JPH11285183A - 同期電動機のロータ構造 - Google Patents
同期電動機のロータ構造Info
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- JPH11285183A JPH11285183A JP10096914A JP9691498A JPH11285183A JP H11285183 A JPH11285183 A JP H11285183A JP 10096914 A JP10096914 A JP 10096914A JP 9691498 A JP9691498 A JP 9691498A JP H11285183 A JPH11285183 A JP H11285183A
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Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 希土類マグネットを磁極として用いながら、
渦電流損を低減して発熱を抑制することが可能で、電動
機の高出力化を期待できる同期電動機のロータ構造を提
供すること。 【解決手段】 磁極となる希土類マグネット1をロータ
ヨーク2の外周部分に配置固定した同期電動機のロータ
10において、希土類マグネット1の外面に内部電気抵
抗が高いマグネット4を配設する。内部電気抵抗が高い
マグネット4のそれぞれは、周方向に複数に分割された
四角形平板状のマグネット単体6の集合体とすることが
できる。
渦電流損を低減して発熱を抑制することが可能で、電動
機の高出力化を期待できる同期電動機のロータ構造を提
供すること。 【解決手段】 磁極となる希土類マグネット1をロータ
ヨーク2の外周部分に配置固定した同期電動機のロータ
10において、希土類マグネット1の外面に内部電気抵
抗が高いマグネット4を配設する。内部電気抵抗が高い
マグネット4のそれぞれは、周方向に複数に分割された
四角形平板状のマグネット単体6の集合体とすることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渦電流損を低減す
る同期電動機のロータ構造に関する。
る同期電動機のロータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石付きのロータを備えた同期電動
機において、ロータの表面にマグネットを貼り付けたロ
ータ構造や、ロータの内部にマグネットを埋め込んだロ
ータ構造が知られている。
機において、ロータの表面にマグネットを貼り付けたロ
ータ構造や、ロータの内部にマグネットを埋め込んだロ
ータ構造が知られている。
【0003】図8は従来の永久磁石付き同期電動機を説
明するための概略図であり、ロータ構造のみを示してい
る。図8において、ロータ10はロータヨーク2の外周
表面に複数個のマグネット11を貼り付けた構成であ
る。複数個のマグネット11は固定磁極(図示していな
い)に対応しており、ロータヨーク2の外周形状に応じ
て湾曲形状に形成される。
明するための概略図であり、ロータ構造のみを示してい
る。図8において、ロータ10はロータヨーク2の外周
表面に複数個のマグネット11を貼り付けた構成であ
る。複数個のマグネット11は固定磁極(図示していな
い)に対応しており、ロータヨーク2の外周形状に応じ
て湾曲形状に形成される。
【0004】このような同期電動機において、固定磁極
の電機子コイルに供給する電流に含まれる高調波によっ
て発生する磁束変動や、固定磁極とマグネットとの相対
的位置変化による磁束変動によって、マグネット11に
渦電流が発生する。図9は導体中の磁束密度の変動によ
る渦電流の発生を説明するための図である。図9におい
て、導体15の幅をb、長さをc、厚さをh、電気抵抗
をρとし、導体に印加する磁束の磁束密度の振幅をB、
変動の周波数をfとすると、渦電流損Wcは一般に以下
の式で表される。 Wc=b・c・h・B2f2/ρK なお、Kは渦電流回路によって与えられる係数である。
の電機子コイルに供給する電流に含まれる高調波によっ
て発生する磁束変動や、固定磁極とマグネットとの相対
的位置変化による磁束変動によって、マグネット11に
渦電流が発生する。図9は導体中の磁束密度の変動によ
る渦電流の発生を説明するための図である。図9におい
て、導体15の幅をb、長さをc、厚さをh、電気抵抗
をρとし、導体に印加する磁束の磁束密度の振幅をB、
変動の周波数をfとすると、渦電流損Wcは一般に以下
の式で表される。 Wc=b・c・h・B2f2/ρK なお、Kは渦電流回路によって与えられる係数である。
【0005】同期電動機のロータ10が備えるマグネッ
ト11として、最大磁気エネルギー積の高い希土類マグ
ネットを用いると、電動機の高出力化が実現できる。し
かし、希土類マグネットは電気抵抗ρが低いため、電動
機を作動させた時に発生する渦電流損Wcは大きくなる
