JPH11280443A - 強制潤滑式2サイクルエンジン - Google Patents
強制潤滑式2サイクルエンジンInfo
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- JPH11280443A JPH11280443A JP8526498A JP8526498A JPH11280443A JP H11280443 A JPH11280443 A JP H11280443A JP 8526498 A JP8526498 A JP 8526498A JP 8526498 A JP8526498 A JP 8526498A JP H11280443 A JPH11280443 A JP H11280443A
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- Japan
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- chamber
- crank chamber
- lubricating oil
- crankcase
- stroke engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/20—Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1812—Number of cylinders three
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランク室圧縮型の2サイクルエンジンにお
いて、クランク室の予圧比を適正に保持し、潤滑油を円
滑に供給して補機や補機駆動用歯車を適正な潤滑状態に
保つ。 【解決手段】 クランク室圧縮型の2サイクルエンジン
に、クランク軸4に歯車連結されて回転する補機22
A,57または補機駆動用歯車43a,62を収容する
収容室55a,55bを設け、その収容室55a,55
b内に潤滑油LOを供給するオイルポンプ52を設け
る。収容室55a,55bとクランク室54間の隔壁6
3a,63bに、両室を連通する連通路68a,68b
を設ける。この連通路68a,68bには、収容室55
a,55bからクランク室54への流体の流入のみを許
す逆止弁69を設ける。
いて、クランク室の予圧比を適正に保持し、潤滑油を円
滑に供給して補機や補機駆動用歯車を適正な潤滑状態に
保つ。 【解決手段】 クランク室圧縮型の2サイクルエンジン
に、クランク軸4に歯車連結されて回転する補機22
A,57または補機駆動用歯車43a,62を収容する
収容室55a,55bを設け、その収容室55a,55
b内に潤滑油LOを供給するオイルポンプ52を設け
る。収容室55a,55bとクランク室54間の隔壁6
3a,63bに、両室を連通する連通路68a,68b
を設ける。この連通路68a,68bには、収容室55
a,55bからクランク室54への流体の流入のみを許
す逆止弁69を設ける。
Description
【0001】本発明は、クランク軸に連動して回転する
補機や補機駆動用歯車を強制潤滑する機能を持つ2サイ
クルエンジンに関するものである。
補機や補機駆動用歯車を強制潤滑する機能を持つ2サイ
クルエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】小型滑走
艇用の2サイクルエンジンとして、混合気をクランク室
で圧縮したのち燃焼室へ導くクランク室圧縮型を用い、
クランク軸に連動して回転するバランサ,マグネトロー
タなどの補機やスタータ歯車などの補機駆動用歯車と、
これらの補機や補機駆動用歯車を収容する収容室とを設
け、クランク室に導入した混合気を、クランク室から収
容室に導いて補機や補機駆動用歯車を潤滑するようにし
たものが知られている。しかし、この2サイクルエンジ
ンの潤滑機構では、潤滑量が不足する場合がある。ま
た、クランク室が収容室と連通するため、クランク室の
容積が実質的に大きくなり、それだけ混合気のクランク
室圧縮の予圧比が低下し、エンジンの出力低下を来すこ
とにもなる。
艇用の2サイクルエンジンとして、混合気をクランク室
で圧縮したのち燃焼室へ導くクランク室圧縮型を用い、
クランク軸に連動して回転するバランサ,マグネトロー
タなどの補機やスタータ歯車などの補機駆動用歯車と、
これらの補機や補機駆動用歯車を収容する収容室とを設
け、クランク室に導入した混合気を、クランク室から収
容室に導いて補機や補機駆動用歯車を潤滑するようにし
たものが知られている。しかし、この2サイクルエンジ
ンの潤滑機構では、潤滑量が不足する場合がある。ま
た、クランク室が収容室と連通するため、クランク室の
容積が実質的に大きくなり、それだけ混合気のクランク
室圧縮の予圧比が低下し、エンジンの出力低下を来すこ
とにもなる。
【0003】これとは別に、収容室に潤滑油を溜めるオ
イル・バス方式の2サイクルエンジンも知られている。
しかし、この構成では、収容室内の潤滑油が使用に伴い
消耗するので、収容室内における潤滑油の液面レベルの
チェックや、潤滑油補給が必要となり、メインテナンス
に手間がかかる。また、エンジンの搭載状況によって
は、潤滑油の液面レベルを容易に確認できない場合もあ
る。
イル・バス方式の2サイクルエンジンも知られている。
しかし、この構成では、収容室内の潤滑油が使用に伴い
消耗するので、収容室内における潤滑油の液面レベルの
チェックや、潤滑油補給が必要となり、メインテナンス
に手間がかかる。また、エンジンの搭載状況によって
は、潤滑油の液面レベルを容易に確認できない場合もあ
る。
【0004】また、これらの2サイクルエンジンでは、
とくに高い潤滑性の要求されるクランク軸の端部の軸受
や大端軸受部の潤滑が、混合気による通常潤滑となるた
め、それらの部分を適正な潤滑状態に保つことができな
い。
とくに高い潤滑性の要求されるクランク軸の端部の軸受
や大端軸受部の潤滑が、混合気による通常潤滑となるた
め、それらの部分を適正な潤滑状態に保つことができな
い。
【0005】さらに、オイルポンプにより収容室に潤滑
油を供給するとともに、供給した潤滑油を順次、オイル
ポンプにリターンするようにした構成のものも知られて
いる。しかし、この場合には、潤滑油のリターン経路で
エアー噛みやごみ詰まりが起きる場合があり、潤滑油の
円滑な循環が容易でない。他の例として、オイルポンプ
の回転軸内に潤滑油通路を形成するものもあるが(実開
昭63−177607号)、補機等の歯車面への潤滑油
の供給は十分でない。
油を供給するとともに、供給した潤滑油を順次、オイル
ポンプにリターンするようにした構成のものも知られて
いる。しかし、この場合には、潤滑油のリターン経路で
エアー噛みやごみ詰まりが起きる場合があり、潤滑油の
円滑な循環が容易でない。他の例として、オイルポンプ
の回転軸内に潤滑油通路を形成するものもあるが(実開
昭63−177607号)、補機等の歯車面への潤滑油
の供給は十分でない。
【0006】そこで、従来の潤滑機構の問題点を改善す
る手段として、本出願人は、先に、オイルポンプにより
収納室に潤滑油を供給するとともに、クランク軸の外周
に設けたラビリンスシールを介して収納室とクランク室
とを連通し、クランク室の負圧状態時に収容室に溜まっ
た潤滑油をラビルンスシールを経てクランク室に流入さ
せることを提案した(特願平9−175964号)。し
かしながら、この先願では、クランクケース内に水が入
ると、その水がラビリンスシールを経て収納室に流入し
潤滑油と混合する場合がある。
る手段として、本出願人は、先に、オイルポンプにより
収納室に潤滑油を供給するとともに、クランク軸の外周
に設けたラビリンスシールを介して収納室とクランク室
とを連通し、クランク室の負圧状態時に収容室に溜まっ
た潤滑油をラビルンスシールを経てクランク室に流入さ
