JPH11298203A - 静磁波デバイス - Google Patents
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- JPH11298203A JPH11298203A JP12187298A JP12187298A JPH11298203A JP H11298203 A JPH11298203 A JP H11298203A JP 12187298 A JP12187298 A JP 12187298A JP 12187298 A JP12187298 A JP 12187298A JP H11298203 A JPH11298203 A JP H11298203A
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイズの小さい静磁波フィルタを用いてもイ
ンピーダンスマッチングが容易であり、出力電力の大き
い増幅器を使用する必要のない静磁波デバイスを得る。 【解決手段】 入力端子30に信号が入力され、第1の
方向性結合器28で得られた高レベル信号と低レベル信
号とが、2つの静磁波フィルタ12,14に入力され
る。第1の静磁波フィルタ12では、主信号が振幅制限
され、ノイズは振幅制限されないまま出力される。第2
の静磁波フィルタ14では、全ての信号が振幅制限され
ずに出力される。第2の静磁波フィルタ14の出力信号
は、180度移相器34で位相反転され、第2の方向性
結合器32で第1の静磁波フィルタ12の出力信号と合
成される。第1の静磁波フィルタ12の入力側および第
2の静磁波フィルタ14の出力側には、インピーダンス
マッチング用回路としてのキャパシタ38,40が接続
される。
ンピーダンスマッチングが容易であり、出力電力の大き
い増幅器を使用する必要のない静磁波デバイスを得る。 【解決手段】 入力端子30に信号が入力され、第1の
方向性結合器28で得られた高レベル信号と低レベル信
号とが、2つの静磁波フィルタ12,14に入力され
る。第1の静磁波フィルタ12では、主信号が振幅制限
され、ノイズは振幅制限されないまま出力される。第2
の静磁波フィルタ14では、全ての信号が振幅制限され
ずに出力される。第2の静磁波フィルタ14の出力信号
は、180度移相器34で位相反転され、第2の方向性
結合器32で第1の静磁波フィルタ12の出力信号と合
成される。第1の静磁波フィルタ12の入力側および第
2の静磁波フィルタ14の出力側には、インピーダンス
マッチング用回路としてのキャパシタ38,40が接続
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は静磁波デバイスに
関し、特にたとえば、信号のS/Nを改善するためのS
/Nエンハンサとして用いられる静磁波デバイスに関す
る。
関し、特にたとえば、信号のS/Nを改善するためのS
/Nエンハンサとして用いられる静磁波デバイスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の静磁波デバイスの一例を
示す回路図である。静磁波デバイス1は、入力端子2を
含む。さらに、入力端子2は、方向性結合器3を介し
て、第1の静磁波フィルタ4aおよび第2の静磁波フィ
ルタ4bの入力用トランスデューサに接続される。これ
らの静磁波フィルタ4a,4bは、それぞれ、GGG
(ガドリニウム,ガリウム,ガーネット)基板上にYI
G(イットリウム,鉄,ガーネット)薄膜を形成し、Y
IG薄膜上に単線状の入力用トランスデューサと出力用
トランスデューサとを平行に配置したものである。そし
て、これらのトランスデューサが伸びる方向と平行な方
向に、直流磁界が印加される。これらの静磁波フィルタ
4a,4bは、周波数選択的に非線形な振幅制限特性を
有する。周波数選択的に非線形な振幅制限特性とは、あ
る周波数f1 の信号が飽和レベルを超えて振幅制限を受
けている場合でも、その周波数f1 と異なる周波数f2
の信号は振幅制限を受けない特性をいう。つまり、周波
数選択的に非線形な振幅制限特性とは、信号が飽和レベ
ルを超えた場合に起きる飽和動作による振幅制限が、そ
れぞれの周波数において独立して起こる特性をいう。
示す回路図である。静磁波デバイス1は、入力端子2を
含む。さらに、入力端子2は、方向性結合器3を介し
て、第1の静磁波フィルタ4aおよび第2の静磁波フィ
ルタ4bの入力用トランスデューサに接続される。これ
らの静磁波フィルタ4a,4bは、それぞれ、GGG
(ガドリニウム,ガリウム,ガーネット)基板上にYI
G(イットリウム,鉄,ガーネット)薄膜を形成し、Y
IG薄膜上に単線状の入力用トランスデューサと出力用
トランスデューサとを平行に配置したものである。そし
て、これらのトランスデューサが伸びる方向と平行な方
向に、直流磁界が印加される。これらの静磁波フィルタ
4a,4bは、周波数選択的に非線形な振幅制限特性を
有する。周波数選択的に非線形な振幅制限特性とは、あ
る周波数f1 の信号が飽和レベルを超えて振幅制限を受
けている場合でも、その周波数f1 と異なる周波数f2
の信号は振幅制限を受けない特性をいう。つまり、周波
数選択的に非線形な振幅制限特性とは、信号が飽和レベ
ルを超えた場合に起きる飽和動作による振幅制限が、そ
れぞれの周波数において独立して起こる特性をいう。
【0003】第2の静磁波フィルタ4bの出力用トラン
スデューサは、180度移相器5に接続され、さらに1
80度移相器5は方向性結合器6の入力端に接続され
る。また、第1の静磁波フィルタ4aの出力用トランス
デューサは、方向性結合器6の別の入力端に接続され
る。さらに、方向性結合器6は、出力端子7に接続され
