JPH11290763A - ロッド塗布方法 - Google Patents
ロッド塗布方法Info
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- JPH11290763A JPH11290763A JP9918998A JP9918998A JPH11290763A JP H11290763 A JPH11290763 A JP H11290763A JP 9918998 A JP9918998 A JP 9918998A JP 9918998 A JP9918998 A JP 9918998A JP H11290763 A JPH11290763 A JP H11290763A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ウエブの接合部がロッドを通過する時に塗布液
への泡の巻き込みがないようにする。 【解決手段】ウエブ10同士を接合した接合部がロッド
12、24を通過する前にウエブ10とロッド12、2
4とを接触させたままでロッド12、24の回転を停止
し、接合部がロッド12、24を通過したらロッド1
2、24と再び回転させて塗布を再開する。
への泡の巻き込みがないようにする。 【解決手段】ウエブ10同士を接合した接合部がロッド
12、24を通過する前にウエブ10とロッド12、2
4とを接触させたままでロッド12、24の回転を停止
し、接合部がロッド12、24を通過したらロッド1
2、24と再び回転させて塗布を再開する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッド塗布方法に
係り、特に、塗工装置用のロッドを用いてウエブに塗布
液を転移させて塗布するロッド塗布方法に関する。
係り、特に、塗工装置用のロッドを用いてウエブに塗布
液を転移させて塗布するロッド塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続走行するウエブ面上に塗布液を塗布
する方法として、円柱状をしたバーやローラ等のロッド
を用い、ロッドに形成した溝によりウエブに塗布する塗
布液の塗布液量を調節するロッド塗布方法がある。この
ロッド塗布方法は、極めて簡単な方法で、しかも高速で
薄層な塗布膜を形成し得るという特徴を有するため、広
く用いられている。
する方法として、円柱状をしたバーやローラ等のロッド
を用い、ロッドに形成した溝によりウエブに塗布する塗
布液の塗布液量を調節するロッド塗布方法がある。この
ロッド塗布方法は、極めて簡単な方法で、しかも高速で
薄層な塗布膜を形成し得るという特徴を有するため、広
く用いられている。
【0003】ロッド塗布方法としては、大別すると、ア
プリケータ用ロッドで過剰の塗布液をウエブに転移させ
た後、掻落とし用ロッドでウエブの余分な塗布液を掻落
として塗布液量の調節を行う方法と、特公昭58─45
89号に開示されるように、塗布と掻落としを1本のロ
ッドで行う方法がある。ところで、最近は、生産性向上
の観点から塗布速度を高速化する傾向にあり、ウエブを
高速走行させるだけではなく、塗布するウエブの後端と
次に塗布するウエブの前端を接合することにより連続運
転を行って塗布効率を上げるようにしている。更に、品
質向上の観点から塗布液の種類が多様化する傾向にある
と共に、ウエブも多種多様の材質や厚みのものが使用さ
れるようになっている。
プリケータ用ロッドで過剰の塗布液をウエブに転移させ
た後、掻落とし用ロッドでウエブの余分な塗布液を掻落
として塗布液量の調節を行う方法と、特公昭58─45
89号に開示されるように、塗布と掻落としを1本のロ
ッドで行う方法がある。ところで、最近は、生産性向上
の観点から塗布速度を高速化する傾向にあり、ウエブを
高速走行させるだけではなく、塗布するウエブの後端と
次に塗布するウエブの前端を接合することにより連続運
転を行って塗布効率を上げるようにしている。更に、品
質向上の観点から塗布液の種類が多様化する傾向にある
と共に、ウエブも多種多様の材質や厚みのものが使用さ
れるようになっている。
【0004】塗布速度の高速化によりウエブの走行を速
くすると、それに合わせてロッドの回転速度を速める必
要がある。しかし、ロッド径は、6〜25mm程度と小
さいために高速化により回転数が著しく大きくなると、
キャビテーションによる泡の発生や、高速回転によるロ
ッドの微振動等の外乱による泡の巻き込みが生じ易くな
る。そして、外乱による泡の発生は、特に、ウエブ同士
が接合された接合部がロッドを通過する時に顕著に生じ
る。この結果、ロッドと塗布液との接液部に泡が発生す
ると、泡がロッドの表面に付着してウエブの塗膜面に泡
を転写したり、ウエブ走行方向の下流側におけるロッド
とウエブとの接触部近傍に泡が滞留してウエブの塗膜面
にスジが発生したりするという塗布不良が生じる。
くすると、それに合わせてロッドの回転速度を速める必
要がある。しかし、ロッド径は、6〜25mm程度と小
さいために高速化により回転数が著しく大きくなると、
キャビテーションによる泡の発生や、高速回転によるロ
ッドの微振動等の外乱による泡の巻き込みが生じ易くな
る。そして、外乱による泡の発生は、特に、ウエブ同士
が接合された接合部がロッドを通過する時に顕著に生じ
る。この結果、ロッドと塗布液との接液部に泡が発生す
ると、泡がロッドの表面に付着してウエブの塗膜面に泡
を転写したり、ウエブ走行方向の下流側におけるロッド
とウエブとの接触部近傍に泡が滞留してウエブの塗膜面
にスジが発生したりするという塗布不良が生じる。
【0005】泡の発生を防止する一般的な方法として
は、従来から塗布液を減圧脱気する方法が行われている
が、この方法はキャビテーションによる泡の発生を防止
できるが、外乱による泡の巻き込みには殆ど効果がな
い。このような背景から、ウエブ同士の接合部に貼る接
合テープの貼り方、或いは接合部のウエブ端の形状を規
定することにより、接合部がロッドを通過する時の外乱
による泡の巻き込みを防止する方法が提案されている。
例えば、特開昭54─34343号公報には、接合テー
プを接合部の上面と下面の両方に貼る方法が開示され、
特開昭54─62241号公報には、接合テープを接合
部の裏面に貼り、表面には疎水性の被覆を施す方法が開
示され、USP−4,172,001には、接合テープ
の後端に薄いテープを貼ることが開示され、特開昭60
─28855号公報には、接合テープの後端とウエブ
(角部)に親水性の溶液を塗布することが開示され、特
開昭60─28857号公報には、少なくとも接合する
ウエブ同士のうちの新ウエブの先端を鋸刃状にして、両
面から接合テープで止めることが開示されている。
は、従来から塗布液を減圧脱気する方法が行われている
が、この方法はキャビテーションによる泡の発生を防止
できるが、外乱による泡の巻き込みには殆ど効果がな
い。このような背景から、ウエブ同士の接合部に貼る接
合テープの貼り方、或いは接合部のウエブ端の形状を規
定することにより、接合部がロッドを通過する時の外乱
による泡の巻き込みを防止する方法が提案されている。
例えば、特開昭54─34343号公報には、接合テー
プを接合部の上面と下面の両方に貼る方法が開示され、
特開昭54─62241号公報には、接合テープを接合
部の裏面に貼り、表面には疎水性の被覆を施す方法が開
示され、USP−4,172,001には、接合テープ
の後端に薄いテープを貼ることが開示され、特開昭60
─28855号公報には、接合テープの後端とウエブ
(角部)に親水性の溶液を塗布することが開示され、特
開昭60─28857号公報には、少なくとも接合する
ウエブ同士のうちの新ウエブの先端を鋸刃状にして、両
面から接合テープで止めることが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接合部
に貼る接合テープの貼り方や接合部のウエブ端の形状を
規定する方法は、いずれも接合テープやウエブに加工が
必要であり手間がかかるという欠点があるだけでなく、
接合部は接合部以外の部分に比べてウエブが厚くなって
いるので外乱が生じやすく、泡の巻き込みを完全に防止
することはできない。また、接合部に皺があったり、接
合が斜め接合されていると、更に外乱が生じ易い。
に貼る接合テープの貼り方や接合部のウエブ端の形状を
規定する方法は、いずれも接合テープやウエブに加工が
必要であり手間がかかるという欠点があるだけでなく、
接合部は接合部以外の部分に比べてウエブが厚くなって
いるので外乱が生じやすく、泡の巻き込みを完全に防止
することはできない。また、接合部に皺があったり、接
合が斜め接合されていると、更に外乱が生じ易い。
【0007】また、外乱防止として、ウエブの接合部が
ロッドを通過する時に、ウエブと回転するロッドとの接
触を断って、接合部がロッドを通過したら再びウエブと
回転するロッドとを接触させることも考えられるが、こ
の方法はウエブをロッドに再び接触させる時に外乱が発
生して泡を巻き込むので、根本的な解決にはならない。
ロッドを通過する時に、ウエブと回転するロッドとの接
触を断って、接合部がロッドを通過したら再びウエブと
回転するロッドとを接触させることも考えられるが、こ
の方法はウエブをロッドに再び接触させる時に外乱が発
生して泡を巻き込むので、根本的な解決にはならない。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ウエブの接合部がロッドを通過する時に、塗
布液への泡の巻き込みがないので、泡による塗布不良が
発生しないロッド塗布方法を提供することを目的とす
る。
たもので、ウエブの接合部がロッドを通過する時に、塗
布液への泡の巻き込みがないので、泡による塗布不良が
発生しないロッド塗布方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ウエブ同士を接合した接合部を有するウエ
ブであって、該ウエブを連続走行させながら回転する塗
工装置用のロッドと接触し、該ロッドの回転により塗布
液溜まりの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロッ
ド塗布方法に於いて、前記接合部が前記ロッドを通過す
る前に前記ウエブと前記ロッドを接触させたままで前記
ロッドの回転を停止して塗布を中断し、前記接合部が前
記ロッドを通過したら前記ロッドを再び回転させて塗布
を再開することを特徴とする。
するために、ウエブ同士を接合した接合部を有するウエ
ブであって、該ウエブを連続走行させながら回転する塗
工装置用のロッドと接触し、該ロッドの回転により塗布
液溜まりの塗布液を前記ウエブに転移して塗布するロッ
ド塗布方法に於いて、前記接合部が前記ロッドを通過す
る前に前記ウエブと前記ロッドを接触させたままで前記
ロッドの回転を停止して塗布を中断し、前記接合部が前
記ロッドを通過したら前記ロッドを再び回転させて塗布
を再開することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、ウエブ同士を接合した接
合部がロッドを通過する前にウエブとロッドを接触させ
たままでロッドの回転を停止して塗布を中断する。そし
て、接合部がロッドを通過したらロッドを再び回転させ
て塗布を再開するようにした。これにより、接合部がロ
ッドに当たって微振動が発生する等の外乱が発生しない
ので、塗布液への泡の発生を防止できる。
合部がロッドを通過する前にウエブとロッドを接触させ
たままでロッドの回転を停止して塗布を中断する。そし
て、接合部がロッドを通過したらロッドを再び回転させ
て塗布を再開するようにした。これにより、接合部がロ
ッドに当たって微振動が発生する等の外乱が発生しない
ので、塗布液への泡の発生を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るロッド塗布方法の好ましい実施の形態について詳説す
る。先ず、本発明のロッド塗布方法を適用するアプリケ
ータ用ロッド12の一般的な構成を説明する。
るロッド塗布方法の好ましい実施の形態について詳説す
る。先ず、本発明のロッド塗布方法を適用するアプリケ
ータ用ロッド12の一般的な構成を説明する。
【0012】図1は、アプリケータ用ロッドで過剰の塗
布液をウエブに転移させた後、掻落とし用ロッドでウエ
ブの余分な塗布液を掻落として塗布液量の調節を行うロ
ッド塗布装置である。図1に示すように、ウエブ10の
走行方向の上流側にアプリケータ用ロッド12が配設さ
れ、アプリケータ用ロッド12の下部は塗布液パン14
内の塗布液中に水没されている。また、前記アプリケー
タ用ロッド12対してウエブ走行方向の下流側には、支
持部材16に回転自在に支持された掻落とし用ロッド1
8が配設される。
布液をウエブに転移させた後、掻落とし用ロッドでウエ
ブの余分な塗布液を掻落として塗布液量の調節を行うロ
ッド塗布装置である。図1に示すように、ウエブ10の
走行方向の上流側にアプリケータ用ロッド12が配設さ
れ、アプリケータ用ロッド12の下部は塗布液パン14
内の塗布液中に水没されている。また、前記アプリケー
タ用ロッド12対してウエブ走行方向の下流側には、支
持部材16に回転自在に支持された掻落とし用ロッド1
8が配設される。
【0013】アプリケータ用ロッド12としては、通
常、表面が平滑なローラ状のロッドが用いられる。一
方、掻落とし用ロッド18としては、一定の径を有する
ワイヤーを円柱状のロッドの表面に密に巻き付けてワイ
ヤーにより溝を形成したものや、ロッド自身の表面に一
定の幅、深さを有する溝を一定ピッチで形成したものが
用いられる。この溝の幅や深さにより塗布量が調節され
る。また、掻落とし用ロッド18は、静止させたり、間
欠的に回転させたり、或いはウエブ10の走行方向と逆
方向にウエブ10の走行速度よりも遅い周速度で回転さ
せる。
常、表面が平滑なローラ状のロッドが用いられる。一
方、掻落とし用ロッド18としては、一定の径を有する
ワイヤーを円柱状のロッドの表面に密に巻き付けてワイ
ヤーにより溝を形成したものや、ロッド自身の表面に一
定の幅、深さを有する溝を一定ピッチで形成したものが
用いられる。この溝の幅や深さにより塗布量が調節され
る。また、掻落とし用ロッド18は、静止させたり、間
欠的に回転させたり、或いはウエブ10の走行方向と逆
方向にウエブ10の走行速度よりも遅い周速度で回転さ
せる。
【0014】そして、ウエブ10に塗布液20を塗布す
る場合には、アプリケータ用ロッド12が、その回転に
より塗布液パン14中の塗布液20をピックアップし、
連続走行しているウエブ10に転移して塗布する。これ
により、ウエブ10の表面に塗布膜22を形成する。そ
して、この塗布膜22が未乾燥で未固化状態にあるうち
に塗布されたウエブ10が掻落とし用ロッド18に接触
させる。これにより、ウエブ10に塗布された過剰な塗
布液20が掻落とされて所望の塗布量に調節される。
る場合には、アプリケータ用ロッド12が、その回転に
より塗布液パン14中の塗布液20をピックアップし、
連続走行しているウエブ10に転移して塗布する。これ
により、ウエブ10の表面に塗布膜22を形成する。そ
して、この塗布膜22が未乾燥で未固化状態にあるうち
に塗布されたウエブ10が掻落とし用ロッド18に接触
させる。これにより、ウエブ10に塗布された過剰な塗
布液20が掻落とされて所望の塗布量に調節される。
【0015】図2は、ロッド塗布装置の別の態様であ
り、塗布と掻落としを1本のロッド(以下、「塗工装置
用ロッド24」という)で行う場合である。図2に示す
ように、走行するウエブ10に接触した状態で、ウエブ
10の幅方向に円柱状の塗工装置用ロッド24が配設さ
れる。この塗工装置用ロッド24は、ウエブ10が走行
する方向に回転可能であると共に、ロッド支持部材26
上に回転を阻害しないように支持される。ロッド支持部
材26は、塗工装置用ロッド24に撓みが発生するのを
防止すると共に、塗工装置用ロッド24に塗布液20を
供給する役目を行う。即ち、ロッド支持部材26と第1
の堰部材28とで形成された第1の塗布液供給路30に
供給された塗布液20は、ウエブ走行方向のロッド上流
側に塗布液20の液だまり21を形成する。また、ウエ
ブ走行方向のロッド下流側においても、ロッド支持部材
26と第2の堰部材32とで第2の塗布液供給路34を
形成して塗工装置用ロッド24に向けて塗布液20を供
給し、第2の堰部材32からオーバーフローさせる。こ
れにより、ウエブ走行方向のロッド下流側に泡防止用液
溜まり36を形成して、塗工装置用ロッド24の回転に
より空気が上流側に巻き込まれないようにしている。
り、塗布と掻落としを1本のロッド(以下、「塗工装置
用ロッド24」という)で行う場合である。図2に示す
ように、走行するウエブ10に接触した状態で、ウエブ
10の幅方向に円柱状の塗工装置用ロッド24が配設さ
れる。この塗工装置用ロッド24は、ウエブ10が走行
する方向に回転可能であると共に、ロッド支持部材26
上に回転を阻害しないように支持される。ロッド支持部
材26は、塗工装置用ロッド24に撓みが発生するのを
防止すると共に、塗工装置用ロッド24に塗布液20を
供給する役目を行う。即ち、ロッド支持部材26と第1
の堰部材28とで形成された第1の塗布液供給路30に
供給された塗布液20は、ウエブ走行方向のロッド上流
側に塗布液20の液だまり21を形成する。また、ウエ
ブ走行方向のロッド下流側においても、ロッド支持部材
26と第2の堰部材32とで第2の塗布液供給路34を
形成して塗工装置用ロッド24に向けて塗布液20を供
給し、第2の堰部材32からオーバーフローさせる。こ
れにより、ウエブ走行方向のロッド下流側に泡防止用液
溜まり36を形成して、塗工装置用ロッド24の回転に
より空気が上流側に巻き込まれないようにしている。
【0016】そして、塗布液20をウエブ10に塗布す
る場合には、回転する塗工装置用ロッド24により液だ
まり21の塗布液20がピックアップされウエブ10に
転移して塗布される。これにより、ウエブ10の表面に
