JPH11294935A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JPH11294935A JPH11294935A JP10503998A JP10503998A JPH11294935A JP H11294935 A JPH11294935 A JP H11294935A JP 10503998 A JP10503998 A JP 10503998A JP 10503998 A JP10503998 A JP 10503998A JP H11294935 A JPH11294935 A JP H11294935A
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- Japan
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- film
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- resin
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- Pending
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、常に高鮮度の野菜を保存すること
を目的とする。 【解決手段】 野菜室3内の湿度調整を、湿度増加に伴
って水分透過率が大になる調湿膜7を用いて行うことを
特徴とする。
を目的とする。 【解決手段】 野菜室3内の湿度調整を、湿度増加に伴
って水分透過率が大になる調湿膜7を用いて行うことを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常に高鮮度の野菜
を保存することが可能な野菜室を備えた冷蔵庫に関す
る。
を保存することが可能な野菜室を備えた冷蔵庫に関す
る。
【0002】
【従来の技術】世の中の健康指向、おいしさを求める傾
向に伴って、従来の収納あるいは単なる保存を目的とす
る冷蔵庫から、いかに食品を高鮮度に保って保存するか
が問題となってきた。特に、おいしさ、健康を考えると
素材の鮮度が問題となる。なかでも野菜室に収納する野
菜に関しては、室内湿度が収納野菜の鮮度保持に大きな
影響を持つ。大量に収納されたときには、野菜類から蒸
散発生する水分のために著しく高湿状態になり結露しや
すくなる。結露すると野菜の表面や野菜室底面或いは側
面に水滴が付着し、長時間の保存で腐敗の原因になる。
特に野菜室の底に結露水が溜まると野菜が漬浸された状
態となり、腐敗が著しくなるとともに非常に不衛生な状
態となる。一方、その対策のために、野菜室に単純に孔
などを開けて室内水分を放出しやすくすると、野菜を少
量収納した際に乾燥しやすくなり、乾燥が進めば萎れや
変色など鮮度が大きく低下してしまう。
向に伴って、従来の収納あるいは単なる保存を目的とす
る冷蔵庫から、いかに食品を高鮮度に保って保存するか
が問題となってきた。特に、おいしさ、健康を考えると
素材の鮮度が問題となる。なかでも野菜室に収納する野
菜に関しては、室内湿度が収納野菜の鮮度保持に大きな
影響を持つ。大量に収納されたときには、野菜類から蒸
散発生する水分のために著しく高湿状態になり結露しや
すくなる。結露すると野菜の表面や野菜室底面或いは側
面に水滴が付着し、長時間の保存で腐敗の原因になる。
特に野菜室の底に結露水が溜まると野菜が漬浸された状
態となり、腐敗が著しくなるとともに非常に不衛生な状
態となる。一方、その対策のために、野菜室に単純に孔
などを開けて室内水分を放出しやすくすると、野菜を少
量収納した際に乾燥しやすくなり、乾燥が進めば萎れや
変色など鮮度が大きく低下してしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷蔵庫の野菜室におい
ては、室内湿度が収納野菜の鮮度保持に大きな影響を持
ち、例えば、大量に収納されたとき等には、野菜類から
蒸散発生する水分のために著しく高湿状態になり結露し
やすくなる。結露すると野菜の表面に水滴が付着し、長
時間の保存で腐敗の原因になる。一方、野菜を少量収納
した際等には乾燥しやすくなり、乾燥が進めば萎れや変
色など鮮度が大きく低下してしまう。したがって、結露
する位の高湿状態のときには適度に水分を放出し、乾燥
が起こる位の低湿状態のときには放出を抑えるような、
湿度によって水分放出量を変化させる仕組みが望まれて
いた。
ては、室内湿度が収納野菜の鮮度保持に大きな影響を持
ち、例えば、大量に収納されたとき等には、野菜類から
蒸散発生する水分のために著しく高湿状態になり結露し
やすくなる。結露すると野菜の表面に水滴が付着し、長
時間の保存で腐敗の原因になる。一方、野菜を少量収納