る。
スデューサは、180度移相器5に接続され、さらに1
80度移相器5は方向性結合器6の入力端に接続され
る。また、第1の静磁波フィルタ4aの出力用トランス
デューサは、方向性結合器6の別の入力端に接続され
る。さらに、方向性結合器6は、出力端子7に接続され
る。
【0004】この静磁波デバイス1では、レベルの高い
主信号と、主信号と周波数の異なるレベルの低いノイズ
とを含む信号が入力されると、方向性結合器3によっ
て、入力信号とほぼ同じレベルの高レベル信号と、30
dB程度減衰した低レベル信号とが出力される。そし
て、第1の静磁波フィルタ4aには高レベル信号が入力
され、第2の静磁波フィルタ4bには低レベル信号が入
力される。第1の静磁波フィルタ4aでは、高レベル信
号中の主信号はレベルが高いために振幅制限を受ける
が、高レベル信号中のノイズは主信号とは周波数が異な
りかつレベルが低いために振幅制限を受けない。それに
対して、第2の静磁波フィルタ4bでは、低レベル信号
中の主信号もノイズも、ともにレベルが低いので、振幅
制限を受けない。なお、静磁波フィルタ4a,4bで
は、挿入損失によって、高レベル信号および低レベル信
号は、それぞれレベルが少し減衰する。
主信号と、主信号と周波数の異なるレベルの低いノイズ
とを含む信号が入力されると、方向性結合器3によっ
て、入力信号とほぼ同じレベルの高レベル信号と、30
dB程度減衰した低レベル信号とが出力される。そし
て、第1の静磁波フィルタ4aには高レベル信号が入力
され、第2の静磁波フィルタ4bには低レベル信号が入
力される。第1の静磁波フィルタ4aでは、高レベル信
号中の主信号はレベルが高いために振幅制限を受ける
が、高レベル信号中のノイズは主信号とは周波数が異な
りかつレベルが低いために振幅制限を受けない。それに
対して、第2の静磁波フィルタ4bでは、低レベル信号
中の主信号もノイズも、ともにレベルが低いので、振幅
制限を受けない。なお、静磁波フィルタ4a,4bで
は、挿入損失によって、高レベル信号および低レベル信
号は、それぞれレベルが少し減衰する。
【0005】第2の静磁波フィルタ4bの出力信号は、
180度移相器5で反転される。そして、方向性結合器
6によって、第1の静磁波フィルタ4aの出力信号と1
80度移相器5の出力信号とが合成される。このとき、
第1の静磁波フィルタ4aの出力信号が減衰されて、そ
の中のノイズが180度移相器5の出力信号中のノイズ
とほぼ同レベルとなるように減衰される。第1の静磁波
フィルタ4aの出力信号と180度移相器5の出力信号
とは、互いに逆位相であるため、これらの信号を合成す
ることにより、これらの信号中のノイズは相殺される。
180度移相器5で反転される。そして、方向性結合器
6によって、第1の静磁波フィルタ4aの出力信号と1
80度移相器5の出力信号とが合成される。このとき、
第1の静磁波フィルタ4aの出力信号が減衰されて、そ
の中のノイズが180度移相器5の出力信号中のノイズ
とほぼ同レベルとなるように減衰される。第1の静磁波
フィルタ4aの出力信号と180度移相器5の出力信号
とは、互いに逆位相であるため、これらの信号を合成す
ることにより、これらの信号中のノイズは相殺される。
【0006】また、第1の静磁波フィルタ4aの出力信
号中の主信号は、方向性結合器6によって減衰される
が、第1の静磁波フィルタ4aにおいて振幅制限を受け
ているため、減衰されることによって180度移相器5
の出力信号中の主信号よりレベルが低くなる。そのた
め、第1の静磁波フィルタ4aの出力信号と180度移
相器5の出力信号とを合成することにより、第1の静磁
波フィルタ4aで受けた振幅制限に対応する信号が、方
向性結合器6から出力される。したがって、出力端子7
からの出力信号にはノイズがほとんど含まれておらず、
入力信号のS/Nを改善することができる。
号中の主信号は、方向性結合器6によって減衰される
が、第1の静磁波フィルタ4aにおいて振幅制限を受け
ているため、減衰されることによって180度移相器5
の出力信号中の主信号よりレベルが低くなる。そのた
め、第1の静磁波フィルタ4aの出力信号と180度移
相器5の出力信号とを合成することにより、第1の静磁
波フィルタ4aで受けた振幅制限に対応する信号が、方
向性結合器6から出力される。したがって、出力端子7
からの出力信号にはノイズがほとんど含まれておらず、
入力信号のS/Nを改善することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、静磁波
デバイスでは、電気信号を静磁波に変換するときの効率
を高めたり、静磁波を電気信号に変換するときの効率を
高めるために、第1および第2の静磁波フィルタのイン
ピーダンスマッチングをとる必要がある。このようなイ
ンピーダンスマッチングをとるために、従来では、静磁
波フィルタのトランスデューサの長さを長くする必要が
あり、その分、静磁波フィルタのサイズが大きくなると
いう問題があった。ところが、YIG薄膜ウェーハは非
常に高価であり、静磁波フィルタが大きくなると、部材
コストが高くなってしまう。
デバイスでは、電気信号を静磁波に変換するときの効率
を高めたり、静磁波を電気信号に変換するときの効率を
高めるために、第1および第2の静磁波フィルタのイン
ピーダンスマッチングをとる必要がある。このようなイ
ンピーダンスマッチングをとるために、従来では、静磁
波フィルタのトランスデューサの長さを長くする必要が
あり、その分、静磁波フィルタのサイズが大きくなると
いう問題があった。ところが、YIG薄膜ウェーハは非
常に高価であり、静磁波フィルタが大きくなると、部材
