JPH11285889A - 高温クリープ強度と時効後靭性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用tig溶接材料 - Google Patents
高温クリープ強度と時効後靭性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用tig溶接材料Info
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- JPH11285889A JPH11285889A JP8906098A JP8906098A JPH11285889A JP H11285889 A JPH11285889 A JP H11285889A JP 8906098 A JP8906098 A JP 8906098A JP 8906098 A JP8906098 A JP 8906098A JP H11285889 A JPH11285889 A JP H11285889A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーステナイト系耐熱鋼において、溶接性の
みならず高温クリープ強度と時効後靱性に優れたTIG
溶接材料を提供する。 【解決手段】 重量%でC:0.01%〜0.05%、
Si:0.1%〜1.0%、Mn:0.5%〜1.5
%、P:0.01%以下、S:0.005%以下、C
r:14.0%〜22.0%、Ni:10.0%〜2
0.0%、Mo:0.5%〜2.5%、W:0.5%〜
4.0%、Nb:0.1%〜0.5%、Cu:0.5%
〜4.0%、Al:0.04%以下、V:0.3%〜
0.8%、N:0.10%〜0.30%を含有し、残部
鉄および不可避不純物からなり、(Ni当量)/(Cr
当量)が0.50〜0.90以下であることを特徴とす
る、高温におけるクリープ強度と時効後靱性と溶接性の
優れたオーステナイト系耐熱鋼用TIG溶接材料。
みならず高温クリープ強度と時効後靱性に優れたTIG
溶接材料を提供する。 【解決手段】 重量%でC:0.01%〜0.05%、
Si:0.1%〜1.0%、Mn:0.5%〜1.5
%、P:0.01%以下、S:0.005%以下、C
r:14.0%〜22.0%、Ni:10.0%〜2
0.0%、Mo:0.5%〜2.5%、W:0.5%〜
4.0%、Nb:0.1%〜0.5%、Cu:0.5%
〜4.0%、Al:0.04%以下、V:0.3%〜
0.8%、N:0.10%〜0.30%を含有し、残部
鉄および不可避不純物からなり、(Ni当量)/(Cr
当量)が0.50〜0.90以下であることを特徴とす
る、高温におけるクリープ強度と時効後靱性と溶接性の
優れたオーステナイト系耐熱鋼用TIG溶接材料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温におけるクリ
ープ強度と時効後靱性と溶接性に優れたオーステナイト
系耐熱鋼用TIG溶接材料に関するものである。
ープ強度と時効後靱性と溶接性に優れたオーステナイト
系耐熱鋼用TIG溶接材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電効率の向上の目的で火力発電用ボイ
ラの稼働条件は高温、高圧化の方向にある。これに伴
い、ボイラに使用される材料に対してもより優れた高温
強度が要求されるようになり、従来のSUS347、S
US316、SUS310といったオーステナイト系の
ステンレス鋼や、さらに高温強度を高めたオーステナイ
ト系耐熱鋼の開発が進められている。しかし、溶接構造
物である火力発電用ボイラを考えた場合、溶接部も母材
と同様に優れた高温強度が要求される。また、ボイラの
稼働中の温度変化などによる衝撃力に耐えるように時効
後の靱性も要求される。さらに、現地で溶接する事も考
えられるため、溶接性も兼ね備える必要がある。ところ
が、一方では、圧延、熱処理を加え優れた特性と得る母
材とは異なり、溶接金属は凝固のままで使用する。その
ため、溶接材料には母材と異なった成分設計が必要であ
る。
ラの稼働条件は高温、高圧化の方向にある。これに伴
い、ボイラに使用される材料に対してもより優れた高温
強度が要求されるようになり、従来のSUS347、S
US316、SUS310といったオーステナイト系の
ステンレス鋼や、さらに高温強度を高めたオーステナイ
ト系耐熱鋼の開発が進められている。しかし、溶接構造
物である火力発電用ボイラを考えた場合、溶接部も母材
と同様に優れた高温強度が要求される。また、ボイラの
稼働中の温度変化などによる衝撃力に耐えるように時効
後の靱性も要求される。さらに、現地で溶接する事も考
えられるため、溶接性も兼ね備える必要がある。ところ
が、一方では、圧延、熱処理を加え優れた特性と得る母
材とは異なり、溶接金属は凝固のままで使用する。その
ため、溶接材料には母材と異なった成分設計が必要であ
