けられ、軸線方向において該シール部材6に続
く形でさらに内方には、セラミックセパレータ7が設け
られている。そして、それらセラミックセパレータ7及
びシール部材6を貫通するように上記リード線4及び9
が配置され、リード線4及び9は金属製の接続端子1
0,10を介してリードフレーム3及び8にそれぞれ電
気的に接続されている。ここで、シール部材6は、リー
ド線4及び9と上部スリーブ1aの内面との間をシール
し、上部スリーブ1aとともにセンサのシール構造50
の要部を構成している。
レータ7は、上部スリーブ1aよりも少し小さい断面径
を有する円柱状に構成されるとともに、各リード線4及
び9を挿通するための複数のリード線挿通孔7aが軸線
方向に貫通して形成されている。リード線挿通孔7aは
上部スリーブ1aの軸線回りにおいて所定の角度間隔
(本実施例ではほぼ90度)で複数(本実施例では4
つ)形成されている。また、リード線挿通孔7aは段部
7bにより検出素子2側が拡径されており、この部分に
接続端子10が収容されるようになっている。さらにセ
ラミックセパレータ7の上面側には、凹部19が形成さ
れており、ここにシール部材6の凸部18が嵌合してい
る。凹部19及び凸部18は、図13に示すように、軸
断面が角形形状(本実施例では正方形)を有しており、
これらが軸方向に互いに嵌合することでシール部材6と
セラミックセパレータ7との軸線回りの回転が阻止さ
れ、リード線挿通孔7aと12aとが互いに位置合わせ
される。なお、凸部18及び凹部19は、軸線回りにお
ける相対的な回転が阻止されるのであれば角形形状に限
らず、その他の角型形状、楕円形状等に形成してもよ
い。
方向において互いに隣接する2部分、すなわち上部スリ
ーブ1aの開口部1e側に位置する第一部分11と、そ
れよりも内方側に位置する第二部分12とから構成され
る。ここで、第一部分11はフッ化ゴム、例えばフッ化
ビニリデン系ゴム等のフッ素系ゴム(フッ素含有率40
重量%以上)により、また、第二部分12はシリコン系
ゴム、例えばビニルメチルシリコン系ゴム等のシリコン
系ゴム(フッ素含有率は実質的にゼロ)により構成され
ている。そして、図2(a)に示すように、シール部材
6の第一部分11及び第二部分12は、非圧縮状態(す
なわち、上部スリーブ1aから取り出した状態)におい
て、それぞれ上部スリーブ1aの内径よりも少し大きい
ほぼ同一断面径を有する円柱状形態をなしている。
軸線方向長さを有する本体部15を有し、これに前述の
各リード線4及び9(図1)をそれぞれ通すためのリー
ド線挿通孔12aが軸線方向に貫通して形成されてい
る。なお、リード線挿通孔12aは、図3に示すよう
に、シール部材6の軸線回りにおいて所定の角度間隔
(本実施例ではほぼ90度)に複数(本実施例では4
つ)形成されている。また、その本体部15の第一部分
11に面する端面15aには、該端面15aから第一部
分11の対向する端面11bに向けて軸線方向に突出す
る隙間形成凸部16が形成されている。該隙間形成凸部
16は、端面15aの外周縁部において、その周方向に
沿って所定の角度間隔で複数個(本実施例では4個)形
成されている。この隙間形成凸部16は、図2に示すよ
うに、第一部分11と第二部分12との間においてその
軸線方向に、その突出高さhに対応する間隔の変形吸収
隙間S(膨張吸収空間)を形成する役割を果たす。他
方、第一部分11には、第二部分12の各リード線挿通
孔12aに対応するリード線挿通孔11aが形成されて
いる。
明する。すなわち、図2(b)に示すように、セラミッ
クホルダ1gの上にセラミックセパレータ7及びシール
部材6(第二部分12・第一部分11)を順次重ねるよ
うに配置した後、さらにその上部側から上部スリーブ1
aを挿入し軸方向に押し込む。これにより、シール部材
6の外面が開口部1eの内面と密着し、両者の間がシー
ルされるとともに、上部スリーブ1aの先端部内側がハ
ウジング1bの後端部に挿入される。次に、各リード線
4及び9は、それぞれ芯線13の外側が絶縁被覆で覆わ
れた構造とされており、それぞれシール部材6及びセラ
ミックセパレータ7のリード線挿通孔11a、12a及
び7aに挿入され、その芯線13の先端に接続端子10
が取り付けられる。そして、それら接続端子10に各リ
ードフレーム3及び8が溶接されることによりそれぞれ
接続状態となる。また、上部スリーブ1aとハウジング
1bとは、その重なり部において周方向に溶接されるこ
とにより互いに気密状態で接合される。
ル部材6(第一部分11)の軸線方向中間部に対応する
位置において、上部スリーブ1aを縮径方向に加締める
ことにより、シール部材6の抜止めが施されて図1に示
す組み付け状態となる。
そのシール部材6において、第二部分12(の本体部1
5)の端面15aに隙間形成凸部16を形成することに
より、第一部分11の端面11bと第二部分12の端面
15aとの間に変形吸収隙間Sを形成する構成とした。
これにより、センサユニット20に熱サイクルが加わっ
た場合に、第一部分11と第二部分12との間の熱膨張
