JPH1127994A - 発電電動機のギヤノイズ低減装置 - Google Patents

発電電動機のギヤノイズ低減装置

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JPH1127994A
JPH1127994A JP9175943A JP17594397A JPH1127994A JP H1127994 A JPH1127994 A JP H1127994A JP 9175943 A JP9175943 A JP 9175943A JP 17594397 A JP17594397 A JP 17594397A JP H1127994 A JPH1127994 A JP H1127994A
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torque
gear
generator motor
power source
control
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JP9175943A
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Izuho Hirano
出穂 平野
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新たな構成を追加することなく、回転動力源
(内燃機関)側のギヤと発電電動機側のギヤ間で発生す
る歯打ち衝撃を有効に低減する。 【解決手段】トルク変動を有する回転動力源1と、この
動力源1の回転軸の第1の歯車7aと、これと噛み合わ
せる第2の歯車8をもつ発電電動機2からなるシステム
において、回転動力源1の回転に同期したある任意のタ
イミングにおいて、トルクT1・持続時間t1の略パル
ス状トルクに引き続き、これとは反対方向のトルクT2
・持続時間t2の略パルス状トルクからなる制御トルク
を発電電動機2により発生させる。これによりギヤ当接
面切り替え時に、動力源側ギヤ〜発電電動機ギヤ間の相
対速度が0になるように発電電動機側ギヤを回転させ、
歯打ちの衝撃を大幅に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトルク変動を有する
回転動力源に対してギヤによって駆動される発電電動機
のギヤノイズを低減する装置に関するもので、特に自動
車などの内燃機関でギヤ駆動される発電電動機に係わる
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用エンジンにおいて、スタ
ータとオルタネータの一本化という観点から、あるいは
ハイブリッド自動車やエネルギー回生技術への関心の高
まりから、内燃機関と発電電動機の組み合わせが脚光を
浴びつつある。
【0003】その組み合わせの一形態として、発電電動
機を内燃機関に剛結してギヤを介して駆動する形態が考
えられる。この場合、大きなトルク変動を有する内燃機
関で発電電動機をギヤ駆動すると、トルクの符号が変わ
るたびに、内燃機関側のギヤと発電電動機側のギヤとの
間で発生する歯打ち衝撃により、ギヤノイズが発生する
という問題が起こりやすい。
【0004】このようなギヤノイズを低減するために、
例えばシザーズギヤの使用が考えられる。また、ギヤノ
イズをアクティブに低減する試みとしては、実開平5−
58801号公報に記載されているような、発電電動機
を用いてカムシャフトにキャンセルトルクを負荷するこ
とにより、カムシャフトギヤとアイドルギヤ間の歯打ち
音を抑制することが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記しギヤノ
イズ低減法のうち、シザーズギヤについてはその低減効
果に限界があり、しかも構造が複雑になるという欠点が
ある。
【0006】また、実開平5−58801号公報のもの
は、キャンセルトルクを負荷する際の発電電動機ギヤと
カムシャフトギヤ間の歯打ち音については、何ら対策が
考慮されていない。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、新たな構成を追加することな
く、回転動力源(内燃機関)側のギヤと発電電動機側の