る。
【0003】高温強度の優れた溶接材料として例えば、
特開昭59−66994号公報に開示されているような
Ni基耐熱合金に微量のBを添加して高温強度を向上さ
せた溶接材料や特開昭61−25472号公報に開示さ
れているような特定量のC、Ti、Zr、Cr、Mo等
を含有し、残部がNiからなるNi基耐熱材料のTIG
溶接材料が既に知られているが、何れもNi基の溶接材
料でボイラ用耐熱合金を対象としているものではない。
さらに、高価なNiがベースであり経済的にも問題があ
る。また、特開平5−50287号公報や特開平5−5
0288号公報に開示されているようなオーステナイト
系ステンレス鋼用の溶接材料も知られているが、これは
高速増殖炉を対象としたもので、適用温度が前記火力発
電用ボイラに比べて低く適用分野が異なり、火力発電ボ
イラの使用温度域ではクリープ強度が不足している。さ
らに、破断延性を重視するためPを意図的に添加するな
ど解決手段も全く異なる。
特開昭59−66994号公報に開示されているような
Ni基耐熱合金に微量のBを添加して高温強度を向上さ
せた溶接材料や特開昭61−25472号公報に開示さ
れているような特定量のC、Ti、Zr、Cr、Mo等
を含有し、残部がNiからなるNi基耐熱材料のTIG
溶接材料が既に知られているが、何れもNi基の溶接材
料でボイラ用耐熱合金を対象としているものではない。
さらに、高価なNiがベースであり経済的にも問題があ
る。また、特開平5−50287号公報や特開平5−5
0288号公報に開示されているようなオーステナイト
系ステンレス鋼用の溶接材料も知られているが、これは
高速増殖炉を対象としたもので、適用温度が前記火力発
電用ボイラに比べて低く適用分野が異なり、火力発電ボ
イラの使用温度域ではクリープ強度が不足している。さ
らに、破断延性を重視するためPを意図的に添加するな
ど解決手段も全く異なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の背景から、火力
発電ボイラの分野を適用分野とした、高温強度の優れた
経済的な溶接材料は未だなく、その開発が望まれてい
た。
発電ボイラの分野を適用分野とした、高温強度の優れた
経済的な溶接材料は未だなく、その開発が望まれてい
た。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、オース
テナイト系耐熱鋼を溶接する上で必要な溶接性、高温ク
リープ強度および時効後靱性のすべてに優れ、しかも経
済的にも有利なTIG用溶接材料を提供するものであ
る。
テナイト系耐熱鋼を溶接する上で必要な溶接性、高温ク
リープ強度および時効後靱性のすべてに優れ、しかも経
済的にも有利なTIG用溶接材料を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するもので、その要旨とするところは、重量%で、 C :0.01〜0.05%、 Si:0.1〜1.0%、 Mn:0.5〜1.5%、 P :0.01%以下、 S :0.005%以下、 Cr:14.0〜22.0%、 Ni:10.0〜20.0%、 Mo:0.5〜2.5%、 W :0.5〜4.0%、 Nb:0.1〜0.5%、 Cu:0.5〜4.0%、 Al:0.04%以下、 V :0.3〜0.8%、 N :0.10〜0.30% を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなり、さら
に下記(1)式で得られるCr当量および(2)式で得
られるNi当量の比(Ni当量)/(Cr当量)が0.
50〜0.90であることを特徴とする、高温クリープ
強度と時効後靱性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用T
IG溶接材料である。 Cr当量=Cr重量%+Mo重量%+0.5×W重量%+1.5×Si重量% +0.5×Nb重量%+5×V重量%+3×Al重量%・・(1)式 Ni当量=Ni重量%+30×C重量%+30×(N重量%−0.045) +0.44×Cu重量%+0.87 ・・・・・・・・・・(2)式
するもので、その要旨とするところは、重量%で、 C :0.01〜0.05%、 Si:0.1〜1.0%、 Mn:0.5〜1.5%、 P :0.01%以下、 S :0.005%以下、 Cr:14.0〜22.0%、 Ni:10.0〜20.0%、 Mo:0.5〜2.5%、 W :0.5〜4.0%、 Nb:0.1〜0.5%、 Cu:0.5〜4.0%、 Al:0.04%以下、 V :0.3〜0.8%、 N :0.10〜0.30% を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなり、さら
に下記(1)式で得られるCr当量および(2)式で得
られるNi当量の比(Ni当量)/(Cr当量)が0.
50〜0.90であることを特徴とする、高温クリープ
強度と時効後靱性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用T
IG溶接材料である。 Cr当量=Cr重量%+Mo重量%+0.5×W重量%+1.5×Si重量% +0.5×Nb重量%+5×V重量%+3×Al重量%・・(1)式 Ni当量=Ni重量%+30×C重量%+30×(N重量%−0.045) +0.44×Cu重量%+0.87 ・・・・・・・・・・(2)式
【0007】
【発明の実施の形態】圧延、熱処理を加え優れた特性を
とりうる母材とは異なり、凝固ままで使用する溶接金属
の場合、高温強度の確保は添加元素による強化が主たる
強化方法であるため、適正成分範囲の決定は詳細な検討
を要する。具体的には、C、N、MoおよびWにより固
溶強化を行い、さらにNb、Vの適量添加により炭窒化
物の微細析出を利用し高温強度の向上を図り、クリープ
強度を確保する。さらにWの適量添加による析出物の粗
大化を防止し、長時間にわたり安定したクリープ強度を
確保する。
とりうる母材とは異なり、凝固ままで使用する溶接金属
の場合、高温強度の確保は添加元素による強化が主たる
強化方法であるため、適正成分範囲の決定は詳細な検討
を要する。具体的には、C、N、MoおよびWにより固
溶強化を行い、さらにNb、Vの適量添加により炭窒化
物の微細析出を利用し高温強度の向上を図り、クリープ
強度を確保する。さらにWの適量添加による析出物の粗
大化を防止し、長時間にわたり安定したクリープ強度を
確保する。
【0008】次に、溶接性に関しては、特にオーステナ
イト系の溶接材料の場合、高温割れが大きな課題となる
ので、これに対しては、まずPおよびSの低減を行い溶
接金属の高純化を図った。しかし、それだけでは不十分
であり、さらに極微量のδフェライトを溶接直後に晶出
させることが有効であるが、δフェライトを晶出させた
場合、例えば650℃等の高温で長時間保持するいわゆ
る時効処理の後、σ相が析出し靱性の低下を招く。その
ため、時効処理後の後の靱性の確保と、溶接性の確保の
両立のために、本発明者らは詳細な検討を行った。その
結果、適切なδフェライト量と、さらにCu添加の相乗
効果で時効後の靱性を確保しつつ溶接性を改善できるこ
とを見いだした。
イト系の溶接材料の場合、高温割れが大きな課題となる
ので、これに対しては、まずPおよびSの低減を行い溶
接金属の高純化を図った。しかし、それだけでは不十分
であり、さらに極微量のδフェライトを溶接直後に晶出
させることが有効であるが、δフェライトを晶出させた
場合、例えば650℃等の高温で長時間保持するいわゆ
る時効処理の後、σ相が析出し靱性の低下を招く。その
ため、時効処理後の後の靱性の確保と、溶接性の確保の
両立のために、本発明者らは詳細な検討を行った。その
結果、適切なδフェライト量と、さらにCu添加の相乗
効果で時効後の靱性を確保しつつ溶接性を改善できるこ
とを見いだした。
【0009】すなわち、δフェライト量は式(1)で示
されるCr当量および(2)で示されるNi当量の比
(Ni当量)/(Cr当量)で制御した。すなわち、
0.55未満の場合δフェライト量が過剰に晶出し、高
温での時効に伴い脆いσ相が結晶粒界を被う様につなが
って析出し靱性低下につながる。一方、1.00超では
δフェライトの溶接金属凝固の晶出量が少なく凝固割れ
を防止することができない。そのため、(Ni当量)/
(Cr当量)の値が0.5〜0.9の範囲では凝固時に
晶出するδフェライトにより、高温割れは防ぐことがで
きる。一方、時効後靱性に対してはCuを0.5〜4.
0%添加することにより高温割れを防ぐ程度にδフェラ
イトが晶出していても、時効後の靱性の低下を防ぐこと
ができる。
されるCr当量および(2)で示されるNi当量の比
(Ni当量)/(Cr当量)で制御した。すなわち、
0.55未満の場合δフェライト量が過剰に晶出し、高
温での時効に伴い脆いσ相が結晶粒界を被う様につなが
って析出し靱性低下につながる。一方、1.00超では
δフェライトの溶接金属凝固の晶出量が少なく凝固割れ
を防止することができない。そのため、(Ni当量)/
(Cr当量)の値が0.5〜0.9の範囲では凝固時に
晶出するδフェライトにより、高温割れは防ぐことがで
きる。一方、時効後靱性に対してはCuを0.5〜4.
0%添加することにより高温割れを防ぐ程度にδフェラ
イトが晶出していても、時効後の靱性の低下を防ぐこと
ができる。
【0010】以下に各成分元素の範囲の限定理由を詳細
に説明する。Cは、析出強化および固溶強化に対して重
要な元素である。そのため、最低0.01%以上は必要
である。しかし、過剰の添加は析出物の粗大化をまね
き、高温で時効後の靱性低下や、クリープ強度の低下に
つながる。そのため、C量は限定する必要がある。詳細
な検討の結果、C量は0.05%以下とした。
に説明する。Cは、析出強化および固溶強化に対して重
要な元素である。そのため、最低0.01%以上は必要
である。しかし、過剰の添加は析出物の粗大化をまね
き、高温で時効後の靱性低下や、クリープ強度の低下に
つながる。そのため、C量は限定する必要がある。詳細
な検討の結果、C量は0.05%以下とした。
【0011】Siは、脱酸剤として添加する。また、溶
融した溶接金属の流動性を向上させ、作業性を確保する
ためにも必要である。その効果を得るためには0.1%
以上必要である。しかし、過剰の添加は溶接金属の靱性
の低下をまねき有害である。そのためSi量は1.0%
以下とした。
融した溶接金属の流動性を向上させ、作業性を確保する
ためにも必要である。その効果を得るためには0.1%
以上必要である。しかし、過剰の添加は溶接金属の靱性
の低下をまねき有害である。そのためSi量は1.0%
以下とした。
【0012】Mnは、脱酸剤として必要な元素であり、
さらに耐高温割れ性に対して有害なSを固定する元素と
しても重要な元素である。しかし、過剰添加は、耐酸化
性に対して悪影響を及ぼすため、その適正範囲を0.5
〜1.5%とした。
さらに耐高温割れ性に対して有害なSを固定する元素と
しても重要な元素である。しかし、過剰添加は、耐酸化
性に対して悪影響を及ぼすため、その適正範囲を0.5
〜1.5%とした。
【0013】Pは、母材ではクリープ強度およびクリー
プ破断延性を向上させるため添加する場合がある。しか
し、Pは凝固時に結晶粒界に偏析し高温割れをまねくた
め、溶接材料に対しては最も有害な元素である。そのた
め、可能な限り低減する目的で0.01%以下とした。
プ破断延性を向上させるため添加する場合がある。しか
し、Pは凝固時に結晶粒界に偏析し高温割れをまねくた
め、溶接材料に対しては最も有害な元素である。そのた
め、可能な限り低減する目的で0.01%以下とした。
【0014】SもPと同様に耐高温割れ性に悪影響を及
ぼすため、0.005%以下とした。
ぼすため、0.005%以下とした。
【0015】Crは、高温クリープ強度、耐高温酸化性
を向上させるので、耐熱鋼の溶接材料にとっては必須の
元素である。また、溶接性確保のための組織制御のため
にも重要な元素である。耐酸化性を確保する上で14.
0%以上必要である。また、δフェライトを生成させる
ためにも14.0%以上必要である。しかし、過剰に添
加するとδフェライトが過剰に生成し、これが高温での
時効中にσ相の析出を促進し時効後の靱性が低下するた
め好ましくない。このため、Cr量は22.0%以下と
した。
を向上させるので、耐熱鋼の溶接材料にとっては必須の
元素である。また、溶接性確保のための組織制御のため
にも重要な元素である。耐酸化性を確保する上で14.
0%以上必要である。また、δフェライトを生成させる
ためにも14.0%以上必要である。しかし、過剰に添
加するとδフェライトが過剰に生成し、これが高温での
時効中にσ相の析出を促進し時効後の靱性が低下するた
め好ましくない。このため、Cr量は22.0%以下と
した。
【0016】Niは、オーステナイト生成元素として高
温強度の優れたオーステナイト系耐熱鋼溶接材料には必
須の元素である。特に、σ相の析出を抑制し適正量にす
るためには10.0%以上の添加が望ましい。一方、過
剰の添加はコスト的にも望ましくなく、また、オーステ
ナイトが安定化しすぎ溶接性も損なう。また、主たるフ
ェライト生成元素であるCr、MoおよびWの上限を考
慮すると、最大20.0%のNi添加でフェライトの抑
制効果は得られる。
温強度の優れたオーステナイト系耐熱鋼溶接材料には必
須の元素である。特に、σ相の析出を抑制し適正量にす
るためには10.0%以上の添加が望ましい。一方、過
剰の添加はコスト的にも望ましくなく、また、オーステ
ナイトが安定化しすぎ溶接性も損なう。また、主たるフ
ェライト生成元素であるCr、MoおよびWの上限を考
慮すると、最大20.0%のNi添加でフェライトの抑
制効果は得られる。
【0017】Moは、固溶強化により高温クリープ強度
を向上させる重要な元素である。そのため、0.5%以
上のMoを添加する必要がある。しかし、過剰の添加は
高温で時効した場合に、炭化物の粗大化による脆化をま
ねき特性上望ましくない。また、耐酸化性に対しても悪
影響をおよぼす。そのため2.5%以下とした。
を向上させる重要な元素である。そのため、0.5%以
上のMoを添加する必要がある。しかし、過剰の添加は
高温で時効した場合に、炭化物の粗大化による脆化をま
ねき特性上望ましくない。また、耐酸化性に対しても悪
影響をおよぼす。そのため2.5%以下とした。
【0018】Wは、Moと同じく固溶強化元素である。
さらに、適量のWを添加する事により炭化物の析出・成
長を遅くさせ安定したクリープ強度を得ることができ
る。しかし、過剰添加は、CrおよびMoと同様δフェ
ライトを過剰に析出し、高温での時効後の靱性低下をま
ねく。以上の観点から、Wの量は0.5%以上、4.0
%以下とした。
さらに、適量のWを添加する事により炭化物の析出・成
長を遅くさせ安定したクリープ強度を得ることができ
る。しかし、過剰添加は、CrおよびMoと同様δフェ
ライトを過剰に析出し、高温での時効後の靱性低下をま
ねく。以上の観点から、Wの量は0.5%以上、4.0
%以下とした。
【0019】NbおよびVは、単独添加でも炭窒化物を
形成し、析出強化によりクリープ強度を向上させる。し
かし、本発明では、これらを適正範囲で複合添加するこ
とによりその特性を、飛躍的に向上させることが可能と
なった。特に、C量の適正化および後述のN量の適正化
により、必要な量の炭窒化物が過剰に析出することなく
微細に析出する。各々の適正範囲は、詳細な検討の結
果、Nb:0.1〜0.5重量%、V:0.3〜0.8
重量%とした。
形成し、析出強化によりクリープ強度を向上させる。し
かし、本発明では、これらを適正範囲で複合添加するこ
とによりその特性を、飛躍的に向上させることが可能と
なった。特に、C量の適正化および後述のN量の適正化
により、必要な量の炭窒化物が過剰に析出することなく
微細に析出する。各々の適正範囲は、詳細な検討の結
果、Nb:0.1〜0.5重量%、V:0.3〜0.8
重量%とした。
【0020】Cuは、オーステナイト安定化元素として
組織調節の目的で添加する。さらに、Cuを添加するこ
とによりδフェライトが析出していても時効後の靱性低
下を低減させ得ることが判明した。その結果、溶接性を
確保しつつ時効後の靱性低下を抑制できる。さらに、C
uは高温強度、特にクリープ破断強度を向上させる元素
としても有効である。この効果を得るためには、最低限
0.5重量%が必要である。しかし、4.0%を超えて
添加すると延性の低下を招く。さらにオーステナイトが
安定化元素しすぎ高温割れの発生の危険性がある。その
ためCu量は4.0%以下とした。
組織調節の目的で添加する。さらに、Cuを添加するこ
とによりδフェライトが析出していても時効後の靱性低
下を低減させ得ることが判明した。その結果、溶接性を
確保しつつ時効後の靱性低下を抑制できる。さらに、C
uは高温強度、特にクリープ破断強度を向上させる元素
としても有効である。この効果を得るためには、最低限
0.5重量%が必要である。しかし、4.0%を超えて
添加すると延性の低下を招く。さらにオーステナイトが
安定化元素しすぎ高温割れの発生の危険性がある。その
ためCu量は4.0%以下とした。
【0021】Alは、脱酸材として添加されるが、本願
発明ではSiおよびMnにより脱酸を行うため、意図的
には添加しない。逆に、過剰なAlは靱性低下をまねく
ため、0.04%以下とした。
発明ではSiおよびMnにより脱酸を行うため、意図的
には添加しない。逆に、過剰なAlは靱性低下をまねく
ため、0.04%以下とした。
【0022】Nは、NbおよびVの炭窒化物を形成する
のに必要な元素で、最低限0.10%必要である。これ
により、微細なNb、Vの炭窒化物を形成する。また、
析出に寄与しないNは固溶強化として有効にはたらく。
しかし、0.3%を超えて添加してもクリープ強度の向
上は飽和し始め、逆に短時間強度の増加に伴い靱性の低
下が見られる。このため、0.30%以下とした。
のに必要な元素で、最低限0.10%必要である。これ
により、微細なNb、Vの炭窒化物を形成する。また、
析出に寄与しないNは固溶強化として有効にはたらく。
しかし、0.3%を超えて添加してもクリープ強度の向
上は飽和し始め、逆に短時間強度の増加に伴い靱性の低
下が見られる。このため、0.30%以下とした。
【0023】次に、(1)式で示されるCr当量および
(2)式で示されるNi当量の比(Ni当量)/(Cr
当量)の範囲の根拠を示す。図1には、(Ni当量/C
r当量)と高温割れ感受性の指標であるバレストレイン
割れ試験における割れ発生個数の関係を示す。割れ発生
個数が多いほど高温割れが発生しやすい事になる。これ
から(Ni当量)/(Cr当量)が1.00を境に割れ
個数が急激に増加していることが判る。これは、1.0
0以上では高温割れ防止に有効なδフェライトの晶出量
が足らなく高温割れを防ぎきれない為である。
(2)式で示されるNi当量の比(Ni当量)/(Cr
当量)の範囲の根拠を示す。図1には、(Ni当量/C
r当量)と高温割れ感受性の指標であるバレストレイン
割れ試験における割れ発生個数の関係を示す。割れ発生
個数が多いほど高温割れが発生しやすい事になる。これ
から(Ni当量)/(Cr当量)が1.00を境に割れ
個数が急激に増加していることが判る。これは、1.0
0以上では高温割れ防止に有効なδフェライトの晶出量
が足らなく高温割れを防ぎきれない為である。
【0024】図2には、(Ni当量/Cr当量)と60
0℃および700℃の10000時間後の溶接金属の2
0℃における吸収エネルギーの関係をしめす。この図よ
り、(Ni当量)/(Cr当量)が0.60以下は60
0℃および700℃の10000時間時効後の靱性の低
下が著しいことがわかる。これは、(Ni当量)/(C
r当量)が0.55未満になると、δフェライトは凝固
時に結晶粒界を被う様に晶出し、その結果高温で時効
後、脆いσ相が結晶粒界を被うように析出するためであ
る。以上のことから、(Ni当量)/(Cr当量)の値
を0.50〜0.90の範囲で限定した。
0℃および700℃の10000時間後の溶接金属の2
0℃における吸収エネルギーの関係をしめす。この図よ
り、(Ni当量)/(Cr当量)が0.60以下は60
0℃および700℃の10000時間時効後の靱性の低
下が著しいことがわかる。これは、(Ni当量)/(C
r当量)が0.55未満になると、δフェライトは凝固
時に結晶粒界を被う様に晶出し、その結果高温で時効
後、脆いσ相が結晶粒界を被うように析出するためであ
る。以上のことから、(Ni当量)/(Cr当量)の値
を0.50〜0.90の範囲で限定した。
【0025】
【実施例】表1に本発明の実施例および比較例の溶接材
料化学組成を示す。溶接材料No.1〜19までは本発
明による溶接材料、溶接材料No.19〜40までが比
較例である。これらの溶接材料を用いて溶接金属を作成
し、溶接金属のクリープ破断強度および時効後の靱性を
測定した。溶接金属を作成するために用いた母材は、各
溶接材料と同成分の溶解材を厚さ20mmに圧延し作成
した板を用い、溶接金属の化学組成が母材の影響を受け
ないようにした。図3には用いた開先形状を示す。
料化学組成を示す。溶接材料No.1〜19までは本発
明による溶接材料、溶接材料No.19〜40までが比
較例である。これらの溶接材料を用いて溶接金属を作成
し、溶接金属のクリープ破断強度および時効後の靱性を
測定した。溶接金属を作成するために用いた母材は、各
溶接材料と同成分の溶解材を厚さ20mmに圧延し作成
した板を用い、溶接金属の化学組成が母材の影響を受け
ないようにした。図3には用いた開先形状を示す。
【0026】
【表1】
【0027】表2に、溶接金属の性能の評価結果を示
す。溶接金属の性能は、試験温度が700℃で付加応力
が200MPaと160MPaの試験条件でのクリープ
破断時間、600C℃と700℃の温度で10000時
間時効した後の溶接金属の20℃における吸収エネルギ
ーおよび溶接金属の断面観察による割れ発生状況の観察
を行い評価した。
す。溶接金属の性能は、試験温度が700℃で付加応力
が200MPaと160MPaの試験条件でのクリープ
破断時間、600C℃と700℃の温度で10000時
間時効した後の溶接金属の20℃における吸収エネルギ
ーおよび溶接金属の断面観察による割れ発生状況の観察
を行い評価した。
【0028】
【表2】
【0029】溶接材料No.1〜No.19は各々化学
組成を本発明の範囲内で変化させ且つ、(Ni当量)/
(Cr当量)の比を本発明の範囲である0.50〜0.
90の範囲内になるように成分設計してある。そのた
め、添加元素による強化機構が有効に働き、比較例に比
べて格段の優れたクリープ破断強度を示している。ま
た、δフェライト量を適正に制御し、高温割れも無く、
且つCu添加の効果で時効後の靱性も良好である。特
に、No.19はNi当量/Cr当量が0.51とδフ
ェライト量が多いのにもかかわらず600℃で1000
0時間後の時効後靱性は100J以上の吸収エネルギー
の値が得られている。
組成を本発明の範囲内で変化させ且つ、(Ni当量)/
(Cr当量)の比を本発明の範囲である0.50〜0.
90の範囲内になるように成分設計してある。そのた
め、添加元素による強化機構が有効に働き、比較例に比
べて格段の優れたクリープ破断強度を示している。ま
た、δフェライト量を適正に制御し、高温割れも無く、
且つCu添加の効果で時効後の靱性も良好である。特
に、No.19はNi当量/Cr当量が0.51とδフ
ェライト量が多いのにもかかわらず600℃で1000
0時間後の時効後靱性は100J以上の吸収エネルギー
の値が得られている。
【0030】一方、比較例は溶接材料No.20はC量
が少ないため、クリープ破断強度が低い。溶接材料N
o.21は強化元素は本発明の範囲内であり、Pも含有
しているためクリープ破断強度は良好であるが、逆にP
量およびS量が高いため高温割れが発生している。溶接
材料No.22、23はNiあるいはCrの含有量が本
発明の範囲外であるため、Ni当量/Cr当量が0.5
0未満である。その結果、時効後の靱性が低い。また、
溶接材料No.24はNi量が本発明の範囲を超えてい
る。そのため、クリープ破断強度はある程度確保されて
おり、時効後の靱性も良好であるが、Ni当量/Cr当
量が0.9を超えており、高温割れが発生している。溶
接材料No.25から溶接材料No.27までは成分範
囲は本発明の範囲の中に入っているが、Ni当量/Cr
当量が本発明の範囲外である。そのためNi当量/Cr
当量が0.90超の溶接材料No.25および溶接材料
No.26は高温割れが発生している。これはオーステ
ナイトが安定すぎるため、δフェライトによる高温割れ
の防止効果が得られないためである。一方、Ni当量/
Cr当量が0.5未満の溶接材料No.27は、高温割
れは発生していないが、δフェライト量が過剰に晶出
し、時効後の靱性の低下が著しい。溶接材料No.2
8、29はMoあるいはWの含有量が低く、クリープ破
断強度が低い。溶接材料No.30はMoおよびW含有
量が本発明の範囲より高くその結果、クリープ破断強度
が高いものの、時効後靱性が低下している。溶接材料N
o.31、32、33および34は何れもNbあるいは
Vの含有量が本発明の範囲からずれており、添加量不足
によりクリープ破断強度が低いか、あるいは過剰添加に
よるクリープ破断強度低下が見られる。溶接材料No.
35はCuの添加量が少ない。そのため、Ni当量/C
r当量は本発明の範囲内であるが、時効後の靱性が著し
く低下している。一方、No.36はCuの添加量が高
いため、逆に靱性が低下している。溶接材料No.37
はN含有量が高く、クリープ強度はある程度強化されて
いるが、時効後析出物の粗大化に起因すると考えられる
靱性低下が認められる。溶接材料No.38はN含有量
が低くクリープ破断強度が不足している。
が少ないため、クリープ破断強度が低い。溶接材料N
o.21は強化元素は本発明の範囲内であり、Pも含有
しているためクリープ破断強度は良好であるが、逆にP
量およびS量が高いため高温割れが発生している。溶接
材料No.22、23はNiあるいはCrの含有量が本
発明の範囲外であるため、Ni当量/Cr当量が0.5
0未満である。その結果、時効後の靱性が低い。また、
溶接材料No.24はNi量が本発明の範囲を超えてい
る。そのため、クリープ破断強度はある程度確保されて
おり、時効後の靱性も良好であるが、Ni当量/Cr当
量が0.9を超えており、高温割れが発生している。溶
接材料No.25から溶接材料No.27までは成分範
囲は本発明の範囲の中に入っているが、Ni当量/Cr
当量が本発明の範囲外である。そのためNi当量/Cr
当量が0.90超の溶接材料No.25および溶接材料
No.26は高温割れが発生している。これはオーステ
ナイトが安定すぎるため、δフェライトによる高温割れ
の防止効果が得られないためである。一方、Ni当量/
Cr当量が0.5未満の溶接材料No.27は、高温割
れは発生していないが、δフェライト量が過剰に晶出
し、時効後の靱性の低下が著しい。溶接材料No.2
8、29はMoあるいはWの含有量が低く、クリープ破
断強度が低い。溶接材料No.30はMoおよびW含有
量が本発明の範囲より高くその結果、クリープ破断強度
が高いものの、時効後靱性が低下している。溶接材料N
o.31、32、33および34は何れもNbあるいは
Vの含有量が本発明の範囲からずれており、添加量不足
によりクリープ破断強度が低いか、あるいは過剰添加に
よるクリープ破断強度低下が見られる。溶接材料No.
35はCuの添加量が少ない。そのため、Ni当量/C
r当量は本発明の範囲内であるが、時効後の靱性が著し
く低下している。一方、No.36はCuの添加量が高
いため、逆に靱性が低下している。溶接材料No.37
はN含有量が高く、クリープ強度はある程度強化されて
いるが、時効後析出物の粗大化に起因すると考えられる
靱性低下が認められる。溶接材料No.38はN含有量
が低くクリープ破断強度が不足している。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたごとく、本発明による溶接
材料は、溶接性を確保しつつ、時効後の靱性の優れた溶
接金属を得ることができる。さらに、強化元素を適切量
添加することにより優れたクリープ破断強度を溶接金属
に付与することができる。本溶接材料を用いて、オース
テナイト系耐熱鋼を溶接することにより高温高圧下で使
用する火力発電ボイラを建造する場合において、高温強
度が優れ且つ信頼性の高い溶接部を得ることができ、産
業上極めて有効である。
材料は、溶接性を確保しつつ、時効後の靱性の優れた溶
接金属を得ることができる。さらに、強化元素を適切量
添加することにより優れたクリープ破断強度を溶接金属
に付与することができる。本溶接材料を用いて、オース
テナイト系耐熱鋼を溶接することにより高温高圧下で使
用する火力発電ボイラを建造する場合において、高温強
度が優れ且つ信頼性の高い溶接部を得ることができ、産
業上極めて有効である。
【図1】(Ni当量/Cr当量)とバレストレイン割れ
試験における割れ発生個数の関係を示す図である。
試験における割れ発生個数の関係を示す図である。
【図2】(Ni当量/Cr当量)と600℃および70
0℃の10000時間後の溶接金属の20℃における吸
収エネルギーの関係を示す図である。
0℃の10000時間後の溶接金属の20℃における吸
収エネルギーの関係を示す図である。
【図3】実施例にて使用した開先形状を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 三宅 聰之 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 榎本 達夫 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 水本 学 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%で、 C :0.01〜0.05%、 Si:0.1〜1.0%、 Mn:0.5〜1.5%、 P :0.01%以下、 S :0.005%以下、 Cr:14.0〜22.0%、 Ni:10.0〜20.0%、 Mo:0.5〜2.5%、 W :0.5〜4.0%、 Nb:0.1〜0.5%、 Cu:0.5〜4.0%、 Al:0.04%以下、 V :0.3〜0.8%、 N :0.10〜0.30% を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなり、さら
に下記(1)式で得られるCr当量および(2)式で得
られるNi当量の比(Ni当量)/(Cr当量)が0.
50〜0.90であることを特徴とする、高温クリープ
強度と時効後靱性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用T
IG溶接材料。 Cr当量=Cr重量%+Mo重量%+0.5×W重量%+1.5×Si重量% +0.5×Nb重量%+5×V重量%+3×Al重量%・・(1)式 Ni当量=Ni重量%+30×C重量%+30×(N重量%−0.045) +0.44×Cu重量%+0.87 ・・・・・・・・・・(2)式
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8906098A JPH11285889A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 高温クリープ強度と時効後靭性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用tig溶接材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8906098A JPH11285889A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 高温クリープ強度と時効後靭性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用tig溶接材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285889A true JPH11285889A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13960320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8906098A Withdrawn JPH11285889A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 高温クリープ強度と時効後靭性に優れたオーステナイト系耐熱鋼用tig溶接材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285889A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001300763A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-10-30 | Nippon Steel Corp | 高温強度に優れたオーステナイト系耐熱鋼用tig溶接材料 |
| EP1550526A4 (en) * | 2002-09-09 | 2008-03-05 | Nat Inst For Materials Science | WELDING PROCEDURE USING WELDING MATERIAL WITH LOW CONVERSION TEMPERATURE |
| CN101862924A (zh) * | 2010-06-30 | 2010-10-20 | 郑州机械研究所 | 超临界钢用气保护焊丝材料 |
| JP2017202493A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 新日鐵住金株式会社 | オーステナイト系耐熱鋼用溶接材料 |
| CN107810087A (zh) * | 2015-07-01 | 2018-03-16 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 一种使用填充金属通过焊接连接FeCrAl合金和FeNiCr合金的方法 |
| EP3318651A4 (en) * | 2015-07-01 | 2018-12-26 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Austenitic heat-resistant alloy and welded structure |
| EP3508602A4 (en) * | 2016-08-30 | 2020-04-01 | Nippon Steel Corporation | AUSTENITIC STAINLESS STEEL |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP8906098A patent/JPH11285889A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001300763A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-10-30 | Nippon Steel Corp | 高温強度に優れたオーステナイト系耐熱鋼用tig溶接材料 |
| EP1550526A4 (en) * | 2002-09-09 | 2008-03-05 | Nat Inst For Materials Science | WELDING PROCEDURE USING WELDING MATERIAL WITH LOW CONVERSION TEMPERATURE |
| CN101862924A (zh) * | 2010-06-30 | 2010-10-20 | 郑州机械研究所 | 超临界钢用气保护焊丝材料 |
| CN107810087A (zh) * | 2015-07-01 | 2018-03-16 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 一种使用填充金属通过焊接连接FeCrAl合金和FeNiCr合金的方法 |
| EP3318651A4 (en) * | 2015-07-01 | 2018-12-26 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Austenitic heat-resistant alloy and welded structure |
| JP2017202493A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 新日鐵住金株式会社 | オーステナイト系耐熱鋼用溶接材料 |
| EP3508602A4 (en) * | 2016-08-30 | 2020-04-01 | Nippon Steel Corporation | AUSTENITIC STAINLESS STEEL |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |