JPH11292974A - 重合反応装置 - Google Patents

重合反応装置

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JPH11292974A
JPH11292974A JP9733898A JP9733898A JPH11292974A JP H11292974 A JPH11292974 A JP H11292974A JP 9733898 A JP9733898 A JP 9733898A JP 9733898 A JP9733898 A JP 9733898A JP H11292974 A JPH11292974 A JP H11292974A
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JP
Japan
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polymerization reaction
reaction vessel
liquid
donut
disk
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JP9733898A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Uenishi
和宏 植西
Masashi Shimonari
正志 下成
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合反応容器内における、ポリマーの表面更
新を促進し、内壁付着した被処理液の滞留を防止するこ
とにより、滞留時間にムラなく、着色、架橋、ゲル発生
等の滞留劣化の少ない製品を製造できる重合反応装置を
開発する。 【解決手段】 ドーナツ円板および開口円板と、各円板
を連結する搬送板または、搬送板とかきとり板との組合
わせ、を持つ、無軸攪拌機を有する横形円筒状重合反応
容器よりなる重合反応装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高粘性物質の重縮
合反応装置に関し、特に、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート等の反応によって副生する低分子
物質を除去しつつ重縮合反応を行う重縮合物の製造、な
らびに脱モノマー、脱気を行わせる装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に高粘性物質の重縮合反応において
は、発生する副生物を速やかに当該高粘性物質(以下、
被処理液という)から取り除き重縮合反応を促進するた
め、被処理液の表面積を大きくし、かつ被処理液の表面
を更新し副生成物の気相への物質移動を促進することが
必要である。
【0003】従来の重合装置では、一軸または二軸の横
型撹拌機を有する横型円筒型重合装置において、当該横
型撹拌機を回転することにより、当該横型撹拌機に付属
するかきとり板、開口円板等で被処理液をすくい上げ、
回転とともに自由表面を形成ししつつ落下させ、あるい
は当該横型撹拌機に付属する多孔板、格子または金網上
に落下させ、当該多孔板、格子または金網上に被処理液
の薄膜を形成し、当該横型撹拌機の回転を継続させるこ
とによって被処理液の表面を更新しながら副生成物の気
相への物資移動を促進させ、重縮合反応を進行させてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被処理
液の粘度によっては、重合反応容器内壁、かきとり板お
よび開口円板に付着した被処理液が更新されにくくな
り、特に重合反応容器内壁の上部部分は、被処理液が落
下した後重合反応容器内壁とかきとり板との間に十分な
被処理液が保持されず、表面を更新する能力が著しく低
下し、効率よく反応しなくなり、また重合装置入り口か
ら出口方向への被処理液の移動が不十分となり滞留時間
にムラが生じ、反応ムラが生じ、着色、架橋、ゲル発生
等の滞留劣化をひきおこし、製品品質に多大な影響を生
じさせていた。
【0005】特に近年、DVD、MO、CDRなどの高
密度、高精度が必要な光学用途において使用されるポリ
カーボネートでは、着色の問題やゲルの問題は直接的に
最終製品のブロックエラーレートなどの光学特性および
引張り、曲げ、靭性などの機械特性に影響を及ぼすた
め、このような問題は深刻である。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
改善し、表面更新作用を強化し、分子量分布の正確な、
劣化物のない品質の優れた被処理液を効率良く得られる
重合装置および重合方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の通りであ
る。
【0008】1. 実質的に水平に置かれた円筒状重合
反応容器の下部または側面に液の入口と出口とを有し、
重合反応容器の上部に揮発物の出口を有し、かつ、当該
重合反応容器の内部の被処理液を攪拌するための撹拌機
であって、 1)当該重合反応容器の軸心と同軸の回転軸心を有し、 2)当該重合反応容器の長手方向の両端ではその軸が支
持部材によって支持されており、 3)当該重合反応容器内部では実質的に軸を有さず、 4)当該撹拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けら
れた複数個のドーナツ円板と、 5)当該重合反応容器の長手方向の両端近くに、当該撹
拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けられた2枚の
開口円板と、 6)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
転する部位を持ち、当該重合反応容器の入口より出口に
向けて被処理液を移動させるための送り機構を有する搬
送板とを含むもの、を持つ重合反応装置。
【0009】2. 実質的に水平に置かれた円筒状重合
反応容器の下部または側面に液の入口と出口とを有し、
重合反応容器の上部に揮発物の出口を有し、かつ、当該
重合反応容器の内部の被処理液を攪拌するための撹拌機
であって、 1)当該重合反応容器の軸心と同軸の回転軸心を有し、 2)当該重合反応容器の長手方向の両端ではその軸が支
持部材によって支持されており、 3)当該重合反応容器内部では実質的に軸を有さず、 4)当該撹拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けら
れた複数個のドーナツ円板と、 5)当該重合反応容器の長手方向の両端近くに、当該撹
拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けられた2枚の
開口円板と、 6)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
円板との間を連結し、当該重合反応容器の入口より出口
に向けて被処理液を移動させるための送り機構を有する
搬送板と、 7)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
転する部位によって重合反応容器の内側全周をかきとり
被処理液をすくい上げるかきとり板とを含むもの、を持
つ重合反応装置。
【0010】3. 実質的に水平に置かれた円筒状重合
反応容器の下部または側面に液の入口と出口とを有し、
重合反応容器の上部に揮発物の出口を有し、かつ、当該
重合反応容器の内部の被処理液を攪拌するための撹拌機
であって、 1)当該重合反応容器の軸心と同軸の回転軸心を有し、 2)当該重合反応容器の長手方向の両端ではその軸が支
持部材によって支持されており、 3)当該重合反応容器内部では実質的に軸を有さず、 4)当該撹拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けら
れた複数個のドーナツ円板と、 5)当該重合反応容器の長手方向の両端近くに、当該撹
拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けられた2枚の
開口円板と、 6)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
転する部位を持ち、当該重合反応容器の入口より出口に
向けて被処理液を移動させるための送り機構を有する搬
送板と 7)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
転する部位によって重合反応容器の内側全周をかきとり
被処理液をすくい上げるかきとり板とを含むもの、を持
つ重合反応装置。
【0011】4. 当該かきとり板と当該搬送板とが、
ドーナツ円板または開口円板と連結する部分が、当該ド
ーナツ円板または当該開口円板上において、円周方向に
交互に存在することを特徴とする上記2または3記載の
重合反応装置。
【0012】5. 芳香族ジオール化合物と炭酸ジエス
テル化合物とを重縮合せしめてポリカーボネートを製造
する反応に使用することを特徴とする上記1、2、3ま
たは4記載の重合反応装置。
【0013】本発明において、「被処理液」とは高粘性
物質の重縮合反応における当該高粘性物質を意味する。
たとえばポリカーボネートの重縮合反応では当該ポリカ
ーボネートの重縮合反応に関与する反応混合物のことを
言う。
【0014】本願発明に使用できる重縮合反応性の高粘
性物質としては、ポリエステル、ポリカーボネートのほ
か、ポリアミド等がある。
【0015】ここでポリエステルとは、芳香族ジカルボ
ン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを主たるグ
リコール成分とするポリエステルである。かかるポリエ
ステルは実質的に線状である。芳香族ジカルボン酸とし
ては、例えばテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、イソフタル酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニ
ルケトンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸など
を挙げることができる。脂肪族グリコールとしては、例
えばエチレングリコール、トリメチレングリコール、テ
トラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコールな
どの如き炭素数2〜10のポリメチレングリコール、あ
るいは1,4−シクロヘキサンジメタノールの如き脂環
族ジオールなどを挙げることができる。
【0016】本発明におけるポリエステルとしてはアル
キレンテレフタレートおよび/またはアルキレンナフタ
レートを主たる構成成分とするものが好ましく、ポリエ
チレンテレフタレートおよび/またはポリエチレン−
2,6−ナフタレートがさらに好ましい。また、例えば
全ジカルボン酸成分の80モル%以上がテレフタル酸お
よび/または2,6−ナフタレンジカルボン酸であり、
かつ全グリコール成分の80モル%以上がエチレングリ
コールである共重合体が好ましい。そのとき酸成分の2
0モル%以下はテレフタル酸および/または2,6−ナ
フタレンジカルボン酸以外の前記芳香族ジカルボン酸で
あることができ、また例えばアジピン酸、セバチン酸の
如き脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサン−1,4−ジ
カルボン酸の如き脂環族ジカルボン酸などであることが
できる。さらに全グリコール成分の20モル%以下はエ
チレングリコール以外の前記グリコールであることがで
き、また例えばハイドロキノン、レゾルシン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンなどの如き芳
香族ジオール、1,4−ジヒドロキシジメチルベンゼン
の如き芳香環を有する脂肪族ジオール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコールなどの如きポリアルキレングリコール
(ポリオキシアルキレングリコール)などであることも
できる。
【0017】また、本発明におけるポリエステルには、
例えばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸、ω−
ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸などのオキ
シカルボン酸に由来する成分を、ジカルボン酸成分およ
びオキシカルボン酸成分の総量に対し20モル%以下で
共重合あるいは結合するものも包含される。
【0018】さらに、本発明におけるポリエステルには
実質的に線状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2
モル%以下の量で3官能以上のポリカルボン酸またはポ
リヒドロキシ化合物、例えばトリメリット酸、ペンタエ
リスリトールなどを共重合したものも包含される。
【0019】上記ポリエステルはそれ自体公知であり、
かつそれ自体公知の方法で製造することができる。
【0020】上記ポリエステルとしては、その重縮合反
応の最終製品について、ο−クロロフェノール中の溶液
として35℃で測定した粘度から求めた極限粘度数が
0.4〜0.9のものが好ましく、0.5〜0.7のも
のがさらに好ましく、0.55〜0.65のものが特に
好ましい。
【0021】本発明で言う、芳香族ポリカーボネートと
は主たる成分である芳香族ジオール化合物と、炭酸エス
テルとを塩基性窒素化合物とアルカリ金属化合物よりな
るエステル交換触媒等のエステル交換触媒等の存在下、
溶融重縮合させた芳香族ポリカーボネートである。
【0022】このような芳香族ジオール化合物として
は、具体的にはビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)プロパン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)オキサイド、ビス(3,5
−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)オキサイド、
p,p′−ジヒドロキシジフェニル、3,3′−ジクロ
ロ−4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(ヒドロ
キシフェニル)スルホン、レゾルシノール、ハイドロキ
ノン、1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベンゼ
ン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンゼン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシド等が挙げられるが、特
に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが
好ましい。
【0023】炭酸ジエステルとしては、具体的にはジフ
ェニルカーボネート、ジトリールカーボネート、ビス
(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジルカーボ
ネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)
カーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボ
ネート、ジブチルカーボネート、ジシクロヘキシルカー
ボネートなどが用いられる。これらのうち特にジフェニ
ルカーボネートが好ましい。
【0024】さらに、本発明のポリカーボネートには必
要に応じて、脂肪族ジオールとして、例えば、エチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、1,10−デカンジオール等
