JPH11298332A - ディジタル信号処理装置及びスピーカシステム - Google Patents

ディジタル信号処理装置及びスピーカシステム

Info

Publication number
JPH11298332A
JPH11298332A JP10425298A JP10425298A JPH11298332A JP H11298332 A JPH11298332 A JP H11298332A JP 10425298 A JP10425298 A JP 10425298A JP 10425298 A JP10425298 A JP 10425298A JP H11298332 A JPH11298332 A JP H11298332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
processing
level
frequency
characteristic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10425298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3640795B2 (ja
Inventor
Minoru Yoshida
実 吉田
Soichi Toyama
聡一 外山
Teruya Komamura
光弥 駒村
Kiichiro Furuguchi
喜一郎 古口
Fumihiko Miyamoto
文彦 宮本
Izuho Nomura
出穂 能村
Isato Masunari
勇人 増成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP10425298A priority Critical patent/JP3640795B2/ja
Publication of JPH11298332A publication Critical patent/JPH11298332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3640795B2 publication Critical patent/JP3640795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音響信号等の元のディジタル入力信号により
近いディジタル出力信号を得ることができるディジタル
信号処理装置及び当該ディジタル信号処理装置を備えた
スピーカシステムを提供する。 【解決手段】 ディジタル入力信号Sinのサンプリング
レートを増加させるオーバサンプリング部1と、信号処
理部3において増強されるレベルに対応して、サンプリ
ング信号Sovのレベルを低減するアッテネート部2と、
アッテネート信号Satに対して所望のレベル増強処理及
びレベル低減処理を行う信号処理部3と、アッテネート
部2におけるレベル低減処理及び信号処理部3における
レベル変更処理に対応して処理信号Spcにノイズシェー
ピング処理を施し、量子化精度を劣化させることなく量
子化雑音を低減しディジタル出力信号Soutを生成する
ノイズシェーピング部4と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル的に入
力信号を処理するディジタル信号処理装置に関し、より
詳細には、スピーカを含む音響システムに適用して好適
なディジタル信号処理装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、音響信号をディジタル化し、当該
ディジタル化された音響信号に対して種々の処理をディ
ジタル的に施す、いわゆるDSP(Digital Signal P
rocessor)と称される処理装置が一般化しつつある。
【0003】ここで、当該DSP内で、例えば、特定の
周波数帯の音響信号のレベルのみをディジタル的に低減
する又は増強するいわゆるグラフィックイコライザ処理
を実行する場合を考えると、当該低減処理を施すと、そ
の低減処理された音響信号を再量子化する際に下位の数
ビットが脱落することとなるが、従来の上記DSPで
は、この下位ビットの脱落を無視してその後の信号処理
を施すようにしていた。これは、当該下位の数ビットを
無視しても再生される音響信号の特性にはさほど大きな
影響が残らないことによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
音響装置の高精度化・高機能化に伴って、多くの使用者
によってより原音に近い音の再生が嗜好されるようにな
ってきており、この場合には上記従来のDSPにおける
下位ビットの脱落による雑音又は歪みが無視できなくな
るという問題点が生じてきた。
【0005】また、上記音響装置の高精度化・高機能化
に伴って、アナログ信号である音響信号をディジタル信
号に変換する際に生じるいわゆる量子化雑音も、より低
減する必要性が生じてきたという問題点もある。
【0006】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
て為されたもので、その課題は、音響信号等の元のディ
ジタル入力信号により近いディジタル出力信号を得るこ
とができるディジタル信号処理装置及び当該ディジタル
出力信号に対応する音を出力するスピーカシステムを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、予め設定された入力サ
ンプリング周波数でサンプリングされて外部から入力さ
れるディジタル入力信号に対して、当該ディジタル入力
信号における予め設定された特定周波数帯域のレベルを
低減する低減処理を少なくとも含む予め設定された信号
処理を施し、処理信号を生成する信号処理部等の信号処
理手段と、前記ディジタル入力信号又は前記処理信号の
うち、いずれか一の信号のサンプリング周波数を前記入
力サンプリング周波数のN倍(Nは1より大きい実数)
のサンプリング周波数に変換するオーバサンプリング部
等のサンプリングレート変換手段と、設定信号により示
されるノイズシェーピング特性に基づき、前記生成され
た処理信号を量子化すると共に当該処理信号に対してノ
イズシェーピング処理を施し、ディジタル出力信号を生
成するノイズシェーピング部等のノイズシェーピング手
段と、前記信号処理の周波数−レベル特性に対応して、
前記処理信号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化
を補正すると共に当該量子化特性の補正により生じる量
子化雑音の増加分を前記入力サンプリング周波数の二分
の一の周波数よりも高い周波数帯域に移行させて前記デ
ィジタル出力信号を生成するように前記ノイズシェーピ
ング特性を設定し、前記設定信号を生成する制御部等の
設定手段と、を備える。
【0008】請求項1に記載の発明の作用によれば、信
号処理手段は、ディジタル入力信号に対して信号処理を
施し、処理信号を生成する。
【0009】このとき、サンプリングレート変換手段
は、ディジタル入力信号又は処理信号のうち、いずれか
一の信号のサンプリング周波数をN倍のサンプリング周
波数に変換する。
【0010】そして、ノイズシェーピング手段は、設定
信号により示されるノイズシェーピング特性に基づき、
生成された処理信号を量子化すると共に当該処理信号に
対してノイズシェーピング処理を施し、ディジタル出力
信号を生成する。
【0011】このとき、設定手段は、信号処理の周波数
−レベル特性に対応して、処理信号を量子化する際に生
じる量子化特性の劣化を補正すると共に当該量子化特性
の補正により生じる量子化雑音の増加分を入力サンプリ
ング周波数の二分の一の周波数よりも高い周波数帯域に
移行させてディジタル出力信号を生成するようにノイズ
シェーピング特性を設定し、設定信号を生成する。
【0012】よって、ディジタル入力信号又は処理信号
のサンプリングレートを増加し、更に処理信号に対して
信号処理の周波数−レベル特性に対応したノイズシェー
ピング処理を施すので、レベルが低減された処理信号の
量子化により脱落したビット成分を補償することができ
ると共に、入力サンプリング周波数の二分の一の周波数
より低い周波数帯域の量子化雑音を相対的に低減でき
る。
【0013】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、予め設定された入力サンプリング周波数
でサンプリングされて外部から入力されるディジタル入
力信号に対して、アッテネート信号に対する信号処理手
段における増減信号処理のレベルが当該信号処理手段で
処理可能なレベルより高いレベルとなることを防止すべ
く、当該増減信号処理に対応して前記ディジタル入力信
号のレベルを低減し、前記アッテネート信号を生成して
前記信号処理手段に出力するアッテネート部等のアッテ
ネート手段と、前記アッテネート信号に対して当該アッ
テネート信号における予め設定された第1特定周波数帯
域のレベルを増強する増強処理と当該アッテネート信号
における前記第1特定周波数帯域と異なる予め設定され
た第2特定周波数帯域のレベルを低減する低減処理との
いずれか一方を少なくとも含む前記増減信号処理を行っ
て前記処理信号を生成する信号処理部等の前記信号処理
手段と、前記ディジタル入力信号、前記アッテネート信
号又は前記処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプ
リング周波数を前記入力サンプリング周波数のN(Nは
1より大きい実数)倍のサンプリング周波数に変換する
オーバサンプリング部等のサンプリングレート変換手段
と、設定信号により示されるノイズシェーピング特性に
基づき、前記生成された処理信号を量子化すると共に当
該処理信号に対してノイズシェーピング処理を施し、デ
ィジタル出力信号を生成するノイズシェーピング部等の
ノイズシェーピング手段と、前記アッテネート手段にお
ける低減処理の周波数−レベル特性及び前記増減信号処
理における周波数−レベル特性に対応して、前記処理信
号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化を補正する
と共に当該量子化特性の補正により生じる量子化雑音の
増加分を前記入力サンプリング周波数の二分の一の周波
数よりも高い周波数帯域に移行させて前記ディジタル出
力信号を生成するように前記ノイズシェーピング特性を
設定し、前記設定信号を生成する制御部等の設定手段
と、を備える。
