JPH11272271A - 自動演奏装置及び記憶媒体 - Google Patents

自動演奏装置及び記憶媒体

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JPH11272271A
JPH11272271A JP10092633A JP9263398A JPH11272271A JP H11272271 A JPH11272271 A JP H11272271A JP 10092633 A JP10092633 A JP 10092633A JP 9263398 A JP9263398 A JP 9263398A JP H11272271 A JPH11272271 A JP H11272271A
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tone
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Yoshibumi Kira
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Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動演奏情報に含まれる規格外情報が如何な
る規格に準拠したものであっても、その演奏音を確実に
再現する自動演奏装置を提供する。 【解決手段】 記憶手段106には、MIDI規格で規
定されていない規格外情報(パラメータ1〜m等)に対
応した補正データが、それらの規格外情報に対する各メ
ーカ独自の規格A、B、C、・・・毎に予め記憶されて
いる。判別手段107は、自動演奏情報を受信して楽音
を発生する際に、受信した自動演奏情報に含まれる規格
外情報がどの規格のものであるかを判別する。補正手段
108は、判別手段107で判別された規格に対応した
補正データを用いて、受信した自動演奏情報に含まれる
規格外情報を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、MIDI
(Musical Instrument Digital Interface)規格での音
源標準化規格として定められているGM規格に従った情
報に基づいて、演奏音を発音する自動演奏装置、及びそ
れを実施するための処理ステップをコンピュータが読出
可能に格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子キーボードや電子ピアノ
等の電子楽器と一体的或いは別体に設けられた所謂自動
演奏装置が知られている。そして、この自動演奏装置と
外部装置間で情報を相互に伝達するために決められたデ
ータ転送の規格として、MIDI(Musical Instrument
Digital Interface)規格がある。MIDI規格では、
標準的な送受信のインターフェース回路とデータフォー
マットを定義しており、これに準拠した情報(MIDI
情報)は、種々のメッセージ情報からなる。
【0003】具体的には、MIDI情報は、チャンネル
・メッセージとシステム・メッセージに大別され、チャ
ンネル・メッセージは、さらにボイス・メッセージとモ
ード・メッセージに分けれらる。また、システム・メッ
セージは、エクスクルーシブ・メッセージ、コモン・メ
ッセージ、及びリアルタイム・メッセージに分けられ
る。以下、これらの概要を順に説明する。
【0004】(1)ボイス・メッセージ 通常の演奏情報は、全てボイス・メッセージに定義され
ている。このボイス・メッセージには、鍵盤の押鍵及び
離鍵に相当するノート・オン・オフ、様々なエフェクト
を送るコントロール・チェンジ、音色の切り換えをする
プログラム・チェンジ、ベンド情報を送るピッチ・ホイ
ール・チェンジ、及びアフター・タッチが含まれる。 (2)モード・メッセージ MIDIには、4つのモードがあり、このモードは、ポ
リ/モノ・モード、及びオムニ・オン/オフの組合せで
決定される。このモード・メッセージにて設定されたモ
ードに従って、情報の送受信が行われる。 (3)エクスクルーシブ・メッセージ メーカ専用のメッセージであり、音色パラメータやシー
ケンス・データ等、メーカ独自の情報は、全てこのエク
スクルーシブ・メッセージにより送られる。 (4)コモン・メッセージ、及びリアルタイム・メッセ
ージ 自動演奏のための制御は、コモン・メッセージ、及びリ
アルタイム・メッセージによって行われる。
【0005】これらの(1)〜(4)のメッセージの他
に、チューン・リクエスト・メッセージ、接続ケーブル
の断線によるトラブルを防ぐアクティブ・センシング・
メッセージ、及び初期状態に戻すシステム・リセット・
メッセージ等がある。
【0006】ここで、上述のようなMIDI情報の再現
性を高めることを目的として、MIDI規格での音源標
準化規格であるGM規格(以下、「MIDI音源規格」
とも言う)が定められている。このMIDI音源規格で
は、最低同時発音数及びプログラム・チェンジ(プログ
