JPH11271279A - 渦流探傷装置及びその調整方法 - Google Patents
渦流探傷装置及びその調整方法Info
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- JPH11271279A JPH11271279A JP7380598A JP7380598A JPH11271279A JP H11271279 A JPH11271279 A JP H11271279A JP 7380598 A JP7380598 A JP 7380598A JP 7380598 A JP7380598 A JP 7380598A JP H11271279 A JPH11271279 A JP H11271279A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自然欠陥検出に適した位相及び探傷周波数の
調整を短時間に行うことが可能な渦流探傷装置及びその
調整方法を提供する。 【解決の手段】 異なる複数の周波数を発生する発信器
4-1〜4-n,該発信器の各周波数の信号を重畳する混合器
6,該混合器からの出力交流電流で被検材を励磁し、探
傷信号を検出する探触子7,該探触子の検出信号を記憶
する記憶装置10を備える渦流探傷装置。異なる複数の周
波数を重畳して、被検査材を探傷し、そのときの自然欠
陥検出信号を各周波数のパルス信号と同期して記憶して
おき、探傷信号として繰り返し用いることにより、任意
の自然欠陥の検出に対応した最適周波数及び最適位相の
調整を行う。
調整を短時間に行うことが可能な渦流探傷装置及びその
調整方法を提供する。 【解決の手段】 異なる複数の周波数を発生する発信器
4-1〜4-n,該発信器の各周波数の信号を重畳する混合器
6,該混合器からの出力交流電流で被検材を励磁し、探
傷信号を検出する探触子7,該探触子の検出信号を記憶
する記憶装置10を備える渦流探傷装置。異なる複数の周
波数を重畳して、被検査材を探傷し、そのときの自然欠
陥検出信号を各周波数のパルス信号と同期して記憶して
おき、探傷信号として繰り返し用いることにより、任意
の自然欠陥の検出に対応した最適周波数及び最適位相の
調整を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラメータ調整用
のシステムを有する渦流探傷装置及びそのパラメータ調
整方法に関するものである。
のシステムを有する渦流探傷装置及びそのパラメータ調
整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パラメータ調整を伴う渦流探傷装置は、
例えば特開昭52−75488号公報に開示されてい
る。これは、探傷感度の設定に必要な標準欠陥に対応す
る信号を純電気的な方法で随時模擬的に得ることによっ
て、探傷感度の設定作業における所要時間を著しく短縮
すると、説明されている。
例えば特開昭52−75488号公報に開示されてい
る。これは、探傷感度の設定に必要な標準欠陥に対応す
る信号を純電気的な方法で随時模擬的に得ることによっ
て、探傷感度の設定作業における所要時間を著しく短縮
すると、説明されている。
【0003】また、特開昭55−46182号公報に
は、1入力1出力型の記憶装置に人工的に形成した標準
傷に関するデータを記憶し、必要に応じて繰り返して探
傷信号に用いることにより、テストピースに基づく各部
分の調整,設定作業を短時間に簡単に行えるようにする
ことが説明されている。
は、1入力1出力型の記憶装置に人工的に形成した標準
傷に関するデータを記憶し、必要に応じて繰り返して探
傷信号に用いることにより、テストピースに基づく各部
分の調整,設定作業を短時間に簡単に行えるようにする
ことが説明されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数位相,複数探傷周
波数の選定が可能な渦流探傷装置において、探傷性能に
大きく関わってくるパラメータとして、探傷感度の他に
位相及び探傷周波数がある。そして、通常,位相及び探
傷周波数は、検出したい自然欠陥の位相特性,周波数特
性をオンラインで調査したうえで決定していく。このた
