JPH11274902A - 波形成形回路 - Google Patents

波形成形回路

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JPH11274902A
JPH11274902A JP6986298A JP6986298A JPH11274902A JP H11274902 A JPH11274902 A JP H11274902A JP 6986298 A JP6986298 A JP 6986298A JP 6986298 A JP6986298 A JP 6986298A JP H11274902 A JPH11274902 A JP H11274902A
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low
signal
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JP6986298A
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Kageharu Yoshizawa
景晴 吉澤
Ichiro Maruyama
一郎 丸山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された信号を対称性の良い(デューティ
50%)矩形波の信号に成形する波形成形回路に関し、
波形成形処理の安定性を向上する。 【解決手段】 信号源3からの信号を非反転入力端子D
に入力し、非反転出力端子Qと反転出力端子Q* とから
相互に位相が反転した矩形波の信号を出力する差動レシ
ーバ1と、この差動レシーバ1の非反転出力端子Qと反
転出力端子Q* とからの矩形波の信号の平均値を第1,
第2のローパスフィルタによって求め、その平均値の差
分が零となるような基準電圧を演算増幅器によって形成
して、差動レシーバ1の反転入力端子D* に入力する基
準電圧形成部2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号をデュー
ティ50%の矩形波信号となるように波形成形して出力
する波形成形回路に関する。各種の通信装置等に於ける
クロック信号は、対称性の良い(デューティ50%)波
形であることが要求されている。その為に、対称性が良
くない(デューティ50%でない)波形の入力信号を対
称性が良い(デューティ50%)波形となるように波形
成形する回路が用いられており、入力信号波形の変動や
温度変動等によっても安定な出力波形が得られるように
することが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図17は従来例の説明図であり、(A)
は波形成形回路の要部を示し、100は信号源、101
はゲート回路、Ra,Rbは抵抗、Caはコンデンサ、
CCはバイアス用の電圧である。(B)は(A)の各部
の信号Vs,Vin,Voutの一例の波形を示す。
【0003】信号源100は、例えば、小型のモジュー
ル化した発振器で、その発振周波数が数100MHz程
度の場合には、基本波成分のみの正弦波信号又はデュー
ティ50%の矩形波信号を出力することは不可能に近い
ものである。従って、信号源100からの信号Vsは、
例えば、(B)のVsに示すように、歪みを含む正弦波
状の信号となる。この信号VsをコンデンサCaを介し
てゲート回路101に入力する。
【0004】又抵抗Ra,Rbによって電圧VCCを分圧
し、この分圧した電圧Vr=〔Rb/(Ra+Rb)〕
×VCCを、コンデンサCaを介した信号源100からの
信号Vsに加算して、ゲート回路101の入力信号Vi
nとする。ゲート回路101は閾値Vthを有し、この
閾値Vthを超える入力信号Vinをハイレベル、超え
ない入力信号Vinをローレベルとした矩形波の出力信
号Voutを、(B)のVoutとして示すように出力
する。従って、抵抗Ra,Rbにより分圧した電圧Vr
を調整することにより、歪みを含む正弦波状の信号Vs
を対称性の良い(デューティ50%)の矩形波信号に波
形成形することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例の波形成
形回路に於いては、抵抗Ra,Rbの値を調整すること
により、入力信号Vinに加える電圧Vrを設定して、
出力信号Voutがデューティ50%の矩形波信号とな
るようにするものであり、このような従来例の波形成形
回路は、抵抗Ra,Rbの値の調整が煩雑である問題が
ある。又調整後の温度変動等により抵抗Ra,Rbの値
が変化すると、分圧した電圧Vrが変化するから、出力
信号Voutはデューティ50%の矩形波信号でなくな
る問題がある。
【0006】又バイアス用の電圧VCCの変動により抵抗
Ra,Rbにより分圧された電圧Vrが変動する。この
場合も、出力信号Voutの対称性がくずれる問題があ
る。又信号源100からの信号Vsの波形も、信号源1
00の電源電圧変動や温度変動によって変動することが
あり、抵抗Ra,Rbにより分圧した電圧Vrが一定で
あっても、出力信号Voutはデューティ50%の矩形
波信号でなくなる問題がある。本発明は、矩形波信号に
波形成形する場合の安定性を向上させることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の波形成形回路
は、(1)信号源3からの信号を矩形波の信号に成形し
て出力する波形成形回路であって、信号源3からの信号
を基準電圧と比較して、それぞれ位相が反転した矩形波
の相補信号を出力する差動レシーバ1と、この差動レシ
ーバ1からの矩形波の相補信号の平均値を求め、この平
均値の差分が零となるような基準電圧を形成して、差動
レシーバ1に入力する基準電圧形成部2とを備えてい
る。差動レシーバ1の非反転出力端子Q及び反転出力端
子Q* からの矩形波信号の平均値は、ハイレベル期間と
ローレベル期間との比に対応した値となり、それぞれの
平均値が等しいと、非反転出力端子Qと反転出力端子Q
* とからの矩形波信号はデューティ50%となる。
【0008】又(2)基準電圧形成部2は、差動レシー
バ1の非反転出力端子Qと反転出力端子Q* からの相互
に位相が反転した相補信号のそれぞれの平均値を求める
第1,第2のローパスフィルタと、それぞれの平均値の
差分が零となるような基準電圧を出力する演算増幅器と
を有し、この演算増幅器に帰還抵抗を接続した利得調整
を行うことも可能であり、又入出力端子間にコンデンサ
を接続して積分回路構成とすることもできる。