【0014】請求項2に記載の発明の作用によれば、ア
ッテネート手段は、信号処理手段における増減信号処理
に対応してディジタル入力信号のレベルを低減し、アッ
テネート信号を生成して信号処理手段に出力する。
【0015】次に、信号処理手段は、アッテネート信号
に対して増減信号処理を行って処理信号を生成する。
【0016】このとき、サンプリングレート変換手段
は、ディジタル入力信号、アッテネート信号又は処理信
号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周波数を入
力サンプリング周波数のN倍のサンプリング周波数に変
換する。
【0017】そして、ノイズシェーピング手段は、設定
信号により示されるノイズシェーピング特性に基づき、
生成された処理信号を量子化すると共に当該処理信号に
対してノイズシェーピング処理を施し、ディジタル出力
信号を生成する。
【0018】このとき、設定手段は、アッテネート手段
における低減処理の周波数−レベル特性及び増減信号処
理における周波数−レベル特性に対応して、処理信号を
量子化する際に生じる量子化特性の劣化を補正すると共
に当該量子化特性の補正により生じる量子化雑音の増加
分を入力サンプリング周波数の二分の一の周波数よりも
高い周波数帯域に移行させてディジタル出力信号を生成
するようにノイズシェーピング特性を設定し、設定信号
を生成する。
【0019】よって、ディジタル入力信号、アッテネー
ト信号又は処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプ
リングレートを増加し、更に処理信号に対して、アッテ
ネート手段における低減処理の周波数−レベル特性及び
増減信号処理の周波数−レベル特性に対応したノイズシ
ェーピング処理を施すので、信号処理手段において増強
処理を行うときでも、レベルが低減された処理信号の量
子化により脱落したビット成分を補償することができる
と共に、入力サンプリング周波数の二分の一の周波数よ
り低い周波数帯域の量子化雑音を相対的に低減できる。
【0020】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、予め設定された入力サンプリング周波数
でサンプリングされて外部から入力されるディジタル入
力信号に対して、当該ディジタル入力信号における予め
設定された第1特定周波数帯域のレベルを増強する増強
処理と当該アッテネート信号における前記第1特定周波
数帯域と異なる予め設定された第2特定周波数帯域のレ
ベルを低減する低減処理とのいずれか一方を少なくとも
含む増減信号処理を行って処理信号を生成し、アッテネ
ート手段に出力する信号処理部等の信号処理手段と、デ
ィジタル出力信号のレベルが予め設定された所定のレベ
ルを越えることを防止すべく、前記増減信号処理に対応
して前記処理信号のレベルを低減し、アッテネート信号
を生成してノイズシェーピング手段に出力するアッテネ
ート部等の前記アッテネート手段と、前記ディジタル入
力信号、前記アッテネート信号又は前記処理信号のう
ち、いずれか一の信号のサンプリング周波数を前記入力
サンプリング周波数のN(Nは1より大きい実数)倍の
サンプリング周波数に変換するオーバサンプリング部等
のサンプリングレート変換手段と、設定信号により示さ
れるノイズシェーピング特性に基づき、前記生成された
アッテネート信号を量子化すると共に当該アッテネート
信号に対してノイズシェーピング処理を施し、前記ディ
ジタル出力信号を生成するノイズシェーピング部等のノ
イズシェーピング手段と、前記アッテネート手段におけ
る低減処理の周波数−レベル特性及び前記増減信号処理
における周波数−レベル特性に対応して、前記アッテネ
ート信号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化を補
正すると共に当該量子化特性の補正により生じる量子化
雑音の増加分を前記入力サンプリング周波数の二分の一
の周波数よりも高い周波数帯域に移行させて前記ディジ
タル出力信号を生成するように前記ノイズシェーピング
特性を設定し、前記設定信号を生成する制御部等の設定
手段と、を備える。
【0021】請求項3に記載の発明の作用によれば、信
号処理手段は、ディジタル入力信号に対して増減信号処
理を行って処理信号を生成しアッテネート手段に出力す
る。
【0022】そして、アッテネート手段は、増減信号処
理に対応して処理信号のレベルを低減し、アッテネート
信号を生成してノイズシェーピング手段に出力する。
【0023】このとき、サンプリングレート変換手段
は、ディジタル入力信号、アッテネート信号又は処理信
号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周波数を入
力サンプリング周波数のN倍のサンプリング周波数に変
換する。
【0024】そして、ノイズシェーピング手段は、設定
信号により示されるノイズシェーピング特性に基づき、
生成されたアッテネート信号を量子化すると共に当該ア
ッテネート信号に対してノイズシェーピング処理を施
し、ディジタル出力信号を生成する。
【0025】このとき、設定手段は、アッテネート手段
における低減処理の周波数−レベル特性及び増減信号処
理における周波数−レベル特性に対応して、アッテネー
ト信号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化を補正
すると共に当該量子化特性の補正により生じる量子化雑
音の増加分を入力サンプリング周波数の二分の一の周波
数よりも高い周波数帯域に移行させてディジタル出力信
号を生成するようにノイズシェーピング特性を設定し、
設定信号を生成する。
【0026】よって、ディジタル入力信号、アッテネー
ト信号又は処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプ
リングレートを増加し、更にアッテネート信号に対し
て、アッテネート手段における低減処理の周波数−レベ
ル特性及び増減信号処理における周波数−レベル特性に
対応したノイズシェーピング処理を施すので、ディジタ
ル出力信号のレベルを調整すべくアッテネート手段にお
いて低減処理を行っても、レベルが低減されたアッテネ
ート信号の量子化により脱落したビット成分を補償する
ことができると共に、入力サンプリング周波数の二分の
一の周波数より低い周波数帯域の量子化雑音を相対的に
低減できる。
【0027】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
ディジタル信号処理装置において、前記ノイズシェーピ
ング手段は、予め設定されたディザを加算する加算器等
のディザ加算手段を更に備え、前記設定手段は、当該デ
ィザの加算により増加した雑音成分をも補償するように
前記ノイズシェーピング特性を設定し前記設定信号を生
成するように構成される。
【0028】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、ノイズシェーピング手段における加算手段はディザ
を加算する。
【0029】そして、設定手段は、当該ディザの加算に
より増加した雑音成分をも補償するようにノイズシェー
ピング特性を設定し設定信号を生成する。
【0030】よって、ディザの加算により量子化雑音を
白色雑音化できる共に当該ディザの加算により増加した
雑音成分も除去できる。
【0031】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、アッテネート信号に対する信号処理手段
における信号処理が当該信号処理手段で処理可能なレベ
ルより高いレベルとなることを防止すべく、当該信号処
理に対応して予め設定された周波数−レベル特性に基づ
いて、予め設定された入力サンプリング周波数でサンプ
リングされて外部から入力されるディジタル入力信号の
レベルを低減し、前記アッテネート信号を生成するアッ
テネート部等のアッテネート手段と、前記生成されたア
ッテネート信号に対して、予め設定された周波数−レベ
ル特性に基づき当該アッテネート信号における予め設定
された特定周波数帯域のレベルを増強する増強処理又は
前記特定周波数帯域のレベルを低減する低減処理のいず
れか一方を少なくとも含む予め設定された前記信号処理
を施し、処理信号を生成する信号処理部等の前記信号処
理手段と、前記ディジタル入力信号、前記アッテネート
信号又は前記処理信号のうち、いずれか一の信号のサン
プリング周波数を前記入力サンプリング周波数のN倍
(Nは1より大きい実数)のサンプリング周波数に変換
するオーバサンプリング部等のサンプリングレート変換
手段と、前記生成された処理信号を量子化すると共に、
前記アッテネート手段における低減処理の周波数−レベ
ル特性及び前記信号処理における周波数−レベル特性に
対応して前記処理信号を量子化する際に生じる量子化特
性の劣化を補正し、且つ当該量子化特性の補正により生
じる量子化雑音の増加分を前記入力サンプリング周波数
の二分の一の周波数よりも高い周波数帯域に移行させる
ように予め設定されたノイズシェーピング特性に基づく
ノイズシェーピング処理を前記処理信号に対して施し、
前記ディジタル出力信号を生成するノイズシェーピング
部等のノイズシェーピング手段と、を備える。
【0032】請求項5に記載の発明の作用によれば、ア
ッテネート手段は、信号処理手段における信号処理に対
応して予め設定された周波数−レベル特性に基づいてデ
ィジタル入力信号のレベルを低減しアッテネート信号を
生成する。
【0033】そして、信号処理手段は、生成されたアッ
テネート信号に対して、予め設定された周波数−レベル
特性に基づき信号処理を施し、処理信号を生成する。
【0034】このとき、サンプリングレート変換手段
は、ディジタル入力信号、アッテネート信号又は処理信
号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周波数を入
力サンプリング周波数のN倍のサンプリング周波数に変
換する。
【0035】そして、ノイズシェーピング手段は、生成
された処理信号を量子化すると共に、アッテネート手段
における低減処理の周波数−レベル特性及び信号処理に
おける周波数−レベル特性に対応して処理信号を量子化
する際に生じる量子化特性の劣化を補正し、且つ当該量
子化特性の補正により生じる量子化雑音の増加分を入力
サンプリング周波数の二分の一の周波数よりも高い周波
数帯域に移行させるように予め設定されたノイズシェー
ピング特性に基づくノイズシェーピング処理を処理信号
