JPH11274433A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JPH11274433A
JPH11274433A JP10078939A JP7893998A JPH11274433A JP H11274433 A JPH11274433 A JP H11274433A JP 10078939 A JP10078939 A JP 10078939A JP 7893998 A JP7893998 A JP 7893998A JP H11274433 A JPH11274433 A JP H11274433A
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capacitor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エピタキシャル・キャパシタを使用した半導
体メモリにおいて、信頼性が高くかつ超高集積化が可能
なメモリセルを提供すること。 【解決手段】 半導体基板1上に第一の電極膜3及び誘
電体膜4をいずれもエピタキシャル成長させる工程と、
誘電体膜4上に第二の電極膜5を形成してキャパシタと
なる積層構造を形成する工程と、この積層構造の一部を
除去して半導体基板1の表面を露出する工程と、この半
導体基板1の露出表面11から単結晶半導体層12をエ
ピタキシャル成長させる工程と、単結晶半導体層12に
トランジスタを形成する工程とを具備することを特徴と
する半導体記憶装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペロブスカイト型
結晶構造などを有する誘電性材料からなる誘電体膜を具
備したキャパシタを用いた半導体記憶装置及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、記憶媒体として強誘電体薄膜を用
いた記憶装置(強誘電体メモリ)の開発が行われてお
り、一部にはすでに実用化されている。強誘電体メモリ
は不揮発性であり、電源を落とした後も記憶内容が失わ
れない。しかも、膜厚が充分薄い場合には自発分極の反
転が速く、DRAM並みに高速の書き込み、読み出しが
可能であるなどの特徴を持つ。また、1ビットのメモリ
セルを一つのトランジスタと一つの強誘電体キャパシタ
で作成することができるため、大容量化にも適してい
る。
【0003】強誘電体メモリに適した強誘電体薄膜に
は、残留分極が大きいこと、残留分極の温度依存性が小
さいこと、残留分極の長時間保持が可能であること(リ
テンション)などが必要である。
【0004】現在強誘電体材料としては、主としてジル
コン酸チタン酸鉛(PZT)が用いられているが、キュ
リー温度の高さ(300℃以上)や自発分極の大きさに
もかかわらず、主成分であるPbの拡散および蒸発が比
較的低い温度で起こりやすい(500℃)などのため
に、微細化には対応しにくいといわれている。
【0005】これに対して本発明者らは、基板としてチ
タン酸ストロンチウム単結晶(SrTiO3 、以下STOと略
称。) を、下部電極として例えばルテニウム酸ストロン
チウム( SrRuO3 以下SROと略称。)を、さらに誘電
体としてSROよりやや大きな格子定数を持つ例えば、
チタン酸バリウムストロンチウム(Bax Sr1-x Ti
3 、以下BSTOと略称。)を選択し、かつまたRF
マグネトロン・スパッタ法という成膜過程でミスフィッ
ト転位が比較的入りにくい成膜方法を採用して、全てエ
ピタキシャル成長させた。
【0006】かかる成膜法により形成された薄膜におい
ては、膜厚200nm以上の比較的厚い膜厚をもつもの
であっても、エピタキシャル効果によりBSTOを歪格
子とすることにより、BSTOのc軸長を人工的に制御
できることを見出した。その結果、Baリッチ組成のBS
TOを使用することによって、強誘電キュリー温度が高
温側にシフトし、室温領域で大きな残留分極を示し、か
つ85℃程度まで温度を上げても十分大きな残留分極を
保持できる、FRAMとして非常に好ましい強誘電体薄
膜が実現可能であることを確認している。
【0007】また同様に、Srリッチ組成のBSTOを
使用することにより、多結晶膜でキャパシタを作成した
ときの誘電率(例えば、膜厚20nmで誘電率200 程度。)
の数倍の800 以上に達する誘電率を持つキャパシタを作
成することができ、DRAMとして非常に好ましい誘電
特性を実現できることを実験的に確認している。
【0008】このエピタキシャル成長させた誘電体薄膜
を使用した薄膜キャパシタを用いて、FRAMやDRA
Mなどの半導体メモリを構成することができ、その実用
化が期待されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】半導体メモリとして実
用化するためには、たかだか20mm径程度の大きさの
基板しか得られないSTO基板に替わり、Si等の半導
体からなる基板上に上記のエピタキシャルキャパシタと
トランジスタを高密度に作成することが必要である。
【0010】代表的な公知例として、予めトランジスタ
を形成したSi基板上に、トランジスタを覆う層間絶縁
膜を形成し、この層間絶縁膜にトランジスタの電極上に
開口部(コンタクトホール)を設け、開口部内に気相か
らの選択エピタキシャル成長により、又は非晶質層を形
成してこの非晶質層からの固相エピタキシャル成長によ
り単結晶Siプラグを作製し、その上にエピタキシャル薄
膜キャパシタを作成する方法(特開平8−13929
2)が挙げられる。この方法は、トランジスタの電極直
上に積層してエピタキシャル薄膜キャパシタを作製する
ことができるため、構造上は最も高集積化には適する。
【0011】しかしながら、かかる方法により高集積化
した半導体記憶装置においては、トランジスタの電極上
に形成したコンタクトホールの深さと幅のアスペクト比
が大きくなるとともに、トランジスタ上のワード線、そ
の上の層間絶縁膜、ビット線、その上の層間絶縁膜と何
段にも渡ってコンタクトプラグを作成する必要がある。
さらに、選択エピタキシャル成長においては成長温度が
高温ほど選択性が高まるが、トランジスタの耐熱性から
750-800 ℃程度以上には上げられないという問題点もあ
る。
【0012】したがって、このような大きなアスペクト
比を持つコンタクトホールの底面のみから、何段にも渡
って単結晶シリコンプラグを選択エピタキシャル成長な
いしは固相エピタキシャル成長させるためのプロセスウ
ィンドウは非常に狭く、一つのメモリデバイスの中に数
十メガ個以上の数のプラグを作製する際の歩留まりを考
慮すると、クリアすべき技術課題が大きい。
【0013】また,他の作成法として、SOI基板を使
用した方法が挙げられる。この方法では、予めエピタキ
シャル・キャパシタを形成した第一のシリコン基板上
に、トランジスタを形成する第二のシリコン基板を貼り
合わせ、研磨等の方法により薄膜化し、第一のシリコン
基板上のキャパシタの電極と第二のシリコン基板上の電
極を接続するためのコンタクトプラグを形成し、第二の
シリコン基板上にトランジスタを形成する。この方法
は、エピタキシャル・キャパシタとトランジスタを別々
のシリコン基板上に形成するために作成が容易であり、
またエピタキシャル・キャパシタとトランジスタを直上
に積層して作製することができるため、構造上は高集積
化に適する。
【0014】しかしながら、上記方法では基板同士の接
着面を介してキャパシタとトランジスタの間で接続をと
る必要があり、接着層にボイドなどが残ると不良となる
ために、接着の完全性が要求される。また、キャパシタ
とトランジスタを別々に加工するためにリソグラフィー
の位置合わせが難しいという問題点もあり、これらを考
慮すると、クリアすべき技術課題が大きい。
【0015】本発明は、エピタキシャル効果を利用して
強誘電性を発現した強誘電体薄膜、あるいはエピタキシ
ャル効果により誘電率を増大させた高誘電率薄膜を使用
した半導体記憶装置において、作成方法が容易で、かつ
高集積化が可能な半導体記憶装置、及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ために本発明は、半導体基板上に第一の電極膜及び誘電
体膜をいずれもエピタキシャル成長させる工程と、前記
誘電体膜上に第二の電極膜を形成してキャパシタとなる
積層構造を形成する工程と、この積層構造の一部を除去
して前記半導体基板の表面を露出する工程と、この半導
体基板の露出表面から単結晶半導体層をエピタキシャル
成長させる工程と、前記単結晶半導体層にトランジスタ
を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体記
憶装置の製造方法を提供する。
【0017】かかる発明において、以下の態様が望まし
い。 (1) 第二の電極膜の形成は、前記誘電体膜上におけ
るエピタキシャル成長により行うこと。
【0018】(2) 前記積層構造の表面部分を全て絶
縁膜で被覆する工程の後、前記単結晶半導体層をエピタ
キシャル成長させる工程を行うこと。 (3) 前記積層構造の表面部分を全て絶縁膜で被覆す
る工程は、前記積層構造上に前記絶縁膜を形成する工程
と、この絶縁膜を異方的にエッチングすることにより、
前記積層構造の一部を除去して形成される当該積層構造
の側壁部分に当該絶縁膜を残置する工程とを有するこ
と。
【0019】(4) 前記絶縁膜に覆われた前記積層構
造の領域が、前記トランジスタの素子分離領域を兼ねて
いること。 (5) 前記単結晶半導体層のエピタキシャル成長方法
として、前記半導体基板の露出表面上に選択的にエピタ
キシャルを行う選択成長法、及びアモルファス半導体層
を堆積して固相エピタキシャル成長を行う固相成長法の
少なくともいずれかの方法を用いること。
【0020】(6) 前記単結晶半導体層をパターニン
グしてトランジスタ領域を形成する工程、及び前記第二
の電極膜をパターニングする工程をさらに具備するこ
と。 (7) パターニングにより形成された前記トランジス
タ領域をマスクとして、前記第二の電極膜のパターニン
グを行うこと。
【0021】(8) 前記半導体基板の表面は平面であ
り、この平面上に前記第一の電極膜及び誘電体膜をいず
れもエピタキシャル成長させること。 (9) 前記半導体基板の表面に、該半導体基板の構成
半導体の{100}面で構成された内面を有する溝を形
成する工程をさらに具備し、この溝の内部に前記第一の
電極膜及び誘電体膜をいずれもエピタキシャル成長させ
ること。
【0022】(10) 前記第一の電極膜及び第二の電
極膜の少なくとも一部が、立方晶結晶の(100) 面か、又
は正方晶結晶若しくは層状ペロブスカイト結晶の(001)
面で構成されていること。
【0023】(11) 前記誘電体膜の少なくとも一部
が、立方晶ペロブスカイト結晶の(100) 面か、又は正方
晶若しくは層状ペロブスカイト結晶の(001) 面で構成さ
れていること。
【0024】(12) 前記第一の電極膜及び第二の電
極膜の少なくとも一部が、一般式ABO3 で表されるル
テニウム酸ストロンチウムやモリブデン酸ストロンチウ
ムなどのペロブスカイト型導電性酸化物、又は白金、
金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、レニウム、ル
テニウム、これらの合金、若しくはこれらの酸化物から
なること。
【0025】(13) 前記誘電体膜が、一般式ABO
3 で表されるペロブスカイト型結晶(AはBa,Sr,
Caからなる群より選ばれる少なくとも1種、BはT
i,Zr,Hf,Sn,(Mg1/3 Nb2/3 ),(Mg
1/3 Ta2/3 ),(Zn1/3 Nb2/3 ),(Zn1/3
2/3 ),(Mg1/2 Te1/2 ),(Co1/2
1/2 ),(Mg1/21/2 ),(Mn1/21/2 ),
(Sc1/2 Nb1/2 ),(Mn1/2 Nb1/2 ),(Sc
1/2 Ta1/2 ),(Fe1/2 Nb1/2 ),(In1/2
1/2 ),(Fe1/2 Ta1/2 ),(Cd1/3 Nb
2/3 ),(Co1/3 Nb2/3 ),(Ni1/3 Nb
2/3 ),(Co1/3 Ta2/3 ),(Ni1/3 Ta2/3
からなる群より選ばれる少なくとも1種)からなるこ
と。
【0026】(14) 前記半導体基板及び前記単結晶
半導体層はシリコンからなること。また、本発明は、半
導体基板上にいずれもエピタキシャル成長した第一の電
極及び誘電体膜、並びに第二の電極から構成されたキャ
パシタと、このキャパシタ間の前記半導体基板表面から
エピタキシャル成長した単結晶半導体層に形成され、前
記キャパシタと電気的に接続されたトランジスタとを具
備することを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0027】かかる発明において、以下の態様が望まし
い。 (1) 前記キャパシタと前記トランジスタとを電気的
に絶縁する絶縁膜が前記キャパシタの側壁に設けられ、
当該絶縁膜は絶縁膜堆積後の異方性エッチング法により
形成されたものであること。
【0028】(2) 前記キャパシタは前記トランジス
タ上に形成されていること。 (3) 前記トランジスタは、前記キャパシタのうち隣
接する2つキャパシタの間に挟まれて形成されているこ
と。
【0029】(4) 前記半導体基板の表面は平面であ
り、この平面上に前記第一の電極及び誘電体膜がいずれ
もエピタキシャル成長していること。 (5) 前記半導体基板の表面には、該半導体基板の構
成半導体の{100}面で構成された内面を有する溝が
形成され、この溝の内部に前記第一の電極及び誘電体膜
がいずれもエピタキシャル成長していること。
【0030】(6) 前記第二の電極は前記誘電体膜上
にエピタキシャル成長していること。 (7) 前記キャパシタ上に絶縁膜が形成され、この絶
縁膜に覆われた領域が前記トランジスタの素子分離領域
を兼ねていること。
【0031】(8) 前記第一の電極及び第二の電極の
少なくとも一部が、立方晶結晶の(100) 面か、又は正方
晶結晶若しくは層状ペロブスカイト結晶の(001) 面で構
成されていること。
【0032】(9) 前記誘電体膜の少なくとも一部
が、立方晶ペロブスカイト結晶の(100) 面か、又は正方
晶若しくは層状ペロブスカイト結晶の(001) 面で構成さ
れていること。
【0033】(10) 前記第一の電極及び第二の電極
の少なくとも一部が、一般式ABO3 で表されるルテニ
ウム酸ストロンチウムやモリブデン酸ストロンチウムな
どのペロブスカイト型導電性酸化物、又は白金、金、パ
ラジウム、イリジウム、ロジウム、レニウム、ルテニウ
ム、これらの合金、若しくはこれらの酸化物からなるこ
と。
【0034】(11) 前記誘電体膜が、一般式ABO
3 で表されるペロブスカイト型結晶(AはBa,Sr,
Caからなる群より選ばれる少なくとも1種、BはT
i,Zr,Hf,Sn,(Mg1/3 Nb2/3 ),(Mg
1/3 Ta2/3 ),(Zn1/3 Nb2/3 ),(Zn1/3
2/3 ),(Mg1/2 Te1/2 ),(Co1/2
1/2 ),(Mg1/21/2 ),(Mn1/21/2 ),
(Sc1/2 Nb1/2 ),(Mn1/2 Nb1/2 ),(Sc
1/2 Ta1/2 ),(Fe1/2 Nb1/2 ),(In1/2
1/2 ),(Fe1/2 Ta1/2 ),(Cd1/3 Nb
2/3 ),(Co1/3 Nb2/3 ),(Ni1/3 Nb
2/3 ),(Co1/3 Ta2/3 ),(Ni1/3 Ta2/3
からなる群より選ばれる少なくとも1種)からなるこ
と。
【0035】(12) 前記半導体基板及び前記単結晶
半導体層はシリコンからなること。上記した発明におい
て、代表的な製造方法としては、Si(100) 基板の表面
に、バリア金属、下部電極、誘電体膜、上部電極、およ
びバリア金属を順にエピタキシャル成長してキャパシタ
を作成し、第1の絶縁膜で被覆し、この積層膜をパター
ニングし基板まで開口することにより、エピタキシャル
Si層成長用の開口部を形成する。
【0036】次に、前記積層膜を第2の絶縁膜で覆い、
異方性エッチングによりキャパシタの側壁部以外の第2
の絶縁膜を除去し、開口部から選択成長CVD法により
Si単結晶層をキャパシタの上部部分まで作成し、ケミ
カル・メカニカル・ポリッシング(CMP)法により研
磨を行って薄膜シリコン層を形成する。その後は、通常
のトランジスタプロセスにより、素子分離層、トランジ
スタ、ワード線、ビット線等を形成する。また、シリコ
ン層の下にある誘電体膜キャパシタのメモリセル毎の個
別の上部電極とトランジスタのソース/ドレイン電極の
一方とを、接続部(コンタクトプラグ)を介して電気的
に接続する。
【0037】なお、キャパシタの蓄積容量を大きくする
目的で、キャパシタを立体セルにする場合は、まず、シ
リコン基板に(100) 面で囲まれたトレンチを作成し、ト
レンチ内にエピタキシャル・キャパシタを作成し、それ
以降は上述と同様の方法で作成することができる。
【0038】このような構造により、ギガビット以上の
超高集積化したFRAMあるいはDRAMを製造工程を
複雑にすることなく実現できる。以上述べた本発明によ
れば、まず半導体基板上にエピタキシャル・キャパシタ
を作成した後に、単結晶半導体層およびトランジスタを
形成するために、以下に述べるような種々の利点があ
る。
【0039】まず第1点として、Si基板の貼り合わせ
など確立されていない技術を使用することなく、キャパ
シタとトランジスタとを立体的に積層したり、あるいは
セルフアライン的に隣接して配置することが可能となる
ため、ギガビット以上の超高集積メモリに特に適してい
る。
【0040】第2点として、成長時に歪を導入したエピ
タキシャル・キャパシタをシリコン基板全面に成長させ
るために成膜が容易であり、またその後の加工において
も単結晶シリコンの成長用ノード(上記開口部に相
当。)以外のところは誘電体膜が連続して残るため、導
入した歪の緩和が生じにくいという特徴がある。
【0041】第3点として、単結晶シリコンのエピタキ
シャル層を作成するプロセス温度として、先にトランジ
スタを作成した場合はトランジスタの耐熱温度であるお
よそ800℃以下にする必要があるが、本発明では先に
エピタキシャル・キャパシタを作成するために、900
℃以上のキャパシタの耐熱温度までの高温プロセスを使
用することができ、特に選択成長エピタキシャルCVD
プロセスを選んだ場合には高温ほど選択比が上がるため
に有利になる。
【0042】第4点として、単結晶シリコンのエピタキ
シャル層を作成する際に、先にトランジスタを作成した
場合は、2以上の大きなアスペクト比のコンタクトホー
ルを何段にも渡って選択成長で埋め込む必要があるが、
本発明ではエピタキシャル・キャパシタを先に作成し、
かつキャパシタの全厚が100nm 以下と非常に薄いため
に、アスペクト比が1以下の浅いコンタクトホールを1
段のみ埋め込むだけで良く、格段に単結晶Si埋め込み
プロセスが容易になる。
【0043】第5点として、エピタキシャル・キャパシ
タを覆った絶縁層上にトランジスタをSOI構造で作成
することができ、トランジスタの高速動作も可能にな
る。第6点として、キャパシタ上にトランジスタが薄い
絶縁層を介して積層されているため、トランジスタとキ
ャパシタの上部電極の素子分離を行う場合に、同一のマ
スクを使用してパターニングすることが可能であり、位
置合せの精度という点で作成が容易になる。
【0044】以上述べたように、本発明によれば,エピ
タキシャル成長時に導入される歪により誘起された強誘
電体膜や高誘電率膜を使用したキャパシタとトランジス
タを高度に集積することが可能になり、信頼性の高い超
高集積化したFRAMやDRAMを作成することが可能
になる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ詳細に説明する。 第1の実施形態 図1(a)-(c) は、本発明の第1の実施形態による半導体
記憶装置の構成を示す図である。この図に示すように、
本実施形態の装置は平面構造キャパシタを使用し、キャ
パシタ上のエピタキシャルSi層にトランジスタを作成
したFRAMの例であり、図1(a)-(c) はそれぞれFR
AMの平面図、A−A′断面図、およびB−B′断面図
である。
【0046】図1に示すように、第一導電型半導体基板
1にはこれと反対導電型のプレート電極となる不純物拡
散層22が形成され、その上には下部バリア金属層2、
下部電極3、誘電体薄膜4、上部電極5、上部バリア金
属層6がエピタキシャル成長により積層している。上部
電極5及び上部バリア金属層6はエピタキシャル成長し
ている必要はない。上部バリア金属層6上には第一の絶
縁膜7が積層され、以上の積層構造の側壁には第二の絶
縁膜9bが選択的に形成されている。
【0047】11は単結晶Si層成長用ノード(シード
部又は開口部。)であり、このノード11からは単結晶
Si層12がエピタキシャル成長により上記キャパシタ
積層構造上にわたって形成されている。この単結晶Si
層12にはトランジスタが形成されている。15はソー
ス/ドレイン電極、16はゲート絶縁膜、17a、17
bはワード線(ゲート)を構成する導電膜であり、例え
ば17aは不純物添加ポリシリコン、17bはメタルシ
リサイドからなる。このワード線の上にはキャップ絶縁
膜19a が形成されており、かかるワード線(ゲート)
積層構造の側壁には絶縁膜19bが選択的に形成され、
さらにワード線間には絶縁膜19cが形成されている。
ソース/ドレイン電極15にはビット線コンタクトプラ
グ18aが形成され、これと接続してビット線18bが
トランジスタ上に配設される。このビット線上にもキャ
ップ絶縁膜20a が形成されており、かかるビット線積
層構造の側壁には絶縁膜20bが選択的に形成され、さ
らにビット線間には絶縁膜20cが形成されている。
【0048】また、10は隣接するトランジスタ及び隣
接するキャパシタ上部電極を電気的に分離する素子間分
離絶縁膜であり、この絶縁膜10の両側にはトランジス
タのソース/ドレイン電極とキャパシタの上部電極とを
電気的に接続するためのコンタクトプラグ14が形成さ
れている。コンタクトプラグ14は接続孔13の内部に
埋め込まれている。
【0049】以下、上記半導体記憶装置の製造工程を図
2及び図3の製造工程順の模式断面図を使用して説明す
る。まず図2(a) に示すように、第1導電型のSi(100)
基板1の表面に深さ0.1 μm 程度の不純物拡散層22を
形成した後、下部バリア金属層2として膜厚10nmの(T
i,Al)N、下部電極3として膜厚20nmの SrRuO3
誘電体膜4としてBaのモル分率70%で厚さ20nmのB
STO薄膜、上部電極5として厚さ20nmのSrRuO3
膜、さらに上部バリア金属層6として膜厚10nmの(T
i,Al)Nを、基板温度600 ℃でRFあるいはDCス
パッタ法により大気中に出さずに連続してエピタキシャ
ル成長し、さらに第一の絶縁膜7をTEOS(テトラエトキ
シシラン)ガスを原料としたプラズマCVD法等により
形成した。
【0050】次に図2(b) に示すように、単結晶Si成
長用ノード11をリソグラフィーおよびRIEなどによ
るエッチングにより形成した。次に第二の絶縁膜8をコ
ンフォーマルに形成した。
【0051】次に図2(c) に示すように、素子間分離絶
縁膜形成部9上に図示しないマスクを形成し、このマス
クに沿って、異方性RIEにより第二の絶縁膜を除去す
ることにより、素子間分離絶縁膜形成部9及び単結晶S
i成長用ノード11の側壁部分にそれぞれ絶縁膜9a、
9bをセルフアラインにより残した。
【0052】次に、図2(d) に示すように、Si表面の損
傷層を取り除くため、フッ化水素蒸気を使用したエッチ
ングを行った後、そのまま真空中でCVD室に搬送し、
1mTorrの圧力の SiH4 ガスとドナーとして加えた0.1mTo
rrの AsH3 ガスを使用して750 ℃で、単結晶Si成長用
ノード11から選択エピタキシャル成長により単結晶S
i層12を形成した。さらに、絶縁膜9aを停止層とし
てCMP法(化学的機械的研磨法)により平坦化した。
【0053】次に、図3(a) に示すように、Si層12
をマスクとしてRIE法等により素子間分離部の絶縁膜
9a、絶縁膜7、上部バリア金属層6、および上部電極
5を選択的に除去し、素子間分離用溝を作成した。な
お、このときに選択的湿式エッチングなどを併用しても
良い。次に素子間分離用溝に絶縁膜を埋めこみ、CMP
により平坦化し、素子間分離用絶縁膜10を形成した。
なお、この時、上部バリア金属層6および上部電極5の
より完全な分離をするために、単結晶Si成長用ノード
11のワード線に沿った方向の幅よりも狭い幅のトラン
ジスタ領域となるように上記した選択的除去を行うこと
もできる。
【0054】次に、図3(b) に示すように、フォトリソ
グラフィー法とRIE法などのプラズマエッチング法を
用いて、選択的にSi膜12及び絶縁膜7をエッチング
除去し、キャパシタのコンタクト用開口部13を開口し
た。このときのエッチング条件としては、上部バリア金
属層6又は上部電極5のいずれかをストッパーとして用
いて選択的にストップさせると良い。さらに、全面に例
えばN+ 型不純物を含んだポリSi膜を約200nm 程度の
膜厚で堆積し、全面をCMPなどの方法でエッチバック
することにより、接続孔13にN+ ポリSi層からなる
コンタクトプラグ14を形成した。
【0055】次に、図3(c) に示すように、公知のプロ
セスを使用して、不純物拡散層15、ゲート酸化膜1
6、ワード線17a 、17b からなるトランジスタ、及
びビット線コンタクトプラグ18a 、ビット線18b 等
を形成した。
【0056】このような工程により、強誘電体膜を使用
したキャパシタとトランジスタからなるメモリセルを容
易に高度に集積して作成することができ、またFRAM
としての高性能な動作が確認された。
【0057】第2の実施形態 図4(a)-(c) は、本発明の第2の実施形態による半導体
記憶装置の構成を示す図である。この図に示すように、
本実施形態の装置は、平面構造の強誘電体キャパシタと
トランジスタを隣接して作成し、最小加工寸法をfとす
ると単一メモリセル当たり3f×3fの面積のメモリセ
ルを構成したFRAMの例である。図4(a)-(c) はそれ
ぞれFRAMの平面図、A−A′断面図、およびB−
B′断面図である。なお、図において同一部分には同一
の記号を付し、詳細な説明は省略する。
【0058】図4に示すように、第一導電型半導体基板
1にはこれと反対導電型のプレート電極となる不純物拡
散層22が形成され、その上には下部バリア金属層4
2、下部電極43、誘電体薄膜44、上部電極45、上
部バリア金属層46がエピタキシャル成長により積層し
ている。上部電極45及び上部バリア金属層46はエピ
タキシャル成長している必要はない。上部バリア金属層
46上には第一の絶縁膜47が積層され、以上の積層構
造の側壁には第二の絶縁膜48が選択的に形成されてい
る。
【0059】49は単結晶Si層成長用ノード(シード
部又は開口部。)であり、このノード49からは単結晶
Si層50がエピタキシャル成長により上記キャパシタ
積層構造に隣接して形成されている。この単結晶Si層
50にはトランジスタが形成されている。51は隣接す
るトランジスタ及び隣接するキャパシタ上部電極を電気
的に分離する素子間分離絶縁膜である。
【0060】また、キャパシタの上部バリア金属層46
上にはトランジスタへの接続のためのコンタクトプラグ
52が絶縁膜47の開口部の中に埋め込まれている。こ
のコンタクトプラグ52とトランジスタのソース/ドレ
イン電極15との間の電気的接続はコンタクトプラグ1
8c によって行われる。このコンタクトプラグ18cの
上には、ビット線18bとの間の絶縁のために絶縁膜1
9cが形成されている。
【0061】以下、上記半導体記憶装置の製造工程を図
5及び図6の製造工程順の模式断面図を使用して説明す
る。まず第5図(a) に示すように、第1導電型のSi(10
0) 基板1の表面に深さ0.1μm 程度の不純物拡散層22
を形成した後、下部バリア金属層42として膜厚10nmの
(Ti,Al)N、下部電極43として膜厚20nmの SrR
uO3 、誘電体膜44としてBaのモル分率70%で厚さ
20nmのBSTO薄膜、上部電極45として厚さ20nmのS
rRuO3 膜、さらに上部バリア金属層46として膜厚
10nmの(Ti,Al)Nを、基板温度600 ℃でRFある
いはDCスパッタ法により大気中に出さずに連続してエ
ピタキシャル成長し、さらに第一の絶縁膜47をTEOSガ
スを原料としたプラズマCVD法等により形成した。
【0062】次に図5(b) に示すように、後にSi活性
領域を形成するための約1f×5fの面積の単結晶Si
成長用ノード49をリソグラフィーおよびRIEなどに
よるエッチングにより形成し、その上に第二の絶縁膜4
8をコンフォーマルに形成した。
【0063】次に、図5(c) に示すように、異方性RI
Eにより第二の絶縁膜を除去することにより、キャパシ
タ側壁部分に絶縁膜48をセルフアラインにより残し
た。次に、図5(d) に示すように, Si 表面の損傷層を
取り除くため、フッ化水素蒸気を使用したエッチングを
行った後、そのまま真空中でCVD室に搬送し、1mTorr
の圧力の SiH4 ガスとドナーとして加えた0.1mTorrの A
sH3 ガスを使用して750 ℃で、単結晶Si成長用ノード
49から選択エピタキシャル成長により単結晶Si層5
0を形成した。さらに、絶縁膜47及び48を停止層と
し、CMP法(化学的機械的研磨法)により平坦化し
た。
【0064】次に図6(a) に示すように、フォトリソグ
ラフィー法とRIE法などのプラズマエッチング法を用
いて、素子間分離部の絶縁膜47、上部バリア金属層4
6および上部電極45をSiに対して選択的に除去し、
素子間分離用溝を作成した。なお、このときに選択的湿
式エッチングなどを併用しても良い。さらに、素子間分
離用溝に絶縁膜を埋めこみ、CMPにより平坦化し、素
子間分離用絶縁膜51を形成した。
【0065】次に、図6(b) に示すように、フォトリソ
グラフィー法とRIE法などのプラズマエッチング法を
用いて、キャパシタ上部の絶縁膜47をエッチング除去
し、キャパシタのコンタクト部(開口部)を開口した。
このときのエッチング条件としては、上部バリア金属層
46または上部電極45のいずれかをストッパーとして
用いて選択的にストップさせると良い。さらに、全面に
例えばN+ 型不純物を含んだポリSi膜を約200nm 程度
の膜厚で堆積し、全面をCMPなどの方法でエッチバッ
クすることにより、上記開口部にN型+ ポリSi層から
なるコンタクトプラグ52を形成した。
【0066】次に図6(c) に示すように、公知のプロセ
スを使用して、不純物拡散層15、ゲート酸化膜16、
ワード線17a 、17b からなるトランジスタ、及びビ
ット線コンタクトプラグ18a 、ビット線18b 、コン
タクトプラグ18c 等を形成した。
【0067】このような工程により、強誘電体膜を使用
したキャパシタとトランジスタからなるメモリセルを容
易に高度に集積して作成することができ、またFRAM
としての高性能な動作が確認された。
【0068】第3の実施形態 図7(a)-(c) は、本発明の第3の実施形態による半導体
記憶装置の構成を示す図である。この図に示すように、
本実施形態の装置は、全体のレイアウトにおいて第1の
実施形態と同様であるが、平面構造の強誘電体キャパシ
タの代わりに立体構造の常誘電体キャパシタを作成した
DRAMの例である。図7(a)-(c) はそれぞれDRAM
の平面図、A−A′断面図、およびB−B′断面図であ
る。なお、図において同一部分には同一の記号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0069】図7に示すように、第一導電型シリコン半
導体基板1にはこれと反対導電型のプレート電極となる
不純物拡散層22が形成される。また、半導体基板1に
は(100) 面で囲まれたトレンチが作成され、このトレン
チ内にはエピタキシャル・キャパシタが作成されてい
る。
【0070】エピタキシャル・キャパシタの構成は、ト
レンチ内に下部バリア金属層72、下部電極73、誘電
体薄膜74、上部電極75がエピタキシャル成長により
積層している。上部電極75の上には上部バリア金属層
が積層していてもよい。上部電極75及び上部バリア金
属層はエピタキシャル成長している必要はない。上部電
極75上には第一の絶縁膜76が形成されている。
【0071】77は単結晶Si層成長用ノード(シード
部又は開口部。)であり、このノード77からは単結晶
Si層78がエピタキシャル成長により上記キャパシタ
積層構造上にわたって形成されている。この単結晶Si
層78にはトランジスタが形成されている。79は隣接
するトランジスタ及び隣接するキャパシタ上部電極を電
気的に分離する素子間分離絶縁膜である。
【0072】また、絶縁膜79の両側にはトランジスタ
のソース/ドレイン電極とキャパシタの上部電極とを電
気的に接続するためのコンタクトプラグ80が形成され
ている。コンタクトプラグ80は絶縁膜76の開口部の
中に埋め込まれている。
【0073】以下、上記半導体記憶装置の製造工程を図
8及び図9の製造工程順の模式断面図を使用して説明す
る。まず図8(a) に示すように、第1導電型のSi(100)
基板1の表面に深さ0.1 μm 程度の不純物拡散層22を
形成した後、キャパシタ作成部の溝をパターニングによ
り作成した。次に、MOCVD法によりバリア金属層7
2として(Ti,Al)Nをコンフォーマルにエピタキ
シャル成長した。成膜温度は1000℃、ソースガスと
して、Al(CH33 、Ti(C252 およびN
3 を使用し、膜厚は10nmとした。引き続き、MOCV
D法により下部電極3としてSROをコンフォーマルに
エピタキシャル成長した。成膜温度は800℃、ソース
ガスとして、 Sr(THD)2 (THDは2,2,6,6Thetramethyl3,5
Heptadionate) 、Ru(C552 を使用し、酸化剤
としてO2 を使用した。膜厚は20nmとした。
【0074】次に、Baのモル分率30%のBSTO薄
膜4をMOCVD法によりコンフォーマルにピタキシャ
ル成長した。成膜温度は800℃、ソースガスとして、
Sr(THD)2 、 Ba(THD)2 、TiO(THD)2 を使用し、膜厚は
20nmとした。次に、MOCVD法により上部電極5 とし
てSROをエピタキシャル成長させてトレンチ内を埋め
込んだ。SROの成膜温度は800℃、ソースガスとし
て、 Sr(THD)2 ,Ru(C552 およびO2 を使用
し膜厚は20nmとした。
【0075】次に、図8(b) に示すように、バリア金属
層72である(Ti,Al)Nをストッパ層として上部電極5 を
化学的機械的研磨法(CMP)により研磨し平坦化し
た。次に、図8(c) に示すように、選択的に上・下部電
極層75、73および誘電体薄膜74をエッチバックし
た。エッチング法として選択的湿式エッチングを使用し
ても良いし、またRIEと湿式エッチングを併用しても
良い。また、このときにキャパシタ端面におけるリーク
電流を減少させるために、電極層を誘電体薄膜より深く
エッチバックする方が好ましい。
【0076】次に、図8(d) に示すように、バリア金属
層72も同様にエッチバックした後、第一の絶縁膜76
をTEOSガスを原料としたプラズマCVD法等により形成
した。さらに、CMP法によりSi面をストッパとして
使用して平坦化を行った。
【0077】次に、図9(a) に示すように,Si表面の損
傷層を取り除くため、フッ化水素蒸気を使用したエッチ
ングを行った。このとき、Si表面は若干膜厚エッチング
され、エッチング後のSi表面は単結晶Si成長用ノード
77となる。この後、上記基板をそのまま真空中でCV
D室に搬送し、1mTorrの圧力の SiH4 ガスとドナーとし
て加えた0.1mTorrの AsH3 ガスを使用して750 ℃で、単
結晶Si成長用ノード77から選択エピタキシャル成長
により単結晶Si層78を形成した。次に、CMP法
(化学的機械的研磨法)により平坦化した。
【0078】次に、図9(b) に示すように、パターニン
グにより素子間分離部のSi層78に素子間分離用溝を
作成した。次に、素子間分離用溝に絶縁膜を埋めこみ、
CMPにより平坦化し、素子間分離用絶縁膜79を形成
した。さらに、フォトリソグラフィー法とRIE法など
のプラズマエッチング法を用いて、選択的にSi膜78
をエッチング除去し、キャパシタのコンタクト部(開口
部)を開口した。このときのエッチング条件として、上
部電極75(上部バリア金属層を形成した場合は、上部
電極75または上部バリア金属層のいずれか)をストッ
パーとして用いて選択的にストップさせると良い。次
に、全面に例えばN+ 型不純物を含んだポリSi膜を約
200nm 程度の膜厚で堆積し、全面をCMPなどの方法で
エッチバックすることにより、上記開口部にN+ ポリS
i層からなるコンタクトプラグ80を形成した。
【0079】次に、図9(c) に示すように、公知のプロ
セスを使用して、不純物拡散層15、ゲート酸化膜1
6、ワード線17a 、17b からなるトランジスタ、及
びビット線コンタクトプラグ18a 、ビット線18b 等
を形成した。
【0080】このような工程により、常誘電体膜を使用
したキャパシタとトランジスタからなるメモリセルを容
易に高度に集積して作成することができ、またDRAM
としての高性能な動作が確認された。
【0081】第4の実施形態 図10(a)-(c) は、本発明の第4の実施形態による半導
体記憶装置の構成を示す図である。この図に示すよう
に、本実施形態の装置は、全体のレイアウトにおいて第
2の実施形態と同様であるが、平面構造の強誘電体キャ
パシタの代わりに立体構造の常誘電体キャパシタを作成
したDRAMの例である。図10(a)-(c)はそれぞれD
RAMの平面図、A−A′断面図、およびB−B′断面
図である。なお、図において同一部分には同一の記号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0082】図10に示すように、第一導電型シリコン
半導体基板1にはこれと反対導電型のプレート電極とな
る不純物拡散層22が形成される。また、半導体基板1
には(100) 面で囲まれたトレンチが作成され、このトレ
ンチ内にはエピタキシャル・キャパシタが作成されてい
る。
【0083】エピタキシャル・キャパシタの構成は、ト
レンチ内に下部バリア金属層102、下部電極103、
誘電体薄膜104、上部電極105、上部バリア金属層
106がエピタキシャル成長により積層している。上部
電極105及び上部バリア金属層106はエピタキシャ
ル成長している必要はない。かかる積層キャパシタの上
には第一の絶縁膜107bが形成され、当該積層キャパ
シタの側壁には第二の絶縁膜108が選択的に形成され
ている。
【0084】109は単結晶Si層成長用ノード(シー
ド部又は開口部。)であり、このノード109からは単
結晶Si層110がエピタキシャル成長により上記キャ
パシタ積層構造に隣接して形成されている。この単結晶
Si層110にはトランジスタが形成されている。11
2は隣接するトランジスタを電気的に分離する素子間分
離絶縁膜である。
【0085】また、絶縁膜108内には上部バリア金属
層106上にトランジスタへの接続のためのコンタクト
プラグ111が埋め込まれている。このコンタクトプラ
グ111とトランジスタのソース/ドレイン電極15と
の間の電気的接続はコンタクトプラグ18c によって行
われる。このコンタクトプラグ18c の上には、ビット
線18bとの間の絶縁のために絶縁膜19cが形成され
ている。
【0086】以下、上記半導体記憶装置の製造工程を図
11及び図12の製造工程順の模式断面図を使用して説
明する。まず図11(a) に示すように,第1導電型のSi
(100) 基板1の表面に深さ0.1μm 程度の不純物拡散層
22を形成した後、約2f×2fの面積のキャパシタ作
成部の溝をパターニングにより作成した。次に、MOC
VD法により下部バリア金属層102として(Ti,A
l)Nをコンフォーマルにエピタキシャル成長した。成
膜温度は1000℃、ソースガスとして、Al(CH
33 、Ti(C252 およびNH3 を使用し、膜
厚は10nmとした。引き続き、MOCVD法により下部電
極103として、SROをコンフォーマルにエピタキシ
ャル成長した。成膜温度は800℃、ソースガスとし
て、 Sr(THD)2 (THDは2,2,6,6Thetramethyl3,5Heptadio
nate) 、Ru(C552 を使用し、酸化剤としてO2
を使用した。膜厚は20nmとした。
【0087】さらに、Baのモル分率30%のBSTO
薄膜104をMOCVD法によりコンフォーマルにピタ
キシャル成長した。成膜温度は800℃、ソースガスと
して、 Sr(THD)2 、 Ba(THD)2 、TiO(THD)2 を使用し、
膜厚は20nmとした。次に、MOCVD法により上部電極
105としてSROをエピタキシャル成長した。SRO
の成膜温度は800℃、ソースガスとして、 Sr(THD)
2 、Ru(C552およびO2 を使用し膜厚は20nm
とした。次に、MOCVD法により上部バリア金属層1
06として(Ti,Al)Nをコンフォーマルにエピタ
キシャル成長した。成膜温度は1000℃、ソースガス
として、Al(CH33 、Ti(C252 および
NH3 を使用し、膜厚は10nmとした。
【0088】次に、図11(b) に示すように、全面に絶
縁膜107aをTEOSガスを原料としたプラズマCVD法
等により形成した。さらに、CMP法によりSi面をス
トッパとして使用して、絶縁膜107a、上・下部バリ
ア金属層106、102上・下部電極層105、103
および誘電体薄膜104を除去して平坦化を行った。
【0089】さらに、図11(c) に示すように、上・下
部バリア金属層106、102、上・下部電極層10
5、103、および誘電体薄膜104を端面からエッチ
バックした。エッチング法として選択的湿式エッチング
を使用しても良いし、またRIEと湿式エッチングを併
用しても良い。また、このときにキャパシタ端面におけ
るリーク電流を減少させるために、電極層を誘電体薄膜
より深くエッチバックする方が好ましい。次に、エッチ
バックした端面部分に第一の絶縁膜107bをTEOSガス
を原料としたプラズマCVD法等により形成した。さら
に、CMP法によりSi面をストッパとして使用して平
坦化を行った。
【0090】次に、図11(d) に示すように、フォトリ
ソグラフィー法とRIE法などのプラズマエッチング法
を用いて、選択的にSi膜をエッチング除去し、単結晶
Si成長用ノード109およびキャパシタのコンタクト
部(上部バリア金属層106の表面部)を開口し、その
上に第二の絶縁膜108をコンフォーマルに形成した。
【0091】次に図12(a) に示すように、異方性RI
Eにより第二の絶縁膜108を除去することにより、キ
ャパシタ側壁部分に絶縁膜108をセルフアラインによ
り残した。さらに、Si表面の損傷層を取り除くため、フ
ッ化水素蒸気を使用したエッチングを行った後、そのま
ま真空中でCVD室に搬送し、1mTorrの圧力の SiH4
スとドナーとして加えた0.1mTorrの AsH3 ガスを使用し
て750 ℃で、単結晶Si成長用ノード109から選択エ
ピタキシャル成長により単結晶Si層110を形成し
た。次に、条件を変えてコンフォーマルに成長させ、キ
ャパシタのコンタクトホール内に多結晶シリコン層から
なるコンタクトプラグ膜を形成した。さらに、CMP法
(化学的機械的研磨法)により平坦化を行い、上記コン
タクトホール内に選択的にコンタクトプラグ111を埋
め込んだ。
【0092】次に、図12(b) に示すように、パターニ
ングにより素子間分離部のSi層に素子間分離用溝を作
成した。次に、素子間分離用溝に絶縁膜を埋めこみ、C
MPにより平坦化し、素子間分離用絶縁膜112を形成
した。
【0093】次に図12(c) に示すように、公知のプロ
セスを使用して、不純物拡散層15、ゲート酸化膜1
6、ワード線17a 、17b からなるトランジスタ、及
びビット線コンタクトプラグ18a 、ビット線18b 、
コンタクトプラグ18c 等を形成した。
【0094】このような工程により、常誘電体膜を使用
したキャパシタとトランジスタからなるメモリセルを容
易に高度に集積して作成することができ、またDRAM
としての高性能な動作が確認された。
【0095】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れることはない。例えば、単結晶半導体層を成長させる
際のシードとなる部分は、その形状及び範囲を適宜設定
することが可能である。ワード線と平行となるように帯
状に形成することも可能である。
【0096】また、半導体基板としては、シリコンから
なる基板に限らず、ゲルマニウムを含んだシリコンゲル
マニウムからなる基板や、化合物半導体からなる基板等
を用いることが可能である。またSOI基板を用いるこ
ともできる。
【0097】さらにまた、平面型のFRAM、トレンチ
型のDRAMに限らず、平面型のDRAMを作成するこ
ともできるし、トレンチ型のFRAMを作成することも
できる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することが可能である。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、半
導体基板上にエピタキシャルキャパシタとトランジスタ
を高密度に集積したメモリセルが作成可能であり、超高
集積化したDRAMやFRAMの実現が可能となり、本
発明の工業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のFRAMメモリセ
ルの平面図および断面図。
【図2】 本発明の第1の実施形態のFRAMメモリセ
ルの工程断面図。
【図3】 本発明の第1の実施形態のFRAMメモリセ
ルの工程断面図。
【図4】 本発明の第2の実施形態のFRAMメモリセ
ルの平面図および断面図。
【図5】 本発明の第2の実施形態のFRAMメモリセ
ルの工程断面図。
【図6】 本発明の第2の実施形態のFRAMメモリセ
ルの工程断面図。
【図7】 本発明の第3の実施形態のDRAMメモリセ
ルの平面図および断面図。
【図8】 本発明の第3の実施形態のDRAMメモリセ
ルの工程断面図。
【図9】 本発明の第3の実施形態のDRAMメモリセ
ルの工程断面図。
【図10】 本発明の第4の実施形態のDRAMメモリ
セルの平面図および断面図。
【図11】 本発明の第4の実施形態のDRAMメモリ
セルの工程断面図。
【図12】 本発明の第4の実施形態のDRAMメモリ
セルの工程断面図。
【符号の説明】
1…第一導電型半導体基板 2…下部バリア金属層 3…下部電極 4…誘電体薄膜 5…上部電極 6…上部バリア金属層 7…第一の絶縁膜 8…第二の絶縁膜 9a…素子間分離絶縁膜形成部の第二の絶縁膜 9b…単結晶Si成長用ノード11の側壁部分の第二の
絶縁膜 10…素子間分離絶縁膜 11…単結晶Si層成長用ノード 12…単結晶Si層 13…接続孔 14…コンタクトプラグ 15…ソース/ドレイン電極 16…ゲート絶縁 17a、17b…ワード線 18a…ビット線コンタクトプラグ 18b…ビット線 19a 、19b、19c…絶縁膜 20a 、20b、20c…絶縁膜 22…不純物拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第一の電極膜及び誘電体
    膜をいずれもエピタキシャル成長させる工程と、前記誘
    電体膜上に第二の電極膜を形成してキャパシタとなる積
    層構造を形成する工程と、この積層構造の一部を除去し
    て前記半導体基板の表面を露出する工程と、この半導体
    基板の露出表面から単結晶半導体層をエピタキシャル成
    長させる工程と、前記単結晶半導体層にトランジスタを
    形成する工程とを具備することを特徴とする半導体記憶
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第二の電極膜の形成は、前記誘電体膜上
    におけるエピタキシャル成長により行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記積層構造の表面部分を全て絶縁膜で
    被覆する工程の後、前記単結晶半導体層をエピタキシャ
    ル成長させる工程を行うことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記積層構造の表面部分を全て絶縁膜で
    被覆する工程は、前記積層構造上に前記絶縁膜を形成す
    る工程と、この絶縁膜を異方的にエッチングすることに
    より、前記積層構造の一部を除去して形成される当該積
    層構造の側壁部分に当該絶縁膜を残置する工程とを有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁膜に覆われた前記積層構造の領
    域が、前記トランジスタの素子分離領域を兼ねているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記単結晶半導体層のエピタキシャル成
    長方法として、前記半導体基板の露出表面上に選択的に
    エピタキシャルを行う選択成長法、及びアモルファス半
    導体層を堆積して固相エピタキシャル成長を行う固相成
    長法の少なくともいずれかの方法を用いることを特徴と
    する請求項1乃至5に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記単結晶半導体層をパターニングして
    トランジスタ領域を形成する工程、及び前記第二の電極
    膜をパターニングする工程をさらに具備することを特徴
    とする請求項1乃至6に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 パターニングにより形成された前記トラ
    ンジスタ領域をマスクとして、前記第二の電極膜のパタ
    ーニングを行うことを特徴とする請求項7に記載の半導
    体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記半導体基板の表面は平面であり、こ
    の平面上に前記第一の電極膜及び誘電体膜をいずれもエ
    ピタキシャル成長させることを特徴とする請求項1乃至
    8に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記半導体基板の表面に、該半導体基
    板の構成半導体の{100}面で構成された内面を有す
    る溝を形成する工程をさらに具備し、この溝の内部に前
    記第一の電極膜及び誘電体膜をいずれもエピタキシャル
    成長させることを特徴とする請求項1乃至7に記載の半
    導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第一の電極膜及び第二の電極膜の
    少なくとも一部が、立方晶結晶の(100) 面か、又は正方
    晶結晶若しくは層状ペロブスカイト結晶の(001)面で構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至10に記載
    の半導体記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記誘電体膜の少なくとも一部が、立
    方晶ペロブスカイト結晶の(100) 面か、又は正方晶若し
    くは層状ペロブスカイト結晶の(001) 面で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至11に記載の半導体記
    憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第一の電極膜及び第二の電極膜の
    少なくとも一部が、一般式ABO3 で表されるペロブス
    カイト型導電性酸化物、又は白金、金、パラジウム、イ
    リジウム、ロジウム、レニウム、ルテニウム、これらの
    合金、若しくはこれらの酸化物からなることを特徴とす
    る請求項1乃至12に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記誘電体膜が、一般式ABO3 で表
    されるペロブスカイト型結晶(AはBa,Sr,Caか
    らなる群より選ばれる少なくとも1種、BはTi,Z
    r,Hf,Sn,(Mg1/3 Nb2/3 ),(Mg1/3
    2/3 ),(Zn1/3 Nb2/3 ),(Zn1/3 Ta
    2/3 ),(Mg1/2 Te1/2 ),(Co1/21/ 2 ),
    (Mg1/21/2 ),(Mn1/21/2 ),(Sc1/2
    Nb1/2 ),(Mn1/2 Nb1/2 ),(Sc1/2 Ta
    1/2 ),(Fe1/2 Nb1/2 ),(In1/2Nb
    1/2 ),(Fe1/2 Ta1/2 ),(Cd1/3 Nb
    2/3 ),(Co1/3 Nb2/3 ),(Ni1/3 Nb
    2/3 ),(Co1/3 Ta2/3 ),(Ni1/3 Ta2/3
    からなる群より選ばれる少なくとも1種)からなること
    を特徴とする請求項1乃至13に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記半導体基板及び前記単結晶半導体
    層はシリコンからなることを特徴とする請求項1乃至1
    4に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板上にいずれもエピタキシャ
    ル成長した第一の電極及び誘電体膜、並びに第二の電極
    から構成されたキャパシタと、このキャパシタ間の前記
    半導体基板表面からエピタキシャル成長した単結晶半導
    体層に形成され、前記キャパシタと電気的に接続された
    トランジスタとを具備することを特徴とする半導体記憶
    装置。
  17. 【請求項17】 前記キャパシタと前記トランジスタと
    を電気的に絶縁する絶縁膜が前記キャパシタの側壁に設
    けられ、当該絶縁膜は絶縁膜堆積後の異方性エッチング
    法により形成されたものであることを特徴とする請求項
    16に記載の半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記キャパシタは前記トランジスタ上
    に形成されていることを特徴とする請求項16又は17
    に記載の半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記トランジスタは、前記キャパシタ
    のうち隣接する2つキャパシタの間に挟まれて形成され
    ていることを特徴とする請求項16又は17に記載の半
    導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記半導体基板の表面は平面であり、
    この平面上に前記第一の電極及び誘電体膜がいずれもエ
    ピタキシャル成長していることを特徴とする請求項16
    乃至19に記載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記半導体基板の表面には、該半導体
    基板の構成半導体の{100}面で構成された内面を有
    する溝が形成され、この溝の内部に前記第一の電極及び
    誘電体膜がいずれもエピタキシャル成長していることを
    特徴とする請求項16乃至19に記載の半導体記憶装
    置。
  22. 【請求項22】 前記第二の電極は前記誘電体膜上にエ
    ピタキシャル成長していることを特徴とする請求項16
    乃至21に記載の半導体記憶装置。
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