差により、第一部分11が第二部分12に押されて上部
スリーブ1aから飛び出すことを効果的に防止すること
が可能となる。
のような機構が考えられる。すなわち、図1に示すシー
ル構造50を加熱した場合、金属製の上部スリーブ1a
と、その内側にはめ込まれたシール部材6とはそれぞれ
熱膨張を起こす。次いで、これを冷却すると、上部スリ
ーブ1aの方がシール部材6よりも外側に位置し、かつ
熱伝導率も高いことから、上部スリーブ1aはシール部
材6よりも先に冷却されて収縮を起こす。これにより、
シール部材6は上部スリーブ1aにより径方向に圧縮さ
れる。
ッ素系ゴムにより、第二部分12はシリコン系ゴムで構
成されているが、シリコン系ゴムはフッ素系ゴムよりも
線膨張係数が高く、かつ軸線方向において第二部分12
の方が第一部分11よりも内側に位置していて冷却が進
みにくい。その結果、図4に示すように、冷却時におい
て第二部分12は第一部分11よりも収縮が遅れ、その
膨張差によって第二部分12は第一部分11よりも一時
的に余分に圧縮された状態となり、例えば同図(b)に
示すように第一部分11側に湾曲するなど、上部スリー
ブ1aから第一部分11を押し出す方向に変形を生ずる
こととなる。このとき、図14に示す従来のシール構造
のように、第一部分101と第二部分102とが密接配
置されていると、第二部分102の該変形により第一部
分101が押されて変位を受ける。そして、このような
加熱−冷却のサイクルを繰り返すに伴い上記変位が蓄積
され、やがては第一部分101に無視できない程度の上
部スリーブ100eからの飛び出しが生じて、シール性
が損なわれたりする問題につながる。
に、第一部分11と第二部分12との間に、図1に示す
ような変形吸収隙間Sが形成されていると、上記収縮遅
れによる第二部分12の変形が該隙間Sにより吸収さ
れ、第一部分11の飛び出しが防止されるものと考えら
れる。
ついて説明する。図5に示すように、隙間形成凸部16
は、本体部15の端面15aの中央部に1カ所のみ形成
することも可能である。また、図6に示すように、第二
部分12には、その板面を直径方向に横切るやや広幅の
溝状の凹部17を形成し、その凹部17の幅方向両側に
隙間形成凸部16を形成する構成でもよい。また、図7
に示すように、隙間形成凸部16は、本体部15の端面
15aの外周縁に沿う凸条部として形成してもよい。
は、その外側面から半径方向に切れ込む環状溝形態の凹
部21を1又は軸線方向に複数列(図では2列)形成し
た形態とすることがきる。この場合、凹部21が膨張吸
収空間として機能し、前述の収縮遅れによる第二部分1
2の変形を吸収することができる。また、図9に示すよ
うに第二部分12は、本体部15の内側に、膨張吸収空
間としての空隙部23が形成された構成とすることもで
きる。
16を第二部分12の底面12cに形成することもでき
る。この場合、セラミックセパレータ7と第二部分12
との間に変形吸収隙間Sが形成され、冷却時の第二部分
12の変形は該隙間Sにより吸収することができる。ま
た、隙間Sを第一部分11と第二部分12との間に形成
する場合、図11(a)に示すように、隙間形成凸部1
6を第一部分11に形成するようにしてもよい。さら
に、図11(b)に示すように、隙間形成凸部16を第
一部分11の底面(端面)11bと、第二部分12の底
面12cとの両方に形成することができる。この場合、
変形吸収隙間Sは、第一部分11と第二部分12との
間、及び第二部分12とセラミックセパレータ7との間
にそれぞれ形成されることなる。
の軸線方向において隣接する3以上の部分により形成し
てもよい。そして、それら各部のうち、互い隣接するあ
る2つの部分において、ケーシング1の開口部に遠い側
のもの(第二部分)が近い側のもの(第一部分)よりも
線膨張係数の大きい材質にて構成されている場合、その
第二部分の軸線方向における少なくとも一方の端面側、
もしくは該第二部分の内側に膨張吸収空間を形成するこ
とで、前述の本発明の効果を同様に達成することができ
る。
プの酸素センサに適用したセンサユニット40の一例を
示している。該センサユニット40は、酸素イオン伝導
性を有する固体電解質(例えばZrO2、Y2O2等)に
より構成された酸素濃淡電池素子と、該酸素濃淡電池素
子を所定の活性化温度に加熱するヒータとを有するセラ
ミック素子(検出素子)2とを備えている。検出素子2
は、上記センサユニット20と同様に、先端がガス導入
孔1d(図1)から導入された排気ガスと接触する検出
部(図示せず)とされる一方、後端側には大気導入口2
sが形成されており、ここから酸素濃淡電池素子の基準
ガスとなる大気(外気)が導入される。
は、筒状の上部スリーブ1aを含むケーシング1を有
し、その上部スリーブ1aの上部側壁には、貫通孔(気
体導入孔)41aが所定の間隔で周方向に沿って複数形
成されている。また、貫通孔41aが形成された部分に
おいて上部スリーブ1aの外周には、該貫通孔41aを
気通状態で塞ぐ撥水性のフィルタ42が外挿され、さら