ばかりか、この渦電流損によって発熱すると、マグネッ
ト11自体の発生磁束が弱まって、電動機の出力が低下
するという問題がある。
ト11として、最大磁気エネルギー積の高い希土類マグ
ネットを用いると、電動機の高出力化が実現できる。し
かし、希土類マグネットは電気抵抗ρが低いため、電動
機を作動させた時に発生する渦電流損Wcは大きくなる
ばかりか、この渦電流損によって発熱すると、マグネッ
ト11自体の発生磁束が弱まって、電動機の出力が低下
するという問題がある。
【0006】電動機が低速で回転する時は、周波数fが
小さいため磁束密度の変動の影響を受けにくく、マグネ
ット11の発熱はさほど大きくならない。一方、高速回
転になると、渦電流損Wcは磁束密度の変動の周波数f
の二乗に比例して大きくなるため、マグネット11の発
熱量が増大する。そのため、高出力を得ようとして最大
磁気エネルギー積の高い希土類マグネットを用いると、
希土類マグネットの電気抵抗が小さいために渦電流損W
cが増大し、かえって最大磁気エネルギー積が小さく電
気抵抗の高いマグネットを備えた電動機よりも出力が低
下してしまう。特に、図10に示すように、ステータコ
ア3に近い位置にマグネット11が配置されたロータ1
0は、磁束の変動の影響を受けやすく、発熱量が大きく
なる。
小さいため磁束密度の変動の影響を受けにくく、マグネ
ット11の発熱はさほど大きくならない。一方、高速回
転になると、渦電流損Wcは磁束密度の変動の周波数f
の二乗に比例して大きくなるため、マグネット11の発
熱量が増大する。そのため、高出力を得ようとして最大
磁気エネルギー積の高い希土類マグネットを用いると、
希土類マグネットの電気抵抗が小さいために渦電流損W
cが増大し、かえって最大磁気エネルギー積が小さく電
気抵抗の高いマグネットを備えた電動機よりも出力が低
下してしまう。特に、図10に示すように、ステータコ
ア3に近い位置にマグネット11が配置されたロータ1
0は、磁束の変動の影響を受けやすく、発熱量が大きく
なる。
【0007】高速における電動機の出力を向上させるた
めには、最大磁気エネルギー積が高く、しかも発熱しに
くいマグネットが必要であるが、内部電気抵抗が高く、
希土類マグネットと同等の磁気エネルギー積を有するマ
グネットは今のところ存在しない。
めには、最大磁気エネルギー積が高く、しかも発熱しに
くいマグネットが必要であるが、内部電気抵抗が高く、
希土類マグネットと同等の磁気エネルギー積を有するマ
グネットは今のところ存在しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、希土
類マグネットを磁極として用いながら、渦電流損を低減
して発熱を抑制することが可能で、電動機の高出力化が
期待できる同期電動機のロータ構造を提供することにあ
る。
類マグネットを磁極として用いながら、渦電流損を低減
して発熱を抑制することが可能で、電動機の高出力化が
期待できる同期電動機のロータ構造を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の同期電動機のロ
ータ構造は、磁極となる希土類マグネットをロータヨー
クの外周部分に配置固定した同期電動機のロータにおい
て、希土類マグネットの外面に内部電気抵抗が高いマグ
ネットを配設する。前記式で示されるように、渦電流損
Wcはb・c・h・B2f2/ρKで表され、該渦電流損
Wcはマグネットの電気抵抗ρに逆比例すると共に、磁
束密度の変動の周波数fの二乗に比例する。従って、マ
グネットの電気抵抗を高くすることによって、また、磁
束密度Bの変動の影響を小さくすることによって渦電流
損を減少させることができる。
ータ構造は、磁極となる希土類マグネットをロータヨー
クの外周部分に配置固定した同期電動機のロータにおい
て、希土類マグネットの外面に内部電気抵抗が高いマグ
ネットを配設する。前記式で示されるように、渦電流損
Wcはb・c・h・B2f2/ρKで表され、該渦電流損
Wcはマグネットの電気抵抗ρに逆比例すると共に、磁
束密度の変動の周波数fの二乗に比例する。従って、マ
グネットの電気抵抗を高くすることによって、また、磁
束密度Bの変動の影響を小さくすることによって渦電流
損を減少させることができる。
【0010】希土類マグネットの外面に、空気とほぼ同
じ透磁率の内部電気抵抗の高いマグネットを配設する構
成は、希土類マグネットとステータとのギャップを大き
くすることに等しく、これによって希土類マグネットに
対するステータからの磁束密度Bの変動の影響を大幅に
緩和し、渦電流損を減少させることができる。また、希
土類マグネットとステータとのギャップを拡げた結果、
ギャップの磁束密度が低下するが、本発明のロータ構造
では、希土類マグネットの外面に別のマグネットを配設
する構成によってこの磁気密度の低下を補う。しかも、
ステータに近い外側のマグネットは内部電気抵抗が高い
