JPH11276860A - フルオロカーボンの分解処理方法および分解処理装置 - Google Patents
フルオロカーボンの分解処理方法および分解処理装置Info
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- JPH11276860A JPH11276860A JP10100378A JP10037898A JPH11276860A JP H11276860 A JPH11276860 A JP H11276860A JP 10100378 A JP10100378 A JP 10100378A JP 10037898 A JP10037898 A JP 10037898A JP H11276860 A JPH11276860 A JP H11276860A
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- Japan
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- fluorocarbon
- gas
- abatement
- agent
- decomposition
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02C—CAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
- Y02C20/00—Capture or disposal of greenhouse gases
- Y02C20/30—Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フルオロカーボンを比較的低い温度で効率よ
く、しかも連続的に分解処理する方法および装置を開発
する。 【解決手段】 フルオロカーボンを含むガスを酸化アル
ミニウムを有効成分とする除害剤と400℃以上の温度
で接触させてフルオロカーボン中の弗素を弗化アルミニ
ウムに変換して分解処理する。
く、しかも連続的に分解処理する方法および装置を開発
する。 【解決手段】 フルオロカーボンを含むガスを酸化アル
ミニウムを有効成分とする除害剤と400℃以上の温度
で接触させてフルオロカーボン中の弗素を弗化アルミニ
ウムに変換して分解処理する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフルオロカーボン含
有ガスの分解処理方法および分解処理装置に関する。さ
らに詳細には冷媒、発泡剤、溶剤などに使用されるほ
か、半導体製造工程などで使用されたり、アルミニウム
の精練工程で副生するヒドロフルオロカーボンおよびパ
ーフルオロカーボンの分解処理方法および分解処理装置
に関する。
有ガスの分解処理方法および分解処理装置に関する。さ
らに詳細には冷媒、発泡剤、溶剤などに使用されるほ
か、半導体製造工程などで使用されたり、アルミニウム
の精練工程で副生するヒドロフルオロカーボンおよびパ
ーフルオロカーボンの分解処理方法および分解処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】炭化水素の水素の一部が弗素に置換され
たヒドロフルオロカーボン、および水素の全てが弗素に
置換されたパーフルオロカーボンなどのフルオロカーボ
ンは冷媒、発泡剤、溶剤等として広く使用されているほ
か半導体製造工程などにおいても使用されている。
たヒドロフルオロカーボン、および水素の全てが弗素に
置換されたパーフルオロカーボンなどのフルオロカーボ
ンは冷媒、発泡剤、溶剤等として広く使用されているほ
か半導体製造工程などにおいても使用されている。
【0003】また、フルオロカーボンのうちでもCF4
およびC2 F6 は、シリコンウェハー表面のクリーニン
グおよびエッチング剤、プラズマCVDチャンバーのク
リーニング剤や、光ファイバー用ドーピング剤、液晶T
FT製造時のエッチング剤として使用されるなど半導体
工業の発展とともにその使用量が増加している。しかし
ながら、このガスは水に対する溶解度は小さく、酸やア
ルカリともほとんど反応しないなど室温では非常に安定
であるほか、高温下においても安定である。これらのフ
ルオロカーボンは地球の温暖化をもたらす物質であるこ
とから、使用された後外気に排出する場合には、排出に
先立って分解処理する必要がある。またアルミニウムの
精練工程では大量にCF4 が生成排出されることから、
このCF4 も分解処理する必要がある。
およびC2 F6 は、シリコンウェハー表面のクリーニン
グおよびエッチング剤、プラズマCVDチャンバーのク
リーニング剤や、光ファイバー用ドーピング剤、液晶T
FT製造時のエッチング剤として使用されるなど半導体
工業の発展とともにその使用量が増加している。しかし
ながら、このガスは水に対する溶解度は小さく、酸やア
ルカリともほとんど反応しないなど室温では非常に安定
であるほか、高温下においても安定である。これらのフ
ルオロカーボンは地球の温暖化をもたらす物質であるこ
とから、使用された後外気に排出する場合には、排出に
先立って分解処理する必要がある。またアルミニウムの
精練工程では大量にCF4 が生成排出されることから、
このCF4 も分解処理する必要がある。
【0004】炭化水素の水素を弗素および塩素で置換し
たクロロフルオロカーボンはオゾン層を破壊する物質で
あることから、使用された後排出に先立って分解処理す
る必要がある。このためこれまでクロロフルオロカーボ
ンの分解処理に関する各種の研究がなされている。クロ
ロフルオロカーボンおよびフルオロカーボンを含めた一
般的にフロンと称されるものを分解処理する方法として
は、従来から、燃焼熱分解法、プラズマ分解法、
超臨界水分解法、試薬分解法、触媒分解法などの分
解方法が知られている。
たクロロフルオロカーボンはオゾン層を破壊する物質で
あることから、使用された後排出に先立って分解処理す
る必要がある。このためこれまでクロロフルオロカーボ
ンの分解処理に関する各種の研究がなされている。クロ
ロフルオロカーボンおよびフルオロカーボンを含めた一
般的にフロンと称されるものを分解処理する方法として
は、従来から、燃焼熱分解法、プラズマ分解法、
超臨界水分解法、試薬分解法、触媒分解法などの分
解方法が知られている。
【0005】しかし、これらの分解処理方法には次のよ
うな問題点があった。すなわち、燃焼熱分解法では一
般的なフロンを分解することはできるものの、CF4 の
