JPH1129565A - オーラプテンの精製方法 - Google Patents

オーラプテンの精製方法

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JPH1129565A
JPH1129565A JP18693897A JP18693897A JPH1129565A JP H1129565 A JPH1129565 A JP H1129565A JP 18693897 A JP18693897 A JP 18693897A JP 18693897 A JP18693897 A JP 18693897A JP H1129565 A JPH1129565 A JP H1129565A
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aurapten
resin
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JP18693897A
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Yasuo Takahashi
保男 高橋
Wataru Kuki
渉 九鬼
Hiroshi Yonei
博 米井
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NEW FOOD KURIEESHIYON GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーラプテン含有液を吸着した吸着剤を、異
なるアルコール濃度のアルコールにより洗浄および溶出
することによって、オーラプテンを効率よく精製する方
法を提供すること。 【解決手段】 以下の工程を包含する、オーラプテンを
精製する方法: (a) オーラプテン含有液を吸着剤に吸着させる工程; (b) 該吸着剤を、50%未満のアルコール濃度のアルコ
ール水溶液を用いて洗浄する工程;および (c) 該吸着剤を、50%以上95%以下のアルコール濃
度のアルコール水溶液を用いて、オーラプテンを溶出す
る工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーラプテンの精
製方法に関し、より詳細には、オーラプテン含有液を吸
着した吸着剤を異なるアルコール濃度のアルコール水溶
液により洗浄および溶出することによって、オーラプテ
ンを精製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、以下の化学式で表されるオー
ラプテンは、ミカン科の果皮に含まれていることが知ら
れており、近年、エプスタインバーウイルス早期抗原誘
導抑制剤としての用途が見出され(本出願人による特願
平7−320013号を参照)、注目されはじめている
物質である:
【化1】
【0003】オーラプテンを含有する液体(例えば、カ
ンキツ類から得られる精油)から、オーラプテンを精製
する従来の方法としては、オーラプテンを含有する液体
を、シリカゲル担体(例えば、和光純薬社製、商品名ワ
コーゲルC−200)を充填したカラムに注入し、次い
でn−ヘキサンと酢酸エチルとの展開剤をカラムに流
し、その濃度勾配を利用してオーラプテンを溶出する方
法が挙げられる。
【0004】しかし、この方法で得られたオーラプテン
溶出液には不純物が多く含まれているので、溶出された
オーラプテンをクロロホルムおよびアルコールを用いて
繰り返し再結晶することが必要である。従って、この従
来の方法は、極めて煩雑な方法であった。
【0005】また、オーラプテンを含有する液体として
カンキツ類から得られる精油(以下、単に「カンキツ精
油」という)が用いられた場合には、カンキツ精油に含
有されるエポキシオーラプテン、カロテノイドなどが、
オーラプテンと共に溶出し、得られたオーラプテンに不
純物として存在し得る。カロテノイドは有色物質である
ので、得られたオーラプテン中に不純物として存在する
カロテノイドは、得られたオーラプテンを着色するとい
う不都合がある。従って、エポキシオーラプテン、カロ
テノイドなどをオーラプテンから除去するためには、さ
らに再結晶を繰り返すことが必要になるので、オーラプ
テンを精製するためにはさらに煩雑な工程を必要とし
た。
【0006】さらに、上記の方法においては、n−ヘキ
サン、酢酸エチル、クロロホルムなどのような、人体に
悪影響をもたらし得る溶媒を使用するので、得られたオ
