JPH11276907A - 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒及びその製造方法Info
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- JPH11276907A JPH11276907A JP10099942A JP9994298A JPH11276907A JP H11276907 A JPH11276907 A JP H11276907A JP 10099942 A JP10099942 A JP 10099942A JP 9994298 A JP9994298 A JP 9994298A JP H11276907 A JPH11276907 A JP H11276907A
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- honeycomb
- exhaust gas
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低排気温度及び低HC/NOx比の条件の下
で、NOxの浄化性能を向上させた実用レベルの排気ガ
ス浄化用触媒及びその触媒の製造方法を提供すること。 【解決手段】 ハニカム状モノリス担体上に、内層及び
表層を順次積層して成る排気ガス浄化用触媒である。内
層が、白金及び/又はパラジウムと、バリウムを含有
し、かつ該白金及び/又はパラジウムの濃度が、ハニカ
ム状モノリス担体の壁面に近い程高く、表層に近い程低
い分布を成し、この表層が、銅、ロジウム及びコバルト
などを含有する。
で、NOxの浄化性能を向上させた実用レベルの排気ガ
ス浄化用触媒及びその触媒の製造方法を提供すること。 【解決手段】 ハニカム状モノリス担体上に、内層及び
表層を順次積層して成る排気ガス浄化用触媒である。内
層が、白金及び/又はパラジウムと、バリウムを含有
し、かつ該白金及び/又はパラジウムの濃度が、ハニカ
ム状モノリス担体の壁面に近い程高く、表層に近い程低
い分布を成し、この表層が、銅、ロジウム及びコバルト
などを含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関、燃焼器
等から排出される排気ガスを浄化する触媒に係り、特に
酸素を過剰に含むディーゼルエンジン排気ガス中の窒素
酸化物を高効率で浄化する排気ガス浄化用触媒及びその
製造方法に関する。
等から排出される排気ガスを浄化する触媒に係り、特に
酸素を過剰に含むディーゼルエンジン排気ガス中の窒素
酸化物を高効率で浄化する排気ガス浄化用触媒及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガソリンエンジン自動車の排気ガ
スのように、酸化成分と還元成分をほぼ等しく含む排気
ガスを浄化するための触媒としては、3元触媒が広く用
いられる。3元触媒は、白金、パラジウム、ロジウム等
の貴金属及びセリア(Ce)をはじめとする各種成分を
担持した活性アルミナを主成分とする触媒であり、排気
ガス中の有害成分である炭化水素類(HC)、一酸化炭
素(CO)及び窒素酸化物(NOx)を高効率で浄化す
ることができる。
スのように、酸化成分と還元成分をほぼ等しく含む排気
ガスを浄化するための触媒としては、3元触媒が広く用
いられる。3元触媒は、白金、パラジウム、ロジウム等
の貴金属及びセリア(Ce)をはじめとする各種成分を
担持した活性アルミナを主成分とする触媒であり、排気
ガス中の有害成分である炭化水素類(HC)、一酸化炭
素(CO)及び窒素酸化物(NOx)を高効率で浄化す
ることができる。
【0003】一方、近年、燃費の向上や二酸化炭素の排
出量の削減の観点から、理論空燃比より高い空燃比で運
転するリーンバーンエンジンが注目され、理論空燃比よ
り高い高い空燃比で運転できるディーゼルエンジンも、
燃費の良さが見直されている。しかし、リーンバーンエ
ンジンやディーゼルエンジンの排気ガスは、酸素含有率
が高いため、上記3元触媒ではNOxの浄化が不十分と
なる。また、これらの排気ガスは、排気ガスの温度が低
く、NOxを浄化するためのHCが少ない等の排気ガス
の浄化に不利な条件を備えているが、このような悪条件
の下でも、高効率でNOxを浄化することができる新触
媒が望まれていた。
出量の削減の観点から、理論空燃比より高い空燃比で運
転するリーンバーンエンジンが注目され、理論空燃比よ
り高い高い空燃比で運転できるディーゼルエンジンも、
燃費の良さが見直されている。しかし、リーンバーンエ
ンジンやディーゼルエンジンの排気ガスは、酸素含有率
が高いため、上記3元触媒ではNOxの浄化が不十分と
なる。また、これらの排気ガスは、排気ガスの温度が低
く、NOxを浄化するためのHCが少ない等の排気ガス
の浄化に不利な条件を備えているが、このような悪条件
の下でも、高効率でNOxを浄化することができる新触
媒が望まれていた。
【0004】このような状況下において、各種の金属成
分をY型、L型、モルデナイト、MFIゼオライト等の
ゼオライトに担持したゼオライト系触媒は、リーン排気
ガス中のHCの共存下で、NOxを比較的効率良く浄化
できる能力を有している。かかる金属成分としては、銅
(Cu)、コバルト(Co)、銀(Ag)、ニッケル
(Ni)、鉄(Fe)等の遷移金属成分が挙げられ、貴
金属成分では白金(白金)も有効であることが認められ
ているが、中でもCuを担持したCu−ゼオライト系触
媒は、高流速ガス条件下であっても比較的優れたNOx
浄化能を示すため、自動車のような小型移動発生源や定
置型の自家発電用エンジン等の排気ガス浄化への適用に
期待が掛けられていた。
分をY型、L型、モルデナイト、MFIゼオライト等の
ゼオライトに担持したゼオライト系触媒は、リーン排気
ガス中のHCの共存下で、NOxを比較的効率良く浄化
できる能力を有している。かかる金属成分としては、銅
(Cu)、コバルト(Co)、銀(Ag)、ニッケル
(Ni)、鉄(Fe)等の遷移金属成分が挙げられ、貴
金属成分では白金(白金)も有効であることが認められ
ているが、中でもCuを担持したCu−ゼオライト系触
媒は、高流速ガス条件下であっても比較的優れたNOx
浄化能を示すため、自動車のような小型移動発生源や定
置型の自家発電用エンジン等の排気ガス浄化への適用に
期待が掛けられていた。
【0005】ところが、上記金属成分を担持したゼオラ
イト系触媒には、NOxを比較的効率良く浄化できる温
度範囲が狭く、特に150〜300℃の比較的低い温度
領域では十分なNOx浄化能力を得ることができないこ
と、また排気ガス中に炭化水素が比較的少ない、特にH
C/NOx比が5以下となる条件では、NOx浄化能力
が急激に低下すること、更に水蒸気を含む高温(600
℃以上)の条件(水熱条件)下で極めて劣化が大きいこ
と等の種々の問題点があるため、リーンバーンエンジン
の排気ガス浄化用触媒としては実用化に至っていない。
イト系触媒には、NOxを比較的効率良く浄化できる温
度範囲が狭く、特に150〜300℃の比較的低い温度
領域では十分なNOx浄化能力を得ることができないこ
と、また排気ガス中に炭化水素が比較的少ない、特にH
C/NOx比が5以下となる条件では、NOx浄化能力
が急激に低下すること、更に水蒸気を含む高温(600
℃以上)の条件(水熱条件)下で極めて劣化が大きいこ
と等の種々の問題点があるため、リーンバーンエンジン
の排気ガス浄化用触媒としては実用化に至っていない。
【0006】低温度領域でのNOx浄化能力の向上につ
いては、例えば、Cu−ゼオライト系触媒層の下層に貴
金属触媒層を設けることにより、貴金属触媒層での反応
熱を利用し、上層のCu−ゼオライト系触媒をより低温
から作動させることが既に提案されている(特開平1−
127044号、特開平5−68888号)。また、低
HC/NOx比の排気ガス条件では、Cu−ゼオライト
系触媒や比較的低温でNOxを転化し得る白金系触媒で
あっても、NOx浄化能が不十分となるため、HC、ア
ルコール類等の還元剤の入ったタンクを車載する方法、
燃料自体を還元剤として利用する方法などの触媒の入口