め最適位相及び最適探傷周波数を調整するまでには非常
に時間がかかる。これに対して、上記特開昭52―75
488号公報は、標準欠陥に対応する模擬信号をもとに
探傷感度の設定作業のみを短縮化することを目的として
おり、検出したい自然欠陥に適した位相や周波数の調整
作業は、短縮化できないという問題がある。
波数の選定が可能な渦流探傷装置において、探傷性能に
大きく関わってくるパラメータとして、探傷感度の他に
位相及び探傷周波数がある。そして、通常,位相及び探
傷周波数は、検出したい自然欠陥の位相特性,周波数特
性をオンラインで調査したうえで決定していく。このた
め最適位相及び最適探傷周波数を調整するまでには非常
に時間がかかる。これに対して、上記特開昭52―75
488号公報は、標準欠陥に対応する模擬信号をもとに
探傷感度の設定作業のみを短縮化することを目的として
おり、検出したい自然欠陥に適した位相や周波数の調整
作業は、短縮化できないという問題がある。
【0005】また、特開昭55―46182号公報で
は、記憶装置は1入力1出力型であるため、複数個の探
傷信号を並行して記憶することができない。位相や周波
数の調整においては、まず、探傷周波数を固定した状態
で標準傷のデータを記憶し、その探傷信号を繰り返し用
いて、その探傷周波数での位相特性をもとめる。次に、
探傷周波数を変えてデータを記憶し、その探傷信号を繰
り返し用いることで、変えた探傷周波数での位相特性を
もとめる、といった作業を複数回繰り返す。それらを比
較することで、最適な位相及び探傷周波数をもとめる必
要がある。すなわち、探傷周波数を変えるたびに、標準
傷のデータを記憶しなおさなければならないという問題
がある。
は、記憶装置は1入力1出力型であるため、複数個の探
傷信号を並行して記憶することができない。位相や周波
数の調整においては、まず、探傷周波数を固定した状態
で標準傷のデータを記憶し、その探傷信号を繰り返し用
いて、その探傷周波数での位相特性をもとめる。次に、
探傷周波数を変えてデータを記憶し、その探傷信号を繰
り返し用いることで、変えた探傷周波数での位相特性を
もとめる、といった作業を複数回繰り返す。それらを比
較することで、最適な位相及び探傷周波数をもとめる必
要がある。すなわち、探傷周波数を変えるたびに、標準
傷のデータを記憶しなおさなければならないという問題
がある。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点を解決し、
自然欠陥を対象としたパラメータ調整を容易にすること
ができる渦流探傷装置、及びその渦流探傷装置の各種パ
ラメータ調整方法を提供することを目的とする。
自然欠陥を対象としたパラメータ調整を容易にすること
ができる渦流探傷装置、及びその渦流探傷装置の各種パ
ラメータ調整方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るため本発明は、導体からなる被検査材を探傷する渦流
探傷装置において、異なる複数の周波数を発生する発信
器,該発信器の各周波数の信号を重畳する混合器,該混
合器からの出力交流電流で励磁し、探傷信号を検出する
探触子,該探触子の検出信号を記憶する記憶装置を設け
る。
るため本発明は、導体からなる被検査材を探傷する渦流
探傷装置において、異なる複数の周波数を発生する発信
器,該発信器の各周波数の信号を重畳する混合器,該混
合器からの出力交流電流で励磁し、探傷信号を検出する
探触子,該探触子の検出信号を記憶する記憶装置を設け
る。
【0008】これによれば、探傷周波数を変えて探傷す
るのではなく、異なる複数の周波数を重畳し、探触子の
励磁コイルに励磁し、被検査材上の自然欠陥を探傷する
ことができる。そして、探傷信号を各周波数のパルス信
号と同期して記憶しておけば、フィルタや移相器の設定
をかえてその探傷信号を繰り返し使用することで、同一
自然欠陥に対して異なる位相,探傷周波数で探傷するこ
とが可能となり、自然欠陥に対する位相特性,周波数特
性を容易にもとめることができる。
るのではなく、異なる複数の周波数を重畳し、探触子の
励磁コイルに励磁し、被検査材上の自然欠陥を探傷する
ことができる。そして、探傷信号を各周波数のパルス信