にその外側には、周方向に複数の貫通孔(気体導入孔)
41bが形成されるとともに、フィルタ42を外側から
保持する外筒43が配置されている。そして、上記基準
ガスとしての大気は、貫通孔41b、フィルタ42及び
貫通孔41aを経てケーシング1内に導入される。ま
た、セラミックセパレータ7の中心部には軸線方向に貫
通する貫通孔(大気導入路)45が形成され、その先端
部が検出素子2の大気導入口2sに連通している。
部分11と第二部分12とからなり、第二部分12の底
面12cには、その外周縁部に周方向に沿って所定の角
度間隔で複数の隙間形成凸部16が形成されており、各
先端がセラミックセパレータ7の上端面に接するように
配置されている。これにより、第二部分12とセラミッ
クセパレータ7との間には変形吸収隙間Sが形成されて
いる。この変形吸収隙間Sは、貫通孔41a、フィルタ
42及び貫通孔41bにより形成されるケーシング1側
の大気導入経路と連通するとともに、セラミックセパレ
ータ7の大気導入路45とも連通している。そして、外
部からの大気は大気導入孔41から隙間Sに導入され、
さらに隙間Sから大気導入路45を通って検出素子2の
大気導入口2sに導かれるようになっている。これによ
り、センサユニット40において変形吸収隙間Sは、第
二部分12の収縮遅れによる変形を吸収し、第一部分1
1の上部スリーブ1aからの抜けを防止するとともに、
外部からの大気を検出素子2の大気導入口2sに導く大
気導入路としての役割も果たすこととなる。
の一例を示す正面断面図。
を上部スリーブ内へ挿入した状態を示す正面断面図。
の断面図。
図。
サに採用した一例を示す断面図。
凹部とを示す斜視図、及び図2のA−A断面図。
す断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも一端に開口部が形成された筒
状のケーシングの内側に検出素子が配置され、その検出
素子からの出力を取り出すリード線が、前記開口部から
外側に延出するとともに、前記ケーシングの該開口部が
形成されている端部内側に、前記リード線と前記ケーシ
ング内面との間をシールするゴム、樹脂等の高分子弾性
材料で構成されたシール部材が配置され、 そのシール部材は、前記ケーシングの軸線方向において
2以上の複数部分に分割して構成されるとともに、それ
ら複数部分のうちの、互い隣接する少なくともある2つ
の部分が、前記ケーシングの開口部に近い側のものを第
一部分、同じく遠い側のものを第二部分として、それら
が互いに異なる高分子弾性材料で構成されており、かつ
前記第二部分の軸線方向における少なくとも一方の端面
側に隣接して、もしくはその第二部分の内部に、当該第
二部分の軸線方向における変形を吸収する変形吸収空間
が形成されていることを特徴とするセンサのシール構
造。 - 【請求項2】 前記第二部分は前記第一部分よりも線膨
張係数の大きい材料で構成されている請求項1記載のセ
ンサのシール構造。 - 【請求項3】 前記変形吸収空間は、前記ケーシングの
軸線方向において前記第一部分と前記第二部分との間、
及び前記第二部分と該第二部分を挟んで前記第一部分と
反対側に配置された他部材との間の少なくともいずれか
に形成された変形吸収隙間である請求項1又は2に記載
のセンサのシール構造。 - 【請求項4】 前記ケーシングの軸線方向において、前
記第一部分の前記第二部分側に位置する端面、前記第二
部分の前記第一部分側に位置する端面、及び前記第二部
分の前記他部材側に面する端面の少なくともいずれか
に、前記変形吸収隙間の大きさを規定する隙間形成凸部
が、前記軸線方向に突出して形成されている請求項3記
載のセンサのシール構造。 - 【請求項5】 前記隙間形成凸部は、前記端面の外周縁
部においてその周方向に沿うように所定の角度間隔で形
成されている複数個の凸部、及び前記端面の外周縁部に
おいてその周方向に沿うように連続的に形成された環状
の凸状部のいずれかである請求項4記載のセンサのシー
ル構造。 - 【請求項6】 前記シール部材は、前記第一部分がフッ
素系ゴムにより、前記第二部分がシリコン系ゴムにより
それぞれ構成されている請求項1ないし5のいずれかに
記載のセンサのシール構造。 - 【請求項7】 前記シール部材は、フッ素系ゴム製の前
記第一部分と、シリコン系ゴム製の前記第二部分との2
部分からなるものであり、その第二部分を挟んで前記第
一部分と反対側には、前記他部材として、前記検出素子
からの複数の前記リード線を互いに分離した状態で保持
するためのセラミックセパレータが配置されている請求
項6記載のセンサのシール構造。
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|---|---|---|---|---|
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-
1998
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