場合には高温でなければ十分な分解率が得られず、フロ
ンを十分に分解させ得るような燃焼条件では燃焼中に窒
素酸化物が大量に発生するという不都合がある。プラ
ズマ分解法は電力やプラズマガス等にかかるランニング
コストが高く経済性に問題がある。超臨界水分解法は
400℃の温度で320気圧以上の高圧を必要とするこ
とから、処理装置が大型となるばかりでなく、処理費用
が高額となる不都合がある。試薬分解法はナトリウム
ナフタレニドを用いてフロンを還元的に分解する方法で
あるが、安定した分解率が得られないという不都合があ
る。また、触媒分解法は、高温下で貴金属触媒を用い
た加水分解方法であり、フロンの分解副生成物である弗
化水素により触媒が腐食されるために十分な処理能力が
得られていない。この問題を解消するために耐食性に優
れた触媒坦体の研究が行われてきたが、いまだ効果的な
ものは見出されていない。
うな問題点があった。すなわち、燃焼熱分解法では一
般的なフロンを分解することはできるものの、CF4 の
場合には高温でなければ十分な分解率が得られず、フロ
ンを十分に分解させ得るような燃焼条件では燃焼中に窒
素酸化物が大量に発生するという不都合がある。プラ
ズマ分解法は電力やプラズマガス等にかかるランニング
コストが高く経済性に問題がある。超臨界水分解法は
400℃の温度で320気圧以上の高圧を必要とするこ
とから、処理装置が大型となるばかりでなく、処理費用
が高額となる不都合がある。試薬分解法はナトリウム
ナフタレニドを用いてフロンを還元的に分解する方法で
あるが、安定した分解率が得られないという不都合があ
る。また、触媒分解法は、高温下で貴金属触媒を用い
た加水分解方法であり、フロンの分解副生成物である弗
化水素により触媒が腐食されるために十分な処理能力が
得られていない。この問題を解消するために耐食性に優
れた触媒坦体の研究が行われてきたが、いまだ効果的な
ものは見出されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように各種のフ
ロン分解方法が研究されているが、特に、CF4 等のよ
うなパーフルオロカーボンの場合には、熱的にも、化学
的にも極めて安定性が高く、上記の処理技術を用いても
分解処理することができない。これらのことから、フル
オロカーボンとりわけパーフルオロカーボンを比較的低
い温度で、効率良く、しかも連続的に分解処理し得る方
法の開発が強く望まれていた。
ロン分解方法が研究されているが、特に、CF4 等のよ
うなパーフルオロカーボンの場合には、熱的にも、化学
的にも極めて安定性が高く、上記の処理技術を用いても
分解処理することができない。これらのことから、フル
オロカーボンとりわけパーフルオロカーボンを比較的低
い温度で、効率良く、しかも連続的に分解処理し得る方
法の開発が強く望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これら従
来技術の欠点を解決し、地球の温暖化をもたらすフルオ
ロカーボンを分解処理する方法を得るべく鋭意研究を重
ねた結果、フルオロカーボンを含むガスを酸化アルミニ
ウムを有効成分とする除害剤と400℃以上の温度で接
触させることによりフルオロカーボンを分解し弗化アル
ミニウムを形成させることを見出した。また、フルオロ
カーボンを含むガスに水蒸気を共存させることによりフ
ルオロカーボンの分解処理能力が増加することを見出し
た。さらに、フルオロカーボンを分解処理した後の除害
剤を水蒸気共存下に加熱することによって再生し、再使
用することができること、そしてフルオロカーボンの分
解処理と除害剤の再生操作を組み合わせることにより連
続的に効率よくフルオロカーボンを分解処理し得ること
等を見い出し本発明を完成した。
来技術の欠点を解決し、地球の温暖化をもたらすフルオ
ロカーボンを分解処理する方法を得るべく鋭意研究を重
ねた結果、フルオロカーボンを含むガスを酸化アルミニ
ウムを有効成分とする除害剤と400℃以上の温度で接
触させることによりフルオロカーボンを分解し弗化アル
ミニウムを形成させることを見出した。また、フルオロ
カーボンを含むガスに水蒸気を共存させることによりフ
ルオロカーボンの分解処理能力が増加することを見出し
た。さらに、フルオロカーボンを分解処理した後の除害
剤を水蒸気共存下に加熱することによって再生し、再使
用することができること、そしてフルオロカーボンの分
解処理と除害剤の再生操作を組み合わせることにより連
続的に効率よくフルオロカーボンを分解処理し得ること
等を見い出し本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明は、フルオロカーボンを含
有するガスを酸化アルミニウムを有効成分とする除害剤
と400℃以上の温度で接触させて該フルオロカーボン
を分解し弗化アルミニウムを形成させることを特徴とす
るフルオロカーボンの分解処理方法である。
有するガスを酸化アルミニウムを有効成分とする除害剤
と400℃以上の温度で接触させて該フルオロカーボン
を分解し弗化アルミニウムを形成させることを特徴とす
るフルオロカーボンの分解処理方法である。
【0009】また本発明は、フルオロカーボンを含有す
るガスを水蒸気および/または酸素の共存下に酸化アル
ミニウムを有効成分とする除害剤と400℃以上の温度
で接触させて該フルオロカーボンを分解し弗化アルミニ
ウムを形成させることを特徴とするフルオロカーボンの
分解処理方法である。
るガスを水蒸気および/または酸素の共存下に酸化アル
ミニウムを有効成分とする除害剤と400℃以上の温度
で接触させて該フルオロカーボンを分解し弗化アルミニ
ウムを形成させることを特徴とするフルオロカーボンの
分解処理方法である。
【0010】さらに本発明は、フルオロカーボンを酸化
アルミニウムを有効成分とする除害剤で分解処理した後
の除害剤を400℃以上の温度で水蒸気の共存下に加熱
することにより再生し、再使用することを特徴とするフ
ルオロカーボンの分解処理方法でもある。
アルミニウムを有効成分とする除害剤で分解処理した後
の除害剤を400℃以上の温度で水蒸気の共存下に加熱
することにより再生し、再使用することを特徴とするフ
ルオロカーボンの分解処理方法でもある。
【0011】さらにまた本発明は、酸化アルミニウムを
有効成分とする除害剤を充填した除害筒を2筒以上並列
に接続し、ガス流路を切り替えることにより少なくとも
1筒でフルオロカーボンの分解を行い、その間に少なく