コストが高くなってしまう。
【0008】また、静磁波フィルタのサイズを小さくし
た場合、インピーダンスのミスマッチが生じるため、電
気信号から静磁波への変換効率が悪くなり、挿入損失が
増大する。そのため、静磁波デバイスには低いレベルの
静磁波しか発生せず、発生した静磁波に対する飽和レベ
ルが高くなる。S/Nエンハンサとして用いられる静磁
波デバイスでは、主信号が第1の静磁波フィルタでつね
に振幅制限を受けるようにする必要があるため、飽和レ
ベルを超えるレベルの静磁波が発生するようにしなけれ
ばならない。そのため、電気信号から静磁波への変換効
率が低くなると、振幅制限を受けるようなレベルの静磁
波を発生させるために、入力端子に入力する信号のレベ
ルを高くする必要があり、出力電力の大きい増幅器を静
磁波デバイスの入力側に接続する必要がある。そのた
め、非常にコストが高くなる。
た場合、インピーダンスのミスマッチが生じるため、電
気信号から静磁波への変換効率が悪くなり、挿入損失が
増大する。そのため、静磁波デバイスには低いレベルの
静磁波しか発生せず、発生した静磁波に対する飽和レベ
ルが高くなる。S/Nエンハンサとして用いられる静磁
波デバイスでは、主信号が第1の静磁波フィルタでつね
に振幅制限を受けるようにする必要があるため、飽和レ
ベルを超えるレベルの静磁波が発生するようにしなけれ
ばならない。そのため、電気信号から静磁波への変換効
率が低くなると、振幅制限を受けるようなレベルの静磁
波を発生させるために、入力端子に入力する信号のレベ
ルを高くする必要があり、出力電力の大きい増幅器を静
磁波デバイスの入力側に接続する必要がある。そのた
め、非常にコストが高くなる。
【0009】それゆえに、この発明の主たる目的は、サ
イズの小さい静磁波フィルタを用いてもインピーダンス
マッチングが容易であり、出力電力の大きい増幅器を使
用する必要がない静磁波デバイスを提供することであ
る。
イズの小さい静磁波フィルタを用いてもインピーダンス
マッチングが容易であり、出力電力の大きい増幅器を使
用する必要がない静磁波デバイスを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、主信号とノ
イズとを含む信号中の主信号の振幅を制限するための第
1の静磁波フィルタと、信号を通過させるための第2の
静磁波フィルタと、第1の静磁波フィルタおよび第2の
静磁波フィルタの出力信号中のノイズが相殺されるよう
に第1の静磁波フィルタおよび第2の静磁波フィルタの
出力信号を合成するための合成手段とを含み、第1の静
磁波フィルタの入力端および第2の静磁波フィルタの出
力端の少なくとも一方にインピーダンスマッチング用回
路を構成した、静磁波デバイスである。この静磁波デバ
イスにおいて、インピーダンスマッチング用回路は、第
1の静磁波フィルタまたは第2の静磁波フィルタのいず
れかに並列に接続されるキャパシタ、または第1の静磁
波フィルタおよび第2の静磁波フィルタの両方に並列に
接続されるキャパシタによって形成することができる。
イズとを含む信号中の主信号の振幅を制限するための第
1の静磁波フィルタと、信号を通過させるための第2の
静磁波フィルタと、第1の静磁波フィルタおよび第2の
静磁波フィルタの出力信号中のノイズが相殺されるよう
に第1の静磁波フィルタおよび第2の静磁波フィルタの
出力信号を合成するための合成手段とを含み、第1の静
磁波フィルタの入力端および第2の静磁波フィルタの出
力端の少なくとも一方にインピーダンスマッチング用回
路を構成した、静磁波デバイスである。この静磁波デバ
イスにおいて、インピーダンスマッチング用回路は、第
1の静磁波フィルタまたは第2の静磁波フィルタのいず
れかに並列に接続されるキャパシタ、または第1の静磁
波フィルタおよび第2の静磁波フィルタの両方に並列に
接続されるキャパシタによって形成することができる。
【0011】信号中に含まれる主信号を振幅制限した信
号と、信号をそのまま通過させた信号とが合成される。
このとき、ノイズが相殺されるように合成することによ
って、主信号の振幅制限された部分に対応する信号が得
られる。この場合、ノイズは相殺されているため、信号
のS/Nが向上する。静磁波フィルタのサイズを小さく
しても、第1の静磁波フィルタまたは第2の静磁波フィ
ルタの少なくとも一方にインピーダンスマッチング用回
路を形成することにより、電気信号と静磁波との間の変
換効率を高めることができる。そして、静磁波フィルタ
に並列にキャパシタを接続することにより、簡単にイン
ピーダンスマッチング用回路を形成することができる。
号と、信号をそのまま通過させた信号とが合成される。
このとき、ノイズが相殺されるように合成することによ
って、主信号の振幅制限された部分に対応する信号が得
られる。この場合、ノイズは相殺されているため、信号
のS/Nが向上する。静磁波フィルタのサイズを小さく
しても、第1の静磁波フィルタまたは第2の静磁波フィ
ルタの少なくとも一方にインピーダンスマッチング用回
路を形成することにより、電気信号と静磁波との間の変
換効率を高めることができる。そして、静磁波フィルタ
に並列にキャパシタを接続することにより、簡単にイン
ピーダンスマッチング用回路を形成することができる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の静磁波デバイ
スの一例を示す回路図である。静磁波デバイス10は、
第1の静磁波フィルタ12および第2の静磁波フィルタ
14を含む。第1の静磁波フィルタ12および第2の静
磁波フィルタ14は、静磁波素子16を含む。静磁波素
子16は、図2に示すように、たとえばGGG(ガドリ
ニウム・ガリウム・ガーネット)基板18を含み、GG
G基板18上にYIG(イットリウム・鉄・ガーネッ
ト)薄膜20が形成されている。YIG薄膜20上に
は、互いに平行な単線状の入力用トランスデューサ22
と出力用トランスデューサ24とが形成される。さら
に、入力用トランスデューサ22および出力用トランス
デューサ24の外側において、YIG薄膜20上には、
静磁波吸収材26が形成される。そして、YIG薄膜2
0には、入力用トランスデューサ22および出力用トラ
ンスデューサ24が伸びる方向と平行な方向に、直流磁
界が印加される。これらの静磁波フィルタ12,14
は、周波数選択的に非線形な振幅制限特性を有する。
スの一例を示す回路図である。静磁波デバイス10は、
第1の静磁波フィルタ12および第2の静磁波フィルタ
14を含む。第1の静磁波フィルタ12および第2の静
磁波フィルタ14は、静磁波素子16を含む。静磁波素
子16は、図2に示すように、たとえばGGG(ガドリ
ニウム・ガリウム・ガーネット)基板18を含み、GG
G基板18上にYIG(イットリウム・鉄・ガーネッ
ト)薄膜20が形成されている。YIG薄膜20上に
は、互いに平行な単線状の入力用トランスデューサ22
と出力用トランスデューサ24とが形成される。さら
に、入力用トランスデューサ22および出力用トランス
デューサ24の外側において、YIG薄膜20上には、
静磁波吸収材26が形成される。そして、YIG薄膜2
0には、入力用トランスデューサ22および出力用トラ
ンスデューサ24が伸びる方向と平行な方向に、直流磁
界が印加される。これらの静磁波フィルタ12,14
は、周波数選択的に非線形な振幅制限特性を有する。
【0014】第1の静磁波フィルタ12の入力用トラン
スデューサ22には、第1の方向性結合器28の一方の
出力端が接続される。また、第2の静磁波フィルタ14
の入力用トランスデューサ22には、第1の方向性結合
器28の他方の出力端が接続される。第1の方向性結合
器28の一方の出力端からは、入力端子30に入力され
た信号が、ほぼそのままの形で高レベル信号として出力
される。また、第1の方向性結合器28の他方の出力端
からは、入力端子30に入力された信号が、たとえば2
0dB程度減衰された形で低レベル信号として出力され
る。
スデューサ22には、第1の方向性結合器28の一方の
出力端が接続される。また、第2の静磁波フィルタ14
の入力用トランスデューサ22には、第1の方向性結合
器28の他方の出力端が接続される。第1の方向性結合
器28の一方の出力端からは、入力端子30に入力され
た信号が、ほぼそのままの形で高レベル信号として出力
される。また、第1の方向性結合器28の他方の出力端
からは、入力端子30に入力された信号が、たとえば2
0dB程度減衰された形で低レベル信号として出力され
る。
【0015】なお、図1に示す静磁波デバイス10で
は、第1の静磁波フィルタ12および第2の静磁波フィ
ルタ14の入力用トランスデューサ22および出力用ト
ランスデューサ24は、入力信号と出力信号が同じ向き
に出力されるように設定される。つまり、これらの静磁
波フィルタ12,14において、入力用トランスデュー
サ22および出力用トランスデューサ24の同じ側の端
部が入力用および出力用として用いられ、反対の端部が
接地される。このようにすれば、2つの静磁波フィルタ
12,14の入力用トランスデューサ22と出力用トラ
ンスデューサ24との間の距離が同じであるため、それ
ぞれの静磁波フィルタ12,14の入出力間の信号の遅
延状態は同じとなる。そのため、第1の静磁波フィルタ
12の出力用トランスデューサ24および第2の静磁波
フィルタ14の出力用トランスデューサ24から出力さ
れる信号は同位相となる。
は、第1の静磁波フィルタ12および第2の静磁波フィ
ルタ14の入力用トランスデューサ22および出力用ト
ランスデューサ24は、入力信号と出力信号が同じ向き
に出力されるように設定される。つまり、これらの静磁
波フィルタ12,14において、入力用トランスデュー
サ22および出力用トランスデューサ24の同じ側の端
部が入力用および出力用として用いられ、反対の端部が
接地される。このようにすれば、2つの静磁波フィルタ
12,14の入力用トランスデューサ22と出力用トラ
ンスデューサ24との間の距離が同じであるため、それ
ぞれの静磁波フィルタ12,14の入出力間の信号の遅
延状態は同じとなる。そのため、第1の静磁波フィルタ
12の出力用トランスデューサ24および第2の静磁波
フィルタ14の出力用トランスデューサ24から出力さ
れる信号は同位相となる。
【0016】第1の静磁波フィルタ12の出力用トラン
スデューサ24は、第2の方向性結合器32の一方の入
力端に接続される。また、第2の静磁波フィルタ14の
出力用トランスデューサ24は、180度移相器34に
接続され、この180度移相器34は第2の方向性結合
器32の他方の入力端に接続される。この180度移相
器32では、入力された信号の位相が反転されて出力さ
れる。そして、第2の方向性結合器32では、第1の静
磁波フィルタ12の出力信号が減衰されて、180度移
相器34の出力信号と合成され、出力端子36から出力
される。
スデューサ24は、第2の方向性結合器32の一方の入
力端に接続される。また、第2の静磁波フィルタ14の
出力用トランスデューサ24は、180度移相器34に
接続され、この180度移相器34は第2の方向性結合
器32の他方の入力端に接続される。この180度移相
器32では、入力された信号の位相が反転されて出力さ
れる。そして、第2の方向性結合器32では、第1の静
磁波フィルタ12の出力信号が減衰されて、180度移
