JPH11281693A - 圧電トランスの特性測定治具 - Google Patents

圧電トランスの特性測定治具

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JPH11281693A
JPH11281693A JP10083834A JP8383498A JPH11281693A JP H11281693 A JPH11281693 A JP H11281693A JP 10083834 A JP10083834 A JP 10083834A JP 8383498 A JP8383498 A JP 8383498A JP H11281693 A JPH11281693 A JP H11281693A
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piezoelectric
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piezoelectric ceramic
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Junichi Yamazaki
純一 山崎
Nobuyuki Miki
信之 三木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一対の入力電極を弾性を有する導
電性接触ピンを用いて振動が少ない位置で押さえ、出力
電極に導電性膜が形成された弾性を有する緩衝材を押し
つけることで、圧電トランスの特性を安定で正確に測定
することが可能な圧電トランスの特性測定治具を提供す
る。 【解決手段】 2次ローゼン型の圧電トランス10を圧
電磁器板1の長手方向においてその長さの1/4の位置
で入力電極2、3を導電性接触ピン11、12により押
さえる。好ましくはさらに3/4の位置で圧電磁器板1
を接触ピン13、14により押さえる。出力電極4は導
電性膜18上に載せ、緩衝材17にそれが若干たわむ程
度の圧力を加える。圧電トランス10の特性を得るため
に、導電性膜18に接続されたリード線23の出力を測
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
のバックライト等の交流電圧発生装置に用いられる圧電
トランスの特性測定治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電トランスの構造およびその動
作原理について以下説明する。
【0003】圧電トランスはその構造や電極配置、電極
形状の違いによって各種考案されているが、その製造上
または昇圧比の観点から、図1に示すような構成を有す
る圧電トランスが実用上有利である。
【0004】図1は圧電トランスの構成の一例を示す図
である。図1において、圧電トランス10は、板状の圧
電磁器板1と、圧電磁器板1の表裏面上に対向して形成
されている入力電極2、3と、入力電極2、3から離れ
た位置で圧電磁器板1の一端面に形成されている出力電
極4とによって構成されている。図1においてPは分極
方向を示している。なお、圧電トランス10において圧
電磁器板1の厚さ方向に配置されている入力電極2、3
で構成される電極部を駆動部といい、その他の部分を発
電部という。これらの駆動部および発電部は巻き線トラ
ンスの一次側および二次側にそれぞれ相当する。
【0005】圧電磁器板1の長手方向の長さに応じて圧
電トランス10の固有共振周波数と等しい周波数を有す
る入力電圧(交流電圧)V1を駆動部を構成している入
力電極2、3に印加した場合、圧電磁器板1の長手方向
に沿って機械的な振動が発生し、この機械的な振動によ
って出力電極4において交流の高い出力電圧V2が得ら
れる。すなわち、圧電トランス10は、電気エネルギー
−機械エネルギー−電気エネルギー変換エレメントであ
り、昇圧効果を有している。出力電極4側が無負荷時に
おける昇圧比は圧電磁器板1を構成している圧電材料の
圧電材料定数および圧電磁器板1の寸法によって決定さ
れる。
【0006】ところで、圧電トランス10は基本共振周
波数frおよび2fr、3frにおいて昇圧特性を示し
ている。図2は図1に示すように構成されている圧電ト
ランスの基本共振周波数の2倍の周波数(2fr)にお
ける振動モードを示す図である。図2において、圧電ト
ランス10における圧電磁器板1の振動によるその長手
方向に沿った変位5は、レーザを用いた変位測定計等に
より測定された結果であり、最大変位値は1μm〜2μ
m程度である。図2からわかるように、変位5は、圧電
磁器板1の両端の位置および中心の位置において最大に
なっており、また、圧電磁器板1の長手方向においてそ
の長さの1/4の位置と3/4の位置で最小になってい
る。
【0007】ここで、図2に示すような変位を有する2
次ローゼン型の圧電トランスの特性の測定方法について
説明する。図3は図1に示すように構成されている圧電
トランスの特性を測定するための従来の特性測定方法を
説明するための図である。図3に示すように、入力電極
2、3および出力電極4にそれぞれ半田8a、8b、9
によりリード線を半田付けし、これにより、入力電極
2、3に入力電圧V1を印加可能とし、出力電極4にお
ける出力電圧V2を取得可能としている。また、圧電ト
ランス10をユニバーサル基板等の基板7上に設けられ
たスポンジ等の緩衝材6の上に載せることにより圧電ト
ランス10の圧電磁器板1の振動を極力阻害しないよう
にしているので、2frの入力電圧V1を入力電極2、
3に印加した場合、出力電極4において得られる出力電
圧V2は最大となる。従って、現在まで、圧電トランス
の特性に関してはこのような測定方法が標準の測定方法
として頻繁に用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な圧電トランスの特性測定方法では、駆動部を構成して
いる入力電極2、3にリード線を半田付けして固定する
必要がある。なお、入力電極2、3に接続されるリード
線は、圧電磁器板1の振動を極力阻害しないように、圧
電磁器板1の振動が少ない部分に半田付けしなくてはな
らない。また、出力電極4に接続されるリード線は圧電
磁器板1の振動が最大となる部分に半田付けられるが、
その部分に半田付けされる半田の量はできるだけ少ない
方が圧電磁器板1の振動の阻害が小さいので好ましい。
【0009】以上のことを考慮すると、入力電極2、3
および出力電極4にそれぞれリード線を接続する場合に
は、そのための半田付けを慎重に行わなくてはならない
ためにかなりの煩わしさがある。また、半田付けの仕方
には個人差があり、人により様々であるため、入力電極
2、3および出力電極4に対するリード線の半田付け後
に圧電トランスの特性を測定した場合には、得られる測
定値がばらついてしまい、圧電トランスの正確な特性を
得ることができない。
【0010】なお、半田付けを行うことなくプローブ等
を用いて圧電磁器板1を押さえるのみで圧電トランスの
特性の測定を行う方法もある。この場合、入力電極2、
3を圧電磁器板1の振動の少ない位置でしっかり押さえ
ることができるが、出力電極4も押さえてしまうことに
なる。そのため、圧電磁器板1の振動が阻害されて圧電
トランスの特性が低下してしまい、正確な特性を得るこ
とができなくなる。また、圧電磁器板1の振動が大きい
場合には、半田部分で断線してしまう可能性があり、こ
れによって圧電トランスの特性を測定することができな
くなってしまう。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、弾性を有する導電性接触ピンを
用いてそれぞれ圧電トランスにおける振動が少なく変位
が最小となる位置で一対の入力電極を押さえ、また出力
電極に導電性膜が形成された弾性を有する緩衝材を押し
つけることにより、圧電トランスにおける振動を極力阻
害することなく圧電トランスの特性の低下を防ぎ、圧電
トランスの特性をその測定値のばらつきを少なくして安
定にしかも正確に測定することが可能な圧電トランスの
特性測定治具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、圧電磁器板の表裏面に前
記圧電磁器板を挟んで一対の入力電極が対向して形成さ
れ、前記圧電磁器板の一端面に出力電極が形成されてい
る圧電トランスの特性測定治具において、前記一対の入
力電極にそれぞれ電気的に接触して前記圧電トランスを
保持する弾性を有する導電性保持体と、前記出力電極に
接触して前記出力電極からの出力を導出する弾性を有す
る導出手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、上記課題を解決するために、請求項
2に記載の発明は、圧電磁器板の表裏面に前記圧電磁器
板を挟んで一対の入力電極が対向して形成され、前記圧
電磁器板の一端面に出力電極が形成されている圧電トラ
ンスの特性測定治具において、前記一対の入力電極にそ
れぞれ電気的に接触して前記圧電トランスを保持する弾
性を有する導電性保持体と、前記圧電磁器板の前記入力
電極が形成されていない部分に接触して前記圧電トラン
スを保持する弾性を有する保持体と、前記出力電極に接
触して前記出力電極からの出力を導出する弾性を有する
導出手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】上記請求項1または2に記載の発明の圧電
トランスの特性測定治具において、請求項3に記載の発
明は、前記導出手段は、前記出力電極と電気的に接触す
る導電性膜を有することを特徴とする。
【0015】上記請求項3に記載の発明の圧電トランス
の特性測定治具において、請求項4に記載の発明は、前
記導電性膜は、アルミニウム、銅、銀、金、または白金
のいずれかよりなることを特徴とする。
【0016】上記請求項1または2に記載の発明の圧電
トランスの特性測定治具において、請求項5に記載の発
明は、前記導電性保持体は、前記圧電磁器板の振動によ
る変位が最小となる位置で前記入力電極と接触すること
を特徴とする。
【0017】上記請求項1または2に記載の発明の圧電
トランスの特性測定治具において、請求項6に記載の発
明は、前記保持体は、前記圧電磁器板の振動による変位
が最小となる位置で接触することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図4は本発明の実施の形態の圧電トランス
の特性測定治具の構成を示す図である。図4において、
本発明の実施の形態の圧電トランスの特性測定治具は、
図2に示すような変位分布を有する2次ローゼン型の圧
電トランス10の入力電極2、3を所定の圧力で押さえ
て圧電トランス10を保持し、入力電極2、3に入力電
圧V1を印加するために電気的に接触する弾性(ばね
性)を有する導電性接触ピン11、12と、入力電圧V
1を発生する図示しない電源と導電性接触ピン11、1
2とを電気的に接続するためのリード線21、22と、
導電性接触ピン11、12を圧電トランス10の所定位
置で支持するための支持体15、16と、圧電トランス
10を所定の圧力で保持するためのスポンジ等の弾性を
有する緩衝材17と、緩衝材17を載せるための基体1
9と、緩衝材17の上に設けられ、出力電極4が載せら
れて電気的に接触する薄い導電性箔等の導電性膜18
と、導電性膜18に電気的に接続され、出力電極4の出
力を外部に導出するためのリード線23とによって構成
されている。
【0020】なお、本発明の実施の形態の圧電トランス
の特性測定治具は、好ましくはさらに、圧電トランス1
0の入力電極2、3が形成されていない部分をそれぞれ
所定の圧力で押さえて圧電トランス10を保持するため
の弾性(ばね性)を有する接触ピン13、14を有して
おり、接触ピン13、14も支持体15、16によって
支持されている。
【0021】上述したように、圧電トランス10におい
ては、圧電磁器板1の長手方向においてその長さの1/
4の位置および3/4の位置で振動が少なく変位が最小
になっている。
【0022】従って、導電性接触ピン11、12を用い
て圧電磁器板1の振動が少なく入力電極2、3と電気的
に接触可能な位置である1/4の位置において所定の圧
力(例えば100〜300g)で圧電トランス10を押
さえることにより、圧電トランス10自体が圧電磁器板
1の振動に伴って移動せず、また断線が生じないように
する。
【0023】好ましくは、接触ピン13、14を用いて
圧電磁器板1の振動が少なく入力電極2、3と電気的に
接触しない位置である1/4の位置において導電性接触
ピン11、12と同様に所定の圧力(例えば100〜3
00g)で圧電トランス10を押さえることにより、圧
電トランス10自体が圧電磁器板1の振動に伴って移動
しないようにする。なお、接触ピン13、14は、圧電
磁器板1の振動を極力阻害せず、またその振動による圧
電トランス10の移動を防止するために用いられるの
で、導電性接触ピン11、12と異なり、導電性を有し
ない材料で構成されていることが望ましい。
【0024】導電性膜18は、酸化しにくい材料、例え
ば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、
金(Au)、または白金(Pt)で構成されており、導
電性膜18自身が破断しない程度の厚さ、例えば0.0
01mm〜0.1mmの厚さを有している。なお、導電
性膜18の代わりに、導電性を有する液状材料や導電性
テープ等を用いることができる。
【0025】緩衝材17は、その上に設けられている導
電性膜18上に圧電トランス10が出力電極4側を下に
して垂直に載せられた場合に、圧電磁器板1の振動を極
力阻害せず、またその振動により断線しないように圧電
トランス10を出力電極4側から押しつけられている。
これにより、導電性膜18と圧電トランス10の出力電
極4とが電気的に接触することになる。
【0026】なお、緩衝材17の下にばね等の弾性体を
設けて圧電トランス10に対して常に一定の圧力を加え
るようにすることにより、圧電磁器板1の振動を極力阻
害せず、またその振動により断線することを防止するこ
とができる。
【0027】次に、本発明の実施の形態の圧電トランス
の特性測定治具による圧電トランスの特性測定方法につ
いて説明する。
【0028】なお、特性測定の対象となる圧電トランス
としては、圧電磁器板1の振動により図2に示すような
変位分布を有する2次ローゼン型の圧電トランス10を
用いている。
【0029】まず、圧電トランス10の特性測定を行う
前に、図4に示すように、圧電トランス10を圧電トラ
ンスの特性測定治具において垂直に固定する。すなわ
ち、圧電トランス10において出力電極4が入力電極
2、3の下に位置するように配置し、圧電トランス10
が圧電磁器板1の振動により移動しないように、圧電磁
器板1の長手方向においてその長さの1/4の位置で1
00〜300g程度の圧力で入力電極2、3を導電性接
触ピン11、12を用いて押さえる。
【0030】また、圧電磁器板1の長手方向においてそ
の長さの3/4の位置において、導電性接触ピン11、
12と同様に、100〜300g程度の圧力で入力電極
2、3が形成されていない部分を接触ピン13、14を
用いて押さえる。
【0031】さらに、スポンジで構成される緩衝材17
上に設けられた厚さが0.001mm〜0.1mm程度
の銀箔で構成される導電性膜18上に出力電極4を載
せ、緩衝材17にそれが若干たわむ程度の圧力を加え
て、出力電極4と導電性膜18とを電気的に接触させ
る。
【0032】以上のようにして図4に示す圧電トランス
の特性測定治具に固定された圧電トランス10に対して
導電性膜18に電気的に接続されているリード線23か
ら導出される出力を測定して圧電トランス10の特性値
を得る。
【0033】図5は本発明の実施の形態の圧電トランス
の特性測定治具による圧電トランスの特性を測定するた
めの測定回路の構成を示す図である。図5において、圧
電トランス10の特性を測定するための測定回路は、入
力電極2、3に圧電トランス10の基本共振周波数fr
の2倍の周波数2frを有する入力電圧V1を発生する
電源30と、入力電流I1を測定するための電流計31
と、出力電極4に接続される負荷抵抗RLと、出力電流
I2を測定するための電圧計32および抵抗33とによ
って構成されており、入力電流I1および出力電流I2
を測定し、その測定結果を基にして圧電トランス10の
特性値を得ている。
【0034】図6は図3に示すような圧電トランスの従
来の特性測定方法より得られた圧電トランスの特性結果
を示す図であり、図3に示すように入力電極2、3およ
び出力電極4に半田付けによりリード線を接続し、図5
に示すような測定回路により入力電流I1および出力電
流I2を測定して得られた特性結果である。
【0035】ここでは、4つの圧電トランスのサンプル
について入力電流I1および出力電流I2を電流計31
および電圧計32を用いてそれぞれ測定している。昇圧
比は入力電圧V1と出力電圧V2との比(V2/V1)
を示しており、出力電圧V2は出力電流I2と負荷抵抗
RLによって得られる。また、効率(%)は入力電力P
1と出力電力P2との比(P2/P1)を示しており、
入力電力P1は入力電圧V1および入力電流I1により
得られ、出力電力P2は出力電圧V2および出力電流I
2によって得られる。なお、図6に示す昇圧比および効
率はそれぞれ出力電力が1W時の値を示している。図6
に示されているように、4つの圧電トランスにおける昇
圧比および効率の標準偏差はそれぞれ0.284、3.
013である。
【0036】一方、図7は本発明の実施の形態の圧電ト
ランスの特性測定治具を用いて圧電トランスの特性結果
を示す図であり、図4に示すように圧電トランスを特性
測定治具に固定し、図5に示すような測定回路により入
力電流I1および出力電流I2を測定して得られた特性
結果である。
【0037】ここでは、図6に示す特性結果を得る場合
と同様に、4つの圧電トランスのサンプルについてぞれ
ぞれ入力電流I1および出力電流I2を電流計31およ
び電圧計32を用いて測定している。昇圧比および効率
(%)はそれぞれ上述した比を示しており、図7に示す
昇圧比および効率は、図6に示す結果と同様に、それぞ
れ出力電力が1W時の値を示している。図7に示されて
いるように、4つの圧電トランスにおける昇圧比および
効率の標準偏差はそれぞれ0.031、0.427であ
る。
【0038】従って、図6および図7に示す圧電トラン
スの特性結果を比較すると、昇圧比および効率の標準偏
差において両者で1桁以上の差があり、本発明の実施の
形態の特性測定治具を用いた特性測定によって得られた
値はリード線を半田付けした特性測定によって得られた
値よりもサンプル間のばらつきが非常に少ないので、正
確な特性測定が行われていることがわかる。
【0039】以上のように、本発明の実施の形態の圧電
トランスの特性測定治具によれば、圧電トランスの振動
を極力阻害することなく、また測定者の個人差に依存す
ることがないので、圧電トランスの特性測定をより正確
にかつ迅速に行うことが可能となる。なお、本発明の実
施の形態では、上述したように、圧電トランスを垂直に
して固定しているので、この状態で例えばレーザを用い
た変位測定計により上方からレーザを照射することによ
り圧電トランスにおける振動による変位を容易に測定す
ることができる。
【0040】ここでは、圧電トランスを垂直にして固定
した場合について説明したが、圧電トランスを水平にし
て(圧電トランスを4点支持により空中に浮かせて)固
定した場合においても、圧電トランスのより正確かつ迅
速な特性測定が可能となる。また、圧電トランスを水平
にして固定した場合には、この状態で例えばレーザを用
いた変位測定計により横方向(水平方向)からレーザを
照射することにより、圧電トランスにおける振動による
変位を容易に測定することができる。
【0041】
【発明の効果】以上、本発明によれば、弾性を有する導
電接触ピンを用いてそれぞれ圧電トランスにおける振動
が少なく変位が最小となる位置で一対の入力電極を押さ
え、また出力電極に導電性膜が形成された弾性を有する
緩衝材を押しつけることにより、圧電トランスにおける
振動を極力阻害することなく圧電トランスの特性の低下
を防ぎ、圧電トランスの特性をその測定値のばらつきを
少なくして安定にしかも正確に測定することができる。
これにより、圧電トランスの特性測定を容易に行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電トランスの構成の一例を示す図である。
【図2】図1に示すように構成されている圧電トランス
の基本共振周波数の2倍の周波数における振動モードを
示す図である。
【図3】図1に示すように構成されている圧電トランス
の特性を測定する従来の特性測定方法を説明するための
図である。
【図4】本発明の実施の形態の圧電トランスの特性測定
治具の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の圧電トランスの特性測定
治具を用いて圧電トランスの特性を測定するための測定
回路の構成を示す図である。
【図6】図3に示すような圧電トランスの従来の特性測
定方法より得られた圧電トランスの特性結果を示す図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態の圧電トランスの特性測定
治具を用いて得られた圧電トランスの特性結果を示す図
である。
【符号の説明】
1 圧電磁器板 2、3 入力電極 4 出力電極 10 圧電トランス 11、12 導電性接触ピン 13、14 接触ピン 15、16 支持体 17 緩衝材 18 導電性膜 19 基体 21、22、23 リード線 30 電源 31 電流計 32 電圧計 33 抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電磁器板の表裏面に前記圧電磁器板を
    挟んで一対の入力電極が対向して形成され、前記圧電磁
    器板の一端面に出力電極が形成されている圧電トランス
    の特性測定治具において、 前記一対の入力電極にそれぞれ電気的に接触して前記圧
    電トランスを保持する弾性を有する導電性保持体と、 前記出力電極に接触して前記出力電極からの出力を導出
    する弾性を有する導出手段とを備えたことを特徴とする
    圧電トランスの特性測定治具。
  2. 【請求項2】 圧電磁器板の表裏面に前記圧電磁器板を
    挟んで一対の入力電極が対向して形成され、前記圧電磁
    器板の一端面に出力電極が形成されている圧電トランス
    の特性測定治具において、 前記一対の入力電極にそれぞれ電気的に接触して前記圧
    電トランスを保持する弾性を有する導電性保持体と、 前記圧電磁器板の前記入力電極が形成されていない部分
    に接触して前記圧電トランスを保持する弾性を有する保
    持体と、 前記出力電極に接触して前記出力電極からの出力を導出
    する弾性を有する導出手段とを備えたことを特徴とする
    圧電トランスの特性測定治具。
  3. 【請求項3】 前記導出手段は、前記出力電極と電気的
    に接触する導電性膜を有することを特徴とする請求項1
    または2に記載の圧電トランスの特性測定治具。
  4. 【請求項4】 前記導電性膜は、アルミニウム、銅、
    銀、金、または白金のいずれかよりなることを特徴とす
    る請求項3に記載の圧電トランスの特性測定治具。
  5. 【請求項5】 前記導電性保持体は、前記圧電磁器板の
    振動による変位が最小となる位置で前記入力電極と接触
    することを特徴とする請求項1または2に記載の圧電ト
    ランスの特性測定治具。
  6. 【請求項6】 前記保持体は、前記圧電磁器板の振動に
    よる変位が最小となる位置で接触することを特徴とする
    請求項1または2に記載の圧電トランスの特性測定治
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101353705B1 (ko) * 2012-05-04 2014-01-24 주식회사 포스코 변압기의 특성 분석장치
CN112067913A (zh) * 2020-09-17 2020-12-11 业成科技(成都)有限公司 压电系数的测量系统及测量方法
CN115468866A (zh) * 2022-09-22 2022-12-13 宁波大学 压电材料的霍普金森一维动态压缩力电特性的试验方法

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