JPH1129164A - 合成樹脂製ヒンジキャップ - Google Patents

合成樹脂製ヒンジキャップ

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JPH1129164A
JPH1129164A JP9180886A JP18088697A JPH1129164A JP H1129164 A JPH1129164 A JP H1129164A JP 9180886 A JP9180886 A JP 9180886A JP 18088697 A JP18088697 A JP 18088697A JP H1129164 A JPH1129164 A JP H1129164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の使用時には容器開口部から外れにく
く、分別回収時には容器開口部から容易に離脱可能であ
りかつ低コストで製造可能にすること。 【解決手段】 本体と、本体にヒンジ部を介して開閉自
在に一体成形された上蓋とからなる合成樹脂製ヒンジキ
ャップ。本体は、開封予定部が形成された頂面壁の周囲
から下方に延びて容器開口部に装着される外側装着壁を
備え、上蓋は、天壁部の周囲から下方に延びるスカート
部を備えている。外側装着壁の、ヒンジ部が形成されて
いる一部周域を除く他の周域には小径部が形成され、上
蓋のスカート部は、上蓋を閉じたとき、小径部の外周面
を覆うよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体等の内容物が
収容された容器の開口部に打栓して使用され、分別回収
時には容器開口部から容易に離脱せしめることができ
る、合成樹脂製ヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】液体等の内容物が収容された容器は、そ
の内容物が漏洩しないよう、例えば合成樹脂製キャップ
により、その開口部が密封される。合成樹脂製キャップ
は一般に、容器開口部に打栓されることにより装着され
る。内容物が存在する容器の使用時には、キャップは容
器開口部に対して充分確実な密封状態を維持しながらし
っかりと装着され、容易に外れないことが必要である。
他方、内容物を消費した後には、分別回収して資源の再
利用及び環境保全を図るため、キャップは容器開口部か
ら容易に離脱せしめられることが要求される。
【0003】上記要求を満足するための合成樹脂製キャ
ップとしては、例えば、実開平6−59247号公報に
開示されたものを挙げることができる。上記公報に開示
された合成樹脂製キャップは、本体(注出口)と上蓋
(オーバーキャップ)とからなる。本体は、頂面壁(天
板)に立設された排出案内壁(嘴部)、破断部により開
口される開封予定部(開口部)、頂面壁の周縁に下向き
に立設されて容器開口部に装着される外側装着壁(外周
部)、外側装着壁の上方に突設され螺子部を有する外
筒、を備えている。上蓋は、上記外筒と外側装着壁とを
覆う長さを有しかつ上記外筒の螺子部に螺着可能な螺子
部を設けた側壁、この側壁にヒンジ部を介して開閉自在
に連結された蓋体、を備えている。本体の上記外側装着
壁は末広がり状に形成されている。あるいは、上記外側
装着壁には複数の切込み(切目)が形成されている。そ
して上蓋を本体に螺着すると、上記側壁が外側装着壁を
押圧して、本体が容器開口部に装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の合成樹脂製
キャップはいわゆる合成樹脂製ヒンジキャップであり、
この合成樹脂製ヒンジキャップは、上蓋を本体に螺着す
ると、上記側壁が外側装着壁を押圧し、その径を縮小し
て本体が容器開口部に装着されるよう構成されているの
で、キャップは容器開口部に対してしっかりと装着さ
れ、容易に外れることはない、との優れた効果が得られ
る。しかしながら、内容物の消費後、分別回収のため
に、キャップを容器開口部から離脱せしめるためには、
本体を容器開口部から離脱せしめるに先立って、上蓋を
容器開口部に装着された本体に対し螺着部において相対
回転させて本体から取り外さねばならず、取り外し操作
が比較的煩わしい上、上記側壁が外側装着壁を押圧して
いることに起因して、上蓋の本体に対する回転操作が困
難となるおそれが多分にある。すなわち分別回収の際、
キャップを容器開口部から容易に離脱せしめることがで
きないおそれがある。
【0005】また、上記従来の合成樹脂製ヒンジキャッ
プは、全体が一体成形された一つの部品からなるのが本
来であるが、上記したとおり本体と上蓋とは相互に螺着
されることにより一体となる如き別部材からなるので、
合成樹脂製ヒンジキャップでありながら二つの部品から
構成されている。その結果、上記従来の合成樹脂製ヒン
ジキャップは、部品点数が増えて従来どおりの成形方法
により全体を一体成形することができないので、製造コ
ストが高くなる。
【0006】本発明は上記事実に基づいてなされたもの
であり、その主目的は、内容物が存在する容器の使用時
には、容器開口部に対して充分確実に装着されて容易に
外れることはなく、他方、分別回収時には容器開口部か
ら容易に離脱せしめられると共に、比較的低コストで製
造可能である、新規な合成樹脂製ヒンジキャップを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主目的を達成するた
め、本発明によれば、本体と、該本体にヒンジ部を介し
て開閉自在に一体成形された上蓋とからなり、該本体
は、頂面壁、該頂面壁の周囲から下方に延びる環状の外
側装着壁、該頂面壁に形成された開封予定部、該頂面壁
の、該開封予定部の周囲から上方に延びる環状の排出案
内壁及び該排出案内壁の外側から上方に延びる環状係止
壁の外周面に形成された係止突条、を備え、該上蓋は、
天壁部、該天壁部の周囲から下方に延びるスカート部、
該スカート部の内周面に形成されて該本体の該係止突条
に係止される被係止突条、を備え、該本体の該外側装着
壁の内周面には容器開口部の外周面に形成された係止あ
ご部に係止される係止突部が形成されている合成樹脂製
ヒンジキャップにおいて、該本体の該外側装着壁の、該
ヒンジ部が形成されている一部周域を除く他の周域に
は、外径が該一部周域の外径より所定の半径方向幅だけ
小さい小径部が形成され、該上蓋の該スカート部の軸方
向長さは、該上蓋を閉じたとき、該外側装着壁の該小径
部の外周面を覆うことができるよう、該他の周域に対応
する部分が該一部周域に対応する部分より長く規定され
ている、ことを特徴とする合成樹脂製ヒンジキャップ、
が提供される。
【0008】上記本発明における合成樹脂製ヒンジキャ
ップは、本体に対し上蓋を閉じた状態で内容物が収容さ
れた容器の開口部に打栓されて装着される。打栓の際に
外側装着壁の外径、特に小径部の外径が瞬時拡大される
が、その外周面を覆う上蓋のスカート部により拘束され
て過剰な拡大が阻止され、即刻に元の外径に復帰せしめ
られるので、破損するおそれはない(外側装着壁に形成
された切込みがスコアである場合)。
【0009】また打栓後、上蓋を閉じた状態で外側装着
壁の小径部の外周面は上蓋のスカート部に覆われるの
で、外側装着壁の半径方向外方への拡大が拘束されてそ
の係止突条の、容器開口部の係止あご部に対する保持力
が充分維持される。その結果、ヒンジキャップは、容器
開口部に対してしっかりと装着されて密封性が保持さ
れ、容易に外れることはない。
【0010】他方、分別回収時には、本体に対し上蓋を
開き、上蓋のスカート部を外側装着壁の小径部の外周面
を覆う位置から開放した状態にせしめた後、本体の外側
装着壁の小径部、特にヒンジ部と半径方向に対峙する部
位の下端を、指先によって、容器開口部から離れる軸方
向に強制移動せしめることにより、外側装着壁は容器開
口部から容易に離脱せしめられる。したがってヒンジキ
ャップ全体は容器開口部から容易に離脱せしめられる。
【0011】上記本発明における合成樹脂製ヒンジキャ
ップはまた、本体と上蓋とはヒンジ部を介して連結され
た一部品からなり、しかも従来どおりの成形方法(射出
成形)により一体成形することができるので、比較的低
コストで製造可能である。
【0012】更に、上蓋の被係止突条が本体の係止突条
を軸方向に乗り越えることによって係止されることによ
り、上蓋が本体に対して閉じられる際、本体の係止突条
の周辺に付着した醤油等の液体が上記係止時の圧力によ
り外部に飛散しようとしても(いわゆる液飛びが発生し
ようとしても)、本体の頂面壁の周縁部の、上記他の周
域に対応する部分は、上蓋の比較的軸方向長さの長いス
カート部によって覆われるので、液飛びは確実に防止さ
れる。
【0013】本発明においては、該上蓋が閉じられた状
態でかつ、該係止あご部が許容される最大のプラス公差
を有する外径寸法に製作された該容器開口部に打栓され
て、該外側装着壁の該小径部の該外周面の外径寸法が実
質上最大に拡大された状態にせしめられても、該小径部
の該外周面の該外径寸法が該スカート部の内周面の内径
寸法を実質上越えることのないよう、該スカート部の該
内周面と該小径部の該外周面との間には、予め隙間が設
けられている、ことが好ましい。
【0014】この発明における合成樹脂製ヒンジキャッ
プによれば、係止あご部の外径が許容される最大寸法に
製作された容器開口部に打栓された場合においても、外
側装着壁の小径部の外周面がスカート部の内周面を半径
方向外方に押圧して、上蓋の開閉時の抵抗を増大するこ
とは確実に防止されるので、本体に対する上蓋の開閉は
常に所望のとおりに円滑に遂行せしめられる。
【0015】本発明においては、該スカート部の該内周
面と該小径部の該外周面との間の隙間をS、該容器開口
部の該係止あご部の外径寸法の公差をZとすると、Sと
Zとの関係は、 S≧1/2Z に規定されている、ことが好ましい。
【0016】この発明における合成樹脂製ヒンジキャッ
プによれば、前記効果が更に具体的に達成される。ただ
し、本体の外側装着壁の小径部及び上蓋のスカート部は
誤差の無い所定の寸法で製作されているものとする。
【0017】本発明においては、該小径部の下端部の、
少なくとも該ヒンジ部と半径方向に対峙する部位には、
半径方向外方に突出するフランジ部が形成されている、
ことが好ましい。
【0018】この発明における合成樹脂製ヒンジキャッ
プにおいては、分別回収時に、上記した如く、外側装着
壁の下端を指先によって容器開口部から離れる軸方向に
強制移動せしめる際、上記フランジ部を指先の引掛部と
して利用することができ、容器開口部からの離脱を一層
容易にせしめることができる。この発明は、容器開口部
に張出リング(トランスファーリング)が形成されてい
る場合には、特に有用である。
【0019】本発明においては、該外側装着壁にはその
下端から上半部まで延びる切込みが周方向に間隔をおい
て形成されている、ことが好ましい。
【0020】この発明における合成樹脂製ヒンジキャッ
プにおいては、分別回収時における外側装着壁の容器開
口部からの離脱が一層容易にせしめられる。したがって
ヒンジキャップ全体の容器開口部からの離脱が一層容易
にせしめられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
合成樹脂製ヒンジキャップの好適実施形態を、添付図面
を参照して更に詳細に説明する。全体を番号2で示す合
成樹脂製ヒンジキャップは、本体4と、本体4にヒンジ
部5を介して開閉自在に一体成形された上蓋6とからな
る。本体4と上蓋6とは、ポリプロピレン又はポリエチ
レンの如き適宜の合成樹脂から一体成形することができ
る。本体4は、実質上水平に延在する頂面壁8を備えて
いる。頂面壁8には、破断可能なスコア10が形成され
ている。スコア10は、図5に示されているように、軸
線方向から見て適宜の形状をなすループ状に形成され
て、開封予定部12を構成している。開封予定部12に
は上方に延在する開封用のプルリング14が形成されて
いる。頂面壁8には、更に、開封予定部12の周囲から
上方に延びる環状の排出案内壁16、排出案内壁16の
周囲から上方に延びる環状係止壁18、頂面壁8の周囲
から下方に延びる環状の外側装着壁20、頂面壁8にお
ける、外側装着壁20の内側から下方に延びる環状の内
側装着壁22が形成されている。上記環状係止壁18の
外周面には係止突条24が形成されている。外側装着壁
20と内側装着壁22との間には環状の隙間が形成され
ている。
【0022】上蓋6は、実質上水平に延在する天壁部3
0を備えている。天壁部30には、その周囲から下方に
延びるスカート部32、スカート部32の内側から下方
に延びる円筒形状のシール壁34が形成されている。な
お本体4に対して開閉する上蓋6に関して「上下」、あ
るいは「上方、下方」とは、図3及び図4に示すよう
に、上蓋6が本体4を閉じた状態における上下方向を意
味するものとする。スカート部32の内周面には係止突
条36が形成されている。上蓋6のスカート部32の一
部周域C1(図1参照)の下端外縁部と、本体4の頂面
壁8の周縁の、対応する一部周域C1の上端外縁部との
間には上記ヒンジ部5が介在されている。
【0023】上記本体4の外側装着壁20の内周面には
その全周にわたって係止突部37が形成されている。外
側装着壁20にはその下端から係止突部37を含む上半
部まで延びる切込み38が周方向に間隔をおいて複数個
形成されている。切込み38はこの実施形態では半径方
向に完全に破断されたスリットからなるが、もちろん半
径方向に一部破断されたスコアである場合もある。また
外側装着壁20が通常のキャップより薄肉となっている
ために、スリットやスコアが形成されない実施形態であ
っても、従来のキャップと較べて使用後の(分別回収時
の)取り外しが容易であることはいうまでもない。更
に、スリットやスコアの形成に代えて、周方向に比較的
幅広く延在する薄肉部を、1つ又は周方向に間隔をおい
て複数個形成する実施形態もあり得る。
【0024】本体4の外側装着壁20の、ヒンジ部5が
形成されている一部周域C1(周方向の一部領域)を除
く他の周域C2(周方向の上記一部領域以外の他の残り
の領域)には、外径が一部周域C1の外径より所定の半
径方向幅だけ小さい小径部40が形成されている。小径
部40の下端部には、半径方向外方に実質上水平に突出
するフランジ部42が形成されている。フランジ部42
の外径は、外側装着壁20の一部周域C1の外径と同一
に規定され、かつ相互に連続せしめられている。フラン
ジ部42の上面42aは、フランジ部42の周方向両端
部において、軸方向上方に傾斜して延び、頂面壁8の周
縁の環状の上面8aに連続せしめられている。頂面壁8
の上面8aは、軸線に直交する同一平面上に位置付けら
れている。
【0025】上蓋6のスカート部32は環状の下面6a
を有している。上蓋6の下面6aは、軸線に直交する同
一平面上に位置付けられている。上蓋6のスカート部3
2は、上記他の周域C2に対応する部分32aが上記下
面6aから更に軸方向下方に垂下するよう形成されてい
る。すなわち上蓋6のスカート部32の軸方向長さは、
ヒンジ部5を介して上蓋6を閉じたとき、外側装着壁2
0の小径部40の外周面を覆うことができるよう、他の
周域C2に対応する部分が一部周域C1に対応する部分
より長く規定されている。図3及び図4に示すように、
上蓋6は、そのスカート部32の被係止突条36を本体
4の係止突条24に係止することにより、本体4に装着
され、本体4の上方が閉じられる。上蓋6が閉じられた
状態で、スカート部32の下面6aは本体4の環状の上
面8aに実質上当接した状態で位置付けられ、スカート
部32における他の周域C2に対応する部分32aの下
端面32bは、フランジ部42の上面42aに僅かの隙
間をおいて、あるいは実質上接触して対峙するよう位置
付けられる。上蓋6が上記の如く閉じられた状態で、外
側装着壁20の小径部40の外周面を覆っているスカー
ト部32aの外周面は、外側装着壁20の一部周域C1
の外周面と実質上同一円周面上に位置付けられる。スカ
ート部32aの、ヒンジ部5と半径方向に対峙する周域
の下端部には、上蓋6を開くためのタブ33が形成され
ている。
【0026】図4に示すように、ポリエチレンテレフタ
レートの如き適宜の合成樹脂あるいはガラス等から形成
されている容器50は、容器開口部52を備えている。
容器開口部52の外周面には係止あご部54が形成され
ている。容器開口部52の、係止あご部54の下方の外
周面には張出リング(トランスファーリング)56が形
成されている。ヒンジキャップ2は、容器50内に液体
等の内容物が収容された後に、その容器開口部52に打
栓することにより装着される。ヒンジキャップ2の打栓
により、内側装着壁22の外周面は容器開口部52の内
周面に圧入され、外側装着壁20の係止突部37は容器
開口部52の外周面に形成された係止あご部54を乗り
越えた位置に位置付けられる。
【0027】外側装着壁20の係止突部37が容器開口
部52の係止あご部54を乗り越える際、外側装着壁2
0の外径、特に小径部40の外径が瞬時拡大されるが、
その外周面を覆う上蓋6のスカート部32、特にスカー
ト部32aにより拘束されて過剰な拡大が阻止され、即
刻に元の外径に復帰せしめられるので、破損するおそれ
はない(外側装着壁20に形成された切込み38がスコ
アである場合)。
【0028】キャップ2を打栓した後、上蓋6を閉じた
状態で外側装着壁20の小径部40の外周面は上蓋6の
スカート部32aによって覆われるので、外側装着壁2
0の半径方向外方への拡大が拘束されてその係止突部3
7の、容器開口部52の係止あご部54に対する保持力
は充分維持される。
【0029】ヒンジキャップ2の分別回収時には、本体
4に対し上蓋6をヒンジ部5の回りに回転させ、上蓋6
の被係止突条36の、本体4の係止突条24に対する係
止を解除することにより上方に開き、上蓋6のスカート
部32aを外側装着壁20の小径部40の外周面を覆う
位置から開放した状態にせしめる。次いで、本体4の外
側装着壁20の小径部40、特にヒンジ部5と半径方向
に対峙する部位の下端、すなわちフランジ部42を、指
先によって、容器開口部52から離れる軸方向(図4の
上方)に強制移動せしめることにより、外側装着壁2
0、したがってヒンジキャップ2は容器開口部52から
容易に離脱せしめられる。上記フランジ部42は指先の
引掛部として利用することができ、容器開口部52から
の離脱を一層容易にせしめることができる。この構成
は、図4に示す如く容器開口部52の外周面に張出リン
グ56が形成されている場合には、特に有用である。な
おこのフランジ部42は、外側装着壁20の下端部の、
少なくとも一部の周域(特にヒンジ部5と半径方向に対
峙する周域)に形成されていれば、上記機能を達成する
ことができる。もちろんフランジ部52が形成されない
実施形態もありうる。またヒンジキャップ2を容器開口
部52から取り外す場合、フランジ部42に代えて、上
蓋6を引っ張ることにより、ヒンジ部5を介して本体
4、したがってヒンジキャップ2を取り外すことも可能
である。
【0030】ヒンジキャップ2はまた、その本体4と上
蓋6とはヒンジ部5を介して連結された一部品からな
り、しかも従来どおりの成形方法(射出成形)により一
体成形することができるので、比較的低コストで製造可
能である。
【0031】上記ヒンジキャップ2においては更に、上
蓋6の被係止突条36が本体4の係止突条24を軸方向
に乗り越えることによって係止されることにより、上蓋
6が本体4に対して閉じられる際、本体4の係止突条2
4の周辺に付着した醤油等の液体が上記係止時の圧力に
より外部に飛散しようとしても(いわゆる液飛びが発生
しようとしても)、本体4の頂面壁8の周縁部の、上記
他の周域C2に対応する部分は、上蓋6の比較的軸方向
長さの長いスカート部32aによって覆われるので、液
飛びは確実に防止される。
【0032】上記ヒンジキャップ2においては、上蓋6
が閉じられた状態でかつ、係止あご部54が許容される
最大のプラス公差(公差をZとすると+Zmax)を有
する外径寸法Dに製作された容器開口部52に打栓され
て、外側装着壁20の小径部40の外周面の外径寸法が
実質上最大に拡大された状態にせしめられても、小径部
40の外周面の外径寸法がスカート部32aの内周面の
内径寸法を実質上越えることのないよう、スカート部3
2aの内周面と上記小径部40の外周面との間には、予
め隙間Sが設けられている。したがって、係止あご部5
4の外径Dが許容される最大寸法に製作された容器開口
部52に打栓された場合においても、外側装着壁20の
小径部40の外周面がスカート部32aの内周面を半径
方向外方に押圧して、上蓋6の開閉時の抵抗を増大する
ことは確実に防止される。
【0033】スカート部32aの内周面と外側装着壁2
0の小径部40の外周面との間の隙間Sと、上記係止あ
ご部54の外径寸法Dの公差Zとの関係は、S≧1/2
Zに規定されていることが好ましい。公差Zは直径の公
差であり、隙間Sは半径方向片側の隙間である故に、上
記1/2の数値が必要となる。この構成においては、本
体4の上記小径部40及び上蓋6のスカート部32は誤
差の無い所定の寸法で製作されているものとする。
【0034】以上、添付図面を参照して、本発明に従っ
て構成された合成樹脂製品に環状切断面を形成する装置
の好適実施形態について説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る合成樹脂製ヒンジキャップ
は、内容物が存在する容器の使用時には、容器開口部に
対して充分確実に装着されて外れることはなく、他方、
分別回収時には容器開口部から容易に離脱せしめられる
と共に、比較的低コストで製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された合成樹脂製ヒンジキ
ャップの実施形態を示す平面図であって、本体に対し上
蓋を開いた状態を示す図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】図2に示すヒンジキャップにおいて、上蓋を閉
じた状態を示す断面図。
【図4】図3に示すヒンジキャップを容器開口部に打栓
した状態を示す断面図。
【図5】図1を裏面から見た底面図。
【図6】図1を下方から見た側面図。
【図7】図1を左方から見た図。
【符号の説明】
2 合成樹脂製ヒンジキャップ 4 本体 5 ヒンジ部 6 上蓋 8 頂面壁 12 開封予定部 16 排出案内壁 18 環状係止壁 20 外側装着壁 24 係止突条 30 天壁部 32、32a スカート部 36 被係止突条 37 係止突部 38 切込み 40 小径部 42 フランジ部 50 容器 52 容器開口部 54 係止あご部 C1 一部周域 C2 他の周域 S スカート部の内周面と小径部の外周面との間の隙間 D 係止あご部の外径 Z Dの公差

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、該本体にヒンジ部を介して開閉
    自在に一体成形された上蓋とからなり、該本体は、頂面
    壁、該頂面壁の周囲から下方に延びる環状の外側装着
    壁、該頂面壁に形成された開封予定部、該頂面壁の、該
    開封予定部の周囲から上方に延びる環状の排出案内壁及
    び該排出案内壁の外側から上方に延びる環状係止壁の外
    周面に形成された係止突条、を備え、該上蓋は、天壁
    部、該天壁部の周囲から下方に延びるスカート部、該ス
    カート部の内周面に形成されて該本体の該係止突条に係
    止される被係止突条、を備え、該本体の該外側装着壁の
    内周面には容器開口部の外周面に形成された係止あご部
    に係止される係止突部が形成されている合成樹脂製ヒン
    ジキャップにおいて、 該本体の該外側装着壁の、該ヒンジ部が形成されている
    一部周域を除く他の周域には、外径が該一部周域の外径
    より所定の半径方向幅だけ小さい小径部が形成され、 該上蓋の該スカート部の軸方向長さは、該上蓋を閉じた
    とき、該外側装着壁の該小径部の外周面を覆うことがで
    きるよう、該他の周域に対応する部分が該一部周域に対
    応する部分より長く規定されている、ことを特徴とする
    合成樹脂製ヒンジキャップ。
  2. 【請求項2】 該上蓋が閉じられた状態でかつ、該係止
    あご部が許容される最大のプラス公差を有する外径寸法
    に製作された該容器開口部に打栓されて、該外側装着壁
    の該小径部の該外周面の外径寸法が実質上最大に拡大さ
    れた状態にせしめられても、該小径部の該外周面の該外
    径寸法が該スカート部の内周面の内径寸法を実質上越え
    ることのないよう、該スカート部の該内周面と該小径部
    の該外周面との間には、予め隙間が設けられている、請
    求項1記載の合成樹脂製ヒンジキャップ。
  3. 【請求項3】 該スカート部の該内周面と該小径部の該
    外周面との間の隙間をS、該容器開口部の該係止あご部
    の外径寸法の公差をZとすると、SとZとの関係は、 S≧1/2Z に規定されている、請求項2記載の合成樹脂製ヒンジキ
    ャップ。
  4. 【請求項4】 該小径部の下端部の、少なくとも該ヒン
    ジ部と半径方向に対峙する部位には、半径方向外方に突
    出するフランジ部が形成されている、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の合成樹脂製ヒンジキャップ。
  5. 【請求項5】 該外側装着壁にはその下端から上半部ま
    で延びる切込みが周方向に間隔をおいて形成されてい
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の合成樹脂製ヒ
    ンジキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348049A (ja) * 2000-06-05 2001-12-18 Japan Crown Cork Co Ltd ヒンジ付きキャップ
JP2014000976A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd キャップ
JP2014069804A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Mikasa Sangyo Co Ltd ヒンジキャップ
JP2017149452A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 凸版印刷株式会社 ヒンジキャップ

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