に二次的に還元剤を供給する方法も提案されている。
いては、例えば、Cu−ゼオライト系触媒層の下層に貴
金属触媒層を設けることにより、貴金属触媒層での反応
熱を利用し、上層のCu−ゼオライト系触媒をより低温
から作動させることが既に提案されている(特開平1−
127044号、特開平5−68888号)。また、低
HC/NOx比の排気ガス条件では、Cu−ゼオライト
系触媒や比較的低温でNOxを転化し得る白金系触媒で
あっても、NOx浄化能が不十分となるため、HC、ア
ルコール類等の還元剤の入ったタンクを車載する方法、
燃料自体を還元剤として利用する方法などの触媒の入口
に二次的に還元剤を供給する方法も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Cu−ゼオラ
イト系触媒層の下層に貴金属触媒層を設けても、下層の
貴金属触媒層で生じる酸化反応熱のため、劣化が大きく
なったり、貴金属触媒層の強い酸化活性のため、HCが
優先的に酸化消費されることから、NOxの浄化率が低
下するという課題があった。この影響は、Cu−ゼオラ
イト系触媒層に貴金属成分を共存させる場合(特開平1
−31074号、特開平5−168939号)には特に
大きくなる。一方、上述の如く白金系触媒を用いれば、
200〜250℃の比較的低温域でもNOxを転化でき
るが、N2への転化のみでなく、N2Oの生成も無視する
ことができず、環境への悪影響から、そのままでは使用
できない状況にあるという課題があった。また、還元剤
のタンクを車載する方法は、その収納場所の確保が困難
であり、タンク搭載による重量増や還元剤のインフラの
問題も生じるという課題があった。さらに、燃料を還元
剤として利用する方法では、エンジンの燃費の低下を避
けられないという課題があった。
イト系触媒層の下層に貴金属触媒層を設けても、下層の
貴金属触媒層で生じる酸化反応熱のため、劣化が大きく
なったり、貴金属触媒層の強い酸化活性のため、HCが
優先的に酸化消費されることから、NOxの浄化率が低
下するという課題があった。この影響は、Cu−ゼオラ
イト系触媒層に貴金属成分を共存させる場合(特開平1
−31074号、特開平5−168939号)には特に
大きくなる。一方、上述の如く白金系触媒を用いれば、
200〜250℃の比較的低温域でもNOxを転化でき
るが、N2への転化のみでなく、N2Oの生成も無視する
ことができず、環境への悪影響から、そのままでは使用
できない状況にあるという課題があった。また、還元剤
のタンクを車載する方法は、その収納場所の確保が困難
であり、タンク搭載による重量増や還元剤のインフラの
問題も生じるという課題があった。さらに、燃料を還元
剤として利用する方法では、エンジンの燃費の低下を避
けられないという課題があった。
【0008】本発明は、このような従来技術の有する課
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、低排気温度及び低HC/NOx比の条件の下で、N
Oxの浄化性能を向上させた実用レベルの排気ガス浄化
用触媒及びその触媒の製造方法を提供することにある。
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、低排気温度及び低HC/NOx比の条件の下で、N
Oxの浄化性能を向上させた実用レベルの排気ガス浄化
用触媒及びその触媒の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、ハニカム状モノリス担
体上に積層した触媒層のうち、内層の触媒成分に特定の
分布をもたせること等により、低排気温度及び低HC/
NOx比の条件の下であっても、NOxの浄化性能が向
上すること等を見出し、本発明を完成するに至った。
を解決すべく鋭意検討した結果、ハニカム状モノリス担
体上に積層した触媒層のうち、内層の触媒成分に特定の
分布をもたせること等により、低排気温度及び低HC/
NOx比の条件の下であっても、NOxの浄化性能が向
上すること等を見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明の排気ガス浄化用触媒は、ハ
ニカム状モノリス担体上に、触媒層たる内層及び表層を
順次積層して成る排気ガス浄化用触媒において、上記内
層が、白金及び/又はパラジウムと、バリウムを含有
し、かつ該白金及び/又はパラジウムの濃度が、上記ハ
ニカム状モノリス担体の壁面に近い程高く、上記表層に
近い程低い分布を成し、上記表層が、銅、ロジウム及び
コバルトから成る群より選ばれた少なくとも1種の成分
を含有することを特徴とする。
ニカム状モノリス担体上に、触媒層たる内層及び表層を
順次積層して成る排気ガス浄化用触媒において、上記内
層が、白金及び/又はパラジウムと、バリウムを含有
し、かつ該白金及び/又はパラジウムの濃度が、上記ハ
ニカム状モノリス担体の壁面に近い程高く、上記表層に
近い程低い分布を成し、上記表層が、銅、ロジウム及び
コバルトから成る群より選ばれた少なくとも1種の成分
を含有することを特徴とする。
【0011】本発明の排気ガス浄化用触媒の好適形態
は、上記内層と上記表層との間に、MFIゼオライト、
モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、シリカ、シリ
カ・アルミナ及びチタニアから成る群より選ばれた少な
くとも1種の耐火性無機化合物を含有する中間層を設け
たことを特徴とする。
は、上記内層と上記表層との間に、MFIゼオライト、
モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、シリカ、シリ
カ・アルミナ及びチタニアから成る群より選ばれた少な
くとも1種の耐火性無機化合物を含有する中間層を設け
たことを特徴とする。
【0012】本発明の排気ガス浄化用触媒の製造方法
は、上記の排気ガス浄化用触媒を製造するに当たり、
(1)上記ハニカム状モノリス担体に、上記白金及び/
又はパラジウムを含む水溶液を含浸し、(2)(1)工
程によって得られたハニカム状モノリス担体に、上記耐
火性無機化合物を塗布し、(3)(2)工程により耐火
性無機化合物を塗布したハニカム状モノリス担体を乾燥
することにより、上記ハニカム状モノリス担体上に内層
を積層することを特徴とする。
は、上記の排気ガス浄化用触媒を製造するに当たり、
(1)上記ハニカム状モノリス担体に、上記白金及び/
又はパラジウムを含む水溶液を含浸し、(2)(1)工
程によって得られたハニカム状モノリス担体に、上記耐
火性無機化合物を塗布し、(3)(2)工程により耐火
性無機化合物を塗布したハニカム状モノリス担体を乾燥
することにより、上記ハニカム状モノリス担体上に内層
を積層することを特徴とする。
【0013】
【作用】通常、白金等のNOx吸着材とゼオライト系な
どのNOx還元触媒とを併用した場合、排気ガス温度が
高くなると、白金及び/又はパラジウムの酸化活性が高
まるため、NOxの還元に必要なHCが酸化消費されて
しまい、十分にNOxの浄化をすることができなくな
る。これに対し、本発明の排気ガス浄化用触媒では、後
述の分布構成を採用しているため、表層中の白金及び/
又はパラジウム並びにバリウムの作用により、200〜
300℃の比較的低温の排気ガス中でNOxが吸着さ
れ、吸着されたNOxは、排気ガスの温度が上昇すると
触媒から放出され、表層のNOx還元触媒層でHCと反
応して還元処理されるため、NOxを十分に浄化するこ
とができる。
どのNOx還元触媒とを併用した場合、排気ガス温度が
高くなると、白金及び/又はパラジウムの酸化活性が高
まるため、NOxの還元に必要なHCが酸化消費されて
しまい、十分にNOxの浄化をすることができなくな
る。これに対し、本発明の排気ガス浄化用触媒では、後
述の分布構成を採用しているため、表層中の白金及び/
又はパラジウム並びにバリウムの作用により、200〜
300℃の比較的低温の排気ガス中でNOxが吸着さ
れ、吸着されたNOxは、排気ガスの温度が上昇すると
触媒から放出され、表層のNOx還元触媒層でHCと反
