JPH11280204A - 箱形断面梁及び箱形断面梁接合用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接続構造 - Google Patents
箱形断面梁及び箱形断面梁接合用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接続構造Info
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- JPH11280204A JPH11280204A JP9823998A JP9823998A JPH11280204A JP H11280204 A JPH11280204 A JP H11280204A JP 9823998 A JP9823998 A JP 9823998A JP 9823998 A JP9823998 A JP 9823998A JP H11280204 A JPH11280204 A JP H11280204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、コストが低廉で、利用空間が大き
くできる箱形断面梁及び箱形断面梁接合用ブラケット並
びに箱形断面梁と柱との接続構造を提供する。 【解決手段】 図1に示すように、箱形断面梁10は、
上フランジ11と、下フランジ12と、これらを接続し
て側面をなす、2枚のウェブ13を備えて内部に空間を
有する上下及び両側面が閉塞された鋼製部材である。上
下のフランジ同じ幅である。2枚のウェブ13の間隔
は、上フランジ11及び下フランジ12の縁が側方に突
出する間隔である。換言すれば、2枚のウェブ13は、
両フランジの縁から、フランジの幅方向中央よりに寄っ
ている。そのより幅は、図5に示すように後述するワン
サイドボルト50の頭部が上フランジ11及び下フラン
ジ12の縁から突出しない間隔である。両ウェブ13の
端部には、柱20と接合するためのボルト孔が開孔され
ている。。
くできる箱形断面梁及び箱形断面梁接合用ブラケット並
びに箱形断面梁と柱との接続構造を提供する。 【解決手段】 図1に示すように、箱形断面梁10は、
上フランジ11と、下フランジ12と、これらを接続し
て側面をなす、2枚のウェブ13を備えて内部に空間を
有する上下及び両側面が閉塞された鋼製部材である。上
下のフランジ同じ幅である。2枚のウェブ13の間隔
は、上フランジ11及び下フランジ12の縁が側方に突
出する間隔である。換言すれば、2枚のウェブ13は、
両フランジの縁から、フランジの幅方向中央よりに寄っ
ている。そのより幅は、図5に示すように後述するワン
サイドボルト50の頭部が上フランジ11及び下フラン
ジ12の縁から突出しない間隔である。両ウェブ13の
端部には、柱20と接合するためのボルト孔が開孔され
ている。。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱形断面梁及び箱
形断面梁接合用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接
続構造に属する。
形断面梁接合用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接
続構造に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、柱に梁を接合する場合、一般的に
は、柱面位置での現場溶接工法(梁ウェブ部の接合は高
力ボルト接合が多い)や、柱に予めほぼ同じ断面のブラ
ケットを付けておいて高力ボルト接合にて梁をつなぐこ
とにより行っていた。
は、柱面位置での現場溶接工法(梁ウェブ部の接合は高
力ボルト接合が多い)や、柱に予めほぼ同じ断面のブラ
ケットを付けておいて高力ボルト接合にて梁をつなぐこ
とにより行っていた。
【0003】梁がH形断面梁の場合にはいずれも問題な
く施工されるが、大スパン構造や大架構構造(メカ゛ストラクチ
ャー)などの場合で、梁断面が閉鎖形(箱形)になる場合
には、溶接施工上、ボルト施工上、いずれの方法も極め
て困難でコストの高いものとなる。
く施工されるが、大スパン構造や大架構構造(メカ゛ストラクチ
ャー)などの場合で、梁断面が閉鎖形(箱形)になる場合
には、溶接施工上、ボルト施工上、いずれの方法も極め
て困難でコストの高いものとなる。
【0004】これに関して、閉鎖形断面柱の接合におけ
る従来技術として、ワンサイドボルトを用いた方法があ
