JPH11292045A - 破袋装置 - Google Patents

破袋装置

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Publication number
JPH11292045A
JPH11292045A JP8894998A JP8894998A JPH11292045A JP H11292045 A JPH11292045 A JP H11292045A JP 8894998 A JP8894998 A JP 8894998A JP 8894998 A JP8894998 A JP 8894998A JP H11292045 A JPH11292045 A JP H11292045A
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JP
Japan
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bag
rotary drum
claw
bag breaking
plate
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Pending
Application number
JP8894998A
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English (en)
Inventor
Koji Toda
孝司 戸田
Masanori Ishii
昌典 石井
Yoshio Ogawa
義夫 小川
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ等を包装しているビニール等の包装材か
らなる袋の大きさを限定しないで破袋が行えると共に、
ごみ等の破損を極力最小限に抑えることができ、しか
も、破袋されずに未処理のまま排出されるという事態を
可及的に回避でき、効率の良い破袋装置を提供するこ
と。 【解決手段】 回転中心軸が横方向の回転ドラム1と、
回転ドラム1内側に設けられる堰止板2と、を含んで構
成し、堰止板2を、その一端が回転ドラム1の内周面に
近接し回転ドラム1の略回転中心軸方向に沿った状態で
回転ドラム1の外側で固定し、かつ回転ドラム1の内周
壁には、回転ドラム1と一体に回転移動する複数の爪7
を設けると共に、堰止板2にはこれらの回転移動する爪
7が通過するスリット2Aを形成するようにした。これ
により、ごみの詰った袋13がスリット2Aの通過を抑
制され、かつ爪7に引っ掛けられた袋13が爪7によっ
て引き裂かれるという作用を数回繰り返すうちに、袋1
3は引き裂かれて、ごみは袋13から出る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ等を包装して
いるビニール袋等の包装材を破って、ごみ等を包装材か
ら分離するための破袋装置に関し、例えばリサイクル施
設において、ビニール袋等の収集ごみ袋の中から再利用
可能な物を回収する際に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、回収されたごみの中から、缶、び
ん、プラスチックボトル等の再利用可能な物を資源とし
て利用するためのごみのリサイクル施設においては、ビ
ニール袋等の収集ごみ袋の中から、これら再利用可能な
物が回収されている。従前では、作業者が収集ごみ袋を
手作業で破るなどして再利用可能な物を回収していた
が、このような袋を破る作業は容易ではないため、これ
を機械化した破袋装置が提案されている。
【0003】例えば、特公昭57−43308号公報に
開示された分別収集ごみの破袋装置は、軸方向にやや傾
斜した回転ドラムの内面に多数の突起刃が取り付けらる
と共に、その回転ドラム中心軸に沿って、下端に鋭利な
破袋爪を有する堰止板が回転ドラムの回転方向に揺動す
るように支承されている。このものでは、投入されたビ
ニール袋は、回転ドラム周壁内面に設けられた突起刃に
よって回転ドラムの回転方向に移動され、堰止板に触れ
るとその移動が阻止されようとする結果、堰止板に設け
られた鋭利な破袋爪によってビニール袋が引き裂かれる
ようになっている。
【0004】しかし、このような破袋装置によれば、破
れたビニール袋などから取り出された空きビンなどは、
排出口に至るまでに突起刃に度々当たって割れることが
多く、また、堰止板には複数の鋭利な破袋爪が装着され
ているものの、それらは回転ドラム周壁との間に所定の
間隔を保って回転ドラムの軸方向に配列されているの
で、周方向に移動するビニール袋が何度も堰止板に当た
らなければ十分に破れない。
【0005】そこで、このような破袋装置を改善したも
のとして特公平1−14815号公報に開示された破袋
機が提案されている。この破袋機は、図15に示すよう
に、回転ドラム50の内周に突起爪51を有する螺旋状
ブレード52が取り付けられ、この回転ドラム50の回
転中心軸より下方に回転ドラム50を貫通した支持軸5
3が設置され、この支持軸53に、円弧状外周面の周方
向に複数の鋭利な破袋刃54を装着した重錘55が揺動
自在に支承された構成である。
【0006】また、特許第2561385号公報には、
図16に示すように、複数の無端コンベヤ60それぞれ
に所定のピッチで角状の突起61を設け、この無端コン
ベヤ60に対し、その上方からコンベヤ60表面に向か
い、かつコンベヤ60の走行方向に揺動可能な押さえ板
62を適宜位置に設けて、この押さえ板62により突起
61に引っかけられて送られるゴミ袋の移動を弾性的に
抑制すると共に、破袋しほぐされた内容物である廃棄物
を受ける受板63をコンベヤ60に並行して設けた破袋
ほぐし装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の破袋技術にあっては、次のような問題点がある。
すなわち、特公昭57−43308号公報や特公平1−
14815号公報記載の技術においては、回転ドラムの
内面の突起刃によって運ばれる袋を堰止板の鋭利な破袋
爪によって破る構造、或いは、螺旋状のブレード52の
突起爪51によって運ばれる袋を重錘55に固定された
鋭利な破袋刃54によって破る構造、要するに、下側の
刃にて袋を運びつつ、上側の刃で袋を破る構造であるた
め、回転ドラムの内面の突起刃と堰止板の破袋爪との間
隔、螺旋状のブレード52の突起爪51と重錘55に固
定された破袋刃54との間隔よりも小さい袋は破袋され
ないで排出されてしまい、後工程の人手による破袋補助
作業の負荷が増大する。
【0008】この場合、上記の間隔は、小さい袋を破る
目的で狭くすると、大きい袋の破袋ができず、また、袋
に詰められたごみの破損の虞があり、あまり狭くするこ
とはできない。すなわち、この間隔より大きい袋が投入
された場合は、両者より作用する圧力により袋と共にご
みまで破壊し、結果として、ごみの小片化による選別点
数の増加が、後工程の選別負荷を大きくし設備能力の低
下や選別不能な残渣の発生量を増加させる。
【0009】また、特公平1−14815号公報記載の
技術においては、螺旋状ブレード52の突起爪51に掻
き上げられたごみの詰められた袋が回転ドラム50の上
部から落下して、その衝撃でごみが破損するという問題
もある。さらに、特許第2561385号公報記載の破
袋技術にあっては、少なくとも突起61より押さえ板6
2の方が、弱い圧力で可動するため、突起61と押さえ
板62の間に硬質物が噛み込んだ場合は、押さえ板62
を押しのけて、突起61と共に硬質物も掻き上げられて
しまう。
【0010】従って、袋中の硬質物が噛み込んだ場合
は、袋と共に硬質物が押さえ板62を通過することにな
り、未処理の袋が装置から排出される。また、破った袋
の内容物を、突起61が取り付けられた複数の無端コン
ベヤ60の間に排出する構造のため、小さな袋が突起6
1に引っかかって袋自体が隣接する無端コンベヤ60間
に入り込んでしまう状態になることが度々ある。
【0011】このような場合、袋が押さえ板62と突起
61の圧力を十分受けることができずに、袋から内容物
が出されずに上方へ掻き上げられてしまい、未処理の袋
が装置から排出されてしまう。本発明は、以上のような
技術の問題点に鑑みなされたものであり、ごみ等を包装
しているビニール袋等の包装材の大きさを限定しないで
包装材を破ることができると共に、ごみ等の内容物の破
損を極力最小限に抑えることができ、しかも、破れずに
未処理のまま排出されるという事態を可及的に回避で
き、効率の良い破袋装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の破袋装置は、回転中心軸が横
方向の回転ドラムと、前記回転ドラム内側に設けられる
堰止板と、を含んで構成され、前記堰止板は、その一端
が前記回転ドラムの内周面に近接し該回転ドラムの略回
転中心軸方向に沿った状態で当該回転ドラムの外側で固
定され、かつ回転ドラムの周壁内面には、該回転ドラム
と一体に回転移動する複数の爪が設けられると共に、前
記堰止板にはこれらの回転移動する爪が通過するスリッ
トが形成されたことを特徴とする。
【0013】かかる請求項1に係る発明において、前記
「略軸方向に沿った状態」とは、軸方向と平行な状態と
軸方向から外れた平行でない状態を含み、少なくとも軸
との交差角度を45度以内とする。従って、本明細書に
おいては、前記「略軸方向に沿った状態」は最も広義に
解釈するものとする。
【0014】また、前記「回転ドラムの外側で固定さ
れ」とは、例えば該回転ドラム端部に設けられ、投入口
又は排出口を有し外側で固定されている固定カバーや該
回転ドラム外側の支持フレーム等に直接または間接に支
持され、回転ドラムと共に回転しない状態で固定されて
いることを意味し、前記堰止板の端部が回転ドラムの外
側に出ていることを要件とするものではない。前記堰止
板の端部が回転ドラムの外側に出ていなくとも、また出
ていてもよく、要は直接または間接に外側で固定されて
いればよい。
【0015】さらに、前記「爪」は、角状、板状、線状
等の突起やフックなどを意味し、例えばピアノ線、鋼線
等の線状部材でも良く、先端部が爪の回転移動方向に傾
斜したり、かぎ状になっているものが好ましい。要は、
袋等の包装材の一部に先端が食い込んで、包装材を引っ
掛けたり、先端が包装材に接して剪断力により包装材を
破る作用をなすものであればなんでもよい。
【0016】請求項2に係る発明は、前記爪は、少なく
ともその回転ドラムの周壁の取付け部に弾性部材を有し
て、その爪先部にかかる抵抗に応じて起倒可能に構成さ
れたことを特徴とする。請求項3に係る発明は、前記爪
に前記弾性部材としてのコイルスプリング部が一体成形
され、前記コイルスプリング部が回転ドラム周壁に設け
られたピンに挿通支持された状態で、そのコイルスプリ
ング部から張り出す線材部分が回転ドラム周壁に設けら
れた爪座に係止されることを特徴とする。
【0017】請求項4に係る発明は、前記爪と前記弾性
部材とが別体に構成され、前記爪は、一端部に爪先部
を、他端部に支持穴を有する回動支持部を、夫々有した
板状部材から構成され、回転ドラム周壁に設けられたピ
ンにその回動支持部の支持穴が挿通支持される一方、弾
性部材としてのコイルスプリングの一端部は回転ドラム
周壁に設けられた爪座に係止され、他端部は爪に係止さ
れることを特徴とする。
【0018】請求項5に係る発明は、前記爪の爪先部
が、爪の回転移動方向に屈曲していることを特徴とす
る。請求項6に係る発明は、前記爪の先端部が、爪の移
動方向に30〜80°の角度の範囲で屈曲していること
を特徴とする。
【0019】請求項7に係る発明は、前記爪の基端部
が、回転ドラム周壁に形成された凹溝の底部に設けられ
ていることを特徴とする。請求項8に係る発明は、前記
堰止板のスリット幅が40mm以下であることを特徴と
する。
【0020】請求項9に係る発明は、前記堰止板の一端
と前記回転ドラム内周面との隙間が、30mm以下であ
ることを特徴とする。請求項10に係る発明は、前記回
転ドラムの内周面に近接する堰止板の一端の位置が、回
転ドラムの回転中心軸中心と内周面最低部とを結んだ仮
想鉛直線を起点として、該回転ドラムの回転方向に中心
角が60〜100°の角度範囲の位置にあることを特徴
とする。
【0021】請求項11に係る発明は、前記回転ドラム
の排出部側には風力選別手段が設けられていることを特
徴とする。請求項12に係る発明は、前記堰止板は、回
転ドラムの回転中心軸より内周面に位置する支点を中心
として、周方向に可動可能に固定されていることを特徴
とする。
【0022】請求項13に係る発明は、前記堰止板が、
回転ドラムの略回転中心軸方向に複数分割され、それぞ
れに回転ドラムの回転中心軸よりも内周面側に位置する
支点を中心として周方向に動かす揺動手段が設けられて
いることを特徴とする。かかる本発明の作用を説明す
る。
【0023】請求項1に係る発明において、例えば、ご
み(缶、びん、プラスチックボトル、厨芥等)を入れた
ビニール袋等の包装材(以下、単に袋と言う)が回転ド
ラムの一方の端部側から該回転ドラム内に投入される
と、ごみは回転ドラムの回転により、他方の端部側に向
けて送られ、回転ドラム内の爪が設置してある位置に到
達する。
【0024】袋は、爪に引っ掛けられて、回転ドラムの
回転方向へと掻き揚げられ、爪が堰止板のスリットを通
過しようとする。スリットを通過できるのは、回転ドラ
ム内に設置した爪と、これに引っかけられた袋等の軟質
なもののみで、スリット幅より大きな硬質ごみは、スリ
ットを通過できない。
【0025】従って、ごみの詰った袋はスリットの通過
を抑制される一方、爪に引っ掛けられた袋は爪の移動に
伴って引き裂かれる。かかるごみの詰った袋がスリット
の通過を抑制され、かつ爪に引っ掛けられた袋が爪によ
って引き裂かれるという作用を数回繰り返すうちに、袋
は引き裂かれて、ごみは袋から出る。
【0026】また、袋の中にさらに小さい袋が入って場
合は、排出部側方向に数箇所設けられた同様な爪とスリ
ットの作用により破袋される。袋から出たごみは、回転
ドラムの回転により他方の端部側へと送られて、やがて
外部に排出される。ごみの出た袋は、爪に引っ掛けられ
てスリットを通過し、スリットの上方へと掻き揚げら
れ、回転ドラムの頂上部で重力の作用により落下する。
【0027】ここで、請求項2〜4に係る発明において
は、爪を、少なくともその回転ドラムの周壁の取付け部
に弾性部材を有して、その爪先部にかかる抵抗に応じて
起倒可能に構成した結果、回転ドラムに設置した爪と堰
止板のスリットとの間に硬質物を噛み込んだ場合、爪に
ある設定した力が作用すると、爪が回転ドラムの回転方
向と反対方向に可動することで、堰止板のスリットと爪
の間に噛み込んだ硬質物が除去され、 請求項5および
6に係る発明において、爪の爪先部は、爪の回転移動方
向に屈曲されているため、爪が袋を引っ掛けるのが容易
となり、破袋効率が高まる。
【0028】請求項7に係る発明において、爪の基端部
が、回転ドラム周壁に形成された凹溝の底部に設けられ
る結果、爪の基端部が回転ドラム内周面に露出せず、堰
止板のスリット幅を狭くでき、このスリットから袋と共
にごみ等が通過してしまうのを防止でき、袋にごみ等が
入った未破袋物の発生をきたすことがない。さらに、爪
を起倒可能に構成した場合には、爪の基端部が回転ドラ
ム内周面に露出せず、堰止板のスリットと爪の基端部と
の間に硬質物が噛み込むことがなく、円滑に処理が行わ
れる。
【0029】請求項8に係る発明の如く、堰止板のスリ
ット幅を40mm以下としたことにより、スリットを袋
と共にごみ等が通過するのが防止され、袋にごみ等が入
った未破袋物の発生をきたすのを抑制できる。なお、堰
止板のスリット幅が狭いと、破袋した袋が堰止板の間を
通過することが困難となり、破袋済みの袋の円滑な取り
出しができなくなることで破袋効率の低下をきたす。
【0030】従って、スリット幅は、40〜10mm、
好ましくは30mm〜15mmがよく、爪とスリットと
のクリアランスは5mm以上であるのが好ましい。缶、
ビン等のごみが入った状態の袋が堰止板と回転ドラムの
隙間を通り抜けないようにするのは当然であるが、これ
らごみの中で缶、ビン等の固いものも通り抜けないよう
な隙間にすることが必要であり、請求項9に係る発明の
如く30mm以下とすることによってよい結果が得られ
る。
【0031】なお、前記隙間は、好ましくは15mm以
下さらに好ましくは10mm以下がよい。この場合、堰
止板と回転ドラムの間をごみが通過出来ない範囲とし、
0mmに近い方がよりよいが、回転ドラムの製作誤差お
よび装置の振動等の問題を考慮すると5mm程度が装置
が円滑に作動する限界の隙間である。回転ドラムの内周
面に近接する堰止板の一端の位置は、爪に袋が引っ掛け
られて移動してくる範囲であれば、どこでもよいが、好
ましくは、請求項10に係る発明の如く回転ドラムの回
転中心軸と内周面の最低部とを結んだ仮想鉛直線を起点
として、該回転ドラムの回転方向に中心角が60°〜1
00°さらに好ましくは80°〜90°がよい。
【0032】なお、上記中心角が60°以下では、堰止
板と回転ドラムとの間に固形物が噛み込み易くなる。ま
た、中心角が90°以上では、90°の場合とさほど効
果が変わらないが、袋および内容物が落下する距離が高
くなるため、内容物の破損が発生し易くなる。
【0033】請求項11に係る発明において、風力選別
手段によって、回転ドラムの排出部側において、軽量物
である袋と、缶、びん、プラスチックボトル等の重量物
であるごみ等が効率良く分離選別される。請求項12に
係る発明において、堰止板を、回転ドラムの回転中心軸
より内周面に位置する支点を中心として、周方向に可動
可能に固定した結果、回転ドラムの内周面と堰止板の先
端部との間に硬質物が噛み込んだ場合、堰止板が可動な
ので、噛み込んだものを逃がし、装置を停止させること
なく連続して処理を行うことができる。
【0034】請求項13に係る発明において、堰止板を
回転ドラムの略回転中心軸方向で、複数に分割する構成
によれば、回転ドラムの内周面と堰止板の先端部との間
に硬質物が噛み込んだ場合に、堰止板を複数に分割する
ことで、硬質物が噛み込んだ部分のみの可動となり、他
の部分は、この影響を受けることなく機能し、処理能力
の低下を最小限に押さえることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、
本発明の破袋装置を、分別収集されたごみのリサイクル
施設に適用した場合の例である。図1において、破袋装
置は、回転中心軸が横方向の回転ドラム1と、該回転ド
ラム1内側に設けられる堰止板2と、を含んで構成され
る。
【0036】前記回転ドラム1は、円筒状に形成されて
おり、一方の開放端部が投入部3として、他方の開放端
部が排出部4として構成されている。そして、かかる回
転ドラム1は、投入部3側が高位、排出部4側が低位と
なるように傾斜して配設され、回転ドラム1の底部の該
回転ドラム1の回転中心軸方向に離間する2位置に夫々
左右に一対ずつ配設された受ローラ5により回転自在に
支持されており、図示しない回転装置によって、回転中
心軸を中心として回転駆動される。
【0037】また、前記堰止板2は、その一端が回転ド
ラム1の内周面に近接し該回転ドラム1の略回転中心軸
方向に沿った状態で回転ドラム1の外側で固定される。
この場合、堰止板2は、支持フレーム6によって回転ド
ラム1の外側で固定される。前記支持フレーム6は、回
転ドラム1の両開放端面近傍に夫々立設された一対の支
持足部6Aと、両支持足部6Aを繋ぐように、回転ドラ
ム1内を挿通する支持板部6Bと、から構成され、支持
板部6Bの上面に堰止板2の基端部が結合支持されてい
る。その堰止板2の基端部の上面には、補強板6Cが取
付けられている。
【0038】そして、回転ドラム1の周壁内面には、該
回転ドラム1と一体に回転移動する複数の爪7が設けら
れており、堰止板2にはこれらの回転移動する爪7が通
過する複数のスリット2Aが形成されている。前記爪7
は、少なくともその回転ドラム1の周壁の取付け部、例
えば、回転ドラム1周壁に形成された凹溝の底部に弾性
部材を有して、その爪先部にかかる抵抗に応じて起倒可
能に構成されている。
【0039】かかる爪7の構成並びにその取付構造は、
具体的には図2に示すように、爪7に弾性部材としての
コイルスプリング部が一体成形されて、コイルスプリン
グ部は、回転ドラム周壁に設けられたピンにそのコイル
スプリング部が挿通支持された状態で、そのコイルスプ
リング部から張り出す線材部分が回転ドラム周壁に設け
られた爪座に係止されている。
【0040】具体的には、爪7は、ピアノ線、鋼線等の
線材からなり、基端部に弾性部材としての捩じりコイル
スプリング部8が一体成形されており、爪先部7Aは、
爪7の回転移動方向に屈曲されている。回転ドラム1周
壁には、爪7を取付けるための凹溝を形成すべく、取付
穴9を形成すると共に、この取付穴9を覆うように、回
転ドラム1外周面に爪7の取付台10を着脱可能に取り
付けている。
【0041】取付台10は、爪座となる底板10Aと、
該底板10Aの上面の両端位置に縦方向にボルト等によ
り固定された一対の側板10Bと、両側板10Bを繋ぐ
ように、両側板10Aに貫通固定されたピン10Cと、
から構成される。そして、爪7の捩じりコイルスプリン
グ部8は、取付穴9から取付台10の内側に挿入され、
ピン10Cにより爪7の捩じりコイルスプリング部8が
挿通支持された状態で、底板10Aに形成された図示し
ない穴に捩じりコイルスプリング部8から張り出す線材
部分が挿入支持されて、爪座である底板10Aに係わり
合わせて止められている。
【0042】上記の取付台10は、回転ドラム1周壁に
形成された凹溝に相当するものである。かかる爪7は、
図2(A)の矢印方向に起倒可能になっており、倒れた
時には、同図(A)の点線に示すように、回転ドラム1
内周面から傾斜して張り出した状態となる。
【0043】なお、爪7の屈曲角度、堰止板2のスリッ
ト2Aの幅、堰止板2と回転ドラム1との隙間、回転ド
ラム1と堰止板2の位置関係等は後に詳述する。次に、
かかる構成の破袋装置の作用を、図1、2と共に図3を
参照して説明する。ごみ(缶、びん、プラスチックボト
ル、厨芥等)が入ったビニール袋(以下、単に袋と言
う)13が投入部3から回転ドラム1へ投入されると、
傾斜した回転ドラム1の回転により、排出部4側へと送
られ、回転ドラム1内の爪7が設置してある位置に到達
する(図3(A)参照)。
【0044】袋13は、爪7に引っ掛けられて、回転ド
ラム1の回転方向へと掻き揚げられ、爪7が堰止板2の
スリット2Aを通過しようとする(図3(B)参照)。
スリット2Aを通過できるのは、回転ドラム1内に設置
した爪7と、これに引っかけられた袋13等の軟質なも
ののみで、スリット2Aより幅の広い缶、びん、プラス
チックボトル等の硬質ごみは、スリット2Aを通過でき
ない。
【0045】従って、ごみの詰った袋13はスリット2
Aの通過を抑制される一方、爪7に引っ掛けられた袋1
3は爪7の移動に伴って引き裂かれる(図3(C)及び
図3(D)参照)。かかるごみの詰った袋13がスリッ
ト2Aの通過を抑制され、かつ爪7に引っ掛けられた袋
13が爪7によって引き裂かれるという作用を数回繰り
返すうちに、袋13は引き裂かれて、ごみは袋13から
出る。
【0046】また、袋13の中にさらに小さい袋が入っ
て場合は、その小さい袋も排出部4側方向に数箇所設け
られた爪7とスリット2Aにより同様に破袋される。袋
13から出たごみは、回転ドラム1の回転により排出部
4側へと送られて、やがて排出される。ごみの出た袋1
3は、爪7に引っ掛けられてスリット2Aを通過し、ス
リット2Aの上方へと掻き揚げられ、回転ドラム1の頂
上部で重力の作用により落下する。
【0047】ここで、爪7を、少なくともその回転ドラ
ム1の周壁の取付け部(取付穴9及び取付台10,1
1)に弾性部材(捩じりコイルスプリング部8,コイル
スプリング12)を有して、その爪先部にかかる抵抗に
応じて起倒可能に構成した結果、回転ドラム1に設置し
た爪7と堰止板2のスリット2Aとの間に硬質物を噛み
込んだ場合、爪7にある設定した力が作用すると、爪7
が回転ドラム1の回転方向と反対方向に可動すること
で、堰止板2のスリット2Aと爪7の間に噛み込んだ硬
質物を除去でき、爪7およびスリット2Aを損傷するこ
となく連続して処理を行うことができる。
【0048】この硬質物を除去する作用を図4に基づい
て説明する。同図(A)に示すように、スリット2Aよ
り大きな硬質物14に向かって起きた状態の爪7が進行
する。同図(B)に示すように、爪7と堰止板2との間
に硬質物14が噛み込むと、爪7が弾性部材の弾性力に
抗してその進行方向と逆方向に回動して倒れる。
【0049】同図(C)に示すように、爪7が回動する
ことにより、硬質物14が爪7と堰止板2との間から逃
げる。従って、同図(D)に示すように、爪7が堰止板
2のスリット2Aを通り抜けて進む。かかる動作によっ
て、堰止板2のスリット2Aと爪7の間に噛み込んだ硬
質物14を除去でき、爪7およびスリット2Aを損傷す
ることなく連続して処理が可能となる。
【0050】以上の構成の破袋装置において、爪7は、
直線状でも差し支えないが、本実施形態においては、爪
7の爪先部は、爪7の回転移動方向に屈曲されており、
その屈曲角度θ(図2参照)は30°〜80°、好まし
くは45°〜60°の範囲がよい。屈曲角度θが60°
により近づくことで、爪7が袋13を引っ掛けるのが容
易となるため、破袋効率が高まる。
【0051】上記の範囲の角度より小さい場合は、爪7
により袋13を引っ掛けることがし損じやすくなり、破
袋に必要な時間が長くなる。即ち、処理能力が低下す
る。また、上記の範囲の角度より大きい角度では、堰止
板2と爪7に、固形物が挟まった場合に、爪7が可動し
た場合であっても、スムーズに固形物を逃がすことが難
しくり、結果として、ごみの破損を発生させる。
【0052】なお、屈曲部の長さは、30mm〜70m
mの範囲とするのが好ましい。次に、堰止板2と回転ド
ラム1の関係について説明する。缶、ビン等のごみが入
った状態の袋13が堰止板2と回転ドラム1の間隔c
(図2参照)を通り抜けないようにするのは当然である
が、これらごみの中で缶、ビン等の固いものも通り抜け
ないような間隔cにすることが必要である。
【0053】従って、処理する対象によってその間隔は
異なり一概にいえないが、一般的には30mm以下、好
ましくは15mm以下さらに好ましくは10mm以下が
よい。 この場合、堰止板2と回転ドラム1の間をごみ
が通過出来ない範囲とし、0mmに近い方がよりよい
が、回転ドラム1の製作誤差および装置の振動等の問題
を考慮すると5mm程度が装置が円滑に作動する限界の
間隔である。
【0054】回転ドラム1の内周面に近接する堰止板2
の一端の位置は、爪7に袋13が引っ掛けられて移動し
てくる範囲であれば、どこでもよいが、好ましくは回転
ドラム1の回転中心軸と内周面の最低部とを結んだ仮想
鉛直線を起点として、該回転ドラム1の回転方向に中心
角が60°〜100°さらに好ましくは80°〜90°
がよい。
【0055】なお、上記中心角が60°以下では、堰止
板2と回転ドラム1との間に固形物が噛み込み易くな
る。また、中心角が90°以上では、90°の場合とさ
ほど効果が変わらないが、袋13および内容物が落下す
る距離が高くなるため、内容物の破損が発生し易くな
る。
【0056】堰止板2の取付角度は、回転ドラム1内周
面に対して垂直に取付けるのが普通であるが、回転ドラ
ム1内周面の仮想垂直面に対して、堰止板2の先端を回
転ドラム1の回転方向に前進させて、堰止板2が3°〜
10°傾斜するようにするのが好ましい。これにより、
爪7によって引っかけられた袋13が回転ドラム1内周
面側に引き寄せられ、スリット2A内から円滑に排出さ
れ、爪7の先端が届かないスリット2A部分に袋13が
堆積することが防止される。
【0057】次に、爪7と堰止板2の関係について説明
する。爪7の全長b(図2参照)は、例えば100mm
〜200mmとするが、袋13の大きさによりその最適
値は異なる。処理対象のごみ袋13の大きさにはばがあ
る場合は、この寸法のうちの数種類の寸法のものを組み
合わせることも有効である。
【0058】堰止板2のスリット2Aの幅d(図2参
照)は、40mm〜10mm、好ましくは30mm〜1
5mmがよく、爪7とスリット2Aとのクリアランスは
5mm以上であるのが好ましい。この場合、堰止板2の
スリット2Aの幅dが狭いと、破袋した袋13が堰止板
2の間を通過することが困難となり、破袋済みの袋13
の円滑な取り出しができなくなることで破袋効率の低下
をきたす。
【0059】逆に、堰止板2のスリット2Aの幅dが広
いと、このスリット2Aを袋13と共にごみも通過して
しまうので、袋13にごみが入った未破袋物の発生をき
たす。爪7が可動する際に爪7と堰止板2とを接触させ
ないためには、爪7先端部の高さ以上にスリット2Aの
高さが必要であり、堰止板2と爪7の先端部の間隔a
(図2参照)の適切な設定は、破袋済み袋が堰止板2を
円滑に通過するために有効となる。この間隔aが狭いほ
どよい。広すぎると、全体の破袋効率には全く影響がな
いが、この間隔aに破袋された袋13が詰まる傾向にあ
る。この詰まりが気になる場合には、この間隔aに向け
て空気噴射ノズルを設け、噴射空気で破袋された袋13
が詰まるのを防止してもよい。
【0060】なお、爪7と堰止板2とが接触する音を発
生させても差支えない場合は、積極的にスリット2Aの
高さ以上に爪7先端部の高さを高くし(爪7の長さを長
くし)、爪7と堰止板2とを接触させてもよい。これに
より、前記間隔aの破袋された袋13の詰まるのを防止
しできる。次に、本発明の他の実施形態を図5および図
6参照して説明する。
【0061】これらの図に示した破袋装置は、堰止板2
を、回転ドラム1の略回転中心軸方向に複数分割して、
それぞれに回転ドラム1の回転中心軸よりも内周面側に
位置する支点を中心として周方向に動かす揺動手段を設
けることと、回転ドラム1の排出部4側に風力選別手段
を設けることと、ブロワーにより回転ドラム1の投入部
3側から排出部4側に送風して、処理物を排出部4側に
移動させるようにすることを採用したものである。
【0062】これらの図において、堰止板は、回転ドラ
ム1の略回転中心軸方向に複数分割(分割堰止板16)
されている。そして、各分割堰止板16には、スリット
16Aが設けられている。また、各分割堰止板16それ
ぞれに回転ドラム1の回転中心軸より内周面に位置する
支点を中心として周方向に動かす揺動手段を設けてあ
る。
【0063】この場合、各分割堰止板16は、その先端
が回転ドラム1の内周面に近接し該回転ドラム1の略回
転中心軸方向に沿った状態で、その基端部の円筒軸16
Bが回転ドラム1の外側で固定された図示しない支持軸
受(支点)に挿通されて回動自由に支持されると共に、
その先端側が回転ドラム1の外側で固定された支持板1
8に前記揺動手段としてのスプリング19によって支持
される。
【0064】また、各スプリング19の弾性力によって
夫々の分割堰止板16が図6において下方に回動するの
を規制するためのロッド状のストッパ20が、前記円筒
軸16Bの近傍で、各分割堰止板16の基端部裏面に当
接可能な位置に略回転中心軸方向に沿って設けられてい
る。この場合、前記支持軸受、支持板18およびストッ
パ20は、それぞれ図示しない支持台によって回転ドラ
ム1の外側で固定される。
【0065】また、各スプリング19の一端部は支持板
18に結合され、他端部は各分割堰止板16の先端側に
結合される。そして、回転ドラム1の周壁内面には、図
1の実施形態と同様に、回転ドラム1と一体に回転移動
する複数の爪7が設けられている。また、回転ドラム1
の投入部3側の開放端部には、回転ドラム1の投入部3
側から排出部4側に送風して、処理物を排出部側に移動
させる空気噴射ノズル21が分割堰止板16の上方位置
に設けられている。
【0066】この空気噴射ノズル21には後述する送風
機26から送風が供給される。一方、回転ドラム1の投
入部3側には、回転ドラム1と共回りしない固定された
投入シュート22が設けられ、排出部4側には、気体流
れにより固体相互を分離する風力選別手段23が設けら
れている。風力選別手段23の構成を説明すると、回転
ドラム1の排出部4側の開放端部は、風力選別手段23
の本体ケーシング24に開設された開口部24aからそ
の内部に挿入されている。
【0067】本体ケーシング24の回転ドラム1の排出
部4側の開放端部の下方には、気体噴出ノズルとしての
空気噴出ノズル25が設けられており、その先端噴出口
25Aは、本体ケーシング24を貫通して、該本体ケー
シング24内部に臨まされている。この空気噴出ノズル
25には、気体供給手段としての送風機26により空気
が供給される。
【0068】また、本体ケーシング24の底部には、空
気噴出ノズル25から噴出される空気の流れの下方に位
置して、袋と該袋内のごみとをその重量また比重の違い
により選別するための複数のシュートが設けられてお
り、複数のシュートとして、重量物シュート27と、軽
量物シュート28が、回転ドラム1の排出部4側の開放
端部からこれと離れる方向に向かって、順に設置されて
いる。
【0069】前記重量物とは、袋以外のもの、即ち、袋
内の内容物(缶、びん、プラスチックボトル、厨芥等)
を指し、軽量物とは、前記袋を指している。前記重量物
シュート27、軽量物シュート28の上方の本体ケーシ
ング24上面に開口された開口部24A(空気噴出ノズ
ル25からの空気流れの排出部)には、該開口部24A
の開口面に沿う排気バースクリーン29が空気噴出ノズ
ル25に対向して設けられている。
【0070】かかる排気バースクリーン29には、複数
のスリット(図示せず)が形成され、各スリットから空
気噴出ノズル25からの空気流れの上流側に突出した状
態で、即ち、空気噴出ノズル25側に突出した状態で、
そのスリット内を移動する押部材としての爪29Aが備
えられている。この排気バースクリーン29において、
スリットの長手方向は、空気流れに沿う方向(縦方向)
に設定されており、前記爪29Aの移動方向のスリット
終端部は、空気の流れが衝突する範囲から外れた位置、
または空気噴出ノズル25から最も遠くに設定され、ス
リット終端部の下方に、軽量物を回収する軽量物シュー
ト28が位置される。よって、軽量物シュート28は、
空気噴出ノズル25から最も遠くにある。
【0071】また、この排気バースクリーン29は、軽
量物シュート28上部で下方に、すなわち空気噴出ノズ
ル25からの空気流れの上流側に屈曲している。この排
気バースクリーン29の屈曲開始点は、軽量物シュート
28の入口部、即ち、両シュート27,28を隔てる隔
壁部30の上方位置から、スリット終端部までにあれば
よいが、軽量物シュート28の中央部上方から屈曲が開
始されるのが好ましい。
【0072】前記移動可能な爪29Aは、図示しない
が、無端帯、例えば、無限軌道式に巻回される二本のチ
ェーンにわたり設けられたバーに取り付けられて駆動す
るようになっており、空気噴出ノズル25側へ突出した
爪29Aは、重量物シュート27側から、軽量物シュー
ト28側へと移動する。前記二本のチェーンは、駆動ス
プロケットと被駆動スプロケットに巻き掛けられてお
り、駆動スプロケットの回転駆動により、移動動作さ
れ、これにより、爪29Aがスリット内を移動するよう
になっている。
【0073】前記排気バースクリーン29の具体的構造
は、平行なバー、ロッド、ワイヤー(針金)等で形成す
ればよく、一般的には平鋼を使用し、平鋼の厚さ面(側
面)が表になるように並べ、目開き(スリット幅)が等
間隔になるように一端部および他端部にスぺーサーを設
けて通しボルトにて締付組立てる構造が良い。また、前
記隔壁部30の上端部には、排気バースクリーン29に
対向して誘導ローラ31が設置されている。
【0074】この誘導ローラ31は、排気バースクリー
ン29に突出した爪29Aの稼動方向(図では、反時計
回り方向)に回転する。さらに、排気バースクリーン2
9の空気流れ下流側には、空気噴出ノズル25に空気を
供給する気体供給手段である送風機26の吸込口と連通
する空気吸込口32が設けられている。
【0075】即ち、本体ケーシング24には、排気バー
スクリーン29位置の上方に、該排気バースクリーン2
9を覆うカバー部34が形成されている。そして、この
カバー部34の上壁の略中央部に、前記空気吸込口32
が設けられ、この空気吸込口32が空気配管33を介し
て送風機26の吸込口に接続される。
【0076】かかる実施形態の破袋装置においても、図
7(A)〜(D)に示すような作用によって、ごみの詰
った袋13が各分割堰止板16のスリット16Aの通過
を抑制され、かつ爪7に引っ掛けられた袋13が爪7に
よって引き裂かれるという作用を数回繰り返すうちに、
袋13は引き裂かれて、ごみは袋13から出る。
【0077】さらに、かかる実施形態の破袋装置におい
ても、前記図4(A)〜(D)に示した作用によって、
回転ドラム1に設置した爪7と堰止板2のスリット2A
との間に硬質物を噛み込んだ場合、爪7にある設定した
力が作用すると、爪7が回転ドラム1の回転方向と反対
方向に可動することで、堰止板2のスリット2Aと爪7
の間に噛み込んだ硬質物を除去でき、爪7およびスリッ
ト2Aを損傷することなく連続して処理を行うことがで
きる。
【0078】また、本実施形態では、分割堰止板16
を、回転ドラム1の回転中心軸より内周面に位置する支
点を中心として、周方向に可動可能に固定した結果、回
転ドラム1の内周面と堰止板2の先端部との間に硬質物
が噛み込んだ場合、分割堰止板16は、回転ドラム1の
回転中心軸側を支点にして、スプリング19で固定して
いるため、ある設定した力が分割堰止板16に作用する
と可動して、噛み込んだものを逃がし、装置を停止させ
ることなく連続して処理を行うことができる。
【0079】かかる作用を図8に基づいて説明する。同
図(A)に示すように、硬質物35に向かって起きた状
態の爪7が進行する。同図(B)に示すように、回転ド
ラム1内周面と堰止板2との間に硬質物35が噛み込
む。
【0080】同図(C)に示すように、回転ドラム1の
回転によって、硬質物35は分割堰止板16をスプリン
グ19の弾性力に抗して押し退けて、即ち、分割堰止板
16を倒して進む。同図(D)に示すように、硬質物3
5が回転ドラム1内周面と分割堰止板16との間を通過
した後、分割堰止板16は、スプリング19の弾性力に
よって基の位置に復帰する。
【0081】このような動作により、装置を停止させる
ことなく連続して処理を行うことができる。また、堰止
板を回転ドラム1の略回転中心軸方向で、複数に分割す
る構成としたことにより、回転ドラム1の内周面と堰止
板の先端部との間に硬質物が噛み込んだ場合に、硬質物
が噛み込んだ分割堰止板16のみの可動となり、他の分
割堰止板16は、この影響を受けることなく機能し、処
理能力の低下を最小限に押さえることができる。
【0082】なお、爪、堰止板(分割堰止板)が可動す
る設定条件は、装置の運転および損傷等の支障がないこ
とを前提として、概ね以下の条件とする。 爪;ごみを破損しないように設定 堰止板;回転ドラムが電気的な過負荷で停止しないよう
に設定 また、作用する力が「爪<堰止板」とし、爪と堰止板の
スリットの噛み込み程度では、堰止板は可動しないよう
に設定する。
【0083】堰止板は回転ドラム内周面に対して垂直に
取付けるのが好ましいが、多少の角度をもって傾斜して
いても差し支えない。但し、本実施形態の如く、各分割
堰止板16を、スプリング19を介して、回転ドラム1
の回転中心軸より内周面に位置する支点を中心として、
周方向に可動可能に固定した場合では、分割堰止板16
を回動方向側に傾斜させた状態で回動する際に回転ドラ
ム1内周面に分割堰止板16の一端が当たり回動できな
い虞があるので注意を要する。
【0084】さらに、上記の実施形態においては、空気
噴射ノズル21により回転ドラム1の投入部3側から排
出部4側に送風することによって、処理物を排出部4側
にスムーズに移動させることができる。また、風力選別
手段23を設けた結果、次のような作用が奏される。即
ち、比重の軽い袋13は、空気噴射ノズル21によって
回転ドラム1から本体ケーシング24内に供給される
と、空気噴出ノズル25からの空気の流れ、および、空
気噴出ノズル25からの空気が衝突する排気バースクリ
ーン29のスクリーン裏に(上方に)設置した空気吸込
口32から誘引される空気の流れとが重なり合った強い
空気の流れによって運ばれ、空気噴出ノズル25に対向
して設置された排気バースクリーン29に押しつけられ
たり、空気噴出ノズル25から最も遠くに配置された軽
量物シュート28まで浮遊する。
【0085】排気バースクリーン29に押しつけられた
袋13は、排気バースクリーン29のスリットを空気噴
出ノズル25側に突出して軽量物シュート28側へ稼動
する爪29Aによりスリット終端部に向けてかき寄せら
れる。供給された選別対象物に付着していた汚汁等で、
粘着性を帯びて、排気バースクリーン29または移動す
る爪29Aから離れ難くなった軽量物は、爪29Aに絡
みついた袋13も下方に屈曲した排気バースクリーン2
9のスクレーパ効果により、爪29Aから引き離されて
軽量物シュート16に落下する。
【0086】一方、袋13以外のごみは、回転ドラム1
の底部側に落下し、そのまま該回転ドラム1の排出部4
から本体ケーシング24に排出され、排気バースクリー
ン29に至らずに、空気流れによって運ばれないで重量
物シュート27内に落下する。即ち、比重の重いごみ
は、重量物シュート27に直接落ちるか、空気の流れの
影響を受けて、排気バースクリーン29や回転ドラム1
の排出部4に対向する軽量物シュート28の入口部近傍
の重量物シュート27の壁に衝突して、重量物シュート
27内に落下する。
【0087】なお、回転ドラム1から本体ケーシング2
4内に供給された袋13等の中に含まれる、ちりやほこ
り、さらには排気バースクリーン29のスリットの間隔
より小さい微細な軽量物は、空気噴出ノズル25からの
空気の流れに乗って、排気バースクリーン29のスリッ
トを通り抜けても、排気バースクリーン29の上方に設
置した空気吸込口32から誘引されて、再度、送風機2
6を介して、空気噴出ノズル13から供給されるので、
再び捕集される機会に恵まれる。
【0088】次に、図9〜図12に基づいて、本発明の
さらに他の実施形態について説明する。図9において、
回転ドラム1は、投入部3側と排出部4側とが同じ高さ
位置となるように水平に配設され、回転ドラム1の底部
の該回転ドラム1の回転中心軸方向に離間する2位置に
夫々左右に一対ずつ配設された受ローラ5により回転自
在に支持されており、前記空気噴射ノズル21と同様な
図示しない空気噴射ノズルにより回転ドラム1の投入部
3側から排出部4側に送風することによって、処理物を
排出部4側に移動させるものであるまた、堰止板2は、
その一端が前記回転ドラム1の内周面に近接し該回転ド
ラム1の略回転中心軸方向に沿った状態で水平に配設さ
れて回転ドラム1の外側で固定される。
【0089】この場合、堰止板2は、サポート36によ
って回転ドラム1の外側で固定される。前記サポート3
6は、支持足36Aと、該支持足36Aにより支持され
る支持台36Bと、該支持台36Bの長手方向の両端部
の上部にそれぞれ設けられた一対の枠体36Cと、から
構成されている。
【0090】前記各枠体36Cは、回転ドラム1の両開
放端面近傍に夫々立設されており、その上端部にはそれ
ぞれパイプスリーブ36Dが固定取付されており、両側
のパイプスリーブ36Dにそれぞれ両端部が固定支持さ
れるパイプ体36Eが回転ドラム1内を貫通して設けら
れ、このパイプ体36Eの下部に堰止板2が溶接等によ
って固定取付される。
【0091】そして、回転ドラム1の周壁内面には、該
回転ドラム1と一体に回転移動する複数の爪7が設けら
れており、堰止板2にはこれらの回転移動する爪7が通
過する複数のスリット2Aが形成されている。ここで、
スリット2Aは、等間隔に離間して12の数が設けられ
ている。一方、爪7は、スリット2A置に対応するよう
に、回転ドラム1の周壁内面の該回転ドラム1の回転中
心軸方向に等間隔に離間する12の数の列それぞれに8
つの数が設けられている。
【0092】この場合、各列の爪7は、互いに回転ドラ
ム1周方向に45度の角度間隔で設けられると共に、隣
接する列の爪7同士は、回転ドラム1周方向に沿って位
相(角度)が22.5度ずつずらされて設けられてい
る。図10は、この爪7が設けられる回転ドラムの周壁
の取付け部である凹溝の配列を示す図である。
【0093】この凹溝は、回転ドラム1周壁に形成され
た取付穴と、この取付穴をまたぐように該回転ドラム1
外周面に取り付けられている図12に示すような取付台
11とから構成される。この取付台11は、取付穴を挟
んで回転ドラム1周壁外面に溶接され立設された一対の
側板11Bと、両側板11B頭部間にボルトによって固
定された爪座となる底板11Aと、両側板11B中央を
繋ぐように、両側板11Bに貫通固定されたピン11C
と、から構成される。
【0094】この実施形態においても、前記爪7は、少
なくとも回転ドラム1の周壁の取付け部である回転ドラ
ム1周壁に形成された凹溝の底部に、弾性部材を有し
て、その爪先部にかかる抵抗に応じて起倒可能に構成さ
れているが、爪7と弾性部材とは別体化している。かか
る爪7の取付構造は、図11に示すように、爪7と前記
弾性部材とが別体に構成され、爪7は、一端部に爪先部
7Bを、他端部に支持穴7aを有する回動支持部を、夫
々有した板状部材から構成され、回転ドラム1周壁に設
けられたピン11Cにその回動支持部の支持穴7aが挿
通支持される一方、弾性部材としてのコイルスプリング
の一端部は回転ドラム1周壁に設けられた爪座に係止さ
れ、他端部は爪に係止される構成である。
【0095】具体的には、爪7は、図11に示すよう
に、一端部に爪7の回転移動方向に屈曲されている爪先
部7Bを有した板状部材から構成されおり、その他端部
には支持穴7aを有する支持ボス7Dが貫通されて溶接
により固着されて、回動支持部が形成されている。この
場合、爪7の支持ボス7Dは、回転ドラム1の取付穴か
ら取付台11の内側に挿入され、ピン11Cに挿通支持
される。
【0096】また、爪7の支持ボス7Dの外周面には、
弾性部材としての図示しない捩じりコイルスプリングが
嵌挿されており、該捩じりコイルスプリングの一端部
は、回転ドラム1周壁に設けられた爪座である底板11
Aの穴11aに挿入支持されて、取付台11の爪座であ
る底板11Aに係止され、他端部は爪7に形成された穴
7bに係止される。
【0097】かかる爪7は、起倒可能になっており、倒
れた時には、取付台11の内側に格納された状態とな
る。図13は、上記のように、爪7と弾性部材とは別体
化したタイプのものの他の例を示しており、爪7は、一
端部に回転ドラム1の回転移動方向に屈曲されている爪
先部7Bを、他端部に支持穴7aを有する回動支持部7
Cを、夫々有した板状部材から構成される。
【0098】回転ドラム1周壁に形成された取付穴9に
対応する該回転ドラム1外周面には、上記取付台11と
略同じ構造の取付台11′がボルト等により着脱可能に
取付けられている。そして、爪7の回動支持部7Cは、
取付穴9から取付台11′の内側に挿入され、ピン1
1′Cに支持穴7aが挿通支持される。
【0099】また、取付台11′の内側には、弾性部材
としてのコイルスプリング12が配設されており、該コ
イルスプリング12の一端部は取付台11′の内壁に結
合され、他端部は爪7の支持穴7a近傍の端部に結合さ
れる。上記の爪7は、例えば70mm,110mm、1
50mmと長さを変えた3種のものが用意され、前述し
た回転ドラム1の周壁内面の該回転ドラム1の回転中心
軸方向に等間隔に離間する12の数の列において、3種
の爪がそれぞれ交互に配設される。
【0100】かかる実施形態の破袋装置によれば、上述
したように、回転ドラム1の周壁内面の該回転ドラム1
の回転中心軸方向に等間隔に離間する12の数の列の隣
接する列の爪7同士は、回転ドラム周方向に沿って位相
(角度)が22.5度ずつずらされて設けられ、長さを
変えた3種の爪7を前記12の数の列においてそれぞれ
交互に配設するようにした結果、爪による袋の破砕性能
が優れているという利点がある。
【0101】以上の実施形態においては、回転ドラム1
内周面に複数の爪7のみを設けた例を示したが、これに
限らず、複数の爪7の幾つかに代えて袋13を切ること
のできる刃物を設けてもよいのは当然である。なお、以
上の実施形態において、回転ドラム1内側中央に袋13
を投入部3側から排出部4側へ搬送するコンベヤを設置
して、爪7で掻き上げられて、回転ドラム1上部で落下
する袋13を受けて、袋13を分離する構成とすること
ができる。
【0102】また、堰止板2の爪7が通過するスリット
2Aに噛み込み防止機能を設置するようにしてもよい。
この場合、図14に示すように、三角形の噛み込み防止
板15をスリット2Aの片側に設置するか、或いは、ス
リット2Aの両側に設置する。さらに、このスリット2
Aの両側の噛み込み防止板15の大きさ(高さ)を変え
るようにしてもよい。
【0103】さらに、この構成に代えて、堰止板2自体
を、下端が前方に突き出した略三日月状に湾曲させるよ
うにしてもよい。また、以上いくつかの実施形態におい
ては、処理物を円滑に排出するために、回転ドラム1
が、投入部3側が高位に、排出部4側が低位となるよう
に傾斜して配置されて、回転自在に支持されている例を
示したが、回転ドラム1を水平に配置してもよく、この
場合には、空気噴射ノズルを設け、該空気噴射ノズルに
より回転ドラム1の投入部3側から排出部4側に送風す
ることによって、処理物を排出部4側に移動させるよう
にすればよい。
【0104】なお、回転ドラム1が、投入部3側が高位
に、排出部4側が低位となるように傾斜して配置した場
合でも、空気噴射ノズルにより回転ドラム1の投入部3
側から排出部4側に送風して、処理物を排出部側に移動
させるようにしても良い。さらに、以上の実施形態にお
いて、堰止板2を回転ドラム1の周壁底部に、該回転ド
ラム1の回転中心軸線に対して所定の角度を有するよう
に設け、堰止板2自体が袋13の内容物を前方に送り出
す作用を奏するように構成してもよい。
【0105】また、堰止板2を、回転ドラム1に複数並
列に並べるようにしても構わない。さらに、前記実施形
態において、堰止板2を、回転ドラム1の回転中心軸よ
りも内周面に位置する支点を中心として、周方向に可動
し得るように揺動手段を設ける例として、堰止板2を弾
性部材であるスプリング19を介して固定する例を示し
たが、揺動手段として、スプリング19等の弾性部材に
代えて、ジャッキ等の堰止板2を移動させたり所定の位
置に固定したりできる移動固定手段を用いてもよい。
【0106】ジャッキ等の移動固定手段を用いた場合
は、回転ドラム1の内周面と堰止板2の先端部との間に
硬質物が噛み込んだことを黙視によって確認したら、油
圧等の遠隔操作によりジャッキ等の移動固定手段を動か
して、堰止板2を、回転ドラム1の回転中心軸よりも内
周面に位置する支点を中心として周方向に動かし、噛み
込んだ硬質物を排除した後、堰止板2をもとの位置に戻
すようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の破袋装置によれば、被梱包物を梱包しているビニー
ル等の包装材からなる袋の大きさを限定しないで破袋が
行えると共に、被梱包物の破損を極力最小限に抑えるこ
とができ、しかも、破袋されずに未処理のまま排出され
るという事態を可及的に回避でき、効率の良い破袋装置
を提供することができる。
【0108】請求項2〜4に係る発明によれば、爪を、
少なくともその回転ドラムの周壁の取付け部に弾性部材
を有して、その爪先部にかかる抵抗に応じて起倒可能に
構成したから、堰止板のスリットと爪の間に噛み込んだ
硬質物の除去効果を得られ、爪およびスリットが損傷を
受けることなく連続して破袋処理を行うことができる。
【0109】請求項5および6に係る発明によれば、爪
の爪先部を、爪の回転移動方向に屈曲するようにしたか
ら、爪が袋を引っ掛けるのが容易となり、破袋効率を向
上できる。請求項7に係る発明によれば、爪の基端部
を、回転ドラム周壁に形成された凹溝の底部に設けるよ
うにしたから、爪基端部が回転ドラム内周面に露出せ
ず、堰止板のスリット幅を極めて狭くでき、このスリッ
トから袋と共にごみ等が通過してしまうのを防止でき、
効率よく破袋することができる。さらに、爪を起倒可能
に構成した場合には、爪の基端部が回転ドラム内周面に
露出せず、堰止板のスリットと爪の基端部との間に硬質
物が噛み込むことがなく、さらに円滑に効率よく破袋す
ることができる。
【0110】請求項8に係る発明によれば、堰止板のス
リット幅を40mm以下としたことにより、スリットを
袋と共にごみ等が通過するのが防止され、袋にごみ等が
入った未破袋物の発生をきたすのを抑制できる。請求項
9に係る発明によれば、堰止板の一端と回転ドラム内周
面との隙間を、30mm以下としたから、例えばごみの
中で缶、ビン等の固いものが通り抜けるのを防止でき
る。
【0111】請求項10に係る発明によれば、回転ドラ
ムの回転中心軸と内周面の最低部とを結んだ仮想鉛直線
を起点として、該回転ドラムの回転方向に中心角が60
°〜100°としたから、堰止板と回転ドラムとの間に
固形物が噛み込み難くなり、かつ袋の内容物の破損の発
生がし難くなる。請求項11に係る発明によれば、風力
選別手段によって、回転ドラムの排出部側において、軽
量物である袋と重量物であるごみ等を効率良く分離選別
できる。
【0112】請求項12に係る発明によれば、堰止板
を、回転ドラムの回転中心軸より内周面に位置する支点
を中心として、周方向に可動可能に固定した結果、回転
ドラムの内周面と堰止板の先端部との間の硬質物の噛み
込みを防止または排除でき、装置を停止させることなく
連続して処理を行うことができる。請求項13に係る発
明によれば、堰止板を回転ドラムの略回転中心軸方向
で、複数に分割する構成とし、回転ドラムの回転中心軸
よりも内周面側に位置する支点を中心として周方向に動
かす揺動手段を設けるようにしたから、回転ドラムの内
周面と堰止板の先端部との間に硬質物が噛み込んだ場合
に、硬質物が噛み込んだ部分のみの可動となり、他の部
分は、この影響を受けることなく機能し、処理能力の低
下を最小限に押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る破袋装置の一実施形態を示す図
で、(A)は正面図、(B)は側面図
【図2】 同上の実施形態における爪の構成並びにその
取付構造の一例を示す図で、(A)は正面図、(B)は
側面図
【図3】 (A)〜(D)は同上の実施形態における破
袋作用を説明する図
【図4】 (A)〜(D)は同上の実施形態における堰
止板のスリットと爪の間に噛み込んだ硬質物を除去する
作用を説明する図
【図5】 本発明に係る破袋装置の他の実施形態の正面
【図6】 その側面図
【図7】 (A)〜(D)は同上の実施形態における破
袋作用を説明する図
【図8】 (A)〜(D)は同上の実施形態における回
転ドラムの内周面と堰止板の先端部との間の硬質物の噛
み込みを防止する作用を説明する図
【図9】 本発明に係る破袋装置のさらに他の実施形態
を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図
【図10】 同上の実施形態における爪が設けられる凹溝
の配列を示す図
【図11】 同上の実施形態における爪の形状を示す図
で、(A)は正面図、(B)は側面図
【図12】 同上の実施形態における爪の支持台の正面図
【図13】 爪の構成並びにその取付構造の他例を示す図
で、(A)は正面図、(B)は側面図
【図14】 堰止板の爪が通過するスリットに噛み込み防
止機能を設置するようにした実施形態を示す図で、
(A)は正面図、(B)は側面図
【図15】 従来の破袋機の構成を示す縦断面図
【図16】 従来の破袋ほぐし装置の構成を示す図で、
(A)は縦断面図、(B)は(A)中A−A矢視断面図
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 堰止板 2A スリット 3 投入部 4 排出部 7 爪 8 捩じりコイルスプリング部 10 取付台 11 取付台 11′取付台 12 コイルスプリング 13 ビニール袋 16 分割堰止板 16A スリット 19 スプリング 23 風力選別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 義夫 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地 株 式会社新潟鉄工所横浜工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転中心軸が横方向の回転ドラムと、 前記回転ドラム内側に設けられる堰止板と、 を含んで構成され、 前記堰止板は、その一端が前記回転ドラムの内周面に近
    接し該回転ドラムの略回転中心軸方向に沿った状態で当
    該回転ドラムの外側で固定され、 かつ回転ドラムの周壁内面には、該回転ドラムと一体に
    回転移動する複数の爪が設けられると共に、 前記堰止板にはこれらの回転移動する爪が通過するスリ
    ットが形成されたことを特徴とする破袋装置。
  2. 【請求項2】前記爪は、少なくともその回転ドラムの周
    壁の取付け部に弾性部材を有して、その爪先部にかかる
    抵抗に応じて起倒可能に構成されたことを特徴とする請
    求項1記載の破袋装置。
  3. 【請求項3】前記爪に前記弾性部材としてのコイルスプ
    リング部が一体成形され、 前記コイルスプリング部が前記回転ドラム周壁に設けら
    れたピンに挿通支持された状態で、そのコイルスプリン
    グ部から張り出す線材部分が回転ドラム周壁に設けられ
    た爪座に係止されることを特徴とする請求項2記載の破
    袋装置。
  4. 【請求項4】前記爪と前記弾性部材とが別体に構成さ
    れ、 前記爪は、一端部に爪先部を、他端部に支持穴を有する
    回動支持部を、夫々有した板状部材から構成され、回転
    ドラム周壁に設けられたピンにその回動支持部の支持穴
    が挿通支持される一方、 弾性部材としてのコイルスプリングの一端部は回転ドラ
    ム周壁に設けられた爪座に係止され、他端部は爪に係止
    されることを特徴とする請求項2記載の破袋装置。
  5. 【請求項5】前記爪の爪先部が、爪の回転移動方向に屈
    曲していることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれ
    か1つに記載の破袋装置。
  6. 【請求項6】前記爪の先端部が、爪の移動方向に30〜
    80°の角度の範囲で屈曲していることを特徴とする請
    求項5記載の破袋装置。
  7. 【請求項7】前記爪の基端部が、回転ドラム周壁に形成
    された凹溝の底部に設けられていることを特徴とする請
    求項1〜6のうちいずれか1つに記載の破袋装置。
  8. 【請求項8】前記堰止板のスリット幅が40mm以下で
    あることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つ
    に記載の破袋装置。
  9. 【請求項9】前記堰止板の一端と前記回転ドラム内周面
    との隙間が、30mm以下であることを特徴とする請求
    項1〜8のうちいずれか1つに記載の破袋装置。
  10. 【請求項10】前記回転ドラムの内周面に近接する堰止板
    の一端の位置が、回転ドラムの回転中心軸中心と内周面
    最低部とを結んだ仮想鉛直線を起点として、該回転ドラ
    ムの回転方向に中心角が60〜100°の角度範囲の位
    置にあることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか
    1つに記載の破袋装置。
  11. 【請求項11】前記回転ドラムの排出部側には風力選別手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1〜10の
    うちいずれか1つに記載の破袋装置。
  12. 【請求項12】前記堰止板は、回転ドラムの回転中心軸よ
    り内周面に位置する支点を中心として、周方向に可動可
    能に固定されていることを特徴とする請求項1〜11の
    うちいずれか1つに記載の破袋装置。
  13. 【請求項13】前記堰止板が、回転ドラムの略回転中心軸
    方向に複数分割され、それぞれに回転ドラムの回転中心
    軸よりも内周面側に位置する支点を中心として周方向に
    動かす揺動手段が設けられていることを特徴とする請求
    項12に記載の破袋装置。
JP8894998A 1998-04-01 1998-04-01 破袋装置 Pending JPH11292045A (ja)

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JP2001162189A (ja) * 1999-09-25 2001-06-19 Hitachi Zosen Corp 破袋・除袋機
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WO2019159432A1 (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 日立造船株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
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