応して還元処理されるため、NOxを十分に浄化するこ
とができる。
【0014】即ち、本発明の排気ガス浄化用触媒では、
内層中の白金及び/又はパラジウムの濃度をハニカム状
担体のセル内壁面に近い程高く、表層に近い程低くする
ことにより、排気ガス中のHCが貴金属触媒に接近する
ことを妨害する構成としたため、高温域でのHCの消費
を防止することができ、高いNOx浄化率を発揮するこ
とができる。一方、NOxは分子サイズが小さいため、
内層にまで比較的容易に拡散することから、NOxの吸
着及び脱離特性は、上述のような貴金属触媒の分布には
影響されず、所期の低排温時のNOx除去性能も低下し
ない。
内層中の白金及び/又はパラジウムの濃度をハニカム状
担体のセル内壁面に近い程高く、表層に近い程低くする
ことにより、排気ガス中のHCが貴金属触媒に接近する
ことを妨害する構成としたため、高温域でのHCの消費
を防止することができ、高いNOx浄化率を発揮するこ
とができる。一方、NOxは分子サイズが小さいため、
内層にまで比較的容易に拡散することから、NOxの吸
着及び脱離特性は、上述のような貴金属触媒の分布には
影響されず、所期の低排温時のNOx除去性能も低下し
ない。
【0015】本発明の排気ガス浄化用触媒の内層と表層
の間に、MFIゼオライト、モルデナイト、βゼオライ
ト、アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、チタニアか
ら成る群より選ばれた少なくとも1種の耐火性無機化合
物からなる中間層を設けることも可能であり、これによ
り、HCの内層への拡散がさらに抑制されるので、より
一層NOx浄化率が高くなる。
の間に、MFIゼオライト、モルデナイト、βゼオライ
ト、アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、チタニアか
ら成る群より選ばれた少なくとも1種の耐火性無機化合
物からなる中間層を設けることも可能であり、これによ
り、HCの内層への拡散がさらに抑制されるので、より
一層NOx浄化率が高くなる。
【0016】本発明の排気ガス浄化用触媒の製造方法で
は、従来法とは全く反対に、まずハニカム状担体に貴金
属水溶液を含浸させ、貴金属水溶液を含浸したハニカム
状担体に耐火性無機化合物を塗布し、その耐火性無機化
合物を塗布したハニカム状担体を乾燥することから、ハ
ニカム状担体中から耐火性無機化合物中への貴金属の移
動が抑制され、内層における白金及び/又はパラジウム
の濃度が、ハニカム状担体の壁面に近い程高く、表層に
近い程低くなる分布を実現することができる。
は、従来法とは全く反対に、まずハニカム状担体に貴金
属水溶液を含浸させ、貴金属水溶液を含浸したハニカム
状担体に耐火性無機化合物を塗布し、その耐火性無機化
合物を塗布したハニカム状担体を乾燥することから、ハ
ニカム状担体中から耐火性無機化合物中への貴金属の移
動が抑制され、内層における白金及び/又はパラジウム
の濃度が、ハニカム状担体の壁面に近い程高く、表層に
近い程低くなる分布を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の排気ガス浄化用触
媒及びその製造方法について詳細に説明する。
媒及びその製造方法について詳細に説明する。
【0018】本発明の排気ガス浄化用触媒は、ハニカム
状モノリス担体上に、白金及び/又はパラジウム並びに
バリウムを含有する内層を設け、その上に銅、ロジウム
又はコバルト及びこれらの任意の混合物を含有する表層
を設けた触媒であり、内層における白金及び/又はパラ
ジウムの濃度が、ハニカム状担体の壁面に近い程高く、
表層に近い程低い分布を成すものである。
状モノリス担体上に、白金及び/又はパラジウム並びに
バリウムを含有する内層を設け、その上に銅、ロジウム
又はコバルト及びこれらの任意の混合物を含有する表層
を設けた触媒であり、内層における白金及び/又はパラ
ジウムの濃度が、ハニカム状担体の壁面に近い程高く、
表層に近い程低い分布を成すものである。
【0019】本発明の排気ガス浄化用触媒では、ハニカ
ム形状のモノリス担体を使用する。かかる担体を使用し
て触媒の形状をハニカム状とすることにより、触媒と排
気ガスとの接触面積が大きくなり、圧力損失も抑えられ
るため、振動があり、かつ限られた空間内で多量の排ガ
スを処理することが要求される自動車用触媒として用い
る場合に有利である。このハニカム材料としては、耐熱
性、耐酸化性及び熱衝撃性に優れ、かつ気孔率の高い材
料が好ましく、一般にコージェライト質のものが広く用
いられるが、これに限定されるものではない。
ム形状のモノリス担体を使用する。かかる担体を使用し
て触媒の形状をハニカム状とすることにより、触媒と排
気ガスとの接触面積が大きくなり、圧力損失も抑えられ
るため、振動があり、かつ限られた空間内で多量の排ガ
スを処理することが要求される自動車用触媒として用い
る場合に有利である。このハニカム材料としては、耐熱
性、耐酸化性及び熱衝撃性に優れ、かつ気孔率の高い材
料が好ましく、一般にコージェライト質のものが広く用
いられるが、これに限定されるものではない。
【0020】本発明の排気ガス浄化用触媒に係る内層
は、白金及び/又はパラジウム並びにバリウムを、耐火
性無機化合物に担持して形成される。
は、白金及び/又はパラジウム並びにバリウムを、耐火
性無機化合物に担持して形成される。
【0021】この耐火性無機化合物には、MFIゼオラ
イト、モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、シリ
カ、シリカ・アルミナ及びチタニアがあり、これらは、
単独でも任意の組み合わせでも使用することができる
が、100m2/g以上の高比表面積、700℃程度の
高温に長時間曝されても高い比表面積を維持する高耐熱
性を有することが好ましい。
イト、モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、シリ
カ、シリカ・アルミナ及びチタニアがあり、これらは、
単独でも任意の組み合わせでも使用することができる
が、100m2/g以上の高比表面積、700℃程度の
高温に長時間曝されても高い比表面積を維持する高耐熱
性を有することが好ましい。
【0022】内層における白金及び/又はパラジウムの
含有量は、ハニカム状モノリス触媒1L当たり0.1〜
1.2gとすることが好ましい。白金及び/又はパラジ
ウムの含有量が0.1g/L未満では、貴金属の効果が
得られないことがあり、1.2g/Lを超えると、白金
及び/又はパラジウムの濃度がハニカム状担体の接触面
に近い程高く、表層に近い程低いという本発明による分
布の効果が得られなくなり、高温域でのHCの酸化消費
が抑制できなくなることがあり、好ましくない。内層に
おけるバリウムの含有量は、ハニカム状モノリス触媒1
L当たり0.03〜0.3モルとすることが好ましい。
バリウムの含有量が0.03モル/Lより少ないと、貴
金属の酸化力を抑制し、かつNOx吸着能を増すという
バリウムの効果が得られないことがあるからであり、
0.3モル/Lを超えると、貴金属成分の効果が消失し
て、NOx吸着の効果が得られなくなることがあるから
である。
含有量は、ハニカム状モノリス触媒1L当たり0.1〜
1.2gとすることが好ましい。白金及び/又はパラジ
ウムの含有量が0.1g/L未満では、貴金属の効果が
得られないことがあり、1.2g/Lを超えると、白金
及び/又はパラジウムの濃度がハニカム状担体の接触面
に近い程高く、表層に近い程低いという本発明による分
布の効果が得られなくなり、高温域でのHCの酸化消費
が抑制できなくなることがあり、好ましくない。内層に
おけるバリウムの含有量は、ハニカム状モノリス触媒1
L当たり0.03〜0.3モルとすることが好ましい。
バリウムの含有量が0.03モル/Lより少ないと、貴
金属の酸化力を抑制し、かつNOx吸着能を増すという
バリウムの効果が得られないことがあるからであり、
0.3モル/Lを超えると、貴金属成分の効果が消失し
て、NOx吸着の効果が得られなくなることがあるから
である。
【0023】本触媒の表層は、銅、ロジウム又はコバル
ト及びこれらの任意の混合物からなる成分を、耐火性無
機化合物に担持して形成される。
ト及びこれらの任意の混合物からなる成分を、耐火性無
機化合物に担持して形成される。
【0024】この耐火性無機化合物には、MFIゼオラ
イト、モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、シリ
カ、シリカ・アルミナ、チタニア及びジルコニアが含ま
れ、これらは、単独でも組み合わせても使用することが
できる。また、この耐火性無機化合物は、上記と同様に
高比表面積、高耐熱性であることが好ましい。
イト、モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、シリ
カ、シリカ・アルミナ、チタニア及びジルコニアが含ま
れ、これらは、単独でも組み合わせても使用することが
できる。また、この耐火性無機化合物は、上記と同様に
高比表面積、高耐熱性であることが好ましい。
【0025】また上述した内層と表層の間には、MFI
ゼオライト、モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、
シリカ、シリカ・アルミナ又はチタニア及びこれらの任
意の混合物である耐火性無機化合物を含む中間層を設け
ることが好ましく、より一層NOx浄化率を高くするこ
とができる。但し、中間層はあまり厚くしないことがよ
く、中間層が厚くなると、触媒による圧力損失が増加す
ることがある。
ゼオライト、モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、
シリカ、シリカ・アルミナ又はチタニア及びこれらの任
意の混合物である耐火性無機化合物を含む中間層を設け
ることが好ましく、より一層NOx浄化率を高くするこ
とができる。但し、中間層はあまり厚くしないことがよ
く、中間層が厚くなると、触媒による圧力損失が増加す
ることがある。
【0026】本発明の排気ガス浄化用触媒を製造するに
は、内層における白金及び/又はパラジウムの濃度がハ
ニカム状担体との接触面に近い程高く、表層に近い程低
くなることが必要とされるため、(1)ハニカム状担体
に、白金及び/又はパラジウムを含む水溶液を含浸させ
る工程、(2)白金及び/又はパラジウムを含む水溶液
を含浸させたハニカム状担体に耐火性無機化合物を塗布
する工程、(3)耐火性無機化合物を塗布した後に乾燥
する工程を順次行うことが好ましい。これに対し、ハニ
カム状担体に耐火性無機化合物を塗布して固着させた
後、ハニカム状担体ごと貴金属を含む水溶液に浸漬して
貴金属を耐火性無機化合物に担持する従来一般に行われ
てきた方法では、貴金属は、乾燥工程での水分の移動、
蒸発に伴って、ハニカム状担体との接触面側から表層側
に移動するため、ハニカム状担体との接触面側の貴金属
成分の濃度が低くなることがあり、好ましくない。
は、内層における白金及び/又はパラジウムの濃度がハ
ニカム状担体との接触面に近い程高く、表層に近い程低
くなることが必要とされるため、(1)ハニカム状担体
に、白金及び/又はパラジウムを含む水溶液を含浸させ
る工程、(2)白金及び/又はパラジウムを含む水溶液
を含浸させたハニカム状担体に耐火性無機化合物を塗布
する工程、(3)耐火性無機化合物を塗布した後に乾燥
する工程を順次行うことが好ましい。これに対し、ハニ
カム状担体に耐火性無機化合物を塗布して固着させた
後、ハニカム状担体ごと貴金属を含む水溶液に浸漬して
貴金属を耐火性無機化合物に担持する従来一般に行われ
てきた方法では、貴金属は、乾燥工程での水分の移動、
蒸発に伴って、ハニカム状担体との接触面側から表層側
に移動するため、ハニカム状担体との接触面側の貴金属
成分の濃度が低くなることがあり、好ましくない。
【0027】なお、ハニカム状担体に白金及び/又はパ
ラジウムを含む貴金属水溶液を含浸させた後には、余分
な溶液を吹き飛ばしたり、適当な乾燥工程を入れたりし
て、液だれが起こらないようにすることが好ましい。ま
た、貴金属水溶液を含浸させたハニカム状担体に耐火性
無機化合物を塗布する際、ハニカム状担体は、適当に湿
潤していることが好ましい。ハニカム状担体を過度に乾
燥させると、乾燥工程において、貴金属がハニカム状担
体中から耐火性無機化合物中へ移動しなくなることがあ
るからである。
ラジウムを含む貴金属水溶液を含浸させた後には、余分
な溶液を吹き飛ばしたり、適当な乾燥工程を入れたりし
て、液だれが起こらないようにすることが好ましい。ま
た、貴金属水溶液を含浸させたハニカム状担体に耐火性
無機化合物を塗布する際、ハニカム状担体は、適当に湿
潤していることが好ましい。ハニカム状担体を過度に乾
燥させると、乾燥工程において、貴金属がハニカム状担
体中から耐火性無機化合物中へ移動しなくなることがあ
るからである。
【0028】バリウムを内層に含ませる工程は、(1)
〜(3)のいずれの工程中又は工程後であってもよい
が、バリウムも貴金属と同様の分布をもたせることが好
ましく、溶液濃度、ハニカム担体の気孔率等の条件に応
じて、上述の工程の順序を最適化することが好ましい。
〜(3)のいずれの工程中又は工程後であってもよい
が、バリウムも貴金属と同様の分布をもたせることが好
ましく、溶液濃度、ハニカム担体の気孔率等の条件に応
じて、上述の工程の順序を最適化することが好ましい。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
【0030】(実施例1) (1)内層の形成 ジニトロジアンミン白金水溶液中に、1平方インチ断面
当たり約400個の流路を持つコージェライト質ハニカ
ム担体1.0Lを浸し、その後引き上げ、余分な溶液を
吹き飛ばした。一方、比表面積が約280m2/gの活
性Al2O3粉末に、アルミナゾル4wt%及び水を混合
し、磁性ボールミルポットで約10分間混合、粉砕して
活性Al2O3のスラリーを得た。こうして得られた活性
Al2O3のスラリーを、ジニトロジアンミン白金水溶液
を含浸したコージェライト質ハニカム担体1.0Lに塗
布し、ハニカムセルに150℃の熱風を通じて乾燥した
後、500℃で1時間焼成してコート量約50g/Lの
ハニカム触媒1を得た。次いで、このハニカム触媒1を
酢酸バリウム水溶液に浸した後、120℃で乾燥、50
0℃で1時間焼成し、バリウムをハニカム触媒1L当た
り0.065モルを含有するハニカム触媒体1Aを得
た。ハニカム触媒体1Aのコート層における白金の分布
をEPMAで分析した結果、コート層の上半層部には、
白金は検出されなかったが、下半層部には、0.4g/
Lの白金が検出された。ハニカム担体からは、0.1g
/Lの白金が検出された。
当たり約400個の流路を持つコージェライト質ハニカ
ム担体1.0Lを浸し、その後引き上げ、余分な溶液を
吹き飛ばした。一方、比表面積が約280m2/gの活
性Al2O3粉末に、アルミナゾル4wt%及び水を混合
し、磁性ボールミルポットで約10分間混合、粉砕して
活性Al2O3のスラリーを得た。こうして得られた活性
Al2O3のスラリーを、ジニトロジアンミン白金水溶液
を含浸したコージェライト質ハニカム担体1.0Lに塗
布し、ハニカムセルに150℃の熱風を通じて乾燥した
後、500℃で1時間焼成してコート量約50g/Lの
ハニカム触媒1を得た。次いで、このハニカム触媒1を
酢酸バリウム水溶液に浸した後、120℃で乾燥、50
0℃で1時間焼成し、バリウムをハニカム触媒1L当た
り0.065モルを含有するハニカム触媒体1Aを得
た。ハニカム触媒体1Aのコート層における白金の分布
をEPMAで分析した結果、コート層の上半層部には、
白金は検出されなかったが、下半層部には、0.4g/
Lの白金が検出された。ハニカム担体からは、0.1g
/Lの白金が検出された。
【0031】(2)表層の形成 濃度0.2Mの酢酸銅水溶液の中に、SiO2/Al2O
3モル比が、約30のNa型MFIゼオライトの粉末を
添加して良く撹拌し、次いで濾過して固液を分離した。
上記の攪枠、濾過を5回繰り返し、Cuをイオン交換担
持したMFIゼオライトの触媒ケーキを得た。この触媒