る。箱形断面柱上下を接合する方法(特開平2−747
38号、特開平4−34151号)、およびH形断面梁
を箱形断面柱に接合する方法などである。
る従来技術として、ワンサイドボルトを用いた方法があ
る。箱形断面柱上下を接合する方法(特開平2−747
38号、特開平4−34151号)、およびH形断面梁
を箱形断面柱に接合する方法などである。
【0005】本案は柱と梁とを接合する構造に係るが、
形態的には箱形断面柱上下を接合するものと類似である
ので、換言すれば柱―梁接合には無いので上記2件の出
願事例を従来技術とする。
形態的には箱形断面柱上下を接合するものと類似である
ので、換言すれば柱―梁接合には無いので上記2件の出
願事例を従来技術とする。
【0006】(1)特開平2−74738号公報記載の
発明は、柱の表裏両面にスプライスプレートを設け、上
柱に仮止めし、上下の柱をつきあわせた後に、ワンサイ
ドボルトで四側面を接合するものである。
発明は、柱の表裏両面にスプライスプレートを設け、上
柱に仮止めし、上下の柱をつきあわせた後に、ワンサイ
ドボルトで四側面を接合するものである。
【0007】(2)特開平4−34151号公報記載の
発明は、下柱の全ての側面に平板の下端部をボルト止め
した後、上柱を嵌入し、ワンサイドボルトで螺着し、上
下の柱を固着するものである。
発明は、下柱の全ての側面に平板の下端部をボルト止め
した後、上柱を嵌入し、ワンサイドボルトで螺着し、上
下の柱を固着するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。
術には以下に掲げる問題点があった。
【0009】(1)特開平2−74738号公報記載の
技術はコストが高かった。蓋し、ワンサイドボルトは通
常のボルトに対して10倍近い価格であり、接合部をワ
ンサイドボルトのみで構成することは極めてコストの高
いものとなるからである。
技術はコストが高かった。蓋し、ワンサイドボルトは通
常のボルトに対して10倍近い価格であり、接合部をワ
ンサイドボルトのみで構成することは極めてコストの高
いものとなるからである。
【0010】(2)また、特開平4−34151号公報
記載の従来技術では、ボルト頭が飛び出るため、吹き付
け耐火被覆の場合には被覆厚さが厚くなり、耐火ボード
被覆の場合にはボルト頭を分離して(ボルト頭を避けて
施工(ボルト頭分を浮かしてボードを貼ることにな
る))施工しなくてはならず、ボードコストおよび施工
コストが大きくなると同時にボルト頭が飛び出した分だ
け利用空間が狭くなるという問題点があった。
記載の従来技術では、ボルト頭が飛び出るため、吹き付
け耐火被覆の場合には被覆厚さが厚くなり、耐火ボード
被覆の場合にはボルト頭を分離して(ボルト頭を避けて
施工(ボルト頭分を浮かしてボードを貼ることにな
る))施工しなくてはならず、ボードコストおよび施工
コストが大きくなると同時にボルト頭が飛び出した分だ
け利用空間が狭くなるという問題点があった。
【0011】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、コストが低廉で、
利用空間が大きくできる箱形断面梁及び箱形断面梁接合
用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接続構造を提供
する点にある。
のであり、その目的とするところは、コストが低廉で、
利用空間が大きくできる箱形断面梁及び箱形断面梁接合
用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接続構造を提供
する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明の
要旨は、上フランジと、下フランジと、これらを接続し
て側面をなす、2枚のウェブを備えて内部に空間を有す
る上下及び両側面が閉塞された箱形断面梁であって、前
記2枚のウェブの間隔は前記フランジの幅よりも小さい
ことを特徴とする箱形断面梁に存する。請求項2記載の
発明の要旨は、前記各ウェブは、前記上フランジ及び下
フランジの外縁から、当該柱との接合に用いられるボル
トの頭部の長さだけ幅方向中央よりに位置して設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の箱形断面梁に存
する。請求項3記載の発明の要旨は、前記ウェブの端部
には、内部に作業者の手や裏当て金等を挿入容易な切り