ギヤ間で発生する歯打ち衝撃を有効に低減することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、トルク変
動を有する回転動力源と、この動力源の回転軸に接続さ
れた第1の歯車と、前記第1の歯車に噛み合わされる第
2の歯車と、第2の歯車を回転軸に接続した発電電動機
からなるシステムにおいて、前記動力源の回転に同期し
たある任意のタイミングにおいて、トルクT1・持続時
間t1の略パルス状トルクに引き続き、これと反対方向
のトルクT2・持続時間t2の略パルス状トルクからな
る制御トルクを前記発電電動機により発生させるように
する。
【0009】また第2の発明は、第1の発明において、
前記の制御トルク発生タイミングは前記動力源の発生ト
ルクが所定値T0となる瞬間に略一致し、トルクT1=
T1a+T1v・持続時間t1の略パルス状トルクに引
き続き、これと反対方向のトルクT2=T1a−T1v
・持続時間t2=t1の略パルス状トルク(ただし、T
1vは動力源の回転角加速度に対応したトルク、T1a
はT0に対応したトルク)からなる制御トルクを発電電
動機により発生させるものとする。
【0010】第3の発明は、第2の発明において、前記
動力源の回転部の慣性モーメントをI1、前記発電電動
機の慣性モーメントをI2、前記第1の歯車のピッチ円
径をφ1、前記第2の歯車のピッチ円径をφ2とする場
合、上記モーメントT1aを(I2φ1/I1φ2)T
0に略一致させるようにする。
【0011】第4の発明は、第2または第3の発明にお
いて、前記制御トルク発生の瞬間における動力源のトル
ク勾配の正負に応じて、前記トルクT1vの発生方向を
切り替えるものとする。
【0012】第5の発明は、第2〜第4の発明におい
て、前記制御トルク発生の瞬間における動力源のトルク
勾配の大きさに応じて、前記トルクT1vの振幅並びに
持続時間t1を可変とする。
【0013】第6の発明は、第2〜第5の発明におい
て、前記第1の歯車〜第2の歯車間のバックラッシュ長
がdである時、持続時間t1がd/T1vの二分の一乗
に略比例するようにする。
【0014】第7の発明は、第2〜第6の発明におい
て、制御トルク出力後も一定時間の間、発電電動機によ
るトルクT1aの発生を継続させる。
【0015】第8の発明は、第1〜第7の発明におい
て、前記発電電動機により、前記動力源のトルク変動を
打ち消す又は低減するためのキャンセルトルクを併せて
出力するようにする。
【0016】第9の発明は、第1〜第8の発明におい
て、前記動力源と発電電動機は剛結されており、前記動
力源から発電電動機にトルクを伝達する際に動力源及び
発電電動機の軸受部に発生する偶力をもって、動力源の
トルク反作用を打ち消すこととする。
【0017】
【作用】第1の発明にあっては、回転動力源の回転に同
期してある任意のタイミングにおいて、トルクT1・持
続時間t1の略パルス状トルクに引き続き、これとは反
対方向のトルクT2・持続時間t2の略パルス状トルク
からなる制御トルクを発電電動機により発生させるの
で、ギヤ当接面切り替え時において、接触時に動力源側
ギヤ〜発電電動機ギヤ間の相対速度が0になるように発
電電動機側ギヤを回転させ、歯打ちの衝撃を大幅に低減
することが可能となる。
【0018】第2の発明では、前記制御トルク発生タイ
ミングは前記動力源の発生トルクがT0となる瞬間に略
一致し、トルクT1=T1a+T1v・持続時間t1の
略パルス状トルクに引き続き、トルクT2=T1a−T
1v・持続時間t2=t1の略パルス状トルクからなる
制御トルクを発電電動機により発生させることにより、
最短時間でギヤ当接面の移動を行うことができ、高い応
答性を確保できる。
【0019】第3の発明では、前記動力源の回転部の慣
性モーメントをI1、前記発電電動機の慣性モーメント
をI2、前記第1の歯車のピッチ円径をφ1、前記第2
の歯車のピッチ円径をφ2とする場合、上記モーメント
T1aを(I2φ1/I1φ2)T0に略一致させるこ
とにより、動力源がトルクT0を発生している場合でも
動力源側ギヤと発電電動機側ギヤの相対運動が等速運動
となり、トルク制御が容易になるという効果がある。
【0020】第4の発明では、前記制御トルク発生の瞬
間における動力源のトルク勾配の正負に応じて、前記ト
ルクT1vの発生方向を切り替えることにより、動力源
