JPH11297848A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH11297848A JPH11297848A JP10105019A JP10501998A JPH11297848A JP H11297848 A JPH11297848 A JP H11297848A JP 10105019 A JP10105019 A JP 10105019A JP 10501998 A JP10501998 A JP 10501998A JP H11297848 A JPH11297848 A JP H11297848A
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Abstract
のゲート酸化膜厚を複数種類とする製法では、ゲート電
極の仕事関数やシート抵抗が大きく変動する。 【解決手段】ゲート絶縁膜厚に依存するような特性上の
相違がある複数種類のトランジスタを有する。この複数
種類のトランジスタ間でゲート絶縁膜6の膜厚が一定の
値に設定され、かつゲート絶縁膜6上の(例えば、高融
点金属シリサイドからなる)多結晶ゲート電極22a,
22bのグレンサイズをトランジスタの種類に応じて変
える。具体的には、例えば結晶化熱処理の前に、ゲート
電極22a,22bとなる膜への不純物の種類、導入量
の少なくとも何れかを変えるか、当該ゲート電極22
a,22bとなる膜の膜厚を例えば選択的なエッチング
により局所的に変化させる。
Description
その製造方法に関し、特に1回のゲート酸化(1種類の
ゲート酸化膜厚)にて、出来上がりの実効的なゲート酸
化膜厚を2種類以上とした半導体装置およびその製造方
法に関する。
従来のプロセッサとメモリとの組み合わせのみでは、L
SI開発期間の短縮にとって、ソフトウェアの開発がボ
トルネックとなり始めている。このため、特定用途向け
LSI(ASIC)を予めLSIチップに組み入れる要
求が高まってきている。また、このASICも、集積規
模の増大にともないASICを用いるシステムと切り離
せなくなり、近年はいわゆるシステムLSIと呼ばれる
ものに発展してきている。かかるシステムLSIに集積
されるデバイスは、プロセッサやDRAMのみならず不
揮発性メモリや各種インターフェース回路までもが、現
在、1チップ化されようとしている。
1チップ化するためのウェハプロセスは、その複雑さを
急速に増大しつつある。たとえば、ゲート酸化膜につい
て、従来のLSIでは1種類の膜厚が用いられる場合が
多かったのに対して、システムLSIにおいては、デバ
イスの種類の増大につれて、1種類のゲート酸化膜厚が
用いられることはまずなく、マルチオキサイド(Multi-O
xide) プロセスが用いられるのが通常となってきてい
る。これは、デザインルールが同じでもデバイスによっ
て要求される特性が異なるためである。たとえば、ロジ
ック回路ではトランジスタの駆動能力(動作スピード
等)が要求されるのでゲート酸化膜は比較的薄くしなけ
ればならない。これに対し、DRAM等のメモリでは、
例えば動作速度向上の観点から内部昇圧により外部電源
電圧より高い電圧が使用されることがあり、これに伴う
耐圧確保の観点から、或いはリテンション特性を改善す
るために、比較的厚いゲート酸化膜が用いられる。ま
た、他のメモリを含め多くのLSIでは、内部で電源電
圧を降下または昇圧する多電源のLSIの場合、絶縁耐
圧の問題等からインターフェス回路や高電圧部のゲート
酸化膜厚を相対的に厚くする場合がある。
いられる場合、通常、厚くゲート酸化膜を形成する部分
は、ゲート酸化を2回(追加酸化にて)行う。一方、薄
いゲート酸化膜を形成する部分は、後の酸化工程で成長
する酸化膜をゲート酸化膜として用いる。したがって、
この薄いゲート酸化膜を形成する部分では、レジストマ
スクプロセスを用いて最初の酸化工程後に、当該酸化膜