欠きであるスカラップが設けられていることを特徴とす
る請求項1又は2記載の箱形断面梁に存する。請求項4
記載の発明の要旨は、上フランジと、下フランジと、こ
れらを接続して側面をなす、2枚のウェブを備えた箱形
断面梁を接続するために柱の側面に設けられる箱形断面
梁接合用ブラケットであって、前記箱形断面梁の上フラ
ンジが接続される上プレートと、下フランジが接続され
る下プレートと、両ウェブがそれぞれ接続される2枚の
側面プレートとを備え、該2枚の側面プレートの間隔は
前記フランジの幅よりも小さいことを特徴とする箱形断
面梁接合用ブラケットに存する。請求項5記載の発明の
要旨は、前記各側面プレートは、前記上プレート及び下
プレートの外縁から、当該梁との接合に用いられるボル
トの頭部の長さだけ幅方向中央よりに位置して設けられ
ていることを特徴とする請求項4記載の箱形断面梁接合
用ブラケットに存する。請求項6記載の発明の要旨は、
前記側面プレートの張り出し方向の端部には、内部に作
業者の手や裏当て金等を挿入容易な切り欠きであるスカ
ラップが設けられていることを特徴とする請求項4又は
5に記載の箱形断面梁接合用ブラケットに存する。請求
項7記載の発明の要旨は、上プレート及び下プレートの
端部には開先加工されていることを特徴とする請求項
4、5又は6に記載の箱形断面梁接合用ブラケットに存
する。請求項8記載の発明の要旨は、請求項4乃至7の
いずれかに記載の箱形断面梁接合用ブラケットが設けら
れたことを特徴とする箱形断面接続柱に存する。請求項
9記載の発明の要旨は、上フランジと、下フランジと、
これらを接続して側面をなす、2枚のウェブを備えて内
部に空間を有する上下及び両側面が閉塞された箱形断面
梁と、請求項8に記載の箱形断面梁接合用ブラケットと
が設けられた柱との接続構造であって、前記上フランジ
と前記上プレートとが、並びに前記下フランジと前記下
プレートとが溶接により接続され、前記各ウェブと前記
側面プレートとがそれぞれスプライスプレートを介して
ボルト接合されていることを特徴とする箱形断面梁と柱
との接続構造に存する。請求項10記載の発明の要旨
は、請求項1又は2に記載の箱形断面梁と、請求項8に
記載の箱形断面梁接合用ブラケットとが設けられた柱と
の接続構造であって、前記上フランジと前記上プレート
とが、並びに前記下フランジと前記下プレートとが溶接
により接続され、前記各ウェブと前記側面プレートとが
それぞれスプライスプレートによりボルト接合されてい
ることを特徴とする箱形断面梁と柱との接続構造に存す
る。
すべく以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明の
要旨は、上フランジと、下フランジと、これらを接続し
て側面をなす、2枚のウェブを備えて内部に空間を有す
る上下及び両側面が閉塞された箱形断面梁であって、前
記2枚のウェブの間隔は前記フランジの幅よりも小さい
ことを特徴とする箱形断面梁に存する。請求項2記載の
発明の要旨は、前記各ウェブは、前記上フランジ及び下
フランジの外縁から、当該柱との接合に用いられるボル
トの頭部の長さだけ幅方向中央よりに位置して設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の箱形断面梁に存
する。請求項3記載の発明の要旨は、前記ウェブの端部
には、内部に作業者の手や裏当て金等を挿入容易な切り
欠きであるスカラップが設けられていることを特徴とす
る請求項1又は2記載の箱形断面梁に存する。請求項4
記載の発明の要旨は、上フランジと、下フランジと、こ
れらを接続して側面をなす、2枚のウェブを備えた箱形
断面梁を接続するために柱の側面に設けられる箱形断面
梁接合用ブラケットであって、前記箱形断面梁の上フラ
ンジが接続される上プレートと、下フランジが接続され
る下プレートと、両ウェブがそれぞれ接続される2枚の
側面プレートとを備え、該2枚の側面プレートの間隔は
前記フランジの幅よりも小さいことを特徴とする箱形断
面梁接合用ブラケットに存する。請求項5記載の発明の
要旨は、前記各側面プレートは、前記上プレート及び下
プレートの外縁から、当該梁との接合に用いられるボル
トの頭部の長さだけ幅方向中央よりに位置して設けられ
ていることを特徴とする請求項4記載の箱形断面梁接合
用ブラケットに存する。請求項6記載の発明の要旨は、
前記側面プレートの張り出し方向の端部には、内部に作
業者の手や裏当て金等を挿入容易な切り欠きであるスカ
ラップが設けられていることを特徴とする請求項4又は