せることを提案した(特願平9−175964号)。し
かしながら、この先願では、クランクケース内に水が入
ると、その水がラビリンスシールを経て収納室に流入し
潤滑油と混合する場合がある。
【0007】そこで、本発明は、クランク室の予圧比を
適正に保持し、潤滑油を円滑に供給して補機や補機駆動
用歯車を適正な潤滑状態に保つことができる2サイクル
エンジンを提供することを目的とするものである。
適正に保持し、潤滑油を円滑に供給して補機や補機駆動
用歯車を適正な潤滑状態に保つことができる2サイクル
エンジンを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の2サイクルエンジンは、燃料と潤滑油を
含む混合気をクランク室の体積変化により圧縮したのち
燃焼室へ導入するクランク室圧縮型であって、クランク
軸に歯車連結されて回転する補機または補機駆動用歯車
を収容する収容室と、前記収容室内に潤滑油を供給する
オイルポンプと、前記収容室とクランク室間の隔壁に設
けられてクランク室と収容室を連通する連通路と、前記
連通路に設けられて前記収容室からクランク室への流体
の流入のみを許す逆止弁とを備えている。
に、請求項1の2サイクルエンジンは、燃料と潤滑油を
含む混合気をクランク室の体積変化により圧縮したのち
燃焼室へ導入するクランク室圧縮型であって、クランク
軸に歯車連結されて回転する補機または補機駆動用歯車
を収容する収容室と、前記収容室内に潤滑油を供給する
オイルポンプと、前記収容室とクランク室間の隔壁に設
けられてクランク室と収容室を連通する連通路と、前記
連通路に設けられて前記収容室からクランク室への流体
の流入のみを許す逆止弁とを備えている。
【0009】この2サイクルエンジンによれば、オイル
ポンプから供給されて収容室に溜まった余分の潤滑油
が、クランク室の負圧状態時に隔壁の連通路を介してク
ランク室に導入されて混合気とともに消費されるので、
収容室に常に適量の潤滑油が確保されることになり、バ
ランサなどの補機やバランサ駆動用歯車などの補機駆動
用歯車を適正な潤滑状態に維持でき、潤滑油が過剰に溜
まることもない。したがって、補機や補機駆動用歯車が
潤滑油をかき混ぜることによって生じる機械損失や潤滑
油温度の上昇も低減できる。また、クランク室が正圧状
態時には逆止弁が閉じるので、混合気のクランク室圧縮
の予圧比が低下せず、エンジンの出力低下をきたすこと
もない。さらに、クランク室内に水が入っても、逆止弁
の作用により、その水が収容室内に入って潤滑油と混じ
るのが防止される。また、オイル・バス方式におけるよ
うな潤滑油の補給・点検などのメインテナンスが不要で
あり、構造も簡単になる。
ポンプから供給されて収容室に溜まった余分の潤滑油
が、クランク室の負圧状態時に隔壁の連通路を介してク
ランク室に導入されて混合気とともに消費されるので、
収容室に常に適量の潤滑油が確保されることになり、バ
ランサなどの補機やバランサ駆動用歯車などの補機駆動
用歯車を適正な潤滑状態に維持でき、潤滑油が過剰に溜
まることもない。したがって、補機や補機駆動用歯車が
潤滑油をかき混ぜることによって生じる機械損失や潤滑
油温度の上昇も低減できる。また、クランク室が正圧状
態時には逆止弁が閉じるので、混合気のクランク室圧縮
の予圧比が低下せず、エンジンの出力低下をきたすこと
もない。さらに、クランク室内に水が入っても、逆止弁
の作用により、その水が収容室内に入って潤滑油と混じ
るのが防止される。また、オイル・バス方式におけるよ
うな潤滑油の補給・点検などのメインテナンスが不要で
あり、構造も簡単になる。
【0010】請求項2の2サイクルエンジンは、やはり
クランク室圧縮型であって、クランク軸に歯車連結され
て回転する補機または補機駆動用歯車を収容する収容室
と、前記収容室内に潤滑油を供給するオイルポンプと、
前記収容室とクランク室のそれぞれの外壁を通して両室
を連通する連通路と、この連通路に設けられ、前記収容
室からクランク室への流体の流入のみを許す逆止弁とを
備えている。この2サイクルエンジンによれば、請求項
1と同一の作用、効果に加えて、収容室とクランク室が
これらの外壁を通して連通するので、連通路を簡単に構
成できる利点がある。
クランク室圧縮型であって、クランク軸に歯車連結され
て回転する補機または補機駆動用歯車を収容する収容室
と、前記収容室内に潤滑油を供給するオイルポンプと、
前記収容室とクランク室のそれぞれの外壁を通して両室
を連通する連通路と、この連通路に設けられ、前記収容
室からクランク室への流体の流入のみを許す逆止弁とを
備えている。この2サイクルエンジンによれば、請求項
1と同一の作用、効果に加えて、収容室とクランク室が
これらの外壁を通して連通するので、連通路を簡単に構
成できる利点がある。
【0011】また、請求項3の2サイクルエンジンは、
請求項1または2において、前記収容室に収容されてエ
ンジン回転中に常時回転する歯車のうち、最下位にある
歯車の最下部よりも高い位置に、前記連通路が配置され
ている。この2サイクルエンジンによれば、連通路を経
て収容室からクランク室へ潤滑油が流入しても、収容室
の潤滑油の液面レベルは最下位の歯車の最下部よりも低
くなることはないので、収容室に溜まった潤滑油を歯車
で確実に掻き上げることができ、収容室内の補機や補機
駆動用歯車を適正に潤滑できる。
請求項1または2において、前記収容室に収容されてエ
ンジン回転中に常時回転する歯車のうち、最下位にある
歯車の最下部よりも高い位置に、前記連通路が配置され
ている。この2サイクルエンジンによれば、連通路を経
て収容室からクランク室へ潤滑油が流入しても、収容室
の潤滑油の液面レベルは最下位の歯車の最下部よりも低
くなることはないので、収容室に溜まった潤滑油を歯車
で確実に掻き上げることができ、収容室内の補機や補機
駆動用歯車を適正に潤滑できる。
【0012】また、請求項4の2サイクルエンジンは、
請求項1または3において、前記隔壁にクランクシャフ
トの軸受部が設けられ、この軸受部におけるクランク室
側に軸受が、前記収容室側にオイルシールがそれぞれ配
置されて、両者間に空間が設けられ、収容室に一端が開
口した連通路の他端が前記空間に開口している。この2
サイクルエンジンによれば、収容室からクランク室に流
入する潤滑油がクランク軸の軸受部を経由するので、高
い潤滑性の要求されるクランク軸の軸受部を適正な潤滑
状態に保つことができる。
請求項1または3において、前記隔壁にクランクシャフ
トの軸受部が設けられ、この軸受部におけるクランク室
側に軸受が、前記収容室側にオイルシールがそれぞれ配
置されて、両者間に空間が設けられ、収容室に一端が開
口した連通路の他端が前記空間に開口している。この2
サイクルエンジンによれば、収容室からクランク室に流
入する潤滑油がクランク軸の軸受部を経由するので、高
い潤滑性の要求されるクランク軸の軸受部を適正な潤滑
状態に保つことができる。
【0013】また、請求項5の2サイクルエンジンは、
請求項1から3のいずれかにおいて、クランク室の外方
からクランク室内のコンロッドの大端部へ向かう方向に
混合気を流入させる吸気通路を有し、この吸気通路内に
リード弁が配置され、一端が前記収容室に開口した前記
連通路の他端が、吸気通路における前記リード弁からク
ランク室までの流路に開口している。この2サイクルエ
ンジンによれば、収容室からクランク室に流入する潤滑
油が吸気通路を経由してクランク軸の大端部に供給され
るので、高い潤滑性の要求されるコンロッドの大端部の
軸受を適正な潤滑状態に保つことができる。
請求項1から3のいずれかにおいて、クランク室の外方
からクランク室内のコンロッドの大端部へ向かう方向に
混合気を流入させる吸気通路を有し、この吸気通路内に
リード弁が配置され、一端が前記収容室に開口した前記
連通路の他端が、吸気通路における前記リード弁からク
ランク室までの流路に開口している。この2サイクルエ
ンジンによれば、収容室からクランク室に流入する潤滑
油が吸気通路を経由してクランク軸の大端部に供給され
るので、高い潤滑性の要求されるコンロッドの大端部の
軸受を適正な潤滑状態に保つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
第1実施形態である2サイクルエンジンを搭載した小型
滑走艇の側面図、図2はその小型滑走艇のデッキを除い
て各装置の設置状態を示した平面図である。図1の小型
滑走艇1の船体2はハル2aの上にデッキ2bを接合し
て構成され、デッキ2bには、座席2cと、足台となる
床面2dとが設けられ、さらに、座席2cの前方にハン
ドル2eを備えている。
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
第1実施形態である2サイクルエンジンを搭載した小型
滑走艇の側面図、図2はその小型滑走艇のデッキを除い
て各装置の設置状態を示した平面図である。図1の小型
滑走艇1の船体2はハル2aの上にデッキ2bを接合し
て構成され、デッキ2bには、座席2cと、足台となる
床面2dとが設けられ、さらに、座席2cの前方にハン
ドル2eを備えている。
【0015】図2の小型滑走艇1に搭載された2サイク
ルエンジン3は、3つのシリンダ24を直列配置した3
気筒のものであり、このエンジン3はクランク軸4の軸
心が船体2の前後方向と合致する向きでハル2aに取り
付けられている。エンジン3のクランク軸4には、カッ
プリング5を介して推進機軸6が連結され、このクラン
ク軸4、カップリング5および推進機軸6を介して、エ
ンジン3と船体2の後端部に配置された推進機(水ジェ
ットポンプ)7とが回転連結されており、エンジン3に
より推進機7を回転駆動し、ノズル8から水を噴出して
推進力を得る。なお、ステアリングノズルは開示してい
ない。
ルエンジン3は、3つのシリンダ24を直列配置した3
気筒のものであり、このエンジン3はクランク軸4の軸
心が船体2の前後方向と合致する向きでハル2aに取り
付けられている。エンジン3のクランク軸4には、カッ
プリング5を介して推進機軸6が連結され、このクラン
ク軸4、カップリング5および推進機軸6を介して、エ
ンジン3と船体2の後端部に配置された推進機(水ジェ
ットポンプ)7とが回転連結されており、エンジン3に
より推進機7を回転駆動し、ノズル8から水を噴出して
推進力を得る。なお、ステアリングノズルは開示してい
ない。
【0016】エンジン3からの排気ガスは、マフラ部9
を有する排気パイプ10で船体2内に配置された水マフ
ラ11に導かれ、消音された排気ガスがテールパイプ1
2を介して船体2の後方へ排出される。船体2における
エンジン3の前方空間には燃料タンク13が配置されて
いる。
を有する排気パイプ10で船体2内に配置された水マフ
ラ11に導かれ、消音された排気ガスがテールパイプ1
2を介して船体2の後方へ排出される。船体2における
エンジン3の前方空間には燃料タンク13が配置されて
いる。
【0017】図3は前記小型滑走艇のエンジンの設置状
態を船尾側から見た背面図、図4はエンジン3を左舷側
から見た一部破断した側面図である。図4に示すよう
に、エンジン3は、直列3気筒のエンジン本体21と、
そのクランク軸4に回転連結された補機や補機駆動用歯
車を収容する前後の収容室55a,55bを有する。前
部の収容室55aには、補機として、バランサ22Aお
よびマグネトロータ57が設けられ、補機駆動用歯車と
して、バランサ駆動用歯車43aおよびスタータ歯車6
2が設けられる。後部の収容室55bには、補機とし
て、前部のバランサ22Aと対をなすバランサ22Bが
設けられ、補機駆動用歯車として、バランサ駆動用歯車
43bが設けられる。2つのバランサ22A,22Bは
エンジン本体21の振動を抑制するものである。これら
のバランサ22A,22Bは、図3に示すように、その
回転中心C1が、クランク軸4の軸心C2よりも上方に
位置するように配置されている。
態を船尾側から見た背面図、図4はエンジン3を左舷側
から見た一部破断した側面図である。図4に示すよう
に、エンジン3は、直列3気筒のエンジン本体21と、
そのクランク軸4に回転連結された補機や補機駆動用歯
車を収容する前後の収容室55a,55bを有する。前
部の収容室55aには、補機として、バランサ22Aお
よびマグネトロータ57が設けられ、補機駆動用歯車と
して、バランサ駆動用歯車43aおよびスタータ歯車6
2が設けられる。後部の収容室55bには、補機とし
て、前部のバランサ22Aと対をなすバランサ22Bが
設けられ、補機駆動用歯車として、バランサ駆動用歯車
43bが設けられる。2つのバランサ22A,22Bは
エンジン本体21の振動を抑制するものである。これら
のバランサ22A,22Bは、図3に示すように、その
回転中心C1が、クランク軸4の軸心C2よりも上方に
位置するように配置されている。
【0018】エンジン本体21のクランクケース23の
上部には、クランク軸4の軸心C2から一側方(この例
では右舷側)の斜め上方に延びる前記シリンダ24と、
他側方の斜め上方に延びる吸気導入装置25とがV字形
に配置されている。吸気導入装置25は、ウオータトラ
ップ構造を備え斜め下向きの吸入口26から空気を取り
入れる空気吸入器27と、気化器28と、吸気リード弁
29とを有し、空気に対して、気化器28で燃料を混合
し、その下流で潤滑油供給路(図示せず)から潤滑油を
混合し、その混合気をクランク室54に供給する。クラ
ンク室54に入った混合気はピストンの下降によってク
ランク室54内で圧縮され、図示しない掃気通路を通っ
てピストン上方の燃焼室へ送られる。つまり、このエン
ジン3はクランク室圧縮型である。
上部には、クランク軸4の軸心C2から一側方(この例
では右舷側)の斜め上方に延びる前記シリンダ24と、
他側方の斜め上方に延びる吸気導入装置25とがV字形
に配置されている。吸気導入装置25は、ウオータトラ
ップ構造を備え斜め下向きの吸入口26から空気を取り
入れる空気吸入器27と、気化器28と、吸気リード弁
29とを有し、空気に対して、気化器28で燃料を混合
し、その下流で潤滑油供給路(図示せず)から潤滑油を
混合し、その混合気をクランク室54に供給する。クラ
ンク室54に入った混合気はピストンの下降によってク
ランク室54内で圧縮され、図示しない掃気通路を通っ
てピストン上方の燃焼室へ送られる。つまり、このエン
ジン3はクランク室圧縮型である。
【0019】また、シリンダ24と吸気導入装置25と
からなるV字形構造の間には、排気マニホールド14お
よび排気パイプ10が配置されている。前記排気マニホ
ールド14、排気パイプ10、図2の水マフラ11およ
びテールパイプ12が排気装置15を形成している。
からなるV字形構造の間には、排気マニホールド14お
よび排気パイプ10が配置されている。前記排気マニホ
ールド14、排気パイプ10、図2の水マフラ11およ
びテールパイプ12が排気装置15を形成している。
【0020】図4において、シリンダ24内を往復動す
る図示しないピストンにコンロッド30およびウエブ3
1を介して連結されたクランク軸4は、クランクケース
23の内部において複数の軸受65を介して回転自在に
支持されている。また、各気筒に対応した3つの吸気リ
ード弁29が、クランク軸4の軸心方向に並んでクラン
クケース23の内部に取り付けられている。この吸気リ
ード弁29は、混合気をクランク室54の外方から内方
に導入する吸気通路49に設けられて、クランク室54
からの混合気の吹き返しを防止するもので、各気筒に対
応する一対のウエブ31間からクランク室54内へ混合
気を導入する。したがって、吸気通路49を通った混合
気は、一対のウエブ31間に位置するコンロッド30の
大端部50へ向かう。前記2つのバランサ22A,22