とも1筒で除害剤の再生を行うことにより連続的にフル
オロカーボンの分解処理を行うことを特徴とするフルオ
ロカーボンの分解処理方法である。
有効成分とする除害剤を充填した除害筒を2筒以上並列
に接続し、ガス流路を切り替えることにより少なくとも
1筒でフルオロカーボンの分解を行い、その間に少なく
とも1筒で除害剤の再生を行うことにより連続的にフル
オロカーボンの分解処理を行うことを特徴とするフルオ
ロカーボンの分解処理方法である。
【0012】このほか本発明は酸化アルミニウムを有効
成分とする除害剤が充填された除害筒に、フルオロカー
ボンを含有するガスを単独、もしくは水蒸気および/ま
たは酸素共存下に流通させて該除害剤と接触させて、該
フルオロカーボン中の弗素を弗化アルミニウムに変換す
ることにより分解処理した後の除害剤を、水蒸気の共存
下に加熱することにより再生し、再使用することができ
る構成としたことを特徴とするフルオロカーボンの分解
処理装置である。
成分とする除害剤が充填された除害筒に、フルオロカー
ボンを含有するガスを単独、もしくは水蒸気および/ま
たは酸素共存下に流通させて該除害剤と接触させて、該
フルオロカーボン中の弗素を弗化アルミニウムに変換す
ることにより分解処理した後の除害剤を、水蒸気の共存
下に加熱することにより再生し、再使用することができ
る構成としたことを特徴とするフルオロカーボンの分解
処理装置である。
【0013】さらに加えて本発明は、酸化アルミニウム
を有効成分とする除害剤が充填された除害筒が2筒以上
並列に接続され、ガス流路を切り替えることにより少な
くとも1筒でフルオロカーボンの分解を行い、その間に
少なくとも1筒で除害剤の再生を行うことにより連続的
にフルオロカーボンの分解処理を行うことができる構成
としたことを特徴とするフルオロカーボンの分解処理装
置である。
を有効成分とする除害剤が充填された除害筒が2筒以上
並列に接続され、ガス流路を切り替えることにより少な
くとも1筒でフルオロカーボンの分解を行い、その間に
少なくとも1筒で除害剤の再生を行うことにより連続的
にフルオロカーボンの分解処理を行うことができる構成
としたことを特徴とするフルオロカーボンの分解処理装
置である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、フルオロカーボンを含
有するガスの分解処理に適用される。分解処理の対象と
なるフルオロカーボンとしては、ヒドロフルオロカーボ
ン、パーフルオロカーボン類すべてに適用される。例え
ばヒドロフルオロカーボンとしてはCH3 F、CH2 F
2 、CHF3 、C2 H2 F4 、C2 H4 F2 等があり、
パーフルオロカーボンとしてはCF4 、C2 F6 、C3
F8 、C4 F8 、およびC5 F12 等が挙げられる。こ
れらのフルオロカーボンを含む空気、窒素、酸素、水
素、希ガスなどの分解処理に適用される。
有するガスの分解処理に適用される。分解処理の対象と
なるフルオロカーボンとしては、ヒドロフルオロカーボ
ン、パーフルオロカーボン類すべてに適用される。例え
ばヒドロフルオロカーボンとしてはCH3 F、CH2 F
2 、CHF3 、C2 H2 F4 、C2 H4 F2 等があり、
パーフルオロカーボンとしてはCF4 、C2 F6 、C3
F8 、C4 F8 、およびC5 F12 等が挙げられる。こ
れらのフルオロカーボンを含む空気、窒素、酸素、水
素、希ガスなどの分解処理に適用される。
【0015】本発明において、除害剤は有効成分として
酸化アルミニウムを含むものであり、酸化アルミニウム
単独のほか、実質的に反応に不活性な金属酸化物が含ま
れるものであっても用いることができる。また、触媒担
体、吸着剤として酸化アルミニウムの成形品が市販され
ていることからそれらを用いることもできる。
酸化アルミニウムを含むものであり、酸化アルミニウム
単独のほか、実質的に反応に不活性な金属酸化物が含ま
れるものであっても用いることができる。また、触媒担
体、吸着剤として酸化アルミニウムの成形品が市販され
ていることからそれらを用いることもできる。
【0016】除害剤の形状に特に制限はないが、通常は
球状、円柱状、不定形の破砕状物などが用いられる。こ
のほかハニカム状に成形されたものなども用いることが
できる。また、除害剤の大きさは除害剤の用いられる形
態によって適宜選択することができる。
球状、円柱状、不定形の破砕状物などが用いられる。こ
のほかハニカム状に成形されたものなども用いることが
できる。また、除害剤の大きさは除害剤の用いられる形
態によって適宜選択することができる。
【0017】本発明において、除害剤は固定床として用
いられるほか、移動床、流動床として用いることもでき
る。通常は除害剤を除害筒内に充填しこの除害筒にフル
オロカーボンを含有するガスを流して除害剤と接触させ
ることにより、フルオロカーボンを分解処理する。フル
オロカーボンと除害剤とを接触させる温度は、400℃
以上、好ましくは500〜800℃である。温度が40
0℃以下ではフルオロカーボンの分解が難しく、一方8
00℃以上では除害剤の熱劣化に伴いフルオロカーボン
の分解処理能力が低下するほか、除害筒に耐熱性の高い
材料が要求される不都合がある。フルオロカーボンを分
解処理する際の圧力は通常は常圧で行われるが、減圧あ
るいは加圧下で行うこともできる。
いられるほか、移動床、流動床として用いることもでき
る。通常は除害剤を除害筒内に充填しこの除害筒にフル
オロカーボンを含有するガスを流して除害剤と接触させ
ることにより、フルオロカーボンを分解処理する。フル
オロカーボンと除害剤とを接触させる温度は、400℃
以上、好ましくは500〜800℃である。温度が40
0℃以下ではフルオロカーボンの分解が難しく、一方8
00℃以上では除害剤の熱劣化に伴いフルオロカーボン
の分解処理能力が低下するほか、除害筒に耐熱性の高い
材料が要求される不都合がある。フルオロカーボンを分
解処理する際の圧力は通常は常圧で行われるが、減圧あ
るいは加圧下で行うこともできる。
【0018】本発明においてフルオロカーボンを含むガ
スの流速に特に制限はないが、一般にガス中に含有され
るフルオロカーボンの濃度が高いほど流速を小さくする
ことが好ましい。このため除害筒はフルオロカーボンの
濃度、処理対象ガスの量などに応じて設計されるが、フ
ルオロカーボン濃度が0.1%以下のような比較的低濃
度では空筒基準線速度(LV)が0.5〜50cm/s
ec、フルオロカーボン濃度が0.1〜1%程度では空