ため、マグネット内で発生する渦電流損は小さくて、発
熱しにくい。
じ透磁率の内部電気抵抗の高いマグネットを配設する構
成は、希土類マグネットとステータとのギャップを大き
くすることに等しく、これによって希土類マグネットに
対するステータからの磁束密度Bの変動の影響を大幅に
緩和し、渦電流損を減少させることができる。また、希
土類マグネットとステータとのギャップを拡げた結果、
ギャップの磁束密度が低下するが、本発明のロータ構造
では、希土類マグネットの外面に別のマグネットを配設
する構成によってこの磁気密度の低下を補う。しかも、
ステータに近い外側のマグネットは内部電気抵抗が高い
ため、マグネット内で発生する渦電流損は小さくて、発
熱しにくい。
【0011】希土類マグネットは、ロータヨークの外面
に配置固定することができる。また、希土類マグネット
及び内部電気抵抗が高いマグネットをロータヨークの内
部に埋設しても良い。ロータヨークの内部にマグネット
を埋め込む構造は、マグネットが強固に固定されて高速
回転時にも剥離しないので、一般的に行われている。そ
して、このような構造にすると、マグネットをロータ外
面に露出するよりも発熱を若干低く抑えられることが知
られている。しかし、このような従来より知られる埋め
込み構造では、ロータヨークを構成する素材は高透磁率
の素材であるため、磁束変動の影響は依然大きく、マグ
ネットの発熱を十分抑制することはできない。これに対
して、本発明のロータ構造によれば、上記構成を採用す
ることにより、2層のマグネットを強固に固定できるば
かりか、希土類マグネットとステータとのギャップを広
くして渦電流損を減少させると共に、ギャップの磁束密
度の減少を防ぐという効果を奏することができる。
に配置固定することができる。また、希土類マグネット
及び内部電気抵抗が高いマグネットをロータヨークの内
部に埋設しても良い。ロータヨークの内部にマグネット
を埋め込む構造は、マグネットが強固に固定されて高速
回転時にも剥離しないので、一般的に行われている。そ
して、このような構造にすると、マグネットをロータ外
面に露出するよりも発熱を若干低く抑えられることが知
られている。しかし、このような従来より知られる埋め
込み構造では、ロータヨークを構成する素材は高透磁率
の素材であるため、磁束変動の影響は依然大きく、マグ
ネットの発熱を十分抑制することはできない。これに対
して、本発明のロータ構造によれば、上記構成を採用す
ることにより、2層のマグネットを強固に固定できるば
かりか、希土類マグネットとステータとのギャップを広
くして渦電流損を減少させると共に、ギャップの磁束密
度の減少を防ぐという効果を奏することができる。
【0012】内部電気抵抗が高いマグネットのそれぞれ
を、周方向に複数に分割された四角形平板状のマグネッ
ト単体の集合体とすることも可能である。各マグネット
単体の形状が単純で、従来のマグネットのように円弧状
に加工することを要さず、加工時間や加工コストを低減
することができる。また、希土類マグネットの外面に装
着されるマグネットをあまり厚くすると、希土類マグネ
ットからの磁束が弱められてギャップの磁束密度が低く
なってしまうが、マグネット単体を四角形平板状とした
ことによって、円弧状のマグネットに比べて薄型化する
ことができるため、希土類マグネットによるギャップの
磁束密度の低下を抑制することが可能となる。
を、周方向に複数に分割された四角形平板状のマグネッ
ト単体の集合体とすることも可能である。各マグネット
単体の形状が単純で、従来のマグネットのように円弧状
に加工することを要さず、加工時間や加工コストを低減
することができる。また、希土類マグネットの外面に装
着されるマグネットをあまり厚くすると、希土類マグネ
ットからの磁束が弱められてギャップの磁束密度が低く
なってしまうが、マグネット単体を四角形平板状とした
ことによって、円弧状のマグネットに比べて薄型化する
ことができるため、希土類マグネットによるギャップの
磁束密度の低下を抑制することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。本発明の同期電動機のロ
ータ構造は、磁極となる希土類マグネット1をロータヨ
ーク2の外周部分に配置固定した同期電動機のロータ1
0において、希土類マグネット1の外面にフェライト磁
石等の内部電気抵抗が高いマグネット4を配設して構成
される。各希土類マグネット1及びマグネット4は、少
なくとも周方向に隣接するマグネット間において電気的
に絶縁して配置される。希土類マグネット1及びマグネ
ット4間の絶縁は、少なくとも隣接する希土類マグネッ
ト1及びマグネット4の隣接面に絶縁皮膜のコーティン
グを施したり、間隔を開けて配置することによって行う
ことができる。
参照しながら詳細に説明する。本発明の同期電動機のロ
ータ構造は、磁極となる希土類マグネット1をロータヨ
