JPH11282402A - プラズマディスプレイ駆動方法及びその装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ駆動方法及びその装置

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JPH11282402A
JPH11282402A JP10083961A JP8396198A JPH11282402A JP H11282402 A JPH11282402 A JP H11282402A JP 10083961 A JP10083961 A JP 10083961A JP 8396198 A JP8396198 A JP 8396198A JP H11282402 A JPH11282402 A JP H11282402A
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discharge
discharges
plasma display
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Kazuyoshi Watabe
一喜 渡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力を抑制した場合の画質の劣化を防止し、
実際の消費電力が抑制された割合を所望の抑制率と同じ
程度にできるプラズマディスプレイ駆動方法及びその装
置を得る。 【解決手段】 抑制率に対応して、サブフィールド毎の
放電回数からなる1フィールドの複数種類の放電回数パ
ターンを、1フィールド毎に所定の順序で発生するパタ
ーン発生回路24と、パターン発生回路24で発生した
放電回数パターンが示す放電回数で放電パルスをサブフ
ィールド毎に発生する駆動波形発生回路26とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネル(以下、PDPと称す)を駆動するための
プラズマディスプレイ駆動方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のプラズマディスプレイ駆動
装置の構成図である。図3において、1は画像信号を印
加するための画像信号入力端子、3はプラズマディスプ
レイパネル、2は画像信号入力端子1に印加された画像
信号に従ってPDP3を駆動するための駆動回路であ
る。
【0003】PDP3は、第1〜第3電極を有する多数
の画素によって構成される。多数の第1電極の集合が電
極群31、第2電極の集合が電極群32、第3電極の集
合が電極群33である。電極群31及び32間には画素
を放電させるための放電パルスが印加される。電極群3
3には、サブフィールド毎に放電パルスに基づく放電を
行うか否かを示す信号(以下、放電許可信号と呼ぶ)が
印加される。PDP3を構成する多数の画素には、放電
パルスが与えられるが、放電を行うことを示す放電許可
信号受けている画素に限り放電する。放電パルス及び放
電許可信号は駆動回路2が生成する。
【0004】駆動回路2は、同期信号分離回路21、階
調データ処理回路22、輝度情報検出回路23、タイミ
ング発生回路25、駆動波形発生回路26、放電回数格
納回路27及び乗算器28を含む。
【0005】同期信号分離回路21は画像信号入力端子
1に印加された画像信号を1フィールドを規定する同期
信号と階調度を示す階調データとに分離して出力する。
【0006】輝度情報検出回路23は、同期信号分離回
路21が出力した階調データに基づいてPDP3の駆動
で消費される電力を類推し、この消費電力を抑制する割
合を示す抑制率を出力する。
【0007】放電回数格納回路27は、1フィールドを
構成する複数のサブフィールド毎に、それぞれ対応した
複数の固定の放電回数を格納しており、同期信号に同期
して順番に繰り返し放電回数を出力する。
【0008】タイミング発生回路25は同期信号に基づ
いてタイミング信号を生成して出力する。
【0009】乗算器28は、放電回数格納回路27が出
力した放電回数に輝度情報検出回路23が出力した抑制
率を乗じて、この演算結果を出力する。
【0010】駆動波形発生回路26は、タイミング信号
に同期して、乗算器28の演算結果が示す放電回数の放
電パルスを出力する。
【0011】階調データ処理回路22は階調データを、