相器34の出力信号と合成され、出力端子36から出力
される。
【0017】さらに、第1の静磁波フィルタ12の入力
用トランスデューサ22には、インピーダンスマッチン
グ用回路として、第1のキャパシタ38が接続される。
第1のキャパシタ38は、第1の静磁波フィルタ12の
入力用トランスデューサ22と並列に接続される。つま
り、第1のキャパシタ38の一端が、第1の静磁波フィ
ルタ12の入力用トランスデューサ22の入力側に接続
され、他端が接地される。同様に、第2の静磁波フィル
タ14の出力用トランスデューサ24には、インピーダ
ンスマッチング用回路として、第2のキャパシタ40が
接続される。第2のキャパシタ40は、第2の静磁波フ
ィルタ14の出力用トランスデューサ24と並列に接続
される。つまり、第2のキャパシタ40の一端が、第2
の静磁波フィルタ14の出力用トランスデューサ24の
出力側に接続され、他端が接地される。
用トランスデューサ22には、インピーダンスマッチン
グ用回路として、第1のキャパシタ38が接続される。
第1のキャパシタ38は、第1の静磁波フィルタ12の
入力用トランスデューサ22と並列に接続される。つま
り、第1のキャパシタ38の一端が、第1の静磁波フィ
ルタ12の入力用トランスデューサ22の入力側に接続
され、他端が接地される。同様に、第2の静磁波フィル
タ14の出力用トランスデューサ24には、インピーダ
ンスマッチング用回路として、第2のキャパシタ40が
接続される。第2のキャパシタ40は、第2の静磁波フ
ィルタ14の出力用トランスデューサ24と並列に接続
される。つまり、第2のキャパシタ40の一端が、第2
の静磁波フィルタ14の出力用トランスデューサ24の
出力側に接続され、他端が接地される。
【0018】この静磁波デバイス10では、入力端子3
0にレベルの高い主信号と、主信号と周波数の異なるレ
ベルの低いノイズとを含む信号が入力されると、第1の
方向性結合器28の一方の出力端から、入力信号とほぼ
同じ形の高レベル信号が出力される。この高レベル信号
が第1の静磁波フィルタ12の入力用トランスデューサ
22に入力されると、YIG薄膜20に静磁波が発生
し、出力用トランスデューサ24に向かって伝搬する。
このとき、第1のキャパシタ38によって、第1の静磁
波フィルタ12とのインピーダンスマッチングがとられ
ているため、高レベル信号は高い効率で静磁波に変換さ
れる。なお、入力用トランスデューサ22の外側に向か
っても静磁波が伝搬するが、この静磁波は静磁波吸収材
26によって吸収され、YIG薄膜20の端面における
静磁波の反射などによる影響を除くことができる。
0にレベルの高い主信号と、主信号と周波数の異なるレ
ベルの低いノイズとを含む信号が入力されると、第1の
方向性結合器28の一方の出力端から、入力信号とほぼ
同じ形の高レベル信号が出力される。この高レベル信号
が第1の静磁波フィルタ12の入力用トランスデューサ
22に入力されると、YIG薄膜20に静磁波が発生
し、出力用トランスデューサ24に向かって伝搬する。
このとき、第1のキャパシタ38によって、第1の静磁
波フィルタ12とのインピーダンスマッチングがとられ
ているため、高レベル信号は高い効率で静磁波に変換さ
れる。なお、入力用トランスデューサ22の外側に向か
っても静磁波が伝搬するが、この静磁波は静磁波吸収材
26によって吸収され、YIG薄膜20の端面における
静磁波の反射などによる影響を除くことができる。
【0019】第1の静磁波フィルタ12のYIG薄膜2
0を伝搬した静磁波は、出力用トランスデューサ24で
電気信号に変換される。このとき、主信号の振幅は大き
いため、第1の静磁波フィルタ12における静磁波の伝
搬過程において、主信号は振幅制限を受ける。しかしな
がら、ノイズの振幅は小さいため、振幅制限を受けずに
出力用トランスデューサ24から出力される。なお、第
1の静磁波フィルタ12の出力側には、インピーダンス
マッチング用回路が形成されていないため、静磁波は低
い効率で電気信号に変換される。
0を伝搬した静磁波は、出力用トランスデューサ24で
電気信号に変換される。このとき、主信号の振幅は大き
いため、第1の静磁波フィルタ12における静磁波の伝
搬過程において、主信号は振幅制限を受ける。しかしな
がら、ノイズの振幅は小さいため、振幅制限を受けずに
出力用トランスデューサ24から出力される。なお、第
1の静磁波フィルタ12の出力側には、インピーダンス
マッチング用回路が形成されていないため、静磁波は低
い効率で電気信号に変換される。
【0020】第2の静磁波フィルタ14の入力用トラン
スデューサ22には、入力端子30に入力された信号が
約20dB程度減衰されて得られる低レベル信号が入力
される。第2の静磁波フィルタ14では、入力された低
レベル信号によってYIG薄膜20に静磁波が発生し、
出力用トランスデューサ24に向かって伝搬する。この
とき、第2の静磁波フィルタ14の入力側には、インピ
ーダンスマッチング用回路が形成されていないため、低
レベル信号が低い効率で静磁波に変換される。第2の静
磁波フィルタ14の出力用トランスデューサ24では、
静磁波が電気信号に変換される。このとき、第2の静磁
波フィルタ14の出力側にインピーダンスマッチング用
の第2のキャパシタ40が接続されているため、静磁波
が高い効率で電気信号に変換される。このように、第2
の静磁波フィルタ14に入力される低レベル信号は入力
用トランスデューサ22における変換時にさらに減衰さ
れるため、主信号もノイズも振幅制限を受けず、ほぼそ
のままの形で出力用トランスデューサ24から出力され
る。第2の静磁波フィルタ14の出力信号は、180度
