JPH11286018A - 合成樹脂材積層物の分離分別装置 - Google Patents

合成樹脂材積層物の分離分別装置

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JPH11286018A
JPH11286018A JP9146698A JP9146698A JPH11286018A JP H11286018 A JPH11286018 A JP H11286018A JP 9146698 A JP9146698 A JP 9146698A JP 9146698 A JP9146698 A JP 9146698A JP H11286018 A JPH11286018 A JP H11286018A
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JP
Japan
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drum
sieve member
synthetic resin
skin material
cushion
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JP9146698A
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English (en)
Inventor
Shiro Naito
司郎 内藤
Toshiyuki Kinugasa
敏之 衣笠
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂材積層物を表皮材とクッション材と
に分離分別する装置において,分離後,ドラム内に残留
する表皮材を,それらの自重と空気流とを利用して速や
かに回収し得るようにする。 【解決手段】 ドラム3内に配設される環状の篩部材9
と,この篩部材9内にあって,合成樹脂材積層物Aの破
片群に粉砕力を加えて,各破片のクッション材bを粉砕
して表皮材aから分離する粉砕手段21と,ドラム3の
内周面と篩部材9の外周面とで画成され,該篩部材9を
通過したクッションbを受容する分離室17とを備え,
この分離室17に開口するクッション材排出口351
353 に第1電動ブロワ381 を含むクッション材回収
手段581 を接続し,篩部材9自体の下部に設けた表皮
材排出口354 に第2電動ブロワ382 を含む表皮材回
収手段582 を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,相互に接合して合
成樹脂材積層物を構成する合成樹脂の表皮材と合成樹脂
のクッション材とを分離分別する,合成樹脂材積層物の
分離分別装置に関し,特に,一側に投入口を有するドラ
ムと,このドラム内に配設される環状の篩部材と,この
篩部材内にあって,前記投入口からその内部に投入され
た,合成樹脂の表皮材と合成樹脂のクッション材からな
る合成樹脂材積層物の破片群に粉砕力を加えて,各破片
のクッション材を前記篩部材の網目より小さく粉砕して
表皮材から分離する粉砕手段と,前記ドラムの内周面と
前記篩部材の外周面とで画成され,該篩部材を通過した
前記クッション材を受容する分離室と,この分離室に開
口するように前記ドラムに設けられたクッション材排出
口に接続されて,それに排出力を及ぼす第1ブロワを含
むクッション材回収手段と,前記篩部材に開口する表皮
材排出口を開閉するシャッタと,前記表皮材排出口に接
続され,前記シャッタの開放時,該表皮材排出口に排出
力を及ぼす第2ブロワを含む表皮材回収手段とを備えた
ものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる合成樹脂材積層物の分離分別装置
は,例えば特開平8−258044号公報に開示されて
いるように,既に知られている。
【0003】かゝる合成樹脂材積層物の分離分別装置に
おいては,ドラム内で粉砕されて表皮材から分離された
クッション材は篩部材を通過して分離室に受け入れられ
るが,直ちに第1ブロワの排出力を受けてクッション材
排出口から排出して回収されるので,クッション材の回
収は,その分離と略同時に終了する。一方,篩部材に残
留する表皮材は,クッション材の分離を確認した後,シ
ャッタを開放して第2ブロワを作動することにより,そ
の回収が行われる。したがって,その表皮材の回収が遅