側ギヤに対する発電電動機側ギヤの相対的な回転方向を
制御し、トルク負荷方向によらず歯打ち衝撃を低減する
ことができる。
【0021】第5の発明では、前記制御トルク発生の瞬
間における動力源のトルク勾配の大きさに応じて、前記
トルクT1vの振幅並びに持続時間t1を可変とするこ
とにより、発電電動機側ギヤの回転応答性を可変的に制
御でき、広い運転領域で歯打ち衝撃を低減できる。
【0022】第6の発明では、前記第1の歯車〜第2の
歯車間のバックラッシュ長がdである時、持続時間t1
がd/T1vの二分の一乗に略比例することにより、制
御時のトルク値とそのときのトルク勾配の2つの値から
出力トルクの波形が決定でき、トルク制御が簡単にな
る。
【0023】第7の発明では、制御トルク出力後も一定
時間の間、発電電動機によるトルクT1aの発生を継続
することにより、制御後の歯の浮きや急激なトルク負荷
の上昇を防ぐことが可能となる。
【0024】第8の発明では、前記発電電動機により、
前記動力源のトルク変動を打ち消す又は低減するための
キャンセルトルクを併せて出力することにより、歯打ち
騒音と動力源のトルク変動の両方を低減できる効果があ
る。
【0025】第9の発明では、前記動力源と発電電動機
は剛結されており、前記動力源から発電電動機にトルク
を伝達する際に動力源及び発電電動機の軸受け部に発生
する偶力をもって、動力源のトルク反作用を打ち消すこ
とにより、歯打ち騒音と系全体のロール振動の両方を低
減することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0027】図1〜図9に示す第1の実施形態は、本発
明によるギヤノイズ低減装置を内燃機関に取り付けられ
た発電電動機について適用した場合を示すものである。
【0028】図1において、1はエンジン本体、2は発
電電動機、3はエンジンのクランク角センサ、4はコン
トローラ、5はコントローラ4からの制御信号を発電電
動機2のトルクに変換するためのインバータ、6は発電
電動機2からの発電エネルギーを蓄積し、かつ電動機と
して駆動させる場合の電力を供給するためのバッテリー
(又はキャパシター)である。
【0029】エンジン本体1と発電電動機2は、例えば
図2に示すように、エンジン側のフライホイール又はド
ライブプレート7(以下、フライホイールと称する)上
に設けられたギヤ7aに発電電動機側のギヤ8を噛み合
わせ、動力の授受を行うようになっている。
【0030】次に、発電電動機2に制御トルクを付加す
ることにより、歯打ち衝撃を低減する原理(メカニズ
ム)について説明する。
【0031】いま、フライホイール7を含むエンジン側
の回転部の慣性モーメントをI1、発電電動機側の回転
部の慣性モーメントをI2、フライホイール7のギヤ7
aのピッチ円半径をr1、発電電動機のギヤ8のピッチ
円半径をr2とする(ただし以下において、ピッチ円半
径r1,r2の代わりにピッチ円径φ1,φ2を用いる
こともできる)。
【0032】なお、ここでは発電電動機側の回転部の慣
性モーメントは、トルクバランサーの役割も兼ねてい
る。
【0033】図3は、実際のエンジンにおけるクランク
軸のトルク変動を示したもので、エンジン回転2次の周
期でトルクが大きく変動していることが分かる。トルク
の符号は図2において時計回りを正とする。ここで、ト
ルク制御を行う時点での軸トルク値をT0とし、制御モ
ーメントが付加される時間は十分短いため制御中のクラ
ンク軸トルク値T0は一定に近似できると仮定する。さ
らに、フライホイール7のギヤ7a及び発電電動機ギヤ
8のピッチ円半径r1、r2は噛み合い部に比べて十分
大きく、噛み合い部の運動は、図4に示すように直線運
動に近似しているものとみなすことができる。なお、図
中dはバックラッシ長を表す。
【0034】この状態では回転トルクT0が存在するた
め、フライホイール7のギヤ7aと発電電動機ギヤ8間
には反力Nを介しての力の伝達が行われるが、説明の便
宜上、両者の間に力の受け渡しがない方が、歯打ち衝撃
低減の原理の説明が容易となるため、発電電動機側にト
ルクT1aを発生させて両者の間に力の受け渡しがない
状態を作ることにする。
【0035】そのためには、フライホイール側の加速度
a1=T0・r1/I1と、発電電動機側ギヤの加速度