を、ジカルボン酸類として、例えば、コハク酸、イソフ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン
酸、シクロヘキサンカルボン酸、テレフルタ酸等;オキ
シ酸類例えば、乳酸、P−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸等を含有していても良い。
【0025】触媒として用いられるアルカリ金属化合物
としては、例えばアルカリ金属の水酸化物、炭酸水素化
物、炭酸塩、酢酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、亜硫酸塩、シ
アン酸塩、チオシアン酸塩、ステアリン酸塩、水素化ホ
ウ素塩、安息香酸塩、リン酸水素化物、ビスフェノー
ル、フェノールの塩等が挙げられる。
【0026】具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素リチウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カ
リウム、酢酸リチウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウ
ム、硝酸リチウム、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウ
ム、亜硝酸リチウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸リチウム、シアン酸ナトリウム、シアン酸カ
リウム、シアン酸リチウム、チオシアン酸ナトリウム、
チオシアン酸カリウム、チオシアン酸リチウム、ステア
リン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン
酸リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カ
リウム、水素化ホウ素リチウム、フェニル化ホウ酸ナト
リウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息
香酸リチウム、リン酸水素ジナトリウム、リン酸水素ジ
カリウム、リン酸水素ジリチウム、ビスフェノールAの
ジナトリウム塩、ジカリウム塩、ジリチウム塩、フェノ
ールのナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などが挙
げられる。
【0027】触媒としてのアルカリ金属化合物は、当該
触媒中のアルカリ金属元素が芳香族ジオール化合物1モ
ル当り1×10-8〜5×10-5当量となる場合で好まし
く使用される。より好ましい割合は同じ基準に対し5×
10-7〜1×10-5当量となる割合である。上記使用範
囲を逸脱すると、得られるポリカーボネートの諸物性に
悪影響を及ぼしたり、また、エステル交換反応が充分に
進行せず高分子量のポリカーボネートが得られない等の
問題があり好ましくない。
【0028】また、触媒としての含窒素塩基性化合物と
しては、例えばテトラメチルアンモニウムヒドロキシド
(Me4NOH)、テトラエチルアンモニウムヒドロキ
シド(Et4NOH)、テトラブチルアンモニウムヒド
ロキシド(Bu4NOH)、ベンジルトリメチルアンモ
ニウムヒドロキシド(φ−CH2(Me)3NOH)、ヘ
キサデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシドなどの
アルキル、アリール、アルキルアリール基などを有する
アンモニウムヒドロオキシド類、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ヘキサデシ
ルジメチルアミンなどの3級アミン類、あるいはテトラ
メチルアンモニウムボロハイドライド(Me4NB
4)、テトラブチルアンモニウムボロハイドライド
(Bu4NBH4)、テトラブチルアンモニウムテトラフ
ェニルボレート(Me4NBPh4)、テトラブチルアン
モニウムテトラフェニルボレート(Bu4NBPh4)な
どの塩基性塩を挙げることができる。
【0029】上記含窒素塩基性化合物は、含窒素塩基性
化合物中のアンモニウム窒素原子が芳香族ジオール化合
物1モル当り1×10-5〜5×10-4当量となる割合で
用いるのが好ましい。より好ましい割合は同じ基準に対
し2×10-5〜5×10-4当量となる割合である。特に
好ましい割合は同じ基準に対し5×10-5〜5×10-4
当量となる割合である。
【0030】本発明においては所望により、触媒のアル
カリ金属化合物として、(a)周期律表第14族の元素
のアート錯体のアルカリ金属塩または(b)周期律表第
14族の元素のオキソ酸のアルカリ金属塩を用いること
ができる。ここで周期律表第14族の元素とは、ケイ
素、ゲルマニウム、スズのことをいう。
【0031】これらのアルカリ金属化合物を重縮合反応
触媒として用いることにより、重縮合反応を迅速かつ十
分にすすめることができる利点を有する。また、重縮合
反応中に生成する分岐反応のような、好ましくない副反
応を低いレベルに抑えることができる。
【0032】(a)周期率表第14族元素のアート錯体
のアルカリ金属塩としては、特開平7−268091号
公報に記載のものをいうが、具体的には、ゲルマニウム
(Ge)の化合物;NaGe(OMe)5、NaGe
(OEt)3、NaGe(OPr)5、NaGe(OB
u)5、NaGe(OPh)5、LiGe(OMe)5
LiGe(OBu)5、LiGe(OPh)5を挙げるこ
とができる。
【0033】スズ(Sn)の化合物としては、NaSn
(OMe)3、NaSn(OMe)2(OEt)、NaS
n(OPr)3、NaSn(O−n−C6133、Na
Sn(OMe)5、NaSn(OEt)5、NaSn(O
Bu)5、NaSn(O−n−C12255、NaSn
(OEt)、NaSn(OPh)5、NaSnBu2(O
Me)3を挙げることができる。
【0034】また(b)周期律表第14族元素のオキソ
酸のアルカリ金属塩としては、例えばケイ酸(sili
cic acid)のアルカリ金属塩、スズ酸(sta
nic acid)のアルカリ金属塩、ゲルマニウム
(II)酸(germanous acid)のアルカ
リ金属塩、ゲルマニウム(IV)酸(germanic
acid )のアルカリ金属塩を好ましいものとして挙
げることができる。
【0035】ケイ酸のアルカリ金属塩は、例えばモノケ
イ酸(monosilicic acid)またはその
縮合体の酸性あるいは中性アルカリ金属塩であり、その
例としては、オルトケイ酸モノナトリウム、オルトケイ
酸ジナトリウム、オルトケイ酸トリナトリウム、オルト
ケイ酸テトラナトリウムを挙げることができる。
【0036】スズ酸のアルカリ金属塩は、例えばモノス
ズ酸(monostanic acid)またはその縮
合体の酸性あるいは中性アルカリ金属塩であり、その例
としてはモノスズ酸ジナトリウム塩(Na2SnO3・C
2O、x=0〜5)、モノスズ酸テトラナトリウム塩
(Na4SnO4)を挙げることができる。
【0037】ゲルマニウム(II)酸(germanou
s acid)のアルカリ金属塩は、例えばモノゲルマ
ニウム酸またはその縮合体の酸性あるいは中性アルカリ
金属塩であり、その例としてはゲルマニウム酸モノナト
リウム塩(NaHGeO2)を挙げることができる。
【0038】ゲルマニウム(IV)酸(germanic
acid)のアルカリ金属塩は、例えばモノゲルマニ
ウム(IV)酸またはその縮合体の酸性あるいは中性アル
カリ金属塩であり、その例としてはオルトゲルマニウム
酸モノリチウム酸(LiH3GeO4)オルトゲルマニウ
ム酸ジナトリウム塩、オルトゲルマニウム酸テトラナト
リウム塩、ジゲルマニウム酸ジナトリウム塩(Na2
25)、テトラゲルマニウム酸ジナトリウム塩(Na
2Ge49)、ペンタゲルマニウム酸ジナトリウム塩
(Na2Ge511)を挙げることができる。
【0039】上記の如き重縮合反応触媒は、触媒中のア
ルカリ金属元素が芳香族ジオール化合物1モル当り1×
10-8〜5×10-5当量となる場合で好ましく使用され
る。より好ましい割合は同じ基準に対し5×10-7〜1
×10-5当量となる割合である。
【0040】本発明の重縮合反応には、上記触媒と一緒
に、必要により、周期律表第14族元素のオキソ酸およ
び同元素の酸化物よりなる群から選ばれる少なくとも1
種の助触媒を共存させることができる。
【0041】これら助触媒を特定の割合で用いることに
より、末端の封鎖反応、重縮合反応速度を損なうことな
く、重縮合反応中に生成し易い分岐反応や、成形加工時
における装置内での異物の生成、やけといった好ましく
ない副反応をより効果的に抑制することができる。
【0042】周期律表第14族元素のオキソ酸として
は、例えばケイ酸、スズ酸、ゲルマニウム酸を挙げるこ
とができる。
【0043】周期律表第14族元素の酸化物としては、
一酸化ケイ素、二酸化ケイ素、一酸化スズ、二酸化ス
ズ、一酸化ゲルマニウム、二酸化ゲルマニウムおよびこ
れらの縮合体を挙げることができる。
【0044】助触媒は重縮合反応触媒中のアルカリ金属
元素1モル(原子)当り、助触媒中の周期律表第14族
の金属元素が50モル(原子)以下となる割合で存在せ
しめるのが好ましい。同金属元素が50モル(原子)を
超える割合で助触媒を用いると、重縮合反応速度が遅く
なり好ましくない。
【0045】助触媒は、重縮合反応触媒のアルカリ金属
元素1モル(原子)当り、助触媒の周期律表第14族の
金属元素が0.1〜30モル(原子)となる割合で存在
せしめるのがさらに好ましい。
【0046】これらの触媒系は、重縮合反応に用いるこ
とにより重縮合反応および末端封止反応を迅速かつ十分
に進めることができる利点を有する。また重縮合反応系
中に生成する分岐反応のような好ましくない副反応を低
いレベルに抑えることができる。
【0047】なお、本願発明に係る重合反応装置に使用
する被処理液には、上記のほか、どのような方法によっ
て製造された反応混合物であっても、高粘性物質であっ
て、重縮合反応を起こすものであれば、該当する。
【0048】本発明において、実質的に水平に置かれた
円筒状重合反応容器の下部または側面に液の入口と出口
とを有し、重合反応容器の上部に揮発物の出口を有し、
かつ、当該重合反応容器の内部の被処理液を攪拌するた
めの撹拌機であって、 1)当該重合反応容器の軸心と同軸の回転軸心を有し、 2)当該重合反応容器の長手方向の両端ではその軸が支
持部材によって支持されており、 3)当該重合反応容器内部では実質的に軸を有さないも
の、を持つ重合反応装置とは、たとえば、図1における
ように、いわゆる「無軸」の回転式撹拌機を有する円筒
状横形の反応容器を有する反応装置を言う。なお、「無
軸」とはいっても装置の長手方向の両端部分ではこの回
転攪拌部分を支えるための軸部分が存在することは言う
までもない。「実質的に軸を有さない」とは、開口円板
までは軸があるがそれより内部では軸が無いことを意味
する。
【0049】重合反応容器内部では実質的に軸を持たな
いようにしたのは、この部分に被処理液が滞留するいわ
ゆるデッドスペースが発生するのを防止するためであ
る。
【0050】本発明において、「ドーナツ円板」とは、
攪拌装置の一部を構成する部材であって、中心部を、当
該攪拌装置の回転軸心と同心円状に切り欠いた円板であ
り、切り欠き径は入口より出口に向けて漸次大きくとる
のが望ましい。また、発生ガスの移動をスムーズに行な
うためには、切り欠き径は槽径に対し3分の2から5分
の1の範囲とすることが望ましい。
【0051】ドーナツ円板は円筒状重合反応容器の軸心
に対しほぼ垂直に設置される。ここで「ほぼ垂直」と
は、当該ドーナツ円板面上の(円の)法線(主法線)が
撹拌機の回転軸心と成す角度の最大値が90±5゜まで
のことをいう。各ドーナツ円板間の間隔は入口から出口
に向かって一部等間隔であるが漸次大きくすることが好
ましい。通常その間隔は100〜1000mmの範囲と
する。
【0052】本発明において、「開口円板」とは、重合
反応容器の長手方向の両端近くに、撹拌機の回転軸心に
対しほぼ垂直に取り付けられた2枚の開口円板である。
なお、ここで「ほぼ垂直」とは、当該ドーナツ円板面上
の(円の)法線(主法線)が撹拌機の回転軸心と成す角
度の最大値が90±5゜までのことをいう。
【0053】具体的には、「開口円板」とは、攪拌装置
の一部を構成する部材であって、攪拌装置の上記ドーナ
ツ円板のうち、円筒状重合反応容器の長手方向の両端に
最も近いものと円筒状重合反応容器の長手方向の両端の
内壁との間に、2枚、設置される円板であり、中心部を
当該攪拌装置の軸(回転軸)と連結し、周辺部に、被処
理液や発生ガス等の移動のための半円盤状の切り欠き部
分を有するものである。
【0054】なお、開口円板と円筒状重合反応容器の長
手方向両端の内壁との間には回転方向と逆方向に湾曲し
た腕部分を持つスクレーパーを、円筒状重合反応容器の
長手方向両端の内壁と近接して、撹拌機の軸(回転軸)
上に取り付けるのがよい。これは、円筒状重合反応容器
の長手方向両端の内壁に付着した被処理液をかきとるた
めである。
【0055】ここで、「内壁と近接して」における「近
接」とは、撹拌機の回転中に、当該内壁に対峙して回転
する部位が、当該内壁上部に付着した被処理液と実質的
に接触することを意味し、被処理液の粘度によって適宜
選択することができる。具体的には当該部位と重合反応
容器内壁とのクリアランスが0.5〜15mm、望まし
くは0.5〜5mmのものを意味する。
【0056】なお、本願発明において、スクレーパーの
みならず、かきとり板、搬送板の場合においても、この
ような「重合反応容器内壁との近接」が重要である理由
は、付着物が重合反応容器内壁の一定の場所に長時間停
滞して、ゲルを生じたり、着色を生じたりするのを防止
するためである。
【0057】前記ドーナツ円板および開口円板は、円筒
状重合反応容器内壁に対し0.5〜15mmの間隙を持
たせて回転させるのが望ましく、0.5〜5mmの間隙
を持たせて回転させるのが更に望ましいことが判明し
た。
【0058】0.5mmより狭いと装置の部分的歪みに
よりドーナツ円板または開口円板が反応装置内壁と接触
する恐れがおき、15mmを超えると部分的に他の部分
より速く移動する、いわゆるショートパスが起こり、こ
のため反応装置内の滞留時間が短い部分が発生すること
が見出されたためである。0.5〜5mmがより望まし
いのは、被処理液の粘度がより低い場合でも上記ショー
トパスが防止できるからである。
【0059】さらに、撹拌機の回転数は、大きすぎる
と、撹拌機によって反応装置上部に持ち上げられた被処
理液が落下しきる前に、当該撹拌機に付着したまま反応
装置下部まで降りてきて、被処理液がいわゆる友回りす
るため、毎分30回転以下が望ましく、毎分5〜15回
転が更に望ましいことが判明した。
【0060】本発明において、「かきとり板」は、前記
ドーナツ円板の間またはドーナツ円板と開口円板との間
に両者を固定するように設置された、1または複数の物
の集合である。そして、その全体を包み込む最小の体積
の平面板状直方体であって、その厚み方向における中心
断面の各辺が直線を成す四辺形平面状のものであるもの
(以下これを単に、「平面板状体」という)を考えた場
合に、当該平面板状体が回転方向と逆方向に傾斜してお
り、かつ、この平面板状体を撹拌機の回転軸心方向に平
行な方向から見た場合に、当該平面板状体の両端の断面
が実質上重なって見えるものを意味する。
【0061】本発明において、「搬送板」は、前記ドー
ナツ円板の間またはドーナツ円板と開口円板の間に両者
を固定するように設置された、1または複数の物の集合
である。そして、かきとり板の場合と同様、その全体を
包み込む最小の体積の平面板状直方体であって、その厚
み方向における中心断面の各辺が直線を成す四辺形平面
状のものであるもの(平面板状体)を考えた場合に、当
該平面板状体が回転方向と逆方向に傾斜しており、か
つ、この平面板状体を攪拌軸の回転軸心方向に平行な方
向から見た場合に、当該平面板状体の両端の断面が実質
上重ならずに見えるものを意味する。
【0062】なお、かきとり板と搬送板のいずれも、攪
拌軸の回転のバランスを取るため、撹拌機の回転軸心に
対し、点対称の位置に設置するのが望ましい。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明による重合反応装置
の一例を図1によって示す。ただし、図1は本発明の1
実施態様に過ぎず、本発明はこの図によって制限される
ものではない。
【0064】図1において、1は、実質的に水平に置か
れた円筒状重合反応容器1を示す。この円筒状重合反応
容器1はその外周を熱媒ジャケット8で覆われており、
その長手方向の両端には、円筒状重合反応容器1の軸心
に一致するように、軸受12があり、撹拌機9の軸部が
取り付けられ、ついで駆動装置10に連結されている。
なお、この攪拌軸は円筒状重合反応容器1においては実
質的に軸を有していない(図1において軸のように見え
るものはかきとり板7である)。
【0065】この撹拌機9には2枚の開口円板5が円筒
状重合反応容器1の内壁面の近くに取り付けられてお
り、その中間には4枚のドーナツ円板11が、いずれも
撹拌機の回転軸心に対し垂直に、取り付けられている。
そしてかきとり板7と搬送板6とがドーナツ円板11間
あるいはドーナツ円板11と開口円板5とを連結して配
置されている。
【0066】円筒状重合反応容器1の長手方向の長さL
と内径(直径)Dとの比であるL/Dは1〜10が望ま
しい。L/Dが1未満の場合は被処理液の反応容器内滞
留時間が短いため、横形反応器にする意味が無くなり、
L/Dが10を超える装置は技術的に作製困難である。
【0067】円筒状重合反応容器1の一端下部には、被
処理液の入口2が備えられ、他端下部には被処理液の出
口3が備えられている。さらに、円筒状重合反応容器1
の上部に揮発物質の出口4が設けられ、配管で図示され
ない凝縮器および真空吸引装置に接続される。
【0068】なお、当該重合反応容器の長手方向におけ
る重合反応容器両端壁と開口円板との間には図2に示す
ようなスクレーパーが重合反応容器両端壁に近接して攪
拌装置の軸上に設置されているがこれは図1には示され
ていない。このスクレーパーの目的は当該重合反応容器
両端壁に付着する被処理液をかきとりためであるが、そ
れとともに、被処理液をかきあげ、軸受け部に入り込む
のを防止する効果も有している。
【0069】図3は図1の撹拌機をX−X面で切り取っ
た場合のドーナツ円板11(1)をT方向から見た表面
図であって、平面板状のかきとり板7と平面板状の搬送
板6とがドーナツ円板11(1)の表面と接続する様子
が示されている。
【0070】図4は図1の撹拌機をY−Y面で切り取っ
た場合の開口円板5をT方向から見た表面図であって、
平面板状のかきとり板7と平面板状の搬送板6とが開口
円板5の表面と接続する様子が示されている。
【0071】図3、4において番号13はかきとり板7
が当該ドーナツ板または開口円板と接続する部分を表わ
し、番号14は搬送板6が当該ドーナツ板または開口円
板と接続する部分を表わし、番号15はドーナツ円板の
切り欠かれた部分を表わす。番号16は開口円板の開口
部を、番号17は開口円板と撹拌機攪拌軸との接続用の
穴を表わす。
【0072】ここで、本発明において、「かきとり板」
は、前記ドーナツ円板の間またはドーナツ円板と開口円
板との間に両者を固定するように設置された、1または
複数の物の集合であり、その全体を包み込む最小の体積
の平面板状直方体であって、その厚み方向における中心
断面の各辺が直線を成す四辺形平面状のものであるもの
(平面板状体)を考えた場合に、当該平面板状体が回転
方向と逆方向に傾斜しており、かつ、この平面板状体を
撹拌機の回転軸心方向に平行な方向から見た場合に、当
該平面板状体の両端の断面が実質上重なって見えるもの
を意味するが、この「当該平面板状体が回転方向と逆方
向に傾斜している」とは、ドーナツ円板の表面を表わす
図3と同一であって、かきとり板がドーナツ円板と接続
する部分や搬送板がドーナツ円板と接続する部分を省略
した図である、図5において回転方向をRとした場合
に、当該平面板状体の厚み方向における中心断面がドー
ナツ円板または開口円板の表面と交わってできる交線
(線分)abの線端のうち、当該ドーナツ円板の表面の
円周部の形成する円の中心に近いほうの線端aを通る当
該円の法線イを描いた場合に、その法線と線分abの成
す角度θであって、回転方向Rとは逆の方向(図5のS
の矢印の方向)に測定したものが、0より大きく90゜
以下のものを言う。10゜から45゜の間がより好まし
い。なお、上記は、当該平面板状体と開口円板との関係
においても成立する。
【0073】また「当該平面板状体の両端の断面が実質
上重なって見える」とは、当該撹拌機をその回転軸心方
向に平行な方向から眺めた場合に、上記平面板状体の厚
み方向における中心断面がドーナツ円板または開口円板
の表面と交わってできる一対の交線(線分)が実質的に
重なって見えるものである。すなわち、ドーナツ円板ま
たは開口円板の表面と当該かきとり板によって連結され
たもう一つのドーナツ円板または開口円板の表面とを、
撹拌機の回転軸心方向から重ねてみた場合に、平面板状
体の厚み方向における中心断面と一方のドーナツ円板ま
たは開口円板の表面とが交わってできる交線(線分)
が、当該かきとり板によって連結されたもう一方のドー
ナツ円板または開口円板の表面にできる、上記と同様な
交線(線分)と実質的に重なることを意味する。たとえ
ば、あるドーナツ円板の表面と、かきとり板によって連
結されたもう一つのドーナツ円板の表面とを、撹拌機の
回転軸心方向から重ねて、図1のT方向から見たものを
表わす図6(図1における撹拌機をX−X面で切り取っ
た場合のドーナツ円板11(1)とZ−Z面で切り取っ
た場合のドーナツ円板11(2)とをT方向から見た表
面図であるが、ドーナツ円板11(1)の表面は、前に
あるドーナツ円板11(2)の表面と重なっている)に
おけるように、平面板状体の厚み方向における中心断面
とドーナツ円板11(1)の表面とが交わってできる交
線(線分)abが、当該かきとり板によって連結された
もう一つのドーナツ円板11(2)の表面にできる、上
記と同様な交線(線分)cdと実質的に重なることを意
味する。
【0074】ここで、この平面板状体に包み込まれるか
きとり板は、図7−1に示すように、当該平面板状体そ
のものの形状と一致する形状の板状体であってもいい
が、図7−2〜7−5に示すように、丸棒、スリット付
平板、ひれ付平板、穴明き板、金網状、桶状のものやこ
れらを組合わせた物等、どのようなものであっても良
い。複数の丸棒のように複数の部材から構成される場合
には当該かきとり板に付着した被処理液が広がりを持っ
て落下するように、相互の間隔を選べば良いが、これ
は、実験によって定めることができる。なお、図7−2
の丸棒の場合には、本願明細書で言う「平面板状体」を
番号19で、「平面板状体の厚み方向における中心断
面」の端部を番号20で、示してある。
【0075】このようなかきとり板の構造により、撹拌
機の回転と共に被処理液をくみ上げ、次いで落下させる
ことにより、被処理液の表面積を拡大し副生成物の拡散
を促進することができるとともに、反応容器上部壁面に
付着した被処理溶液を効率よくかきとり、滞留時間のム
ラを減少させ、着色、架橋、ゲル発生等を減少させるこ
とができる。
【0076】また、いずれの場合についても、かきとり
板が反応容器壁面と対峙する部分は、重合反応容器の内
壁に近接して回転する部位を持つ必要がある。このよう
になっていないと上記の被処理液のくみ上げ、付着した
被処理溶液のかきとりがスムーズに行われなくなるため
である。なお、ここで、「重合反応容器の内壁に近接し
て回転する」における「近接」とは、撹拌機の回転中
に、当該重合反応容器の内壁に対峙して回転する部位
が、反応容器上部に付着した被処理液と実質的に接触す
ることを意味し、被処理液の粘度によって適宜選択する
ことができる。具体的には当該部位と重合反応容器内壁
とのクリアランスが0.5〜15mm、望ましくは0.
5〜5mmのものを意味する。
【0077】さらに、上記かきとり板は図8のeに示す
ように、ドーナツ円板の内周部に接するように設置する
ことも、図8のfのように接しないように設置すること
もできる。さらに、これらを混在させることもできる。
【0078】また開口円板においては、図9のgのよう
に攪拌軸まで延長することも、その途中でとどめること
も可能である。ただし、被処理液のショートパスとかき
あげ量との関係から実験的には重合反応容器の直径Dに
対し、内面壁より0.1D〜0.3Dまでの範囲が望ま
しい。
【0079】本発明において、「搬送板」は、前記ドー
ナツ円板の間またはドーナツ円板と開口円板との間に両
者を固定するように設置された、1または複数の物の集
合であって、かきとり板の場合と同様、その全体を包み
込む最小の体積の平面板状直方体であって、その厚み方
向における中心断面の各辺が直線を成す四辺形平面状の
ものであるもの(平面板状体)を考えた場合に、当該平
面板状体が回転方向と逆方向に傾斜しており、かつ、こ
の平面板状体を攪拌軸の回転軸心方向に平行な方向から
見た場合に、当該平面板状体の両端の断面が実質上重な
らずに見えるものを意味するが、ここで、当該平面板状
体が「回転方向と逆方向に傾斜している」とは、θが0
゜を含みうることを除いて、かきとり板における平面板
状体が「回転方向と逆方向に傾斜している」のと同一の
意味を有する。ただし、本発明における「搬送板」は、
当該撹拌機をその回転軸心方向に平行な方向から眺めた
場合に、搬送板についての平面板状体の厚み方向におけ
る中心断面がドーナツ円板または開口円板の連結面と交
わってできる一対の交線であって、かきとり板の場合と
同様にして形成されるものが、実質的に重ならない点
で、上記「かきとり板」とは異なる。
【0080】また、上記平面板状体の一面であって、撹
拌機の回転方向から見て表側になる面が、当該平面板状
体を、被処理液の移動方向とは逆の方向(すなわち、図
1のTの逆方向)から眺めた場合に、見ることができる
ようになっている点でも上記「かきとり板」とは異な
る。
【0081】このようになっている理由は、「かきとり
板」とは異なり、「搬送板」は被処理液を移動させる役
割を有するからである。なお、このようにすることは、
「搬送板」をスクリューの羽根の一部のように捻じるこ
とによって達成することもできるが、単なる平板を使用
することによっても達成することも可能である。
【0082】さらに、この搬送板が反応容器壁面と対峙
する部分は、「かきとり板」の場合と同様、重合反応容
器の内壁に近接して回転する部位を持つようにすること
ができ、こうすれば、上記の被処理液のくみ上げととも
に、付着した被処理溶液のかきとり機能も持たせること
ができる。
【0083】なお、搬送板は被処理液を移動させる機能
を備えることの代償として、回転方向から見て裏側の面
には、被処理液の更新がされにくい部分(デッドスペー
ス)が生じやすいことが判明した。そのため、このよう
なデッドスペースを防止するには、重合反応容器内壁に
近接して回転する部分は刃先のように尖った形状であ
り、回転方向と反対側の面が紡錘状となり搬送板に付着
した被処理液がすみやかに落下し更新される形状が望ま
しい。
【0084】このようにすれば、上記の搬送板は、その
性質上、送液機能とともに、かきとり機能も有するの
で、かきとり板と組合わせずに使用することが可能であ
る。
【0085】しかし、送液機能とかきとり機能とをバラ
ンスさせることが困難な場合には、搬送板とかきとり板
の両方を組合わせて使用するほうがより安定した条件を
選択することができる。また、この場合には、搬送板に
は、必ずしもかきとり機能を付しても付さなくても良
い。
【0086】また搬送板とかきとり板とを組合わせて使
用する場合には、それらは必ずしも同枚数でなくてもよ
い。
【0087】かきとり板および搬送板の傾斜を定める角
度θは、重合の粘度上昇によって角度を入り口側では小
さく、出口側では大きくしたほうがよい場合が多い。
【0088】高粘度の芳香族ポリエステルやポリカーボ
ネートの重合反応においては、特に重合反応容器内壁に
近接する部位を有する搬送板が重要な役割を演ずること
が見出された。
【0089】搬送板は本来被処理液の移動を促進するこ
とを主目的とするものであり、重合反応容器の上部に付
着した被処理液のかきとりは主にかきとり板によってな
される。そして、重合反応容器内壁に近接する部位を有
する搬送板であれば被処理液のかきとり機能も搬送板に
付与できる。
【0090】しかしながら、重合反応容器内壁に近接す
る部位を有する搬送板のかきとり機能は、かきとり板の
補助的なものにとどまらず、独自の機能を有することが
判明した。
【0091】すなわち、芳香族ポリエステル、例えばポ
リエチレンテレフタレートの重合反応においては、かき
とり板と、かきとり機能を有しない搬送板との組合わせ
になる撹拌機を使用した場合、高粘度になると、重合反
応容器本体内部壁上部にゲル状異物が発生し易くなる
が、搬送板の一部を、重合反応容器内壁に近接する部位
を有するものに変更した場合、このゲル発生を大幅に抑
制でき、被処理液の良好な滞留時間分布が得られ、被処
理液の内壁による滞留劣化による着色が抑制されること
ができることが判明した。
【0092】また、この効果は、高粘度で重合されるこ
とが多く、さらに光学的用途等において異物の要求水準
の高い、ポリカーボネートにおいては、一層有効に発揮
されることが判明した。
【0093】これらのことは、重合反応容器内壁に近接
する部位を有する搬送板のかきとり機能が、かきとり板
の補助的なものにとどまらず、それより効果的な独自の
機能を有することを意味する。この機能は、おそらく、
重合容器本体内壁に付着した被処理液をかきとる方向
が、かきとり板の場合には、撹拌機回転軸心とは垂直を
成す方向にかぎられるのに対し、重合反応容器内壁に近
接する部位を有する搬送板では撹拌機回転軸心と平行す
る方向にもかきとる方向が付与されたためと推定されて
いる。
【0094】このように構成された重合装置において、
被処理液の入口2より連続的に供給された重合度の低い
低粘度の被処理液は、円筒状重合反応容器1内部におい
て、搬送板6によって被処理液の出口方向に被処理液を
移動させ、かきとり板7と場合によっては搬送板6とに
より、その一部が円筒状重合反応容器1の上部に持ち上
げられ、かきとり板7や搬送板6の周辺から薄膜上にな
って落下する。これにより反応で生じた揮発物が蒸発し
揮発物質の出口4より系外に排出される。そして、この
ような表面更新作用および攪拌が繰り返されて重縮合反
応が促進される。この間、被処理液はドーナツ円板11
の内側の切り欠き等を通って順次円筒状重合反応容器1
内を出口3の方向に移動しつつ重合度を上げ、高粘度と
なった被処理液は被処理液の出口3より系外に排出され
る。
【0095】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示す。なお、この
実施例は本発明を例示するためのものであり、本発明は
この実施例によって制限されるものではない。
【0096】[実施例1]2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン1モルに対し、ジフェニルカーボ
ネ−トを1.05モルの割合で、攪拌機を備えた溶融槽
に仕込み、窒素置換後150℃で溶解し、該溶融混合液
を150℃に保った原料貯槽に移送した。
【0097】次いで、該溶融混合液を精留塔を備え、内
温240℃、内圧を1333Pa(10mmHg)に維
持した竪型攪拌槽に連続的に60kg/時間の割合で連
続的に供給すると共に、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン1モルに対し、0.00002当量
のビスフェノールAジナトリウム塩と0.0001当量
のテトラメチルアンモニウムヒドロキシドを連続的に加
え、生成したフェノールを精留塔より除去して反応を行
った。得られた反応物をギヤポンプを用いて連続的に抜
きだした。得られた反応物の重合度は固有粘度を測定す
ることで求めた。固有粘度[η]は、0.7g/dlの
反応物塩化メチレン溶液をウベロード粘度計を用いて測
定することで求めた。その結果[η]=0.16のプレ
ポリマーが得られた。
【0098】次いで該プレポリマーを内温を270℃、
内圧を133Pa(1mmHg)に保った8回転/毎分
で回転する本発明に係る図1の構造を持つ横型1軸反応
容器に、30kg/hrの供給速度で、連続的に供給し
た。
【0099】なお該反応装置の重合反応容器は内径(直
径)400mmであり、撹拌機の回転軸心に垂直に取り
付けられた2枚の開口円板と4枚のドーナツ円板とで区
切られた5個のセクションを有し、各ドーナツ円板間お
よび開口円板とドーナツ円板との間はそれぞれ6枚のか
きとり板と搬送板で連結されていた。
【0100】2枚の開口円板と4枚のドーナツ円板とは
厚さ10mm、直径395mmの円板状のものであり、
ドーナツ板にはその円板の中心部に直径150mmの切
り欠き部が一つ、開口円板には、当該円板の中心から円
周方向に197.5mm離れた点を中心として半径40
mmの円を描くことによって形成される切り欠き部を6
つ、等間隔に設けた。
【0101】かきとり板は、ドーナツ板間およびドーナ
ツ板と開口円板との間にそれぞれのセクションについて
6本づつ設けた。なお、かきとり板の形状は、縦90m
m、横150mm、厚さ12mmの平面板状体であり、
図10に示すごとく、その傾斜を定める角度θは、45
゜であり、かきとり板のかきとり部位と重合反応容器内
壁との隙間は2.5mmに保たれた。
【0102】搬送板は、ドーナツ板間およびドーナツ板
と開口円板との間にそれぞれのセクションについて6本
づつ設けた。なお、搬送板の形状は、図12に示すよう
に縦30mm、横150mm、厚さ12mmの平面板状
体19に包み込まれる、断面が紡錘状のものであって、
図11に示すごとく、その傾斜を定める角度θは、それ
ぞれの搬送板について、被処理液入り口に近いほうを1
0゜、遠いほうを15゜としたものであり、搬送板のか
きとり部位と重合反応容器内壁との隙間は2.5mmに
保たれた。
【0103】ここで、図11を用いて、上述した「平面
板状体の一面であって、撹拌機の回転方向から見て表側
になる面が、当該平面板状体を、被処理液の移動方向と
は逆の方向(すなわち、図1のTの逆方向)から眺めた
場合に、見ることができるようになっている」ことにつ
いて説明すると、「平面板状体の一面であって、撹拌機
の回転方向から見て表側になる面」とは、図11におい
て、撹拌機の回転方向をUとした場合に、搬送板の面の
うち図に現れている面18を意味し、「当該平面板状体
を、被処理液の移動方向とは逆の方向(すなわち、図1
のTの逆方向)から眺めた場合に、見ることができるよ
うになっている」とは、図11のV方向から眺めた場合
のように、当該「撹拌機の回転方向をUとした場合に、
搬送板の面のうち図に現れている面18」が見えるよう
になっていることを意味する。
【0104】なお、この搬送板がドーナツ板と接続する
様子を図13に示した。
【0105】発生するフェノールを系外に除去しつつさ
らに重合させることにより[η]=0.45のポリカー
ボネートを連続的に得た。横型1軸反応容器の入口側の
被処理液の粘度は270℃において30Poiseであ
り、出口側被処理液の粘度は270℃において1400
0Poiseであった。16日間の運転後、該重合反応
容器内壁を肉眼で観察すると、運転前の金属光沢を維持
していた。
【0106】また、さらに、6ヶ月運転を続行し、その
後該重合反応容器内壁を肉眼で観察した結果、運転前の
金属光沢を維持していることが判明した。
【0107】[実施例2]搬送板のかきとり部位と重合
反応容器内壁との隙間が20mmになるよう搬送板の幅
を狭くした(具体的には、重合反応容器内壁との隙間が
20mmを超える部位を切り欠いた)以外は実施例1と
同様にして重合反応を行なった。
【0108】出口被処理液の粘度は270℃において1
4000Poiseに達し、実施例1の場合と変わりな
かった。
【0109】また、16日間の運転後、該重合反応容器
内壁を肉眼で観察すると、運転前の金属光沢を維持して
いた。
【0110】しかし、さらに、6ヶ月運転を続行し、そ
の後該重合反応容器内壁を肉眼で観察した結果、上部内
壁に褐色物が付着していた。
【0111】[比較例1]各ドーナツ円板間および開口
円板とドーナツ円板との間を6枚のかきとり板で連結
し、搬送板を使用しないこと以外は実施例1と同様にし
て重合反応を行なった結果、出口被処理液の粘度は27
0℃において12000Poiseにとどまった。ま
た、16日間の運転後、該重合反応容器内壁を肉眼で観
察すると、上部内壁に褐色物が付着していた。
【0112】
【発明の効果】前記した構造を有する本発明の重合反応
装置によれば、かきとり板の回転と共に液面より持ち上
げられる被処理液は、重合反応容器内壁面に被処理液を
塗り付けながら頂部付近までの内壁面付着の被処理液表
面を常に更新すると共に、被処理液はほとんどが薄膜と
なり流下するが、本発明により、被処理液が落下した後
重合反応容器内壁とかきとり板の間に十分な被処理液が
保持され、表面を更新する能力が著しく増大し、効率よ
く反応し、また重合装置入り口から出口方向への被処理
液の移動が十分となり滞留時間にムラがなくなり、反応
ムラが減少し、着色、架橋、ゲル発生等の滞留劣化が抑
制された重合物を得ることができ、製品品質にきわめて
良い結果が得られた。
【0113】とくに、搬送板に被処理液のかきとり機能
を付与した場合にはこの効果が大きいことも示された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円筒状横形重合反容器を有する重
合反応装置の断面図の一例を示す。
【図2】本発明に係る円筒状横形重合反応容器に設置さ
れたスクレーパーの一例を示す。
【図3】図1の撹拌機をX−X面で切り取った場合のド
ーナツ円板11(1)をT方向から見た表面図である。
【図4】図1の撹拌機をY−Y面で切り取った場合の開
口円板5をT方向から見た表面図である。
【図5】ドーナツ円板の表面を表わす図。平面板状体の
厚み方向における中心断面がドーナツ円板の表面と交わ
ってできる交線(線分)は、かきとり板1枚についての
ものだけが示されている。
【図6】あるドーナツ円板の表面と、かきとり板によっ
て連結されたもう一つのドーナツ円板の表面とを、撹拌
機の回転軸心方向から重ねて、図1のT方向から見たも
のを表わす図である。
【図7】かきとり板の例を示す図である。
【図8】ドーナツ板上におけるかきとり板の位置を例示
する図である。
【図9】開口板上におけるかきとり板の位置を例示する
図である。
【図10】ドーナツ板間に取り付けられた1枚のかきと
り板の形状を表わす斜視図である。
【図11】ドーナツ板間に取り付けられた1枚の搬送板
の形状を表わす斜視図である。
【図12】実施例1に係る搬送板を表わす図である。
【図13】実施例1における搬送板がドーナツ板と接続
する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 円筒状重合反応容器 2 被処理液の入口 3 被処理液の出口 4 揮発物質の出口 5 開口円板 6 搬送板 7 かきとり板 8 熱媒ジャケット 9 撹拌機 10 駆動装置 11 ドーナツ円板 11(1) ドーナツ円板 11(2) ドーナツ円板 12 軸受 13 かきとり板がドーナツ円板または開口円板
と接続する部分 14 搬送板がドーナツ円板または開口円板と接
続する部分 15 ドーナツ円板の切り欠き部分 16 開口円板の開口部 17 開口円板と撹拌機攪拌軸との接続用の穴 18 搬送板(平面板状体)の一面 19 平面板状体 20 平面板状体の厚み方向における中心断面の
端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に水平に置かれた円筒状重合反応
    容器の下部または側面に液の入口と出口とを有し、重合
    反応容器の上部に揮発物の出口を有し、かつ、当該重合
    反応容器の内部の被処理液を攪拌するための撹拌機であ
    って、 1)当該重合反応容器の軸心と同軸の回転軸心を有し、 2)当該重合反応容器の長手方向の両端ではその軸が支
    持部材によって支持されており、 3)当該重合反応容器内部では実質的に軸を有さず、 4)当該撹拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けら
    れた複数個のドーナツ円板と、 5)当該重合反応容器の長手方向の両端近くに、当該撹
    拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けられた2枚の
    開口円板と、 6)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
    円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
    転する部位を持ち、当該重合反応容器の入口より出口に
    向けて被処理液を移動させるための送り機構を有する搬
    送板とを含むもの、を持つ重合反応装置。
  2. 【請求項2】 実質的に水平に置かれた円筒状重合反応
    容器の下部または側面に液の入口と出口とを有し、重合
    反応容器の上部に揮発物の出口を有し、かつ、当該重合
    反応容器の内部の被処理液を攪拌するための撹拌機であ
    って、 1)当該重合反応容器の軸心と同軸の回転軸心を有し、 2)当該重合反応容器の長手方向の両端ではその軸が支
    持部材によって支持されており、 3)当該重合反応容器内部では実質的に軸を有さず、 4)当該撹拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けら
    れた複数個のドーナツ円板と、 5)当該重合反応容器の長手方向の両端近くに、当該撹
    拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けられた2枚の
    開口円板と、 6)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
    円板との間を連結し、当該重合反応容器の入口より出口
    に向けて被処理液を移動させるための送り機構を有する
    搬送板と、 7)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
    円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
    転する部位によって重合反応容器の内側全周をかきとり
    被処理液をすくい上げるかきとり板とを含むもの、を持
    つ重合反応装置。
  3. 【請求項3】 実質的に水平に置かれた円筒状重合反応
    容器の下部または側面に液の入口と出口とを有し、重合
    反応容器の上部に揮発物の出口を有し、かつ、当該重合
    反応容器の内部の被処理液を攪拌するための撹拌機であ
    って、 1)当該重合反応容器の軸心と同軸の回転軸心を有し、 2)当該重合反応容器の長手方向の両端ではその軸が支
    持部材によって支持されており、 3)当該重合反応容器内部では実質的に軸を有さず、 4)当該撹拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けら
    れた複数個のドーナツ円板と、 5)当該重合反応容器の長手方向の両端近くに、当該撹
    拌機の回転軸心に対しほぼ垂直に取り付けられた2枚の
    開口円板と、 6)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
    円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
    転する部位を持ち、当該重合反応容器の入口より出口に
    向けて被処理液を移動させるための送り機構を有する搬
    送板と 7)隣接するドーナツ円板間またはドーナツ円板と開口
    円板との間を連結し、重合反応容器の内壁に近接して回
    転する部位によって重合反応容器の内側全周をかきとり
    被処理液をすくい上げるかきとり板とを含むもの、を持
    つ重合反応装置。
  4. 【請求項4】 当該かきとり板と当該搬送板とが、ドー
    ナツ円板または開口円板と連結する部分が、当該ドーナ
    ツ円板または当該開口円板上において、円周方向に交互
    に存在することを特徴とする請求項2または3記載の重
    合反応装置。
  5. 【請求項5】 芳香族ジオール化合物と炭酸ジエステル
    化合物とを重縮合せしめてポリカーボネートを製造する
    反応に使用することを特徴とする請求項1、2、3また
    は4記載の重合反応装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056356A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Teijin Ltd 横型反応装置
JP2016521794A (ja) * 2013-06-12 2016-07-25 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se ガス状物質を分離しながらポリマーを合成するための、少なくとも1つの円柱形の区分を有する反応室を含む装置
KR20180079588A (ko) * 2016-12-30 2018-07-11 주식회사 효성 균일 교반을 위한 스웰링용 교반장치

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