ラム番号)と音色の対応や、リズム・パートでの音程と
リズム音の割り当て等について規定されている。このよ
うなMIDI音源規格に対応した自動演奏装置であれ
ば、メーカを問わず略同じ演奏音を再現することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のMI
DI音源規格は、基本的には音色の並びを定めたもので
あり、音源方式等については定められていない。このた
め、自動演奏装置のメーカによっては、音色の微妙なニ
ュアンスが再現できない場合がある。すなわち、ある演
奏曲を完全なかたちで再現するためには、音色の並びだ
けではなく、サウンドコントロールやポルタメント等の
様々なパラメータが必要である。しかしながら、MID
I音源規格で定められているのは、基本的には音色の並
びのみであるため、微妙な曲のニュアンスを再現するこ
とができない。
【0008】また、音色の数についても、プログラム・
チェンジにより”0”〜”127”のプログラム番号で
音色の切り換えが可能なようになされているが、すなわ
ち128種類の音色が切り換え可能なようになされてい
るが、それ以上の音色メモリ(音色を記憶しておくメモ
リ)を有する自動演奏装置では、バンク・セレクトによ
り、膨大な数の音色をコントロールできるようになされ
ている。したがって、このような自動演奏装置では、M
IDI音源規格での音色数だけでは、音の広がりを実現
することができない。
【0009】そこで、MIDI音源規格で定められてい
ない情報(MIDI音源規格に対して不足する情報、以
下、「規格外情報」とも言う)を補うために、その規格
外情報に対して、各メーカは各々独自の音源規格を設け
ることで音色の拡張を図っている。
【0010】しかしながら、各メーカ独自の音源規格
は、各メーカ各々の自動演奏装置に対応するものであ
り、互換性はない。すなわち、例えば、ある音色の音量
バランスをコントロールするためのパラメータの値が同
じであっても、一方のメーカの音源規格では、急激に変
化するカーブを示し、他方のメーカの音源規格では、な
だらかに変化した後急激に変化するカーブを示す、とい
うような違いがあり、同じパラメータ値とはいっても各
メーカ毎に、それに対する変化が異なる場合が多い。こ
のため、あるメーカの自動演奏装置で、他のメーカの自
動演奏装置のために作成された演奏情報(該他のメーカ
の音源規格に準拠した演奏情報)を再生すると、正しい
ニュアンスでその演奏曲を再現することができなかっ
た。
【0011】上述のように、従来では、MIDI音源規
格で定められていない仕様については、各メーカ毎に独
自の音源規格で各々対応していたため、互換性がなく、
自動演奏する自動演奏装置に対して、その装置のメーカ
とは異なるメーカの音源規格で作成されたMIDI情報
を用いると、正しいニュアンスでその演奏曲を再現する
ことができなかった。
【0012】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、自動演奏情報に含まれる規格外
情報が如何なる規格に準拠したものであっても、その演
奏音を確実に再現する自動演奏装置、及びこれを実施す
るための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納
した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、所定のデータ転送規格に準拠した自動演
奏情報を受信し、その自動演奏情報に基づいて楽音を発
生する自動演奏装置であって、上記所定のデータ転送規
格で規定されていない上記自動演奏情報に含まれる規格
外情報に対応した補正データを、該規格外情報に採用さ
れる任意の規格毎に予め記憶した記憶手段と、受信した
自動演奏情報に含まれる規定外情報に採用されている任
意の規格を判別する判別手段と、上記判別手段の判別結
果に基づいた補正データを上記記憶手段から読み出し
て、該補正データにより上記規定外情報を補正する補正
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記所定のデータ転送規格は、MIDI規格であり、上
記規定外情報は、少なくとも音源についてのパラメータ
を含むことを特徴とする。
【0015】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記任意の規格は、各メーカ独自の上記規定外情報に対
する規格であることを特徴とする。
【0016】第4の発明は、所定のデータ転送規格に準
拠した自動演奏情報を受信し、その自動演奏情報に基づ
いて楽音を発生するための処理ステップをコンピュータ
が読出可能に格納した記憶媒体であって、該処理ステッ
プは、受信した自動演奏情報に含まれる規定外情報に採
用されている任意の規格を判別する判別ステップと、上
記所定のデータ転送規格で規定されていない上記自動演
奏情報に含まれる規格外情報に対応した補正データが、
該規格外情報に採用される任意の規格毎に予め記憶され
