JPH11294112A - 火力自家発電プラントの制御装置 - Google Patents
火力自家発電プラントの制御装置Info
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- JPH11294112A JPH11294112A JP11617398A JP11617398A JPH11294112A JP H11294112 A JPH11294112 A JP H11294112A JP 11617398 A JP11617398 A JP 11617398A JP 11617398 A JP11617398 A JP 11617398A JP H11294112 A JPH11294112 A JP H11294112A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製紙工程の紙切れによる消費蒸気の変動に自
動的に対応できる火力自家発電プラントの制御装置を提
供すること。 【解決手段】 高圧段2と低圧段3のタービンにより駆
動される発電機1を有する火力自家発電プラントを用
い、発電に使用されて低圧となった蒸気を製紙工程7で
使用するようにした火力自家発電プラントにおいて、前
記高圧段2と低圧段3の間に設けられた抽気弁4を制御
することにより抽気圧力を制御するタービンガバナ16
の抽気弁開度指令信号S1 と、低圧蒸気ライン12の低
圧蒸気圧力信号S2 と、製紙工程における紙切れ発生信
号S3 とをコンピュータ17に入力し、該コンピュータ
17で製紙工程7の消費蒸気の変化に応じた大気放出弁
開度を算出して大気放出弁5を制御することにより、抽
気弁4の開度を一定に保って製紙工程の紙切れによる蒸
気消費の変化に応じた低圧蒸気の制御を行なう。
動的に対応できる火力自家発電プラントの制御装置を提
供すること。 【解決手段】 高圧段2と低圧段3のタービンにより駆
動される発電機1を有する火力自家発電プラントを用
い、発電に使用されて低圧となった蒸気を製紙工程7で
使用するようにした火力自家発電プラントにおいて、前
記高圧段2と低圧段3の間に設けられた抽気弁4を制御
することにより抽気圧力を制御するタービンガバナ16
の抽気弁開度指令信号S1 と、低圧蒸気ライン12の低
圧蒸気圧力信号S2 と、製紙工程における紙切れ発生信
号S3 とをコンピュータ17に入力し、該コンピュータ
17で製紙工程7の消費蒸気の変化に応じた大気放出弁
開度を算出して大気放出弁5を制御することにより、抽
気弁4の開度を一定に保って製紙工程の紙切れによる蒸
気消費の変化に応じた低圧蒸気の制御を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力自家発電プラ
ントの制御装置に関し、詳しくは、製紙工場に設置され
る火力自家発電プラントの蒸気を製紙工程の紙切れに対
応して自動制御する装置に関するものである。
ントの制御装置に関し、詳しくは、製紙工場に設置され
る火力自家発電プラントの蒸気を製紙工程の紙切れに対
応して自動制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力自家発電プラントを有する製紙工場
では、発電に用いて低圧となった蒸気を製紙工程で使用
するようにしている。この製紙工程では、抄紙機がしば
しば紙切れを起こし、このときは低圧蒸気は不要となる
ため、不要となった余剰蒸気を一時的に逃してやる必要
がある。このような紙切れの際の大量の余剰蒸気の処理
のため(通常時も製紙工程での蒸気使用量が変動するの
でその対策のためでもある)に、図4に示すような手段
がとられている。
では、発電に用いて低圧となった蒸気を製紙工程で使用
するようにしている。この製紙工程では、抄紙機がしば
しば紙切れを起こし、このときは低圧蒸気は不要となる
ため、不要となった余剰蒸気を一時的に逃してやる必要
がある。このような紙切れの際の大量の余剰蒸気の処理
のため(通常時も製紙工程での蒸気使用量が変動するの
でその対策のためでもある)に、図4に示すような手段
がとられている。
【0003】図4において、発電機1のタービンの高圧
段2にはボイラ6から高圧蒸気を供給する。高圧段2と
低圧段3の間には抽気弁4を設け、この抽気弁4で低圧
蒸気圧力を一定に保つよう制御することにより、低圧蒸
