JPH11274644A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents
半導体発光素子及びその製造方法Info
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- JPH11274644A JPH11274644A JP7085998A JP7085998A JPH11274644A JP H11274644 A JPH11274644 A JP H11274644A JP 7085998 A JP7085998 A JP 7085998A JP 7085998 A JP7085998 A JP 7085998A JP H11274644 A JPH11274644 A JP H11274644A
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Abstract
化を防ぐ。 【解決手段】 光ガイド層104、106が、活性層1
05に近い側から不純物希少領域132、142と不純
物中間濃度領域131、141と不純物添加領域13
0、140とを有する。
Description
や発光ダイオード素子等の半導体発光素子及びその製造
方法に関する。
である活性層に量子井戸層を用いた量子井戸型レーザが
知られている。この量子井戸型レーザは、動作電流を低
減することができ、しかも雑音特性を改善することがで
きる等、様々な利点を有する。
の閉じこめを増大させることができる構造としては、分
離型閉じこめ構造(SCH:Separate Con
finement Heterostructure)
がある。
折率とは一般に反比例の関係にあり、また、Alを含む
化合物半導体層のAl混晶比と禁制帯幅とは一般に比例
関係にある。
おける活性層近傍のバンドダイアグラムは、例えば図1
1に示すようなものになる。
層510とバリヤ層511とからなる多重量子井戸(M
QW:MultiQuantumWell)活性層50
1の両外側を挟んで量子井戸層510よりも禁制帯幅の
大きい第1光ガイド層502及び第2光ガイド層503
が設けられている。そして、その両外側を挟んで第1光
ガイド層502及び第2光ガイド層503よりも禁制帯
幅の大きいn−第1クラッド層504及びp−第2クラ
ッド層505が設けられている。
の閉じ込めは量子井戸層510で行われ、光の閉じ込め
は第1光ガイド層502及び第2光ガイド層503で行
われる。
は、例えば特公平4−67354号公報及び特開平6−
252508号公報等に開示されている。
半導体レーザ素子では光ガイド層の全域に不純物が添加
されており、特開平6−252508号公報の半導体レ
ーザ素子では光ガイド層の全域に不純物が添加されてい
ない。
いては、光ガイド層の層厚を厚くすることにより光の閉
じ込め効率が向上し、低閾値電流を得ることができる。
よって、電流低減を図るためには光ガイド層の層厚を厚
くすることが望ましい。
公報の半導体レーザ素子のように光ガイド層に不純物が
添加されていない場合には、光ガイド層の層抵抗が大き
くなり、さらに、クラッド層と光ガイド層との間に電位
障壁が生じるので動作電圧が増大するという問題があ
る。
報の半導体レーザ素子のように光ガイド層に不純物が添
加されている場合には、通電中に光ガイド層から活性層
へ不純物が拡散して活性層中に非発光再結合中心が形成
されるので内部吸収ロスが生じてしまい、レーザ特性が
劣化するという問題がある。
めて活性層に隣接する半導体層への不純物添加がレーザ
特性に及ぼす影響については、詳細な検討が殆どなされ
ていなかった。
の半導体レーザ素子でも同様であり、さらに、活性層の
上下両側にクラッド層を設けた発光ダイオード素子につ
いても同様のことが言える。
すべくなされたものであり、動作電圧を低減できると共
に特性劣化を防ぐことができる半導体発光素子及びその
製造方法を提供することを目的とする。
は、活性層と、該活性層の上下に設けられたクラッド層
とを有する半導体発光素子において、少なくとも一方の
クラッド層が、不純物希少領域と不純物添加領域とを有
し、該不純物希少領域が該活性層に近い側に配されてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
活性層の上下に設けられた光ガイド層とを有する半導体
発光素子において、少なくとも一方の光ガイド層が、不
純物希少領域と不純物添加領域とを有し、該不純物希少
領域が該活性層に近い側に配されており、そのことによ
り上記目的が達成される。
活性層の上下一方に設けられた光ガイド層とを有する半
導体発光素子において、該光ガイド層が、不純物希少領
域と不純物添加領域とを有し、該不純物希少領域が該活
性層に近い側に配されており、そのことにより上記目的
が達成される。
との間に不純物中間濃度領域を有していてもよい。
よい。
ける不純物がp型である場合、該不純物のキャリヤ濃度
が4×1017cm-3以上1.2×1018cm-3以下であ
るのが好ましい。
ける不純物がn型である場合、該不純物のキャリヤ濃度
が2×1017cm-3以上1×1018cm-3以下であるの
が好ましい。
前記不純物添加領域における不純物濃度の1/5以下と
することができる。
0nm以下であるのが好ましい。
ラッド層又はp型光ガイド層に設けられていてもよい。
層又はp型光ガイド層に設けたものの厚みが、n型クラ
ッド層又はn型光ガイド層に設けたものの厚みよりも厚
くされているのが好ましい。
上10nm以下であるのが好ましい。
量子井戸層で挟まれたバリヤ層とからなる多重量子井戸
層で構成され、前記不純物希少領域と前記不純物添加領
域とを有する光ガイド層における少なくとも不純物添加
領域の禁制帯幅が、該バリヤ層の禁制帯幅よりも小さ
く、かつ、該量子井戸層の禁制帯幅よりも大きくされて
