JPH1128785A - 発泡ウレタン樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板 - Google Patents

発泡ウレタン樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板

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JPH1128785A
JPH1128785A JP19788997A JP19788997A JPH1128785A JP H1128785 A JPH1128785 A JP H1128785A JP 19788997 A JP19788997 A JP 19788997A JP 19788997 A JP19788997 A JP 19788997A JP H1128785 A JPH1128785 A JP H1128785A
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JP
Japan
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resin
steel sheet
coated steel
film
coating
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Application number
JP19788997A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Sakamoto
佳子 坂本
Tetsuo Sakai
哲男 坂井
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電剤を含有する樹脂塗膜が表面に形成され
た塗装鋼板において、発泡ウレタン樹脂との密着性が優
れたものを提供する。 【解決手段】 導電剤をリン鉄粉の単体にして、そのリ
ン鉄含有量を塗膜中に50〜70重量%にするととも
に、塗膜樹脂を塗膜樹脂100g当たり0.1〜0.6m
olのエポキシ樹脂および/またはエポキシ成分含有の
ものにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リン鉄粉を導電剤とし
て含有する導電性塗膜が表面に形成された溶接性塗装鋼
板において、塗膜の発泡ウレタン樹脂に対する密着性を
改良したものに関する。
【0002】
【従来技術】厨房機器、例えば、冷蔵庫や冷凍庫などの
外板は、めっき鋼板を加工した部材を抵抗溶接により接
合して、ア−ス導線を半田付けで接続した後、内部にイ
ソシアネ−トとポリオ−ルの混合液を注入して、発泡さ
せることによりウレタン樹脂の断熱層を形成する方法で
製造されているので、めっき鋼板としては抵抗溶接性、
半田付け性およびウレタン樹脂との密着性が要求され
る。このような用途に一般的なクロメ−ト処理を施した
ものを使用すると、クロメ−ト皮膜は強度が弱く、ま
た、潤滑性にも劣るので、部材への加工の際に損傷し、
耐食性や発泡ウレタン樹脂との密着性が低下してしま
う。
【0003】そこで、クロメ−ト皮膜の上に導電性塗膜
を形成して、耐食性や発泡ウレタン樹脂との密着性を改
善したものが従来より種々提案されている。例えば、
(A)絶縁性樹脂の不連続塗膜を形成して、塗膜の不連
続部分で抵抗溶接性や半田付け性を確保するとともに、
塗膜部分で塗装性を確保したもの(特開昭63−114
635号公報、特開平2−243333号公報)、
(B)クロメ−ト皮膜の上に絶縁性樹脂の薄膜を形成し
て、薄膜の絶縁破壊や溶融により抵抗溶接性や半田付け
性を確保したものなどがある。しかし、(A)のめっき
鋼板は不連続塗膜の形成を静電塗装によらなければなら
ないため、塗装鋼板の製造に一般に用いられているロ−
ルコ−ト法に比べて塗装速度が劣る。また、(B)のも
のは塗装にロ−ルコ−ト法を使用することができるが、
薄膜にアクリル樹脂やポリエステル樹脂などの単一樹脂
を使用していたため、発泡ウレタン樹脂との密着性があ
まり良好ではなかった。
【0004】他のめっき鋼板として、(C)クロメ−ト
皮膜の上に亜鉛粉末、グラファイト、カ−ボンブラック
などの複数の導電剤を含有する塗膜を形成したもの(特
開昭61−44639号公報、特公昭58−19706
号公報)、(D)リン鉄粉、グラファイト、カ−ボンブ
ラックなどの導電剤を複合添加した塗膜を形成したもの
(特開昭59−11247号公報)などがある。しか
し、(C)のものはグラファイトやカ−ボンブラックを
含有しているため、発泡ウレタン樹脂との密着性が悪
く、(D)のものは抵抗溶接性や半田付け性を確保する
ために、30〜50重量%のリン鉄粉のほかに、グラフ
ァイトやカ−ボンブラックを配合しなければならないた
め、発泡ウレタン樹脂との密着性が劣るものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、導電剤を含
有する樹脂塗膜が表面に形成された塗装鋼板において、
樹脂塗膜を発泡ウレタン樹脂との密着性に優れたものに
した溶接性塗装鋼板を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電剤をリン
鉄粉の単体にして、そのリン鉄含有量を塗膜中に50〜
70重量%にするとともに、塗膜樹脂を塗膜樹脂100
g当たり0.1〜0.6molのエポキシ樹脂および/ま
たはエポキシ成分含有のものにしたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】塗膜に導電性を付与する導電性金属粉としては
Al、Cu、Ag、Fe、Znなどの金属粉が一般に市
販されているが、これらの金属粉は粒径が350メッシ
ュと大きいため、使用すると、塗膜表面の平滑性が損な
われてしまう。一方、粒径の小さいものはコストが高く
なってしまう。しかし、リン鉄粉は安価で、粒径も小さ
いので最適である。このため、導電剤はリン鉄粉単体と
した。リン鉄は公知のものでよいが、塗装作業性、塗膜
表面の平滑性を考慮すると、目的の樹脂塗膜厚み以下の
粒径のものが好ましく、望ましくは数μm以下である。
このリン鉄粉量は塗膜中に50〜70重量%にする。5
0重量%より少ないと、導電性が不十分で、70重量%
より多いと、塗膜樹脂が少なくなるため、発泡ウレタン
樹脂との密着性が低下する。導電性と発泡ウレタン樹脂
に対する密着性を調和させる含有量は50〜60重量%
である。
【0008】塗膜樹脂をエポキシ樹脂および/またはエ
ポキシ成分を含有するものにすると、塗膜樹脂がアクリ
ル樹脂やポリエステル樹脂の単独である場合より発泡ウ
レタン樹脂との密着性が向上する。エポキシ樹脂は他の
樹脂と混合することにより含有させるが、エポキシ成分
は他の樹脂との共重合体として含有させる。含有量は塗
膜樹脂100g当たり0.1mol未満であると、発泡
ウレタン樹脂との密着性が劣り、0.6molを超える
