JPH11291654A - レーザー感応性平版印刷版原版およびその製造方法 - Google Patents
レーザー感応性平版印刷版原版およびその製造方法Info
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- JPH11291654A JPH11291654A JP9440598A JP9440598A JPH11291654A JP H11291654 A JPH11291654 A JP H11291654A JP 9440598 A JP9440598 A JP 9440598A JP 9440598 A JP9440598 A JP 9440598A JP H11291654 A JPH11291654 A JP H11291654A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】レーザーによる描画可能であり、不感脂化処理
を行うことなく高いインキ反発性を有し、湿し水のコン
トロール幅が広く、湿し水のIPAレス化可能で印刷耐
久性に優れた新規なレーザー感応性平版印刷印刷版原版
を得る。 【解決手段】インキ受容層、感熱層、親水性膨潤層、を
この順に備えた平版印刷版において、感熱層が炭素およ
び/または金属のであって1000オングストローム以
下の薄膜からなり、インキ受容層が特定の構造を有する
化合物からなる。
を行うことなく高いインキ反発性を有し、湿し水のコン
トロール幅が広く、湿し水のIPAレス化可能で印刷耐
久性に優れた新規なレーザー感応性平版印刷印刷版原版
を得る。 【解決手段】インキ受容層、感熱層、親水性膨潤層、を
この順に備えた平版印刷版において、感熱層が炭素およ
び/または金属のであって1000オングストローム以
下の薄膜からなり、インキ受容層が特定の構造を有する
化合物からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版原版に関
するものであり、製版工程においてはデジタル処理され
た画像情報をレーザーを用いて描画することが可能であ
り、印刷工程においては不感脂化処理を行うことなく高
いインキ反発性を有し、湿し水のコントロール幅が広
く、湿し水のIPAレス化が可能で印刷耐久性に優れた
新規なレーザー感応性平版印刷版原版に関するものであ
る。
するものであり、製版工程においてはデジタル処理され
た画像情報をレーザーを用いて描画することが可能であ
り、印刷工程においては不感脂化処理を行うことなく高
いインキ反発性を有し、湿し水のコントロール幅が広
く、湿し水のIPAレス化が可能で印刷耐久性に優れた
新規なレーザー感応性平版印刷版原版に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】平版印刷に供する版としては、親水化処
理されたアルミニウム基板上に親油性の感光層を塗布
し、フォトリソグラフィの技術により画線部には感光層
が残存し、一方非画線部は上記のアルミニウム基板表面
が露出し、表面に湿し水層を形成してインキを反発する
ことを利用して、インキ画像を形成する水ありPS版
と、湿し水の代わりにシリコーンゴム層をインキ反発層
として用いる水なしPS版、いわゆる水なし平版が知ら
れている。
理されたアルミニウム基板上に親油性の感光層を塗布
し、フォトリソグラフィの技術により画線部には感光層
が残存し、一方非画線部は上記のアルミニウム基板表面
が露出し、表面に湿し水層を形成してインキを反発する
ことを利用して、インキ画像を形成する水ありPS版
と、湿し水の代わりにシリコーンゴム層をインキ反発層
として用いる水なしPS版、いわゆる水なし平版が知ら
れている。
【0003】水ありPS版は実用上優れた印刷版で、支
持体に通常砂目立てされたアルミニウムが用いられ、さ
らに必要に応じてこの砂目の表面を陽極酸化するなどの
処理が施され、湿し水の保水性の向上と感光層に対する
接着性が補強されている。水ありPS版はその優れた印
刷特性(耐刷性、画像再現性など)から広く使用されて
いるが、その一方で、水ありPS版はこのように製造工
程が複雑であり、その簡略化が望まれている。そこで、
この問題点を解決すべく、アルミニウム基板と同等もし
くはそれ以上の印刷特性有し、しかも材料コストが安く
かつ簡易な製造工程によるアルミニウム基板とは異なる
新規な平版材料の提案がある。例えば、特公昭56−2
938号公報においては、アルミニウム基板に代えて親
水性高分子材料からなるインキ反発層を塗設した支持体
を用い、支持体上に感光層を形成する方法が提案されて
いる。しかしながら、この平版印刷版は、ポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン、ポリビニルアルコールのアルデヒド
縮合物の耐水性層上に親水性層として尿素樹脂が単純塗
布されているものであるため、インキ反発性が不十分で
あるうえ、感光層との密着性にも劣り、耐刷性が不十分
であった。
持体に通常砂目立てされたアルミニウムが用いられ、さ
らに必要に応じてこの砂目の表面を陽極酸化するなどの
処理が施され、湿し水の保水性の向上と感光層に対する
接着性が補強されている。水ありPS版はその優れた印
刷特性(耐刷性、画像再現性など)から広く使用されて
いるが、その一方で、水ありPS版はこのように製造工
程が複雑であり、その簡略化が望まれている。そこで、
この問題点を解決すべく、アルミニウム基板と同等もし
くはそれ以上の印刷特性有し、しかも材料コストが安く
かつ簡易な製造工程によるアルミニウム基板とは異なる
新規な平版材料の提案がある。例えば、特公昭56−2
938号公報においては、アルミニウム基板に代えて親
水性高分子材料からなるインキ反発層を塗設した支持体
を用い、支持体上に感光層を形成する方法が提案されて
いる。しかしながら、この平版印刷版は、ポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン、ポリビニルアルコールのアルデヒド
縮合物の耐水性層上に親水性層として尿素樹脂が単純塗
布されているものであるため、インキ反発性が不十分で
あるうえ、感光層との密着性にも劣り、耐刷性が不十分
であった。
【0004】特開平5−19460号公報には、ポリビ
ニルアルコール、架橋剤、酸化チタンなどの無機多孔質
材料からなる平版印刷版が開示されている。この印刷版
は酸化チタンなどの無機多孔質を多量に含有することに
よりポリビニルアルコールの保水力の不足を補っている
が、そのため層自体が硬く、また実質的に膨潤できない
ためインキ反発性は必ずしも良好ではなく、耐刷性も劣
っていた。
ニルアルコール、架橋剤、酸化チタンなどの無機多孔質
材料からなる平版印刷版が開示されている。この印刷版
は酸化チタンなどの無機多孔質を多量に含有することに
よりポリビニルアルコールの保水力の不足を補っている
が、そのため層自体が硬く、また実質的に膨潤できない
ためインキ反発性は必ずしも良好ではなく、耐刷性も劣
っていた。
【0005】また、水ありPS版の簡便な形態として、
紙などの支持体上に、トナーなどの画像受理層を有し、
電子写真技術を用いて画像形成し、非画像部をエッチ液
などで不感脂化処理して画像受理層をインキ反発層に変
換させて使用する直描型平版印刷原版が広く実用に供さ
れている。具体的には、耐水性支持体上に水溶性バイン
ダポリマ、無機顔料、耐水化剤等からなる画像受理層を
設けたものが一般的で、USP2532865号公報、
特公昭40−23581号公報、特開昭48−9802
号公報、特開昭57−205196号公報、特開昭60
−2309号公報、特開昭57−1791号公報、特開
昭57−15998号公報、特開昭57−96900号
公報、特開昭57−205196号公報、特開昭63−
166590号公報、特開昭63−166591号公
報、特開昭63−317388号公報、特開平1−11
4488号公報、特開平4−367868号公報などが
挙げられる。これらの直描型平版印刷原版は、インキ反
撥層に変換させる画像受理層として、PVA、澱粉、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、ポリ
ビニルピロリドン、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体などのような不感脂化処
理する以前から親水性を示す水溶性バインダポリマおよ
びアクリル系樹脂エマルジョン等の水分散性ポリマ、シ
リカ、炭酸カルシウム等のような無機顔料およびメラミ
ン・ホルムアルデヒド樹脂縮合物のような耐水化剤で構
成されているものが提案されている。このような直描型
平版印刷原版は、いずれも画像受理層をインキ反撥層に
変換するために、不感脂化処理が必須であり、処理なし
ではインキ反発性をほとんど示さなかったり、また印刷
時に湿し水として特殊な薬剤を使用する必要があった。
紙などの支持体上に、トナーなどの画像受理層を有し、
電子写真技術を用いて画像形成し、非画像部をエッチ液
などで不感脂化処理して画像受理層をインキ反発層に変
換させて使用する直描型平版印刷原版が広く実用に供さ
れている。具体的には、耐水性支持体上に水溶性バイン
ダポリマ、無機顔料、耐水化剤等からなる画像受理層を
設けたものが一般的で、USP2532865号公報、
特公昭40−23581号公報、特開昭48−9802
号公報、特開昭57−205196号公報、特開昭60
−2309号公報、特開昭57−1791号公報、特開
昭57−15998号公報、特開昭57−96900号
公報、特開昭57−205196号公報、特開昭63−
166590号公報、特開昭63−166591号公
報、特開昭63−317388号公報、特開平1−11
4488号公報、特開平4−367868号公報などが
挙げられる。これらの直描型平版印刷原版は、インキ反
撥層に変換させる画像受理層として、PVA、澱粉、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、ポリ
ビニルピロリドン、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体などのような不感脂化処