たメモリから、上記判別ステップの判別結果に基づいた
補正データを読み出す読出ステップと、上記読出ステッ
プで読み出された補正データにより、上記規定外情報を
補正する補正ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】第5の発明は、上記第4の発明において、
上記所定のデータ転送規格は、MIDI規格であり、上
記規定外情報は、少なくとも音源についてのパラメータ
を含むことを特徴とする。
【0018】第6の発明は、上記第4の発明において、
上記任意の規格は、各メーカ独自の上記規定外情報に対
する規格であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0020】本発明に係る自動伴奏装置は、例えば、図
1に示すような電子楽器100に適用される。
【0021】この電子楽器100は、自動演奏機能を有
するものであり、上記図1に示すように、外部機器(図
示せず)に接続されたインターフェース回路102と、
鍵盤103に接続されたキースイッチ回路104と、操
作パネル112に接続されたパネルスイッチ回路113
と、RAM(Ramdom Access Memory)105と、ROM
(Read Only Memory)106と、CPU(Central Proc
essing Unit )107と、ディジタル/アナログ(D/
A)変換回路109、増幅器(アンプ)110、及びス
ピーカ110が順次接続された楽音発生回路108とを
備えており、これらはバス101により結合されてい
る。
【0022】まず、ROM106には、電子楽器100
全体を動作制御するための処理プログラムの他、楽音波
形データや種々の固定データ、自動演奏データ、及び自
動演奏機能のための処理プログラム等が予め記憶されて
いる。CPU107は、ROM106に記憶されている
各種プログラムを読み出して実行することで、電子楽器
100全体の動作制御を行う。このとき、RAM105
は、CPU107の作業用メモリとして用いられる。こ
れにより、電子楽器100は、次のように動作する。
【0023】例えば、鍵盤103及び操作パネル112
が操作されると、CPU107は、その操作状態をキー
スイッチ回路104及びパネルスイッチ回路113によ
り得て、鍵盤103の操作に従った音符情報、及び操作
パネル112の操作に従ったリズムや音色等のパラメー
タ情報等を楽音発生回路108に与える。楽音発生回路
108は、CPU107からの各情報に基づいて、RO
M106から楽音波形データを読み出し、その振幅やエ
ンベロープを加工して、D/A変換回路109に導出す
る。D/A変換回路109により得られる楽音信号は、
アンプ110を介してスピーカ111に与えられ、スピ
ーカ111から放音される。
【0024】また、操作パネル112にて自動演奏のた
めの操作が行われた場合には、CPU107は、その操
作に従った自動演奏データをROM106から読み出
す。
【0025】ここで、インターフェース回路102は、
自動演奏装置と外部装置の接続規格であるMIDI規格
により、この電子楽器100と外部装置間で情報の授受
を行うようになされている。これにより、CPU107
でROM106に記憶されている自動演奏データを外部
出力して、外部装置で自動演奏を行うようにすることも
可能となる。また、外部装置からの情報(MIDI情
報)を入力として、その情報に従って自動演奏を行うこ
とも可能となる。
【0026】そこで、CPU107は、操作パネル11
2での操作に従って、ROM106から読み出した自動
演奏データ、又は、インターフェース回路106からの
データ(MIDI情報)を楽音発生回路106に与え
る。楽音発生回路108は、CPU107からのデータ
に対応する楽音波形データをROM106から読み出
し、D/A変換回路109に導出する。D/A変換回路
109により得られる楽音信号は、アンプ110を介し
てスピーカ111に与えられ、スピーカ111から放音
される。
【0027】上述のような電子楽器100の最も特徴と
するところは、インターフェース回路102を介して入
力されるMIDI情報に従って自動演奏を行う際に、そ
のMIDI情報の音源規格が、どのメーカの規格である
かに応じて、MIDI情報に含まれる各種パラメータを
補正することにある。図2は、このような補正を行って
自動演奏するための、電子楽器100の要素的特徴を示
したものである。
【0028】この図2に示すように、ROM106に
は、n種類の音色(音色1、2、・・・、x、・・・、
n)毎の補正カーブ(変化カーブ)データ群T1
2 、・・・、Tx 、・・・、Tn が記憶されており、
これらの補正カーブデータ群T1 〜Tn は各々同様のデ
ータ構成としている。
【0029】例えば、音色xの補正カーブデータ群Tx
は、m種類の音色パラメータ(音色パラメータ1、2、
・・・、y、・・・、m)毎の補正カーブデータPx1
x2、・・・、Pxy、・・・、Pxmと、コントロールデ
ータの補正カーブデータCxとを含んでいる。ここでの
「音色パラメータ」とは、例えば、音量バランス、フィ
ルタ、エンベロープ、及びビブラート等の音色の特質を
変えるための種々のパラメータを示す。また、「コント
ロールデータ」とは、音色パラメータ以外のパラメータ
を示し、例えば、ある音色での発音中におけるベンド
(装飾音)のかかり具合等を制御するための情報等を含
んだものである。
【0030】また、音色xの補正カーブデータ群Tx
おいて、音色パラメータ毎の補正カーブデータPx1〜P
xmは各々同様のデータ構成としている。例えば、音色パ
ラメータyの補正カーブデータPxyは、種々のメーカで
各々使用されている音源規格(MIDI音源規格(GM
規格)で定められていない仕様についてのメーカ独自の
規格)A、B、C、・・・毎の補正カーブaxy、bxy
xy、・・・を含んでいる。また、音色パラメータyの
コントロールデータCxについても、音源規格A、B、
C、・・・毎の補正カーブax 、bx 、cx 、・・・を
含んでいる。そして、音色パラメータについての補正カ
ーブaxy、bxy、cxy、・・・は、各々の音色が他の音
源規格と同一又はできるだけ近似するような変化カーブ
からなる。また、コントロールデータについての補正カ
ーブax 、bx 、cx 、・・・も、対応するパラメータ
のバリューの変化カーブが他の楽音規格と同一又はでき
るだけ近似するような変化カーブからなる。
【0031】そこで、CPU107は、インターフェー
ス回路102からのMIDI情報を楽音発生回路108
に与えると共に、そのMIDI情報がどのメーカの音源
規格に従ったものであるかを認識し、それを示すための
情報を規格モードフラグFmod に設定する。楽音発生回
路108は、CPU107からのMIDI情報に従っ
て、自動演奏を構成する楽音データの音色を設定する
際、規格モードフラグFmod を参照し、その規格モード
フラグFmod に設定された情報に対応した補正カーブを
ROM106から読み出し、それを用いて設定した音色
を補正することで、インターフェース回路102により
入力されたMIDI情報が如何なる音源規格のものであ
っても、正しいニュアンスの演奏音を再現する楽音デー
タを得る。
【0032】このような動作を実現するために、例え
ば、ROM106には、MIDI情報による自動演奏機
能のための処理プログラムとして、図3に示すようなフ
ローチャートに従った処理プログラムが予め記憶されて
いる。この図3の処理プログラムが、CPU107によ
り読み出され実行されることで、電子楽器100では次
のようにしてMIDI情報による自動演奏が行われる。
【0033】先ず、CPU107は、初期化処理を行う
(ステップS201)。この初期化処理では、例えば、
インターフェース回路102により、外部装置からMI
DI情報を受信するための処理を行う。このMIDI情
報には、上述したように、各種メッセージを含んだ情報
であり、特に、音色の切り換えをするプログラム・チェ
ンジを含むメッセージや、外部装置のメーカ独自の音源
規格に準拠した音色パラメータ及びコントロールデータ
等を含んだ情報である。
【0034】次に、インターフェース回路102による
MIDI情報の受信が行われる(ステップS202)。
【0035】ここで、インターフェース回路102によ
り受信されたMIDI情報が、どのメーカの音源規格に
従った情報であるかは、メーカ独自の情報が含まれるエ
クスクルーシブ・メッセージにより認識することができ
る。そこで、CPU107は、インターフェース回路1
02で受信されたMIDI情報に、エクスクルーシブ・
メッセージが含まれるか否か(エクスクルーシブ・メッ
セージを受信したか否か)を判別する(ステップS20
3)。
【0036】ステップS203の判別の結果、エクスク
ルーシブ・メッセージ受信の場合、CPU107は、そ
のメッセージにより、MIDI情報がどのメーカの音源
規格に従ったものであるかを認識し、それを示すための
情報を規格モードフラグFmod に設定して(ステップS
204)、次のステップS205に進む。また、ステッ
プS203の判別の結果、メッセージ受信でなかった場
合、CPU107は、そのままステップS205に進
む。
【0037】ステップS205では、CPU107は、
インターフェース回路102で受信されたMIDI情報
に、音色の切り換えをするプログラム・チェンジが含ま
れるか否か(プログラム・チェンジを受信したか否か)
を判別する。
【0038】ステップS203の判別の結果、プログラ
ム・チェンジ受信の場合、CPU107は、そのプログ
ラム・チェンジを含むMIDI情報を楽音発生回路10
8に与える。
【0039】これを受けた楽音発生回路108は、先
ず、そのMIDI情報に含まれるプログラム・チェンジ
に従って、音色パラメータを切り換えて設定する(ステ
ップS206)。次に、楽音発生回路108は、規格モ
ードフラグFmod を参照することで、CPU107から
のMIDI情報がどの音源規格のものであるかを認識