【0009】又(3)差動レシーバ1は、相補信号を出
力する差動増幅器の構成とする場合が一般的であるが、
複数のインバータを直列接続して構成することができ
る。その場合の最終段の出力インバータの入出力信号が
相補信号となり、基準電圧形成部の第1,第2のローパ
スフィルタに入力されて、それぞれの平均値の差分が零
となるような基準電圧が、信号源3からの信号と共にイ
ンバータに入力され、インバータの閾値に従って矩形波
に波形成形される。
【0010】又(4)基準電圧形成部2は、第1,第2
のローパスフィルタと、基準電圧とそれを反転したバイ
アス電圧とを出力する差動増幅器とにより構成し、差動
レシーバ1の非反転入力端子Dに、信号源3からの信号
と共にバイアス電圧を入力し、差動レシーバ1の反転入
力端子D* に、基準電圧を入力する構成とすることがで
きる。この場合の差動増幅器の入出力端子に帰還抵抗を
接続して利得調整を行うことができ、又コンデンサを接
続して積分回路構成とすることもできる。
【0011】又(5)信号源からの信号がデューティ5
0%ではない矩形波信号の場合、一旦立上り及び立下り
を緩やかにするローパスフィルタを介して差動レシーバ
1に入力する構成とすることができる。又基準電圧が入
力された信号の波形の最大値近傍となって動作が不安定
となるこを防止する為に、基準電圧を制限する構成を設
けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の原理説明図であ
り、差動レシーバ1と基準電圧形成部2とにより波形成
形回路を構成した場合を示し、発振器等の信号源3から
の歪みを含む正弦波状の信号を、デューティ50%の矩
形波の出力信号に波形成形して出力するものである。又
D,D* は非反転入力端子及び反転入力端子、Q,Q*
は非反転出力端子及び反転出力端子を示す。
【0013】差動レシーバ1は、信号源3からの信号
と、基準電圧形成部2からの基準電圧と比較して、出力
端子Q,Q* から相互に位相が反転した矩形波の相補信
号を出力して後段の回路に供給するものである。又基準
電圧形成部2は、差動レシーバ1からの相補信号のそれ
ぞれ平均値を求め、各平均値の差分が零となるような基
準電圧を形成して差動レシ−バ1の端子D* に入力す
る。
【0014】例えば、差動レシーバ1の非反転出力端子
Qからの信号のハイレベル期間がローレベル期間より長
く、この信号の位相を反転した反転出力端子Q* からの
信号のハイレベルの期間がローレベルの期間より短い場
合、基準電圧形成部2は、基準電圧を高くするように作
用し、反対に、非反転出力端子Qからの信号のハイレベ
ル期間がローレベル期間より短く、反転出力端子Q*
らの信号のハイレベルの期間がローレベルの期間より長
い場合、基準電圧形成部2は、基準電圧を低くなるよう
に作用する。即ち、基準電圧形成部2は、差動レシーバ
1からの矩形波信号のデューティサイクルが等しくなる
ような基準電圧を出力して、差動レシーバ1の反転入力
端子D* に入力する。
【0015】このように、基準電圧形成部2は、出力端
子Q,Q* からの矩形波の相補信号のデューティサイク
ルがそれぞれ等しくなるような基準電圧を形成するもの
であり、それによって、信号源1からの信号の波形が変
動しても、それに追従した基準電圧が形成されることに
なり、電源電圧や温度変動等によっても安定に、波形成
形された矩形波信号を出力することができる。又殆ど無
調整で済むことから、半導体集積回路化することが容易
となり、小型化が可能となる。
【0016】図2は本発明の第1の実施の形態の説明図
であり、11は差動レシーバ、12は演算増幅器、13
は信号源、C1〜C3はコンデンサ、R1〜R4は抵抗
を示す。この実施の形態は、差動レシーバ11が図1に
於ける差動レシーバ1に対応し、演算増幅器12と、抵
抗R2〜R4と、コンデンサC2,C3とによる基準電
圧形成部が図1に於ける基準電圧形成部2に対応する。
又抵抗R2とコンデンサC2とにより第1のローパスフ
ィルタ、抵抗R3とコンデンサC3とにより第2のロー
パスフィルタを構成している。
【0017】差動レシーバ11の端子Dに、コンデンサ
C1を介した信号源13からの信号aを入力すると共
に、抵抗R1を介してバイアス電圧VB を入力する。こ
の場合のコンデンサC1は直流カット用として作用して
いる。又差動レシーバ11の非反転出力端子Qに第1の
ローパスフィルタを接続し、反転出力端子Q* に第2の
ローパスフィルタを接続し、第1のローパスフィルタを
構成するコンデンサC2の端子電圧を演算増幅器12の
+端子に、第2のローパスフィルタを構成するコンデン
サC3の端子電圧を演算増幅器12の−端子にそれぞれ
に入力する。即ち、非反転出力端子Qからの矩形波の信
号の平均値fを第1のローパスフィルタによって求め、
反転出力端子Q* からの矩形波の信号の平均値gを第2
のローパスフィルタによって求め、それぞれの平均値
f,gを演算増幅器12の+端子と−端子とに入力す
る。
【0018】この演算増幅器12は電圧比較器を構成し
ており、演算増幅器12の+端子に入力した平均値f
と、−端子に入力した平均値gとを比較する。そして、
演算増幅器12は、f>gの関係の時、即ち、差動レシ
ーバ11の出力端子Qからの信号dのハイレベルの期間
がローレベルの期間より長い場合に高い電圧を出力し、
f<gの関係の時、即ち、差動レシーバ11の出力端子
Qからの信号dのハイレベルの期間がローレベルの期間
より短い場合に低い電圧を出力し、基準電圧cとして差
動レシーバ11の端子D* に入力する。
【0019】差動レシーバ11は、バイアス電圧が加算
された信号bを、基準電圧cと比較して、例えば、信号
bのレベルが基準電圧cより高い時にハイレベル、それ
以外はローレベルとなる矩形波信号に波形成形するもの
である。その時の演算増幅器12から抵抗R4を介して
差動レシーバ11の端子D* に入力される基準電圧c
は、f=gとなる方向にフィードバック制御が行われ
る。このようなフィードバック制御によって、差動レシ
ーバ11の出力端子Q,Q* からデューティサイクルが
等しい(デューティ50%)矩形波の相補信号が出力さ
れる。
【0020】図3は本発明の第1の実施の形態の動作説
明図であり、図2の各部の信号a〜gの一例を示し、
(1)は信号源13からの信号a、(2)は差動レシー
バ11の端子Dに入力される信号bと基準電圧c、
(3)は差動レシーバ11の出力端子Qからの信号d、
(4)は差動レシーバ11の出力端子Q* からの信号e
を示す。
【0021】発振周波数が例えば数100MHz以上の
モジュール化された小型発振器等による信号源13から
の信号は、図3の(1)の波形aのような大きな歪みを
含む信号aとなる。この信号aは、コンデンサC1を介
して差動レシーバ11の端子Dに入力されるもので、そ
の時の信号bは、図3の(2)の波形bに示すものとな
る。又その時のバイアス電圧VB と基準電圧cとが図示
の場合、信号bが基準電圧cを超えている時に、差動レ
シーバ11の出力端子Qからは図3の(3)に示すハイ
レベルの信号dが出力され、信号bが基準電圧cを超え
ていない時に、ローベルの信号dが出力される。従っ
て、基準電圧cを高くすると、出力端子Qからはハイレ
ベルの期間が短くなる信号dが出力され、反対に、基準
電圧cを低くすると、出力端子Qからはハイレベルの期
間が長くなる信号dが出力される。又出力端子Q* から
は図3の(4)に示すように、信号dの位相を反転した
信号eが出力される。
【0022】そして、第1のローパスフィルタにより信
号dのハイレベルとローレベルとについての平均値fを
求め、第2のローパスフィルタにより信号eのハイレベ
ルとローレベルとについての平均値gを求める。この場
合、ハイレベルの期間がローレベルの期間より長いと、
平均値は高くなり、反対に、ハイレベルの期間がローレ
ベルの期間より短いと、平均値は低くなる。このような
平均値f,gを演算増幅器12に於いて比較して基準電
圧cを出力する。
【0023】従って、差動レシーバ11の出力端子Qか
らの信号dのハイレベルの期間がローレベルの期間より
短いと、この信号dの位相を反転した出力端子Q* から
の信号eのハイレベルの期間がローレベルの期間より長
くなり、第1のローパスフィルタによる平均値fと、第
2のローパスフィルタによる平均値gとは、f<gの関
係となる。それにより、演算増幅器12からの基準電圧
cは低くなるから、信号dのハイレベルの期間が長くな
る方向に制御される。
【0024】反対に、差動レシーバ11の出力端子Qか
らの信号dのハイレベルの期間がローレベルの期間より
長いと、この信号dの位相を反転した出力端子Q* から
の信号eのハイレベルの期間がローレベルの期間より短
くなり、第1のローパスフィルタによる平均値fと、第
2のローパスフィルタによる平均値gとは、f>gの関
係となる。それにより、演算増幅器12からの基準電圧
cは高くなるから、信号dのハイレベルの期間が短くな
る方向に制御される。
【0025】このようなフィードバック制御によって、
立上りから迅速に差動レシーバ11の出力端子Q,Q*
からの信号d,eは対称性の良い(デューティ50%)
波形の矩形波信号となる。そして、各部の変動等によっ
ても、デューティ50%を維持するように制御されるこ
とになる。例えば、信号源13からの信号aの波形が変
化した場合、それに対応して差動レシーバ11の出力端
子Q,Q* からの信号d,eのデューティも変化する
が、前述のように、第1,第2のローパスフィルタによ
り求めた平均値f,gの比較により、信号d,eのデュ
ーティ50%となるように、基準電圧cが形成されるこ
とによって、自動的にデューティ50%となる矩形波の
信号に波形成形して出力することができる。
【0026】図4は本発明の第2の実施の形態の説明図
であり、図1と同一符号は同一部分を示す。この実施の
形態は、差動レシーバ11の端子D* に抵抗R1を介し
てバイアス電圧VB を入力し、演算増幅器12から抵抗
R4を介した基準電圧を、信号源13からコンデンサC
1を介した信号と共に、差動レシーバ11の端子Dに入
力する構成とし、抵抗R2とコンデンサC2とからなる
第1のローパスフィルタにより求めた平均値を、演算増
幅器12の−端子に入力し、抵抗R3とコンデンサC3
とからなる第2のローパスフィルタにより求めた平均値
を、演算増幅器12の+端子に入力する構成とする。
【0027】この実施の形態は、図2の第1の実施の形
態の構成と対比すると、差動レシーバ11に対するバイ
アス電圧と基準電圧との関係を反転し、それに伴って演
算増幅器12に入力する平均値の比較関係を反対として
いる。即ち、差動レシーバ11の端子D* にバイアス電
圧VB を固定の基準電圧として入力し、差動レシーバ1
1の出力端子Q,Q* からの信号のデューティが等しく
なるように形成した電圧を、バイアス電圧として信号源
13からの信号に付加する。
【0028】このように、基準電圧とバイアス電圧との
入力関係を反対にしたことに対応して、前述のように、
演算増幅器12に入力する第1のローパスフィルタによ
る平均値と第2のローパスフィルタによる平均値との関
係を逆にしたものであり、差動レシーバ11からのそれ
ぞれ位相が反転関係の相補出力信号の平均値が等しくな
るような電圧を、バイアス電圧として差動レシーバ11
に入力される信号に付加することにより、図2に示す構
成の場合と同様に、対称性の良い(デューティ50%)
波形の矩形波信号を出力することができる。
【0029】図5は本発明の第3の実施の形態の説明図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、21はゲー
ト回路、22は1+2n(n=0,1,2,・・・)個
のインバータ、22aは出力インバータを示す。又抵抗
R2,R3とコンデンサC2,C3とによる第1,第2
のローパスフィルタと、演算増幅器12とにより、図1
に於ける基準電圧形成部2に相当する構成を実現し、ゲ
ート回路21により図1に於ける差動レシーバ1に相当
する構成を実現した場合を示す。このゲート回路21
は、1+2n個、即ち、奇数個のインバータ22と1個
の出力インバータ22aとにより、全体で偶数個のイン
バータを直列接続して構成し、前述の差動レシーバ11
と同様に、信号源13からの信号aを矩形波に波形成形
して出力するものである。この場合、出力インバータ2
2aの入出力信号が相補信号に相当する。
【0030】又抵抗R2とコンデンサC2とによる第1
のローパスフィルタは、出力インバータ22aに入力さ
れる信号dの平均値fを求めることになり、又抵抗R3
とコンデンサC3とによる第2のローパスフィルタは、
出力インバータ22aからの信号eの平均値gを求める
ことになる。この場合、相補出力信号のそれぞれの平均
値を求める前述の実施の形態に対応している。そして、
平均値fを演算増幅器12の+端子に、平均値gを−端
子にそれぞれ入力し、平均値f,gの比較結果に対応し
た基準電圧cを出力し、信号源13からの信号aをコン
デンサC1を介してゲート回路21に入力する信号b
に、基準電圧cをバイアス電圧として抵抗R4を介して
加算する。
【0031】インバータ22,22aは、インバータを
構成するトランジスタ等による固有の閾値を有し、この
閾値を超える入力信号の場合にローレベルの信号を出力
し、閾値を超えない入力信号の場合にハイレベルの信号
を出力する。高速動作素子を用いてインバータを構成し
た場合は、反転動作による立上り及び立下りは急峻とな
り、所望の矩形波の信号とすることができるから、ゲー
ト回路21を構成するインバータ22の個数は、n=0
或いはn=1とするように少なくすることができる。し
かし、通常の動作の素子を用いてインバータを構成した
場合は、反転動作による立上り及び立下りは緩くなるか
ら、所望の矩形波に成形する為には、n=1以上とする
必要が生じる場合が一般的である。
【0032】図6は本発明の第3の実施の形態の動作説
明図であり、図5の各部の信号a〜gの波形の一例を同
一符号で示し、(1)は信号源13からの信号a、
(2)はゲート回路21へ入力される信号bと基準電圧
cと閾値Vthとを示し、(3)は信号dとその平均値
f、(4)は信号eとその平均値gとを示す。又td
1,td2はインバータの動作遅延時間を示す。
【0033】信号源13からの信号aは、(1)に示す
ように、大きな歪みを含む信号である。この信号aをコ
ンデンサC1を介してゲート回路21に入力すると共
に、演算増幅器12からの基準電圧cを抵抗R4を介し
て加算した信号bは、図6の(2)のbに示すものとな
る。この信号bのレベルがインバータの閾値Vthを超
えた時に、出力信号はハイレベルからローレベルとなる
ように反転動作を開始し、又信号bのレベルがインバー
タの閾値Vthを下回ると、出力信号はハイレベルから
ローレベルとなるように反転動作を開始する。
【0034】その場合に、インバータの動作遅延時間t
d1により、図6の(3)に示す信号dが得られる。な
お、この場合、n=0とすると、ゲート回路21は、1
個のインバータ22と1個の出力インバータ22aとか
ら構成されることになり、インバータ22の出力信号d
に対して出力インバータ22aの出力信号eは、図6の
(4)に示すように、出力信号dより動作遅延時間td
2だけ遅れて反転されたものとなる。従って、非反転出
力のバッファとして動作することができる。
【0035】又第1のローパスフィルタによる平均値f
は、信号dのデューティに対応し、ハイレベルの期間が
長いと高くなり、反対にローベルの期間が短いと低くな
る。同様に、第2のローパスフィルタによる平均値g
も、信号eのデューティに対応した値となる。そして、
演算増幅器12により平均値f,gを比較し、f<gの
場合は基準電圧cを高くし、f>gの場合は基準電圧c
を低くして、f=gとなるようにする。
【0036】このf=gの状態となると、出力インバー
タ22aの入出力信号d,eのデューティは同一の50
%となる。この場合、入出力信号d,eの波形比較によ
るものではなく、平均値f,gの比較によるものである
から、遅延時間td2等による影響を受けることはな
い。
【0037】図7は本発明の第4の実施の形態の説明図
であり、図5に示す実施の形態に於ける偶数個のインバ
ータにより構成されたゲート回路21の代わりに、奇数
個のインバータ32,32aにより構成されたゲート回
路31を設けた場合を示す。即ち、2n(n=1,2,
3,・・・)個のインバータ32と、1個の出力インバ
ータ32aとを直列接続した構成とし、反転出力のバッ
ファとして動作する場合を示す。
【0038】抵抗R2とコンデンサC2とからなる第1
のローパスフィルタにより、出力インバータ32aに入
力される信号の平均値を求めて、演算増幅器12の−端
子に入力し、又抵抗R3とコンデンサC3とからなる第
2のローパスフィルタにより、出力インバータ32aか
ら出力される信号の平均値を求めて、演算増幅器12の
+端子に入力し、平均値比較による基準電圧を演算増幅
器12から出力し、抵抗R4を介してゲート回路31に
入力される信号源13からの信号に、バイアス電圧とし
て加算する構成及び作用は、図5に示す実施の形態の場
合と同様である。従って、出力インバータ32aの入出
力信号のデューティは同一の50%となるように制御さ
れる。
【0039】図8は本発明の第5の実施の形態の説明図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、42は差動
増幅器、R5は抵抗である。抵抗R2とコンデンサC2
とからなる第1のローパスフィルタにより、差動レシー
バ11の出力端子Qからの信号の平均値を求めて、差動
増幅器42の+端子に入力し、又抵抗R3とコンデンサ
C3とからなる第2のローパスフィルタにより、差動レ
シーバ11の出力端子Q* からの信号の平均値を求め
て、差動増幅器42の−端子に入力する。この実施の形
態に於いては、第1,第2のローパスフィルタと差動増
幅器42とにより図1に於ける基準電圧形成部2を構成
している。
【0040】差動増幅器42は、+端子と−端子とに入
力される信号の差分に対応した基準電圧を非反転出力端
子から出力し、その基準電圧を反転したバイアス電圧を
反転出力端子から出力する。そして、基準電圧を抵抗R
4を介して差動レシーバ11の端子D* に入力し、バイ
アス電圧を抵抗R5を介して差動レシーバ11の端子D
に、信号源13からのコンデンサC1を介した信号と共
に入力する。
【0041】例えば、差動レシーバ11の出力端子Qか
らの信号のハイレベル期間がローレベル期間より長く、
即ち、デューティが50%を超える波形の場合、第1の
ローパスフィルタによる平均値は、第2のローパスフィ
ルタによる平均値により大きくなる。従って、差動増幅
器42の非反転出力端子からの基準電圧は高くなり、反
対に反転出力端子からのバイアス電圧は低くなる。即
ち、差動レシーバ11の端子Dに加えるバイアス電圧を
低くし、端子D* に加える基準電圧を高くすることによ
り、出力端子Qからの信号のハイレベルの期間を短くす
るようにし、その信号のデューティを50%とする。そ
れによって、出力端子Q* からの信号のデューティも5
0%となる。
【0042】反対に、差動レシーバ11の出力端子Qか
らの信号のハイレベル期間がローレベルの期間より短
く、即ち、デューティが50%以下の波形の場合、第1
のローパスフィルタによる平均値は、第2のローパスフ
ィルタによる平均値により小さくなる。従って、差動増
幅器42の非反転出力端子からの基準電圧は低く、反転
出力端子からのバイアス電圧は高くなる。即ち、差動レ
シーバ11の端子Dに加えるバイアス電圧を高くし、端
子D* に加える基準電圧を低くすることにより、出力端
子Qからの信号のハイレベルの期間を長くするように
し、その信号のデューティを50%とする。それによっ