号と同期して記憶しておけば、フィルタや移相器の設定
をかえてその探傷信号を繰り返し使用することで、同一
自然欠陥に対して異なる位相,探傷周波数で探傷するこ
とが可能となり、自然欠陥に対する位相特性,周波数特
性を容易にもとめることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】(2)オンラインで被検査材を渦
流探傷する渦流探傷装置において、被検査材上の自然欠
陥を検出する探触子7と、該探触子7の平衡出力を2つ
に分岐するディストリビュータ8と、該ディストリビュ
ータ8の出力のうち一方をディジタルに変換するA/D
コンバータ9と、該A/Dコンバータ9によって変換さ
れて得たディジタル値の出力を複数個の制御回路5―1
〜5―nからの各指令により並行して記憶すると同時に
必要に応じて出力することが可能な多入力多出力型記憶
装置10と、該記憶装置10から出力されたデータをア
ナログ変換するD/Aコンバータ11と、該D/Aコン
バータ11の出力と上記ディストリビュータ8のもう一
方の出力とを切り替える切替器12―1〜12―nと、
上記記憶装置10に記憶開始指令及び出力開始指令をパ
ルス信号と同期して出力する複数個の制御回路5―1〜
5―nとからなるシステムを有することを特徴とする。
流探傷する渦流探傷装置において、被検査材上の自然欠
陥を検出する探触子7と、該探触子7の平衡出力を2つ
に分岐するディストリビュータ8と、該ディストリビュ
ータ8の出力のうち一方をディジタルに変換するA/D
コンバータ9と、該A/Dコンバータ9によって変換さ
れて得たディジタル値の出力を複数個の制御回路5―1
〜5―nからの各指令により並行して記憶すると同時に
必要に応じて出力することが可能な多入力多出力型記憶
装置10と、該記憶装置10から出力されたデータをア
ナログ変換するD/Aコンバータ11と、該D/Aコン
バータ11の出力と上記ディストリビュータ8のもう一
方の出力とを切り替える切替器12―1〜12―nと、
上記記憶装置10に記憶開始指令及び出力開始指令をパ
ルス信号と同期して出力する複数個の制御回路5―1〜
5―nとからなるシステムを有することを特徴とする。
【0010】(3)さらに、上記渦流探傷装置にて記憶
されたオンラインでの被検査材上の自然欠陥検出信号を
繰り返して探傷信号に用いることにより、同一の自然欠
陥に対する位相特性,周波数特性をもとめ、最適位相,
最適探傷周波数を決定することを特徴とする。
されたオンラインでの被検査材上の自然欠陥検出信号を
繰り返して探傷信号に用いることにより、同一の自然欠
陥に対する位相特性,周波数特性をもとめ、最適位相,
最適探傷周波数を決定することを特徴とする。
【0011】導体に近接して置かれた励磁コイルに交流
電流を流すと、磁束が発生し、導体には、電磁誘導によ
り渦電流が生じる。この渦電流のつくる磁束は、励磁コ
イルの磁束を打ち消す向きに生じる。導体に近接して置
かれた検出コイルには、この磁束によって電圧Vが誘起
される。電圧Vは、磁束密度Bに影響されるエリアを
S、検出コイルに鎖交する磁束をφとすると以下の式で
示される: V=−(dφ/dt)=−(d/dt)∫(S・B)ds ・・・(1)。
電流を流すと、磁束が発生し、導体には、電磁誘導によ
り渦電流が生じる。この渦電流のつくる磁束は、励磁コ
イルの磁束を打ち消す向きに生じる。導体に近接して置
かれた検出コイルには、この磁束によって電圧Vが誘起
される。電圧Vは、磁束密度Bに影響されるエリアを
S、検出コイルに鎖交する磁束をφとすると以下の式で
示される: V=−(dφ/dt)=−(d/dt)∫(S・B)ds ・・・(1)。
【0012】検出コイルに誘起されるこの電圧Vは、導
体の渦電流による磁束によって変化する。この電圧Vに
基づいてコイルインピーダンスを分析して、導体上にあ
る疵による渦電流の変化や、コイルと導体間の磁束の変
化を検出するのが測定原理である。
体の渦電流による磁束によって変化する。この電圧Vに
基づいてコイルインピーダンスを分析して、導体上にあ
る疵による渦電流の変化や、コイルと導体間の磁束の変
化を検出するのが測定原理である。
【0013】そして、渦流探傷器には、疵によるコイル
