JPH1129567A - 複素環化合物及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents

複素環化合物及び農園芸用殺菌剤

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JPH1129567A
JPH1129567A JP19510397A JP19510397A JPH1129567A JP H1129567 A JPH1129567 A JP H1129567A JP 19510397 A JP19510397 A JP 19510397A JP 19510397 A JP19510397 A JP 19510397A JP H1129567 A JPH1129567 A JP H1129567A
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JP
Japan
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heterocyclic ring
reaction
membered heterocyclic
general formula
compound represented
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Application number
JP19510397A
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English (en)
Inventor
Masataka Yokoyama
正孝 横山
Hideo Togo
秀雄 東郷
Misao Kubo
操 久保
Koji Baba
康治 馬場
Yoshinobu Yamamoto
好伸 山本
Masaaki Kudo
正昭 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 (式中,R1 はH、 C1-C6アルキル、AはO、S、Rは
フェニル又はO、S、Nから選択される1〜3個のヘテ
ロ原子を有する4〜6員複素環を示し、該4〜6員複素
環はフェニル環又は1〜3個のNを有する6員複素環と
の縮合複素環を示すこともできる。)で表される複素環
化合物、及び該化合物を含む農園芸用殺菌剤。 【効果】 本化合物はイネいもち病、リンゴ黒星病、ト
マト疫病、キュウリべと病等の植物病害に対して顕著な
防除活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な複素環化合物
及び該化合物を有効成分とする農園芸用殺菌剤に関する
ものである。
【0002】
【発明が解決すべき課題】本発明者等は新規な農園芸用
殺菌剤を創出すべく、鋭意研究を重ねた結果、一般式
(I) で表される複素環化合物が文献未記載の新規化合物
であり、且つイネいもち病、リンゴ黒星病、トマト疫
病、キュウリべと病等の植物病害に対して顕著な防除活
性を有することを見いだし、本発明を完成させたもので
ある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は一般(I')
【化3】 (式中,R1 は水素原子又は C1-C6アルキル基を示し、
Aは酸素原子又は硫黄原子を示し、Rはフェニル基又は
同一又は異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は窒素
原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する4〜
6員複素環を示し、該4〜6員複素環はフェニル環又は
1〜3個の窒素原子を有する6員複素環と縮合して縮合
複素環を示すこともできる。但し、Aが酸素原子を示す
場合、Rは2−チエニル基を除く。)で表される複素環
化合物及び該一般式(I')を包含する一般式(I)
【0004】
【化4】 (式中,R1 は水素原子又は C1-C6アルキル基を示し、
Aは酸素原子又は硫黄原子を示し、Rはフェニル基又は
同一又は異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は窒素
原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する4〜
6員複素環を示し、該4〜6員複素環はフェニル環又は
1〜3個の窒素原子を有する6員複素環と縮合して縮合
複素環を示すこともできる。)で表される複素環化合物
を有効成分とする農園芸用殺菌剤に関するものである。
本発明の一般式(I) で表される複素環化合物のRの定義
で「同一又は異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
4〜6員複素環を示し、該4〜6員複素環はフェニル環
又は1〜3個の窒素原子を有する6員複素環と縮合して
縮合複素環を示すこともできる」とあるのは、例えばフ
リル基、チエニル基、ピロリル基、ベンゾチエニル基、
インドール基、ピリジル基、イミダゾリル基、プリニル
基等の基を示す。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I')で表される複
素環化合物の代表的な製造方法は、例えば下記に図示す
る方法を例示することができる。
【化5】 (式中、R、R1 及びAは前記に同じくし、TBDPS
はターシァリーブチルジフェニルシリル基を示し、Xは
ハロゲン原子を示し、Mはアルカリ金属原子を示す。)
【0006】. 構造式(X) →構造式(VIII) 構造式(X) で表される化合物と一般式(IX)で表される化
合物を塩基及び不活性溶媒の存在下に反応させることに
より、構造式(VIII)で表される化合物を製造することが
できる。本反応で使用する不活性溶媒は、本反応の進行
を著しく阻害しない不活性溶媒であれば良く、例えばジ
クロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン
化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニ
トリル類、ジメチルエーテル、ジグライム、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン(THF)等の直鎖状又は環状
エーテル類、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチ
ルアセトアミド(DMA)、ジメトキシエタン(DM
E)、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、1−メチル
−2−ピロリジノン等のアミド類、ヘキサメチルホスホ
リックトリアミド(HMPA)等のリン酸アミド類、ジ
メチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン、水等の
不活性溶媒を例示することができ、これらの不活性溶媒
は単独で、又は2種以上混合して使用することができ
る。
【0007】本反応で使用する塩基としては、一般的に
はイミダゾール類が使用されるが、本発明はこれらの塩
基に限定されるものではない。塩基の使用量は構造式
(X) で表される化合物に対して等量乃至5等量の範囲か
ら適宜選択して使用すれば良い。本反応は等モル反応で
あるので、構造式(X) で表される化合物と一般式(IX)で
表される化合物を等モル量使用すれば良いが、いずれか
の反応剤を過剰に使用することもできる。
【0008】本反応の反応温度は−50℃〜200℃の
範囲から適宜選択して反応を行えば良く、好ましくは0
℃〜50℃の範囲である。本反応の反応時間は反応規
模、反応温度等により一定しないが、本反応が完結すれ
ば良く、数分〜48時間程度の範囲である。反応終了
後、常法に従って目的物である構造式(VIII)で表される
化合物を単離すればよく、必要に応じて分取用薄層クロ
マトグラフィー等により精製操作を行うこともできる。
構造式(X) で表される化合物及び一般式(IX)で表される
化合物は試薬等として市販されているものを容易に入手
することができる。
【0009】 . 構造式(VIII)→一般式(V) +一般式(VI) 構造式(VIII)で表される化合物と一般式(VII) で表され
る化合物を不活性溶媒の存在下に反応させることによ
り、一般式(V) 及び一般式(VI)で表される化合物を製造
することができる。本反応で使用できる不活性溶媒とし
ては、例えばの製造方法で使用できる不活性溶媒の他
に、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール等のアルコール類も使用することができる。一
般式(VII) で表される化合物としては、例えば水酸化ナ
トリウム、水硫化ナトリウム、水酸化カリウム、水硫化
カリウム等のアルカリ金属の水酸化物又は水硫化物を使
用することができ、その使用量は構造式(VIII)で表され
る化合物に対して等モル乃至過剰モルの範囲から適宜選
択して使用すれば良く、これらはそのまま又は水等に溶
解せしめて使用することもできる。
【0010】本反応の反応温度は−50℃〜100℃の
範囲から適宜選択して反応を行えば良く、好ましくは0
℃〜50℃の範囲である。本反応の反応時間は反応規
模、反応温度等により一定しないが、本反応が完結すれ
ば良く、数分〜48時間程度の範囲である。反応終了
後、常法に従って目的物である一般式(V) 及び一般式(V
I)の混合物として得ることができ、分取用薄層クロマト
グラフィー等により精製操作を行うことによって。一般
式(V) 及び一般式(VI)をそれぞれ単離することができ
る。
【0011】. 一般式(VI)→一般式(V) 一般式(VI)で表される化合物を不活性溶媒の存在下に還
元剤により還元反応することにより、一般式(V) で表さ
れる化合物を製造することができる。本反応で使用でき
る不活性溶媒としては、例えばの製造方法で使用でき
る不活性溶媒を例示することができる。本発明で使用す
る還元剤としては、例えばNaBH4 等の還元剤を使用
することができ、その使用量は一般式(VI)で表される化
合物に対して等モル乃至2倍モル程度の量を使用するこ
とができる。反応温度は10℃乃至使用する不活性溶媒
の沸点域の間で行えば良く、好ましくは室温付近で行う
のが良い。本反応の反応時間は反応規模、反応温度等に
より一定しないが、本反応が完結すれば良く、数分〜4
8時間程度の範囲である。反応終了後、常法に従って目
的物である一般式(V) で表される化合物を単離すれば良
く、必要に応じて精製等を行うこともできる。
【0012】. 一般式(V) →一般式(III) 一般式(V) で表される化合物と一般式(IV)で表される化
合物を不活性溶媒、脱水剤及び触媒の存在下に環化反応
させることにより、一般式(III) で表される化合物を製
造することができる。本反応で使用できる不活性溶媒と
しては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類を例示することができる。本環化反応にお
ける脱水剤としては、例えばモレキュラーシーブ等を使
用することができ、その使用量は一般式(V) で表される
化合物に対して大過剰に使用すれば良い。又、本反応の
進行を促進させるために触媒として、例えばトシルアル
コール等を触媒量添加して反応を行うことができる。反
応温度は10℃乃至使用する不活性溶媒の沸点域の間で
行えば良く、好ましくは室温付近で行うのが良い。本反
応の反応時間は反応規模、反応温度等により一定しない
が、本反応が完結すれば良く、数分〜48時間程度の範
囲である。反応終了後、常法に従って目的物である一般
式(III) で表される化合物を単離すれば良く、必要に応
じて精製等を行うこともできる。
【0013】. 一般式(III) →一般式(I-b) 一般式(III) で表される化合物を不活性溶媒及び脱保護
基剤の存在下に反応させることにより、一般式(I-b) で
表される化合物を製造することができる。本反応で使用
できる不活性溶媒としては、例えばジメチルエーテル、
ジクライム、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエー
テル類を例示することができる。本発明で使用する脱保
護基剤としては、例えばテトラブチルアンモニウムフル
オライド等の第4級アンモニウム塩を使用することがで
き、その使用量は一般式(III) で表される化合物に対し
て0.1モル乃至等モル程度の量を使用することができ
る。反応温度は10℃乃至使用する不活性溶媒の沸点域
の間で行えば良く、好ましくは室温付近で行うのが良
い。本反応の反応時間は反応規模、反応温度等により一
定しないが、本反応が完結すれば良く、数分〜48時間
程度の範囲である。反応終了後、常法に従って目的物で
ある一般式(I-b) で表される化合物を単離すれば良く、
必要に応じて精製等を行うこともできる。
【0014】. 一般式(I-b) →一般式(I-a) 一般式(I-b) で表される化合物と一般式(II)で表される
化合物を、一般的に行われる不活性溶媒及び塩基の存在
下に反応させることにより、一般式(I-a) で表される化
合物を製造することができる。本反応はの製造方法と
同様にすることにより、目的物を製造することができ
る。
【0015】以下に一般式(I) で表される化合物の代表
例を第1表に示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【化6】
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】以下に本発明の代表的な実施例を例示する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1−1.(2S)−O−ターシァリーブチルジフ
ェニルシリルグリシド−ルの製造
【化7】 クロロホルム15ml中に(R)−グリシドール1.4
54g(19.6ミリモル)を溶解し、該溶液にイミダ
ゾール2.67g(39.3ミリモル)及びターシァリ
ーブチルジフェニルシリルクロリド6.1ml(23.
5ミリモル)を加え、18時間室温下に攪拌して反応を
行った。反応終了後、反応液から目的物をクロロホルム
(20ml×3)で抽出し、抽出液を併せて、硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣
を分取用薄層クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチ
ル=6:1)で精製することにより、目的物を無色油状
物として1.882g得た。(収率:31%)
【0019】マススペクトル(m/z)〔FAB;KI
添加、C19H24O2SiK(M+K)+ 〕 実測値 351.1179 計算値 351.11
83 赤外線クロマトグラフィー〔νmax (neat)/cm -1〕 3070, 3050, 3000, 2960, 2930, 2900, 2860. H−NMR〔400MHz,CDCl3,δ値〕 1.06(9H,s,t-Bu), 2.61(1H,dd,J=2.52+5.27,3-H),2.74
(1H,dd,J=4.12+5.04,3-H), 3.12(1H,m,2-H),3.71(1H,d
d,J=4.59+11.92,1-H), 3.85(1H,dd,H=3.21+11.91,1-H),
7.32-7.69(10H,m,フェニル). C−NMR〔100MHz,CDCl, δ値〕 19.2(t-Bu-4 °), 26.7(t-Bu), 44.4(3-C), 52.2(2-C),
64.3(1-C),127.7, 129.7, 135.5, 135.6(フェニル), 133.2
(フェニルのC-ipso).
【0020】実施例1−2.(2R)−1−O−ターシ
ァリーブチルジフェニルシリル−3−メルカプト−1,
2−プロパンジオール及び3,3−ジチオビス(1−O
−ターシァリーブチルジフェニルシリル−1,2−プロ
パンジオール)の製造
【化8】 テトラヒドロフラン10mlに(2S)−O−ターシァ
リーブチルジフェニルシリルグリシド−ル1.123g
(3.59ミリモル)を溶解し、該溶液に水硫化ナトリ
ウムの15〜18%水溶液10ml及びエタノ−ル20
mlの混合液を加え、3時間室温下に攪拌して反応を行
った。反応終了後、反応液から目的物をクロロホルム
(30ml×3)で抽出し、抽出液を併せて、硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下に濃縮し、得られた残渣を分取
用薄層クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=
4:1)で精製することにより、目的物を無色油状物と
して0.707g得た。(収率:57%) 同時に副生成物である3,3−ジチオビス(1−O−タ
ーシァリーブチルジフェニルシリル−1,2−プロパン
ジオール)を無色油状物として0.422g得た。(収
率:34%)
【0021】(2R)−1−O−ターシァリーブチルジ
フェニルシリル−3−メルカプト−1,2−プロパンジ
オール マススペクトル(m/z)〔FAB;KI添加、C19H26
O2SSiK(M+K) + 〕 実測値 385.1066 計算値 385.10
60 赤外線クロマトグラフィー〔νmax (neat)/cm -1〕 3400, 3050, 3030, 2940, 2920, 2880, 2850. H−NMR〔400MHz,CDCl3,δ値〕 1.07(9H,s,t-Bu), 1.38(1H,t,J=8.06,OH), 2.59(1H,dd,
J=4.88,SH),2.67(2H,m,3-H), 3.70(2H,m,1-H), 3.75(1
H,m,2-H),7.38-7.67(10H,m,フェニル). C−NMR〔100MHz,CDCl, δ値〕 19.2(t-Bu-4 °), 26.8(t-Bu), 27.7(3-C), 65.6(1-C),
72.5(2-C),127.8, 129.9, 135.5(フェニル), 132.9(フェニル
のC-ipso).
【0022】3,3−ジチオビス(1−O−ターシァリ
ーブチルジフェニルシリル−1,2−プロパンジオー
ル) マススペクトル(m/z)〔FAB;KI添加、C38H50
O4S2Si2K(M+K) + 〕 実測値 729.2323 計算値 729.23
26 赤外線クロマトグラフィー〔νmax (neat)/cm -1〕 3400, 3050, 3030, 3000, 2940, 2920, 2880, 2850. H−NMR〔400MHz,CDCl3,δ値〕 1.06(18H,s,t-Bu), 1.26(2H,s,OH), 2.62-2.91(4H,m,3,
3'-H),3.55-4.00(6H,m,1,1',2,2'H), 7.36-7.65(20H,m,
フェニル). C−NMR〔100MHz,CDCl, δ値〕 19.2(t-Bu-4 °), 26.8(t-Bu), 36.1, 41.9(3,3'-C), 6
6.2, 66.4(1,1'-C),70.7, 71.0(2,2'-C), 127.5, 129.
8, 135.8(フェニル), 133.0(フェニル のC-ipso).
【0023】実施例1−3.3,3−ジチオビス(1−
O−ターシァリーブチルジフェニルシリル−1,2−プ
ロパンジオール)の還元
【化9】 3,3−ジチオビス(1−O−ターシァリーブチルジフ
ェニルシリル−1,2−プロパンジオール)0.499
g(0.722ミリモル)をエタノール10mlに溶解
し、該溶液にナトリウムボロハイドライド0.546g
(14.4ミリモル)を加え、室温下に4時間攪拌して
反応を行った。反応終了後、反応液を濃縮し、目的物を
ヘキサン(20ml×3)で抽出し、抽出液を併せて、
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮し、得られた残
渣を分取用薄層クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エ
チル=4:1)で精製することにより、目的物を0.2
04g得た。(収率:41%) 同時に3,3−ジチオビス(1−O−ターシァリーブチ
ルジフェニルシリル−1,2−プロパンジオール)を
0.143g回収した。(回収率:30%)
【0024】実施例1−4.(5R)−5−(O−ター
シァリーブチルジフェニルシリル−ヒドロキシメチル)
−2−(2−フリル)−1,3−オキサチオランの製造
【化10】 (2R)−1−O−ターシァリーブチルジフェニルシリ
ル−3−メルカプト−1,2−プロパンジオール0.2
04g(0.589ミリモル)をクロロホルム10ml
に溶解し、該溶液に2−フルアルデヒド0.085g
(0.883ミリモル)、モレキュラーシーブ3A(Mo
lecular Sieves 3A)1g及びトシルアルコールを触媒量
加えて、室温下に2時間攪拌して反応を行った後、反応
液に炭酸水素ナトリウムを加えて反応を停止した。次い
で反応液から目的物をクロロホルム(20ml×3)で
抽出し、抽出液を併せて硫酸ナトリウムで乾燥した後、
濃縮し、得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=4:1)で精製することによ
り、目的物を0.225g得た。(収率:90%) 次いで、得られた目的物を液体クロマトグラフィーによ
りα型及びβ型に分取した。
【0025】
【化11】 マススペクトル(m/z)〔FAB;KI添加、C24H29
O3SSi(M+H) +〕 実測値 425.1588 計算値 425.16
07 赤外線クロマトグラフィー〔νmax (neat)/cm -1〕 3070, 3050, 2960, 2930, 2860.
【0026】H−NMR〔400MHz,CDCl3,δ値〕 (α−型) 1.06(9H,s,t-Bu), 3.11(1H,dd,J=6.95+10.37, メチル-H ),
3.30(1H,dd,J=5.73+10.26,メチル-H), 3.81(2H,m,4-H), 4.
88(1H,m,5-H),6.15(1H,s,2-H), 6.32(1H,m,フラン-4H), 6.
41(1H,m,フラン-3H), 7.35-7.68(11H,m,フェニル,フラン 5-H).
【0027】(β−型) 1.06(9H,s,t-Bu), 3.15(1H,dd,J=8.78+10.00, メチル-H ),
3.23(1H,dd,J=5.49+10.12,メチル-H), 3.84(1H,dd,J=6.10+
10.73,4-H),3.97(1H,dd,J=4.76+10.61,4-H), 4.23(1H,
m,5-H), 6.11(1H,s,2-H),6.32(1H,m,フラン-4H), 6.41(1H,
m,フラン-3H), 7.35-7.68(11H,m,フェニル,フラン 5-H).
【0028】実施例1−5.(5R)−5−ヒドロキシ
メチル−2−(2−フリル)−1,3−オキサチオラン
の製造
【化12】 (5R)−5−(O−ターシァリーブチルジフェニルシ
リル−ヒドロキシメチル)−2−(2−フリル)−1,
3−オキサチオラン0.191g(0.433ミリモ
ル)をテトラヒドロフラン5mlに溶解し、該溶液にテ
トラブチルアンモニウムフルオライド0.22ml
(0.22ミリモル、1M溶液/テトラハイドロフラ
ン)を加えて2時間室温下に攪拌して反応を行った。反
応終了後、反応液を濃縮し、得られた残渣を分取用薄層
クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2:1)
で精製することにより、目的物を無色油状物として0.
083g得た。(収率:95%) 次いで、得られた目的物を液体クロマトグラフィーによ
りα型及びβ型に分取した。
【0029】
【化13】 マススペクトル(m/z)〔FAB、C8H11O3S(M+H)
+ 〕 実測値 187.0428 計算値 187.04
29 赤外線クロマトグラフィー〔νmax (neat)/cm -1〕 3400, 2930, 2880.
【0030】H−NMR〔400MHz,CDCl3,δ値〕 (α−型) 1.80(1H,brs,OH), 3.05(1H,dd,J=8.29+10.25, メチル-H ),
3.22(1H,dd,J=5.61+10.25,メチル-H), 3.74(1H,dd,J=5.25+
11.83,4-H),3.87(1H,dd,J=3.42+11.95,4-H), 4.43(1H,
m,5-H), 6.22(1H,s,2-H),6.35(1H,m,フラン-4H), 6.47(1H,
m,フラン-3H), 7.44(フラン-5H).
【0031】(β−型) 1.80(1H,brs,OH), 3.16(2H,m,メチル-H ),3.80(1H,dd,J=5.
49+12.08,4-H),3.93(1H,dd,J=3.17+11.95,4-H), 4.26
(H,m,5-H), 6.14(1H,s,2-H),6.35(1H,m,フラン-4H), 6.47
(1H,m,フラン-3H), 7.44(フラン 5-H). 施光度 (α−型) 〔α〕20 D −133.36°(C 1.57,CHCl3 ) (β−型) 〔α〕20 D 53.435°(C 1.58,CHCl3
【0032】本発明の一般式(I) で表される複素環化合
物は農園芸用殺菌剤として有用であり、例えば稲いもち
病(Pyricularia oryzae)、稲紋枯病(Rhizoctonia so
lani)、稲胡麻葉枯病(Cochiobolus miyabeanus)、大
麦及び小麦等のうどんこ病(Erysiphe graminis )の如
き種々の宿主植物についてのうどんこ病、エンバクの冠
さび病(Puccinia coronata )及び他の植物のさび病、
トマトの疫病(Phytophthara infestans)及び他の植物
の疫病、キュウリのべと病(Pseudoperonospora cubens
is)、ブドウのべと病(Plasmopara viticola )等の種
々植物のべと病、リンゴ黒星病(Venturia inaequalis
)、リンゴ斑点落葉病(Alternaria mali )、ナシ黒
斑病(Alternaria kikuchiana )、カンキツ黒点病(Di
aporthe citr)、シュードモナス種、例えばキュウリ斑
点細菌病(Pseudomonas syringae pv. lachrymans )、
トマト青枯病(Pseudomonas solanacearum)、キサントモ
ナス種、例えばキャベツ黒腐病(Xanthomonas campestri
s)、イネ白葉枯病(Xanthomonas oryzae)、カンキツかい
よう病(Xanthomonas citri) 、エルウィニア種、例えば
キャベツ軟腐病(Erwinia carotovora)等の細菌病、タバ
コモザイク病(Tobacco mosaic virus)等のウイルス病
等の病害に対して極めて高い防除効果を有するものであ
る。
【0033】本発明の一般式(I) で表される複素環化合
物を有効成分とする農園芸用殺菌剤は、水田作物、畑作
物、果樹、野菜、その他の作物及び花卉等に被害を与え
る前記病害に対して顕著な防除効果を有するものである
ので、病害の発生が予測される時期に合わせて、病害の
発生前又は発生が確認された時点で水田、畑、果樹、野
菜、その他の作物、花卉等の水田水、茎葉又は土壌に処
理することにより本発明の農園芸用殺菌剤の所期の効果
が奏せられるものである。本発明の農園芸用殺菌剤は、
農薬製剤上の常法に従い、使用上都合の良い形状に製剤
して使用するのが一般的である。即ち、本発明の一般式
(I) で表される複素環化合物はこれらを適当な不活性担
体に、又は必要に応じて補助剤と一緒に適当な割合に配
合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸着若しくは付
着させ、適宜の剤形、例えば懸濁剤、乳剤、液剤、水和
剤、粒剤、粉剤、錠剤等に製剤して使用すれば良い。
【0034】本発明で使用できる不活性担体としては固
体又は液体の何れであっても良く、固体の担体になりう
る材料としては、例えばダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮
粉、鋸粉、タバコ茎粉、クルミ殻粉、ふすま、繊維素粉
末、植物エキス抽出後の残渣、粉砕合成樹脂等の合成重
合体、粘土類(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白
土等)、タルク類(例えばタルク、ピロフィライド
等)、シリカ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイト
カーボン〔含水微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高
分散珪酸で、製品により珪酸カルシウムを主成分として
含むものもある。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼
成珪藻土、レンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カ
ルシウム、燐酸カルシウム等の無機鉱物性粉末、硫安、
燐安、硝安、尿素、塩安等の化学肥料、堆肥等を挙げる
ことができ、これらは単独で若しくは二種以上の混合物
の形で使用される。
【0035】液体の担体になりうる材料としては、それ
自体溶媒能を有するものの他、溶媒能を有さずとも補助
剤の助けにより有効成分化合物を分散させうることとな
るものから選択され、例えば代表例として次に挙げる担
体を例示できるが、これらは単独で若しくは2種以上の
混合物の形で使用され、例えば水、アルコール類(例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、エチレングリコール等)、ケトン類(例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エーテル
類(例えばエチルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、
ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等)、脂肪族
炭化水素類(例えばケロシン、鉱油等)、芳香族炭化水
素類(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベン
トナフサ、アルキルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水
素類(例えばジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭
素、塩素化ベンゼン等)、エステル類(例えば酢酸エチ
ル、ジイソプピルフタレート、ジブチルフタレート、ジ
オクチルフタレート等)、アミド類(例えばジメチルホ
ルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等)、ニトリル類(例えばアセトニトリル等)、ジ
メチルスルホキシド類等を挙げることができる。
【0036】他の補助剤としては次に例示する代表的な
補助剤をあげることができ、これらの補助剤は目的に応
じて使用され、単独で、ある場合は二種以上の補助剤を
併用し、又ある場合には全く補助剤を使用しないことも
可能である。有効成分化合物の乳化、分散、可溶化及び
/又は湿潤の目的のために界面活性剤が使用され、例え
ばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエート、アルキル
アリールスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸縮合物、
リグニンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル等
の界面活性剤を例示することができる。又、有効成分化
合物の分散安定化、粘着及び/又は結合の目的のため
に、次に例示する補助剤を使用することもでき、例えば
カゼイン、ゼラチン、澱粉、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルアル
コール、松根油、糠油、ベントナイト、リグニンスルホ
ン酸塩等の補助剤を使用することもできる。
【0037】固体製品の流動性改良のために次に挙げる
補助剤を使用することもでき、例えばワックス、ステア
リン酸塩、燐酸アルキルエステル等の補助剤を使用でき
る。懸濁性製品の解こう剤として、例えばナフタレンス
ルホン酸縮合物、縮合燐酸塩等の補助剤を使用すること
もできる。消泡剤としては、例えばシリコーン油等の補
助剤を使用することもできる。有効成分化合物の配合割
合は必要に応じて加減することができ、例えば粉剤或い
は粒剤とする場合は0.01〜50重量%、又乳剤或い
は水和剤とする場合も同様0.01〜50重量%が適当
である。
【0038】本発明の農園芸用殺菌剤は各種病害を防除
するためにそのまま、又は水等で適宜希釈し、若しくは
懸濁させた形で病害防除にに有効な量を当該病害の発生
が予測される作物若しくは発生が好ましくない場所に適
用して使用すれば良く、例えば水稲の病害防除の目的で
本田への水面施用、稲育苗箱施用、湛水直播用種子粉衣
等の施用方法、種子消毒法等で使用することができ、麦
等の病害に対して茎、葉等へ散布する他に、土壌等に処
理して根から吸収させて使用することもできる。
【0039】本発明の農園芸用殺菌剤の使用量は種々の
因子、例えば目的、対象病害、作物の生育状況、病害の
発生傾向、天候、環境条件、剤型、施用方法、施用場
所、施用時期等により変動するが、有効成分化合物とし
て10アール当たり0.01g〜10kgの範囲から目
的に応じて適宜選択すれば良い。本発明の農園芸用殺菌
剤を更に防除対象病害、防除適期の拡大のため、或いは
薬量の低減をはかる目的で他の農園芸用殺菌剤と混合し
て使用することも可能である。
【0040】以下に本発明の代表的な処方例及び試験例
を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、処方例中、部とあるのは重量部を示す。 処方例1 第1表記載の化合物 50部 キシレン 40部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルと アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 10部 以上を均一に混合溶解して乳剤とする。 処方例2 第1表記載の化合物 3部 クレー粉末 82部 珪藻土粉末 15部 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
【0041】 処方例3 第1表記載の化合物 5部 ベントナイトとクレーの混合粉末 90部 リグニンスルホン酸カルシウム 5部 以上を均一に混合し、適量の水を加えて混練し、造粒、
乾燥して粒剤とする。 処方例4 第1表記載の化合物 20部 カオリンと合成高分散珪酸 75部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルとアル キルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 5部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0042】試験例1.水面施用によるイネいもち病防
除試験 1/14000アールのポットで栽培した水稲(5〜6
葉期)に第1表記載の化合物を有効成分とする薬剤を有
効成分として200g/10aの割合で水面施用し、温
室内に1週間放置した後、イネいもち病菌(Pyriculari
a oryzae)の胞子懸濁液を噴霧接種した。接種後、湿室
に1日放置した後、温室に移し、更に6日間置いて十分
に発病させた後、各葉の病斑数を調査し、無処理区と比
較して防除価を算出し、下記の基準に従って判定を行っ
た。 A : 防除価 100〜95% B : 防除価 94〜85% C : 防除価 84〜60% D : 防除価 59〜 0% 結果を第2表に示す。
【0043】試験例2.リンゴ黒星病防除試験 ポット植えのリンゴに本発明化合物を有効成分とする2
00ppmの薬液を十分に散布処理し、処理1日後にリ
ンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis) の胞子懸濁液を噴
霧接種した。接種後17℃の湿室条件下に1日置き、更
に17℃の恒温室で10日間置いて充分発病させた後、
病斑面積を調査し、無処理区と対比し、試験例1と同様
にして防除効果の判定を行った。結果を第2表に示す。
【0044】試験例3.キュウリべと病防除試験 ポット植えキュウリ(二葉期)に本発明化合物を有効成
分とする200ppm薬液を散布し、1日後にべと病菌
(Pseudoperonospora cubensis)の遊走子懸濁液を噴霧
接種した。接種後25℃の湿室条件下に1日置き、更に
温室で6日間置いて充分発病させた後、各葉の発病程度
を無処理区と対比し、試験例1と同様にして防除効果の
判定を行った。結果を第2表に示す。
【0045】
【表3】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 411/04 C07D 411/04 (72)発明者 山本 好伸 大阪府河内長野市美加の台1丁目40−1− 625 (72)発明者 工藤 正昭 大阪府四條畷市岡山4−12−8

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I') 【化1】 (式中,R1 は水素原子又は C1-C6アルキル基を示し、
    Aは酸素原子又は硫黄原子を示し、Rはフェニル基又は
    同一又は異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は窒素
    原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する4〜
    6員複素環を示し、該4〜6員複素環はフェニル環又は
    1〜3個の窒素原子を有する6員複素環と縮合して縮合
    複素環を示すこともできる。但し、Aが酸素原子を示す
    場合、Rは2−チエニル基を除く。)で表される複素環
    化合物。
  2. 【請求項2】 R1 が水素原子である請求項1記載の複
    素環化合物。
  3. 【請求項3】 4〜6員複素環又は縮合複素環がチエニ
    ル基、フリル基又はインドール基である請求項1記載の
    複素環化合物。
  4. 【請求項4】 一般式(I) 【化2】 (式中,R1 は水素原子又は C1-C6アルキル基を示し、
    Aは酸素原子又は硫黄原子を示し、Rはフェニル基又は
    同一又は異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は窒素
    原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する4〜
    6員複素環を示し、該4〜6員複素環はフェニル環又は
    1〜3個の窒素原子を有する6員複素環と縮合して縮合
    複素環を示すこともできる。)で表される複素環化合物
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    菌剤。
  5. 【請求項5】 R1 が水素原子である請求項4記載の農
    園芸用殺菌剤。
  6. 【請求項6】 4〜6員複素環又は縮合複素環がチエニ
    ル基、フリル基又はインドール基である請求項5記載の
    農園芸用殺菌剤。
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