と、塗膜加工性が低下し、部材への加工が厳しい場合、
塗膜にクラックが発生することがある。このため、0.
1〜0.6molにする。
【0009】樹脂塗膜には、防錆力を高めるために防錆
顔料を添加してもよい。この防錆顔料は塗膜樹脂100
g当たり10重量部を超えると、導電性が著しく低下す
るので、添加量は10重量部以下にするのが望ましい。
使用防錆顔料は塗膜物性に悪影響を及ぼさないものであ
ればよく、代表的なものとしては、ジンククロメ−ト、
ストロンチウムクロメ−ト、カルシウムクロメ−トのよ
うなクロム系のものが挙げられる。
【0010】樹脂塗膜には、塗膜物性に悪影響を及ぼさ
ないものであれば、防錆顔料以外に添加剤を含有させて
もよい。例えば、リン鉄粉は黒色であるので、塗膜色調
を変化させるのに着色顔料を添加してもよい。
【0011】樹脂塗膜は、鋼板表面に直接形成してもよ
いが、従来のようにクロメ−ト皮膜を設けた上に形成し
て、耐食性、塗膜密着性が良好になるようにするのが望
ましい。鋼板としては、冷延鋼板、亜鉛系もしくは亜鉛
−アルミニウム系合金めっき鋼板、ステンレス鋼板、銅
めっき鋼板などを使用できる。
【0012】
【実施例】溶融亜鉛めっき鋼板(板厚0.5mm、亜鉛
付着量45g/m2)にクロメ−ト処理を施して、表1
に示す樹脂組成のワニスにリン鉄粉を種々の濃度に混合
することにより調製した導電性塗料を塗装し、230℃
で50秒間焼き付け乾燥した。そして、得られた塗装鋼
板に対して次のような試験を実施した。この結果を表2
に示す。
【0013】(1)導電性試験 4探針式抵抗計[三菱化学(株)製 ロレスタ、電極端
子間5mm、電極端子形0.37mm]を用いて、鋼板
の表面抵抗値を測定した。 (2)溶接性試験 塗装鋼板の塗膜面に溶融亜鉛めっき鋼板(板厚1.6m
m)を重ねて、スポット溶接機[電元社(株)製 ND
N25定置式交流シングルスポット溶接機、加圧力20
0kg、溶接電流5000A、通電時間10サイクル、
電極先端径4.8mmφ]でスポット溶接し、溶接可能
であったものを記号○で、溶接不可能であったものを記
号×で評価した。
【0014】(3)溶接後の引張強度試験 溶接性試験でスポット溶接した試験片を引張試験機[島
津製作所(株)製5tonプレス機、引張速度5mm/
min]で強制剥離して、剥離時の最大荷重を測定し
た。 (4)ウレタン樹脂密着性試験 塗装鋼板の塗膜面にイソシアネ−トとポリオ−ルの混合
液を塗布して、発泡させることによりウレタン樹脂とし
た後、ウレタン樹脂を手で剥離して、鋼板に残ったウレ
タン樹脂の状態により密着性を判断し、密着性が良好で
あったものを記号○で、密着性が不良であったものを記
号×で評価した。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明は、導電剤を含有
する樹脂塗膜が表面に形成された塗装鋼板において、導
電剤をリン鉄粉の単体にして、そのリン鉄含有量を塗膜
中に50〜70重量%にすることにより、塗膜の樹脂成
分を多くするとともに、塗膜樹脂を塗膜樹脂100g当
たり0.1〜0.6molのエポキシ樹脂および/または
エポキシ成分含有のものにして、塗膜樹脂を密着性の良
好なものにしたのであるから、発泡ウレタン樹脂との密
着性は良好である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電剤を含有する樹脂塗膜が表面に形
    成された塗装鋼板において、導電剤をリン鉄粉の単体に
    して、そのリン鉄含有量を塗膜中に50〜70重量%に
    するとともに、塗膜樹脂を塗膜樹脂100g当たり0.
    1〜0.6molのエポキシ樹脂および/またはエポキ
    シ成分含有のものにしたことを特徴とする発泡ウレタン
    樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板。
JP19788997A 1997-07-08 1997-07-08 発泡ウレタン樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板 Pending JPH1128785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19788997A JPH1128785A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 発泡ウレタン樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板

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JP19788997A JPH1128785A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 発泡ウレタン樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板

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JPH1128785A true JPH1128785A (ja) 1999-02-02

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ID=16381986

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19788997A Pending JPH1128785A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 発泡ウレタン樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板

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JP (1) JPH1128785A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1026353A2 (en) 1999-02-05 2000-08-09 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Foreign object insertion detector device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1026353A2 (en) 1999-02-05 2000-08-09 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Foreign object insertion detector device

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030610