Bには、バランサウエイト36a,36bとこれらをそ
れぞれ軸支するためのバランサ回転軸37a,37b
と、バランサ歯車38a,38bとが一体形成されてい
る。
る図示しないピストンにコンロッド30およびウエブ3
1を介して連結されたクランク軸4は、クランクケース
23の内部において複数の軸受65を介して回転自在に
支持されている。また、各気筒に対応した3つの吸気リ
ード弁29が、クランク軸4の軸心方向に並んでクラン
クケース23の内部に取り付けられている。この吸気リ
ード弁29は、混合気をクランク室54の外方から内方
に導入する吸気通路49に設けられて、クランク室54
からの混合気の吹き返しを防止するもので、各気筒に対
応する一対のウエブ31間からクランク室54内へ混合
気を導入する。したがって、吸気通路49を通った混合
気は、一対のウエブ31間に位置するコンロッド30の
大端部50へ向かう。前記2つのバランサ22A,22
Bには、バランサウエイト36a,36bとこれらをそ
れぞれ軸支するためのバランサ回転軸37a,37b
と、バランサ歯車38a,38bとが一体形成されてい
る。
【0021】前部のバランサ22Aは、前端の気筒のウ
エブ31よりもさらに前方に配置されて、前部のバラン
サ回転軸37aを介して、クランクケース23およびこ
のクランクケース23の前端面を覆うゼネレータカバー
40に保持された一対の軸受41により、クランク軸4
と平行に回転自在に支持されている。後部のバランサ2
2Bは、後端の気筒のウエブ31よりもさらに後方に配
置されて、後部のバランサ回転軸37bを介して、クラ
ンクケース23およびこのクランクケース23の後端面
を覆うカバー39に保持された一対の軸受42により、
クランク軸4と平行に回転自在に支持されている。
エブ31よりもさらに前方に配置されて、前部のバラン
サ回転軸37aを介して、クランクケース23およびこ
のクランクケース23の前端面を覆うゼネレータカバー
40に保持された一対の軸受41により、クランク軸4
と平行に回転自在に支持されている。後部のバランサ2
2Bは、後端の気筒のウエブ31よりもさらに後方に配
置されて、後部のバランサ回転軸37bを介して、クラ
ンクケース23およびこのクランクケース23の後端面
を覆うカバー39に保持された一対の軸受42により、
クランク軸4と平行に回転自在に支持されている。
【0022】前部のバランサ22Aは、クランク軸4の
前端にボルト44で固着されたボス45に一体形成され
たバランサ駆動用歯車43aにバランサ歯車38aが噛
み合っていることにより、クランク軸4に回転連結され
ている。後部のバランサ22Bは、クランク軸4の後端
に取り付けられたバランサ駆動用歯車43bにバランサ
歯車38bが噛み合っていることにより、クランク軸4
に回転連結されている。したがって、両バランサ22
A,22Bは、それぞれクランク軸4とは逆方向に回転
する。
前端にボルト44で固着されたボス45に一体形成され
たバランサ駆動用歯車43aにバランサ歯車38aが噛
み合っていることにより、クランク軸4に回転連結され
ている。後部のバランサ22Bは、クランク軸4の後端
に取り付けられたバランサ駆動用歯車43bにバランサ
歯車38bが噛み合っていることにより、クランク軸4
に回転連結されている。したがって、両バランサ22
A,22Bは、それぞれクランク軸4とは逆方向に回転
する。
【0023】前記ボス45には、バランサ駆動用歯車4
3aが一体に設けられ、さらに、マグネトロータ57が
装着されている。ボス45の背後においてスタータ歯車
62が、図示しない軸受を介してクランク軸4に相対回
転自在に装着されている。このスタータ歯車62は、ス
タート時にクランクケース23の外部に装着されたスタ
ータSと歯車連結される。ゼネレータカバー40には、
マグネトロータ57と同心位置にステータ58が設けら
れ、マグネトロータ57とステータ58とでゼネレータ
59が構成される。
3aが一体に設けられ、さらに、マグネトロータ57が
装着されている。ボス45の背後においてスタータ歯車
62が、図示しない軸受を介してクランク軸4に相対回
転自在に装着されている。このスタータ歯車62は、ス
タート時にクランクケース23の外部に装着されたスタ
ータSと歯車連結される。ゼネレータカバー40には、
マグネトロータ57と同心位置にステータ58が設けら
れ、マグネトロータ57とステータ58とでゼネレータ
59が構成される。
【0024】前部のバランサ22Aの前方には、オイル
タンク51内の潤滑油LOを供給通路53a,53bを
介して前後の収容室55a,55bに供給するオイルポ
ンプ52が設けられている。このオイルポンプ52は、
バランサ回転軸37aを駆動源として駆動される。オイ
ルタンク51は、図1に示すように、燃料タンク13の
上方に配置される。供給通路53a,53bの収容室5
5a,55bへの開口60a,60bは、図3に示すよ
うに、バランサ22A,22Bの上方位置に設けられて
いる。これにより、供給通路53a,53bを経て収容
室55a,55b内に供給される潤滑油LOは、バラン
サ22A,22Bに注がれてから、収容室55a,55
bの底部に溜まる。
タンク51内の潤滑油LOを供給通路53a,53bを
介して前後の収容室55a,55bに供給するオイルポ
ンプ52が設けられている。このオイルポンプ52は、
バランサ回転軸37aを駆動源として駆動される。オイ
ルタンク51は、図1に示すように、燃料タンク13の
上方に配置される。供給通路53a,53bの収容室5
5a,55bへの開口60a,60bは、図3に示すよ
うに、バランサ22A,22Bの上方位置に設けられて
いる。これにより、供給通路53a,53bを経て収容
室55a,55b内に供給される潤滑油LOは、バラン
サ22A,22Bに注がれてから、収容室55a,55
bの底部に溜まる。
【0025】図4に示す前部の収容室55aとこれに隣
接するクランク室54とを仕切る隔壁63aには、軸受
部64aが設けられている。この軸受部64aは、軸受
65とオイルシール66とを、これら両者間に空間67
が介在して、軸受65がクランク室54側に位置し、オ
イルシール66が収容室55a側に位置するように配置
したものである。この軸受部64aにより、クランク軸
4の前端部がクランクケース23に対して回転自在に軸
支される。
接するクランク室54とを仕切る隔壁63aには、軸受
部64aが設けられている。この軸受部64aは、軸受
65とオイルシール66とを、これら両者間に空間67
が介在して、軸受65がクランク室54側に位置し、オ
イルシール66が収容室55a側に位置するように配置
したものである。この軸受部64aにより、クランク軸
4の前端部がクランクケース23に対して回転自在に軸
支される。
【0026】前記隔壁63aには、収容室55a内とク
ランク室54を連通する連通路68aが形成されてい
る。この連通路68aの一端は収容室55aに開口し、
他端は前記軸受部64aの空間67に開口している。ま
た、連通路68a内には、収容室55aからクランク室
54への流体の流入のみを許す逆止弁69が設けられて
いる。この逆止弁69は、図5に拡大して示すように、
例えばボール状の弁体69aと、この弁体69aを収容
室55a側に位置する弁座69cに付勢するばね69b
とを備えている。
ランク室54を連通する連通路68aが形成されてい
る。この連通路68aの一端は収容室55aに開口し、
他端は前記軸受部64aの空間67に開口している。ま
た、連通路68a内には、収容室55aからクランク室
54への流体の流入のみを許す逆止弁69が設けられて
いる。この逆止弁69は、図5に拡大して示すように、
例えばボール状の弁体69aと、この弁体69aを収容
室55a側に位置する弁座69cに付勢するばね69b
とを備えている。
【0027】さらに、前記連通路68aは、図3に示す
ように、前部の収容室55aに収容されてエンジン運転
中に常時回転する歯車、つまりスタータ歯車62を除い
た歯車38a,43aのうち、最下位にある歯車43a
の最下部(下側の歯部)よりも高い位置に配置されてい
る。これにより、前部の収容室55aの潤滑油LOが連
通路68aからクランク室54内に流入しても、収容室
55aでの潤滑油LOの液面レベルが最下位の歯車43
aの最下部よりも低くなることはないので、歯車43a
によって収容室55aの潤滑油LOを確実に掻き上げる
ことができ、収容室55aでの補機や補機駆動用歯車の
潤滑を保証できる。
ように、前部の収容室55aに収容されてエンジン運転
中に常時回転する歯車、つまりスタータ歯車62を除い
た歯車38a,43aのうち、最下位にある歯車43a
の最下部(下側の歯部)よりも高い位置に配置されてい
る。これにより、前部の収容室55aの潤滑油LOが連
通路68aからクランク室54内に流入しても、収容室
55aでの潤滑油LOの液面レベルが最下位の歯車43
aの最下部よりも低くなることはないので、歯車43a
によって収容室55aの潤滑油LOを確実に掻き上げる
ことができ、収容室55aでの補機や補機駆動用歯車の
潤滑を保証できる。
【0028】図4に示す後部の収容室55bとこれに隣
接するクランク室54とを仕切る隔壁63bにも、前部
の隔壁63aの場合と同様に、クランク軸4の後端を支
承する軸受部64bが設けられ、その隔壁63bには、
一端が収容室55bに開口し、他端が軸受部64bの空
間67に開口する連通路68bが形成されている。この
連通路68bも、後部の収容室55bにおける最下位に
ある歯車43bの最下部よりも高い位置に配置されてお
り、その連通路68b内には逆止弁69が設けられてい
る。これにより、後部の収容室55bに溜められた潤滑
油LOも、歯車43bによって確実に掻き上げ可能とな
る。
接するクランク室54とを仕切る隔壁63bにも、前部
の隔壁63aの場合と同様に、クランク軸4の後端を支
承する軸受部64bが設けられ、その隔壁63bには、
一端が収容室55bに開口し、他端が軸受部64bの空
間67に開口する連通路68bが形成されている。この
連通路68bも、後部の収容室55bにおける最下位に
ある歯車43bの最下部よりも高い位置に配置されてお
り、その連通路68b内には逆止弁69が設けられてい
る。これにより、後部の収容室55bに溜められた潤滑
油LOも、歯車43bによって確実に掻き上げ可能とな
る。
【0029】このように構成された2サイクルエンジン
3では、オイルポンプ52により前部の収容室55aお
よび後部の収容室55bに供給された潤滑油LOによ
り、バランサ22A,22Bなどの補機やバランサ駆動
用歯車43a,43b、スタータ歯車62などの補機駆
動用歯車が潤滑される。また、収容室55a,55bに
溜まった潤滑油LOは、その液面レベルが連通路68
a,68bの収容室55a,55b側の開口高さに達す
ると、ピストンの上昇によりクランク室54が負圧状態
となったとき、連通路68a,68b内の逆止弁69が
開くことにより、収容室55a,55bから軸受部64
a,64bを経てクランク室54に吸入される。さら
に、吸入された潤滑油LOは、クランク室54内の混合
気と混ざって、クランク軸4、ピストン、シリンダ摺動
部などを潤滑したのち、ピストンの下降によりクランク
室54が正圧状態となったとき、混合気とともにピスト
ン上方の燃焼室へ圧送されて消費される。
3では、オイルポンプ52により前部の収容室55aお
よび後部の収容室55bに供給された潤滑油LOによ
り、バランサ22A,22Bなどの補機やバランサ駆動
用歯車43a,43b、スタータ歯車62などの補機駆
動用歯車が潤滑される。また、収容室55a,55bに
溜まった潤滑油LOは、その液面レベルが連通路68
a,68bの収容室55a,55b側の開口高さに達す
ると、ピストンの上昇によりクランク室54が負圧状態
となったとき、連通路68a,68b内の逆止弁69が
開くことにより、収容室55a,55bから軸受部64
a,64bを経てクランク室54に吸入される。さら
に、吸入された潤滑油LOは、クランク室54内の混合
気と混ざって、クランク軸4、ピストン、シリンダ摺動
部などを潤滑したのち、ピストンの下降によりクランク
室54が正圧状態となったとき、混合気とともにピスト
ン上方の燃焼室へ圧送されて消費される。
【0030】このように、収容室55a,55b内の潤
滑油LOが適量を越えると、クランク室54に吸入され
て消費されるので、収容室55aに過多の潤滑油LOが
溜まって、補機駆動用歯車などの掻き混ぜによって潤滑
油LOの温度が上昇したり、補機駆動用歯車等の機械損
失を増大させるのを防止できる。また、潤滑油LOはク
ランク軸4の軸受部64a,64bを経由してクランク
室54に注入されるので、高い潤滑性が要求されるクラ
ンク軸4の両軸端の軸受部64a,64bを適正に潤滑
できる。また、オイル・バス方式とは異なり、収容室5
5a,55b内の潤滑油LOを適量に維持できるため、
潤滑油LOの液面レベルをチェックしたり、補給したり
といったメインテナンスが不要となる。
滑油LOが適量を越えると、クランク室54に吸入され
て消費されるので、収容室55aに過多の潤滑油LOが
溜まって、補機駆動用歯車などの掻き混ぜによって潤滑
油LOの温度が上昇したり、補機駆動用歯車等の機械損
失を増大させるのを防止できる。また、潤滑油LOはク
ランク軸4の軸受部64a,64bを経由してクランク
室54に注入されるので、高い潤滑性が要求されるクラ
ンク軸4の両軸端の軸受部64a,64bを適正に潤滑
できる。また、オイル・バス方式とは異なり、収容室5
5a,55b内の潤滑油LOを適量に維持できるため、
潤滑油LOの液面レベルをチェックしたり、補給したり
といったメインテナンスが不要となる。
【0031】また、クランク室54と収容室55a,5
5bとは、連通路68a,68b内の逆止弁69によっ
て連通および遮断され、クランク室54内が正圧状態、
つまり、大気圧である収容室55a,55内よりも高圧
の状態にあるとき、遮断されるので、クランク室54の
予圧比を適正に保持できる。しかも、クランク室54内
に吸気通路49などから水が入っても、逆止弁69があ
るから、その水が連通路68a、68bを通って収容室
55a,55b内へ入ることはない。さらに、前記エン
ジン3では、2つのバランサ22A,22Bがクランク
軸4の前部と後部の軸方向に離間した対応する位置にコ
ンパクトに配置された構造であるため、小型滑走艇1の
船底部などの狭いスペースへのエンジン設置が容易にな
る。
5bとは、連通路68a,68b内の逆止弁69によっ
て連通および遮断され、クランク室54内が正圧状態、
つまり、大気圧である収容室55a,55内よりも高圧
の状態にあるとき、遮断されるので、クランク室54の
予圧比を適正に保持できる。しかも、クランク室54内
に吸気通路49などから水が入っても、逆止弁69があ
るから、その水が連通路68a、68bを通って収容室
55a,55b内へ入ることはない。さらに、前記エン
ジン3では、2つのバランサ22A,22Bがクランク
軸4の前部と後部の軸方向に離間した対応する位置にコ
ンパクトに配置された構造であるため、小型滑走艇1の
船底部などの狭いスペースへのエンジン設置が容易にな
る。
【0032】また、前記エンジン3は直列3気筒で、各
気筒の位相が120°ずつ異なっているから、クランク
軸回りの回転部質量が対称配置でバランスし、ピストン
などの往復部質量によるピストン軸心方向の起振力が最
大の振動源となり、前後端に位置する気筒の起振力でエ
ンジン全体をピッチング振動させるモーメントが生じる
ことになるが、前後に1つずつ配置された逆位相位置と
なる(ウエイト部の位相が180°異なる)バランサ2
2A,22Bは、それぞれ対応する気筒のモーメントに
対して逆の位相で同じ大きさのモーメントを発生させる
ので、ピッチング振動を打ち消すことができ、エンジン
3のバランスが良くなる。
気筒の位相が120°ずつ異なっているから、クランク
軸回りの回転部質量が対称配置でバランスし、ピストン
などの往復部質量によるピストン軸心方向の起振力が最
大の振動源となり、前後端に位置する気筒の起振力でエ
ンジン全体をピッチング振動させるモーメントが生じる
ことになるが、前後に1つずつ配置された逆位相位置と
なる(ウエイト部の位相が180°異なる)バランサ2
2A,22Bは、それぞれ対応する気筒のモーメントに
対して逆の位相で同じ大きさのモーメントを発生させる
ので、ピッチング振動を打ち消すことができ、エンジン
3のバランスが良くなる。
【0033】本発明の第2実施形態に係るエンジンの部
分縦断面図(図7のA−A矢視断面図)を図6に示す。
この実施形態では、先の実施形態のエンジンにおいて、
例えば前部の収容室55aとクランク室54とを仕切る
隔壁63aの軸受部64aから、その外周側に離間した
位置であって、しかも、図7に鎖線で示すように、クラ
ンク軸4とほぼ同じ高さ位置に連通路68aが、水平方
向に向けて形成されている。軸受部64aから外周側に
離間した位置では、図6に示すように、隔壁63aの肉
厚が薄くなっているから、連通路68aが短くて済む。
クランク室54側には、連通路68aの開口を開閉する
弾性ばね片73aからなる逆止弁73が設けられてい
る。後部の収容室55bとクランク室54とを仕切る隔
壁63bにも、同様の連通路68bが形成される。その
他の構成は第1実施形態の場合と同様である。
分縦断面図(図7のA−A矢視断面図)を図6に示す。
この実施形態では、先の実施形態のエンジンにおいて、
例えば前部の収容室55aとクランク室54とを仕切る
隔壁63aの軸受部64aから、その外周側に離間した
位置であって、しかも、図7に鎖線で示すように、クラ
ンク軸4とほぼ同じ高さ位置に連通路68aが、水平方
向に向けて形成されている。軸受部64aから外周側に
離間した位置では、図6に示すように、隔壁63aの肉
厚が薄くなっているから、連通路68aが短くて済む。
クランク室54側には、連通路68aの開口を開閉する
弾性ばね片73aからなる逆止弁73が設けられてい
る。後部の収容室55bとクランク室54とを仕切る隔
壁63bにも、同様の連通路68bが形成される。その
他の構成は第1実施形態の場合と同様である。
【0034】この構成によると、第1実施形態の場合の
ように、クランク軸4の軸受部64a,64bの空間6
7に連通路68a,68bの一端を開口させないので、
隔壁63a,63bへの連通路68a,68bの形成が
容易になる。また、軸受部64a,64bに空間67を
確保する必要もないので、軸受部64a,64bの軸方
向寸法を短くできる。
ように、クランク軸4の軸受部64a,64bの空間6
7に連通路68a,68bの一端を開口させないので、
隔壁63a,63bへの連通路68a,68bの形成が
容易になる。また、軸受部64a,64bに空間67を
確保する必要もないので、軸受部64a,64bの軸方
向寸法を短くできる。
【0035】図8は本発明の第3の実施形態に係るエン
ジンの部分縦断面図であり、図9はエンジンの設置状態
を船尾側から見た背面図である。この実施形態では、先
の第1実施形態のエンジンにおいて、例えば前部の収容
室55aとクランク室54とを仕切る隔壁63aに形成
する連通路68aのクランク室54側の開口が、図9に
鎖線で示すように、隣接するクランク室54におけるコ
ンロッド30の大端部50へ向かう方向に混合気を流入
させる吸気通路49の、吸気リード弁29からクランク
室54までの流路に望んでいる。連通路68a内に逆止
弁69を設けることは、第1実施形態の場合と同様であ
る。後部の収容室55bと、これに隣接するクランク室
54とを仕切る隔壁63bに形成する連通路68bの場
合についても同様である。
ジンの部分縦断面図であり、図9はエンジンの設置状態
を船尾側から見た背面図である。この実施形態では、先
の第1実施形態のエンジンにおいて、例えば前部の収容
室55aとクランク室54とを仕切る隔壁63aに形成
する連通路68aのクランク室54側の開口が、図9に
鎖線で示すように、隣接するクランク室54におけるコ
ンロッド30の大端部50へ向かう方向に混合気を流入
させる吸気通路49の、吸気リード弁29からクランク
室54までの流路に望んでいる。連通路68a内に逆止
弁69を設けることは、第1実施形態の場合と同様であ
る。後部の収容室55bと、これに隣接するクランク室
54とを仕切る隔壁63bに形成する連通路68bの場
合についても同様である。
【0036】中央のクランク室54に対しては、そのク
ランク室54と、一方の収容室、例えば後部の収容室5
5bとを、これら両室54、55bのそれぞれの外壁を
通して、図8に破線で示すように、先の実施形態におけ
る連通路68a,68bに代わるエンジン外部の連通パ
イプ78で連通し、その連通パイプ78を中央の吸気リ
ード弁29からクランク室54までの流路に開口させて
もよい。連通パイプ78内に逆止弁69を設けること
は、隔壁63a,63bに形成する連通路68a,68
bの場合と同様である。
ランク室54と、一方の収容室、例えば後部の収容室5
5bとを、これら両室54、55bのそれぞれの外壁を
通して、図8に破線で示すように、先の実施形態におけ
る連通路68a,68bに代わるエンジン外部の連通パ
イプ78で連通し、その連通パイプ78を中央の吸気リ
ード弁29からクランク室54までの流路に開口させて
もよい。連通パイプ78内に逆止弁69を設けること
は、隔壁63a,63bに形成する連通路68a,68
bの場合と同様である。
【0037】この構成によると、収容室55aからクラ
ンク室54へ流入する潤滑油LOが、コンロッド30の
大端部50を経由するため、高い潤滑性が要求される大
端軸受部を適正に潤滑できる。
ンク室54へ流入する潤滑油LOが、コンロッド30の
大端部50を経由するため、高い潤滑性が要求される大
端軸受部を適正に潤滑できる。
【0038】なお、前記各実施形態では、収容室55
a,55bと隣接するクランク室54とを、両室を仕切
る隔壁63a,63bに形成した連通路68a,68b
で連通する場合を示したが、これに代えて、図10に示
すように、エンジン外部に水平に配置した連通パイプ7
9でクランク室54と収容室55aとを連通させるよう
にしてもよい。この場合、両室の外壁81,82にニッ
プル83,84を連結し、これらニップル83,84に
連通パイプ79の各端部を嵌め込み、クランプ85で締
結することにより、連通パイプ79を外壁81,82に
取り付ける。逆止弁69は、例えば一方のニップル83
内に設ける。図10では、前部の収容室55aとこれに
隣接するクランク室54の両室について示したが、後部
の収容室55bとこれに隣接するクランク室54の両室
についても同様である。図4に示した中央のクランク室
54については、そのクランク室54と一方の収容室5
5aまたは55bとを同様な構造で連通させることもで
きる。
a,55bと隣接するクランク室54とを、両室を仕切
る隔壁63a,63bに形成した連通路68a,68b
で連通する場合を示したが、これに代えて、図10に示
すように、エンジン外部に水平に配置した連通パイプ7
9でクランク室54と収容室55aとを連通させるよう
にしてもよい。この場合、両室の外壁81,82にニッ
プル83,84を連結し、これらニップル83,84に
連通パイプ79の各端部を嵌め込み、クランプ85で締
結することにより、連通パイプ79を外壁81,82に
取り付ける。逆止弁69は、例えば一方のニップル83
内に設ける。図10では、前部の収容室55aとこれに
隣接するクランク室54の両室について示したが、後部
の収容室55bとこれに隣接するクランク室54の両室
についても同様である。図4に示した中央のクランク室
54については、そのクランク室54と一方の収容室5
5aまたは55bとを同様な構造で連通させることもで
きる。
【0039】この構成によると、収容室55a,55b
とクランク室54とを外部の連通パイプ79で連通させ
るから、隔壁63a,63bに連通路を形成する場合に
比べて、逆止弁69の取り付けが容易で、組立ておよび
保守性がよい。
とクランク室54とを外部の連通パイプ79で連通させ
るから、隔壁63a,63bに連通路を形成する場合に
比べて、逆止弁69の取り付けが容易で、組立ておよび
保守性がよい。
【0040】また、収容室55aまたは55bとクラン
ク室54とを連通させる構造として、図11に示すよう
に、両室に跨がる外壁81,82の対向部を厚肉とし、
この厚肉部において、両室を連通させる連通路89を形
成してもよい。
ク室54とを連通させる構造として、図11に示すよう
に、両室に跨がる外壁81,82の対向部を厚肉とし、
この厚肉部において、両室を連通させる連通路89を形
成してもよい。
【0041】外壁81,82の厚肉部にはT字状の通路
91,92を形成し、各通路91,92のクランク軸4
と並行な通路部91a,92aは、両外壁81,82の
接合端面で整合させる。また、各通路91,92の外壁
81,82を貫通する通路部91b,92bのうち、外
側の部分は盲部材93でそれぞれ閉止して、全体の形状
がコ字状の連通路89とする。連通路89内に逆止弁6
9を設けることは、第1および第3実施形態の場合と同
様である。後部の収容室55bと、それに隣接する後部
のクランク室との連通についても同様な構造を用いる。
91,92を形成し、各通路91,92のクランク軸4
と並行な通路部91a,92aは、両外壁81,82の
接合端面で整合させる。また、各通路91,92の外壁
81,82を貫通する通路部91b,92bのうち、外
側の部分は盲部材93でそれぞれ閉止して、全体の形状
がコ字状の連通路89とする。連通路89内に逆止弁6
9を設けることは、第1および第3実施形態の場合と同
様である。後部の収容室55bと、それに隣接する後部
のクランク室との連通についても同様な構造を用いる。
【0042】この構成によると、クランクケース23の
外側にパイプを配管しなくてよいので、コンパクトに連
通路89を構成できる。
外側にパイプを配管しなくてよいので、コンパクトに連
通路89を構成できる。
【0043】なお、前記各実施形態では、前後の収容室
55a,55bに潤滑油LOを供給し、これら収容室5
5a,55bと、これに隣接するクランク室54とを連
通路で連通する場合を示したが、場合によっては後部の
収容室55bへの潤滑油LOの供給は省略してもよい。
55a,55bに潤滑油LOを供給し、これら収容室5
5a,55bと、これに隣接するクランク室54とを連
通路で連通する場合を示したが、場合によっては後部の
収容室55bへの潤滑油LOの供給は省略してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る2サイクル
エンジンによれば、オイルポンプから供給されて収容室
に溜まった潤滑油LOが、クランク室の負圧状態時に隔
壁の連通路を介してクランク室に注入されて混合気とと
もに消費されるので、収容室に常に適量の潤滑油LOが
確保されることになり、バランサなどの補機や補機駆動
用歯車を適正な潤滑状態に維持でき、潤滑油LOが過剰
に溜まることもない。そのため、補機や補機駆動用歯車
が潤滑油LOをかき混ぜることによって生じる機械損失
や潤滑油LO温度の上昇も低減できる。また、クランク
室内に水が入っても、連通路に設けた逆止弁により、そ
の水が収容室内に入って潤滑油に混じることがなくな
る。さらに、オイル・バス方式におけるような潤滑油L
Oの補給・点検などのメインテナンスが不要であり、構
造も簡単になる。
エンジンによれば、オイルポンプから供給されて収容室
に溜まった潤滑油LOが、クランク室の負圧状態時に隔
壁の連通路を介してクランク室に注入されて混合気とと
もに消費されるので、収容室に常に適量の潤滑油LOが
確保されることになり、バランサなどの補機や補機駆動
用歯車を適正な潤滑状態に維持でき、潤滑油LOが過剰
に溜まることもない。そのため、補機や補機駆動用歯車
が潤滑油LOをかき混ぜることによって生じる機械損失
や潤滑油LO温度の上昇も低減できる。また、クランク
室内に水が入っても、連通路に設けた逆止弁により、そ
の水が収容室内に入って潤滑油に混じることがなくな
る。さらに、オイル・バス方式におけるような潤滑油L
Oの補給・点検などのメインテナンスが不要であり、構
造も簡単になる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る2サイクルエンジ
ンを搭載した小型滑走艇を示す側面図である。
ンを搭載した小型滑走艇を示す側面図である。
【図2】前記小型滑走艇のデッキを除いて各装置の設置
状態を示した平面図である。
状態を示した平面図である。
【図3】前記小型滑走艇の2サイクルエンジン設置状態
を示す部分破断背面図である。
を示す部分破断背面図である。
【図4】前記2サイクルエンジンの部分破断側面図であ
る。
る。
【図5】前記2サイクルエンジンの要部拡大断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2実施形態に係る2サイクルエンジ
ンの部分縦断面図である。
ンの部分縦断面図である。
【図7】前記2サイクルエンジンの部分破断背面図であ
る。
る。
【図8】本発明の第3実施形態に係る2サイクルエンジ
ンの部分破断側面図である。
ンの部分破断側面図である。
【図9】前記2サイクルエンジンの部分破断背面図であ
る。
る。
【図10】本発明の第4実施形態に係る2サイクルエン
ジンの部分拡大断面図である。
ジンの部分拡大断面図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係る2サイクルエン
ジンの部分拡大断面図である。
ジンの部分拡大断面図である。
3…2サイクルエンジン、4…クランク軸、22A,2
2B…バランサ(補機)、29…吸気リード弁、43
a,43b…バランサ駆動用歯車(補機駆動用歯車)、
49…吸気通路、50…大端部、52…オイルポンプ、
54…クランク室、55a,55b…収容室、57…マ
グネトロータ(補機)、62…スタータ歯車(補機駆動
用歯車)、63a,63b…隔壁、64a,64b…軸
受部、65…軸受、66…オイルシール、67…空間、
68a,68b,89…連通路、69,73…逆止弁、
78,79…連通パイプ(連通路)、OL…潤滑油。
2B…バランサ(補機)、29…吸気リード弁、43
a,43b…バランサ駆動用歯車(補機駆動用歯車)、
49…吸気通路、50…大端部、52…オイルポンプ、
54…クランク室、55a,55b…収容室、57…マ
グネトロータ(補機)、62…スタータ歯車(補機駆動
用歯車)、63a,63b…隔壁、64a,64b…軸
受部、65…軸受、66…オイルシール、67…空間、
68a,68b,89…連通路、69,73…逆止弁、
78,79…連通パイプ(連通路)、OL…潤滑油。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の2サイクルエンジンは、燃料と潤滑油を
含む混合気をクランク室の体積変化により圧縮したのち
燃焼室へ導入するクランク室圧縮型であって、クランク
軸に歯車連結されて回転する補機または補機駆動用歯車
を収容する収容室と、前記収容室内に前記補機または補
機駆動用歯車を潤滑する潤滑油を供給するオイルポンプ
と、前記収容室とクランク室間の隔壁に設けられてクラ
ンク室と収容室を連通する連通路と、前記連通路に設け
られて前記収容室からクランク室への前記潤滑油の流入
のみを許す逆止弁とを備えている。
に、請求項1の2サイクルエンジンは、燃料と潤滑油を
