JPH11274036A - 荷電ビーム描画装置 - Google Patents

荷電ビーム描画装置

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JPH11274036A
JPH11274036A JP10073888A JP7388898A JPH11274036A JP H11274036 A JPH11274036 A JP H11274036A JP 10073888 A JP10073888 A JP 10073888A JP 7388898 A JP7388898 A JP 7388898A JP H11274036 A JPH11274036 A JP H11274036A
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和幸 奥薗
Toshio Yamaguchi
寿男 山口
Kazuto Matsuki
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 描画データ量の増加を引き起こすことなく、
偏向境界のずれた多重描画を行う。 【解決手段】 電子ビームを複数段の偏向器で偏向して
試料面上に所望パターンを描画する電子ビーム描画装置
において、複数のフレームに分けられた描画データを格
納した磁気ディスク31と、磁気ディスク31から入力
されたフレーム単位の描画データを順次抽出するパター
ンデータ領域抽出ユニット41と、抽出された描画デー
タを偏向幅の最も小さい副偏向器23dによって偏向可
能なサブフィールドサイズ以下の大きさのパターンデー
タに区分けするパターンデータ分割ユニット42と、区
分けされたパターンデータを一次的に記憶するパターン
メモリ32とを備え、記憶されたパターンデータを用い
て偏向境界のずれたストライプを構築し、この構築され
たストライプ毎に描画を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電ビーム又はレ
ーザビームを用いて半導体製造のためのマスクやウェハ
等を描画する技術に係わり、特に偏向境界をずらしたり
フィールドサイズを可変にする機能を有した荷電ビーム
描画装置、レーザビーム描画装置、及びこれらの描画装
置の制御プログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マスクやウェハ等の半導体基板上
に塗布されたレジストに半導体集積回路パターンを形成
するために、電子ビーム描画装置が用いられている。こ
の装置では、電子ビームを電磁気的手段により偏向し、
半導体基板上の所望の箇所に照射する。その際、広範囲
の偏向を行うと、収差などに起因する誤差が増大し描画
する図形に歪が生じる。このため、図形位置精度或いは
偏向境界における図形接続精度が許容される誤差以下と
なるように、偏向可能な領域の大きさは高々数mm程度
に制限されることが多い。
【0003】また、この種の装置においては、高精度か
つ高スループットな描画を可能とするため、主副2段或
いは主副副々からなる3段偏向など多段の偏向器により
ビームを偏向する方式が広く利用されている。一般に、
半導体集積回路は描画装置の偏向可能領域内に収まらな
い大きさを持つので、回路パターン全体(以下、チップ
と呼ぶ)を偏向可能な複数の領域に区画分けし、各区画
を繋ぎ合わせながら順次描画していく方式が用いられて
いる。
【0004】一方、半導体集積回路は、近年益々微細化
の一途を辿っている。これに伴い、更に高精度なパター
ン描画が要求されるようになってきた。こうした高精度
のパターン描画を実現するための一つの方法として、い
わゆる多重描画方式が最近提案されている。この方式
は、パターンを繰り返し重ねて描画することで、上記の
ように偏向幅を一定サイズ以下に収めてもなお問題とな
るパターン位置精度の誤差と偏向境界でのパターン接続
精度の誤差とを、平均化の効果により大幅に改善しよう
とするものである。
【0005】特開平5−234863号公報(以下、第
1の従来例と呼ぶ)には、同一の図形データから作成し
た部分領域の配置位置が異なるn個のデータを用い、こ
れらのデータを重ね合わせて描画することで、偏向境界
での図形の接続に誤差が生じないようにするための一般
的な概念が示されている。しかし、この方法では、偏向
境界のずれたn重分の描画データを予め準備しなければ
ならないため、データ変換時間と描画データ量の増加と
いう問題が不可避となる。一般に、CADなどで作成さ
れた半導体回路のパターンデータを描画装置に入力可能
なデータ(描画データ)に変換するためには、莫大な計
算時間が必要である。n重分のデータを作成すること
で、このデータ変換に要する計算時間は単純にn倍に増
加する。また、描画データ量もn倍に増加する。
【0006】また、データ変換時間の短縮及び描画デー
タ量の圧縮のために提案された、いわゆる階層処理デー
タ変換方式の場合には、データ変換時間及びデータ量
は、偏向境界をずらすことで、一般にはn倍より大きく
増加してしまう。階層処理方式のデータ変換において偏
向境界をずらすためには、データ中に存在するアレイな
どの階層構造を適宜分割する必要があり、このため偏向
境界をずらした描画データの作成にはより計算時間が消
費され、しかも階層破壊によりデータ量が増大してしま
うためである。
【0007】上記したデータ変換時間と描画データ量の
増加という問題を解決するために本発明者らは、予め準
備された1つの描画データを用いて偏向境界をずらしな
がら多重描画できる装置を既に提案している(特願平8
−187472号:以下、第2の従来例と呼ぶ)。この
装置においては、描画データとして最下段の偏向幅(以
下、サブフィールドサイズと呼ぶ)より小さい適当なサ
イズのフィールドで分割区分けされた(以下、この区分
けの領域をクラスタと呼ぶ)ものを予め準備することが
必要である。
【0008】このような描画データを用いることで、偏
向境界の異なる複数の描画データを準備せずとも、偏向
境界をシフトした多重描画が可能となることが特長であ
る。即ち、この装置においては何重の多重描画をしよう
とも、適当なクラスタサイズに分割された1つの描画デ
ータを準備すれば良く、描画データを変換するために必
要な計算時間が大幅に短縮され、また多重描画に必要な
データ量も大幅に小さくなるという利点がある。
【0009】また、特開平3−219617号公報(以
下、第3の従来例と呼ぶ)には、描画データを描画フィ
ールドに分割するに当たり、分割フィールドの1辺の長
さを描画装置の最大フィールドの長さの整数分の1と
し、描画目的に応じて、分割されたデータを一単位とし
て、或いは複数のデータを組み合わせて一単位として描
画時のフィールドとすることを特徴とする描画方法が記
載されている。
【0010】この方法は1重描画を念頭に置き、上記分
割フィールドサイズで分割された1つの描画データを用
いながら、描画目的に応じて描画時のフィールドサイズ
を所望の大きさに設定して描画するための方法を提供す
るものである。即ち、描画時間よりも描画精度が優先す
る場合には小さなフィールドで偏向歪の影響を極力抑え
て描画でき、逆に描画時間が描画精度より優先する場合
には上記分割されたフィールドを複数結合してより大き
なフィールドサイズで描画することが、予め準備された
一つのデータから可能である。
【0011】しかしながら、従来例2及び従来例3にお