を選択的に除去する必要がある。
厚の種類に応じたレジストマスクプロセスが必要であ
る。ところが、このレジストマスクプロセスでは、特に
薄いゲート酸化膜が形成される部分ではトランジスタが
形成される基板領域が露出した後にレジスト除去のアッ
シング等が必要で、基板汚染の問題がある。また、ゲー
ト酸化膜が露出した状態でレジストの塗布とアッシング
等を行わなければならず、レジストからのゲート酸化膜
への汚染およびダメージ導入の問題も無視できない。
報では、多結晶シリコン(PolySi)ゲート電極の
不純物濃度を変えて、実効的な出来上がりのゲート容量
を変化させた半導体装置が提案されている。図10
(a)は、ゲート酸化膜厚が異なる領域を対比して示す
断面図であり、図10(b)は上記公開公報に記載され
た各種パラメータを示す。図10において、本来薄いゲ
ート酸化膜が要求されるチップ部分を領域A、本来厚い
ゲート酸化膜が要求される部分を領域Bと定義する。ま
た、図中の符号100は半導体基板、102はLOCO
S、104a,104bはゲート酸化膜、106a,1
06bはポリシリコンからなるゲート電極、108は層
間絶縁膜、110は接続プラグ、112は配線層を示
す。
ように、レジストマスクプロセスを2度用いることによ
り、領域A,B間でポリシリコン中の不純物濃度が変え
てある。このため、出来上がりの実効的なゲート酸化膜
厚が領域A,B間で異なる値で実現できる。ここで、
“実効的なゲート酸化膜厚”とは、ゲート容量を決定す
る電荷のない領域の厚さであり、物理的なゲート酸化膜
厚に、当該ゲート酸化膜厚に接するポリシリコン層部分
に所定電位印加時に形成される空乏層厚を加えたものを
いう。
濃度を変える手法を用いれば、1回のゲート酸化(1種
類の物理的なゲート酸化膜厚)にて、実効的に複数種類
のゲート酸化膜厚を有するトランジスタを形成すること
ができる。
−94464号公報に開示された手法では、同時にゲー
ト電極の出来上がりの仕事関数やシート抵抗等も変えて
しまう問題がある。とくに、実効的なゲート酸化膜厚に
有効な差を設けようとすると、一方(領域B)のポリシ
リコン中の不純物濃度をかなり低くする必要があり、こ
の不純物濃度の減少によるの出来上がりのシート抵抗の
上昇は致命的である。これに関し、“IEEETRANSACTION
ON ELECTRON DEVICES,VOL.ED-32,NO.3,1985 p620 ”に
示されるように、不純物濃度が、例えば1019cm-3オ
ーダーを下回ると不純物濃度の減少に対しシート抵抗は
指数関数的に増大することが知られている。このシート
抵抗の増大は、ゲート電極配線を引き回さなくても素子
の動作速度に影響を与えてしまい、この結果、デバイス
や回路設計の自由度が失われてしまう。また、特に低濃
度のポリシリコン側で、ゲートバイアスや温度の影響を
大きく受けてゲート電極の仕事関数やシート抵抗が変化
してしまうので、このことも考慮してデバイスや回路設
計を行わなければならない。以上のことから、このポリ
シリコン中の不純物濃度を変化させる手法では、デバイ
スおよび回路の設計から根本的にやり直すことが必須と
なり、その結果、従来の設計資産を生かせないことにな
る。
関数や出来上がりのシート抵抗を大きく変えずに、ゲー
ト容量のみ局所的に制御できる絶縁ゲート型トランジス
タの形成方法が求められている。
れ、ゲート酸化を1回(1種類のゲート酸化膜厚)にて
行いつつも、複数種類の実効的な出来上がりのゲート酸
化膜厚を有する半導体装置を、ゲート電極の仕事関数や
シート抵抗の大きな変動をともなうことなく実現するこ
とを目的とする。
点を解決し、上記目的を達成するために、本発明者は、
種々検討を進めた結果、WSixのようなシリサイド単
層のゲート電極において、出来上がりのシリサイドのグ
レインサイズが大きく成長するほど、実効的な出来上が
りのゲート酸化膜厚が増大することを実験的に見いだし