含む混合気をクランク室の体積変化により圧縮したのち
燃焼室へ導入するクランク室圧縮型であって、クランク
軸に歯車連結されて回転する補機または補機駆動用歯車
を収容する収容室と、前記収容室内に前記補機または補
機駆動用歯車を潤滑する潤滑油を供給するオイルポンプ
と、前記収容室とクランク室間の隔壁に設けられてクラ
ンク室と収容室を連通する連通路と、前記連通路に設け
られて前記収容室からクランク室への前記潤滑油の流入
のみを許す逆止弁とを備えている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項2の2サイクルエンジンは、やはり
クランク室圧縮型であって、クランク軸に歯車連結され
て回転する補機または補機駆動用歯車を収容する収容室
と、前記収容室内に前記補機または補機駆動用歯車を潤
滑する潤滑油を供給するオイルポンプと、前記収容室と
クランク室のそれぞれの外壁を通して両室を連通する連
通路と、この連通路に設けられ、前記収容室からクラン
ク室への前記潤滑油の流入のみを許す逆止弁とを備えて
いる。この2サイクルエンジンによれば、請求項1と同
一の作用、効果に加えて、収容室とクランク室がこれら
の外壁を通して連通するので、連通路を簡単に構成でき
る利点がある。
クランク室圧縮型であって、クランク軸に歯車連結され
て回転する補機または補機駆動用歯車を収容する収容室
と、前記収容室内に前記補機または補機駆動用歯車を潤
滑する潤滑油を供給するオイルポンプと、前記収容室と
クランク室のそれぞれの外壁を通して両室を連通する連
通路と、この連通路に設けられ、前記収容室からクラン
ク室への前記潤滑油の流入のみを許す逆止弁とを備えて
いる。この2サイクルエンジンによれば、請求項1と同
一の作用、効果に加えて、収容室とクランク室がこれら
の外壁を通して連通するので、連通路を簡単に構成でき
る利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 雄一 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 高田 敏之 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 燃料と潤滑油を含む混合気をクランク室
の体積変化により圧縮したのち燃焼室へ導入するクラン
ク室圧縮型の2サイクルエンジンであって、 クランク軸に歯車連結されて回転する補機または補機駆
動用歯車を収容する収容室と、 前記収容室内に潤滑油を供給するオイルポンプと、 前記収容室とクランク室間の隔壁に設けられてクランク
室と収容室を連通する連通路と、 前記連通路に設けられ、前記収容室からクランク室への
流体の流入のみを許す逆止弁とを備えた2サイクルエン
ジン。 - 【請求項2】 燃料と潤滑油を含む混合気をクランク室
の体積変化により圧縮したのち燃焼室へ導入するクラン
ク室圧縮型の2サイクルエンジンであって、 クランク軸に歯車連結されて回転する補機または補機駆
動用歯車を収容する収容室と、 前記収容室内に潤滑油を供給するオイルポンプと、 前記収容室とクランク室のそれぞれの外壁を通して両室
を連通する連通路と、 前記連通路に設けられ、前記収容室からクランク室への
流体の流入のみを許す逆止弁とを備えた2サイクルエン
ジン。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記連通路
は、前記収容室に収容されてエンジン運転中に常時回転
する歯車のうち最下位にある歯車の最下部よりも高い位
置に配置されている2サイクルエンジン。 - 【請求項4】 請求項1または3において、前記隔壁に
クランク軸の軸受部が設けられ、この軸受部における前
記クランク室側に軸受が、前記収容室側にオイルシール
がそれぞれ配置されて、両者間に空間が設けられ、収容
室に一端が開口した連通路の他端が前記空間に開口して
いる2サイクルエンジン。 - 【請求項5】 請求項1から3のいずれかにおいて、ク
ランク室の外方からクランク室内のコンロッドの大端部
へ向かう方向に混合気を流入させる吸気通路を有し、こ
の吸気通路内にリード弁が配置され、一端が前記収容室
に開口した前記連通路の他端が、前記吸気通路における
前記リード弁からクランク室までの流路に開口している
2サイクルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085264A JP2999448B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 強制潤滑式2サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085264A JP2999448B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 強制潤滑式2サイクルエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280443A true JPH11280443A (ja) | 1999-10-12 |
| JP2999448B2 JP2999448B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=13853730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10085264A Expired - Fee Related JP2999448B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 強制潤滑式2サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2999448B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1136677A3 (en) * | 2000-03-22 | 2002-11-27 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Engine with crankshaft connected to a driving shaft |
| JP2008291847A (ja) * | 2008-06-23 | 2008-12-04 | Hitachi Ltd | 原動機 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10085264A patent/JP2999448B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1136677A3 (en) * | 2000-03-22 | 2002-11-27 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Engine with crankshaft connected to a driving shaft |
| US6537115B2 (en) | 2000-03-22 | 2003-03-25 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Oil pump construction for watercraft engine |
| JP2008291847A (ja) * | 2008-06-23 | 2008-12-04 | Hitachi Ltd | 原動機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2999448B2 (ja) | 2000-01-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |