JPH11294847A - 注湯装置 - Google Patents

注湯装置

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JPH11294847A
JPH11294847A JP10107244A JP10724498A JPH11294847A JP H11294847 A JPH11294847 A JP H11294847A JP 10107244 A JP10107244 A JP 10107244A JP 10724498 A JP10724498 A JP 10724498A JP H11294847 A JPH11294847 A JP H11294847A
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JP
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pouring
water level
bathtub
water
filling
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JP10107244A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ueda
哲生 上田
Tatsuo Yamaguchi
健生 山口
Kikuo Okamoto
喜久雄 岡本
Makoto Yonemoto
誠 米元
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Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴槽が空であることを使用者が知っている場合
には、短時間で設定水位に湯張りすることのできる注湯
装置を提供する。 【解決手段】浴槽40内の水位を検出する圧力センサ3
3と、浴槽40への湯張り動作を制御する湯張り制御部
60と、湯張り動作を実行する際の動作モードを選択す
る動作モード選択部51とを備え、湯張り制御部60
は、湯張り動作の途中で浴槽内の水位を確認しこれに基
づいてその後の注湯量を調整する確認注湯モードと、湯
張り動作の途中で浴槽内の水位を確認せずに注湯する高
速注湯モードとを有し、動作モード選択部51は、いず
れの動作モードで湯張りすべきかの選択指示を使用者か
ら受け付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽への湯張り機
能を備えた注湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、設定水位まで浴槽に自動湯張りす
る機能を備えた風呂釜等の注湯装置では、浴槽内に残り
湯が存在する場合を考慮し、設定水位まで一気に注湯せ
ず、所定量の湯を浴槽内に落とし込んだ段階で一旦水位
を調べ、設定水位まであと何リットル注湯する必要があ
るかを確認し注湯するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】使用者が浴室に設置さ
れたリモコンを操作して自動湯張りを始めるような場合
には、浴槽が空か否かを使用者自身が認識している場合
が多い。しかしながら、従来の技術では、浴槽が空であ
ることを使用者が知っている場合であっても、その情報
を取り入れることなく注湯装置自身が、湯張り動作の途
中で必ず残水量の確認を行うので、浴槽が空か否かにか
かわらず湯張り動作の完了までに常に長い時間を要して
しまうという問題があった。
【0004】また、湯張り動作の途中で水位センサを用
いて浴槽内の水位を確認するので、当該水位センサが故
障すると、浴槽への自動湯張りができなくなるという問
題があった。特に、集合住宅など浴室が狭い場合には、
浴槽への注湯を全自動風呂釜の機能に頼り、浴槽へ注湯
するためのカランを別途設けないことがあり、かかる場
合に水位センサが故障すると浴槽への注湯が全くできな
くなり、使用者に多大な迷惑をかけてしまうという問題
があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、浴槽が空であること
を使用者が認識している場合には、残水量の確認動作を
省いて短時間で希望の水位に湯張りすることのできる注
湯装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]浴槽(40)への湯張り機能を備えた注湯装置に
おいて、浴槽(40)内の水位を検出する水位検出手段
(33、53)と、浴槽(40)への湯張り動作を制御
する湯張り制御手段(60)と、前記湯張り制御手段
(60)が湯張り動作を実行する際の動作モードを選択
する動作モード選択手段(51、81、82)とを備
え、前記湯張り制御手段(60)は、前記動作モードと
して湯張り動作の途中で前記水位検出手段(33、5
3)によって浴槽(40)内の水位を確認しこれに基づ
いてその後の注湯量を調整する確認注湯モードと、湯張
り動作の途中で浴槽(40)内の水位を確認せずに注湯
する高速注湯モードとを有し、これらのうち前記動作モ
ード選択手段(51、81、82)によって選択された
動作モードで湯張り動作を実行することを特徴とする注
湯装置。
【0007】[2]浴槽(40)への湯張り機能を備え
た注湯装置において、浴槽(40)内の水位を検出する
水位検出手段(33、53)と、浴槽(40)への注湯
量を検出する流量検出手段(26、52)と、浴槽(4
0)への湯張り動作を制御する湯張り制御手段(60)
と、前記湯張り制御手段(60)が湯張り動作を実行す
る際の動作モードを選択する動作モード選択手段(5
1、81、82)とを備え、前記湯張り制御手段(6
0)は、前記動作モードとして湯張り動作の途中で前記
水位検出手段(33、53)によって浴槽(40)内の
水位を確認しこれに基づいてその後の注湯量を調整する
確認注湯モードと、湯張り動作の途中で浴槽(40)内
の水位を確認することなく前記流量検出手段(26、5
2)の検出する注湯量が所定量に達するまで注湯する高
速注湯モードとを有し、これらのうち前記動作モード選
択手段(51、81、82)によって選択された動作モ
ードで湯張り動作を実行することを特徴とする注湯装
置。
【0008】[3]浴槽(40)への湯張り機能を備え
た注湯装置において、浴槽(40)内の水位を検出する
水位検出手段(33、53)と、浴槽(40)への注湯
量を検出する流量検出手段(26、52)と、浴槽(4
0)への湯張り動作を制御する湯張り制御手段(60)
と、前記湯張り制御手段(60)が湯張り動作を実行す
る際の動作モードを選択する動作モード選択手段(5
1、81、82)と、浴槽(40)内の水位と浴槽(4
0)への注湯量との対応関係を示す水位注湯量データを
記憶した水位注湯量データ記憶手段(54)とを備え、
前記湯張り制御手段(60)は、前記動作モードとして
湯張り動作の途中で前記水位検出手段(33、53)に
よって浴槽(40)内の水位を確認しこれに基づいてそ
の後の注湯量を調整する確認注湯モードと、設定水位に
対応する注湯量を前記水位注湯量データから求め湯張り
動作の途中で浴槽(40)内の水位を確認することなく
前記流量検出手段(26、52)の検出する注湯量が前
記設定水位に対応する注湯量に達するまで注湯する高速
注湯モードとを有し、これらのうち前記動作モード選択
手段(51、81、82)によって選択された動作モー
ドで湯張り動作を実行することを特徴とする注湯装置。
【0009】[4]湯張り動作完了時に浴槽(40)内
に存在すべき湯量の指定を受け付ける湯量設定手段(8
3)を有し、前記湯張り制御手段(60)は、少なくと
も前記高速注湯モードで湯張り動作を行う際の注湯量を
前記湯量設定手段(83)の受け付けた前記指定に従っ
て変更することを特徴とする[1]、[2]または
[3]記載の注湯装置。
【0010】[5]前記動作モード選択手段(51、8
1、82)は、所定の操作部(80)を通じて受け付け
た使用者からの指示に従って前記動作モードを選択する
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]または[4]
記載の注湯装置。
【0011】[6]浴槽(40)内の水位と浴槽(4
0)への注湯量との対応関係を示す水位注湯量データを
記憶した水位注湯量データ記憶手段(54)と、前記水
位注湯量データ記憶手段(54)の記憶内容を修正する
水位注湯量データ修正手段(70)とを備え、前記水位
注湯量データ修正手段(70)は、前記高速注湯モード
による湯張り動作が完了するごとに前記水位検出手段
(33、53)によって浴槽(40)内の水位を検出
し、当該水位と今回の注湯量との対応関係を、前記水位
注湯量データの示す水位と注湯量との対応関係と比較
し、その比較結果として略同一の相違が繰り返し出現し
たとき、現在の水位注湯量データの示す水位と注湯量と
の対応関係が、前記水位検出手段(33、53)の検出
する実際の水位と前記流量検出手段(26、52)の検
出する実際の注湯量との対応関係に一致しなくなったと
判断し、前記水位注湯量データを修正することを特徴と
する[1]、[2]、[3]、[4]または[5]記載
の注湯装置。
【0012】[7]前記水位注湯量データ修正手段(7
0)は、前記水位注湯量データ記憶手段(54)の記憶
している水位注湯量データを、前記高速注湯モードで湯
張り動作を完了した際に実測した水位とそのときの注湯
量との対応関係に基づいて補正することを特徴とする
[6]記載の注湯装置。
【0013】[8]前記水位注湯量データ修正手段(7
0)は、水位注湯量データを修正する際に、水位と注湯
量との対応関係を改めて実測し直すことを特徴とする
[6]記載の注湯装置。
【0014】[9]前記動作モード選択手段(51、8
1、82)によって選択された動作モードが、前記高速
注湯モードであるか否かを表示する動作モード表示手段
(84)を有することを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]、[6]、[7]または[8]
記載の注湯装置。
【0015】前記本発明は次のように作用する。湯張り
制御手段(60)は、湯張り動作の途中で水位検出手段
(33、53)によって浴槽(40)内の水位を確認し
これに基づいてその後の注湯量を調整する確認注湯モー
ドと、湯張り動作の途中で浴槽(40)内の水位を確認
せずに注湯する高速注湯モードの2つの動作モードを少
なくとも備えており、これらのうち動作モード選択手段
(51、81、82)によって選択された動作モードで
湯張り動作を実行する。
【0016】たとえば、確認注湯モードと高速注湯モー
ドのいずれの動作モードで湯張りすべきかを、動作モー
ド選択手段(51、81、82)を通じて使用者に選択
させるようにすれば、浴槽(40)が空であることを認
識している場合には、使用者は、通常、高速注湯モード
を選択するので、短時間で湯張りすることが可能にな
る。一方、残水のあることを知っている場合あるいは残
水の有無を認識していない場合には、使用者は、通常、
確認注湯モードを選択するので、残水の有無や残水量に
かかわらず、設定水位に湯張りすることができる。
【0017】高速注湯モードで湯張りする際の注湯量
は、浴槽(40)内の水位あるいは注湯する湯量自体に
よって定める。たとえば、高速注湯モードで湯張りする
際の注湯量を200リットルなど湯量自体で定める場合
には、湯張り制御手段(60)は、流量検出手段(2
6、52)の検出する注湯量が設定されている湯量に達
するまで注湯を行う。
【0018】一方、水位を基準に高速注湯モードでの注
湯量を定める場合には、水位注湯量データ記憶手段(5
4)の記憶している浴槽(40)内の水位と浴槽(4
0)への注湯量との対応関係を示す水位注湯量データに
基づいて設定水位に対応する注湯量を求め、これと流量
検出手段(26、52)の検出する注湯量が一致するま
で注湯する。
【0019】さらに湯量設定手段(83)は、湯張り動
作完了時における浴槽(40)内の湯量の指定を使用者
から受け付け、湯張り制御手段(60)は、少なくとも
高速注湯モードで湯張り動作を行う際の注湯量を、湯量
設定手段(83)を通じて指定された湯量に応じて変更
する。
【0020】たとえば、湯張り完了時の水位レベルを複
数段階に選択し得るようにしておき、使用者の指定した
水位レベルに応じて、高速注湯モードでの注湯量を増減
させる。これにより、高速注湯モードであっても、使用
者の希望する適宜の水位に湯張りすることができる。
【0021】さらに、水位注湯量データ修正手段(7
0)は、高速注湯モードでの湯張り動作が完了するごと
に水位検出手段(33、53)によって浴槽(40)内
の実際の水位を検出するとともに、当該水位と今回の注
湯量との対応関係を、水位注湯量データの示す水位と注
湯量との対応関係と比較し、略同一の相違が繰り返し出