た。これは、グレイン境界(Grain Boundary)部分に容量
性の材質が凝縮するのが原因と考えられる。
料の性質を利用したものである。本発明に係る半導体装
置は、ゲート絶縁膜厚に依存するような特性上の相違が
ある複数種類のトランジスタを有する半導体装置であっ
て、当該複数種類のトランジスタ間で前記ゲート絶縁膜
の膜厚が一定の値に設定され、かつ、前記ゲート絶縁膜
上の(例えば、高融点金属シリサイドからなる)多結晶
ゲート電極のグレンサイズをトランジスタの種類に応じ
て変えてある。
は、ゲート絶縁膜厚に依存するような特性上の相違があ
る複数種類のトランジスタを有する半導体装置の製造方
法であって、当該複数種類のトランジスタのゲート絶縁
膜を、半導体基板表面の一回の成膜工程で一括して形成
し、当該ゲート絶縁膜上に、グレンサイズをトランジス
タの種類に応じて変えて多結晶ゲート電極を形成する。
は、以下の2つの方法がある。 (1)例えば多結晶ゲート電極となる膜を成膜後の熱処
理の前に、前記トランジスタの種類に応じて不純物の種
類、導入量の少なくとも何れかを変えて、多結晶ゲート
電極に不純物を導入する。 (2)例えば多結晶ゲート電極となる膜を成膜後に、当
該膜をトランジスタの種類に応じた膜厚まで局所的にエ
ッチング等により薄くする。
は、ゲート酸化膜形成のための酸化工程が1回のみで、
しかもフォトレジストが形成された状態で基板が表出す
ることがない。この基板汚染等を回避できるプロセスに
よって、出来上がりの実効的なゲート酸化膜厚をシリサ
イド等のグレインサイズを変化させることにより同一ウ
ェハ内で異なる値で設定できる。このため、シリサイド
の膜厚やグレインサイズに対応した程度のゲート電極の
シート抵抗の違いはあるものの、特開平3−94464
号公報に開示された方法のように桁違いでシート抵抗が
変化するようなことがない。また、不純物がドープされ
たシリサイドは、材料的にはメタルであり、そのシート
抵抗や仕事関数の温度特性も比較的小さい。以上の理由
から、本発明に係る半導体装置の製造方法を適用するに
際しては、既に設計済みのデバイスや回路仕様を変更す
ることなく、プロセス変更のみでよい。
は、シリサイド単層のゲート電極においてグレインサイ
ズが大きく成長するほど実効的な出来上がりのゲート酸
化膜厚が増大することを実験により見いだした。本発明
は、この実験結果にもとづいて案出されたものであるこ
とから、以下では、この実験結果を簡単に述べた後、本
発明に係る半導体装置およびその製造方法の実施形態
を、図面を参照しながら詳細に説明する。
ト容量変化を調べたCV測定の結果を示すグラフであ
る。また、図9は、測定したゲート容量値から計算によ
り求めた実効的なゲート酸化膜厚とイオンドーズ量との
関係を示すグラフである。この実験では、WSixの膜
へのドーズ量を5×1015cm-2と一定として、Pho
s、As、Sb、B等の不純物種類を変えてイオン注入
し、これを所定条件でアニールした試料を評価対象とし
た。
類(Phos、As、Sb、B等)の違いにより、特に
正のゲートバイアス側でゲート容量Cgの値が異なって
いる。これは、各試料のシリサイド膜において上記アニ
ールにおける結晶化速度に違いが生じ、グレンサイズが
異なっているためである。このグレンサイズの相違でゲ
ート容量Cgが変化する原因は、グレイン境界部分に容
量性の材質が凝縮するためと考えられる。所定のゲート
バイアス時のゲート容量値を用いることにより、実効的
なゲート酸化膜厚Tox.effを計算により求めることがで
きる。この実効的なゲート酸化膜厚Tox.effは、図9に
示すように、不純物イオンのドーズ量に依存し、ドーズ
量を大きくするほど各種不純物を用いた場合のTox.eff
差を拡げることが分かる。これは、ドーズ量を大きくす
るほどグレンサイズが大きくなるといった観察結果とも
一致している。また、一般に、多結晶材料のグレンサイ
ズは、その膜厚が大きなるほど最終的な結晶粒径も大き
なものが得られることが知られている。
おいて、出来上がりのシリサイドのグレインサイズを制
御することにより、同じ酸化膜厚でも、出来上がりの実
効的なゲート酸化膜厚が異なる複数種類のトランジスタ
を作製することが可能となることが分かった。そして、
シリサイドの出来上がりのグレインサイズを変化させる
には、シリサイドヘ導入する不純物の種類やドーズを変
化させたり、シリサイドの膜厚を局所的に変化させたり
すればよいことが判明した。
Phosを〜5×1020cm-3の濃度でドープすること
により、何れも場合も仕事関数をシリコンのバンドギャ
ップ中央から〜0.3V程度n+ PolySi側へシフ
トさせることが可能である。そして、Asドープの場合
は、Phosドープに比べて出来上がりのグレインサイ
ズが大きく実効的なゲート酸化膜厚Tox.effが増大す
る。つまり、AsとPhosの組み合わせでは、仕事関
数を同じ方向と量だけシフトさせ、かつシート抵抗値も
ほぼ同じとしながら、出来上がりの実効的なゲート酸化
膜厚Tox.effのみ異なる2種類のトランジスタが作製で
きる。また、p型不純物とn型不純物、例えばBとAs
の組み合わせでは、仕事関数のシフト方向が異なり差が
生じるものの、実効的なゲート酸化膜厚Tox.effの差を
より大きくできる。一方、WSixの膜厚をレジストマ
スクプロセスによって局所的に変化させれば、同じ熱処
理でもWSixの出来上がりのグレインサイズはその膜
厚に大きく依存して変化する。この方法単独でも局所的
に実効的なゲート酸化膜厚Tox.effを変化させることが
できるが、上記不純物の種類やドーズ量を適宜選択して
イオン注入する方法との組み合わせによって、更に大き
なTox.eff差を実現できる。
MOS型半導体装置のゲート電極形成を例として説明す
る。
ある。図1は、本実施形態に係るMOS型半導体装置の
要部断面図である。図1において、符号1はMOS型半
導体装置、2はシリコン基板、4はLOCOS等の素子
分離領域、6はゲート酸化膜、8a,8bはWSixか
らなるゲート電極、10は層間絶縁膜を示す。なお、図
1では、その左側に実効的なゲート酸化膜厚Tox.effを
薄くしたいチップ領域Aを、右側にTox.effを厚くした
いチップ領域Bを示す。
ン基板2上に形成されたゲート酸化膜6に、例えばWS
ixからなるゲート電極8a,8bが形成されている。
ゲート酸化膜6の膜厚は例えば〜5nm程度、ゲート電
極8a,8bの厚みは例えば〜100nm程度である。
そして、一方の領域Aにおけるゲート電極8aにはph
osが、例えば〜5×1020cm-3の濃度で、もう一方
の領域Bにおけるゲート電極8bにはAsが、例えば〜
1×1021cm-3の濃度でそれぞれドーピングされてい
る。本例では、このようにWSix内のn型不純物の種
類と濃度を変えて、例えば最高熱処理温度が850℃で
30min程度の熱処理を経た後の出来上がりのグレイ
ンサイズを、図1に示すように、領域B側で領域A側よ
りも十分に大きくしている。その結果、出来上がりの実
効的なゲート酸化膜厚Tox.eff(計算値)を、領域A側
で〜6nm、領域B側で〜8nmと差を設けている。本
例の場合、WSixの仕事関数は、どちらの不純物を用
いた場合でもシリコンのバンドギャップ中央からn+ S
i側に〜0.3Vシフトしたところに位置する。
直後(As Grown)の物理的な酸化膜厚を一定としながら、
つまり、一回のゲート酸化によって、WSixに導入す
る不純物の種類及び/又は濃度を変えることにより、局
所的に出来上がりの実効的なゲート酸化膜厚を変化させ
ている。
してphosとAsとを用いているが、本実施形態で
は、不純物の種類に限定はない。例えば、グレイン成長
を阻害する不純物としてホウ素(B)を用いることも可
能である。この時、WSixの仕事関数は、シリコンの
バンドギャップ中央からp+ Si側に〜0.3Vシフト
することになる。したがって、他のn型不純物がドープ
されたWSixと異なる仕事関数になってしまうが、出
来上がりの実効的なゲート酸化膜厚Tox.effは成膜直後
のそれに近い〜5.5nm程度となり、より大きなTo
x.eff差が得られる利点がある。いずれにしても、基本
的には不純物ドーズ量を増やすほど、出来上がりのグレ
インの成長を促進もしくは抑制することができる。その
他の構成も、上記説明に限定されない。本発明が適用さ
れ得る半導体装置は、ゲート絶縁膜(酸化膜に限らな
い)により基板と絶縁されているMIS型半導体装置で
あればよい。基板は、SOIのようなものであってもよ
く、またゲート電極としては、一般的な多結晶のシリサ
イドやメタル、例えばMoSix、TaSix、Mo、
W、Ta等であってもよい。多結晶材料としては、その
他ポリシリコンであってもよい。また、導入する不純物
の種類やその濃度もあくまでもその一例である。
方法を、図面に沿って説明する。図2〜図5は、本製造
方法の各製造過程を示す断面図である。
コン基板2にLOCOS法等で素子分離領域4を形成す
る。つぎに、図2(B)において、ゲート酸化膜6を、
成膜直後で例えば〜6nmとなるように熱酸化法等によ
り成長させる。ゲート酸化膜6上に、WSix膜8を例
えば〜100nmほど、例えばCVD法にて堆積する。
このときのWSixの堆積条件は、例えば以下に示すと
おりとする。
ccm。
領域Aで開口するレジストパターン9を形成する。そし
て、全面にPhos+ をイオン注入によりドープする。
このイオン注入条件は、例えば、加速電圧:25Ke
V、ドーズ量:5×1015cm-2とする。これにより、
レジストパターン9の開口部9aを通して、領域AのW
Six膜部分のみにPhosが導入される。
8上に、先に形成したのとは別のレジストパターン11
を形成し、その開口部11bを通してAs+ を領域Bの
WSix膜部分のみにイオン注入によりドープする。こ
のときのイオン注入条件は、例えば、加速電圧:50K
eV、ドーズ量1×1016cm-2とする。
たWSix膜8上に、図4(E)に示すように、これを
加工してゲート電極パターンを得るためのフォトレジス
ト13を形成し、このフォトレジスト13をマスクにW
Six膜8およびゲート酸化膜6を、例えばRIE等の
方法によりエッチングする。このフォトレジスト13を
除去し、後は特に図示しないが、LDD領域の形成、高
濃度不純物領域の形成を行った後、層間絶縁膜を堆積す
る。これら不純物領域の形成は、通常のMOSトランジ
スタ作製プロセスと同様に行う。すなわち、LDD領域
の形成はゲート電極形成後に、高濃度不純物拡散領域の
形成は更にサイドウォール絶縁層を形成した後に行い、
ゲート電極パターンやLOCOS(及びサイドウォール
絶縁層)を自己整合マスクとして、かつレジストマスク
によりnMOSとpMOSの一方を保護しながら異なる
不純物を打ち分ける。
例えば以下の条件にて行う。これにより、図1で詳示さ
れるように、領域A側のゲート電極8aではグレインサ
イズが小さなものとなり、領域B側のゲート電極8bで
はグレインサイズが大きなものとなる。
囲気中で850℃、30分。
Sトランジスタ作製プロセスと同様に、接続プラグ12
の形成(コンタクトホールの形成とメタルの埋め込
み)、配線14の形成を順次行ない、当該半導体装置1
を完成させる。
工程が一回であり(図2(B))、直ぐにWSi膜8で
覆われる。そして、図4(F)でパターンニングされる
までは、このゲート酸化膜6や基板表面が一度も表出す
ることがない。その結果、ゲート酸化膜6や基板表面が
有機物で汚染されたりダメージを受けることがない。本
製造方法では、このように信頼性が高いゲート形成プロ
セスであるうえ、不純物の打ち分けによって実効的なゲ
ート酸化膜厚を容易に変化させることができる利点があ
る。
り、その方法,条件に限定されない。たとえば、WSi
xの成膜法は、CVD法のほか、蒸着法、スパッタ法と
いった物理的成膜方法の採用も可能である。いずれの成
膜法においても、WSixでなくとも、例えばポリシリ
コンと高融点金属との積層膜を作ってから、これを加熱
時に反応させWSixの単層膜に変化させてもよい。ま
た、金属とシリコンを別々のソースから供給するコエバ
ポレーション(co-evaporation),コスパッタ(co-supatt
ering)、ホットプレス形成のシリサイドターゲットを用
いたスパッタ法等、種々の方法が採用可能である。
て、その出来上がり時のグレインサイズを変化させる場
合である。図6は、本実施形態に係るMOS型半導体装
置の要部断面図である。また、図7は、図6のMOS型
半導体装置の製造過程において、多結晶ゲート電極とな
るシリサイド膜の厚みを設定する工程を示す断面図であ
る。なお、この図7は先の第1実施形態における図3の
工程に対応するもので、他の工程は基本的に第1実施形
態と同様である。また、構成上も、シリサイド膜の厚さ
以外は第1実施形態と同様であり、以下では、重複する
構成は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
は、その膜厚が増大するほど、出来上がりのグレインサ
イズが大きくなる。よって、一定の膜厚を堆積した後で
マスクを用いて局所的な多結晶材料の膜厚を薄膜化すれ
ば、出来上がりの多結晶膜のグレインサイズをウェハ内
で局所的に変化させることが可能となる。たとえば、図
6の例では、領域Aと領域Bともに同じ不純物をイオン
注入してWSix膜を導電化したにもかかわらず、WS
i膜の膜厚を制御するだけで、結晶化アニール後には、
領域Bのゲート電極22bのグレインサイズを、領域A
のゲート電極22a側に比べ大きくできる。より詳しく
は、アニールの最高熱処理温度が850℃で時間が30
min程度の場合で、WSix22aの膜厚を領域Aで
〜50nm程度とすれば、成膜直後のゲート酸化膜厚に
ほぼ等しい出来上がりの実効的なゲート酸化膜厚Tox.e
ffを得ることが可能である。一方、WSix22bの膜
厚を領域Bで〜150nm程度と厚膜化すると、同じア
ニール条件で出来上がりの実効的な酸化膜厚Tox.effは
〜7nm程度となる。このアニール時の最高熱処理温度
が高いほどWSixの厚い部分でのグレイン成長が促進
され、かつAs等のグレイン成長を促進する不純物が導
入された場合はよりグレインサイズが大きくなることに
なる。
しては、まず、図7(A)において、領域Aのみ開口す
るフォトレジスト9を形成する。つぎに、図7(B)の
工程において、フォトレジスト9の開口部9aを通して
領域A部分のみ、WSix22を堆積後の膜厚(〜15
0nm)から例えば〜50nm程度に局所的にエッチン
グにより薄膜化する。このWSix22の薄膜化は、R
IE等のドライエッチングを用いてもよいし、ウェット
エッチングを用いてもよい。なお、本例では、この図7
の工程の前後に、全面イオン注入により所定の不純物を
所定量ドーズする必要がある。
と比較すると、イオン注入とフォトレジストマスクパタ
ーンの形成が1回ずつ省略でき、工程が簡素である。な
お、この膜厚制御によるグレインサイズの変更を、先の
第1実施形態と組み合わせて、つまり導入する不純物の
種類、及び/又はドーズ量と、WSixの膜厚とを同時
に変化させることもできる。これにより、工程数が増え
るものの、実効的な酸化膜厚Tox.effを領域A,B間で
より拡大させることが可能となる。ここで、多結晶材料
や不純物の種類、並びに処理の方法や条件に関する変形
ができることは、第1実施形態と同様である。
方法によれば、1 回の酸化(成膜直後の酸化膜厚が一
定)で、2種以上の実効的な酸化膜厚を有するトランジ
スタが作製可能となる。この結果、レジスト等からの汚
染の影響を受けることなく、マルチオキサイドプロセス
を行える。また、メタルもしくはシリサイド等のゲート
電極を用いているので、出来上がりの実効的なゲート酸
化膜厚やグレインサイズによって、ゲート電極のシート
抵抗が大きく変化するようなことはない。このため、既
に設計されているデバイスや回路仕様の基本的な部分を
変更せずにプロセスの変更のみで対応でき、かかる設計
の資産を利用することが可能である。
置の要部断面図である。
示す断面図であり、WSix膜の成膜までを示す。
純物イオン注入までを示す。
(ゲート電極形成)までを示す。
を示す。
置の要部断面図である。
いて、多結晶ゲート電極となるシリサイド膜の厚みを設
定する工程を示す断面図である。
調べたCV測定の結果を示すグラフである。
ト酸化膜厚とイオンドーズ量との関係を示すグラフであ
る。
法で作成されたMOS型半導体装置について、ゲート酸
化膜厚が異なる2つの領域での断面構造を各種製造パラ
メータとともに示す図である。
リコン基板、4…素子分離領域、6…ゲート酸化膜(ゲ
ート絶縁膜)、8,22…WSix膜、8a,8b,2
2a,22b…ゲート電極(多結晶ゲート電極)、9,
11,13…フォトレジスト、10…層間絶縁膜、12
…接続プラグ、14…配線、Cg…ゲート容量、Tox.e
ff…出来上がりの実効的なゲート酸化膜厚。
Claims (9)
- 【請求項1】ゲート絶縁膜厚に依存するような特性上の
相違がある複数種類のトランジスタを有する半導体装置
であって、 当該複数種類のトランジスタ間で前記ゲート絶縁膜の膜
厚が一定の値に設定され、かつ、前記ゲート絶縁膜上の
多結晶ゲート電極のグレインサイズをトランジスタの種
類に応じて変えてある半導体装置。 - 【請求項2】前記多結晶ゲート電極は、高融点金属シリ
サイドからなる請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】前記多結晶ゲート電極に導入された不純物
について、その不純物の種類、導入量の少なくとも何れ
かが前記トランジスタの種類に応じて異なる請求項1に
記載の半導体装置。 - 【請求項4】前記多結晶ゲート電極の膜厚が、前記トラ
ンジスタの種類に応じて異なる請求項1に記載の半導体
装置。 - 【請求項5】ゲート絶縁膜厚に依存するような特性上の
相違がある複数種類のトランジスタを有する半導体装置
の製造方法であって、 当該複数種類のトランジスタのゲート絶縁膜を、半導体
基板表面の一回の成膜工程で一括して形成し、 当該ゲート絶縁膜上に、グレインサイズをトランジスタ
の種類に応じて変えて多結晶ゲート電極を形成する半導
体装置の製造方法。 - 【請求項6】前記多結晶ゲート電極の形成では、高融点
金属シリサイド膜を形成し、熱処理によりグレインサイ
ズを変化させる請求項5に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】前記多結晶ゲート電極の形成では、多結晶
又は非結晶シリコンと高融点金属とを積層した後、熱処
理によりシリサイド化するときにグレインを生成又はサ
イズ変化させる請求項5に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項8】前記多結晶ゲート電極の形成に際し、多結
晶ゲート電極材料に導入する不純物について、その不純
物の種類、導入量の少なくとも何れかを変えて前記トラ
ンジスタの種類に応じてグレインサイズを制御する請求
項5に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】前記多結晶ゲート電極の形成に際し、その
膜厚設定を変えて前記トランジスタの種類に応じてグレ
インサイズを制御する請求項5に記載の半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1998
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