れると,ドラムへの材料投入から回収までの1回の処理
時間が延び,処理コストが上がることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに,従来の合成
樹脂材積層物の分離分別装置では,ドラムの側部に,シ
ャッタで開閉される表皮材排出口が設けられているた
め,篩部材内に残留した表皮材を回収する際,表皮材の
自重を篩部材内からの排出力に利用することができず,
その回収時間の短縮を図ることが困難であった。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,合成樹脂積層物の分離後,ドラム内に残留する表
皮材を,それらの自重を利用して表皮材排出口からドラ
ム外に落下させ,速やかに回収して,1回の処理時間を
短縮して処理コストの低減に寄与し得る,有効な前記合
成樹脂材積層物の分離分別装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,一側に投入口を有するドラムと,このド
ラム内に配設される環状の篩部材と,この篩部材内にあ
って,前記投入口からその内部に投入された,合成樹脂
の表皮材と合成樹脂のクッション材からなる合成樹脂材
積層物の破片群に粉砕力を加えて,各破片のクッション
材を粉砕して表皮材から分離する粉砕手段と,前記ドラ
ムの内周面と前記篩部材の外周面とで画成され,該篩部
材を通過した前記クッション材を受容する分離室と,こ
の分離室に開口するように前記ドラムに設けられたクッ
ション材排出口に接続されて,それに排出力を及ぼす第
1ブロワを含むクッション材回収手段と,前記篩部材に
開口する表皮材排出口を開閉するシャッタと,前記表皮
材排出口に接続され,前記シャッタの開放時,該表皮材
排出口に排出力を及ぼす第2ブロワを含む表皮材回収手
段とを備えた,合成樹脂材積層物の分離分別装置におい
て,前記表皮材排出口を篩部材自体の下部に設けたこと
を特徴とする。
【0007】この特徴によれば,合成樹脂積層物の分離
後,シャッタを開放すると共に第2ブロワを作動する
と,ドラム内に残留していた表皮材は,それらの自重
と,第2ブロワから受ける排出力とにより,表皮材排出
口からドラム外に素早く落下し,速やかに回収される。
これにより表皮材の回収時間,延いては1回の処理時間
の短縮を図ることができる。また表皮材の回収時間の短
縮は,分離中高温となった表皮材のドラム内での残留時
間を短くすることでもあり,これによりドラム内の温度
低下をもたらす。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0009】図1は合成樹脂材積層物の分離分別装置の
側面図,図2は上記分離分別装置及びその付属機器の全
体図,図3は図1の3−3線断面図,図4は図3の4−
4線断面図,図5は図3の要部拡大図,図6は図4の要
部拡大図,図7は篩部材の展開内面図,図8は図7の8
−8線断面図,図9は合成樹脂材積層物の分離分別過程
説明図である。
【0010】図9において,廃材となった自動車の内装
材の合成樹脂材積層物Aは,例えばPVC,ABS,P
P(ポリプロピレン)等よりなる表皮材aと,ポリウレ
タン発泡体,PP発泡体,PE(ポリエチレン)発泡体
等よりなるクッション材bとを接着若しくは融着してな
るもので,両材間の分離を行う前に該積層物Aを破砕機
にかけて,3〜6mm四方の無数の積層物A破片を得る。
次いで,これらの積層物A破片は,図1及び第2図に示
すように貯蔵タンク30に貯蔵され,適量宛分離分別装
置1にかけられ,表皮材a破片とクッション材b粉末と
に分離されると共に,分別されるものである。
【0011】図1ないし図8により,分離分別装置1に
ついて説明する。
【0012】先ず,図3及び図4において,この分離分
別装置1の機台2には,軸線を水平にした円筒形のドラ
ム3と,ロータ軸4aを上記軸線と平行にした電動モー
タ4(駆動手段)とが取付けられる。ドラム3は,左右
両端に一対の内向きフランジ5a,5bを有する円胴5
と,その右方のフランジ5bに固着されて円胴5の右端
面を閉鎖する端板6と左方のフランジ5aにヒンジ18
を介し連結されて円胴5の左端面を開閉するドア7とか
ら構成される。ドラム3は機台2に固定され,ドア7
は,ドラム3に設けられたクランプ19により通常,閉
じ状態に保持される。
【0013】図3及び図5に示すように,ドラム3には
環状の篩ユニット8が装着される。この篩ユニット8
は,環状の篩部材9と,この篩部材9の両端に係合する
左右一対のリング体10a,10bと,篩部材9の軸方
向中央部外周に嵌合する補強環11とを備え,各リング
体10a,10bと補強環11とは,篩部材9の外周側
で周方向に並ぶ多数のディスタンスカラー12を介して
多数のボルト13により一体に結合される。この篩ユニ
ット8のドラム3への装着に際して,左右のリング体1
0a,10bが円胴5の左右のフランジ5a,5bの内
周に嵌合される。そして,この篩ユニット8の回り止め
のために,右方のリング体10bの外側面に突設された
位置決めピン14が,前記端板6の内側面に設けられた
位置決め孔15に嵌入される。而して,ドラム3の円胴
5内周面と篩部材9との間には環状の分離室17が画成
される。
【0014】図6ないし図8に示すように,篩部材9
は,鋼板に前記積層物A破片より小さい円形の網目9a
を無数穿設してなるもので,各網目9aには,その全周
縁にわたり篩部材9の半径方向内方へ隆起したエッジ2
6が形成される。また網目9aは,篩部材9の回転方向
Rに沿ってジグザグ状に配置されると共に,篩部材9の
軸方向に隣接する網目9a相互のエッジ間隔Sが網目9
aの内径Dと同等又はそれより小さく設定される。
【0015】再び図3及び図4において,ドラム3内に
は,上記端板6の内側面に隣接する回転板20がドラム
3と同心に配設される。この回転板20の周縁部には,
等間隔に並ぶ複数(図示例では4個)の擦り付け部材2
1がボルト31により固着される。回転板20を支持す
る回転軸22は,端板6を気密に貫通して,機台2上の
軸受23に支承され,この回転軸22が前記電動モータ
4のロータ軸4aにベルト伝動装置24を介して連結さ
れる。したがって,電動モータ4の作動により回転板2
0を介して擦り付け部材21を回転することができる。
【0016】図6に示すように,各擦り付け部材21
は,回転板20にボルト31で直接固着されて半径方向
外方に延びる柄部21aと,この柄部21aの先端に一
体に形成されて篩部材9の内周面に対向してその軸方向
に延びるへら部21bとからなっている。へら部21b
は,篩部材9の内周面に対しその全幅にわたり所定間隙
25を存して対向する半径方向外側面f1 と,それと半
体側の半径方向内側面f 2 とを有する。その外側面f1
は,その全体が擦り付け部材21の回転方向R後方に向
かって半径方向外方へ傾斜し,またその内側面f2 は,
その全体が上記回転方向R後方に向かって半径方向内方
へ傾斜していて,へら部21bの横断面を楔形に形成し
ている。またへら部21bの各隅角部には丸みが付して
ある。
【0017】ドア7の,擦り付け部材21の回転中心に
対応する中心部には,ドラム3内に積層物A破片を投入
するための投入口28と,この投入口28を取り囲む外
気取り入れ口32とが設けられ,投入口28にはホッパ
29が接続され,外気取り入れ口32には,ドラム3内
への異物侵入を防ぐスクリーン33が張設される。さら
にドア7には,透明蓋27aにより閉鎖される覗き窓2
7が設けられる。
【0018】図1に示すように,上記ホッパ29には自
動定量投入手段50が導管51を介して接続される。こ
の自動定量投入手段50は,積層物A破片を一定量受容
する定量タンク52と,その受容された積層物破片を前
記ホッパ29に送る振動フィーダ53とからなってお
り,定量タンク52には,受容する積層物破片が規定量
に達することを検知する定量センサ54が付設される。
定量タンク52には,積層物A破片を貯蔵する貯蔵タン
ク30が供給ダクト55を介して接続される。貯蔵タン
ク30の底部には電動ポンプ56が設けられ,その作動
により貯蔵タンク30内の積層物A破片を定量タンク5
2に供給し得るようになっており,また定量タンク52
内の積層物A破片が規定量に達したことで定量センサ5
4が出力する検知信号により,電動ポンプ56の作動が
停止されると共に,振動フィーダ53が作動されるよう
になっている。
【0019】図2及び図4に示すように,ドラム3の円
胴5には,その上部,中間部及び下部にそれぞれ分離室
17に開口する第1ないし第3排出口351 〜35
3 (クッション材排出口)が設けられる。第1ないし第
3排出口351 〜353 は同一の大きさに形成される
が,下部の第3排出口353 は,上記2つの排出口35
1 ,352 より大きく形成される。これら3つの排出口
351 〜353 は第1排出管361 を介して第1サイク
ロン371 に接続され,第1排出管361 の途中に第1
電動ブロワ381 が設けられ,上記3つの排出口351
〜353 に吸引力,即ち排出力を与え得るようになって
いる。而して,上記第1排出管361 ,第1電動ブロワ
381 及び第1サイクロン371 により,クッション材
回収手段581が構成される。
【0020】一方,篩ユニット8には,それ自体の下部
に,第3排出口353 内において,それより小さい第4
排出口354 (表皮材排出口)が篩部材9の内側に開口
するように設けられ,この第4排出口354 に接続され
る第2排出管362 は,その途中で第1排出管361
側壁を貫通して第2サイクロン372 に接続される。第
2排出管362 には第2電動ブロワ382 が設けられ,
第4排出口354 に吸引力,即ち排出力を与え得るよう
になっている。而して,上記第2排出管362,第2電
動ブロワ382 及び第2サイクロン372 により,表皮
材回収手段58 2 が構成される。
【0021】第1及び第2サイクロン371 ,37
2 は,上部にフィルタ40を備えた排気口41,下部に
放出口42をそれぞれ有し,これらの放出口42の真下
に第1及び第2タンク431 ,432 がそれぞれ設置さ
れる。
【0022】第4排出口354 はシャッタ45により開
閉される。このシャッタ45は,ドラム3に設けられた
ブラケット46に回転自在に支承される枢軸45aを備
えており,この枢軸45aに固着されたレバー47に,
ドラム3の下部に配設されるエアシリンダ48の作動ロ
ッド48aが連結される。したがって,このエアシリン
ダ48の作動によりシャッタ45を開閉することができ
る。
【0023】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0024】本発明の分離分別装置1の使用に当たって
は,先ず,電動ポンプ56を作動して貯蔵タンク30内
の積層物A破片を定量タンク52に供給する。定量タン
ク52内の受容量が規定量に達すると,定量センサ54
が検知信号を発して電動モータ4を停止すると共に,振
動フィーダ53を作動するので,定量タンク52内の規
定量の積層物A破片が導管51及びホッパ29を通して
ドラム3内に自動的に投入される。上記規定量は,図6
に示すように,擦り付け部材21の回転時,そのへら部
21bが篩部材9内周面上に均される積層物A破片層に
適当に埋まる程度に設定されるものである。
【0025】次にシャッタ45により第4排出口354
を閉鎖した状態で,電動モータ4を作動することにより
回転板13を介して擦り付け部材21を矢印R方向へ回
転し,同時に第1電動ブロワ381 を作動する。
【0026】擦り付け部材21の回転によれば,そのへ
ら部21bの半径方向外側面f1 が,これと篩部材9の
内周面との間に介在する積層物A破片群を篩部材9に対
して擦り付けるが,その際,該外側面f1 は,その回転
方向R後方に向かって半径方向外方に傾斜していて,該
外側面f1 と篩部材9の内周面との間隙25が回転方向
R後方にいくに従い狭くなっているから,擦り付け部材
21の回転に伴い該外側面f1 が積層物A破片群にしご
きを与えることになり,擦り付け効果を高めることがで
きる。その結果,積層物A破片のクッション材bは直ち
に粉砕されて表皮材aから剥離するが,表皮材aは比較
的強靱であるため殆ど粉砕されない。
【0027】一方,へら部21bの半径方向内側面f2
は,その回転方向R後方に向かって半径方向内方へ傾斜
しているから,擦り付け部材21の回転に伴い該内側面
2が積層物A破片群を掬い上げることにより,その破
片群を効果的に攪拌することができる。このような擦り
付け部材21の両側面f1 ,f2 の作用により,積層物
A破片群を均等に効率良く表皮材aとクッション材bと
に分離することができる。
【0028】しかも,篩部材9の網目9aの全周縁に
は,篩部材9の内方に隆起するエッジ26が形成してあ
るから,へら部21bが積層物A破片群を篩部材9に擦
り付けたとき,網目9a全周縁のエッジ26が各破片を
引っ掻くことにより,クッション材bの粉砕,剥離を一
層効果的に行うことができる。この場合,特に,篩部材
9の網目9aは,擦り付け部材21の回転方向Rに沿っ
てジグザグ状に配置され,且つ篩部材9の軸方向に隣接
する網目9a相互のエッジ間隔Sが網目9aの内径Dと
同等又はそれより小さく設定されるので,篩部材9の内
周面をその回転方向Rから見たとき,網目9aのエッジ
26が存在しない領域はなく,したがってへら部21b
が積層物A破片群を篩部材9に擦り付けたとき,各破片
は漏れなく網目9aのエッジ26に引っ掻かれるにな
り,クッション材bの粉砕,剥離をより一層効果的に行
うことができる。
【0029】こうして分離された表皮材aは篩部材内に
留まり,クッション材bは篩部材9の網目9aから分離
室17に移行する。
【0030】この間,第1電動ブロワ381 の作動によ
り,外気取り入れ口32からドラム3内に流入した空気
が篩部材9及び分離室17を通過してから,第1ないし
第3排出口351 〜353 を出ることにより,ドラム3
内を常に換気による冷却状態に置くことができる。特
に,外気取り入れ口32がドア7の中心部近傍に設けら
れる場合には,外気取り入れ口32に流入した空気は,
擦り付け部材21の回転によりドラム3内を放射状に広
がり,ドラム3内を隅々まで良好に冷却することができ
る。したがって,クッション材bの粉砕,剥離に伴い大
量の熱が発生しても,ドラム3内の過度の温度上昇を抑
制し,過度の温度上昇による積層物A破片同志の融着を
未然に防ぐことができるので,分離分別装置1の長時間
運転が可能となる。
【0031】しかも,ドラム3内を冷却し終えた空気
は,分離室17に移行したクッション材b粉末を伴って
第1ないし第3排出口351 〜353 を出てから第1排
出管361 で合流し,第1サイクロン371 へと圧送さ
れるから,クッション材b粉末を第1サイクロン371
へと移送する。そして最終的には表皮材aのみが篩ユニ
ット8内に残留することになる。
【0032】第1サイクロン371 では,第1排出管3
1 からの空気を減速してフィルタ40付きの排気口4
1から外部に放出し,クッション材b粉末は放出口42
から落下させて第1タンク431 に貯留する。
【0033】第1タンク431 にクッション材bが落下
しなくなれば,それはクッション材bが表皮材aから分
離したことを意味するので,それを確認したならば,電
動モータ4を停止して擦り付け部材21の回転を止める
と共に,第1電動ブロワ38 1 の作動を停止する。次い
で,エアシリンダ48によりシャッタ45を開き,即ち
第4排出口354 を開放してから第2電動ブロワ382
を作動させる。すると,今度はドラム3内から第2排出
管362 を経て第2サイクロン372 へ向かう気流が発
生し,篩ユニット8内に残留した表皮材a破片は,その
気流により第2サイクロン372 へと運ばれる。
【0034】この場合,特に,第4排出口354 が篩部
材9自体の下部に設けられているので,篩部材9内に溜
まった表皮材a破片は第4排出口354 外へスムーズに
落下し,しかもその落下は第2電動ブロワ382 の作動
による気流に加速されるため,ドラム3から第2サイク
ロン372 への表皮材a破片の移送を迅速に行うことが
できる。そして,第2サイクロン372 では,第2排出
管362 からの空気を減速してフィルタ40付きの排気
口41から外部に放出し,表皮材a破片は放出口42か
ら落下させて第2タンク432 に貯留する。
【0035】このように,クッション材bの破砕,剥離
を効果的に行い得ること,ドラム3内の冷却が良好であ
ること,並びにドラム3内に残留した表皮材a破片をド
ラム3外へ迅速に排出し得ることは,ドラム3への積層
物A破片の投入時から表皮材a破片の排出時までの1回
の処理時間の短縮に大いに寄与すると共に,装置1の連
続運転を可能にし,処理コストの低減をもたらすことが
できる。また表皮材a破片の回収時間の短縮は,高温の
表皮材a破片のドラム3内での残留時間を短くすること
でもあり,これによりドラム3内の温度低下を促進する
ことにもなり,装置の長時間連続運転を可能にする。
【0036】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨の範囲を逸脱することなく,種々の設
計変更が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,一側に投
入口を有するドラムと,このドラム内に配設される環状
の篩部材と,この篩部材内にあって,前記投入口からそ
の内部に投入された,合成樹脂の表皮材と合成樹脂のク
ッション材からなる合成樹脂材積層物の破片群に粉砕力
を加えて,各破片のクッション材を粉砕して表皮材から
分離する粉砕手段と,前記ドラムの内周面と前記篩部材
の外周面とで画成され,該篩部材を通過した前記クッシ
ョン材を受容する分離室と,この分離室に開口するよう
に前記ドラムに設けられたクッション材排出口に接続さ
れて,それに排出力を及ぼす第1ブロワを含むクッショ
ン材回収手段と,前記篩部材に開口する第2排出口を開
閉するシャッタと,前記第2排出口に接続され,前記シ
ャッタの開放時,該第2排出口に排出力を及ぼす第2ブ
ロワを含む表皮材回収手段とを備えた,合成樹脂材積層
物の分離分別装置において,前記第2排出口を篩部材自
体の下部に設けたので,合成樹脂積層物の分離後,シャ
ッタを開放すると共に第2ブロワを作動することによ
り,ドラム内に残留した表皮材を,それらの自重と,第
2ブロワから受ける排出力とをもって,第2排出口から
ドラム外に素早く落下させ,速やかに回収することがで
き,したがって表皮材の回収時間,延いては1回の処理
時間の短縮を図り,処理コストの低減に寄与し得る。ま
た表皮材の回収時間の短縮は,分離中高温となった表皮
材のドラム内での残留時間を短くすることでもあり,こ
れによりドラム内の温度低下をもたらし,装置の連続運
転を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂材積層物の分離分別装置の側面図。
【図2】上記分離分別装置及びその付属機器の全体図。
【図3】図1の3−3線断面図。
【図4】図3の4−4線断面図。
【図5】図3の要部拡大図。
【図6】図4の要部拡大図。
【図7】篩部材の展開内面図。
【図8】図7の8−8線断面図。
【図9】合成樹脂材積層物の分離分別過程説明図。
【符号の説明】
A・・・・合成樹脂材積層物 a・・・・表皮材 b・・・・クッション材 1・・・・分離分別装置 3・・・・ドラム 4・・・・駆動手段(電動モータ) 9・・・・篩部材 17・・・分離室 20・・・回転板 21・・・粉砕手段(擦り付け部材) 351 〜353 ・・クッション材排出口(第1〜第3排
出口) 354 ・・表皮材排出口(第4排出口) 381 ・・第1ブロワ 382 ・・第2ブロワ 45・・・シャッタ 581 ・・クッション材回収手段 582 ・・表皮材回収手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に投入口(28)を有するドラム
    (3)と,このドラム(3)内に配設される環状の篩部
    材(9)と,この篩部材(9)内にあって,前記投入口
    (28)からその内部に投入された,合成樹脂の表皮材
    (a)と合成樹脂のクッション材(b)からなる合成樹
    脂材積層物(A)の破片群に粉砕力を加えて,各破片の
    クッション材(b)を粉砕して表皮材(a)から分離す
    る粉砕手段(21)と,前記ドラム(3)の内周面と前
    記篩部材(9)の外周面とで画成され,該篩部材(9)
    を通過した前記クッション(b)を受容する分離室(1
    7)と,この分離室(17)に開口するように前記ドラ
    ム(3)に設けられたクッション材排出口(351 〜3
    3 )に接続されて,それに排出力を及ぼす第1ブロワ
    (381 )を含むクッション材回収手段(581 )と,
    前記篩部材(9)内に開口する表皮材排出口(354
    を開閉するシャッタ(45)と,前記表皮材排出口(3
    4 )に接続され,前記シャッタ(45)の開放時,該
    表皮材排出口(354 )に排出力を及ぼす第2ブロワ
    (382 )を含む表皮材回収手段(58 2 )とを備え
    た,合成樹脂材積層物の分離分別装置において,前記表
    皮材排出口(354 )を篩部材(9)自体の下部に設け
    たことを特徴とする,合成樹脂材積層物の分離分別装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192702A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 可撓性面材付き樹脂発泡体の可撓性面材と樹脂発泡体との分離方法
WO2025053201A1 (ja) * 2023-09-08 2025-03-13 豊田メタル株式会社 分別システム、分別方法、及び、制御プログラム

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