JPH11279871A - 吸放湿性捲縮加工糸 - Google Patents

吸放湿性捲縮加工糸

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JPH11279871A
JPH11279871A JP7527698A JP7527698A JPH11279871A JP H11279871 A JPH11279871 A JP H11279871A JP 7527698 A JP7527698 A JP 7527698A JP 7527698 A JP7527698 A JP 7527698A JP H11279871 A JPH11279871 A JP H11279871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境の温湿度状態により吸湿機能や放湿機能
を発揮し、かつ、温湿度状態が変化しても繰り返し吸放
湿性を発揮できる優れた吸放湿性能を有し、しかも吸水
性にも優れた吸放湿性捲縮加工糸を提供する。 【解決手段】 吸放湿性成分と繊維形成性ポリマーとか
らなる捲縮を有する合成繊維である。そして、25℃×
60%RH環境下で平衡水分率に達した前記合成繊維を
34℃×90%RH環境下に30分間放置したときの吸
湿性が1.5%以上、34℃×90%RH環境下で平衡
水分率に達した前記合成繊維を25℃×60%RH環境
下に30分間放置したときの放湿性が2%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた吸放湿性を
有し、しかも吸水性にも優れる吸放湿性捲縮加工糸に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】合成繊維は、木綿等の天然繊維に比べ
て、強力、耐摩耗性、形態安定性、速乾性等の点で優れ
ており、衣料用素材として広く使用されているが、合成
繊維は、天然繊維の有する優れた吸湿性を有しておら
ず、着用時の発汗により、ムレ、ベタツキ等が生じ、天
然繊維よりも快適性の点で劣っている。
【0003】このため、従来より合成繊維に吸湿性や吸
水性を付与する試みは種々なされている。例えば、吸湿
成分としてポリエーテルエステルアミドを用い、△MR
が2.5%以上あるいは1.5%以上の値を有する吸湿性繊
維が特開平9-41204号公報、特開平9-41221号公報など
に開示されている。△MRは、30℃、90%RHの雰囲気
下で24時間放置したときの水分率と、20℃、65%RHの
雰囲気下で24時間放置したときの水分率との差を吸放湿
係数として定義付けたものである。
【0004】しかしながら、△MRは、異なる温湿度条
件下で24時間放置したときの各々の水分率から算出した
値であり、実用性の面からみた場合、温湿度条件が変化
したときに迅速に吸湿又は放湿することが重要であり、
このことについては示唆されていない。
【0005】また、特開昭63−227871号公報、
特開昭63−227872号公報などには吸放湿性を有
する快適性衣料素材が提案されており、20℃×65%RH
から30℃×90%RHへ移動したときの15分後吸湿率及び
30℃×90%RHから20℃×65%RHへ移動したときの15
分後放湿率が記載されている。しかしながら、これら
は、ポリエステル繊維やポリアミド繊維からなる織編物
表面に吸湿性成分をグラフト重合により付着させるとい
うものであり、風合が硬くなる、吸湿時にぬるぬるとぬ
める、染色斑が発生しやすい、染色堅牢度が著しく低下
するといった問題があった。
【0006】一方、吸水性を有する合成繊維についても
従来から数多く提案されているが、これらを大別する
と、繊維自体の構造・形態によるもの、織編物組織の設
計によるもの、後加工技術によるものがある。繊維構造
・形態によるものにおいては、繊維断面に凹凸を有する
異形断面繊維や中空繊維に繊維表面から中空内部に連通
した微細孔を形成させた繊維が一般的である。しかしな
がら、これらは吸放湿性に乏しいものであり、衣服とし
て着用した場合、ムレ感があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、環境の温湿度状態により吸湿機能や放湿機能
を発揮し、かつ、温湿度状態が変化しても繰り返し吸放
湿性を発揮できる優れた吸放湿性能を有し、しかも吸水
性にも優れた吸放湿性捲縮加工糸を提供することを技術
的な課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、吸放湿性成分と繊維形成性ポ
リマーとからなる合成繊維であって、25℃×60%RH環
境下で平衡水分率に達した前記合成繊維を34℃×90%R
H環境下に30分間放置したときの吸湿性が1.5%以
上、34℃×90%RH環境下で平衡水分率に達した前記合
成繊維を25℃×60%RH環境下に30分間放置したとき
の放湿性が2%以上であり、かつ、捲縮を有することを
特徴とする吸放湿性捲縮加工糸を要旨とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0010】本発明の吸放湿性捲縮加工糸は、吸放湿性
成分と繊維形成性ポリマーとからなる合成繊維で形成さ
れている。この合成繊維は、25℃×60%RH環境下で平
衡水分率に達した前記合成繊維を34℃×90%RH環境下
に30分間放置したときの吸湿性が1.5%以上、34℃
×90%RH環境下で平衡水分率に達した前記合成繊維を
25℃×60%RH環境下に30分間放置したときの放湿性
が2%以上の吸放湿性を有している必要がある。ここ
で、34℃×90%RHの温湿度条件は、初夏から盛夏にか
けて人が衣服を着用しているときの人体と衣服の間の温
湿度状態に概ね相当するものであり、25℃×60%RHの
温湿度条件は、年間を通じて概ね平均的な温湿度状態や
室内環境を想定したものである。
【0011】したがって、25℃×60%RH環境下で平衡
水分率に達した前記合成繊維を34℃×90%RH環境下に
30分間放置したときの吸湿性が1.5%以上、好まし
くは2.5%以上であることにより、衣服を構成する合
成繊維は人体から排出される水蒸気の汗をすばやく吸湿
することができる。また、34℃×90%RH環境下で平衡
水分率に達した前記合成繊維を25℃×60%RH環境下に
30分間放置したときの放湿性が2%以上、好ましくは
3%以上であることにより、一旦吸湿した合成繊維は、
通常、衣服内の空間より温湿度の低い衣服外の空間へと
繊維内部の水分をすばやく放湿することができる。実際
には、合成繊維は人体から排出される水蒸気の汗を吸湿
しながら同時に衣服外へと放湿するので、吸湿性と放湿
性を別々に測定することは困難であるが、ここでは前記
の吸湿性及び放湿性の定義でその指標とした。
【0012】上述のように、本発明の捲縮加工糸は、吸
湿性が1.5%以上で放湿性が2%以上である必要があ
るが、放湿性が吸湿性と同等か又は高いことが好まし
い。すなわち、放湿性が吸湿性より低いと、時間の経過
と共に人体からの水蒸気の汗が徐々に繊維に蓄積され、
吸湿性能が低下する場合がある。また、吸湿性が、1.
5%未満の場合や放湿性が2%未満の場合には、吸湿量
や放湿量自体が小さいため、衣服内が蒸れやすくなるの
で好ましくない。
【0013】前記の吸放湿性能は、本発明の捲縮加工糸
に用いられる吸放湿性成分によってもたらされるもので
あり、吸放湿性成分としては、前述の吸放湿性能を満足
するものであればよいが、好ましくは、ポリアルキレン
オキサイドとポリオール及び脂肪族ジイソシアネート化
合物との反応によって得られるポリアルキレンオキサイ
ド変性物である。特に、次の群からそれぞれ1種以上選
ばれた化合物の反応により得られた変性物は、繊維形成
性ポリマーと同時に溶融紡糸が可能であり、吸放湿性の
みならずある程度の吸水性をも有しており、しかも繊維
製造後の色調変化(繊維の黄変など)もきわめて少なく
染色堅牢度に優れるなどの点から最も好ましい。
【0014】すなわち、ポリアルキレンオキサイドとし
てはポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイ
ド及び両者の共重合体、ポリオールとしてはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ルなどのグリコール類、脂肪族ジイソシアネートは、こ
こでは脂環族ジイソシアネートも含むが、ジシクロヘキ
シルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0015】次に、本発明の捲縮加工糸は、吸放湿性成
分と繊維形成性ポリマーで形成されているが、形態とし
ては、例えば、吸放湿性成分と繊維形成性ポリマー成分
が均一あるいは不均一にブレンドされた繊維、両者が独
立に存在する芯鞘型、サイドバイサイド型、海島型、一
方の成分が他方の成分によって複数に分割された多分割
型など各種のコンジュゲート繊維、吸放湿性成分と繊維
形成性ポリマーのブレンド物を1成分とし、これと繊維
形成性ポリマーとのコンジュゲート繊維などが挙げられ
る。
【0016】吸放湿性成分は、繊維の内層及び/又は外
層のいずれに配してもよいが、衣料用途やインテイリア
やリビング用途などを含む生活資材用途に用いる場合
は、吸放湿性成分を繊維表面に露出させることなく内層
(芯部)に配することが、吸湿時のぬめり感や染色斑の
発生がなく染色堅牢度も低下しないので特に好ましい。
【0017】捲縮加工糸を形成する繊維における吸放湿
性成分と繊維形成性ポリマーの構成比率としては、前記
の吸湿性と放湿性を同時に満足するように設定すればよ
く、また目的や用途に応じて決定すればよい。例えば、
吸放湿性成分として前述のポリアルキレンオキサイド変
性物を用いる場合、繊維全体の重量に対して約5〜50重
量%の範囲が好ましい。
【0018】さらに、本発明においては、合成繊維が捲
縮を有する捲縮加工糸であることが必要である。これに
より捲縮加工糸を織編物にした場合の吸水性が格段に向
上する。織編物の吸水性については大別して2種類あ
る。1つは、水が織編物組織やフィラメント間の空隙に
浸透、拡散する場合と、もう1つは織編物を構成する繊
維自体が吸水する場合である。合成繊維に捲縮が付与さ
れると、フィラメント間の空隙が増加し、織編物表面に
水が付着すると、毛細管現象により織編組織やフィラメ
ント間に水がすばやく浸透するので吸水性が向上する。
すなわち、前者の吸水性が向上する。
【0019】一方、捲縮を有しない吸水性繊維の場合、
例えば、吸放湿性成分として最も好ましく、吸水性をも
有する前記ポリエチレンオキサイド変性物を含有する合
成繊維は、繊維自体が吸水性を有する。すなわち、後者
の吸水性を有する。この合成繊維を衣料用途や生活資材
用途に用いる場合は、繊維の芯部にポリエチレンオイサ
イド変成物を、鞘部に繊維形成性ポリマーを配した繊維
を用いることが好ましいが、吸水性に乏しい繊維形成性
ポリマーが繊維表面を覆っているため、気体状態の水に
対する吸放湿性については問題ないものの、繊維表面に
液体状態の水が付着したときには、繊維内部に吸水され
るのにある程度の時間を要する。
【0020】ところが、本発明の捲縮加工糸は、織編物
にした場合、繊維が捲縮を有しているため、織編物表面
に水が付着すると、まず捲縮による吸水効果により、織
編組織やフィラメント間にすばやく吸水され、次いでこ
れらの水が繊維自体の吸水機能により繊維内部に吸水さ
れる。したがって、本発明の捲縮加工糸は、両者の相乗
効果により吸水性が大幅に向上し、天然繊維並あるいは
それ以上の吸水性を有することができる。
【0021】捲縮を付与する方法としては、どのような
方法でもよいが、例えば、仮撚加工法、押込捲縮加工
法、加熱流体による流体押込捲縮加工法などがある。中
でも、仮撚加工法は、品質安定性やコストの面で好まし
い。仮撚加工機としては、ピンタイプやディスクタイプ
の施撚装置を備えた一般的な仮撚加工機を用いることが
できる。仮撚加工条件としては、一般的な条件範囲で適
宜設定すればよく、通常は仮撚数(T/m)と繊維繊度
(d)の平方根との積で表される仮撚係数が15000 〜33
000 の範囲となる条件が採用されるが、本発明の効果が
得られる限り、これらに限定されるものではなく、仮撚
加工後にトルクを抑制するため連続して熱処理を行う2
段ヒータ仮撚加工を行うことも好ましい。
【0022】本発明に用いられる繊維形成性ポリマーと
しては、例えば、ナイロン6、ナイロン66などのポリ
アミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステ
ル、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィ
ンやこられの共重合ポリマーなどがあるが、これらに限
定されるものではない。また、繊維形成性ポリマーには
酸化防止剤、艶消し剤、紫外線吸収剤などの添加剤を添
加してもよい。
【0023】また、吸放湿性合成繊維の単糸繊度は一般
に 0.1〜20デニールの範囲が好ましいが、特に限定され
るものではなく、単糸の断面形状もどのような形状であ
ってもよい。
【0024】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、吸湿性、放湿性、吸水性、b値及び染色堅牢
度は、次のようにして測定した。 (1) ポリアルキレンオキサイド変性物の溶融粘度 測定試料としてポリアルキレンオキサイド変性物1.5
gを用い、フローテスター(島津製作所製CFT−50
0D)を用いて、荷重50kg/cm2 、温度170
℃、ダイ直径1mm、ダイ長さ1mmの条件で測定し
た。 (2) ポリアルキレンオキサイド変性物の吸水能(g/
g) 純水200ml中に、秤量したポリアルキレンオキサイ
ド変性物1gを添加し、24時間攪拌した後、200メ
ッシュの金網でろ過し、ろ過後のゲルの重量を吸水能
〔g(純水)/g(樹脂)〕とした。 (3) 吸湿性及び放湿性 筒編地の試料を、温度 105℃で2時間乾燥して重量W0
を測定する。 イ)その後、温度25℃×60%RHの条件下で24時間放置
して試料重量W1 を測定する。次に、この試料を温度34
℃×90%RHの条件下に移し、30分後の試料重量W2
測定する。 ロ)W2 測定後、さらに、同じ条件下に24時間放置し、
試料重量W3 を測定する。次いで、温度25℃×60%RH
の条件下に移し、30分後の試料重量W4 を測定する。 ハ)W4 測定後、市販の洗剤及び家庭用洗濯機を用いて
通常の洗濯を行い、屋外で日干しにより乾燥させる。上
記イ、ロ、ハの操作を1回として繰り返し5回行い、そ
れぞれn回目の吸湿性及び放湿性を下記式により求め
た。 吸湿性n(%)=〔(W2 −W1 )/W0 〕×100 放湿性n(%)=〔(W3 −W4 )/W0 〕×100 (4) 吸水性 JIS L 1018(滴下法及びバイレック法)に準
拠して行った。なお、バイレック法は3分後の測定値で
ある。 (5) b値 マクベス社製のMS−2020型分光光度計を用い、筒
編地の光反射率を測定し、国際照明委員会でで定義され
た色差式CIEL−ABから求めた(実際には分光光度
計により自動的に出力される)。測定に際し、筒編地以
外からの反射光の影響を極力小さくするため、筒編地を
幾重にも折り畳んで光が組織の間隙を通過しないことを
目視で確認した後、測定を行った。また、筒編地は、繊
維を製造した後、温湿度の管理がされていない室内で太
陽光は入射するが、直射日光の当たらない場所で30日間
放置した繊維を用いて作製した。 (6) 染色堅牢度 JIS L 0844 に準拠して行った。 (7) 吸湿時の風合 手触りによる官能検査で行い、ぬるぬる感がないものを
○、ややぬるぬる感があるものを△、ぬるぬる感が衣料
用として実用困難なものを×と評価した。
【0025】実施例1〜3 繊維形成性ポリマーとしてナイロン6又はポリエチレン
テレフタレート、吸放湿性成分としてポリエチレンオキ
サイドと、1,4-ブタンジオール及びジシクロヘキシルメ
タン-4,4'-ジイソシアネートとの反応物であるポリエチ
レンオキサイド変性物(吸水能35g/g、溶融粘度4
000ポイズ)を用い、これと繊維形成性ポリマーとの
ブレンド物を用い芯鞘型ノズルにて紡糸速度3600m/分
で紡糸し、50d/24fの高配向未延伸糸を得た。なお、
上記のポリエチレンオキサイド変性物は、特開平6−3
16623号公報に記載の吸水性樹脂の製法に準じて合
成した。次いで、得られた高配向未延伸糸を、フィード
ローラ、仮撚ヒータ、ピンタイプの仮撚施撚装置、デリ
ベリローラ、捲取装置を順次備えた仮撚加工機を用いて
仮撚加工を行った。紡糸と仮撚の条件及び得られた仮撚
捲縮加工糸の評価結果を表1に示す。なお、特に断わら
ない限り比率は重量比を表す。
【0026】比較例1 実施例2で用いた高配向未延伸糸を用い、仮撚加工する
ことなく、実施例2に示した仮撚加工時の延伸倍率と同
じ倍率で延伸することにより延伸糸を得た。
【0027】比較例2 ポリエチレンオキサイド変性物を用いなかった以外は、
実施例2と同様にしてナイロン6のみからなる仮撚捲縮
加工糸を得た。比較例1、2の紡糸と仮撚の条件及び得
られた糸条の評価結果を併せて表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から明らかなように、実施例1〜3で
得られた捲縮加工糸は、いずれも吸湿性、放湿性及び吸
水性に優れ、長期保管による色調変化も少なく、織編物
にした場合、染色堅牢度は良好であり、吸湿時の風合に
ついてもぬるぬる感がなく、衣料用途などへの実用化に
最適の加工糸であった。一方、捲縮を有しない比較例1
で得られた糸条は吸水性が劣り、また、ポリエチレンオ
キサイド変性物を含有しない比較例2で得られた捲縮加
工糸は、吸湿性と放湿性に劣るものであった。
【0030】実施例4 ポリエチレンオキサイド変性物の原料としてジシクロヘ
キシルメタン-4,4'-ジイソシアネートの代わりに芳香族
環をもつ4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネートを用
いた以外は実施例2と同様にして仮撚捲縮加工糸を得
た。この捲縮加工糸の吸放湿性や吸水性は実施例2と同
程度であったが、繊維の製造から30日後のb値は13.7で
あった。これは、衣料用織編物の表層に用いることには
不向きであるが、多層構造織編物の中間層に用いる場合
や色調変化が問題とならない資材用途への実用性につい
ては十分満足するものであった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、環境の温湿度状態によ
り吸湿機能や放湿機能を発揮し、かつ、温湿度状態が変
化しても繰り返し吸放湿性を発揮できる優れた吸放湿性
能を有し、しかも吸水性にも優れた吸放湿性捲縮加工糸
が提供される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D02G 3/36 D02G 3/36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸放湿性成分と繊維形成性ポリマーとか
    らなる合成繊維であって、25℃×60%RH環境下で平衡
    水分率に達した前記合成繊維を34℃×90%RH環境下に
    30分間放置したときの吸湿性が1.5%以上、34℃×
    90%RH環境下で平衡水分率に達した前記合成繊維を25
    ℃×60%RH環境下に30分間放置したときの放湿性が
    2%以上であり、かつ、捲縮を有することを特徴とする
    吸放湿性捲縮加工糸。
  2. 【請求項2】 吸放湿性成分がポリアルキレンオキサイ
    ドとポリオール及び脂肪族ジイソシアネート化合物との
    反応によって得られるポリアルキレンオキサイド変性物
    である請求項1記載の吸放湿性捲縮加工糸。
  3. 【請求項3】 合成繊維が吸放湿性成分を芯部に含有す
    る芯鞘型複合繊維である請求項1又は2記載の吸放湿性
    捲縮加工糸。
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