JPH11287487A - 氷蓄熱装置および氷蓄熱装置の運転方法 - Google Patents
氷蓄熱装置および氷蓄熱装置の運転方法Info
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- JPH11287487A JPH11287487A JP8835298A JP8835298A JPH11287487A JP H11287487 A JPH11287487 A JP H11287487A JP 8835298 A JP8835298 A JP 8835298A JP 8835298 A JP8835298 A JP 8835298A JP H11287487 A JPH11287487 A JP H11287487A
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Abstract
その下方に水面が維持される貯水槽12とを備える氷蓄
熱装置において、貯水槽12から空調機2へ供給する水
の温度を測定する水温測定手段19と、貯水槽12の上
側においてケーシング14内に通じる補給水路17と、
貯水槽12内の貯水量が初期水量よりも多くなると超過
分の水を排水するオーバーフロー路18とを設け、冷水
利用時に水温測定手段19による測定水温が設定水温を
超えると、その後に補給水路18により貯水槽12に対
して外部水道水等を導入するとともに貯水槽12の水を
散水器13から冷却コイル11に散布して残氷を融解さ
せる。オーバーフロー路18による排水により貯水槽1
2の貯水量がリセットされる。
Description
氷蓄熱装置の運転方法に関し、さらに詳しくは冷水利用
運転中の冷却能力不足を防止することのできる氷蓄熱装
置および氷蓄熱装置の運転方法に関する。
きるだけでなく、蓄熱能力が非常に高いものであるた
め、近年では広く用いられている。かかる氷蓄熱装置と
して、冷却コイルと、この冷却コイルの下方に水面が維
持される貯水槽とを備え、製氷運転の際に貯水槽からの
貯留水を冷却コイル外面に受けて冷却し、冷却コイル外
面に氷を形成しかつ貯え、冷水利用運転の際には貯水槽
の貯留水を冷水利用部に供給して利用したのち、利用済
みの水を冷却コイル外面の氷表面を巡りつつ流下させて
冷却し、冷却した水を貯水槽に循環させるタイプの氷蓄
熱装置が知られている。本出願人による特開平5−24
0538号公報(特公平8−20152号公報)に示す
流下液膜式氷蓄熱装置がこのタイプに該当する。
例100を示しており、このものは、ケーシング104
の下部を貯水槽102とし、ケーシング104内におけ
る、貯水槽102の水面の上方に製氷用冷媒の通る冷却
コイル101を配設し、かつ冷却コイル101の上方に
複数の散水器を配設してなるものである。冷却コイル1
01はケーシング104外部の冷凍機105と連結して
おり、この冷凍機105との間で製氷用冷媒を循環させ
るようになっている。
を製氷用給水ポンプ106により直接に散水器103に
供給し、散水器103から冷却コイル101上に散布す
る。散布された水は冷却コイル101の外表面を上部か
ら下部へと巡りながら流下する過程で、冷却コイル10
1内を循環する製氷用冷媒により冷却され氷となる。こ
の着氷位置は冷却コイル101の下部から上部へとしだ
いに進み、最終的には冷却コイル101全体に及ぶ。こ
のようにして、冷却コイル101外面に氷が貯えられ
る。
内の冷水を冷水供給ポンプ111により冷水利用部11
0に供給し、当該冷水利用部110において利用(熱交
換)する。次いで、利用済みの水を散水器103に供給
し、この散水器103から散布する。散布された水は冷
却コイル101表面に貯えられた氷の表面を巡りながら
流下する過程で冷却され、しかる後貯水槽102に戻さ
れる。この際、冷却コイル101から剥離して落下する
氷もあり、この落下氷は貯水槽102内の水を冷却す
る。
は、冷水利用運転の際に冷水利用部110で必要とする
水温の冷水を常に得るために、1回の冷水利用運転に必
要とされる量よりも多い量(以下、余分貯氷量ともい
う)の氷を製造して貯えていた。この場合、冷水利用運
転を終えたときにもある程度の氷が冷却コイル101外
面に融け残ることになる。
コイル101に貯えた氷の量だけ貯水槽102の貯水量
が減少する。また、貯氷量および貯水量の和は初期貯水
量(氷量が0の場合の貯水量)と等しく、かつ一定であ
る。よって、従来は、例えば製氷運転開始前に、貯水槽
102の貯水量を測定し、この貯水量と初期貯水量との
差をとることで冷却コイル101の残氷量を求め、この
残氷量に基づいて当該製氷運転の際の製氷量を決定して
いた。
従来の流下液膜式の氷蓄熱装置では、冷水利用運転中に
冷却能力が不足し、所望の温度の冷水を得られないこと
があった。
式の氷蓄熱装置において生ずる、冷水利用運転中の冷却
能力不足を防止することにある。
明のうち、請求項1記載の氷蓄熱装置は、冷却コイル
と、この冷却コイルの下方に水面が維持される貯水槽と
を備え、製氷運転時、前記貯水槽からの貯留水を前記冷
却コイル外面に受けて冷却し、前記冷却コイル外面に氷
を形成しかつ貯え、冷水利用運転時、前記貯水槽の貯留
水を冷水利用部に供給して利用したのち、利用済みの水
を前記冷却コイル外面の氷表面を巡りつつ流下させて冷
却し、冷却した水を前記貯水槽に循環させる氷蓄熱装置
において;前記貯水槽に対して外部から補給水を供給す
る補給手段と、前記冷水利用部へ供給する水の温度を測
定する水温測定手段とを設け、前記冷水利用運転中に前
記水温測定手段による測定水温が設定温度を超えた場
合、その後に前記補給手段により前記貯水槽に対して補
給水を供給するとともに、前記貯水槽の貯留水を前記冷
却コイル外面の残氷表面を巡りつつ流下させてその残氷
を融解させるように構成したことを特徴とするものであ
る。
コイルと、この冷却コイルの下方に水面が維持される貯
水槽とを備え、製氷運転時、前記貯水槽からの貯留水を
前記冷却コイル外面に受けて冷却し、前記冷却コイル外
面に氷を形成しかつ貯え、冷水利用運転時、前記貯水槽
の貯留水を冷水利用部に供給して利用したのち、利用済
みの水を前記冷却コイル外面の氷表面を巡りつつ流下さ
せて冷却し、冷却した水を前記貯水槽に循環させる氷蓄
熱装置において;前記貯水槽に対して外部から補給水を
供給する補給手段と、前記貯水槽における貯水量調節手
段とを設け、前記冷却コイル外面に残氷がある時点で、
前記補給手段により前記貯水槽に対して補給水を供給す
るとともに、前記貯水槽の貯留水を前記冷却コイル外面
の残氷表面を巡りつつ流下させてその残氷を融解させ、
融解後の前記貯水槽における貯水量を前記貯水量調節手
段によって所定量に調節するように構成したことを特徴
とするものである。
に、前記冷水利用部へ供給する水の温度を測定する水温
測定手段を設け、前記冷水利用運転中に前記水温測定手
段による測定水温が設定温度を超えた場合、その後に前
記補給手段により前記貯水槽に対して補給水を供給する
とともに、前記貯水槽の貯留水を前記冷却コイル外面の
残氷表面を巡りつつ流下させてその残氷を融解させ、融
解後の前記貯水槽における貯水量を前記貯水量調節手段
によって所定量に調節するように構成するのは好まし
い。
法は、冷却コイルと、この冷却コイルの下方に水面が維
持される貯水槽とを備え、製氷運転時、前記貯水槽から
の貯留水を前記冷却コイル外面に受けて冷却し、前記冷
却コイル外面に氷を形成しかつ貯え、冷水利用運転時、
前記貯水槽の貯留水を冷水利用部に供給して利用したの
ち、利用済みの水を前記冷却コイル外面の氷表面を巡り
つつ流下させて冷却し、冷却した水を前記貯水槽に循環
させる氷蓄熱装置を用い;前記冷水利用運転中に前記冷
水利用部へ供給する水の温度を測定し、その測定水温が
設定温度を超えた場合、その後に前記貯水槽に対して外
部から補給水を供給するとともに、前記貯水槽の貯留水
を前記冷却コイル外面の残氷表面を巡りつつ流下させて
その残氷を融解させるように構成したことを特徴とする
方法である。
装置において生ずる冷水利用運転中の冷却能力不足が、
少なくとも下記の2つの原因によることを知見してい
る。
ある。すなわち、このタイプの氷蓄熱装置では、前述の
ように冷水利用運転によって氷を全て使いきることな
く、冷却コイルに氷を残したままで次の製氷運転を行
う。すると、この製氷運転においては残氷部分の上にも
着氷するため、当該残氷部分が周囲よりも厚肉な氷に成
長する。また、この厚肉な氷は続く冷水利用運転時にお
いて当然に融け難いので、当該運転終了後、より厚肉な
氷として残存する。このようにして、製氷運転と冷水製
造運転とを繰り返すにつれ、冷却コイルの特定部位に、
冷却コイル間に跨る大きな氷塊が形成される。
氷の表面積が極端に小さくなり、氷塊の内部が実質的に
冷却に寄与しなくなること、および氷塊部分に氷が偏在
しているので、氷に接触せずに又は接触するが殆ど冷却
されずに貯水槽に至る水が多くなることによって、冷却
能力が著しく低下する。その結果、冷却コイルに必要十
分量の氷が残存しているにもかかわらず、冷水利用運転
の際に冷却能力が不足し、所望の温度の冷水を得られな
くなるのである。以下、このような冷却に実質的に寄与
しない氷または氷部分を無効氷といい、逆に冷却に実質
的に寄与する有効な氷または氷部分を有効氷ともいう。
に示すグラフのようになる。製氷運転(実線)および冷
水利用運転(点線)を繰り返し行っていると、貯氷量に
異常はないものの、その実、時が経つに連れて二点鎖線
で示すように無効氷が増加し、有効氷が減少していく。
そして、冷水利用運転中において冷却コイルに有効氷が
無くなり無効氷だけになると、見かけ上冷水を製造・供
給するのに十分な量の氷を冷却コイルに貯えているにも
かかわらず、貯水槽から冷水利用部に供給する水の温度
が急に上昇するのである。
等による保有水の一部消失がある。すなわち、従来は、
例えば製氷運転開始前に貯水量を測定し、この測定結果
と「初期貯水量=貯水量+貯氷量」の関係に基づき残氷
量を求め、この残氷量に基づいて、当該製氷運転におけ
る製氷量を決定していた。したがって、保有水の一部が
消失していた場合、残氷量を多めに見積ることにより製
氷量を少なめにしてしまい、その結果次の冷水利用運転
中に冷却能力不足を生じていたのである。
ものであって、先ず請求項1記載の氷蓄熱装置は、水温
測定手段により冷水利用部へ供給する水の温度を測定
し、その測定水温が設定温度を超えた場合、冷却コイル
には無効氷が残っているだけであるので、その後に補給
手段により貯水槽に対して補給水を供給するとともに、
貯水槽の貯留水を冷却コイル外面の残氷表面を巡りつつ
流下させることにより、その残っている無効氷を融解さ
せるものである。
が無くなりまたは減り、無効氷の増加(前述の第1の原
因)による冷水利用運転中の冷却能力不足を防止するこ
とができる。また、冷水利用運転中に残氷が無効氷だけ
になったことを条件として残氷を融解させると、無駄な
残氷融解を行わなくて済み、装置の運転コストを最小限
度に抑えることができる。
コイル外面に残氷がある時点で、補給手段により貯水槽
に対して補給水を供給するとともに、貯水槽の貯留水を
冷却コイル外面の残氷表面を巡りつつ流下させてその残
氷を融解させるだけでなく、融解後の貯水槽における貯
水量を貯水量調節手段によって所定量に調節するもので
ある。
るとともに、融解後の貯水槽における貯水量を貯水量調
節手段によって所定量に調節することにより、保有水量
が確実にリセットされ、保有水の一部が消失している場
合には、その消失分の水が補給される。
させることで無効氷が無くなりまたは減り、無効氷の増
加(前述の第1の原因)による冷水利用運転中の冷却能
力不足を防止することができるだけでなく、保有水量を
リセットすることにより保有水の一部消失(前述の第2
の原因)による冷却能力不足を防止することができる。
請求項2記載の氷蓄熱装置において、冷水利用部へ供給
する水の温度を測定する水温測定手段を設け、冷水利用
運転中に水温測定手段による測定水温が設定温度を超え
た場合、その後に補給手段により貯水槽に対して補給水
を供給するとともに、貯水槽の貯留水を冷却コイル外面
の残氷表面を巡りつつ流下させてその残氷を融解させ、
融解後の貯水槽における貯水量を貯水量調節手段によっ
て所定量に調節するものである。
の融解により無効氷の増加による冷水利用運転中の冷却
能力不足を防止でき、保有水量をリセットすることによ
り保有水の一部消失による冷却能力不足を防止でき、さ
らに、冷水利用運転中に残氷が無効氷だけになったこと
を条件として残氷を融解させることで、無駄な残氷融解
を行わなくて済み、装置の運転コストを最小限度に抑え
ることができる。
いては、上記請求項1記載の氷蓄熱装置の作用と同様で
あるので、ここでは敢えて説明を略す。
て添付図面を参照しつつ詳述する。図1は、本発明に係
る流下液膜式の氷蓄熱装置10を用いた氷蓄熱式空調シ
ステム1のフロー図を示している。この氷蓄熱装置10
は、ケーシング14の下部を貯水槽12とし、ケーシン
グ14内における、貯水槽12の水面の上方に製氷用冷
媒の通る冷却コイル11を配設し、かつ冷却コイル11
の上方に複数の散水器を配設してなるものである。ま
た、ケーシング14内には、貯水槽12の水位を測定す
る水位測定手段16が設けられている。この水位測定手
段16としては、超音波センサなどの非接触型センサを
用いるのが好ましいが、接触型センサを用いることもで
きる。一方、ケーシング14の外には冷却コイル11内
に製氷用冷媒を流通・循環させる冷凍機15が設置され
ている。P1は製氷用冷媒循環ポンプを示している。本
システム1では、かかる氷蓄熱装置10の貯水槽12と
冷水利用部たる空調機2とが冷水供給ポンプP2を有す
る冷水供給路R1により連結され、空調機2と散水器1
3とが温水返送路R2により連結されて、冷水利用運転
時の水循環経路が形成されている。また、これら冷水供
給路R1と温水返送路R2とが製氷用給水路R3により
連結されて製氷運転時の水循環経路が形成されており、
この製氷用給水路R3には製氷用給水ポンプP3が配設
されている。
て貯水槽12から空調機2へ供給する水の温度を測定す
るべく、冷水供給路R1の貯水槽12寄りに水温測定手
段19を設けている。また、補給手段として、補給水調
整弁B1を有し、貯水槽12の上側においてケーシング
14内に通じる補給水路17を設け、貯水量調節手段と
して、貯水槽12内の貯水量が所定量(例えば初期貯水
量)よりも多くなると少なくとも残氷の融解後において
貯水槽12内の貯留水を外部に排出するオーバーフロー
路18を設けている。
方法について説明する。 <製氷運転>製氷時には、製氷用冷媒循環ポンプP1に
より、冷凍機15と冷却コイル11との間で製氷用冷媒
を循環させるとともに、貯水槽12内の水を冷水供給路
R1、製氷用給水路R3および温水返送路R2を介して
散水器13に供給し、この散水器13からコイル状冷却
コイル11に向けて散布する。散布された水は冷却コイ
ル11の表面を上部から下部へと巡りながら流下する過
程で、冷却コイル11内を通る製氷用冷媒により冷却さ
れ氷となる。この着氷位置は冷却コイル11の下部から
上部へと徐々に移動していく。通常の場合、冷却コイル
11全体に着氷する。このようにして、冷却コイル11
表面に氷が貯えられる。
(すなわち、1回の冷水利用運転中、冷水利用部の許容
水温範囲内の冷水を送り続けることができる氷量)に余
分貯氷量を加えた量に達したならば、製氷運転を終え
る。
残氷量に応じて定める。この残氷量は、従来例と同様に
製氷運転開始前の貯水量と初期貯水量との差より求める
ことができる。すなわち、図2に示すように、水位測定
手段16により貯水槽12の水位を測定し、この測定水
位と初期水位(貯氷量が0の時の製氷部の水位)との差
を求め、この水位差と貯水槽12のサイズとに基づいて
貯水槽12の貯水量と初期貯水量との差を求め、これを
残氷量とする。
12内の冷水を冷水供給路R1を介して空調機2に供給
し、この空調機2において利用(熱交換)させる。次い
で、利用済みの水を温水返送路R2を介して散水器13
に供給し、この散水器13から冷却コイル11上に散布
する。散布された水は冷却コイル11外面に貯えられた
氷の表面を巡りながら流下する過程で徐々に冷却され、
しかる後貯水槽12に落下供給される。この際、冷却コ
イル11に付着した氷は融解する。また融解により冷却
コイル11から剥離して落下する氷もあり、この落下氷
によって貯水槽12内の水も冷却される。冷却され貯水
槽12に戻された水は、再び空調機2へ供給される。な
お、例えば貯氷量の不足により空調機2が必要とする温
度の冷水を送ることができない場合には製氷運転を同時
に行うことができる。また、かかる冷水利用運転の際、
貯水槽12から空調機2へ供給する冷水の温度を水温測
定手段19により測定し、この測定水温と設定温度(例
えば空調機2で必要な冷水温度の上限、さらに具体的に
は7℃)との比較を定期的または連続的に行う。その結
果、冷水利用運転中に水温測定手段19の測定水温が設
定温度を超えなかった場合には、冷水利用運転終了後に
再び製氷運転を行う。
9の測定水温が設定温度を超えた場合、その後、例えば
当該冷水利用運転終了後に次述の残氷融解および保有水
量リセット運転を行う。
本運転においては、先ず給水調整弁B1を開け、補給水
路17を介して補給水(例;水道水等の常温または高温
の水)を外部から貯水槽12に対して供給する。貯水槽
12の貯水量がオーバーフローレベルに達すると、オー
バーフロー路18を介して貯水槽12内の水が排出され
る。この排水が始まったならば給水調整弁B1を閉じる
とともに、製氷用給水ポンプP3を作動させて貯水槽1
2ないの水を冷水供給路R1、製氷用給水路R3、温水
返送路R3、散水器13、冷却コイル11配設部、貯水
槽12の順に循環させる。この場合、冷水供給ポンプP
1を作動させて、貯水槽12内の水を冷水供給路R1、
空調器2、温水返送路R3、散水器13、冷却コイル1
1、貯水槽12の順に循環させることもできる。
いて、冷却コイル外面の残氷表面を巡りつつ流下し、そ
の流下過程で冷却コイル11外面に付着残存する無効氷
を融解させる。また、貯水槽12の貯留水に浮遊する氷
も融解する。残氷が融解してくると循環水量は増える
が、この増加分の水はオーバーフロー路18を介して排
出される。この水循環は、残氷量に応じて残氷が完全に
融解するまで行われる。残氷が融解したならば、製氷用
給水ポンプP3(空調機2を介して水循環を行った場合
は冷水供給ポンプP1)を停止させる。オーバーフロー
路18からの排水が止まったならば、本運転を終了す
る。このようにして、冷却コイルに残氷の全く無い、か
つ保有水量の過不足の無い状態となる。本運転終了後、
再び製氷運転を開始する。
氷融解および保有水リセットを行うことになるのは、設
定温度が7℃の場合で、多くても月に1、2回程度であ
り、給水量は初期保有水量の5%程度であることを知見
している。
の測定水温が設定温度を超えたことを条件として残氷融
解等を行うこととしたが、かかる水温測定手段19を設
けずに、必要に応じて残氷融解等を行うようにしても良
い。特に、無効氷の増加速度および保有水量の消失速度
は、装置毎に略一定となる傾向があるので、予め無効氷
量が無い状態から余分貯氷量を超えるまでの期間や保有
水量をリセットしてから保有水量の消失により冷却能力
不足を生ずるまでの期間を求めておき、これらの期間に
応じて定期的に残氷の融解や保有水量のリセットを行う
こともできる。
水温測定手段16の測定水温が設定温度を超えたことの
みを残氷融解等の条件とすると、残氷融解等では解決し
ない原因により冷却能力不足が生じた場合にも残氷融解
等を行ってしまう。そこで、冷水利用運転中に水温測定
手段による温度測定を行うとともに、前述の方法により
貯氷量を求め、水温測定手段による測定水温が設定温度
を超え、かつ貯氷量が所定量を超えている場合に、前述
の残氷融解を行うことも提案する。この場合、より確実
に、冷水利用運転中に残氷が無効氷だけになったことを
検出できる。
位は、貯水槽から冷水利用部へ供給する水の温度を測定
しうる位置であれば適宜定めることができる。例えば、
上記例の氷蓄熱装置10において、水温測定手段を貯水
槽12内の冷水送出部分近傍に設けることもできる。
槽12に直接に補給水を供給するものである。しかし、
本発明では、貯水槽12に対して外部から補給水を供給
できれば良く、従って間接的に貯水槽に補給水を供給し
ても良い。上記例でいうならば、散水器13、冷水供給
路R1、温水返送路R2、製氷用給水路R3等を介し
て、外部から補給水を貯水槽12に対して供給するよう
に構成しても良い。
貯水槽12の貯水量が所定量以上になると貯留水を排水
させるオーバーフロー路18を設けたが、本発明の貯水
量調節手段はこれに限定されない。例えば図1に示すよ
うに、貯水槽12の適宜の位置(例えば側壁下端部また
は底壁)に排水路20を連通させ、この排水路20に排
水調整弁21を配設し、水位測定手段16の水位測定結
果より貯水量を求め、この貯水量が所定量(例えば初期
貯水量)以上である場合には排水調整弁21を開けて貯
水槽12の貯留水を排水路20を介して排出させ、貯水
量が所定量となったならば排水調整弁21を閉じるよう
にして、水量調節を行っても良い。
式の氷蓄熱装置において生ずる、冷水利用運転時の冷却
能力不足を防止することができる。
システムのフロー図である。
すグラフである。
装置、11…コイル状冷却コイル、12…貯水槽、13
…散布器、14…ケーシング、15…冷凍機、16…水
位測定手段、17…補給水路、18…オーバーフロー
路、19…水温測定手段、R1…冷水供給路、R2…温
水返送路、R3…製氷用給水路、P1…製氷用冷媒循環
ポンプ、P2…冷水供給ポンプ、P3…製氷用給水ポン
プ。
Claims (4)
- 【請求項1】冷却コイルと、この冷却コイルの下方に水
面が維持される貯水槽とを備え、 製氷運転時、前記貯水槽からの貯留水を前記冷却コイル
外面に受けて冷却し、前記冷却コイル外面に氷を形成し
かつ貯え、 冷水利用運転時、前記貯水槽の貯留水を冷水利用部に供
給して利用したのち、利用済みの水を前記冷却コイル外
面の氷表面を巡りつつ流下させて冷却し、冷却した水を
前記貯水槽に循環させる氷蓄熱装置において;前記貯水
槽に対して外部から補給水を供給する補給手段と、前記
冷水利用部へ供給する水の温度を測定する水温測定手段
とを設け、 前記冷水利用運転中に前記水温測定手段による測定水温
が設定温度を超えた場合、その後に前記補給手段により
前記貯水槽に対して補給水を供給するとともに、前記貯
水槽の貯留水を前記冷却コイル外面の残氷表面を巡りつ
つ流下させてその残氷を融解させるように構成したこと
を特徴とする氷蓄熱装置。 - 【請求項2】冷却コイルと、この冷却コイルの下方に水
面が維持される貯水槽とを備え、 製氷運転時、前記貯水槽からの貯留水を前記冷却コイル
外面に受けて冷却し、前記冷却コイル外面に氷を形成し
かつ貯え、 冷水利用運転時、前記貯水槽の貯留水を冷水利用部に供
給して利用したのち、利用済みの水を前記冷却コイル外
面の氷表面を巡りつつ流下させて冷却し、冷却した水を
前記貯水槽に循環させる氷蓄熱装置において;前記貯水
槽に対して外部から補給水を供給する補給手段と、前記
貯水槽における貯水量調節手段とを設け、 前記冷却コイル外面に残氷がある時点で、前記補給手段
により前記貯水槽に対して補給水を供給するとともに、
前記貯水槽の貯留水を前記冷却コイル外面の残氷表面を
巡りつつ流下させてその残氷を融解させ、融解後の前記
貯水槽における貯水量を前記貯水量調節手段によって所
定量に調節するように構成したことを特徴とする氷蓄熱
装置。 - 【請求項3】前記冷水利用部へ供給する水の温度を測定
する水温測定手段を設け、前記冷水利用運転中に前記水
温測定手段による測定水温が設定温度を超えた場合、そ
の後に前記補給手段により前記貯水槽に対して補給水を
供給するとともに、前記貯水槽の貯留水を前記冷却コイ
ル外面の残氷表面を巡りつつ流下させてその残氷を融解
させ、融解後の前記貯水槽における貯水量を前記貯水量
調節手段によって所定量に調節するように構成した請求
項2記載の氷蓄熱装置。 - 【請求項4】冷却コイルと、この冷却コイルの下方に水
面が維持される貯水槽とを備え、 製氷運転時、前記貯水槽からの貯留水を前記冷却コイル
外面に受けて冷却し、前記冷却コイル外面に氷を形成し
かつ貯え、 冷水利用運転時、前記貯水槽の貯留水を冷水利用部に供
給して利用したのち、利用済みの水を前記冷却コイル外
面の氷表面を巡りつつ流下させて冷却し、冷却した水を
前記貯水槽に循環させる氷蓄熱装置を用い;前記冷水利
用運転中に前記冷水利用部へ供給する水の温度を測定
し、その測定水温が設定温度を超えた場合、その後に前
記貯水槽に対して外部から補給水を供給するとともに、
前記貯水槽の貯留水を前記冷却コイル外面の残氷表面を
巡りつつ流下させてその残氷を融解させるように構成し
たことを特徴とする氷蓄熱装置の運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| CN110567211A (zh) * | 2019-10-14 | 2019-12-13 | 广东腾源蓄冷节能科技有限公司 | 一种蓄冰装置及其利用空气温度化冰 |
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-
1998
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