いてもよい。
領域の禁制帯幅が前記不純物希少領域の禁制帯幅よりも
小さくされていてもよい。
GaAs系材料、AlGaInP系材料又はInGaN
系材料からなっていてもよい。
明の半導体発光素子を製造する方法であって、不純物添
加層及び不純物無添加層を成長させ、結晶成長中の熱履
歴により該不純物添加層から不純物無添加層へ不純物を
拡散させて前記不純物中間濃度領域を形成し、そのこと
により上記目的が達成される。
層又はp型光ガイド層形成部に設けたものの厚みを、n
型クラッド層又はn型光ガイド層形成部に設けたものの
厚みよりも厚くするのが好ましい。
れたクラッド層の少なくとも一方が不純物希少領域と不
純物添加領域とを有し、不純物添加領域よりも不純物濃
度が低い不純物希少領域が活性層に近い側に配されてい
るので、通電中に不純物添加領域から活性層に不純物が
拡散するのを不純物希少領域で抑制することができる。
けられた光ガイド層の少なくとも一方が不純物添加領域
を有するので、光ガイド層全体の抵抗を下げることがで
き、さらに、光ガイド層とクラッド層との間の拡散電位
を低減することができるので、動作電圧を低減すること
ができる。さらに、不純物添加領域よりも不純物濃度が
低い不純物希少領域が活性層に近い側に配されているの
で、通電中に不純物添加領域から活性層に不純物が拡散
するのを不純物希少領域で抑制して素子の信頼性を向上
させることができる。
に設けられた光ガイド層が不純物添加領域を有するの
で、光ガイド層全体の抵抗を下げることができ、さら
に、光ガイド層とクラッド層との間の拡散電位を低減す
ることができるので、動作電圧を低減することができ
る。さらに、不純物添加領域よりも不純物濃度が低い不
純物希少領域が活性層に近い側に配されているので、通
電中に不純物添加領域から活性層に不純物が拡散するの
を不純物希少領域で抑制して素子の信頼性を向上させる
ことができる。
領域との間に、不純物濃度が不純物添加領域よりも低
く、不純物希少領域よりも高い不純物中間濃度領域を設
けることにより、通電中に不純物添加領域から不純物希
少領域に不純物が拡散するのを防ぐことができるので、
素子の信頼性をより一層向上させることができる。
通電中のわずかな不純物拡散によっても層構造が変化し
て特性劣化が生じ易いが、本発明によれば通電中の活性
層への不純物拡散を抑制することができるので、非常に
有効である。
不純物がp型である場合、不純物のキャリヤ濃度を4×
1017cm-3以上1.2×1018cm-3以下に設定する
のが好ましい。また、上記光ガイド層の不純物添加領域
における不純物がn型である場合、不純物のキャリヤ濃
度を2×1017cm-3以上1×1018cm-3以下に設定
するのが好ましい。この範囲に設定することにより、動
作電圧を有効に低減すると共に、不純物添加領域におけ
るキャリヤの非発光再結合による特性劣化を有効に抑制
することができる。尚、クラッド層の不純物添加領域に
おける不純物濃度については、クラッド層として活性層
へのキャリヤ閉じ込め機能を有する濃度であればよい。
リヤ濃度は、不純物添加領域における不純物のキャリア
濃度の1/5以下であれば、通電中の活性層への不純物
拡散を有効に抑制することができる。
0nm以下であるのが好ましい。3nm未満では通電中
に不純物が活性層に拡散して特性劣化を引き起こすおそ
れがあり、10nmを超える場合には電位障壁のために
不純物添加領域から活性層へのキャリヤ注入が阻害され
るので、動作電圧が高くなるおそれがある。尚、不純物
添加領域の厚みについては、クラッド層の場合にはクラ
ッド層として活性層へのキャリヤ閉じ込めに必要な厚み
であればよく、光ガイド層の場合には光閉じ込めに必要
な厚みであればよい。
はp型光ガイド層側だけに設けてもよい。p型不純物は
n型不純物よりも拡散係数が大きく、不純物が活性層に
拡散して特性劣化が生じ易いからである。この場合、p
型の不純物希少領域の厚さ制御を行うだけで良いので、
素子設計が容易である。
ッド層又はp型光ガイド層に設けたものの厚みを、n型
クラッド層又はn型光ガイド層に設けたものの厚みより
も厚くしてもよい。この場合、n型不純物よりも拡散係
数が大きなp型不純物に対して、その拡散度合に応じて
不純物希少領域の厚さを制御することができるので、素
子設計に対する制御性を向上させることができる。
上10nm以下であるのが好ましい。この範囲に設定す
れば、通電中に不純物添加領域から不純物希少領域に不
純物が拡散するのを有効に防ぐことができ、不純物添加
領域から活性層へのキャリヤ注入を阻害することもな
い。
合、光ガイド層における少なくとも不純物添加領域の禁
制帯幅を、バリヤ層の禁制帯幅よりも小さく、かつ、量
子井戸層の禁制帯幅よりも大きくしてもよい。一般に、
Alを含む半導体層のAl混晶比と禁制帯幅とは比例関
係にあり、不純物添加領域の禁制帯幅を低減することに
よりAl混晶比を小さくすることができるので、不純物
添加領域から活性層への不純物拡散をさらに低減するこ
とができる。さらに、不純物添加領域から活性層への不
純物拡散が低減されるので不純物希少領域の厚みを薄く
設定することができ、動作電圧低減に対しても有効であ
る。
領域を含む光ガイド層の全体について、その禁制帯幅を
バリヤ層の禁制帯幅よりも小さく、かつ、量子井戸層の
禁制帯幅よりも大きくしてもよいが、不純物添加領域の
禁制帯幅を不純物希少領域の禁制帯幅よりも小さくする
と、活性層へのキャリヤ閉じこめを不純物希少領域で行
うことができる。従って、不純物添加領域のAl混晶比
をより一層小さくして、不純物添加領域から活性層への
不純物拡散をさらに低減することができる。さらに、不
純物添加領域から活性層への不純物拡散を低減すること
ができるので、不純物希少領域の厚みを薄く設定するこ
とができ、動作電圧低減に対しても有効である。