筒基準線速度(LV)が0.05〜20cm/sec、
フルオロカーボン濃度が1%以上のような高濃度では空
筒基準線速度(LV)が10cm/sec以下の範囲と
なるように設計することが好ましい。従って、半導体製
造プロセスから定常的に排出される場合のように比較的
高い濃度の場合には10cm/sec以下が一般的な基
準となる。
スの流速に特に制限はないが、一般にガス中に含有され
るフルオロカーボンの濃度が高いほど流速を小さくする
ことが好ましい。このため除害筒はフルオロカーボンの
濃度、処理対象ガスの量などに応じて設計されるが、フ
ルオロカーボン濃度が0.1%以下のような比較的低濃
度では空筒基準線速度(LV)が0.5〜50cm/s
ec、フルオロカーボン濃度が0.1〜1%程度では空
筒基準線速度(LV)が0.05〜20cm/sec、
フルオロカーボン濃度が1%以上のような高濃度では空
筒基準線速度(LV)が10cm/sec以下の範囲と
なるように設計することが好ましい。従って、半導体製
造プロセスから定常的に排出される場合のように比較的
高い濃度の場合には10cm/sec以下が一般的な基
準となる。
【0019】このようにフルオロカーボンを含むガスを
400℃以上の温度で酸化アルミニウムを有効成分とす
る除害剤と接触させることにより、フルオロカーボン中
のフッ素は弗化アルミニウムに変換され、炭素は二酸化
炭素として放出される。
400℃以上の温度で酸化アルミニウムを有効成分とす
る除害剤と接触させることにより、フルオロカーボン中
のフッ素は弗化アルミニウムに変換され、炭素は二酸化
炭素として放出される。
【0020】なお、フルオロカーボンの種類によって
は、酸化アルミニウムを有効成分とする除害剤と接触さ
せて分解処理する際に、除害剤表面にカーボンが析出し
たり、処理能力が低下する場合がある。また除害筒出口
ガス中に一酸化炭素が流出する場合がある。このような
フルオロカーボンを処理する場合には、分解処理する際
に酸素を共存させることによってこれらの問題点を解消
し、効率よく分解処理することができる。ここで、酸素
を共存させる方法としては、フルオロカーボンを含むガ
スに純酸素を添加することのほか、空気を添加すること
によっても行うことができる。
は、酸化アルミニウムを有効成分とする除害剤と接触さ
せて分解処理する際に、除害剤表面にカーボンが析出し
たり、処理能力が低下する場合がある。また除害筒出口
ガス中に一酸化炭素が流出する場合がある。このような
フルオロカーボンを処理する場合には、分解処理する際
に酸素を共存させることによってこれらの問題点を解消
し、効率よく分解処理することができる。ここで、酸素
を共存させる方法としては、フルオロカーボンを含むガ
スに純酸素を添加することのほか、空気を添加すること
によっても行うことができる。
【0021】本発明においてフルオロカーボンを含むガ
スを酸化アルミニウムを有効成分とする除害剤と400
℃以上の温度で接触させて分解処理する際に、水蒸気を
共存させることによって除害剤単位重量当たりの処理能
力を増大させることができる。この方法においてはガス
中の水蒸気分圧が高くなるにしたがって処理能力が増加
する。しかし、水蒸気分圧が高すぎる場合には分解率の
低下を生じることや処理能力の低下を生じることから、
通常はガス中の水蒸気分圧として150mmHg以下、
好ましくは100mmHg以下である。
スを酸化アルミニウムを有効成分とする除害剤と400
℃以上の温度で接触させて分解処理する際に、水蒸気を
共存させることによって除害剤単位重量当たりの処理能
力を増大させることができる。この方法においてはガス
中の水蒸気分圧が高くなるにしたがって処理能力が増加
する。しかし、水蒸気分圧が高すぎる場合には分解率の
低下を生じることや処理能力の低下を生じることから、
通常はガス中の水蒸気分圧として150mmHg以下、
好ましくは100mmHg以下である。
【0022】水蒸気を共存させる方法は、例えばフルオ
ロカーボンを含むガスを常温で水に接触させて水分を含
ませたのち加熱された除害筒に導入する方法、または水
もしくは水蒸気を除害筒の入口でフルオロカーボンを含
むガスに添加する方法等がある。フルオロカーボンに水
蒸気を共存させて分解処理する際の操作条件として、通
常は前記の水蒸気を共存させない場合の条件に準じて行
うことができる。
ロカーボンを含むガスを常温で水に接触させて水分を含
ませたのち加熱された除害筒に導入する方法、または水
もしくは水蒸気を除害筒の入口でフルオロカーボンを含
むガスに添加する方法等がある。フルオロカーボンに水
蒸気を共存させて分解処理する際の操作条件として、通
常は前記の水蒸気を共存させない場合の条件に準じて行
うことができる。
【0023】本発明において、フルオロカーボンを含む
ガスを分解処理し浄化能力の低下した除害剤、もしくは
除害能力を失った除害剤は加熱下に水蒸気を含むガスと
接触させることによって再生することができる。さら
に、再生したのち除害剤として再使用することができ
る。この再生処理によって除害剤中に弗化アルミニウム
として固定されていた弗素は弗化水素として系外に排出
され、アルミニウムは酸化アルミニウムとして再生され
る。
ガスを分解処理し浄化能力の低下した除害剤、もしくは
除害能力を失った除害剤は加熱下に水蒸気を含むガスと
接触させることによって再生することができる。さら
に、再生したのち除害剤として再使用することができ
る。この再生処理によって除害剤中に弗化アルミニウム
として固定されていた弗素は弗化水素として系外に排出
され、アルミニウムは酸化アルミニウムとして再生され
る。
【0024】再生方法としては、400℃以上の温度に
加熱された除害筒に、水蒸気単独あるいは水蒸気を含む
空気、窒素、酸素、水素、希ガスなどを流通させること
によって行うことができる。再生の際の加熱温度が80
0℃以上では除害剤の熱劣化を生じ、再生後の処理能力
が低下することから通常は400〜800℃、好ましく
は500〜800℃程度である。また水蒸気分圧、ガス
の流速などに特に制限はないが、水蒸気分圧が低い場合
には再生に長時間を要することから通常は5mmHg以
上、好ましくは10mmHg以上、より好ましくは15
mmHg以上である。
加熱された除害筒に、水蒸気単独あるいは水蒸気を含む
空気、窒素、酸素、水素、希ガスなどを流通させること
によって行うことができる。再生の際の加熱温度が80
0℃以上では除害剤の熱劣化を生じ、再生後の処理能力
が低下することから通常は400〜800℃、好ましく
は500〜800℃程度である。また水蒸気分圧、ガス
の流速などに特に制限はないが、水蒸気分圧が低い場合
には再生に長時間を要することから通常は5mmHg以
上、好ましくは10mmHg以上、より好ましくは15
mmHg以上である。
【0025】また、再生の際の水蒸気単独、あるいは水
蒸気を含む酸素、水素、窒素、空気、希ガスの全圧とし
ては常圧、減圧あるいは加圧状態であってもよく特に限
定されるものではない。再生操作におけるの水蒸気を含
むガスの流速に特に制限はないが、通常は空筒基準線速
度(LV)で0.5〜150cm/sec、好ましくは
2〜100cm/sec程度である。
蒸気を含む酸素、水素、窒素、空気、希ガスの全圧とし
ては常圧、減圧あるいは加圧状態であってもよく特に限
定されるものではない。再生操作におけるの水蒸気を含
むガスの流速に特に制限はないが、通常は空筒基準線速
度(LV)で0.5〜150cm/sec、好ましくは
2〜100cm/sec程度である。
【0026】このように除害剤を再生、再使用すること
ができることから、除害筒を2列並列に配置し、片方の
除害筒ではフルオロカーボンの分解処理を行い、その間
に他の除害筒では除害剤の再生操作を行う方法を切り替
え弁を介して交互に行うことにより、連続的にフルオロ
カーボンを分解処理することができる。この処理方法に
おいて、除害筒を2筒とするほか3筒、4筒等の複数列
を切り替え弁を介して配置することによって処理ガス量
の変動が大の場合においても効率よく連続的に分解処理
することができる。本発明におけるフルオロカーボンの
分解処理装置を図1により除害筒を2列並列に配置した
場合の例で示した。
ができることから、除害筒を2列並列に配置し、片方の
除害筒ではフルオロカーボンの分解処理を行い、その間
に他の除害筒では除害剤の再生操作を行う方法を切り替
え弁を介して交互に行うことにより、連続的にフルオロ
カーボンを分解処理することができる。この処理方法に
おいて、除害筒を2筒とするほか3筒、4筒等の複数列
を切り替え弁を介して配置することによって処理ガス量
の変動が大の場合においても効率よく連続的に分解処理
することができる。本発明におけるフルオロカーボンの
分解処理装置を図1により除害筒を2列並列に配置した
場合の例で示した。
【0027】本発明においてフルオロカーボンの分解処
理後の除害剤を水蒸気と接触させて再生する場合には除
害筒出口のガス中に弗化水素が流出する。弗化水素は有
害物質であり排出するに先立って処理する必要がある。
弗化水素は常温で弗素系ガスを浄化し得る浄化剤と接触
させることにより容易に除去することができる。このよ
うな浄化剤としては、酸化亜鉛を主成分とする浄化剤
(特開平5−237324号公報)および水酸化ストロ
ンチウムを主成分とする浄化剤(特開平9−9921号
公報)などを用いる乾式浄化方法、および公知の湿式浄
化方法がある。これらの浄化方法をフルオロカーボンの
分解処理方法と組み合わせることにより、外部に弗素化
合物の流出のない完全な処理を行うことができる。
理後の除害剤を水蒸気と接触させて再生する場合には除
害筒出口のガス中に弗化水素が流出する。弗化水素は有
害物質であり排出するに先立って処理する必要がある。
弗化水素は常温で弗素系ガスを浄化し得る浄化剤と接触
させることにより容易に除去することができる。このよ
うな浄化剤としては、酸化亜鉛を主成分とする浄化剤
(特開平5−237324号公報)および水酸化ストロ
ンチウムを主成分とする浄化剤(特開平9−9921号
公報)などを用いる乾式浄化方法、および公知の湿式浄
化方法がある。これらの浄化方法をフルオロカーボンの
分解処理方法と組み合わせることにより、外部に弗素化
合物の流出のない完全な処理を行うことができる。
【0028】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。 実施例1 触媒坦体用アルミナ(日産ガードラー(株)製、H−2
18A)を破砕し、篩分けした12〜16メッシュのア
ルミナを内径23.0mm、長さ400mmのステンレ
ス製の除害筒に24.9mL(充填長60mm)充填
し、窒素ガスを流通させながら電気炉で700℃に加熱
した。これにCF4 ガスを2000ppm含有する窒素
ガスを、常圧下で500mL/min(空筒基準線速度
LV=7cm/sec)の流量で流通させ、出口ガス
をガスクロマトグラフ(島津製作所(株)製、GC−4
C)によりモニターし、出口ガス中のCF4 濃度が20
ppmに達した点を破過点として、破過するまでの時間
を測定した。その結果から計算により処理能力(アルミ
ナ1L当たりに対する純粋なCF4の処理量(L))を
求めた。結果を表1に示した。
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。 実施例1 触媒坦体用アルミナ(日産ガードラー(株)製、H−2
18A)を破砕し、篩分けした12〜16メッシュのア
ルミナを内径23.0mm、長さ400mmのステンレ
ス製の除害筒に24.9mL(充填長60mm)充填
し、窒素ガスを流通させながら電気炉で700℃に加熱
した。これにCF4 ガスを2000ppm含有する窒素
ガスを、常圧下で500mL/min(空筒基準線速度
LV=7cm/sec)の流量で流通させ、出口ガス
をガスクロマトグラフ(島津製作所(株)製、GC−4
C)によりモニターし、出口ガス中のCF4 濃度が20
ppmに達した点を破過点として、破過するまでの時間
を測定した。その結果から計算により処理能力(アルミ
ナ1L当たりに対する純粋なCF4の処理量(L))を
求めた。結果を表1に示した。
【0029】
【表1】 表 1 実施例 破過までの時間 CF4 ガスの除害量 (min) (L/L除害剤) 1 2988 120.3
【0030】実施例 2 CF4 を含む窒素ガスを20℃で水分飽和としたほか
は、実施例1と同様にして分解処理実験を行った。結果
を表2に示す。
は、実施例1と同様にして分解処理実験を行った。結果
を表2に示す。
【0031】
【表2】 表 2 実施例 破過までの時間 CF4 ガスの除害量 (min) (L/L除害剤) 2 8988 361.1
【0032】実施例 3 CF4 を含む窒素ガスをCF4 を含む空気に変えたほか
は、実施例1と同様にして分解処理実験を行った。結果
を表3に示す。
は、実施例1と同様にして分解処理実験を行った。結果
を表3に示す。
【0033】
【表3】 表 3 実施例 破過までの時間 CF4 ガスの除害量 (min) (L/L除害剤) 3 3598 144.5
【0034】実施例 4 CF4 をCH2 F2 に変え、窒素を空気に変えたほか
は、実施例1と同様に分解処理実験を行った。結果を表
4に示す。
は、実施例1と同様に分解処理実験を行った。結果を表
4に示す。
【0035】
【表4】 表 4 実施例 破過までの時間 CH2 F2 の除害量 (min) (L/L除害剤) 4 5976 240.7
【0036】実施例 5 実施例1で用いた分解処理後の除害剤を700℃に加熱
し、常圧下において、20℃で水分飽和した窒素ガスを
500mL/min(空筒基準線速度 LV=5cm/
sec)の流量で48時間流通させた。さらにその後乾
燥窒素ガスを700℃の加熱常圧下において12時間流
通しアルミナを再生した。次に実施例1と同様にCF4
を2000ppm含有する窒素ガスを、常圧下で500
mL/min(空筒基準線速度 LV=7cm/se
c)の流量で流通させ、破過までの時間を測定した。こ
のようにCF4 分解処理、除害剤の再生操作を数回くり
返した。これらの結果を表5に示す。またCF4 処理前
後において、除害筒内の入口側の除害剤をエネルギー分
散型X線分析装置(EDAX)により分析し弗素の含有
率を調べた。これらの結果を表6に示す。
し、常圧下において、20℃で水分飽和した窒素ガスを
500mL/min(空筒基準線速度 LV=5cm/
sec)の流量で48時間流通させた。さらにその後乾
燥窒素ガスを700℃の加熱常圧下において12時間流
通しアルミナを再生した。次に実施例1と同様にCF4
を2000ppm含有する窒素ガスを、常圧下で500
mL/min(空筒基準線速度 LV=7cm/se
c)の流量で流通させ、破過までの時間を測定した。こ
のようにCF4 分解処理、除害剤の再生操作を数回くり
返した。これらの結果を表5に示す。またCF4 処理前
後において、除害筒内の入口側の除害剤をエネルギー分
散型X線分析装置(EDAX)により分析し弗素の含有
率を調べた。これらの結果を表6に示す。
【0037】
【表5】 表 5 除害剤使用回数 破過までの時間 CF4 ガスの除害量 (min) (L/L除害剤) 初回 2995 120.3 2 2614 105.4 3 2315 93.0 4 2186 87.8 5 2137 85.9
【0038】
【表6】 表 6 除害剤分析測定ポイント 除害剤中の弗素含有率 初回CF4 処理後 65%(アルミ含有率32%) 初回再生後 0.5%(アルミ含有率53%) 2回目CF4 理後 64%(アルミ含有率33%) 2回目初回再生後 0.4%(アルミ含有率53%) 3回目CF4 処理後 65%(アルミ含有率32%) 3回目初回再生後 0.6%(アルミ含有率52%)
【0039】実施例6 実施例2の分解処理条件で、実施例5と同様の分解処
理、除害剤の再生操作のくり返しを行った(CF4 の分
解処理を20℃での水分飽和で行ったほかは実施例5に
同じ)。結果を表7、8に示す。
理、除害剤の再生操作のくり返しを行った(CF4 の分
解処理を20℃での水分飽和で行ったほかは実施例5に
同じ)。結果を表7、8に示す。
【0040】
【表7】 表 7 除害剤使用回数 破過までの時間 CF4 ガスの除害量 (min) (L/L剤) 初回 8990 361.1 2 7870 316.1 3 6753 271.2
【0041】
【表8】 表 8 除害剤分析測定ポイント 除害剤中の弗素含有率 初回CF4 処理後 65%(アルミ含有率32%) 初回再生後 0.4%(アルミ含有率52%) 2回目CF4 処理後 64%(アルミ含有率32%) 2回目初回再生後 0.6%(アルミ含有率53%) 3回目CF4 処理後 65%(アルミ含有率32%) 3回目初回再生後 0.5%(アルミ含有率52%)
【0042】実施例7実施例3の条件で、実施例5と同
様に分解処理と除害剤の再生のくり返しを行った(CF
4 を含むガスを窒素から空気に変えたほかは実施例6に
同じ)。結果を表9、10に示す。
様に分解処理と除害剤の再生のくり返しを行った(CF
4 を含むガスを窒素から空気に変えたほかは実施例6に
同じ)。結果を表9、10に示す。
【0043】
【表9】 表 9 除害剤使用回数 破過までの時間 CF4 ガスの除害量 (min) (L/L剤) 初回 3595 144.5 2 3150 126.5 3 2870 115.0
【0044】
【表10】 表 10 除害剤分析測定ポイント 除害剤中の弗素含有率 初回CF4 処理後 65%(アルミ含有率32%) 初回再生後 0.5%(アルミ含有率52%) 2回目CF4 処理後 64%(アルミ含有率33%) 2回目初回再生後 0.4%(アルミ含有率52%) 3回目CF4 理後 65%(アルミ含有率32%) 3回目初回再生後 0.6%(アルミ含有率53%)
【0045】実施例8 実施例4の条件で、実施例5と同様にくり返し再生を行
った(CH4 をCH2F2 に変え、窒素を空気に変えた
ほかは実施例5に同じ)。結果を表11、12に示す。
った(CH4 をCH2F2 に変え、窒素を空気に変えた
ほかは実施例5に同じ)。結果を表11、12に示す。
【0046】
【表11】 表 11 除害剤使用回数 破過までの時間 CH2 F2 ガスの除害量 (min) (L/L剤) 初回 5980 240.8 2 5280 212.0 3 4930 198.0
【0047】
【表12】 表 12 除害剤分析測定ポイント 除害剤中の弗素含有率 初回CF4 処理後 65%(アルミ含有率32%) 初回再生後 0.6%(アルミ含有率52%) 2回目CF4 処理後 64%(アルミ含有率32%) 2回目初回再生後 0.6%(アルミ含有率53%) 3回目CF4 処理後 65%(アルミ含有率32%) 3回目初回再生後 0.4%(アルミ含有率52%)
【0048】実施例9 実施例1と同じ除害剤を内径23.0mm、長さ100
0mmのステンレス製の除害筒に83mL(充填長20
0mm)充填したものを2筒製作し、これらを電気管状
炉で700℃に加熱保持した。一方の筒に窒素ガスを流
通させながらCF4 を5000ppm含有する窒素ガス
を、加熱常圧下で500mL/min(空筒基準線速度
LV=7cm/sec)の流量で24時間流通させ
た。他の一方の筒には、25℃で水分飽和した窒素ガス
を加熱常圧下で500mL/min(空筒基準線速度
LV=7cm/sec)の流量で20時間流通させた。