理する以前から親水性を示す水溶性バインダポリマおよ
びアクリル系樹脂エマルジョン等の水分散性ポリマ、シ
リカ、炭酸カルシウム等のような無機顔料およびメラミ
ン・ホルムアルデヒド樹脂縮合物のような耐水化剤で構
成されているものが提案されている。このような直描型
平版印刷原版は、いずれも画像受理層をインキ反撥層に
変換するために、不感脂化処理が必須であり、処理なし
ではインキ反発性をほとんど示さなかったり、また印刷
時に湿し水として特殊な薬剤を使用する必要があった。
【0006】さらに、水ありPS版は印刷に際して湿し
水の量を常時コントロールする必要があり、適正な湿し
水量を制御するには相当の技術や経験が必要とされてき
た。また、湿し水に必須成分として添加されるIPA
(イソプロパノール)が近年、労働衛生環境や廃水処理
の立場から使用が厳しく規制される方向にあり、その対
策が急務となっている。
水の量を常時コントロールする必要があり、適正な湿し
水量を制御するには相当の技術や経験が必要とされてき
た。また、湿し水に必須成分として添加されるIPA
(イソプロパノール)が近年、労働衛生環境や廃水処理
の立場から使用が厳しく規制される方向にあり、その対
策が急務となっている。
【0007】これらのPS版は、原画フィルムを通して
露光、現像といったフォトリソグラフィ技術による製版
工程を経て刷版となるが、近年これらに代替する技術と
して原画フィルムを用いずに、レーザーを用いてデジタ
ル処理された画像情報を直接版面に描画し、レーザー感
応性平版印刷版に関する提案されている。
露光、現像といったフォトリソグラフィ技術による製版
工程を経て刷版となるが、近年これらに代替する技術と
して原画フィルムを用いずに、レーザーを用いてデジタ
ル処理された画像情報を直接版面に描画し、レーザー感
応性平版印刷版に関する提案されている。
【0008】湿し水を必要とする水ありPS版をレーザ
ー感応型にする方法としては、He−NeやArレーザ
ーに感応する高感度フォトポリマを用いて直接描画する
タイプのものが多く提案されているが、高感度であるが
故に明室での版材の取扱ができず、また大規模かつ高額
な自動露光現像製版装置が必要であった。
ー感応型にする方法としては、He−NeやArレーザ
ーに感応する高感度フォトポリマを用いて直接描画する
タイプのものが多く提案されているが、高感度であるが
故に明室での版材の取扱ができず、また大規模かつ高額
な自動露光現像製版装置が必要であった。
【0009】一方、水なし平版印刷版をレーザー感応型
にする方法としては、例えば、DE−A2512038
には、親油性面を担持するかまたは、有する支持体上に
ニトロセルロースおよびカーボンブラックを含有する層
および非硬化シリコーン層が積層されたヒートモード記
録材料を用い、レーザーを用いて画像形成を行なったの
ち、露光部分のシリコーン層をナフサなどの溶剤を用い
て溶解し、他の部分のシリコーン層を硬化する方法が提
案されてる。しかしながら、この方法は、製版中の版材
の取扱が困難であり、かつ現像工程においてシリコーン
層の硬化工程が必要であり、また有機溶剤の使用が必須
であることは環境問題の点から不都合なものであった。
にする方法としては、例えば、DE−A2512038
には、親油性面を担持するかまたは、有する支持体上に
ニトロセルロースおよびカーボンブラックを含有する層
および非硬化シリコーン層が積層されたヒートモード記
録材料を用い、レーザーを用いて画像形成を行なったの
ち、露光部分のシリコーン層をナフサなどの溶剤を用い
て溶解し、他の部分のシリコーン層を硬化する方法が提
案されてる。しかしながら、この方法は、製版中の版材
の取扱が困難であり、かつ現像工程においてシリコーン
層の硬化工程が必要であり、また有機溶剤の使用が必須
であることは環境問題の点から不都合なものであった。
【0010】またFR−A1473751においては、
親油性表面を有する基体上に、ニトロセルロース、カー
ボンブラック、およびシリコーンを有する層を用いたヒ
ートモード記録材料が提案されており、レーザーを用い
て画像形成を行なったのち、像形成部分は親油性に変換
される。しかしながら、この方法はインキ着肉部分のシ
リコーンが版面から除去されないため、インキ着肉性が
悪いものであった。
親油性表面を有する基体上に、ニトロセルロース、カー
ボンブラック、およびシリコーンを有する層を用いたヒ
ートモード記録材料が提案されており、レーザーを用い
て画像形成を行なったのち、像形成部分は親油性に変換
される。しかしながら、この方法はインキ着肉部分のシ
リコーンが版面から除去されないため、インキ着肉性が
悪いものであった。
【0011】またUSP−5353705においては、
ニトロセルロースおよびカーボンブラックからなるレー
ザー感応層上にポリビニルアルコールをインキ反発性層
として積層したヒートモード記録材料が提案されてい
る。しかしながら、そのインキ反撥性は湿し水供給下で
も極めて不十分なものであった。
ニトロセルロースおよびカーボンブラックからなるレー
ザー感応層上にポリビニルアルコールをインキ反発性層
として積層したヒートモード記録材料が提案されてい
る。しかしながら、そのインキ反撥性は湿し水供給下で
も極めて不十分なものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、レーザ
ーを用いてデジタル処理された画像情報を直接版面に描
画可能であり、従来の水ありPS版よりも印刷時の湿し
水のコントロール幅が広く、湿し水のIPAレス化が可
能で、また不感脂化処理するなどの複雑な製版工程を経
ることなく高いインキ反発性を有する新規なレーザー感
応性平版印刷版原版を提供することをその課題とする。
ーを用いてデジタル処理された画像情報を直接版面に描
画可能であり、従来の水ありPS版よりも印刷時の湿し
水のコントロール幅が広く、湿し水のIPAレス化が可
能で、また不感脂化処理するなどの複雑な製版工程を経
ることなく高いインキ反発性を有する新規なレーザー感
応性平版印刷版原版を提供することをその課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のレーザー感応性平版印刷版原版は下記の構
成からなる。
め、本発明のレーザー感応性平版印刷版原版は下記の構
成からなる。
【0014】(1)基板上に少なくともインキ受容層、
感熱層、親水性膨潤層をこの順に設けてなる平版印刷版
原版であって、感熱層が炭素および/または金属からな
る膜厚1000オングストローム以下の薄膜であり、イ
ンキ受容層が水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、
イソシアネート基、エポキシ基、を有する単量体から得
られた高分子化合物および/または水酸基、カルボニル
基、カルボキシル基、エポキシ基を有する化合物を含有
することを特徴とするレーザー感応性平版印刷版原版。
感熱層、親水性膨潤層をこの順に設けてなる平版印刷版
原版であって、感熱層が炭素および/または金属からな
る膜厚1000オングストローム以下の薄膜であり、イ
ンキ受容層が水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、
イソシアネート基、エポキシ基、を有する単量体から得
られた高分子化合物および/または水酸基、カルボニル
基、カルボキシル基、エポキシ基を有する化合物を含有
することを特徴とするレーザー感応性平版印刷版原版。
【0015】(2)感熱層が金属薄膜上に炭素薄膜を形
成したものであることを特徴とする(1)に記載のレー
ザー感応性平版印刷版原版。
成したものであることを特徴とする(1)に記載のレー
ザー感応性平版印刷版原版。
【0016】(3)感熱層に用いる金属の融点が200
0(K)以下であることを特徴とする(1)〜(2)の
いずれかに記載のレーザー感応性平版印刷版原版。
0(K)以下であることを特徴とする(1)〜(2)の
いずれかに記載のレーザー感応性平版印刷版原版。
【0017】(4)金属として、チタン、アルミニウ
ム、ニッケル、鉄、クロム、テルル、スズ、アンチモ
ン、ガリウム、マグネシウム、ポロニウム、セレン、タ
リウム、亜鉛およびビスマスからなる群から選ばれた1
種以上の金属を用いることを特徴とする(3)に記載の
レーザー感応性平版印刷版原版。
ム、ニッケル、鉄、クロム、テルル、スズ、アンチモ
ン、ガリウム、マグネシウム、ポロニウム、セレン、タ
リウム、亜鉛およびビスマスからなる群から選ばれた1
種以上の金属を用いることを特徴とする(3)に記載の
レーザー感応性平版印刷版原版。
【0018】(5)感熱層を設けた後に100℃以上の
温度で加熱するすることを特徴とする(1)〜(4)の
いずれかに記載のレーザー感応性平版印刷版原版の製造
方法。
温度で加熱するすることを特徴とする(1)〜(4)の
いずれかに記載のレーザー感応性平版印刷版原版の製造
方法。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のレーザー感応性平版印刷
版原版の構成について説明する。
版原版の構成について説明する。
【0020】本発明のレーザー感応性平版印刷版原版
は、基板上に少なくともインキ受容層、感熱層、親水性
膨潤層を積層してなるものである。
は、基板上に少なくともインキ受容層、感熱層、親水性
膨潤層を積層してなるものである。
【0021】まず、感熱層について説明する。
【0022】本発明の感熱層は、炭素および/または金
属からなる薄膜から構成される。感熱層の膜厚は、10
00オングストローム以下であることが好ましく、より
好ましくは700オングストローム以下である。
属からなる薄膜から構成される。感熱層の膜厚は、10
00オングストローム以下であることが好ましく、より
好ましくは700オングストローム以下である。
【0023】膜厚が1000オングストローム以上の場
合には、レーザーに対する感度が低下するため好ましく
ない。
合には、レーザーに対する感度が低下するため好ましく
ない。
【0024】また、感熱層の光学濃度は、0.6〜2.
3であることが好ましい。ただし、ここでいう光学濃度
とは、ラッテンフイルター No.106を用いて、マ
クベス濃度計RD−514で測定した場合の数値をい
う。
3であることが好ましい。ただし、ここでいう光学濃度
とは、ラッテンフイルター No.106を用いて、マ
クベス濃度計RD−514で測定した場合の数値をい
う。
【0025】本発明の感熱層は、レーザー光を効率よく
吸収して、その熱によって瞬間的に一部または全部が蒸
発、または融解することが重要である。
吸収して、その熱によって瞬間的に一部または全部が蒸
発、または融解することが重要である。
【0026】レーザー光を効率よく吸収するためには、
光源として用いられる半導体レーザーなどの波長(80
0nm付近)に対する吸収率が重要となってくる。この
800nm付近の光に対する吸収率の指標として、感熱
層の光学濃度が重要であり、光学濃度が高いほどレーザ
ー光を効率よく吸収することができる。
光源として用いられる半導体レーザーなどの波長(80
0nm付近)に対する吸収率が重要となってくる。この
800nm付近の光に対する吸収率の指標として、感熱
層の光学濃度が重要であり、光学濃度が高いほどレーザ
ー光を効率よく吸収することができる。
【0027】この光学濃度は、0.6〜2.3が好まし
く、より好ましくは0.8〜1.8である。光学濃度が
0.6よりも小さいと、レーザー光が効率よく吸収され
ないために印刷版の感度が低下しやすく、2.3よりも
大きいと膜厚が厚過ぎて画像を形成するために要するエ
ネルギーが余分に必要となり、感度低下が生じる。
く、より好ましくは0.8〜1.8である。光学濃度が
0.6よりも小さいと、レーザー光が効率よく吸収され
ないために印刷版の感度が低下しやすく、2.3よりも
大きいと膜厚が厚過ぎて画像を形成するために要するエ
ネルギーが余分に必要となり、感度低下が生じる。
【0028】より高い光学濃度を実現するためには、炭
素と金属を同時に、または炭素薄膜と金属薄膜を積層す
べく、蒸着またはスパッタリングすることが好ましい。
また、炭素薄膜と金属薄膜の積層に当たっては、金属薄
膜を形成した上に炭素薄膜を形成することが感度の点か
ら好ましい。
素と金属を同時に、または炭素薄膜と金属薄膜を積層す
べく、蒸着またはスパッタリングすることが好ましい。
また、炭素薄膜と金属薄膜の積層に当たっては、金属薄
膜を形成した上に炭素薄膜を形成することが感度の点か
ら好ましい。
【0029】炭素薄膜は、いわゆるダイアモンド薄膜や
グラファイト薄膜ではなく、非晶質炭素薄膜であること
が好ましい。
グラファイト薄膜ではなく、非晶質炭素薄膜であること
が好ましい。
【0030】このような非晶質炭素薄膜はイオンビーム
蒸着、イオン化蒸着の通常の真空蒸着や、イオンビーム
スパッタリングを行えば得ることができ、この時ダイア
モンド薄膜や、グラファイト薄膜はほとんど形成されな
いため、これらの方法で形成された薄膜は、非晶質炭素
薄膜となっている。
蒸着、イオン化蒸着の通常の真空蒸着や、イオンビーム
スパッタリングを行えば得ることができ、この時ダイア
モンド薄膜や、グラファイト薄膜はほとんど形成されな
いため、これらの方法で形成された薄膜は、非晶質炭素
薄膜となっている。
【0031】感熱層に用いる金属は、蒸着やスパッタリ
ングが可能であり、薄膜が形成できれば特に限定されな
いが、融点が2000(K)以下の金属が好ましく、よ
り好ましくは1000(K)以下である。
ングが可能であり、薄膜が形成できれば特に限定されな
いが、融点が2000(K)以下の金属が好ましく、よ
り好ましくは1000(K)以下である。
【0032】融点が2000(K)よりも高いと、蒸着
あるいはスパッタリングに余分のエネルギーが必要とな
るばかりでなく、レーザーによる画像形成時にも余分の
エネルギーが必要となり好ましくない。
あるいはスパッタリングに余分のエネルギーが必要とな
るばかりでなく、レーザーによる画像形成時にも余分の
エネルギーが必要となり好ましくない。
【0033】具体的に、好ましい金属としては、チタ
ン、アルミ、ニッケル、鉄、テルル、スズ、アンチモ
ン、ガリウム、マグネシウム、ポロニウム、セレン、タ
リウム、亜鉛、ビスマス、などがあり、なかでもテル
ル、スズ、アンチモン、ガリウム、ビスマス、亜鉛、が
より好ましい。これらの金属は、薄膜にレーザー光が照
射された時に、熱によって容易に蒸発、または融解する
ためである。
ン、アルミ、ニッケル、鉄、テルル、スズ、アンチモ
ン、ガリウム、マグネシウム、ポロニウム、セレン、タ
リウム、亜鉛、ビスマス、などがあり、なかでもテル
ル、スズ、アンチモン、ガリウム、ビスマス、亜鉛、が
より好ましい。これらの金属は、薄膜にレーザー光が照
射された時に、熱によって容易に蒸発、または融解する
ためである。
【0034】しかしながら、逆に融点が低すぎても印刷
版の形態保持性が低下しやすくなるために、特に好まし
い温度範囲としては500(K)〜1000(K)であ
る。
版の形態保持性が低下しやすくなるために、特に好まし
い温度範囲としては500(K)〜1000(K)であ
る。
【0035】また、上記の金属を2種類以上用いて、ア
ロイとすることによって、さらに融点を低くして、印刷
版としての感度を高くすることができる。
ロイとすることによって、さらに融点を低くして、印刷
版としての感度を高くすることができる。
【0036】具体的には、テルルとスズ、テルルとアン
チモン、テルルとガリウム、テルルとビスマス、テルル
と亜鉛のアロイが好ましく、より好ましくはテルルと亜
鉛、テルルとスズのアロイである。
チモン、テルルとガリウム、テルルとビスマス、テルル
と亜鉛のアロイが好ましく、より好ましくはテルルと亜
鉛、テルルとスズのアロイである。
【0037】3種類のアロイでは、テルルとスズと亜
鉛、テルルとガリウムと亜鉛、スズとアンチモンと亜
鉛、スズとビスマスと亜鉛、のアロイが好ましく、より
好ましくは、テルルとスズと亜鉛、スズとビスマスと亜
鉛、である。
鉛、テルルとガリウムと亜鉛、スズとアンチモンと亜
鉛、スズとビスマスと亜鉛、のアロイが好ましく、より
好ましくは、テルルとスズと亜鉛、スズとビスマスと亜
鉛、である。
【0038】金属と炭素を同時に蒸着またはスパッタリ
ングする場合には、形成された薄膜での炭素の重量%は
10重量%以上が好ましく、より好ましくは30重量%
以上である。炭素が10重量%よりも少ないとレーザー
光の吸収率が低下して、版材の感度が低下し易い。
ングする場合には、形成された薄膜での炭素の重量%は
10重量%以上が好ましく、より好ましくは30重量%
以上である。炭素が10重量%よりも少ないとレーザー
光の吸収率が低下して、版材の感度が低下し易い。
【0039】また、炭素薄膜と金属薄膜を積層する場合
には、両者の膜厚比も印刷版の感度に影響を与えるた
め、重要である。具体的には、金属薄膜の膜厚を1とし
た場合、炭素薄膜は1/4〜6であることが好ましい。
炭素膜厚の膜厚比が1/4よりも小さいと、感度の向上
効果が見られず、6よりも大きいと、炭素薄膜を形成す
ることが困難となり易い。
には、両者の膜厚比も印刷版の感度に影響を与えるた
め、重要である。具体的には、金属薄膜の膜厚を1とし
た場合、炭素薄膜は1/4〜6であることが好ましい。
炭素膜厚の膜厚比が1/4よりも小さいと、感度の向上
効果が見られず、6よりも大きいと、炭素薄膜を形成す
ることが困難となり易い。
【0040】さらに、炭素または金属(アロイ)の単層
の場合であっても、炭素および金属(アロイ)を積層す
る場合であっても、感熱層全体の薄膜の膜厚も感度に大
きな影響を与える。すなわち、膜厚が厚すぎると、薄膜
を蒸発、融解させるために要するエネルギーが余分に必
要となるために、版材の感度が低下してしまう。そのた
め、感熱層の膜厚としては1000オングストローム以
下が好ましく、200オングストローム以下がさらに好
ましい。
の場合であっても、炭素および金属(アロイ)を積層す
る場合であっても、感熱層全体の薄膜の膜厚も感度に大
きな影響を与える。すなわち、膜厚が厚すぎると、薄膜
を蒸発、融解させるために要するエネルギーが余分に必
要となるために、版材の感度が低下してしまう。そのた
め、感熱層の膜厚としては1000オングストローム以
下が好ましく、200オングストローム以下がさらに好
ましい。
【0041】このような薄膜の形成方法としては、真空
蒸着、スパッタリングのいずれかの方法で行うことが好
ましい。
蒸着、スパッタリングのいずれかの方法で行うことが好
ましい。
【0042】真空蒸着は、10-2〜10-7mmHgの減
圧容器中で、金属および/または炭素を加熱蒸発させ
て、形成しようとする面の表面に薄膜を形成させる方法
が一般的である。
圧容器中で、金属および/または炭素を加熱蒸発させ
て、形成しようとする面の表面に薄膜を形成させる方法
が一般的である。
【0043】スパッタリングは、10-1〜10-3mmH
gの減圧容器中で1対の電極に直流あるいは交流電圧を
加え、グロー放電を起こさせ、陰極のスパッタリング現
象を利用して薄膜を形成することができる。
gの減圧容器中で1対の電極に直流あるいは交流電圧を
加え、グロー放電を起こさせ、陰極のスパッタリング現
象を利用して薄膜を形成することができる。
【0044】この方法は、融点の高い金属や炭素であっ
ても比較的容易に薄膜を形成することができる。
ても比較的容易に薄膜を形成することができる。
【0045】本発明のインキ受容層について説明する。
【0046】本発明のインキ受容層は、基板と感熱層の
間にあることが好ましい。基板と感熱層の接着性を強固
にすると共に基板が金属などのように熱伝導性の大きい
物質を使用する場合には断熱層としての役割を果たす意
味で、基板と感熱層の間に設けることが好ましい。すな
わち、感熱層が熱反応を起こす際の熱を基板へ拡散させ
ないための熱的な絶縁層の役割を担うものである。
間にあることが好ましい。基板と感熱層の接着性を強固
にすると共に基板が金属などのように熱伝導性の大きい
物質を使用する場合には断熱層としての役割を果たす意
味で、基板と感熱層の間に設けることが好ましい。すな
わち、感熱層が熱反応を起こす際の熱を基板へ拡散させ
ないための熱的な絶縁層の役割を担うものである。
【0047】また、本発明のインキ受容層には、水酸
基、カルボニル基、カルボキシル基、イソシアネート
基、エポキシ基を有する単量体から得られた高分子化合
物、または水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、エ
ポキシ基を有する化合物を含有することがインキ受容層
と親水性膨潤層の強固な接着性の発現という観点から好
ましい。インキ受容層が上記のような酸素を含む化学結
合や酸素を含む官能基を有していることにより、インキ
受容層とその上層である親水性膨潤層の接着性がとりわ
け強固になり、印刷耐久性が向上する。その機構は必ず
しも明確ではないが、感熱層に用いる金属とこれら化学
結合や官能基との相互作用を検討すると、金属と極性基
(水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、エポキシ
基)や極性基由来の化学結合の影響が大きく、インキ受
容層に極性の大きな部位を有する化合物を用いた場合ほ
ど感熱層の金属元素の結合エネルギーが大きくなり、金
属からこれら極性基や極性基由来の化学結合への電荷移
動により一種の錯体を形成するためにインキ受容層と感
熱層との間の接着性が強固となると推察される。あるい
は、蒸着時にインキ受容層を構成する化合物から例えば
O原子が叩き出され、金属から金属酸化物が生成し、金
属原子がこの上に堆積することにより、生成した金属酸
化物がインキ受容層と金属層の結合の橋渡して強固な接
着性が発現すると推察される。したがって、酸素を含む
官能基である水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、
イソシアネート基、エポキシ基自体やこれら官能基由来
の酸素を含む化学結合を有する化合物をインキ受容層に
用いることが、インキ受容層の上層である感熱層との接
着性の観点から大変重要である。
基、カルボニル基、カルボキシル基、イソシアネート
基、エポキシ基を有する単量体から得られた高分子化合
物、または水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、エ
ポキシ基を有する化合物を含有することがインキ受容層
と親水性膨潤層の強固な接着性の発現という観点から好
ましい。インキ受容層が上記のような酸素を含む化学結
合や酸素を含む官能基を有していることにより、インキ
受容層とその上層である親水性膨潤層の接着性がとりわ
け強固になり、印刷耐久性が向上する。その機構は必ず
しも明確ではないが、感熱層に用いる金属とこれら化学
結合や官能基との相互作用を検討すると、金属と極性基
(水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、エポキシ