5に記載の箱形断面梁接合用ブラケットに存する。請求
項7記載の発明の要旨は、上プレート及び下プレートの
端部には開先加工されていることを特徴とする請求項
4、5又は6に記載の箱形断面梁接合用ブラケットに存
する。請求項8記載の発明の要旨は、請求項4乃至7の
いずれかに記載の箱形断面梁接合用ブラケットが設けら
れたことを特徴とする箱形断面接続柱に存する。請求項
9記載の発明の要旨は、上フランジと、下フランジと、
これらを接続して側面をなす、2枚のウェブを備えて内
部に空間を有する上下及び両側面が閉塞された箱形断面
梁と、請求項8に記載の箱形断面梁接合用ブラケットと
が設けられた柱との接続構造であって、前記上フランジ
と前記上プレートとが、並びに前記下フランジと前記下
プレートとが溶接により接続され、前記各ウェブと前記
側面プレートとがそれぞれスプライスプレートを介して
ボルト接合されていることを特徴とする箱形断面梁と柱
との接続構造に存する。請求項10記載の発明の要旨
は、請求項1又は2に記載の箱形断面梁と、請求項8に
記載の箱形断面梁接合用ブラケットとが設けられた柱と
の接続構造であって、前記上フランジと前記上プレート
とが、並びに前記下フランジと前記下プレートとが溶接
により接続され、前記各ウェブと前記側面プレートとが
それぞれスプライスプレートによりボルト接合されてい
ることを特徴とする箱形断面梁と柱との接続構造に存す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。まず、本実施の形態に係る
箱形断面梁10、柱20について説明する。
に基づいて詳細に説明する。まず、本実施の形態に係る
箱形断面梁10、柱20について説明する。
【0014】図1乃至図3に示すように、箱形断面梁1
0は、上フランジ11と、下フランジ12と、これらを
接続して側面をなす、2枚のウェブ13を備えて内部に
空間を有する上下及び両側面が閉塞された鋼製部材であ
る。上下のフランジ同じ幅である。2枚のウェブ13の
間隔は、上フランジ11及び下フランジ12の縁が側方
に突出する間隔である。換言すれば、2枚のウェブ13
は、両フランジの縁から、フランジの幅方向中央よりに
寄っている。そのより幅は、図5に示すように後述する
ワンサイドボルト50の頭部が上フランジ11及び下フ
ランジ12の縁から突出しない間隔である。両ウェブ1
3の端部には、柱20と接合するためのボルト孔が開孔
されている。
0は、上フランジ11と、下フランジ12と、これらを
接続して側面をなす、2枚のウェブ13を備えて内部に
空間を有する上下及び両側面が閉塞された鋼製部材であ
る。上下のフランジ同じ幅である。2枚のウェブ13の
間隔は、上フランジ11及び下フランジ12の縁が側方
に突出する間隔である。換言すれば、2枚のウェブ13
は、両フランジの縁から、フランジの幅方向中央よりに
寄っている。そのより幅は、図5に示すように後述する
ワンサイドボルト50の頭部が上フランジ11及び下フ
ランジ12の縁から突出しない間隔である。両ウェブ1
3の端部には、柱20と接合するためのボルト孔が開孔
されている。
【0015】柱20は、横断面矩形の中空の柱20であ
り、側面にブラケット30が設けられている。ブラケッ
ト30は、図1,図2及び図4に示すように一端を柱2
0に接続された、上プレート31と、下プレート32
と、2枚の側面プレート33とを備えている。2枚の側
面プレート33の間隔は、前記ウェブ13の間隔と等し
い。上プレート31及び下プレート32は、その縁が側
面プレート33よりも側方へ突出している。上プレート
31及び下プレート32の端部上面には開先加工を施し
てある。さらに、側面プレート33には、図2及び図4
に示すように、その張り出し方向の端部の上部及び下部
が切り欠かれて上スカラップ33a及び下スカラップ3
3bが設けられている。本実施の形態においては、ウェ
ブ13の端部にも上スカラップ13aが設けられてい
る。その大きさは、大型の箱形断面梁10でも、梁幅は
300mmからせいぜい500mm程度であるから、ウェブ13を
両側50〜75mm程度寄せてあるとすると、大きな切り込み
を通して片側から作業すべき幅は100mm〜200mm程度であ
り、梁せい(600〜1000mm程度)に比較してそれほど大
きな切り込みが必要とはならない。両側面プレート33
の端部には、箱形断面梁10と接合するためのボルト孔
が開孔されている。
り、側面にブラケット30が設けられている。ブラケッ
ト30は、図1,図2及び図4に示すように一端を柱2
0に接続された、上プレート31と、下プレート32
と、2枚の側面プレート33とを備えている。2枚の側
面プレート33の間隔は、前記ウェブ13の間隔と等し
い。上プレート31及び下プレート32は、その縁が側
面プレート33よりも側方へ突出している。上プレート
31及び下プレート32の端部上面には開先加工を施し
てある。さらに、側面プレート33には、図2及び図4
に示すように、その張り出し方向の端部の上部及び下部
が切り欠かれて上スカラップ33a及び下スカラップ3
3bが設けられている。本実施の形態においては、ウェ
ブ13の端部にも上スカラップ13aが設けられてい
る。その大きさは、大型の箱形断面梁10でも、梁幅は
300mmからせいぜい500mm程度であるから、ウェブ13を
両側50〜75mm程度寄せてあるとすると、大きな切り込み
を通して片側から作業すべき幅は100mm〜200mm程度であ
り、梁せい(600〜1000mm程度)に比較してそれほど大
きな切り込みが必要とはならない。両側面プレート33
の端部には、箱形断面梁10と接合するためのボルト孔
が開孔されている。
【0016】係る接続構造では、図1乃至図3に示すよ
うに、上フランジ11と上プレート31とが、並びに下
フランジ12と下プレート32とが溶接により接続さ
れ、各ウェブ13と側面プレート33とがそれぞれスプ
ライスプレート40を介してボルト接合されている。ボ
ルトにはワンサイドボルト50が用いられている。
うに、上フランジ11と上プレート31とが、並びに下
フランジ12と下プレート32とが溶接により接続さ
れ、各ウェブ13と側面プレート33とがそれぞれスプ
ライスプレート40を介してボルト接合されている。ボ
ルトにはワンサイドボルト50が用いられている。
【0017】次に、箱形断面梁10と柱20との接続方
法を説明する。工場にて製作されたブラケット30が設
けられた柱20と、箱形断面梁10を現場に搬入する。
法を説明する。工場にて製作されたブラケット30が設
けられた柱20と、箱形断面梁10を現場に搬入する。
【0018】次いで、各ウェブ13と側面プレート33
とがそれぞれスプライスプレート40を介してワンサイ
ドボルト50により締結し接続する。
とがそれぞれスプライスプレート40を介してワンサイ
ドボルト50により締結し接続する。
【0019】次いで、上フランジ11と上プレート31
とが、並びに下フランジ12と下プレート32とを溶接
する。上フランジ11と上プレート31との溶接は、上
スカラップ33aから裏当て金を挿入し、溶接部分に裏
当てし、開先が設けられた上プレート31と上フランジ
11との端面同士を溶接する。下フランジ12と下プレ
ート32との溶接は、下プレート32の下面側から裏当
てし、下スカラップ33bから溶接器具を挿入して溶接
を行う。
とが、並びに下フランジ12と下プレート32とを溶接
する。上フランジ11と上プレート31との溶接は、上
スカラップ33aから裏当て金を挿入し、溶接部分に裏
当てし、開先が設けられた上プレート31と上フランジ
11との端面同士を溶接する。下フランジ12と下プレ
ート32との溶接は、下プレート32の下面側から裏当
てし、下スカラップ33bから溶接器具を挿入して溶接
を行う。
【0020】なお、ボルトの締結作業と溶接作業のいず
れを先に行ってもよく、また、同時に行うこともでき
る。以上の工程により箱形断面梁10と柱20とを接合
することができる。
れを先に行ってもよく、また、同時に行うこともでき
る。以上の工程により箱形断面梁10と柱20とを接合
することができる。
【0021】実施の形態に係る箱形断面梁10及び箱形
断面梁10接合用ブラケット30は上記の如く構成され
ているので、以下に掲げる効果を奏する。
断面梁10接合用ブラケット30は上記の如く構成され
ているので、以下に掲げる効果を奏する。
【0022】高価なワンサイドボルト50を使用するの
はウェブ13と側面プレート33との接合のみなので
(上フランジ11及び下フランジ12の接合には使用し
ない)、ワンサイドボルト50の使用本数が少なくて済
む。その結果、施工コストを低減することができる。
はウェブ13と側面プレート33との接合のみなので
(上フランジ11及び下フランジ12の接合には使用し
ない)、ワンサイドボルト50の使用本数が少なくて済
む。その結果、施工コストを低減することができる。
【0023】また、従来例では図6のごとくワンサイド
ボルト50の頭部が側方へ突出していた。これに対し
て、本実施の形態では、ワンサイドボルト50の頭分だ
け内側に寄せて構成してあるので、図5に示すようにワ
ンサイドボルト50の頭部が側方へ突出しない。したが
って、被覆後の梁の幅を小さくすることができ、その結
果、図5及び図6の対比から明らかなように、同じフラ
ンジ幅の箱形断面梁であっても、本実施の形態に係る梁
の方が幅が小さくなり、梁が架設された空間を大きくす
ることができる。
ボルト50の頭部が側方へ突出していた。これに対し
て、本実施の形態では、ワンサイドボルト50の頭分だ
け内側に寄せて構成してあるので、図5に示すようにワ
ンサイドボルト50の頭部が側方へ突出しない。したが
って、被覆後の梁の幅を小さくすることができ、その結
果、図5及び図6の対比から明らかなように、同じフラ
ンジ幅の箱形断面梁であっても、本実施の形態に係る梁
の方が幅が小さくなり、梁が架設された空間を大きくす
ることができる。
【0024】また、2枚のウェブ13の間隔をフランジ
幅より小さくしているので、図7乃至図10に示すよう
に、角形柱のようにウェブの位置をフランジ幅外縁にす
る場合に比較して溶接組立が楽である。図7及び図8が
本実施の形態に係り、図9及び図10が従来例に係る。
幅より小さくしているので、図7乃至図10に示すよう
に、角形柱のようにウェブの位置をフランジ幅外縁にす
る場合に比較して溶接組立が楽である。図7及び図8が
本実施の形態に係り、図9及び図10が従来例に係る。
【0025】ブラケット30の上プレート31及び下プ
レート32には開先が設けられているので、通常のH形
断面梁の溶接と同じ施工ができる)。
レート32には開先が設けられているので、通常のH形
断面梁の溶接と同じ施工ができる)。
【0026】また、ブラケット30側に開先やスカラッ
プを設けるので、長尺な箱形断面梁10にそれらを設け
る場合よりも囲うが容易である。
プを設けるので、長尺な箱形断面梁10にそれらを設け
る場合よりも囲うが容易である。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を適用する上で好適な接続構造に適用するこ
とができる。例えば、箱形断面でとりわけ幅に比較して
高さが高い長方形断面の部材であれば、そのような断面
の柱、あるいは大架構における斜材(ブレース状の部
材)であっても適用可能である。
ず、本発明を適用する上で好適な接続構造に適用するこ
とができる。例えば、箱形断面でとりわけ幅に比較して
高さが高い長方形断面の部材であれば、そのような断面
の柱、あるいは大架構における斜材(ブレース状の部
材)であっても適用可能である。
【0028】また、上記実施の形態においてはブラケッ
ト30の上下のプレートの端部に開先加工したが、梁の
端部に開先加工してもよい。
ト30の上下のプレートの端部に開先加工したが、梁の
端部に開先加工してもよい。
【0029】また、スカラップを、2枚の側面プレート
33の双方に設けても良し、片側のみに設けても良い。
また、スカラップを箱形断面梁10のウェブ13のみに
設けても良いし、ブラケット30の側面プレート33と
の双方に設けることもできる。
33の双方に設けても良し、片側のみに設けても良い。
また、スカラップを箱形断面梁10のウェブ13のみに
設けても良いし、ブラケット30の側面プレート33と
の双方に設けることもできる。
【0030】また、ブラケット30を柱20の各側面に
設けることもできる。 また、上記実施の形態において
はブラケット30の側面プレート33と、箱形断面梁1
0のウェブ13との双方を幅方向中央よりに寄せていた
が、本発明はそれに限定されることなく、どちらか一方
のみを幅方向中央よりに寄せることも可能である。
設けることもできる。 また、上記実施の形態において
はブラケット30の側面プレート33と、箱形断面梁1
0のウェブ13との双方を幅方向中央よりに寄せていた
が、本発明はそれに限定されることなく、どちらか一方
のみを幅方向中央よりに寄せることも可能である。
【0031】また、ブラケットの側面プレートの間隔
(内寸)を、箱形断面梁の間隔(外寸)と同じにし、上
下のフランジ又は上下のプレートを短くしておけば、図
11に示すようにブラケット30’と箱形断面梁10’
とをスプライスプレートを介さずに直接ボルト接合する
ことも可能である。
(内寸)を、箱形断面梁の間隔(外寸)と同じにし、上
下のフランジ又は上下のプレートを短くしておけば、図
11に示すようにブラケット30’と箱形断面梁10’
とをスプライスプレートを介さずに直接ボルト接合する
ことも可能である。
【0032】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0033】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
一符号を付している。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。高価なワンサイドボル
トを使用するのはウェブと側面プレートとの接合のみな
ので、ワンサイドボルトの使用本数が少なくて済み、そ
の結果、施工コストを低減することができる。
で、以下に掲げる効果を奏する。高価なワンサイドボル
トを使用するのはウェブと側面プレートとの接合のみな
ので、ワンサイドボルトの使用本数が少なくて済み、そ
の結果、施工コストを低減することができる。
【0035】また、ウェブ内側に寄せて構成してあるの
で、ボルトの頭部が側方へ突出しない、或いは突出量が
小さい。したがって、被覆後の梁の幅を小さくすること
ができ、その結果、梁が架設された空間を大きくするこ
とができる。
で、ボルトの頭部が側方へ突出しない、或いは突出量が
小さい。したがって、被覆後の梁の幅を小さくすること
ができ、その結果、梁が架設された空間を大きくするこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る箱形断面梁と柱との
接続構造を示す水平断面図(図2のY―Y断面)であ
る。
接続構造を示す水平断面図(図2のY―Y断面)であ
る。
【図2】図1に示す箱形断面梁と柱との接続構造の側面
図である。
図である。
【図3】図2のX矢視図である。
【図4】図1に示すブラケットの正面図である。
【図5】図1に示す箱形断面梁の鉛直断面図である。
【図6】従来例に係る梁の鉛直断面図である。
【図7】図1に示す箱形断面梁の鉛直断面図である。
【図8】図7において円で囲まれた部分の拡大図であ
る。
る。
【図9】従来例に係る矛型断面梁の鉛直断面図である。
【図10】図9において円で囲まれた部分の拡大図であ
る。
る。
【図11】本発明の他の実施の形態に係る箱形断面梁と
柱との接続構造の側面図である。
柱との接続構造の側面図である。
10,10’ 箱形断面梁 11 上フランジ 12 下フランジ 13 ウェブ 13a 上スカラップ 20 柱 30,30’ ブラケット 31 上プレート 32 下プレート 33 側面プレート 33a 上スカラップ 33b 下スカラップ 40 スプライスプレート 50 ワンサイドボルト
Claims (10)
- 【請求項1】 上フランジと、下フランジと、これらを
接続して側面をなす、2枚のウェブを備えて内部に空間
を有する上下及び両側面が閉塞された箱形断面梁であっ
て、前記2枚のウェブの間隔は前記フランジの幅よりも
小さいことを特徴とする箱形断面梁。 - 【請求項2】 前記各ウェブは、前記上フランジ及び下
フランジの外縁から、当該柱との接合に用いられるボル
トの頭部の長さだけ幅方向中央よりに位置して設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の箱形断面梁。 - 【請求項3】 前記ウェブの端部には、内部に作業者の
手や裏当て金等を挿入容易な切り欠きであるスカラップ
が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
の箱形断面梁に存する。 - 【請求項4】 上フランジと、下フランジと、これらを
接続して側面をなす、2枚のウェブを備えた箱形断面梁
を接続するために柱の側面に設けられる箱形断面梁接合
用ブラケットであって、 前記箱形断面梁の上フランジが接続される上プレート
と、下フランジが接続される下プレートと、両ウェブが
それぞれ接続される2枚の側面プレートとを備え、該2
枚の側面プレートの間隔は前記フランジの幅よりも小さ
いことを特徴とする箱形断面梁接合用ブラケット。 - 【請求項5】 前記各側面プレートは、前記上プレート
及び下プレートの外縁から、当該梁との接合に用いられ
るボルトの頭部の長さだけ幅方向中央よりに位置して設
けられていることを特徴とする請求項4記載の箱形断面
梁接合用ブラケット。 - 【請求項6】 前記側面プレートの張り出し方向の端部
には、内部に作業者の手や裏当て金等を挿入容易な切り
欠きであるスカラップが設けられていることを特徴とす
る請求項4又は5に記載の箱形断面梁接合用ブラケッ
ト。 - 【請求項7】 上プレート及び下プレートの端部には開
先加工されていることを特徴とする請求項4、5又は6
に記載の箱形断面梁接合用ブラケット。 - 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれかに記載の箱形
断面梁接合用ブラケットが設けられたことを特徴とする
箱形断面接続柱。 - 【請求項9】 上フランジと、下フランジと、これらを
接続して側面をなす、2枚のウェブを備えて内部に空間
を有する上下及び両側面が閉塞された箱形断面梁と、請
求項8に記載の箱形断面梁接合用ブラケットとが設けら
れた柱との接続構造であって、 前記上フランジと前記上プレートとが、並びに前記下フ
ランジと前記下プレートとが溶接により接続され、前記
各ウェブと前記側面プレートとがそれぞれスプライスプ
レートを介してボルト接合されていることを特徴とする
箱形断面梁と柱との接続構造。 - 【請求項10】 請求項1又は2に記載の箱形断面梁
と、 請求項8に記載の箱形断面梁接合用ブラケットとが設け
られた柱との接続構造であって、 前記上フランジと前記上プレートとが、並びに前記下フ
ランジと前記下プレートとが溶接により接続され、 前記各ウェブと前記側面プレートとがそれぞれスプライ
スプレートによりボルト接合されていることを特徴とす
る箱形断面梁と柱との接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9823998A JPH11280204A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 箱形断面梁及び箱形断面梁接合用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9823998A JPH11280204A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 箱形断面梁及び箱形断面梁接合用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接続構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280204A true JPH11280204A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14214418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9823998A Pending JPH11280204A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 箱形断面梁及び箱形断面梁接合用ブラケット並びに箱形断面梁と柱との接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11280204A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106677337A (zh) * | 2017-01-11 | 2017-05-17 | 广东省建筑设计研究院 | 一种箱型钢梁与钢管混凝土柱的连接节点及其施工方法 |
| JP2024001792A (ja) * | 2022-06-22 | 2024-01-10 | 株式会社テム | H形鋼の接続構造 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP9823998A patent/JPH11280204A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106677337A (zh) * | 2017-01-11 | 2017-05-17 | 广东省建筑设计研究院 | 一种箱型钢梁与钢管混凝土柱的连接节点及其施工方法 |
| CN106677337B (zh) * | 2017-01-11 | 2023-02-17 | 广东省建筑设计研究院有限公司 | 一种箱型钢梁与钢管混凝土柱的连接节点及其施工方法 |
| JP2024001792A (ja) * | 2022-06-22 | 2024-01-10 | 株式会社テム | H形鋼の接続構造 |
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