JPH11282216A - 光輝性湿式現像剤及びこれを用いる高意匠性物品の製造方法 - Google Patents
光輝性湿式現像剤及びこれを用いる高意匠性物品の製造方法Info
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- JPH11282216A JPH11282216A JP10087682A JP8768298A JPH11282216A JP H11282216 A JPH11282216 A JP H11282216A JP 10087682 A JP10087682 A JP 10087682A JP 8768298 A JP8768298 A JP 8768298A JP H11282216 A JPH11282216 A JP H11282216A
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- copolymer resin
- dispersion medium
- monomer unit
- electrically insulating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光輝性顔料を包含したトナー粒子を分散させ
た湿式現像剤、発泡原反の表面に上記現像剤を用いて光
輝性画像を形成した高意匠性物品、及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 電気絶縁性分散媒中に、2種以上のモノ
マー単位から構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性
顔料を包含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像
剤を用いる。(1)(i)共重合樹脂の第1モノマー単
位のみから構成されたホモポリマーのSP値δp1と分
散媒のSP値δdとの差Δ(δp1−δd)が1.0以
上であり、(ii)共重合樹脂の第2モノマー単位のみ
から構成されたホモポリマーのSP値δp2と分散媒の
SP値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0以下であ
り、(iii)δp1とδp2との差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、(2)前
記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分と、該核
部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部分とから
なっている。
た湿式現像剤、発泡原反の表面に上記現像剤を用いて光
輝性画像を形成した高意匠性物品、及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 電気絶縁性分散媒中に、2種以上のモノ
マー単位から構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性
顔料を包含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像
剤を用いる。(1)(i)共重合樹脂の第1モノマー単
位のみから構成されたホモポリマーのSP値δp1と分
散媒のSP値δdとの差Δ(δp1−δd)が1.0以
上であり、(ii)共重合樹脂の第2モノマー単位のみ
から構成されたホモポリマーのSP値δp2と分散媒の
SP値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0以下であ
り、(iii)δp1とδp2との差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、(2)前
記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分と、該核
部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部分とから
なっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電プロッターや
電子写真方式や静電グラビア印刷などのように静電気的
な作用を利用する印字方式で用いられる湿式現像剤に関
する。また本発明は、家具や建築内装材などの用途に利
用価値の高い、光輝性の画像を付した高意匠性物品にも
関する。
電子写真方式や静電グラビア印刷などのように静電気的
な作用を利用する印字方式で用いられる湿式現像剤に関
する。また本発明は、家具や建築内装材などの用途に利
用価値の高い、光輝性の画像を付した高意匠性物品にも
関する。
【0002】より具体的には、上記のような静電気的手
法により、被印字体の表面の地色や反射性とは関係なく
光輝性の画像を出力することが可能な湿式現像剤と、そ
のような湿式現像剤を用いて光輝性の画像を付した高意
匠性物品に関する。また本発明は、静電気的な作用を利
用する印字方式の中でも静電プロッターや電子写真方式
などのオンデマンドタイプの印字方式を用いて、家具や
建築内装材などの表面に光輝性の画像を印字するのに適
した湿式現像剤にも関する。
法により、被印字体の表面の地色や反射性とは関係なく
光輝性の画像を出力することが可能な湿式現像剤と、そ
のような湿式現像剤を用いて光輝性の画像を付した高意
匠性物品に関する。また本発明は、静電気的な作用を利
用する印字方式の中でも静電プロッターや電子写真方式
などのオンデマンドタイプの印字方式を用いて、家具や
建築内装材などの表面に光輝性の画像を印字するのに適
した湿式現像剤にも関する。
【0003】
【従来の技術】静電プロッターや電子写真プリンター等
のオンデマンドプリンターを用いて画像を出力する際に
は、通常、3色(イエロー、マゼンタ、シアン)又は4
色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のプロセ
スカラーを用いてカラー画像を形成している。オンデマ
ンドプリンターで使用されるトナーに関しては、プロセ
スカラーであるイエロー、マゼンタ、シアン及びブラッ
クの開発に力が注がれており、トナー自体が光輝性を有
するものは知られていない。このため、オンデマンドプ
リンターで金属光沢のような光輝性を有する画像を形成
するに当っては、これらのプロセスカラーに加えて、下
地の反射を組み合わせて光輝性の色を表現している。印
刷版を用いる印刷方式においては、インキ自体が光輝性
を有するものが知られており、被印字体の地色とは関係
なく光輝性画像を形成することができる。しかしなが
ら、オンデマンドプリンターを用いる場合には、下地が
適切な反射性を有していないと光輝性の画像を形成する
ことができなかった。
のオンデマンドプリンターを用いて画像を出力する際に
は、通常、3色(イエロー、マゼンタ、シアン)又は4
色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のプロセ
スカラーを用いてカラー画像を形成している。オンデマ
ンドプリンターで使用されるトナーに関しては、プロセ
スカラーであるイエロー、マゼンタ、シアン及びブラッ
クの開発に力が注がれており、トナー自体が光輝性を有
するものは知られていない。このため、オンデマンドプ
リンターで金属光沢のような光輝性を有する画像を形成
するに当っては、これらのプロセスカラーに加えて、下
地の反射を組み合わせて光輝性の色を表現している。印
刷版を用いる印刷方式においては、インキ自体が光輝性
を有するものが知られており、被印字体の地色とは関係
なく光輝性画像を形成することができる。しかしなが
ら、オンデマンドプリンターを用いる場合には、下地が
適切な反射性を有していないと光輝性の画像を形成する
ことができなかった。
【0004】ところで、システムキッチン、収納家具、
弱電機器キャビネットなどの家具類、或いは、壁紙、床
材などの建築内装材の表面に、グラビア印刷やオフセッ
ト印刷のような印刷版を必要とする印刷システムを用い
て、文字や絵柄などの人工的な模様、木目や石目などの
自然物の模様、或いは、その他の画像を付すことが従来
から行われている。家具類や建築内装材の表面に模様そ
の他の画像を付すには、用途に応じて選択された原反
(予備成形体又は粗成形体)の表面に、適切なシステム
又は方法により画像を付した後、当該原反に発泡加工や
メラミン加工等の後加工を行なう。
弱電機器キャビネットなどの家具類、或いは、壁紙、床
材などの建築内装材の表面に、グラビア印刷やオフセッ
ト印刷のような印刷版を必要とする印刷システムを用い
て、文字や絵柄などの人工的な模様、木目や石目などの
自然物の模様、或いは、その他の画像を付すことが従来
から行われている。家具類や建築内装材の表面に模様そ
の他の画像を付すには、用途に応じて選択された原反
(予備成形体又は粗成形体)の表面に、適切なシステム
又は方法により画像を付した後、当該原反に発泡加工や
メラミン加工等の後加工を行なう。
【0005】ここで、家具類や建築内装材の表面に、印
刷版を必要とする印刷システムにより画像を付与する場
合には、3色(イエロー、マゼンタ、シアン)又は4色
(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のプロセス
インキを用いて種々の色を表現している。また、淡いベ
ージュや薄いグレー等のように、プロセスインキを混合
して表現しようとすると発色が製品間でばらつきやすい
色については、特定の色にあらかじめ調整しておいた特
色インキと呼ばれる専用のインキを、他の色のインキと
は混合せずに用いることもよくある。また、光輝性を有
する色については、パールやメタリック等の光輝性顔料
を含有する光輝性インキを用いて表現することができ
る。
刷版を必要とする印刷システムにより画像を付与する場
合には、3色(イエロー、マゼンタ、シアン)又は4色
(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のプロセス
インキを用いて種々の色を表現している。また、淡いベ
ージュや薄いグレー等のように、プロセスインキを混合
して表現しようとすると発色が製品間でばらつきやすい
色については、特定の色にあらかじめ調整しておいた特
色インキと呼ばれる専用のインキを、他の色のインキと
は混合せずに用いることもよくある。また、光輝性を有
する色については、パールやメタリック等の光輝性顔料
を含有する光輝性インキを用いて表現することができ
る。
【0006】家具類や建築内装材への画像付与は、静電
プロッターや電子写真プリンターのようなオンデマンド
プリンターにより行なうことも可能である。しかしなが
ら家具類や建築内装材の材質は、加工適性や耐久性或い
はその他の用途適性に応じて限られてくる。このため、
一般的な印字物と比べると、画像の下地を自由に選ぶこ
とが許されず、原反の下地反射が充分でないことが多
い。従って、一般的な印字物を出力するのと同様のプロ
セスカラー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)
を用いるオンデマンドプリンターでは、家具類、建築内
装材又はそれらの原反の表面に充分な光輝性を有する画
像を形成することができない。
プロッターや電子写真プリンターのようなオンデマンド
プリンターにより行なうことも可能である。しかしなが
ら家具類や建築内装材の材質は、加工適性や耐久性或い
はその他の用途適性に応じて限られてくる。このため、
一般的な印字物と比べると、画像の下地を自由に選ぶこ
とが許されず、原反の下地反射が充分でないことが多
い。従って、一般的な印字物を出力するのと同様のプロ
セスカラー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)
を用いるオンデマンドプリンターでは、家具類、建築内
装材又はそれらの原反の表面に充分な光輝性を有する画
像を形成することができない。
【0007】このような理由により、従来は、グラビア
印刷やオフセット印刷のような印刷版を必要とする印刷
システムにより、光輝性顔料を含有する光輝性インキを
用いて家具類、建築内装材、或いはそれらの原反の表面
に光輝性の画像を出力していた。そして、オンデマンド
の印字システムで家具類、建築内装材又はそれらの原反
の表面に充分な光輝性を有する画像を形成することは、
従来不可能であった。
印刷やオフセット印刷のような印刷版を必要とする印刷
システムにより、光輝性顔料を含有する光輝性インキを
用いて家具類、建築内装材、或いはそれらの原反の表面
に光輝性の画像を出力していた。そして、オンデマンド
の印字システムで家具類、建築内装材又はそれらの原反
の表面に充分な光輝性を有する画像を形成することは、
従来不可能であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、もし光
輝性顔料をトナー化できれば、家具や建築内装材やそれ
らの原反の表面に、所望のパターンを持つ光輝性の画像
を静電プロッターや電子写真プリンターのようなオンデ
マンドプリンターを利用して容易且つ迅速に形成できる
ようになり、いろいろなデザインの物品を機動的に作成
できると考えた。しかしながら、光輝性顔料をトナー化
するためには、光輝性顔料に優れた分散性と帯電性を持
たせなければならない。
輝性顔料をトナー化できれば、家具や建築内装材やそれ
らの原反の表面に、所望のパターンを持つ光輝性の画像
を静電プロッターや電子写真プリンターのようなオンデ
マンドプリンターを利用して容易且つ迅速に形成できる
ようになり、いろいろなデザインの物品を機動的に作成
できると考えた。しかしながら、光輝性顔料をトナー化
するためには、光輝性顔料に優れた分散性と帯電性を持
たせなければならない。
【0009】本発明は、上記の実状に鑑みて成し遂げら
れたものであり、その第1の目的は、光輝性顔料を包含
すると共に優れた帯電性を備えたトナー粒子を良好に分
散させた湿式現像剤を提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、そのような光輝性顔料を含有する湿
式現像剤を用いたオンデマンドタイプの印字方式によ
り、光輝性の画像を備え、且つ、家具や建築内装材とし
て有用な高意匠性物品を製造する方法を提供することに
ある。
れたものであり、その第1の目的は、光輝性顔料を包含
すると共に優れた帯電性を備えたトナー粒子を良好に分
散させた湿式現像剤を提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、そのような光輝性顔料を含有する湿
式現像剤を用いたオンデマンドタイプの印字方式によ
り、光輝性の画像を備え、且つ、家具や建築内装材とし
て有用な高意匠性物品を製造する方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光輝性湿式
現像剤は、電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノ
マー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー
単位から構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料
を包含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤で
あって、(1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒に不
溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒に溶
解又は膨潤する外縁部分とからなることを特徴とする。
現像剤は、電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノ
マー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー
単位から構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料
を包含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤で
あって、(1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒に不
溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒に溶
解又は膨潤する外縁部分とからなることを特徴とする。
【0011】ここで、本発明で使用される電気絶縁性分
散媒のSP値(溶解度パラメーター値)δdは、当該δ
dと共重合樹脂の第1モノマー単位のみで構成されたホ
モポリマーのSP値δp1との差Δ(δp1−δd)が
1.0以上になると共に、当該δdと共重合樹脂の第2
モノマー単位のみで構成されたホモポリマーのSP値δ
p2との差Δ(δp2−δd)が1.0以下となる関係を
有している。すなわち、本発明で使用される分散媒は、
共重合樹脂の第1モノマー単位の部分との親和性は低
く、一方、共重合樹脂の第2モノマー単位の部分との親
和性は高い。しかも、2つの上記ホモポリマーの溶解度
パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が
0.5以上あるから、第1モノマー単位の部分に対する
当該分散媒の親和性と、第2モノマー単位の部分に対す
る当該分散媒の親和性には、相当の開きがある。
散媒のSP値(溶解度パラメーター値)δdは、当該δ
dと共重合樹脂の第1モノマー単位のみで構成されたホ
モポリマーのSP値δp1との差Δ(δp1−δd)が
1.0以上になると共に、当該δdと共重合樹脂の第2
モノマー単位のみで構成されたホモポリマーのSP値δ
p2との差Δ(δp2−δd)が1.0以下となる関係を
有している。すなわち、本発明で使用される分散媒は、
共重合樹脂の第1モノマー単位の部分との親和性は低
く、一方、共重合樹脂の第2モノマー単位の部分との親
和性は高い。しかも、2つの上記ホモポリマーの溶解度
パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が
0.5以上あるから、第1モノマー単位の部分に対する
当該分散媒の親和性と、第2モノマー単位の部分に対す
る当該分散媒の親和性には、相当の開きがある。
【0012】そのため、少なくとも第1モノマー単位と
第2モノマー単位から構成される共重合樹脂の溶液と、
上記のようなSP値特性を有する電気絶縁性分散媒と
を、電気絶縁性分散媒に対して親和性が元々少ない光輝
性顔料を共存させた条件下で混合すると、共重合樹脂の
第1モノマー単位の部分が分散媒と反発して光輝性顔料
の表面に吸着し、その結果、光輝性顔料を核にして共重
合樹脂が微視的に凝集する。このようにして光輝性顔料
を包含する共重合樹脂粒子が形成される。
第2モノマー単位から構成される共重合樹脂の溶液と、
上記のようなSP値特性を有する電気絶縁性分散媒と
を、電気絶縁性分散媒に対して親和性が元々少ない光輝
性顔料を共存させた条件下で混合すると、共重合樹脂の
第1モノマー単位の部分が分散媒と反発して光輝性顔料
の表面に吸着し、その結果、光輝性顔料を核にして共重
合樹脂が微視的に凝集する。このようにして光輝性顔料
を包含する共重合樹脂粒子が形成される。
【0013】形成された共重合樹脂粒子は、分散媒に不
溶な核部分と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤
する外縁部分からなる。ここで、核部分は、光輝性顔料
と、共重合樹脂の分子中において光輝性顔料に対する親
和性の高い部分、とりわけ第1モノマー単位の部分とで
構成されている。また、外縁部分は、共重合樹脂の分子
中において電気絶縁性分散媒に対する親和性の高い部
分、とりわけ第2モノマー単位の部分で構成されてい
る。共重合樹脂粒子はこのような構造を有しているの
で、光輝性顔料の粒子同士を直接接触させないように
し、分散媒中に良好に分散させ、沈殿やマクロ的な凝集
を起こしにくい。また、このような共重合樹脂粒子は、
適度な帯電性も有している。従って、本発明の光輝性湿
式現像剤には、適度な帯電性を有する光輝性のトナー粒
子が良好に分散している。
溶な核部分と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤
する外縁部分からなる。ここで、核部分は、光輝性顔料
と、共重合樹脂の分子中において光輝性顔料に対する親
和性の高い部分、とりわけ第1モノマー単位の部分とで
構成されている。また、外縁部分は、共重合樹脂の分子
中において電気絶縁性分散媒に対する親和性の高い部
分、とりわけ第2モノマー単位の部分で構成されてい
る。共重合樹脂粒子はこのような構造を有しているの
で、光輝性顔料の粒子同士を直接接触させないように
し、分散媒中に良好に分散させ、沈殿やマクロ的な凝集
を起こしにくい。また、このような共重合樹脂粒子は、
適度な帯電性も有している。従って、本発明の光輝性湿
式現像剤には、適度な帯電性を有する光輝性のトナー粒
子が良好に分散している。
【0014】本発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、静
電プロッターや電子写真方式や静電グラビア印刷のよう
な静電気的な作用を利用する印字方式により、種々のシ
ート状或いは立体的な被印字体の表面に光輝性を有する
画像を付すことができ、高意匠性物品が得られる。特
に、本発明の光輝性湿式現像剤は、静電気的な印字方式
の中でも、静電記録や静電転写などのオンデマンドタイ
プの印字方式に適しており、光輝性の画像を容易且つ迅
速に印字することを可能とする。
電プロッターや電子写真方式や静電グラビア印刷のよう
な静電気的な作用を利用する印字方式により、種々のシ
ート状或いは立体的な被印字体の表面に光輝性を有する
画像を付すことができ、高意匠性物品が得られる。特
に、本発明の光輝性湿式現像剤は、静電気的な印字方式
の中でも、静電記録や静電転写などのオンデマンドタイ
プの印字方式に適しており、光輝性の画像を容易且つ迅
速に印字することを可能とする。
【0015】本発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、被
印字体の下地が光沢を有しているかどうかとは関係な
く、静電気的な印字手法により光輝性の画像を形成でき
る。特に、家具や建築内装材に光輝性の画像を付す場合
のように、下地の材質を自由に選ぶことができない場合
でも、本発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、静電気的
手法により光輝性の画像を形成できる。
印字体の下地が光沢を有しているかどうかとは関係な
く、静電気的な印字手法により光輝性の画像を形成でき
る。特に、家具や建築内装材に光輝性の画像を付す場合
のように、下地の材質を自由に選ぶことができない場合
でも、本発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、静電気的
手法により光輝性の画像を形成できる。
【0016】光輝性顔料をトナー化するに当たっては、
トナー粒子の帯電量を適切に調節することが重要である
が、それと共に、帯電の極性を意図的に正負のいずれか
に調節することも重要である。
トナー粒子の帯電量を適切に調節することが重要である
が、それと共に、帯電の極性を意図的に正負のいずれか
に調節することも重要である。
【0017】本発明においては、塩基性基を有する第1
モノマー単位と、2−エチルヘキシルアクリレート、ラ
ウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレー
ト、及び、ステアリルメタクリレートよりなる群から選
ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導される第2モ
ノマー単位とから少なくとも構成される共重合樹脂を用
いて光輝性顔料を包含させると共に、電荷制御剤として
金属石鹸を添加することにより、光輝性湿式現像剤中の
共重合樹脂粒子を、通常は正に帯電させることができ
る。
モノマー単位と、2−エチルヘキシルアクリレート、ラ
ウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレー
ト、及び、ステアリルメタクリレートよりなる群から選
ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導される第2モ
ノマー単位とから少なくとも構成される共重合樹脂を用
いて光輝性顔料を包含させると共に、電荷制御剤として
金属石鹸を添加することにより、光輝性湿式現像剤中の
共重合樹脂粒子を、通常は正に帯電させることができ
る。
【0018】ここで、塩基性基を有する第1モノマー単
位は、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジ
メチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、
イソプロピルアクリルアミド、メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル、及び、メタクリル酸ジメチルアクリルアミ
ドよりなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーか
ら誘導されるモノマー単位であることが好ましい。
位は、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジ
メチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、
イソプロピルアクリルアミド、メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル、及び、メタクリル酸ジメチルアクリルアミ
ドよりなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーか
ら誘導されるモノマー単位であることが好ましい。
【0019】本発明においては、また、酸性基を有する
第1モノマー単位と、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリ
レート、及び、ステアリルメタクリレートよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導される第
2モノマー単位とから少なくとも構成される共重合樹脂
を用いて光輝性顔料を包含させると共に、電荷制御剤と
してレシチンを添加することにより、光輝性湿式現像剤
中の共重合樹脂粒子を、通常は負に帯電させることがで
きる。
第1モノマー単位と、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリ
レート、及び、ステアリルメタクリレートよりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導される第
2モノマー単位とから少なくとも構成される共重合樹脂
を用いて光輝性顔料を包含させると共に、電荷制御剤と
してレシチンを添加することにより、光輝性湿式現像剤
中の共重合樹脂粒子を、通常は負に帯電させることがで
きる。
【0020】ここで、酸性基を有する第1モノマー単位
は、アクリル酸、及び、メタクリル酸よりなる群から選
ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導されるモノマ
ー単位であることが好ましい。
は、アクリル酸、及び、メタクリル酸よりなる群から選
ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導されるモノマ
ー単位であることが好ましい。
【0021】本発明に係る高意匠性物品の製造方法は、
上記の光輝性湿式現像剤を用いるものであり、少なくと
も下記の各工程を有することを特徴としている。
上記の光輝性湿式現像剤を用いるものであり、少なくと
も下記の各工程を有することを特徴としている。
【0022】(1) 下記の被印字体と光輝性湿式現像
剤を準備する工程、 A.家具、建築内装材、及び、それらの原反のうちから
選ばれる被印字体 B.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料を包含
してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であっ
て、(B−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(B−2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒
に不溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒
に溶解又は膨潤する外縁部分とからなる光輝性湿式現像
剤
剤を準備する工程、 A.家具、建築内装材、及び、それらの原反のうちから
選ばれる被印字体 B.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料を包含
してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であっ
て、(B−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(B−2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒
に不溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒
に溶解又は膨潤する外縁部分とからなる光輝性湿式現像
剤
【0023】(2) 前記の湿式現像剤を用いて静電記
録又は静電転写を行なうことによって、前記被印字体の
表面に、光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子をパター
ン状に付着させる工程。
録又は静電転写を行なうことによって、前記被印字体の
表面に、光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子をパター
ン状に付着させる工程。
【0024】ここで、静電記録及び静電転写は、いずれ
もオンデマンドタイプの印字方式であり、静電記録は静
電プロッター等の機器を用いて行なわれ、一方、静電転
写は電子写真プリンター等の機器を用いて行なわれる。
上記方法によれば、光輝性のトナー粒子を含有する湿式
現像剤を用いたオンデマンドタイプの印字方式により、
家具、建築内装材又はそれらの原反の表面に、光輝性の
画像を容易且つ迅速に出力することができる。製版工程
は必要ない。従って、家具や建築内装材として有用な高
意匠性物品を機動的に製造することができる。
もオンデマンドタイプの印字方式であり、静電記録は静
電プロッター等の機器を用いて行なわれ、一方、静電転
写は電子写真プリンター等の機器を用いて行なわれる。
上記方法によれば、光輝性のトナー粒子を含有する湿式
現像剤を用いたオンデマンドタイプの印字方式により、
家具、建築内装材又はそれらの原反の表面に、光輝性の
画像を容易且つ迅速に出力することができる。製版工程
は必要ない。従って、家具や建築内装材として有用な高
意匠性物品を機動的に製造することができる。
【0025】上記方法は、家具や建築内装材として有用
な発泡体、例えば発泡壁紙のような発泡製品を製造する
のに、特に適している。すなわち、前記の第1工程にお
いて、原反として発泡性樹脂組成物で形成された発泡性
部位を有する発泡原反を準備し、前記の第2工程におい
て、当該発泡原反の発泡性部位の表面に光輝性顔料を包
含する共重合樹脂粒子をパターン状に付着させ、さらに
当該共重合樹脂粒子を付着させた後に発泡性部位を発泡
させることによって、高意匠性の発泡体を製造すること
ができる。
な発泡体、例えば発泡壁紙のような発泡製品を製造する
のに、特に適している。すなわち、前記の第1工程にお
いて、原反として発泡性樹脂組成物で形成された発泡性
部位を有する発泡原反を準備し、前記の第2工程におい
て、当該発泡原反の発泡性部位の表面に光輝性顔料を包
含する共重合樹脂粒子をパターン状に付着させ、さらに
当該共重合樹脂粒子を付着させた後に発泡性部位を発泡
させることによって、高意匠性の発泡体を製造すること
ができる。
【0026】上記した発泡体の製造方法に、さらに発泡
抑制剤を含有する湿式現像剤で現像する工程を追加する
ことにより、光輝性の画像と共に、立体的な表面模様を
有する、極めて意匠性の高い発泡体を製造することも可
能になる。すなわち、本発明においては、少なくとも下
記の各工程を有することを特徴とする高意匠性物品の製
造方法をも提供する。
抑制剤を含有する湿式現像剤で現像する工程を追加する
ことにより、光輝性の画像と共に、立体的な表面模様を
有する、極めて意匠性の高い発泡体を製造することも可
能になる。すなわち、本発明においては、少なくとも下
記の各工程を有することを特徴とする高意匠性物品の製
造方法をも提供する。
【0027】(1) 下記の発泡原反、光輝性湿式現像
剤、及び、発泡抑制性湿式現像剤を準備する工程、 A.発泡性樹脂組成物で形成された発泡性部位を有する
発泡原反 B.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料を包含
してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であっ
て、(B−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(B−2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒
に不溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒
に溶解又は膨潤する外縁部分とからなる光輝性湿式現像
剤 C.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ発泡性樹脂組成物
の発泡を抑制することができる発泡抑制剤を包含してな
る共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であって、(C
−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂とは、
(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成され
たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電気絶
縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp
1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合樹脂の
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶
解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の溶解度
パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0
以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解
度パラメーター値δp 1、δp2の差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、(C−
2)前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分
と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部
分とからなる発泡抑制性湿式現像剤(ただし、光輝性湿
式現像剤と発泡抑制性湿式現像剤のそれぞれで用いられ
る電気絶縁性分散媒と共重合樹脂は、同じであっても異
なっていてもよい)
剤、及び、発泡抑制性湿式現像剤を準備する工程、 A.発泡性樹脂組成物で形成された発泡性部位を有する
発泡原反 B.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料を包含
してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であっ
て、(B−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(B−2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒
に不溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒
に溶解又は膨潤する外縁部分とからなる光輝性湿式現像
剤 C.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ発泡性樹脂組成物
の発泡を抑制することができる発泡抑制剤を包含してな
る共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であって、(C
−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂とは、
(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成され
たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電気絶
縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp
1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合樹脂の
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶
解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の溶解度
パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0
以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解
度パラメーター値δp 1、δp2の差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、(C−
2)前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分
と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部
分とからなる発泡抑制性湿式現像剤(ただし、光輝性湿
式現像剤と発泡抑制性湿式現像剤のそれぞれで用いられ
る電気絶縁性分散媒と共重合樹脂は、同じであっても異
なっていてもよい)
【0028】(2) 前記の光輝性湿式現像剤を用いて
静電記録又は静電転写を行なうことによって、前記発泡
原反の発泡性部位の表面に、光輝性顔料を包含する共重
合樹脂粒子を第1のパターン状に付着させる工程、
(3) 光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子を付着さ
せる前記工程の前又は後で前記の発泡抑制性湿式現像剤
を用いて静電記録又は静電転写を行なうことによって、
前記発泡原反の発泡性部位の表面に、発泡抑制剤を包含
する共重合樹脂粒子を第2のパターン状に付着させる工
程、及び、(4) 光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒
子、及び、発泡抑制剤を包含する共重合樹脂粒子をどち
らも付着させた後に発泡性部位を発泡させて、当該発泡
部位の表面に凹凸を形成する工程。
静電記録又は静電転写を行なうことによって、前記発泡
原反の発泡性部位の表面に、光輝性顔料を包含する共重
合樹脂粒子を第1のパターン状に付着させる工程、
(3) 光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子を付着さ
せる前記工程の前又は後で前記の発泡抑制性湿式現像剤
を用いて静電記録又は静電転写を行なうことによって、
前記発泡原反の発泡性部位の表面に、発泡抑制剤を包含
する共重合樹脂粒子を第2のパターン状に付着させる工
程、及び、(4) 光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒
子、及び、発泡抑制剤を包含する共重合樹脂粒子をどち
らも付着させた後に発泡性部位を発泡させて、当該発泡
部位の表面に凹凸を形成する工程。
【0029】この方法によれば、光輝性画像の出力と、
発泡抑制剤を含有するパターンの形成のどちらも、オン
デマンド方式の印字方式である静電記録又は静電転写に
より迅速に行なわれる。従って、光輝性の画像と立体的
な表面模様を有する極めて意匠性の高い発泡体を、機動
的に製造することができる。
発泡抑制剤を含有するパターンの形成のどちらも、オン
デマンド方式の印字方式である静電記録又は静電転写に
より迅速に行なわれる。従って、光輝性の画像と立体的
な表面模様を有する極めて意匠性の高い発泡体を、機動
的に製造することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
する。
【0031】(1)光輝性湿式現像剤とその製造方法 本発明にかかる光輝性湿式現像剤は、少なくとも第1モ
ノマー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマ
ー単位から構成された共重合樹脂からなり且つパール顔
料等の光輝性顔料を包含してなる共重合樹脂粒子を、電
気絶縁性分散媒中に分散してなるものである。
ノマー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマ
ー単位から構成された共重合樹脂からなり且つパール顔
料等の光輝性顔料を包含してなる共重合樹脂粒子を、電
気絶縁性分散媒中に分散してなるものである。
【0032】本発明の光輝性湿式現像剤は、例えば、共
重合樹脂を良溶媒に溶解した溶液と電気絶縁性分散媒と
を、パール顔料等の光輝性顔料の共存下で混合して共重
合樹脂粒子を造粒したのち、必要に応じて良溶媒を除去
することにより製造できる。
重合樹脂を良溶媒に溶解した溶液と電気絶縁性分散媒と
を、パール顔料等の光輝性顔料の共存下で混合して共重
合樹脂粒子を造粒したのち、必要に応じて良溶媒を除去
することにより製造できる。
【0033】本発明によれば、共重合樹脂のワニス又は
溶液から光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子を析出さ
せ、分散させる電気絶縁性分散媒のSP値を調節するこ
とにより、共重合樹脂粒子すなわちトナー粒子の分散性
に優れた湿式現像剤が提供される。
溶液から光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子を析出さ
せ、分散させる電気絶縁性分散媒のSP値を調節するこ
とにより、共重合樹脂粒子すなわちトナー粒子の分散性
に優れた湿式現像剤が提供される。
【0034】[溶解度パラメーター(SP値)]一般
に、SP値は物質同士の相溶性、非相溶性を示す指標と
して知られている。樹脂と溶媒との関係を例にすると、
溶媒に対する樹脂の溶解性の程度をSP値により示すこ
とができる。樹脂のSP値と溶媒のSP値の差が小さけ
れば溶解性が大きく、易溶性となり、一方、その差が大
きければ溶解性が小さく、不溶性となることを示す。
に、SP値は物質同士の相溶性、非相溶性を示す指標と
して知られている。樹脂と溶媒との関係を例にすると、
溶媒に対する樹脂の溶解性の程度をSP値により示すこ
とができる。樹脂のSP値と溶媒のSP値の差が小さけ
れば溶解性が大きく、易溶性となり、一方、その差が大
きければ溶解性が小さく、不溶性となることを示す。
【0035】樹脂のSP値を測定する方法としては、例
えば、(1)溶解法によるもの、即ち、樹脂を溶解する
溶媒のSP値から推定する方法(H. Burrell, Official