基)や極性基由来の化学結合の影響が大きく、インキ受
容層に極性の大きな部位を有する化合物を用いた場合ほ
ど感熱層の金属元素の結合エネルギーが大きくなり、金
属からこれら極性基や極性基由来の化学結合への電荷移
動により一種の錯体を形成するためにインキ受容層と感
熱層との間の接着性が強固となると推察される。あるい
は、蒸着時にインキ受容層を構成する化合物から例えば
O原子が叩き出され、金属から金属酸化物が生成し、金
属原子がこの上に堆積することにより、生成した金属酸
化物がインキ受容層と金属層の結合の橋渡して強固な接
着性が発現すると推察される。したがって、酸素を含む
官能基である水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、
イソシアネート基、エポキシ基自体やこれら官能基由来
の酸素を含む化学結合を有する化合物をインキ受容層に
用いることが、インキ受容層の上層である感熱層との接
着性の観点から大変重要である。
【0048】また、インキ受容層と感熱層の接着性を向
上させる目的で、感熱層を設けた後に100℃以上の温
度で加熱する工程を設けることが好ましい。加熱温度が
120℃以上であればさらに好ましい。
上させる目的で、感熱層を設けた後に100℃以上の温
度で加熱する工程を設けることが好ましい。加熱温度が
120℃以上であればさらに好ましい。
【0049】本発明のインキ受容層のバインダー樹脂と
しては、公知の樹脂が使用できる。例えば、セルロー
ス、酢酸セルロース、ニトロセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルブチラー
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、セルロースアセテートブチレ
ート樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、などが挙げられ
る。
しては、公知の樹脂が使用できる。例えば、セルロー
ス、酢酸セルロース、ニトロセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルブチラー
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、セルロースアセテートブチレ
ート樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、などが挙げられ
る。
【0050】上記の材料を用いたインキ受容層はレーザ
ーのエネルギーを吸収する目的でレーザー光線吸収剤を
含有してもよい。
ーのエネルギーを吸収する目的でレーザー光線吸収剤を
含有してもよい。
【0051】本発明のインキ受容層には、これらの材料
の他に可塑剤、湿潤剤、艶消し剤、酸化防止剤などが添
加できる。また、公知の架橋剤を添加することも可能で
ある。
の他に可塑剤、湿潤剤、艶消し剤、酸化防止剤などが添
加できる。また、公知の架橋剤を添加することも可能で
ある。
【0052】架橋反応に用いれられる化合物としては、
架橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリ
エポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシリル化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物、有機チタ
ネート、などが挙げられ、架橋反応は公知の触媒を使用
し、反応を促進してもよい。
架橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリ
エポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシリル化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物、有機チタ
ネート、などが挙げられ、架橋反応は公知の触媒を使用
し、反応を促進してもよい。
【0053】また、架橋反応に用いる化合物として、化
合物それ自体が水酸基、カルボニル基、カルボキシル
基、イソシアネート基、エポキシ基、を有するもの、ま
たは架橋反応により酸素原子を含む化学結合を生成する
化合物を、上記の樹脂成分と共にインキ受容層を構成す
る成分として好ましく用いることができる。
合物それ自体が水酸基、カルボニル基、カルボキシル
基、イソシアネート基、エポキシ基、を有するもの、ま
たは架橋反応により酸素原子を含む化学結合を生成する
化合物を、上記の樹脂成分と共にインキ受容層を構成す
る成分として好ましく用いることができる。
【0054】インキ受容層の厚みは、0.1〜20g/
m2が好ましく、0.3〜10g/m2がさらに好まし
い。膜厚が0.1g/m2よりも薄い場合には、インキ
受容層の印刷耐久性が低下し、20g/m2よりも厚い
場合には経済的に不利になる。
m2が好ましく、0.3〜10g/m2がさらに好まし
い。膜厚が0.1g/m2よりも薄い場合には、インキ
受容層の印刷耐久性が低下し、20g/m2よりも厚い
場合には経済的に不利になる。
【0055】インキ受容層には、基板とインキ受容層の
接着を強固にし、またインキ着肉性を向上させ、ハレー
ションを防止する目的から、プライマー層を設けてもよ
い。
接着を強固にし、またインキ着肉性を向上させ、ハレー
ションを防止する目的から、プライマー層を設けてもよ
い。
【0056】本発明で用いられるプライマー層として、
例えば、特公昭61−54219号公報に示されるよう
なエポキシ樹脂を含むものの他、ポリウレタン樹脂、フ
ェノ−ル樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート樹
脂、ポリアクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリ
エーテル樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ミルクカ
ゼイン、ゼラチン等が挙げられる。これらの樹脂は単独
であるいは二種以上混合して用いることができる。
例えば、特公昭61−54219号公報に示されるよう
なエポキシ樹脂を含むものの他、ポリウレタン樹脂、フ
ェノ−ル樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート樹
脂、ポリアクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリ
エーテル樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ミルクカ
ゼイン、ゼラチン等が挙げられる。これらの樹脂は単独
であるいは二種以上混合して用いることができる。
【0057】これらの中では、ポリウレタン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂
等を単独で、あるいは2種以上を混合して用いることが
好ましい。
エステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂
等を単独で、あるいは2種以上を混合して用いることが
好ましい。
【0058】また、上記プライマー層を構成するアンカ
ー剤としては、例えばシランカップリング剤などの、公
知の接着剤を用いることができ、有機チタネートなども
有効である。さらに、塗工性を改良する目的で、界面活
性剤を添加することも任意である。
ー剤としては、例えばシランカップリング剤などの、公
知の接着剤を用いることができ、有機チタネートなども
有効である。さらに、塗工性を改良する目的で、界面活
性剤を添加することも任意である。
【0059】上記のプライマー層を形成するための組成
物は、DMF、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、ジオキサン等の適当な有機溶剤に溶解させるこ
とによって組成物溶液として調整される。かかる組成物
溶液を基板上に均一に塗布し必要な温度で必要な時間加
熱することにより、プライマー層が形成される。
物は、DMF、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、ジオキサン等の適当な有機溶剤に溶解させるこ
とによって組成物溶液として調整される。かかる組成物
溶液を基板上に均一に塗布し必要な温度で必要な時間加
熱することにより、プライマー層が形成される。
【0060】プライマ−層の厚さは0.5〜50g/m
2 が好ましく、より好ましくは1〜10g/m2 であ
る。厚さが0.5g/m2 よりも薄いと基板表面の形態
欠陥および化学的悪影響の遮断効果がおとり、50g/
m2 よりも厚いと経済的見地から不利となるので上記の
範囲が好ましい。
2 が好ましく、より好ましくは1〜10g/m2 であ
る。厚さが0.5g/m2 よりも薄いと基板表面の形態
欠陥および化学的悪影響の遮断効果がおとり、50g/
m2 よりも厚いと経済的見地から不利となるので上記の
範囲が好ましい。
【0061】次に、親水性膨潤層について説明する。
【0062】本発明にいう親水性とは、水に対して実質
的に不溶でかつ水膨潤性を示す性質を意味し、公知の親
水性ポリマを基板上に塗布または転写などにより積層
し、公知の方法を用いて架橋または疑似架橋し、水に不
溶化せしめて水膨潤性とした親水性膨潤層が用いられ
る。
的に不溶でかつ水膨潤性を示す性質を意味し、公知の親
水性ポリマを基板上に塗布または転写などにより積層
し、公知の方法を用いて架橋または疑似架橋し、水に不
溶化せしめて水膨潤性とした親水性膨潤層が用いられ
る。
【0063】ここでいう親水性ポリマとは、公知の水溶
性ポリマ(水に完全に溶解するものを意味する)、疑似
水溶性ポリマ(両親媒性を意味し、マクロには水に溶解
するがミクロには非溶解部分を含むものを意味する)、
水膨潤性ポリマ(水に膨潤するが溶解しないものを意味
する)を指す。すなわち、通常の使用条件下で水を吸着
または吸収するポリマを意味し、水に溶けるか或いは水
に膨潤するポリマを意味する。
性ポリマ(水に完全に溶解するものを意味する)、疑似
水溶性ポリマ(両親媒性を意味し、マクロには水に溶解
するがミクロには非溶解部分を含むものを意味する)、
水膨潤性ポリマ(水に膨潤するが溶解しないものを意味
する)を指す。すなわち、通常の使用条件下で水を吸着
または吸収するポリマを意味し、水に溶けるか或いは水
に膨潤するポリマを意味する。
【0064】本発明において親水性ポリマとしては公知
のものを使用することができ、動物系ポリマ、植物系ポ
リマ、合成系ポリマがある。例えば、「Functio
nal Monomers」(Y.Nyquist著、
Dekker)、「水溶性高分子」(中村著、化学工業
社)、「水溶性高分子 水分散型樹脂の最新加工・改質
技術と用途開発 総合技術資料集」(経営開発センター
出版部)、「新・水溶性ポリマの応用と市場」(シーエ
ムシー)などに記載の水溶性ポリマが挙げられる。具体
例を以下に示す。
のものを使用することができ、動物系ポリマ、植物系ポ
リマ、合成系ポリマがある。例えば、「Functio
nal Monomers」(Y.Nyquist著、
Dekker)、「水溶性高分子」(中村著、化学工業
社)、「水溶性高分子 水分散型樹脂の最新加工・改質
技術と用途開発 総合技術資料集」(経営開発センター
出版部)、「新・水溶性ポリマの応用と市場」(シーエ
ムシー)などに記載の水溶性ポリマが挙げられる。具体
例を以下に示す。
【0065】(A)天然高分子類。
【0066】デンプン−アクリロニトリル系グラフト重
合体加水分解物、デンプン−アクリル酸系グラフト重合
体、デンプン−スチレンスルフォン酸系グラフト重合
体、デンプン−ビニルスルフォン酸系グラフト重合体、
デンプン−アクリルアミド系グラフト重合体、カルボキ
シル化メチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、キサントゲン酸セルロース、セルロース−アクリ
ロニトリル系グラフト重合体、セルロース−スチレンス
ルフォン酸系グラフト重合体、カルボキシメチルセルロ
ース系架橋体、ヒアルロン酸、アガロース、コラーゲ
ン、ミルクカゼイン、酸カゼイン、レンネットカゼイ
ン、アンモニアカゼイン、カリ化カゼイン、ホウ砂カゼ
イン、グルー、ゼラチン、グルテン、大豆蛋白、アルギ
ン酸塩、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム、アルギン酸ナトリウムアラビヤガム、トラガカント
ガム、カラヤガム、グアールガム、ロカストビーンガ
ム、アイリッシュモス、大豆レシチン、ペクチン酸、澱
粉、カルボキシル化澱粉、寒天、デキストリン、マンナ
ンなど。
合体加水分解物、デンプン−アクリル酸系グラフト重合
体、デンプン−スチレンスルフォン酸系グラフト重合