移相器34によって反転され、第2の方向性結合器32
に入力される。
スデューサ22には、入力端子30に入力された信号が
約20dB程度減衰されて得られる低レベル信号が入力
される。第2の静磁波フィルタ14では、入力された低
レベル信号によってYIG薄膜20に静磁波が発生し、
出力用トランスデューサ24に向かって伝搬する。この
とき、第2の静磁波フィルタ14の入力側には、インピ
ーダンスマッチング用回路が形成されていないため、低
レベル信号が低い効率で静磁波に変換される。第2の静
磁波フィルタ14の出力用トランスデューサ24では、
静磁波が電気信号に変換される。このとき、第2の静磁
波フィルタ14の出力側にインピーダンスマッチング用
の第2のキャパシタ40が接続されているため、静磁波
が高い効率で電気信号に変換される。このように、第2
の静磁波フィルタ14に入力される低レベル信号は入力
用トランスデューサ22における変換時にさらに減衰さ
れるため、主信号もノイズも振幅制限を受けず、ほぼそ
のままの形で出力用トランスデューサ24から出力され
る。第2の静磁波フィルタ14の出力信号は、180度
移相器34によって反転され、第2の方向性結合器32
に入力される。
【0021】第2の方向性結合器32では、第1の静磁
波フィルタ12の出力信号が減衰されて、180度移相
器34の出力信号と合成される。このとき、第1の静磁
波フィルタ12の出力信号に含まれるノイズが、180
度位相器34の出力信号に含まれるノイズとほぼ同レベ
ルとなるように減衰される。したがって、第2の方向性
結合器32で2つの信号が合成されることにより、これ
らの信号に含まれるノイズが相殺される。しかしなが
ら、第1の静磁波フィルタ12の出力信号の中の主信号
は振幅制限を受けているため、これが第2の方向性結合
器32によって減衰されると、180度移相器34の出
力信号に含まれる主信号の振幅より小さい振幅となる。
そのため、第1の静磁波フィルタ12の出力信号中の主
信号と180度移相器34の出力信号中の主信号との
差、すなわち第1の静磁波フィルタ12で受けた振幅制
限に相当する信号が、第2の方向性結合器32から出力
される。したがって、出力端子36から得られる信号に
は、ノイズがほとんど含まれておらず、信号のS/Nを
向上させることができる。
波フィルタ12の出力信号が減衰されて、180度移相
器34の出力信号と合成される。このとき、第1の静磁
波フィルタ12の出力信号に含まれるノイズが、180
度位相器34の出力信号に含まれるノイズとほぼ同レベ
ルとなるように減衰される。したがって、第2の方向性
結合器32で2つの信号が合成されることにより、これ
らの信号に含まれるノイズが相殺される。しかしなが
ら、第1の静磁波フィルタ12の出力信号の中の主信号
は振幅制限を受けているため、これが第2の方向性結合
器32によって減衰されると、180度移相器34の出
力信号に含まれる主信号の振幅より小さい振幅となる。
そのため、第1の静磁波フィルタ12の出力信号中の主
信号と180度移相器34の出力信号中の主信号との
差、すなわち第1の静磁波フィルタ12で受けた振幅制
限に相当する信号が、第2の方向性結合器32から出力
される。したがって、出力端子36から得られる信号に
は、ノイズがほとんど含まれておらず、信号のS/Nを
向上させることができる。
【0022】この静磁波デバイス10では、第1の静磁
波フィルタ12の入力用トランスデューサ22と並列
に、第1のキャパシタ38が接続されていることによ
り、第1の静磁波フィルタ12の入力側において、イン
ピーダンスマッチングをとることができる。また、第2
の静磁波フィルタ14の出力用トランスデューサ24と
並列に、第2のキャパシタ40が接続されていることに
より、第2の静磁波フィルタ14の出力側において、イ
ンピーダンスマッチングをとることができる。そのた
め、第1の静磁波フィルタ12および第2の静磁波フィ
ルタ14のサイズが小さくても、インピーダンスのミス
マッチを防ぐことができ、飽和レベルが高くなったり、
挿入損失が増大することを防ぐことができる。この発明
の静磁波デバイス10では、第1の静磁波フィルタ12
および第2の静磁波フィルタ14に用いられる静磁波素
子16として、1.5×2.0mm程度の小さいサイズ
のものを使用することができた。
波フィルタ12の入力用トランスデューサ22と並列
に、第1のキャパシタ38が接続されていることによ
り、第1の静磁波フィルタ12の入力側において、イン
ピーダンスマッチングをとることができる。また、第2
の静磁波フィルタ14の出力用トランスデューサ24と
並列に、第2のキャパシタ40が接続されていることに
より、第2の静磁波フィルタ14の出力側において、イ
ンピーダンスマッチングをとることができる。そのた
め、第1の静磁波フィルタ12および第2の静磁波フィ
ルタ14のサイズが小さくても、インピーダンスのミス
マッチを防ぐことができ、飽和レベルが高くなったり、
挿入損失が増大することを防ぐことができる。この発明
の静磁波デバイス10では、第1の静磁波フィルタ12
および第2の静磁波フィルタ14に用いられる静磁波素
子16として、1.5×2.0mm程度の小さいサイズ
のものを使用することができた。
【0023】第1の静磁波フィルタ12においては、主
信号がつねに振幅制限を受けるようにする必要があるた
め、電気信号から静磁波への変換効率が低くなると、静
磁波フィルタの飽和レベルより高いレベルの静磁波が発
生するように、出力電力の大きい増幅器を静磁波デバイ
ス10の入力側に接続する必要がある。しかしながら、
この静磁波デバイス10では、第1の静磁波フィルタ1
2のサイズを小さくしても、電気信号から静磁波への変
換効率が高いため、出力電力の大きい増幅器などを用い
なくても飽和レベルを超えるレベルの静磁波を発生させ
ることができ、コストの増大を防ぐことができる。さら
に、YIG薄膜ウェーハは高価であるが、静磁波フィル
タのサイズを小さくすることができるため、1つのYI
G薄膜ウェーハから多くの静磁波素子16を得ることが
でき、静磁波デバイス10のコストの低減を図ることが
できる。
信号がつねに振幅制限を受けるようにする必要があるた
め、電気信号から静磁波への変換効率が低くなると、静
磁波フィルタの飽和レベルより高いレベルの静磁波が発
生するように、出力電力の大きい増幅器を静磁波デバイ
ス10の入力側に接続する必要がある。しかしながら、
この静磁波デバイス10では、第1の静磁波フィルタ1
2のサイズを小さくしても、電気信号から静磁波への変
換効率が高いため、出力電力の大きい増幅器などを用い
なくても飽和レベルを超えるレベルの静磁波を発生させ
ることができ、コストの増大を防ぐことができる。さら
に、YIG薄膜ウェーハは高価であるが、静磁波フィル
タのサイズを小さくすることができるため、1つのYI
G薄膜ウェーハから多くの静磁波素子16を得ることが
でき、静磁波デバイス10のコストの低減を図ることが
できる。
【0024】なお、図3に示すように、方向性結合器を
用いずに、2つの抵抗44,46からなる減衰器42、
および2つの抵抗50,52からなる減衰器48を用い
てもよい。つまり、入力端子30に入力された信号は、
直接第1の静磁波フィルタ12に入力されるとともに、
減衰器42を介して第2の静磁波フィルタ14に入力さ
れる。また、第1の静磁波フィルタ12から出力された
信号は、減衰器48を介して180度移相器34の出力
信号と合成される。このような静磁波デバイス10にお
いても、図1に示す静磁波デバイスと同様の動作によ
り、信号のS/Nを向上させることができる。
用いずに、2つの抵抗44,46からなる減衰器42、
および2つの抵抗50,52からなる減衰器48を用い
てもよい。つまり、入力端子30に入力された信号は、
直接第1の静磁波フィルタ12に入力されるとともに、
減衰器42を介して第2の静磁波フィルタ14に入力さ
れる。また、第1の静磁波フィルタ12から出力された
信号は、減衰器48を介して180度移相器34の出力
信号と合成される。このような静磁波デバイス10にお
いても、図1に示す静磁波デバイスと同様の動作によ
り、信号のS/Nを向上させることができる。
【0025】また、図4に示すように、第1の静磁波フ
ィルタ12において、入力用トランスデューサ22と出
力用トランスデューサ24の向きを逆向きにしてもよ
い。さらに、図4に示す静磁波デバイス10において
は、減衰器42が1つの抵抗54で形成され、減衰器4
8が1つの抵抗56で形成されている。この静磁波デバ
イス10では、第1の静磁波フィルタ12の入力用トラ
ンスデューサ22と出力用トランスデューサ24とが逆
向きとなっているため、第1の静磁波フィルタ12の出
力用トランスデューサ24および第2の静磁波フィルタ
14の出力用トランスデューサ24から出力される信号
は互いに逆位相となる。したがって、第2の静磁波フィ
ルタ14の後段に180度移相器を設置する必要がな
く、単に第1の静磁波フィルタ12の出力信号を減衰し
て第2の静磁波フィルタ14の出力信号と合成するだけ
で、ノイズを相殺することができる。
ィルタ12において、入力用トランスデューサ22と出
力用トランスデューサ24の向きを逆向きにしてもよ
い。さらに、図4に示す静磁波デバイス10において
は、減衰器42が1つの抵抗54で形成され、減衰器4
8が1つの抵抗56で形成されている。この静磁波デバ
イス10では、第1の静磁波フィルタ12の入力用トラ
ンスデューサ22と出力用トランスデューサ24とが逆
向きとなっているため、第1の静磁波フィルタ12の出
力用トランスデューサ24および第2の静磁波フィルタ
14の出力用トランスデューサ24から出力される信号
は互いに逆位相となる。したがって、第2の静磁波フィ
ルタ14の後段に180度移相器を設置する必要がな
く、単に第1の静磁波フィルタ12の出力信号を減衰し
て第2の静磁波フィルタ14の出力信号と合成するだけ
で、ノイズを相殺することができる。
【0026】なお、第1の静磁波フィルタ12の入力用
トランスデューサ22と出力用トランスデューサ24と
を同じ向きとし、第2の静磁波フィルタ14の入力用ト
ランスデューサ22と出力用トランスデューサ24とを
逆向きとしてもよい。この場合も、それぞれの静磁波フ
ィルタ12,14の出力用トランスデューサ24から
は、互いに逆位相の信号が出力される。したがって、第
2の静磁波フィルタ14の出力信号と減衰器48の出力
信号とを合成することにより、ノイズが相殺される。
トランスデューサ22と出力用トランスデューサ24と
を同じ向きとし、第2の静磁波フィルタ14の入力用ト
ランスデューサ22と出力用トランスデューサ24とを
逆向きとしてもよい。この場合も、それぞれの静磁波フ
ィルタ12,14の出力用トランスデューサ24から
は、互いに逆位相の信号が出力される。したがって、第
2の静磁波フィルタ14の出力信号と減衰器48の出力
信号とを合成することにより、ノイズが相殺される。
【0027】これらの図3および図4に示す静磁波デバ
イス10においても、インピーダンスマッチング用回路
として、第1のキャパシタ38および第2のキャパシタ
40を用いることにより、第1の静磁波フィルタ12お
よび第2の静磁波フィルタ14のサイズを小さくするこ
とができ、それに伴って、静磁波デバイス10のコスト