ケーキを乾燥器中、80℃で24時間以上乾燥し、次い
で電気炉を用い、大気雰囲気下600℃で4時間焼成
し、Cuが5.6wt%担持されたCu−MFI触媒粉
を得た。このCu−MFI触媒粉に、アルミナゾル及び
水を混合し、磁性ボールミルポットで20分間粉砕して
Cu−MFIのスラリーを得た。アルミナゾルの添加量
は、Al2O3として全固形分に対して8wt%とした。
得られたCu−MFIのスラリーをハニカム触媒体1A
に塗布し、乾燥器中120℃で1時間乾燥、空気気流中
450℃で1時間焼成して、実施例1になる触媒を得
た。実施例1の表層におけるコート量は、約220g/
Lであった。
3モル比が、約30のNa型MFIゼオライトの粉末を
添加して良く撹拌し、次いで濾過して固液を分離した。
上記の攪枠、濾過を5回繰り返し、Cuをイオン交換担
持したMFIゼオライトの触媒ケーキを得た。この触媒
ケーキを乾燥器中、80℃で24時間以上乾燥し、次い
で電気炉を用い、大気雰囲気下600℃で4時間焼成
し、Cuが5.6wt%担持されたCu−MFI触媒粉
を得た。このCu−MFI触媒粉に、アルミナゾル及び
水を混合し、磁性ボールミルポットで20分間粉砕して
Cu−MFIのスラリーを得た。アルミナゾルの添加量
は、Al2O3として全固形分に対して8wt%とした。
得られたCu−MFIのスラリーをハニカム触媒体1A
に塗布し、乾燥器中120℃で1時間乾燥、空気気流中
450℃で1時間焼成して、実施例1になる触媒を得
た。実施例1の表層におけるコート量は、約220g/
Lであった。
【0032】(実施例2) (1)内層の形成 ジニトロジアンミン白金水溶液を、硝酸パラジウム水溶
液とし、比表面積が約280m2/gの活性Al2O3粉
末を、比表面積が約430m2/g、SiO2/Al2O3
モル比が約34のH型MFIゼオライトに代えた以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返し、コート量が約5
0g/Lのハニカム触媒体2Aを得た。ハニカム触媒体
2Aにおけるバリウムの含有量は、ハニカム1L当たり
0.07モル、パラジウムの含有量は、0.6g/Lで
あった。ハニカム触媒体2Aのコート層におけるパラジ
ウムの分布は、実施例1のハニカム触媒体1Aとほぼ同
様であった。
液とし、比表面積が約280m2/gの活性Al2O3粉
末を、比表面積が約430m2/g、SiO2/Al2O3
モル比が約34のH型MFIゼオライトに代えた以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返し、コート量が約5
0g/Lのハニカム触媒体2Aを得た。ハニカム触媒体
2Aにおけるバリウムの含有量は、ハニカム1L当たり
0.07モル、パラジウムの含有量は、0.6g/Lで
あった。ハニカム触媒体2Aのコート層におけるパラジ
ウムの分布は、実施例1のハニカム触媒体1Aとほぼ同
様であった。
【0033】(2)中間層の形成 比表面積が約280m2/gの活性Al2O3粉末に、ア
ルミナゾル4wt%及び水を混合し、磁性ボールミルポ
ットで約10分間混合、粉砕して活性Al2O3のスラリ
ーを得た。こうして得られたスラリーを、ハニカム触媒
体2Aに塗布し、ハニカムセルに150℃の熱風を通じ
て乾燥した後、500℃で1時間焼成し、約15g/L
のコート層を形成したハニカム触媒体2Bを得た。
ルミナゾル4wt%及び水を混合し、磁性ボールミルポ
ットで約10分間混合、粉砕して活性Al2O3のスラリ
ーを得た。こうして得られたスラリーを、ハニカム触媒
体2Aに塗布し、ハニカムセルに150℃の熱風を通じ
て乾燥した後、500℃で1時間焼成し、約15g/L
のコート層を形成したハニカム触媒体2Bを得た。
【0034】(3)表層の形成 実施例1と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体2B
に、Cu−MFIのスラリーを塗布してハニカム触媒体
2Cを得た。これとは別に、濃度0.1Mの硝酸銅水溶
液の中に、SiO2/Al2O3モル比が約35のNa型
βゼオライトの粉末を添加して良く撹拌し、次いで濾過
して固液を分離した。上記の撹拌濾過を2回繰り返した
後、水洗を施してCuを1.2wt%担持させたβゼオ
ライトの触媒粉を得た。このようにして得られたCu−
βゼオライトを、実施例1と同様の操作を繰り返し、ハ
ニカム触媒体2Cに、塗布、乾燥及び焼成して実施例2
になる触媒を得た。実施例2の表層におけるコート量
は、Cu−MFIゼオライトが約150g/L、Cu−
βゼオライトが約70g/Lであった。
に、Cu−MFIのスラリーを塗布してハニカム触媒体
2Cを得た。これとは別に、濃度0.1Mの硝酸銅水溶
液の中に、SiO2/Al2O3モル比が約35のNa型
βゼオライトの粉末を添加して良く撹拌し、次いで濾過
して固液を分離した。上記の撹拌濾過を2回繰り返した
後、水洗を施してCuを1.2wt%担持させたβゼオ
ライトの触媒粉を得た。このようにして得られたCu−
βゼオライトを、実施例1と同様の操作を繰り返し、ハ
ニカム触媒体2Cに、塗布、乾燥及び焼成して実施例2
になる触媒を得た。実施例2の表層におけるコート量
は、Cu−MFIゼオライトが約150g/L、Cu−
βゼオライトが約70g/Lであった。
【0035】(実施例3) (1)内層の形成 比表面積が約280m2/gの活性Al2O3粉末を、比
表面積が約470m2/g、SiO2/Al2O3モル比が
約38のH型βゼオライトに代えた以外は、実施例1と
同様の操作を繰り返し、コート量が約50g/Lのハニ
カム触媒体3Aを得た。ハニカム触媒体3Aにおける白
金の含有量は、約0.6g/Lであり、バリウムの含有
量は、0.07モル/Lであった。コート層における白
金の分布は、実施例1のハニカム触媒体1Aとほぼ同様
であった。
表面積が約470m2/g、SiO2/Al2O3モル比が
約38のH型βゼオライトに代えた以外は、実施例1と
同様の操作を繰り返し、コート量が約50g/Lのハニ
カム触媒体3Aを得た。ハニカム触媒体3Aにおける白
金の含有量は、約0.6g/Lであり、バリウムの含有
量は、0.07モル/Lであった。コート層における白
金の分布は、実施例1のハニカム触媒体1Aとほぼ同様
であった。
【0036】(2)中間層の形成 比表面積が約280m2/gの活性Al2O3粉末を、比
表面積が約450m2/gのSiO2・Al2O3粉末に代
えた以外は、実施例2と同様の操作を繰り返し、ハニカ
ム触媒体3Aに、コート量約15g/Lを形成したハニ
カム触媒体3Bを得た。
表面積が約450m2/gのSiO2・Al2O3粉末に代
えた以外は、実施例2と同様の操作を繰り返し、ハニカ
ム触媒体3Aに、コート量約15g/Lを形成したハニ
カム触媒体3Bを得た。
【0037】(3)表層の形成 濃度0.1Mの酢酸コバルト水溶液の中に、SiO2/
Al2O3モル比が約35のNa型βゼオライトの粉末を
添加して良く撹拌し、次いで濾過して固液を分離した。
上記の撹拌濾過を2回繰り返した後、水洗を施してCu
が約2.4wt%担持されたβゼオライトの触媒粉を得
た。これとは別に、実施例1と同様の操作を繰り返し、
Cu−MFIゼオライトの粉末を得た。このようにして
得られたCu−βゼオライトの粉末及びCu−MFIゼ
オライトの混合粉末を、実施例1と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体3Bに、塗布、乾燥及び焼成して実
施例3になる触媒を得た。実施例3の表層におけるコー
ト量は、約220g/Lであり、その内訳は、Cu−M
FIゼオライトが約150g/L、Co−βゼオライト
が約70g/Lであった。
Al2O3モル比が約35のNa型βゼオライトの粉末を
添加して良く撹拌し、次いで濾過して固液を分離した。
上記の撹拌濾過を2回繰り返した後、水洗を施してCu
が約2.4wt%担持されたβゼオライトの触媒粉を得
た。これとは別に、実施例1と同様の操作を繰り返し、
Cu−MFIゼオライトの粉末を得た。このようにして