した際等には乾燥しやすくなり、乾燥が進めば萎れや変
色など鮮度が大きく低下してしまう。したがって、結露
する位の高湿状態のときには適度に水分を放出し、乾燥
が起こる位の低湿状態のときには放出を抑えるような、
湿度によって水分放出量を変化させる仕組みが望まれて
いた。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
常に高鮮度の野菜を保存することができる冷蔵庫を提供
することを目的とする。
常に高鮮度の野菜を保存することができる冷蔵庫を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、野菜室を持つ冷蔵庫におい
て、前記野菜室内の湿度調整を、湿度増加に伴って水分
透過率が大になる調湿膜を用いて行うように構成してな
ることを要旨とする。この構成により、野菜室内が、結
露する位の高湿状態のときには調湿膜の水分透過率が大
になって適度に水分が放出され、乾燥が起こる位の低湿
状態のときには調湿膜の水分透過率が小さくなって水分
の放出が抑えられる。このように、野菜室内の湿度に直
接依存して水分透過率が変化する調湿膜を使用すること
で、広い湿度範囲で調湿が行われて、野菜室内を常に結
露のない適度な高湿状態に保つことが可能となる。
に、請求項1記載の発明は、野菜室を持つ冷蔵庫におい
て、前記野菜室内の湿度調整を、湿度増加に伴って水分
透過率が大になる調湿膜を用いて行うように構成してな
ることを要旨とする。この構成により、野菜室内が、結
露する位の高湿状態のときには調湿膜の水分透過率が大
になって適度に水分が放出され、乾燥が起こる位の低湿
状態のときには調湿膜の水分透過率が小さくなって水分
の放出が抑えられる。このように、野菜室内の湿度に直
接依存して水分透過率が変化する調湿膜を使用すること
で、広い湿度範囲で調湿が行われて、野菜室内を常に結
露のない適度な高湿状態に保つことが可能となる。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記調湿膜は、樹脂フィルム又は樹
脂フィルムと補強用通気性シートとの積層膜の何れかで
あることを要旨とする。この構成により、樹脂フィルム
の厚さを調節することで、野菜室内を常に結露のない適
度な高湿状態に保つように、水分透過率の変化特性を設
定することが可能となる。また、補強用通気性シートと
の積層膜とすることで強度及び耐衝撃性が増し、取扱容
易性及び容易装着性が得られる。
の冷蔵庫において、前記調湿膜は、樹脂フィルム又は樹
脂フィルムと補強用通気性シートとの積層膜の何れかで
あることを要旨とする。この構成により、樹脂フィルム
の厚さを調節することで、野菜室内を常に結露のない適
度な高湿状態に保つように、水分透過率の変化特性を設
定することが可能となる。また、補強用通気性シートと
の積層膜とすることで強度及び耐衝撃性が増し、取扱容
易性及び容易装着性が得られる。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の冷蔵庫において、前記樹脂フィルム又は前記補強用通
気性シートの少なくとも何れかには抗菌防黴処理を施し
てなることを要旨とする。この構成により、調湿膜が黴
や菌の発生しやすい高湿雰囲気下で使用されても、湿度
に依存した水分透過率の変化特性が正常に機能して所定
通りの調湿作用が得られる。
の冷蔵庫において、前記樹脂フィルム又は前記補強用通
気性シートの少なくとも何れかには抗菌防黴処理を施し
てなることを要旨とする。この構成により、調湿膜が黴
や菌の発生しやすい高湿雰囲気下で使用されても、湿度
に依存した水分透過率の変化特性が正常に機能して所定
通りの調湿作用が得られる。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項2又は
3記載の冷蔵庫において、前記樹脂フィルムは、セルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のうちの少な
くとも1種を使用したフィルムであることを要旨とす
る。この構成により、セルロース系樹脂或いはポリビニ
ルアルコール系樹脂は水分透過率が大きく、且つその水
分透過率が高湿で大きく、低湿で小さく変化する特性を
持ち、野菜室内を常に結露のない適度な高湿状態に保つ
上で好適な調湿膜が実現される。
3記載の冷蔵庫において、前記樹脂フィルムは、セルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のうちの少な
くとも1種を使用したフィルムであることを要旨とす
る。この構成により、セルロース系樹脂或いはポリビニ
ルアルコール系樹脂は水分透過率が大きく、且つその水
分透過率が高湿で大きく、低湿で小さく変化する特性を
持ち、野菜室内を常に結露のない適度な高湿状態に保つ
上で好適な調湿膜が実現される。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の冷蔵庫において、前記セルロース系樹脂として、再生
セルロースを使用してなることを要旨とする。この構成
により、再生セルロース(セロハン)は、強度が強く、
柔軟性があり、安価で入手しやすいことから、野菜室内
を常に結露のない適度な高湿状態に保つ上で好適な調湿
膜が、より容易に実現される。
の冷蔵庫において、前記セルロース系樹脂として、再生
セルロースを使用してなることを要旨とする。この構成
により、再生セルロース(セロハン)は、強度が強く、
柔軟性があり、安価で入手しやすいことから、野菜室内
を常に結露のない適度な高湿状態に保つ上で好適な調湿
膜が、より容易に実現される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0011】図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形
態を示す図である。本実施の形態の冷蔵庫は、常に高鮮
度の野菜を保存できるようにした野菜室を搭載した冷蔵
庫である。まず、図1を用いて、冷蔵庫の全体構成から
説明する。冷蔵庫本体内には、上方から、冷蔵室1、冷
凍室2及び野菜室3が備えられている。4は蒸発器、5
は冷気循環ファン、6はコンプレッサである。蒸発器4
で熱交換された冷気が冷気循環ファン5で冷気ダクト等
を介して各室に供給され、それぞれ所定の温度に冷却さ
れるようになっている。このような冷蔵庫において、野
菜室3には、その室内の湿度を調整するための調湿膜7
が装着されている。調湿膜7は、湿度によって水分放出
量が変化する膜であり、野菜室3内が結露するほど高湿
の状態では比較的大量に水分を放出して結露を防ぎ、一
方、収納野菜が乾燥するような低湿状態では水分の放出
を抑えて乾燥を防止し、野菜室3内をできるだけ結露の
ない高湿状態に保つようになっている。
態を示す図である。本実施の形態の冷蔵庫は、常に高鮮
度の野菜を保存できるようにした野菜室を搭載した冷蔵
庫である。まず、図1を用いて、冷蔵庫の全体構成から
説明する。冷蔵庫本体内には、上方から、冷蔵室1、冷
凍室2及び野菜室3が備えられている。4は蒸発器、5
は冷気循環ファン、6はコンプレッサである。蒸発器4
で熱交換された冷気が冷気循環ファン5で冷気ダクト等
を介して各室に供給され、それぞれ所定の温度に冷却さ
れるようになっている。このような冷蔵庫において、野
菜室3には、その室内の湿度を調整するための調湿膜7
が装着されている。調湿膜7は、湿度によって水分放出
量が変化する膜であり、野菜室3内が結露するほど高湿
の状態では比較的大量に水分を放出して結露を防ぎ、一
方、収納野菜が乾燥するような低湿状態では水分の放出
を抑えて乾燥を防止し、野菜室3内をできるだけ結露の
ない高湿状態に保つようになっている。
【0012】図2は、調湿膜7の構成例を示している。
調湿膜7は、湿度によって水分透過率が変化する膜を主
体として構成され、その膜として、水分透過率が大き
く、且つその水分透過率が高湿で大きく、低湿で小さく
変化する特性を持つポリビニルアルコール樹脂からなる
樹脂フィルムが用いられている。図2の構成例の調湿膜
7では、機械的強度及び耐衝撃性を増すため、機械的補
強材としての機能を有し、かつ水分透過性のある繊維か
らなる布(補強用通気性シート)8の表面に、上記のポ
リビニルアルコール樹脂9をコーティングした積層膜が
使用されている。布8の厚さは0.5mm程度、ポリビニ
ルアルコール樹脂9の厚さは20μm程度である。ポリ
ビニルアルコール樹脂9はアルコール基の含有率や重合
度などによって様々な種類があるが、本実施の形態で
は、通常の水には溶けないが熱水には溶ける種類のもの
が用いられている。しかし、放出に必要な水分透過量は
野菜室3の大きさや保存温度によって変化するし、また
膜の水分透過率も厚さなどによって変わるため、種類は
特に限定するものではない。また、補強用通気性シート
としては、ステンレス等の金属のメッシュでもよく、積
層膜は、2枚の補強用通気性シートで樹脂フィルムを挟
んだサンドイッチ状の構成としてもよい。
調湿膜7は、湿度によって水分透過率が変化する膜を主
体として構成され、その膜として、水分透過率が大き
く、且つその水分透過率が高湿で大きく、低湿で小さく
変化する特性を持つポリビニルアルコール樹脂からなる
樹脂フィルムが用いられている。図2の構成例の調湿膜
7では、機械的強度及び耐衝撃性を増すため、機械的補
強材としての機能を有し、かつ水分透過性のある繊維か
らなる布(補強用通気性シート)8の表面に、上記のポ
リビニルアルコール樹脂9をコーティングした積層膜が
使用されている。布8の厚さは0.5mm程度、ポリビニ
ルアルコール樹脂9の厚さは20μm程度である。ポリ
ビニルアルコール樹脂9はアルコール基の含有率や重合
度などによって様々な種類があるが、本実施の形態で
は、通常の水には溶けないが熱水には溶ける種類のもの
が用いられている。しかし、放出に必要な水分透過量は
野菜室3の大きさや保存温度によって変化するし、また
膜の水分透過率も厚さなどによって変わるため、種類は
特に限定するものではない。また、補強用通気性シート
としては、ステンレス等の金属のメッシュでもよく、積
層膜は、2枚の補強用通気性シートで樹脂フィルムを挟
んだサンドイッチ状の構成としてもよい。
【0013】次に、調湿膜7を野菜室3の背面上部に装
着し、野菜の保存試験を行った結果を図3を用いて説明
する。比較例としての従来の野菜室で保存した野菜の重
量変化は7日で18%減少したが(特性線b)、本実施
の形態の調湿膜7を装着したものは、7日で6%しか減
少せず(特性線a)、明らかに乾燥が防止されているこ
とが判明した。また、結露もなく、目視による外観評価
でも萎れや変色がなく鮮度が良く保たれていた。
着し、野菜の保存試験を行った結果を図3を用いて説明
する。比較例としての従来の野菜室で保存した野菜の重
量変化は7日で18%減少したが(特性線b)、本実施
の形態の調湿膜7を装着したものは、7日で6%しか減
少せず(特性線a)、明らかに乾燥が防止されているこ
とが判明した。また、結露もなく、目視による外観評価
でも萎れや変色がなく鮮度が良く保たれていた。
【0014】本発明の第2の実施の形態を説明する。本
実施の形態は、樹脂フィルム又は補強用通気性シートの
少なくとも何れかに抗菌防黴処理を施したものである。
上記図3に示した野菜の保存試験を繰り返し行ったとこ
ろ、時折、装着した調湿膜7が変色して水分透過率が変
化し、所定の調湿効果が得られなくなることがあった。
調査の結果、この変色は黴であることがわかったため、
調湿効果が得られなかったのは、おそらく黴発生のため
ではないかと考えられた。そこで、防黴剤を用いて調湿
効果の変化を検討した。本実施の形態では、防黴剤とし
て食品に対して安全なイソチオシアン酸アリルを用いて
検討した。これは、いわゆるワサビの抽出成分であり、
食品に対して安全な防黴剤である。このイソチオシアン
酸アリルは常温で液体状の物質であるが、刺戟臭(ワサ
ビ臭)があるため、大量には使用できない。このことを
考慮して、ポリビニルアルコール樹脂に防黴剤を0.2
wt%添加して試験した。この結果、長時間にわたって高
湿雰囲気下で試験しても変色が発生しなくなるととも
に、調湿効果も所定通り発揮され、良好な野菜室3にす
ることができた。なお、防黴剤は樹脂フィルム又は補強
用通気性シートに塗布してもよい。
実施の形態は、樹脂フィルム又は補強用通気性シートの
少なくとも何れかに抗菌防黴処理を施したものである。
上記図3に示した野菜の保存試験を繰り返し行ったとこ
ろ、時折、装着した調湿膜7が変色して水分透過率が変
化し、所定の調湿効果が得られなくなることがあった。
調査の結果、この変色は黴であることがわかったため、
調湿効果が得られなかったのは、おそらく黴発生のため
ではないかと考えられた。そこで、防黴剤を用いて調湿
効果の変化を検討した。本実施の形態では、防黴剤とし
て食品に対して安全なイソチオシアン酸アリルを用いて
検討した。これは、いわゆるワサビの抽出成分であり、
食品に対して安全な防黴剤である。このイソチオシアン
酸アリルは常温で液体状の物質であるが、刺戟臭(ワサ
ビ臭)があるため、大量には使用できない。このことを
考慮して、ポリビニルアルコール樹脂に防黴剤を0.2
wt%添加して試験した。この結果、長時間にわたって高
湿雰囲気下で試験しても変色が発生しなくなるととも
に、調湿効果も所定通り発揮され、良好な野菜室3にす
ることができた。なお、防黴剤は樹脂フィルム又は補強
用通気性シートに塗布してもよい。
【0015】図4を用いて、本発明の第3の実施の形態
を説明する。本実施の形態は、樹脂フィルムとして、セ
ルロース系樹脂のフィルムである再生セルロース(セロ
ハン)を使用したものである。図4は、再生セルロース
(セロハン)を使用したときの水分透過率の比(特性線
c)を一般フィルムを使用したときの水分透過率の比
(特性線d)と比較して示したものである。相対湿度が
75%RHのときの水分透過率と93%RHのときの水分透
過率の比較では、再生セルロースでは、93%RHのとき
の方が水分を約4倍量多く通すことがわかる。これを野
菜室3に装着して野菜の保存試験を行った結果、結露の
ない状態で高湿を維持することが可能となり、野菜を高
鮮度で保存することができた。再生セルロース(セロハ
ン)は、強度が強く、柔軟性があり、安価で入手しやす
いことから、野菜室3内を常に結露のない適度な高湿状
態に保つ上で好適な調湿膜7を容易に実現することがで
きる。
を説明する。本実施の形態は、樹脂フィルムとして、セ
ルロース系樹脂のフィルムである再生セルロース(セロ
ハン)を使用したものである。図4は、再生セルロース
(セロハン)を使用したときの水分透過率の比(特性線
c)を一般フィルムを使用したときの水分透過率の比
(特性線d)と比較して示したものである。相対湿度が
75%RHのときの水分透過率と93%RHのときの水分透
過率の比較では、再生セルロースでは、93%RHのとき
の方が水分を約4倍量多く通すことがわかる。これを野
菜室3に装着して野菜の保存試験を行った結果、結露の
ない状態で高湿を維持することが可能となり、野菜を高
鮮度で保存することができた。再生セルロース(セロハ
ン)は、強度が強く、柔軟性があり、安価で入手しやす
いことから、野菜室3内を常に結露のない適度な高湿状
態に保つ上で好適な調湿膜7を容易に実現することがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、野菜室内の湿度調整を、湿度増加に伴って
水分透過率が大になる調湿膜を用いて行うようにしたた
め、広い湿度範囲で調湿が行われて野菜室内を常に結露
のない適度な高湿状態に保つことができ、常に高鮮度の
野菜を保存することができる。
明によれば、野菜室内の湿度調整を、湿度増加に伴って
水分透過率が大になる調湿膜を用いて行うようにしたた
め、広い湿度範囲で調湿が行われて野菜室内を常に結露
のない適度な高湿状態に保つことができ、常に高鮮度の
野菜を保存することができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、前記調湿膜
は、樹脂フィルム又は樹脂フィルムと補強用通気性シー
トとの積層膜の何れかとしたため、樹脂フィルムの厚さ
を調節することで、野菜室内を常に結露のない適度な高
湿状態に保つように、水分透過率の変化特性を設定する
ことができる。また、補強用通気性シートとの積層膜と
することで、取扱容易性及び容易装着性を得ることがで
きる。
は、樹脂フィルム又は樹脂フィルムと補強用通気性シー
トとの積層膜の何れかとしたため、樹脂フィルムの厚さ
を調節することで、野菜室内を常に結露のない適度な高
湿状態に保つように、水分透過率の変化特性を設定する
ことができる。また、補強用通気性シートとの積層膜と
することで、取扱容易性及び容易装着性を得ることがで
きる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、前記樹脂フ
ィルム又は前記補強用通気性シートの少なくとも何れか
には抗菌防黴処理を施すようにしたため、調湿膜が黴や
菌の発生しやすい高湿雰囲気下で使用されても、湿度に
依存した水分透過率の変化特性を正常に機能させて所定
通りの調湿作用を得ることができる。
ィルム又は前記補強用通気性シートの少なくとも何れか
には抗菌防黴処理を施すようにしたため、調湿膜が黴や
菌の発生しやすい高湿雰囲気下で使用されても、湿度に
依存した水分透過率の変化特性を正常に機能させて所定
通りの調湿作用を得ることができる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、前記樹脂フ
ィルムは、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール系
樹脂のうちの少なくとも1種を使用したフィルムとした
ため、セルロース系樹脂或いはポリビニルアルコール系
樹脂は、水分透過率が高湿で大きく、低湿で小さく変化
する特性を持つので、野菜室内を常に結露のない適度な
高湿状態に保つ上で好適な調湿膜を実現することができ
る。
ィルムは、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール系
樹脂のうちの少なくとも1種を使用したフィルムとした
ため、セルロース系樹脂或いはポリビニルアルコール系
樹脂は、水分透過率が高湿で大きく、低湿で小さく変化
する特性を持つので、野菜室内を常に結露のない適度な
高湿状態に保つ上で好適な調湿膜を実現することができ
る。
【0020】請求項5記載の発明によれば、前記セルロ
ース系樹脂として、再生セルロースを使用したため、再
生セルロース(セロハン)は、安価で入手しやすいこと
から、野菜室内を常に結露のない適度な高湿状態に保つ
上で好適な調湿膜を、より容易に実現することができ
る。
ース系樹脂として、再生セルロースを使用したため、再
生セルロース(セロハン)は、安価で入手しやすいこと
から、野菜室内を常に結露のない適度な高湿状態に保つ
上で好適な調湿膜を、より容易に実現することができ
る。
【図1】本発明に係る冷蔵庫の第1の実施の形態を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】上記第1の実施の形態における調湿膜の構造を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図3】上記第1の実施の形態による野菜の保存試験結
果を比較例とともに示す特性図である。
果を比較例とともに示す特性図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態において再生セルロ
ースの相対湿度に対する水分透過率の変化割合を比較例
とともに示す特性図である。
ースの相対湿度に対する水分透過率の変化割合を比較例
とともに示す特性図である。
3 野菜室 7 調湿膜 8 布(補強用通気性シート) 9 ポリビニルアルコール樹脂
Claims (5)
- 【請求項1】 野菜室を持つ冷蔵庫において、前記野菜
室内の湿度調整を、湿度増加に伴って水分透過率が大に
なる調湿膜を用いて行うように構成してなることを特徴
とする冷蔵庫。 - 【請求項2】 前記調湿膜は、樹脂フィルム又は樹脂フ
ィルムと補強用通気性シートとの積層膜の何れかである
ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 前記樹脂フィルム又は前記補強用通気性
シートの少なくとも何れかには抗菌防黴処理を施してな
ることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 前記樹脂フィルムは、セルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂のうちの少なくとも1
種を使用したフィルムであることを特徴とする請求項2
又は3記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 前記セルロース系樹脂として、再生セル
ロースを使用してなることを特徴とする請求項4記載の
冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10503998A JPH11294935A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10503998A JPH11294935A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294935A true JPH11294935A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14396874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10503998A Pending JPH11294935A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294935A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015208874A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | レンゴー株式会社 | 湿度感受性ガス透過膜 |
| JP2015209987A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 野菜ケースおよび冷蔵庫 |
| JP2017509855A (ja) * | 2014-12-26 | 2017-04-06 | チンダオ ハイアール ジョイント ストック カンパニー リミテッドQingdao Haier Joint Stock Co.,Ltd | 透湿装置、冷蔵庫、及び、透湿装置の製造方法 |
| JP2018128249A (ja) * | 2018-04-06 | 2018-08-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 野菜ケースおよび冷蔵庫 |
| JPWO2023112904A1 (ja) * | 2021-12-17 | 2023-06-22 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10503998A patent/JPH11294935A/ja active Pending
Cited By (8)
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