ダウンを図ることができる。
イス10においても、インピーダンスマッチング用回路
として、第1のキャパシタ38および第2のキャパシタ
40を用いることにより、第1の静磁波フィルタ12お
よび第2の静磁波フィルタ14のサイズを小さくするこ
とができ、それに伴って、静磁波デバイス10のコスト
ダウンを図ることができる。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、インピーダンスマッ
チング用回路を形成することにより、静磁波フィルタと
のインピーダンスマッチングをとることができ、静磁波
フィルタのサイズを小さくすることができる。このよう
にインピーダンスマッチングをとることにより、電気信
号から静磁波への変換効率および静磁波から電気信号へ
の変換効率が高くなる。そのため、第1の静磁波フィル
タでは確実に主信号の振幅制限をすることができ、静磁
波デバイスの入力側に出力電力の大きい増幅器などを接
続する必要がない。また、第2の静磁波フィルタの挿入
損失も小さくすることができる。さらに、静磁波フィル
タを小型化できるため、高価なYIG薄膜ウェーハから
多くの静磁波素子を得ることができ、静磁波デバイスの
コストダウンを図ることができる。
チング用回路を形成することにより、静磁波フィルタと
のインピーダンスマッチングをとることができ、静磁波
フィルタのサイズを小さくすることができる。このよう
にインピーダンスマッチングをとることにより、電気信
号から静磁波への変換効率および静磁波から電気信号へ
の変換効率が高くなる。そのため、第1の静磁波フィル
タでは確実に主信号の振幅制限をすることができ、静磁
波デバイスの入力側に出力電力の大きい増幅器などを接
続する必要がない。また、第2の静磁波フィルタの挿入
損失も小さくすることができる。さらに、静磁波フィル
タを小型化できるため、高価なYIG薄膜ウェーハから
多くの静磁波素子を得ることができ、静磁波デバイスの
コストダウンを図ることができる。
【図1】この発明の静磁波デバイスの一例を示す回路図
である。
である。
【図2】図1に示す静磁波デバイスに用いられる静磁波
フィルタの斜視図である。
フィルタの斜視図である。
【図3】この発明の静磁波デバイスの他の例を示す回路
図である。
図である。
【図4】この発明の静磁波デバイスのさらに他の例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図5】従来の静磁波デバイスの一例を示す回路図であ
る。
る。
10 静磁波デバイス 12 第1の静磁波フィルタ 14 第2の静磁波フィルタ 16 静磁波素子 18 GGG基板 20 YIG薄膜 22 入力用トランスデューサ 24 出力用トランスデューサ 28 第1の方向性結合器 32 第2の方向性結合器 34 180度移相器 38 第1のキャパシタ 40 第2のキャパシタ 42 減衰器 48 減衰器
Claims (2)
- 【請求項1】 主信号とノイズとを含む信号中の前記主
信号の振幅を制限するための第1の静磁波フィルタ、 前記信号を通過させるための第2の静磁波フィルタ、お
よび前記第1の静磁波フィルタおよび前記第2の静磁波
フィルタの出力信号中の前記ノイズが相殺されるように
前記第1の静磁波フィルタおよび前記第2の静磁波フィ
ルタの出力信号を合成するための合成手段を含み、 前記第1の静磁波フィルタの入力端および前記第2の静
磁波フィルタの出力端の少なくとも一方にインピーダン
スマッチング用回路を構成した、静磁波デバイス。 - 【請求項2】 前記インピーダンスマッチング用回路
は、前記第1の静磁波フィルタまたは前記第2の静磁波
フィルタのいずれかに並列に接続されるキャパシタ、ま
たは前記第1の静磁波フィルタおよび前記第2の静磁波
フィルタの両方に並列に接続されるキャパシタによって
形成される、請求項1に記載の静磁波デバイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12187298A JPH11298203A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 静磁波デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12187298A JPH11298203A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 静磁波デバイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11298203A true JPH11298203A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14822023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12187298A Pending JPH11298203A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 静磁波デバイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11298203A (ja) |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP12187298A patent/JPH11298203A/ja active Pending
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