As系材料、AlGaInP系材料又はInGaN系材
料等であってもよい。特に、AlGaInP系材料では
AlGaAs系材料に比べて不純物が拡散し易いので有
効である。さらに、InGaN系材料ではAlGaIn
P系材料に比べて成長温度が高く、不純物の拡散が生じ
易いので有効である。
より不純物添加層から不純物無添加層へ不純物を拡散さ
せて上記不純物中間濃度領域を形成するので、不純物添
加領域と不純物中間濃度領域と不純物希少領域とを制御
性良く簡潔な製造プロセスで作成可能である。このとき
の熱履歴の温度(結晶成長温度)は、例えば、AlGa
As系材料では600℃〜800℃であり、AlGaI
nP系材料では500℃〜700℃であり、InGaN
系材料では900℃〜1100℃であるが、拡散を制御
するために活性層の成長温度よりも約50℃〜200℃
程度低い温度で不純物中間濃度領域を形成してもよい。
層又はp型光ガイド層形成部に設けたものの厚みを、n
型クラッド層又はn型光ガイド層形成部に設けたものの
厚みよりも厚くしてもよい。この場合、n型不純物より
も拡散係数が大きなp型不純物に対して、その拡散度合
に応じて不純物無添加領域の厚さを制御することで、不
純物希少領域の厚みを制御することができるので、素子
設計に対する制御性を向上させることができる。
て、図面を参照しながら説明する。
型半導体レーザ素子に本発明を適用した例について説明
する。
面図である。
板101上にn−GaAsバッファ層102、n−Al
0.5Ga0.5As第1クラッド層103、Al0.35Ga
0.65As第1光ガイド層104、ノンドープ多重量子井
戸活性層105、Al0.35Ga0.65As第2光ガイド層
106、p−Al0.5Ga0.5As第2クラッド層10
7、p−GaAsエッチングストップ層108が積層形
成されている。エッチングストップ層108の中央部上
にはリッジストライプのp−Al0.5Ga0.5As第3ク
ラッド層109及びp−GaAsキャップ層110が設
けられている。このリッジストライプの両側を埋め込む
ようにエッチングストップ層108の中央部の両側上n
−Al0.7Ga0.3As電流光閉じ込め層111、n−G
aAs電流阻止層112、p−GaAs平坦化層113
が設けられている。その上にキャップ層110及び平坦
化層113の上にわたってp−GaAsコンタクト層1
14が設けられている。p−GaAsコンタクト層11
4の上にはp型電極150が設けられ、基板101の半
導体層成長面と反対側の面にはn型電極151が設けら
れている。
うにして作製することができる。
目のMOCVD法(有機金属気相成長法)により、n−
GaAsバッファ層102(層厚0.5μm、ドーパン
トSi、キャリヤ濃度1×1018cm-3)、n−Al
0.5Ga0.5As第1クラッド層103(層厚1.5μ
m、ドーパントSi、キャリヤ濃度8×1017c
m-3)、Al0.35Ga0.65As第1光ガイド層104、
ノンドープ多重量子井戸活性層105、Al0.35Ga
0.65As第2光ガイド層106、p−Al0.5Ga0.5A
s第2クラッド層107(層厚0.25μm、ドーパン
トZn、キャリヤ濃度1×1018cm-3)、p−GaA
sエッチングストップ層108(層厚0.003μm、
ドーパントZn、キャリヤ濃度1×1018cm-3)、p
−Al0.5Ga0.5As第3クラッド層109(層厚1.
0μm、ドーパントZn、キャリヤ濃度2×1018cm
-3)及びp−GaAsキャップ層110(層厚0.7μ
m、ドーパントZn、キャリヤ濃度3×1018cm-3)
を成長する。
2に示すように、3層のAl0.12Ga0.88As量子井戸
層120(層厚0.008μm)と2層のAl0.35Ga
0.65As量子障壁層(バリヤ層)121(層厚0.00
5μm)とを多重量子井戸層120でバリヤ層121を
挟むように成長させた。そして、第1光ガイド層104
は、n−第1クラッド層103側から不純物添加層(層
厚0.03μm、ドーパントSi、キャリヤ濃度5×1
017cm-3)と不純物非添加層(層厚0.02μm)と
を成長させた。さらに、第2光ガイド層106は、活性
層105側から不純物非添加層(層厚0.02μm)と
不純物添加層(層厚0.03μm、ドーパントZn、キ
ャリヤ濃度8×1017cm-3)とを成長させた。
マスクとしてキャップ層110を凸状のストライプ(上
面幅2μm)に加工する。この凸状ストライプのキャッ
プ層110をマスクとしてp−第3クラッド層109を
リッジストライプ(底面幅2.5μm)に加工する。こ
のとき、リッジストライプの両外側ではエッチングスト
ップ層108でエッチングが停止するようになってい
る。エッチング終了後、レジストを除去する。
ッジストライプを埋め込むようにn−Al0.7Ga0.3A
s電流光閉じ込め層111(層厚0.6μm、ドーパン
トSi、キャリヤ濃度1×1018cm-3)、n−GaA
s電流阻止層112(層厚0.3μm、ドーパントS
i、キャリヤ濃度1×1018cm-3)、p−GaAs平
坦化層113(層厚0.3μm、ドーパントZn、キャ
リヤ濃度1×1018cm-3)を成長する。
た不要層をエッチングにより除去してキャップ層110
を0.3μmの厚さに調整し、第3回目のMOCVD法
によりキャップ層110及び平坦化層113の上にわた
ってp−GaAsコンタクト層114(層厚3μm、ド
ーパントZn、キャリヤ濃度1×1019cm-3)を成長
する。
成長温度)は600℃〜800℃であり、これにより第
1光ガイド層104及び第2光ガイド層106では不純
物添加層から不純物非添加層への不純物拡散が起こり、
活性層の近傍のバンドダイアグラムとキャリヤ濃度の分
布は図2に示すようなものになる。
ラッド層103側から不純物添加領域130(層厚0.
03μm)と不純物中間濃度領域131(層厚0.01
μm)と不純物濃度が不純物添加領域130の1/5以
下の濃度である不純物希少領域132(層厚0.01μ
m)とに分かれる。一方、第2光ガイド層106はp−
第2クラッド層107側から不純物添加領域140(層
厚0.03μm)と不純物中間濃度領域141(層厚
0.01μm)と不純物濃度が不純物添加領域140の
1/5以下の濃度である不純物希少領域142(層厚
0.01μm)とに分かれる。従って、半導体層の結晶
成長中の熱履歴によって不純物添加領域と不純物中間濃
度領域と不純物希少領域とが制御性良く簡潔なプロセス
で作製される。
各々p型電極150及びn型電極151を形成する。こ
こで、半導体レーザ素子の共振器長は375μmとし、
光出射側の端面はAl2O3の単層膜コーティングにより
反射率を10%とし、反対側の端面はAl2O3とSiと
の多層膜コーティングにより反射率を75%とする。
導体レーザ素子について、室温で光出力4mWで動作さ
せたときの素子特性を下記表1に示す。比較のために、
光ガイド層の全域に不純物を添加しなかったこと以外は
実施形態1と同様にして作製した比較例1の半導体レー
ザ素子、及び光ガイド層の全域に不純物を添加したこと
以外は実施形態1と同様にして作製した比較例2の半導
体レーザ素子についても、その素子特性を下記表1に示
す。
では動作電圧、動作電流及び素子抵抗を低減することが
できる。これに対して、光ガイド層の全域に不純物を添
加しなかった比較例1の半導体レーザ素子は、本実施形
態1の半導体レーザ素子と同様に動作電流は低減できる
が、光ガイド層の抵抗が大きくなるので素子抵抗が増大
し、さらにクラッド層と光ガイド層との間に電位障壁が
生じるので動作電圧が増大する。また、光ガイド層の全
域に不純物を添加した比較例2の半導体レーザ素子は、
本実施形態1の半導体レーザ素子と同様に動作電圧及び
素子抵抗は低減できるが、通電中の光ガイド層から活性
層への不純物拡散によりレーザ特性が劣化し、動作電流
が増大する。
加領域のキャリヤ濃度を5×1017cm-3に固定し、第
2光ガイド層106の不純物添加領域のキャリヤ濃度を
変化させたときの動作電圧の変化を示す。また、図4
に、第2光ガイド層106の不純物添加領域のキャリヤ
濃度を8×1017cm-3に固定し、第1光ガイド層10
4の不純物添加領域のキャリヤ濃度を変化させたときの
動作電圧の変化を示す。
物添加領域のキャリヤ濃度が増大すると共に動作電圧が
低減している。
濃度は、図4に示すように2×1017cm-3以上に設定
すると動作電圧を1.9V以下に低減できるので望まし
い。但し、第1光ガイド層104のキャリヤ濃度が大き
すぎるとn型不純物特有の非発光中心が生成し、第1光
ガイド層104で発光効率が低下してレーザ特性の劣化
を引き起こすので、第1光ガイド層104のキャリヤ濃
度は1×1018cm-3以下に設定するのが望ましい。
度は、図3に示すように4×1017cm-3以上に設定す
ると動作電圧を1.9V以下に低減できるので望まし
い。但し、第2光ガイド層106のキャリヤ濃度が大き
すぎると第2光ガイド層106における電流拡がりが増
大し、無効電流の増加による閾値電流の増大を引き起こ
すので、第2光ガイド層106のキャリヤ濃度は1.2
×1018cm-3以下に設定するのが望ましい。
物希少領域の層厚があまり厚すぎると、電位障壁のため
に不純物添加領域から多重量子井戸活性層へのキャリヤ
注入が阻害されるので、キャリヤがこの電位障壁をトン
ネリングしてキャリヤ注入がスムーズに行われる程度の
厚さ、例えば10nm以下に設定するのが望ましい。但
し、不純物希少領域の層厚が3nm未満では通電中に不
純物が活性層に拡散して特性劣化を引き起こす。よっ
て、不純物希少領域の層厚を3nm以上に設定するのが
望ましい。この不純物希少領域における不純物のキャリ
ヤ濃度は、不純物添加領域における不純物のキャリア濃
度の1/5以下であれば、通電中の活性層への不純物拡
散を有効に抑制することができる。
との間に不純物拡散による不純物中間濃度領域を設ける
ことにより、通電中の不純物添加領域から活性層への不
純物拡散を不純物中間濃度領域及び不純物希少領域の両
方の領域で抑制することができるので、特性劣化の防止
に対してさらに効果がある。しかも、不純物中間濃度領
域では電位障壁が連続的に変化するので電位障壁を緩和
することができ、その結果、活性層へのキャリヤ注入を
スムーズに行うことができるので、動作電圧をさらに低
減することができる。この不純物中間濃度領域の厚みは
3nm以上10nm以下であるのが好ましい。この範囲
に設定すれば、通電中に不純物添加領域から不純物希少
領域に不純物が拡散するのを有効に防ぐことができ、不
純物添加領域から活性層へのキャリヤ注入を阻害するこ
ともない。
ド層の禁制帯幅をバリヤ層の禁制帯幅よりも小さく、か
つ、量子井戸層の禁制帯幅よりも大きくした例について
説明する。
面図である。
板201上にn−Ga0.5In0.5Pバッファ層202、
n−(Al0.7Ga0.3)0.5In0.5P第1クラッド層2
03、(Al0.7Ga0.3)0.5In0.5P第1光ガイド層
204、ノンドープ多重量子井戸活性層205、(Al
0.7Ga0.3)0.5In0.5P第2光ガイド層206及びリ
ッジストライプ209部分と平坦部とを有するp−(A
l0.7Ga0.3)0.5In0.5P第2クラッド層207が積
層形成されている。p−第2クラッド層207のリッジ
ストライプ209部分の上にはp−Ga0.5In0.5Pキ
ャップ層208が形成されている。このリッジストライ
プ209の両側を埋め込むようにp−第2クラッド層2
07の平坦部上にn−GaAs電流光閉じこめ層210
が設けられている。その上にキャップ層208及び電流
光閉じこめ層210の上にわたってp型電極212が設
けられ、基板201の半導体層成長面と反対側の面には
n型電極211が設けられている。
うにして作製することができる。
VD法により、n−Ga0.5In0.5Pバッファ層20
2、n−(Al0.7Ga0.3)0.5In0.5P第1クラッド
層203(層厚1.5μm)、(Al0.7Ga0.3)0.5
In0.5P第2光ガイド層204、ノンドープ多重量子
井戸活性層205、(Al0.7Ga0.3)0.5In0.5P第
2光ガイド層206、p−(Al0.7Ga0.3)0.5In
0.5P第2クラッド層207(層厚1.5μm)及びp
−Ga0.5In0.5Pキャップ層208(層厚0.3μ
m)を成長する。
6に示すように、3層のGa0.5In0.5P量子井戸層2
20(層厚0.008μm)と2層の(Al0.5G
a0.5)0.5In0.5Pバリヤ層221(層厚0.005
μm)とを多重量子井戸層220でバリヤ層221を挟
むように成長させた。そして、第1光ガイド層204
は、n−第1クラッド層203側から不純物添加層(層
厚0.015μm、ドーパントSi、キャリヤ濃度7×
1017cm-3)と不純物非添加層(層厚0.02μm)
とを成長させた。さらに、第2光ガイド層206は、活
性層205側から不純物非添加層(層厚0.02μm)
と不純物添加層(層厚0.015μm、ドーパントZ
n、キャリヤ濃度1×1018cm-3)とを成長させた。
成長温度)は500℃〜700℃であり、これにより第
1光ガイド層204及び第2光ガイド層206では不純
物添加層から不純物非添加層への不純物拡散が起こり、
活性層の近傍のバンドダイアグラムは図6に示すような
ものになる。
ラッド層203側から不純物添加領域230(層厚0.
01μm)と不純物中間濃度領域231(層厚0.01
5μm)と不純物希少領域232(層厚0.01μm)
とに分かれる。一方、第2光ガイド層206はp−第2
クラッド層207側から不純物添加領域240(層厚
0.01μm)と不純物中間濃度領域241(層厚0.
015μm)と不純物濃度が不純物希少領域242(層
厚0.01μm)とに分かれる。従って、半導体層の結
晶成長中の熱履歴によって不純物添加領域と不純物中間
濃度領域と不純物希少領域とが制御性良く簡潔なプロセ
スで作製される。
ップ層208をエッチングし、p−第2クラッド層20
7の平坦部の残し厚さが0.3μmとなるようにエッチ
ングを停止させて幅5μmのリッジストライプ209を
形成する。
イプ209の両外側を埋め込むようにn−GaAs電流
光閉じ込め層210(層厚1.2μm)を成長する。
各々p型電極212及びn型電極211を形成する。こ
こで、半導体レーザ素子の共振器長はへき開法により5
00μmとし、共振器の光出射側の端面は反射率を50
%とし、反対側の端面は反射率を85%とする。
導体レーザ素子は、図6に示したように、第1光ガイド
層204及び第2光ガイド層206の禁制帯幅が量子井
戸層220の禁制帯幅より大きく、バリヤ層221の禁
制帯幅より小さく設定されている。一般に、Alを含む
半導体層のAl混晶比と禁制帯幅は比例の関係にあるの
で、第1光ガイド層204及び第2光ガイド層206の
Al混晶比(x=0.3)を多重量子井戸活性層205
の量子井戸層220のAl混晶比(x=0)より大き
く、バリヤ層221のAl混晶比(x=0.5)より小
さく設定する。これにより、光ガイド層の不純物添加領
域のAl混晶比を比較的小さく設定することができる。
よって、不純物添加領域から活性層への不純物拡散をよ
り一層低減することができ、特性劣化の防止にさらに効
果がある。
純物拡散をより一層低減することができるので、不純物
希少領域の層厚を薄くしても、通電中の不純物添加領域
から活性層への不純物拡散を抑制することができる。従
って、不純物希少領域の層厚を薄くして光ガイド層から
活性層への電流注入を円滑にすることができるので、動
作電圧を低減することができる。
率とは一般に反比例の関係にあるので、光ガイド層全体
の屈折率が高くなって光の閉じ込めが増加し、閾値電流
の低減を図ることができる。
n型電極211とp型電極212との間に順方向電圧を
印加した場合、発振波長0.65μm、閾値電流30m
A、電流−光出力特性のスロープ効率0.6W/A及び
光出力3mWで動作させたときの素子特性は、動作電流
35mA、動作電圧2Vである。これに対して、光ガイ
ド層の全域に不純物を添加しなかった場合には動作電圧
が2.3Vに増大し、光ガイド層の全域に不純物を添加
した場合には、動作電圧は2Vであるが通電中の光ガイ
ド層から活性層への不純物拡散により動作電流が50m
Aまで増大する。このように、本実施形態2では動作電
圧を低減すると共に動作電流増大による特性劣化を防止
することができる。
ド層の不純物添加領域の禁制帯幅をバリヤ層の禁制帯幅
よりも小さく、かつ、量子井戸層の禁制帯幅よりも大き
くし、不純物希少領域の禁制帯幅を不純物添加領域の禁
制帯幅よりも大きくした例について説明する。
ーザ素子の構造は図5に示した実施形態2と同様であ
る。
様に、結晶成長中の熱履歴により第1光ガイド層204
及び第2光ガイド層206では不純物添加層から不純物
非添加層への不純物拡散が起こり、活性層の近傍のバン
ドダイアグラムは図7に示すようなものになる。
ラッド層203側から不純物添加領域250(層厚0.
01μm)と不純物中間濃度領域251(層厚0.01
5μm)と不純物希少領域252(層厚0.01μm)
とに分かれる。一方、第2光ガイド層206はp−第2
クラッド層207側から不純物添加領域260(層厚
0.01μm)と不純物中間濃度領域261(層厚0.
015μm)と不純物濃度が不純物希少領域262(層
厚0.01μm)とに分かれる。このように半導体層の
結晶成長中の熱履歴によって不純物添加領域と不純物中
間濃度領域と不純物希少領域とが制御性良く簡潔なプロ
セスで作製される。
層204の不純物添加領域250及び第2光ガイド層2
06の不純物添加領域260のAl混晶比を0.2又は
0.3とし、多重量子井戸活性層205の量子井戸層2
20のAl混晶比(x=0)より大きく、バリヤ層22
1のAl混晶比(x=0.5)より小さく設定する。つ
まり、図7に示したように第1光ガイド層204の不純
物添加領域250及び第2光ガイド層206の不純物添
加領域260の禁制帯幅を量子井戸層220の禁制帯幅
より大きく、バリヤ層221の禁制帯幅より小さく設定
する。一方、第1光ガイド層204の不純物希少領域2
52及び第2光ガイド層206の不純物希少領域262
のAl混晶比(x=0.5)は第1光ガイド層204の
不純物添加領域250及び第2光ガイド層206の不純
物添加領域260のAl混晶比(x=0.2又は0.