さらに乾燥窒素ガスを700℃の加熱常圧下において4
時間流通し、除害剤の再生を行った。
0mmのステンレス製の除害筒に83mL(充填長20
0mm)充填したものを2筒製作し、これらを電気管状
炉で700℃に加熱保持した。一方の筒に窒素ガスを流
通させながらCF4 を5000ppm含有する窒素ガス
を、加熱常圧下で500mL/min(空筒基準線速度
LV=7cm/sec)の流量で24時間流通させ
た。他の一方の筒には、25℃で水分飽和した窒素ガス
を加熱常圧下で500mL/min(空筒基準線速度
LV=7cm/sec)の流量で20時間流通させた。
さらに乾燥窒素ガスを700℃の加熱常圧下において4
時間流通し、除害剤の再生を行った。
【0049】これらの操作を交互に連続的に3サイクル
行い、CF4 を分解処理した。また、それらの分解処理
後のガスおよび再生排ガスを酸化亜鉛を主成分とする浄
化剤(酸化亜鉛86%、酸化カリウム5%、アルミナ9
%)を内径150mm、長さ500mmのステンレス製
の筒に5.3L充填(充填長300mm)した浄化筒に
流通させ、浄化筒出口ガスの分析を行った。CF4 を熱
伝導度型検出器付きガスクロマトグラフ(GC−4C、
島津製作所(株)製)で分析し、弗化水素を弗化水素用
検知管((株)ガステック社製)でモニターし、窒素酸
化物を窒素酸化物用検知管((株)ガステック社製)で
モニターした。これらの結果を表13に示す。
行い、CF4 を分解処理した。また、それらの分解処理
後のガスおよび再生排ガスを酸化亜鉛を主成分とする浄
化剤(酸化亜鉛86%、酸化カリウム5%、アルミナ9
%)を内径150mm、長さ500mmのステンレス製
の筒に5.3L充填(充填長300mm)した浄化筒に
流通させ、浄化筒出口ガスの分析を行った。CF4 を熱
伝導度型検出器付きガスクロマトグラフ(GC−4C、
島津製作所(株)製)で分析し、弗化水素を弗化水素用
検知管((株)ガステック社製)でモニターし、窒素酸
化物を窒素酸化物用検知管((株)ガステック社製)で
モニターした。これらの結果を表13に示す。
【0050】
【表13】 表 13 測定ガスの種類 3サイクル中の浄化筒 検出下限濃度 出口ガス中の濃度 (ppm) CF4 N.D. 5 HF(F2 ) N.D. 0.25 NO N.D. 1 NO2 N.D. 0.5
【0051】比較例 1〜2 除害剤をチタニアおよびジルコニアに変更した以外は実
施例1と同じ条件でCF4 の分解処理を行った。その結
果、分解実験開始直後から除害筒出口ガス中にCF4 が
多量に流出していることが認められた。実験開始1時間
後において除害筒出口ガスを分析し、CF4 の分解率を
測定した。これらの結果を実施例1における場合と共に
表14に示した。
施例1と同じ条件でCF4 の分解処理を行った。その結
果、分解実験開始直後から除害筒出口ガス中にCF4 が
多量に流出していることが認められた。実験開始1時間
後において除害筒出口ガスを分析し、CF4 の分解率を
測定した。これらの結果を実施例1における場合と共に
表14に示した。
【0052】
【表14】 表 14 除害剤の種類 1時間後の除害筒出口ガスのCF4 濃度(ppm) 分解率(%) 実施例1 酸化アルミニウム n.d 100 比較例1 酸化チタン 1760 12 比較例2 酸化ジルコニウム 1700 15
【0053】
【発明の効果】本発明のフルオロカーボンの分解処理方
法によれば、ヒドロフルオロカーボンのほか従来分解が
困難であったパーフルオロカーボンをも極めて効率よく
分解し無害化することができるようになった。また、分
解処理後の除害剤を効率よく再生することができ、さら
に除害筒を並列に複数列配置することによって、フルオ
ロカーボンの分解処理と除害剤の再生を平行して行うこ
とできることから、フルオロカーボンを連続的に効率よ
く分解処理することができるようになった。
法によれば、ヒドロフルオロカーボンのほか従来分解が
困難であったパーフルオロカーボンをも極めて効率よく
分解し無害化することができるようになった。また、分
解処理後の除害剤を効率よく再生することができ、さら
に除害筒を並列に複数列配置することによって、フルオ
ロカーボンの分解処理と除害剤の再生を平行して行うこ
とできることから、フルオロカーボンを連続的に効率よ
く分解処理することができるようになった。
【図1】本発明における除害筒を2列並列に配置した分
解処理装置の例である。
解処理装置の例である。
1、1’ 除害筒 2、2’ 除害剤 3 フルオロカーボンを含むガス供給ライン 4、4’ 入口側切り替え弁 5、5’ 出口側切り替え弁 6 排気ライン 7 再生用水蒸気を含むガスの供給ライン 8、8’ 再生用ガス入り口切り替え弁 9、9’ 再生用ガス出口切り替え弁 10 再生ガス排気ライン 11、11’ ヒーター
Claims (8)
- 【請求項1】 フルオロカーボンを含有するガスを酸化
アルミニウムを有効成分とする除害剤と400℃以上の
温度で接触させて該フルオロカーボンを分解し弗化アル
ミニウムを形成させることを特徴とするフルオロカーボ
ンの分解処理方法。 - 【請求項2】 フルオロカーボンを含有するガスを水蒸
気および/または酸素の共存下に酸化アルミニウムを有
効成分とする除害剤と400℃以上の温度で接触させて
該フルオロカーボンを分解し弗化アルミニウムを形成さ
せることを特徴とするフルオロカーボンの分解処理方
法。 - 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2に記載の分解
処理方法によりフルオロカーボンを分解処理した後の除
害剤を、400℃以上の温度で水蒸気の共存下で加熱す
ることにより再生し、再使用することを特徴とするフル
オロカーボンの分解処理方法。 - 【請求項4】 酸化アルミニウムを有効成分とする除害
剤を充填した除害筒を2筒以上並列に接続し、ガス流路
を切り替えることにより少なくとも1筒でフルオロカー
ボンの分解を行い、その間に少なくとも1筒で除害剤の
再生を行うことにより連続的にフルオロカーボンの分解
処理を行うことを特徴とするフルオロカーボンの分解処
理方法。 - 【請求項5】 フルオロカーボンがCH3 F、CH2 F
2 、CHF3 、C2H2 F4 、C2 H4 F2 、CF4 、
C2 F6 、C3 F8 、C4 F8 、およびC5F12から選
ばれる少なくとも1種である請求項1から請求項4のい
ずれかに記載のフルオロカーボンの分解処理方法。 - 【請求項6】 酸化アルミニウムを有効成分とする除害