て、出力端子Q* からの信号のデューティも50%とな
る。
【0043】この実施の形態は、図2又は図4に示す実
施の形態に比較して、バイアス電圧VB を用意する必要
がない利点がある。又差動レシーバ11の端子Dに加え
るバイアス電圧と、端子D* に加える基準電圧とを、差
動増幅器42の反転出力と、非反転出力としたことによ
り、相互に反対の方向に制御されるから、波形成形の制
御の効率が向上する利点がある。
【0044】図9は本発明の第6の実施の形態の説明図
であり、図8と同一符号は同一部分を示し、13Aは相
互に位相が反転した相補信号を非反転出力端子Qと反転
出力端子Q* から出力する信号源の場合を示し、その非
反転出力端子Qと反転出力端子Q* からの信号を、コン
デンサC1,C1aを介して差動レシーバ11の非反転
入力端子Dと反転入力端子D* とに入力する。
【0045】抵抗R2とコンデンサC2とからなる第1
のローパスフィルタにより、差動レシーバ11の出力端
子Qからの信号の平均値を求めて、差動増幅器42の+
端子に入力し、又抵抗R3とコンデンサC3とからなる
第2のローパスフィルタにより、差動レシーバ11の出
力端子Q* からの信号の平均値を求めて、差動増幅器4
2の−端子に入力し、差動増幅器42の非反転出力を抵
抗R4を介して差動レシーバ11の端子D* に入力し、
反転出力を抵抗R5を介して差動レシーバ11の端子D
に入力する。
【0046】この場合の差動増幅器42の非反転出力及
び反転出力は、信号源13AからコンデンサC1,C1
aを介した信号に対して加算される。従って、差動レシ
ーバ11は、端子D,D* に入力される信号のレベル差
に対応した矩形波の相補信号を出力するもので、前述の
各実施の形態の場合と同様に、第1,第2のローパスフ
ィルタにより求めた平均値が等しくなるように、即ち、
デューティ50%となるように、差動増幅器42から非
反転出力及び反転出力が、基準電圧及びバイアス電圧と
して差動レシーバ11の端子D,D* に入力される。
【0047】図10は本発明の第7の実施の形態の説明
図であり、図9と同一符号は同一部分を示す。この実施
の形態は、図9に示す実施の形態の差動増幅器42を省
略した構成に相当する。即ち、抵抗R2とコンデンサC
2とからなる第1のローパスフィルタによって求めた平
均値を、抵抗R4を介してバイアス電圧として差動レシ
ーバ11の端子D* に入力し、抵抗R3とコンデンサC
3とからなる第2のローパスフィルタによって求めた平
均値を、抵抗R5を介してバイアス電圧として差動レシ
ーバ11の端子Dに入力する。
【0048】この場合、差動レシーバ11の非反転出力
端子Qと反転入力端子D* との間を抵抗R2,R4を介
して接続し、反転出力端子Q* と非反転入力端子Dとの
間を抵抗R3,R5を介して接続した構成となり、又一
般的に、差動レシーバ11の入力インピーダンスは比較
的大きく、出力インピーダンスは比較的小さいものであ
るから、抵抗値として、R4≫R2,R5≫R3の関係
とすることが必要となる。例えば、抵抗R4,R5は、
抵抗R2,R3の10〜100倍程度以上の高抵抗とす
ることが望ましい。又信号源13Aからの信号の周波数
をFinとすると、(1/2πR2・C2)≪Fin、
及び(1/2πR3・C3)≪Finの関係とする。
【0049】それによって、第1のローパスフィルタに
よって求めた平均値を、抵抗R4を介して差動レシーバ
11の端子D* にバイアス電圧として入力し、第2のロ
ーパスフィルタによって求めた平均値を、抵抗R5を介
して差動レシーバ11の端子Dにバイアス電圧として入
力し、それぞれの平均値が等しくなるように、即ち、差
動レシーバ11の出力端子Q,Q* からの矩形波の信号
がそれぞれデューティ50%となるように制御すること
ができる。
【0050】図11は本発明の第8の実施の形態の要部
説明図であり、図2と同一符号は同一部分を示し、R7
〜R10は抵抗である。この実施の形態は、演算増幅器
12に抵抗R7〜R10を接続した構成を示す。これら
の帰還抵抗により利得調整を行うことができるものであ
る。即ち、R10/R7=R9/R8に対応した利得と
することができるから、適当な利得に調整することによ
り、雑音等に対して動作の安定化を図るものである。
【0051】この場合、利得を下げ過ぎると、差動レシ
ーバ11から出力される信号をデューティ50%に維持
させる精度が低下するから、動作の安定化との対応によ
って適切な利得に設定するものである。又この実施の形
態は、前述の図2,図4,図5,図7に示す第1〜第4
の実施形態に於ける演算増幅器12にも適用できるもの
である。
【0052】図12は本発明の第9の実施の形態の要部
説明図であり、図8と同一符号は同一部分を示し、R1
1〜R14は抵抗である。この実施の形態は、図8〜図
10に示す第5〜第7の実施の形態の差動増幅器42
に、抵抗R11〜R14を接続して利得を適当に下げ、
雑音等に対して動作の安定化を図るものである。この場
合の利得は、図11に示す場合と同様に、R13/R1
1=R14/R12の対応した値に設定することができ
る。
【0053】図13は本発明の第10〜第12の実施の
形態の要部説明図であり、図2,図4,図5,図7に示
す第1〜第4の実施の形態に於ける演算増幅器12を、
積分回路とした場合に相当するものである。即ち、図1
3の(A)の第10の実施の形態に於いて、抵抗R1
5,R16とコンデンサC4,C5とを接続し、抵抗R
2とコンデンサC2とによる第1のローパスフィルタに
より求めた平均値と、抵抗R3とコンデンサC3とによ
る第2のローパスフィルタにより求めた平均値とを、そ
れぞれ積分して、図示を省略した差動レシーバに、基準
電圧或いはバイアス電圧として加えるものである。
【0054】従って、演算増幅器12は、第1,第2の
ローパスフィルタによる差動レシーバ(図示を省略)か
らの相補信号のそれぞれの平均値の比較と共に積分によ
る平均化を行うことにより、一層安定化した基準電圧或
いはバイアス電圧を差動レシーバに供給することができ
る。
【0055】又図13の(B)は、本発明の第11の実
施の形態の要部を示し、(A)に於ける抵抗R15,R
16を省略した構成に相当する。即ち、積分回路として
構成を簡略化した場合を示す。なお、演算増幅器12か
ら差動レシーバ(図示を省略)に対して加える基準電圧
或いはバイアス電圧の出力動作は、前述の各実施の形態
と同様であるから、重複した説明は省略する。
【0056】又図13の(C)は、本発明の第12の実
施の形態の要部を示し、(B)に於ける第1,第2のロ
ーパスフィルタを構成するコンデンサC2,C3を省略
した構成に相当する。この場合、第1,第2のローパス
フィルタと、演算増幅器12による積分回路とを共通化
したような構成となり、回路構成の一層の簡略化を図る
ことができる。しかし、波形成形処理する信号の周波数
が、演算増幅器12の動作可能帯域内となることが必要
である。従って、波形成形して出力する信号の周波数が
演算増幅器12の動作可能帯域を超える場合は、図13
の(A)又は(B)に示す構成を適用することになる。
【0057】又図13の(A)〜(C)に於いて、演算
増幅器12の+端子と−端子と、第1,第2のローパス
フィルタとの関係は、第1〜第4の実施の形態に対応し
た接続構成となる。同様に、演算増幅器12による積分
出力を、基準電圧として信号源からの信号と比較する
か、又はバイアス電圧として信号源からの信号に加算す
ることができる。
【0058】図14は本発明の第13〜第15の実施の
形態の要部説明図であり、図8〜図10に示す第5〜第
7の実施の形態に於ける差動増幅器42を積分回路とし
た構成に相当するものである。即ち、(A)の本発明の
第13の実施の形態に於いて、抵抗R17,R18とコ
ンデンサC6,C7とを接続し、抵抗R2とコンデンサ
C2とによる第1のローパスフィルタにより求めた差動
レシーバ(図示を省略)の一方の出力信号の平均値と、
抵抗R3とコンデンサC3とによる第2のローパスフィ
ルタにより求めた差動レシーバの他方の出力信号の平均
値とを、それぞれ積分して、差動レシーバに、基準電圧
或いはバイアス電圧として加えるものである。
【0059】従って、差動増幅器42は、第1,第2の
ローパスフィルタによる差動レシーバ(図示を省略)か
らの相補信号のそれぞれの平均値の比較と共に積分によ
る平均化を行うことにより、一層安定化した基準電圧或
いはバイアス電圧を差動レシーバに供給することができ
る。
【0060】又図14の(B)は、本発明の第14の実
施の形態の要部を示し、(A)に於ける差動増幅器42
の−端子と+端子とに接続した抵抗R17,R18を省
略した構成に相当し、積分回路としての構成を簡略化す
ることができる。又図14の(C)は、本発明の第15
の実施の形態の要部を示し、(B)に於ける第1,第2
のローパスフィルタを構成するコンデンサC2,C3を
省略した構成に相当し、第1,第2のローパスフィルタ
と積分回路とを共通化したような構成とすることによっ
て、一層の簡略化を図った場合を示す。
【0061】この図14の(C)に示す第15の実施の
形態に於いても、前述の図13の(C)に示す第12の
実施の形態の場合と同様に、波形成形処理する信号の周
波数が差動増幅器42(演算増幅器)としての動作可能
帯域内であるように選定するものであるが、信号周波数
が動作可能帯域外となる場合は、図14の(A)又は
(B)に示す構成を適用する必要がある。
【0062】図15は本発明の第16の実施の形態の要
部説明図であり、(A)に示すように、信号源13とコ
ンデンサC1との間に抵抗R19とコンデンサC8とか
らなるローパスフィルタを設ける。即ち、信号源13か
らの信号が(B)の(a)に示す矩形波信号の場合、コ
ンデンサC1のみを介して差動レシーバ11に入力した
時、基準電圧をどのように設定しても、出力される矩形
波信号のデューティは入力信号と同一となる。
【0063】そこで、抵抗R19とコンデンサC8とに
よるローパスフィルタを介することにより、(B)の
(b)に示すように、その時定数t≒R19・C8に従
った傾斜部分を有する波形、即ち、立上りと立下りとを
緩やかな傾斜を有する波形に変換して、差動レシーバ1
1に入力する。それによって、差動レシーバ11に於い
て、図示を省略した基準電圧形成部からの基準電圧Vr
と比較すると、(B)の(c)に示すように、デューテ
ィ50%の矩形波の信号として出力することができる。
【0064】又図9等に示す実施の形態に於ける信号源
13Aのように、位相が相互に反転した相補信号を出力
する場合は、それぞれ信号対応に、抵抗R19とコンデ
ンサC8とによるようなローパスフィルタを接続するこ
とになる。
【0065】図16は本発明の第17の実施の形態の要
部説明図であり、信号源からの信号の波形の歪みが大き
く、波形成形回路によって完全なデューティ50%の矩
形波信号に成形できない場合、例えば、(B)に示すよ
うな波形の場合、基準電圧Vcを信号波形の最大値近傍
まで上昇させる状態となり、それによってもデューティ
50%の矩形波に波形成形でなきない場合がある。この
ような場合、基準電圧Vcは電源電圧近くまで上昇する
ことによって動作が不安定となる。
【0066】そこで、(A)に示すように、演算増幅器
12から差動レシーバ11に入力する基準電圧Vcを制
限する為の抵抗R20,R21と制限電圧Vaの電源と
を含む電圧制限回路を設けるものである。
【0067】この場合、抵抗R2とコンデンサC2とか
らなる第1のローパスフィルタによって求めた平均値
と、抵抗R3とコンデンサC3とからなる第2のローパ
スフィルタによって求めた平均値とを演算増幅器12に
入力して比較し、その差に対応した出力電圧をVbとす
ると、差動レシーバ11に入力する基準電圧Vcは、 Vc=Va+〔(Vb−Va)・R21/(R20+R
21)〕 となる。
【0068】例えば、抵抗R20,R21等を省略して
Vb=Vcとした場合は、演算増幅器12の出力電圧V
bの最大値Vbmaxが基準電圧Vcとなることによ
り、入力信号波形の最大値近傍に上昇して不安定な状態
となる。しかし、前述のように電圧制限回路を設けたこ
とにより、演算増幅器12の出力電圧Vbと制限電圧V
aとの差分を更に抵抗R20,R21により分圧した値
の基準電圧Vcとなるから、入力信号波形の最大値近傍
に基準電圧Vcが上昇することを防止し、不安定動作と
なることを回避できる。
【0069】又前述の場合と反対に、(B)に示す波形
が反転した状態の入力信号波形の場合は、基準電圧Vc
を入力信号波形の最小値の近傍に低下することになり、
その場合も不安定となるが、例えば、その時の出力電圧
Vbが零であっても、制限電圧Vaが抵抗R20,R2
1によって分圧された値が基準電圧Vcとなるから、入
力信号波形の最小値近傍にまで基準電圧Vcが低下する
ことを防止し、不安定動作となることを回避できる。
【0070】又図8〜図10に示す実施の形態に於ける
差動増幅器42を用いた場合は、その差動増幅器42の
相補出力信号対応に、前述の電圧制限回路を設けること
によって、入力信号波形の歪みが大きい場合でも、基準
電圧或いはバイアス電圧の極限値までの上昇又は低下を
防止し、不安定動作となることを回避できる。
【0071】本発明は、前述の各実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々付加変更することができるも
のであり、又各実施の形態の組合せた構成とすることも
可能である。又本発明の波形成形回路は、信号源13,
13Aからの信号のみでなく、伝送路を介して伝送され
た信号の波形を矩形波に成形する場合にも適用できるも
のである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、信号源
3からの信号を差動レシーバ1に入力し、差動レシーバ
1から出力される相互に位相が反転した矩形波の相補信
号を、基準電圧形成部2に入力して、非反転出力端子Q
からの矩形波信号と、反転出力端子Q* からの矩形波信
号とのハイレベルとローレベルとについて平均値を第
1,第2のローパスフィルタによって求め、それらの平
均値の差分が零となるように、差動レシーバ1に基準電
圧或いはバイアス電圧を入力することにより、デューテ
ィ50%の矩形波信号を出力するものである。従って、
入力される信号の波形の変動,温度変動,電源電圧変動
等によっても、対称性の良い矩形波の信号を成形出力す
ることができる利点があり、例えば、モジュール化され
歪みが大きい波形の信号を出力するような発振器を信号
源とした場合でも、安定に矩形波のクロック信号に波形
成形して供給することができることになる。それによっ
て、通信装置等のコストダウンを図ることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施の形態の説明図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の説明図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態の説明図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態の説明図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図12】本発明の第9の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図13】本発明の第10〜第12の実施の形態の要部
説明図である。
【図14】本発明の第13〜第15の実施の形態の要部
説明図である。
【図15】本発明の第16の実施の形態の要部説明図で
ある。
【図16】本発明の第17の実施の形態の要部説明図で
ある。
【図17】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 差動レシーバ 2 基準電圧形成部 3 信号源 D 非反転入力端子 D* 反転入力端子 Q 非反転出力端子 Q* 反転出力端子

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号源からの信号を矩形波の信号に成形
    して出力する波形成形回路に於いて、 前記信号源からの信号を基準電圧と比較して、それぞれ
    位相が反転した矩形波の相補信号を出力する差動レシー
    バと、 該差動レシーバからの矩形波の前記相補信号の平均値を
    求め、該平均値の差分が零となるような基準電圧を形成
    して前記差動レシーバに入力する基準電圧形成部とを備
    えたことを特徴とする波形成形回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシー
    バからの矩形波の相補信号のそれぞれの平均値を求める
    第1,第2のローパスフィルタと、該第1,第2のロー
    パスフィルタによるそれぞれの平均値の差分が零となる
    ような基準電圧を前記差動レシーバに入力する演算増幅
    器とを有することを特徴とする請求項1記載の波形成形
    回路。
  3. 【請求項3】 前記差動レシーバは、前記信号源からの
    信号とバイアス電圧とを入力する非反転入力端子と、基
    準電圧を入力する反転入力端子と、前記非反転入力端子
    に入力される信号と前記反転入力端子に入力される信号
    とのレベル比較により立上り又は立下る矩形波のそれぞ
    れ位相が反転した相補信号を出力する非反転出力端子と
    反転出力端子とを有し、前記基準電圧形成部は、前記差
    動レシーバの非反転出力端子に接続した第1のローパス
    フィルタと、前記差動レシーバの反転出力端子に接続し
    た第2のローパスフィルタと、前記第1のローパスフィ
    ルタによる平均値を+端子に、前記第2のローパスフィ
    ルタによる平均値を−端子にそれぞれ入力して、前記平
    均値の差分が零となるような前記基準電圧を出力する演
    算増幅器とを有することを特徴とする請求項1記載の波
    形成形回路。
  4. 【請求項4】 前記差動レシーバは、前記信号源からの
    信号と基準電圧とを入力する非反転入力端子と、バイア
    ス電圧を入力する反転入力端子と、前記非反転入力端子
    に入力される信号と前記反転入力端子に入力される信号
    とのレベル比較により立上り又は立下る矩形波のそれぞ
    れ位相が反転した相補信号を出力する非反転出力端子と
    反転出力端子とを有し、前記基準電圧形成部は、前記差
    動レシーバの非反転出力端子に接続した第1のローパス
    フィルタと、前記差動レシーバの反転出力端子に接続し
    た第2のローパスフィルタと、前記第1のローパスフィ
    ルタによる平均値を−端子に、前記第2のローパスフィ
    ルタによる平均値を+端子にそれぞれ入力して、前記平
    均値の差分が零となるような前記基準電圧を出力する演
    算増幅器とを有することを特徴とする請求項1記載の波
    形成形回路。
  5. 【請求項5】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシー
    バからの矩形波の相補信号のそれぞれの平均値を求める
    第1,第2のローパスフィルタと、帰還抵抗を接続して
    利得調整を行い且つ前記第1,第2のローパスフィルタ
    によるそれぞれの平均値の差分が零となるような基準電
    圧を出力して前記差動レシーバに入力する演算増幅器と
    を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項
    記載の波形成形回路。
  6. 【請求項6】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシー
    バからの矩形波の相補信号のそれぞれの平均値を求める
    第1,第2のローパスフィルタと、入出力端子にコンデ
    ンサを接続して積分回路構成とし且つ前記第1,第2の
    ローパスフィルタによるそれぞれの平均値の差分が零と
    なるような基準電圧を出力して前記差動レシーバに入力
    する演算増幅器とを有することを特徴とする請求項1乃
    至4の何れか1項記載の波形成形回路。
  7. 【請求項7】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシー
    バからの矩形波の相補信号のそれぞれの平均値を求める
    第1,第2のローパスフィルタのそれぞれのコンデンサ
    と、前記積分回路構成とする為のコンデンサとを共通化
    して前記演算増幅器に接続した構成を有することを特徴
    とする請求項1乃至4の何れか1項記載の波形成形回
    路。
  8. 【請求項8】 前記差動レシーバは、複数のインバータ
    の直列接続回路により構成し、前記基準電圧形成部は、
    前記差動レシーバの最終段の出力インバータの入出力信
    号を相補信号としてそれぞれの平均値を求める第1,第
    2のローパスフィルタと、該第1,第2のローパスフィ
    ルタによるそれぞれの平均値の差分が零となるような基
    準電圧を前記差動レシーバに入力される信号に加算する
    演算増幅器とを有する構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の波形成形回路。
  9. 【請求項9】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシー
    バからの相補信号のそれぞれの平均値を求める第1,第
    2のローパスフィルタと、該第1,第2のローパスフィ
    ルタによりそれぞれ求めた平均値の差分が零となるよう
    な非反転出力端子からの基準電圧及び該基準電圧を反転
    した反転出力端子からのバイアス電圧を、前記差動レシ
    ーバに入力する差動増幅器とを有することを特徴とする
    請求項1記載の波形成形回路。
  10. 【請求項10】 前記差動レシーバは、信号源からの位
    相が相互に反転した相補信号をそれぞれ入力する非反転
    入力端子と反転入力端子とを有し、前記基準電圧形成部
    は、前記差動レシーバの非反転出力端子に接続した第1
    のローパスフィルタ及び反転出力端子に接続した第2の
    ローパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタによ
    る平均値を+端子に、前記第2のローパスフィルタによ
    る平均値を−端子に入力し、非反転出力端子から前記差
    動レシーバの反転入力端子に基準電圧を入力し、反転出
    力端子から前記差動レシーバの非反転入力端子にバイア
    ス電圧を入力する差動増幅器とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の波形成形回路。
  11. 【請求項11】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシ
    ーバからの矩形波の相補信号のそれぞれの平均値を求め
    る第1,第2のローパスフィルタと、入出力端子間に帰
    還抵抗を接続して利得調整を行い且つ前記第1,第2の
    ローパスフィルタによるそれぞれの平均値の差分が零と
    なるような基準電圧及び該基準電圧を反転したバイアス
    電圧を出力して前記差動レシーバに入力する差動増幅器
    とを有することを特徴とする請求項1又10記載の波形
    成形回路。
  12. 【請求項12】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシ
    ーバからの矩形波の相補信号のそれぞれの平均値を求め
    る第1,第2のローパスフィルタと、入出力端子間にコ
    ンデンサを接続して積分回路構成とし且つ前記第1,第
    2のローパスフィルタによるそれぞれの平均値の差分が
    零となるような基準電圧及び該基準電圧を反転したバイ
    アス電圧を出力して前記差動レシーバに入力する差動増
    幅器とを有することを特徴とする請求項1又は10記載
    の波形成形回路。
  13. 【請求項13】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシ
    ーバからの矩形波の相補信号のそれぞれの平均値を求め
    る第1,第2のローパスフィルタのそれぞれのコンデン
    サと、前記積分回路構成とする為のコンデンサとを共通
    化して前記差動増幅器に接続した構成を有することを特
    徴とする請求項1又は10記載の波形成形回路。
  14. 【請求項14】 前記基準電圧形成部は、前記差動レシ
    ーバの非反転出力端子に接続した抵抗とコンデンサとか
    らなる第1のローパスフィルタと、前記差動レシーバの
    反転出力端子に接続した抵抗とコンデンサとからなる第
    2のローパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタ
    のコンデンサの端子電圧による平均値を高抵抗を介して
    前記差動レシーバの反転入力端子に、前記第2のローパ
    スフィルタのコンデンサの端子電圧による平均値を高抵
    抗を介して前記差動レシーバの反転入力端子にそれぞれ
    入力する構成としたことを特徴とする請求項1記載の波
    形成形回路。
  15. 【請求項15】 前記差動レシーバの前段に前記信号源
    からの信号の波形を緩やかにするローパスフィルタを接
    続したことを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項
    記載の波形成形回路。
  16. 【請求項16】 前記基準電圧形成部は、前記演算増幅
    器又は前記差動増幅器からの基準電圧と制限電圧との差
    分を抵抗によって分圧して前記差動レシーバに入力する
    構成を有することを特徴とする請求項1乃至15の何れ
    か1項記載の波形成形回路。
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