得られたCu−βゼオライトの粉末及びCu−MFIゼ
オライトの混合粉末を、実施例1と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体3Bに、塗布、乾燥及び焼成して実
施例3になる触媒を得た。実施例3の表層におけるコー
ト量は、約220g/Lであり、その内訳は、Cu−M
FIゼオライトが約150g/L、Co−βゼオライト
が約70g/Lであった。
【0038】(実施例4) (1)内層の形成 ジニトロジアンミン白金水溶液の濃度及び酢酸バリウム
の濃度を変更し、比表面積が約470m2/g、SiO2
/Al2O3モル比が約38のH型βゼオライトを、比表
面積が約340m2/g、SiO2・Al2O3モル比が約
28のH型モルデナイトに代えた以外は、実施例3と同
様の操作を繰り返し、コート量が約50g/Lのハニカ
ム触媒体4Aを得た。ハニカム触媒体4Aにおける白金
の含有量は、0.15g/L、バリウムの含有量は、
0.035モル/Lであった。ハニカム触媒体4Aのコ
ート層における白金の分布は、実施例1のハニカム触媒
体1Aとほぼ同様であった。
の濃度を変更し、比表面積が約470m2/g、SiO2
/Al2O3モル比が約38のH型βゼオライトを、比表
面積が約340m2/g、SiO2・Al2O3モル比が約
28のH型モルデナイトに代えた以外は、実施例3と同
様の操作を繰り返し、コート量が約50g/Lのハニカ
ム触媒体4Aを得た。ハニカム触媒体4Aにおける白金
の含有量は、0.15g/L、バリウムの含有量は、
0.035モル/Lであった。ハニカム触媒体4Aのコ
ート層における白金の分布は、実施例1のハニカム触媒
体1Aとほぼ同様であった。
【0039】(2)中間層の形成 比表面積が約450m2/gのSiO2・Al2O3粉末
を、比表面積が約470m2/gのSiO2/Al2O3モ
ル比が約38のH型βゼオライトの粉末に代えた以外
は、実施例3と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体
4Aに、約20g/Lのコート層を形成したハニカム触
媒体4Bを得た。
を、比表面積が約470m2/gのSiO2/Al2O3モ
ル比が約38のH型βゼオライトの粉末に代えた以外
は、実施例3と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体
4Aに、約20g/Lのコート層を形成したハニカム触
媒体4Bを得た。
【0040】(3)表層の形成 実施例3と同様の操作を繰り返し、Cu−βゼオライト
の粉末及びCu−MFIゼオライトの混合粉末を、ハニ
カム触媒体4Bに、塗布、乾燥及び焼成して実施例4に
なる触媒を得た。実施例4の表層におけるコート量は、
約230g/Lであり、その内訳は、Cu−MFIゼオ
ライトが約150g/L、Co−βゼオライトが約80
g/Lであった。
の粉末及びCu−MFIゼオライトの混合粉末を、ハニ
カム触媒体4Bに、塗布、乾燥及び焼成して実施例4に
なる触媒を得た。実施例4の表層におけるコート量は、
約230g/Lであり、その内訳は、Cu−MFIゼオ
ライトが約150g/L、Co−βゼオライトが約80
g/Lであった。
【0041】(実施例5) (1)内層の形成 ジニトロジアンミン白金水溶液を、ジニトロジアンミン
白金及び硝酸パラジウムの混合水溶液にし、比表面積が
約280m2/gの活性Al2O3粉末を、比表面積が約
70m2/gのTiO2粉末及び比表面積が約350m2
/gのSiO2粉末の混合粉末に代え、酢酸バリウム水
溶液の濃度を変更した以外は、実施例1と同様の操作を
繰り返し、コート量が約80g/Lのハニカム触媒体5
Aを得た。ハニカム触媒体5Aのコート層におけるバリ
ウムの含有量は、0.6モル/L、白金の含有量は、
0.6g/L、パラジウムの含有量は、0.5g/Lで
あった。ハニカム触媒体5Aのコート層における白金及
びパラジウムの分布は、実施例1のハニカム触媒体1A
とほぼ同様であった。
白金及び硝酸パラジウムの混合水溶液にし、比表面積が
約280m2/gの活性Al2O3粉末を、比表面積が約
70m2/gのTiO2粉末及び比表面積が約350m2
/gのSiO2粉末の混合粉末に代え、酢酸バリウム水
溶液の濃度を変更した以外は、実施例1と同様の操作を
繰り返し、コート量が約80g/Lのハニカム触媒体5
Aを得た。ハニカム触媒体5Aのコート層におけるバリ
ウムの含有量は、0.6モル/L、白金の含有量は、
0.6g/L、パラジウムの含有量は、0.5g/Lで
あった。ハニカム触媒体5Aのコート層における白金及
びパラジウムの分布は、実施例1のハニカム触媒体1A
とほぼ同様であった。
【0042】(2)中間層の形成 比表面積が約280m2/gの活性Al2O3粉末を、比
表面積が約430m2/g、SiO2/Al2O3モル比が
約34のH型MFIゼオライトに代えた以外は、実施例
2と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体5Aに、約
20g/Lのコート層を形成したハニカム触媒体5Bを
得た。
表面積が約430m2/g、SiO2/Al2O3モル比が
約34のH型MFIゼオライトに代えた以外は、実施例
2と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体5Aに、約
20g/Lのコート層を形成したハニカム触媒体5Bを
得た。
【0043】(3)表層の形成 硝酸ロジウム水溶液に比表面積が約280m2/gの活
性Al2O3粉末を添加して良く撹拌し、次いで乾燥機で
120℃で5時間乾燥した後、550℃で4時間焼成す
ることにより、ロジウムが2.2%担持されたAl2O3
の粉末を得た。このロジウム担持Al2O3粉末にアルミ
ナゾル及び水を混合し、磁性ボールミルポットで20分
間粉砕してRh−Al2O3のスラリーを得た。アルミナ
ゾルの添加量は、Al2O3として全固形分に対して8w
t%とした。得られたRh−Al2O3のスラリーをハニ
カム触媒体5Bに塗布してハニカム触媒体5Cを得た。
これとは別に、実施例1と同様の操作を繰り返し、Cu
−MFIゼオライトのスラリーを得た。得られたCu−
MFIゼオライトのスラリーを、実施例1と同様の操作
を繰り返し、ハニカム触媒体5Cに、塗布、乾燥及び焼
成して実施例5になる触媒を得た。実施例5の表層にお
けるコート量は、Rh−Al2O3が約100g/L、C
u−MFIゼオライトが約160g/Lであった。
性Al2O3粉末を添加して良く撹拌し、次いで乾燥機で
120℃で5時間乾燥した後、550℃で4時間焼成す
ることにより、ロジウムが2.2%担持されたAl2O3
の粉末を得た。このロジウム担持Al2O3粉末にアルミ
ナゾル及び水を混合し、磁性ボールミルポットで20分
間粉砕してRh−Al2O3のスラリーを得た。アルミナ
ゾルの添加量は、Al2O3として全固形分に対して8w
t%とした。得られたRh−Al2O3のスラリーをハニ
カム触媒体5Bに塗布してハニカム触媒体5Cを得た。
これとは別に、実施例1と同様の操作を繰り返し、Cu
−MFIゼオライトのスラリーを得た。得られたCu−
MFIゼオライトのスラリーを、実施例1と同様の操作
を繰り返し、ハニカム触媒体5Cに、塗布、乾燥及び焼
成して実施例5になる触媒を得た。実施例5の表層にお
けるコート量は、Rh−Al2O3が約100g/L、C
u−MFIゼオライトが約160g/Lであった。
【0044】(実施例6) (1)内層の形成 ジニトロジアンミン白金水溶液の濃度及び酢酸バリウム
水溶液濃度を変更した以外は、実施例3と同様の操作を
繰り返し、コート量が約60g/Lのハニカム触媒体6
Aを得た。ハニカム触媒体6Aのコート層における白金
の含有量は、0.8g/L、バリウムの含有量は、0.
1モル/Lであった。コート層における白金の分布は、
実施例1のハニカム触媒体1Aとほぼ同様であった。
水溶液濃度を変更した以外は、実施例3と同様の操作を
繰り返し、コート量が約60g/Lのハニカム触媒体6
Aを得た。ハニカム触媒体6Aのコート層における白金
の含有量は、0.8g/L、バリウムの含有量は、0.