塗布膜22が形成される。この塗工装置用ロッド24の
表面には、前述の掻落とし用ロッド18と同様に溝が形
成され、この溝を介してウエブ10に塗布液20を転移
することにより、塗布量が調節される。
る場合には、回転する塗工装置用ロッド24により液だ
まり21の塗布液20がピックアップされウエブ10に
転移して塗布される。これにより、ウエブ10の表面に
塗布膜22が形成される。この塗工装置用ロッド24の
表面には、前述の掻落とし用ロッド18と同様に溝が形
成され、この溝を介してウエブ10に塗布液20を転移
することにより、塗布量が調節される。
【0017】図1及び図2のロッド塗布装置において、
生産性向上の観点から塗布速度を高速化する傾向にあ
り、ウエブ10を高速走行させるだけではなく、塗布す
るウエブ10の後端と次に塗布するウエブの前端を接合
することにより連続運転を行うようにしている。この
為、ウエブ同士を接合した接合部がロッドを通過する時
に、ロッド12、24の微振動等の外乱による塗布液へ
の泡の巻き込みが生じ、塗布不良が発生する。この塗布
不良の原因となる外乱は、塗布速度が高速化されるほど
発生し易くなる。
生産性向上の観点から塗布速度を高速化する傾向にあ
り、ウエブ10を高速走行させるだけではなく、塗布す
るウエブ10の後端と次に塗布するウエブの前端を接合
することにより連続運転を行うようにしている。この
為、ウエブ同士を接合した接合部がロッドを通過する時
に、ロッド12、24の微振動等の外乱による塗布液へ
の泡の巻き込みが生じ、塗布不良が発生する。この塗布
不良の原因となる外乱は、塗布速度が高速化されるほど
発生し易くなる。
【0018】そこで、本発明のロッド塗布方法によれ
ば、ウエブ同士を接合した接合部がアプリケータ用ロッ
ド12(図1)又は塗工装置用ロッド24(図2)を通
過する前にウエブ10とロッド12、24を接触させた
ままでロッド12、24の回転を停止して塗布を中断す
る。そして、接合部がロッド12、24を通過したらロ
ッド12、24を再び回転させて塗布を再開する。これ
により、接合部がロッド12、24を通過する時、即ち
接合部がロッド12、24に当たってロッド12、24
を微振動させる等の外乱が生じる時にはロッド12、2
4が回転していないので、塗布液20に泡が発生しな
い。ロッド12、24の回転を停止している時間は、ウ
エブ10の走行速度、接合部の接合テープの貼り方、接
合部のウエブ端の形状等の泡の発生を左右する条件をど
のように設定するかによる。即ち、ロッド12、24の
回転を停止している時間が短すぎると、ロッド12、2
4と接合部が通過しきらないうちにロッド12、24が
回転を開始するために泡を発生してしまう。逆に、停止
時間が長すぎると、塗布液20が塗布されないウエブ部
分が多くなるので、製品ロスの原因になる。従って、停
止時間が0.5秒〜20秒、好ましくは2秒〜10秒の
範囲に入るように、ウエブ10の走行速度、接合部の接
合テープの貼り方、接合部のウエブ端の形状等に合わせ
て決定することが必要である。
ば、ウエブ同士を接合した接合部がアプリケータ用ロッ
ド12(図1)又は塗工装置用ロッド24(図2)を通
過する前にウエブ10とロッド12、24を接触させた
ままでロッド12、24の回転を停止して塗布を中断す
る。そして、接合部がロッド12、24を通過したらロ
ッド12、24を再び回転させて塗布を再開する。これ
により、接合部がロッド12、24を通過する時、即ち
接合部がロッド12、24に当たってロッド12、24
を微振動させる等の外乱が生じる時にはロッド12、2
4が回転していないので、塗布液20に泡が発生しな
い。ロッド12、24の回転を停止している時間は、ウ
エブ10の走行速度、接合部の接合テープの貼り方、接
合部のウエブ端の形状等の泡の発生を左右する条件をど
のように設定するかによる。即ち、ロッド12、24の
回転を停止している時間が短すぎると、ロッド12、2
4と接合部が通過しきらないうちにロッド12、24が
回転を開始するために泡を発生してしまう。逆に、停止
時間が長すぎると、塗布液20が塗布されないウエブ部
分が多くなるので、製品ロスの原因になる。従って、停
止時間が0.5秒〜20秒、好ましくは2秒〜10秒の
範囲に入るように、ウエブ10の走行速度、接合部の接
合テープの貼り方、接合部のウエブ端の形状等に合わせ
て決定することが必要である。
【0019】次に、接合部がロッド12、24を通過し
た後、再びロッド12、24を回転させて塗布を再開す
る時には、ロッド12、24とウエブ10は接触したま
まの状態にある。従って、ロッド12、24の回転を再
開する時にウエブ10がロッド12、24に接触する衝
撃等による外乱が発生しないので、塗布の再開時に泡が
発生しない。本発明の塗布方法の場合、ウエブ接合部及
びその近傍は塗布液20が塗布されないが、この接合部
は従来のロッド塗布方法においても製品とはならない除
去部分であるので、歩留り低下の原因とはならない。
た後、再びロッド12、24を回転させて塗布を再開す
る時には、ロッド12、24とウエブ10は接触したま
まの状態にある。従って、ロッド12、24の回転を再
開する時にウエブ10がロッド12、24に接触する衝
撃等による外乱が発生しないので、塗布の再開時に泡が
発生しない。本発明の塗布方法の場合、ウエブ接合部及
びその近傍は塗布液20が塗布されないが、この接合部
は従来のロッド塗布方法においても製品とはならない除
去部分であるので、歩留り低下の原因とはならない。
【0020】これにより、ウエブ同士を接合した接合部
を有するウエブ10に、高速回転するロッド12、24
で塗布液20を塗布する場合でも泡が発生しないので、
泡による塗布不良が発生しない。従って、高品質を維持
しながら生産性を向上させることができる。また、ロッ
ド12、24の回転を一度停止した後、再びロッド1
2、24を回転する時に、ロッド12、24が瞬時に高
速回転に達する場合には、ウエブ10への塗布液20の
衝突により微細な泡が発生することがある。この場合に
は、液溜まりに21減圧脱気した塗布液20を供給した
り、加温して粘度を下げた塗布液20を供給したり、減
圧脱気と加温を両方を行った塗布液20を供給すること
により、解決することができる。
を有するウエブ10に、高速回転するロッド12、24
で塗布液20を塗布する場合でも泡が発生しないので、
泡による塗布不良が発生しない。従って、高品質を維持
しながら生産性を向上させることができる。また、ロッ
ド12、24の回転を一度停止した後、再びロッド1
2、24を回転する時に、ロッド12、24が瞬時に高
速回転に達する場合には、ウエブ10への塗布液20の
衝突により微細な泡が発生することがある。この場合に
は、液溜まりに21減圧脱気した塗布液20を供給した
り、加温して粘度を下げた塗布液20を供給したり、減
圧脱気と加温を両方を行った塗布液20を供給すること
により、解決することができる。
【0021】減圧脱気は、低圧の方が処理時間は短くな
るが、低圧過ぎると沸騰現象により泡が発生するので、
通常の塗布液20では10〜500mmHgが好まし
い。また、水系の塗布液20では20〜200mmHg
が好ましい。塗布液20の加温は、塗布液20が沸騰し
ない沸点以下で行うと共に、塗布液20に含まれる薬剤
の耐熱性以下の温度を行う必要がある。水系の塗布液2
0では、80°C以下、好ましくは50°C以下であ
る。
るが、低圧過ぎると沸騰現象により泡が発生するので、
通常の塗布液20では10〜500mmHgが好まし
い。また、水系の塗布液20では20〜200mmHg
が好ましい。塗布液20の加温は、塗布液20が沸騰し
ない沸点以下で行うと共に、塗布液20に含まれる薬剤
の耐熱性以下の温度を行う必要がある。水系の塗布液2
0では、80°C以下、好ましくは50°C以下であ
る。
【0022】本発明に使用される塗布液20は、特に限
定されるものではなく、高分子化合物を水又は有機溶剤
で溶解した溶液、顔料水分散液、コロイド溶液等が使用
される。また、塗布液の物性も特に限定されるものでは
ないが、粘度は低い方が適しており、100cp以下、
好ましくは50cp以下が適している。表面張力も特に
限定されないが、50dyne/cm以下において好ま
しい結果が得られる。
定されるものではなく、高分子化合物を水又は有機溶剤
で溶解した溶液、顔料水分散液、コロイド溶液等が使用
される。また、塗布液の物性も特に限定されるものでは
ないが、粘度は低い方が適しており、100cp以下、
好ましくは50cp以下が適している。表面張力も特に
限定されないが、50dyne/cm以下において好ま
しい結果が得られる。
【0023】また、本発明に使用されるウエブ10とし
ては、紙、プラスチックフイルム、金属、レジンコーテ
ィッド紙、合成紙等が含まれる。プラスチック材質は、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等
のビニル重合体、6、6ナイロン、6ナイロン等のポリ
アミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
2、6ナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリスルホン、ノルボルネン系樹脂フィルム、ポリ
ビニールアルコール、スチレン、SBR共重合体、セル
ローストリアセテート、セルロースダイアセテート等の
セルロースアセテート等が使用される。また、レジンコ
ーティッド紙に用いる樹脂としては、ポリエチレンをは
じめとするポリオレフィンが代表的であるが、必ずしも
これに限定されない。また、金属支持体としては、例え
ばアルミニウム板がある。ウエブの厚みも特に限定され
ないが、0.01〜1.0mm程度のものが取り扱いや
汎用性の点で便利である。
ては、紙、プラスチックフイルム、金属、レジンコーテ
ィッド紙、合成紙等が含まれる。プラスチック材質は、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等
のビニル重合体、6、6ナイロン、6ナイロン等のポリ
アミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
2、6ナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリスルホン、ノルボルネン系樹脂フィルム、ポリ
ビニールアルコール、スチレン、SBR共重合体、セル
ローストリアセテート、セルロースダイアセテート等の
セルロースアセテート等が使用される。また、レジンコ
ーティッド紙に用いる樹脂としては、ポリエチレンをは
じめとするポリオレフィンが代表的であるが、必ずしも
これに限定されない。また、金属支持体としては、例え
ばアルミニウム板がある。ウエブの厚みも特に限定され
ないが、0.01〜1.0mm程度のものが取り扱いや
汎用性の点で便利である。
【0024】尚、本発明のロッド塗布方法は、上記実施
の形態で説明したロッド塗布装置に適用することに限定
されるものではなく、バーやローラ等のロッドと、液溜
まりの塗布液とでウエブに塗布する形態の塗布方法であ
ればどのような装置でもよい。特に、アプリケータ用ロ
ッドに溝や凸凹の存在するグラビアローラコータ等に本
発明のロッド塗布方法を適用することは有効と考えられ
る。
の形態で説明したロッド塗布装置に適用することに限定
されるものではなく、バーやローラ等のロッドと、液溜
まりの塗布液とでウエブに塗布する形態の塗布方法であ
ればどのような装置でもよい。特に、アプリケータ用ロ
ッドに溝や凸凹の存在するグラビアローラコータ等に本
発明のロッド塗布方法を適用することは有効と考えられ
る。
【0025】また、ロッドに接触して走行するウエブの
塗布面とは反対側の面にバックアップローラを設けて、
ローラとバックアップローラとの間の間隙の量で塗布量
を調節するタイプの場合にも本発明のロッド塗布方法を
適用することができる。但し、ウエブ同士の接合部が前
記間隙に引っ掛かることがあるので、この場合には、間
隙の量を大きくすることが必要である。
塗布面とは反対側の面にバックアップローラを設けて、
ローラとバックアップローラとの間の間隙の量で塗布量
を調節するタイプの場合にも本発明のロッド塗布方法を
適用することができる。但し、ウエブ同士の接合部が前
記間隙に引っ掛かることがあるので、この場合には、間
隙の量を大きくすることが必要である。
【0026】また、本発明の実施の形態では、ウエブ同
士の接合部で説明したが、接合部と同様の外乱を発生さ
せるもの、例えばウエブ表面の凸状部等でもよい。
士の接合部で説明したが、接合部と同様の外乱を発生さ
せるもの、例えばウエブ表面の凸状部等でもよい。
【0027】
【実施例】次に、上記図1のロッド塗布装置を用いて本
発明のロッド塗布方法を実施した実施例を説明する。 〔実施例1〕塗布条件は、厚さ100μmのポリエチレ
ンテレフタレート(PET)のウエブ同士を接合テープ
で付け合わせ接合した接合部を有するウエブを、走行速
度30m/分で連続走行し、アプリケータ用ロッドで、
表1の組成で粘度が2.3cp(2.3mPa・s)の
塗布液を8cc/m2 の塗布量となるようにウエブに塗布
した。
発明のロッド塗布方法を実施した実施例を説明する。 〔実施例1〕塗布条件は、厚さ100μmのポリエチレ
ンテレフタレート(PET)のウエブ同士を接合テープ
で付け合わせ接合した接合部を有するウエブを、走行速
度30m/分で連続走行し、アプリケータ用ロッドで、
表1の組成で粘度が2.3cp(2.3mPa・s)の
塗布液を8cc/m2 の塗布量となるようにウエブに塗布
した。
【0028】
【表1】 そして、ウエブ接合部のロッド通過条件を、本発明のロ
ッド塗布方法に基づいて行った実施例1と、従来のロッ
ド塗布方法に基づいて行った比較例2及び3について、
塗布膜面の泡の発生状態を比較した。ウエブ接合部のロ
ッド通過条件は次の通りである。 本発明の実施例1では、走行するウエブの接合部がア
プリケータ用ロッドを通過する1m前でウエブを接触さ
せたままでアプリケータ用ロッドの回転を停止し、接合
部通過1m後にアプリケータ用ロッドを再び回転して塗
布を再開した。 比較例1では、走行するウエブの接合部を回転するア
プリケータ用ロッドにそのまま通過させながら塗布を行
った。 比較例2では、接合部が回転するアプリケータ用ロッ
ドを通過する前に、ウエブとアプリケータ用ロッドの接
触を断ち、接合部が通過後にウエブを回転するアプリケ
ータ用ロッドに再び接触させて塗布を再開した。
ッド塗布方法に基づいて行った実施例1と、従来のロッ
ド塗布方法に基づいて行った比較例2及び3について、
塗布膜面の泡の発生状態を比較した。ウエブ接合部のロ
ッド通過条件は次の通りである。 本発明の実施例1では、走行するウエブの接合部がア
プリケータ用ロッドを通過する1m前でウエブを接触さ
せたままでアプリケータ用ロッドの回転を停止し、接合
部通過1m後にアプリケータ用ロッドを再び回転して塗
布を再開した。 比較例1では、走行するウエブの接合部を回転するア
プリケータ用ロッドにそのまま通過させながら塗布を行
った。 比較例2では、接合部が回転するアプリケータ用ロッ
ドを通過する前に、ウエブとアプリケータ用ロッドの接
触を断ち、接合部が通過後にウエブを回転するアプリケ
ータ用ロッドに再び接触させて塗布を再開した。
【0029】また、塗布膜面における泡の発生状態の評
価は、複数回の接合通過を実施し、泡の発生の有無を目
視で確認する。複数回実施した接合通過で何回泡が観察
されたかで泡の発生率を表した。 泡の発生率(%)=(泡の発生した接合通過回数/全接
合通過回数)×100 評価結果は、表2に示したように、本発明の実施例1で
は、塗布膜面に泡の発生が全く認められなかったのに対
し、比較例1では塗布膜面全体に泡の発生が認められ
た。
価は、複数回の接合通過を実施し、泡の発生の有無を目
視で確認する。複数回実施した接合通過で何回泡が観察
されたかで泡の発生率を表した。 泡の発生率(%)=(泡の発生した接合通過回数/全接
合通過回数)×100 評価結果は、表2に示したように、本発明の実施例1で
は、塗布膜面に泡の発生が全く認められなかったのに対
し、比較例1では塗布膜面全体に泡の発生が認められ
た。
【0030】
【表2】 〔実施例2〕実施例2は、実施例1と同じロッド塗布装
置及びウエブを用いて本発明のロッド塗布方法を行った
ものであり、ウエブの走行速度を30、50、80m/
分と変えた場合の塗布膜面の泡の発生状態を調べた。塗
布膜面の泡の評価方法は実施例1の場合と同様である。
尚、塗布液は組成が実施例1同じものを60mmHg下
で減圧脱気したものを使用した。
置及びウエブを用いて本発明のロッド塗布方法を行った
ものであり、ウエブの走行速度を30、50、80m/
分と変えた場合の塗布膜面の泡の発生状態を調べた。塗
布膜面の泡の評価方法は実施例1の場合と同様である。
尚、塗布液は組成が実施例1同じものを60mmHg下
で減圧脱気したものを使用した。
【0031】実施例2では、アプリケータ用ロッドを停
止するタイミング及び再開するタイミングをウエブの走
行速度に応じて次の通り変えた。即ち、ウエブの走行速
度が30m/分の場合は、実施例1と同じで接合部の1
m前で停止すると共に、接合部1m通過後に回転を再開
した。ウエブの走行速度が50m/分の場合は、接合部
の3m前で停止すると共に、接合部3m通過後に回転を
再開した。ウエブの走行速度が80m/分の場合は、接
合部の5m前で停止すると共に、接合部5m通過後に回
転を再開した。
止するタイミング及び再開するタイミングをウエブの走
行速度に応じて次の通り変えた。即ち、ウエブの走行速
度が30m/分の場合は、実施例1と同じで接合部の1
m前で停止すると共に、接合部1m通過後に回転を再開
した。ウエブの走行速度が50m/分の場合は、接合部
の3m前で停止すると共に、接合部3m通過後に回転を
再開した。ウエブの走行速度が80m/分の場合は、接
合部の5m前で停止すると共に、接合部5m通過後に回
転を再開した。
【0032】一方、比較例3では、走行するウエブの接
合部を回転するアプリケータ用ロッドにそのまま通過さ
せながら塗布を行った。また、比較例3では、接合部が
アプリケータ用ロッドを通過する時に泡の巻き込みを抑
制する従来の方法に基づいて、ウエブ同士の接合部に貼
る接合テープの貼り方、或いは接合部のウエブ端の形状
を図3(A)〜(D)のように工夫したものを使用し
た。図3(A)は、最も一般的な接合方法であり、ウエ
ブの幅方向に対して90°の角度になるようにウエブ同
士を突き合わせで両面を接合テープで止めたものであ
る。図3(B)は、図3(A)において接合テープの前
端(ウエブ走行方向の上流側)の形状を鋸刃状にすると
共に後端(ウエブ走行方向の下流側)を直線状としたも
のである。図3(C)は、図3(B)とは逆に、接合テ
ープの前端の形状を直線状にすると共に後端を鋸刃状と
したものである。図3(D)は、ウエブの幅方向に対し
て30°の角度になるようにウエブ同士を突き合わせて
ウエブ両面を接合テープで斜め貼りしたものである。
合部を回転するアプリケータ用ロッドにそのまま通過さ
せながら塗布を行った。また、比較例3では、接合部が
アプリケータ用ロッドを通過する時に泡の巻き込みを抑
制する従来の方法に基づいて、ウエブ同士の接合部に貼
る接合テープの貼り方、或いは接合部のウエブ端の形状
を図3(A)〜(D)のように工夫したものを使用し
た。図3(A)は、最も一般的な接合方法であり、ウエ
ブの幅方向に対して90°の角度になるようにウエブ同
士を突き合わせで両面を接合テープで止めたものであ
る。図3(B)は、図3(A)において接合テープの前
端(ウエブ走行方向の上流側)の形状を鋸刃状にすると
共に後端(ウエブ走行方向の下流側)を直線状としたも
のである。図3(C)は、図3(B)とは逆に、接合テ
ープの前端の形状を直線状にすると共に後端を鋸刃状と
したものである。図3(D)は、ウエブの幅方向に対し
て30°の角度になるようにウエブ同士を突き合わせて
ウエブ両面を接合テープで斜め貼りしたものである。
【0033】実施例2及び比較例3について塗布膜面に
おける泡の発生状態は表3の結果の通りである。
おける泡の発生状態は表3の結果の通りである。
【0034】
【表3】 尚、表3の(A)、(B)、(C)及び(D)は、それ
ぞれ図3の(A)、(B)、(C)及び(D)にそれぞ
れ対応する。
ぞれ図3の(A)、(B)、(C)及び(D)にそれぞ
れ対応する。
【0035】表3の結果から分かるように、本発明の実
施例2では、ウエブの走行速度が30(m/分)から8
0(m/分)に速くなっても塗布膜面において泡の発生
が全く認められなかった。一方、比較例3では、ウエブ
の一般接合方法である(A)の場合、ウエブの走行速度
が30(m/分)から80(m/分)において塗布膜前
面に泡の発生が認められた。比較例の中では(C)の結
果が一番良かったが、この場合でもウエブの走行速度が
30(m/分)と低速の場合には塗布膜面に泡の発生が
無いが、走行速度が50や80(m/分)のように速く
なると、塗布膜面全体に泡の発生が認められた。 〔実施例3〕実施例3は、実施例1と同じロッド塗布装
置及びウエブを用いて本発明のロッド塗布方法を行った
ものであり、ウエブの走行速度を100m/分で行った
場合のウエブ塗布膜面の泡の発生状態を調べた。塗布膜
の泡の評価方法は実施例1の場合と同様である。尚、塗
布液は、表4の組成で粘度が1.3cp(1.3mPa
・s)のものを25mmHgで減圧脱気したものを使用
した。また、塗布量は6cc/m2 になるようにアプリケ
ータ用ロッドを選定した。
施例2では、ウエブの走行速度が30(m/分)から8
0(m/分)に速くなっても塗布膜面において泡の発生
が全く認められなかった。一方、比較例3では、ウエブ
の一般接合方法である(A)の場合、ウエブの走行速度
が30(m/分)から80(m/分)において塗布膜前
面に泡の発生が認められた。比較例の中では(C)の結
果が一番良かったが、この場合でもウエブの走行速度が
30(m/分)と低速の場合には塗布膜面に泡の発生が
無いが、走行速度が50や80(m/分)のように速く
なると、塗布膜面全体に泡の発生が認められた。 〔実施例3〕実施例3は、実施例1と同じロッド塗布装
置及びウエブを用いて本発明のロッド塗布方法を行った
ものであり、ウエブの走行速度を100m/分で行った
場合のウエブ塗布膜面の泡の発生状態を調べた。塗布膜
の泡の評価方法は実施例1の場合と同様である。尚、塗
布液は、表4の組成で粘度が1.3cp(1.3mPa
・s)のものを25mmHgで減圧脱気したものを使用
した。また、塗布量は6cc/m2 になるようにアプリケ
ータ用ロッドを選定した。
【0036】また、実施例3では、ウエブの走行速度を
100m/分した時のウエブ接合部のロッド通過条件と
して、接合前3mでアプリケータ用ロッドの回転を停止
し、接合部5m通過後に再びアプリケータ用ロッドを回
転して塗布を再開した。
100m/分した時のウエブ接合部のロッド通過条件と
して、接合前3mでアプリケータ用ロッドの回転を停止
し、接合部5m通過後に再びアプリケータ用ロッドを回
転して塗布を再開した。
【0037】
【表4】 本発明による実施例3の場合にも塗布膜面には全く泡の
発生が認められなかった。 〔実施例4〕実施例4は、本発明のロット塗布方法にお
いて、ウエブの接合部がアプリケータ用ロッドを通過
後、何秒後にアプリケータ用ロッドの回転を再開するこ
とが適切かを塗布液の温度を変えて調べたものである。
ロッド塗布装置及びウエブは実施例1と同じものを使用
し、塗布膜面の泡の評価方法は実施例1と同様である。
また、ウエブを80m/分の走行速度で走行させ、表1
と同じ組成の塗布液を6cc/m2 の塗布量となるように
ウエブに塗布した。
発生が認められなかった。 〔実施例4〕実施例4は、本発明のロット塗布方法にお
いて、ウエブの接合部がアプリケータ用ロッドを通過
後、何秒後にアプリケータ用ロッドの回転を再開するこ
とが適切かを塗布液の温度を変えて調べたものである。
ロッド塗布装置及びウエブは実施例1と同じものを使用
し、塗布膜面の泡の評価方法は実施例1と同様である。
また、ウエブを80m/分の走行速度で走行させ、表1
と同じ組成の塗布液を6cc/m2 の塗布量となるように
ウエブに塗布した。
【0038】結果は表5の通りである。
【0039】
【表5】 表5に示すように、塗布液の温度が25°Cの場合は、
接合部がロッドを通過してから8秒後(ウエブの長さに
換算して10.7m)にアプリケータ用ロッドの回転を
再開すると塗布膜面に泡の発生がない状態で塗布を再開
することができる。35°Cの場合は6秒後(ウエブの
長さに換算して8.0m)、45°Cの場合は4秒後
(ウエブの長さに換算して5.3m)であった。このこ
とから、塗布液を加温して流動性を上げることが、アプ
リケータ用ロッドの停止時間を短縮する上で重要にな
る。
接合部がロッドを通過してから8秒後(ウエブの長さに
換算して10.7m)にアプリケータ用ロッドの回転を
再開すると塗布膜面に泡の発生がない状態で塗布を再開
することができる。35°Cの場合は6秒後(ウエブの
長さに換算して8.0m)、45°Cの場合は4秒後
(ウエブの長さに換算して5.3m)であった。このこ
とから、塗布液を加温して流動性を上げることが、アプ
リケータ用ロッドの停止時間を短縮する上で重要にな
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロッド塗
布方法によれば、ウエブの接合部がロッドを通過する時
に、塗布液への泡の巻き込みがないので、泡による塗布
不良が発生しない。従って、高品質を維持しながら生産
性を向上させることができる。
布方法によれば、ウエブの接合部がロッドを通過する時
に、塗布液への泡の巻き込みがないので、泡による塗布
不良が発生しない。従って、高品質を維持しながら生産
性を向上させることができる。
【図1】本発明のロッド塗布方法を適用するロッド塗布
装置の構成図
装置の構成図
【図2】本発明のロッド塗布方法を適用する別のロッド
塗布装置の構成図
塗布装置の構成図
【図3】ウエブ同士の接合方法の態様を示した説明図
10…ウエブ 12…アプリケータ用ロッド 14…塗布液パン 18…掻落とし用ロッド 20…塗布液 22…塗布膜 24…塗工装置用ロッド
Claims (4)
- 【請求項1】ウエブ同士を接合した接合部を有するウエ
ブであって、該ウエブを連続走行させながら回転するロ
ッドと接触し、該ロッドの回転により塗布液溜まりの塗
布液を前記ウエブに転移して塗布するロッド塗布方法に
於いて、 前記接合部が前記ロッドを通過する前に前記ウエブと前
記ロッドを接触させたままで前記ロッドの回転を停止し
て塗布を中断し、前記接合部が前記ロッドを通過したら
前記ロッドを再び回転させて塗布を再開することを特徴
とするロッド塗布方法。 - 【請求項2】前記塗布液溜まりに脱気した塗布液を供給
することを特徴とする請求項1のロッド塗布方法。 - 【請求項3】前記塗布液溜まりに加温した塗布液を供給
することを特徴とする請求項1のロッド塗布方法。 - 【請求項4】前記塗布液溜まりに脱気し、且つ加温した
塗布液を供給することを特徴とする請求項1のロッド塗
布方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9918998A JPH11290763A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | ロッド塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9918998A JPH11290763A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | ロッド塗布方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11290763A true JPH11290763A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14240710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9918998A Pending JPH11290763A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | ロッド塗布方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11290763A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016182568A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 日本ゼオン株式会社 | 複層フィルムの製造方法 |
| WO2022075217A1 (ja) * | 2020-10-06 | 2022-04-14 | 富士フイルム株式会社 | 塗布装置、インクジェット印刷装置及び塗布方法 |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9918998A patent/JPH11290763A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016182568A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 日本ゼオン株式会社 | 複層フィルムの製造方法 |
| WO2022075217A1 (ja) * | 2020-10-06 | 2022-04-14 | 富士フイルム株式会社 | 塗布装置、インクジェット印刷装置及び塗布方法 |
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