気を低圧段3に逃している。さらに、高圧段2を出た低
圧蒸気は製紙工程7に送られる。紙切れ等により蒸気が
余剰となって、低圧蒸気圧力が上昇すると、大気放出弁
5が開いて蒸気放出口50より低圧蒸気を大気中に逃す
ようになっている。
段2にはボイラ6から高圧蒸気を供給する。高圧段2と
低圧段3の間には抽気弁4を設け、この抽気弁4で低圧
蒸気圧力を一定に保つよう制御することにより、低圧蒸
気を低圧段3に逃している。さらに、高圧段2を出た低
圧蒸気は製紙工程7に送られる。紙切れ等により蒸気が
余剰となって、低圧蒸気圧力が上昇すると、大気放出弁
5が開いて蒸気放出口50より低圧蒸気を大気中に逃す
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、製紙工場にお
ける電力系統は、図5に示すように火力自家発電用の発
電機1、遮断器9の系統と、電力会社(商用電力)8、
遮断器10の系統とが並列で運用されるようになってい
る。タービンの低圧段3に流れる蒸気が多くなると発電
機1の出力が増加するため、その分電力会社8の系統か
らの買電は減少する。ところが、電力会社系統の遮断器
10を「切」に設定し、買電の供給は受けない自家発電
単独運転をしている場合、製紙工場の使用電力と、発電
機1による自家発電電力とが一致しており、発電機1の
出力をそれ以上増やすことはできない。
ける電力系統は、図5に示すように火力自家発電用の発
電機1、遮断器9の系統と、電力会社(商用電力)8、
遮断器10の系統とが並列で運用されるようになってい
る。タービンの低圧段3に流れる蒸気が多くなると発電
機1の出力が増加するため、その分電力会社8の系統か
らの買電は減少する。ところが、電力会社系統の遮断器
10を「切」に設定し、買電の供給は受けない自家発電
単独運転をしている場合、製紙工場の使用電力と、発電
機1による自家発電電力とが一致しており、発電機1の
出力をそれ以上増やすことはできない。
【0005】このような運転状態において、高圧段2に
入るボイラ6からの高圧蒸気を減少させれば、発電機1
の出力を一定に保つことができるが、微粉炭等を燃料と
するボイラ6は、急速には発生蒸気量を変動させること
ができない。また、図4における大気放出弁5は、一般
に補助的に用いられるものであり、急速な低圧蒸気の変
動には追従できない。製紙工程7における紙切れが復旧
する際、定常時の1.5〜2倍程度の蒸気が一気に消費
されるため、紙切れ時の余剰分の蒸気のみを大気放出
し、紙切れ復旧と共に大気放出弁5を閉じるようにした
場合は蒸気が不足することは免れない。
入るボイラ6からの高圧蒸気を減少させれば、発電機1
の出力を一定に保つことができるが、微粉炭等を燃料と
するボイラ6は、急速には発生蒸気量を変動させること
ができない。また、図4における大気放出弁5は、一般
に補助的に用いられるものであり、急速な低圧蒸気の変
動には追従できない。製紙工程7における紙切れが復旧
する際、定常時の1.5〜2倍程度の蒸気が一気に消費
されるため、紙切れ時の余剰分の蒸気のみを大気放出
し、紙切れ復旧と共に大気放出弁5を閉じるようにした
場合は蒸気が不足することは免れない。
【0006】また、紙切れ復旧時は、復旧信号が来る前
に蒸気が消費され始めるため、大気放出弁5を閉じるタ
イミングの見極めが困難である。したがって、従来は、
これらの機能を自動化することができないため、運転員
の経験に基づいて手動で大気放出弁を操作していた。本
発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、特に、製紙工程の紙切れ
による消費蒸気の変動に自動的に対応できる火力自家発
電プラントの制御装置を提供するにある。
に蒸気が消費され始めるため、大気放出弁5を閉じるタ
イミングの見極めが困難である。したがって、従来は、
これらの機能を自動化することができないため、運転員
の経験に基づいて手動で大気放出弁を操作していた。本
発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、特に、製紙工程の紙切れ
による消費蒸気の変動に自動的に対応できる火力自家発
電プラントの制御装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、高圧段と低圧段のタービンにより駆動さ