体、デンプン−ビニルスルフォン酸系グラフト重合体、
デンプン−アクリルアミド系グラフト重合体、カルボキ
シル化メチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、キサントゲン酸セルロース、セルロース−アクリ
ロニトリル系グラフト重合体、セルロース−スチレンス
ルフォン酸系グラフト重合体、カルボキシメチルセルロ
ース系架橋体、ヒアルロン酸、アガロース、コラーゲ
ン、ミルクカゼイン、酸カゼイン、レンネットカゼイ
ン、アンモニアカゼイン、カリ化カゼイン、ホウ砂カゼ
イン、グルー、ゼラチン、グルテン、大豆蛋白、アルギ
ン酸塩、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム、アルギン酸ナトリウムアラビヤガム、トラガカント
ガム、カラヤガム、グアールガム、ロカストビーンガ
ム、アイリッシュモス、大豆レシチン、ペクチン酸、澱
粉、カルボキシル化澱粉、寒天、デキストリン、マンナ
ンなど。
【0067】(B)合成高分子類。
【0068】ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキ
サイド、ポリ(エチレンオキサイド-co-プロピレンオキ
サイド)、水性ウレタン樹脂、水溶性ポリエステル、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート系ポリマ、ポリ
(ビニルメチルエーテル-co-無水マレイン酸)、無水マ
レイン酸系共重合体、ビニルピロリドン系共重合体、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート系架橋重
合体、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト系架橋重合体、ポリ(N−ビニルカルボン酸アミ
ド)、N−ビニルカルボン酸アミド共重合体、など。
サイド、ポリ(エチレンオキサイド-co-プロピレンオキ
サイド)、水性ウレタン樹脂、水溶性ポリエステル、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート系ポリマ、ポリ
(ビニルメチルエーテル-co-無水マレイン酸)、無水マ
レイン酸系共重合体、ビニルピロリドン系共重合体、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート系架橋重
合体、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト系架橋重合体、ポリ(N−ビニルカルボン酸アミ
ド)、N−ビニルカルボン酸アミド共重合体、など。
【0069】なお、上記の親水性ポリマは発明の効果を
損わない範囲で、柔軟性を付与したり、親水性を制御す
る目的から置換基が異なるモノマや共重合成分を、1種
または2種以上を適宜混合して用いることが可能であ
る。
損わない範囲で、柔軟性を付与したり、親水性を制御す
る目的から置換基が異なるモノマや共重合成分を、1種
または2種以上を適宜混合して用いることが可能であ
る。
【0070】本発明に好ましく用いられる親水性ポリマ
の具体例を以下に挙げるが、本発明はこれらの例に限定
されるものではない。
の具体例を以下に挙げるが、本発明はこれらの例に限定
されるものではない。
【0071】(1)マレイン酸または無水マレイン酸、
マレイン酸アミドもしくはマレイン酸イミドなどのマレ
イン酸誘導体とエチレン、プロピレン、ブチレン、イソ
ブチレンまたはジイソブチレンなどの炭素数が2〜12
好ましくは炭素数2〜8の直鎖または分岐状のα−オレ
フィンとの共重合体と、アルカリ金属化合物、アルカリ
土類金属化合物、アンモニア、アミンとの反応物の架橋
体。
マレイン酸アミドもしくはマレイン酸イミドなどのマレ
イン酸誘導体とエチレン、プロピレン、ブチレン、イソ
ブチレンまたはジイソブチレンなどの炭素数が2〜12
好ましくは炭素数2〜8の直鎖または分岐状のα−オレ
フィンとの共重合体と、アルカリ金属化合物、アルカリ
土類金属化合物、アンモニア、アミンとの反応物の架橋
体。
【0072】(2)マレイン酸またはその誘導体とスチ
レン、酢酸ビニル、メチルビニルエーテル、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステルまたはアクリロニトリ
ルなどのビニルまたはビニリデン化合物との共重合体
と、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、ア
ンモニア、アミンとの反応物の架橋体。
レン、酢酸ビニル、メチルビニルエーテル、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステルまたはアクリロニトリ
ルなどのビニルまたはビニリデン化合物との共重合体
と、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、ア
ンモニア、アミンとの反応物の架橋体。
【0073】(3)アクリル酸またはメタクリル酸と前
記(2)のビニルまたはビニリデン化合物との共重合体
と、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、ア
ンモニア、アミンとの反応物の架橋体。
記(2)のビニルまたはビニリデン化合物との共重合体
と、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、ア
ンモニア、アミンとの反応物の架橋体。
【0074】特公昭58−37027号公報などに開示
されているポリオキシアルキレン系の親水性ポリマ、特
開昭60−104106号公報などに開示されているポ
リビニルピロリドン、スルフォン酸基を親水性基とする
ポリスチレンスルフォン酸、アクリルアミドメチルプロ
パンスルフォン酸共重合体などの架橋体、特開昭60−
42416号公報などに開示されている水酸基、アミノ
基を有する親水性ポリマにポリイソシアネートを架橋さ
せて得られるポリウレタン樹脂などが挙げられる。
されているポリオキシアルキレン系の親水性ポリマ、特
開昭60−104106号公報などに開示されているポ
リビニルピロリドン、スルフォン酸基を親水性基とする
ポリスチレンスルフォン酸、アクリルアミドメチルプロ
パンスルフォン酸共重合体などの架橋体、特開昭60−
42416号公報などに開示されている水酸基、アミノ
基を有する親水性ポリマにポリイソシアネートを架橋さ
せて得られるポリウレタン樹脂などが挙げられる。
【0075】次に、親水性ポリマの架橋方法について説
明する。
明する。
【0076】親水性膨潤層は、既述の親水性ポリマの少
なくとも1種以上を必要に応じて架橋または疑似架橋
し、水に不溶化せしめることによって基板上に積層形成
される。架橋には、親水性ポリマの有する反応性官能基
を用いて架橋反応することにより行われる。
なくとも1種以上を必要に応じて架橋または疑似架橋
し、水に不溶化せしめることによって基板上に積層形成
される。架橋には、親水性ポリマの有する反応性官能基
を用いて架橋反応することにより行われる。
【0077】架橋反応は、共有結合性の架橋であって
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
【0078】架橋反応に用いられる化合物としては、架
橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリエ
ポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシラン化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物などが挙げ
られ、該架橋反応は公知の触媒を添加し、反応を促進す
ることが行われる。
橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリエ
ポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシラン化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物などが挙げ
られ、該架橋反応は公知の触媒を添加し、反応を促進す
ることが行われる。
【0079】これら親水性ポリマは、該親水性膨潤層の
形態保持や水膨潤性の調整などの目的から単体または2
種以上の混合物として用いることが可能であり、疎水性
ポリマをブレンドすることも可能である。
形態保持や水膨潤性の調整などの目的から単体または2
種以上の混合物として用いることが可能であり、疎水性
ポリマをブレンドすることも可能である。
【0080】本発明の親水性膨潤層は疎水性ポリマを含
有してもよい。このような疎水性ポリマとしては、水性
エマルジョンから主として構成されたものが好ましく用
いられる。
有してもよい。このような疎水性ポリマとしては、水性
エマルジョンから主として構成されたものが好ましく用
いられる。
【0081】本発明にいう水性エマルジョンとは、微細
なポリマ粒子と必要に応じて該粒子を包囲する保護層か
らなる粒子を水中に分散させた疎水性ポリマ懸濁水溶液
を意味する。
なポリマ粒子と必要に応じて該粒子を包囲する保護層か
らなる粒子を水中に分散させた疎水性ポリマ懸濁水溶液
を意味する。
【0082】すなわち、基本的に分散質としてのポリマ
粒子と必要に応じて形成される保護層からなるエマルジ
ョン粒子と分散媒としての希釈水溶液から構成される自
己乳化または強制乳化水溶液を意味する。本発明に用い
られる水性エマルジョンの具体例としては、ビニルポリ
マ系ラテックス、共役ジエンポリマ系ラテックスおよび
水性または水分散ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
粒子と必要に応じて形成される保護層からなるエマルジ
ョン粒子と分散媒としての希釈水溶液から構成される自
己乳化または強制乳化水溶液を意味する。本発明に用い
られる水性エマルジョンの具体例としては、ビニルポリ
マ系ラテックス、共役ジエンポリマ系ラテックスおよび
水性または水分散ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
【0083】これらの水性エマルジョンの中でも本発明
に特に好ましく用いられる疎水性ポリマとしてはスチレ
ン/ブタジエン系、アクリロニトリル/ブタジエン系、
メタクリル酸メチル/ブタジエン系、クロロプレン系な
どの共役ジエン系化合物を含有するラテックスが挙げら
れる。
に特に好ましく用いられる疎水性ポリマとしてはスチレ
ン/ブタジエン系、アクリロニトリル/ブタジエン系、
メタクリル酸メチル/ブタジエン系、クロロプレン系な
どの共役ジエン系化合物を含有するラテックスが挙げら
れる。
【0084】本発明の親水性膨潤層は上記の親水性ポリ
マと疎水性ポリマを混合し、必要に応じて架橋または擬
似架橋し、水に不溶化せしめることによって基板上に積
層形成される。
マと疎水性ポリマを混合し、必要に応じて架橋または擬
似架橋し、水に不溶化せしめることによって基板上に積
層形成される。
【0085】架橋には親水性ポリマおよび疎水性ポリマ
が有する反応性官能基を用いて架橋反応することが好ま
しい。
が有する反応性官能基を用いて架橋反応することが好ま
しい。
【0086】架橋反応は、共有結合性の架橋であって
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
【0087】本発明の親水性膨潤層の親水性ポリマと疎
水性ポリマを混合する方法としては、3本ロールなどの
ロールミキサ、ニーダーなど混合機を用いて混練りする
方法、ホモジナイザー、ボールミルなどのディスパーサ
ーを用いて湿式混合分散する方法など、塗料やパテを製
造する際に用いられる公知の方法で好ましく混合され
る。
水性ポリマを混合する方法としては、3本ロールなどの
ロールミキサ、ニーダーなど混合機を用いて混練りする
方法、ホモジナイザー、ボールミルなどのディスパーサ
ーを用いて湿式混合分散する方法など、塗料やパテを製
造する際に用いられる公知の方法で好ましく混合され
る。
【0088】また本発明の親水性膨潤層を形成する方法
としては、疎水性ポリマとして水性のエマルジョンを好
ましく用いることから、水溶液系で各成分(親水性ポリ
マ、疎水性ポリマなど)を混合し、必要に応じて架橋剤
が添加される方法が、均質な相分離構造を実現しインキ
反発性を向上させる点から好ましい。
としては、疎水性ポリマとして水性のエマルジョンを好
ましく用いることから、水溶液系で各成分(親水性ポリ
マ、疎水性ポリマなど)を混合し、必要に応じて架橋剤
が添加される方法が、均質な相分離構造を実現しインキ
反発性を向上させる点から好ましい。
【0089】従って、用いられる架橋剤としては、水溶
性の多官能性化合物を用いることが特に好ましい。すな
わち、水溶性のポリエポキシ化合物、ポリアミン化合
物、メラミン化合物などを用いることが好ましい。
性の多官能性化合物を用いることが特に好ましい。すな
わち、水溶性のポリエポキシ化合物、ポリアミン化合
物、メラミン化合物などを用いることが好ましい。
【0090】また、下層との接着性向上などの目的か
ら、公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合
物、触媒などを添加したり中間層として設けることも可
能である。
ら、公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合
物、触媒などを添加したり中間層として設けることも可
能である。
【0091】本発明に用いられる親水性膨潤層は以下の
方法にしたがって算出される吸水量が特定の範囲である
ことが好ましい。
方法にしたがって算出される吸水量が特定の範囲である
ことが好ましい。
【0092】吸水量(g/m2)=WWET −WDRY WDRY :乾燥状態における重量(g/m2) WWET :水中に25℃×10分間浸漬した後の重量(g
/m2) [吸水量の測定方法]測定しようとする平版印刷版の非
画線部を所定面積に裁断し、25℃の精製水中に浸漬す
る。10分間浸漬した後、該印刷版の親水性膨潤層表面
および裏面に付着した余分の液体を「ハイゼガーゼ」
(コットン布:旭化成工業(株)製)にて素速く拭き取
り、該印刷版の膨潤重量WWET を秤量する。その後、該
印刷版を60℃のオーブンにて約30分間乾燥し、乾燥
重量WDRY を秤量する。
/m2) [吸水量の測定方法]測定しようとする平版印刷版の非
画線部を所定面積に裁断し、25℃の精製水中に浸漬す
る。10分間浸漬した後、該印刷版の親水性膨潤層表面
および裏面に付着した余分の液体を「ハイゼガーゼ」
(コットン布:旭化成工業(株)製)にて素速く拭き取
り、該印刷版の膨潤重量WWET を秤量する。その後、該
印刷版を60℃のオーブンにて約30分間乾燥し、乾燥
重量WDRY を秤量する。
【0093】本発明の親水性膨潤層からなる非画線部の
吸水量は、インキ反発性および形態保持性の観点から1
〜50g/m2であることが好ましく、1〜10g/m
2 、さらに2〜7g/m2であることがさらに好まし
い。
吸水量は、インキ反発性および形態保持性の観点から1
〜50g/m2であることが好ましく、1〜10g/m
2 、さらに2〜7g/m2であることがさらに好まし
い。
【0094】本発明の親水性膨潤層はゴム弾性を有する
ことが好ましい。すなわち、以下の方法により算出した
親水性膨潤層の初期弾性率が特定の範囲内にあることが
好ましい。
ことが好ましい。すなわち、以下の方法により算出した
親水性膨潤層の初期弾性率が特定の範囲内にあることが
好ましい。
【0095】[初期弾性率の測定方法]平版印刷版の非
画線部に対応した部分と同一組成の溶液をテフロンシャ
ーレ上に展開し、60℃×24時間乾燥硬化させる。得
られた乾燥硬化膜は、剃刀刃などを用いて、長さ40m
m、幅1.95mm、厚み約0.2mmの短冊状のテス
トピースに裁断する。
画線部に対応した部分と同一組成の溶液をテフロンシャ
ーレ上に展開し、60℃×24時間乾燥硬化させる。得
られた乾燥硬化膜は、剃刀刃などを用いて、長さ40m
m、幅1.95mm、厚み約0.2mmの短冊状のテス
トピースに裁断する。
【0096】得られたテストピースは、測定前に25℃
×50%RHの環境下にて24時間以上放置し、調湿し
た後、厚みをマイクロゲージにて測定し、下記の引張条
件で初期弾性率を測定した。データ処理は、JIS K
6301に準じて行った。
×50%RHの環境下にて24時間以上放置し、調湿し
た後、厚みをマイクロゲージにて測定し、下記の引張条
件で初期弾性率を測定した。データ処理は、JIS K
6301に準じて行った。
【0097】 引張速度 200mm/分 チャック間距離 20mm 繰返し回数 4回 測定機 「RTM−100」((株)オリエンテッ
ク製) 親水性膨潤層の初期弾性率は、0.01〜10kgf/
mm2の範囲内にあることがインキ反発性および形態保
持性の観点から重要であり、0.01〜5kgf/mm
2の範囲が好ましく、0.01〜2kgf/mm2の範囲
がさらに好ましい。初期弾性率が0.01kgf/mm
2未満の場合は、親水性膨潤層の形態保持性が低下し、
印刷時の耐久性が劣り、初期弾性率が10kgf/mm
2よりも大きくなるとインキ反発性が極端に低下する。
ク製) 親水性膨潤層の初期弾性率は、0.01〜10kgf/
mm2の範囲内にあることがインキ反発性および形態保
持性の観点から重要であり、0.01〜5kgf/mm
2の範囲が好ましく、0.01〜2kgf/mm2の範囲
がさらに好ましい。初期弾性率が0.01kgf/mm
2未満の場合は、親水性膨潤層の形態保持性が低下し、
印刷時の耐久性が劣り、初期弾性率が10kgf/mm
2よりも大きくなるとインキ反発性が極端に低下する。
【0098】本発明に用いられる親水性膨潤層は以下の
方法にしたがって算出される水膨潤率が特定の範囲であ
ることが好ましい。
方法にしたがって算出される水膨潤率が特定の範囲であ
ることが好ましい。
【0099】 水膨潤率(%)=(ΘWET−ΘDRY)/ΘDRY ×100 ΘDRY :乾燥状態における非画線部からなる親水性膨潤
層の厚み(μm) ΘWET :膨潤状態における非画線部からなる親水性膨潤
層の厚み(μm) [水膨潤率の測定方法(A)]測定しようとする平版印
刷版の非画線部を含む部位が断面となるように切削して
切片を作製する。この切片を常温にて1昼夜真空乾燥し
た後、光学顕微鏡にて当該部位の親水性膨潤層厚さを観
察し、これをΘDRY(μm)とする。なお、光学顕微鏡
観察は23℃、20%RHの環境下において手早く行っ
た。
層の厚み(μm) ΘWET :膨潤状態における非画線部からなる親水性膨潤
層の厚み(μm) [水膨潤率の測定方法(A)]測定しようとする平版印
刷版の非画線部を含む部位が断面となるように切削して
切片を作製する。この切片を常温にて1昼夜真空乾燥し
た後、光学顕微鏡にて当該部位の親水性膨潤層厚さを観
察し、これをΘDRY(μm)とする。なお、光学顕微鏡
観察は23℃、20%RHの環境下において手早く行っ
た。
【0100】さらに、この平版印刷版切片に過剰の水滴
を載せ、親水性膨潤層が十分に水膨潤した状態で断面を
光学顕微鏡観察し、当該部位の親水性膨潤層厚さを読み
とり、これをΘWET(μm)とする。
を載せ、親水性膨潤層が十分に水膨潤した状態で断面を
光学顕微鏡観察し、当該部位の親水性膨潤層厚さを読み
とり、これをΘWET(μm)とする。
【0101】[水膨潤率の測定方法(B)]測定しよう
とする平版印刷版の非画線部をOsO4水溶液の雰囲気
下に1昼夜さらしてOsO4により親水性膨潤層を固定
した後、所定の部位が断面となるようにミクロトームで
切削して超薄切片を作製する。この切片を透過型電子顕
微鏡(TEM)にて1〜5万倍程度の倍率で当該部位の
親水性膨潤層厚さを観察し、これをΘDRY(μm)とす
る。
とする平版印刷版の非画線部をOsO4水溶液の雰囲気
下に1昼夜さらしてOsO4により親水性膨潤層を固定
した後、所定の部位が断面となるようにミクロトームで
切削して超薄切片を作製する。この切片を透過型電子顕
微鏡(TEM)にて1〜5万倍程度の倍率で当該部位の
親水性膨潤層厚さを観察し、これをΘDRY(μm)とす
る。
【0102】一方、測定しようとする平版印刷版をOs
O4水溶液に2〜3日浸漬し親水性膨潤層を水膨潤状態
で固化/固定する。所定の部位が断面となるようにミク
ロトームで切削して超薄切片を作製し、この切片を透過
型電子顕微鏡(TEM)にて1〜5万倍程度の倍率で当
該部位の親水性膨潤層厚さを読みとり、これをΘ
WET(μm)とする。
O4水溶液に2〜3日浸漬し親水性膨潤層を水膨潤状態
で固化/固定する。所定の部位が断面となるようにミク
ロトームで切削して超薄切片を作製し、この切片を透過
型電子顕微鏡(TEM)にて1〜5万倍程度の倍率で当
該部位の親水性膨潤層厚さを読みとり、これをΘ
WET(μm)とする。
【0103】本発明の親水性膨潤層からなる非画線部
(インキ反発部分)の水膨潤率は、インキ反発性および
形態保持性の観点から10〜2000%であることが好
ましく、50〜1700%、さらに50〜700%の範
囲であることがより好ましい。水膨潤率が10%未満に
なると非画線部のインキ反発性が低下し、一方非画線部
の水膨潤率が2000%を越える場合には該非画線部の
形態保持性が低いため印刷時に該非画線部が損傷を受け
易くなる。
(インキ反発部分)の水膨潤率は、インキ反発性および
形態保持性の観点から10〜2000%であることが好
ましく、50〜1700%、さらに50〜700%の範
囲であることがより好ましい。水膨潤率が10%未満に
なると非画線部のインキ反発性が低下し、一方非画線部
の水膨潤率が2000%を越える場合には該非画線部の
形態保持性が低いため印刷時に該非画線部が損傷を受け
易くなる。
【0104】本発明に用いられる親水性膨潤層には上記
した親水性ポリマ、疎水性ポリマおよび必要に応じて加
えられる架橋剤の他にも、ゴム組成物において通常添加
される公知の老化防止剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止
剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、可塑剤などを添加する
ことが可能である。
した親水性ポリマ、疎水性ポリマおよび必要に応じて加
えられる架橋剤の他にも、ゴム組成物において通常添加
される公知の老化防止剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止
剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、可塑剤などを添加する
ことが可能である。
【0105】また下層との接着性向上などの目的から、
公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合物、
触媒などを添加したり基板との間に中間層として設ける
ことも可能である。
公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合物、
触媒などを添加したり基板との間に中間層として設ける
ことも可能である。
【0106】また本発明に用いられる親水性膨潤層に
は、染料や顔料、pH指示薬、ロイコ染料、界面活性
剤、有機酸などの各種添加剤を微量添加することも可能
である。
は、染料や顔料、pH指示薬、ロイコ染料、界面活性
剤、有機酸などの各種添加剤を微量添加することも可能
である。
【0107】本発明に用いられる平版印刷版の基板とし
ては、通常の平版印刷機に取り付けられるたわみ性と印
刷時に加わる荷重に耐えうるものである必要がある以外
には一切制限を受けない。
ては、通常の平版印刷機に取り付けられるたわみ性と印
刷時に加わる荷重に耐えうるものである必要がある以外
には一切制限を受けない。
【0108】代表的なものとしては、アルミ、銅、鉄、
などの金属板、ポリエステルフィルムやポリプロピレン
フィルムなどのプラスチックフィルムあるいはコート
紙、ゴムシートなどが挙げられる。また、該基板は上記
の素材が複合されたものであってもよい。
などの金属板、ポリエステルフィルムやポリプロピレン
フィルムなどのプラスチックフィルムあるいはコート
紙、ゴムシートなどが挙げられる。また、該基板は上記
の素材が複合されたものであってもよい。
【0109】また、該基板表面は検版性向上や接着性向
上の目的から、電気化学的処理や酸塩基処理、コロナ放
電処理など各種に表面処理を施すことも可能である。
上の目的から、電気化学的処理や酸塩基処理、コロナ放
電処理など各種に表面処理を施すことも可能である。
【0110】またこれらの基板上には接着性向上やハレ
ーション防止の目的からコーティングなどを施してプラ
イマー層を形成し、基板とすることも可能である。
ーション防止の目的からコーティングなどを施してプラ
イマー層を形成し、基板とすることも可能である。
【0111】本発明のレーザー感応性平版印刷版原版の
製版方法について説明する。
製版方法について説明する。
【0112】本発明においてレーザー感応性とは、ヒー
トモードで行なわれる画像形成が可能なことを意味す
る。すなわち、レーザー照射に対応した部分のレーザー
感応層および親水性膨潤層が瞬間的に燃焼および/また
は蒸発などの破壊的吸収を生じ、インキ着肉性の凹部が
形成される。レーザー描画処理を行うだけで刷版が得ら
れるが、さらに水道水などで洗浄処理をしてもよい。
トモードで行なわれる画像形成が可能なことを意味す
る。すなわち、レーザー照射に対応した部分のレーザー
感応層および親水性膨潤層が瞬間的に燃焼および/また
は蒸発などの破壊的吸収を生じ、インキ着肉性の凹部が
形成される。レーザー描画処理を行うだけで刷版が得ら
れるが、さらに水道水などで洗浄処理をしてもよい。
【0113】本発明に好ましく用いられるレーザーとし
ては、半導体レーザー、Nd−YAGレーザー、アルゴ
ンレーザー、ヘリウムネオンレーザー、ヘリウム−カド
ミウムレーザー、炭酸ガスレーザーなどがあり、特に限
定されないが、赤外線タイプのレーザー、例えば半導体
レーザーが好ましい。パワー出力としては、40〜50
000mWのパワー出力のものが好ましく用いられる。
中でも、ヒートモード記録を効率良く行なう点から、5
00〜30000mWの半導体レーザーが好ましく用い
られる。
ては、半導体レーザー、Nd−YAGレーザー、アルゴ
ンレーザー、ヘリウムネオンレーザー、ヘリウム−カド
ミウムレーザー、炭酸ガスレーザーなどがあり、特に限
定されないが、赤外線タイプのレーザー、例えば半導体
レーザーが好ましい。パワー出力としては、40〜50
000mWのパワー出力のものが好ましく用いられる。
中でも、ヒートモード記録を効率良く行なう点から、5
00〜30000mWの半導体レーザーが好ましく用い
られる。
【0114】通常1回のレーザー照射によって形成され
るインキ着肉性の凹部の直径は3〜100μm程度であ
る。
るインキ着肉性の凹部の直径は3〜100μm程度であ
る。
【0115】次に本発明のレーザー感応性平版印刷版原
版から得られた印刷版を用いた印刷方法について説明す
る。
版から得られた印刷版を用いた印刷方法について説明す
る。
【0116】本発明の平版印刷には公知の平版印刷機が
用いられる。すなわち、オフセットおよび直刷り方式の
枚葉および輪転印刷機などが用いられる。
用いられる。すなわち、オフセットおよび直刷り方式の
枚葉および輪転印刷機などが用いられる。
【0117】本発明の平版印刷版原版をレーザーにて画
像形成したのち、これらの平版印刷機の版胴に装着し、
版面には接触するインキ着けローラーからインキが供給
される。
像形成したのち、これらの平版印刷機の版胴に装着し、
版面には接触するインキ着けローラーからインキが供給
される。
【0118】版面上の親水性膨潤層を有する非画線部分
は湿し水供給装置から供給される湿し水によって膨潤
し、インキを反発する。一方、画線部分はインキを受容
し、オフセットブランケット胴表面または被印刷体表面
にインキを供給して印刷画像を形成する。
は湿し水供給装置から供給される湿し水によって膨潤
し、インキを反発する。一方、画線部分はインキを受容
し、オフセットブランケット胴表面または被印刷体表面
にインキを供給して印刷画像を形成する。
【0119】以下に、実施例により本発明をさらに詳し
く説明する。
く説明する。
【0120】
【実施例】合成例 1 酢酸ビニル60gとアクリル酸40gに重合開始剤とし
てベンゾイルパーオキシド0.5gを加えたものを、こ
れに分散安定剤として部分ケン化ポリビニルアルコール
3gとNaCl10gを含む水300ml中に分散させ
た。
てベンゾイルパーオキシド0.5gを加えたものを、こ
れに分散安定剤として部分ケン化ポリビニルアルコール
3gとNaCl10gを含む水300ml中に分散させ
た。
【0121】該分散液を65℃×6時間撹拌し、懸濁重
合を行なった。得られた共重合体のアクリル酸メチル成
分はNMRスペクトルから同定した結果48モル%であ
った。また30℃におけるベンゼン溶液中での極限粘度
は2.10であった。
合を行なった。得られた共重合体のアクリル酸メチル成
分はNMRスペクトルから同定した結果48モル%であ
った。また30℃におけるベンゼン溶液中での極限粘度
は2.10であった。
【0122】次に、該共重合体8.6gを200gのメ
タノールと10gの水および5NのNaOH40mlか
らなるケン化反応液中に添加し撹拌懸濁させ、25℃×
1時間ケン化反応を行なった後、温度を65℃に昇温
し、さらに5時間ケン化反応を行なった。
タノールと10gの水および5NのNaOH40mlか
らなるケン化反応液中に添加し撹拌懸濁させ、25℃×
1時間ケン化反応を行なった後、温度を65℃に昇温
し、さらに5時間ケン化反応を行なった。
【0123】得られたケン化反応物はメタノールで十分
に洗浄し、凍結乾燥した。ケン化度は98.3モル%で
あり、赤外吸収スペクトルの測定の結果、1570cm
-1に−COO- 基に帰属される強い吸収が確認された。
に洗浄し、凍結乾燥した。ケン化度は98.3モル%で
あり、赤外吸収スペクトルの測定の結果、1570cm
-1に−COO- 基に帰属される強い吸収が確認された。
【0124】実施例 1〜5厚さ0.2mmのアルミ板
(住友軽金属(株)製)に、下記組成物を塗布したの
ち、140℃×5分間、加熱硬化して2g/m2 の厚み
を有するインキ受容層を塗設した。
(住友軽金属(株)製)に、下記組成物を塗布したの
ち、140℃×5分間、加熱硬化して2g/m2 の厚み
を有するインキ受容層を塗設した。
【0125】 <インキ受容層組成(重量部)> (1)ポリエステル樹脂「バイロン−200:東洋紡績(株)製」20重量部 (2)メラミン樹脂「スミマールM−40S:住友化学(株)製」10重量部 (3)トルエン 40重量部 (4)メチルエチルケトン 10重量部 (5)酢酸ブチル 30重量部 (6)シクロヘキサノン 50重量部 次に、インキ受容層上に表1に記載の金属化合物を真空
蒸着法によって形成し、感熱層を設けた。その後、18
0℃×5分間加熱処理を行った。
蒸着法によって形成し、感熱層を設けた。その後、18
0℃×5分間加熱処理を行った。
【0126】
【表1】 さらに、合成例1記載の親水性ポリマを用いて下記組成
物を塗布したのち、150℃×60分間、熱処理して2
g/m2 の厚みを有する親水性膨潤層を塗設した。
物を塗布したのち、150℃×60分間、熱処理して2
g/m2 の厚みを有する親水性膨潤層を塗設した。
【0127】 <親水性膨潤層組成(重量部)> (1)合成例1の親水性ポリマ 28重量部 (2)テトラエチレングリコールジグリシジルエーテル 5重量部 (3)水性ラテックス「JSR0596」 65重量部 [カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合ラテックス:大日本インキ 化学工業(株)製] (4)2−アミノプロピルトリメトキシシラン 2重量部 (5)精製水 900重量部 得られたレーザー感応性平版印刷版原版をX−Yテーブ
ルに装着した半導体レーザー(SLD−304XT、出
力1W、波長809nm、ソニー(株)製)を用いて、
ビーム直径20μm、露光時間10μsでパルス露光を
行った。
ルに装着した半導体レーザー(SLD−304XT、出
力1W、波長809nm、ソニー(株)製)を用いて、
ビーム直径20μm、露光時間10μsでパルス露光を
行った。
【0128】続いて、約1分間水道水で水洗処理を行っ
て刷版を得た。
て刷版を得た。
【0129】レーザー照射に対応した部分のレーザー感
熱層および親水性膨潤層が燃焼破壊し、除去され、ビー
ム径に対応したスポット径を有するインキ受容層が露出
していた。
熱層および親水性膨潤層が燃焼破壊し、除去され、ビー
ム径に対応したスポット径を有するインキ受容層が露出
していた。
【0130】この平版印刷版を平版印刷機の版胴に装着
し、版面に接触するインキ着けローラーからインキを供
給し、また同時に湿し水供給装置から水を供給して印刷
を行なった。その結果インキ受容層露出部(画線部)は
インキが受容し、オフセットブランケット胴を介して印
刷物にビーム径に対応した明瞭なインキ画素が形成され
た。
し、版面に接触するインキ着けローラーからインキを供
給し、また同時に湿し水供給装置から水を供給して印刷
を行なった。その結果インキ受容層露出部(画線部)は
インキが受容し、オフセットブランケット胴を介して印
刷物にビーム径に対応した明瞭なインキ画素が形成され
た。
【0131】一方、親水性膨潤層は湿し水によって膨潤
し、完全にインキを反発したPS版と同等のコントラス
トを持つ印刷物が得られた。印刷を5000枚終了した
後も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にイ
ンキ汚れは発生しなかった。
し、完全にインキを反発したPS版と同等のコントラス
トを持つ印刷物が得られた。印刷を5000枚終了した
後も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にイ
ンキ汚れは発生しなかった。
【0132】比較例 1 感熱層として1200オングストロームのモリブデン薄
膜を設けたこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷
用の刷版を作製した。しかしながら、レーザー照射部に
おいて感熱層は十分に燃焼しておらず、親水性膨潤層が
残存しており、インキ着肉部は形成されなかった。
膜を設けたこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷
用の刷版を作製した。しかしながら、レーザー照射部に
おいて感熱層は十分に燃焼しておらず、親水性膨潤層が
残存しており、インキ着肉部は形成されなかった。
【0133】実施例 6 感熱層として60オングストロームの炭素薄膜をスパッ
タリング法にて設けたこと以外は実施例1と同様にし
て、刷版を得た。印刷評価においても、印刷を5000
枚終了した後も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、
印刷物にインキ汚れは発生しなかった。また、画線部へ
のインキの着肉の程度もPS版と同等であった。
タリング法にて設けたこと以外は実施例1と同様にし
て、刷版を得た。印刷評価においても、印刷を5000
枚終了した後も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、
印刷物にインキ汚れは発生しなかった。また、画線部へ
のインキの着肉の程度もPS版と同等であった。
【0134】実施例 7 感熱層として250オングストロームの厚みでスズと炭
素を4:1(重量比)の割合となるように同時蒸着した
こと以外は実施例1と同様にして、刷版を得た。印刷評
価においても、印刷を5000枚終了した後も親水性膨
潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ汚れは発
生しなかった。また、画線部へのインキの着肉の程度も
PS版と同等であった。
素を4:1(重量比)の割合となるように同時蒸着した
こと以外は実施例1と同様にして、刷版を得た。印刷評
価においても、印刷を5000枚終了した後も親水性膨
潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ汚れは発
生しなかった。また、画線部へのインキの着肉の程度も
PS版と同等であった。
【0135】実施例 8 感熱層として、真空蒸着法により、150オングストロ
ームのスズ薄膜の上に、80オングストロームの炭素薄
膜を設けたこと以外は実施例1と同様にして、刷版を得
た。印刷評価においても、印刷を5000枚終了した後
も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にイン
キ汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着
肉の程度もPS版と同等であった。
ームのスズ薄膜の上に、80オングストロームの炭素薄
膜を設けたこと以外は実施例1と同様にして、刷版を得
た。印刷評価においても、印刷を5000枚終了した後
も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にイン
キ汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着
肉の程度もPS版と同等であった。
【0136】実施例 9 厚さ0.3mmのアルミ板(住友軽金属(株)製)に、
下記組成物を塗布した後、180℃×2分間加熱して
1.5g/m2の厚みを有するインキ受容層を塗設し
た。
下記組成物を塗布した後、180℃×2分間加熱して
1.5g/m2の厚みを有するインキ受容層を塗設し
た。
【0137】 <インキ受容層組成物(重量部)> (1)ポリ酢酸ビニルのケン化物(ケン化度45%) 100重量部 (2)テトラエチルオルソシリケート 10重量部 (3)γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 5重量部 (4)0.1規定塩化水素水溶液 40重量部 (5)精製水 150重量部 (6)メチルエチルケトン 200重量部 (7)イソプロピルアルコール 500重量部 次に、インキ受容層上に70オングストロームのアルミ
ニウム薄膜層をスパッタリング法により設けた。その
後、190℃×3分間加熱処理を行った。
ニウム薄膜層をスパッタリング法により設けた。その
後、190℃×3分間加熱処理を行った。
【0138】さらに、合成例1記載の親水性ポリマを用
いて下記組成物を塗布したのち、160℃×10分間、
熱処理して2.5g/m2 の厚みを有する親水性膨潤層
を塗設した。
いて下記組成物を塗布したのち、160℃×10分間、
熱処理して2.5g/m2 の厚みを有する親水性膨潤層
を塗設した。
【0139】 <親水性膨潤層組成(重量部)> (1)合成例1の親水性ポリマ 90重量部 (2)テトラエチレングリコールジグリシジルエーテル 5重量部 (4)2−アミノプロピルトリメトキシシラン 5重量部 (5)精製水 900重量部 得られたレーザー感応性平版印刷版原版をX−Yテーブ
ルに装着した半導体レーザー(SLD−304XT、出
力1W、波長809nm、ソニー(株)製)を用いて、
ビーム直径20μm、露光時間10μsでパルス露光を
行った。
ルに装着した半導体レーザー(SLD−304XT、出
力1W、波長809nm、ソニー(株)製)を用いて、
ビーム直径20μm、露光時間10μsでパルス露光を
行った。
【0140】続いて、約1分間水道水で水洗処理を行っ
て刷版を得た。
て刷版を得た。
【0141】レーザー照射に対応した部分のレーザー感
熱層および親水性膨潤層が燃焼破壊し、除去され、ビー
ム径に対応したスポット径を有するインキ受容層が露出
していた。
熱層および親水性膨潤層が燃焼破壊し、除去され、ビー
ム径に対応したスポット径を有するインキ受容層が露出
していた。
【0142】この平版印刷版を平版印刷機の版胴に装着
し、版面に接触するインキ着けローラーからインキを供
給し、また同時に湿し水供給装置から水を供給して印刷
を行なった。その結果インキ受容層露出部(画線部)は
インキが受容し、オフセットブランケット胴を介して印
刷物にビーム径に対応した明瞭なインキ画素が形成され
た。
し、版面に接触するインキ着けローラーからインキを供
給し、また同時に湿し水供給装置から水を供給して印刷
を行なった。その結果インキ受容層露出部(画線部)は
インキが受容し、オフセットブランケット胴を介して印
刷物にビーム径に対応した明瞭なインキ画素が形成され
た。
【0143】一方、親水性膨潤層は湿し水によって膨潤
し、完全にインキを反発したPS版と同等のコントラス
トを持つ印刷物が得られた。印刷を5000枚終了した
後も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にイ
ンキ汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの
着肉の程度もPS版と同等であった。
し、完全にインキを反発したPS版と同等のコントラス
トを持つ印刷物が得られた。印刷を5000枚終了した
後も親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にイ
ンキ汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの
着肉の程度もPS版と同等であった。
【0144】実施例 10 下記のインキ受容層組成物を用いたこと以外は実施例8
と全く同様にして印刷版原版を得、評価を行ったところ
良好な印刷物が得られ、印刷を5000枚終了した後も
親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ
汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着肉
の程度もPS版と同等であった。
と全く同様にして印刷版原版を得、評価を行ったところ
良好な印刷物が得られ、印刷を5000枚終了した後も
親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ
汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着肉
の程度もPS版と同等であった。
【0145】 <インキ受容層組成物(重量部)> (1)ポリビニルピロリドン 70重量部 (2)ポリビニルホスホン酸 70重量部 (3)精製水 260重量部 (4)イソプロピルアルコール 600重量部 実施例 11 下記のインキ受容層組成物を用いたこと以外は実施例8
と全く同様にして印刷版原版を得、評価を行ったところ
良好な印刷物が得られ、印刷を5000枚終了した後も
親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ
汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着肉
の程度もPS版と同等であった。
と全く同様にして印刷版原版を得、評価を行ったところ
良好な印刷物が得られ、印刷を5000枚終了した後も
親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ
汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着肉
の程度もPS版と同等であった。
【0146】 <インキ受容層組成物(重量部)> (1)ポリウレタン樹脂「ニッポラン3124」(日本ポリウレタン工業(株) ) 20重量部 (2)ポリイソシアネート「コロネートL」(日本ポリウレタン工業(株)) 10重量部 (3)酢酸ブチル 80重量部 (4)メチルエチルケトン 40重量部 実施例 12 下記のインキ受容層組成物を用いたこと以外は実施例8
と全く同様にして印刷版原版を得、評価を行ったところ
良好な印刷物が得られ、印刷を5000枚終了した後も
親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ
汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着肉
の程度もPS版と同等であった。
と全く同様にして印刷版原版を得、評価を行ったところ
良好な印刷物が得られ、印刷を5000枚終了した後も
親水性膨潤層はインキ反発性を保持し、印刷物にインキ
汚れは発生しなかった。また、画線部へのインキの着肉
の程度もPS版と同等であった。
【0147】<インキ受容層組成物(重量部)> (1)レゾール樹脂 15重量部 (2)ジグライム 85重量部 実施例 13 実施例1に用いた平版印刷版と通常のPS版(FNS;
富士写真フィルム(株)製)を露光、現像処理して刷版
としたものを、同じ版胴に装着し、湿し水として市販の
精製水を供給しながら実施例1と同様にして印刷を行っ
た。
富士写真フィルム(株)製)を露光、現像処理して刷版
としたものを、同じ版胴に装着し、湿し水として市販の
精製水を供給しながら実施例1と同様にして印刷を行っ
た。
【0148】湿し水の供給量を標準条件から増量した場
合、PS版を用いた部分では、画線部のインキ濃度が極
端に低下し、いわゆる「水負け」によるインキの着肉不
良が発生した。一方、実施例1に用いた平版印刷版を用
いた部分では、着肉不良の程度が軽微であった。
合、PS版を用いた部分では、画線部のインキ濃度が極
端に低下し、いわゆる「水負け」によるインキの着肉不
良が発生した。一方、実施例1に用いた平版印刷版を用
いた部分では、着肉不良の程度が軽微であった。
【0149】また、湿し水の供給量を標準条件から減量
した場合、PS版を用いた部分では、全面にインキ汚れ
が発生した。一方、実施例1に用いた平版印刷版を用い
た部分では、良好な印刷物が得られた。なお、湿し水の
供給量は印刷機のダイヤル目盛り値にて相対的に比較し
た。評価結果を表2に示す。
した場合、PS版を用いた部分では、全面にインキ汚れ
が発生した。一方、実施例1に用いた平版印刷版を用い
た部分では、良好な印刷物が得られた。なお、湿し水の
供給量は印刷機のダイヤル目盛り値にて相対的に比較し
た。評価結果を表2に示す。
【0150】
【表2】 以上のように本発明の平版印刷版は、湿し水の許容幅が
広く、純水を湿し水として良好な印刷画像を得ることが
できる。
広く、純水を湿し水として良好な印刷画像を得ることが
できる。
【0151】
【発明の効果】本発明のレーザー感応性平版印刷版原版
は、レーザーによる描画が可能であり、また印刷工程に
おいてはインキ反発性が高く、湿し水の許容幅が広く、
湿し水のIPAレス化が可能で印刷耐久性に優れてい
る。
は、レーザーによる描画が可能であり、また印刷工程に
おいてはインキ反発性が高く、湿し水の許容幅が広く、
湿し水のIPAレス化が可能で印刷耐久性に優れてい
る。
Claims (5)
- 【請求項1】基板上に少なくともインキ受容層、感熱
層、親水性膨潤層をこの順に設けてなる平版印刷版原版
であって、感熱層が炭素および/または金属からなる膜
厚1000オングストローム以下の薄膜であり、インキ
受容層が水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、イソ
シアネート基、エポキシ基、を有する単量体から得られ
た高分子化合物および/または水酸基、カルボニル基、
カルボキシル基、エポキシ基を有する化合物を含有する
ことを特徴とするレーザー感応性平版印刷版原版。 - 【請求項2】感熱層が金属薄膜上に炭素薄膜を形成した
ものであることを特徴とする請求項1に記載のレーザー
感応性平版印刷版原版。 - 【請求項3】感熱層に用いる金属の融点が2000
(K)以下であることを特徴とする請求項1〜2のいず
れかに記載のレーザー感応性平版印刷版原版。 - 【請求項4】金属として、チタン、アルミニウム、ニッ
ケル、鉄、クロム、テルル、スズ、アンチモン、ガリウ
ム、マグネシウム、ポロニウム、セレン、タリウム、亜
鉛およびビスマスからなる群から選ばれた1種以上の金
属を用いることを特徴とする請求項3に記載のレーザー
感応性平版印刷版原版。 - 【請求項5】感熱層を設けた後に100℃以上の温度で
加熱するすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載のレーザー感応性平版印刷版原版の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9440598A JPH11291654A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | レーザー感応性平版印刷版原版およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9440598A JPH11291654A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | レーザー感応性平版印刷版原版およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291654A true JPH11291654A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14109342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9440598A Pending JPH11291654A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | レーザー感応性平版印刷版原版およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291654A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6238839B1 (en) * | 1999-08-26 | 2001-05-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lithographic printing plate precursor |
| CN114290698A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-08 | 华中科技大学 | 高分子薄膜大深宽比激光加工方法 |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP9440598A patent/JPH11291654A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6238839B1 (en) * | 1999-08-26 | 2001-05-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lithographic printing plate precursor |
| CN114290698A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-08 | 华中科技大学 | 高分子薄膜大深宽比激光加工方法 |
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