JPH11289762A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JPH11289762A
JPH11289762A JP10103714A JP10371498A JPH11289762A JP H11289762 A JPH11289762 A JP H11289762A JP 10103714 A JP10103714 A JP 10103714A JP 10371498 A JP10371498 A JP 10371498A JP H11289762 A JPH11289762 A JP H11289762A
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JP
Japan
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voltage
circuit
output
switch element
switching
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JP10103714A
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English (en)
Inventor
Masahiko Matsumoto
匡彦 松本
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的特性に優れたDC−DCコンバータを
提供する。 【解決手段】 スイッチ素子Qの印加電圧を検知する補
助コイルNSを設ける。トランジスタ素子10のベース
電圧を固定する直流バイアス電源12を設けて、トラン
ジスタ素子10のエミッタ側Xにスイッチオフのしきい
値電圧を与える。スイッチ素子Qのオフ期間に、スイッ
チ素子Qの寄生容量Cossと一次コイルN1とのLC共
振のACゼロ電圧である入力電圧Vinまでスイッチ素子
Qの印加電圧が低下したときにトランジスタ素子10が
オフし、この後に、NORゲート22の入力端子bにト
リガーが加わり、インバータ素子24の出力レベルがハ
イレベルに反転してスイッチ素子Qがオンし、ゼロ電圧
スイッチングを行う。スイッチ素子Qのオン時に短絡損
失は発生しない。また、定電流領域の全領域において安
定したスイッチ素子Qの制御が行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の直流電圧又
は直流電流を安定的に出力することができるDC−DC
コンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9には、スイッチング電源等に組み込
まれるDC−DCコンバータであるフライバックコンバ
ータの主要回路構成例が示されている。このフライバッ
クコンバータはトランスTを有し、このトランスTの一
次コイルN1側にはトランジスタ素子(図9に示す例で
はMOS−FET)により構成されるスイッチ素子Qを
有した一次側回路Kが設けられており、上記スイッチ素
子Qにオン・オフ動作を制御する図2の(c)に示すよ
うなパルス制御信号を出力するための制御回路1がスイ
ッチ素子Qに接続されている。また、トランスTの二次
コイルN2側には整流ダイオードDと平滑コンデンサC
とから成る整流平滑回路2が設けられている。
【0003】上記制御回路1からスイッチ素子Qのゲー
ト(G)に加えられるパルス制御信号のレベルがハイレ
ベル(H)であるときにはスイッチ素子Qはスイッチオ
ン状態となり、このスイッチ素子Qのオン期間には入力
電圧Vinが上記一次コイルN1とスイッチ素子Qを通っ
て通電し、一次コイルN1にはエネルギーが蓄積され
る。
【0004】その後、制御回路1の出力パルス制御信号
レベルがハイレベルからローレベル(L)に反転する
と、スイッチ素子Qはスイッチオフ状態となり、トラン
スTの一次側には、スイッチ素子Qのドレイン(D)側
に図2の(a)に示すような一次側パルスが発生してス
イッチ素子Qのドレイン(D)−ソース(S)間の寄生
容量Cossに電荷が充電される。このスイッチ素子Qの
オフ期間には一次コイルN1の蓄積エネルギーが二次コ
イルN2に伝達されて出力され該出力エネルギーは上記
整流平滑回路2によって整流平滑されて直流の信号が負
荷3に出力される。
【0005】上記制御回路1は二次側から負荷3に出力
される電流又は電圧のレベルを設定のレベルに安定化す
るためにスイッチ素子Qに加える上記パルス制御信号の
オン期間、つまり、ハイレベルである期間Honを可変制
御する構成を有しており、この制御回路1の制御動作に
よって出力電流又は電圧のレベルを設定レベルに安定化
させることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記制御回
路1としてRCC(Ringing Choke Converter)方式で
構成されたものが広く採用されているが、そのRCC方
式の制御回路1が組み込まれたDC−DCコンバータ
(自励式のDC−DCコンバータ)では、スイッチ素子
Qの寄生容量Cossに電荷が蓄積されている状態からス
イッチ素子Qがオンするので、その寄生容量Cossに蓄
積されていた電荷がスイッチ素子Qのドレイン−ソース
間を通って放電し、スイッチオン時に短絡損失が生じ
る。
【0007】上記短絡損失はスイッチング周波数に応じ
て増加するので、スイッチング周波数の高周波化による
スイッチング電源の小型化が困難であるという問題があ
る。
【0008】そこで、特許第2613238号公報には
図10に示すようなフライバックコンバータが提案され
ている。図10の回路では、スイッチ素子Q1のゲート
に図11の(a)に示すようなパルス制御信号が加えら
れ、スイッチ素子Q1のゲートに加えられるパルス制御
信号のレベルがハイレベル(H)であるときには、スイ
ッチ素子Q1はオン状態となり、トランスTの一次コイ
ルT1にエネルギーが蓄積される。その後、上記パルス
制御信号のレベルがローレベル(L)に反転したときに
(図11に示す時間t1)、スイッチ素子Q1がオフし
て、上記一次コイルT1から二次側のコイルT3,T
4,T5,T6,T7にエネルギーが伝達出力される。
このスイッチ素子Q1のオフ期間には、スイッチ素子Q
1のドレイン側(図10の点cの位置)に図11の
(b)に示すような一次側パルスが発生してスイッチ素
子Q1に印加する。
【0009】そして、上記一次側から二次側へのエネル
ギーの伝達が終了して、上記スイッチ素子Q1の一次側
パルス印加電圧がLC共振によってDCゼロ電位に低下
したときに(時間t2)、補助コイルT2の印加電圧に
よって図10に示す点dに図11の(c)に示すような
ゼロ電圧検知信号が出力され、スイッチ素子Q6のベー