現したとき、水位注湯量データの示す水位と注湯量との
対応関係が、水位検出手段(33、53)の検出する水
位と流量検出手段(26、52)の検出する注湯量との
対応関係に一致しなくなったと判断し、水位注湯量デー
タを修正する。
【0022】このように水位注湯量データに狂いが生じ
たとき、これを正しい値に修正するので、確認注湯モー
ドで注湯し終えた際の水位が設定水位と大きく異なるよ
うなことがない。
【0023】水位注湯量データ修正手段(70)は、水
位注湯量データ記憶手段(54)の記憶している水位注
湯量データを高速注湯モードでの湯張り動作を完了した
際に実測した水位とそのときの注湯量との対応関係に基
づいて補正することで修正する。これにより、長時間を
要する水位注湯量データの測定を改めて行う必要がな
く、データを容易に更新することができる。
【0024】また水位注湯量データ修正手段(70)
は、水位注湯量データを修正する際に、水位と注湯量と
の対応関係を改めて実測し直す。これにより、より一層
正確な値に水位注湯量データを修正することができる。
【0025】動作モード表示手段(84)は、動作モー
ド選択手段(51、81、82)によって現在選択され
ている動作モードが、高速注湯モードであるか否かを表
示する。これにより使用者等はいずれの動作モードで湯
張りが行われているかを容易に確認することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は、本発明の一実施の形態を
示している。図2は、本発明の一実施の形態にかかる注
湯装置10を示している。注湯装置10は、給湯機能と
湯張り機能と追い焚き機能と備えた、いわゆる給湯機能
付き風呂釜である。同図において、風呂バーナ11の上
側に追い焚き熱交換器12が設けられ、追い焚き熱交換
器12の入口側には管路13の一端側が接続されてい
る。また管路13の他端側は、追い焚き循環ポンプ14
の吐出側に接続されている。
【0027】管路13には、通水の温度を検出するサー
ミスタ等の風呂温度センサ15が設けられている。追い
焚き循環ポンプ14の吸込側には追い焚き循環路16の
戻り管17が接続されており、戻り管17の戻り口側
(入口側)は浴槽40の側壁に接続具としての循環金具
18を介して接続されている。戻り管17には、通水を
検知してオン信号を出力する流水スイッチ21が設けら
れている。追い焚き熱交換器12の出口側には追い焚き
循環路16の往管22の入口側が接続されており、往管
12の出口側は循環金具18を介して浴槽40の側壁に
接続されている。
【0028】給湯バーナ23の上側には給湯熱交換器2
4が設けられ、給湯熱交換器24の入口側には給水管2
5が接続されている。給水管25は流量検出手段として
のフローセンサ(流量センサ)26を介して水道等の水
供給源に接続されている。給湯熱交換器24の出口側に
は給湯管27が接続されている。給湯管27は台所等の
所望の給湯場所に導かれ給湯栓(図示せず)を開けるこ
とにより出湯が可能となっている。給湯管27には必要
に応じ流量スイッチ28が設けられる。
【0029】給湯管27は、その途中から湯張り用管3
1が分岐しており、湯張り用管31は注湯電磁弁32を
介して追い焚き循環路16の管路13に接続されてい
る。この接続部と注湯電磁弁32との間には、浴槽水位
の検出手段として機能し、浴槽40の水位を水圧によっ
て検出する水位センサ(圧力センサ)33が設けられて
いる。なお、給湯熱交換器24の入口側には、給水の温
度を検知するための入水温度センサ34が、また給湯熱
交換器24の出口側には、給湯熱交換器24で加熱され
た後の湯の温度検知するための出湯温度センサ35が設
けてある。
【0030】また注湯装置10の給湯運転と、追い焚き
運転と、湯張り運転とは、制御装置50によって制御さ
れるようになっており、制御装置50には、リモコン8
0が接続されている。
【0031】図1は、制御装置50およびリモコン80
の回路構成を示している。制御装置50には、流水スイ
ッチ21、フローセンサ(流量センサ)26、水位セン
サ(圧力センサ)33、風呂温度センサ15、入水温度
センサ34、出湯温度センサ35、追い焚き循環ポンプ
14、注湯電磁弁32、風呂バーナ11、給湯バーナ2
3等が接続されている。また制御装置50には浴室や台
所に設置されるリモコン80が接続されている。
【0032】制御装置50は、浴槽40への湯張り動作
を制御する湯張り制御部60と、湯張り動作を行う際の
動作モードを設定する動作モード選択部51とを備えて
いる。また制御装置50は、湯張り動作中の注湯量を算
出する注湯量算出部52と、浴槽40内の水位を求める
水位算出部53と、水位と注湯量との対応関係を表した
水位注湯量データを記憶する水位注湯量データ記憶部5
4と、水位注湯量データを補正あるいは更新するデータ
修正部70と、風呂バーナ11、給湯バーナ23の燃焼
制御を行う燃焼制御部55とを備えている。
【0033】注湯量算出部52は、フローセンサ(流量
センサ)26の出力値を基にして単位時間当たりの注湯
量を求め、これを累積加算することで、湯張り動作中に
おける注湯量を求めるようになっている。水位注湯量デ
ータ記憶部54は、空の状態から浴槽40へ注いだ湯の
量(注湯量)と各注湯量において水位センサ(圧力セン
サ)33の検出する水圧との対応関係を記憶するための
メモリである。
【0034】図3は、水位注湯量データ記憶部54の記
憶している水位注湯量データをグラフ化したものであ
る。図中、横軸は浴槽40へ注湯した注湯量Qを表し、
縦軸は、水位センサ(圧力センサ)33の検出する水圧
Pを示している。浴槽40内の水位が循環金具18より
も低い場合には、浴槽40内の湯が循環金具18から追
い焚き循環路16を通じて水位センサ(圧力センサ)3
3まで流れ込まないので、ちょうど循環金具18の高さ
に水位が到達する際の注湯量Q0よりも浴槽40内の湯
量が少ない間は、水位センサ(圧力センサ)33は一定
の水圧(P0)を示している。
【0035】また注湯量がQ0を越えた後は、浴槽40
への注湯量の増加に従って水圧(水位)も上昇してい
る。水位が循環金具18を越えるまでの注湯量Q0や水
位が循環金具18を越えた後における当該グラフの傾き
等は浴槽40の形状に依存している。このため、注湯装
置10の設置時等に、湯張り動作を行い、その過程で注
湯量と水圧とを測定し、それらの対応関係を水位注湯量
データ記憶部54に記憶するようになっている。
【0036】図1に戻って説明を続ける。水位算出部5
3は、水位注湯量データ記憶部54に記憶されている水
位注湯量データから、循環金具18の水位に相当する水
圧を取得し、水位センサ(圧力センサ)33の検出する
水圧から当該循環金具18の水位に相当する水圧を差し
引くことで、現在の水位が循環金具18よりも何センチ
上にあるかを算出する。そして予め記憶されている浴槽
40の底面から循環金具18までの高さを加算すること
で浴槽40内の水位を求めるようになっている。
【0037】動作モード選択部51は、どのような手順
で湯張り動作を行うかを選択する回路部分であり、湯張
り動作を行う際の動作モードには、確認注湯モードと、
高速注湯モードと、水位注湯量データ取得モードとがあ
る。
【0038】このうち、確認注湯モードは、湯張り動作
の途中で注湯を一旦停止して浴槽40内の水位を確認
し、その水位と設定水位との水位差からあと何リットル
注湯すべきかを水位注湯量データ記憶部54の記憶する
水位注湯量データを参照して求め、その後、求めた量の
湯を注湯するものである。確認注湯モードでは、湯張り
動作の開始時に残り湯が浴槽40内に存在する場合であ
っても、設定水位に湯張りすることができる。
【0039】高速注湯モードは、湯張り動作の途中で水
位を確認することなく、予め定めた量の湯を一気に注湯
するものである。高速注湯モードは、使用者が浴槽40
が空であることを認識している場合に適した動作モード
である。水位注湯量データ取得モードは、10リットル
等の少量を注湯しては水圧を検出することを繰り返し行
い、浴槽40への注湯量と浴槽40内の水位との対応関
係を表したデータを取得するものである。
【0040】湯張り制御部60は、高速注湯モードでの
注湯量を設定する湯量設定部61と、高速注湯モードで
の湯張り動作を制御する高速注湯制御部62と、確認注
湯モードでの湯張り動作を制御する確認注湯制御部63
と、水位注湯量データ取得モードでの湯張り動作を制御
する浴槽形状データ取得動作制御部64とを備えてい
る。湯量設定部61は、設定水位に対応する注湯量を水
位注湯量データ記憶部54の記憶している水位注湯量デ
ータを参照して求める機能を備えている。
【0041】データ修正部70は、比較部71と、偏差
メモリ72と、データ補正部73とを備えている。比較
部71は、高速注湯モードで実際に注湯した注湯量に対
応する水圧を水位注湯量データ記憶部54の記憶してい
る水位注湯量データから求め、当該水圧(予定水圧)と
高速注湯モードで湯張りを完了した際に水位センサ(圧
力センサ)33の検出する実際の水圧(実水圧)とを比
較するものである。偏差メモリ72は、予定水圧と実水
圧との差(偏差)を記憶する回路部分である。データ補
正部73は、実水圧を基にして水位注湯量データ記憶部
54の記憶している水位注湯量データを補正する機能を
有している。
【0042】データ修正部70は、実水圧と予定水圧と
の偏差の絶対値が一定の基準値以内であって、同一の値
の偏差が複数回現れたとき、水位注湯量データを補正し
修正するようになっている。
【0043】リモコン80は、操作部80aと表示部8
0bとを有している。図4に示すように、リモコン80
は操作部80aとして、確認注湯モードでの湯張り動作
を指示するための自動スイッチ81と、高速注湯モード
での湯張り動作を指示するための高速スイッチ82と、
設定水位を複数段階に増減調整するための湯量設定スイ
ッチ83等を備えている。またリモコン80は表示部8
0bとして、湯張り動作が高速注湯モードで行われてい
ることを報知するための動作モード表示ランプ84と、
設定温度や水位のほか各種の動作状態を表示するための
液晶ディスプレイ85を備えている。
【0044】次に作用を説明する。図5は、湯張り動作
を行う際に注湯装置10の行う動作の流れを示してい
る。リモコン80の自動スイッチ81が押下され、確認
注湯モードでの湯張り動作が指示されると(ステップS
101;Y)、湯張り制御部60は、水位注湯量データ
記憶部54に有効な水位注湯量データが既に記憶されて
いるか否かを調べる(ステップS102)。なお、湯張
り動作の開始を指示する前に、使用者は、湯量設定スイ
ッチ83等を操作して希望の水位や湯温の設定等を行
う。
【0045】水位注湯量データ記憶部54に有効な水位
注湯量データが記憶されている場合には(ステップS1
02;Y)、確認注湯制御部63によって確認注湯モー
ドでの注湯動作が実行される(ステップS103)。
【0046】一方、有効な水位注湯量データが記憶され
ていない場合には(ステップS102;N)、確認注湯
制御部63に代えて浴槽形状データ取得動作制御部64
が水位注湯量データ取得モードで注湯動作を実行する
(ステップS110)。すなわち、水位注湯量データが
なければ、水位センサ(圧力センサ)33の検出する水
圧によって水位を確認することができないので、まず、
水位注湯量データを取得するために強制的に水位注湯量
データ取得モードに切り替えている。
【0047】リモコン80の高速スイッチ82が押下さ
れ、高速注湯モードでの湯張り動作が指示されると(ス
テップS104;Y)、湯張り制御部60は、水位注湯
量データ記憶部54に有効な水位注湯量データが記憶さ
れているか否かを調べる(ステップS105)。有効な
データが記憶されている場合には(ステップS105;
Y)、高速注湯制御部62によって高速注湯モードで注
湯動作を実行するとともに(ステップS108)、動作
モード表示ランプ84を点灯して高速注湯モードで湯張
りする旨を使用者に報知する。
【0048】有効な水位注湯量データが水位注湯量デー
タ記憶部54に記憶されていない場合には(ステップS
105;N)、その旨の警告を表示とブザーによって発
して(ステップS106)、使用者に注意を促す。使用
者が強制実行のための特別なスイッチ操作を一定時間内
に行った場合には(ステップS107;Y)、180リ
ットル等の予め定めた規定量の湯を高速注湯モードで注
湯する(ステップS108)。
【0049】警告を発した後、一定時間内に強制実行の
スイッチ操作が行われなかった場合には(ステップS1
07;N)、湯張り制御部60は、高速注湯モードに代
えて水位注湯量データ取得モードで注湯動作を実行する
(ステップS110)。すなわち、高速注湯モードでの
注湯すべき湯量を水位注湯量データ記憶部54の記憶し
ている水位注湯量データから求めるので、有効な水位注
湯量データが登録されていない場合には、強制実行の指
示がない限り、水位注湯量データ取得モードに切り替え
ている。
【0050】また、設置業者等のために設けた特殊操作
によって水位注湯データ取得モードでの湯張り動作が指
示されると(ステップS109;Y)、浴槽形状データ
取得動作制御部64は、水位注湯量データ取得モードで
注湯動作を開始する(ステップS110)。なお、確認
注湯モードが選択された際に水位注湯量データが記憶さ
れていなければ、自動的に水位注湯量データ取得モード
に移行するので、水位注湯量データ取得モードを実行す
るための特殊操作を必ずしも設ける必要はない。
【0051】このように各種の操作によって確認注湯モ
ードと高速注湯モードと水位注湯量データ取得モードの
うちのいずれかの動作モードを選択することができるの
で、使用者等の希望に応じた動作モードで湯張り動作を
実行することができる。たとえば、浴槽40内に残り湯
がある場合や、残り湯が存在するか否かを認識していな
い場合には、使用者は自動スイッチ81を押下して確認
注湯モードでの湯張りを指示することになる。これによ
り、残水の有無にかかわらず、設定水位に湯張りするこ
とができる。
【0052】一方、浴槽40内が空であることを認識し
ている場合には、使用者は、高速スイッチ82を押下し
て高速注湯モードでの湯張り動作を指示する。これによ
り、短時間で湯張りできるとともに、残水がないことが
使用者によって確認されているので、水位の確認を注湯
装置10側で行わなくても、使用者の希望する設定水位
に湯張りすることができる。
【0053】また、装置を設置した後、設置業者によっ
て水位注湯量データ取得モードでの湯張り動作を行うこ
とが好ましいが、当該モードでの湯張りには長い時間を
要するので、湯張り動作が正常か否かの確認だけで動作
確認を済ませたいと設置業者が望む場合もある。このよ
うな場合には、高速注湯モードでの湯張りを指示し、警
告が出た後、強制実行の操作を行うことで、水位注湯量
データを取得することなく短時間で湯張りが完了し、設
置業者の要望に応えることができる。
【0054】以下、各動作モードでの湯張り動作の流れ
を説明する。図6は、水位注湯量データ取得モードでの
湯張り動作の流れを示している。まず、追い焚き循環ポ
ンプ14をオンにして(ステップS201)、流水スイ
ッチ21がオンするか否かを確認する(ステップS20
2)。この段階で、流水スイッチ21がオンした場合に
は(ステップS202;Y)、すでに水位が循環金具1
8よりも上にあるので、循環金具18の位置を基準とし
た水位と注湯量との対応関係を計測することはできな
い。そこで、追い焚き循環ポンプ14をオフするととも
に(ステップS203)、水位注湯量データの取得がで
きない旨のエラー表示を行って(ステップS204)、
処理を終了する。
【0055】流水スイッチ21がオンしない場合には
(ステップS202;N)、一旦、追い焚き循環ポンプ
14をオフにして(ステップS205)、水位センサ
(圧力センサ)33によって水圧(P0)を測定する
(ステップS206)。その後、10リットル等の所定
の少量の湯を浴槽40へ注湯し(ステップS207)、
再び追い焚き循環ポンプ14をオンにする(ステップS
208)。この際、流水スイッチ21がオンしなけれ
ば、まだ循環金具18よりも水位が低いので、ステップ
S205に戻り、10リットルずつ浴槽40へ注湯して
は流水スイッチ21がオンするか否かを確かめる処理を
繰り返し行う(ステップS205、S206、S20
7、S208、S209;N)。
【0056】流水スイッチ21がオンすると(ステップ
S209;Y)、浴槽40内の水位が循環金具18まで
到達したかあるいはそれを越えたことになるので、追い
焚き循環ポンプ14をオフにして(ステップS21
0)、水圧が安定するのを待ってから水位センサ(圧力
センサ)33によって当該時点における水圧(P1)を
測定する(ステップS211)。またこれまでに浴槽4
0内へ注湯した湯量Q1を記憶しておく。その後、さら
に10リットル注湯してから(ステップS212)、再
度、水位センサ(圧力センサ)33によって水圧(P
2)を測定するとともに(ステップS213)、この時
点までの注湯量Q2を記憶しておく。
【0057】次に、水圧P0、水圧P1、水圧P2、注湯
量Q1、注湯量Q2を基にして、水位がちょうど循環金具
18の高さになった時点における注湯量Q0とそのとき
の水圧P0とを演算で求める(ステップS214)。す
なわち、図3において、点(P1、Q1)と点(P2、Q
2)とをプロットして、これらを結ぶ所定の傾きの直線
91を描く。これと水圧がP0で一定な直線92を描
き、これらの交点(P0、Q0)を求め、循環金具18ま
で注湯した際の水圧P0注湯量Q0とを取得する。
【0058】その後、さらに10リットル注湯しては、
水圧を検出し、これらの関係を水位注湯量データ記憶部
54に登録する動作を設定水位になるまで繰り返し(ス
テップS215、S216、S217、S218;
N)、設定水位に到達した時点で(ステップS218;
Y)湯張り動作を終了する。ここで、設定水位に達した
か否かは、循環金具18の高さを基準に判断する。すな
わち、水位センサ(圧力センサ)33の検出する水圧と
循環金具18の高さにおける水圧P0との差から、循環
金具18よりも何センチ上に水位があるかを求め、これ
を基に設定水位に達したか否かを判断する。
【0059】なお、浴槽40へ注湯する際には、注湯電
磁弁32が開かれる。これにより給水管25を通って給
湯熱交換器24内に給水が流れ込み、この流れをフロー
センサ(流量センサ)26が検出すると給湯バーナ23
の燃焼が行われる。給湯バーナ23からの熱を受けて給
湯熱交換器24で加熱された湯は、湯張り用管31を通
って追い焚き循環路16に流れ込み、この追い焚き循環
路16を通じて浴槽40内に落とし込まれるようになっ
ている。
【0060】次に、確認注湯モードでの湯張り動作を説
明する。図7は、確認注湯モードでの湯張り動作の流れ
を示している。まず、残水が循環金具18よりも上の水
位まで存在するか否かを確認する。すなわち、追い焚き
循環ポンプ14をオンにし(ステップS301)、流水
スイッチ21がオンするか否かを見る(ステップS30
2)。ここで流水スイッチ21がオンしない場合には
(ステップS302;N)、水位が循環金具18よりも
下であるか、あるいは追い焚き循環路16内に空気が入
り込んでいて追い焚き循環ポンプ14が空回りしている
場合のいずれかである。
【0061】そこで、追い焚き循環ポンプ14を一旦オ
フし(ステップS303)、10リットル注湯して追い
焚き循環路16内の空気を追いだし(ステップS30
4)、再度、追い焚き循環ポンプ14をオンして(ステ
ップS305)、流水スイッチ21がオンするか否かを
調べる(ステップS306)。この時点でなお流水スイ
ッチ21がオンしない場合には、循環金具18よりも水
位が下にあると判断し、追い焚き循環ポンプ14をオフ
した後(ステップS307)、基準量Qaの湯を一気に
注湯する(ステップS308)。
【0062】基準量Qaは、当初、浴槽40が空であっ
ても、水位が循環金具18よりも必ず高くなり、かつ、
ステップS304にて10リットルを注湯した段階で水
位が循環金具18のすぐ近傍まであったとしても、今回
の基準量Qaの湯を注湯することによって設定水位を越
えないような湯量に設定する。たとえば、Q0が80リ
ットルであり、設定水位までの注湯量Qfが200リッ
トルであったとすると、基準量Qaを90リットル等に
設定する。
【0063】図4に示すように、当初浴槽40が空の場
合には、追い焚き循環ポンプ14の空転防止のために注
湯した10リットルと基準量Qaとの合計が100リッ
トルになって、Q0(80リットル)を越える。そし
て、この場合には、以後の注湯量である残注湯量Qr1
は、Qf−Qa−10で求まり、この例では100リッ
トルになる。
【0064】一方、当初、Qiの残水があった場合に
は、追い焚き循環ポンプ14の空転防止のための10リ
ットルとQiとQaの合計は、10+Qi+90になる
が、Qi+10リットルが必ず80リットルよりも少な
いので、基準量Qaの湯を注湯した段階での注湯量は最
大でも、180リットルであり、設定水位Qf(200
リットル)を越えることはない。この場合には、以後の
注湯量である残注湯量Qr2は、(Qf−Qa−10−Q
i)リットルになる。
【0065】基準量Qaの湯を注湯した後、追い焚き循
環ポンプ14をオンにし(ステップS309)、流水ス
イッチ21がオンするか否かを調べる(ステップS31
0)。ここで、流水スイッチ21がオンしない場合には
(ステップS310;N)、浴槽の栓が抜けていたもの
と判定し、追い焚き循環ポンプ14をオフにした後(ス
テップS311)、浴槽栓抜けエラーを報知する(ステ
ップS312)。
【0066】流水スイッチ21がオンしたときは(ステ
ップS310;Y)、追い焚き循環ポンプ14をオフに
し(ステップS313)、水圧が安定するのを待ってか
ら水位センサ(圧力センサ)33によって水圧(図4の
PaまたはPb)を検出する(ステップS314)。検出
した水圧に対応する湯量と、設定水位に対応する湯量Q
fとを水位注湯量データ記憶部54の記憶している水位
注湯量データからそれぞれ求め、それらの差の湯量を、
設定水位にするために今後注湯すべき湯量(残注湯量Q
r)として求める(ステップS315)。
【0067】なお、湯張りの当初から水位が循環金具1
8よりも高かった場合は(ステップS302;Y、また
はステップS306;Y)、基準量Qaの湯を注湯しな
くてもこの時点で水圧を測定することができる。そこ
で、追い焚き循環ポンプ14をオフにし(ステップS3
13)、水位センサ(圧力センサ)33によって水圧を
検出し(ステップS314)、当該水圧を基にして、設
定水位にするために必要な注湯量(残注湯量Qr)を求
める(ステップS315)。
【0068】こうして求めた残注湯量Qrをその後一気
に注湯し(ステップS316)、注湯終了時点における
水圧を測定し(ステップS317)、これが設定水位に
対応する水圧に到達しているか否かを調べる(ステップ
S318)。設定水位に達していないときは(ステップ
S318;N)、現在の水圧を基にして設定水位に対す
る不足湯量を算出し、当該不足分だけ再度注湯する(ス
テップS319)。
【0069】設定水位に到達している場合は(ステップ
S318;Y)、風呂温度センサ15の検出する温度が
設定温度か否かを調べ、低い場合には追い焚きを行って
設定温度まで湯温を上昇させ(ステップS320)、そ
の後、湯張り完了をブザーを鳴らすとともに湯張り完了
を示すマークを液晶ディスプレイ85上に表示して、湯
張りの完了を報知し(ステップS321)、確認注湯モ
ードでの湯張り動作を終了する。
【0070】次に、高速注湯モードでの湯張り動作の流
れを説明する。図9は、高速注湯モードでの湯張り動作
の流れを表している。まず、設定水位に対応する注湯量
を水位注湯量データ記憶部54に記憶してある水位注湯
量データから求め(ステップS401)、当該量の湯を
一気に注湯する(ステップS402)。
【0071】その後、追い焚き循環ポンプ14をオンし
(ステップS403)、流水スイッチ21がオンするか
否かを確認する(ステップS404)。流水スイッチ2
1がオンしない場合には(ステップS404;N)、追
い焚き循環ポンプ14をオフしてから(ステップS40
5)、浴槽栓抜けエラーを表示し(ステップS40
6)、湯張り動作を終了する。
【0072】流水スイッチ21がオンした場合は(ステ
ップS404;Y)、追い焚き循環ポンプ14をオフし
た後(ステップS407)、水圧の安定するのを待って
から水位センサ(圧力センサ)33によって湯張り完了
時における水圧(実水圧Pfj)を検出する(ステップS
408)。また、フローセンサ(流量センサ)26によ
って計測された湯張り動作中に注湯した湯量に対応する
水圧(予定水圧Pf)を水位注湯量データ記憶部54に
記憶してある水位注湯量データを参照して求める。
【0073】データ修正部70の比較部71は、実水圧
Pfjと予定水圧Pfとの差(偏差)と予め定めた基準値
(たとえば水位2センチ分に相当する水圧)とを比較す
る。偏差の絶対値が基準値よりも大きい場合には(ステ
ップS409;N)、その原因が水位センサ(圧力セン
サ)33やフローセンサ(流量センサ)26の劣化等で
はなく、当初から残水が存在していた為であると判定す
る。そして、湯温が設定温度より低い場合には、追い焚
きを行った後(ステップS413)、湯張り動作の完了
をブザーや表示によって報知し(ステップS414)、
高速注湯モードでの湯張り動作を終了する。
【0074】一方、偏差の絶対値が基準値よりも小さい
場合は(ステップS409;Y)、偏差メモリ72に記
憶してある前回の偏差と今回の偏差とが同一の値である
か否かを調べ(ステップS410)、2回連続して同一
の偏差が現れた場合には(ステップS410;Y)、そ
の原因が水位センサ(圧力センサ)33やフローセンサ
(流量センサ)26の劣化等にあると判定し、水位注湯
量データ記憶部54の記憶している水位注湯量データを
補正する(ステップS412)。
【0075】前回の偏差と今回の偏差が一致しない場合
には、偏差メモリ72に今回の偏差を記憶しておく(ス
テップS411)。その後、設定温度まで追い焚きを行
い(ステップS413)、湯張り動作の完了を報知する
(ステップS414)。水位注湯量データは、図10に
示すように、注湯量Qfに対応する予定水圧Pfが実水圧
Pfjと一致するようにグラフ全体を並行移動させて補正
する。このように水位注湯量データを補正しておくこと
で、以後、確認注湯モードで注湯する際に、水位注湯量
データを参照して残注湯量を正しく求めることができ、
設定水位に正確に湯張りすることができる。
【0076】以上説明した実施の形態では、高速注湯モ
ードを指定するために高速スイッチ82を設けたが、こ
のように専用のスイッチを設けずに、特殊な操作によっ
て高速注湯モードでの湯張り動作の開始を指示するよう
にしてもよい。たとえば、2つのスイッチを同時に押下
したり、自動スイッチ81を2度連続して押下すること
等によって高速注湯モードを指定するように構成するこ
とができる。また、高速注湯モードか否かを動作モード
表示ランプ84を用いて表示したが、液晶ディスプレイ
85に所定のマークや文字等を表示することによって動
作モードを報知するようにしてもよい。
【0077】また実施の形態では、高速注湯モードでの
注湯量を水位によって指定するようにしたが、何リット
ル入れるかを直接指定するようにしてもよい。たとえ
ば、180リットル、200リットル、220リット
ル、240リットルのように20リットルなど所定量を
単位に複数段階で注湯量を選択するようにしてもよい。
【0078】さらに実施の形態では、水位注湯量データ
に狂いが生じたとき、実水圧Pfjを基にして水位注湯量
データを補正するようにしたが、水位注湯量データを改
めて計測し直すようにしてもよい。たとえば、データの
修正が必要である旨を記憶しておき、次回、湯張り動作
を行う際に、使用者の指定した動作モードにかかわら
ず、水位注湯量データ取得モードで湯張り動作を行って
データの修正を行うようにしてもよい。なお、実施の形
態では、2回連続して同じ値の偏差が現れたとき水位注
湯量データを修正するようにしたが、3回あるいはそれ
以上の適宜の回数に設定してもよい。
【0079】また、確認注湯モードで湯張りを行うと
き、循環金具18を越えるように基準量Qaの湯を一気
に注湯して水圧(水位)を測定し、これと設定水位との
差からその後の注湯量を求めるようにしたが、10リッ
トル等の少量ずつ注湯してちょうど循環金具18の高さ
の水位にし、当該循環金具18の水位を基準に設定水位
までの注湯量を求めるようにしてもよい。
【0080】この場合、循環金具18に水位が到達した
ことは、流水スイッチ21によって検出するので、水位
センサ(圧力センサ)33が故障した場合でも、ほぼ設
定水位に注湯することが可能になる。また確認注湯モー
ドで湯張りするごとに循環金具18に対応する水圧を確
認するので、浴槽40と注湯装置10との設置条件が変
わっても、湯張り完了時点での水位が設定水位から大き
く外れるようなことがない。
【0081】高速注湯モードが選択され、かつ有効な水
位注湯量データが記憶されていないとき、一定時間内に
強制実行の特殊操作が行われなければ、水位注湯量デー
タ取得モードに移行するようにしたが、警告を発して、
湯張り動作を中止してもよい。また警告を発した後、使
用者から注湯量の指定を、湯量(リットル)で受け付け
るようにしてもよい。なお、警告を出さずに、自動的に
水位注湯量データ取得モードに移行してもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明にかかる注湯装置によれば、湯張
り動作の途中で浴槽内の水位を確認しその後の注湯量を
調整する確認注湯モードと、湯張り動作の途中で水位を
確認せずに注湯する高速注湯モードの2つの動作モード
を設け、いずれの動作モードで湯張りするかを使用者が
選択し得るようにしたので、たとえば、浴槽内が空で残
水の無いことを使用者が知っている場合には、高速注湯
モードを選択することで、短時間のうちに希望の水位に
湯張りすることができる。また、確認注湯モードを選択
すれば、残水の有無にかかわらず設定水位に湯張りする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る注湯装置の回路構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る注湯装置を示す説
明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る注湯装置の有する
水位注湯量データ記憶部54の記憶している水位注湯量
データをグラフ化して表した説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る注湯装置の有する
リモコンを示す正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る注湯装置が湯張り
動作を行う際の動作の流れを示す流れ図である。
【図6】水位注湯量データ取得モードで湯張りする際に
注湯装置の行う動作の流れを示す流れ図である。
【図7】確認注湯モードで湯張りする際に注湯装置の行
う動作の流れを示す流れ図である。
【図8】確認注湯モードで湯張りする際に参照する水位
注湯量データの一例を示す説明図である。
【図9】高速注湯モードで湯張りする際に注湯装置の行
う動作の流れを示す流れ図である。
【図10】補正前の水位注湯量データおよび補正後の水
位注湯量データを示す説明図である。
【符号の説明】
10…注湯装置 11…風呂バーナ 12…追い焚き熱交換器 13…管路 14…追い焚き循環ポンプ 15…風呂温度センサ 16…追い焚き循環路 17…戻り管 18…循環金具 21…流水スイッチ 22…往管 23…給湯バーナ 24…給湯熱交換器 25…給水管 26…フローセンサ(流量センサ) 27…給湯管 28…流量スイッチ 31…湯張り用管 32…注湯電磁弁 33…水位センサ(圧力センサ) 40…浴槽 50…制御装置 51…動作モード選択部 52…注湯量算出部 53…水位算出部 54…水位注湯量データ記憶部 55…燃焼制御部 60…湯張り制御部 61…湯量設定部 62…高速注湯制御部 63…確認注湯制御部 64…浴槽形状データ取得動作制御部 70…データ修正部 71…比較部 72…偏差メモリ 73…データ補正部 80…リモコン 80a…操作部 80b…表示部 81…自動スイッチ 82…高速スイッチ 83…湯量設定スイッチ 84…動作モード表示ランプ 85…液晶ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米元 誠 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽への湯張り機能を備えた注湯装置にお
    いて、 浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、浴槽への湯張
    り動作を制御する湯張り制御手段と、前記湯張り制御手
    段が湯張り動作を実行する際の動作モードを選択する動
    作モード選択手段とを備え、 前記湯張り制御手段は、前記動作モードとして湯張り動
    作の途中で前記水位検出手段によって浴槽内の水位を確
    認しこれに基づいてその後の注湯量を調整する確認注湯
    モードと、湯張り動作の途中で浴槽内の水位を確認せず
    に注湯する高速注湯モードとを有し、これらのうち前記
    動作モード選択手段によって選択された動作モードで湯
    張り動作を実行することを特徴とする注湯装置。
  2. 【請求項2】浴槽への湯張り機能を備えた注湯装置にお
    いて、 浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、浴槽への注湯
    量を検出する流量検出手段と、浴槽への湯張り動作を制
    御する湯張り制御手段と、前記湯張り制御手段が湯張り
    動作を実行する際の動作モードを選択する動作モード選
    択手段とを備え、 前記湯張り制御手段は、前記動作モードとして湯張り動
    作の途中で前記水位検出手段によって浴槽内の水位を確
    認しこれに基づいてその後の注湯量を調整する確認注湯
    モードと、湯張り動作の途中で浴槽内の水位を確認する
    ことなく前記流量検出手段の検出する注湯量が所定量に
    達するまで注湯する高速注湯モードとを有し、これらの
    うち前記動作モード選択手段によって選択された動作モ
    ードで湯張り動作を実行することを特徴とする注湯装
    置。
  3. 【請求項3】浴槽への湯張り機能を備えた注湯装置にお
    いて、 浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、浴槽への注湯
    量を検出する流量検出手段と、浴槽への湯張り動作を制
    御する湯張り制御手段と、前記湯張り制御手段が湯張り
    動作を実行する際の動作モードを選択する動作モード選
    択手段と、浴槽内の水位と浴槽への注湯量との対応関係
    を示す水位注湯量データを記憶した水位注湯量データ記
    憶手段とを備え、 前記湯張り制御手段は、前記動作モードとして湯張り動
    作の途中で前記水位検出手段によって浴槽内の水位を確
    認しこれに基づいてその後の注湯量を調整する確認注湯
    モードと、設定水位に対応する注湯量を前記水位注湯量
    データから求め湯張り動作の途中で浴槽内の水位を確認
    することなく前記流量検出手段の検出する注湯量が前記
    設定水位に対応する注湯量に達するまで注湯する高速注
    湯モードとを有し、これらのうち前記動作モード選択手
    段によって選択された動作モードで湯張り動作を実行す
    ることを特徴とする注湯装置。
  4. 【請求項4】湯張り動作完了時に浴槽内に存在すべき湯
    量の指定を受け付ける湯量設定手段を有し、前記湯張り
    制御手段は、少なくとも前記高速注湯モードで湯張り動
    作を行う際の注湯量を前記湯量設定手段の受け付けた前
    記指定に従って変更することを特徴とする請求項1、2
    または3記載の注湯装置。
  5. 【請求項5】前記動作モード選択手段は、所定の操作部
    を通じて受け付けた使用者からの指示に従って前記動作
    モードを選択することを特徴とする請求項1、2、3ま
    たは4記載の注湯装置。
  6. 【請求項6】浴槽内の水位と浴槽への注湯量との対応関
    係を示す水位注湯量データを記憶した水位注湯量データ
    記憶手段と、前記水位注湯量データ記憶手段の記憶内容
    を修正する水位注湯量データ修正手段とを備え、前記水
    位注湯量データ修正手段は、前記高速注湯モードによる
    湯張り動作が完了するごとに前記水位検出手段によって
    浴槽内の水位を検出し、当該水位と今回の注湯量との対
    応関係を、前記水位注湯量データの示す水位と注湯量と
    の対応関係と比較し、その比較結果として略同一の相違
    が繰り返し出現したとき、現在の水位注湯量データの示
    す水位と注湯量との対応関係が、前記水位検出手段の検
    出する実際の水位と前記流量検出手段の検出する実際の
    注湯量との対応関係に一致しなくなったと判断し、前記
    水位注湯量データを修正することを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の注湯装置。
  7. 【請求項7】前記水位注湯量データ修正手段は、前記水
    位注湯量データ記憶手段の記憶している水位注湯量デー
    タを、前記高速注湯モードで湯張り動作を完了した際に
    実測した水位とそのときの注湯量との対応関係に基づい
    て補正することを特徴とする請求項6記載の注湯装置。
  8. 【請求項8】前記水位注湯量データ修正手段は、水位注
    湯量データを修正する際に、水位と注湯量との対応関係
    を改めて実測し直すことを特徴とする請求項6記載の注
    湯装置。
  9. 【請求項9】前記動作モード選択手段によって選択され
    た動作モードが、前記高速注湯モードであるか否かを表
    示する動作モード表示手段を有することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の注湯装
    置。
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