3)よりも大きく設定する。つまり、図7に示したよう
に第1光ガイド層204の不純物希少領域252及び第
2光ガイド層206の不純物希少領域262の禁制帯幅
を第1光ガイド層204の不純物添加領域250及び第
2光ガイド層206の不純物添加領域260の禁制帯幅
より大きく設定する。これにより、活性層へのキャリア
の閉じ込めを不純物希少領域で行って、光ガイド層の不
純物添加領域のAl混晶比を実施形態2よりもさらに小
さく設定することができる。よって、不純物添加領域か
ら活性層への不純物拡散を実施形態2よりもさらに低減
することができ、特性劣化の防止にさらに効果がある。
0、260の禁制帯幅が量子井戸層220の禁制帯幅よ
り大きく、バリヤ層221の禁制帯幅より小さく設定さ
れていればよく、不純物中間濃度領域251、261の
禁制帯幅については、図7に示すように不純物希少領域
252、262と同じ禁制帯幅にしてもよく、図8に示
すように不純物添加領域250、260と同じ禁制帯幅
にしてもよい。或いは、不純物希少領域と不純物添加領
域の中間の禁制帯幅にしてもよい。
aInP系材料ではAlGaAs系材料に比べて不純物
が拡散し易い材料であるので、不純物添加領域から活性
層への不純物拡散を低減することができる本発明を適用
することは非常に有効である。
オード素子に本発明を適用した例について説明する。
面図である。
301上にGaNバッファ層302及びn−GaN第1
クラッド層303、ノンドープ単一量子井戸(SQW:
Single Quantum Well)活性層30
5、Al0.2Ga0.8N第2クラッド層305及びp−G
aNコンタクト層306が積層形成されている。n−第
1クラッド層303、活性層304、第2クラッド層3
05及びコンタクト層306はn−第1クラッド層30
3を一部露出させたメサストライプ313に形成されて
いる。そして、n−第1クラッド層303の露出部上に
はn型電極320が形成され、コンタクト層306上に
はp型電極321が形成されている。
うにして作製することができる。
D法によりGaNバッファ層302(層厚0.05μ
m)、n−GaN第1クラッド層303(層厚3μm、
ドーパントSi、キャリヤ濃度5×1018cm-3)、ノ
ンドープ単一量子井戸活性層304、Al0.2Ga0.8N
第2クラッド層305及びp−GaNコンタクト層30
6(層厚0.2μm、ドーパントMg、キャリヤ濃度5
×1017cm-3)を成長する。
層のGa0.2In0.8P量子井戸層(層厚0.003μ
m)を成長させた。そして、第2クラッド層305は、
活性層304側から不純物非添加層(層厚0.03μ
m)と不純物添加層(層厚0.07μm、ドーパントM
g、キャリヤ濃度5×1017cm-3)とを成長させた。
成長温度)は900℃〜1100℃であり、これにより
第2クラッド層305では不純物添加層から不純物非添
加層への不純物拡散が起こり、活性層304側から不純
物希少領域310(層厚0.01μm)と不純物中間濃
度領域311(層厚0.04μm)と不純物添加領域3
12(層厚0.05μm)とに分かれる。従って、半導
体層の結晶成長中の熱履歴によって不純物添加領域と不
純物中間濃度領域と不純物希少領域とが制御性良く簡潔
なプロセスで作製される。
形成してドライエッチングによりメサストライプ313
を形成し、n−第1クラッド層303の露出部上及びコ
ンタクト層306上に各々n型電極320及びp型電極
321を形成する。
光ダイオード素子は、不純物希少領域310がp型クラ
ッド層側に設けられている。p型不純物の方がn型不純
物よりも拡散係数が大きいので、p型クラッド層側の不
純物(Mg)の活性層への拡散を不純物希少領域で制御
することにより、動作電圧の低減と特性劣化防止とを図
ることができる。さらに、この場合、p型クラッド層側
の不純物希少領域の厚さを制御するだけで特性の最適化
を図ることができるので、設計が容易であるという利点
を有する。
てn型電極320とp型電極321との間に順方向電圧
を印加した場合、発光波長0.45μm、動作電流50
mA、動作電圧4.5Vが得られた。しかも、通電中の
第2クラッド層から活性層への不純物拡散を抑制できる
ので、素子特性の劣化を防止することができる。これに
対して、第2クラッド層全域に不純物を添加した場合に
は、動作電圧は4.5Vであるが、通電中に特性劣化が
生じる。このように、本実施形態4では動作電圧を増大
することなく特性劣化を防止することができる。
料では、AlGaAs系材料やAlGaInP系材料の
成長温度600℃〜700℃に比べて成長温度が100
0℃±100℃と高いために不純物拡散の度合いが大き
い。よって、クラッド層から活性層への不純物拡散を低
減することができる本発明を適用することは非常に有効
である。
ラッド層及びn型クラッド層の活性層に隣接する側に不
純物希少領域を設けた例について説明する。
断面図である。
401上にGaNバッファ層402及びGaN第1クラ
ッド層403、ノンドープ単一量子井戸活性層404、
Al0.2Ga0.8N第2クラッド層405及びp−GaN
コンタクト層406が積層形成されている。n−第1ク
ラッド層403、活性層404、第2クラッド層405
及びコンタクト層406は第1クラッド層403を一部
露出させたメサストライプ413に形成されている。そ
して、第1クラッド層403の露出部上にはn型電極4
20が形成され、コンタクト層406上にはp型電極4
21が形成されている。
うにして作製することができる。
D法によりGaNバッファ層402(層厚0.05μ
m)、GaN第1クラッド層403、ノンドープ単一量
子井戸活性層404、Al0.2Ga0.8N第2クラッド層
405及びp−GaNコンタクト層406(層厚0.2
μm、ドーパントMg、キャリヤ濃度5×1017c
m-3)を成長する。
層のGa0.2In0.8P量子井戸層(層厚0.003μ
m)を成長させた。そして、第1クラッド層403は、
活性層404側から不純物非添加層(層厚0.03μ
m)と不純物添加層(層厚2.97μm、ドーパントS
i、キャリヤ濃度5×1018cm-3)とを成長させた。
そして、第2クラッド層405は、活性層404側から
不純物非添加層(層厚0.05μm)と不純物添加層
(層厚0.05μm、ドーパントMg、キャリヤ濃度5
×1017cm-3)とを成長させた。
成長温度)は900℃〜1100℃であり、これにより
第1クラッド層403では不純物添加層から不純物非添
加層への不純物拡散が起こり、活性層404側から不純
物希少領域410(層厚0.01μm)と不純物中間濃
度領域411(層厚0.02μm)と不純物添加領域4
12(層厚2.97μm)とに分かれる。一方、第2ク
ラッド層405では不純物添加層から不純物非添加層へ
の不純物拡散が起こり、活性層404側から不純物希少
領域413(層厚0.02μm)と不純物中間濃度領域
414(層厚0.04μm)と不純物添加領域415
(層厚0.04μm)とに分かれる。従って、半導体層
の結晶成長中の熱履歴によって不純物添加領域と不純物
中間濃度領域と不純物希少領域とが制御性良く簡潔なプ
ロセスで作製される。
層303を一部露出させ、その露出部上及びコンタクト
層406上に各々n型電極420及びp型電極421を
形成する。
ド素子では、不純物非添加層の層厚をp型クラッド層側
でn型クラッド層側よりも厚くしており、p型不純物の
方がn型不純物よりも拡散係数が大きいので、不純物希
少領域の値を所望の厚みに調整することができる。これ
により、拡散係数に応じて不純物希少領域の厚さを調整
可能であるので、低動作電圧と通電中の特性劣化防止を
実現するための設計の自由度が向上するという利点を有
する。
てn型電極420とp型電極421との間に順方向電圧
を印加した場合、発光波長0.45μm、動作電流50
mA、動作電圧4.5Vが得られた。
ものではなく、量子井戸活性層の構成(量子井戸数、混
晶比や層厚)や各層の層厚やAl混晶比、ドーパント種
やキャリヤ濃度を上述とは異なるものとした半導体発光
素子についても本発明は適用可能である。
ず、MBE(分子線エピタキシー)法、LPE(液晶エ
ピタキシー)法、MOMBE法、ALE(原子線エピタ
キシー)法等を用いてもよい。また、不純物中間濃度領
域は不純物添加領域から不純物非添加領域への不純物拡
散により形成したが、別に半導体層の成長を行ってもよ
い。また、拡散を制御するために、不純物中間濃度領域
の成長温度を活性層の成長温度に比べて約50℃〜20
0℃程度低くしてもよい。
た場合についても本発明は適用可能である。
には、クラッド層又は光ガイド層に設けられた不純物希
少領域により通電中に不純物添加領域から活性層へ不純
物が拡散するのを抑制することができるので、動作電流
の増大を抑制して素子特性の劣化を防ぎ、信頼性の高い
半導体発光素子を得ることができる。それと共に、不純
物添加領域により光ガイド層全体の抵抗を下げることが
でき、さらに、光ガイド層とクラッド層との間の拡散電
位を低減することができるので、動作電圧を低減するこ
とができる。
純物希少領域と不純物添加領域との間に設けられた不純
物中間濃度領域により、通電中に不純物添加領域から不
純物希少領域に不純物が拡散するのを防いで、素子の信
頼性をより一層向上させることができる。
活性層が量子井戸層からなり、通電中のわずかな不純物
拡散によっても層構造が変化して特性劣化が生じ易いの
で、素子の信頼性を大幅に向上させることが可能であ
る。
には、上記光ガイド層のp型及びn型の不純物添加領域
における不純物濃度を各々所定の範囲に設定することに
より、動作電圧を有効に低減すると共に、不純物添加領
域におけるキャリヤの非発光再結合による特性劣化を有
効に抑制することができる。
純物希少領域における不純物のキャリヤ濃度を不純物添
加領域における不純物のキャリア濃度の1/5以下にす
ることにより、通電中の活性層への不純物拡散を有効に
抑制することができる。
純物希少領域の厚みを3nm以上10nm以下にするこ
とにより、特性劣化を有効に抑制すると共に動作電圧を
有効に低減することができる。
不純物希少領域を少なくともp型クラッド層又はp型光
ガイド層側に設けることにより、素子設計を容易にして
製造の歩留りを向上させることができる。
不純物希少領域のうち、p型クラッド層又はp型光ガイ
ド層に設けたものの厚みを、n型クラッド層又はn型光
ガイド層に設けたものの厚みよりも厚くすることによ
り、素子設計に対する制御性を向上させて製造歩留りを
向上させることができる。
不純物中間濃度領域の厚みを3nm以上10nm以下に
設定することにより、通電中に不純物添加領域から不純
物希少領域に不純物が拡散するのを有効に防いで素子の
信頼性を向上させることができ、また、不純物添加領域
から活性層へのキャリヤ注入を阻害することもないので
動作電圧を低減することができる。
活性層が多重量子井戸層からなる場合、少なくとも上記
不純物添加領域の禁制帯幅を、バリヤ層の禁制帯幅より
も小さく、かつ、量子井戸層の禁制帯幅よりも大きくす
ることにより、Al混晶比を小さくして不純物添加領域
から活性層への不純物拡散をさらに低減することができ
る。この場合、不純物希少領域の厚みを薄く設定するこ
とができるので、動作電圧についても充分低減すること
ができる。
物添加領域の禁制帯幅を不純物希少領域の禁制帯幅より
も小さくすることにより、不純物添加領域のAl混晶比
をより一層小さくすることができるので、素子の信頼性
をさらに向上させることができる。
不純物拡散が起こり易いAlGaInP系材料又はIn
GaN系材料においても不純物の拡散を防いで素子の信
頼性を向上させることができる。
成長中の熱履歴により不純物添加層から不純物無添加層
へ不純物を拡散させて不純物中間濃度領域を形成するの
で、不純物添加領域と不純物中間濃度領域と不純物希少
領域とを制御性良く簡潔な製造プロセスで作製すること
ができる。従って、素子の信頼性が高く、動作電圧が低
い半導体発光素子を低コストで提供することが可能とな
る。
不純物無添加層のうち、p型クラッド層又はp型光ガイ
ド層形成部に設けたものの厚みを、n型クラッド層又は
n型光ガイド層形成部に設けたものの厚みよりも厚くす
ることにより、不純物希少領域の厚みを制御性よく所望
の厚みにすることができる。よって、素子設計に対する
制御性を向上させてさらに歩留りを向上させることがで
きる。
面図である。
近傍のバンドダイヤグラムとキャリヤ濃度の分布を示す
図である。
ガイド層の不純物添加領域のキャリア濃度と動作電圧と
の関係を示すグラフである。
ガイド層の不純物添加領域のキャリア濃度と動作電圧と
の関係を示すグラフである。
面図である。
近傍のバンドダイヤグラムを示す図である。
近傍のバンドダイヤグラムを示す図である。
性層近傍のバンドダイヤグラムを示す図である。
断面図である。
す断面図である。
のバンドダイヤグラムを示す図である。
12、412、415不純物添加領域 131、141、231、241、251、261、3
11、411、414不純物中間濃度領域 132、142、232、242、252、262、3
10、410、413不純物希少領域
Claims (17)
- 【請求項1】 活性層と、該活性層の上下に設けられた
クラッド層とを有する半導体発光素子において、 少なくとも一方のクラッド層が、不純物希少領域と不純
物添加領域とを有し、該不純物希少領域が該活性層に近
い側に配されている半導体発光素子。 - 【請求項2】 活性層と、該活性層の上下に設けられた
光ガイド層とを有する半導体発光素子において、 少なくとも一方の光ガイド層が、不純物希少領域と不純
物添加領域とを有し、該不純物希少領域が該活性層に近
い側に配されている半導体発光素子。 - 【請求項3】 活性層と、該活性層の上下一方に設けら
れた光ガイド層とを有する半導体発光素子において、 該光ガイド層が、不純物希少領域と不純物添加領域とを
有し、該不純物希少領域が該活性層に近い側に配されて
いる半導体発光素子。 - 【請求項4】 前記不純物希少領域と前記不純物添加領
域との間に不純物中間濃度領域を有する請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の半導体発光素子。 - 【請求項5】 前記活性層が量子井戸層からなる請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載の半導体発光素子。 - 【請求項6】 前記光ガイド層の前記不純物添加領域に
おける不純物がp型であり、該不純物のキャリヤ濃度が
4×1017cm-3以上1.2×1018cm-3以下である
請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の半導体発光素
子。 - 【請求項7】 前記光ガイド層の前記不純物添加領域に
おける不純物がn型であり、該不純物のキャリヤ濃度が
2×1017cm-3以上1×1018cm-3以下である請求
項2乃至請求項5のいずれかに記載の半導体発光素子。 - 【請求項8】 前記不純物希少領域における不純物濃度
が前記不純物添加領域における不純物濃度の1/5以下
である請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の半導体
発光素子。 - 【請求項9】 前記不純物希少領域の厚みが3nm以上
10nm以下である請求項1乃至請求項8のいずれかに
記載の半導体発光素子。 - 【請求項10】 前記不純物希少領域が、少なくともp
型クラッド層又はp型光ガイド層に設けられている請求
項1乃至請求項9のいずれかに記載の半導体発光素子。 - 【請求項11】 前記不純物希少領域のうち、p型クラ
ッド層又はp型光ガイド層に設けたものの厚みが、n型
クラッド層又はn型光ガイド層に設けたものの厚みより
も厚くされている請求項1乃至請求項10のいずれかに
記載の半導体発光素子。 - 【請求項12】 前記不純物中間濃度領域の厚みが3n
m以上10nm以下である請求項4乃至請求項11のい
ずれかに記載の半導体発光素子。 - 【請求項13】 前記活性層が複数の量子井戸層と該複
数の量子井戸層で挟まれたバリヤ層とからなる多重量子
井戸層で構成され、前記不純物希少領域と前記不純物添
加領域とを有する前記光ガイド層における少なくとも不
純物添加領域の禁制帯幅が、該バリヤ層の禁制帯幅より
も小さく、かつ、該量子井戸層の禁制帯幅よりも大きく
されている請求項5に記載の半導体発光素子。 - 【請求項14】 前記光ガイド層において、前記不純物
添加領域の禁制帯幅が前記不純物希少領域の禁制帯幅よ
りも小さくされている請求項13に記載の半導体発光素
子。 - 【請求項15】 前記クラッド層又は前記光ガイド層が
AlGaAs系材料、AlGaInP系材料又はInG
aN系材料からなる請求項1乃至請求項14のいずれか
に記載の半導体発光素子。 - 【請求項16】 請求項4に記載の半導体発光素子を製
造する方法であって、 不純物添加層及び不純物無添加層を成長させ、結晶成長
中の熱履歴により該不純物添加層から不純物無添加層へ
不純物を拡散させて前記不純物中間濃度領域を形成する
半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項17】 前記不純物無添加層のうち、p型クラ
ッド層又はp型光ガイド層形成部に設けたものの厚み
を、n型クラッド層又はn型光ガイド層形成部に設けた
ものの厚みよりも厚くする請求項16に記載の半導体発
光素子の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07085998A JP3429446B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 半導体発光素子 |
| EP98308112A EP0908988A3 (en) | 1997-10-06 | 1998-10-06 | Light-emitting device and fabricating method thereof |
| US09/167,221 US6563850B1 (en) | 1997-10-06 | 1998-10-06 | Light-emitting device and fabricating method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07085998A JP3429446B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 半導体発光素子 |
Publications (2)
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