スeに該スイッチ素子Q6をオンさせるための図11の
(d)に示すような信号が加えられ、この結果、制御用
ICQ2から抵抗体R6を介してスイッチ素子Q1に加
えられるパルス制御信号レベルが、図11の(a)に示
すように、ローレベルからハイレベルに反転し(時間t
3)、スイッチ素子Qがオンする。
【0010】スイッチ素子Q1の印加電圧がゼロ電位ま
で低下したときには、スイッチ素子Q1の寄生容量Cos
sに電荷が殆ど無い状態であることから、この状態で、
スイッチ素子Q1をオンさせることによって、ほぼ短絡
損失を無くすことができる。
【0011】しかしながら、上記図10に示す回路で
は、スイッチ素子Q1のオフ期間に、スイッチ素子Q1
の印加電圧がDCゼロ電位に低下したことを検知して、
スイッチ素子Q1をオンさせる構成であるので、次のよ
うな問題がある。
【0012】前記図10に示すDC−DCコンバータ
は、図5の実線Laに示すように、二次側から負荷に出
力される出力電流の大きさに拘わらず出力電圧がほぼ一
定の電圧に安定する定出力電圧領域Aと、図5の実線L
bに示すように、出力電圧の大きさに拘わらず出力電流
がほぼ一定の電流に安定する定電流領域Bとを持つ定電
流−定電圧特性を備えているものである。
【0013】上記定電流領域Bでは出力電圧の大きさに
応じて前記スイッチ素子のオフ期間におけるLC共振の
振幅の大きさが変化するので、例えば、出力電圧が高い
図5のaに示すゼロ電圧低下安定領域では、上記LC共
振の振幅が大きく、スイッチ素子Q1のオフ期間にスイ
ッチ素子の印加電圧はDCゼロ電位まで確実に低下して
スイッチ素子Q1のゼロ電圧スイッチングが可能である
のに対して、出力電圧が低下した図5のbに示すゼロ電
圧低下不安定領域では、上記LC共振の振幅が小さくな
り、スイッチ素子Q1のオフ期間にスイッチ素子Q1の
印加電圧がDCゼロ電位まで低下しないことがあり、こ
のことにより、ゼロ電圧スイッチングができないことが
あり、回路動作が不安定になるという問題がある。
【0014】また、一般的な定電圧出力のDC−DCコ
ンバータでは、図12の(a)の実線Lcに示すよう
に、二次側から負荷が出力される出力電流の大きさに拘
わらず出力電圧がほぼ一定の電圧に安定する定出力電圧
領域Cと、図12の(a)の実線Ldに示すように、二
次側から負荷に出力される出力電圧の大きさが変わると
出力電流のレギュレーションがやや悪くなる領域Dとを
備えている。従って、一般的な定電圧出力のDC−DC
コンバータでは、領域Dでの制御動作が不安定となる問
題がある。
【0015】さらに、一般的な定電流出力のDC−DC
コンバータでは、図12の(b)の実線Leに示すよう
に、二次側から負荷に出力される出力電圧の大きさに拘
わらず出力電流がほぼ一定の電流に安定する定出力電流
領域Eと、図12の(b)の実線Lfに示すように、二
次側から負荷に出力される出力電流の大きさが変わると
出力電圧のレギュレーションがやや悪くなる領域Fとを
備えている。従って、一般的な定電流出力のDC−DC
コンバータでは、領域Fでの制御動作が不安定となる問
題がある。
【0016】この発明は上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、スイッチ素子のオン時に
おける短絡損失を抑制でき、かつ、定電流領域の全領域
に亙り安定した回路動作を行うことが可能なDC−DC
コンバータを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、次のような構成をもって前記課題を解
決する手段としている。すなわち、第1の発明は、スイ
ッチ素子のオン・オフ動作に同期して直流の入力電圧を
利用したLC共振を行いスイッチ素子のオフ期間に一次
側パルスを発生させ二次側にエネルギーを出力する一次
側回路と、上記スイッチ素子にオン・オフ動作を制御す
るパルス制御信号を出力する発振回路とを有し、上記二
次側から出力する電流又は電圧を安定化する方向に上記
発振回路から出力するパルス制御信号のオン期間を可変
制御する構成を備えるDC−DCコンバータにおいて、
上記スイッチ素子に印加される前記一次側パルスの印加
電圧を直接的又は間接的に検出する印加電圧検出回路が
設けられ、上記発振回路から出力されるパルス制御信号
のレベルがローレベルであるスイッチ素子のオフ期間
に、上記一次側回路から二次側へのエネルギーの出力が
終了してスイッチ素子の一次側パルス印加電圧が低下し
上記印加電圧検出回路から検出出力される検出電圧が設
定のしきい値電圧に達した以降に、上記発振回路の出力
パルス制御信号レベルをローレベルからハイレベルに反
転させてスイッチ素子をオンさせるゼロ電圧スイッチン
グ制御回路が設けられており、前記一次側パルスの等価
的なACゼロ電圧領域内に上記しきい値電圧を設定して
上記ゼロ電圧スイッチング制御回路に与えるしきい値電
圧設定回路が設けられている構成をもって前記課題を解
決する手段としている。
【0018】第2の発明は、上記第1の発明を構成する
発振回路は論理素子を有するマルチバイブレータにより
構成されている構成をもって前記課題を解決する手段と
している。
【0019】上記構成の発明において、印加電圧検出回
路はスイッチ素子に印加する一次側パルスの印加電圧を
検出する。発振回路からスイッチ素子に出力されるパル
ス制御信号のレベルがローレベルであるスイッチ素子の
オフ期間に、一次側回路から二次側へのエネルギーの出
力が終了してスイッチ素子の印加電圧が低下し上記印加
電圧検出回路から出力される検出電圧が設定のしきい値
電圧に達した以降に、ゼロ電圧スイッチング制御回路に
より発振回路の出力パルス制御信号のレベルがハイレベ
ルに反転してスイッチ素子はオンする。
【0020】上記しきい値電圧はしきい値電圧設定回路
によって一次側パルスの等価的なACゼロ電圧領域内に
設定されて上記ゼロ電圧スイッチング制御回路に与えら
れたものであるので、スイッチ素子は一次側パルスのA
Cゼロ電圧領域まで低下したことが検知された以降にオ
ンすることになる。
【0021】スイッチ素子の印加電圧が一次側パルスの
ACゼロ電圧領域まで低下した以降には、スイッチ素子
の寄生容量には電荷が殆ど無い状態であることから、こ
の状態であるときにスイッチ素子をオンさせることによ
って、短絡損失は殆どなく、スイッチ素子のオン時にお
ける短絡損失の問題が回避される。
【0022】また、スイッチ素子のオフ期間には、スイ
ッチ素子の印加電圧は、必ず、一次側パルスのACゼロ
電圧領域まで低下するので、スイッチ素子を確実にオン
させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づき説明する。
【0024】図1にはこの実施形態例のDC−DCコン
バータであるフライバックコンバータの主要回路構成が
示されている。なお、この実施形態例では、前記図9に
示したフライバックコンバータと同一回路構成部分には
同一符号を付し、その重複説明は省略する。
【0025】この実施形態例のDC−DCコンバータ
は、スイッチ素子Qの駆動制御を行う制御回路1に特徴
があり、スイッチ素子Qのオン時の短絡損失をほぼ無く
すことが可能であり、かつ、定電流領域の全領域に亙り
確実にスイッチ素子Qをオンさせることができる構成を
有している。
【0026】図1において、トランスTには補助コイル
NSが設けられ、この補助コイルNSの端部αにはダイ
オード5のカソード側とコンデンサ6の一端側とがそれ
ぞれ接続され、上記コンデンサ6の他端側は抵抗体7の
一端側に接続され、この抵抗体7の他端側は抵抗体8の
一端側とトランジスタ素子(図1に示す例ではNPNタ
イプのトランジスタ)10のベース側とにそれぞれ接続
され、上記抵抗体8の他端側は抵抗体11の一端側と直
流バイアス電源12の正極側とにそれぞれ接続されてお
り、上記抵抗体11の他端側と直流バイアス電源12の
負極側とはそれぞれ共通に前記補助コイルNSの端部β
に接続されている。
【0027】上記直流バイアス電源12は直流の電圧を
出力することができるものであればよく、その回路構成
には様々な構成があり、ここでは、それら何れの構成の
回路を採用してもよいが、その一例が図3に示されてい
る。この図3に示す回路は、上記補助コイルNSから出
力されるエネルギーを整流ダイオードD1と平滑コンデ
ンサC1とによって整流平滑して所定の直流電圧Vccを
出力するものである。
【0028】前記トランジスタ素子10のエミッタ側X
は前記ダイオード5のアノード側に接続され、トランジ
スタ素子10のコレクタ側はダイオード13とダイオー
ド14の各カソード側にそれぞれ接続され、前記ダイオ
ード14のアノード側は抵抗体15の一端側に接続さ
れ、この抵抗体15の他端側は、コンデンサ16の一端
側と論理素子であるインバータ素子17の入力側とダイ
オード18のカソード側とにそれぞれ接続されている。
上記コンデンサ16の他端側は前記補助コイルNSの端
部βに接続されている。
【0029】前記インバータ素子17の出力側にはコン
デンサ19の一端側と抵抗体20の一端側とにそれぞれ
接続され、上記コンデンサ19の他端側と抵抗体20の
一端側とは共通に抵抗体21の一端側と論理素子である
NORゲート22の入力端子bとコンデンサ23の一端
側とにそれぞれ接続され、前記抵抗体21の他端側は前
記ダイオード13のアノード側に接続されている。
【0030】前記コンデンサ23の他端側は前記ダイオ
ード18のアノード側と論理素子であるインバータ素子
24の出力端子とコンデンサ25の一端側とにそれぞれ
接続され、上記コンデンサ25の他端側はダイオード2
6のアノード側と抵抗体27の一端側と前記NORゲー
ト22の入力端子aとにそれぞれ接続されている。
【0031】前記ダイオード26のカソード側はインピ
ーダンス可変回路28に接続されており、このインピー
ダンス可変回路28の出力側は前記インバータ素子24
の入力端子に接続されている。
【0032】また、負荷3に出力電圧分圧抵抗体30と
出力電圧分圧抵抗体31の直列接続体が並列的に接続さ
れ、整流平滑回路2と負荷3との間には出力電流検出抵
抗体32が直列的に介設されている。上記出力電圧分圧
抵抗体30と出力電圧分圧抵抗体31の接続部と、出力
電圧分圧抵抗体31と出力電流検出抵抗体32の接続部
と、出力電流検出抵抗体32と整流平滑回路2の接続部
とはそれぞれフィードバック信号形成回路33の所定の
入力側に接続され、このフィードバック信号形成回路3
3の出力側はフィードバック信号伝達回路34の入力側
に接続され、このフィードバック信号伝達回路34の出
力側は前記インピーダンス可変回路28に接続されてい
る。
【0033】この実施形態例では、整流平滑回路2はコ
ンデンサC3,C4とインダクタンスLから成るπ型フ
ィルタと、ダイオードDとを有して構成されている。
【0034】この実施形態例では、前記インバータ素子
24の出力側がスイッチ素子Qのゲートに接続されてお
り、該インバータ素子24からスイッチ素子Qのゲート
に出力される図2の(c)に示すようなパルス制御信号
によってスイッチ素子Qのオン・オフ動作が制御され
る。具体的には、インバータ素子24からスイッチ素子
Qのゲートに加えられるパルス制御信号レベルがハイレ
ベルであるときにはスイッチ素子Qのドレイン−ソース
間はオン状態となり、上記パルス制御信号レベルがロー
レベルであるときにはスイッチ素子Qのドレイン−ソー
ス間はオフ状態となる。
【0035】上記出力電圧分圧抵抗体30,31によっ
て、負荷3に出力される出力電圧を分圧して検出する出
力電圧検出回路が構成され、出力電流検出抵抗体32に
よって、負荷3に出力される出力電流を検出する出力電
流検出回路が構成されている。
【0036】上記フィードバック信号形成回路33は、
負荷3に出力される出力電圧が設定の出力電圧からずれ
て上記出力電圧検出回路から検出出力される検出電圧が
基準電圧からずれているときには、基準電圧に対する上
記検出電圧の偏差に応じたレベルを持つフィードバック
信号を出力し、また、負荷3に出力される出力電流が設
定の出力電流からずれて上記出力電流検出回路から検出
出力される検出電流が基準電流からずれているときに
は、基準電流に対する上記検出電流の偏差に応じたレベ
ルを持つフィードバック信号を出力する回路構成を有し
ている。
【0037】フィードバック信号伝達回路34は上記フ
ィードバック信号形成回路33から出力されたフィード
バック信号をインピーダンス可変回路28に伝達するた
めの回路構成を有し、例えば、フォトカプラにより構成
される。フォトカプラを用いた場合には、インピーダン
ス可変回路28側とフィードバック信号形成回路33側
とは絶縁され、この絶縁部分ではフィードバック信号は
光を用いてフィードバック信号形成回路33側からイン
ピーダンス可変回路28側へ伝達される。
【0038】上記NORゲート22とインバータ素子2
4とコンデンサ25と抵抗体27とによって、前記図2
の(c)に示すようなパルス制御信号を発振出力する発
振回路であるマルチバイブレータが構成されている。上
記インピーダンス可変回路28は前記フィードバック信
号形成回路33からフィードバック信号伝達回路34を
介して加えられたフィードバック信号のレベルに応じて
インピーダンス(等価抵抗)が変化する可変インピーダ
ンス素子を有して構成されており、このインピーダンス
可変回路28とダイオード26によって、パルス幅可変
制御回路が構成されている。このパルス幅可変制御回路
は、上記ダイオード26とインピーダンス可変回路28
によって、上記マルチバイブレータから出力されるパル