1モル/Lであった。コート層における白金の分布は、
実施例1のハニカム触媒体1Aとほぼ同様であった。
【0045】(2)中間層の形成 比表面積が約450m2/gのSiO2・Al2O3粉末
を、比表面積が約340m2/g、SiO2/Al2O3モ
ル比が約28のH型モルデナイトに代えた以外は、実施
例3と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体6Aに、
約20g/Lのコート層を形成したハニカム触媒体6B
を得た。
を、比表面積が約340m2/g、SiO2/Al2O3モ
ル比が約28のH型モルデナイトに代えた以外は、実施
例3と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体6Aに、
約20g/Lのコート層を形成したハニカム触媒体6B
を得た。
【0046】(3)表層の形成 比表面積が約280m2/gの活性Al2O3粉末を、比
表面積が約470m2/g、SiO2/Al2O3モル比が
約38のH型βゼオライトに代えた以外は、実施例4と
同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体6Bに、塗布、
乾燥及び焼成して実施例6になる触媒を得た。ここで、
Rh−βゼオライトのRh担持量は2.5wt%であっ
た。実施例6の表層におけるコート量は、Rh−βゼオ
ライトが約100g/L、Cu−MFIゼオライトが約
160g/Lであった。
表面積が約470m2/g、SiO2/Al2O3モル比が
約38のH型βゼオライトに代えた以外は、実施例4と
同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体6Bに、塗布、
乾燥及び焼成して実施例6になる触媒を得た。ここで、
Rh−βゼオライトのRh担持量は2.5wt%であっ
た。実施例6の表層におけるコート量は、Rh−βゼオ
ライトが約100g/L、Cu−MFIゼオライトが約
160g/Lであった。
【0047】(実施例7) (1)内層の形成 実施例6と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体7A
を得た。
を得た。
【0048】(2)中間層の形成 比表面積が約340m2/g、SiO2/Al2O3モル比
が約28のH型モルデナイトを、比表面積が約70m2
/gのTiO2に代えた以外は、実施例6と同様の操作
を繰り返し、ハニカム触媒体7Aに、約20g/Lのコ
ート層を形成したハニカム触媒体7Bを得た。
が約28のH型モルデナイトを、比表面積が約70m2
/gのTiO2に代えた以外は、実施例6と同様の操作
を繰り返し、ハニカム触媒体7Aに、約20g/Lのコ
ート層を形成したハニカム触媒体7Bを得た。
【0049】(3)表層の形成 H型βゼオライトを、比表面積が約65m2/gのZr
O2に代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体7Bに、Cu−MFIゼオライト及
びRh−ZrO2を、塗布、乾燥及び焼成して実施例7
になる触媒を得た。実施例7の表層におけるコート量
は、Cu−MFIゼオライトが約160g/L、Rh−
ZrO2が約100g/Lであった。
O2に代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体7Bに、Cu−MFIゼオライト及
びRh−ZrO2を、塗布、乾燥及び焼成して実施例7
になる触媒を得た。実施例7の表層におけるコート量
は、Cu−MFIゼオライトが約160g/L、Rh−
ZrO2が約100g/Lであった。
【0050】(実施例8) (1)内層の形成 実施例6と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体8A
を得た。
を得た。
【0051】(2)中間層の形成 比表面積が約340m2/g、SiO2/Al2O3モル比
が約28のH型モルデナイトを、比表面積が約480m
2/gのSiO2に代えた以外は、実施例6と同様の操作
を繰り返し、ハニカム触媒体8Aに、約20g/Lのコ
ート層を形成したハニカム触媒体8Bを得た。
が約28のH型モルデナイトを、比表面積が約480m
2/gのSiO2に代えた以外は、実施例6と同様の操作
を繰り返し、ハニカム触媒体8Aに、約20g/Lのコ
ート層を形成したハニカム触媒体8Bを得た。
【0052】(3)表層の形成 H型βゼオライトを比表面積が約70m2/gのTiO2
に代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返し、ハ
ニカム触媒体8Bに、Cu−MFIゼオライト及びRh
−TiO2を、塗布、乾燥及び焼成して実施例8になる
触媒を得た。実施例8の表層におけるコート量は、Cu
−MFIゼオライトが約160g/L、Rh−TiO2
が約100g/Lであった。
に代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返し、ハ
ニカム触媒体8Bに、Cu−MFIゼオライト及びRh
−TiO2を、塗布、乾燥及び焼成して実施例8になる
触媒を得た。実施例8の表層におけるコート量は、Cu
−MFIゼオライトが約160g/L、Rh−TiO2
が約100g/Lであった。
【0053】(実施例9) (1)内層の形成 実施例6と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体9A
を得た。
を得た。
【0054】(2)中間層の形成 比表面積が約340m2/g、SiO2/Al2O3モル比
が約28のH型モルデナイトを、比表面積が約470m
2/g、SiO2/Al2O3モル比が約38のH型βゼオ
ライトに代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体9Aに、約20g/Lのコート層を
形成したハニカム触媒体9Bを得た。
が約28のH型モルデナイトを、比表面積が約470m
2/g、SiO2/Al2O3モル比が約38のH型βゼオ
ライトに代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体9Aに、約20g/Lのコート層を
形成したハニカム触媒体9Bを得た。
【0055】(3)表層の形成 H型βゼオライトを、比表面積が約480m2/gのS
iO2に代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体9Bに、Cu−MFIゼオライト及
びRh−SiO2を、塗布、乾燥及び焼成して実施例9
になる触媒を得た。実施例9の表層におけるコート量
は、Cu−MFIゼオライトが約160g/L、Rh−
SiO2が約100g/Lであった。
iO2に代えた以外は、実施例6と同様の操作を繰り返
し、ハニカム触媒体9Bに、Cu−MFIゼオライト及
びRh−SiO2を、塗布、乾燥及び焼成して実施例9
になる触媒を得た。実施例9の表層におけるコート量
は、Cu−MFIゼオライトが約160g/L、Rh−
SiO2が約100g/Lであった。
【0056】(比較例1) (1)内層の形成 ジニトロジアンミン白金水溶液中に、比表面積が約28
0m2/gの活性Al2O3粉末を添加し、乾燥、焼成工
程を経てPt−Al2O3粉末を得た。得られたPt−A
l2O3粉末を、実施例1と同様の操作を繰り返し、1平
方インチ断面当たり約400個の流路を持つコージェラ
イト質ハニカム担体1.0Lに塗布、乾燥、焼成してコ
ート量約50g/Lのハニカム触媒R1を得た。次い
で、得られたハニカム触媒R1を酢酸バリウム水溶液に
浸した後、120℃で乾燥、500℃で1時間焼成し、
白金を0.5g/L、バリウムを0.065モル/L含
有するハニカム触媒体R1Aを得た。ハニカム触媒体R
1Aのコート層における白金の分布をEPMAで分析し
た結果、白金がコート層に均一に分布していることが確
認された。
0m2/gの活性Al2O3粉末を添加し、乾燥、焼成工
程を経てPt−Al2O3粉末を得た。得られたPt−A
l2O3粉末を、実施例1と同様の操作を繰り返し、1平
方インチ断面当たり約400個の流路を持つコージェラ
イト質ハニカム担体1.0Lに塗布、乾燥、焼成してコ
ート量約50g/Lのハニカム触媒R1を得た。次い
で、得られたハニカム触媒R1を酢酸バリウム水溶液に
浸した後、120℃で乾燥、500℃で1時間焼成し、
白金を0.5g/L、バリウムを0.065モル/L含
有するハニカム触媒体R1Aを得た。ハニカム触媒体R
1Aのコート層における白金の分布をEPMAで分析し
た結果、白金がコート層に均一に分布していることが確
認された。
【0057】(2)表層の形成 実施例1と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体R1
Aに、Cu−MFIゼオライトを塗布、乾燥及び焼成し
て比較例1になる触媒を得た。比較例1の表層における
コート量は、約220g/Lであった。
Aに、Cu−MFIゼオライトを塗布、乾燥及び焼成し
て比較例1になる触媒を得た。比較例1の表層における
コート量は、約220g/Lであった。
【0058】(比較例2) (1)内層の形成 コージェライト質ハニカム担体1.0Lに、実施例1と
同様の操作を繰り返して得られた活性Al2O3のスラリ
ーを塗布し、コート層を形成させた。コート層を形成さ
せたハニカム担体を、ジニトロジアンミン白金水溶液中
に浸した後、実施例1と同様の操作を繰り返し、乾燥及
び焼成したハニカム触媒R2を得た。さらに、ハニカム
触媒R2を酢酸バリウム水溶液に浸した後、乾燥、焼成
し、バリウムを0.065モル/L、白金を0.5g/
L含有するハニカム触媒体R2Aを得た。ハニカム触媒
体R2Aのコート層における白金の分布をEPMAで分
析した結果、コート層の上半層部に0.1g/Lの白金
が検出され、下半層部には0.4/Lの白金が検出され
た。
同様の操作を繰り返して得られた活性Al2O3のスラリ
ーを塗布し、コート層を形成させた。コート層を形成さ
せたハニカム担体を、ジニトロジアンミン白金水溶液中
に浸した後、実施例1と同様の操作を繰り返し、乾燥及
び焼成したハニカム触媒R2を得た。さらに、ハニカム
触媒R2を酢酸バリウム水溶液に浸した後、乾燥、焼成
し、バリウムを0.065モル/L、白金を0.5g/
L含有するハニカム触媒体R2Aを得た。ハニカム触媒
体R2Aのコート層における白金の分布をEPMAで分
析した結果、コート層の上半層部に0.1g/Lの白金
が検出され、下半層部には0.4/Lの白金が検出され
た。
【0059】(2)表層の形成 実施例1と同様の操作を繰り返し、ハニカム触媒体R2
Aに、Cu−MFIゼオライトを塗布、乾燥及び焼成し
て比較例2になる触媒を得た。比較例2の表層における
コート量は、約220g/Lであった。
Aに、Cu−MFIゼオライトを塗布、乾燥及び焼成し
て比較例2になる触媒を得た。比較例2の表層における
コート量は、約220g/Lであった。
【0060】実施例1〜9並びに比較例1及び2の触媒
の触媒構成及びその組成を表1に示す。
の触媒構成及びその組成を表1に示す。
【0061】(触媒性能試験例)各例の触媒を、4気筒
2.5L直接噴射式ディーゼルエンジンを設置したエン
ジンダイナモ装置の排気系に組み込み、触媒による排気
ガス中のNOxの浄化性能を測定した。
2.5L直接噴射式ディーゼルエンジンを設置したエン
ジンダイナモ装置の排気系に組み込み、触媒による排気
ガス中のNOxの浄化性能を測定した。
【0062】本エンジンダイナモ装置の排気系には、燃
料を注入するためのノズルが設けられており、触媒入口
における排気ガス中のHC/NOx比を制御出来るよう
になっている。触媒のNOx浄化率測定にあたり、触媒
入口温度を100〜450℃まで、約100℃/min
で昇温させ、触媒入口温度250℃及び420℃におけ
るNOx浄化率を測定した。触媒入口温度100〜30
0℃までの排気ガス中の平均HC/NOx比は0.8で
あり、300〜450℃までの排気ガス中の平均HC/
NOx比は4.1であった。また、本測定時のガス空間
速度は約40000h-1であった。
料を注入するためのノズルが設けられており、触媒入口
における排気ガス中のHC/NOx比を制御出来るよう
になっている。触媒のNOx浄化率測定にあたり、触媒
入口温度を100〜450℃まで、約100℃/min
で昇温させ、触媒入口温度250℃及び420℃におけ
るNOx浄化率を測定した。触媒入口温度100〜30
0℃までの排気ガス中の平均HC/NOx比は0.8で
あり、300〜450℃までの排気ガス中の平均HC/
NOx比は4.1であった。また、本測定時のガス空間
速度は約40000h-1であった。
【0063】表1に、各例の触媒の触媒入口温度250
℃及び420℃におけるNOx浄化率をを示す。
℃及び420℃におけるNOx浄化率をを示す。
【0064】
【表1】
【0065】表1から、実施例1〜9の触媒は、いずれ
の温度においても明らかにNOx浄化率が高く、300
℃以下での低温域、特に、150℃以下を含み、かつH
C/NOx比が極めて低い低温域であっても、NOxを
効率良くトラップし、400℃以上の高温域に至って
は、NOxとHCを高効率で反応させており、優れたN
Ox浄化能を示している。
の温度においても明らかにNOx浄化率が高く、300
℃以下での低温域、特に、150℃以下を含み、かつH
C/NOx比が極めて低い低温域であっても、NOxを
効率良くトラップし、400℃以上の高温域に至って
は、NOxとHCを高効率で反応させており、優れたN
Ox浄化能を示している。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ハニカム状モノリス担体上に積層した触媒層のう
ち、内層の触媒成分に特定の分布をもたせることなどし
たため、低温で、低HC/NOx比の排気ガスであって
も、高効率で浄化する排気ガス浄化用触媒及びその製造
方法を提供することができる。
ば、ハニカム状モノリス担体上に積層した触媒層のう
ち、内層の触媒成分に特定の分布をもたせることなどし
たため、低温で、低HC/NOx比の排気ガスであって
も、高効率で浄化する排気ガス浄化用触媒及びその製造
方法を提供することができる。
【0067】また、本発明の排気ガス浄化用触媒を使用
することにより、環境汚染が少なく、経済性(燃費)に
優れた自動車を提供することができる。
することにより、環境汚染が少なく、経済性(燃費)に
優れた自動車を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 29/20 B01J 29/76 A 29/72 37/02 301L 29/76 F01N 3/10 A 37/02 301 3/20 D F01N 3/10 3/28 301C 3/20 B01D 53/36 H 3/28 301 102B
Claims (7)
- 【請求項1】 ハニカム状モノリス担体上に、触媒層た
る内層及び表層を順次積層して成る排気ガス浄化用触媒
において、 上記内層が、白金及び/又はパラジウムと、バリウムを
含有し、かつ該白金及び/又はパラジウムの濃度が、上
記ハニカム状モノリス担体の壁面に近い程高く、上記表
層に近い程低い分布を成し、 上記表層が、銅、ロジウム及びコバルトから成る群より
選ばれた少なくとも1種の成分を含有することを特徴と
する排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 上記内層が、白金及び/又はパラジウム
と、バリウムを、MFIゼオライト、モルデナイト、β
ゼオライト、アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ及び
チタニアから成る群より選ばれた少なくとも1種の耐火
性無機化合物に担持して成ることを特徴とする請求項1
記載の排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項3】 上記表層が、銅、ロジウム及びコバルト
から成る群より選ばれた少なくとも1種の成分を、MF
Iゼオライト、モルデナイト、βゼオライト、アルミ
ナ、シリカ、シリカ・アルミナ、チタニア及びジルコニ
アから成る群より選ばれた少なくとも1種の耐火性無機
化合物に担持して成ることを特徴とする請求項1又は2
記載の排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項4】 上記内層における白金及び/又はパラジ
ウムの含有量が、上記ハニカム状モノリス触媒1L当た
り0.1〜1.2gであることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1つの項に記載の排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項5】 上記内層におけるバリウムの含有量が、
上記ハニカム状モノリス触媒1L当たり0.03〜0.
3モルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1つの項に記載の排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項6】 上記内層と上記表層との間に、MFIゼ
オライト、モルデナイト、βゼオライト、アルミナ、シ
リカ、シリカ・アルミナ及びチタニアから成る群より選
ばれた少なくとも1種の耐火性無機化合物を含有する中
間層を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
1つの項に記載の排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つの項に記載
の排気ガス浄化用触媒を製造するに当たり、 (1)上記ハニカム状モノリス担体に、上記白金及び/
又はパラジウムを含む水溶液を含浸し、 (2)(1)工程によって得られたハニカム状モノリス
担体に、上記耐火性無機化合物を塗布し、 (3)(2)工程により耐火性無機化合物を塗布したハ
ニカム状モノリス担体を乾燥することにより、上記ハニ
カム状モノリス担体上に内層を積層することを特徴とす
る排気ガス浄化用触媒の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10099942A JPH11276907A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10099942A JPH11276907A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11276907A true JPH11276907A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14260776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10099942A Pending JPH11276907A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11276907A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2008513733A (ja) * | 2004-08-12 | 2008-05-01 | サウスウエスト リサーチ インスティテュート | 非エンジン・ベースの試験システムを用いた構成要素の評価(componentevaluationusingnon−enginebasedtestsystem) |
| JP2010516445A (ja) * | 2007-01-17 | 2010-05-20 | ナノステラー インコーポレイテッド | パラジウム−金を含有するエンジン排ガス触媒 |
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-
1998
- 1998-03-30 JP JP10099942A patent/JPH11276907A/ja active Pending
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