上述の放電許可信号に変換して、当該放電許可信号をタ
イミング信号に同期して出力する。
【0012】表1は、サブフィールド毎の放電回数を消
費電力を抑制しない場合(すなわち、抑制率が1の場
合)、および消費電力を抑制した場合について示す。
【0013】
【表1】
【0014】ここでは、消費電力を抑制した場合の抑制
率を例えば16分の13(=0.8125)とし、簡単
のためサブフィールドの数を4とし、放電回数格納回路
27は、サブフィールドSF1〜SF4毎に1、2、
4、8の放電回数を出力する場合を考える。この場合、
消費電力を抑制しない場合の放電回数は、放電回数格納
回路27が出力した放電回数と同じで、1、2、4、8
である。一方、消費電力を抑制した場合の放電回数は、
乗算器28の演算を整数化して得られるため、1、2、
3、7になる。
【0015】表2に、階調データに対する、電力を抑制
した場合の1フィールドの放電回数及び実効抑制率を示
す。なお、実効抑制率は、実際に消費電力が抑制された
割合であって、消費電力を抑制した場合の放電回数を消
費電力を抑制しない場合の放電回数で割ったものと等価
である。ここでは、消費電力を抑制しない場合の放電回
数は階調データと同じである。
【0016】
【表2】
【0017】例えば、階調データが11の場合、電力を
抑制した場合の1フィールドの放電回数は、サブフィー
ルドSF1,SF2,SF4において放電が許可される
ため、それぞれの放電回数を足し合わせた10であり、
実効抑制率は、11分の10(=0.9091)であ
る。
【0018】なお、抑制率の意義は、次の通りである。
画面全体が明るいときはPDPで消費される電力が大き
くなるため、画面全体が明るい場合に合わせてPDPに
電源を供給するための電源装置を用意すれば、大型で高
価な電源装置が必要となる。また、画面全体が明るいと
きは、PDPが高温になることが予想される。そこで、
輝度情報検出回路23は、階調データに基づいて画面全
体の明るさを判断し、画面全体が明るいほど、消費電力
が大きく抑制される値を出力することによって、大型で
高価な電源装置を必要としなくて済むようにしたり、P
DPが高温にならないようにしたりすることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来では以上のような
構成のため、階調データが3及び4あるいは11及び1
2では、電力を抑制した場合、放電回数は同じなので、
画素の輝度は同じになる。このように、電力を抑制した
場合、階調データが変化しても、画素の実際の階調(以
下、実効表示階調と呼ぶ)は変化しない場合があり、画
質が劣化するという問題点がある。
【0020】さらに、上述したように、例えば階調デー
タが11では、電力を抑制した場合の実効抑制率は0.
9091であり、抑制率(=0.8125)と著しく異
なる。このように、実際の消費電力が抑制された割合
が、所望の抑制率と著しく異なるという問題点もある。
【0021】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたものであり、電力を抑制した場合の画質の劣
化を防止し、実際の消費電力が抑制された割合を所望の
抑制率と同じ程度にできるプラズマディスプレイ駆動方
法及びその装置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、各々放電回数が設定されたサブフィー
ルドの複数からなる1フィールド毎に、プラズマディス
プレイの画素を放電させ、前記サブフィールド毎に前記
画素を放電させるか否かを所定の階調度を示す信号に応
じて決定するプラズマディスプレイの駆動方法であっ
て、(a)前記サブフィールド毎の前記放電回数の複数
からなる1フィールドの放電回数パターンを、1つの所
定の抑制率に対して複数種類準備する行程と、(b)前
記行程(a)で準備された複数種類の放電回数パターン
のうちの一つを所定の順序で選択する行程と、(c)前
記行程(b)で選択された前記放電回数パターンが示す
前記放電回数で前記放電パルスを前記サブフィールド毎
に発生する行程とを備え、前記行程(b)及び(c)が
1フィールド毎に繰り返される。
【0023】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記所定の順序は、前記複数種類の放電回数パタ
ーンを順に並べた順序である。