ス制御信号のレベルをハイレベルからローレベルに反転
させるオフタイミングを上記フィードバック信号レベル
に応じて可変制御して上記パルス制御信号の図2の
(c)に示すオン期間Honを負荷3への出力電流又は出
力電圧の安定化方向に可変制御する構成を備えている。
【0039】つまり、スイッチ素子Qのオン期間を短く
すると、負荷3への出力電流又は出力電圧のレベルを低
下させることができ、反対に、スイッチ素子Qのオン期
間を長くすると、負荷3への出力電流又は出力電圧のレ
ベルを上昇させることができることから、上記パルス幅
可変制御回路は、負荷3への出力電流又は出力電圧のレ
ベルが設定レベルよりも上側にずれているときには、そ
のずれ量に応じてインピーダンス可変回路28の可変イ
ンピーダンス素子のインピーダンスがパルス制御信号の
オン期間Honを短くする方向に可変し、このことによ
り、インバータ素子24からスイッチ素子Qに加えられ
るパルス制御信号のオン期間を短くする方向に可変制御
して出力電流又は出力電圧のレベルを低下させて設定レ
ベルに補正させ、また、反対に、出力電流又は出力電圧
のレベルが設定レベルよりも下側にずれているときに
は、そのずれ量に応じてインピーダンス可変回路28の
可変インピーダンス素子のインピーダンスがパルス制御
信号のオン期間Honを長くする方向に可変し、このこと
により、パルス制御信号のオン期間を長くする方向に可
変制御して出力電流又は出力電圧のレベルを増加させて
設定レベルに補償させる構成を有する。
【0040】前記補助コイルNSによって、スイッチ素
子Qのドレイン−ソース間に印加する一次側パルスの印
加電圧を間接的に検出するスイッチ素子の印加電圧検出
回路が構成されている。
【0041】また、抵抗体8,11と直流バイアス電源
12とによってしきい値電圧設定回路が構成されてい
る。このしきい値電圧設定回路は、トランジスタ素子1
0のベース側に印加する電圧を直流バイアス電源12に
よって固定し、トランジスタ素子10のエミッタ側の電
圧変動を利用してトランジスタ素子10のオン・オフ動
作を制御するもので、この実施形態例では、スイッチ素
子Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電圧(ドレイ
ン電圧)が入力電圧Vinよりも高い図2の(a)に示す
オフ期間電圧Voffから、スイッチ素子Qの寄生容量Co
ssと一次コイルN1のLC共振によって、入力電圧Vin
まで低下したときに(つまり、一次側パルスのACゼロ
電圧まで低下したときに)、そのスイッチ素子Qの印加
電圧変動に伴った前記印加電圧検出回路(補助コイルN
S)の出力電圧変動によるトランジスタ素子10のエミ
ッタ電圧の変動によって、トランジスタ素子10がオフ
するように抵抗体8,11と直流バイアス電源12の各
回路定数が設定されている。つまり、上記しきい値電圧
設定回路は、トランジスタ素子10のエミッタ側に該ト
ランジスタ素子10がオフするためのしきい値電圧を与
えている。
【0042】前記トランジスタ素子10によって、スイ
ッチ素子Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電圧が
入力電圧Vinまで低下したことを検知する電圧低下検知
回路が構成されており、この実施形態例では、スイッチ
素子Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電圧が入力
電圧Vinまで低下したときに前記印加電圧検出回路とし
きい値電圧設定回路の各回路動作によってトランジスタ
素子10がオフして、スイッチ素子Qの印加電圧が入力
電圧Vinまで低下したことを知らせる構成と成してい
る。
【0043】上記コンデンサ6と抵抗体7によって、ス
イッチ素子Qの印加電圧が入力電圧Vinに達したときに
瞬時にトランジスタ素子10をオフさせるトランジスタ
素子のスイッチングスピードアップ回路が構成されてい
る。
【0044】ダイオード5によって、トランジスタ素子
10のベース−エミッタ間に逆方向の過電圧が印加され
るのを防止してトランジスタ素子10を保護する過電圧
印加防止回路が構成されている。
【0045】前記ダイオード13,14,18と抵抗体
15,20,21とコンデンサ16,19によって、上
記電圧低下検知回路のトランジスタ素子10がオフした
以降に、前記マルチバイブレータの出力パルス制御信号
レベルをローレベルからハイレベルに反転させてスイッ
チ素子Qをオンさせるためのトリガーを発生するゼロ電
圧検知トリガー発生回路が構成されており、この実施形
態例では、トランジスタ素子10がオフしてから、スイ
ッチ素子Qの寄生容量Cossと一次コイルN1とのLC
共振の周波数の4分の1周期が経過したときに、スイッ
チ素子Qをオンさせるように抵抗体20,21等の各回
路定数が設定されている。
【0046】上記のように、スイッチ素子Qの印加電圧
が入力電圧Vinまで低下した後に、時間遅れをおいて、
スイッチ素子Qをスイッチオンさせることによって、ス
イッチ素子Qは印加電圧が最低に低下した状態でスイッ
チオンすることができる。
【0047】上記印加電圧検出回路と電圧低下検知回路
とゼロ電圧検知トリガー発生回路とによってゼロ電圧ス
イッチング制御回路が構成されている。
【0048】前記コンデンサ19と抵抗体20とによっ
て、上記トランジスタ素子10がオフしてから、NOR
ゲート22の入力端子bに入力される電圧レベルが該N
ORゲート22のスレッショルド電圧以上のハイレベル
に達するまでの時間を短縮するためのスピードアップ回
路が構成されている。
【0049】また、前記コンデンサ23によって、イン
バータ素子24から出力されるハイレベルであるパルス
制御信号をNORゲート22の入力端子bに正帰還をか
けて回路動作を安定させるノイズ防止回路が構成されて
いる。
【0050】さらに、ダイオード14,18と抵抗体1
5とコンデンサ16とインバータ素子17とによって、
上記マルチバイブレータの出力パルス制御信号レベルが
ハイレベルに反転してスイッチ素子Qがオンしてからス
イッチ素子Qがオフし一次側パルスが発生するまでの
間、前記ゼロ電圧スイッチング制御回路のスイッチオン
制御動作を休止させるゼロ電圧スイッチング動作休止回
路が構成されている。
【0051】さらにまた、コンデンサ25と抵抗体27
とによってマルチバイブレータの出力パルス制御信号の
発振周波数の最低値を設定する最低周波数設定回路が構
成されている。
【0052】この実施形態例のDC−DCコンバータは
上記のように構成されており、以下に、この実施形態例
のDC−DCコンバータの回路動作を図2のタイムチャ
ートに基づき説明する。
【0053】前記NORゲートは2個の入力端子a,b
の少なくとも一方に設定のスレッショルド電圧以上のハ
イレベルな信号が加えられている間には出力するパルス
信号レベルをローレベルにするものであることから、ま
ず、NORゲート22の入力端子bに印加する信号レベ
ルが図2の(f)に示すようにハイレベルになると(時
間t1)、NORゲート22からインバータ素子24に
加えられる信号レベルがハイレベルからローレベルに反
転し、インバータ素子24から出力されるパルス制御信
号のレベルが、図2の(c)に示すように、ローレベル
からハイレベルに反転し、このハイレベル信号がスイッ
チ素子Qのゲートに加えられると共にコンデンサ25に
加えられ、スイッチ素子Qがオンし、また、コンデンサ
25が充電される。
【0054】これと同時に、ダイオード18が導通状態
となり、上記インバータ素子24の出力ハイレベル信号
がコンデンサ16とインバータ素子17に加えられ、コ
ンデンサ16が充電され、また、インバータ素子17か
ら出力される信号レベルは図2の(e)に示すようにロ
ーレベルに反転する。これによって、NORゲート22
の入力端子bに加えられる信号レベルは、図2の(f)
に示すように、ハイレベルからローレベルに反転する
が、NORゲート22の入力端子aには前記コンデンサ
25の充電電圧によってハイレベル信号が入力される結
果、NORゲート22からインバータ素子24にはロー
レベル信号が引き続き加えられ、インバータ素子24か
らスイッチ素子Qに加えられるパルス制御信号はハイレ
ベルを維持してスイッチ素子Qのオン状態は継続され
る。
【0055】この後、スイッチ素子Qがオンしている間
は、トランジスタ素子10がオフ状態であり、上記コン
デンサ16の充電電圧は保持されることから、このコン
デンサ16の充電電圧がハイレベル信号としてインバー
タ素子17に印加され、インバータ素子17からローレ
ベル信号が出力され続けるので、前記ゼロ電圧スイッチ
ング制御回路のスイッチオン制御動作は休止状態とな
る。
【0056】そして、フィードバック信号形成回路33
からインピーダンス可変回路28に出力されたフィード
バック信号の大きさに応じた前記パルス幅可変制御回路
の回路動作によって、インバータ素子24からスイッチ
素子Qに加えられるパルス制御信号レベルが、図2の
(c)に示すように、ハイレベルからローレベルに反転
したときに(時間t2)、スイッチ素子Qはオフする。
【0057】スイッチ素子Qがオフすると、スイッチ素
子Qの寄生容量Cossに電荷が瞬時に充電され、スイッ
チ素子Qのドレイン側の電圧は図2の(a)に示すよう
に瞬時にオフ期間電圧Voffまで上昇して一次側パルス
が発生する。この一次側パルス発生によって、トランジ
スタ素子10のエミッタ側Xの電圧が図2の(d)に示
すように負に低下し、これによって、トランジスタ素子
10のベース−エミッタ間の印加電圧が設定のオン電圧
以上となり、トランジスタ素子10のコレクタ−エミッ
タ間が導通状態となり、ダイオード14が導通状態とな
ってコンデンサ16の充電電圧が抵抗体15とダイオー
ド14とトランジスタ素子10を順に通って放電し、前
記ゼロ電圧スイッチング制御回路のスイッチオン制御休
止状態が解除される。
【0058】また、上記の如く、インバータ素子24か
らローレベル信号が出力されることによって、コンデン
サ25側からNORゲート22の入力端子aに加えられ
る信号はハイレベルからローレベルに反転する。
【0059】一方、上記コンデンサ16の放電によっ
て、インバータ素子17に加えられる信号レベルはロー
レベルになり、このとき(時間t3)、図2の(e)に
示すように、インバータ素子17から出力される信号レ
ベルはハイレベルに反転するが、前記の如くトランジス
タ素子10がオン状態であることから、上記インバータ
素子17の出力ハイレベル信号は抵抗体20と抵抗体2
1により分圧され、この分圧電圧がNORゲート22の
入力端子bに加えられるので、その入力端子bの入力電
圧はNORゲート22のスレッショルド電圧よりも低い
ローレベル信号が引き続き加えられることになる。従っ
て、スイッチ素子Qがオフした以降には、NORゲート
22の入力端子a,bの両方にローレベル信号が加えら
れている状態となり、NORゲート22からインバータ
素子24に出力される信号レベルはハイレベルになり、
インバータ素子24から継続的にローレベル信号がスイ
ッチ素子Qのゲートに加えられる。
【0060】スイッチ素子Qのオフ期間に、トランスT
の一次側から二次側へのエネルギーの伝達が終了すると
(時間t4)、トランスTの一次コイルN1とスイッチ
素子Qの寄生容量CossとによってLC共振が開始さ
れ、スイッチ素子Qの寄生容量Cossに蓄積されていた
電荷が一次コイルN1に流れ始めてスイッチ素子Qの印
加電圧(ドレイン電圧)が、図2の(a)に示すよう
に、オフ期間電圧Voffから低下し始め、この電圧低下
に伴ってトランジスタ素子10のエミッタ側Xの電圧が
図2の(d)に示すように上昇し始める。
【0061】そして、スイッチ素子Qの印加電圧が入力
電圧Vin(一次側パルスのACゼロ電圧)まで低下した
ときに(時間t5)、トランジスタ素子10のエミッタ
側Xの電位が直流バイアス電源12によって設定された
しきい値電圧に達したときには、コンデンサ6と抵抗体
7によるスイッチングスピードアップ動作によってトラ
ンジスタ素子10が瞬間的にオフする。
【0062】トランジスタ素子10がオフすることによ
って、NORゲート22の入力端子bに加えられる電圧
が図2の(f)に示すように上昇し、その入力端子bへ
の入力電圧がNORゲート22のスレッショルド電圧以
上のハイレベルになった以降に、NORゲート22から
インバータ素子24に出力される信号レベルがハイレベ
ルからローレベルに反転し、インバータ素子24の出力
パルス制御信号がローレベルからハイレベルに反転した
ときに(時間t6)、前記の如く、スイッチ素子Qがオ
ンする。
【0063】この実施形態例では、上記の如く、スイッ
チ素子Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電圧がオ
フ期間電圧Voffから入力電圧Vinまで低下したことを
検知して、スイッチ素子Qをオンさせる構成としたの
で、スイッチ素子Qの短絡損失の問題をほぼ回避するこ
とができる。すなわち、上記一次コイルN1と寄生容量
CossのLC共振によって、上記寄生容量Cossの電荷は
一次コイルN1に引き抜かれ、スイッチ素子Qのドレイ
ン電圧はDCの入力電圧VinをACゼロ電圧として変動
し、スイッチ素子Qのドレイン電圧が上記入力電圧Vin
以下であるとき、つまり、ACゼロ電圧以下であるとき
には、スイッチ素子Qの寄生容量Cossから電荷が引き
抜かれた状態であることから、上記の如く、スイッチ素
子Qの印加電圧が入力電圧Vinまで低下したことを検知
してスイッチ素子Qをオンさせることによって、スイッ
チ素子Qは寄生容量Cossに殆ど電荷が蓄積されていな
い状態でオンすることになるので、短絡損失をほぼ抑制
することができる。
【0064】また、この実施形態例では、上記の如く、
スイッチ素子Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電
圧が入力電圧Vinに低下したことを検知してスイッチ素
子Qをオンする構成としたので、次のような効果を奏す
ることができる。すなわち、スイッチ素子Qのドレイン
電圧がDCゼロ電位まで低下したことを検知してスイッ
チ素子Qをオンさせるように構成した場合には、例え
ば、前記図5に示す定電流領域Bにおけるゼロ電圧低下
不安定領域bのように、スイッチ素子Qのドレイン電圧
がDCゼロ電位まで低下しない虞があるときには、スイ
ッチ素子Qのゼロ電圧スイッチングを行うことができな
いことがあり、回路動作が不安定になるが、スイッチ素
子Qのオフ期間の前記LC共振によって、スイッチ素子
Qの印加電圧は、必ず、一次側パルスのACゼロ電圧で
ある入力電圧Vinを越えて低下するので、この実施形態
例のように、スイッチ素子Qの印加電圧が入力電圧Vin
まで低下したことを検知して、スイッチ素子Qをオンさ
せることによって、上記スイッチ素子Qのドレイン電圧
がDCゼロ電位まで低下しない場合にも、確実に、スイ
ッチ素子Qをオンさせることができる。
【0065】特に、この実施形態例では、スイッチ素子
Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電圧が入力電圧
Vinに低下したことを検知してから前記LC共振の4分
の1周期の時間が経過した後に、スイッチ素子Qをオン
させる構成としたので、スイッチ素子Qのドレイン電圧
が最低に低下した状態で、スイッチ素子Qをオンさせる
ことができる。
【0066】この実施形態例の回路構成では、前述した
定電流−定電圧特性を持ち、前記定電流領域Bの電圧低
下安定領域aにおいては図6の波形図に示されるよう
に、また、前記定電流領域Bの電圧低下不安定領域bに
おいては図7の波形図に示されるように、さらに、定電
流領域Bにおける出力電圧が非常に小さい領域cにおい
ては図8の波形図に示されるように、それぞれ、スイッ
チ素子Qのスイッチング動作制御が安定して行われてい
ることが確かめられており、前記定電圧領域Aではもち
ろんのこと、定電流領域Bの全領域に亙り、安定してス
イッチ素子Qのスイッチング制御動作を行うことが可能
となる。
【0067】さらに、この実施形態例では、論理素子で
あるインバータ素子24から出力されるパルス信号をス
イッチ素子Qを駆動するための制御信号としており、論
理素子からスイッチ素子Qのゲートに出力される信号は
ハイレベルからローレベルへ、また、ローレベルからハ
イレベルへ瞬時に反転するものであることから、スイッ
チ素子Qを瞬間的にオン・オフさせることができ、スイ
ッチング損失の発生をほぼ回避することができる。
【0068】上記のように、スイッチ素子Qがオンする
ときにスイッチ素子Qの短絡損失が殆ど無く、かつ、ス
イッチ素子Qをオンさせるときおよびオフさせるときの
スイッチング損失も殆ど発生しないことから、スイッチ
ング周波数の高周波化にも十分対応できるDC−DCコ
ンバータを提供することが可能であり、DC−DCコン
バータの小型化が容易となる。
【0069】その上、論理素子を用いて回路が構成され
ているので、つまり、高価であるPWM(pulse-width
modulation(パルス幅変調))制御ICや、PFM(pu
lse-frequency modulation(パルス周波数変調))制御
ICを用いずに回路を構成しているので、DC−DCコ
ンバータの価格を安価に抑制することが可能である。そ
れというのは、通常、論理素子が2個以上内蔵された論
理素子ICを利用して回路が構成され、その論理素子I
Cの価格は上記PWM制御回路ICやPFM制御回路I
Cの価格に比べて格段に安価であることから、PWM制
御回路ICやPFM制御回路ICを用いて回路を構成す
る場合に比べて、非常に安価なDC−DCコンバータを
提供することが容易であり、前記RCCタイプのDC−
DCコンバータの価格に競合でき得る価格を持ち、その
上、上記の如くスイッチング損失および短絡損失を共に
ほぼ無くすことが可能であるという上記RCCタイプの
DC−DCコンバータよりも電気特性に優れたDC−D
Cコンバータを提供できるという画期的な効果を得るこ
とができる。
【0070】また、インバータ素子24の出力パルス制
御信号のレベルがハイレベルに反転しスイッチ素子Qが
オンしてからスイッチ素子Qがオフして一次側パルスが
発生するまでの期間は、コンデンサ16が充電されてい
る状態であり、これによって、インバータ素子17のハ
イレベル信号出力動作が休止状態となることから、回路
動作を安定させることができる。
【0071】さらに、上記実施形態例では、マルチバイ
ブレータの出力レベルをトリガーを用いてハイレベルに
反転させスイッチ素子Qをオンさせているので、つま
り、NORゲート22の入力端子bに入力される信号レ
ベルをハイレベルにしてスイッチ素子Qをオンさせた直
後に、NORゲート22の入力端子bへの入力信号レベ
ルをローレベルに反転させるので、スイッチ素子Qのオ
ン期間の可変制御幅を広く持つことが可能となる。
【0072】それというのは、NORゲート22の入力
端子bにハイレベル信号が入力されている間は、インバ
ータ素子24の入力信号レベルがローレベルに維持され
パルス制御信号のレベルをローレベルに反転させること
ができず、このことによってスイッチ素子Qをオフさせ
ることができないので、上記NORゲート22の入力端
子bへのハイレベル信号入力期間がスイッチ素子Qのオ
ン期間の下限幅を決定することになることから、この実
施形態例に示すように、上記NORゲート22の入力端
子bへのハイレベル信号入力期間を非常に短くすること
でスイッチ素子Qのオン期間の下限幅をかなり下げるこ
とができ、このことから、スイッチ素子Qのオン期間の
可変制御幅を広くすることができる。
【0073】さらに、この実施形態例では、パルス制御
信号の最低発振周波数を定める構成を備えているので、
例えば、上記発振周波数が可聴周波数よりも低下して不
快な音を発するようになるという問題等を確実に回避す
ることができる。
【0074】なお、この発明は上記実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記実施形態例では、スイッチ素子QとしてMOS
−FETが採用されていたが、バイポーラトランジスタ
やIGBT(Insulated GateBipolar Transistor)をス
イッチ素子Qとして採用してもよい。
【0075】また、インバータ素子24の出力側をスイ
ッチ素子Qのゲートに直結しているが、インバータ素子
24の出力側とスイッチ素子Qのゲートとの間に、イン
バータ素子24から出力される電流を増幅するための例
えばトーテムポール回路等の電流増幅回路を介設しても
よい。このように電流増幅回路を設けてインバータ素子
24の出力電流を増幅してスイッチ素子Qのゲートに印
加するように構成する場合には、スイッチオンさせるた
めに、より大きな電流を要する素子をスイッチ素子Qと
して採用することが可能であり、そのような大容量のス
イッチ素子Qの使用が要求される場合にも、対応するこ
とができる。
【0076】さらに、上記実施形態例では、トランスT
の二次側から負荷3に出力される出力電圧を出力電圧分
圧抵抗体30,31を用いて直接的に検出してフィード
バック信号を作成し、該フィードバック信号に基づきス
イッチ素子Qのオン期間を出力電圧安定化方向に可変制
御していたが、例えば、補助コイルNSに印加する電圧
を負荷3への出力電圧として間接的に検出してスイッチ
素子Qのオン期間の可変制御を行ってもよい。あるい
は、上記出力電圧分圧抵抗体30,31に加えて、スイ
ッチ素子Qのソース側にカレントトランスや抵抗体(セ
ンス抵抗体)等を設けてDC−DCコンバータの入力電
流を検出してフィードフォワード信号を作成し該フィー
ドフォワード信号と上記出力電圧分圧抵抗体30,31
により検出出力されるフィードバック信号とに基づいた
カレントモードによってスイッチ素子Qのオン期間の可
変制御を行ってもよい。
【0077】さらに、上記実施形態例では、負荷3へ出
力される出力電流を出力電流検出抵抗体32を用いて直
接的に検出してフィードバック信号を作成し、該フィー
ドバック信号に基づきスイッチ素子Qのオン期間を出力
電流安定化方向に可変制御していたが、例えば、一次側
回路を流れる電流を検出するための例えば抵抗体を設け
て負荷3への出力電流を間接的に検出してフィードフォ
ワード信号を作成し該フィードフォワード信号に基づき
スイッチ素子Qのオン期間の可変制御を行ってもよい。
【0078】さらに、上記実施形態例では、補助コイル
NSに印加する電圧を利用してスイッチ素子Qの印加電
圧を間接的に検出していたが、例えば、スイッチ素子Q
のドレイン−ソース間に直列に抵抗体を設け該抵抗体に
分圧印加される電圧をスイッチ素子Qの印加電圧として
直接的に検出してもよい。
【0079】さらに、上記実施形態例では、マルチバイ
ブレータの構成部品としてインバータ素子24が用いら
れていたが、このインバータ素子24に代えて、NOR
ゲートやNANDゲート等のインバータ素子以外の論理
素子を用いてもよい。また、上記マルチバイブレータの
NORゲート22に代えて、インバータ素子やNAND
ゲート等のNORゲート以外の論理素子を用いてもよ
い。さらに、論理素子を用いずにパルス制御信号を発振
出力する回路を発振回路として組み込んでもよい。
【0080】さらに、上記実施形態例に示したインバー
タ素子17に代えて、バイポーラトランジスタやMOS
−FETを用いてもよい。この場合には、スイッチ素子
Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電圧が入力電圧
Vinに低下したときに上記バイポーラトランジスタ又は
MOS−FETからNORゲート22の入力端子bにハ
イレベル信号が加えられるように回路が構成される。
【0081】さらに、上記実施形態例は、電圧低下検知
回路はトランジスタ素子10によって構成されていた
が、例えば、直流バイアス電源12から出力される固定
の電圧を利用して、スイッチ素子Qの印加電圧が入力電
圧Vinまで低下したときに、スイッチ素子Qの印加電圧
が入力電圧Vinまで低下したことを知らせる信号を出力
する制御回路を、上記トランジスタ素子10に代えて、
設けてもよい。
【0082】さらに、上記実施形態例では、スイッチ素
子Qの印加電圧が入力電圧Vinまで低下してからLC共
振の4分の1周期が経過したときに、スイッチ素子Qを
オンするように構成されていたが、上記スイッチ素子Q
の印加電圧が入力電圧Vinまで低下してからスイッチ素
子Qをオンさせるまでの時間遅れの時間は、ゼロ電圧ス
イッチングを行うことが可能な適切な時間であればよ
く、上記LC共振の4分の1周期に限定されるものでは
ない。
【0083】さらに、上記実施形態例では、スイッチ素
子Qのオフ期間に、スイッチ素子Qの印加電圧が入力電
圧Vinまで低下したことを検知するように構成されてい
たが、スイッチ素子Qの印加電圧が入力電圧およびその
近傍領域である図2の(a)に示す入力電圧領域Z、つ
まり、一次側パルスのACゼロ電圧領域Zまで低下した
ことを検知すればよく、例えば、ACゼロ電圧領域Z内
の上記入力電圧Vin以外の設定電圧まで低下したことを
検知するように構成してもよい。スイッチ素子Qの印加
電圧が、入力電圧Vinよりも上側のACゼロ電圧領域内
の設定電圧まで低下したことを検知するように構成した
場合には、スイッチ素子Qの印加電圧が上記設定電圧ま
で低下したことを検知してから、前記LC共振の4分の
1周期よりも長い時間遅れをおいた後に、スイッチ素子
Qをオンさせるように回路を構成することによって、ゼ
ロ電圧スイッチングを行うことができる。
【0084】さらに、上記実施形態例では、ゼロ電圧ス
イッチング動作休止回路が設けられていたが、このゼロ
電圧スイッチング動作休止回路に代えて、回路動作を安
定化させるための回路動作安定化回路が設けられる場合
には、上記ゼロ電圧スイッチング動作休止回路を設けな
くてもよい。
【0085】さらに、上記実施形態例では、フライバッ
クコンバータを例にして説明したが、フライバックコン
バータは図4に示すような等価回路で表すことができ、
この図4に示す回路、つまり、トランスTに代えてイン
ダクタンスLを設けた回路は、昇降圧型コンバータの回
路と等価であることから、この発明は、昇降圧型コンバ
ータにも適用することができ、上記実施形態例と同様の
効果を奏することができる。
【0086】
【発明の効果】この発明によれば、スイッチ素子のオフ
期間にスイッチ素子の印加電圧が一次側パルスのACゼ
ロ電圧領域まで低下したことを検知してスイッチ素子を
オンさせるゼロ電圧スイッチング制御を行う構成を備え
たので、スイッチ素子の寄生容量の電荷がLC共振によ
って引き抜かれた状態でスイッチ素子をオンさせること
ができ、スイッチ素子をオンさせるときの短絡損失をほ
ぼ無くすことができる。
【0087】また、スイッチ素子のオフ期間には、スイ
ッチ素子の印加電圧はLC共振によって必ず一次側パル
スのACゼロ電圧領域を越えて低下するので、上記の如
く、スイッチ素子の印加電圧が一次側パルスのACゼロ
電圧領域まで低下した以降にスイッチ素子をオンさせる
構成を備えることによって、スイッチ素子を確実にオン
させることができる。
【0088】これに対して、スイッチ素子の印加電圧が
DCゼロ電位まで低下したことを検知してスイッチ素子
をオンさせる構成のものがあるが、DC−DCコンバー
タでは、定電流領域における出力電圧が低い領域で、ス
イッチ素子の印加電圧が上記一次側パルスのACゼロ電
圧領域よりも低いDCゼロ電位まで低下しないことがあ
り、このような場合には、上記DCゼロ電位を検知して
スイッチ素子をオンさせる構成のものでは、スイッチ素
子のゼロ電圧スイッチングを行うことができない虞があ
り、回路動作が不安定になるが、この発明は、上記の如
く、スイッチ素子の印加電圧が一次側パルスのACゼロ
電圧領域まで低下した以降にスイッチ素子をオンさせる
構成とし、LC共振によって必ずスイッチ素子の印加電
圧は一次側パルスのACゼロ電圧領域まで低下すること
から、スイッチ素子の印加電圧がDCゼロ電位まで低下
しない場合にも、確実に、スイッチ素子をオンさせるこ
とができ、上記定電流領域の全ての領域に亙り回路を安
定的に動作させることができる。
【0089】発振回路は論理素子を有するマルチバイブ
レータによって構成されているものにあっては、マルチ
バイブレータから出力されるパルス制御信号によってス
イッチ素子をオン・オフ制御するので、スイッチング損
失をほぼ無くすことができる。すなわち、上記マルチバ
イブレータの出力パルス制御信号は、ハイレベルからロ
ーレベルへ、また、ローレベルからハイレベルへと瞬時
に反転し、スイッチ素子のオン・オフの切り換えが瞬間
的に行われるので、スイッチング損失をほぼ無くすこと
ができる。
【0090】また、上記の如くスイッチ素子のスイッチ
ング損失と短絡損失とを共に防止することができるの
で、スイッチング周波数の高周波化にも十分対応できる
DC−DCコンバータを構成することができ、DC−D
Cコンバータの小型化を容易にすることができる。
【0091】さらに、論理素子を用いて回路を構成する
ので、高価であるPWM制御回路ICやPFM制御回路
ICを用いることなく、回路を構成することができ、上
記論理素子は安価であることから、価格を抑えたDC−
DCコンバータを提供することが可能となり、前記安価
であるRCCタイプのDC−DCコンバータの価格に対
抗でき得る価格を持ち、その上、上記の如くスイッチン
グ損失や短絡損失の発生が回避できRCCタイプのDC
−DCコンバータよりも電気特性に優れたDC−DCコ
ンバータを提供することができるという画期的な効果を
奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施形態例を示す回路構成図で
ある。
【図2】図1に示す回路の主要な各回路構成部の動作波
形を示すタイムチャートである。
【図3】直流バイアス電源の回路構成の一例を示す回路
図である。
【図4】昇降圧型コンバータの主要回路構成の一例を示
す回路図である。
【図5】定出力電流−定出力電圧特性の一例を示すため
のグラフである。
【図6】定電流領域における電圧低下安定領域aで、安
定したスイッチ素子のスイッチング制御が行われている
ことを示す波形図である。
【図7】定電流領域における電圧低下不安定領域bで、
安定したスイッチ素子のスイッチング制御が行われてい
ることを示す波形図である。
【図8】定電流領域における出力電圧が非常に低下した
領域cで、安定したスイッチ素子のスイッチング制御が
行われていることを示す波形図である。
【図9】フライバックコンバータの主要回路構成の一例
を示す回路図である。
【図10】提案例のフライバックコンバータを示す回路
図である。
【図11】図10に示す回路の主要な回路構成部の動作
波形を示すタイムチャートである。
【図12】一般的な定電圧出力のDC−DCコンバータ
と定電流出力のDC−DCコンバータの各定電流一定出
力電圧特性をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】 1 制御回路 5,13,14,18,26 ダイオード 7,8,11,15,20,21 抵抗体 10 トランジスタ素子 12 直流バイアス電源 16,25 コンデンサ 17,24 インバータ素子 22 NORゲート 28 インピーダンス可変回路 Q スイッチ素子 Vin 入力電圧 NS 補助コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ素子のオン・オフ動作に同期し
    て直流の入力電圧を利用したLC共振を行いスイッチ素
    子のオフ期間に一次側パルスを発生させ二次側にエネル
    ギーを出力する一次側回路と、上記スイッチ素子にオン
    ・オフ動作を制御するパルス制御信号を出力する発振回
    路とを有し、上記二次側から出力する電流又は電圧を安
    定化する方向に上記発振回路から出力するパルス制御信
    号のオン期間を可変制御する構成を備えるDC−DCコ
    ンバータにおいて、上記スイッチ素子に印加される前記
    一次側パルスの印加電圧を直接的又は間接的に検出する
    印加電圧検出回路が設けられ、上記発振回路から出力さ
    れるパルス制御信号のレベルがローレベルであるスイッ
    チ素子のオフ期間に、上記一次側回路から二次側へのエ
    ネルギーの出力が終了してスイッチ素子の一次側パルス
    印加電圧が低下し上記印加電圧検出回路から検出出力さ
    れる検出電圧が設定のしきい値電圧に達した以降に、上
    記発振回路の出力パルス制御信号レベルをローレベルか
    らハイレベルに反転させてスイッチ素子をオンさせるゼ
    ロ電圧スイッチング制御回路が設けられており、前記一
    次側パルスの等価的なACゼロ電圧領域内に上記しきい
    値電圧を設定して上記ゼロ電圧スイッチング制御回路に
    与えるしきい値電圧設定回路が設けられていることを特
    徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 発振回路は論理素子を有するマルチバイ
    ブレータにより構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のDC−DCコンバータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114401563A (zh) * 2021-12-10 2022-04-26 广东德力实业有限公司 一种加热器
CN114401563B (zh) * 2021-12-10 2024-01-19 广东德力实业有限公司 一种加热器

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