剤が充填された除害筒に、フルオロカーボンを含有する
ガスを単独、もしくは水蒸気および/または酸素共存下
に流通させて該除害剤と接触させて、該フルオロカーボ
ン中の弗素を弗化アルミニウムに変換することにより分
解処理した後の除害剤を、水蒸気の共存下に加熱するこ
とにより再生し、再使用することができる構成としたこ
とを特徴とするフルオロカーボンの分解処理装置。 - 【請求項7】 酸化アルミニウムを有効成分とする除害
剤が充填された筒が2筒以上並列に接続され、ガス流路
を切り替えることにより少なくとも1筒でフルオロカー
ボンの分解を行い、その間に少なくとも1筒で除害剤の
再生を行うことにより連続的にフルオロカーボンの分解
処理を行うことができる構成としたことを特徴とするフ
ルオロカーボンの分解処理装置。 - 【請求項8】 フルオロカーボンがCH3 F、CH2 F
2 、CHF3 、C2H2 F4 、C2 H4 F2 、CF4 、
C2 F6 、C3 F8 、C4 F8 、およびC5F12から選
ばれる少なくとも1種である請求項6または請求項7に
記載のフルオロカーボンの分解処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10100378A JPH11276860A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | フルオロカーボンの分解処理方法および分解処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10100378A JPH11276860A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | フルオロカーボンの分解処理方法および分解処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276860A true JPH11276860A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14272368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10100378A Pending JPH11276860A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | フルオロカーボンの分解処理方法および分解処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11276860A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG80662A1 (en) * | 1999-10-18 | 2001-05-22 | Atmi Ecosys Corp | Fluorine abatement using steam injection in oxidation treatment of semiconductor manufacturing effluent gases |
| JP2007029790A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Hitachi Ltd | 過弗化物含有排ガスの処理方法及び処理装置 |
| US7569193B2 (en) | 2003-12-19 | 2009-08-04 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for controlled combustion of gaseous pollutants |
| CN116272748A (zh) * | 2023-04-25 | 2023-06-23 | 清华大学 | 超临界热降解制冷剂的系统和方法 |
| CN119259020A (zh) * | 2024-09-30 | 2025-01-07 | 中南大学 | 一种催化分解四氟化碳的氧化铝基催化剂失活再生方法 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10100378A patent/JPH11276860A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG80662A1 (en) * | 1999-10-18 | 2001-05-22 | Atmi Ecosys Corp | Fluorine abatement using steam injection in oxidation treatment of semiconductor manufacturing effluent gases |
| US6423284B1 (en) | 1999-10-18 | 2002-07-23 | Advanced Technology Materials, Inc. | Fluorine abatement using steam injection in oxidation treatment of semiconductor manufacturing effluent gases |
| US7569193B2 (en) | 2003-12-19 | 2009-08-04 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for controlled combustion of gaseous pollutants |
| JP2007029790A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Hitachi Ltd | 過弗化物含有排ガスの処理方法及び処理装置 |
| CN116272748A (zh) * | 2023-04-25 | 2023-06-23 | 清华大学 | 超临界热降解制冷剂的系统和方法 |
| CN116272748B (zh) * | 2023-04-25 | 2024-02-06 | 清华大学 | 超临界热降解制冷剂的系统和方法 |
| CN119259020A (zh) * | 2024-09-30 | 2025-01-07 | 中南大学 | 一种催化分解四氟化碳的氧化铝基催化剂失活再生方法 |
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