【0024】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記所定の順序は、前記複数種類の放電回数パタ
ーンの順列による順序の組み合わせである。
【0025】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記所定の順序は、乱数に基づく順序である。
【0026】本発明の請求項5に係る課題解決手段は、
サブフィールド毎に、プラズマディスプレイの画素を放
電させるための放電パルスを所定の抑制率に応じた放電
回数で発生させるが、前記画素を放電させるか否かにつ
いては所定の階調度を示す信号に応じて決定するプラズ
マディスプレイの駆動装置であって、前記所定の抑制率
に対応して、前記サブフィールド毎の前記放電回数から
なる1フィールドの放電回数パターンの複数種類を、1
フィールド毎に所定の順序で発生するパターン発生回路
と、前記パターン発生回路で発生した前記放電回数パタ
ーンが示す前記放電回数で前記放電パルスを前記サブフ
ィールド毎に発生する駆動波形発生回路とを備える。
【0027】本発明の請求項6に係る課題解決手段にお
いて、前記パターン発生回路は、前記複数種類の放電回
数パターンが予め格納された記憶部を含む。
【0028】本発明の請求項7に係る課題解決手段にお
いて、前記記憶部は、前記複数種類の放電回数パターン
のうち下位のサブフィールドの放電回数を格納し、前記
パターン発生回路は、前記複数種類の放電回数パターン
のうち上位のサブフィールドの放電回数を、固定の放電
回数と前記所定の抑制率との乗算によって算出する算出
部をさらに備える。
【0029】本発明の請求項8に係る課題解決手段にお
いて、前記所定の順序は、前記複数種類の放電回数パタ
ーンを順に並べた順序である。
【0030】本発明の請求項9に係る課題解決手段にお
いて、前記所定の順序は、前記複数種類の放電回数パタ
ーンの順列による順序の組み合わせである。
【0031】本発明の請求項10に係る課題解決手段に
おいて、前記所定の順序は、乱数に基づく順序である。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明のプ
ラズマディスプレイ駆動装置を示す構成図である。図1
において、24は抑制率及び同期信号を受け、同期信号
に同期して放電回数を出力するパターン発生回路、24
1はパターン発生回路24に含まれたROM、その他の
符号は図3に対応している。
【0033】駆動回路2の動作は、主として、従来の技
術と同様である。すなわち、サブフィールド毎に、PD
P3の画素を放電させるための放電パルスを所定の抑制
率に応じた放電回数で発生させるが、前記画素を放電さ
せるか否かについては所定の階調度を示す階調データに
応じてサブフィールド毎に決定する。但し、実施の形態
では、従来の放電回数格納回路27及び乗算器28をパ
ターン発生回路24に置き換えているため、次のように
動作が異なる。
【0034】ROM241には、抑制率に対応した複数
種類の放電回数パターンが予め格納されている。この複
数種類の放電パターンの一例を表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】ここでは、従来の技術の説明に合わせて、
消費電力を抑制した場合の抑制率を16分の13(=
0.8125)、サブフィールドの数が4の場合を用い
て説明する。また、表3では、A〜Dが抑制率が0.8
125の場合に対応した複数種類の放電回数パターンで
ある。
【0037】放電回数パターンは、サブフィールドSF
1〜SF4それぞれに対応する放電回数からなる。
【0038】パターン発生回路24は、0.8125の
抑制率を受けると、ROM241から放電回数パターン
A〜Dを読み出す。そして、パターン発生回路24は、
1フィールドの開始を示す同期信号を受けると、放電パ
ターンAを出力し、次の1フィールドの開始を示す同期
信号を受けると、放電パターンBを出力する。このよう
にして、パターン発生回路24は、0.8125の抑制
率を受けている間、放電回数パターンを所定の順に選択
し、同期信号に同期して、放電パターンA,B,C,
D,A,B,C,D,A,……という様に出力し続け
る。
【0039】駆動波形発生回路26は、放電回数及びタ
イミング発生回路25が出力するタイミング信号を受け
る。タイミング信号は、サブフィールドSF1〜SF4
それぞれの開始のタイミングを示す。駆動波形発生回路
26は、放電回数パターンAを受け、サブフィールドS
F1の開始のタイミングを示すタイミング信号を受ける
と、表3のSF1とAとの欄に示す数の放電パルスを出
力し、次のサブフィールドSF2の開始のタイミングを
示すタイミング信号を受けると、表3のSF2とAとの
欄に示す数の放電パルスを出力する。このようにして、
駆動波形発生回路26は、放電回数パターンAを受ける
と、サブフィールドSF1〜SF4それぞれにおいて、
1つの放電パルス、1つの放電パルス、4つの放電パル
ス、6つの放電パルスを出力する。なお、駆動波形発生
回路26は、放電回数パターンB,C,Dを受けた場合
の動作は、放電回数パターンAを受けた場合に準ずる。
【0040】表4に、階調データに対する、電力を抑制
した場合の4フィールドの放電回数(放電許可信号に基
づいて実際に放電されたもの)、実効表示階調及び実効
抑制率を示す。なお、実効表示階調は、いわゆる人間の
視覚特性から認識される階調であり、4フィールドの放
電回数の合計を4で割ることによって計算される。ま
た、実効抑制率は、従来の技術で説明した通りである
が、消費電力を抑制した場合の4フィールドの放電回数
の合計を消費電力を抑制しない場合の4フィールドの放
電回数の合計で割ったものと等価である。
【0041】
【表4】
【0042】例えば、階調データが11の場合、電力を
抑制した場合の放電パターンAに対応する1フィールド
の放電回数は、サブフィールドSF1,SF2,SF4
において放電が許可されるため、それぞれの放電回数を
足し合わせた8である。同様に、階調データが11の場
合、電力を抑制した場合の放電パターンB,C,Dに対
応する1フィールドの放電回数はそれぞれ9,9,9で
ある。したがって、階調データが11の場合の4フィー
ルドの放電回数の合計は35である。実効表示階調は4
分の35(=8.75)、実効抑制率は44分の35
(=0.7955)である。
【0043】表2と表4を対比すると、表4に示す実効
抑制率は、表2に示す実効抑制率と比較して、所望の抑
制率(=0.8125)と同じ程度である。また、従来
の技術で説明したように、表2に示す実効表示階調(電
力を抑制した場合の放電回数と同じ)は、階調データが
変化すれば、表4に示す実効表示階調は必ず変化する。
【0044】以上のように、ROM241は抑制率に対
応して、放電回数パターンA〜Dを準備し、パターン発
生回路24は放電パターンA〜Dのうちの一つを所定の
順序で選択して出力し、駆動波形発生回路26はパター
ン発生回路の出力が示す放電回数で放電パルスをサブフ
ィールド毎に発生し、階調データ処理回路22は放電パ
ルスによる放電の可否をサブフィールド毎に決定する。
【0045】なお、ROM241には、放電回数パター
ンA〜Dのように、抑制率が16分の1、16分の2、
……、16分の16のそれぞれに対応する放電回数パタ
ーンが格納されている。パターン発生回路24は、1つ
の抑制率に対して複数種類の放電回数パターンをROM
241から読み出す。
【0046】また、抑制率が16分の16の場合、すな
わち、電力を抑制しない場合は、放電パターンの種類は
表4に示すZのみである。複数種類の放電回数パターン
には、例外として、電力を抑制しない場合の1種類の放
電回数パターンも含める。
【0047】実施の形態1によれば、複数種類の放電回
数パターンが繰り返されることによって、実効表示階調
を連続的に変化させることができ、画質の劣化を防止で
きる。また、従来と比較して、実際の消費電力が抑制さ
れた割合が所望の抑制率と同じ程度である。
【0048】なお、以上の説明では、サブフィールドの
数が4つの場合を用いて説明したが、4つ以外の場合で
もよい。
【0049】実施の形態2.サブフィールドの数が多く
なると、放電回数パターンは指数的に増加し、データ数
が膨大になる。そこで、実施の形態2では、パターン発
生回路24が乗算器(算出部)242をさらに含み、R
OM241は複数種類の放電回数パターンのうち下位の
サブフィールドの放電回数を格納し、乗算器242は複
数種類の放電パターンのうち上位のサブフィールドの放
電回数を算出する。
【0050】なお下位のサブフィールドとは、複数のサ
ブフィールドのうち、発光維持期間が短い方を指し、下
位のサブフィールド以外が上位のサブフィールドであ
る。例えば、サブフィールドが、発光維持期間が短い側
から順にSF1〜SF4である場合、下位のサブフィー
ルドをSF1及びSF2とすると、上位のサブフィール
ドはSF3及びSF4であり、下位のサブフィールドを
SF1とすると、上位のサブフィールドはSF2〜SF
4である。
【0051】実施の形態2における複数種類の放電パタ
ーンの一例を表5に示す。
【0052】
【表5】
【0053】ここでは、消費電力を抑制した場合の抑制
率を32分の27(=0.8438)、サブフィールド
の数が5の場合を用いて説明する。また、実施の形態2
では、A〜Dが当該抑制率に対応した複数種類の放電回
数パターンである。
【0054】表5に示すように、放電回数パターンA〜
Dは、サブフィールドSF1〜SF4については当該放
電回数パターンA〜D毎に放電回数のデータが設定さ
れ、これらの放電回数はROM241に予め格納されて
いる。サブフィールドSF5については乗算器242が
算出する。
【0055】乗算器242は、固定の放電回数を有し、
この固定の放電回数と抑制率とを乗算し、この乗算結果
を上位のサブフィールドの放電回数とする。表5に示す
上位のサブフィールドSF5の放電回数(14)は、固
定の放電回数(16)と抑制率(0.8438)とを乗
算結果は、当該乗算器242の演算によって整数化され
たものである。
【0056】また、放電回数パターンA〜Dのサブフィ
ールドSF1〜SF4の放電回数については、サブフィ
ールドSF5が14であることが予め決定されているた
め、階調データが変化すれば必ず変化するように放電回
数パターンを設定することができ、かつ、実際の消費電
力が抑制された割合が所望の32分の27になるように
決めることが可能である。このように決められた放電回
数をROM241に書き込む。
【0057】表6に、階調データに対する、電力を抑制
した場合の4フィールドの放電回数、実効表示階調及び
実効抑制率の例を示す。
【0058】
【表6】
【0059】表6に示すように、SF5に対応する放電
回数を同じにしても、実効表示階調は階調データに応じ
て変化させることができ、かつ、実効抑制率を所望の抑
制率(=0.8438)と同じ程度にできる。
【0060】実施の形態2によれば、上位のサブフィー
ルドの放電回数については乗算器242によって算出す
ることによって、ROM241の容量を増加させること
なく、複数種類の放電回数パターンを発生することがで
きる。
【0061】また、以上の説明では、サブフィールドS
F5の放電回数を算出する場合を説明したが、サブフィ
ールドSF5及びSF4、あるいはサブフィールドSF
5〜SF3、あるいはサブフィールドSF5〜SF2の
ように、発光維持期間が長いものから順にいくつかのサ
ブフィールドの放電回数を算出し、残りの下位のサブフ
ィールドの放電回数をROM241に予め書き込んでも
よい。但し、少なくとも最も下位のサブフィールドの放
電回数については、ROM241に書き込まなければな
らない。なぜなら、全てのサブフィールドの放電回数を
算出するようにすれば、ある抑制率についての放電回数
パターンは唯一に決定され、従来と同じだからであり、
少なくとも最も下位のサブフィールドの放電回数につい
てはROM241で複数種類設定することによって、従
来と比較して、画素の階調及び消費電力の精度を改善で
きるからである。
【0062】また、乗算器242は、固定の放電回数を
有し、この固定の放電回数と抑制率とを乗算し、さらに
この乗算結果に最も近い整数(例えば、乗算結果の10
分の1の位を例えば四捨五入したもの)を採用するのが
望ましい。これによって、上位のサブフィールドの放電
回数の平均的な値が算出されるため、ROM241には
画素の階調及び消費電力の精度をさらに改善できる放電
回数を設定できる。
【0063】実施の形態3.実施の形態3では、実施の
形態1又は2の複数種類の放電回数パターンを繰り返す
順序について説明する。
【0064】放電回数パターンA〜Dを繰り返す順序に
は、 (1) 実施の形態1で触れたように、放電回数パター
ンA,B,C,D,A,B,C,D,A,……のよう
に、放電回数パターンA〜Dを順に並べた順序で繰り返
す場合 (2) 表7に示すように、放電回数パターンA〜Dを
順列による順序で繰り返す場合
【0065】
【表7】
【0066】(3) 乱数に基づいて繰り返す場合 等が考えられる。
【0067】(1)の場合はパターン発生回路24の構
成が簡単になる。
【0068】(2)の場合について、例えば、放電回数
パターンA及びBは放電回数パターンC及びDと比較し
て放電回数が多い(すなわち、明るい)場合を考える。
放電回数パターンをA,B,C,Dの順に並べた順序で
繰り返す場合の(1)では、明るい画面,明るい画面,
暗い画面,暗い画面という繰り返しのみが含まれる。一
方、(2)の場合では、4つのパターンの順列の組み合
わせをいろいろ採用することにより、例えば、A,B,
C,D,A,C,B,D……のように同じ繰り返しを含
まないようにすることができ、明るい画面と暗い画面と
の切り替わりを認識することが困難になる。したがっ
て、(2)の場合はフリッカが低減できる。
【0069】(3)の場合も(2)と同様に、明るい画
面と暗い画面との切り替わりが頻繁になるためフリッカ
が低減でき、特に静止画や動きの遅い動画のときは有効
である。また、放電回数パターンA〜Dの出現率が等し
くなる周期が小さければ、実効抑制率と所望の抑制率と
が著しく異なることもない。
【0070】なお、(3)の場合は、例えば、次のよう
に構成すればよい。駆動回路2は乱数を出力するための
乱数発生回路(例えばCPU等)を設け、乱数と複数種
類の放電回数パターンとを予め対応させておく。パター
ン発生回路24は乱数発生回路が出力する乱数に対応す
る放電回数パターンを出力する。
【0071】変形例.パターン発生回路24は、ROM
241に代えて、例えば、RAM等のメモリに放電回数
パターンを格納してもよいし、組み合わせ回路によって
放電回数パターンを生成してもよい。
【0072】また、算出部は、乗算器242に代えて、
CPU等でもよい。
【0073】さらに、1つの抑制率に対する複数種類の
放電回数パターンは、4つ以外でもよい。
【0074】
【発明の効果】本発明請求項1によると、放電パルスに
ついて、行程(b)及び(c)が繰り返されることによ
って、行程(a)で準備された複数種類の放電回数パタ
ーンが繰り返される。画素の階調及び消費電力は、複数
のフィールドの平均になるため、精度が向上する。例え
ば、画質劣化を防ぎつつ、消費電力を抑制率と同じ程度
にすることが可能である。
【0075】本発明請求項2によると、所定の順序が複
数種類の放電回数パターンを順に並べた順序であること
によって、構成が簡単になる。
【0076】本発明請求項3によると、所定の順序が複
数種類の放電回数パターンの順列による順序の組み合わ
せであることによって、フリッカが低減できる。
【0077】本発明請求項4によると、所定の順序が乱
数に基づく順序であることによって、フリッカが低減で
きる。
【0078】本発明請求項5によると、駆動波形発生回
路が発生する放電パルスについて、パターン発生回路の
動作に基づき、複数種類の放電回数パターンが繰り返さ
れる。画素の階調及び消費電力は、複数のフィールドの
平均になるため、精度が向上する。例えば、画質劣化を
防ぎつつ、消費電力を抑制率と同じ程度にすることが可
能である。
【0079】本発明請求項6によると、例えば複数種類
の放電回数パターンを記憶部に書き込むことによって、
複数種類の放電回数パターンが記憶部から得ることがで
き、構成を簡単にできる。
【0080】本発明請求項7によると、上位のサブフィ
ールドの放電回数については算出部によって算出するこ
とによって、記憶部の容量を増加させることなく、複数
種類の放電回数パターンを発生することができる。
【0081】本発明請求項8によると、所定の順序が複
数種類の放電回数パターンを順に並べた順序であること
によって、パターン発生回路の構成が簡単になる。
【0082】本発明請求項9によると、所定の順序が複
数種類の放電回数パターンの順列による順序の組み合わ
せであることによって、フリッカが低減できる。
【0083】本発明請求項10によると、所定の順序が
乱数に基づく順序であることによって、フリッカが低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるプラズマディ
スプレイ駆動装置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2におけるプラズマディ
スプレイ駆動装置を示すブロック図である。
【図3】 従来のプラズマディスプレイ駆動装置を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
24 パターン発生回路、25 駆動波形発生回路、3
1〜33 電極群、241 ROM、242 乗算器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々放電回数が設定されたサブフィール
    ドの複数からなる1フィールド毎に、プラズマディスプ
    レイの画素を放電させ、前記サブフィールド毎に前記画
    素を放電させるか否かを所定の階調度を示す信号に応じ
    て決定するプラズマディスプレイの駆動方法であって、 (a)前記サブフィールド毎の前記放電回数の複数から
    なる1フィールドの放電回数パターンを、1つの所定の
    抑制率に対して複数種類準備する行程と、 (b)前記行程(a)で準備された複数種類の放電回数
    パターンのうちの一つを所定の順序で選択する行程と、 (c)前記行程(b)で選択された前記放電回数パター
    ンが示す前記放電回数で前記放電パルスを前記サブフィ
    ールド毎に発生する行程と、を備え、 前記行程(b)及び(c)が1フィールド毎に繰り返さ
    れる、プラズマディスプレイ駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の順序は、前記複数種類の放電
    回数パターンを順に並べた順序である請求項1記載のプ
    ラズマディスプレイ駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の順序は、前記複数種類の放電
    回数パターンの順列による順序の組み合わせである請求
    項1記載のプラズマディスプレイ駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の順序は、乱数に基づく順序で
    ある請求項1記載のプラズマディスプレイ駆動方法。
  5. 【請求項5】 サブフィールド毎に、プラズマディスプ
    レイの画素を放電させるための放電パルスを所定の抑制
    率に応じた放電回数で発生させるが、前記画素を放電さ
    せるか否かについては所定の階調度を示す信号に応じて
    決定するプラズマディスプレイの駆動装置であって、 前記所定の抑制率に対応して、前記サブフィールド毎の
    前記放電回数からなる1フィールドの放電回数パターン
    の複数種類を、1フィールド毎に所定の順序で発生する
    パターン発生回路と、 前記パターン発生回路で発生した前記放電回数パターン
    が示す前記放電回数で前記放電パルスを前記サブフィー
    ルド毎に発生する駆動波形発生回路と、を備えたプラズ
    マディスプレイ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記パターン発生回路は、 前記複数種類の放電回数パターンが予め格納された記憶
    部を含む請求項5記載のプラズマディスプレイ駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記憶部は、 前記複数種類の放電回数パターンのうち下位のサブフィ
    ールドの放電回数を格納し、 前記パターン発生回路は、 前記複数種類の放電回数パターンのうち上位のサブフィ
    ールドの放電回数を、固定の放電回数と前記所定の抑制
    率との乗算によって算出する算出部をさらに備えた請求
    項6記載のプラズマディスプレイ駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の順序は、前記複数種類の放電
    回数パターンを順に並べた順序である請求項5記載のプ
    ラズマディスプレイ駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の順序は、前記複数種類の放電
    回数パターンの順列による順序の組み合わせである請求
    項5記載のプラズマディスプレイ駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の順序は、乱数に基づく順序
    である請求項5記載のプラズマディスプレイ駆動装置。
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