a2=−T1a・r2/I2とが同一の値を取ればよい
(すなわち、a1=a2)。そこで、これを解いてT1
aについて整理すると、 T1a=−(I2・r1/I1・r2)T0 …(1) となる。上式の中に(−)の符号がつくのは、トルク符
号を時計回転方向に(+)と定めているためである。上
記トルクを発電電動機に付加することにより、フライホ
イール側の加速度と発電電動機側ギヤの加速度は同一と
なり、相対的にはお互いが静止している状態を瞬間的に
ではあるが作り出すことができる。
【0036】このような状態において、歯打ち衝撃を起
こさずにギヤの当接面を変更することは、言い換えれ
ば、図5において、発電電動機側ギヤ8を初速=終速=
0の条件で図5(A)の状態から(B)の状態に移行さ
せることに等しい。
【0037】現象が刹那的であることを考えると、この
移行は最短時間で完了することが望ましいが、発電電動
機の最大トルク値は有限であるため、移行時間を限りな
く小さくすることはできない。
【0038】このような問題は、制御入力に不等式拘束
がある場合の最適制御問題として解くことができる(例
えば、加藤憲一郎著「工学的最適制御」P.135〜1
38東京大学出版会 参照)。
【0039】これによって得られる結果は、図6に示す
ように前半でフル加速、後半でフル減速するパターンと
なる。このときの加速度を±amaxとすると、ama
xと持続時間tの間には次式の関係が成立する。
【0040】d/2=amax・t2/2 …(2) この時の発電電動機の発生トルクをT1vとすると、 T1v=−I2・amax/r2 …(3) であるから、(2)、(3)式よりamaxを消去して t=(−d・I2/T1v・r2)1/2 …(4) この(4)式は、T1vを大きく取ると持続時間tが短
くなることを示している。
【0041】最終的に発電電動機が発生する制御トルク
は、図7に示すように上記のT1aとT1vを足し合わ
せたものとなる。この場合、ギヤの移行が終了した時点
でもクランク軸(フライホイール)側にトルクT0が残
っているため、その瞬間に発電電動機側のトルクを0に
してしまうとせっかく図5(B)の状態で接したフライ
ホイール側ギヤがまた浮き上がって離れてしまう。それ
を防ぐために制御終了後もしばらくの間は発電電動機に
トルクT1aを発生させ、発電電動機側ギヤでフライホ
イール側ギヤを押し続ける必要がある。
【0042】発電電動機の制御トルクは制御を短時間で
終わらせることからは、常に最大値を使用することが望
ましいが、ギヤの移動をより確実に(穏やかに)行うと
いうこと、及び電力変動を抑制するということからは、
時間が許す限り制御トルクの値は小さく抑えることも望
まれる。
【0043】そのため、トルク変化の穏やかな場所では
制御トルクを小さめに取り、トルク変化の大きな場所で
は制御トルクを大きく取るといった工夫も必要となる。
【0044】以上のことをふまえて、発電電動機に対す
る信号入力から制御トルク出力までの流れを、図8のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0045】まず、ステップ102でエンジン回転速度
を入力する。発電電動機のトルク応答早さの限界から、
エンジン回転速度がある値以上になると制御が困難にな
るため、ステップ103でエンジン回転速度がある値を
超えると制御を行わないという判断を行う。
【0046】制御可能と判断した場合は、クランク角セ
ンサからのパルス間隔から算出したクランク軸回転角速
度ωをステップ104で読み込む。読み込んだ回転角速
度は回転角加速度及びその微分値の算出に使用するため
に数ループ分メモリに記憶させておく。またメモリには
クランク軸周りの等価慣性モーメント値を記憶させてお
き、ステップ105で、算出した回転角加速度及びその
微分値に等価慣性モーメント値をかけ合わせてクランク
軸トルクT及びその微分値(トルク勾配)T’を求め
る。
【0047】ここでエンジン側のトルクが所定値T0に
達したときに歯打ち防止の制御を行うものとし、ステッ
プ106では、今現在のトルクTがトルクT0に接近
し、かつまだ通過前であることを判断した場合にトルク
制御を行う。トルク制御を行う場合は、T+T’tx=
T0から、T=T0となる時間、つまり現時点からトル
クがT0に達するまでの時間txを、ステップ107で