ーク2の外周部分に配置固定した同期電動機のロータ1
0において、希土類マグネット1の外面にフェライト磁
石等の内部電気抵抗が高いマグネット4を配設して構成
される。各希土類マグネット1及びマグネット4は、少
なくとも周方向に隣接するマグネット間において電気的
に絶縁して配置される。希土類マグネット1及びマグネ
ット4間の絶縁は、少なくとも隣接する希土類マグネッ
ト1及びマグネット4の隣接面に絶縁皮膜のコーティン
グを施したり、間隔を開けて配置することによって行う
ことができる。
【0014】図1及び図2は、本発明の第1の形態を示
す。希土類マグネット1及び内部電気抵抗が高いマグネ
ット4の周方向の長さは、少なくともステータコア3に
配設される固定磁極の1極の長さがあり、ロータヨーク
2の外周に対応するために円弧状に湾曲して形成され
る。そして、希土類マグネット1はロータヨーク2の外
周面に接着剤を介して配置固定され、その外面に内部電
気抵抗が高いマグネット4が接着されている。
す。希土類マグネット1及び内部電気抵抗が高いマグネ
ット4の周方向の長さは、少なくともステータコア3に
配設される固定磁極の1極の長さがあり、ロータヨーク
2の外周に対応するために円弧状に湾曲して形成され
る。そして、希土類マグネット1はロータヨーク2の外
周面に接着剤を介して配置固定され、その外面に内部電
気抵抗が高いマグネット4が接着されている。
【0015】マグネット4の透磁率は空気とほぼ等しい
ので、ステータコア3側の磁極と希土類マグネット1と
のギャップの幅t2は、図10に示す従来の電動機のギャ
ップの幅t1よりもはるかに広くなったことになる。この
ため、希土類マグネット1は、ステータコア3側の磁極
による磁束密度の変動の影響を受けにくくなり、渦電流
損が抑制される。また、単に希土類マグネット1とステ
ータとのギャップを拡げただけでは、ギャップの磁束密
度が減少し、電動機の出力が低下してしまうが、マグネ
ット4が磁束密度の減少を補って電動機の出力低下を抑
える。
ので、ステータコア3側の磁極と希土類マグネット1と
のギャップの幅t2は、図10に示す従来の電動機のギャ
ップの幅t1よりもはるかに広くなったことになる。この
ため、希土類マグネット1は、ステータコア3側の磁極
による磁束密度の変動の影響を受けにくくなり、渦電流
損が抑制される。また、単に希土類マグネット1とステ
ータとのギャップを拡げただけでは、ギャップの磁束密
度が減少し、電動機の出力が低下してしまうが、マグネ
ット4が磁束密度の減少を補って電動機の出力低下を抑
える。
【0016】図3及び図4は、本発明の第2の形態を示
す。ロータヨーク2の外周部分に、希土類マグネット1
及び内部電気抵抗が高いマグネット4を挿入するための
開口部5を形成する。開口部5はロータヨーク2の外周
の形状に沿う円弧状に形成され、その周方向の長さは、
一つの極に対応する長さとする。この開口部5内に希土
類マグネット1及び内部電気抵抗が高いマグネット4
を、該マグネット4を外側に重合した状態で埋設する。
希土類マグネット1及び内部電気抵抗が高いマグネット
4の構造は、図1及び図2に示すものとほぼ同様であ
る。このようにすると、ロータ10が高速回転して大き
い遠心力が働いても、希土類マグネット1及び内部電気
抵抗が高いマグネット4が剥離することはない。
す。ロータヨーク2の外周部分に、希土類マグネット1
及び内部電気抵抗が高いマグネット4を挿入するための
開口部5を形成する。開口部5はロータヨーク2の外周
の形状に沿う円弧状に形成され、その周方向の長さは、
一つの極に対応する長さとする。この開口部5内に希土
類マグネット1及び内部電気抵抗が高いマグネット4
を、該マグネット4を外側に重合した状態で埋設する。
希土類マグネット1及び内部電気抵抗が高いマグネット
4の構造は、図1及び図2に示すものとほぼ同様であ
る。このようにすると、ロータ10が高速回転して大き
い遠心力が働いても、希土類マグネット1及び内部電気
抵抗が高いマグネット4が剥離することはない。
【0017】図5及び図6は本発明の第3の形態を示
す。図6に示すように、内部電気抵抗が高いマグネット
4のそれぞれを、周方向に複数に分割された四角形平板
状のマグネット単体6の集合体とし、このマグネット4
を希土類マグネット1の外面に配設する。四角形平板状
のマグネット単体6は、周方向に複数並べることによ
り、希土類マグネット1の外面の円弧に近似した構造と
なる。
す。図6に示すように、内部電気抵抗が高いマグネット
4のそれぞれを、周方向に複数に分割された四角形平板
状のマグネット単体6の集合体とし、このマグネット4
を希土類マグネット1の外面に配設する。四角形平板状
のマグネット単体6は、周方向に複数並べることによ
り、希土類マグネット1の外面の円弧に近似した構造と
なる。
【0018】図5に示す例では、ロータヨーク2の外周
面に希土類マグネット1を配置固定し、さらにその外面
に、マグネット単体6を周方向に並べて成るマグネット
4を装着しているが、ロータヨーク2の外周部分に開口
部を形成し、この開口部の内部に希土類マグネット1及
び内部電気抵抗が高いマグネット4を埋設しても良い。
マグネット単体6は四角形平板状なので、円弧状のもの
に比べて加工が簡単であり、しかも、円弧状のものより
薄くできるため、希土類マグネット1の磁束を過度に弱
めることがない。
面に希土類マグネット1を配置固定し、さらにその外面
に、マグネット単体6を周方向に並べて成るマグネット
4を装着しているが、ロータヨーク2の外周部分に開口
部を形成し、この開口部の内部に希土類マグネット1及
び内部電気抵抗が高いマグネット4を埋設しても良い。
マグネット単体6は四角形平板状なので、円弧状のもの
に比べて加工が簡単であり、しかも、円弧状のものより
薄くできるため、希土類マグネット1の磁束を過度に弱
めることがない。
【0019】図7に、希土類マグネットのみを備えたロ
ータで構成した従来の電動機の出力特性と、本発明のロ
ータ構造を採用した電動機の出力特性とを比較して示
す。低速回転時には、磁束密度の変動による影響が少な
いので、破線で示す従来の電動機の出力が上回っている
が、高速回転時では、実線で示す本発明のロータ構造の
電動機が高出力となる。
ータで構成した従来の電動機の出力特性と、本発明のロ
ータ構造を採用した電動機の出力特性とを比較して示
す。低速回転時には、磁束密度の変動による影響が少な
いので、破線で示す従来の電動機の出力が上回っている
が、高速回転時では、実線で示す本発明のロータ構造の
電動機が高出力となる。
【0020】
【発明の効果】本発明の同期電動機のロータ構造によれ
ば、希土類マグネットとステータとのギャップを大きく
することにより、希土類マグネットがステータより受け
る磁束密度の影響を緩和して渦電流損を低減すると共に
発熱を抑え、しかも、希土類マグネットとステータとの
ギャップを拡げたことによる磁束密度の低下を内部電気
抵抗が高いマグネットによって補い、これにより、高速
回転時での電動機の出力を向上することができる。
ば、希土類マグネットとステータとのギャップを大きく
することにより、希土類マグネットがステータより受け
る磁束密度の影響を緩和して渦電流損を低減すると共に
発熱を抑え、しかも、希土類マグネットとステータとの
ギャップを拡げたことによる磁束密度の低下を内部電気
抵抗が高いマグネットによって補い、これにより、高速
回転時での電動機の出力を向上することができる。
【0021】請求項3に記載された構成によれば、高速
回転時でも、希土類マグネット及び内部電気抵抗が高い
マグネットが剥離する心配がない。請求項4に記載され
た構成によれば、内部電気抵抗が高いマグネットの加工
性が良くなってコストが低廉で済み、しかも、該マグネ
ットの薄型化が可能であるため、ギャップの磁束密度の
減少を防ぐことができる。
回転時でも、希土類マグネット及び内部電気抵抗が高い
マグネットが剥離する心配がない。請求項4に記載され
た構成によれば、内部電気抵抗が高いマグネットの加工
性が良くなってコストが低廉で済み、しかも、該マグネ
ットの薄型化が可能であるため、ギャップの磁束密度の
減少を防ぐことができる。
【図1】本発明の第1の形態を示す同期電動機のロータ
の斜視図
の斜視図
【図2】本発明の第1の形態に係る同期電動機の要部断
面図
面図
【図3】本発明の第2の形態を示す同期電動機のロータ
の斜視図
の斜視図
【図4】本発明の第2の形態に係る同期電動機の要部断
面図
面図
【図5】本発明の第3の形態を示す同期電動機のロータ
の斜視図
の斜視図
【図6】本発明の第3の形態に係る希土類マグネット及
び内部電気抵抗が高いマグネットの断面図
び内部電気抵抗が高いマグネットの断面図
【図7】従来の電動機と本発明に係る電動機の出力特性
を比較した図
を比較した図
【図8】従来の同期電動機のロータの斜視図
【図9】導体中の磁束密度の変動による渦電流の発生を
説明する図
説明する図
【図10】従来の同期電動機の要部断面図
1 希土類マグネット 2 ロータヨーク 3 ステータコア 4 内部電気抵抗が高いマグネット 5 開口部 6 マグネット単体 10 ロータ 11 マグネット 15 導体
Claims (4)
- 【請求項1】 磁極となる希土類マグネットをロータヨ
ークの外周部分に配置固定した同期電動機のロータにお
いて、前記希土類マグネットの外面に内部電気抵抗が高
いマグネットを配設したことを特徴とする同期電動機の
ロータ構造。 - 【請求項2】 前記希土類マグネットをロータヨークの
外面に配置固定した請求項1に記載の同期電動機のロー
タ構造。 - 【請求項3】 前記希土類マグネット及び内部電気抵抗
が高いマグネットをロータヨークの内部に埋設した請求
項1に記載の同期電動機のロータ構造。 - 【請求項4】 前記内部電気抵抗が高いマグネットのそ
れぞれが、周方向に複数に分割された四角形平板状のマ