いても次のような問題があった。即ち、従来例2,3で
は、最下段のフィールドサイズより小さい適当なサイズ
で分割区分けされた描画データを準備する必要がある。
そして、この分割によりデータ量が増加してしまう。こ
れは、フィールド分割により、フィールド境界近傍にあ
る図形が分割され、図形数が増加するためである。一般
に配線パターンでは、分割サイズがパターンの最小線幅
より十分大きい場合には、分割後の図形数は分割幅に逆
比例する。従って、分割幅が1/n倍になるとデータ量
はn倍に増加する。また、分割対象となる元の図形が分
割幅に比べて大きい場合には、分割後の図形数は分割幅
の2乗に逆比例する。つまり、この場合には分割幅が1
/n倍になるとデータ量はn2 倍に増加してしまう。
【0012】近年、半導体集積回路の大規模化は益々押
し進められており、これに伴い描画データ量は増大の一
途を辿っている。また、メモリ回路を混載したロジック
半導体回路などの開発,生産、或いは近年提案されてい
る光近接効果補正と呼ばれる技術によって、データ量増
加には拍車がかかる結果となっている。従来例2,3の
装置及び方法は、これに更に拍車をかけるものである。
【0013】一般に、データ量の増加によって、データ
処理計算機の大規模化、また磁気記憶装置など記憶媒体
の大規模化が必要となる。これらは、半導体製造のため
の設備投資を増大させる。また、データ処理時間、或い
はデータ入出力やネットワークを利用した描画データ転
送時間等も増大する。これらは、半導体製造の生産性を
減少させることになる。従って、描画データ量の増大
は、最終的には半導体集積回路のコストの上昇に繋が
る。さらに、データ量が極端に大きくなってしまうと、
描画データが記憶媒体或いは描画装置内部のパターンメ
モリに格納しきれない等の理由により、描画自体が不可
能となる場合もある。それ故、データ量圧縮は半導体回
路の生産における最重要課題の一つである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来例2
のように偏向境界のずれた多重描画を行うと、描画デー
タ量の大幅な増大を招く。さらに、従来例3のように描
画時のフィールドサイズを可変にしても、同様に描画デ
ータ量の大幅な増大を招く。そして、これらのデータ量
増大は、データ処理計算機の大規模化や記憶媒体の大規
模化を必要とし、半導体集積回路製造のための設備投資
を増大させる。さらに、データ処理時間或いは描画デー
タ転送時間等も増大し、半導体製造の生産性を減少させ
ることになり、最終的には半導体集積回路のコストの上
昇に繋がる。
【0015】なお、上記の問題は電子ビーム描画装置に
限らず、イオンビームを用いたイオンビーム描画装置、
或いはレーザ光を用いたレーザビーム描画装置について
も同様に言えることである。
【0016】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、描画データ量の増加を
引き起こすことなく、偏向境界のずれた多重描画を行う
ことを可能にする荷電ビーム描画装置及びレーザビーム
描画装置を提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、描画データ量
の増加を引き起こすことなく、描画時のフィールドサイ
ズの可変を可能にする荷電ビーム描画装置及びレーザビ
ーム描画装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の更に他の目的は、既存の描
画装置を殆ど変更することなく、コンピュータ制御によ
って、上述したような多重描画或いは1重描画を可能に
するための描画装置制御用のプログラムを記録した記録
媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は、次のような構成を採用している。 (1)荷電ビームを複数段の偏向器で偏向して試料面上
に所望パターンを描画する荷電ビーム描画装置であっ
て、複数の区画に分けられた描画データを入力する手段
と、入力された描画データから、少なくとも1つの区画
の全部又は一部を順次抽出する手段と、抽出された描画
データを偏向幅の最も小さい偏向器によって偏向可能な
サブフィールドサイズ以下の大きさのパターンデータに
区分けする手段と、区分けされたパターンデータを一次
的に記憶する手段と、一次的に記憶されたパターンデー
タの一部又は全部を用いて所定のストライプを構築する
手段と、構築されたストライプ毎に描画を行う手段とを
具備してなることを特徴とする。
【0020】(2)荷電ビームを複数段の偏向器で偏向
して試料面上に所望パターンを描画する荷電ビーム描画
装置であって、複数の区画に分けられた描画データを入
力する手段と、入力された描画データから、少なくとも
1つの区画の全部又は一部を順次抽出する手段と、抽出
された描画データを偏向幅の最も小さい偏向器によって
偏向可能なサブフィールドサイズより小さいクラスタ領
域に区分けされたパターンデータに区分けする手段と、
区分けされたパターンデータを一次的に記憶する手段
と、一時的に記憶されたパターンデータとは独立な大き
さのサブフィールドサイズを1重描画時又は多重描画の
各描画毎に設定する手段と、設定されたサイズのサブフ
ィールドを描画領域を覆うように1重描画時又は多重描
画の各描画毎に敷詰めて設定する手段と、設定されたサ
ブフィールドのいずれにクラスタが属するかを判定し、
各クラスタをそれが属するサブフィールドで描画する手
段とを具備してなることを特徴とする。
【0021】ここで、(1)(2)の発明の望ましい実
施態様としては次のものがあげられる。 (a) 荷電ビームは電子ビームであること。
【0022】(b) 抽出する領域としては、フレームデー
タを縦若しくは横に分割したものの一部、又はそれを複
数結合した領域であること。 (c) 区分けされたパターンデータを一時的に記憶する手
段は、チップを構成する2つ以上の区画で共通に参照さ
れる図形データの全部又は一部に対し該区分けを行った
パターンデータを記憶する第1の記憶手段と、チップを
構成する少なくとも1つの区画の全部又は一部に対し該
区分けを行ったパターンデータを記憶する第2の記憶手
段とから構成されること。
【0023】(3)レーザビームを試料面上の任意の位
置に照射して1重描画又は多重描画を行うレーザビーム
描画装置であって、複数の区画に分けられた描画データ
から、少なくとも1つの区画の全部又は一部を順次抽出
する、抽出された領域の描画データを最下段の偏向幅以
下の大きさのフィールドに区分けする手段と、区分けさ
れたデータを一時的に記憶する手段と、一時的に記憶さ
れたデータを読み出し、前記区分けされたフィールドを
一単位として、又は区分けされた複数のフィールドを組
み合わせて一単位として、描画時のフィールドを設定す
る手段とを具備してなることを特徴とする。
【0024】ここで、(3)の発明の望ましい実施態様
としては次のものがあげられる。 (a) 抽出する領域としては、フレームデータを縦若しく
は横に分割したものの一部、又はそれを複数結合した領
域であること。 (b) 区分けされたパターンデータを一時的に記憶する手
段は、チップを構成する2つ以上の区画で共通に参照さ
れる図形データの全部又は一部に対し該区分けを行った
パターンデータを記憶する第1の記憶手段と、チップを
構成する少なくとも1つの区画の全部又は一部に対し該
区分けを行ったパターンデータを記憶する第2の記憶手
段とから構成されること。
【0025】(4)荷電ビームを複数段の偏向器で偏向
して試料面上に所望パターンを描画する荷電ビーム描画
装置であり、偏向幅の最も小さい偏向器によって偏向可
能なサブフィールド以下の大きさで区分けされたパター
ンデータを用いて描画を行う荷電ビーム描画装置に用い
られ、前記サブフィールドサイズ以下の大きさに区分け
されたパターンデータを作成するためのプログラムであ
り、このプログラムを格納したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、複数の区画に分けられた描画デ
ータを入力する手順と、入力された描画データから、少
なくとも1つの区画の全部又は一部を順次抽出する手順
と、抽出された描画データをサブフィールドサイズ以下
の大きさのパターンデータに区分けする手順と、区分け
されたパターンデータを一次的に記憶する手順と、を実
行させるようにコンピュータを制御するためのプログラ
ムを格納していることを特徴とする。
【0026】(作用)本発明によれば、荷電ビーム描画
装置において、複数の区画に分けられた描画データか
ら、少なくとも1つの区画の全部又は一部を順次抽出
し、描画データを偏向幅の最も小さい偏向器によって偏
向可能なサブフィールドサイズ以下の大きさのパターン
データに区分けし、区分けされたパターンデータを一次
的に記憶するという構成を採用しているので、描画装置
のサブフィールドサイズ以下の適当なサイズを持つフィ
ールドでの区画分けをチップ全体に対して行った描画デ
ータを準備する必要はなく、チップデータの部分領域毎
に順次描画時に区画分けを行う。従って、上述の区画分
けに起因するデータ量増加を回避して、偏向境界のずれ
た多重描画若しくはサブフィールドサイズが可変の1重
描画を行うことができる。これは、荷電ビーム描画装置
に限らず、レーザ描画装置に関しても同様である。
【0027】また、上記区画分けを行う描画装置を制御
するプログラムを記録した記録媒体とこれを実行するた
めの汎用の計算機を利用することで、従来の描画装置に
若干の改造を施すことで、偏向境界のずれた多重描画若
しくは偏向フィールドサイズが可変の1重描画を行うこ
とができる。即ち、高精度の多重描画又は要求される精
度とスループットに合致した1重描画が、安価な設備投
資で実現できる。
【0028】従って本発明によれば、コストの上昇を抑
えて、高精度かつ生産性の高い半導体集積回路の製造が
可能となる。また、データ量が極めて大きいために描画
が不可能となるようなケースを抑止することができるた
め、より大規模な半導体集積回路の製造が可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係わる電子ビーム描画装置を示す概略構成図である。図
1に示したのは、三角形又は矩形などの所望の形状に成
形したビームを用いて描画を行う、いわゆる可変成形ビ
ーム型の電子ビーム描画装置であるが、スポットビーム
を用いた描画装置であっても良い。また、図1の描画装
置はビームを走査する方式がベクタスキャン方式の装置
であるが、ラスタスキャン方式であっても本発明は同様
に適用できる。さらに、図1の装置は、主偏向器及び副
偏向器の2段の偏向器を用いた描画装置であるが、主偏
向器のみからなる描画装置或いは3段以上の多段の偏向
器を持つ描画装置に対しても本発明は同様に適用するこ
とができる。
【0030】また、図1の装置の場合、本発明でいうと
ころの偏向幅の最も小さい偏向器とは副偏向器が該当す
るが、一般に、多段の偏向器を持つ描画装置の場合に
は、1段目の主偏向器が偏向幅が大きく、次に2段目の
副偏向器、次に3段目の偏向器の順で偏向幅が大きいの
で、本発明でいう最小偏向幅の偏向器とは最下段の偏向
器が該当することになる。
【0031】以下、図1に記載した描画装置の例を用い
て説明するが、まず本発明への導入として、図1の装置
に入力される描画データの構造について図2及び図3を
用いて説明する。
【0032】本実施形態においては、図2に示すよう
に、描画パターンの全域(以下、チップ領域と呼ぶ)1
は、フレーム2と呼ばれる帯状の領域に区分けされて定
義されている。図中、フレーム幅は典型的には主偏向器
で偏向可能な最大サイズであるが、このサイズ以下であ
っても良い。各フレームに対し1つのファイルが対応す
る。従って、図2の例では、チップ1は第1フレームか
ら第nフレームまでの夫々に対応するn個のファイルに
よって表現される。各フレームデータは、図3に示すよ
うに、さらにサブフィールド5と呼ばれる単位で区分け
される。そして、個々の図形はこれを包含するサブフィ
ールドに属するようにして定義される。
【0033】ここで、サブフィールド5と呼んだ単位
は、本実施形態においては描画時のサブフィールドと直
接的な関係はなく、描画データを区分けする便宜的なも
のであるので、以下では擬サブフィールドと呼ぶことに
する。また、本発明の実施形態においては、描画データ
中の帯状の単位をフレームと呼ぶが、実際の描画時には
1つ以上のフレームから擬サブフィールド5を抽出し、
それらを融合して新しい帯状の単位を作成し、この帯状
の単位毎に描画するものとする。以下では、描画時に融
合されるこの帯状の単位をストライプと呼ぶ。
【0034】本実施形態では、上述した構造の描画デー
タをとり、以下説明していくが、各フレームに1つのフ
ァイルが対応している必要は無く、複数のフレームが1
つのファイルにまとめられて定義されていても良いし、
チップ全体が1つのファイルにまとめられていても良
い。さらに、チップ全体が全く区画分けされていない描
画データであっても良い。また、少なくとも2つのフレ
ームで共通に参照される図形データの全部又は一部を集
めて、フレームを表すn個のファイルとは別の1つのフ
ァイルとして追加したデータ構造であってもよい。いず
れにせよ、これら描画データの構造の詳細は、本発明の
骨子とは無関係である。
【0035】次に、図1に従って本実施形態の描画装置
の概略を説明する。図中の10は試料室であり、この試
料室10内にはマスク等の半導体基板12を載置したテ
ーブル13が収容されている。以下、この実施形態にお
いては、半導体基板12はマスクであるとして説明す
る。テーブル13はテーブル駆動回路14によりX方向
(紙面左右方向)及びY方向(紙面表裏方向)に駆動さ
れる。テーブル13の移動位置は、レーザ測長計等を用
いた位置回路15により測定される。
【0036】試料室10の上方には、電子ビーム光学系
20が設置されている。この光学系20は、電子銃2
1、各種レンズ22a,〜,22d、ブランキング用偏
向器23a、ビーム寸法用可変偏向器23b、ビーム走
査用の主偏向器23c、ビーム走査用の副偏向器23
d、及び2個のビーム成形用アパーチャ24a,24b
などから構成されている。
【0037】そして、主偏向器23cにより所定の副偏
向領域(サブフィールド)に位置決めし、副偏向器23
dによりサブフィールド内での図形描画位置の位置決め
を行うと共に、ビーム寸法可変用偏向器23b及びビー
ム成形用アパーチャ24a,24bによりビーム形状を
制御し、テーブル13を一方向に連続移動させながらサ
ブフィールドを描画処理する。このようにして1つのサ
ブフィールドの描画が終了したら、次のサブフィールド
の描画に移る。
【0038】このようにして、ストライプを構成する全
てのサブフィールドの描画が終了したら、テーブル13
を連続移動方向と直交する方向にステップ移動させ、上
記処理を繰り返して各ストライプ領域を順次描画するよ
うになっている。ここで、ストライプは主偏向器23c
の偏向幅で決まる帯状の描画領域であり、サブフィール
ドは副偏向器23dの偏向幅で決まる単位描画領域であ
る。
【0039】本実施形態において、描画方法は以下の通
りである。まず、制御計算機30に描画開始の命令が送
られる。この命令を受けた制御計算機30は、これに接
続された記憶媒体である磁気ディスク31にアクセスし
描画データのチップサイズ、チップを構成するフレーム
数及びフレーム幅などの情報を入手すると共に、多重描
画における何重目の描画であるかを判別して、描画する
第1のストライプ領域を決定する。この実施形態では、
記憶媒体として磁気ディスク31を用いているが、磁気
テープや光磁気ディスクなどであっても良い。また、最
も好ましい実施形態においては、ストライプ領域は多重
描画の各描画毎にずれていることが望ましいが、必ずし
もずれている必要はない。
【0040】続いて、制御計算機30は、このストライ
プ領域の情報及びパターン抽出命令をパターンデータ領
域抽出ユニット41に送信する。この情報を受けたパタ
ーンデータ領域抽出ユニット41は、指定されたストラ
イプ領域を描画するために必要となるフレーム番号、及
び各フレームデータから抽出しなければならない領域
を、磁気ディスク31に格納された描画データを解析し
て求める。この抽出しなければならない領域を、{fs
1 ,fs 2 ,....,fs k }とする。ここで、抽出しな
ければならない領域は、一般にはストライプ毎に異な
る。fs 1 の上付き添え字Sは今注目しているストライ
プ番号を表す。
【0041】これらの領域に対して、パターンデータ領
域抽出ユニット41は以下の処理を行う。まず、領域f
s 1 に存在する描画パターンデータを磁気ディスク装置
31にアクセスし取り出して、パターンデータ分割ユニ
ット42に転送すると共に、パターンデータ分割ユニッ
ト42に対してクラスタ分割処理を行うよう命令を送信
する。パターンデータ分割ユニット42は、クラスタ分
割を行うべき描画データを抽出ユニット41から受け取
り、かつクラスタのサイズを制御計算機から受けとり、
このサイズで描画データをクラスタ分割する。
【0042】クラスタ分割が終了したデータは順次パタ
ーンメモリ32にかき出す。同様の処理を、領域fs
2 ,....,fs k に対して行い、領域fs k のクラスタ
分割処理が終了したところで、分割処理終了信号を制御
計算機30に対して送信する。この信号を受信した制御
計算機30は、続いてパターンデータ展開ユニット40
に対して、パターンメモリ32に格納されたクラスタ分
割後のパターンデータをデータ展開するよう実行命令を
送信する。
【0043】ここで、パターンメモリ32は、1つの連
続したメモリである必要は無いことに注意する。複数の
パターンメモリから構成されており、クラスタ分割され
た領域fs 1 ,fs 2 ,....,fs k を夫々別のメモリ
に格納しても良いし、異なるストライプに属するクラス
タ分割されたパターンデータを複数のパターンメモリに
分けて格納していても良い。さらに、チップを構成する
少なくとも2つの区画で共通に参照される図形データの
全部又は一部をクラスタ分割したパターンデータを保持
する専用パターンメモリと、チップデータを構成する一
つの区画の全部又は一部をクラスタ分割したパターンデ
ータを保持するパターンメモリから構成されていても良
い。
【0044】本実施形態において、データ展開ユニット
40によって行われる処理、及び以降の描画方法は従来
例2に記載された技術に基づいて行われるものとして以
下説明するが、この詳細は本発明の骨子とは特に関係が
なく、種々に変形された処理フローを持つ描画処理ユニ
ットの集合体によって描画を行ってもよい。まず、パタ
ーンデータ展開回路40で得られる描画データは、デー
タ解析部であるパターンデータデコーダ33及び描画デ
ータデコーダ34により解析され、ブランキング回路3
5、ビーム成形器ドライバ36、主偏向ドライバ37、
及び副偏向器ドライバ38に送られる。
【0045】パターンデータ展開ユニット40は、パタ
ーンメモリ32に格納されるデータから、制御計算機3
0によって設定されたストライプ領域に含まれるものを
選択し抽出する機能を持つ。パターンデータ展開ユニッ
ト40が該機能を持つ場合には、パターンデータ領域抽
出ユニット41によって抽出されるデータは、実際の描
画で必要となるストライプを構成するデータを最低限含
んでいれば良く、一般にはそれ以上のパターンを含んで
いても良い。また、パターンデータ展開回路40は、制
御計算機30により指令されたサブフィールドのずれを
含む設定方法を基に、クラスタのサブフィールドへの振
り分けを行う。この時、設定されるサブフィールドサイ
ズは、多重描画を構成する各描画毎に異なっていても良
い。
【0046】パターンデータデコーダ33では、上記デ
ータに基づいてブランキングデータが作成され、このデ
ータがブランキング回路35に送られる。更に、所望と
するビーム寸法データが作成され、このビーム寸法デー
タがビーム成形器ドライバ36に送られる。そして、ビ
ーム成形器ドライバ36から前記電子光学系20のビー
ム寸法可変用偏向器23bに所定の偏向信号が印加さ
れ、これにより電子ビームの寸法が制御される。
【0047】また描画データデコーダ34では、サブフ
ィールド位置決めデータが作成され、このデータが主偏
向器ドライバ37に送られる。そして、主偏向器ドライ
バ37から前記電子光学系20の主偏向器23cに所定
の偏向信号が印加され、これにより電子ビームは所定の
サブフィールド位置に偏向走査される。さらに副偏向器
走査のコントロール信号が発生し、この信号が副偏向器
ドライバ38に送られる。そして、副偏向器ドライバ3
8から副偏向器23dに所定の副偏向信号が印加され、
これによりサブフィールド内部の描画が行われる。
【0048】次に、本実施形態におけるパターンデータ
領域抽出ユニット41及びパターンデータ分割ユニット
42の処理について具体的に詳述する。図4は、以下の
説明で用いる描画パターンである。この例では、チップ
データは2つのフレームからなり、フレーム幅はそれぞ
れ1008μmである。本実施形態に従って、このパタ
ーンを2重描画する場合について以下説明する。
【0049】まず、制御計算機30が2重描画をする旨
の命令を受けて描画ジョブを開始する。制御計算機30
は、磁気ディスク31に格納された描画データにアクセ
スして、チップサイズ及びフレーム数などを解析し、ま
た描画の多重度を考慮して、図4に示す5つのストライ
プ領域を決定する。この実施形態では、図4のようにス
トライプ幅が1008μmの5つのストライプを504
μmずつずらしたストライプ領域が設定され、第1スト
ライプ→第2ストライプ→第3ストライプ→第4ストラ
イプ→第5ストライプの順に描画していく。また、図中
では分かりやすくするためx方向にもストライプ境界が
ずれているが、実際にはx方向のストライプ境界はずれ
ていなくても良い。
【0050】次に、第1ストライプの描画について説明
する。制御計算機30は、パターンデータ領域抽出ユニ
ット41に対し、設定された第1ストライプ領域にある
描画データを抽出するよう指令を送信する。パターンデ
ータ領域抽出ユニット41はこの命令を受け、磁気ディ
スク31に格納された描画データにアクセスすると共
に、該ストライプ領域にかかる描画データは図5(a)
の斜線で示した第1フレームの下半分(f1 1 )である
ことを解析によって求め、この領域のデータを第1フレ
ームのデータから抽出した図5(b)のデータをパター
ンデータ分割ユニット42に転送する。
【0051】続いて、パターンデータ分割ユニット42
はクラスタ分割処理を行う。クラスタ分割処理につい
て、図5(b)の領域Aを例にとり説明する。図6の上
段の図は、パターンデータ領域抽出ユニット41によっ
て抽出された描画データ(領域Aの部分)を拡大したも
のである。この例では、描画データは63μm幅の擬サ
ブフィールドサイズで区分けされているものとする。パ
ターンデータ分割ユニット42は、各擬サブフィールド
領域をクラスタの領域に区分けする(クラスタ分割処
理)。この例では、クラスタサイズは21μmであると
する。このクラスタ分割後のデータを示すのが図6の下
段の図である。パターンデータ分割ユニット42は、こ
のクラスタ分割後のデータをパターンメモリ32に書き
込む。
【0052】また、第1ストライプの場合には抽出する
領域としては、第1フレームの下半分(f1 1 )のみな
ので、クラスタ分割処理が終了した旨を制御計算機30
に送信して処理を終了する。制御計算機30はこの送信
を受け、次にパターデータ展開ユニット40を起動す
る。パターンデータ展開ユニット40は、前述した手順
でパターンデコーダ33及び描画データデコーダ34等
を駆動し、第1ストライプの描画を行う。
【0053】第1ストライプの描画が終了したら次に、
第2ストライプの描画に移る。制御計算機30は、パタ
ーンデータ領域抽出ユニット41に対して第2ストライ
プの領域を抽出するよう指令を送信する。第2ストライ
プを描画するために必要な領域は第1フレームの全体
(f2 1 )である(図7(a)参照)。パターン領域抽
出ユニット41は、第1フレームの全体をパターンデー
タ分割ユニット42に転送しクラスタ分割処理を行うよ
う指令を送信する。この指令を受けたパターンデータ分
割ユニット42は図7(a)のデータに対してクラスタ
分割処理を実行し、分割されたデータをパターンメモリ
32に書き込むと同時に、制御計算機30に対してクラ
スタ分割処理が終了した旨を送信する。制御計算機30
はパターンデータ展開ユニット40以下に描画指令を送
信して、第2ストライプの描画が実行される。
【0054】第2ストライプの描画が終了したら、次に
第3ストライプの処理に進む。まず、制御計算機30は
ストライプ3の領域枠を設定して、抽出指令をパターン
データ領域抽出ユニット41に送信する。パターンデー
タ領域抽出ユニット41は、磁気ディスク31に格納さ
れた描画データを解析して第3ストライプを描画するた
めには、第1フレームと第2フレームのデータが必要で
あることを解析し、まず、第1フレームの第3ストライ
プにかかる部分(図7(b)の右下がりの斜線部(f3
1 ))を抽出し、パターンデータ分割ユニット42にデ
ータを転送すると共にパターンデータ分割ユニット42
にクラスタ分割処理を実行するよう指令する。パターン
データ分割ユニット42は、この部分のクラスタ分割処
理を実行し、クラスタ分割されたデータをパターンメモ
リ32に書き込む。
【0055】この処理が終了したらパターンデータ分割
ユニット42は、第2フレームの下半分(図7(b)の
右上がりの斜線部(f3 2 ))のデータをパターンデー
タ領域抽出ユニット41から受け取り、クラスタ分割処
理を行いこのデータをパターンメモリ32に追加する。
この段階でパターンメモリには、第1フレームの上半分
と第2フレームの下半分をクラスタ分割したデータが格
納されている。なお、この段階でパターンメモリ32に
格納されたクラスタ分割後のデータを装置の描画順に適
したように並べ替えても良い。
【0056】以上で第3ストライプを描画するために必
要なクラスタ分割処理が終了するので、パターンデータ
分割ユニット42は制御計算機30に対し、クラスタ分
割処理が終了した旨を送信する。制御計算機30は、パ
ターンデータ展開ユニット40に対し第3ストライプの
描画を指令し第3ストライプの描画が実行される。
【0057】第3ストライプの描画が終了したら、第4
ストライプの処理に進む。第2フレームの全体が第4ス
トライプの描画に必要なデータである。パターンデータ
領域抽出ユニット41は、図7(c)の斜線部(f4
1 )のデータを抽出する。以下、第2ストライプで説明
したと同様の処理が行われて、第4ストライプの描画行
われる。第4ストライプの描画が終了したら、同様にし
て図7(d)の第5ストライプの描画を行い、チップデ
ータ全体の2重描画が終了する。
【0058】なお、パターンデータ領域抽出ユニット4
1、パターンデータ分割ユニット42は専用のハードウ
ェアであっても良く、それぞれ本実施形態で説明した機
能を有する描画装置制御用プログラムを記録した記録媒
体が結合された汎用計算機であっても良い。また、本実
施形態で説明した機能を有する描画装置制御用プログラ
ムを記憶した、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)
などのプロセッサであっても良い。また、パターンデー
タ展開ユニット40も同様に、例えば従来例2に記載さ
れたと同様の機能を持つ描画装置制御用プログラムを記
録した記録媒体が結合された汎用計算機であっても良
く、もちろん専用のハードウェアであっても良い。さら
に、これらのプログラムは同一の記録媒体に記録され
て、1台以上の制御計算機に結合されていても良い。
【0059】ところで、本実施形態で説明した描画装置
では、例えば2重描画の場合、各フレームのパターンに
つき夫々2回ずつクラスタ分割を行う必要がある。これ
は、容量の小さいパターンメモリ32を仮定したためで
ある。容量が大きいパターンメモリ32を搭載した装置
では、制御計算機30は以下の手順に従って、クラスタ
分割処理が1回で済むように描画ジョブを制御しても良
い。以下、図4の例で説明する。
【0060】まず、描画ジョブ開始の指令を受けた制御
計算機30は、パターンデータ領域抽出ユニット41に
対し、第1フレームのデータを抽出するように指令を送
信する。パターンデータ領域抽出ユニット41はこの指
令を受け、磁気ディスク31に格納された描画データに
アクセスすると共に、第1フレームのデータをパターン
データ分割ユニット42に転送する。
【0061】パターンデータ分割ユニット42は、この
第1フレームのデータを受け取りクラスタ分割処理を行
って、クラスタ分割後のデータをパターンメモリ32に
書き込む。パターンデータ分割ユニット42は、パター
ンデータ領域抽出ユニット41からクラスタ分割するよ
う指令された領域(第1フレーム)のクラスタ分割処理
が終了したため、終了信号を制御計算機30に送信して
処理を終了する。制御計算機30はこの送信を受け、次
にパターンデータ展開ユニット40を起動し、第1スト
ライプの描画を行うよう指令を送信する。パターンデー
タ展開ユニット40は、前述した手順でパターンデコー
ダ33及び描画データデコーダ34等を駆動し、第1ス
トライプの描画を行う。
【0062】ここで、パターンデータ分割ユニット42
