JPH11282219A - 湿式現像剤及びその製造方法 - Google Patents

湿式現像剤及びその製造方法

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JPH11282219A
JPH11282219A JP10087680A JP8768098A JPH11282219A JP H11282219 A JPH11282219 A JP H11282219A JP 10087680 A JP10087680 A JP 10087680A JP 8768098 A JP8768098 A JP 8768098A JP H11282219 A JPH11282219 A JP H11282219A
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JP
Japan
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solvent
solubility parameter
copolymer resin
dispersion medium
parameter value
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Application number
JP10087680A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Minegishi
達弥 峯岸
Takekatsu Nakamura
全克 中村
Makoto Aoyanagi
誠 青柳
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トナー粒子の分散性に優れ、さらに転写性と
解像度に優れる湿式現像剤を提供する。 【解決手段】 共重合樹脂を下記の第1溶媒と第2溶媒
を含有する混合溶媒に溶解し、得られた溶液と、特定の
SP値特性を有する電気絶縁性分散媒とを、着色剤の共
存下で混合し、その後、溶媒を除去する。共重合樹脂粒
子の平均粒子径を、1〜4μmの範囲に調節するのが好
ましい。[A]第1溶媒:Δ(δp1−δs1)≦5.
5、又は、10.1≦δs1≦14.5の関係が成立す
る揮発性溶媒。[B]第2溶媒:第1溶媒よりも揮発性
が低い溶媒であって、且つ、Δ(δp2−δs2)≦2.
5、又は、8.9≦δs1≦10.7の関係が成立する
もの。ここで、δp1とδp2は、共重合樹脂の第1或い
は第2モノマー単位のみから構成されるホモポリマーの
SP値、δs1とδs2は、第1或いは第2溶媒のSP
値。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料などの着色剤
を含有する共重合樹脂粒子を電気絶縁性分散媒中に分散
してなり、電子写真用、静電印刷用、静電記録用として
適した湿式現像剤と、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、顔料などの着色剤を内部に包
含しているか或いは包含していない樹脂微粒子を電気絶
縁性分散媒中に分散させた湿式現像剤が使用されてい
る。このような湿式現像剤を製造する方法としては、先
ず、固体樹脂を分散媒中で機械的に粉砕する粉砕法があ
る。しかしながら、粉砕法で得られる樹脂微粒子は粒度
分布が広く、粒子形状も不定形である。また、モノマー
成分を電気絶縁性分散媒中で重合させて樹脂微粒子を形
成する重合法がある。しかしながら重合法では、水系で
重合反応を進行させるものが多く、重合後に、分散媒体
中に残存する不純物や粒子表面に吸着した添加剤を除去
する工程を必要とする。これに対して、温度或いは溶媒
の種類の違いによる樹脂の溶解度差を利用して、樹脂溶
液から微粒子を析出させる析出法がある。析出法によれ
ば、粉砕法と比べて粒度分布を狭くすることができる。
また、重合法と比べて、粒子の物性を制御できる範囲は
狭くなるものの、制御自体は容易であり且つ製造プロセ
スも単純なので、簡便に樹脂微粒子を得ることができ
る。
【0003】本出願人の出願にかかる特開平7−319
221号公報には、析出法による湿式現像剤の製造方
法、及び、当該製造方法により得られる湿式現像剤が記
載されている。特開平7−319221号公報の方法に
よれば、少なくとも2種以上のモノマー単位からなる共
重合樹脂を良溶媒に溶解した溶液を、顔料の存在下或い
は非存在下で電気絶縁性分散媒中に混合することによ
り、共重合微粒子を造粒して湿式現像剤を製造するが、
その際に使用される電気絶縁性分散媒は、共重合樹脂を
構成するいずれかのモノマー単位のみから構成されるホ
モポリマーの溶解度パラメーター値と当該分散媒の溶解
度パラメーター値の差が1.0以上であると共に、共重
合樹脂を構成する他のモノマー単位のうちのいずれかで
構成されるホモポリマーの溶解度パラメーター値と当該
分散媒の溶解度パラメーター値の差が1.0以下であ
り、且つ、1.0以上とされる前者の値と、1.0以下
とされる後者の値の差が0.5以上となる関係を有して
いる。この方法によって得られる湿式現像剤は極めて分
散性に優れており、顔料の含有量を増大させても沈降や
凝集を引き起こしにくい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法により得
られる湿式現像剤は優れた分散性を有しているが、さら
に分散性を向上させる必要がある。また、上述の湿式現
像剤を、静電転写の工程を有するシステムに用いて画像
形成を行なうと、転写不良により画像濃度が不足したり
或いは解像度が不充分となる場合がある。
【0005】本発明は、上記の実状に鑑みて成し遂げら
れたものであり、その第1の目的は、従来にもまして分
散性に優れた湿式現像剤を提供することにある。また、
本発明の第2の目的は、優れた分散性を有すると共に、
静電転写の工程を含むシステムに用いる場合にも転写性
と解像度に優れる湿式現像剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本発明においては第1の湿式現像剤と第2の
湿式現像剤を提供する。
【0007】第1の湿式現像剤は、電気絶縁性分散媒中
に、少なくとも第1モノマー単位と第2モノマー単位を
含む2種以上のモノマー単位から構成される共重合樹脂
からなり且つ着色剤を包含してなる共重合樹脂粒子を分
散した湿式現像剤であって、(1)当該湿式現像剤は、
前記共重合樹脂を少なくとも下記の第1溶媒(A)と第
2溶媒(B)を含有する混合溶媒中に溶解させた溶液
と、下記の溶解度パラメーター特性(C)を有する電気
絶縁性分散媒とを、着色剤の共存下で混合したのち、前
記の混合溶媒を除去することにより製造されたものであ
り、(2)前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核
部分と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外
縁部分とからなることを特徴としている。
【0008】A. 第1溶媒:前記第1モノマー単位の
みで構成されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δ
1と当該第1溶媒の溶解度パラメーター値δs1との差
Δ(δp1−δs1)が5.5以下である揮発性溶媒。
【0009】B. 第2溶媒:前記第2モノマー単位の
みで構成されたホモポリマーの溶解度パラメーター値δ
2と当該第2溶媒の溶解度パラメーター値δs2との差
Δ(δp2−δs2)が2.5以下であり、且つ前記第1
溶媒よりも揮発性が低い溶媒。
【0010】C.電気絶縁性分散媒の溶解度パラメータ
ー特性:(i)前記の第1モノマー単位のみから構成さ
れたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該
分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp1
δd)が1.0以上であると共に、(ii)前記の第2
モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶解度
パラメーター値δp2と当該分散媒の溶解度パラメータ
ー値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0以下であ
り、且つ、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解度
パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が
0.5以上の関係を有する。
【0011】本発明の第1の課題を解決する第2の湿式
現像剤は、電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1モノ
マー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマー
単位から構成される共重合樹脂からなり且つ着色剤を包
含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤であっ
て、(1)当該湿式現像剤は、前記共重合樹脂を少なく
とも下記の第1溶媒(A’)と第2溶媒(B’)を含有
する混合溶媒中に溶解させた溶液と、下記の溶解度パラ
メーター特性(D)を有する電気絶縁性分散媒とを、着
色剤の共存下で混合したのち、前記の混合溶媒を除去す
ることにより製造されたものであり、(2)前記の共重
合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分と、該核部分を包
む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部分とからなること
を特徴とする。
【0012】A’. 第1溶媒:当該第1溶媒の溶解度
パラメーター値δs1が10.1〜14.5である揮発
性溶媒。
【0013】B’. 第2溶媒:当該第2溶媒の溶解度
パラメーター値δs2が8.9〜10.7であり、且つ
前記第1溶媒よりも揮発性が低い溶媒。
【0014】C.電気絶縁性分散媒の溶解度パラメータ
ー特性:(i)前記の第1モノマー単位のみから構成さ
れたホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該
分散媒の溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp1
δd)が1.0以上であると共に、(ii)前記の第2
モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの溶解度
パラメーター値δp2と当該分散媒の溶解度パラメータ
ー値δdとの差Δ(δp2−δd)が1.0以下であ
り、且つ、(iii)2つの上記ホモポリマーの溶解度
パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が
0.5以上の関係を有する。
【0015】本発明の第1及び第2の湿式現像剤は、少
なくとも第1モノマー単位と第2モノマー単位から構成
される共重合樹脂を混合溶媒中に溶解させた溶液と、電
気絶縁性分散媒とを、着色剤の共存下で混合したのち、
前記溶媒を除去することにより製造したものである。
【0016】ここで、本発明で使用される電気絶縁性分
散媒のSP値(溶解度パラメーター値)δdは、当該δ
dと共重合樹脂の第1モノマー単位のみで構成されたホ
モポリマーのSP値δp1との差Δ(δp1−δd)が
1.0以上になると共に、当該δdと共重合樹脂の第2
モノマー単位のみで構成されたホモポリマーのSP値δ
2との差Δ(δp2−δd)が1.0以下となる関係を