ーラプテンを食品添加物として用いることは極めて不適
切である。また多くの場合、上記の方法には、多量の溶
媒を必要とするので、費用がかかる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、オーラ
プテン含有液(例えば、カンキツ精油)を吸着した吸着
剤に対して、所定のアルコール濃度未満のアルコール水
溶液を流した場合には、多くのオーラプテンが吸着剤か
ら溶出されずに多くの不純物が除去される一方、所定の
アルコール濃度範囲のアルコール水溶液を流した場合に
は、多くのオーラプテンが吸着剤から極めて容易に溶出
されるという知見を得、本発明を完成した。すなわち、
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたも
のであり、その目的とするところは、オーラプテン含有
液を吸着した吸着剤を、異なるアルコール濃度のアルコ
ール水溶液により洗浄および溶出することによって、オ
ーラプテンを精製する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明にかかる精製方法は、以下の工程を包含する
構成とした: (a) オーラプテン含有液を吸着剤に吸着させる工程; (b) 該吸着剤を、50%未満のアルコール濃度のアルコ
ール水溶液を用いて洗浄する工程;および (c) 該吸着剤を、50%以上95%以下のアルコール濃
度のアルコール水溶液を用いて、オーラプテンを溶出す
る工程。
【0009】本明細書において用いられる用語「オーラ
プテン含有液」とは、オーラプテンを含有する液体を指
す。このような液体としては、例えば、ミカン果実を搾
汁する際に飛散する精油を水で回収し、遠心分離するこ
とにより得られるカンキツ精油などが挙げられる。な
お、本明細書において用いられる化合物「オーラプテ
ン」とは、以下の式で表される化合物を指す:
【化2】
【0010】なお、本明細書において用いられる化合物
「オーラプテン」は、通常「メランジン」と呼ばれ、以
下の式で表される化合物とは異なる化合物である:
【化3】
【0011】吸着剤としては特に限定されないが、オー
ラプテン含有液が吸着する量(以下、単に「吸着量」と
いう)を多くするという観点から、電気的に中性である
ことおよび比表面積が大きい多孔性吸着剤であることが
好ましい。このような吸着剤としては、例えば、スチレ
ンとジビニルベンゼンとの共重合体を含む樹脂が挙げら
れる。樹脂の用い方としては、湿潤状態(市販時の状
態)の樹脂をそのまま用いることができる他、この湿潤
状態の樹脂を乾燥させ、乾燥状態でも用いることができ
る。吸着量を多くして効率よくオーラプテンを精製する
という観点から、樹脂を乾燥状態で用いることが好まし
い。なお、市販の樹脂を用いる場合は、乾燥した状態で
用いるために、市販の湿潤樹脂を熱風(40℃以下が好
ましい)で予め乾燥させることが好ましい。
【0012】本明細書において用いられる「%」は体積
比を示し、例えば、「50%アルコール濃度のアルコー
ル水溶液」は、同一体積のアルコールと水とを混合して
調製される。
【0013】工程(b)において用いられるアルコール水
溶液のアルコール濃度は、50%未満であり、好ましく
は10%以上45%以下、さらに好ましくは35%以上
45%以下である。このアルコール水溶液のアルコール
濃度が50%以上である場合には、吸着剤に吸着された
不純物と共に多くのオーラプテンが溶出されてしまうの
で不適切である。
【0014】工程(c)において用いられるアルコール水
溶液のアルコール濃度は、50%以上95%以下であ
り、好ましくは60%以上90%以下で、さらに好まし
くは75%以上85%以下である。このアルコール水溶
液のアルコール濃度が50%未満である場合には、吸着
剤に吸着したオーラプテンがアルコール水溶液に溶出し
にくいので、不適切である。また、本工程(c)におい
て、95%を超えるアルコール濃度のアルコール水溶液
を用いた場合には、オーラプテンをより多く溶出できる
一方、工程(b)による洗浄後に吸着剤に残存する不純物
(例えば、カロテノイド)もより多く溶出されるので、
不適切である。
【0015】上記の工程(b)および工程(c)において用い
られるアルコール水溶液の量は特に限定されないが、オ
ーラプテンの回収率および経済性を考慮すると、工程
(a)において吸着剤に吸着されたオーラプテン含有液の
量の約14倍であることが好ましい。
【0016】本発明において用いられるアルコールとし
ては、本発明の方法により精製されたオーラプテンを食
品添加物に用いる場合にはエタノールが好ましく、医薬
品に用いる場合にはイソプロピルアルコールが好まし
い。
【0017】
【発明の実施の形態】1つの実施態様において、本発明
に係る方法は、以下の工程を包含するオーラプテンを精
製する方法である: (a) オーラプテン含有液を、スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体からなる乾燥樹脂に吸着させる工程; (b) 上記の樹脂を、上記の樹脂に吸着されたオーラプテ
ン含有液の14倍量(体積比)の35%以上45%以下
のエタノール濃度のエタノール水溶液を用いて洗浄する
工程;および (c) 上記の樹脂を、上記の樹脂に吸着されたオーラプテ
ン含有液の14倍量(体積比)の75%以上85%以下
のエタノール濃度のエタノール水溶液を用いて、オーラ
プテンを溶出する工程。
【0018】本発明に係るオーラプテンを精製する方法
は、上記の工程を包含するため、以下のような効果を有
する。
【0019】工程(b)において用いられるエタノール水
溶液のエタノール濃度は50%未満(好ましくは10%
以上45%以下、さらに好ましくは35%以上45%以
下)であるので、オーラプテン含有液に含まれる共存物
質エポキシオーラプテンが、スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体からなる樹脂から溶出しやすいが、オーラプ
テンは樹脂からほとんど溶出せず、樹脂に残存する。さ
らに、オーラプテン含有液に含まれ、樹脂に吸着した多
くの不純物もまた、樹脂から効率的に除去される。
【0020】工程(c)において用いられるエタノール水
溶液のエタノール濃度は50%以上95%以下(好まし
くは60%以上90%以下、さらに好ましくは75%以
上85%以下)であるので、上記工程(b)によって洗浄
された樹脂から、多くのオーラプテンを効率よく溶出す
ることができると共に、有色物質であるカロテノイドが
溶出されにくく、樹脂に残存する。
【0021】工程(b)および工程(c)において用いられる
エタノール水溶液の量は、工程(a)において樹脂に吸着
されたオーラプテン含有液の量の約14倍(体積比)で
あるので、極めて効率的かつ経済的にオーラプテンを精
製することができる。これらのことは、以下の実施例1
においてさらに詳細に説明される。なお、工程(a)にお
いて樹脂に吸着されたオーラプテン含有液の量の約14
0倍(体積比)の量のエタノール水溶液を用いた場合に
は、オーラプテンの収率は良くなるが、上記の場合と比
較して経済的効率が悪くなる傾向がある。
【0022】工程(b)および工程(c)において用いられる
アルコールはエタノールであるので、n−ヘキサン、酢
酸エチル、クロロホルムなどのような人体に悪影響をも
たらし得る溶媒を使用する従来の精製方法と比較して、
本発明により得られたオーラプテンは極めて安全に食品
添加物として用いられ得る。
【0023】工程(a)において用いられる樹脂はスチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合体からなる樹脂であるの
で、他の樹脂と比較して効率的にオーラプテンを吸着す
ることができる。このことは、以下の参考例においてさ
らに詳細に説明される。
【0024】また、本実施態様において得られたオーラ
プテンは、ほぼ白色の無味無臭の粉末形態であるので、
食品添加剤などとして用いられ得、さらにその量を任意
に増減することも可能になる。
【0025】
【実施例】本発明を以下の実施例を用いてさらに詳細に
説明するが、以下の実施例は例示の目的にのみ用いら
れ、限定の目的で用いられてはならない。
【0026】カンキツ精油を−15℃以下で約1週間に
わたって冷蔵保存し、オーラプテンを含有する沈殿物を
得た。この沈殿物を常温に静置すると自発的に溶解する
ので、以下の実施例および参考例では、沈殿物を常温に
静置することによって自発的に溶解した精油沈殿溶解液
として用いた。
【0027】(実施例1)精油沈殿溶解液(約150
g、約176ml)をHP21樹脂(三菱化成株式会社
製、乾燥樹脂)100gに、常温で30分かけて吸着さ
せ、次いで以下の表1および表2に示すエタノール濃度
のエタノール水溶液を用いてHP21樹脂からオーラプ
テン、エポキシオーラプテン、カロテノイドなどを溶出
した。なお、乾燥樹脂100gに対して、精油沈殿溶解
液は約150g吸着する。
【0028】次いで、これらの各溶出液を以下のHPL
C(高速液体クロマトグラフィー)を用いて各成分につ
いて定量した。また、カロテノイドについては、分光光
度計(株式会社日本分光製、波長451nm、標品:β
−カロテン)を用いて比較および定量した。定量した結
果を以下の表1および表2に示し、本実施例で用いたH
PLCの測定条件を以下に示す: カラムとして東ソー株式会社製、TSKゲル−120
T、5μ(カラム寸法:4.6mmφ×250mm); 移動相:エタノール/水=19/1; 流速:0.3ml/min;および 検出器:UV−VIS検出器(検出波長=320n
m)。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】 上記のHPLCおよび分光光度計を用いて上記のHP2
1樹脂100gに吸着した各成分の量を定量した。その
結果、上記のHP21樹脂100gに吸着したオーラプ
テンの量は28g、エポキシオーラプテンの量は8g、
およびカロテノイドの量は20mgであった。
【0031】上記の表1および表2より、エタノール水
溶液のエタノール濃度が40%であれば、樹脂からのオ
ーラプテンの溶出量が少なく、樹脂からのエポキシオー
ラプテンの溶出量を多くすることができ、一方、エタノ
ール水溶液のエタノール濃度が60%以上であれば、樹
脂からのオーラプテンの溶出量を多くすることができる
ことが理解される。なお、エタノール水溶液のエタノー
ル濃度が約100%である場合には、樹脂から溶出され
るカロテノイドの量が、他のエタノール濃度のエタノー
ル水溶液を用いた場合と比較して、著しく増加すること
が理解される。
【0032】従って、上記表1および表2より、精油沈
殿溶解物などのオーラプテン含有液を吸着剤に吸着させ
た後に、50%未満のアルコール濃度のアルコール水溶
液で洗浄し、次いでこの洗浄した吸着剤から50%以上
95%以下のアルコール濃度のアルコール水溶液を用い
て、オーラプテンを溶出することにより、オーラプテン
を精製できることが理解される。
【0033】樹脂からのカロテノイドの溶出量を多くす
ることなく、樹脂からのオーラプテンの溶出量を多くす
るためには、エタノール水溶液のエタノール濃度を80
%にすることが適切であることも理解される。
【0034】また、精油沈殿溶解液に対するアルコール
水溶液の量については、上記の表1より、オーラプテン
の回収率を考慮すれば、樹脂に吸着された精油沈殿溶解
液の140倍の量のアルコール水溶液を用いることが好
ましい。しかし、多くのアルコール水溶液を用いなけれ
ばならない点、および溶出後の濃縮および乾燥を考慮す
ると、樹脂に吸着された精油沈殿溶解液の14倍の量の
アルコール水溶液を用いることが好ましく、この場合で
も本願発明の効果を十分得ることができる点が上記の表
2から理解される(図1も参照のこと)。
【0035】(実施例2)精油沈殿溶解液(約150
g、約176ml)を、HP21乾燥樹脂(約100
g)に常温で30分かけて吸着させた。本実施例におい
ても、上記のHPLCおよび分光光度計を用いて上記の
HP21樹脂100gに吸着した各成分の量を定量し
た。その結果、上記のHP21樹脂100gに吸着した
オーラプテンの吸着量は26.7g、エポキシオーラプ
テンの吸着量は6.5g、およびカロテノイドの吸着量
は10mgであった。
【0036】次いで、上記の精油沈殿溶解液を吸着させ
たHP21樹脂を、40%エタノール濃度のエタノール
水溶液1.2リットルで2回、洗浄し、次いで80%エ
タノール濃度のエタノール水溶液1.2リットルで2
回、溶出した。得られた溶出液をエバポレーターにより
濃縮、乾燥し、ほぼ白色の無臭無味の粉末(26.7
g)を得た。
【0037】この粉末をエタノールに溶解し、次いでH
PLCおよび分光光度計により各成分について定量した
結果、ほぼ白色の無臭無味の粉末は、オーラプテン2
3.9g(回収率89.5%)、エポキシオーラプテン
2.8g、およびカロテノイド1.5mgを含有してい
たことが判明した。従って、この実施例による本発明の
オーラプテンの精製方法によれば、食品添加剤などとし
て用いられ得るほぼ白色の無臭無味の粉末が得られる。
また、実施例による本発明のオーラプテンの精製方法に
よれば、得られる粉末はほぼ白色かつ無臭無味であるの
で、食品添加剤として用いられる場合、その量を任意に
増減することも可能になる。
【0038】(実施例3)吸着剤としてHP21樹脂に
代えてHP20樹脂(三菱化成株式会社製、乾燥樹脂)
を用いたこと以外は、実施例2と同様に吸着、洗浄、お
よび溶出を行った。得られたほぼ白色かつ無臭無味の粉
末は、オーラプテン22.4g(回収率83.9%)、
エポキシオーラプテン3.9g、およびカロテノイド
1.4mgを含有していた。
【0039】(参考例)オーラプテンを吸着する吸着剤
の能力を比較するために、精油沈殿溶解液400g(オ
ーラプテン含有率18.5%、エポキシオーラプテン
6.0%、およびカロテノイド含有率0.08%、これ
らの値はHPLCおよび分光光度計による)を以下の表
3に示されるスチレン−ジビニルベンゼン共重合体を基
本骨格とする各樹脂100g(いずれも三菱化成株式会
社製、乾燥重量)に常温で30分かけて吸着させ、次い
で40%エタノール濃度のエタノール水溶液5リットル
で洗浄、乾燥した。
【0040】乾燥後の各樹脂の重量を測定し、その吸着
前後の樹脂の重量から、樹脂に吸着された吸着物質の重
量を算出した。
【0041】なお、湿潤樹脂を用いた場合には、別個
に、精油沈殿溶解液400gを樹脂に吸着させる前に、
湿潤樹脂を約40℃の熱風により乾燥して軽量し、乾燥
後の重量100gに対する重量の湿潤樹脂に、精油沈殿
溶解液400gを常温で30分かけて吸着させ、次いで
40%エタノール濃度のエタノール水溶液5リットルで
洗浄し、乾燥し、次いで乾燥後の各樹脂の重量を測定
し、その吸着前後の樹脂の重量から、樹脂に吸着された
吸着物質の重量を算出した。
【0042】以下の表3において、「樹脂名」の欄にお
けるアルファベットに続く数字は架橋の程度を示す。ま
た、シリカゲル(和光純薬株式会社製、商品名「ワコー
ゲルC−200」)を吸着剤として用いて同様に実験を
行い、シリカゲルに吸着された吸着物質の重量を測定し
た。この結果についても、表3に併せて示す。
【0043】
【表3】 上記の表3より、精油沈殿溶解液は、イオン交換樹脂
(表3の上から1つ目から7つ目まで)と比較して、イ
オン交換能を有さない樹脂に吸着されやすいことが理解
される。また、湿潤樹脂および乾燥樹脂とを比較する
と、精油沈殿溶解液は乾燥樹脂に吸着されやすいことが
理解される。なお、上記の表3に掲げられた樹脂のう
ち、HP20およびHP21は比表面積が大きいので、
精油沈殿溶解液を吸着させるために極めて適切であるこ
とも理解される。
【0044】
【発明の効果】本発明により、オーラプテン含有液を吸
着した吸着剤を、異なるアルコール濃度のアルコールに
より洗浄および溶出することによって、オーラプテンを
精製する方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、約100%エタノールを用いた場合に
おける、吸着剤からのオーラプテンの溶出率を示すグラ
フである。
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を包含する、オーラプテンを
    精製する方法: (a) オーラプテン含有液を吸着剤に吸着させる工程; (b) 該吸着剤を、50%未満のアルコール濃度のアルコ
    ール水溶液を用いて洗浄する工程;および (c) 該吸着剤を、50%以上95%以下のアルコール濃
    度のアルコール水溶液を用いて、オーラプテンを溶出す
    る工程。
  2. 【請求項2】 前記吸着剤が多孔性吸着剤である、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記吸着剤がスチレンとジビニルベンゼ
    ンとの共重合体を含む樹脂である、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記工程(b)に用いられるアルコール水
    溶液のアルコール濃度が、10%以上45%以下であ
    る、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(c)に用いられるアルコール水
    溶液のアルコール濃度が、60%以上90%以下であ
    る、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記アルコールがエタノールまたはイソ
    プロピルアルコールである、請求項1から5のいずれか
    に記載の方法。
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