の処理について更に説明する。図8は、パターンデータ
分割ユニット42の詳細ブロック図である。パターンデ
ータ分割ユニット42は、ユニットコントローラ81,
クラスタ分割回路82,図形データソート回路83,ク
ラスタソート回路84,配置データソート回路85,作
業用メモリ86,セルアドレス変換回路87,セル図形
データ転送回路88,配置データ転送回路89などから
なる。各回路の処理について、図6の擬サブフィールド
aを拡大した図9を用いて説明する。
【0063】なお、磁気ディスク31に格納される描画
データとしては、個々のパターンはセルと呼ばれる単位
にまとめて定義されており、このセルをフレームデータ
中で参照する形式を持つものが近年主流であるので、以
下最適な実施形態として、この構造を持った描画データ
が磁気ディスク31に格納されているものとして説明す
る。
【0064】ユニットコントローラ81は、パターンデ
ータ抽出ユニット41から受け取った描画データのう
ち、セルデータを1つずつクラスタ分割回路82へと入
力する。クラスタ分割回路82は、セル内の擬サブフィ
ールドのそれぞれに対しクラスタ分割を行う。図6及び
図9を例として説明する。まず、クラスタ分割回路82
は図6の上段にある擬サブフィールドaに対し、ユニッ
トコントローラ81から指定されたクラスタ分割幅でク
ラスタ境界を設定する。この例においては、クラスタ分
割幅は21μmであり、図9に示されたような9個のク
ラスタに区分けされる。
【0065】本実施形態では、2つのインデックスX及
びYを用い、各クラスタ領域を(X,Y)のように記述
することにする。クラスタ分割回路82は、この境界上
にある図形を分割すると共に、分割された図形がどのク
ラスタ区画に属するかを判定する。擬サブフィールドa
の場合には、1個の等脚台形が図9に示されるような図
形U〜図形Zの6個の図形に分割され、各クラスタへ振
り分けられ、作業用メモリ86に格納される。例えば、
図Uはクラスタ(1,1)に属することが判定され、ク
ラスタ(1,1)に登録され作業用メモリ86に格納さ
れる。1個のセルに存在する全ての擬サブフィールドに
対しクラスタ分割が終了したら、次の図形データソート
回路83が起動される。
【0066】図形データソート回路83は、作業用メモ
リ86に格納されるクラスタ分割されたセルデータに対
し、各クラスタ毎に図形を描画装置に適した順番にソー
トする。この図形データのソートが終了したら、次にク
ラスタソート回路84が起動される。クラスタソート回
路84は、セルの擬サブフィールドの各々に対し、クラ
スタを描画装置に適した順番にソートする。
【0067】本実施形態においては、擬サブフィールド
内において、クラスタ区画の左下点の座標が、X昇順
(第1キー),Y昇順(第2キー)となるようにソート
する。即ち、図9のクラスタは、(1,1),(1,
2),(1,3),(2,1),(2,2),(2,
3),(3,1),(3,2),(3,3)の順番にソ
ートされる。また、本実施形態において描画データは、
各セルがフレームデータ中でポインタによって参照され
る形式となっているが、クラスタ分割により、一般に図
形数が増大し図形データ量が増加することによってポイ
ンタのアドレスが変化してしまうという問題が発生して
しまうので、クラスタソート回路84は、クラスタ分割
されたセル図形データ量をカウントし、クラスタ分割前
のセルのアドレスとクラスタ分割後のアドレスの変換テ
ーブルを作成する。
【0068】こうして、第1ストライプに定義されるセ
ルデータのクラスタ分割が全て終了すると、セル図形デ
ータ転送回路88が起動され、作業メモリ86中の図形
データがパターンメモリ32へと転送される。この処理
を入力された全てのセルについて終了したら、ユニット
コントローラ81は、制御計算機30に、セルのクラス
タ分割が終了した旨の信号を送信する。
【0069】一方、配置データソート回路85により、
入力された1フレーム又は2フレーム分のセルの配置デ
ータは、ストライプ領域において描画装置に適した順と
なるようにソートされ、その順番に従ってセル配置デー
タアドレステーブルが作成される。続いて、配置データ
転送回路89が起動され、セル配置データアドレステー
ブルの順に従って、セル配置データをパターンメモリ3
2に転送する。このとき、各配置におかれているセルの
アドレスポインタの値は、セルアドレス変換回路87に
よってクラスタ分割後のセルアドレスへと変換される。
こうして第1ストライプの全てのセル配置データの転送
が終了したら、ユニットコントローラ81は、制御計算
機30にセルの配置データが転送された旨の信号を送信
し、制御計算機30は第1ストライプの描画を実行す
る。
【0070】第1ストライプの描画が終了したら、次に
制御計算機30は第2ストライプの描画のための制御を
開始する。パターンメモリ32には、第1フレームをク
ラスタ分割したパターンデータが開放されないまま格納
されている。第2ストライプの描画のために、新たにク
ラスタ分割が必要となるフレームはない。従って、制御
計算機30は、パターンデータ領域抽出ユニット41及
びパターンデータ分割ユニット42を起動せず、直接パ
ターンデータ展開ユニット40を起動して第2ストライ
プの描画を実行するよう指令を送信する。パターンデー
タ展開ユニット40は、前述した手順でパターンデコー
ダ33及び描画データデコーダ34等を駆動し、第2ス
トライプの描画を行う。
【0071】第2ストライプの描画が終了したら、第3
ストライプの描画を行うわけであるが、制御計算機30
は、第3ストライプの描画をするためには第2フレーム
をクラスタ分割したパターンデータが必要があることを
解析によって求め、パターンデータ領域抽出ユニット4
1に対し、第2フレームの描画データを抽出しパターン
データ分割ユニット42に転送するように指令を送信す
る。
【0072】パターンデータ分割ユニット42は、第2
フレームのデータを受け取りクラスタ分割処理を行っ
て、クラスタ分割後のデータをパターンメモリ32に書
き込む。パターンデータ分割ユニット42は、パターン
データ領域抽出ユニット41から、クラスタ分割するよ
う指令された領域(第2フレーム)のクラスタ分割処理
が終了したため、終了信号を制御計算機30に送信して
処理を終了する。この段階でパターンメモリ32には、
第1フレームをクラスタ分割したパターンデータと第2
フレームをクラスタ分割したパターンデータとが格納さ
れている。
【0073】次いで、制御計算機30は第2フレームの
クラスタ分割が終了した旨の送信を受け、パターンデー
タ展開ユニット40を起動し、第3ストライプの描画を
行うよう指令を送信する。パターンデータ展開ユニット
40は、パターンメモリ32に格納されている第1フレ
ームと第2フレームをクラスタ分割したデータから第3
ストライプを描画するために必要な部分を抽出し、かつ
前述した手順でパターンデコーダ33及び描画データデ
コーダ34等を駆動し、第3ストライプの描画を行う。
【0074】こうして第3ストライプの描画が終了した
ら、制御計算機30は第4ストライプの描画のための制
御を開始する。まず、制御計算機30は、第4ストライ
プ以降の描画では第1フレームの描画データをクラスタ
分割したパターンデータは不要であることを解析によっ
て求め、パターンメモリ32から消去又は開放する。こ
の段階で、パターンメモリ32には、第2フレームをク
ラスタ分割したパターンデータのみが格納されている。
【0075】第4ストライプの描画のために、新たにク
ラスタ分割しなければならないフレームはない。従っ
て、制御計算機30は、パターンデータ領域抽出ユニッ
ト41及びパターンデータ分割ユニット42を起動せ
ず、直接パターンデータ展開ユニット40を起動し、第
4ストライプの描画を行うよう指令を送信し、前述した
処理の流れに従って第4ストライプの描画を終了する。
第4ストライプの描画が終了したら、同様にして第5ス
トライプの描画を行い、チップ全体の描画を終了する。
【0076】なお、この例では、パターンデータ領域抽
出ユニット41が実際上行っている処理は、各フレーム
データをパターンデータ分割ユニット42に転送してい
るのみである。この場合には、パターンデータ領域抽出
ユニット41は特に必要ではなく、フレームデータを転
送する処理を制御計算機30が行っても良い。
【0077】また、以上の説明において、第2ストライ
プ,第4ストライプの描画においては、制御計算機30
はパターンデータ領域抽出ユニット41を起動しないと
説明したが、パターンデータ領域抽出ユニット41を起
動しても良い。この場合には、抽出するように指令のあ
った領域のクラスタ分割が既に処理済みで、そのパター
ンデータがパターンメモリ32にある時には、抽出及び
クラスタ分割処理をスキップするための分岐機能をパタ
ーンデータ領域抽出ユニット41又はパターンデータ分
割ユニット42に持たせれば良いからである。
【0078】また、上述の説明では、領域抽出及びクラ
スタ分割をフレーム単位毎に行う例について説明した
が、例えばフレームの半分単位に行っても良い。即ち、
第1フレームの下半分をクラスタ分割してパターンメモ
リ32に格納した後、第1ストライプの描画を行い、次
に第1フレームの上半分をクラスタ分割しパターンメモ
リ32に追加した後、第2ストライプの描画を行う。次
いで、第1フレームの下半分をクラスタ分割したパター
ンデータをパターンメモリ32から開放する。続いて、
第2フレームの下半分をクラスタ分割しパターンメモリ
32に追加し、パターンメモリ32に格納された第1フ
レームの上半分と第2フレームの下半分をクラスタ分割
されたデータを用いて、第3ストライプの描画を行う。
以下、同様にして第4ストライプ及び第5ストライプの
描画を行えば良い。
【0079】次に、本実施形態の効果について説明す
る。図10は、最小線幅がウェハー上0.18μmの典
型的なマイクロプロセッサ回路のチップ全体の描画デー
タ量と、クラスタ分割幅との関係を示す図である。図か
ら分かるように、クラスタ分割幅が小さければ小さいほ
ど、描画データ量は大きくなる。これは、前述したよう
にクラスタ分割により、クラスタ境界近傍にある図形が
分割された結果、図形数が増加することが原因である。
図10はマイクロプロセッサの配線層の例であるが、他
の層でも同様の傾向がある。また、DRAMなどの製品
でも同様の傾向がある。
【0080】以下、この図をもとに従来例と本実施形態
とで、描画装置に入力される描画データ量を比較する。
描画データは、63μmの擬サブフィールドサイズで分
割されているものとする。まず、2重描画の場合につい
て考える。従来例2の方法では2重描画用にクラスタ分
割された描画データが必要となる。2重描画のためのク
ラスタ分割幅を21μmとすると、図10より、2重描
画をするために必要な描画データのデータ量は、従来例
2では約18GBであることが分かる。また、4重描
画,6重描画,8重描画の場合について、クラスタ分割
幅をそれぞれ12.6μm,9.0μm,7.0μmと
すると、各多重描画に必要な描画データ量は、夫々30
GB,38GB,43GBとなることが分かる。
【0081】一方、本実施形態においては、描画データ
としては、63μmで擬サブフィールド分割してあれば
良く、多重描画の多重度の如何に拘わらず常に10GB
である。以上の比較を下記の(表1)にまとめる。
【0082】
【表1】
【0083】従来例2と比較すると本実施形態の場合に
は、2重描画の場合には約1/2、8重描画の場合には
約1/4の描画データ量となることが分かる。このよう
に本実施形態によれば、描画装置に入力される描画デー
タ量を大幅に圧縮できることが分かった。
【0084】(第2の実施形態)ところで、以上の説明
では多重描画の場合について説明してきたが、上述した
装置で1重描画を行うと、描画時にサブフィールドサイ
ズを可変にして描画できることは明らかである。即ち、
描画する製品に合わせて、高精度が要求されるマスクで
は小さいサブフィールドサイズを、また精度はそれほど
要求されないマスクでは、最大サブフィールドサイズ以
下でできるだけ大きいサブフィールドサイズを制御計算
機に指令して、描画を行えば良い。この場合について、
図10をもとに、本実施形態による装置と従来例3の方
法とで、描画データ量の比較を行うと下記の(表2)の
ようになる。
【0085】
【表2】
【0086】(表2)には、擬サブフィールドサイズを
1/2,1/4,1/6,1/8に分割する場合につい
て比較してある。この(表2)から本実施形態によれ
ば、描画データ量は従来例3の1/1.4〜1/4.2
の大きさで済むことが分かる。
【0087】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。実施形態においては、描画データ
は擬サブフィールド分割がされており、これに対してク
ラスタ分割を行うとして説明してきたが、擬サブフィー
ルド分割がされていない描画データが入力であっても良
い。例えば、フレーム分割のみされている描画データを
入力として、そのデータに対してクラスタ分割を行って
も良い。また、設計データを直接入力して、それをクラ
スタ分割しても良い。さらに、これらの場合には、クラ
スタ分割ではなく、サブフィールド分割するためのユニ
ットとしてパターン分割ユニット42を使用しても良
い。
【0088】また、実施形態では電子ビーム描画装置の
例を説明したが、本発明はこれに限らずイオンビーム描
画装置に適用することもできる。さらに、偏向境界をず
らして描画したりフィールドサイズを可変して描画する
ものであれば、レーザビーム描画装置に適用することも
可能である。
【0089】また、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク,ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM,
DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に書き込んで各
種の描画装置に適用したり、通信媒体により伝送して各
種の描画装置に適用することも可能である。本装置を実
現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラ
ムを読み込み、このプログラムによって動作が制御され
ることにより、上記処理を実行する。その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが
できる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、描
画装置の最下段の偏向フィールドサイズより小さい適当
なサイズを持つフィールドでの区画分けをチップ全体に
対して行った描画データを準備する必要なく、チップデ
ータの部分領域毎に順次描画時に区画分けを行い、偏向
境界のずれた多重描画若しくは偏向フィールドサイズが
可変の1重描画を行うことができる。このため、上述の
区画分けに起因するデータ量増加を回避することができ
る。
【0091】また本発明によれば、上記区画分けを行う
描画装置を制御するプログラムを記録した記録媒体とこ
れを実行するための汎用の計算機を利用することで、従
来の描画装置に若干の改造を施すことで、偏向境界のず
れた多重描画若しくは偏向フィールドサイズが可変の1
重描画を行うことができる。従って、フィールドサイズ
を可変とすることで描画する製品にあった1重描画を行
うこと、更には高精度を達成するための多重描画が安価
なコストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる電子ビーム描画装置を
示す概略構成図。
【図2】チップ領域が複数のフレームに分割されている
様子を示す図。
【図3】フレームが更にサブフィールドに分割されてい
る様子を示す図。
【図4】描画パターン及び偏向境界をずらしたストライ
プの様子を示す図。
【図5】第1フレームと第1ストライプとの関係を示す
図。
【図6】描画データの領域Aの部分を拡大して示す図。
【図7】第1及び第2フレームと第2乃至第5ストライ
プとの関係を示す図。
【図8】パターンデータ分割ユニット42の詳細を示す
ブロック図。
【図9】図6の擬サブフィールドaを拡大して示す図。
【図10】典型的なマイクロプロセッサ回路のチップ全
体の描画データ量とクラスタ分割幅との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…チップ 2…フレーム 5…擬サブフィールド 10…試料室 12…半導体基板 13…テーブル 14…テーブル駆動回路 15…位置回路 16…電子銃 20…電子ビーム光学系 21…電子銃 22a,〜,22e…各種レンズ 23a,〜,23d…各種偏向器 24a,24b…ビーム成形用アパーチャ 30…計算機 31…磁気ディスク 32…パターンメモリ 33…パターンデータデコーダ 34…描画データデコーダ 35…ブランキング回路 36…ビーム成型器ドライバ 37…主偏向器ドライバ 38…副偏向器ドライバ 40…パターンデータ展開ユニット 41…パターンデータ領域抽出ユニット 42…パターンデータ分割ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥薗 和幸 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝機 械株式会社内 (72)発明者 山口 寿男 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝機 械株式会社内 (72)発明者 松木 一人 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝機 械株式会社内 (72)発明者 小碇 創司 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝機 械株式会社内 (72)発明者 玉虫 秀一 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝機 械株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷電ビームを複数段の偏向器で偏向して試
    料面上に所望パターンを描画する荷電ビーム描画装置で
    あって、 複数の区画に分けられた描画データを入力する手段と、
    入力された描画データから、少なくとも1つの区画の全
    部又は一部を順次抽出する手段と、抽出された描画デー
    タを偏向幅の最も小さい偏向器によって偏向可能なサブ
    フィールドサイズ以下の大きさのパターンデータに区分
    けする手段と、区分けされたパターンデータを一次的に
    記憶する手段と、一次的に記憶されたパターンデータの
    一部又は全部を用いて所定のストライプを構築する手段
    と、構築されたストライプ毎に描画を行う手段とを具備
    してなることを特徴とする荷電ビーム描画装置。
  2. 【請求項2】荷電ビームを複数段の偏向器で偏向して試
    料面上に所望パターンを描画する荷電ビーム描画装置で
    あって、 複数の区画に分けられた描画データを入力する手段と、
    入力された描画データから、少なくとも1つの区画の全
    部又は一部を順次抽出する手段と、抽出された描画デー
    タを偏向幅の最も小さい偏向器によって偏向可能なサブ
    フィールドサイズより小さいクラスタ領域に区分けされ
    たパターンデータに区分けする手段と、区分けされたパ
    ターンデータを一次的に記憶する手段と、一時的に記憶
    されたパターンデータとは独立な大きさのサブフィール
    ドサイズを1重描画時又は多重描画の各描画毎に設定す
    る手段と、設定されたサイズのサブフィールドを描画領
    域を覆うように1重描画時又は多重描画の各描画毎に敷
    詰めて設定する手段と、設定されたサブフィールドのい
    ずれにクラスタが属するかを判定し、各クラスタをそれ
    が属するサブフィールドで描画する手段とを具備してな
    ることを特徴とする荷電ビーム描画装置。
  3. 【請求項3】レーザビームを試料面上の任意の位置に照
    射して1重描画又は多重描画を行うレーザビーム描画装
    置であって、 複数の区画に分けられた描画データから、少なくとも1
    つの区画の全部又は一部を順次抽出し、抽出された領域
    の描画データを最下段の偏向幅以下の大きさのフィール
    ドに区分けする手段と、区分けされたデータを一時的に
    記憶する手段と、一時的に記憶されたデータを読み出
    し、前記区分けされたフィールドを一単位として、又は
    区分けされた複数のフィールドを組み合わせて一単位と
    して、描画時のフィールドを設定する手段とを具備して
    なることを特徴とするレーザビーム描画装置。
  4. 【請求項4】荷電ビームを複数段の偏向器で偏向して試
    料面上に所望パターンを描画する荷電ビーム描画装置で
    あり、偏向幅の最も小さい偏向器によって偏向可能なサ
    ブフィールド以下の大きさで区分けされたパターンデー
    タを用いて描画を行う荷電ビーム描画装置に用いられ、
    前記サブフィールドサイズ以下の大きさに区分けされた
    パターンデータを作成するためのプログラムであって、 複数の区画に分けられた描画データを入力する手順と、
    入力された描画データから、少なくとも1つの区画の全
    部又は一部を順次抽出する手順と、抽出された描画デー
    タをサブフィールドサイズ以下の大きさのパターンデー
    タに区分けする手順と、区分けされたパターンデータを
    一次的に記憶する手順と、を実行させるようにコンピュ
    ータを制御するためのプログラムを格納したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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