有している。すなわち、本発明で使用される分散媒は、
共重合樹脂の第1モノマー単位の部分との親和性は低
く、一方、共重合樹脂の第2モノマー単位の部分との親
和性は高い。しかも、2つの上記ホモポリマーの溶解度
パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が
0.5以上あるから、第1モノマー単位の部分に対する
当該分散媒の親和性と、第2モノマー単位の部分に対す
る当該分散媒の親和性には、相当の開きがある。
【0017】そのため、少なくとも第1モノマー単位と
第2モノマー単位から構成される共重合樹脂を含有する
溶液と、上記のようなSP値特性を有する電気絶縁性分
散媒とを、電気絶縁性分散媒に対して親和性が元々少な
い着色剤が共存する条件下で混合すると、共重合樹脂の
第1モノマー単位の部分が分散媒と反発して着色剤の表
面に吸着し、その結果、着色剤を核にして共重合樹脂が
微視的に凝集する。このようにして着色剤を包含する共
重合樹脂粒子が形成される。
【0018】形成された共重合樹脂粒子は、分散媒に不
溶な核部分と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤
する外縁部分からなる。ここで、核部分は、着色剤と、
共重合樹脂の分子中において着色剤に対する親和性の高
い部分、とりわけ第1モノマー単位の部分とで構成され
ている。また、外縁部分は、共重合樹脂の分子中におい
て電気絶縁性分散媒に対する親和性の高い部分、とりわ
け第2モノマー単位の部分で構成されている。共重合樹
脂粒子はこのような構造を有しているので、着色剤を含
有しているにもかかわらず、分散媒中に良好に分散し、
沈殿やマクロ的な凝集を起こしにくい。
【0019】本発明においては、共重合樹脂粒子の分散
性をさらに高めるために、揮発性及びSP値(溶解度パ
ラメーター値)が相互に異なる第1溶媒と第2溶媒を少
なくとも含有する混合溶媒を用いて共重合樹脂を溶解す
る。
【0020】ここで、揮発性を有する第1溶媒のSP値
δs1は、当該δs1と共重合樹脂の第1モノマー単位の
みで構成されたホモポリマーのSP値δp1との差Δ
(δp1−δs1)が5.5以下となる関係を有している
か、或いは10.1≦δs1≦14.5の範囲に入って
いる。一方、第1溶媒よりも揮発性の低い第2溶媒のS
P値δs2は、当該δs2と共重合樹脂中の第2モノマー
単位のみで構成されたホモポリマーのSP値δp2との
差Δ(δp2−δs2)が2.5以下となる関係を有して
いるか、或いは8.9≦δs2≦10.7の範囲に入っ
ている。すなわち、本発明で共重合樹脂を溶解するため
に使用される混合溶媒は、共重合樹脂の第1モノマー単
位の部分に高い親和性を持つ揮発性溶媒(第1溶媒)
と、共重合樹脂の第2モノマー単位の部分に比較的高い
親和性を持ち且つ第1溶媒よりも揮発性が低い溶媒(第
2溶媒)を含有している。
【0021】このような混合溶媒を用いて造粒した後
に、共重合樹脂粒子と溶媒と電気絶縁性分散媒とを含有
する混合物から溶媒を除去すると、除去工程の初期にお
いて揮発性の高い第1溶媒が主に除去され、揮発性が相
対的に低い第2溶媒は、第1溶媒の含有量が少なくなっ
てから除去される。従って、溶媒除去を行なうと、第1
モノマー単位部分との親和性が高い第1溶媒が優先的に
減っていき、その結果、第1モノマー単位の部分は、ま
すます着色剤に引かれるようになり、吸着が促進され
る。このようにして着色剤を核にして多量の共重合樹脂
が集まって微視的に凝集すると、分散媒に対して親和性
の大きい外縁部分が緻密になり、共重合樹脂粒子の分散
性がさらに優れたものになる。
【0022】電気絶縁性分散媒中に分散させた前記共重
合樹脂粒子の平均粒子径が、レーザー散乱法により測定
したときに1〜4μmの範囲に入っている場合には、静
電転写の工程を含むシステムに用いる場合にも転写性と
解像度に優れている。すなわち上記第2の課題を解決す
るために、本発明においては、前記共重合樹脂粒子のレ
ーザー散乱法による平均粒子径が1〜4μmであること
を特徴とする上記第1又は第2の湿式現像剤を提供す
る。
【0023】共重合樹脂粒子の平均粒子径を1〜4μm
の範囲に調節するには、共重合樹脂の溶解度パラメータ
ー値δpmixと混合溶媒の溶解度パラメーター値δsmix
との差Δ(δpmix−δsmix)が1.3〜3.3となる
ようにすればよい。通常、混合溶媒の溶解度パラメータ
ー値δsmixが9.5〜11.5の範囲内に入っていれ
ば、この条件にあてはまる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明にかかる湿式現像剤は、少なくとも第1モ
ノマー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノマ
ー単位から構成された共重合樹脂からなり且つ顔料等の
着色剤を包含する共重合樹脂粒子を、電気絶縁性分散媒
中に分散してなるものである。
【0025】本発明の湿式現像剤は、共重合樹脂を混合
溶媒中に溶解させた溶液と、電気絶縁性分散媒とを、顔
料等の着色剤の共存下で混合したのち、溶解に用いた溶
媒を除去することにより製造することができる。
【0026】本発明によれば、共重合樹脂を溶解するた
めの溶媒のSP値と、共重合樹脂の溶液から顔料等の着
色剤を包含する共重合樹脂粒子を析出させ、分散させる
電気絶縁性分散媒のSP値を調節することにより、共重
合樹脂粒子すなわちトナー粒子の分散性に優れた湿式現
像剤が提供される。
【0027】[溶解度パラメーター(SP値)]一般
に、SP値は物質同士の相溶性、非相溶性を示す指標と
して知られている。樹脂と溶媒との関係を例にすると、
溶媒に対する樹脂の溶解性の程度をSP値により示すこ
とができる。樹脂のSP値と溶媒のSP値の差が小さけ
れば溶解性が大きく、易溶性となり、一方、その差が大
きければ溶解性が小さく、不溶性となることを示す。
【0028】樹脂のSP値を測定する方法としては、例
えば、(1)溶解法によるもの、即ち、樹脂を溶解する
溶媒のSP値から推定する方法(H. Burrell, Official
Digest, 27(369), 726(1950))、(2)膨潤法、即
ち、溶解困難な樹脂については、膨潤度が最大となるよ
うな溶媒のSP値から推定する方法(同上)、(3)樹
脂の極限粘度から求める方法、即ち、溶媒中における樹
脂の極限粘度は、樹脂のSP値と溶媒のSP値とが一致
する時に最大値を示す。そのため、樹脂を各種のSP値
を有する溶媒に溶解させてそれぞれ極限粘度を測定し、
極限粘度の最大値を与える溶媒のSP値から樹脂のSP
値を推定する方法(H. Ahmed, M, Yassen,J. Coat. Tec
hnol., 50, 86(1970)、W. R. Song, D. W. Brownawell,
Polym. Eng. Sci., 10, 222(1970))、(4)分子引力
定数から求める方法、即ち、樹脂分子を構成する各官能
基又は原子団の分子引力定数(G)、及びモル容積
(V)から、式 SP値=ΣG/Vにより求める方法
(D. A. Small, J. Appl. Chem.,3, 71(1953)、K. L. H
oy, J. Paint Technol., 42, 76(1970))などが知られ
ている。
【0029】以下、本発明においては、樹脂のSP値と
しては分子引力定数により求められる値を使用する。ま
た、溶媒のSP値としては、Hildebrand-Scatchardの溶
液理論(J. H. Hildebrand, R. L. Scott, 「The Solbi
lity of Nonelectrolytes」3rd Ed., Reinhold Publish
ing cop., New York (1949)、G. Scatchard, Chem.,Re
v., 8, 321(1931))に基づき分子間の引き合う力を考え
て得られるもので、
【数1】SP値(δ)=(ΔEV/ΔV11/2 [ただし、ΔEV:蒸発エネルギー、V1:分子容、ΔE
V/ΔV1:凝集エネルギー]で示されるもので、本発明
においては、K. L. Hoy, J. Paint Technol., 42, 76(1
970)に記載されている、25℃での値を使用する。
【0030】樹脂を溶媒に溶解する場合を例として、樹
脂と溶媒の両SP値の関係について説明すると、SP値
が9.1のポリスチレンは、SP値が9.1のテトラヒ
ドロフランには非常に溶解しやすく、SP値が8.5〜
9.3の範囲の溶媒には可溶性があり、SP値が7.3
のn−ヘキサンには全く溶解しない。このように、樹脂
と溶媒のSP値の差を見ることで、溶媒中における樹脂
の状態を推定することができる。
【0031】また、比較的希薄な状態で樹脂をその良溶
媒中に溶解させた後、その溶液を貧溶媒中に添加し、良
溶媒を除去する操作を行なうと樹脂粒子を析出させるこ
とができるが、これは、良溶媒中では単分子状で且つ分
子鎖が伸びた状態で存在していた樹脂が、貧溶媒中では
分子鎖が縮まって粒子化し、析出するに至るものと考え
ることができる。従って、貧溶媒として、樹脂が膨潤す
る程度のSP値の差を有する溶媒を用いるか、また、S
P値の差が大きく、樹脂が完全に不溶性の溶媒を用いる
かにより、溶媒中での樹脂粒子の状態が相違する。ま
た、一般に、樹脂における重量平均分子量が大きくなる
と、形成される樹脂粒子の粒径は大となる。
【0032】[共重合樹脂]共重合樹脂は、顔料等の着
色剤の分散性を高めるために使用される。そのような共
重合樹脂としては、例えば、スチレン−ブタジエン共重
合樹脂、スチレン−イソプレン共重合樹脂、スチレン−
アクリロニトリル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂、エチレン−アクリレート共重合樹脂、エチレ
ン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−メチルアクリレ
ート共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合
樹脂、酢酸ビニル−メチルメタクリレート共重合樹脂、
アクリル酸−メチルメタクリレート共重合樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合樹脂などの熱可塑性樹脂を用い
ることができる。共重合樹脂の、ASTM D−123
8で規定されるメルトフローレート(MFR)は、通常
は1〜400dg/min、好ましくは2〜150dg
/minとする。このMFR値の範囲を重量平均分子量
に換算すると、1〜400dg/minは重量平均分子
量で約6万〜25万に相当し、2〜150dg/min
は重量平均分子量で約7万5千〜20万に相当する。
【0033】本発明で用いられる共重合樹脂は、2種以
上のモノマー単位から構成されており、電気絶縁性分散
媒に対する親和性が低く、それゆえに当該分散媒に対し
て不溶な部分を形成すると見做される第1のモノマー単
位と、電気絶縁性分散媒に対する親和性が高く、それゆ
えに当該分散媒に対して溶解又は膨潤する部分を形成す
ると見做される第2のモノマー単位とを含んでいる。第
1モノマー単位と第2モノマー単位の割合は、重量比で
95/5〜5/95、好ましくは85/15〜15/8
5とする。
【0034】第1モノマー単位としては、例えば、(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルのような
短鎖メチレンを有する(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸ジエチルアミノエチルのような窒素含有アクリ
ル酸エステル;アクリルアミド、イソプロピルアクリル
アミド、メチレンビスアクリルアミド、N−アリルアク
リルアミド、N−ジアセトンアクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミドのようなアクリルアミド誘導
体;(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸
シクロヘキシル、スチレン、メチルスチレン、酢酸ビニ
ル等のその他のモノマーから誘導されるモノマー単位を
例示できる。特に、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、メチルスチレン、及び、酢酸ビニルから誘導され
るものが第1モノマー単位として好ましい。
【0035】溶剤への溶解性、分散性を調節するために
有効な第2モノマー単位としては、側鎖として長鎖メチ
レンを有するビニルモノマー、より具体的には(メタ)
アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸
ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリルのような長鎖
メチレンを有する(メタ)アクリル酸エステルから誘導
されるモノマー単位、ならびに、エチレン、イソプレ
ン、ブタジエン、プロピレンのようなビニルモノマーか
ら誘導されるモノマー単位を例示できる。特に、(メ
タ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、あるいはエチレ
ンから誘導されるものが第2モノマー単位として好まし
い。
【0036】モノマー単位が3成分以上からなる共重合
樹脂の場合には、分散媒のSP値との差が一番大きいも
のを第1モノマー単位として特定し、分散媒のSP値と
の差が一番小さいものを第2モノマー単位として特定す
るとよく、その重量比は、上記の2成分からなる共重合
樹脂の場合と同様とするとよい。また、第3のモノマー
成分が分散媒のSP値との関係で不溶性部分又は溶解部
分を形成する第1又は第2モノマー単位のいずれか一方
と同様のSP値を有するのであれば、そのような近似の
SP値を有するモノマー単位と同等の成分と見做してよ
い。
【0037】[着色剤]共重合樹脂粒子の中に包含させ
る着色剤としては、通常、公知の有機顔料又は無機顔料
を使用する。また、共重合樹脂の分子が有色の原子団を
有している場合には共重合樹脂自体又は有色原子団を着
色剤として利用することができる。すなわち本発明にお
いては、着色剤が独立の成分であってもよいし、共重合
樹脂が着色剤として機能するものであってもよい。
【0038】ブラック系の着色剤としては、例えば、カ
ーボンブラックや四三酸化鉄などの無機系着色剤、或い
は、シアニンブラックなどの有機系着色剤を使用でき
る。
【0039】イエロー系着色剤としては、黄鉛、カドミ
ウムイエロー、黄色酸化鉄、チタン黄、オーカーなどの
無機系顔料を使用できる。イエロー系着色剤としては、
次のような難溶性金属塩(アゾレーキ)も使用できる。
すなわち、アセト酢酸アリリド系モノアゾ顔料である、
ハンザイエローG(C. I. No. pigment Yellow 1)、ハ
ンザイエロー10G(C. I. No. pigment Yellow 3)、
ハンザイエローRN(C. I. No. pigment Yellow 6
5)、ハンザブリリアントイエロー5GX(C. I. No. p
igment Yellow 74)、ハンザブリリアントイエロー10
GX(C. I. No. pigment Yellow 98)、パーマネント
イエローFGL(C. I. No. pigment Yellow97)、シム
ラレーキファストイエロー6G(C. I. No. pigment Ye
llow 133)、リオノールイエローK−2R(C. I. No.
pigment Yellow 169);アセト酢酸アリリド系ジスアゾ
顔料である、ジスアゾイエローG(C. I. No. pigment
Yellow12)、ジスアゾイエローGR(C. I. No. pigmen
t Yellow 13)、ジスアゾイエロー5G(C. I. No. pig
ment Yellow 14)、ジスアゾイエロー8G(C. I. No.p
igment Yellow 17)、ジスアゾイエローR(C. I. No.
pigment Yellow 55)、パーマネントイエローHR(C.
I. No. pigment Yellow 83);縮合アゾ顔料である、ク
ロモフタルイエロー3G(C. I. No. pigment Yellow 9
3)、クロモフタルイエロー6G(C. I. No. pigment Y
ellow 94)、クロモフタルイエローGR(C. I. No. pi
gment Yellow 95);ベンズイミダゾロン系モノアゾ顔
料である、ホスタパームイエローH3G(C. I. No. pi
gment Yellow 154)、ホスタパームイエローH4G(C.
I. No. pigment Yellow 151)、ホスタパームイエロー
H2G(C. I. No. pigment Yellow 120)、ホスタパー
ムイエローH6G(C.I. No. pigment Yellow 175)、
ホスタパームイエローHLR(C. I. No. pigment Yell
ow 156);イソインドリノン系顔料である、イルガジン
イエロー3RLTN(C. I. No. pigment Yellow 11
0)、イルガジンイエロー2RLT、イルガジンイエロ
ー2GLT(C. I. No. pigment Yellow 109)、ファス
トゲンスーパーイエローGROH(C. I. No. pigment
Yellow 137)、ファストゲンスーパーイエローGRO
(C. I. No. pigment Yellow 110)、サンドリンイエロ
ー6GL(C. I. No. pigment Yellow 173)などを使用
できる。
【0040】その他のイエロー系着色剤としては、次の
ようなものを例示できる。すなわち、スレン系顔料であ
る、フラバントロン(C. I. No. pigment Yellow 2
4)、アントラミリミジン(C. I. No. pigment Yellow
108)、フタロイルアミド型アントラキノン(C. I. No.
pigment Yellow 123)、ヘリオファストイエローE3
R(C. I. No. pigment Yellow 99);金属錯体顔料で
ある、アゾ系ニッケル錯体顔料(C. I. No. pigment Gr
een 10)、ニトロソ系ニッケル錯体顔料(C. I. No. pi
gment Yellow 153)、アゾメチン系銅錯体顔料(C. I.
No. pigment Yellow117);キノフタロン顔料である、
フタルイミドキノフタロン顔料(C. I. No.pigment Yel
low 138)などを使用できる。
【0041】マゼンタ系着色剤としては、カドミウムレ
ッド、ベンガラ、銀朱、鉛丹、アンチモン朱などの無機
系顔料を使用できる。マゼンタ系着色剤としては、次の
ようなアゾレーキ系顔料も使用できる。すなわち、ブリ
リアントカーミン6B(C. I. No. pigment Red 57:
1)、レーキレッド(C. I. No. pigment Red 53:1)、
パーマネントレッドF5R(C. I. No. pigment Red 4
8)、リソールレッド(C. I. No. pigment Red 49)、
ペルシアオレンジ(C. I. No. pigment Orange 17)、
クロセイオレンジ(C. I. No. pigment Orange 18)、
ヘリオオレンジTD(C. I. No. pigment Orange 1
9)、ピグメントスカーレット(C. I. No. pigmentRed
60:1)、ブリリアントスカーレットG(C. I. No. pigm
ent Red 64:1)、ヘリオレッドRMT(C. I. No. pigm
ent Red 51)、ボルドー10B(C. I. No.pigment Red
63)、ヘリオボルドーBL(C. I. No. pigment Red 5
4)などを使用できる。
【0042】マゼンタ系着色剤としては、次のような不
溶性アゾ系顔料(モノアゾ系、ジスアゾ系、及び縮合ア
ゾ系)も使用できる。すなわち、モノアゾ系またはジス
アゾ系の顔料である、パラレッド(C. I. No. pigment
Red 1)、レーキレッド4R(C. I. No. pigment Red
3)、パーマネントオレンジ(C. I. No. pigment Orang
e 5)、パーマネントレッドFR2(C. I. No. pigment
Red 2)、パーマネントレッドFRLL(C. I. No. pi
gment Red 9)、パーマネントレッドFGR(C. I. No.
pigment Red 112)、ブリリアントカーミンBS(C.
I. No. pigmentRed 114)、パーマネントカーミンFB
(C. I. No. pigment Red 5)、P.V.カーミンHR
(C. I. No. pigment Red 150)、パーマネントカーミ
ンFBB(C. I. No. pigment Red 146)、ノバパーム
レッドF3RK−F5RK(C. I. No. pigment Red 17
0)、ノバパームレッドHFG(C. I. No. pigment Ora
nge 38)、ノバパームレッドHF4B(C. I. No. pigment
Red 187)、ノバパームオレンジHL.HL−70(C.
I. No. pigment Orange 36)、P.V.カーミンHF4
C(C. I. No. pigment Red 185)、ホスタバームブラ
ウンHFR(C. I. No.pigment Brown 25)、バルカン
オレンジ(C. I. No. pigment Orange 16)、ピラゾロ
ンオレンジ(C. I. No. pigment Orange 13)、ピラゾ
ロンレッド(C. I.No. pigment Red 38);縮合アゾ系
顔料である、クロモフタールオレンジ4R(C. I. No.
pigment Orange 31)、クロモフタールスカーレットR
(C. I. No.pigment Red 166)、クロモフタールレッド
BR(C. I. No. pigment Red 144)などを使用でき
る。
【0043】マゼンタ系着色剤としては、次のような縮
合多環系顔料も使用できる。すなわち、アントラキノン
系顔料である、ピランスロンオレンジ(C. I. No. pigm
entOrange 40)、アントアントロンオレンジ(C. I. N
o. pigment Orange 168)、ジアントラキノニルレッド
(C. I. No. pigment Red 177);チオインジゴ系顔料
である、チオインジゴマゼンタ(C. I. No. pigment Vi
olet 38)、チオインジゴバイオレット(C. I. No. pig
ment Violet 36)、チオインジゴレッド(C.I. No. pig
ment Red 88);ペリノン系顔料である、ペリノンオレ
ンジ(C. I. No. pigment Orange 43);ペリレン系顔
料である、ペリレンレッド(C. I. No.pigment Red 19
0)、ペリレンバーミリオン(C. I. No. pigment Red 1
23)、ペリレンマルーン(C. I. No. pigment Red 17
9)、ペリレンスカーレット(C. I.No. pigment Red 14
9)、ペリレンレッド(C. I. No. pigment Red 178);
キナクリドン系顔料である、キナクリドンレッド(C.
I. No. pigment Violet 19)、キナクリドンマゼンタ
(C. I. No. pigment Red 122)、キナクリドンマルー
ン(C. I. No. pigment Red 206)、キナクリドンスカ
ーレット(C. I. No. pigment Red 207);ピロコリン
系顔料;赤色系フルオルビン系顔料を使用できる。
【0044】その他のマゼンタ系着色剤としては、染付
けレーキ系顔料であるローダミン6Gレーキ(C. I. N
o. pigment Red 81)を使用できる。染付けレーキ系顔
料は、水溶性染料と沈殿剤を反応させてレーキ化し、固
着させるものである。
【0045】シアン系着色剤としては、群青、紺青、コ
バルトブルー、セルリアンブルーなどの無機系顔料を使
用できる。シアン系着色剤としては、次のようなものも
使用できる。すなわち、フタロシアニン系顔料である、
ファーストゲンブル−BB(C. I. No. pigment Blue 1
5)、スミトン・シアニン・ブルーHB(C. I. No. pig
ment Blue 15)、シアニンブルー5020(C. I. No.
pigment Blue 15:1)、モナストラルブルーFBR(C.
I. No. pigment Blue 15:2)、パロマーブルーB−48
10(C. I. No. pigment Blue 15:3)、モナストラル
ブルーFGX(C. I. No. pigment Blue 15:4)、リオ
ノールブルーES(C. I. No. pigmentBlue 15:6)、ヘ
リオゲンブルーL6700F(C. I. No. pigment Blue
15:6)、スミカプリント・シアニン・ブルーGN−O
(C. I. No. pigment Blue 15)、ヘリオゲンブルーL
7560(C. I. No. pigment Blue 16)、ファスト・
スカイブルーA−612(C. I. No. pigment Blue 1
7)、シアニン・グリーンGB(C. I. No. pigment Gre
en 7)、シアニングリーンS537−2Y(C. I.No. p
igment Green 36)、スミトン・ファストバイオレット
RL(C. I. No. pigment Violet 23);スレン系顔料
である、インダントロンブルー(PB-60P、PB-22、PB-2
1、PB-64);塩基性染料レーキ顔料である、メチルバイ
オレット・リン・モリブデン酸レーキ(PV-3)などを使
用できる。
【0046】上記着色剤の粒子表面に樹脂をコーティン
グした、いわゆる加工顔料と呼ばれる着色剤を使用して
もよい。
【0047】本発明においては、通常、二次凝集状態で
の平均粒径が0.1〜100μmの顔料を用いる。顔料
は、共重合樹脂粒子中に、80重量%まで、好ましくは
75重量%まで包含させることができる。本発明の湿式
現像剤は、多量の共重合樹脂粒子を含有させてもマクロ
的凝集等の問題を起こしにくいので、顔料の含有量を飛
躍的に増大させることができる。
【0048】[添加剤]本発明の湿式現像剤には、必要
に応じて、分散剤、電荷制御剤、定着剤等のようなその
他の添加剤を添加してもよい。本発明における共重合樹
脂は、それ自体分散媒との親和性に優れるので、分散剤
は必ずしも必要ないが、分散剤を後述の造粒工程におい
て存在させることにより、良溶媒中での分散性を向上
し、且つ、造粒に際しての分子鎖の絡まりを制御するの
で、トナー粒子の粒径をサブミクロンの単位まで小さく
することができ、且つ、粒度分布を狭くすることができ
る。
【0049】このような分散剤としては、例えば、ポリ
ヒドロキシカルボン酸エステル等の高分子分散剤を使用
することができる。ポリヒドロキシカルボン酸エステル
は、次の式で表わされるヒドロキシカルボン酸のエステ
ル誘導体の重合体である。
【0050】
【化1】HO−X−COOH [上式において、Xは炭素原子数12以上で、2価の飽
和又は不飽和の脂肪族炭化水素であり、ヒドロキシ基と
カルボキシ基との間には少なくとも4個の炭素原子があ
る。]
【0051】ヒドロキシカルボン酸の好ましいエステル
誘導体としては、例えば、12−ヒドロキシステアリン
酸メチルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸エチ
ルエステル等のヒドロキシカルボン酸アルキルエステ
ル;12−ヒドロキシカルボン酸リチウム、12−ヒド
ロキシカルボン酸アルミニウム等のヒドロキシカルボン
酸金属塩;ヒドロキシカルボン酸アマイド;硬化ひまし
油等を例示することができる。
【0052】ポリヒドロキシカルボン酸エステルは、ヒ
ドロキシカルボン酸エステルを少量のアミン類若しくは
触媒の存在下で部分鹸化することにより重合させて得ら
れる淡灰褐色のワックス状物質であり、その重合形態と
して、分子間でエステル化したものや分子内でエステル
化したもの等の種々の形態のものを含有している。
【0053】ポリヒドロキシカルボン酸エステルは、ヒ
ドロキシカルボン酸エステルの3〜10量体が好まし
い。ポリヒドロキシカルボン酸エステルの重合度が3よ
りも小さいか又は10よりも大きいと、n−ヘキサン等
の分散媒との相溶性がなく、分散剤としての効果が得ら
れない。ポリヒドロキシカルボン酸エステルの添加量は
特に限定されないが、通常は樹脂重量あたり0.01〜
200重量%とする。ポリヒドロキシカルボン酸エステ
ルは、造粒工程以前の製造工程中のどの時点で添加して
もよい。
【0054】電荷制御剤としては、例えば、ジアルキル
スルホコハク酸コバルト、ジアルキルスルホコハク酸マ
ンガン、ジアルキルスルホコハク酸ジルコニウム、ジア
ルキルスルホコハク酸イットリウム、ジアルキルスルホ
コハク酸ニッケル等のジアルキルスルホコハク酸金属
塩;ナフテン酸マンガン、ナフテン酸カルシウム、ナフ
テン酸ジルコニウム、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸
鉄、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸ク
ロム、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸マグネシウム、オク
チル酸マンガン、オクチル酸カルシウム、オクチル酸ジ
ルコニウム、オクチル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸
コバルト、オクチル酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチ
ル酸マグネシウム、ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カ
ルシウム、ドデシル酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ド
デシル酸鉛、ドデシル酸コバルト、ドデシル酸クロム、
ドデシル酸亜鉛、ドデシル酸マグネシウム等の金属石
鹸;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスル
ホン酸バリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸金属
塩;レシチン、セハリン等の燐脂質;n−デシルアミン
等の有機アミン類などを使用できる。
【0055】電荷制御剤の添加量は、電荷制御効果を示
す最低限の量でよく、通常は、湿式現像剤中に電荷制御
剤を0.01〜50重量%の割合で添加する。電荷制御
剤は、後述する製造過程、或いは溶媒を除去した後のい
ずれの段階で添加しても電荷制御効果を示すが、好まし
くは造粒工程以前の製造工程において添加する。
【0056】定着剤としては、例えば、n−ヘキサン等
の分散媒に可溶な各種樹脂を使用することができ、より
具体的には、変性又は未変性のアルキッド樹脂、通常の
アルキル樹脂、合成ゴム、ポリアルキレンオキシド、ポ
リビニルアセタール(例えばポリビニルブチラール)、
酢酸ビニル樹脂などを例示できる。
【0057】[溶媒]共重合樹脂を溶解するための溶媒
としては、次のようなSP値と揮発性をそれぞれ備えた
第1溶媒と第2溶媒からなる混合溶媒を使用する必要が
ある。
【0058】A. 第1溶媒:共重合樹脂分子の一部と
しての第1モノマー単位のみで構成されたホモポリマー
のSP値δp1と当該第1溶媒のSP値δs1との差Δ
(δp 1−δs1)が5.5以下である揮発性溶媒。
【0059】B. 第2溶媒:共重合樹脂分子の一部と
しての第2モノマー単位のみで構成されたホモポリマー
のSP値δp2と当該第2溶媒のSP値δs2との差Δ
(δp 2−δs2)が2.5以下であり、且つ前記第1溶
媒よりも揮発性が低い溶媒。
【0060】通常、溶媒のSP値が10.1〜14.5
の範囲内にあれば第1溶媒として使用することができ、
一方、溶媒のSP値が8.9〜10.7の範囲内にあれ
ば第2溶媒として使用することができる。
【0061】また、混合溶媒は、共重合樹脂を完全に溶
解させられなくてもよいが、共重合樹脂を室温(25
℃)にて溶解、膨潤させることができるものであるか、
又は、不溶状態であったとしても共重合樹脂中に存在す
る部分的なホモポリマー鎖を良好に分散できるものでな
ければならない。このため、混合溶媒自体のSP値は、
共重合樹脂分子中の第1モノマー単位のみから構成され
たホモポリマーのSP値δp1、及び、共重合樹脂分子
中の第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマー
のSP値δp2のどちらにも近似するSP値を有してい
るのが好ましい。なお混合溶媒には、本発明の目的に反
しない限り、上記第1溶媒又は第2溶媒以外の溶媒が含
有されていてもよい。
【0062】例えば、スチレン−イソプレン共重合樹脂
はメタノールとトルエンの混合溶媒に溶解することがで
きる。この場合には、ポリスチレン(第1モノマー単
位)のSP値が9.1、ポリイソプレン(第2モノマー
単位)のSP値が8.15、メタノール(第1溶媒)の
SP値と沸点が、それぞれ14.5、64.7℃、そし
てトルエン(第2溶媒)のSP値と沸点が、それぞれ
8.9、111.0℃であり、下記計算式に示すよう
に、上記の条件を満たしている。
【0063】
【数2】δp1−δs1=9.1−14.5=−5.4 ∴ Δ(δp1−δs1)≦5.5 δp2−δs2=8.15−8.9=−0.75 ∴ Δ(δp2−δs2)≦2.5
【0064】第1溶媒又は第2溶媒として使用可能な溶
媒としては、例えば、シクロヘキサン(SP値8.
2)、酢酸エチル(SP値9.1)、酢酸セロソルブ
(SP値9.4)、トルエン(SP値8.9)、テトラ
ヒドロフラン(SP値9.1)、メチルエチルケトン
(SP値9.5)、シクロヘキサノン(SP値10.
4)、アセトン(SP値9.6)、ジオキサン(SP値
10.1)、エチルセロソルブ(SP値10.7)、シ
クロヘキサノール(SP値11.4)、メチルセロソル
ブ(SP値11.7)、イソプロピルアルコール(SP
値11.4)、エタノール(SP値12.8)、メタノ
ール(SP値14.5)等を例示できる。
【0065】溶媒の好ましい組み合わせとしては、次の
ような組み合わせを例示できる。第1溶媒としてメタノ
ール(SP値14.7、沸点64.7℃)を用いる場合
には、第2溶媒としては、トルエン(SP値8.9、沸
点110.6℃、以下同じように付記する。)、酢酸エ
チル(9.1、88.1℃)、酢酸セロソルブ(9.
4、156.4℃)、テトラヒドロフラン(9.1、6
6℃)、メチルエチルケトン(9.5、79.5℃)、
ジオキサン(10.1、106℃)、シクロヘキサノン
(10.4、80.7℃)、エチルセロソルブ(10.
7、135℃)等が好ましい。これらは、メタノールよ
りもSP値が小さく、沸点が高く、且つ、電気絶縁性分
散媒よりも沸点が低い。
【0066】第1溶媒としてエタノール(SP値12.
8、沸点78.3℃)を用いる場合には、第2溶媒とし
ては、トルエン、酢酸エチル、酢酸セロソルブ、メチル
エチルケトン、ジオキサン、シクロヘキサノン、エチル
セロソルブ等が好ましい。第1溶媒としてメチルセロソ
ルブを用いる場合には、第2溶媒としてはエチルセロソ
ルブが好ましい。第1溶媒としてイソプロパノールを用
いる場合には、第2溶媒としては、トルエン、酢酸エチ
ル、酢酸セロソルブ、ジオキサン、エチルセロソルブ等
が好ましい。第1溶媒としてシクロヘキサノンを用いる
場合には、第2溶媒としては、トルエン、酢酸エチル、
酢酸セロソルブ、ジオキサン等が好ましい。第1溶媒と
してジオキサンを用いる場合には、第2溶媒としてはト
ルエンが好ましい。
【0067】メタノール(δs1=14.5)を第1溶
媒、トルエン(δs2=8.9)を第2溶媒として用い
る場合には、次のような共重合樹脂樹脂として用いるの
が好ましい。
【0068】エチレン(δp2=8.1)−酢酸ビニル
(δp1=9.4)共重合樹脂:Δ(δp1−δs1)=
Δ(9.4−14.5)=5.1、∴ Δ(δp1−δ
1)≦5.5、Δ(δp2−δs2)=Δ(8.1−
8.9)=0.8∴ Δ(δp2−δs2)≦2.5 エチレン(δp2=8.1)−メチルアクリレート(δ
1=9.7)共重合樹脂:Δ(δp1−δs1)=4.
8、Δ(δp2−δs2)=0.8 エチレン(δp2=8.1)−エチルアクリレート(δ
1=9.2)共重合樹脂:Δ(δp1−δs1)=5.
3、Δ(δp2−δs2)=0.8 スチレン(δp2=9.1)−イソプレン(δp1=8.
15)共重合樹脂:Δ(δp1−δs1)=5.4、Δ
(δp2−δs2)=0.75 ラウリルメタクリレート(δp2=8.2)−メチルメ
タクリレート(δp1=9.3)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=5.2、Δ(δp2−δs2)=0.7 ラウリルメタクリレート(δp2=8.2)−エチルメ
タクリレート(δp1=9.1)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=5.4、Δ(δp2−δs2)=0.7 ラウリルメタクリレート(δp2=8.2)−メチルア
クリレート(δp1=9.7)共重合樹脂:Δ(δp1
δs1)=4.8、Δ(δp2−δs2)=0.7 ラウリルメタクリレート(δp2=8.2)−エチルア
クリレート(δp1=9.2)共重合樹脂:Δ(δp1
δs1)=5.3、Δ(δp2−δs2)=0.7 ラウリルメタクリレート(δp2=8.2)−プロピル
アクリレート(δp1=9.0)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=5.5、Δ(δp2−δs2)=0.7 ステアリルメタクリレート(δp2=8.2)−メチル
メタクリレート(δp1=9.3)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.2、Δ(δp2−δs2)=0.7 ステアリルメタクリレート(δp2=8.2)−エチル
メタクリレート(δp1=9.1)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.4、Δ(δp2−δs2)=0.7 ステアリルメタクリレート(δp2=8.2)−メチル
アクリレート(δp1=9.7)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=4.8、Δ(δp2−δs2)=0.7 ステアリルメタクリレート(δp2=8.2)−エチル
アクリレート(δp1=9.2)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=5.3、Δ(δp2−δs2)=0.7 ステアリルメタクリレート(δp2=8.2)−プロピ
ルアクリレート(δp1=9.0)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.5、Δ(δp2−δs2)=0.7 イソボニルメタクリレート(δp2=8.2)−エチル
メタクリレート(δp1=9.1)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.4、Δ(δp2−δs2)=0.7 イソボニルメタクリレート(δp2=8.2)−メチル
アクリレート(δp1=9.7)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=4.8、Δ(δp2−δs2)=0.7 イソボニルメタクリレート(δp2=8.2)−エチル
アクリレート(δp1=9.2)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=5.3、Δ(δp2−δs2)=0.7 イソボニルメタクリレート(δp2=8.2)−プロピ
ルアクリレート(δp1=9.0)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.5、Δ(δp2−δs2)=0.7 t−ブチルメタクリレート(δp2=8.3)−メチル
メタクリレート(δp1=9.3)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.2、Δ(δp2−δs2)=0.6 t−ブチルメタクリレート(δp2=8.3)−エチル
メタクリレート(δp1=9.1)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.4、Δ(δp2−δs2)=0.6 t−ブチルメタクリレート(δp2=8.3)−メチル
アクリレート(δp1=9.7)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=4.8、Δ(δp2−δs2)=0.6 t−ブチルメタクリレート(δp2=8.3)−エチル
アクリレート(δp1=9.2)共重合樹脂:Δ(δp1
−δs1)=5.3、Δ(δp2−δs2)=0.6 t−ブチルメタクリレート(δp2=8.3)−プロピ
ルアクリレート(δp1=9.0)共重合樹脂:Δ(δ
1−δs1)=5.5、Δ(δp2−δs2)=0.6
【0069】[電気絶縁性分散媒]電気絶縁性分散媒と
しては、通常、1010Ω・cm以上の電気抵抗を有する
ものが使用される。本発明においては、次のようなSP
値特性を備えた電気絶縁性分散媒を使用する必要があ
る。
【0070】(i) 共重合樹脂分子の一部としての第
1モノマー単位のみから構成されたホモポリマーのSP
値δp1と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp1
δd)が、1.0以上であること。
【0071】(ii) 共重合樹脂分子の一部としての
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーのS
P値δp2と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp2
−δd)が、1.0以下であること。
【0072】(iii) 2つの上記ホモポリマーの溶
解度パラメーター値δp1、δp2の差Δ(δp1−δ
2)が0.5以上であること。
【0073】例えば、スチレン−イソプレン共重合樹脂
の溶液を、着色剤の共存下でn−ヘキサンと混合するこ
とにより、着色剤を包含するスチレン−イソプレン共重
合樹脂の粒子を析出させることができる。この場合に
は、ポリスチレン(第1モノマー単位)のSP値δp1
が9.1、ポリイソプレン(第2モノマー単位)のSP
値δp2が8.15、そしてn−ヘキサン(分散媒)の
SP値δdが7.3であるから、下記計算式に示すよう
に、上記の条件を満たしている。
【0074】
【数3】δp1−δd=9.1−7.3=1.8 ∴ Δ(δp1−δd)≧1 δp2−δd=8.15−7.3=0.85 ∴ Δ(δp2−δd)≦1 δp1−δp2=9.1−8.15=0.95 ∴ Δ(δp1−δp2)≧0.5
【0075】そして、スチレン−イソプレン共重合樹脂
の粒子は、分散媒であるn−ヘキサン中において、イソ
プレン単位に由来する部分が溶解状態又は膨潤状態の外
縁部分を形成し、スチレン単位に由来する部分が着色剤
の表面に吸着して、当該着色剤と共に不溶性の核部分を
形成した形状をとると考えることができる。
【0076】ここで、共重合樹脂の第1モノマー単位又
は第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーの
SP値を特定するに際して指標となり得るホモポリマー
と各ホモポリマーのSP値を列挙すると、次のようにな
る。ポリエチレン(8.1)、ポリブタジエン(8.
4)、ポリイソプレン(8.15)、ポリイソブチレン
(7.7)、ポリラウリルメタクリレート(8.2)、
ポリステアリルメタクリレート(8.2)、ポリイソボ
ニルメタクリレート(8.2)、ポリ−t−ブチルメタ
クリレート(8.2)、ポリスチレン(9.1)、ポリ
エチルメタクリレート(9.1)、ポリメチルメタクリ
レート(9.3)、ポリメチルアクリレート(9.
7)、ポリエチルアクリレート(9.2)、ポリアクリ
ロニトリル(12.8)。
【0077】また、使用できる電気絶縁性分散媒と各分
散媒のSP値を列挙すると、次のようになる。n−ヘキ
サン(7.3)、n−ヘプタン(7.5)、n−オクタ
ン(7.5)、ノナン(7.6)、デカン(7.7)、
ドデカン(7.9)、シクロヘキサン(8.2)、パー
クロロエチレン(9.3)、トリクロロエタン(9.
9)。エクソン社製からアイソパーの商品名で供給され
ているSP値が7.0〜7.3の電気絶縁性溶媒、より
具体的には、アイソパーG、アイソパーH、アイソパー
L、アイソパーC、アイソパーE、アイソパーM等を分
散媒として使用してもよい。
【0078】共重合樹脂と電気絶縁性分散媒の好ましい
組み合わせとしては、次のような組み合わせを例示する
ことができる。
【0079】先ず、n−ヘキサン(δd=7.3)を分
散媒として用いる場合について、好ましい共重合樹脂を
列挙すると共に、当該共重合樹脂の第1モノマー単位の
みから構成されるホモポリマーのSP値δp1と分散媒
のSP値δdの差Δ(δp1−δd)、当該共重合樹脂
の第2モノマー単位のみから構成されるホモポリマーの
SP値δp2と分散媒のSP値δdの差Δ(δp2−δ
d)、そして、δp1とδp2の差Δ(δp1−δp2)を
併記する。ただし、カッコ内の数値は、そのモノマー単
位のみから構成されるホモポリマーのSP値である。
【0080】エチレン(8.1)−酢酸ビニル(9.
4)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.1、Δ(δ
2−δd)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.3 エチレン(8.1)−メチルアクリレート(9.7)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.4、Δ(δp2−δ
d)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.6 エチレン(8.1)−エチルアクリレート(9.2)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.9、Δ(δp2−δ
d)=0.8、Δ(δp1−δp2)=1.1 スチレン(9.1)−イソプレン(8.15)共重合樹
脂、Δ(δp1−δd)=1.8、Δ(δp2−δd)=
0.9、Δ(δp1−δp2)=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリレ
ート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=1.1 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリレ
ート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレー
ト(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=1.5 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレー
ト(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=1.0 ラウリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリレ
ート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=0.8 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=1.1 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.9 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=1.5 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=1.0 ステアリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.8 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=1.1 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.9 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=1.5 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp2
=1.0 イソボニルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=0.9、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
2.0、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=1.0 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.8、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=2.
4、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp2
=1.4 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
9、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp2
=0.9 t−ブチルメタクリレート(8.3)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.7、Δ(δp2−δd)=1.0、Δ(δp1−δp
2)=0.7 上記の共重合樹脂と、n−ヘプタン、n−オクタン、ノ
ナン、デカン、ドデカン、シクロヘキサン等との組み合
わせも好ましい。
【0081】パークロロエチレン(δd=9.3)を分
散媒として用いる場合の好ましい共重合樹脂としては、
例えば、次のようなものがある。
【0082】エチレン(8.1)−酢酸ビニル(9.
4)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δ
2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2)=1.3 エチレン(8.1)−メチルアクリレート(9.7)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δp2−δ
d)=0.4、Δ(δp1−δp2)=1.6 エチレン(8.1)−エチルアクリレート(9.2)共
重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.2、Δ(δp2−δ
d)=0.1、Δ(δp1−δp2)=1.1 スチレン(9.1)−イソプレン(8.15)共重合樹
脂、Δ(δp1−δd)=1.15、Δ(δp2−δd)
=0.2、Δ(δp1−δp2)=0.95 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリレ
ート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2)=
1.1 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリレ
ート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp2
=0.9 ラウリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレー
ト(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2
=1.5 ラウリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレー
ト(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2
=1.0 ラウリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリレ
ート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp2
=0.8 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2
=1.1 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.9 ステアリルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2
=1.5 ステアリルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2
=1.0 ステアリルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.8 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2
=1.1 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.9 イソボニルメタクリレート(8.2)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2
=1.5 イソボニルメタクリレート(8.2)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
1、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2
=1.0 イソボニルメタクリレート(8.2)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0、Δ(δp1−δp2
=1.0 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルメタクリ
レート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=0.8 t−ブチルメタクリレート(8.3)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
0、Δ(δp2−δd)=0.4、Δ(δp1−δp2
=1.4 t−ブチルメタクリレート(8.3)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
0、Δ(δp2−δd)=0.1、Δ(δp1−δp2
=0.9 t−ブチルメタクリレート(8.3)−プロピルアクリ
レート(9.0)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.0、Δ(δp2−δd)=0.3、Δ(δp1−δp
2)=0.7 トリクロロエタン(δd=9.9)を分散媒として用い
る場合の好ましい共重合樹脂としては、例えば、次のよ
うなものがある。
【0083】n−プロピルメタクリレート(8.8)−
メチルアクリレート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1
−δd)=1.1、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ
(δp1−δp2)=0.9 n−プロピルメタクリレート(8.8)−メチルメタク
リレート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.1、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.5 n−ブチルメタクリレート(8.7)−メチルアクリレ
ート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
2、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp2
=1.0 n−ブチルメタクリレート(8.7)−エチルアクリレ
ート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=1.
2、Δ(δp2−δd)=0.7、Δ(δp1−δp2
=0.5 n−ブチルメタクリレート(8.7)−メチルメタクリ
レート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.2、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.6 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−メチルアクリ
レート(9.7)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.2、Δ(δp1−δp
2)=1.1 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−エチルアクリ
レート(9.2)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.7、Δ(δp1−δp
2)=0.6 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−メチルメタク
リレート(9.3)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.6、Δ(δp1−δp
2)=0.7 n−ヘキシルメタクリレート(8.6)−エチルメタク
リレート(9.1)共重合樹脂、Δ(δp1−δd)=
1.3、Δ(δp2−δd)=0.8、Δ(δp1−δp
2)=0.5 [湿式現像剤の製造方法]本発明における湿式現像剤の
製造方法は、(1)共重合樹脂を溶媒に溶解する工程、
(2)共重合樹脂を溶解した溶液を、着色剤の共存下
で、電気絶縁性分散媒と混合する工程、及び、(3)溶
媒を除去する工程、とからなる。共重合樹脂粒子は、
(2)の電気絶縁性分散媒混合工程、若しくは、(3)
の溶媒除去工程の少なくとも一つの工程で析出(造粒)
される。
【0084】先ず、(1)の工程においては、2種以上
のモノマー単位から構成されており、電気絶縁性分散媒
に対する親和性が低く、それゆえに当該分散媒に対して
不溶な部分(すなわち共重合樹脂粒子の核部分)を形成
すると見做される第1のモノマー単位と、電気絶縁性分
散媒に対する親和性が高く、それゆえに当該分散媒に対
して溶解又は膨潤する部分(すなわち共重合樹脂粒子の
外縁部分)を形成すると見做される第2のモノマー単位
とを含んでいる共重合樹脂を、下記の第1溶媒と第2溶
媒とを少なくとも含有している混合溶媒を用いて溶解す
る。
【0085】A. 第1溶媒:共重合樹脂分子の一部と
しての第1モノマー単位のみで構成されたホモポリマー
のSP値δp1と当該第1溶媒のSP値δs1との差Δ
(δp 1−δs1)が5.5以下である揮発性溶媒。
【0086】B. 第2溶媒:共重合樹脂分子の一部と
しての第2モノマー単位のみで構成されたホモポリマー
のSP値δp2と当該第2溶媒のSP値δs2との差Δ
(δp 2−δs2)が2.5以下であり、且つ前記第1溶
媒よりも揮発性が低い溶媒。
【0087】通常、溶媒のSP値が10.1〜14.5
の範囲内にあれば第1溶媒として使用することができ、
一方、溶媒のSP値が8.9〜10.7の範囲内にあれ
ば第2溶媒として使用することができる。
【0088】溶解液中において共重合樹脂は完全に溶解
しているのが好ましいが、膨潤状態になっていてもよい
し、仮に不溶状態であったとしても共重合樹脂中に存在
する部分的なホモポリマー鎖が良好に分散していればよ
い。また、混合溶媒は、共重合樹脂を室温(25℃)に
て溶解、膨潤できるか、又は、部分的なホモポリマー鎖
を良好に分散できるものであるのが好ましい。
【0089】分散剤を、共重合樹脂の溶液中に0.3〜
0.5重量%の範囲で含有させておくと、樹脂の分散状
態を良好なものとすることができる。混合溶媒に対する
共重合樹脂の溶解量は任意であるが、樹脂の割合が高す
ぎると造粒工程において樹脂粒子が相互に接触し、ゲル
状の塊となるおそれがあるので、通常は1〜80重量%
の割合で共重合樹脂を含有する溶液を調製し、好ましく
は5〜10重量%の希薄溶液を調製する。
【0090】次に、(2)の電気絶縁性分散媒混合工程
においては、(1)の工程で調製された溶液と、下記
(i)、(ii)及び(iii)の溶解度パラメーター
特性を兼ね備えた電気絶縁性分散媒とを、顔料等の着色
剤の共存下で混合する。
【0091】(i) 共重合樹脂分子の一部としての第
1モノマー単位のみから構成されたホモポリマーのSP
値δp1と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp1
δd)が、1.0以上であること。
【0092】(ii) 共重合樹脂分子の一部としての
第2モノマー単位のみから構成されたホモポリマーのS
P値δp2と、当該分散媒のSP値δdとの差Δ(δp2
−δd)が、1.0以下であること。
【0093】(iii) 上記2つのホモポリマーの各
SP値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が0.5以
上であること。
【0094】例えば、スチレン−イソプレン共重合樹脂
をトルエンとメタノールの混合溶媒(混合比:トルエン
/メタノール=64.8/15.2〜81/19)中に
トルエンを基準として10重量%の割合で溶解した溶液
をn−ヘキサンと混合すると白濁化し、スチレン−イソ
プレン共重合樹脂粒子の析出が明瞭に観察できる。ま
た、上記の樹脂溶液を、顔料であるpigment blue 15の
共存下でn−ヘキサンと混合すると、pigment blue 15
のせいで白濁の確認は困難になるが、顔料を包含した樹
脂粒子がガラス瓶の壁面に付着するのが観察できる。
【0095】顔料を包含するスチレン−イソプレン共重
合樹脂粒子の析出が明瞭に観察できる。
【0096】顔料等の着色剤を混合時に共存させるに
は、着色剤を樹脂溶液又は電気絶縁性分散媒のいずれか
に添加しておけばよい。なお、有色の原子団が共重合樹
脂の分子に結合している場合には、共重合樹脂自体又は
有色原子団が着色剤として機能するので、樹脂溶液と分
散媒とをただ混合するだけでよい。
【0097】樹脂溶液と分散媒とを、顔料や有色原子団
のような着色剤の共存下で混合すると、溶液中で溶解、
膨潤、又は分子レベルで分散した状態にあった樹脂分子
鎖が、貧溶媒である電気絶縁性分散媒で満たされた環境
に添加されることになる。その結果、共重合樹脂の分子
鎖は、分散媒に対してよりも着色剤に対して親和性の高
い第1モノマー単位を介して着色剤の表面に吸着し、着
色剤の粒子又は原子団を包み込む形で絡まりあい、樹脂
粒子が形成される。このようにして形成された共重合樹
脂粒子の表面は、分散媒に対して親和性の高い第2モノ
マー単位の部分に富んでおり、分散媒中で溶解部分又は
膨潤部分となっているので、多量の着色剤を含有させて
も着色剤同士の接触を回避し、優れた分散安定性を発揮
する。この段階では、0.1〜100μm程度の粒子径
を有する樹脂粒子が得られる。
【0098】本発明においては、レーザー散乱法により
測定した共重合樹脂粒子の平均粒子径を1〜4μmの範
囲内に調節することにより、画像の転写性と解像度を向
上させることができる。共重合樹脂粒子の平均粒子径を
1〜4μmに調節する方法としては、造粒に用いる着色
剤や造粒された共重合樹脂粒子をボールミル等を用いて
機械的に粉砕する方法や、共重合樹脂とこれを溶解する
混合溶媒の相溶性を調節する方法がある。
【0099】共重合樹脂とこれを溶解する混合溶媒の相
溶性は、SP値を目安にして調節できる。共重合樹脂の
SP値と混合溶媒のSP値の差が小さいと、共重合樹脂
粒子の平均粒子径は小さくなり、その差が大きいと、平
均粒子径は大きくなる。ここで、共重合樹脂のSP値δ
mixと混合溶媒のSP値δsmixは、下記のSmall
の混合物の式により算出できる。
【0100】
【数4】δpmix=(Xp1・Vp1・δp1+Xp2・V
2・δp2)/(Xp1・Vp1+Xp2・Vp2) [式中、δpmixは共重合樹脂のSP値((cal/m
ol)1/2)、Xp1は第1モノマー単位のモル分率、X
2は第2モノマー単位のモル分率、Vp1は第1モノマ
ー単位の分子容(ml/mol)、Vp2は第2モノマ
ー単位の分子容、δp1は第1モノマー単位のみから構
成されたホモポリマーのSP値、及び、δp2は第2モ
ノマー単位のみから構成されたホモポリマーのSP値を
表わす。]
【0101】
【数5】δsmix=(Xs1・Vs1・δs1+Xs2・V
2・δs2)/(Xs1・Vs1+Xs2・Vs2) [式中、δsmixは混合溶媒のSP値((cal/mo
l)1/2)、Xs1は第1溶媒のモル分率、Xs2は第2
溶媒のモル分率、Vs1は第1溶媒の分子容(ml/m
ol)、Vs2は第2溶媒の分子容、δs1は第1溶媒の
SP値、及び、δs 2は第2溶媒のSP値を表わす。]
【0102】この式から求めた共重合樹脂のSP値δp
mixと混合溶媒のSP値δsmixの差Δ(δpmix−δs
mix)を、1.3〜3.3の範囲、好ましくは1.47
〜2.81の範囲に調節することにより、レーザー散乱
法により測定した共重合樹脂粒子の平均粒子径を1〜4
μmにすることが可能となる。通常、混合溶媒のSP値
δsmixが9.5〜11.5の範囲内に入っていれば、
Δ(δpmix−δsmix)を1.3〜3.3の範囲に納め
ることができ、混合溶媒のSP値δsmixが9.68〜
11.02の範囲内に入っていれば、Δ(δpmix−δ
mix)を1.47〜2.81の範囲に納めることがで
きる。
【0103】そして、(3)の工程においては、共重合
樹脂粒子と分散媒と良溶媒を含有する液状の混合物か
ら、共重合樹脂の溶解に用いた溶媒を除去する。この溶
媒の除去工程においては、除去の初期において揮発性の
高い第1溶媒が主に除去され、揮発性が相対的に低い第
2溶媒は、第1溶媒の含有量が少なくなってから除去さ
れる。従って、溶媒除去を行なうと、第1モノマー単位
部分との親和性が高い第1溶媒が優先的に減っていき、
その結果、第1モノマー単位の部分は、ますます着色剤
に引かれるようになり、吸着が促進される。このように
して着色剤の表面に多量の共重合樹脂が吸着すると、分
散媒に対して親和性の大きい外縁部分が緻密になり、共
重合樹脂粒子の分散性がさらに優れたものになる。
【0104】造粒性の観点から見ると、エバポレーショ
ン法により溶媒を除去するのが好ましい。また、樹脂粒
子の粒径を調整するために、ボールミル、アトライタ
ー、サンドグラインダー、ケディミル、三本ロール等を
使用して、さらに微粒子化してもよい。
【0105】上記(i)から(iii)の工程を経て、
着色剤を包含してなる共重合樹脂粒子が電気絶縁性分散
媒中に分散した湿式現像剤が得られる。共重合樹脂粒子
の核部分は、主として着色剤と当該着色剤の表面に吸着
した第1モノマー単位の部分により形成されており、分
散媒に不溶であるが、核部分の周囲には電気絶縁性分散
媒との親和性が高い第2モノマー単位に富んだ外縁部分
が形成されている。従って共重合樹脂粒子は、湿式現像
剤中において良好に分散しており、粒子濃度を高くして
も、ゲル化、マクロ的凝集、沈殿等を起こさず、分散安
定性に優れている。湿式現像剤中における共重合樹脂粒
子の含有割合は、通常0.01〜80重量%、好ましく
は0.1〜50重量%とする。
【0106】
【実施例】以下において、本発明に係る記録用シートに
ついて実施例を通じてさらに詳述する。
【0107】[実施例1]下記組成の混合物と混合溶媒
と電気絶縁性分散媒とを用意した。先ず、混合物20.
25gを混合溶媒に添加し、ペイントシェーカーを用い
て室温にて充分に溶解又は分散させた。次いで、得られ
た溶液と電気絶縁性分散媒360gとを、室温にて超音
波ホモジナイザー(US−300T、日本精機製作所
製)を用いて混合した。それから、エバポレーターを用
いて、溶解用の溶媒を除去することにより、顔料を包含
する共重合樹脂粒子が分散した湿式現像剤(1)を得
た。
【0108】〈樹脂組成物〉 ・2−エチルヘキシルメタクリレート−メタクリル酸共
重合樹脂(δpmix=8.21、δp1(メタクリル酸)
=9.4、δp2(2−エチルヘキシルメタクリレー
ト)=7.73、共重合比:2−エチルヘキシルメタク
リレート/メタクリル酸=85/15、重量平均分子量
73,400、固形分30重量%):12.5重量部 ・顔料(Monastral Blue FGX,大日本精化社製):3.
75重量部 ・帯電制御剤 ナフテン酸ジルコニウム(日本化学産業
社製):4.00重量部 〈溶解用の混合溶媒(δsmix=9.38)〉 ・メタノール(δs1=14.5)(純正化学社製):
15.2重量部 ・トルエン(δs2=8.9)(純正化学社製):6
4.8重量部 〈電気絶縁性分散媒〉 ・アイソパーG(δd=7.2)(エクソン社製) [実施例2]実施例1において用いたトルエン−メタノ
ール混合溶媒の混合比を変更したほかは実施例1と同様
に行なって、湿式現像剤(2)〜(7)を得た。得られ
た湿式現像剤の内容を第1表に示す。
【0109】[比較例1]実施例1において用いたトル
エン−メタノール混合溶媒に変えて、トルエンの単一溶
媒を用いたほかは実施例1と同様に行なって、比較現像
剤(1)を得た。現像剤得られた湿式現像剤の内容を第
1表に示す。
【0110】[比較例1及び2]実施例1において用い
たトルエン−メタノール混合溶媒に変えて、メタノール
の単一溶媒を用いたほかは実施例1と同様に行なって、
比較現像剤(2)の作製を試みた。しかしながら共重合
樹脂が溶解せず、トナー化が不可能であった。従って、
その後の評価試験を行なうことができなかった。
【0111】[試験] (1)平均粒子径の測定 各現像剤中に分散している共重合樹脂粒子の平均粒径
(D50)を、MICROTRAC II SPA型測定
機(日機装社製)を用いてレーザー散乱法により測定し
た。結果を表1に示す。
【0112】(2)転写性と解像性の評価 次の方法により、各実施例及び各比較例で得られた湿式
現像剤を用いて画像を出力し、転写性と解像性を評価し
た。誘電体ドラム上に、イオンヘッドを用いて−200
Vの静電潜像を形成し、これを各実施例及び各比較例で
得られた湿式現像剤を用いて現像した。その後、誘電体
ドラムと静電記録紙(スレバーS544CO、桜井社
製)を向かい合わせ、コロトロンを使用して静電記録紙
の背面側からギャップ10mmを保ちながら−6KVで
印加して電界を形成し、誘電体ドラム上の可視画像を静
電記録紙の誘電層上に転写した。転写性については、転
写後の画線部に残った現像剤の量で判断した。解像性に
ついては、出力画像のエッジ部分のシャープネスさで判
断した。判定結果を第2表に示す。
【0113】なお、判定基準は次の通りである。
【0114】〈転写性〉 ◎:10枚分転写後のドラムをワイパーで拭いた際に、
汚れがついてなかった。 ○:10枚分転写後のドラムをワイパーで拭いた際に、
ワイパーが多少汚れた。 ×:10枚分転写後のドラムをワイパーで拭いた際に、
ワイパーが非常に汚れた。
【0115】〈解像性〉 ◎:20倍のルーペで観察した時に、各ドットと背景の
境界が鮮明に見られた。 ○:20倍のルーペで観察した時に、各ドットと背景の
境界が多少不明瞭だった。 ×:20倍のルーペで観察した時に、各ドットと背景の
境界がかなり不明瞭だった。
【0116】(3)帯電量の評価 共重合樹脂粒子の帯電量は次のような方法で測定した。
間隔が1.0cm、縦が5.0cm、横が4.5cmの
真鍮性電極板の間に湿式現像剤を満たし、高電圧発生装
置(KEITHLEY社製237型)を使用して両電極間に10
00Vの電圧を印加し、通電開始時から60秒間経過す
るまでの電流値を経時的に測定した。測定値に基づい
て、先ず、通電開始時の初期電流量(I0)から60秒
経過後の電流値(I60)までを積分して通電開始から6
0秒経過するまでに費やした初期総電荷量Q0を算出し
た。次に、通電開始から60秒後の電流値に基づいて、
定常状態の60秒間に費やされる電荷量Q60を算出し
た。そして、両電荷量の差を算出することにより共重合
樹脂粒子の総電荷量Qtを算出した。上記計算のための
式は次のように表わされる。
【0117】
【数6】Qt=Q0−Q60=Q0−I60×60秒
【0118】その後、湿式現像剤が付着した電極板を電
流値測定用セルから取り出し、乾燥させ、電極板上のト
ナー付着量(M)を測定した。この付着量(M)と総電
荷量Qtに基づいて、トナー比電荷すなわちトナー1g
当りの帯電量Qt/M(μc/g)を算出した。測定結
果を第3表に示す。
【0119】
【表1】
【0120】
【表2】
【0121】
【表3】
【0122】
【発明の効果】上記本発明によれば、トナー粒子の分散
性に優れた湿式現像剤が提供される。また、トナー粒子
の分散性に優れると共に、静電転写の工程を含むシステ
ムに用いる場合にも転写性と解像度に優れる湿式現像剤
を提供される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1
    モノマー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノ
    マー単位から構成される共重合樹脂からなり且つ着色剤
    を包含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤で
    あって、 (1)当該湿式現像剤は、前記共重合樹脂を少なくとも
    下記の第1溶媒と第2溶媒を含有する混合溶媒中に溶解
    させた溶液と、下記の溶解度パラメーター特性を有する
    電気絶縁性分散媒とを、着色剤の共存下で混合したの
    ち、前記の混合溶媒を除去することにより製造されたも
    のであり、 A. 第1溶媒:前記第1モノマー単位のみで構成され
    たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該第
    1溶媒の溶解度パラメーター値δs1との差Δ(δp1
    δs1)が5.5以下である揮発性溶媒。 B. 第2溶媒:前記第2モノマー単位のみで構成され
    たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp2と当該第
    2溶媒の溶解度パラメーター値δs2との差Δ(δp2
    δs2)が2.5以下であり、且つ前記第1溶媒よりも
    揮発性が低い溶媒。 C.電気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター特性:
    (i)前記の第1モノマー単位のみから構成されたホモ
    ポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該分散媒の
    溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp1−δd)が
    1.0以上であると共に、(ii)前記の第2モノマー
    単位のみから構成されたホモポリマーの溶解度パラメー
    ター値δp2と当該分散媒の溶解度パラメーター値δd
    との差Δ(δp2−δd)が1.0以下であり、且つ、
    (iii)2つの上記ホモポリマーの溶解度パラメータ
    ー値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が0.5以上
    の関係を有する。 (2)前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分
    と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部
    分とからなることを特徴とする、湿式現像剤。
  2. 【請求項2】 前記共重合樹脂粒子のレーザー散乱法に
    よる平均粒子径が1〜4μmであることを特徴とする、
    請求項1に記載の湿式現像剤。
  3. 【請求項3】 前記の混合溶媒が下記の溶解度パラメー
    ター特性を有することを特徴とする、請求項2に記載の
    湿式現像剤。 D.混合溶媒の溶解度パラメーター特性:前記共重合樹
    脂の溶解度パラメーター値δpmixと当該混合溶媒の溶
    解度パラメーター値δsmixとの差Δ(δpmix−δs
    mix)が1.3〜3.3である。
  4. 【請求項4】 電気絶縁性分散媒中に、少なくとも第1
    モノマー単位と第2モノマー単位を含む2種以上のモノ
    マー単位から構成される共重合樹脂からなり且つ着色剤
    を包含してなる共重合樹脂粒子を分散した湿式現像剤で
    あって、 (1)当該湿式現像剤は、前記共重合樹脂を少なくとも
    下記の第1溶媒と第2溶媒を含有する混合溶媒中に溶解
    させた溶液と、下記の溶解度パラメーター特性を有する
    電気絶縁性分散媒とを、着色剤の共存下で混合したの
    ち、前記の混合溶媒を除去することにより製造されたも
    のであり、 A’. 第1溶媒:当該第1溶媒の溶解度パラメーター
    値δs1が10.1〜14.5である揮発性溶媒。 B’. 第2溶媒:当該第2溶媒の溶解度パラメーター
    値δs2が8.9〜10.7であり、且つ前記第1溶媒
    よりも揮発性が低い溶媒。 C.電気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター特性:
    (i)前記の第1モノマー単位のみから構成されたホモ
    ポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該分散媒の
    溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp1−δd)が
    1.0以上であると共に、(ii)前記の第2モノマー
    単位のみから構成されたホモポリマーの溶解度パラメー
    ター値δp2と当該分散媒の溶解度パラメーター値δd
    との差Δ(δp2−δd)が1.0以下であり、且つ、
    (iii)2つの上記ホモポリマーの溶解度パラメータ
    ー値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が0.5以上
    の関係を有する。 (2)前記の共重合樹脂粒子が、分散媒に不溶な核部分
    と、該核部分を包む、分散媒に溶解又は膨潤する外縁部
    分とからなることを特徴とする、湿式現像剤。
  5. 【請求項5】 前記共重合樹脂粒子のレーザー散乱法に
    よる平均粒子径が1〜4μmであることを特徴とする、
    請求項4に記載の湿式現像剤。
  6. 【請求項6】 前記の混合溶媒が下記の溶解度パラメー
    ター特性を有することを特徴とする、請求項5に記載の
    湿式現像剤。 D’.混合溶媒の溶解度パラメーター特性:当該混合溶
    媒の溶解度パラメーター値δsmixが9.5〜11.5
    である。
  7. 【請求項7】 少なくとも第1モノマー単位と第2モノ
    マー単位を含む2種以上のモノマー単位から構成される
    共重合樹脂を少なくとも下記の第1溶媒と第2溶媒を含
    有する混合溶媒中に溶解させた溶液と、下記の溶解度パ
    ラメーター特性を有する電気絶縁性分散媒とを、着色剤
    の共存下で混合したのち、前記の混合溶媒を除去するこ
    とを特徴とする、湿式現像剤の製造方法。 A. 第1溶媒:前記第1モノマー単位のみで構成され
    たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該第
    1溶媒の溶解度パラメーター値δs1との差Δ(δp1
    δs1)が5.5以下である揮発性溶媒。 B. 第2溶媒:前記第2モノマー単位のみで構成され
    たホモポリマーの溶解度パラメーター値δp2と当該第
    2溶媒の溶解度パラメーター値δs2との差Δ(δp2
    δs2)が2.5以下であり、且つ前記第1溶媒よりも
    揮発性が低い溶媒。 C.電気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター特性:
    (i)前記の第1モノマー単位のみから構成されたホモ
    ポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該分散媒の
    溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp1−δd)が
    1.0以上であると共に、(ii)前記の第2モノマー
    単位のみから構成されたホモポリマーの溶解度パラメー
    ター値δp2と当該分散媒の溶解度パラメーター値δd
    との差Δ(δp2−δd)が1.0以下であり、且つ、
    (iii)2つの上記ホモポリマーの溶解度パラメータ
    ー値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が0.5以上
    の関係を有する。
  8. 【請求項8】 前記の混合溶媒として、下記の溶解度パ
    ラメーター特性を有する混合溶媒を使用して、レーザー
    散乱法による平均粒子径が1〜4μmの共重合樹脂粒子
    を造粒することを特徴とする、請求項7に記載の湿式現
    像剤の製造方法。 D.混合溶媒の溶解度パラメーター特性:前記共重合樹
    脂の溶解度パラメーター値δpmixと当該混合溶媒の溶
    解度パラメーター値δsmixとの差Δ(δpmix−δs
    mix)が1.3〜3.3である。
  9. 【請求項9】 少なくとも第1モノマー単位と第2モノ
    マー単位を含む2種以上のモノマー単位から構成される
    共重合樹脂を少なくとも下記の第1溶媒と第2溶媒を含
    有する混合溶媒中に溶解させた溶液と、下記の溶解度パ
    ラメーター特性を有する電気絶縁性分散媒とを、着色剤
    の共存下で混合したのち、前記の混合溶媒を除去するこ
    とを特徴とする、湿式現像剤の製造方法。 A’. 第1溶媒:当該第1溶媒の溶解度パラメーター
    値δs1が10.1〜14.5である揮発性溶媒。 B’. 第2溶媒:当該第2溶媒の溶解度パラメーター
    値δs2が8.9〜10.7であり、且つ前記第1溶媒
    よりも揮発性が低い溶媒。 C.電気絶縁性分散媒の溶解度パラメーター特性:
    (i)前記の第1モノマー単位のみから構成されたホモ
    ポリマーの溶解度パラメーター値δp1と当該分散媒の
    溶解度パラメーター値δdとの差Δ(δp1−δd)が
    1.0以上であると共に、(ii)前記の第2モノマー
    単位のみから構成されたホモポリマーの溶解度パラメー
    ター値δp2と当該分散媒の溶解度パラメーター値δd
    との差Δ(δp2−δd)が1.0以下であり、且つ、
    (iii)2つの上記ホモポリマーの溶解度パラメータ
    ー値δp1、δp2の差Δ(δp1−δp2)が0.5以上
    の関係を有する。
  10. 【請求項10】 前記の混合溶媒として、下記の溶解度
    パラメーター特性を有する混合溶媒を使用して、レーザ
    ー散乱法による平均粒子径が1〜4μmの共重合樹脂粒
    子を造粒することを特徴とする、請求項9に記載の湿式
    現像剤の製造方法。 D’.混合溶媒の溶解度パラメーター特性:当該混合溶
    媒の溶解度パラメーター値δsmixが9.5〜11.5
    である。
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