一次近似的に推定し、演算時間等を考慮した上でステッ
プ108にて制御トルクを発生させるまでのdelay
量を決定する。
【0048】次にステップ109にてフライホイールギ
ヤと発電電動機側ギヤの動きをシンクロさせるためのト
ルクT1aの大きさを、Tla=−(I2・r1/I1
・r2)T0として算出し、ステップ110でギヤをバ
ックラッシ長d分移動させるためのトルクT1vをトル
ク勾配T’の比例量(T1v=K1・T’)として決定
し(ただし、K1は比例定数)、これらに基づいて、ス
テップ111でトルクの持続時間tを、t=(−d・I
2/T1v・r2)1/2として決定する。
【0049】以上の諸量を元にステップ112にて制御
トルク波形を決定する。ここでは制御終了後のトルクT
1a持続時間は固定値thで設定している。そしてステ
ップ113で制御信号を出力する。
【0050】このように算出した歯打ち防止トルクの波
形をエンジントルク変動と比較したものが図9である。
この図9から分かるように、制御トルクはエンジントル
ク変動波形が一定値T0とクロスするタイミングで発生
しており、そのときのトルク勾配が大きいほど制御トル
クが急峻に大きな値で付加されていることが理解でき
る。このような制御トルクを発電電動機2に発生させる
ことにより、フライホイール7と発電電動機2との間の
ギヤのギヤノイズが有効に低減できる。
【0051】次に本発明の第2の実施形態を図10〜図
12によって説明する。
【0052】システム構成は図1と同じであるが、発電
電動機2で歯打ち防止トルクだけでなくエンジンのトル
ク変動Teそのものを打ち消すキャンセルトルクTcを
出力することが、第1実施形態と異なる(図10参
照)。
【0053】このキャンセルトルクを出力することによ
り、クランク軸のトルク変動だけでなく、エンジン全体
のロール振動も低減できる。
【0054】制御のためのフローチャートを図11に示
す。
【0055】第1実施形態と異なる主な点はステップ2
14にてキャンセルトルクと歯打ち防止トルクを併せて
出力すること、また、歯打ち防止制御を行うタイミング
をエンジントルク=0の点に設定したため、ステップ2
13で決定する制御トルクの波形がより簡便になってい
ることである。
【0056】なお、キャンセルトルクは図12のよう
に、エンジン変動トルクを打ち消し合うトルク特性、つ
まりエンジン変動トルクと相似形で、かつ逆位相である
トルク特性に設定される。
【0057】具体的には、ステップ204でクランク軸
回転角速度、回転角加速度などに基づいてエンジントル
ク変動に対応したキャンセルトルクTcを算出する。ま
た、エンジントルク=0のときに制御トルクを発生する
ため、ステップ209で角速度α=0となる時間を推定
し、ステップ210で歯打ち防止トルク発生ディレイ量
を決定している。
【0058】算出した歯打ち防止トルクの波形をキャン
セルトルクと合成し、エンジントルク変動と比較したの
が図12である。このような制御トルクを発電電動機2
に発生させることにより、フライホイール7と発電電動
機ギヤ間のギヤノイズが有効に低減できるとともに、エ
ンジンのトルク変動も大幅に低減することが可能とな
り、エンジンのロール振動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】発電電動機の駆動レイアウトを示す構成図であ
る。
【図3】エンジンのトルク変動を示す図である。
【図4】噛み合い部を近似的に示す図である。
【図5】噛み合い部の歯の移動を示すもので、(A)は
移動前、(B)は移動後を表す。
【図6】図5において歯打ちを起こさない移動のための
制御パターン(加速度、速度、変位)を示す図である。
【図7】制御トルクの波形を示す図である。
【図8】第1の実施形態の制御のフローチャートであ
る。
【図9】歯打ち防止トルクとエンジントルク変動を比較
した図である。
【図10】第2の実施形態において発電電動機によるキ
ャンセルトルク発生を表す構成図である。
【図11】第2の実施形態の制御のフローチャートであ
る。
【図12】発電電動機発生トルクとエンジントルク変動