Digest, 27(369), 726(1950))、(2)膨潤法、即
ち、溶解困難な樹脂については、膨潤度が最大となるよ
うな溶媒のSP値から推定する方法(同上)、(3)樹
脂の極限粘度から求める方法、即ち、溶媒中における樹
脂の極限粘度は、樹脂のSP値と溶媒のSP値とが一致
する時に最大値を示す。そのため、樹脂を各種のSP値
を有する溶媒に溶解させてそれぞれ極限粘度を測定し、
極限粘度の最大値を与える溶媒のSP値から樹脂のSP
値を推定する方法(H. Ahmed, M, Yassen,J. Coat. Tec
hnol., 50, 86(1970)、W. R. Song, D. W. Brownawell,
Polym. Eng. Sci., 10, 222(1970))、(4)分子引力
定数から求める方法、即ち、樹脂分子を構成する各官能
基又は原子団の分子引力定数(G)、及びモル容積
(V)から、式 SP値=ΣG/Vにより求める方法
(D. A. Small, J. Appl. Chem.,3, 71(1953)、K. L. H
oy, J. Paint Technol., 42, 76(1970))などが知られ
ている。
えば、(1)溶解法によるもの、即ち、樹脂を溶解する
溶媒のSP値から推定する方法(H. Burrell, Official
Digest, 27(369), 726(1950))、(2)膨潤法、即
ち、溶解困難な樹脂については、膨潤度が最大となるよ
うな溶媒のSP値から推定する方法(同上)、(3)樹
脂の極限粘度から求める方法、即ち、溶媒中における樹
脂の極限粘度は、樹脂のSP値と溶媒のSP値とが一致
する時に最大値を示す。そのため、樹脂を各種のSP値
を有する溶媒に溶解させてそれぞれ極限粘度を測定し、
極限粘度の最大値を与える溶媒のSP値から樹脂のSP
値を推定する方法(H. Ahmed, M, Yassen,J. Coat. Tec
hnol., 50, 86(1970)、W. R. Song, D. W. Brownawell,
Polym. Eng. Sci., 10, 222(1970))、(4)分子引力
定数から求める方法、即ち、樹脂分子を構成する各官能
基又は原子団の分子引力定数(G)、及びモル容積
(V)から、式 SP値=ΣG/Vにより求める方法
(D. A. Small, J. Appl. Chem.,3, 71(1953)、K. L. H
oy, J. Paint Technol., 42, 76(1970))などが知られ
ている。
【0036】以下、本発明においては、樹脂のSP値と
しては分子引力定数により求められる値を使用する。ま
た、溶媒のSP値としては、Hildebrand-Scatchardの溶
液理論(J. H. Hildebrand, R. L. Scott, 「The Solbi
lity of Nonelectrolytes」3rd Ed., Reinhold Publish
ing cop., New York (1949)、G. Scatchard, Chem.,Re
v., 8, 321(1931))に基づき分子間の引き合う力を考え
て得られるもので、
しては分子引力定数により求められる値を使用する。ま
た、溶媒のSP値としては、Hildebrand-Scatchardの溶
液理論(J. H. Hildebrand, R. L. Scott, 「The Solbi
lity of Nonelectrolytes」3rd Ed., Reinhold Publish
ing cop., New York (1949)、G. Scatchard, Chem.,Re
v., 8, 321(1931))に基づき分子間の引き合う力を考え
て得られるもので、
【数1】SP値(δ)=(ΔEV/ΔV1)1/2 [ただし、ΔEV:蒸発エネルギー、V1:分子容、ΔE
V/ΔV1:凝集エネルギー]で示されるもので、本発明
においては、K. L. Hoy, J. Paint Technol., 42, 76(1
970)に記載されている、25℃での値を使用する。
V/ΔV1:凝集エネルギー]で示されるもので、本発明
においては、K. L. Hoy, J. Paint Technol., 42, 76(1
970)に記載されている、25℃での値を使用する。
【0037】樹脂を溶媒に溶解する場合を例として、樹
脂と溶媒の両SP値の関係について説明すると、SP値
が9.1のポリスチレンは、SP値が9.1のテトラヒ
ドロフランには非常に溶解しやすく、SP値が8.5〜
9.3の範囲の溶媒には可溶性があり、SP値が7.3
のn−ヘキサンには全く溶解しない。このように、樹脂
と溶媒のSP値の差を見ることで、溶媒中における樹脂
の状態を推定することができる。
脂と溶媒の両SP値の関係について説明すると、SP値
が9.1のポリスチレンは、SP値が9.1のテトラヒ
ドロフランには非常に溶解しやすく、SP値が8.5〜
9.3の範囲の溶媒には可溶性があり、SP値が7.3
のn−ヘキサンには全く溶解しない。このように、樹脂
と溶媒のSP値の差を見ることで、溶媒中における樹脂
の状態を推定することができる。
【0038】また、比較的希薄な状態で樹脂をその良溶
媒中に溶解させた後、その溶液を貧溶媒中に添加し、良
溶媒を除去する操作を行なうと樹脂粒子を析出させるこ
とができるが、これは、良溶媒中では単分子状で且つ分
子鎖が伸びた状態で存在していた樹脂が、貧溶媒中では
分子鎖が縮まって粒子化し、析出するに至るものと考え
ることができる。従って、貧溶媒として、樹脂が膨潤す
る程度のSP値の差を有する溶媒を用いるか、また、S
P値の差が大きく、樹脂が完全に不溶性の溶媒を用いる
かにより、溶媒中での樹脂粒子の状態が相違する。ま
た、一般に、樹脂における重量平均分子量が大きくなる
と、形成される樹脂粒子の粒径は大となる。
媒中に溶解させた後、その溶液を貧溶媒中に添加し、良
溶媒を除去する操作を行なうと樹脂粒子を析出させるこ
とができるが、これは、良溶媒中では単分子状で且つ分
子鎖が伸びた状態で存在していた樹脂が、貧溶媒中では
分子鎖が縮まって粒子化し、析出するに至るものと考え
ることができる。従って、貧溶媒として、樹脂が膨潤す
る程度のSP値の差を有する溶媒を用いるか、また、S
P値の差が大きく、樹脂が完全に不溶性の溶媒を用いる
かにより、溶媒中での樹脂粒子の状態が相違する。ま
た、一般に、樹脂における重量平均分子量が大きくなる
と、形成される樹脂粒子の粒径は大となる。
【0039】[共重合樹脂]共重合樹脂は、パール顔料
等の光輝性顔料の分散性を高めるために使用される。そ
のような共重合樹脂としては、例えば、スチレン−ブタ
ジエン共重合樹脂、スチレン−イソプレン共重合樹脂、
スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂、エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリレート共重合樹
脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−メタ
クリレート共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂、酢酸ビニル−メチルメタクリレート共重合
樹脂、アクリル酸−メチルメタクリレート共重合樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などの熱可塑性樹脂
を用いることができる。共重合樹脂の、ASTM D−
1238で規定されるメルトフローレート(MFR)
は、通常は1〜400dg/min、好ましくは2〜1
50dg/minとする。このMFR値の範囲を重量平
均分子量に換算すると、1〜400dg/minは重量
平均分子量で約6万〜25万に相当し、2〜150dg
/minは重量平均分子量で約7万5千〜20万に相当
する。
等の光輝性顔料の分散性を高めるために使用される。そ
のような共重合樹脂としては、例えば、スチレン−ブタ
ジエン共重合樹脂、スチレン−イソプレン共重合樹脂、
スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂、エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリレート共重合樹
脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−メタ
クリレート共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂、酢酸ビニル−メチルメタクリレート共重合
樹脂、アクリル酸−メチルメタクリレート共重合樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などの熱可塑性樹脂
を用いることができる。共重合樹脂の、ASTM D−
1238で規定されるメルトフローレート(MFR)
は、通常は1〜400dg/min、好ましくは2〜1
50dg/minとする。このMFR値の範囲を重量平
均分子量に換算すると、1〜400dg/minは重量
平均分子量で約6万〜25万に相当し、2〜150dg
/minは重量平均分子量で約7万5千〜20万に相当
する。
【0040】本発明で用いられる共重合樹脂は、2種以
上のモノマー単位から構成されており、電気絶縁性分散
媒に対する親和性が低く、それゆえに当該分散媒に対し
て不溶な部分を形成すると見做される第1のモノマー単
位と、電気絶縁性分散媒に対する親和性が高く、それゆ
えに当該分散媒に対して溶解又は膨潤する部分を形成す
ると見做される第2のモノマー単位とを含んでいる。第
1モノマー単位と第2モノマー単位の割合は、重量比で
95/5〜5/95、好ましくは85/15〜15/8
5とする。
上のモノマー単位から構成されており、電気絶縁性分散
媒に対する親和性が低く、それゆえに当該分散媒に対し
て不溶な部分を形成すると見做される第1のモノマー単
位と、電気絶縁性分散媒に対する親和性が高く、それゆ
えに当該分散媒に対して溶解又は膨潤する部分を形成す
ると見做される第2のモノマー単位とを含んでいる。第
1モノマー単位と第2モノマー単位の割合は、重量比で
95/5〜5/95、好ましくは85/15〜15/8
5とする。
【0041】第1モノマー単位としては、例えば、(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルのような
短鎖メチレンを有する(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸ジエチルアミノエチルのような窒素含有アクリ
ル酸エステル;アクリルアミド、イソプロピルアクリル
アミド、メチレンビスアクリルアミド、N−アリルアク
リルアミド、N−ジアセトンアクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミドのようなアクリルアミド誘導
体;(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸
シクロヘキシル、スチレン、メチルスチレン、酢酸ビニ
ル等のその他のモノマーから誘導されるモノマー単位を
例示できる。特に、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、メチルスチレン、及び、酢酸ビニルから誘導され
るものが第1モノマー単位として好ましい。
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルのような
短鎖メチレンを有する(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸ジエチルアミノエチルのような窒素含有アクリ
ル酸エステル;アクリルアミド、イソプロピルアクリル
アミド、メチレンビスアクリルアミド、N−アリルアク
リルアミド、N−ジアセトンアクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミドのようなアクリルアミド誘導
体;(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸
シクロヘキシル、スチレン、メチルスチレン、酢酸ビニ
ル等のその他のモノマーから誘導されるモノマー単位を
例示できる。特に、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、メチルスチレン、及び、酢酸ビニルから誘導され
るものが第1モノマー単位として好ましい。
【0042】溶剤への溶解性、分散性を調節するために
有効な第2モノマー単位としては、側鎖として長鎖メチ
レンを有するビニルモノマー、より具体的には(メタ)
アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸
ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリルのような長鎖
メチレンを有する(メタ)アクリル酸エステルから誘導
されるモノマー単位、ならびに、エチレン、イソプレ
ン、ブタジエン、プロピレンのようなビニルモノマーか
ら誘導されるモノマー単位を例示できる。特に、(メ
タ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、あるいはエチレ
ンから誘導されるものが第2モノマー単位として好まし
い。
有効な第2モノマー単位としては、側鎖として長鎖メチ
レンを有するビニルモノマー、より具体的には(メタ)
アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸
ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリルのような長鎖
メチレンを有する(メタ)アクリル酸エステルから誘導
されるモノマー単位、ならびに、エチレン、イソプレ
ン、ブタジエン、プロピレンのようなビニルモノマーか
ら誘導されるモノマー単位を例示できる。特に、(メ
タ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、あるいはエチレ
ンから誘導されるものが第2モノマー単位として好まし
い。
【0043】モノマー単位が3成分以上からなる共重合
樹脂の場合には、分散媒のSP値との差が一番大きいも
のを第1モノマー単位として特定し、分散媒のSP値と
の差が一番小さいものを第2モノマー単位として特定す
るとよく、その重量比は、上記の2成分からなる共重合
樹脂の場合と同様とするとよい。また、第3のモノマー
成分が分散媒のSP値との関係で不溶性部分又は溶解部
分を形成する第1又は第2モノマー単位のいずれか一方
と同様のSP値を有するのであれば、そのような近似の
SP値を有するモノマー単位と同等の成分と見做してよ
い。
樹脂の場合には、分散媒のSP値との差が一番大きいも
のを第1モノマー単位として特定し、分散媒のSP値と
の差が一番小さいものを第2モノマー単位として特定す
るとよく、その重量比は、上記の2成分からなる共重合
樹脂の場合と同様とするとよい。また、第3のモノマー
成分が分散媒のSP値との関係で不溶性部分又は溶解部
分を形成する第1又は第2モノマー単位のいずれか一方
と同様のSP値を有するのであれば、そのような近似の
SP値を有するモノマー単位と同等の成分と見做してよ
い。
【0044】[光輝性顔料]共重合樹脂粒子の中に包含
させる光輝性顔料としては、真珠様光沢又は干渉光沢を
有する顔料、好ましくは燐片状箔片のものが用いられ
る。光輝性インキに使用されている公知のものを使用す
ることができる。例えば、(1)パール顔料と呼ばれる
もの、より具体的には、貝殻の内側の部分や真珠の粉砕
物、マイカの微粒子に酸化チタンや酸化鉄を焼き付けて
なる鱗片状箔片(二酸化チタン被覆雲母)等;(2)金
属粉、より具体的には、アルミニウム、真鍮、青銅、
金、銀等の粉末、好ましくは、1〜120μmの微粒子
又は鱗片状箔片となっているもの;(3)蒸着されたプ
ラスチックフィルムの破片、より具体的には、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムに上記のような金属、通常
はアルミニウム、を蒸着して粉砕した銀色粉、蒸着後に
透明な黄色に塗装してから粉砕した金色粉;(4)屈折
率の異なる2種以上の樹脂層、例えばポリエステル樹脂
層とアクリル樹脂層、であって、それぞれ数μm以下の
厚さのものが多数積層してなり、光の干渉による虹彩色
を生じさせる複合フィルムを細かく切断して得た箔粉な
どを例示することができる。
させる光輝性顔料としては、真珠様光沢又は干渉光沢を
有する顔料、好ましくは燐片状箔片のものが用いられ
る。光輝性インキに使用されている公知のものを使用す
ることができる。例えば、(1)パール顔料と呼ばれる
もの、より具体的には、貝殻の内側の部分や真珠の粉砕
物、マイカの微粒子に酸化チタンや酸化鉄を焼き付けて
なる鱗片状箔片(二酸化チタン被覆雲母)等;(2)金
属粉、より具体的には、アルミニウム、真鍮、青銅、
金、銀等の粉末、好ましくは、1〜120μmの微粒子
又は鱗片状箔片となっているもの;(3)蒸着されたプ
ラスチックフィルムの破片、より具体的には、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムに上記のような金属、通常
はアルミニウム、を蒸着して粉砕した銀色粉、蒸着後に
透明な黄色に塗装してから粉砕した金色粉;(4)屈折
率の異なる2種以上の樹脂層、例えばポリエステル樹脂
層とアクリル樹脂層、であって、それぞれ数μm以下の
厚さのものが多数積層してなり、光の干渉による虹彩色
を生じさせる複合フィルムを細かく切断して得た箔粉な
どを例示することができる。
【0045】本発明においては、通常、二次凝集状態で
の平均粒径が5〜200μmの光輝性顔料の粉末を用い
る。光輝性顔料は、共重合樹脂粒子中に80重量%ま
で、好ましくは75重量%まで包含させることができ
る。本発明の光輝性湿式現像剤は、多量の共重合樹脂粒
子を含有させてもマクロ的凝集等の問題を起こしにくい
ので、光輝性顔料の含有量を大きくすることができる。
の平均粒径が5〜200μmの光輝性顔料の粉末を用い
る。光輝性顔料は、共重合樹脂粒子中に80重量%ま
で、好ましくは75重量%まで包含させることができ
る。本発明の光輝性湿式現像剤は、多量の共重合樹脂粒
子を含有させてもマクロ的凝集等の問題を起こしにくい
ので、光輝性顔料の含有量を大きくすることができる。
【0046】[電荷制御剤]本発明においては、電荷制
御剤を使用して、トナー粒子である共重合樹脂粒子の帯
電量及び/又は帯電の極性をコントロールしてもよい。
電荷制御剤としては、例えば、ジアルキルスルホコハク
酸コバルト、ジアルキルスルホコハク酸マンガン、ジア
ルキルスルホコハク酸ジルコニウム、ジアルキルスルホ
コハク酸イットリウム、ジアルキルスルホコハク酸ニッ
ケル等のジアルキルスルホコハク酸金属塩;ナフテン酸
マンガン、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ジルコニ
ウム、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸
鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸クロム、ナフテン
酸亜鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マンガ
ン、オクチル酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、
オクチル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オ
クチル酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸マグネシ
ウム、ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カルシウム、ド
デシル酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ドデシル酸鉛、
ドデシル酸コバルト、ドデシル酸クロム、ドデシル酸亜
鉛、ドデシル酸マグネシウム等の金属石鹸;ドデシルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸バリウム
等のアルキルベンゼンスルホン酸金属塩;レシチン、セ
ハリン等の燐脂質;n−デシルアミン等の有機アミン類
などを使用できる。
御剤を使用して、トナー粒子である共重合樹脂粒子の帯
電量及び/又は帯電の極性をコントロールしてもよい。
電荷制御剤としては、例えば、ジアルキルスルホコハク
酸コバルト、ジアルキルスルホコハク酸マンガン、ジア
ルキルスルホコハク酸ジルコニウム、ジアルキルスルホ
コハク酸イットリウム、ジアルキルスルホコハク酸ニッ
ケル等のジアルキルスルホコハク酸金属塩;ナフテン酸
マンガン、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ジルコニ
ウム、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸
鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸クロム、ナフテン
酸亜鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マンガ
ン、オクチル酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、
オクチル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オ
クチル酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸マグネシ
ウム、ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カルシウム、ド
デシル酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ドデシル酸鉛、
ドデシル酸コバルト、ドデシル酸クロム、ドデシル酸亜
鉛、ドデシル酸マグネシウム等の金属石鹸;ドデシルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸バリウム
等のアルキルベンゼンスルホン酸金属塩;レシチン、セ
ハリン等の燐脂質;n−デシルアミン等の有機アミン類
などを使用できる。
【0047】光輝性顔料をトナー化するに当たっては、
トナー粒子の帯電量を適切に調節することが重要である
が、それにも増して、帯電の極性を意図的に正負のいず
れかに調節することがより重要である。光輝性トナー粒
子の帯電の極性は、特定の共重合樹脂と特定の電荷制御
剤の組み合わせにより調節することができる。
トナー粒子の帯電量を適切に調節することが重要である
が、それにも増して、帯電の極性を意図的に正負のいず
れかに調節することがより重要である。光輝性トナー粒
子の帯電の極性は、特定の共重合樹脂と特定の電荷制御
剤の組み合わせにより調節することができる。
【0048】すなわち、塩基性基を有する第1モノマー
単位と、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルア
クリレート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキ
シルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、及び、
ステアリルメタクリレートよりなる群から選ばれる少な
くとも1種のモノマーから誘導される第2モノマー単位
とから少なくとも構成される共重合樹脂を用いて光輝性
顔料を包含させると共に、電荷制御剤として金属石鹸を
添加することにより、光輝性湿式現像剤中の共重合樹脂
粒子を、通常は正に帯電させることができる。
単位と、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルア
クリレート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキ
シルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、及び、
ステアリルメタクリレートよりなる群から選ばれる少な
くとも1種のモノマーから誘導される第2モノマー単位
とから少なくとも構成される共重合樹脂を用いて光輝性
顔料を包含させると共に、電荷制御剤として金属石鹸を
添加することにより、光輝性湿式現像剤中の共重合樹脂
粒子を、通常は正に帯電させることができる。
【0049】ここで、塩基性基を有する第1モノマー単
位は、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジ
メチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、
イソプロピルアクリルアミド、メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル、及び、メタクリル酸ジメチルアクリルアミ
ドよりなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーか
ら誘導されるモノマー単位であることが好ましい。ま
た、金属石鹸としては、ナフテン酸やオクチル酸の金属
塩、特にナフテン酸ジルコニウムやオクチル酸ジルコニ
ウム等を好ましく使用できる。
位は、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジ
メチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、
イソプロピルアクリルアミド、メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル、及び、メタクリル酸ジメチルアクリルアミ
ドよりなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーか
ら誘導されるモノマー単位であることが好ましい。ま
た、金属石鹸としては、ナフテン酸やオクチル酸の金属
塩、特にナフテン酸ジルコニウムやオクチル酸ジルコニ
ウム等を好ましく使用できる。
【0050】また、酸性基を有する第1モノマー単位
と、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、ラウリルメタクリレート、及び、ステ
アリルメタクリレートよりなる群から選ばれる少なくと
も1種のモノマーから誘導される第2モノマー単位とか
ら少なくとも構成される共重合樹脂を用いて光輝性顔料
を包含させると共に、電荷制御剤としてレシチンを添加
することにより、光輝性湿式現像剤中の共重合樹脂粒子
を、通常は負に帯電させることができる。
と、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、ラウリルメタクリレート、及び、ステ
アリルメタクリレートよりなる群から選ばれる少なくと
も1種のモノマーから誘導される第2モノマー単位とか
ら少なくとも構成される共重合樹脂を用いて光輝性顔料
を包含させると共に、電荷制御剤としてレシチンを添加
することにより、光輝性湿式現像剤中の共重合樹脂粒子
を、通常は負に帯電させることができる。
【0051】ここで、酸性基を有する第1モノマー単位
は、アクリル酸、及び、メタクリル酸よりなる群から選
ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導されるモノマ
ー単位であることが好ましい。
は、アクリル酸、及び、メタクリル酸よりなる群から選
ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導されるモノマ
ー単位であることが好ましい。
【0052】またレシチンとは、次の式(1)で表わさ
れるリン脂質である。
れるリン脂質である。
【0053】
【化1】 式(1)において、R1CO及びR2COはそれぞれ飽和
又は不飽和のアシル基を示し、炭素数は特に限定されな
い。
又は不飽和のアシル基を示し、炭素数は特に限定されな
い。
【0054】レシチンは、その分子中に疎水性の脂肪酸
グリセリド基、及び、親水性のリン酸エステル基或いは
エタノールアミノ基の両者を持っているので、両イオン
性の界面活性能を有している。レシチンは、酸価が約2
0ではワックス状の物質であり、酸価が約30では粘ち
ょうな液体である。レシチンは水に不溶であるが、水に
より膨潤する。レシチンとしては、例えば、大豆レシチ
ンや卵黄レシチン等を使用できる。大豆レシチンの構成
脂肪酸は、パルミチン酸が11.7%、ステアリン酸が
4%、パルミトオレイン酸が8.6%、オレイン酸が
9.8%、リノール酸が55%、リノレン酸が4%、及
び、炭素数20〜22の酸が5.5%である。
グリセリド基、及び、親水性のリン酸エステル基或いは
エタノールアミノ基の両者を持っているので、両イオン
性の界面活性能を有している。レシチンは、酸価が約2
0ではワックス状の物質であり、酸価が約30では粘ち
ょうな液体である。レシチンは水に不溶であるが、水に
より膨潤する。レシチンとしては、例えば、大豆レシチ
ンや卵黄レシチン等を使用できる。大豆レシチンの構成
脂肪酸は、パルミチン酸が11.7%、ステアリン酸が
4%、パルミトオレイン酸が8.6%、オレイン酸が
9.8%、リノール酸が55%、リノレン酸が4%、及
び、炭素数20〜22の酸が5.5%である。
【0055】電荷制御剤の添加量は、電荷制御効果を示
す最低限の量でよく、通常は、湿式現像剤中に電荷制御
剤を0.01〜50重量%の割合で添加する。電荷制御
剤は、後述する製造過程、或いは溶媒を除去した後のい
ずれの段階で添加しても電荷制御効果を示すが、好まし
くは造粒工程以前の製造工程において添加し、共重合樹
脂の溶液又はワニスと電気絶縁性分散媒とを、光輝性顔
料と電荷制御剤の共存下で混合する。
す最低限の量でよく、通常は、湿式現像剤中に電荷制御
剤を0.01〜50重量%の割合で添加する。電荷制御
剤は、後述する製造過程、或いは溶媒を除去した後のい
ずれの段階で添加しても電荷制御効果を示すが、好まし
くは造粒工程以前の製造工程において添加し、共重合樹
脂の溶液又はワニスと電気絶縁性分散媒とを、光輝性顔
料と電荷制御剤の共存下で混合する。
【0056】[添加剤]本発明の湿式現像剤には、必要
に応じて、分散剤、定着剤等のようなその他の添加剤を
添加してもよい。本発明における共重合樹脂は、それ自
体分散媒との親和性に優れるので、分散剤は必ずしも必
要ないが、分散剤を後述の造粒工程において存在させる
ことにより良溶媒中での分散性を向上し、且つ、造粒に
際しての分子鎖の絡まりを制御するので、トナー粒子の
粒径をサブミクロンの単位まで小さくすることができ、
且つ、粒度分布を狭くすることができる。
に応じて、分散剤、定着剤等のようなその他の添加剤を
添加してもよい。本発明における共重合樹脂は、それ自
体分散媒との親和性に優れるので、分散剤は必ずしも必
要ないが、分散剤を後述の造粒工程において存在させる
ことにより良溶媒中での分散性を向上し、且つ、造粒に
際しての分子鎖の絡まりを制御するので、トナー粒子の
粒径をサブミクロンの単位まで小さくすることができ、
且つ、粒度分布を狭くすることができる。
【0057】このような分散剤としては、例えば、ポリ
ヒドロキシカルボン酸エステル等の高分子分散剤を使用
することができる。ポリヒドロキシカルボン酸エステル
は、次の式で表わされるヒドロキシカルボン酸のエステ
ル誘導体の重合体である。
ヒドロキシカルボン酸エステル等の高分子分散剤を使用
することができる。ポリヒドロキシカルボン酸エステル
は、次の式で表わされるヒドロキシカルボン酸のエステ
ル誘導体の重合体である。
【0058】
【化2】HO−X−COOH [上式において、Xは炭素原子数12以上で、2価の飽
和又は不飽和の脂肪族炭化水素であり、ヒドロキシ基と
カルボキシ基との間には少なくとも4個の炭素原子があ
る。]
和又は不飽和の脂肪族炭化水素であり、ヒドロキシ基と
カルボキシ基との間には少なくとも4個の炭素原子があ
る。]
【0059】ヒドロキシカルボン酸の好ましいエステル
誘導体としては、例えば、12−ヒドロキシステアリン
酸メチルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸エチ
ルエステル等のヒドロキシカルボン酸アルキルエステ
ル;12−ヒドロキシカルボン酸リチウム、12−ヒド
ロキシカルボン酸アルミニウム等のヒドロキシカルボン
酸金属塩;ヒドロキシカルボン酸アマイド;硬化ひまし
油等を例示することができる。
誘導体としては、例えば、12−ヒドロキシステアリン
酸メチルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸エチ
ルエステル等のヒドロキシカルボン酸アルキルエステ
ル;12−ヒドロキシカルボン酸リチウム、12−ヒド
ロキシカルボン酸アルミニウム等のヒドロキシカルボン
酸金属塩;ヒドロキシカルボン酸アマイド;硬化ひまし
油等を例示することができる。
【0060】ポリヒドロキシカルボン酸エステルは、ヒ
ドロキシカルボン酸エステルを少量のアミン類若しくは
触媒の存在下で部分鹸化することにより重合させて得ら
れる淡灰褐色のワックス状物質であり、その重合形態と
して、分子間でエステル化したものや分子内でエステル
化したもの等の種々の形態のものを含有している。
ドロキシカルボン酸エステルを少量のアミン類若しくは
触媒の存在下で部分鹸化することにより重合させて得ら
れる淡灰褐色のワックス状物質であり、その重合形態と
して、分子間でエステル化したものや分子内でエステル
化したもの等の種々の形態のものを含有している。
【0061】ポリヒドロキシカルボン酸エステルは、ヒ
ドロキシカルボン酸エステルの3〜10量体が好まし
い。ポリヒドロキシカルボン酸エステルの重合度が3よ
りも小さいか又は10よりも大きいと、n−ヘキサン等
の分散媒との相溶性がなく、分散剤としての効果が得ら
れない。ポリヒドロキシカルボン酸エステルの添加量は
特に限定されないが、通常は樹脂重量あたり0.01〜
200重量%とする。ポリヒドロキシカルボン酸エステ
ルは、造粒工程以前の製造工程中のどの時点で添加して
もよい。
ドロキシカルボン酸エステルの3〜10量体が好まし
い。ポリヒドロキシカルボン酸エステルの重合度が3よ
りも小さいか又は10よりも大きいと、n−ヘキサン等
の分散媒との相溶性がなく、分散剤としての効果が得ら
れない。ポリヒドロキシカルボン酸エステルの添加量は
特に限定されないが、通常は樹脂重量あたり0.01〜
200重量%とする。ポリヒドロキシカルボン酸エステ
ルは、造粒工程以前の製造工程中のどの時点で添加して
もよい。
【0062】定着剤としては、例えば、n−ヘキサン等
の分散媒に可溶な各種樹脂を使用することができ、より
具体的には、変性又は未変性のアルキッド樹脂、通常の
アルキル樹脂、合成ゴム、ポリアルキレンオキシド、ポ
リビニルアセタール(例えばポリビニルブチラール)、
酢酸ビニル樹脂などを例示できる。
の分散媒に可溶な各種樹脂を使用することができ、より
具体的には、変性又は未変性のアルキッド樹脂、通常の
アルキル樹脂、合成ゴム、ポリアルキレンオキシド、ポ
リビニルアセタール(例えばポリビニルブチラール)、
酢酸ビニル樹脂などを例示できる。
【0063】[溶媒]共重合樹脂を溶解又は膨潤するこ
とのできる溶液と電気絶縁性分散媒のSP値の差を利用
して、共重合樹脂粒子を造粒することができる。溶媒
は、共重合樹脂を完全に溶解させられなくてもよいが、
共重合樹脂を室温(25℃)にて溶解、膨潤させること
ができるものであるか、又は、不溶状態であったとして
も共重合樹脂中に存在する部分的なホモポリマー鎖を良
好に分散できるものでなければならない。また溶媒は、
共重合樹脂粒子の核部分を構成する光輝性顔料に対して
は、不溶性又は難溶性でなければならない。
とのできる溶液と電気絶縁性分散媒のSP値の差を利用
して、共重合樹脂粒子を造粒することができる。溶媒
は、共重合樹脂を完全に溶解させられなくてもよいが、
共重合樹脂を室温(25℃)にて溶解、膨潤させること
ができるものであるか、又は、不溶状態であったとして
も共重合樹脂中に存在する部分的なホモポリマー鎖を良
好に分散できるものでなければならない。また溶媒は、
共重合樹脂粒子の核部分を構成する光輝性顔料に対して
は、不溶性又は難溶性でなければならない。
【0064】共重合樹脂に対して良好な溶解性を有する
ためには、溶媒のSP値は、共重合樹脂分子中の第1モ
ノマー単位のみから構成されたホモポリマーのSP値δ
p1、及び、共重合樹脂分子中の第2モノマー単位のみ
から構成されたホモポリマーのSP値δp2のどちらか
一方に近似している必要があり、δp1及びδp2のどち
らにも近似しているのが好ましい。
ためには、溶媒のSP値は、共重合樹脂分子中の第1モ
ノマー単位のみから構成されたホモポリマーのSP値δ
p1、及び、共重合樹脂分子中の第2モノマー単位のみ
から構成されたホモポリマーのSP値δp2のどちらか
一方に近似している必要があり、δp1及びδp2のどち
らにも近似しているのが好ましい。
【0065】例えば、スチレン−イソプレン共重合樹脂
の場合には、ポリスチレン(第1モノマー単位)のSP
値が9.1、ポリイソプレン(第2モノマー単位)のS
P値が8.15である。従って、トルエン(SP値:
8.9)やシクロヘキサン(SP値:8.2)で溶解す
ることができる。
の場合には、ポリスチレン(第1モノマー単位)のSP
値が9.1、ポリイソプレン(第2モノマー単位)のS
P値が8.15である。従って、トルエン(SP値:
8.9)やシクロヘキサン(SP値:8.2)で溶解す
ることができる。
【0066】共重合樹脂を溶解させる溶媒としては、例
えば、シクロヘキサン(SP値8.2)、酢酸セロソル
ブ(SP値9.4)、トルエン(SP値8.9)、テト
ラヒドロフラン(SP値9.1)、メチルエチルケトン
(SP値9.5)、シクロヘキサノン(SP値10.
4)、アセトン(SP値9.6)、ジオキサン(SP値
10.1)、エチルセロソルブ(SP値10.7)、シ
クロヘキサノール(SP値11.4)、メチルセロソル
ブ(SP値11.7)、イソプロピルアルコール(SP
値11.4)、エタノール(SP値12.8)、メタノ
ール(SP値14.5)等を例示できる。
えば、シクロヘキサン(SP値8.2)、酢酸セロソル
ブ(SP値9.4)、トルエン(SP値8.9)、テト
ラヒドロフラン(SP値9.1)、メチルエチルケトン
(SP値9.5)、シクロヘキサノン(SP値10.
4)、アセトン(SP値9.6)、ジオキサン(SP値
10.1)、エチルセロソルブ(SP値10.7)、シ
クロヘキサノール(SP値11.4)、メチルセロソル
ブ(SP値11.7)、イソプロピルアルコール(SP
値11.4)、エタノール(SP値12.8)、メタノ
ール(SP値14.5)等を例示できる。
【0067】[電気絶縁性分散媒]電気絶縁性分散媒と
しては、通常、1010Ω・cm以上の電気抵抗を有する
ものが使用される。本発明においては、次のようなSP
値特性を備えた電気絶縁性分散媒を使用する必要があ
る。
しては、通常、1010Ω・cm以上の電気抵抗を有する
ものが使用される。本発明においては、次のようなSP
値特性を備えた電気絶縁性分散媒を使用する必要があ
る。
【0068】(i) 共重合樹脂分子の一部としての第
1モノマー単位のみから構成されたホモポリマーのSP
値δp1と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp1−
δd)が、1.0以上であること。 (ii) 共重合樹脂分子の一部としての第2モノマー
単位のみから構成されたホモポリマーのSP値δp
2と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp2−δd)
が、1.0以下であること。 (iii) 2つの上記ホモポリマーの溶解度パラメー
ター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が0.5以
上であること。
1モノマー単位のみから構成されたホモポリマーのSP
値δp1と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp1−
δd)が、1.0以上であること。 (ii) 共重合樹脂分子の一部としての第2モノマー
単位のみから構成されたホモポリマーのSP値δp
2と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp2−δd)
が、1.0以下であること。 (iii) 2つの上記ホモポリマーの溶解度パラメー
ター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が0.5以
上であること。
【0069】例えば、スチレン−イソプレン共重合樹脂
の溶液を、光輝性顔料の共存下でn−ヘキサンと混合す
ることにより、光輝性顔料を包含するスチレン−イソプ
レン共重合樹脂の粒子を析出させることができる。この
場合には、ポリスチレン(第1モノマー単位)のSP値
δp1が9.1、ポリイソプレン(第2モノマー単位)
のSP値δp2が8.15、そしてn−ヘキサン(分散
媒)のSP値δdが7.3であるから、下記計算式に示
すように、上記の条件を満たしている。
の溶液を、光輝性顔料の共存下でn−ヘキサンと混合す
ることにより、光輝性顔料を包含するスチレン−イソプ
レン共重合樹脂の粒子を析出させることができる。この
場合には、ポリスチレン(第1モノマー単位)のSP値
δp1が9.1、ポリイソプレン(第2モノマー単位)
のSP値δp2が8.15、そしてn−ヘキサン(分散
媒)のSP値δdが7.3であるから、下記計算式に示
すように、上記の条件を満たしている。
【0070】
【数2】δp1−δd=9.1−7.3=1.8 ∴ Δ(δp1−δd)≧1 δp2−δd=8.15−7.3=0.85 ∴ Δ(δp2−δd)≦1 δp1−δp2=9.1−8.15=0.95 ∴ Δ(δp1−δp2)≧0.5
【0071】そして、スチレン−イソプレン共重合樹脂
の粒子は、分散媒であるn−ヘキサン中において、イソ
プレン単位に由来する部分が溶解状態又は膨潤状態の外
縁部分を形成し、スチレン単位に由来する部分が光輝性
顔料の表面に吸着して、当該光輝性顔料と共に不溶性の
核部分を形成した形状をとると考えることができる。
の粒子は、分散媒であるn−ヘキサン中において、イソ
プレン単位に由来する部分が溶解状態又は膨潤状態の外
縁部分を形成し、スチレン単位に由来する部分が光輝性
顔料の表面に吸着して、当該光輝性顔料と共に不溶性の
核部分を形成した形状をとると考えることができる。
【0072】ここで、共重合樹脂の第1モノマー単位又
は第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの
SP値を特定するに際して指標となり得るホモポリマー
と各ホモポリマーのSP値を列挙すると、次のようにな
る。ポリエチレン(8.1)、ポリブタジエン(8.
4)、ポリイソプレン(8.15)、ポリイソブチレン
(7.7)、ポリラウリルメタクリレート(8.2)、
ポリステアリルメタクリレート(8.2)、ポリイソボ
ニルメタクリレート(8.2)、ポリ−t−ブチルメタ
クリレート(8.2)、ポリスチレン(9.1)、ポリ
エチルメタクリレート(9.1)、ポリメチルメタクリ
レート(9.3)、ポリメチルアクリレート(9.
7)、ポリエチルアクリレート(9.2)、ポリアクリ
ロニトリル(12.8)。
は第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの
SP値を特定するに際して指標となり得るホモポリマー
と各ホモポリマーのSP値を列挙すると、次のようにな
る。ポリエチレン(8.1)、ポリブタジエン(8.
4)、ポリイソプレン(8.15)、ポリイソブチレン
(7.7)、ポリラウリルメタクリレート(8.2)、
ポリステアリルメタクリレート(8.2)、ポリイソボ
ニルメタクリレート(8.2)、ポリ−t−ブチルメタ
クリレート(8.2)、ポリスチレン(9.1)、ポリ
エチルメタクリレート(9.1)、ポリメチルメタクリ
レート(9.3)、ポリメチルアクリレート(9.
7)、ポリエチルアクリレート(9.2)、ポリアクリ
ロニトリル(12.8)。
【0073】また、使用できる電気絶縁性分散媒と各分
散媒のSP値を列挙すると、次のようになる。n−ヘキ
サン(7.3)、n−ヘプタン(7.5)、n−オクタ
ン(7.5)、ノナン(7.6)、デカン(7.7)、
ドデカン(7.9)、シクロヘキサン(8.2)、パー
クロロエチレン(9.3)、トリクロロエタン(9.
9)。エクソン社製からアイソパーの商品名で供給され
ているSP値が7.0〜7.3の電気絶縁性溶媒、より
具体的には、アイソパーG、アイソパーH、アイソパー
L、アイソパーC、アイソパーE、アイソパーM等を分
散媒として使用してもよい。
散媒のSP値を列挙すると、次のようになる。n−ヘキ
サン(7.3)、n−ヘプタン(7.5)、n−オクタ
ン(7.5)、ノナン(7.6)、デカン(7.7)、
ドデカン(7.9)、シクロヘキサン(8.2)、パー
クロロエチレン(9.3)、トリクロロエタン(9.
9)。エクソン社製からアイソパーの商品名で供給され
ているSP値が7.0〜7.3の電気絶縁性溶媒、より
具体的には、アイソパーG、アイソパーH、アイソパー
L、アイソパーC、アイソパーE、アイソパーM等を分
散媒として使用してもよい。
【0074】共重合樹脂と電気絶縁性分散媒の好ましい
組み合わせとしては、次のような組み合わせを例示する
ことができる。
組み合わせとしては、次のような組み合わせを例示する
ことができる。
【0075】先ず、n−ヘキサン(δd=7.3)を分
散媒として用いる場合について、好ましい共重合樹脂を
列挙すると共に、当該共重合樹脂の第1モノマー単位の
みから構成されるホモポリマーのSP値δp1と分散媒
のSP値δdの差Δ(δp1−δd)、当該共重合樹脂
の第2モノマー単位のみから構成されるホモポリマーの
SP値δp2と分散媒のSP値δdの差Δ(δp2−δ
d)、そして、δp1とδp2の差Δ(δp1−δp2)を
併記する。ただし、カッコ内の数値は、そのモノマー単
位のみから構成されるホモポリマーのSP値である。
散媒として用いる場合について、好ましい共重合樹脂を
列挙すると共に、当該共重合樹脂の第1モノマー単位の
みから構成されるホモポリマーのSP値δp1と分散媒
のSP値δdの差Δ(δp1−δd)、当該共重合樹脂
の第2モノマー単位のみから構成されるホモポリマーの
SP値δp2と分散媒のSP値δdの差Δ(δp2−δ
d)、そして、δp1とδp2の差Δ(δp1−δp2)を
併記する。ただし、カッコ内の数値は、そのモノマー単
位のみから構成されるホモポリマーのSP値である。
【0076】エチレン(8.1)−酢酸ビニル(9.
4)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.1、Δ(δ
p2−δd)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.3 エチレン(8.1)−メチルアクリレート(9.7)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.4、Δ(δp2−δ
d)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.6 エチレン(8.1)−エチルアクリレート(9.2)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.9、Δ(δp2−δ
d)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.1 スチレン(9.1)−イソプレン(8.15)共重合樹
脂、Δ(δp1−δd)=1.8、Δ(δp2−δd)=
0.9、Δ(δp1−δp2)=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリレ
ート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.1 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリレ
ート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレー
ト(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレー
ト(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ラウリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリレ
ート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=0.8 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=1.1 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.9 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ステアリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.8 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=1.1 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.9 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δ p2)=1.5イソボニルメタクリレート(8.2)−
エチルアクリレート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1
−δd)=1.9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ
(δp1−δp2)=1.0 イソボニルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=1.0 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp2)
=1.4 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp2)
=0.9 t−ブチルメタクリレート(8.3)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=0.7 上記の共重合樹脂と、n−ヘプタン、n−オクタン、ノ
ナン、デカン、ドデカン、シクロヘキサン等との組み合
わせも好ましい。
4)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.1、Δ(δ
p2−δd)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.3 エチレン(8.1)−メチルアクリレート(9.7)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.4、Δ(δp2−δ
d)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.6 エチレン(8.1)−エチルアクリレート(9.2)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.9、Δ(δp2−δ
d)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.1 スチレン(9.1)−イソプレン(8.15)共重合樹
脂、Δ(δp1−δd)=1.8、Δ(δp2−δd)=
0.9、Δ(δp1−δp2)=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリレ
ート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.1 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリレ
ート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレー
ト(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレー
ト(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ラウリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリレ
ート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=0.8 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=1.1 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.9 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ステアリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.8 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=1.1 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.9 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δ p2)=1.5イソボニルメタクリレート(8.2)−
エチルアクリレート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1
−δd)=1.9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ
(δp1−δp2)=1.0 イソボニルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=1.0 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp2)
=1.4 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp2)
=0.9 t−ブチルメタクリレート(8.3)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=0.7 上記の共重合樹脂と、n−ヘプタン、n−オクタン、ノ
ナン、デカン、ドデカン、シクロヘキサン等との組み合
わせも好ましい。
【0077】パークロロエチレン(δd=9.3)を分
散媒として用いる場合の好ましい共重合樹脂としては、
例えば、次のようなものがある。
散媒として用いる場合の好ましい共重合樹脂としては、
例えば、次のようなものがある。
【0078】エチレン(8.1)−酢酸ビニル(9.
4)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δ
p2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)=1.3 エチレン(8.1)−メチルアクリレート(9.7)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δp2−δ
d)=0.4、Δ(δp1−δp2)=1.6 エチレン(8.1)−エチルアクリレート(9.2)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δp2−δ
d)=0.1、Δ(δp1−δp2)=1.1 スチレン(9.1)−イソプレン(8.15)共重合樹
脂、Δ(δp1−δd)=1.15、Δ(δp2−δd)
=0.2、Δ(δp1−δp2)=0.95 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリレ
ート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)=
1.1 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリレ
ート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp2)
=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレー
ト(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレー
ト(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ラウリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリレ
ート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp2)
=0.8 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)
=1.1 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.9 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ステアリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.8 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)
=1.1 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.9 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.5 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=1.0 イソボニルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)
=1.0 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
0、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.4 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
0、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=0.9 t−ブチルメタクリレート(8.3)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.7 トリクロロエタン(δd=9.9)を分散媒として用い
る場合の好ましい共重合樹脂としては、例えば、次のよ
うなものがある。
4)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δ
p2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)=1.3 エチレン(8.1)−メチルアクリレート(9.7)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δp2−δ
d)=0.4、Δ(δp1−δp2)=1.6 エチレン(8.1)−エチルアクリレート(9.2)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δp2−δ
d)=0.1、Δ(δp1−δp2)=1.1 スチレン(9.1)−イソプレン(8.15)共重合樹
脂、Δ(δp1−δd)=1.15、Δ(δp2−δd)
=0.2、Δ(δp1−δp2)=0.95 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリレ
ート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)=
1.1 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリレ
ート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp2)
=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレー
ト(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレー
ト(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ラウリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリレ
ート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp2)
=0.8 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)
=1.1 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.9 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.5 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=1.0 ステアリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.8 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)
=1.1 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.9 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.5 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=1.0 イソボニルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)
=1.0 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
0、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2)
=1.4 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
0、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)
=0.9 t−ブチルメタクリレート(8.3)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.7 トリクロロエタン(δd=9.9)を分散媒として用い
る場合の好ましい共重合樹脂としては、例えば、次のよ
うなものがある。
【0079】n−プロピルメタクリレート(8.8)−
メチルアクリレート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1
−δd)=1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ
(δp1−δp2)=0.9 n−プロピルメタクリレート(8.8)−メチルメタク
リレート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.5 n−ブチルメタクリレート(8.7)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
2、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp2)
=1.0 n−ブチルメタクリレート(8.7)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
2、Δ(δp2−δd)=0.7、Δ(δp1−δp2)
=0.5 n−ブチルメタクリレート(8.7)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.2、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.6 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−メチルアクリ
レート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=1.1 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−エチルアクリ
レート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.7、Δ(δp1−δp
2)=0.6 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−メチルメタク
リレート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.7 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−エチルメタク
リレート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.8、Δ(δp1−δp
2)=0.5
メチルアクリレート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1
−δd)=1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ
(δp1−δp2)=0.9 n−プロピルメタクリレート(8.8)−メチルメタク
リレート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.5 n−ブチルメタクリレート(8.7)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
2、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp2)
=1.0 n−ブチルメタクリレート(8.7)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
2、Δ(δp2−δd)=0.7、Δ(δp1−δp2)
=0.5 n−ブチルメタクリレート(8.7)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.2、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.6 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−メチルアクリ
レート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=1.1 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−エチルアクリ
レート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.7、Δ(δp1−δp
2)=0.6 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−メチルメタク
リレート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.7 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−エチルメタク
リレート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.8、Δ(δp1−δp
2)=0.5
【0080】[光輝性湿式現像剤の製造方法]本発明の
湿式現像剤を製造する方法には、溶媒と電気絶縁性分散
媒のSP値の差を利用する方法と、かかるSP値の差を
使用しない方法がある。
湿式現像剤を製造する方法には、溶媒と電気絶縁性分散
媒のSP値の差を利用する方法と、かかるSP値の差を
使用しない方法がある。
【0081】溶媒と電気絶縁性分散媒のSP値の差を利
用しない場合には、共重合樹脂の粉末やペレットをその
まま、或いは共重合樹脂を分散又は溶解したワニスを、
光輝性顔料の共存下で電気絶縁性分散媒と混合すればよ
い。混合の場に光輝性顔料を共存させるには、共重合樹
脂又はそのワニスと光輝性顔料の粉末を、電気絶縁性分
散媒中に同時に添加してもよいし、電気絶縁性分散媒中
に光輝性顔料の粉末だけ先に添加したあとで共重合樹脂
又はそのワニスを添加してもよい。光輝性顔料を電気絶
縁性分散媒中に分散させた後、必要に応じてワニスの溶
媒をエバポレーター等により除去する。ただし、ワニス
の溶媒が湿式現像剤中に残在していてもトナーの物性に
悪影響を及ぼさない場合には、ワニスの溶媒をあえて除
去しなくてもよい。
用しない場合には、共重合樹脂の粉末やペレットをその
まま、或いは共重合樹脂を分散又は溶解したワニスを、
光輝性顔料の共存下で電気絶縁性分散媒と混合すればよ
い。混合の場に光輝性顔料を共存させるには、共重合樹
脂又はそのワニスと光輝性顔料の粉末を、電気絶縁性分
散媒中に同時に添加してもよいし、電気絶縁性分散媒中
に光輝性顔料の粉末だけ先に添加したあとで共重合樹脂
又はそのワニスを添加してもよい。光輝性顔料を電気絶
縁性分散媒中に分散させた後、必要に応じてワニスの溶
媒をエバポレーター等により除去する。ただし、ワニス
の溶媒が湿式現像剤中に残在していてもトナーの物性に
悪影響を及ぼさない場合には、ワニスの溶媒をあえて除
去しなくてもよい。
【0082】溶媒と電気絶縁性分散媒のSP値の差を利
用する場合には、(1)共重合樹脂を溶媒に溶解するか
又は共重合樹脂のワニスを溶媒に混合し、(2)得られ
た共重合樹脂の溶液を、光輝性顔料の共存下で電気絶縁
性分散媒と混合し、その後、(3)溶媒を除去すればよ
い。共重合樹脂粒子は、(2)の電気絶縁性分散媒混合
工程、若しくは、(3)の溶媒除去工程の少なくとも一
つの工程で析出(造粒)される。
用する場合には、(1)共重合樹脂を溶媒に溶解するか
又は共重合樹脂のワニスを溶媒に混合し、(2)得られ
た共重合樹脂の溶液を、光輝性顔料の共存下で電気絶縁
性分散媒と混合し、その後、(3)溶媒を除去すればよ
い。共重合樹脂粒子は、(2)の電気絶縁性分散媒混合
工程、若しくは、(3)の溶媒除去工程の少なくとも一
つの工程で析出(造粒)される。
【0083】先ず、(1)の工程においては、共重合樹
脂を適切な溶媒を用いて溶解する。溶解液中において共
重合樹脂は完全に溶解しているのが好ましいが、膨潤状
態になっていてもよいし、仮に不溶状態であったとして
も共重合樹脂中に存在する部分的なホモポリマー鎖が良
好に分散していればよい。また、溶媒は、共重合樹脂を
室温(25℃)にて溶解、膨潤できるか、又は、部分的
なホモポリマー鎖を良好に分散できるものであるのが好
ましい。さらに溶媒は、光輝性顔料に対しては不溶性又
は難溶性でなければならない。
脂を適切な溶媒を用いて溶解する。溶解液中において共
重合樹脂は完全に溶解しているのが好ましいが、膨潤状
態になっていてもよいし、仮に不溶状態であったとして
も共重合樹脂中に存在する部分的なホモポリマー鎖が良
好に分散していればよい。また、溶媒は、共重合樹脂を
室温(25℃)にて溶解、膨潤できるか、又は、部分的
なホモポリマー鎖を良好に分散できるものであるのが好
ましい。さらに溶媒は、光輝性顔料に対しては不溶性又
は難溶性でなければならない。
【0084】分散剤を、共重合樹脂の溶液中に0.3〜
0.5重量%の範囲で含有させておくと、樹脂の分散状
態を良好なものとすることができる。溶媒に対する共重
合樹脂の溶解量は任意であるが、樹脂の割合が高すぎる
と造粒工程において樹脂粒子が相互に接触し、ゲル状の
塊となるおそれがあるので、通常は1〜80重量%の割
合で共重合樹脂を含有する溶液を調製し、好ましくは5
〜10重量%の希薄溶液を調製する。
0.5重量%の範囲で含有させておくと、樹脂の分散状
態を良好なものとすることができる。溶媒に対する共重
合樹脂の溶解量は任意であるが、樹脂の割合が高すぎる
と造粒工程において樹脂粒子が相互に接触し、ゲル状の
塊となるおそれがあるので、通常は1〜80重量%の割
合で共重合樹脂を含有する溶液を調製し、好ましくは5
〜10重量%の希薄溶液を調製する。
【0085】次に、(2)の電気絶縁性分散媒混合工程
においては、(1)の工程で調製された溶液と、電気絶
縁性分散媒とを、パール顔料等の光輝性顔料の共存下で
混合して共重合樹脂粒子を析出させる。
においては、(1)の工程で調製された溶液と、電気絶
縁性分散媒とを、パール顔料等の光輝性顔料の共存下で
混合して共重合樹脂粒子を析出させる。
【0086】例えば、トルエン中にスチレン−イソプレ
ン共重合樹脂をトルエン重量の10重量%の割合で溶解
した溶液をn−ヘキサンと混合すると白濁化し、スチレ
ン−イソプレン共重合樹脂粒子の析出が明瞭に観察でき
る。また、上記の樹脂溶液を、光輝性顔料であるパール
顔料の共存下でn−ヘキサンと混合すると、パール顔料
が分散しているのせいで白濁の確認は困難になるが、顔
料を包含した樹脂粒子がガラス瓶の壁面に付着するのが
観察できる。
ン共重合樹脂をトルエン重量の10重量%の割合で溶解
した溶液をn−ヘキサンと混合すると白濁化し、スチレ
ン−イソプレン共重合樹脂粒子の析出が明瞭に観察でき
る。また、上記の樹脂溶液を、光輝性顔料であるパール
顔料の共存下でn−ヘキサンと混合すると、パール顔料
が分散しているのせいで白濁の確認は困難になるが、顔
料を包含した樹脂粒子がガラス瓶の壁面に付着するのが
観察できる。
【0087】パール顔料等の光輝性顔料を混合時に共存
させるには、光輝性顔料の粉末を樹脂溶液又は電気絶縁
性分散媒のいずれかに添加しておけばよい。樹脂溶液と
分散媒とを光輝性顔料の共存下で混合すると、溶液中で
溶解、膨潤、又は分子レベルで分散した状態にあった樹
脂分子鎖が、貧溶媒である電気絶縁性分散媒で満たされ
た環境に添加されることになる。その結果、共重合樹脂
の分子鎖は、分散媒に対してよりも光輝性顔料に対して
親和性の高い第1モノマー単位を介して光輝性顔料の表
面に吸着し、光輝性顔料の粒子を包み込む形で絡まりあ
い、樹脂粒子が形成される。
させるには、光輝性顔料の粉末を樹脂溶液又は電気絶縁
性分散媒のいずれかに添加しておけばよい。樹脂溶液と
分散媒とを光輝性顔料の共存下で混合すると、溶液中で
溶解、膨潤、又は分子レベルで分散した状態にあった樹
脂分子鎖が、貧溶媒である電気絶縁性分散媒で満たされ
た環境に添加されることになる。その結果、共重合樹脂
の分子鎖は、分散媒に対してよりも光輝性顔料に対して
親和性の高い第1モノマー単位を介して光輝性顔料の表
面に吸着し、光輝性顔料の粒子を包み込む形で絡まりあ
い、樹脂粒子が形成される。
【0088】上述したように、金属石鹸やレシチン等の
電荷制御剤は、製造過程の任意の段階で、共重合樹脂や
光輝性顔料などの原料中に添加したり、原料以外の材
料、例えば溶媒中に添加したり、造粒後或いは溶媒除去
後の中間製造物中に添加してよい。好ましくは、光輝性
顔料と電荷制御剤の両方の存在下で造粒を行えるよう
に、あらかじめ樹脂溶液又は電気絶縁性分散媒のいずれ
かに添加しておくのが好ましい。
電荷制御剤は、製造過程の任意の段階で、共重合樹脂や
光輝性顔料などの原料中に添加したり、原料以外の材
料、例えば溶媒中に添加したり、造粒後或いは溶媒除去
後の中間製造物中に添加してよい。好ましくは、光輝性
顔料と電荷制御剤の両方の存在下で造粒を行えるよう
に、あらかじめ樹脂溶液又は電気絶縁性分散媒のいずれ
かに添加しておくのが好ましい。
【0089】そして、(3)の工程においては、共重合
樹脂粒子と分散媒と良溶媒を含有する液状の混合物から
溶媒を除去する。造粒性の観点から見ると、デカンテー
ション、エバポレーション等の方法により溶媒を除去す
るのが好ましい。また、樹脂粒子の粒径を調整するため
に、ボールミル、アトライター、サンドグラインダー、
ケディミル、三本ロール等を使用して、さらに微粒子化
してもよい。
樹脂粒子と分散媒と良溶媒を含有する液状の混合物から
溶媒を除去する。造粒性の観点から見ると、デカンテー
ション、エバポレーション等の方法により溶媒を除去す
るのが好ましい。また、樹脂粒子の粒径を調整するため
に、ボールミル、アトライター、サンドグラインダー、
ケディミル、三本ロール等を使用して、さらに微粒子化
してもよい。
【0090】ただし、光輝性顔料の光沢は顔料の粒径に
大きく影響されるので、必要な光沢が得られるように分
散機や分散条件を設定する必要がある。
大きく影響されるので、必要な光沢が得られるように分
散機や分散条件を設定する必要がある。
【0091】このようにして光輝性顔料を包含してなる
共重合樹脂粒子が電気絶縁性分散媒中に分散した湿式現
像剤が得られる。共重合樹脂粒子の核部分は、主として
光輝性顔料と当該光輝性顔料の表面に吸着した第1モノ
マー単位の部分により形成されており分散媒に不溶であ
るが、核部分の周囲には電気絶縁性分散媒との親和性が
高い第2モノマー単位に富んだ外縁部分が形成されてい
る。従って、分散媒中に多量の光輝性顔料を含有させて
も、光輝性顔料同士の接触を回避し、ゲル化、マクロ的
凝集、沈殿等を起こさず、分散安定性に優れている。湿
式現像剤中における共重合樹脂粒子の含有割合は、通常
0.01〜80重量%、好ましくは0.1〜50重量%
とする。
共重合樹脂粒子が電気絶縁性分散媒中に分散した湿式現
像剤が得られる。共重合樹脂粒子の核部分は、主として
光輝性顔料と当該光輝性顔料の表面に吸着した第1モノ
マー単位の部分により形成されており分散媒に不溶であ
るが、核部分の周囲には電気絶縁性分散媒との親和性が
高い第2モノマー単位に富んだ外縁部分が形成されてい
る。従って、分散媒中に多量の光輝性顔料を含有させて
も、光輝性顔料同士の接触を回避し、ゲル化、マクロ的
凝集、沈殿等を起こさず、分散安定性に優れている。湿
式現像剤中における共重合樹脂粒子の含有割合は、通常
0.01〜80重量%、好ましくは0.1〜50重量%
とする。
【0092】(2)光輝性湿式現像剤を用いた高意匠性
物品の製造方法 本発明の光輝性湿式現像剤には、適度な帯電性を有する
光輝性のトナー粒子が良好に分散している。従って、本
発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、静電気的な作用を
利用する印字方式により、種々のシート状或いは立体的
な被印字体の表面に光輝性を有する画像を付すことがで
き、高意匠性物品が得られる。
物品の製造方法 本発明の光輝性湿式現像剤には、適度な帯電性を有する
光輝性のトナー粒子が良好に分散している。従って、本
発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、静電気的な作用を
利用する印字方式により、種々のシート状或いは立体的
な被印字体の表面に光輝性を有する画像を付すことがで
き、高意匠性物品が得られる。
【0093】特に、本発明の光輝性湿式現像剤は、静電
気的な印字方式の中でも、静電記録や静電転写のような
オンデマンドタイプの印字方式に適しており、光輝性の
画像を容易且つ迅速に印字することを可能とする。
気的な印字方式の中でも、静電記録や静電転写のような
オンデマンドタイプの印字方式に適しており、光輝性の
画像を容易且つ迅速に印字することを可能とする。
【0094】本発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、被
印字体の下地が光沢を有しているかどうかとは関係な
く、静電気的な印字手法により光輝性の画像を形成でき
る。特に、家具や建築内装材に光輝性の画像を付す場合
のように、下地の材質を自由に選ぶことができない場合
でも、本発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、静電気的
手法により光輝性の画像を形成できる。
印字体の下地が光沢を有しているかどうかとは関係な
く、静電気的な印字手法により光輝性の画像を形成でき
る。特に、家具や建築内装材に光輝性の画像を付す場合
のように、下地の材質を自由に選ぶことができない場合
でも、本発明の光輝性湿式現像剤を用いれば、静電気的
手法により光輝性の画像を形成できる。
【0095】家具や建築内装材に本発明の光輝性湿式現
像剤を用いて光輝性の画像を付すには、例えば、次のよ
うに行なえばよい。先ず、本発明の光輝性湿式現像剤
と、家具や建築内装材或いはそれらの原反を準備する。
ここで、家具又は建築内装材の原反とは、家具や建築内
装材に作り上げられる材料を意味しており、例えば、予
備成形体、粗成形体、部品、板材等が該当する。
像剤を用いて光輝性の画像を付すには、例えば、次のよ
うに行なえばよい。先ず、本発明の光輝性湿式現像剤
と、家具や建築内装材或いはそれらの原反を準備する。
ここで、家具又は建築内装材の原反とは、家具や建築内
装材に作り上げられる材料を意味しており、例えば、予
備成形体、粗成形体、部品、板材等が該当する。
【0096】次に、家具、建築内装材又は原反の表面
に、光輝性湿式現像剤を用いて、静電気的な作用を利用
する印字方式により、画像を出力する。静電気的な作用
を利用する印字方式としては、例えば、静電プロッター
や電子写真方式や静電グラビア印刷などを例示できる。
また、出力される画像は、文字、記号、図形の配列のよ
うな人為的な模様であってもよいし、木目、石目、雲の
ような自然物をまねた模様であってもよい。
に、光輝性湿式現像剤を用いて、静電気的な作用を利用
する印字方式により、画像を出力する。静電気的な作用
を利用する印字方式としては、例えば、静電プロッター
や電子写真方式や静電グラビア印刷などを例示できる。
また、出力される画像は、文字、記号、図形の配列のよ
うな人為的な模様であってもよいし、木目、石目、雲の
ような自然物をまねた模様であってもよい。
【0097】静電気的な作用を利用する印字方式の中に
は、静電プロッター等を用いる静電記録や電子写真プリ
ンターを用いる静電転写のように、オンデマンドタイプ
の印字方式がある。このようなオンデマンド方式による
場合には、デザインされた画像をデジタル処理によって
合成し、それを製版工程を経ることなく即座に被印字体
の表面に出力することができる。
は、静電プロッター等を用いる静電記録や電子写真プリ
ンターを用いる静電転写のように、オンデマンドタイプ
の印字方式がある。このようなオンデマンド方式による
場合には、デザインされた画像をデジタル処理によって
合成し、それを製版工程を経ることなく即座に被印字体
の表面に出力することができる。
【0098】家具、建築内装材又は原反の表面に光輝性
の画像を形成した後、必要に応じて後加工を施せば、高
意匠性物品が完成する。後加工としては、例えば、メラ
ミン塗料等を用いた表面塗装を行なう。また、発泡壁紙
や発泡床材のような発泡製品の原反に光輝性の画像を付
した場合には、引き続き発泡加工を行なう。
の画像を形成した後、必要に応じて後加工を施せば、高
意匠性物品が完成する。後加工としては、例えば、メラ
ミン塗料等を用いた表面塗装を行なう。また、発泡壁紙
や発泡床材のような発泡製品の原反に光輝性の画像を付
した場合には、引き続き発泡加工を行なう。
【0099】以下に、高意匠性物品の製造方法の好適な
一態様を示す。以下に示す方法においては、発泡原反す
なわち発泡性を有する予備成形体の表面に、上記の光輝
性湿式現像剤を用いて静電記録を行なって、光輝性を有
する所定のパターンを出力する。次に、発泡抑制剤を包
含するトナー粒子を分散させた発泡抑制性湿式現像剤を
用いて静電転写を行なって、発泡抑制性トナーを所定の
パターン状に付着させる。そして最後に発泡原反を発泡
させる。この方法によれば、光輝性の画像と立体的な表
面模様とを有する、極めて意匠性の高い発泡製品を作成
することができる。
一態様を示す。以下に示す方法においては、発泡原反す
なわち発泡性を有する予備成形体の表面に、上記の光輝
性湿式現像剤を用いて静電記録を行なって、光輝性を有
する所定のパターンを出力する。次に、発泡抑制剤を包
含するトナー粒子を分散させた発泡抑制性湿式現像剤を
用いて静電転写を行なって、発泡抑制性トナーを所定の
パターン状に付着させる。そして最後に発泡原反を発泡
させる。この方法によれば、光輝性の画像と立体的な表
面模様とを有する、極めて意匠性の高い発泡製品を作成
することができる。
【0100】ここで、静電記録の手法によれば、発泡原
反の表面に静電潜像を直接形成し、発泡原反を湿式現像
剤にさらして静電潜像を現像する。一方、静電転写の手
法によれば、発泡原反ではない誘電体の表面に静電潜像
を形成し、誘電体を湿式現像剤にさらして静電潜像を現
像し、その後、誘電体上に形成された発泡抑制剤のパタ
ーンを発泡原反の表面に直接的又は間接的に転写する。
静電転写においては、誘電体上のトナーパターンを、静
電気力により被転写体上に直接転写できる。或いは、誘
電体上のトナーパターンをいったん静電気力により中間
的受容体上に転写し、中間的受容体上のトナーパターン
を熱転写等の方法により被転写体上に転写するというよ
うに、被転写体上に間接的に転写してもよい。誘電体と
しては、アルペット(アルミニウムで蒸着したポリエチ
レンテレフタレート)や静電記録紙のような誘電体、さ
らには電子写真方式の感光体がある。
反の表面に静電潜像を直接形成し、発泡原反を湿式現像
剤にさらして静電潜像を現像する。一方、静電転写の手
法によれば、発泡原反ではない誘電体の表面に静電潜像
を形成し、誘電体を湿式現像剤にさらして静電潜像を現
像し、その後、誘電体上に形成された発泡抑制剤のパタ
ーンを発泡原反の表面に直接的又は間接的に転写する。
静電転写においては、誘電体上のトナーパターンを、静
電気力により被転写体上に直接転写できる。或いは、誘
電体上のトナーパターンをいったん静電気力により中間
的受容体上に転写し、中間的受容体上のトナーパターン
を熱転写等の方法により被転写体上に転写するというよ
うに、被転写体上に間接的に転写してもよい。誘電体と
しては、アルペット(アルミニウムで蒸着したポリエチ
レンテレフタレート)や静電記録紙のような誘電体、さ
らには電子写真方式の感光体がある。
【0101】図1乃至図11は、擬似タイル発泡体、す
なわち、タイルのような外見の表面を有する発泡体を、
静電記録及び静電転写の手法を利用して製造するための
各工程を説明したものである。
なわち、タイルのような外見の表面を有する発泡体を、
静電記録及び静電転写の手法を利用して製造するための
各工程を説明したものである。
【0102】図1は、発泡原反の一例(1)の部分的な
平面図であり、図2は、そのA−A線に沿って切断した
断面の模式図である。図2に示すように、発泡原反1
は、支持体3の一面側に、発泡性樹脂組成物で形成され
た発泡性部位2を設け、さらに発泡性部位2の上に誘電
層4を設けたものである。なお、発泡原反は、発泡性樹
脂組成物だけで形成されていてもよい。
平面図であり、図2は、そのA−A線に沿って切断した
断面の模式図である。図2に示すように、発泡原反1
は、支持体3の一面側に、発泡性樹脂組成物で形成され
た発泡性部位2を設け、さらに発泡性部位2の上に誘電
層4を設けたものである。なお、発泡原反は、発泡性樹
脂組成物だけで形成されていてもよい。
【0103】支持体3は、ケミカルエンボスを行なう際
に従来から用いられている材料を用いて形成してよい。
支持体3としては、例えば、紙、織物、メリヤス、フェ
ルト、不織布等を使用することができる。ここで、ケミ
カルエンボスとは、発泡性樹脂組成物でできている発泡
原反の表面に、発泡抑制剤を所定のパターン状に被覆又
は浸透させ、それから加熱などの発泡処理を行なって発
泡抑制剤が存在していない部分だけ隆起させることによ
り、表面に凹凸模様を有する発泡体を作製する手法であ
る。このようなケミカルエンボスの手法は、特公昭43
−28636号公報や特公昭47−29187号公報等
に記載されている。
に従来から用いられている材料を用いて形成してよい。
支持体3としては、例えば、紙、織物、メリヤス、フェ
ルト、不織布等を使用することができる。ここで、ケミ
カルエンボスとは、発泡性樹脂組成物でできている発泡
原反の表面に、発泡抑制剤を所定のパターン状に被覆又
は浸透させ、それから加熱などの発泡処理を行なって発
泡抑制剤が存在していない部分だけ隆起させることによ
り、表面に凹凸模様を有する発泡体を作製する手法であ
る。このようなケミカルエンボスの手法は、特公昭43
−28636号公報や特公昭47−29187号公報等
に記載されている。
【0104】発泡性部位2を形成する発泡性樹脂組成物
としては、少なくとも樹脂を含有し、何らかの加工方
法、例えば加熱や化学反応などの方法により発泡する性
質を有し、発泡後には樹脂中に気泡を多量に包含する組
織構造を形成し、且つ、適切に選択した発泡抑制剤によ
って当該発泡性樹脂組成物の発泡性を阻止又は減退する
ことができるものを使う。
としては、少なくとも樹脂を含有し、何らかの加工方
法、例えば加熱や化学反応などの方法により発泡する性
質を有し、発泡後には樹脂中に気泡を多量に包含する組
織構造を形成し、且つ、適切に選択した発泡抑制剤によ
って当該発泡性樹脂組成物の発泡性を阻止又は減退する
ことができるものを使う。
【0105】本発明においては、ケミカルエンボスを行
なう際に従来から用いられている発泡性樹脂組成物を用
いてもよい。通常よく用いられる樹脂組成物としては、
熱可塑性樹脂と、加熱により分解してガスを発生する発
泡剤と、発泡剤の熱分解温度(発泡温度)を降下させる
触媒として作用する発泡促進剤の混合物を用いる。ま
た、このような樹脂組成物と組み合わせて用いる発泡抑
制剤としては、発泡促進剤の作用を阻害して発泡剤の分
解温度を上昇させるものを用いることができる。熱可塑
性樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、特に多
孔質ポリ塩化ビニル樹脂を用いる。発泡剤としては、例
えば、アゾジカルボンアミド、N,N−ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、P−トルエンスルホニルセミカ
ルバジドなどを用いる。発泡促進剤としては、例えば、
ナフテン酸亜鉛などを用いる。発泡性樹脂組成物には、
発泡後の意匠性等を高めるなどの目的で、必要に応じて
着色剤、蛍光剤、脱臭剤、紫外線遮断剤、抗菌剤などを
添加してもよい。
なう際に従来から用いられている発泡性樹脂組成物を用
いてもよい。通常よく用いられる樹脂組成物としては、
熱可塑性樹脂と、加熱により分解してガスを発生する発
泡剤と、発泡剤の熱分解温度(発泡温度)を降下させる
触媒として作用する発泡促進剤の混合物を用いる。ま
た、このような樹脂組成物と組み合わせて用いる発泡抑
制剤としては、発泡促進剤の作用を阻害して発泡剤の分
解温度を上昇させるものを用いることができる。熱可塑
性樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、特に多
孔質ポリ塩化ビニル樹脂を用いる。発泡剤としては、例
えば、アゾジカルボンアミド、N,N−ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、P−トルエンスルホニルセミカ
ルバジドなどを用いる。発泡促進剤としては、例えば、
ナフテン酸亜鉛などを用いる。発泡性樹脂組成物には、
発泡後の意匠性等を高めるなどの目的で、必要に応じて
着色剤、蛍光剤、脱臭剤、紫外線遮断剤、抗菌剤などを
添加してもよい。
【0106】また発泡抑制剤としては、無水トリメリッ
ト酸又はベンゾトリアゾールを単独で又は組み合わせて
用いるのが好ましい。これらは、常温において固体なの
で、トナー化しやすい。発泡抑制剤のパターンを塗布や
印刷などの方法で原反上に付着させる場合には、従来か
らケミカルエンボスのために用いられている公知の発泡
抑制剤を使用できる。
ト酸又はベンゾトリアゾールを単独で又は組み合わせて
用いるのが好ましい。これらは、常温において固体なの
で、トナー化しやすい。発泡抑制剤のパターンを塗布や
印刷などの方法で原反上に付着させる場合には、従来か
らケミカルエンボスのために用いられている公知の発泡
抑制剤を使用できる。
【0107】誘電層4は、発泡性部位の表面に適切な帯
電性を与えるために、帯電性に優れた樹脂又は樹脂組成
物により形成される。発泡性部位2がポリ塩化ビニル樹
脂のような帯電性があまり良好でない樹脂で形成されて
いる場合には、誘電層を設けないと良好な静電潜像を形
成できない。なお発泡原反は、発泡性樹脂が帯電性に優
れる時には、導電層を設けた発泡性樹脂部位だけで形成
されていてもよい。
電性を与えるために、帯電性に優れた樹脂又は樹脂組成
物により形成される。発泡性部位2がポリ塩化ビニル樹
脂のような帯電性があまり良好でない樹脂で形成されて
いる場合には、誘電層を設けないと良好な静電潜像を形
成できない。なお発泡原反は、発泡性樹脂が帯電性に優
れる時には、導電層を設けた発泡性樹脂部位だけで形成
されていてもよい。
【0108】誘電層4は、静電記録を行なう際に従来か
ら用いている材料を用いて形成してよい。誘電層の材料
として好ましいものとしては、アクリル樹脂、スチレン
樹脂、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リエーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエー
テルエステル、ポリ−p−フェニレンスルフィド、ポリ
塩化ビニル、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂等を例
示できる。発泡性部位がポリ塩化ビニルを主体とする樹
脂組成物で形成されている場合には、誘電層4をアクリ
ル樹脂;ポリエステル;エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂やエチレン−(メタ)アクリル酸共重合樹脂のような
エチレン系共重合樹脂で形成するのが好ましい。これら
の樹脂は帯電性のみならず、ポリ塩化ビニルとの密着性
や耐熱性にも優れている。
ら用いている材料を用いて形成してよい。誘電層の材料
として好ましいものとしては、アクリル樹脂、スチレン
樹脂、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リエーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエー
テルエステル、ポリ−p−フェニレンスルフィド、ポリ
塩化ビニル、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂等を例
示できる。発泡性部位がポリ塩化ビニルを主体とする樹
脂組成物で形成されている場合には、誘電層4をアクリ
ル樹脂;ポリエステル;エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂やエチレン−(メタ)アクリル酸共重合樹脂のような
エチレン系共重合樹脂で形成するのが好ましい。これら
の樹脂は帯電性のみならず、ポリ塩化ビニルとの密着性
や耐熱性にも優れている。
【0109】このような発泡原反1を準備し、その発泡
性部位2の表面に静電潜像5を形成する。図3において
は、タイル模様の目地部分を非発泡の凹部にすることを
意図しているので、帯電部分が格子状パターンとなって
いる静電潜像5が形成されている。次に、静電潜像5を
有する発泡性部位2の表面を本発明の光輝性湿式現像剤
にさらして現像すると、現像剤中に分散していた共重合
樹脂粒子が、静電潜像5の帯電部分に付着する。その結
果、図4及び図5に示すように、発泡性部位2の表面
に、光輝性のパターン7が形成される。このようにし
て、光輝性画像が付された発泡性中間製品6が得られ
る。
性部位2の表面に静電潜像5を形成する。図3において
は、タイル模様の目地部分を非発泡の凹部にすることを
意図しているので、帯電部分が格子状パターンとなって
いる静電潜像5が形成されている。次に、静電潜像5を
有する発泡性部位2の表面を本発明の光輝性湿式現像剤
にさらして現像すると、現像剤中に分散していた共重合
樹脂粒子が、静電潜像5の帯電部分に付着する。その結
果、図4及び図5に示すように、発泡性部位2の表面
に、光輝性のパターン7が形成される。このようにし
て、光輝性画像が付された発泡性中間製品6が得られ
る。
【0110】次に、図6、図7及び図8に示すように、
発泡性中間製品6の発泡性部位2の表面に、発泡抑制剤
を包含するトナー粒子を分散させた発泡抑制性湿式現像
剤を用いて静電転写を行なって発泡抑制性トナーを所定
のパターン状に付着させる。図6においては、タイル模
様の目地部分を非発泡の凹部にすることを意図している
ので、発泡抑制剤の付着部9が格子パターン状に形成さ
れている。このようにして、光輝性画像7と発泡抑制剤
の付着部9を有する発泡性中間製品8が得られる。
発泡性中間製品6の発泡性部位2の表面に、発泡抑制剤
を包含するトナー粒子を分散させた発泡抑制性湿式現像
剤を用いて静電転写を行なって発泡抑制性トナーを所定
のパターン状に付着させる。図6においては、タイル模
様の目地部分を非発泡の凹部にすることを意図している
ので、発泡抑制剤の付着部9が格子パターン状に形成さ
れている。このようにして、光輝性画像7と発泡抑制剤
の付着部9を有する発泡性中間製品8が得られる。
【0111】ここで使用される発泡抑制性湿式現像剤
は、電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ発泡性樹脂組成物
の発泡を抑制することができる発泡抑制剤を包含してな
る共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であって、
(1) 前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂とは、
(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成され
たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電気絶
縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp
1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合樹脂の
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶
解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の溶解度
パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0
以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解
度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、(2)
前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分と、該
核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部分とか
ら構成されている。
は、電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ発泡性樹脂組成物
の発泡を抑制することができる発泡抑制剤を包含してな
る共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であって、
(1) 前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂とは、
(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成され
たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電気絶
縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp
1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合樹脂の
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶
解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の溶解度
パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0
以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解
度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、(2)
前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分と、該
核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部分とか
ら構成されている。
【0112】この発泡抑制性湿式現像剤は、本発明の光
輝性湿式現像剤と同じ方法により製造することができ
る。すなわち、共重合樹脂の良溶媒溶液又はワニスと電
気絶縁性分散媒とを発泡抑制剤の共存下で混合してか
ら、必要に応じて溶媒を除去すれば、発泡抑制性湿式現
像剤が得られる。共重合樹脂を溶解するための溶媒、共
重合樹脂のワニス、電気絶縁性分散媒などは、光輝性湿
式現像剤を製造するために使用できるものの中から選ん
で使用すればよい。ただし、光輝性湿式現像剤と発泡抑
制性湿式現像剤の具体的な組み合わせにおいて、両現像
剤のそれぞれで用いられる電気絶縁性分散媒と共重合樹
脂は、同じであっても異なっていてもよい。
輝性湿式現像剤と同じ方法により製造することができ
る。すなわち、共重合樹脂の良溶媒溶液又はワニスと電
気絶縁性分散媒とを発泡抑制剤の共存下で混合してか
ら、必要に応じて溶媒を除去すれば、発泡抑制性湿式現
像剤が得られる。共重合樹脂を溶解するための溶媒、共
重合樹脂のワニス、電気絶縁性分散媒などは、光輝性湿
式現像剤を製造するために使用できるものの中から選ん
で使用すればよい。ただし、光輝性湿式現像剤と発泡抑
制性湿式現像剤の具体的な組み合わせにおいて、両現像
剤のそれぞれで用いられる電気絶縁性分散媒と共重合樹
脂は、同じであっても異なっていてもよい。
【0113】また、発泡抑制剤は、原反の発泡性部位を
形成する発泡性樹脂組成物に応じて選択するが、トナー
化するためには、上述したように無水トリメリット酸や
ベンゾトリアゾールのように常温で固体のものを使用す
るのが好ましい。
形成する発泡性樹脂組成物に応じて選択するが、トナー
化するためには、上述したように無水トリメリット酸や
ベンゾトリアゾールのように常温で固体のものを使用す
るのが好ましい。
【0114】原反の表面に発泡抑制剤のパターンを形成
した後、発泡性中間製品8を適切な温度で加熱すると、
未発泡の凹部が格子状に形成される。発泡性中間製品8
を加熱すると、発泡性部位4の表面に存在していた発泡
抑制剤が発泡性部位の内部に拡散していき、発泡抑制剤
のパターンの直下では発泡促進剤の触媒作用が阻害され
て、発泡温度が上昇する。従って、発泡性中間製品8
を、発泡抑制剤のパターンから外れた領域の発泡温度以
上となり、且つ、発泡抑制剤のパターン直下の発泡温度
未満となる温度に加熱することによって、図9、図10
及び図11に示すように、発泡によりかさが増えた凸部
11と、発泡抑制剤のパターン部に一致した未発泡の凹
部12とを有する発泡体10が得られる。このようにし
て、光輝性画像7を付された擬似タイル発泡体10が得
られる。
した後、発泡性中間製品8を適切な温度で加熱すると、
未発泡の凹部が格子状に形成される。発泡性中間製品8
を加熱すると、発泡性部位4の表面に存在していた発泡
抑制剤が発泡性部位の内部に拡散していき、発泡抑制剤
のパターンの直下では発泡促進剤の触媒作用が阻害され
て、発泡温度が上昇する。従って、発泡性中間製品8
を、発泡抑制剤のパターンから外れた領域の発泡温度以
上となり、且つ、発泡抑制剤のパターン直下の発泡温度
未満となる温度に加熱することによって、図9、図10
及び図11に示すように、発泡によりかさが増えた凸部
11と、発泡抑制剤のパターン部に一致した未発泡の凹
部12とを有する発泡体10が得られる。このようにし
て、光輝性画像7を付された擬似タイル発泡体10が得
られる。
【0115】なお、上記方法では、先に光輝性湿式現像
剤で現像してから発泡抑制性湿式現像剤で現像を行う
が、先に発泡抑制性湿式現像剤で現像してから光輝性湿
式現像剤で現像してもよい。また、上記方法では、光輝
性湿式現像剤を用いて静電記録を行ない、発泡抑制性湿
式現像剤を用いて静電転写を行なうが、光輝性湿式現像
剤を用いて静電転写を行ない、発泡抑制性湿式現像剤を
用いて静電記録を行なってもよい。もちろん、光輝性湿
式現像剤で現像する前後にY、M、C、K等のカラー湿
式現像剤を用いて現像してカラー画像を形成してもよ
い。
剤で現像してから発泡抑制性湿式現像剤で現像を行う
が、先に発泡抑制性湿式現像剤で現像してから光輝性湿
式現像剤で現像してもよい。また、上記方法では、光輝
性湿式現像剤を用いて静電記録を行ない、発泡抑制性湿
式現像剤を用いて静電転写を行なうが、光輝性湿式現像
剤を用いて静電転写を行ない、発泡抑制性湿式現像剤を
用いて静電記録を行なってもよい。もちろん、光輝性湿
式現像剤で現像する前後にY、M、C、K等のカラー湿
式現像剤を用いて現像してカラー画像を形成してもよ
い。
【0116】
【実施例】以下において、本発明に係る湿式現像剤につ
いて、実施例を通じてさらに詳述する。
いて、実施例を通じてさらに詳述する。
【0117】[実施例1] (1)湿式現像剤1の製造 下記組成を有する湿式現像剤1を製造した。先ず、希釈
用分散媒以外の各材料を混合し、その混合物を分散用ガ
ラスビーズと共に混合容器に入れ、分散機(レッドデビ
ル社製RC−5000)で3時間分散させてから分散用
ガラスビーズを取り除き、マスタートナーを得た。さら
に、得られたマスタートナー60重量部を、希釈用アイ
ソパー660重量部で希釈し、全量を720gに調整
し、銀パールの湿式現像剤1を得た。トナー粒子は、正
帯電していた。
用分散媒以外の各材料を混合し、その混合物を分散用ガ
ラスビーズと共に混合容器に入れ、分散機(レッドデビ
ル社製RC−5000)で3時間分散させてから分散用
ガラスビーズを取り除き、マスタートナーを得た。さら
に、得られたマスタートナー60重量部を、希釈用アイ
ソパー660重量部で希釈し、全量を720gに調整
し、銀パールの湿式現像剤1を得た。トナー粒子は、正
帯電していた。
【0118】〈湿式現像剤1の組成〉 ・2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)/メ
タクリル酸ジメチルアミノエチル(DMAEMA)共重
合樹脂のワニス(第1モノマー単位:DMAEMA(δ
p1=9.1)、第2モノマー単位:EHMA(δp2=
7.7)、固形分:40重量%、分散媒:商品名アイソ
パーG、重量比:EHMA/DMAEMA=80/2
0、重量平均分子量:170,000):10.0重量
部 ・光輝性顔料 商品名Iriodin 120 Lustre Satin(銀白
色パール顔料、粒径:5〜25μm、メルク社製):
4.0重量部 ・電荷制御剤 ナフテン酸ジルコニウム(ニッカナフテ
ックスZr、日本化学産業製):6.0重量部 ・マスタートナー用分散媒 商品名アイソパーG(δd
=7.3、エクソン社製):40.0重量部(小計:6
0.0重量部) ・希釈用分散媒 商品名アイソパーG(エクソン社
製):660重量部(合計:720重量部) [実施例2]2−エチルヘキシルメタクリレート/メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂のワニスを、
同量の2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)
/ジメチルアクリルアミド(DMAA)共重合樹脂のワ
ニス(第1モノマー単位:DMAA(δp1=12.
8)、第2モノマー単位:EHMA(δp2=7.
7)、固形分:40重量%、分散媒:商品名アイソパー
G、重量比:EHMA/DMAA=80/20、重量平
均分子量:190,000)に変更したほかは実施例1
と同様に行なって、銀パールの湿式現像剤2を得た。ト
ナー粒子は正帯電していた。
タクリル酸ジメチルアミノエチル(DMAEMA)共重
合樹脂のワニス(第1モノマー単位:DMAEMA(δ
p1=9.1)、第2モノマー単位:EHMA(δp2=
7.7)、固形分:40重量%、分散媒:商品名アイソ
パーG、重量比:EHMA/DMAEMA=80/2
0、重量平均分子量:170,000):10.0重量
部 ・光輝性顔料 商品名Iriodin 120 Lustre Satin(銀白
色パール顔料、粒径:5〜25μm、メルク社製):
4.0重量部 ・電荷制御剤 ナフテン酸ジルコニウム(ニッカナフテ
ックスZr、日本化学産業製):6.0重量部 ・マスタートナー用分散媒 商品名アイソパーG(δd
=7.3、エクソン社製):40.0重量部(小計:6
0.0重量部) ・希釈用分散媒 商品名アイソパーG(エクソン社
製):660重量部(合計:720重量部) [実施例2]2−エチルヘキシルメタクリレート/メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂のワニスを、
同量の2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)
/ジメチルアクリルアミド(DMAA)共重合樹脂のワ
ニス(第1モノマー単位:DMAA(δp1=12.
8)、第2モノマー単位:EHMA(δp2=7.
7)、固形分:40重量%、分散媒:商品名アイソパー
G、重量比:EHMA/DMAA=80/20、重量平
均分子量:190,000)に変更したほかは実施例1
と同様に行なって、銀パールの湿式現像剤2を得た。ト
ナー粒子は正帯電していた。
【0119】[実施例3]2−エチルヘキシルメタクリ
レート/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂
のワニスを、同量の2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)/ダイアセトンアクリルアミド(DAA
A)共重合樹脂のワニス(第1モノマー単位:DAAA
(δp1=10.9)、第2モノマー単位:EHMA
(δp2=7.7)、固形分:30重量%、分散媒:商
品名アイソパーG、重量比:EHMA/DAAA=90
/10、重量平均分子量:130,000)に変更した
ほかは実施例1と同様に行なって、銀パールの湿式現像
剤3を得た。トナー粒子は正帯電していた。
レート/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂
のワニスを、同量の2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)/ダイアセトンアクリルアミド(DAA
A)共重合樹脂のワニス(第1モノマー単位:DAAA
(δp1=10.9)、第2モノマー単位:EHMA
(δp2=7.7)、固形分:30重量%、分散媒:商
品名アイソパーG、重量比:EHMA/DAAA=90
/10、重量平均分子量:130,000)に変更した
ほかは実施例1と同様に行なって、銀パールの湿式現像
剤3を得た。トナー粒子は正帯電していた。
【0120】[実施例4]2−エチルヘキシルメタクリ
レート/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂
のワニスを、同量の2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)/イソプロピルアクリルアミド(IPA
A)共重合樹脂のワニス(第1モノマー単位:IPAA
(δp1=10.7)、第2モノマー単位:EHMA
(δp2=7.7)、固形分:30重量%、分散媒:商
品名アイソパーG、重量比:EHMA/IPAA=90
/10、重量平均分子量:90,000)に変更したほ
かは実施例1と同様に行なって、銀パールの湿式現像剤
4を得た。トナー粒子は正帯電していた。
レート/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂
のワニスを、同量の2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)/イソプロピルアクリルアミド(IPA
A)共重合樹脂のワニス(第1モノマー単位:IPAA
(δp1=10.7)、第2モノマー単位:EHMA
(δp2=7.7)、固形分:30重量%、分散媒:商
品名アイソパーG、重量比:EHMA/IPAA=90
/10、重量平均分子量:90,000)に変更したほ
かは実施例1と同様に行なって、銀パールの湿式現像剤
4を得た。トナー粒子は正帯電していた。
【0121】[実施例5]2−エチルヘキシルメタクリ
レート/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂
のワニスを、同量の2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)/メタクリル酸(MA)共重合樹脂のワニ
ス(第1モノマー単位:MA(δp1=10.7)、第
2モノマー単位:EHMA(δp2=7.7)、固形
分:40重量%、分散媒:商品名アイソパーG、重量
比:EHMA/MA=70/30、重量平均分子量:1
90,000)に変更し、さらに、ナフテン酸ジルコニ
ウムを、同量のレシチンに変更したほかは実施例1と同
様に行なって、銀パールの湿式現像剤5を得た。トナー
粒子は負帯電していた。
レート/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合樹脂
のワニスを、同量の2−エチルヘキシルメタクリレート
(EHMA)/メタクリル酸(MA)共重合樹脂のワニ
ス(第1モノマー単位:MA(δp1=10.7)、第
2モノマー単位:EHMA(δp2=7.7)、固形
分:40重量%、分散媒:商品名アイソパーG、重量
比:EHMA/MA=70/30、重量平均分子量:1
90,000)に変更し、さらに、ナフテン酸ジルコニ
ウムを、同量のレシチンに変更したほかは実施例1と同
様に行なって、銀パールの湿式現像剤5を得た。トナー
粒子は負帯電していた。
【0122】[実施例6]光輝性顔料を、Iriodin 120
Lustre Satinから、同量のIriodin 100 Silver Pearl
(銀白色パール顔料、粒径:10〜60μm、メルク社
製)に変更したほかは実施例5と同様に行なって、銀パ
ールの湿式現像剤6を得た。トナー粒子は負帯電してい
た。
Lustre Satinから、同量のIriodin 100 Silver Pearl
(銀白色パール顔料、粒径:10〜60μm、メルク社
製)に変更したほかは実施例5と同様に行なって、銀パ
ールの湿式現像剤6を得た。トナー粒子は負帯電してい
た。
【0123】[実施例7]光輝性顔料を、Iriodin 120
Lustre Satinから、同量のIriodin 302 Gold Satin(金
色パール顔料、粒径:5〜25μm、メルク社製)に変
更したほかは実施例5と同様に行なって、金パールの湿
式現像剤7を得た。トナー粒子は負帯電していた。
Lustre Satinから、同量のIriodin 302 Gold Satin(金
色パール顔料、粒径:5〜25μm、メルク社製)に変
更したほかは実施例5と同様に行なって、金パールの湿
式現像剤7を得た。トナー粒子は負帯電していた。
【0124】[実施例8]光輝性顔料を、Iriodin 120
Lustre Satinから、同量のIriodin 300 Gold Pearl(金
色パール顔料、粒径:10〜60μm、メルク社製)に
変更したほかは実施例5と同様に行なって、金パールの
湿式現像剤8を得た。トナー粒子は負帯電していた。
Lustre Satinから、同量のIriodin 300 Gold Pearl(金
色パール顔料、粒径:10〜60μm、メルク社製)に
変更したほかは実施例5と同様に行なって、金パールの
湿式現像剤8を得た。トナー粒子は負帯電していた。
【0125】[比較例1]共重合樹脂を、2−エチルヘ
キシルメタクリレート/メタクリル酸ジメチルアミノエ
チル共重合樹脂のワニスを、同量の2−エチルヘキシル
メタクリレート(EHMA)モノ重合樹脂のワニス(モ
ノマー単位:EHMA(δp2=7.7)、固形分:4
0重量%、分散媒:商品名アイソパーG、重量比:EH
MA=100%、重量平均分子量:100000)に変
更したほかは実施例1と同様に行なって、銀パールの比
較現像剤1を得た。電極板への付着は見られなかった。
キシルメタクリレート/メタクリル酸ジメチルアミノエ
チル共重合樹脂のワニスを、同量の2−エチルヘキシル
メタクリレート(EHMA)モノ重合樹脂のワニス(モ
ノマー単位:EHMA(δp2=7.7)、固形分:4
0重量%、分散媒:商品名アイソパーG、重量比:EH
MA=100%、重量平均分子量:100000)に変
更したほかは実施例1と同様に行なって、銀パールの比
較現像剤1を得た。電極板への付着は見られなかった。
【0126】[評価] (1)光輝性画像の形成 静電記録紙の表面に、スコロトロンにより−6KVの電
圧を印加して、部分的に表面電位を−150Vに帯電し
た2値パターンの静電潜像を形成し、次いで、実施例1
〜4で得られた湿式現像剤をそれぞれ用いてバット現像
した。その結果、光輝性のパターンを良好に出力するこ
とができた。
圧を印加して、部分的に表面電位を−150Vに帯電し
た2値パターンの静電潜像を形成し、次いで、実施例1
〜4で得られた湿式現像剤をそれぞれ用いてバット現像
した。その結果、光輝性のパターンを良好に出力するこ
とができた。
【0127】また、実施例5〜8及び比較例1について
は、上記と同様にして静電記録紙の表面に+6KVの電
圧を印加して、部分的に表面電位を+150Vに帯電し
た2値パターンの静電潜像を形成し、バット現像した。
その結果、実施例5〜8においては光輝性のパターンを
良好に出力することができた。しかしながら、比較例1
においては画像の定着性が悪く、静電記録紙上の画像が
流れた。
は、上記と同様にして静電記録紙の表面に+6KVの電
圧を印加して、部分的に表面電位を+150Vに帯電し
た2値パターンの静電潜像を形成し、バット現像した。
その結果、実施例5〜8においては光輝性のパターンを
良好に出力することができた。しかしながら、比較例1
においては画像の定着性が悪く、静電記録紙上の画像が
流れた。
【0128】(2)帯電量の評価法 共重合樹脂粒子の帯電量は次のような方法で測定した。
間隔が1.0cm、縦が5.0cm、横が4.5cmの
真鍮性電極板の間に湿式現像剤を満たし、高電圧発生装
置(KEITHLEY社製237型)を使用して両電極間に10
00Vの電圧を印加し、通電開始時から60秒間経過す
るまでの電流値を経時的に測定した。測定値に基づい
て、先ず、通電開始時の初期電流量(I0)から60秒
経過後の電流値(I60)までを積分して通電開始から6
0秒経過するまでに費やした初期総電荷量Q0を算出し
た。次に、通電開始から60秒後の電流値に基づいて、
定常状態の60秒間に費やされる電荷量Q60を算出し
た。そして、両電荷量の差を算出することにより共重合
樹脂粒子の総電荷量Qtを算出した。上記計算のための
式は次のように表わされる。
間隔が1.0cm、縦が5.0cm、横が4.5cmの
真鍮性電極板の間に湿式現像剤を満たし、高電圧発生装
置(KEITHLEY社製237型)を使用して両電極間に10
00Vの電圧を印加し、通電開始時から60秒間経過す
るまでの電流値を経時的に測定した。測定値に基づい
て、先ず、通電開始時の初期電流量(I0)から60秒
経過後の電流値(I60)までを積分して通電開始から6
0秒経過するまでに費やした初期総電荷量Q0を算出し
た。次に、通電開始から60秒後の電流値に基づいて、
定常状態の60秒間に費やされる電荷量Q60を算出し
た。そして、両電荷量の差を算出することにより共重合
樹脂粒子の総電荷量Qtを算出した。上記計算のための
式は次のように表わされる。
【0129】
【数3】Qt=Q0−Q60=Q0−I60×60秒
【0130】その後、湿式現像剤が付着した電極板を電
流値測定用セルから取り出し、乾燥させ、電極板上のト
ナー付着量(M)を測定した。この付着量(M)と総電
荷量Qtに基づいて、トナー比電荷すなわちトナー1g
当りの帯電量Qt/M(μc/g)を算出した。測定結
果を第1表に示す。
流値測定用セルから取り出し、乾燥させ、電極板上のト
ナー付着量(M)を測定した。この付着量(M)と総電
荷量Qtに基づいて、トナー比電荷すなわちトナー1g
当りの帯電量Qt/M(μc/g)を算出した。測定結
果を第1表に示す。
【0131】
【表1】 ・EHMA:メタクリル酸2−エチルヘキシル ・DMAEMA:メタクリル酸ジメチルアミノエチル ・DMAA:ジメチルアクリルアミド ・DAAA:ダイアセトンアクリルアミド ・IPAA:イソプロピルアクリルアミド ・S−120:Iriodin 120 Lustre Satin ・S−100GS:Iriodin 100 Silver Pearl ・G−302:Iriodin 302 Gold Satin ・G−300:Iriodin 300 Gold Pearl
【0132】
【表2】
【0133】
【発明の効果】上記本発明によれば、光輝性顔料を包含
すると共に優れた帯電性を備えたトナー粒子を良好に分
散させた湿式現像剤が提供される。かかる湿式現像剤を
用いれば、静電記録、静電転写、静電印刷などの静電的
作用を利用した手法により、光沢性を有していない種々
の被印字体に光輝性を有する画像を付すことができる。
特に、静電記録や静電転写のようなオンデマンドタイプ
の手法によれば印刷版が不要であり、任意の光輝性画像
を迅速且つ容易に形成することができる。
すると共に優れた帯電性を備えたトナー粒子を良好に分
散させた湿式現像剤が提供される。かかる湿式現像剤を
用いれば、静電記録、静電転写、静電印刷などの静電的
作用を利用した手法により、光沢性を有していない種々
の被印字体に光輝性を有する画像を付すことができる。
特に、静電記録や静電転写のようなオンデマンドタイプ
の手法によれば印刷版が不要であり、任意の光輝性画像
を迅速且つ容易に形成することができる。
【0134】本発明の光輝性湿式現像剤は、下地が光沢
性を有していなくても光輝性画像を形成できることか
ら、家具や建築内装材のように材質が限られる非印字体
に光輝性画像を形成するのに適している。また、オンデ
マンドタイプの印字方式に利用できることから、高意匠
性の家具や建築内装材の試作や、それらのプレゼンテー
ションのためのサンプル作成、多品種少量の製品上市な
どの要望に機動的に対応できる。
性を有していなくても光輝性画像を形成できることか
ら、家具や建築内装材のように材質が限られる非印字体
に光輝性画像を形成するのに適している。また、オンデ
マンドタイプの印字方式に利用できることから、高意匠
性の家具や建築内装材の試作や、それらのプレゼンテー
ションのためのサンプル作成、多品種少量の製品上市な
どの要望に機動的に対応できる。
【図1】発泡原反の一例を示す部分的平面図である。
【図2】図1の発泡原反のA−A断面を模式的に示した
図である。
図である。
【図3】発泡原反の表面に静電潜像を形成した状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】発泡原反の表面の静電潜像を光輝性湿式現像剤
で現像して作成した中間製品を示す部分的平面図であ
る。
で現像して作成した中間製品を示す部分的平面図であ
る。
【図5】図4の中間製品のB−B断面を模式的に示した
図である。
図である。
【図6】光輝性の画像と発泡抑制剤の付着部とを設けた
中間製品を示す部分的平面図である。
中間製品を示す部分的平面図である。
【図7】図6の中間製品のC−C断面を模式的に示した
図である。
図である。
【図8】図6の中間製品のD−D断面を模式的に示した
図である。
図である。
【図9】光輝性画像と立体的模様を設けた発泡体の一例
を示す部分的平面図である。
を示す部分的平面図である。
【図10】図9の発泡体のE−E断面を模式的に示した
図である。
図である。
【図11】図9の発泡体のF−F断面を模式的に示した
図である。
図である。
1…発泡原反 2…発泡性部位 3…支持体 4…誘電層 5…静電潜像 6…中間製品 7…光輝性画像 8…中間製品 9…発泡抑制剤の付着部 10…発泡体 11…凸部 12…凹部
Claims (10)
- 【請求項1】 電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1
モノマー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノ
マー単位から構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性
顔料を包含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像
剤であって、 (1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂とは、
(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成され
たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電気絶
縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp
1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合樹脂の
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶
解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の溶解度
パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0
以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解
度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、 (2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒に不
溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒に溶
解又は膨潤する外縁部分とからなることを特徴とする、
光輝性湿式現像剤。 - 【請求項2】 前記第1モノマー単位が塩基性基を有す
るモノマー単位であり、前記第2モノマー単位が2−エ
チルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ス
テアリルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート、ラウリルメタクリレート、及び、ステアリルメタ
クリレートよりなる群から選ばれる少なくとも1種のモ
ノマーから誘導されるモノマー単位である共重合樹脂を
用いていると共に、電荷制御剤として金属石鹸を含有し
ていることを特徴とする、請求項1に記載の光輝性湿式
現像剤。 - 【請求項3】 塩基性基を有する前記モノマー単位が、
アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジメチル
アクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、イソプ
ロピルアクリルアミド、メタクリル酸ジメチルアミノエ
チル、及び、メタクリル酸ジメチルアクリルアミドより
なる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導
されるモノマー単位であることを特徴とする、請求項2
に記載の光輝性湿式現像剤。 - 【請求項4】 前記の共重合樹脂粒子が正に帯電してい
ることを特徴とする、請求項2又は3に記載の光輝性湿
式現像剤。 - 【請求項5】 前記第1モノマー単位が酸性基を有する
モノマー単位であり、前記第2モノマー単位が2−エチ
ルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステ
アリルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、ラウリルメタクリレート、及び、ステアリルメタク
リレートよりなる群から選ばれる少なくとも1種のモノ
マーから誘導されるモノマー単位である共重合樹脂を用
いていると共に、電荷制御剤としてレシチンを含有して
いることを特徴とする、請求項1に記載の光輝性湿式現
像剤。 - 【請求項6】 酸性基を有する前記モノマー単位が、ア
クリル酸、及び、メタクリル酸よりなる群から選ばれる
少なくとも1種のモノマーから誘導されるモノマー単位
であることを特徴とする、請求項5に記載の光輝性湿式
現像剤。 - 【請求項7】 前記の共重合樹脂粒子が負に帯電してい
ることを特徴とする、請求項5又は6に記載の光輝性湿
式現像剤。 - 【請求項8】 少なくとも下記の各工程を有することを
特徴とする、高意匠性物品の製造方法。 (1) 下記の被印字体と光輝性湿式現像剤を準備する
工程、 A.家具、建築内装材、及び、それらの原反のうちから
選ばれる被印字体 B.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料を包含
してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であっ
て、(B−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(B−2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒
に不溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒
に溶解又は膨潤する外縁部分とからなる光輝性湿式現像
剤 (2) 前記の湿式現像剤を用いて静電記録又は静電転
写を行なうことによって、前記被印字体の表面に、光輝
性顔料を包含する共重合樹脂粒子をパターン状に付着さ
せる工程。 - 【請求項9】 前記の第1工程において、原反として発
泡性樹脂組成物で形成された発泡性部位を有する発泡原
反を準備し、前記の第2工程において、当該発泡原反の
発泡性部位の表面に光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒
子をパターン状に付着させ、さらに当該共重合樹脂粒子
を付着させた後に発泡性部位を発泡させることを特徴と
する、請求項8に記載の製造方法。 - 【請求項10】 少なくとも下記の各工程を有すること
を特徴とする、高意匠性物品の製造方法。 (1) 下記の発泡原反、光輝性湿式現像剤、及び、発
泡抑制性湿式現像剤を準備する工程、 A.発泡性樹脂組成物で形成された発泡性部位を有する
発泡原反 B.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ光輝性顔料を包含
してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であっ
て、(B−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂と
は、(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成
されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電
気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ
(δp1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合
樹脂の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマ
ーの溶解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の
溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が
1.0以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマー
の溶解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−
δp2)が0.5以上となる関係を有しており、且つ、
(B−2)前記の共重合樹脂粒子が、電気絶縁性分散媒
に不溶な核部分と、該核部分を包む、電気絶縁性分散媒
に溶解又は膨潤する外縁部分とからなる光輝性湿式現像
剤 C.電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノマー単
位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー単位か
ら構成される共重合樹脂からなり且つ発泡性樹脂組成物
の発泡を抑制することができる発泡抑制剤を包含してな
る共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であって、(C
−1)前記の電気絶縁性分散媒と共重合樹脂とは、
(i)共重合樹脂の第1モノマー単位のみから構成され
たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と電気絶
縁性分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp
1−δd)が1.0以上であり、(ii)共重合樹脂の
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶
解度パラメーター値δp2と電気絶縁性分散媒の溶解度
パラメーター値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0
以下であり、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解
度パラメーター値δp 1、δp2の差Δ(δp1−δp2)
が0.5以上となる関係を有しており、且つ、(C−
2)前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分
と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部
分とからなる発泡抑制性湿式現像剤(ただし、光輝性湿
式現像剤と発泡抑制性湿式現像剤のそれぞれで用いられ
る電気絶縁性分散媒と共重合樹脂は、同じであっても異
なっていてもよい) (2) 前記の光輝性湿式現像剤を用いて静電記録又は
静電転写を行なうことによって、前記発泡原反の発泡性
部位の表面に、光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子を
第1のパターン状に付着させる工程、 (3) 光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子を付着さ
せる前記工程の前又は後で前記の発泡抑制性湿式現像剤
を用いて静電記録又は静電転写を行なうことによって、
前記発泡原反の発泡性部位の表面に、発泡抑制剤を包含
する共重合樹脂粒子を第2のパターン状に付着させる工
程、及び、 (4) 光輝性顔料を包含する共重合樹脂粒子、及び、
発泡抑制剤を包含する共重合樹脂粒子をどちらも付着さ
せた後に発泡性部位を発泡させて、当該発泡部位の表面
に凹凸を形成する工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10087682A JPH11282216A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 光輝性湿式現像剤及びこれを用いる高意匠性物品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10087682A JPH11282216A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 光輝性湿式現像剤及びこれを用いる高意匠性物品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11282216A true JPH11282216A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13921713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10087682A Pending JPH11282216A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 光輝性湿式現像剤及びこれを用いる高意匠性物品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11282216A (ja) |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10087682A patent/JPH11282216A/ja active Pending
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