グネット単体の集合体である請求項1乃至3のいずれか
に記載の同期電動機のロータ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10096914A JPH11285183A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 同期電動機のロータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10096914A JPH11285183A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 同期電動機のロータ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285183A true JPH11285183A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14177641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10096914A Pending JPH11285183A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 同期電動機のロータ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285183A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002262490A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-13 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機または発電機 |
| CN103138416A (zh) * | 2011-12-02 | 2013-06-05 | 财团法人工业技术研究院 | 多层微结构磁铁 |
| JP2013198220A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Samsung Electromechanics Japan Advanced Technology Co Ltd | 回転機器とその生産方法 |
| CN103401329A (zh) * | 2013-07-10 | 2013-11-20 | 中钢集团安徽天源科技股份有限公司 | 一种新型的永磁电机转子 |
| CN104104199A (zh) * | 2013-04-08 | 2014-10-15 | 株式会社安川电机 | 旋转电机 |
| JP2022051201A (ja) * | 2020-09-18 | 2022-03-31 | 株式会社Ihi | ロータ及びモータ |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10096914A patent/JPH11285183A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002262490A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-13 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機または発電機 |
| CN103138416A (zh) * | 2011-12-02 | 2013-06-05 | 财团法人工业技术研究院 | 多层微结构磁铁 |
| JP2013198220A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Samsung Electromechanics Japan Advanced Technology Co Ltd | 回転機器とその生産方法 |
| CN104104199A (zh) * | 2013-04-08 | 2014-10-15 | 株式会社安川电机 | 旋转电机 |
| CN103401329A (zh) * | 2013-07-10 | 2013-11-20 | 中钢集团安徽天源科技股份有限公司 | 一种新型的永磁电机转子 |
| JP2022051201A (ja) * | 2020-09-18 | 2022-03-31 | 株式会社Ihi | ロータ及びモータ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050207 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050223 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050621 |