を比較した図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 発電電動機 3 クランク角センサ 4 コントローラ 7 フライホイール 7a ギヤ 8 ギヤ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク変動を有する回転動力源と、この
    動力源の回転軸に接続された第1の歯車と、前記第1の
    歯車に噛み合わされる第2の歯車と、第2の歯車を回転
    軸に接続した発電電動機からなるシステムにおいて、前
    記動力源の回転に同期したある任意のタイミングにおい
    て、トルクT1・持続時間t1の略パルス状トルクに引
    き続き、これと反対方向のトルクT2・持続時間t2の
    略パルス状トルクからなる制御トルクを前記発電電動機
    により発生させることを特徴とする発電電動機のギヤノ
    イズ低減装置。
  2. 【請求項2】 前記の制御トルク発生タイミングは前記
    動力源の発生トルクが所定値T0となる瞬間に略一致
    し、トルクT1=T1a+T1v・持続時間t1の略パ
    ルス状トルクに引き続き、これと反対方向のトルクT2
    =T1a−T1v・持続時間t2=t1の略パルス状ト
    ルク(ただし、T1vは動力源の回転角加速度に対応し
    たトルク、T1aはT0に対応したトルク)からなる制
    御トルクを発電電動機により発生させる請求項1に記載
    の発電電動機のギヤノイズ低減装置。
  3. 【請求項3】 前記動力源の回転部の慣性モーメントを
    I1、前記発電電動機の慣性モーメントをI2、前記第
    1の歯車のピッチ円径をφ1、前記第2の歯車のピッチ
    円径をφ2とする場合、上記トルクT1aを(I2φ1
    /I1φ2)T0に略一致させる請求項2記載の発電電
    動機のギヤノイズ低減装置。
  4. 【請求項4】 前記制御トルク発生の瞬間における動力
    源のトルク勾配の正負に応じて、前記トルクT1vの発
    生方向を切り替える請求項2又は3に記載の発電電動機
    のギヤノイズ低減装置。
  5. 【請求項5】 前記制御トルク発生の瞬間における動力
    源のトルク勾配の大きさに応じて、前記トルクT1vの
    振幅並びに持続時間t1を可変とする請求項2〜4のい
    ずれか一つに記載の発電電動機のギヤノイズ低減装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の歯車〜第2の歯車間のバック
    ラッシュ長がdである時、持続時間t1がd/T1vの
    二分の一乗に略比例する請求項2〜5のいずれか一つに
    記載の発電電動機のギヤノイズ低減装置。
  7. 【請求項7】 制御トルク出力後も一定時間の間、発電
    電動機によるトルクT1aの発生を継続する請求項2〜
    6のいずれか一つに記載の発電電動機のギヤノイズ低減
    装置。
  8. 【請求項8】 前記発電電動機により、前記動力源のト
    ルク変動を打ち消す又は低減するためのキャンセルトル
    クを併せて出力する請求項1〜7のいずれか一つに記載
    の発電電動機のギヤノイズ低減装置。
  9. 【請求項9】 前記動力源と発電電動機は剛結されてお
    り、前記動力源からの発電電動機にトルクを伝達する際
    に動力源及び発電電動機の軸受部に発生する偶力をもっ
    て、動力源のトルク反作用を打ち消す請求項1〜8のい
    ずれか一つに記載の発電電動機のギヤノイズ低減装置。
JP9175943A 1997-07-01 1997-07-01 発電電動機のギヤノイズ低減装置 Pending JPH1127994A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122690A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Toyota Motor Corp 動力伝達装置
EP3190696A1 (en) * 2002-02-25 2017-07-12 Daikin Industries, Ltd. Motor controlling method and apparatus thereof

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