し、それに対応する音色パラメータについての補正カー
ブをROM106から読み出す。そして、楽音発生回路
108は、ステップS206で設定した音色パラメータ
に対して、ROM106から読み出した補正カーブを用
いた補正を行う(ステップS207)。
【0040】これにより、例えば、インターフェース回
路102で受信されたMIDI情報が、あるメーカの楽
音規格Bに準拠した情報であった場合、このMIDI情
報に含まれる音色パラメータ(音量バランス、フィル
タ、エンベロープ、及びビブラート等、音色の特性を変
える各種の音色パラメータ1〜m)は、音色1〜n毎の
補正データT1 〜Tn のうち該当する音色の補正カーブ
により補正されることになる。具体的には、MIDI情
報に含まれる音色xについての音色パラメータyは、補
正カーブbxyを用いて補正される。他の音色についての
各々の音色パラメータについても同様にして補正され
る。したがって、電子楽器100において、発生される
自動演奏の楽音の音色は、受信されたMIDI情報に含
まれるプログラム・チェンジに従って切り替わり、その
切り替わった音色は、楽音規格Bでの音色と同一又は近
似したものとなる。
【0041】上述のようなステップS206、ステップ
S207の処理後、次のステップS208に進む。ま
た、ステップS203の判別の結果、プログラム・チェ
ンジ受信でなかった場合には、そのままステップS20
8に進む。
【0042】ステップS208では、CPU107は、
インターフェース回路102で受信されたMIDI情報
に、音色パラメータ以外の他のパラメータ、すなわちコ
ントロールデータが含まれるか否か(その他パラメータ
を受信したか否か)を判別する。
【0043】ステップS208の判別の結果、その他パ
ラメータ受信の場合、CPU107は、そのパラメータ
(コントロールデータ)を含むMIDI情報を楽音発生
回路108に与える。
【0044】これを受けた楽音発生回路108は、先
ず、規格モードフラグFmod を参照することで、CPU
107からのMIDI情報がどの音源規格のものである
かを認識し、それに対応するコントロールデータについ
ての補正カーブをROM106から読み出す。そして、
楽音発生回路108は、CPU107からのMIDI情
報に含まれるコントロールデータを、ROM106から
読み出した補正カーブで補正する(ステップS20
9)。
【0045】これにより、例えば、インターフェース回
路102で受信されたMIDI情報が、あるメーカの楽
音規格Bに準拠した情報であった場合、このMIDI情
報に含まれるコントロールデータは、音色1〜n毎の補
正カーブデータ群T1 〜Tnのうち該当するコントロー
ルデータの補正カーブにより補正されることになる。具
体的には、MIDI情報に含まれる音色xについてのコ
ントロールデータは、補正カーブbx を用いて補正され
る。他の音色についての各々のコントロールデータにつ
いても同様に補正される。
【0046】このようにして、楽音発生回路108は、
MIDI情報に含まれるコントロールデータを補正した
後、その補正したコントロールデータに従って、音色パ
ラメータの変更を行う(ステップS210)。したがっ
て、電子楽器100において、発生される自動演奏の楽
音の音色のバリュー変化は、受信されたMIDI情報に
含まれるコントロールデータに従って制御され、その制
御されたバリュー変化は、楽音規格Bでのバリュー変化
と同一又は近似したものとなる。
【0047】上述のようなステップS209、ステップ
S210の処理後、ステップS202に戻り、以降の処
理ステップが繰り返し行われる。また、ステップS20
8の判別の結果、その他パラメータ受信でなかった場合
には、そのままステップS202に戻り、以降の処理ス
テップが繰り返し行われる。
【0048】上述のように、本実施の形態では、音色毎
の音色パラメータの補正カーブを各メーカで採用されて
いる音源規格毎に設けると共に、音色毎のコントロール
データも各メーカで採用されている音源規格毎に設ける
ようにし、音色パラメータの補正カーブは、各々の音色
が他の音源規格と同一又はできるだけ近似するようなカ
ーブとし、コントロールデータの補正カーブも、対応す
るパラメータのバリュー変化が他の音源規格と同一又は
できるだけ近似するようなカーブとした。これにより、
受信したMIDI情報が、どのようなメーカで作成され
たものであっても、そのMIDI情報に従った演奏曲
を、正しいニュアンスで確実に再現することができる。
【0049】尚、上述した実施の形態では、受信したM
IDI情報がどの楽音規格のものであるかを認識するた
めの情報として、該MIDI情報に含まれるエクスクル
ーシブ・メッセージを用いたが、例えば、メーカ独自の
パラメータや、MIDIのコントロール・チェンジの一
つであるノンレジスト・パラメータ(NRPN)、或い
は、バンク(BANK)等により、楽音規格の認識を行
うようにしてもよい。
【0050】また、本発明の目的は、上述した実施の形
態での電子楽器100に限らず、そのCPU107の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコード(上記図
6を用いて説明した自動演奏機能を実現するための処理
ステップ)を記憶した記憶媒体を、システム或いは装置
に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又
はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム
コードを読みだして実行することによっても、達成され
ることは言うまでもない。プログラムコードを供給する
ための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROM等を用いることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、所定の
データ転送規格(MIDI規格等)で規定されていない
規格外情報(音色についてのパラメータやコントロール
データ等)に対応した補正データを、規定外情報に対す
る任意の規格(各メーカ独自で採用している規格等)毎
に予め用意し、自動演奏情報を受信して楽音を発生する
際に、受信した自動演奏情報に含まれる規格外情報がど
の規格のものであるかを判別し、その判別された規格に
対応した補正データを用いて、規格外情報を補正するよ
うにした。このように構成したことにより、受信した自
動演奏情報に含まれる規格外情報が、如何なる規格に準
拠して作成されたものであっても、その楽音を正しいニ
ュアンスで確実に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子楽器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記電子楽器の特徴的な構成を説明するための
ブロック図である。
【図3】上記電子楽器で実行されるMIDI情報の補正
処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
102 MIDIのインターフェース回路 106 ROM 107 CPU 108 楽音発生回路 Fmod 規格モードフラグ T1 〜Tn 補正カーブデータ群 Px1、Px2、・・・、Pxy、・・・、Pxm、Cx 補正
カーブデータ axy、bxy、cxy、・・・、ax 、bx 、cx 、・・・
補正カーブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータ転送規格に準拠した自動演
    奏情報を受信し、その自動演奏情報に基づいて楽音を発
    生する自動演奏装置であって、 上記所定のデータ転送規格で規定されていない上記自動
    演奏情報に含まれる規格外情報に対応した補正データ
    を、該規格外情報に採用される任意の規格毎に予め記憶
    した記憶手段と、 受信した自動演奏情報に含まれる規定外情報に採用され
    ている任意の規格を判別する判別手段と、 上記判別手段の判別結果に基づいた補正データを上記記
    憶手段から読み出して、該補正データにより上記規定外
    情報を補正する補正手段とを備えることを特徴とする自
    動演奏装置。
  2. 【請求項2】 上記所定のデータ転送規格は、MIDI
    規格であり、 上記規定外情報は、少なくとも音源についてのパラメー
    タを含むことを特徴とする請求項1記載の自動演奏装
    置。
  3. 【請求項3】 上記任意の規格は、各メーカ独自の上記
    規定外情報に対する規格であることを特徴とする請求項
    1記載の自動演奏装置。
  4. 【請求項4】 所定のデータ転送規格に準拠した自動演
    奏情報を受信し、その自動演奏情報に基づいて楽音を発
    生するための処理ステップをコンピュータが読出可能に
    格納した記憶媒体であって、該処理ステップは、 受信した自動演奏情報に含まれる規定外情報に採用され
    ている任意の規格を判別する判別ステップと、 上記所定のデータ転送規格で規定されていない上記自動
    演奏情報に含まれる規格外情報に対応した補正データ
    が、該規格外情報に採用される任意の規格毎に予め記憶
    されたメモリから、上記判別ステップの判別結果に基づ
    いた補正データを読み出す読出ステップと、 上記読出ステップで読み出された補正データにより、上
    記規定外情報を補正する補正ステップとを含むことを特
    徴とする記憶媒体。
  5. 【請求項5】 上記所定のデータ転送規格は、MIDI
    規格であり、 上記規定外情報は、少なくとも音源についてのパラメー
    タを含むことを特徴とする請求項4記載の記憶媒体。
  6. 【請求項6】 上記任意の規格は、各メーカ独自の上記
    規定外情報に対する規格であることを特徴とする請求項
    4記載の記憶媒体。
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