インピーダンス変化を感度よく検出するためのパラメー
タとして、探傷感度,位相,探傷周波数がある。探傷感
度は、疵の疵信号をある特定レベルに調整するためのパ
ラメータである。位相は、疵形状に起因する疵検出信号
の指向性を考慮して決定するパラメータで、図2に欠陥
(疵)の位相特性の例を示す。
インピーダンス変化を感度よく検出するためのパラメー
タとして、探傷感度,位相,探傷周波数がある。探傷感
度は、疵の疵信号をある特定レベルに調整するためのパ
ラメータである。位相は、疵形状に起因する疵検出信号
の指向性を考慮して決定するパラメータで、図2に欠陥
(疵)の位相特性の例を示す。
【0014】図2の横軸は位相(度)、縦軸は疵種別の
S/Nであり、自然欠陥Aは、30度が最適な位相で、
自然欠陥Bは60度が最適な位相であることが分かる。
S/Nであり、自然欠陥Aは、30度が最適な位相で、
自然欠陥Bは60度が最適な位相であることが分かる。
【0015】 また、探傷周波数は浸透深さδに影響するパラメータであり、次式で表される : δ=√(ρ/πfμ) ・・・(2) ただし、δ:浸透深さ、ρ:電気固有抵抗、 μ:透磁率、 f:周波数 である。
【0016】すなわち、高周波の場合は浸透深さは浅
く、低周波の場合は浸透深さは深くなる。したがって検
出したい自然欠陥の深さに適した周波数を選定すること
が必要である。そのことを示したのが図3の周波数特性
である。
く、低周波の場合は浸透深さは深くなる。したがって検
出したい自然欠陥の深さに適した周波数を選定すること
が必要である。そのことを示したのが図3の周波数特性
である。
【0017】図3は、横軸に探傷周波数を、縦軸に疵種
別の最適位相時のS/Nをとったもので、自然欠陥Aは
10KHzが、自然欠陥Bは30KHzが最適探傷周波
数であることが分かる。
別の最適位相時のS/Nをとったもので、自然欠陥Aは
10KHzが、自然欠陥Bは30KHzが最適探傷周波
数であることが分かる。
【0018】つまり、自然欠陥Aを検出するためには、
位相を30度、探傷周波数を10KHzに、自然欠陥B
を検出するためには位相を60度、探傷周波数を30K
Hzに設定すればよいといえる。このように、ある自然
欠陥に対して最適な位相,周波数を選定するには、様々
な位相,探傷周波数で探傷し、それらを比較することが
必要である。
位相を30度、探傷周波数を10KHzに、自然欠陥B
を検出するためには位相を60度、探傷周波数を30K
Hzに設定すればよいといえる。このように、ある自然
欠陥に対して最適な位相,周波数を選定するには、様々
な位相,探傷周波数で探傷し、それらを比較することが
必要である。
【0019】本発明では、探傷周波数を変えて探傷する
のではなく、異なる複数の周波数を重畳し、探触子の励
磁コイルに励磁し、被検査材上の自然欠陥を探傷する。
そして、探傷信号を各周波数のパルス信号と同期して記
憶しておけば、フィルタや移相器の設定をかえてその探
傷信号を繰り返し使用することで、同一自然欠陥に対し
て異なる位相,探傷周波数で探傷することが可能とな
り、自然欠陥に対する位相特性,周波数特性を容易にも
とめることができる。
のではなく、異なる複数の周波数を重畳し、探触子の励
磁コイルに励磁し、被検査材上の自然欠陥を探傷する。
そして、探傷信号を各周波数のパルス信号と同期して記
憶しておけば、フィルタや移相器の設定をかえてその探
傷信号を繰り返し使用することで、同一自然欠陥に対し
て異なる位相,探傷周波数で探傷することが可能とな
り、自然欠陥に対する位相特性,周波数特性を容易にも
とめることができる。
【0020】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0021】
【実施例】図1に、本発明の一実施例を示す。この実施
例の渦流探傷装置は、線材を被検査材としてこの表面に
存在する自然欠陥を検出するものである。発振回路1
は、基準パルスを発振し、分周比の異なる各分周回路2
―1〜2―nに出力する。分周回路2―1〜2―nは、
それぞれ異なる周波数のパルス信号をつくり、分周整形
回路4―1〜4―nにて交流電流を整形する。
例の渦流探傷装置は、線材を被検査材としてこの表面に
存在する自然欠陥を検出するものである。発振回路1
は、基準パルスを発振し、分周比の異なる各分周回路2
―1〜2―nに出力する。分周回路2―1〜2―nは、
それぞれ異なる周波数のパルス信号をつくり、分周整形
回路4―1〜4―nにて交流電流を整形する。
【0022】異なる周波数の交流電流は混合器6にて重
畳され、探触子7の励磁コイルを励磁する。また、探触
子7には励磁コイルと検出コイルとが組み込まれてお
り、単一の探触子7において、励磁コイルで励磁された
複数の探傷周波数における探傷信号を検出コイルで同時
に得ることができる。図示しない被検査材を通材したと
きに得られた探傷信号は、ディストリビュータ8にて分
岐され、一方はA/Dコンバータ9へ、もう一方は切替
器12―1〜12―nへと出力される。
畳され、探触子7の励磁コイルを励磁する。また、探触
子7には励磁コイルと検出コイルとが組み込まれてお
り、単一の探触子7において、励磁コイルで励磁された
複数の探傷周波数における探傷信号を検出コイルで同時
に得ることができる。図示しない被検査材を通材したと
きに得られた探傷信号は、ディストリビュータ8にて分
岐され、一方はA/Dコンバータ9へ、もう一方は切替
器12―1〜12―nへと出力される。
【0023】A/Dコンバータ9にてディジタルに変換
された探傷信号は、複数個の制御回路5―1〜5―nか
らの各記憶開始指令にしたがって記憶装置10に並行し
て記憶される。このとき、各制御回路5―1〜5―nか
らの各記憶開始指令は、互いに異なる周波数のパルス信
号にそれぞれ同期しているものとする。ディストリビュ
ータ8にて分岐されたもう一方の探傷信号は、切替器1
2―1〜12―nを経て、アンプ13―1〜13―nに
て増幅され、フィルタ14―1〜14―nを通して位相
検波器15―1〜15―nへと出力される。
された探傷信号は、複数個の制御回路5―1〜5―nか
らの各記憶開始指令にしたがって記憶装置10に並行し
て記憶される。このとき、各制御回路5―1〜5―nか
らの各記憶開始指令は、互いに異なる周波数のパルス信
号にそれぞれ同期しているものとする。ディストリビュ
ータ8にて分岐されたもう一方の探傷信号は、切替器1
2―1〜12―nを経て、アンプ13―1〜13―nに
て増幅され、フィルタ14―1〜14―nを通して位相
検波器15―1〜15―nへと出力される。
【0024】通常の探傷時は、探傷信号はこのルートを
通る。しかし、被検査材探傷中に重要な自然欠陥が発生
した場合には、この時に記憶装置10に記憶されたデー
タを繰り返し使用して、その自然欠陥の位相特性及び周
波数特性をもとめる。これは次のように行われる。ま
ず、切替器12―1〜12―nをD/Aコンバータ11
側に切替え、記憶装置10に記憶したデータを出力す
る。このときの出力は、パルス信号に同期した制御回路
5―1〜5―nからの出力開始指令に従う。また、フィ
ルタ14―1〜14―nの設定は、励磁コイルに励磁し
た複数の探傷周波数のうちの1つを中心周波数とする帯
域に設定する。この状態で1回の信号出力ごとに移送器
3―1〜3―nの位相設定を10度ずつ変えていき、そ
のときの信号処理後のレコーダ出力によりS/Nを測定
し、位相特性を調査する。
通る。しかし、被検査材探傷中に重要な自然欠陥が発生
した場合には、この時に記憶装置10に記憶されたデー
タを繰り返し使用して、その自然欠陥の位相特性及び周
波数特性をもとめる。これは次のように行われる。ま
ず、切替器12―1〜12―nをD/Aコンバータ11
側に切替え、記憶装置10に記憶したデータを出力す
る。このときの出力は、パルス信号に同期した制御回路
5―1〜5―nからの出力開始指令に従う。また、フィ
ルタ14―1〜14―nの設定は、励磁コイルに励磁し
た複数の探傷周波数のうちの1つを中心周波数とする帯
域に設定する。この状態で1回の信号出力ごとに移送器
3―1〜3―nの位相設定を10度ずつ変えていき、そ
のときの信号処理後のレコーダ出力によりS/Nを測定
し、位相特性を調査する。
【0025】これらの操作をすべての励磁周波数に対し
てフィルタ14―1〜14―nの設定を変えて実施し、
もっともS/Nが大きい時の位相及び探傷周波数を最適
位相,最適探傷周波数とする。このように、被検査材探