れる発電機を有する火力自家発電プラントを用い、発電
に使用されて低圧となった蒸気を製紙工程で使用するよ
うにした火力自家発電プラントの制御装置において、前
記高圧段と低圧段の間に設けられた抽気弁を制御するこ
とにより抽気圧力を制御するタービンガバナの抽気弁開
度指令信号と、低圧蒸気ラインからの低圧蒸気圧力信号
と、製紙工程における紙切れ発生信号とをコンピュータ
に入力し、該コンピュータで前記製紙工程の消費蒸気の
変化に応じた大気放出弁開度を算出して大気放出弁を制
御することにより、前記抽気弁の開度を一定に保って製
紙工程の紙切れによる蒸気消費の変化に応じた低圧蒸気
の制御を行なうことを特徴とする。
め、本発明は、高圧段と低圧段のタービンにより駆動さ
れる発電機を有する火力自家発電プラントを用い、発電
に使用されて低圧となった蒸気を製紙工程で使用するよ
うにした火力自家発電プラントの制御装置において、前
記高圧段と低圧段の間に設けられた抽気弁を制御するこ
とにより抽気圧力を制御するタービンガバナの抽気弁開
度指令信号と、低圧蒸気ラインからの低圧蒸気圧力信号
と、製紙工程における紙切れ発生信号とをコンピュータ
に入力し、該コンピュータで前記製紙工程の消費蒸気の
変化に応じた大気放出弁開度を算出して大気放出弁を制
御することにより、前記抽気弁の開度を一定に保って製
紙工程の紙切れによる蒸気消費の変化に応じた低圧蒸気
の制御を行なうことを特徴とする。
【0008】又、紙切れ発生時には、前記製紙工程から
の紙切れ発生信号に基づいて前記大気放出弁を急速開と
した後紙切れ復旧時の必要蒸気相当分だけ徐々に開とす
る2段階で開度を制御し、紙切れ復旧時には、前記ター
ビンガバナより出力される抽気弁開度指令信号により抽
気弁開度を一定に保って発電機出力を一定するように前
記大気放出弁を蒸気消費量に応じて開度制御するように
している。
の紙切れ発生信号に基づいて前記大気放出弁を急速開と
した後紙切れ復旧時の必要蒸気相当分だけ徐々に開とす
る2段階で開度を制御し、紙切れ復旧時には、前記ター
ビンガバナより出力される抽気弁開度指令信号により抽
気弁開度を一定に保って発電機出力を一定するように前
記大気放出弁を蒸気消費量に応じて開度制御するように
している。
【0009】本発明では、大気放出弁は通常時は、全閉
となっており、製紙工程において紙切れにより余剰蒸気
が発生すると、紙切れ発生信号がコンピュータに通知さ
れ、固定開度指令制御部からの出力で大気放出弁を急速
開放して余剰蒸気相当分を大気中に放出する。
となっており、製紙工程において紙切れにより余剰蒸気
が発生すると、紙切れ発生信号がコンピュータに通知さ
れ、固定開度指令制御部からの出力で大気放出弁を急速
開放して余剰蒸気相当分を大気中に放出する。
【0010】その後、固定開度指令制御部の指令により
紙切れ復旧時の大量の蒸気消費に備えて大気放出弁を徐
々に開き、タービンガバナの働きにより、発電電力が一
定に保たれるように徐々にボイラの蒸発量が増加する。
そして、抽気弁開度指令信号に基づいて抽気弁開度制御
部で大気放出弁の開度を増減させ、この制御により抽気
弁の開度を一定に保ち、発電電力は変化しない。
紙切れ復旧時の大量の蒸気消費に備えて大気放出弁を徐
々に開き、タービンガバナの働きにより、発電電力が一
定に保たれるように徐々にボイラの蒸発量が増加する。
そして、抽気弁開度指令信号に基づいて抽気弁開度制御
部で大気放出弁の開度を増減させ、この制御により抽気
弁の開度を一定に保ち、発電電力は変化しない。
【0011】紙切れ復旧信号が来る前に、製紙工程では
蒸気を消費しはじめるが、抽気弁開度制御部による一定
制御によって、製紙工程で消費される蒸気相当分、大気
放出弁が閉じ、次いで紙切れ復旧となり、製紙工程が通
常運転に戻る。大気放出弁の開度は前記増加分開いた状
態となり、その分の大気が大気放出弁から放出される。
紙切れ復旧信号がきてから一定時間経過後、大気放出弁
を全閉とする。
蒸気を消費しはじめるが、抽気弁開度制御部による一定
制御によって、製紙工程で消費される蒸気相当分、大気
放出弁が閉じ、次いで紙切れ復旧となり、製紙工程が通
常運転に戻る。大気放出弁の開度は前記増加分開いた状
態となり、その分の大気が大気放出弁から放出される。
紙切れ復旧信号がきてから一定時間経過後、大気放出弁
を全閉とする。
【0012】従って本発明によれば、操作端としては従
来の抽気弁および大気放出弁をそのまま用いて精度の高
い紙切れ対策の制御装置が構成できると共に、大気放出
弁の開閉操作が完全自動化され、紙切れ復旧時における
大気放出弁閉操作のタイミングを見極めて手動で操作す
るという従来の手間がなくなり、火力自家発電プラント
の運転操作が安全、確実に行なえる。
来の抽気弁および大気放出弁をそのまま用いて精度の高
い紙切れ対策の制御装置が構成できると共に、大気放出
弁の開閉操作が完全自動化され、紙切れ復旧時における
大気放出弁閉操作のタイミングを見極めて手動で操作す
るという従来の手間がなくなり、火力自家発電プラント
の運転操作が安全、確実に行なえる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態
に記載されている構造部品の寸法、材質、形状、相対位
置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範
囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に
過ぎない。なお、図4と同一部材または同一機能のもの
は同一符号で示している。
施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態
に記載されている構造部品の寸法、材質、形状、相対位
置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範
囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に
過ぎない。なお、図4と同一部材または同一機能のもの
は同一符号で示している。
【0014】図1において、1は発電機、2はタービン
の高圧段、3はタービンの低圧段で、ボイラ6から高圧
段2に高圧蒸気が供給される。高圧段2と低圧段3との
間には抽気弁4が設けられており、この抽気弁4で低圧
蒸気圧力を一定に保つよう制御することにより、低圧蒸
気をタービンの低圧段3に逃している。高圧段2の排気
側から低圧蒸気ライン12を介して大気放出弁5と製紙
工場における製紙工程7に接続されている。低圧蒸気ラ
イン12には、抽気圧力計14および低圧蒸気圧力計1
5が設けられている。
の高圧段、3はタービンの低圧段で、ボイラ6から高圧
段2に高圧蒸気が供給される。高圧段2と低圧段3との
間には抽気弁4が設けられており、この抽気弁4で低圧
蒸気圧力を一定に保つよう制御することにより、低圧蒸
気をタービンの低圧段3に逃している。高圧段2の排気
側から低圧蒸気ライン12を介して大気放出弁5と製紙
工場における製紙工程7に接続されている。低圧蒸気ラ
イン12には、抽気圧力計14および低圧蒸気圧力計1
5が設けられている。
【0015】抽気圧力計14の出力信号はタービンガバ
ナ16に入力され、このタービンガバナ16で抽気圧力
一定制御演算を行ない、その結果を抽気開度指令信号S
1 として抽気弁4に入力させると共に、コンピュータ1
7へも分岐入力させる。コンピュータ17には、この抽
気弁開度指令信号S1 のほか、前記低圧蒸気圧力計15
からの低圧蒸気圧力信号S2 、および製紙工程7の紙切
れが発生したときに出力する紙切れ発生信号S3 が入力
され、これらの信号S1 、S2 、S3 に基づいて大気放
出弁開度指令信号S4 を大気放出弁5に入力して大気放
出弁5を開閉制御するようになっている。
ナ16に入力され、このタービンガバナ16で抽気圧力
一定制御演算を行ない、その結果を抽気開度指令信号S
1 として抽気弁4に入力させると共に、コンピュータ1
7へも分岐入力させる。コンピュータ17には、この抽
気弁開度指令信号S1 のほか、前記低圧蒸気圧力計15
からの低圧蒸気圧力信号S2 、および製紙工程7の紙切
れが発生したときに出力する紙切れ発生信号S3 が入力
され、これらの信号S1 、S2 、S3 に基づいて大気放
出弁開度指令信号S4 を大気放出弁5に入力して大気放
出弁5を開閉制御するようになっている。
【0016】図2は、前記コンピュータ17の内部の制
御ブロックの詳細を示している。前記抽気弁開度指令信
号S1 が入力される抽気弁開度制御部20と、低圧蒸気
圧力信号S2 が入力される圧力制御部21と、紙切れ発
生信号S3 が入力される固定開度指令制御部19を有
し、これらの各制御部19、20、21からの制御信号
を切替える切替ロジック22を備えている。この切替ロ
ジック22の出力信号(大気放出弁開度指令信号)S4
は大気放出弁5に入力されて大気放出弁5の開度を制御
するようになっている。50は蒸気放出口である。
御ブロックの詳細を示している。前記抽気弁開度指令信
号S1 が入力される抽気弁開度制御部20と、低圧蒸気
圧力信号S2 が入力される圧力制御部21と、紙切れ発
生信号S3 が入力される固定開度指令制御部19を有
し、これらの各制御部19、20、21からの制御信号
を切替える切替ロジック22を備えている。この切替ロ
ジック22の出力信号(大気放出弁開度指令信号)S4
は大気放出弁5に入力されて大気放出弁5の開度を制御
するようになっている。50は蒸気放出口である。
【0017】図3は、上記制御装置の動作を示すチャー
トであって、(a)は製紙工程での低圧蒸気使用量の変
化の一例を示すチャート、(b)は大気放出弁5の開度
の変化を示すチャート、(c)はボイラ発熱量および発
電機出力の変化を示すチャートである。
トであって、(a)は製紙工程での低圧蒸気使用量の変
化の一例を示すチャート、(b)は大気放出弁5の開度
の変化を示すチャート、(c)はボイラ発熱量および発
電機出力の変化を示すチャートである。
【0018】図3(b)において、大気放出弁5は通常
時はコンピュータ17の圧力制御部21の制御信号によ
りほぼ全閉となっている。製紙工程7において紙切れに
より余剰蒸気が発生すると、それが低圧蒸気ライン12
内の圧力上昇となって現れるよりも早く、紙切れ発生信
号S3 が製紙工程7から出て(図3(a)の点T1 )、
この信号S3 がコンピュータ17に通知され、固定開度
指令制御部19からの出力で切替ロジック22から固定
開度指令を出力し、この出力で大気放出弁5を急速開放
して余剰蒸気相当分を大気中に放出する。
時はコンピュータ17の圧力制御部21の制御信号によ
りほぼ全閉となっている。製紙工程7において紙切れに
より余剰蒸気が発生すると、それが低圧蒸気ライン12
内の圧力上昇となって現れるよりも早く、紙切れ発生信
号S3 が製紙工程7から出て(図3(a)の点T1 )、
この信号S3 がコンピュータ17に通知され、固定開度
指令制御部19からの出力で切替ロジック22から固定
開度指令を出力し、この出力で大気放出弁5を急速開放
して余剰蒸気相当分を大気中に放出する。
【0019】その後、図3(b)に示すように、固定開
度指令制御部19の指令により、紙切れ復旧時の大量の
蒸気消費に備えて開度が+αだけ増加するまで大気放出
弁5を徐々に開く。このとき、抽気圧力計14からの信
号に基づくタービンガバナ16の働きにより、発電電力
が一定に保たれるように徐々にボイラ6の蒸発量も徐々
に増加する(図3(c))。そして、大気放出弁5は+
αだけ開いた後、その時点での抽気弁開度指令信号S1
に基づいて、抽気弁4の開度を一定にする抽気弁開度制
御部20に切替えて、大気放出弁5の開度を増減させ
る。この制御により抽気弁4の開度は一定に保たれ、発
電機1による発電電力は変化しない(図3(c)参
照)。
度指令制御部19の指令により、紙切れ復旧時の大量の
蒸気消費に備えて開度が+αだけ増加するまで大気放出
弁5を徐々に開く。このとき、抽気圧力計14からの信
号に基づくタービンガバナ16の働きにより、発電電力
が一定に保たれるように徐々にボイラ6の蒸発量も徐々
に増加する(図3(c))。そして、大気放出弁5は+
αだけ開いた後、その時点での抽気弁開度指令信号S1
に基づいて、抽気弁4の開度を一定にする抽気弁開度制
御部20に切替えて、大気放出弁5の開度を増減させ
る。この制御により抽気弁4の開度は一定に保たれ、発
電機1による発電電力は変化しない(図3(c)参
照)。
【0020】紙切れ復旧(オンリール)信号が来る前
に、製紙工程7では蒸気を消費し始める(図3(a)の
点T2 )。これにより、低圧蒸気ライン12の低圧蒸気
圧力が低下し始めるため、抽気圧力計14からの信号で
タービンガバナ16の作用により抽気弁開度指令信号S
1 が減少し始める。しかるに、抽気弁開度制御部20に
よる抽気弁開度一定制御によって、結果的に製紙工程7
で消費される蒸気相当分、大気放出弁5が閉じてくる
(図3(b)参照)。
に、製紙工程7では蒸気を消費し始める(図3(a)の
点T2 )。これにより、低圧蒸気ライン12の低圧蒸気
圧力が低下し始めるため、抽気圧力計14からの信号で
タービンガバナ16の作用により抽気弁開度指令信号S
1 が減少し始める。しかるに、抽気弁開度制御部20に
よる抽気弁開度一定制御によって、結果的に製紙工程7
で消費される蒸気相当分、大気放出弁5が閉じてくる
(図3(b)参照)。
【0021】次いで紙切れ復旧(図3(a)の点T3 )
となり、紙切れ発生信号S3 はオフになり、少し経過後
の点T3 から製紙工程7が通常運転に戻り、大気放出弁
5は前記+α相当分開いた状態となる。紙切れ復旧信号
がきて(点T3 )から一定時間経過後、固定開度指令制
御部19からの指令により徐々に大気放出弁5を全閉と
した後に前記+α相当分開いた状態となる。それ以降は
低圧蒸気圧力計15の低圧蒸気圧力信号S2 に基づく圧
力制御部21の制御に戻し、上記動作を繰り返す。
となり、紙切れ発生信号S3 はオフになり、少し経過後
の点T3 から製紙工程7が通常運転に戻り、大気放出弁
5は前記+α相当分開いた状態となる。紙切れ復旧信号
がきて(点T3 )から一定時間経過後、固定開度指令制
御部19からの指令により徐々に大気放出弁5を全閉と
した後に前記+α相当分開いた状態となる。それ以降は
低圧蒸気圧力計15の低圧蒸気圧力信号S2 に基づく圧
力制御部21の制御に戻し、上記動作を繰り返す。
【0022】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の火力自
家発電プラントの制御装置によれば、タービンガバナの
抽気弁開度指令信号と、低圧蒸気圧力信号と、紙切れ発
生信号とをコンピュータに入力し、製紙工程の消費蒸気
の変動に応じた大気放出弁開度を演算して大気放出弁を
制御し、抽気弁の開度を一定に保って発電電力を一定に
するように制御するようにしたので、操作端としては従
来の抽気弁および大気放出弁をそのまま用いて精度の高
い紙切れ対策の制御装置が構成できると共に、大気放出
弁の開閉操作が完全自動化され、紙切れ復旧時における
大気放出弁閉操作のタイミングを見極めて手動で操作す
るという従来の手間がなくなり、火力自家発電プラント
の運転操作が安全、確実に行なえるという効果がある。
家発電プラントの制御装置によれば、タービンガバナの
抽気弁開度指令信号と、低圧蒸気圧力信号と、紙切れ発
生信号とをコンピュータに入力し、製紙工程の消費蒸気
の変動に応じた大気放出弁開度を演算して大気放出弁を
制御し、抽気弁の開度を一定に保って発電電力を一定に
するように制御するようにしたので、操作端としては従
来の抽気弁および大気放出弁をそのまま用いて精度の高
い紙切れ対策の制御装置が構成できると共に、大気放出
弁の開閉操作が完全自動化され、紙切れ復旧時における
大気放出弁閉操作のタイミングを見極めて手動で操作す
るという従来の手間がなくなり、火力自家発電プラント
の運転操作が安全、確実に行なえるという効果がある。
【図1】本発明に係る火力自家発電プラントの制御装置
の実施の形態を示す構成図である。
の実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明装置の制御ブロック図である。
【図3】本発明装置の動作を示すチャートである。
【図4】従来の製紙工場の火力自家発電の概念図であ
る。
る。
【図5】製紙工場の一般的な電力系統図である。
1 発電機 2 タービンの高圧段 3 タービンの低圧段 4 抽気弁 5 大気放出弁 6 ボイラ 7 製紙工程 16 タービンガバナ 17 コンピュータ 19 固定開度指令制御部 20 抽気弁開度制御部 21 圧力制御部 S1 抽気弁開度指令信号 S2 低圧蒸気圧力信号 S3 紙切れ発生信号 S4 大気放出弁開度指令信号
Claims (2)
- 【請求項1】 高圧段と低圧段のタービンにより駆動さ
れる発電機を有する火力自家発電プラントを用い、発電
に使用されて低圧となった蒸気を製紙工程で使用するよ
うにした火力自家発電プラントの制御装置において、 前記高圧段と低圧段の間に設けられた抽気弁を制御する
ことにより抽気圧力を制御するタービンガバナの抽気弁
開度指令信号と、低圧蒸気ラインからの低圧蒸気圧力信
号と、製紙工程における紙切れ発生信号とをコンピュー
タに入力し、該コンピュータで前記製紙工程の消費蒸気
の変化に応じた大気放出弁開度を算出して大気放出弁を
制御することにより、前記抽気弁の開度を一定に保って
製紙工程の紙切れによる蒸気消費の変化に応じた低圧蒸
気の制御を行なうことを特徴とする火力自家発電プラン
トの制御装置。 - 【請求項2】 紙切れ発生時には、前記製紙工程からの
紙切れ発生信号に基づいて前記大気放出弁を急速開とし
た後紙切れ復旧時の必要蒸気相当分だけ徐々に開とする
2段階で開度を制御し、紙切れ復旧時には、前記タービ
ンガバナより出力される抽気弁開度指令信号により抽気
弁開度を一定に保って発電機出力を一定するように前記
大気放出弁を蒸気消費量に応じて開度制御することを特
徴とする請求項1記載の火力自家発電プラントの制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11617398A JPH11294112A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 火力自家発電プラントの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11617398A JPH11294112A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 火力自家発電プラントの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294112A true JPH11294112A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14680612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11617398A Withdrawn JPH11294112A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 火力自家発電プラントの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294112A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101871370A (zh) * | 2010-06-18 | 2010-10-27 | 赵仁平 | 自备发电厂乏汽热焓综合利用系统及在造纸业的应用 |
| CN106988809A (zh) * | 2017-03-21 | 2017-07-28 | 华电电力科学研究院 | 一种工业抽汽网源一体负荷自动调节结构及其调节方法 |
| JP2019007391A (ja) * | 2017-06-22 | 2019-01-17 | 住友金属鉱山株式会社 | 蒸気タービン発電機の抽気制御方法 |
| CN116447188A (zh) * | 2023-05-16 | 2023-07-18 | 山东核电有限公司 | 核电机组低压缸调节阀门的控制系统及方法 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP11617398A patent/JPH11294112A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101871370A (zh) * | 2010-06-18 | 2010-10-27 | 赵仁平 | 自备发电厂乏汽热焓综合利用系统及在造纸业的应用 |
| CN106988809A (zh) * | 2017-03-21 | 2017-07-28 | 华电电力科学研究院 | 一种工业抽汽网源一体负荷自动调节结构及其调节方法 |
| CN106988809B (zh) * | 2017-03-21 | 2019-07-02 | 华电电力科学研究院有限公司 | 一种工业抽汽网源一体负荷自动调节结构及其调节方法 |
| JP2019007391A (ja) * | 2017-06-22 | 2019-01-17 | 住友金属鉱山株式会社 | 蒸気タービン発電機の抽気制御方法 |
| CN116447188A (zh) * | 2023-05-16 | 2023-07-18 | 山东核电有限公司 | 核电机组低压缸调节阀门的控制系统及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |