JPH11286633A - 覆工板被覆用樹脂組成物、被覆された覆工板および覆工板の被覆方法 - Google Patents

覆工板被覆用樹脂組成物、被覆された覆工板および覆工板の被覆方法

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JPH11286633A
JPH11286633A JP10091771A JP9177198A JPH11286633A JP H11286633 A JPH11286633 A JP H11286633A JP 10091771 A JP10091771 A JP 10091771A JP 9177198 A JP9177198 A JP 9177198A JP H11286633 A JPH11286633 A JP H11286633A
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Japan
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resin composition
resin
fine particles
polymer
coating
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JP10091771A
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English (en)
Inventor
Keiichi Yamamoto
圭一 山本
Masao Shigeru
雅夫 茂
Takahisa Sugioka
卓央 杉岡
Masatoshi Yoshida
雅年 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Gecoss Corp
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Kawasho Gecoss Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強靭化された熱硬化性樹脂を用いた高耐久性
を有する覆工板被覆用樹脂組成物、被覆された覆工板お
よび覆工板の被覆方法を提供する。 【解決手段】 覆工板表面に骨材を固着するための覆工
板被覆用樹脂組成物であって、熱硬化性樹脂およびガラ
ス転移点が20℃以下であるポリマー微粒子を含むこと
を特徴とする覆工板被覆用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、覆工板被覆用樹脂
組成物、被覆された覆工板、および覆工板の被覆方法に
関する。さらに詳しくは、交通量の多いところにおいて
も長期間にわたって塗膜の磨耗や剥離が起きない高耐久
性を有するノンスリップ舗装が可能な覆工板被覆用樹脂
組成物、被覆された覆工板、および覆工板の被覆方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】地下鉄や地下街工事あるいは共同溝工事
等では、道路を掘削した箇所に覆工板を敷設して、車や
人の交通に供している。特に鋼製覆工板の場合は滑りや
すいため、車や人のスリップ防止を目的として表面にノ
ンスリップ舗装を施したものが多く用いられている。
【0003】ノンスリップ舗装としては、骨材とそのバ
インダーとしての樹脂とを含む塗膜によって覆工板表面
を被覆し、骨材の一部を塗膜表面から突出させて凹凸状
構造を形成する方法が一般的である(実公昭50−30
193号公報、特開平8−231888号公報等)。そ
のような塗膜に用いられる樹脂としては、エポキシ樹
脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂
が多く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
熱硬化性樹脂の硬化物は靭性が低いことが一般的に知ら
れており、これらの樹脂を用いた被覆体は一般的に脆
く、高速車両や重量車両などの通過により容易に破壊す
ることが問題となっている。したがって、本発明の課題
は、強靭化された熱硬化性樹脂を用いた高耐久性を有す
る覆工板被覆用樹脂組成物、被覆された覆工板および覆
工板の被覆方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を提供する。 (1) 覆工板表面に骨材を固着するための覆工板被覆用樹
脂組成物であって、熱硬化性樹脂およびガラス転移点の
少なくとも一つが20℃以下であるポリマー微粒子を含
むことを特徴とする覆工板被覆用樹脂組成物。
【0006】(2) 前記ポリマー微粒子が架橋構造を有す
るものである、前記(1)記載の覆工板被覆用樹脂組成
物。 (3) 前記ポリマー微粒子の平均粒径が100μm以下で
ある、前記(1)または(2)記載の覆工板被覆用樹脂組成
物。 (4) 前記ポリマー微粒子が(メタ)アクリル酸エステル
系ポリマー微粒子である、前記(1)から(3)のいずれかに
記載の覆工板被覆用樹脂組成物。
【0007】(5) 前記ガラス転移点が20℃以下である
ポリマー微粒子を、該ガラス転移点が20℃以下である
ポリマー微粒子をコア相とし、さらにガラス転移点が2
0℃を越えるポリマーをシェル相として有するコア/シ
ェル型微粒子の形で含む、前記(1)から(4)のいずれかに
記載の覆工板被覆用樹脂組成物。 (6) 前記熱硬化性樹脂がラジカル硬化型熱硬化性樹脂で
ある、前記(1)から(5)のいずれかに記載の覆工板被覆用
樹脂組成物。
【0008】(7) 前記ラジカル硬化型熱硬化性樹脂が、
不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタ
ン(メタ)アクリレート樹脂およびエステル(メタ)ア
クリレート樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つ
の樹脂である、前記(6)記載の覆工板被覆用樹脂組成
物。 (8) 覆工板表面が前記(1)から(7)のいずれかに記載の覆
工板被覆用樹脂組成物および骨材によって被覆された覆
工板。
【0009】(9) 前記(1)から(7)のいずれかに記載の覆
工板被覆用樹脂組成物および骨材によって覆工板表面を
被覆する方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の覆工板被覆用樹脂組成物
は、熱硬化性樹脂とガラス転移点が20℃以下であるポ
リマー微粒子とを含む。ポリマー微粒子のガラス転移点
が20℃以下であるということは、比較的柔らかいとい
うことであり、熱硬化性樹脂が3次元硬化した後の靭性
を改善することができる。ポリマー微粒子のガラス転移
点が20℃以下であることが好ましく、より好ましくは
0℃以下である。ガラス転移点が20℃を越えると、ポ
リマー微粒子自体が硬くなるので、硬化物中で靭性改良
効果が小さくなる。
【0011】該ポリマー微粒子の形状が微粒子であるこ
とで、比較的少量で樹脂組成物全体に均一にポリマー微
粒子が分散し、靭性改良効果を発揮することができる。
ポリマー微粒子の平均粒径は100μm以下であること
が好ましく、より好ましくは0.1〜50μm、さらに
好ましくは0.2〜20μmである。平均粒径が大きく
なるにつれ樹脂組成物中でガラス転移点の低いポリマー
相が偏在することになるため、樹脂組成物全体としての
ガラス転移点が低下し機械的強度が失われたり、靭性改
良のための添加量が増加するため好ましくない。一方、
平均粒径が0.1μmよりも小さいと、樹脂組成物の粘
度を過度に上昇させ、被覆施工の作業性を低下させる恐
れがある。また、ポリマー微粒子の最大粒径は1mm以
下であることが好ましく、500μm以下であることが
より好ましい。ポリマー微粒子の最大粒径が前記範囲を
越える場合は、被覆施工後に樹脂の全くない不連続相が
形成され、そこから雨水などが浸透して被覆層と基材の
接着性を低下させるので好ましくない。
【0012】ポリマー微粒子には架橋構造を導入されて
いることが好ましい。樹脂組成物中に重合性モノマーが
含まれている場合、ポリマー微粒子に架橋構造が導入さ
れていないと、該微粒子がモノマーに溶解し、ガラス転
移点の低いドメインが存在しないまま樹脂組成物が硬化
するので、ポリマー微粒子の添加効果がなくなってしま
うおそれがある。ポリマー微粒子に架橋構造が導入され
ていれば、ポリマー微粒子の樹脂への溶解は防止でき、
上記したような問題はない。
【0013】ポリマー微粒子を構成するポリマーの種類
としては特に限定されない。上記した条件を満足するこ
とが可能な具体例(モノマーの選択によって満足するも
のも含む)としては、天然ゴム;ブタジエン系ゴム(ポ
リブタジエン、NBR、SBR等)、イソプレン系ゴム
(IR、ブチルゴム等)、クロロプレン系ゴム等の合成
ゴム、カルボキシル基などの酸基で変性したゴム、ある
いはこれらの加硫物;ポリオルガノシロキサン;炭素数
1〜18の直鎖状・分岐状脂肪族または脂環式アルコー
ルと(メタ)アクリル酸のエステル化物等の(メタ)ア
クリル酸エステルを主体とする(メタ)アクリル酸エス
テル系ポリマー[(メタ)アクリル酸エステルと「他の
モノマー」との共重合体も含む]等が挙げられる。これ
らの中で(メタ)アクリル酸エステル系ポリマーが好ま
しい。
【0014】(メタ)アクリル酸エステル系ポリマーを
構成する(メタ)アクリル酸エステルしては、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシル、ラウリル、ステア
リルあるいはシクロヘキシル等の炭素数1から18個の
直鎖状もしくは分岐状脂肪族アルキルアルコールまたは
脂環式アルキルアルコールと(メタ)アクリル酸とのエ
ステル化合物である(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸とポリプ
ロピレングリコールもしくはポリエチレングリコールと
のモノエステル等のヒドロキシル基含有不飽和単量体
類、(メタ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有
モノマー、(メタ)アクリロイルアジリジン、(メタ)
アクリロイルオキシエチルアジリジン等のアジリジニル
基含有モノマー、多官能(メタ)アクリル酸エステル等
が挙げられ、これらは単独で使用し得るほか、2種以上
を併用して共重合させることもできる。
【0015】(メタ)アクリル酸エステル系ポリマーを
構成するための「他のモノマー」としては、例えば、ス
チレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等のスチ
レン系モノマー、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マ
レイン酸、フマル酸等の公知の不飽和カルボン酸や、
(メタ)アクリル酸2−スルホン酸エチル、スチレンス
ルホン酸、ビニルスルホン酸等の酸基含有モノマー、酢
酸ビニル、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン等の
オキサゾリニル基含有モノマー等を利用することができ
る。これらのモノマーは、いずれも微粒子を構成するポ
リマーのガラス転移点が20℃以下になるように調整し
て利用することが好ましい。
【0016】ポリマー微粒子中へ架橋構造を導入するに
は、グリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール等のポリヒドロキシ化合物と(メタ)アクリ
ル酸とのエステルである多官能(メタ)アクリル酸エス
テル、(メタ)アクリル酸アリル、ジビニルベンゼン、
ジアリルフタレート等の多官能モノマーを前記した(メ
タ)アクリル酸エステル系ポリマーを構成するためのモ
ノマーと共重合させる方法や、(メタ)アクリル酸グリ
シジル等のエポキシ基含有モノマー、(メタ)アクリロ
イルアジリジン、(メタ)アクリロイルオキシエチルア
ジリジン等のアジリジニル基含有モノマー、2−イソプ
ロペニル−2−オキサゾリン等のオキサゾリニル基含有
モノマー等の酸基との反応性を有するモノマーを、不飽
和カルボン酸、不飽和スルホン酸等と共重合させて、ポ
リマー微粒子中の酸基と架橋反応を起こさせる方法等が
採用できる。なお、酸基との反応性を有するモノマーを
共重合させることは靭性改良効果をアップさせる上で好
ましい。酸基との反応性を有するモノマーは、後述する
高分子乳化剤との反応性をポリマー微粒子に与える作用
を有するので、熱硬化性樹脂とポリマー微粒子の界面結
合力が増す。高分子乳化剤とポリマー微粒子の反応性を
確保するため、ポリマー微粒子中の酸基を架橋反応させ
る場合は、酸基との反応性を有するモノマーの官能基が
酸基含有モノマー中の酸基の当量以上になるように使用
量を適宜調整することが好ましい。
【0017】ガラス転移点の少なくとも一つが20℃以
下のポリマー微粒子を得るためには、これらの架橋構造
導入用モノマーを全モノマー成分中0.5〜10重量%
の割合で共重合させることが好ましい。あまり密な架橋
構造のポリマー微粒子では、ガラス転移点が20℃を越
えるか、または実質的にガラス転移点を示さなくなっ
て、硬化物における靭性改良効果が発現しなくなること
がある。
【0018】ポリマー微粒子を得る方法としては、エマ
ルション重合、懸濁重合、逆相懸濁重合、沈澱重合など
の方法があるが、後述するように熱硬化性樹脂および/
またはその原料中に該ポリマー微粒子をエマルションと
して添加することが本発明の樹脂組成物を製造する上で
好ましいので、ポリマー微粒子をエマルションで得るこ
とのできる乳化重合を採用することが最も好ましい。ポ
リマーのみを別の重合方法で製造し、その後に水媒体中
に攪拌分散させてエマルション化することも可能である
が、工程が煩雑になる。また、乳化重合によると平均粒
径100μm以下のポリマー微粒子を容易に得ることが
できるという利点もある。乳化重合方法としては特に限
定されず、一括混合重合法、モノマー滴下法、プレエマ
ルション法、シード重合法、多段階重合法(コアシェ
ル)等いずれも採用可能である。
【0019】さらに、乳化剤として、不飽和カルボン酸
を必須成分として含む重合性単量体成分をアルキルメル
カプタンの存在下で重合させて得られる酸価が200以
上の末端アルキル基重合体および/またはその塩からな
る高分子乳化剤を用い、ポリマー微粒子の乳化重合を行
うことが好ましい。この高分子乳化剤は、特開平5−2
5366号公報に開示されており、詳細には、(メタ)
アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸等の不
飽和カルボン酸と炭素数が6〜18のアルキルメルカプ
タンを主成分とする酸価が200以上の水溶性もしくは
水分散性の末端アルキル基含有重合体および/またはそ
の塩である。不飽和カルボン酸とアルキルメルカプタン
以外には、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー、ス
チレン系モノマー、(メタ)アクリルアミド系モノマー
等が利用でき、アルキルメルカプタン量を適宜選択して
分子量300〜7000とすることが乳化能の点から好
ましい。この高分子乳化剤を用いることで、熱硬化性樹
脂中へのポリマー微粒子のエマルションの分散性が良好
になり、また後述する脱水工程の際に泡立ちが少なくな
る。さらに、ポリマー微粒子の構成モノマーとして、上
記高分子乳化剤中のカルボキシル基と反応しうる、(メ
タ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有モノマ
ー、(メタ)アクリロイルアジリジン、(メタ)アクリ
ロイルオキシエチルアジリジン等のアジリジニル基含有
モノマー、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン等の
オキサゾリニル基含有モノマー等を一部使用すると、ポ
リマー微粒子と乳化剤を化学的に結合することができる
ので、本発明の樹脂組成物を硬化した後に、低分子乳化
剤が原因となって起こる耐湿性不良や耐薬品性不良とい
った悪影響を可及的に防止することができる。
【0020】ガラス転移点が20℃以下のポリマー微粒
子は、単独の形で覆工板被覆用樹脂組成物中に含まれて
いてもよいし、ガラス転移点が20℃を越えるポリマー
相との一体化物の形で含まれていてもよい。該一体化物
において、ガラス転移点が20℃以下の部分は50重量
%以上であることが好ましく、より好ましくは80重量
%以上である。50重量%未満になるとポリマー微粒子
配合による靭性改良効果が小さくなるので好ましくな
い。
【0021】該ポリマー微粒子とガラス転移点が20℃
を越えるポリマー相との一体化物としては、例えば、該
ガラス転移点が20℃以下のポリマー微粒子をコア相と
して、ガラス転移点が20℃を越えるポリマーをシェル
相として有するコア/シェル型微粒子を挙げることがで
きる。該ポリマー微粒子はガラス転移点が低いため互い
に凝集しやすいが、このようにガラス転移点の高いポリ
マーによって表面を被覆することで凝集を防止し分散性
を高めることができる。
【0022】コア/シェル型微粒子は、単にコア相と単
一のシェル相の二層構造からなるものであってもよい
し、あるいは例えば内側からソフトコア、ハードシェ
ル、ソフトシェルおよびハードシェルとなる構造のよう
に複数のシェル相を有する多相重構造からなるマルチコ
ア/シェル微粒子であってもよい。ここで、ソフトとは
ガラス転移点が20℃以下であること、ハードとはガラ
ス転移点が20℃を越えることを意味する。これらの中
で、ソフトコア/ハードシェル構造を有するものが本発
明では好適に用いられる。
【0023】シェル成分としては、ガラス転移点が20
℃を越えるポリマー、例えば、ポリスチレン、ポリアク
リロニトリル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル
酸メチルなどのホモポリマー、メタクリル酸アルキル、
アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸、アクリル
酸などのコポリマーあるいはスチレン/アクリロニトリ
ル/メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチル/ア
クリル酸ブチル/メタクリル酸グリシジルなどのターポ
リマーが用いられる。カルボキシル基、エポキシ基、水
酸基およびアミノ基、アミド基などの樹脂や硬化剤と反
応性を有する官能基をもつアクリル酸、メタクリル酸、
イタコン酸、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ジメチルアミノメチ
ル、メタクリルアミドなどの不飽和化合物を共重合する
ことも可能である。シェル成分としては、ポリメタクリ
ル酸メチルのように、反応性官能基をもたないポリマー
を用いる方が、かえって熱硬化性樹脂への分散性に優れ
る傾向があり好ましい。
【0024】コア/シェル型微粒子は、コア成分(ガラ
ス転移点20℃以下のポリマー微粒子)の含有量が50
〜90重量%で、シェル成分の含有量が10〜50重量
%の範囲にあることが好ましい。コア成分の含有量50
重量%未満では十分な靭性改良効果が得られにくいこと
があり、90重量%を越えるとコアをシェルで完全に被
覆することができにくくなることがあり、分散性が不十
分になることがある。
【0025】コア/シェル型微粒子は、公知の方法、例
えば、米国特許第4,419,496号明細書、ヨーロ
ッパ特許45,357号公報、特開昭55−94917
号公報などに開示された方法により製造することができ
る。また、市販品も使用することができる。市販のコア
/シェル型微粒子としては、例えば、ブタジエン・メタ
クリル酸アルキル・スチレン共重合物からなる“クレハ
パラロイド”EXL−2655(呉羽化学工業製)、
アクリル酸エステル・メタクリル酸エステル共重合体か
らなる“スタフィロイド”AC−3355、TR−21
22(武田薬品工業製)、アクリル酸ブチル・メタクリ
ル酸メチル共重合物からなる“PARALOID”EX
L−2611、EXL−3387(Rohm&Hass
社製)などが挙げられる。
【0026】また、本発明では、ガラス転移点が20℃
以下のポリマー微粒子とともに、本発明の効果を損なわ
ない範囲でガラス転移点が20℃を越えるポリマー微粒
子を併用しても良い。本発明の覆工板被覆用樹脂組成物
におけるポリマー微粒子の好ましい配合割合としては、
熱硬化性樹脂100重量部に対しポリマー微粒子は1〜
100重量部の範囲であり、より好ましくは1〜50重
量部、さらに好ましくは2〜20重量部、特に好ましく
は5〜7重量部である。ポリマー微粒子の量が少なすぎ
る場合には本発明の効果が得られにくく、多すぎる場合
には経済的でないばかりか、熱硬化性樹脂の量が相対的
に減少し、樹脂組成物全体としてのガラス転移点が低下
し機械的強度が失われるため好ましくない。
【0027】本発明の覆工板被覆用樹脂組成物に用いら
れる熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン樹脂などを用いることも可能であるが、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)ア
クリレート樹脂、エステル(メタ)アクリレート樹脂等
のラジカル硬化型熱硬化性樹脂を用いることが好まし
い。これらの樹脂は、ラジカル重合性不飽和基含有オリ
ゴマーをラジカル重合性モノマーで希釈した液状樹脂で
あることから、速硬化性であり、施工時の作業性に優れ
ている上に、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等と同等
あるいはそれ以上の優れた機械的性質と耐食性、耐熱性
能を有するためである。
【0028】不飽和ポリエステル樹脂は、特に限定され
るものではなく、例えば、二塩基酸と多価アルコール類
とを縮合反応させることによって得ることができるラジ
カル重合性不飽和基含有オリゴマーをラジカル重合性モ
ノマーで希釈した液状樹脂である。上記不飽和ポリエス
テル樹脂の原料として用いられる二塩基酸としては、具
体的には、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、無水イタコン酸等のα,β−不飽和二塩基
酸;フタル酸、無水フタル酸、ハロゲン化無水フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、コハク酸、マロン
酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、1,12−
ドデカン2酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,
7−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカ
ルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸無水物、
4,4’−ビスフェニルジカルボン酸、および、これら
のジアルキルエステル等の飽和二塩基酸等が挙げられる
が、特に限定されるものではない。これら二塩基酸は、
一種類のみを用いてもよいし、適宜二種類以上を混合し
て用いてもよい。
【0029】上記不飽和ポリエステル樹脂の原料として
用いられる多価アルコール類としては、具体的には、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、
1,3−ブタンジオール、ビスフェノールAとプロピレ
ンオキシドまたはエチレンオキシドの付加物、1,2,
3,4−テトラヒドロキシブタン、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、1,3−プロパンジオール、1,2
−シクロヘキサングリコール、1,3−シクロヘキサン
グリコール、1,4−シクロヘキサングリコール、パラ
キシレングリコール、ビシクロヘキシル−4,4’−ジ
オール、2,6−デカリングリコール、2,7−デカリ
ングリコール等が挙げられるが、特に限定されるもので
はない。これら多価アルコール類は、一種類のみを用い
てもよいし、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
また、必要によりジシクロペンタジエン系化合物を樹脂
骨格中に組み入れてもよい。
【0030】また、ビニルエステル樹脂は、特に限定さ
れるものではなく、例えば、エポキシ化合物と不飽和一
塩基酸とをエステル化触媒を用いて反応させることによ
って得ることができるラジカル重合性不飽和基含有オリ
ゴマーをラジカル重合性モノマーで希釈した液状樹脂で
ある。上記ビニルエステル樹脂の原料として用いられる
エポキシ化合物としては、分子中に、少なくとも1個の
エポキシ基を有する化合物であれば、特に限定されるも
のではないが、具体的には、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールF、ビスフェノールS等のビスフェノール類
と、エピハロヒドリンとの縮合反応により得られるエピ
ビスタイプグリシジルエーテル型エポキシ樹脂;フェノ
ール、クレゾール、ビスフェノールとホルマリンとの縮
合物であるノボラックとエピハロヒドリンとの縮合反応
により得られるノボラックタイプグリシジルエーテル型
エポキシ樹脂;テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸、安息香酸とエピハロヒドリンとの縮合反応によ
り得られるグリシジルエステル型エポキシ樹脂;水添加
ビスフェノールやグリコール類とエピハロヒドリンとの
縮合反応により得られるグリシジルエーテル型エポキシ
樹脂;ヒダントインやシアヌール酸とエピハロヒドリン
との縮合反応により得られる含アミングリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂等が挙げられる。また、これらエポキ
シ樹脂と多塩基酸類および/またはビスフェノール類と
の付加反応により分子中にエポキシ基を有する化合物で
あってもよい。これらエポキシ化合物は、一種類のみを
用いてもよく、適宜二種類以上混合して用いてもよい。
【0031】上記ビニルエステル樹脂の原料として用い
られる不飽和一塩基酸としては、特に限定されるもので
はないが、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸等が挙げられる。また、マレイン酸、イタコン
酸等のハーフエステル等を用いてもよい。さらに、これ
らの化合物と、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等
の多価カルボン酸や、酢酸、プロピオン酸、ラウリル
酸、パルチミン酸等の飽和一価カルボン酸や、フタル酸
等の飽和多価カルボン酸またはその無水物や、末端基が
カルボキシル基である飽和あるいは不飽和アルキッド等
の化合物とを併用してもよい。これら不飽和一塩基酸
は、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合
して用いてもよい。
【0032】上記エステル化触媒としては、具体的に
は、ジメチルベンジルアミン、トリブチルアミン等の第
三級アミン類;トリメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド等の第四級アンモニウム塩;塩化リチウム、塩化ク
ロム等の無機塩;2−エチル−4−メチルイミダゾール
等のイミダゾール化合物;テトラメチルホスフォニウム
クロライド、ジエチルフェニルプロピルホスフォニウム
クロライド、トリエチルフェニルホスフォニウムクロラ
イド、ベンジルトリエチルフェニルホスフォニウムクロ
ライド、ジベンジルエチルメチルホスフォニウムクロラ
イド、ベンジルメチルジフェニルホスフォニウムクロラ
イド、テトラフェニルホスフォニウムブロマイド等のホ
スフォニウム塩;第二級アミン類;テトラブチル尿素;
トリフェニルホスフィン;トリトリールホスフィン;ト
リフェニルスチビン等が挙げられるが、特に限定される
ものではない。これらエステル化触媒は、一種類のみを
用いてもよいし、適宜二種類以上を混合して用いてもよ
い。
【0033】また、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂
は、特に限定されるものではなく、例えば、ポリイソシ
アネートとポリヒドロキシ化合物あるいは多価アルコー
ル類とを反応させた後、さらに水酸基含有(メタ)アク
リル化合物および必要に応じて水酸基含有アリルエーテ
ル化合物を反応させることによって得ることができるラ
ジカル重合性不飽和基含有オリゴマーをラジカル重合性
モノマーで希釈した液状樹脂である。また、水酸基含有
(メタ)アクリル化合物とポリヒドロキシ化合物あるい
は多価アルコール類とを反応させた後、さらにポリイソ
シアネートを反応させてもよい。
【0034】上記ウレタン(メタ)アクリレート樹脂の
原料として用いられるポリイソシアネートとしては、具
体的には、2,4−トリレンジイソシアネートおよびそ
の異性体、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイ
ソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、トリジンジイソシアネート、ナフタリンジイソシア
ネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、バー
ノックD−750、クリスボンNX(商品名;大日本イ
ンキ化学工業株式会社製)、テスモジュールL(商品
名;住友バイエル社製)、コロネートL(商品名;日本
ポリウレタン社製)、タケネートD102(商品名;武
田薬品社製)、イソネート143L(商品名;三菱化学
社製)等が挙げられるが、特に限定されるものではな
い。これらポリイソシアネートは一種類のみを用いても
よいし、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
【0035】上記ウレタン(メタ)アクリレート樹脂の
原料として用いられるポリヒドロキシ化合物としては、
例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオ
ール等が挙げられ、具体的には、グリセリン−エチレン
オキシド付加物、グリセリン−プロピレンオキシド付加
物、グリセリン−テトラヒドロフラン付加物、グリセリ
ン−エチレンオキシド−プロピレンオキシド付加物、ト
リメチロールプロパン−エチレンオキシド付加物、トリ
メチロールプロパン−プロピレンオキシド付加物、トリ
メチロールプロパン−テトラヒドロフラン付加物、トリ
メチロールプロパン−エチレンオキシド−プロピレンオ
キシド付加物、ペンタエリスリトール−エチレンオキシ
ド付加物、ペンタエリスリトール−プロピレンオキシド
付加物、ペンタエリスリトール−テトラヒドロフラン付
加物、ペンタエリスリトール−エチレンオキシド−プロ
ピレンオキシド付加物、ジペンタエリスリトール−エチ
レンオキシド付加物、ジペンタエリスリトール−プロピ
レンオキシド付加物、ジペンタエリスリトール−テトラ
ヒドロフラン付加物、ジペンタエリスリトール−エチレ
ンオキシド−プロピレンオキシド付加物等が挙げられる
が、特に限定されるものではない。これらポリヒドロキ
シ化合物は、一種類のみを用いてもよいし、適宜二種類
以上を混合して用いてもよい。
【0036】上記ウレタン(メタ)アクリレート樹脂の
原料として用いられる多価アルコール類としては、具体
的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジ
オール、1,3−ブタンジオール、ビスフェノールAと
プロピレンオキシドまたはエチレンオキシドとの付加
物、1,2,3,4−テトラヒドロキシブタン、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、1,3−プロパンジオ
ール、1,2−シクロヘキサングリコール、1,3−シ
クロヘキサングリコール、1,4−シクロヘキサングリ
コール、パラキシレングリコール、ビシクロヘキシル−
4,4’−ジオール、2,6−デカリングリコール、
2,7−デカリングリコール等が挙げられるが、特に限
定されるものではない。これら多価アルコール類は、一
種類のみを用いてもよいし、適宜二種類以上を混合して
用いてもよい。
【0037】上記ウレタン(メタ)アクリレート樹脂の
原料として用いられる水酸基含有(メタ)アクリル化合
物としては、特に限定されるものではないが、水酸基含
有(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、具体的に
は、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリス(ヒド
ロキシエチル)イソシアヌル酸のジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等
が挙げられる。これら水酸基含有(メタ)アクリル化合
物は、一種類のみを用いてもよいし、適宜二種類以上を
混合して用いてもよい。
【0038】上記ウレタン(メタ)アクリレート樹脂の
原料として必要に応じて用いられる水酸基含有アリルエ
ーテル化合物としては、具体的には、例えば、エチレン
グリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコール
モノアリルエーテル、トリエチレングリコールモノアリ
ルエーテル、ポリエチレングリコールモノアリルエーテ
ル、プロピレングリコールモノアリルエーテル、ジプロ
ピレングリコールモノアリルエーテル、トリプロピレン
グリコールモノアリルエーテル、ポリプロピレングリコ
ールモノアリルエーテル、1,2−ブチレングリコール
モノアリルエーテル、1,3−ブチレングリコールモノ
アリルエーテル、ヘキシレングリコールモノアリルエー
テル、オクチレングリコールモノアリルエーテル、トリ
メチロールプロパンジアリルエーテル、グリセリンジア
リルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテ
ル等が挙げられるが、特に限定されるものではない。こ
れら水酸基含有アリルエーテル化合物は、一種類のみを
用いてもよいし、適宜二種類以上混合して用いてもよ
い。
【0039】また、エステル(メタ)アクリレート樹脂
は、特に限定されるものではなく、例えば、不飽和ある
いは飽和ポリエステルの末端に(メタ)アクリル化合物
を反応させることによって得ることができるラジカル重
合性不飽和基含有オリゴマーをラジカル重合性モノマー
で希釈した液状樹脂である。上記ポリエステル樹脂の原
料としては、例えば上記不飽和ポリエステル樹脂の原料
として例示した化合物と同様の化合物を用いることがで
きる。
【0040】上記エステル(メタ)アクリレート樹脂の
原料として用いられる(メタ)アクリル化合物として
は、具体的には、不飽和グリシジル化合物、(メタ)ア
クリル酸等の不飽和一塩基酸およびそのグリシジルエス
テル類等が挙げられるが、特に限定されるものではな
い。これら(メタ)アクリル化合物は、一種類のみを用
いてもよいし、適宜二種類以上を混合して用いてもよ
い。
【0041】また、前記ビニルエステル樹脂、ウレタン
(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂に使用する反応
性単量体としては、使用目的や用途等に応じて適宜選択
すればよく、特に限定されるものではないが、具体的に
は、スチレン、ジビニルベンゼン、クロルスチレン、
(メタ)アクリル酸エステル、ジアリルフタレート、酢
酸ビニル、トリメチロールプロパントリアクリレート等
が挙げられる。これら反応性単量体は一種類のみを用い
てもよいし、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
これら反応性単量体は、樹脂合成の際の溶剤として用い
てもよく、高粘度の樹脂の溶剤として粘度の調節に用い
てもよい。
【0042】本発明においては、熱硬化性樹脂の硬化後
のガラス転移点は60℃以上であることが好ましく、8
0℃以上であることがより好ましい。ガラス転移点が6
0℃よりも低い熱硬化性樹脂では、硬化物の機械的特
性、耐食性、耐熱性、耐磨耗性等に劣ったものとなる。
本発明の覆工板被覆用樹脂組成物を製造する方法は特に
限定されないが、ポリマー微粒子のエマルションを、熱
硬化性樹脂の製造工程における任意の段階で、熱硬化性
樹脂および/またはその原料に添加し、その後脱水する
方法が好ましい。ポリマー微粒子の粉体を得て、それを
熱硬化性樹脂またはその原料に混合する方法も可能であ
るが、凝集を防止するための手段が必要となる等、工程
が煩雑となる。つまり、ポリマー微粒子のエマルション
を、熱硬化性樹脂の製造工程における任意の段階で、熱
硬化性樹脂および/またはその原料に添加し、その後脱
水するという方法によれば、水を飛散させると常温では
粒子がくっつきあってしまうという欠点を有するガラス
転移点の低いポリマー微粒子であっても熱硬化性樹脂中
に均一に分散させることができる。また、熱硬化性樹脂
がラジカル硬化型である場合にはその重合反応性(二重
結合)を確保することもできる。さらに分散工程中は、
熱硬化性樹脂および/または原料を加温して低粘度にし
ておき、そこへポリマー微粒子のエマルションを加えて
攪拌することにより、いわばO/W/O(oil in water
in oil)状態、すなわち熱硬化性樹脂および/または
その原料の連続相中にエマルションの液滴が均一に分散
し、このエマルションの液滴中にポリマー微粒子が均一
に分散しているものとなる。したがって、脱水工程後に
は熱硬化性樹脂中にポリマー微粒子が均一に分散した状
態の樹脂組成物が得られるのである。
【0043】本発明の覆工板被覆用樹脂組成物には熱硬
化性樹脂とポリマー微粒子の他に、硬化剤や硬化促進
剤、充填剤、紫外線吸収剤、顔料、増粘剤、低収縮化
剤、老化防止剤、可塑剤、難燃剤、安定剤、補強剤等の
各種添加剤を含んでいてもよい。なお、これら添加剤の
使用量は、特に限定されるものではない。本発明の覆工
板被覆用組成物は、覆工板の表面に骨材を固着するため
のものである。本発明で用いられる骨材としては、珪
砂、酸化アルミニウム、炭化珪素、シリカ、川砂、珪石
粉など公知のものを使用しうる。これらの中で珪砂や珪
石粉が特に好ましい。これらの骨材は一種類のみを用い
てもよく、適宜二種類以上混合して用いてもよい。覆工
板被覆用樹脂組成物の厚みが通常2〜10mm程度であ
るため、塗膜表面に適度の凹凸形状を形成するために
は、骨材の粒径は1〜5mm程度であることが好まし
い。骨材の量としては、樹脂100重量部に対して20
0〜500重量部程度である。
【0044】本発明の覆工板被覆用樹脂組成物を用いて
覆工板の表面を骨材とともに被覆する方法は特に限定さ
れない。例えば、覆工板被覆用樹脂組成物を塗布して
得られた塗膜上に、スコップ等による手作業か、あるい
はスプレッダー等の機械を用いて骨材を過剰に撒布し、
つづいて前記被膜を硬化した後に余剰の骨材を回収する
方法、骨材をあらかじめ覆工板被覆用樹脂組成物と混
練しておいて、組成物を塗布、硬化する方法、等が挙げ
られる。骨材の表面が樹脂によって濡れていない方がノ
ンスリップ効果が大きいので、上記の方法が好まし
い。
【0045】本発明の覆工板被覆用樹脂組成物が適用さ
れる覆工板としては、H型鋼、溝形鋼、鋼板等の鋼材を
加工した鋼製覆工板、鋼材を加工した表面に強度部材と
してのコンクリートを被覆した鋼・コンクリート合成覆
工板、鉄筋コンクリート、プレストレストコンクリート
等のコンクリート製覆工板等が挙げられるが、本発明は
特に鋼製覆工板を用いた場合に効果が大きい。
【0046】
【実施例】以下に実施例によりさらに詳細に本発明を説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実
施例中で「部」、「%」とは特にことわりがない限り、
それぞれ「重量部」、「重量%」を表すものとする。
【0047】以下において、熱硬化性樹脂の硬化物およ
びポリマー微粒子のガラス転移点の測定は次のようにし
て行った。 <熱硬化性樹脂の硬化物のガラス転移点の測定>TMA
(Thermal Mechanical Analyzer)により、一定荷重付
加下において一定速度で昇温して熱膨張量を測定し、そ
の変曲点をガラス転移点とした。機器としては島津製作
所社製のTA−50WSを用い、サンプリング間隔1.
0s、昇温速度2.0℃/min、荷重条件1.0g
(一定荷重)の条件下で測定を行った。 <ポリマー微粒子のガラス転移点の測定>DSC(示差
走査型熱量計)により、一定速度で昇温して熱の収支を
観測し、その発熱ピークの極大点をガラス転移点とし
た。機器としてはPERKIN−ELMER社製のDS
C7を用い、サンプリング間隔1.0s、昇温速度2.
0℃/minの条件下で測定を行った。 <ポリマー微粒子の平均粒径の測定>ポリマー微粒子の
エマルション100mgを脱イオン水5gで希釈し、測
定に供した。機器としては、野崎産業(株)製のNIC
OMP A370/Autodilute Submicron Particle Si
zerを用いた。 [参考例(乳化剤の製造)]攪拌機、還流冷却器、窒素
導入管、温度計、滴下ロートを備えたフラスコにイソプ
ロピルアルコール180部を仕込み、窒素を吹き込みな
がら81℃まで昇温してイソプロピルアルコールを10
分間還流させた。
【0048】次に予め用意しておいたメタクリル酸70
部、ブレンマーPE−200(ポリエチレングリコール
モノメタクリル酸エステル、日本油脂社製)91部、n
−ドデシルメルカプタン17部、およびAIBN0.4
部からなる重合性単量体混合物を上記フラスコ中に2時
間かけて滴下した。滴下終了後、還流状態で1時間熟成
を行い、固形分49.1%の末端アルキル基含有重合体
の溶液を得た。この重合体の酸価は256mgKOH/
g、数平均分子量は2100であった。 [合成例1(ポリマー微粒子B−1の合成)]攪拌機、
還流冷却器、窒素導入管、温度計、滴下ロートを備えた
フラスコに脱イオン水63部を仕込み、緩やかに窒素ガ
スを吹き込みながら内温を70℃に昇温した。
【0049】一方、参考例で得られた末端アルキル基含
有重合体の溶液4.1部、28%アンモニア水0.5
部、脱イオン水63部の乳化剤溶液にアクリル酸エチル
28部、アクリル酸ブチル58部、メタクリル酸メチル
10部、メタクリル酸アリル2部、メタクリル酸グリシ
ジル2部を混合・攪拌し、完全に乳化したプレエマルシ
ョンを上記滴下ロートに仕込んだ。
【0050】次に上記フラスコに、4,4’−アゾビス
(4−シアノペンタン酸)のアンモニア中和5%水溶液
8部を注入した後、滴下ロートから上記のプレエマルシ
ョンを3時間30分かけて滴下した。滴下終了後、脱イ
オン水10部で滴下ロートを洗浄し、その洗浄液をフラ
スコに添加した。プレエマルションの滴下中、温度は7
0〜75℃に保持し、滴下終了後さらに同温度で2時間
攪拌して重合を終了させ、架橋型ポリマー微粒子B−1
のエマルションを得た。
【0051】このものの不揮発分は46.0%、ポリマ
ーのガラス転移点は−20℃、平均粒径は0.33μm
であった。 [合成例2(ポリマー微粒子B−2の合成)]攪拌機、
還流冷却器、窒素導入管、温度計、滴下ロートを備えた
フラスコに脱イオン水219.6部を仕込み、緩やかに
窒素ガスを吹き込みながら内温を60℃に昇温した。
【0052】一方、あらかじめ用意しておいた20%ア
クアロンRN−20(第一工業製薬社製)を50部、同
HS−10を10部、脱イオン水73部にアクリル酸エ
チル24部、アクリル酸ブチル188部、スチレン17
2部、トリメチロールプロパントリメタクリレート2
部、メタクリル酸グリシジル2部を混合・攪拌し、完全
に乳化したプレエマルションを上記滴下ロートに仕込ん
だ。
【0053】次に上記フラスコに、5%過硫酸カリウム
水溶液40部を注入した後、内温を10分間で70℃ま
で昇温し、その後70〜75℃で30分間熟成した。熟
成後、プレエマルションを3時間かけて滴下し、滴下終
了後さらに同温度で2時間攪拌して重合を終了させ、架
橋型ポリマー微粒子B−2のエマルションを得た。この
ものの不揮発分は44.0%、ポリマーのガラス転移点
は0℃、平均粒径は0.30μmであった。 [合成例3(ポリマー微粒子B−3の合成)]合成例1
においてプレエマルション中のモノマー組成をアクリル
酸ブチル10部、メタクリル酸メチル85部、メタクリ
ル酸グリシジル5部とした以外は合成例1と同様にし
て、不揮発分46.0%のポリマー微粒子B−3のエマ
ルションを合成した。ポリマーのガラス転移点は81
℃、平均粒径は0.28μmであった。 [実施例1(覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物V
E−1の合成)]攪拌機、還流冷却管、気体導入管およ
び温度計を備えた5Lの4つ口フラスコに、エポキシ当
量465のビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポトー
トYD−901、東都化成社製)1836g、エポキシ
当量185のビスフェノールA型エポキシ樹脂(アラル
ダイトGY−250、チバガイギー社製)418gとメ
タクリル酸545g、テトラブチルアンモニウムクロラ
イド15g、ハイドロキノン0.75gを加え、乾燥空
気流通下で110℃、6時間攪拌し、スチレン2200
gを加えた。ついで架橋型ポリマー微粒子B−1のエマ
ルション568gを加えて攪拌しながら70℃に昇温
し、水とスチレンを共沸させて水を完全に除去した。最
後に共沸により失われたスチレンを補充して、ポリマー
微粒子含有率5%で酸価5.0mgKOH/gの覆工板
被覆用ビニルエステル樹脂組成物VE−1を得た。 [実施例2(覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物V
E−2の合成)]実施例1において架橋型ポリマー微粒
子のエマルションをポリマー微粒子B−2のエマルショ
ンとした以外は実施例1と同様にして、ポリマー微粒子
含有率5%で酸価5.0mgKOH/gの覆工板被覆用
ビニルエステル樹脂組成物VE−2を得た。 [比較例1(覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物V
E−3の合成)]実施例1においてポリマー微粒子のエ
マルションをポリマー微粒子B−3のエマルションとし
た以外は実施例1と同様にして、ポリマー微粒子含有率
5%で酸価5.0mgKOH/gの覆工板被覆用ビニル
エステル樹脂組成物VE−3を得た。 [比較例2(覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物V
E−4の合成)]実施例1においてポリマー微粒子のエ
マルションを加えないで、それ以外は実施例1と同様に
して、ポリマー微粒子無配合で酸価5.0mgKOH/
gの覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物VE−4を
得た。 [実施例3(覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物V
E−5の合成)]攪拌機、還流冷却管、気体導入管およ
び温度計を備えた3Lの4つ口フラスコに、エポキシ当
量185のビスフェノールA型エポキシ樹脂(アラルダ
イトGY−250、チバガイギー社製)774gと架橋
型ポリマー微粒子B−1のエマルション454gを加え
た。ついで攪拌しながら120℃に昇温し、真空減圧下
で水を完全に除去した。さらにビスフェノールA272
gとテトラフェニルホスフォニウムクロライド0.8g
を加えて窒素流通下で150℃、2時間攪拌した後、メ
タクリル酸154g、テトラブチルアンモニウムクロラ
イド6g、ハイドロキノン0.3gを加え、乾燥空気流
通下で110℃、6時間攪拌し、スチレン800gを加
えることで、ポリマー微粒子含有率10%で酸価5.0
mgKOH/gの覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成
物VE−5を得た。 [比較例3(覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物V
E−6の合成)]実施例3においてポリマー微粒子のエ
マルションを加えないで、それ以外は実施例3と同様に
して、ポリマー微粒子無配合で酸価5.0mgKOH/
gの覆工板被覆用ビニルエステル樹脂組成物VE−6を
得た。 [実施例4(覆工板被覆用ウレタン(メタ)アクリレー
ト樹脂組成物UA−1の合成)]攪拌機、還流冷却管、
気体導入管および温度計を備えた3Lの4つ口フラスコ
に、ポリメリックMDI(4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネートと関連するポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアネートとの混合物。イソシアネート含有率
31%)915g、スチレン1197g、ベンゾキノン
1.0g、ジブチル錫ジラウレート6.1gを仕込み、
空気流通下で攪拌しながら、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート881gを1時間かけて滴下し、滴下終了
後、90℃で6時間反応させた。さらに、70℃まで冷
却後、ポリマー微粒子B−1のエマルション341gを
加えて攪拌し、水とスチレンを共沸させて水を完全に除
去した。最後に共沸により失われたスチレンを補充し
て、架橋型ポリマー微粒子含有率5%の覆工板被覆用ウ
レタン(メタ)アクリレート樹脂組成物UA−1を得
た。 [比較例4(覆工板被覆用ウレタン(メタ)アクリレー
ト樹脂組成物UA−2の合成)]実施例4においてポリ
マー微粒子のエマルションを加えないで、それ以外は実
施例4と同様にして、ポリマー微粒子無配合の覆工板被
覆用ウレタン(メタ)アクリレート樹脂組成物UA−2
を得た。 [実施例5(覆工板被覆用不飽和ポリエステル樹脂組成
物UP−1の合成)]攪拌機、還流冷却管、気体導入管
および温度計を備えた3Lの4つ口フラスコに、ビスフ
ェノールAにプロピレンオキサイドを2.1モル付加さ
せた付加物1636gと無水マレイン酸445gを入
れ、窒素流通下、200℃で酸価が12mgKOH/g
になるまで反応させて不飽和ポリエステルを合成した。
この不飽和ポリエステル1200gとスチレン800g
を混合し、架橋型ポリマー微粒子B−1のエマルション
364gを加えた。さらに70℃で保持しながら攪拌
し、水とスチレンを共沸させて水を完全に除去した。最
後に共沸により失われたスチレンを補充して、ポリマー
微粒子含有率8%の覆工板被覆用不飽和ポリエステル樹
脂組成物UP−1を得た。 [比較例5(覆工板被覆用不飽和ポリエステル樹脂組成
物UP−2の合成)]実施例5においてポリマー微粒子
のエマルションを加えないで、それ以外は実施例5と同
様にして、ポリマー微粒子無配合の覆工板被覆用不飽和
ポリエステル樹脂組成物UP−2を得た。 [実施例6(覆工板被覆用エステル(メタ)アクリレー
ト樹脂組成物EA−1の合成)]攪拌機、還流冷却管、
気体導入管および温度計を備えた5Lの4つ口フラスコ
に、プロピレングリコール1650g、イソフタル酸1
800g、無水マレイン酸1720gを仕込み、200
℃で8時間攪拌して、酸価60mgKOH/gの不飽和
ポリエステルオリゴマーを得た。この不飽和ポリエステ
ルオリゴマー1040gとスチレン800gを混合し、
ついでハイドロキノン0.6g、オクテン酸亜鉛2g、
グリシジルメタクリレート158gを加えて、反応系内
に乾燥空気を30ml/minで流しながら100℃、
3時間攪拌した。さらに架橋型ポリマー微粒子B−1の
エマルション681gを加えて70℃で保持しながら攪
拌し、水とスチレンを共沸させて水を完全に除去した。
最後に共沸により失われたスチレンを補充して、ポリマ
ー微粒子含有率15%の覆工板被覆用エステル(メタ)
アクリレート樹脂組成物EA−1を得た。 [比較例6(覆工板被覆用エステル(メタ)アクリレー
ト樹脂組成物EA−2の合成)]実施例6においてポリ
マー微粒子のエマルションを加えないで、それ以外は実
施例6と同様にして、ポリマー微粒子無配合の覆工板被
覆用不飽和ポリエステル樹脂組成物EA−2を得た。 <建研式接着力試験機による破壊強度測定>表面に0.
5cm×0.5cmの凹凸を付けた厚さ10mmの軟質
鋼板を基材として用いた。基材の接着面積が4.0cm
×4.0cmとなるよう堰を設け、上記実施例1〜6お
よび比較例1〜6で得た各覆工板被覆用樹脂組成物10
0部に対してオクテン酸コバルト0.5部、硬化剤32
8E(化薬アクゾ社製)1.5部を混合した後、堰内に
2.6g流し込み、次いで珪砂16gを均一に撒いた。
【0054】樹脂硬化後、余分の珪砂を取り除き、図1
に示すように基材1上で硬化した樹脂(被覆材)2にア
タッチメント3をエポキシ樹脂接着剤(セメダイン15
00、セメダイン社製)4で取り付けた。4日間養生し
て接着剤を硬化させ、建研式接着力試験機(山本工重機
LPT−1500)で測定した。被覆材施工温度、接着
剤養生温度、試験温度はいずれも25℃、載荷速度は約
1kgf/cm2/secとし、被覆材破壊強度は次式
により算出した。
【0055】被覆材破壊強度(kgf/cm2)=破壊
荷重(kgf)/接着面積(cm2) 結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示されるとおり、実施例の各覆工板
被覆用樹脂組成物では破壊強度が高く、破壊箇所が接着
剤または被覆材/接着剤の界面であることから、靭性が
高く機械的耐久性に優れていることがわかる。一方、比
較例2〜6の各覆工板被覆用樹脂組成物ではポリマー微
粒子を含んでいないので破壊強度が低く、破壊箇所が被
覆材または基材/被覆材の界面となっており、靭性が低
く機械的耐久性に劣っていることがわかる。比較例1の
覆工板被覆用樹脂組成物ではポリマー微粒子を含んでい
るもののそのガラス転移点が81℃と高いために靭性改
良効果はほとんど見られない。 [実施例7]実施例1で作製した覆工板被覆用ビニルエ
ステル樹脂組成物VE−1を4kgに、促進剤としての
オクテン酸コバルト20g、硬化剤としての328E
(化薬アクゾ社製)60gを加え、よく混合した。
【0058】1m×2mの鉄製覆工板を金属光沢が見え
るまで充分ショットブラスト処理し、この上に、上記の
混合物をロールで均一に塗布した。その後、20kgの
3号硅砂(丸尾カルシウム社製)を均一に散布した。2
時間放置後、樹脂の硬化を確認し、付着しなかった余分
な珪砂(秤量値8.2kg)を箒で取り除き、被覆され
た覆工板を得た。
【0059】
【発明の効果】本発明によると、特定のポリマー微粒子
を用いることにより熱硬化性樹脂を実使用に十分耐えう
る程度にまで強靭化することができるので、高耐久性を
有する覆工板被覆用樹脂組成物を提供することができ
る。したがって、これを用いて被覆された覆工板は強靭
で、高速車両や重量車両が通過しても表面の被覆材が破
壊しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例で行った接着力試験を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 基材 2 硬化した樹脂(被覆材) 3 アタッチメント 4 接着剤
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 155/00 C09D 155/00 167/06 167/06 175/14 175/14 // C08F 299/06 C08F 299/06 (72)発明者 杉岡 卓央 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 吉田 雅年 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 覆工板表面に骨材を固着するための覆工
    板被覆用樹脂組成物であって、熱硬化性樹脂およびガラ
    ス転移点が20℃以下であるポリマー微粒子を含むこと
    を特徴とする覆工板被覆用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリマー微粒子が架橋構造を有する
    ものである、請求項1記載の覆工板被覆用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリマー微粒子の平均粒径が100
    μm以下である、請求項1または2記載の覆工板被覆用
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリマー微粒子が(メタ)アクリル
    酸エステル系ポリマー微粒子である、請求項1から3の
    いずれかに記載の覆工板被覆用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 前記ガラス転移点が20℃以下であるポ
    リマー微粒子を、該ガラス転移点が20℃以下であるポ
    リマー微粒子をコア相とし、さらにガラス転移点が20
    ℃を越えるポリマーをシェル相として有するコア/シェ
    ル型微粒子の形で含む、請求項1から4のいずれかに記
    載の覆工板被覆用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 前記熱硬化性樹脂がラジカル硬化型熱硬
    化性樹脂である、請求項1から5のいずれかに記載の覆
    工板被覆用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記ラジカル硬化型熱硬化性樹脂が、不
    飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン
    (メタ)アクリレート樹脂およびエステル(メタ)アク
    リレート樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つの
    樹脂である、請求項6記載の覆工板被覆用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 覆工板表面が請求項1から7のいずれか
    に記載の覆工板被覆用樹脂組成物および骨材によって被
    覆された覆工板。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれかに記載の覆工
    板被覆用樹脂組成物および骨材によって覆工板表面を被
    覆する方法。
JP10091771A 1998-04-03 1998-04-03 覆工板被覆用樹脂組成物、被覆された覆工板および覆工板の被覆方法 Pending JPH11286633A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405305B1 (ko) * 2000-06-10 2003-11-12 주식회사 엘지화학 눈부심 방지 코팅 조성물
JP2007253071A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Toyama Prefecture マイクロチップ
JP2008255251A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Chugoku Marine Paints Ltd 防塵性および滑り止め性に優れた塗膜およびその塗膜を形成しうる塗料

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