傷中の自然欠陥毎に対応した最適位相及び最適周波数を
決定する。自然欠陥の種類は、操業条件等によって変わ
り、被検査材探傷において重要な一連の自然欠陥が発生
するには、通常、数ヶ月かかる。この間に発生する自然
欠陥に対して上記の手法により、自然欠陥に対する最適
位相及び最適周波数の決定を行い、渦流探傷の調整を終
えることになる。
てフィルタ14―1〜14―nの設定を変えて実施し、
もっともS/Nが大きい時の位相及び探傷周波数を最適
位相,最適探傷周波数とする。このように、被検査材探
傷中の自然欠陥毎に対応した最適位相及び最適周波数を
決定する。自然欠陥の種類は、操業条件等によって変わ
り、被検査材探傷において重要な一連の自然欠陥が発生
するには、通常、数ヶ月かかる。この間に発生する自然
欠陥に対して上記の手法により、自然欠陥に対する最適
位相及び最適周波数の決定を行い、渦流探傷の調整を終
えることになる。
【0026】なお、本実施例では、1つの探触子7に複
数の異なる周波数を重畳した多重周波数型の渦流探傷器
のケースについて述べたが、複数個の探触子に互いに異
なる周波数を励磁したマルチプローブマルチ周波数型の
渦流探傷器の場合についても本発明は同様に実施するこ
とができる。この場合、探触子7が複数個の探触子群と
なり、その中の各探触子iは分周,整形回路4−iと切
替器12−iに接続される。また、複数個mの探触子
(7),混合器及びアンプ(6)および切換器(8)を
用いて、各探触子にn/mの分周,整形回路の出力を混
合した信号を与えるようにしてもよい。
数の異なる周波数を重畳した多重周波数型の渦流探傷器
のケースについて述べたが、複数個の探触子に互いに異
なる周波数を励磁したマルチプローブマルチ周波数型の
渦流探傷器の場合についても本発明は同様に実施するこ
とができる。この場合、探触子7が複数個の探触子群と
なり、その中の各探触子iは分周,整形回路4−iと切
替器12−iに接続される。また、複数個mの探触子
(7),混合器及びアンプ(6)および切換器(8)を
用いて、各探触子にn/mの分周,整形回路の出力を混
合した信号を与えるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】渦流探傷装置において、異なる複数の周
波数を重畳して、自然欠陥を探傷し、そして探傷信号を
各周波数のパルス信号と同期して記憶しておくことによ
り、任意の自然欠陥の検出に適した周波数及び位相の調
整を短時間にしかも簡単に行うことが可能となった。
波数を重畳して、自然欠陥を探傷し、そして探傷信号を
各周波数のパルス信号と同期して記憶しておくことによ
り、任意の自然欠陥の検出に適した周波数及び位相の調
整を短時間にしかも簡単に行うことが可能となった。
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】 探傷周波数を一定にした場合の、位相のずれ
に対するS/Nの変化をあらわすグラフである。
に対するS/Nの変化をあらわすグラフである。
【図3】 各探傷周波数における2種類の自然欠陥のS
/Nをあらわすグラフである。
/Nをあらわすグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 導体からなる被検査材を探傷する渦流探
傷装置において、異なる複数の周波数を発生する発信
器,該発信器の各周波数の信号を重畳する混合器,該混
合器からの出力交流電流で励磁し、探傷信号を検出する
探触子,該探触子の検出信号を記憶する記憶装置を設け
たことを特徴とする渦流探傷装置。 - 【請求項2】 オンラインで被検査材を渦流探傷する渦
流探傷装置において、被検査材上の自然欠陥を検出する
探触子7と、該探触子7の平衡出力を2つに分岐するデ
ィストリビュータ8と、該ディストリビュータ8の出力
のうち一方をディジタルに変換するA−Dコンバータ9
と、該A−Dコンバータ9によって変換されて得たディ
ジタル値の出力を複数個の制御回路5―1〜5―nから
の各指令により並行して記憶すると同時に必要に応じて
出力することが可能な多入力多出力型記憶装置10と、
該記憶装置10から出力されたデータをアナログ変換す
るD/Aコンバータ11と、該D/Aコンバータ11の
出力と上記ディストリビュータ8のもう一方の出力とを
切り替える切替器12―1〜12―nと、上記記憶装置
10に記憶開始指令及び出力開始指令をパルス信号と同
期して出力する複数個の制御回路5―1〜5―nとから
なり、上記D/Aコンバータ11の変換出力を渦流探傷
器の調整用信号として繰り返し使用することが可能なシ
ステムを有し、複数位相,複数探傷周波数の選定が可能
な渦流探傷装置。 - 【請求項3】 上記渦流探傷装置にて記憶されたオンラ
インでの被検査材上の自然欠陥検出信号を繰り返して探
傷信号に用いることにより、同一の自然欠陥に対する位
相特性,周波数特性をもとめ、最適位相及び最適探傷周
波数を決定する、請求項1又は請求項2記載の渦流探傷
装置の調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7380598A JPH11271279A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 渦流探傷装置及びその調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7380598A JPH11271279A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 渦流探傷装置及びその調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11271279A true JPH11271279A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13528763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7380598A Withdrawn JPH11271279A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 渦流探傷装置及びその調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11271279A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007187662A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | General Electric Co <Ge> | 位相分析による多周波渦電流を使用した非平面状部品の検査 |
| JP2015105926A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 |
| CN111983015A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-11-24 | 成都盛锴科技有限公司 | 一种车辆构架焊缝检测系统及检测方法 |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP7380598A patent/JPH11271279A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007187662A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | General Electric Co <Ge> | 位相分析による多周波渦電流を使用した非平面状部品の検査 |
| JP2015105926A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 |
| CN111983015A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-11-24 | 成都盛锴科技有限公司 | 一种车辆构架焊缝检测系统及检测方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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