に対して施し、ディジタル出力信号を生成する。
【0036】よって、ディジタル入力信号、アッテネー
ト信号又は処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプ
リングレートを増加し、更に処理信号に対してアッテネ
ート手段における低減処理の周波数−レベル特性及び信
号処理手段における信号処理の周波数−レベル特性に対
応したノイズシェーピング処理を施すので、レベルが低
減された処理信号の量子化により脱落したビット成分を
補償することができると共に、入力サンプリング周波数
の二分の一の周波数より低い周波数帯域の量子化雑音を
相対的に低減できる。
【0037】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、予め設定された入力サンプリング周波数
でサンプリングされて外部から入力されるディジタル入
力信号に対して、当該ディジタル入力信号における予め
設定された特定周波数帯域のレベルを低減する低減処理
及び前記特性周波数帯域のレベルを増強する増強処理の
いずれか一方を少なくとも含む予め設定された信号処理
を施し、処理信号を生成する信号処理部等の信号処理手
段と、ディジタル出力信号のレベルが予め設定された所
定のレベルを越えることを防止すべく、前記信号処理に
対応して前記処理信号のレベルを低減し、アッテネート
信号を生成するアッテネート部等のアッテネート手段
と、前記ディジタル入力信号、前記処理信号又は前記ア
ッテネート信号のうち、いずれか一の信号のサンプリン
グ周波数を前記入力サンプリング周波数のN倍(Nは1
より大きい実数)のサンプリング周波数に変換するオー
バサンプリング部等のサンプリングレート変換手段と、
前記生成されたアッテネート信号を量子化すると共に、
前記アッテネート手段における低減処理の周波数−レベ
ル特性及び前記信号処理における周波数−レベル特性に
対応して前記アッテネート信号を量子化する際に生じる
量子化特性の劣化を補正し、且つ当該量子化特性の補正
により生じる量子化雑音の増加分を前記入力サンプリン
グ周波数の二分の一の周波数よりも高い周波数帯域に移
行させるように予め設定されたノイズシェーピング特性
に基づくノイズシェーピング処理を前記アッテネート信
号に対して施し、前記ディジタル出力信号を生成するノ
イズシェーピング部等のノイズシェーピング手段と、を
備える。
【0038】請求項6に記載の発明の作用によれば、信
号処理手段は、ディジタル入力信号に対して予め設定さ
れた信号処理を施し、処理信号を生成する。
【0039】そして、アッテネート手段は、ディジタル
出力信号のレベルが予め設定された所定のレベルを越え
ることを防止すべく、信号処理に対応して処理信号のレ
ベルを低減し、アッテネート信号を生成する。
【0040】このとき、サンプリングレート変換手段
は、ディジタル入力信号、処理信号又はアッテネート信
号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周波数を入
力サンプリング周波数のN倍のサンプリング周波数に変
換する。
【0041】そして、ノイズシェーピング手段は、生成
されたアッテネート信号を量子化すると共に、アッテネ
ート手段における低減処理の周波数−レベル特性及び信
号処理における周波数−レベル特性に対応してアッテネ
ート信号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化を補
正し、且つ当該量子化特性の補正により生じる量子化雑
音の増加分を入力サンプリング周波数の二分の一の周波
数よりも高い周波数帯域に移行させるように予め設定さ
れたノイズシェーピング特性に基づくノイズシェーピン
グ処理をアッテネート信号に対して施し、ディジタル出
力信号を生成する。
【0042】よって、ディジタル入力信号、アッテネー
ト信号又は処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプ
リングレートを増加し、更にアッテネート信号に対し
て、アッテネート手段における低減処理の周波数−レベ
ル特性及び信号処理における周波数−レベル特性に対応
したノイズシェーピング処理を施すので、ディジタル出
力信号のレベルを調整すべくアッテネート手段において
低減処理を行っても、レベルが低減されたアッテネート
信号の量子化により脱落したビット成分を補償すること
ができると共に、入力サンプリング周波数の二分の一の
周波数より低い周波数帯域の量子化雑音を相対的に低減
できる。
【0043】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の
ディジタル情報処理装置において、前記信号処理手段
は、前記ディジタル入力信号におけるビット数に各前記
量子化に伴って削減されるビット数を加えたビット数よ
り多いビット数のディジタル処理が可能であるように構
成される。
【0044】請求項7に記載の発明の作用によれば、請
求項1から6のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、信号処理手段が、ディジタル入力信号におけるビッ
ト数に各量子化に伴って削減されるビット数を加えたビ
ット数より多いビット数のディジタル処理が可能である
ので、ディジタル信号処理装置全体としていわゆる桁落
ちによる量子化雑音の増加を防止できる。
【0045】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の
ディジタル信号処理装置と、前記ディジタル出力信号に
対応する音を出力するスピーカ等のスピーカ手段と、を
備えるスピーカシステムであって、前記ディジタル入力
信号は、少なくとも40ヘルツよりも高い前記入力サン
プリング周波数でサンプリングされた音響信号であると
共に、前記信号処理手段は前記音響信号に対応する前記
処理信号を生成し、更に前記ノイズシェーピング手段は
前記量子化雑音の増加分を前記入力サンプリング周波数
の二分の一の周波数よりも高い周波数帯域に移行させて
前記音響信号に対応する前記ディジタル出力信号を生成
するように構成される。
【0046】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項2から7のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、スピーカ手段はディジタル出力信号に対応する音を
出力する。
【0047】このとき、ディジタル入力信号は、少なく
とも40ヘルツよりも高い入力サンプリング周波数でサ
ンプリングされた音響信号とされている。
【0048】また、信号処理手段は音響信号に対応する
処理信号を生成する。
【0049】更にノイズシェーピング手段は量子化雑音
の増加分を入力サンプリング周波数の二分の一の周波数
よりも高い周波数帯域に移行させて音響信号に対応する
ディジタル出力信号を生成する。
【0050】よって、レベルが低減された音響信号に対
応する処理信号の量子化により脱落したビット成分を補
償することができると共に、音響信号における入力サン
プリング周波数の二分の一の周波数より低い周波数帯域
の量子化雑音を相対的に低減できる。
【0051】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項8に記載のスピーカシステムにお
いて、複数の前記スピーカ手段と、各前記スピーカ手段
毎に設けられ、当該各スピーカ手段における出力特性を
補正する複数のアッテネータ等の第2アッテネート手段
と、各前記スピーカ手段毎に設けられ、前記第2アッテ
ネート手段における補正処理に起因する量子化特性の劣
化をも補正する前記ノイズシェーピング特性により前記
ノイズシェーピング処理を夫々行う複数の前記ノイズシ
ェーピング手段と、を備える。
【0052】請求項9に記載の発明の作用によれば、請
求項8に記載の発明の作用に加えて、 複数のスピーカ
手段毎に設けられた第2アッテネート手段は、当該各ス
ピーカ手段における出力特性を補正する。
【0053】そして、各スピーカ手段毎に設けられたノ
イズシェーピング手段は、第2アッテネート手段におけ
る補正処理に起因する量子化特性の劣化をも補正するノ
イズシェーピング特性によりノイズシェーピング処理を
夫々行う。
【0054】よって、複数のスピーカ手段を有するスピ
ーカシステムであっても、量子化特性を改善すると共に
各スピーカ手段の出力特性を補正することができる。
【0055】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、予め設定された入力サンプリング周波
数でサンプリングされて外部から入力されるディジタル
入力信号に対応する音を出力するスピーカ等のスピーカ
手段を備えるスピーカシステムにおいて、前記スピーカ
手段の出力特性を補正するべくディジタル入力信号に対
して当該ディジタル入力信号のレベルを低減する低減処
理を少なくとも含む補正処理を施し、補正信号を生成す
るアッテネータ等の補正手段と、前記ディジタル入力信
号又は前記補正信号のうち、いずれか一の信号のサンプ
リング周波数を前記入力サンプリング周波数のN倍(N
は1より大きい実数)のサンプリング周波数に変換する
オーバサンプリング部等のサンプリングレート変換手段
と、設定信号により示されるノイズシェーピング特性に
基づき、前記生成された補正信号を量子化すると共に当
該補正信号に対してノイズシェーピング処理を施し、デ
ィジタル出力信号を生成するノイズシェーピング部等の
ノイズシェーピング手段と、前記補正処理の周波数−レ
ベル特性に対応して、前記補正信号を量子化する際に生
じる量子化特性の劣化を補正すると共に当該量子化特性
の補正により生じる量子化雑音の増加分を前記入力サン
プリング周波数の二分の一の周波数よりも高い周波数帯
域に移行させて前記ディジタル出力信号を生成するよう
に前記ノイズシェーピング特性を設定し、前記設定信号
を生成する制御部等の設定手段と、を備える。
【0056】請求項10に記載の発明の作用によれば、
補正手段は、スピーカ手段の出力特性を補正するべくデ
ィジタル入力信号に対して当該ディジタル入力信号のレ
ベルを低減する低減処理を少なくとも含む補正処理を施
し、補正信号を生成する。
【0057】このとき、サンプリングレート変換手段
は、ディジタル入力信号又は補正信号のうち、いずれか
一の信号のサンプリング周波数を入力サンプリング周波
数のN倍のサンプリング周波数に変換する。
【0058】そして、ノイズシェーピング手段は、設定
信号により示されるノイズシェーピング特性に基づき、
生成された補正信号を量子化すると共に当該補正信号に
対してノイズシェーピング処理を施し、ディジタル出力
信号を生成する。
【0059】このとき、設定手段は、補正処理の周波数
−レベル特性に対応して、補正信号を量子化する際に生
じる量子化特性の劣化を補正すると共に当該量子化特性
の補正により生じる量子化雑音の増加分を入力サンプリ
ング周波数の二分の一の周波数よりも高い周波数帯域に
移行させてディジタル出力信号を生成するようにノイズ
シェーピング特性を設定し、設定信号を生成する。
【0060】よって、ディジタル入力信号又は補正信号
のうち、いずれか一の信号のサンプリングレートを増加
し、更に補正信号に対して補正処理の周波数−レベル特
性に対応したノイズシェーピング処理を施すので、レベ
ルが低減された補正信号の量子化により脱落したビット
成分を補償することができると共に、入力サンプリング
周波数の二分の一の周波数より低い周波数帯域の量子化
雑音を相対的に低減できる。
【0061】上記の課題を解決するために、請求項11
に記載の発明は、請求項10に記載のスピーカシステム
において、複数の前記スピーカ手段と、各前記スピーカ
手段毎に設けられ、前記ディジタル入力信号に対して当
該各スピーカ手段における出力特性を補正するための前
記補正処理を更に施し、前記補正信号を夫々生成する複
数の前記補正手段と、各前記スピーカ手段毎に設けら
れ、各前記補正手段における補正処理に起因する量子化
特性の劣化をも補正する前記ノイズシェーピング特性に
より前記ノイズシェーピング処理を夫々行う複数の前記
ノイズシェーピング手段と、を備える。
【0062】請求項11に記載の発明の作用によれば、
請求項10に記載の発明の作用に加えて、複数のスピー
カ手段毎に設けられた補正手段は、ディジタル入力信号
に対して当該各スピーカ手段における出力特性を補正す
るための補正処理を更に施し、補正信号を夫々生成す
る。
【0063】そして、各スピーカ手段毎に設けられたノ
イズシェーピング手段は、各補正手段における補正処理
に起因する量子化特性の劣化をも補正するノイズシェー
ピング特性によりノイズシェーピング処理を夫々行う。
【0064】よって、複数のスピーカ手段を有するスピ
ーカシステムであっても、量子化特性を改善すると共に
各スピーカ手段の出力特性を補正することができる。
【0065】上記の課題を解決するために、請求項12
に記載の発明は、請求項11に記載のスピーカシステム
において、各前記補正手段は、各前記スピーカ手段間に
おける出力特性の相違を補償するように構成される。
【0066】請求項12に記載の発明の作用によれば、
請求項11に記載の発明の作用に加えて、各補正手段が
各スピーカ手段間における出力特性の相違を補償するの
で、歪みの無い良好な音を出力することができる。
【0067】上記の課題を解決するために、請求項13
に記載の発明は、請求項8から12のいずれか一項に記
載のスピーカシステムにおいて、前記ディジタル出力信
号のうち、前記入力サンプリング周波数の二分の一より
高い周波数帯域の当該ディジタル出力信号のレベルを低
減するローパスフィルタ等のローパスフィルタ手段を更
に備える。
【0068】請求項13に記載の発明の作用によれば、
請求項8から12のいずれか一項に記載の発明の作用に
加えて、ローパスフィルタ手段は、ディジタル出力信号
のうち、入力サンプリング周波数の二分の一より高い周
波数帯域の当該ディジタル出力信号のレベルを低減す
る。
【0069】よって、サンプリング周波数よりも高い周
波数帯域に移行している量子化雑音を除去することがで
きる。
【0070】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明
する実施の形態は、周波数帯の異なる音の再生を夫々に
担う複数のスピーカを有するスピーカシステムについて
本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0071】(I)本発明の原理 先ず、具体的な実施形態を説明する前に、本発明の原理
について図1及び図2を用いて説明する。
【0072】図1(a)に示すように、本発明は、サン
プリングレート変換手段としてのオーバサンプリング部
1と、アッテネート手段としてのアッテネート部2と、
信号処理手段としての信号処理部3と、ノイズシェーピ
ング手段としてのノイズシェーピング部4と、設定手段
としての制御部5と、により構成されている。
【0073】なお、この構成のうち信号処理部3の型式
としては、いわゆる固定小数点型又は浮動小数点型のい
ずれでもよいが、以下の説明では、固定小数点型の信号
処理部を用いた場合について説明する。
【0074】また、ノイズシェーピング部4は、図1
(b)に示すように、加算器6及び9と、ディザ加算手
段としての加算器7と、再量子化器8と、フィルタ10
と、により構成されている。
【0075】次に動作を説明する。
【0076】外部からオーバサンプリング部1に入力さ
れるディジタル入力信号Sinは、当該オーバサンプリン
グ部1において当該ディジタル入力信号Sinのサンプリ
ング周波数fsの2倍のサンプリング周波数でオーバサ
ンプリングされ、サンプリング信号Sovが生成されてア
ッテネート部2に出力される。
【0077】次に、生成されたサンプリング信号Sov
は、制御部5からの制御信号Scaに基づいて、後述する
アッテネート信号Satに対して信号処理部3においてレ
ベルの増強処理(いわゆるブースト処理)を行った結
果、そのレベルが当該信号処理部3において処理可能な
最大レベルを越えてしまわないようにサンプリング信号
Sovのレベルを低減し、上記アッテネート信号Satを生
成して信号処理部3に出力する。
【0078】そして、信号処理部3では、制御部5から
の制御信号Srに基づいて、入力されたアッテネート信
号Satに対してそのレベルを変換する変換処理を行い、
処理信号Spcを生成してノイズシェーピング部4に出力
する。
【0079】ここで、信号処理部3における変換処理
は、例えば、使用者がディジタル入力信号Sinにおける
特定の周波数帯域のレベルを増強したり(上記ブースト
処理)又は特定の周波数帯域のレベルを低減したりする
ことを所望した場合に、これに対応する操作が図示しな
い操作部で実行されたとき、当該操作に対応した制御信
号が制御部5に入力され、当該制御部5から当該操作に
対応する上記制御信号Srが信号処理部3に出力され、
信号処理部3においてこれによりアッテネート信号Sat
に対して当該操作に対応するレベルの増強処理又は低減
処理が施される。
【0080】次に、ノイズシェーピング部4は、制御部
5からの制御信号Scnに基づいて、入力された処理信号
Spcに対していわゆるノイズシェーピング処理を施し、
ディジタル出力信号Soutを生成し、外部に出力する。
【0081】ここで、当該ノイズシェーピング処理とし
ては、当該制御信号Scnに基づいて、アッテネート部2
及び信号処理部3においてレベルが低減された処理信号
Spcを再量子化すること及び当該再量子化により削除さ
れた下位ビットを補正すると共に、当該補正により生じ
たいわゆる量子化雑音の増加分を、当該処理信号Spcの
サンプリング周波数(現在では2×fs)に対して(fs
/2)の周波数より高い周波数帯域に移行させる処理が
実行される。
【0082】より具体的に図1(b)を用いて説明する
と、ノイズシェーピング処理部4に入力された処理信号
Spcは、加算器6において、フィルタ10からのフィル
タ信号Sfの論理を反転した信号が加算され、加算信号
Sdが生成される。
【0083】次に、加算信号Sdは加算器7において後
述する方法によりディザ信号Szが加算され、加算信号
Sdzとして再量子化器8に出力される。そして、再量子
化器8において再量子化され、上記ディジタル出力信号
Soutとして出力される。
【0084】一方、ディジタル出力信号Soutは、加算
器9にも出力され、当該加算器9において加算信号Sd
の論理を反転した信号と加算され、加算信号Sadとして
上記フィルタ10に入力される。
【0085】その後、当該フィルタ10により、制御部
5からの制御信号Scnに基づいて設定されるノイズシェ
ーピング特性によりフィルタ処理が施され、上記フィル
タ信号Sfとして加算器6に出力される。
【0086】ここで、ノイズシェーピング部4における
ノイズシェーピング処理について、より具体的に例示し
つつ図2を用いて説明する。
【0087】なお、以下に示す例示は、ディジタル入力
信号Sinのサンプリング周波数がfsであり(従って、
ディジタル入力信号Sinとしての情報は、周波数(fs
/2)以下の周波数帯域に存在していることとなる。こ
れは、いわゆる標本化定理によるものである。)、当該
ディジタル入力信号Sinに対して、信号処理部3におい
て周波数f1(<fs/2)を中心として3デシベルのレ
ベル増強処理を行い、且つ周波数f2(<fs/2)を中
心として6デシベルのレベル低減処理を行う場合につい
て示すものであり、この処理に対応してアッテネータ部
2では、サンプリング信号Sovに対して全ての周波数帯
域に渡って一様に3デシベルのレベル低減処理を行って
いる。
【0088】先ず、本例では、信号処理部3において、
上述のように周波数f1を中心として3デシベルのレベ
ル増強処理を行うと共に周波数f2を中心として6デシ
ベルのレベル低減処理を行うので、その周波数−レベル
特性は図2(a)に示すような変化を有する特性とな
る。
【0089】一方、信号処理部3におけるレベル増強処
理に対応して、アッテネート部2ではサンプリング信号
Sovに対して全ての周波数帯域で一様に3デシベルのレ
ベル低減処理を行うので、その周波数−レベル特性は図
2(a)に示すように一様な特性となる。
【0090】そして、制御部5は、上記信号処理部3に
おける各処理に対応して、図2(b)に示すようなノイ
ズシェーピング特性をフィルタ10に設定するように上
記制御信号Scnを生成する。
【0091】ここで、図2(b)に示すノイズシェーピ
ング特性としては、その原理から以下に示す三つの条件
を具備する必要がある。
【0092】すなわち、 (a)「1−H(z)」が最小位相推移特性であるこ
と。
【0093】(b)「1−H(z)」の対数パワースペ
クトル密度の平均が0であること。つまり、
【数1】 であること。
【0094】(c)M個のタップを有するフィルタ10
の場合に以下の式が成立すること。
【0095】
【数2】
【0096】そこで、図2(b)に示すノイズシェーピ
ング特性は上記の三つの要件を具備した上で以下に示す
ように設定される。
【0097】すなわち、0≦f≦fs/2の周波数帯域
については、
【数3】H(z)=(信号処理部3の周波数−レベル特
性)−(ディザ信号Szの付加による雑音増加分の絶対
値+アッテネート部2において低減されたレベルの絶対
値) により図2(b)に示すノイズシェーピング特性の曲線
が設定される。ここで、図2(b)に示す例では、ディ
ザ信号Szの加算により、雑音が1デシベル増加した場
合について示している。
【0098】次に、fs/2<f≦fsの周波数帯域につ
いては、図2(b)に右上がり斜線で示す領域Aの面積
と同様に右下がり斜線で示す領域Bの面積とが等しくな
るように、図2(b)における特性曲線と周波数軸とが
交差する点及び当該交差点の周波数以上で周波数fs以
下の周波数帯域における最大値レベル(図2(b)中符
号Mで示すレベル)を設定する。
【0099】なお、図2(b)に符号Bで示す領域につ
いては、この特性に拘泥するものではなく、上記領域A
と当該領域Bとの面積が等しければ、領域Bのノイズシ
ェーピング特性は上述した三つの条件(a)、(b)及
び(c)さえ満たされていれば、その他はどのような特
性でもよい。
【0100】また、周波数fsより大きく周波数2×fs
以下の周波数帯域におけるノイズシェーピング特性は、
フィルタ10を実数領域で構成する場合には、図2
(b)に示した周波数−レベル特性を周波数fsを示す
レベル軸(|1−H(z)|軸)に平行な直線を対称軸
として線対称に折り返した形となる。
【0101】そして、上述したようにアッテネート部2
のレベル低減処理及び信号処理部3における信号処理に
基づいて設定された当該図2(b)で示す周波数−レベ
ル特性によりノイズシェーピング部4においてノイズシ
ェーピング処理を行うことにより、上述したノイズシェ
ーピング処理としての機能、すなわち、アッテネート部
2及び信号処理部3においてレベルが低減された処理信
号Spcを再量子化すること及び当該再量子化により削除
された下位ビットを補正すると共に、当該補正により生
じたいわゆる量子化雑音の増加分を、当該処理信号Spc
のサンプリング周波数に対して(fs/2)の周波数よ
り高い周波数帯域に移行させる機能が発揮される。
【0102】次に、加算器7におけるディザ信号Szの
加算方法について、図3を用いて説明する。
【0103】図3に示すように、加算器7におけるディ
ザ信号Szとしては、例えば、図3(a)又は図3
(b)に示されるようなディザ信号Szを与えるが、本
発明においては、ディザの発生方法やその付加位置又は
ディザの種類などには一切限定はない。
【0104】次に、上述した各構成部材の動作と並行し
て、制御部5は、図示しない操作部における操作に基づ
いて、信号処理部3におけるレベルの増強処理又は低減
処理のための上記制御信号Srを生成すると共に、当該
信号処理部3において実行すべき増強処理のレベルに対
応して、当該レベルが信号処理部3の処理可能な最大レ
ベルを超えないように上記アッテネート部2における低
減処理のレベルを設定すべく上記制御信号Scaを生成し
て当該アッテネート部2に出力する。
【0105】さらに、制御部5は、操作部からの制御信
号に基づいて、信号処理部3における増強処理及び低減
処理のレベル並びにアッテネート部2に行わせる低減処
理のレベルに対応して、図2(b)で示した特性のノイ
ズシェーピング処理をノイズシェーピング部4に実行さ
せるべく、上記制御信号Scnをフィルタ10に出力す
る。
【0106】これらの制御部5の動作により上記各構成
部材が制御されることとなる。
【0107】(II)第1実施形態 次に、上述した原理に基づく本発明の第1実施形態につ
いて、図4及び図5を用いて説明する。なお、以下に説
明する第1実施形態は、二つのスピーカを備えた、いわ
ゆる2ウエイのディジタルスピーカシステムについて本
発明を適用した場合の実施の形態である。
【0108】また、図4において、図1に示す場合と同
様の構成部材については同様の部材番号を付して細部の
説明を省略する。
【0109】図4に示すように、第1実施形態のディジ
タルスピーカシステムSは、上述した機能を有するオー
バサンプリング部1及びアッテネート部2と、信号処理
部3と、上述した機能を有するノイズシェーピング部4
a及び4bと、D/Aコンバータ36及び44と、ロー
パスフィルタ手段としてのローパスフィルタ37及び4
5と、アンプ38及び46と、スピーカ手段としてのス
ピーカ39及び47とにより構成されている。ここで、
スピーカ47が主として高域を再生し、スピーカ39が
主として中域及び低域を再生する。
【0110】また、信号処理部3は、グラフィックイコ
ライザ31と、ローパスフィルタ32と、ハイパスフィ
ルタ40と、インバータ33及び41と、第2アッテネ
ート手段及び補正手段としてのアッテネータ34及び4
2と、ディレイ部35及び43と、上述した機能を有す
る制御部5と、により構成されている。なお、当該信号
処理部3で処理可能なビット数の最大値としては、ディ
ジタル入力信号Sinにおけるビット数(例えば24ビッ
ト)に後述する各ノイズシェーピング部における再量子
化処理に伴って削減されるビット数(例えば2ビット)
を加えたビット数(例えば、26ビット)以上のビット
数のディジタル処理が可能とされている。
【0111】更に、インバータ33及び41は、夫々、
スイッチ33a、33c、41a及び41cと反転器3
3b及び41bとにより構成されている。
【0112】ここで、ノイズシェーピング部4a及び4
bは、夫々に図1(b)に示したノイズシェーピング部
4と同様の構成を有している。
【0113】次に、動作を説明する。
【0114】オーバサンプリング部1は、上述した原理
と同様に、ディジタル入力信号Sinをそのサンプリング
周波数fsの2倍のサンプリング周波数でオーバサンプ
リングしてサンプリング信号Sovを生成しアッテネート
部2に出力する。
【0115】そして、アッテネート部2は、制御部5か
らの制御信号Scaに基づいて、信号処理部3においてブ
ースト処理を行った結果、そのレベルが当該信号処理部
3において処理可能な最大レベルを越えてしまわないよ
うにサンプリング信号Sovのレベルを低減し、アッテネ
ート信号Satを生成して信号処理部3に出力する。この
とき、当該レベル低減処理における周波数−レベル特性
としては、例えば、図2(a)に示す全周波数帯域に渡
って一様なレベル低減特性が採用される。
【0116】次に、信号処理部3内のグラフィックイコ
ライザ31は、制御部5からの制御信号Sgerに基づい
て、入力されたアッテネート信号Satに対してそのレベ
ルを増強又は減少する変換処理を行い、イコライザ信号
Sgeを生成してローパスフィルタ32及びハイパスフィ
ルタ40に出力する。このときの当該変換処理のための
周波数−レベル特性は、例えば、図2(a)に「信号処
理部」として示す特性が採用される。
【0117】次に、ローパスフィルタ32は、入力され
たイコライザ信号Sgeからスピーカ39により再生すべ
き低域及び中域の信号を抽出し、低域抽出信号Slとし
てインバータ33に出力する。
【0118】そして、インバータ33は、スイッチ33
a及び33cを協動的に動作させて低域抽出信号Slを
反転器33bにより反転するか又はそのまま通過させて
低域インバータ信号Slcを生成し、アッテネータ34に
出力する。
【0119】ここで、インバータ33は、スピーカ39
の種類によっては当該スピーカ39内の振動板を振動さ
せる方向が同じ後述のディジタル出力信号Soutに対し
て逆となる場合があるため、これを調整すべく必要に応
じて低域抽出信号Slを反転させるためのものである。
【0120】次に、アッテネータ34は、制御部5から
の制御信号Satlに基づいて、入力された低域インバー
タ信号Slcのレベルを予め設定されたレベルだけ低減
し、低域アッテネート信号Salcを生成してディレイ部
35に出力する。
【0121】ここで、アッテネータ34は、スピーカ3
9の種類によっては同じディジタル出力信号Soutであ
っても出力される音圧レベルが異なる場合があるため、
スピーカ47から出力される音圧レベルとのバランスを
とって再生音の歪みを是正すべく、必要に応じて低域イ
ンバータ信号Slcのレベルを減衰させるためのものであ
る。
【0122】次に、ディレイ部35は、スピーカ39と
スピーカ47との間で夫々に出力される音の位相を合わ
せるべく低域アッテネート信号Salcの位相を調整し、
低域処理信号Spclを生成してノイズシェーピング部4
aに出力する。
【0123】そして、ノイズシェーピング部4aは、制
御部5aからの制御信号Scnlに基づいて、上記アッテ
ネート部2、グラフィックイコライザ31及びアッテネ
ータ34におけるレベルの増強処理及び低減処理に対応
するノイズシェーピング特性で低域処理信号Spclに対
してノイズシェーピング処理を施し、低域ディジタル出
力信号Soutlを生成する。
【0124】このとき、上記アッテネート部2及びグラ
フィックイコライザ31におけるレベルの増強処理及び
低減処理の周波数−レベル特性として図2(a)に示す
特性が採用された場合には、当該ノイズシェーピング特
性に対応する周波数−レベル特性としては、例えば、図
2(b)に示す周波数−レベル特性に対してアッテネー
タ34におけるレベル低減処理の影響を図2に示した方
法と同様の方法により加味した特性が採用される。
【0125】このノイズシェーピング処理により、アッ
テネート部2及び信号処理部3においてレベルが低減さ
れた低域処理信号Spclの再量子化により削除された下
位ビットが補正されると共に、当該補正により生じたい
わゆる量子化雑音の増加分が元のディジタル入力信号S
inのサンプリング周波数の二分の一の周波数より高い周
波数帯域に移行される。
【0126】そして、D/Aコンバータ36は低域ディ
ジタル出力信号Soutlをディジタル信号からアナログ信
号に変換し、低域アナログ信号Slaを生成してローパス
フィルタ37に出力する。
【0127】次に、ローパスフィルタ37は、当該低域
アナログ信号Slaのうち、周波数fs/2以上の周波数
帯域の信号を低減し、アナログ出力信号Soualを生成す
る。このローパスフィルタ37の機能により、上述した
各部の処理で生じた量子化雑音の大部分がノイズシェー
ピング部4aの処理により移行されている周波数fs/
2以上の周波数帯域の信号が低減され、従って、周波数
fs/2以下の周波数帯域内の当該量子化雑音が実質的
に低減されることとなる。
【0128】そして、アンプ38は、アナログ出力信号
Soualをスピーカ39を駆動可能なレベルまで増幅し、
当該スピーカ39に出力してこれを駆動する。
【0129】その後、スピーカ39は、アナログ出力信
号Soualに対応する音を出力する。
【0130】一方、ハイパスフィルタ40は、入力され
たイコライザ信号Sgeからスピーカ47により再生すべ
き高域の信号を抽出し、高域抽出信号Shとしてインバ
ータ41に出力する。
【0131】そして、インバータ41は、スイッチ41
a及び41cを協動的に動作させて高域抽出信号Shを
反転器41bにより反転するか又はそのまま通過させて
高域インバータ信号Shcを生成し、アッテネータ42に
出力する。
【0132】ここで、インバータ41は、上記インバー
タ33と同様に、スピーカ47の種類によっては当該ス
ピーカ47内の振動板を振動させる方向が同じ後述する
ディジタル出力信号Southに対して逆となる場合がある
ため、これを調整すべく必要に応じて高域抽出信号Sh
を反転させるためのものである。
【0133】次に、アッテネータ42は、制御部5から
の制御信号Sathに基づいて、入力された高域インバー
タ信号Shcのレベルを予め設定されたレベルだけ低減
し、高域アッテネート信号Sahcを生成してディレイ部
43に出力する。
【0134】ここで、アッテネータ42は、上記アッテ
ネータ34と同様に、スピーカ47の種類によっては同
じディジタル出力信号Southであっても出力される音圧
レベルが異なる場合があるため、スピーカ39から出力
される音圧レベルとのバランスをとって再生音の歪みを
是正すべく、必要に応じて高域インバータ信号Shcのレ
ベルを減衰させるためのものである。
【0135】次に、ディレイ部43は、スピーカ47と
スピーカ39との間で夫々に出力される音の位相を合わ
せるべく高域アッテネート信号Sahcの位相を調整し、
高域処理信号Spchを生成してノイズシェーピング部4
bに出力する。
【0136】そして、ノイズシェーピング部4bは、制
御部5からの制御信号Scnhに基づいて、上記アッテネ
ート部2、グラフィックイコライザ31及びアッテネー
タ42におけるレベルの増強処理及び低減処理に対応す
るノイズシェーピング特性で高域処理信号Spchに対し
てノイズシェーピング処理を施し、高域ディジタル出力
信号Southを生成する。
【0137】このとき、上記アッテネート部2及びグラ
フィックイコライザ31におけるレベルの増強処理及び
低減処理の周波数−レベル特性として図2(a)に示す
特性が採用された場合には、当該ノイズシェーピング特
性に対応する周波数−レベル特性としては、例えば、図
2(b)に示す周波数−レベル特性に対してアッテネー
タ42におけるレベル低減を図2に示した方法と同様の
方法により加味した特性が採用される。
【0138】このノイズシェーピング処理により、アッ
テネート部2及び信号処理部3においてレベルが低減さ
れた高域処理信号Spchの再量子化により削除された下
位ビットが補正されると共に、当該補正により生じたい
わゆる量子化雑音の増加分が元のディジタル入力信号S
inのサンプリング周波数の二分の一の周波数より高い周
波数帯域に移行される。
【0139】そして、D/Aコンバータ44は高域ディ
ジタル出力信号Southをディジタル信号からアナログ信
号に変換し、高域アナログ信号Shaを生成してローパス
フィルタ45に出力する。
【0140】次に、ローパスフィルタ45は、当該高域
アナログ信号Shaのうち、周波数fs/2以上の周波数
帯域の信号を低減し、アナログ出力信号Souahを生成す
る。このローパスフィルタ45の機能により、上述した
各部の処理により生じた量子化雑音の大部分がノイズシ
ェーピング部4bの処理により移行されている周波数f
s/2以上の周波数帯域の信号が低減され、従って、可
聴周波数帯域内の当該量子化雑音が実質的に低減された
こととなる。
【0141】そして、アンプ46は、アナログ出力信号
Souahをスピーカ47を駆動可能なレベルまで増幅し、
当該スピーカ47に出力してこれを駆動する。
【0142】その後、スピーカ47は、アナログ出力信
号Souahに対応する音を出力する。
【0143】一方、上述した低域抽出信号Sl及び高域
抽出信号Shに対する各構成部材の処理と並行して、制
御部5は、グラフィックイコライザ31における増強処
理のレベルに対応して、当該レベルが信号処理部3の処
理可能な最大レベルを超えないように上記アッテネート
部2における低減処理のレベルを設定すべく上記制御信
号Scaを生成して当該アッテネート部2に出力する。
【0144】さらに、制御部5は、グラフィックイコラ
イザ31において実行すべき増強処理及び低減処理のレ
ベルに対応する上記制御信号Sgerを図示しない操作部
における操作に対応して生成すると共に、当該増強処理
及び低減処理のレベル並びにアッテネート部2に行わせ
る低減処理並びにアッテネータ34及び42における低
減処理のレベルに対応して、例えば、図2(b)で示し
た特性に対応して上述した特性のノイズシェーピング処
理をノイズシェーピング部4aに実行させるべく上記制
御信号Scnlをノイズシェーピング部4a内のフィルタ
に出力すると共に、同様のノイズシェーピング処理をノ
イズシェーピング部4bに実行させるべく上記制御信号
Scnhをノイズシェーピング部4b内のフィルタに出力
する。
【0145】更にまた、制御部5は、スピーカ39及び
47における夫々の予め設定された音圧レベルのバラン
スに基づいて各アッテネータ34及び42におけるレベ
ルの低減量を制御すべく上記制御信号Satl及びSathを
出力する。
【0146】以上説明したように、実施形態のディジタ
ルスピーカシステムSの動作によれば、ディジタル入力
信号Sinのサンプリングレートを増加し、更に高域処理
信号Spch又は低域処理信号Spclに対してアッテネート
部2及びアッテネータ34又は42における低減処理の
周波数−レベル特性及びグラフィックイコライザ31に
おけるレベルの増強処理及び低減処理の周波数−レベル
特性に対応したノイズシェーピング処理を施すので、サ
ンプリング周波数fsの二分の一の周波数より低い周波
数帯域の量子化雑音を相対的に低減できると共に、アッ
テネート部2及びアッテネータ34又は42における低
減処理及びグラフィックイコライザ31における低減処
理後の高域処理信号Spch又は低域処理信号Spclを再量
子化する際に脱落したビット成分を補償することができ
ることとなり、元のディジタル入力信号Sinにおける量
子化特性を劣化させること無くより当該ディジタル入力
信号Sinに忠実な音を再生できる。
【0147】また、ノイズシェーピング部4a又は4b
ではディザ信号Szの加算により量子化雑音が白色雑音
化できると共に当該ディザ信号Szの加算により増加し
た雑音成分も除去できる。
【0148】更に、ディジタル入力信号Sinにおけるビ
ット数に各ノイズシェーピング部における再量子化処理
に伴って削減されるビット数を加えたビット数より多い
ビット数のディジタル処理が信号処理部3で可能である
ので、ディジタルスピーカシステムS全体としていわゆ
る桁落ちによる量子化雑音の増加を防止できる。
【0149】なお、上述した構成のうち、ローパスフィ
ルタ32及びハイパスフィルタ40については、この構
成の他に、図5(a)に示すように、イコライザ信号S
geをハイパスフィルタ40におけるフィルタ処理により
生じる遅延を補償するようにディレイ部66で遅延させ
た信号から高域抽出信号Shを減じた信号を上記低域抽
出信号Slとして出力するように構成することもでき
る。
【0150】また、これに対して、図5(b)に示すよ
うに、イコライザ信号Sgeをローパスフィルタ32にお
けるフィルタ処理により生じる遅延を補償するようにデ
ィレイ部68で遅延させた信号から低域抽出信号Slを
減じた信号を上記高域抽出信号Shとして出力するよう
に構成することもできる。
【0151】(III)第2実施形態 次に、本発明の他の実施形態である第2実施形態につい
て、図6を用いて説明する。
【0152】上述した第1実施形態においては、スピー
カを二つのみ備えた2ウエイのディジタルスピーカシス
テムSについて本発明を適用した場合について説明した
が、第2実施形態は更に多くのスピーカを有するディジ
タルスピーカシステムについての実施形態である。
【0153】第2実施形態のディジタルスピーカシステ
ムS’は、図6に示すように、上述したオーバサンプリ
ング部1と、アッテネート部2と、グラフィックイコラ
イザ31と、ローパスフィルタ50と、相互に通過周波
数帯域が異なるバンドパスフィルタ51、……、52
と、ハイパスフィルタ53と、スピーカ処理部54、5
5、……、56、57と、上記ローパスフィルタ50、
バンドパスフィルタ51、……、52及びハイパスフィ
ルタ53に対応して、相互に再生する音の周波数帯域が
異なるスピーカ58、59、……、60及び61と、各
スピーカ処理部54、55、……、56、57並びにア
ッテネート部2及びグラフィックイコライザ31を統括
的に制御する制御部62と、により構成されている。
【0154】ここで、スピーカ処理部54、55、…
…、56、57は、夫々に第1実施形態で述べた、イン
バータ(例えば、インバータ33に相当する。)、アッ
テネータ(例えば、アッテネータ34に相当する。)、
ディレイ部(例えば、ディレイ部35に相当する。)、
ノイズシェーピング部(例えば、ノイズシェーピング部
4aに相当する。)、D/Aコンバータ(例えば、D/
Aコンバータ36に相当する。)、ローパスフィルタ
(例えば、ローパスフィルタ37に相当する。)及びア
ンプ(例えば、アンプ38に相当する。)が含まれてい
る。
【0155】次に、動作を説明する。
【0156】オーバサンプリング部1、アッテネート部
2及びグラフィックイコライザ31は、上述した第1実
施形態と同様の動作を行い、イコライザ信号Sgeを出力
する。
【0157】そして、ローパスフィルタ50、バンドパ
スフィルタ51、……、52及びハイパスフィルタ53
は、イコライザ信号Sgeから夫々の通過周波数帯域に対
応する信号を抽出し、夫々スピーカ処理部54、55、
……、56又は57に出力する。
【0158】そして、各スピーカ処理部54、55、…
…、56又は57に含まれる各構成部材は、上述した第
1実施形態と同様な処理を行い、各スピーカ58、5
9、……、60及び61を駆動するためのアナログ出力
信号を生成する。
【0159】このとき、制御部62は、アッテネート部
2及びグラフィックイコライザ31並びに各アッテネー
タにおいて実行されるレベル変更処理に対応して上記制
御信号Sca及びSgerを出力すると共に、各スピーカ処
理部54、55、…、56及び57内の各ノイズシェー
ピング部におけるノイズシェーピング特性を設定するた
めの制御信号Scnを各スピーカ処理部54、55、…、
56及び57に出力する。
【0160】これにより、上記出力された各アナログ出
力信号には、各ノイズシェーピング部による本発明のノ
イズシェーピング処理が施されている。
【0161】すなわち、各アナログ出力信号において
は、アッテネート部2及びグラフィックイコライザ31
並びに各アッテネータにおいてレベルが低減された各信
号の再量子化により削除された下位ビットが補正される
と共に、当該補正により生じたいわゆる量子化雑音の増
加分が元のディジタル入力信号Sinのサンプリング周波
数に対して(fs/2)の周波数より高い周波数帯域に
移行されている。
【0162】そして、スピーカ58、59、……、60
及び61は、夫々対応するアナログ出力信号に基づい
て、対応する周波数帯域の音を再生する。
【0163】以上説明したように、第2実施形態のディ
ジタルスピーカシステムS’によれば、第1実施形態の
効果に加えて、複数のスピーカ58、59、……、60
及び61を有するスピーカシステムS’であっても、量
子化特性を改善すると共に各スピーカ58、59、…
…、60及び61の出力特性の相違による再生音の歪み
を低減して良好な音を出力することができる。
【0164】(IV)第3実施形態 次に、本発明の更に他の実施形態である第3実施形態に
ついて、図7を用いて説明する。
【0165】上述した第1又は第2実施形態において
は、グラフィックイコライザ31において、アッテネー
ト信号Satのレベルの低減処理だけでなくレベルの増強
処理をも行った場合について説明したが、第3実施形態
は、グラフィックイコライザ31或いはアッテネータ3
4又は42においてアッテネート信号Sat或いは低域イ
ンバータ信号Slc又は高域インバータ信号Shcのレベル
低減処理のみを行うディジタルスピーカシステムについ
て本発明を適用した場合の実施形態である。
【0166】第3実施形態のディジタルスピーカシステ
ムの構成は、図4に示すディジタルスピーカシステムS
と基本的に同じであるので、細部の説明は省略する。
【0167】次に、第3実施形態の特徴であるノイズシ
ェーピング部におけるノイズシェーピング特性の設定に
ついて図7を用いて説明する。
【0168】第3実施形態のディジタルスピーカシステ
ムのグラフィックイコライザ31においては、上述のよ
うにレベルの低減処理しか行われないので、当該グラフ
ィックイコライザ31自体の処理により扱われる信号の
レベルが当該グラフィックイコライザ31で扱えるレベ
ルの最大値を越えることはあり得えない。従って、第3
実施形態においては、アッテネータ部2におけるレベル
の低減処理は必要がない。
【0169】よって、第3実施形態のノイズシェーピン
グ処理では、信号処理部3及び各アッテネータでレベル
が低減された各信号の再量子化により削除された下位ビ
ットの補正処理及び当該補正により生じたいわゆる量子
化雑音の増加分をサンプリング周波数の二分の一の周波
数より高い周波数帯域に移行させる処理が実行される。
【0170】すなわち、ディジタル入力信号Sinのサン
プリング周波数がfsであり、当該ディジタル入力信号
Sinに対して、信号処理部3において周波数f2(<fs
/2)を中心として6デシベルのレベル低減処理(すな
わち、グラフィックイコライザ31とアッテネータ34
又は42の組み合わせによる低減処理)を行う場合につ
いて図7を用いて例示しつつより具体的に説明すると、
本例では、信号処理部3において、上述のように周波数
2を中心とした6デシベルのレベル低減処理のみを行
うので、その周波数−レベル特性は図7(a)に示すよ
うな変化を有する特性となる。
【0171】一方、信号処理部3におけるレベル低減処
理に対しては、アッテネート部2におけるレベル低減処
理は不要なので、アッテネート部2の周波数−レベル特
性は図7(a)に示すように一様な0デシベルの特性と
なる。
【0172】従って、第3実施形態におけるノイズシェ
ーピング特性は、第1実施形態で示した三つの条件に基
づいて、図7(b)に示すように設定されるものとな
る。
【0173】すなわち、0≦f≦fs/2の周波数帯域
については、
【数4】H(z)=(信号処理部3の周波数−レベル特
性)−(ディザ信号Szの付加による雑音増加分の絶対
値+各アッテネータにおいて低減されたレベルの絶対
値) により図7(b)に示すノイズシェーピング特性の曲線
が設定される。ここで、図7(b)に示す例では、ディ
ザ信号Szの加算により、雑音が1デシベル増加した場
合について示している。
【0174】次に、fs/2<f≦fsの周波数帯域につ
いては、図7(b)に右上がり斜線で示す領域Aの面積
と同様に右下がり斜線で示す領域Bの面積とが等しくな
るように、図7(b)における特性曲線と周波数軸とが
交差する点及び当該交差点の周波数以上で周波数fs以
下の周波数帯域における最大値レベル(図7(b)中符
号Mで示すレベル)を設定する。
【0175】なお、第1実施形態と同様に、図7(b)
に符号Bで示す領域については、この特性に拘泥するも
のではなく、上記領域Aと当該領域Bとの面積が等しけ
れば領域Bのノイズシェーピング特性は、上述した三つ
の条件(a)、(b)及び(c)さえ満たされていれ
ば、その他はどのような特性でもよい。
【0176】また、周波数fsより大きく周波数2×fs
以下の周波数帯域におけるノイズシェーピング特性は、
第1実施形態と同様に、図7(b)に示した周波数−レ
ベル特性を周波数fsを示すレベル軸に平行な直線を対
称軸として線対称に折り返した形となる。
【0177】そして、上述したように信号処理部3にお
けるレベル低減処理に基づいて設定された当該図7
(b)で示す周波数−レベル特性によりノイズシェーピ
ング部においてノイズシェーピング処理を行うことによ
り、上述したノイズシェーピング処理としての機能が発
揮される。
【0178】以上説明したように、第3実施形態のディ
ジタルスピーカシステムの動作によれば、ディジタル入
力信号Sinのサンプリングレートを増加し、更に信号処
理部3におけるレベル低減処理の周波数−レベル特性に
対応したノイズシェーピング処理を施すので、各再量子
化処理により脱落したビット成分を補償することができ
ると共に、サンプリング周波数の二分の一の周波数より
低い周波数帯域の量子化雑音を相対的に低減できる。
【0179】(V)変形形態 次に、本発明の他の変形形態について説明する。
【0180】先ず、上述した各実施形態においては、グ
ラフィックイコライザ31におけるレベルの変更を可変
とした場合について説明したが、これ以外に、当該グラ
フィックイコライザにおけるレベルの変更を予め設定さ
れた場合のみに固定したディジタルスピーカシステムに
対して本発明を適用することもできる。
【0181】この場合には、アッテネート部2における
レベル低減の程度もグラフィックイコライザ31におけ
るレベル変更の程度に対応して一通りに固定的に決まる
ので、結果として、ノイズシェーピング部におけるノイ
ズシェーピング特性も可変とする必要はなく、上記各実
施形態における制御部が不要となる。
【0182】そして、この場合にも、固定的とされてい
るグラフィックイコライザ31におおける周波数−レベ
ル特性及びアッテネート部2における周波数−レベル特
性に対応して上述した方法で当該ノイズシェーピング特
性を固定的に決定することにより、本発明としての効
果、すなわち、ディジタル入力信号Sinにおける量子化
精度を落とすことなく量子化雑音を低減して量子化特性
を改善し、よりディジタル入力信号Sinに近い音を再生
することができる。
【0183】また、上述の各実施形態においては、最初
にオーバサンプリング部1におけるサンプリングレート
の増加を行ったが、これ以外に、当該オーバサンプリン
グ部1の位置は、ノイズシェーピング部4a又は4bの
前段であれば、いずれの位置に接続してもよい。
【0184】更に、信号処理部3が、例えば浮動小数点
型DSP等で構成されていることによってディジタル値
としての「1.0」以上のレベルを有する信号を扱うこ
とができるのであれば、アッテネート部2を上記各実施
形態と異なるいずれの位置に接続してもよい。
【0185】より具体的には、例えば、ディジタル出力
信号Soutのレベルがディジタル値としての「1.0」
を越えないように、信号処理部部3とノイズシェーピン
グ部4の間にアッテネート部2を設けてもよい。
【0186】更に、上述した各実施形態及び変形形態で
は、オーバサンプリング処理のためのサンプリング周波
数として、元のディジタル入力信号Sinのサンプリング
周波数の2倍のサンプリング周波数を用いたが、これ以
外に、ディジタル入力信号Sinのサンプリング周波数を
そのN倍(Nは1より大きい実数)に変換した場合で
も、各実施形態及び変形形態と同様の効果が得られる。
【0187】更にまた、上述した各実施形態及び変形形
態は、本発明を音響信号としてのディジタル入力信号S
inに対して適用した場合の実施形態及び変形形態につい
て説明したが、これ以外に、例えば、画像信号に対して
も本発明をそのまま適用して、そのレベルの増減を伴う
処理を行っても、量子化精度を維持しつつ量子化雑音を
低減することができる。
【0188】また、これまで説明してきたノイズシェー
ピング特性は、信号処理部3又はアッテネート部2の特
性の変化に基づいて設定されていたが、これ以外に、例
えば信号処理部3のレベル変更特性の下限値又はアッテ
ネータ部2のレベル変更特性の下限値が予め定まってい
れば、その値に基づいて固定的にノイズシェーピング特
性を決定することもできる。
【0189】更に、上述した信号処理部3及びアッテネ
ート部2における信号処理は各サンプル毎に実行される
が、これらの処理を実時間で実行するとき、サンプリン
グ周波数の変更前では一サンプルの時間はサンプリング
周波数変更後に比して長くなる。
【0190】従って、オーバサンプリング部1を信号処
理部3又はアッテネート部2の後段に置くことにより、
信号処理の実行に使用できる時間が長くなる。これによ
り、同じ能力の信号処理部3を使用する場合、サンプリ
ング周波数の変更前にレベル変更等のこれらの処理を行
えば、サンプリング周波数変更後にこれらの処理を行う
場合よりも多くの処理を実行することができる。
【0191】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ディジタル入力信号又は処理信号のサン
プリングレートを増加し、更に処理信号に対して信号処
理の周波数−レベル特性に対応したノイズシェーピング
処理を施すので、レベルが低減された処理信号の量子化
により脱落したビット成分を補償することができると共
に、入力サンプリング周波数の二分の一の周波数より低
い周波数帯域の量子化雑音を相対的に低減できる。
【0192】従って、元のディジタル入力信号における
量子化の精度を維持したまま信号処理を施すと共に、量
子化雑音を低減して出力することができ、元のディジタ
ル入力信号により近いディジタル出力信号を得ることが
できる。
【0193】請求項2に記載の発明によれば、ディジタ
ル入力信号、アッテネート信号又は処理信号のうち、い
ずれか一の信号のサンプリングレートを増加し、更に処
理信号に対して、アッテネート手段における低減処理の
周波数−レベル特性及び増減信号処理の周波数−レベル
特性に対応したノイズシェーピング処理を施すので、信
号処理手段において増強処理を行うときでも、レベルが
低減された処理信号の量子化により脱落したビット成分
を補償することができると共に、入力サンプリング周波
数の二分の一の周波数より低い周波数帯域の量子化雑音
を相対的に低減できる。
【0194】従って、信号処理手段において増強処理を
行うときでも、元のディジタル入力信号における量子化
の精度を維持したまま信号処理を施すと共に、量子化雑
音を低減して出力することができ、元のディジタル入力
信号により近いディジタル出力信号を得ることができ
る。
【0195】請求項3に記載の発明によれば、ディジタ
ル入力信号、アッテネート信号又は処理信号のうち、い
ずれか一の信号のサンプリングレートを増加し、更にア
ッテネート信号に対して、アッテネート手段における低
減処理の周波数−レベル特性及び増減信号処理における
周波数−レベル特性に対応したノイズシェーピング処理
を施すので、ディジタル出力信号のレベルを調整すべく
アッテネート手段において低減処理を行っても、レベル
が低減されたアッテネート信号の量子化により脱落した
ビット成分を補償することができると共に、入力サンプ
リング周波数の二分の一の周波数より低い周波数帯域の
量子化雑音を相対的に低減できる。
【0196】従って、アッテネート手段において低減処
理を行うときでも、元のディジタル入力信号における量
子化の精度を維持したまま信号処理を施すと共に、量子
化雑音を低減して出力することができ、元のディジタル
入力信号により近いディジタル出力信号を得ることがで
きる。
【0197】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、デ
ィザの加算により量子化雑音を白色雑音化できる共に当
該ディザの加算により増加した雑音成分も除去できる。
【0198】請求項5に記載の発明によれば、ディジタ
ル入力信号、アッテネート信号又は処理信号のうち、い
ずれか一の信号のサンプリングレートを増加し、更に処
理信号に対してアッテネート手段における低減処理の周
波数−レベル特性及び信号処理手段における信号処理の
周波数−レベル特性に対応したノイズシェーピング処理
を施すので、レベルが低減された処理信号の量子化によ
り脱落したビット成分を補償することができると共に、
入力サンプリング周波数の二分の一の周波数より低い周
波数帯域の量子化雑音を相対的に低減できる。
【0199】従って、元のディジタル入力信号における
量子化の精度を維持したまま信号処理を施すと共に、量
子化雑音を低減して出力することができ、元のディジタ
ル入力信号により近いディジタル出力信号を得ることが
できる。
【0200】請求項6に記載の発明によれば、ディジタ
ル入力信号、アッテネート信号又は処理信号のうち、い
ずれか一の信号のサンプリングレートを増加し、更にア
ッテネート信号に対して、アッテネート手段における低
減処理の周波数−レベル特性及び信号処理における周波
数−レベル特性に対応したノイズシェーピング処理を施
すので、ディジタル出力信号のレベルを調整すべくアッ
テネート手段において低減処理を行っても、レベルが低
減されたアッテネート信号の量子化により脱落したビッ
ト成分を補償することができると共に、入力サンプリン
グ周波数の二分の一の周波数より低い周波数帯域の量子
化雑音を相対的に低減できる。
【0201】従って、アッテネート手段において低減処
理を行うときでも、元のディジタル入力信号における量
子化の精度を維持したまま信号処理を施すと共に、量子
化雑音を低減して出力することができ、元のディジタル
入力信号により近いディジタル出力信号を得ることがで
きる。
【0202】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、デ
ィジタル入力信号におけるビット数に各量子化に伴って
削減されるビット数を加えたビット数より多いビット数
のディジタル処理が可能であるので、ディジタル信号処
理装置全体としていわゆる桁落ちによる量子化雑音の増
加を防止できる。
【0203】請求項8に記載の発明によれば、請求項2
から7のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、レ
ベルが低減された音響信号に対応する処理信号の量子化
により脱落したビット成分を補償することができると共
に、音響信号における入力サンプリング周波数の二分の
一の周波数より低い周波数帯域の量子化雑音を相対的に
低減できる。
【0204】従って、元の音響信号における量子化の精
度を維持したまま信号処理を施すと共に、量子化雑音を
低減し元のディジタル入力信号により近い音として出力
することができる。
【0205】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の効果に加えて、複数のスピーカ手段を有
するスピーカシステムであっても、量子化特性を改善す
ると共に各スピーカ手段の出力特性を補正することがで
きる。
【0206】請求項10に記載の発明によれば、ディジ
タル入力信号又は補正信号のうち、いずれか一の信号の
サンプリングレートを増加し、更に補正信号に対して補
正処理の周波数−レベル特性に対応したノイズシェーピ
ング処理を施すので、レベルが低減された補正信号を量
子化により脱落したビット成分を補償することができる
と共に、入力サンプリング周波数の二分の一の周波数よ
り低い周波数帯域の量子化雑音を相対的に低減できる。
【0207】従って、元のディジタル入力信号における
量子化の精度を維持したままスピーカの出力特性を補正
することができると共に、量子化雑音を低減してディジ
タル出力信号を出力することができ、元のディジタル入
力信号により近い音をスピーカ手段から出力することが
できる。
【0208】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10に記載の発明の効果に加えて、複数のスピーカ手段
を有するスピーカシステムであっても、量子化特性を改
善すると共に各スピーカ手段の出力特性を補正すること
ができる。
【0209】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11に記載の発明の効果に加えて、各補正手段が各スピ
ーカ手段間における出力特性の相違を補償するので、歪
みの無い良好な音を出力することができる。
【0210】請求項13に記載の発明によれば、請求項
8から12のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、ディジタル出力信号のうち、入力サンプリング周波
数の二分の一より高い周波数帯域の当該ディジタル出力
信号のレベルを低減するので、入力サンプリング周波数
の二分の一よりも高い周波数帯域に移行している量子化
雑音を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す概要構成ブロック図であ
り、(a)は全体構成のブロック図であり、(b)はノ
イズシェーピング部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のノイズシェーピング特性を説明する図
であり、(a)は信号処理部とアッテネート部の周波数
−レベル特性の例を示す図であり、(b)はノイズシェ
ーピング特性の例を示す図である。
【図3】ディザの加算を示す図であり、(a)はディザ
加算の第1の方法を示す図であり、(b)はディザ加算
の第2の方法を示す図である。
【図4】第1実施形態のディジタルスピーカシステムの
概要構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施形態のフィルタ部の構成を示すブロッ
ク図であり、(a)は他の構成例を示すブロック図
(I)であり、(b)は他の構成例を示すブロック図
(II)である。
【図6】第2実施形態のディジタルスピーカシステムの
概要構成を示すブロック図である。
【図7】第3実施形態におけるノイズシェーピング特性
を示す図であり、(a)は信号処理部とアッテネート部
の周波数−レベル特性の例を示す図であり、(b)はノ
イズシェーピング特性の例を示す図である。
【符号の説明】
1…オーバサンプリング部 2…アッテネート部 3…信号処理部 4、4a、4b…ノイズシェーピング部 5…制御部 6、7、9、65、67…加算器 8…再量子化器 10…フィルタ 31…グラフィックイコライザ 32、37、45、50…ローパスフィルタ 33、41…インバータ 33a、33c、41a、41c…スイッチ 33b、41b…反転器 34、42…アッテネータ 35、43、66、68…ディレイ部 36、44…D/Aコンバータ 38、46…アンプ 39、47、58、59、60、61…スピーカ 40、53…ハイパスフィルタ 51、52…バンドパスフィルタ 54、55、56、57…スピーカ処理部 S、S’…ディジタルスピーカシステム D…データ Z…ディザ Sin…ディジタル入力信号 Sov…サンプリング信号 Sat…アッテネート信号 Spc…処理信号 Sout…ディジタル出力信号 Sca、Scn、Scnl、Scnh、Sr、Sger、Satl、Sath
…制御信号 Sd、Sdz、Sad…加算信号 Sz…ディザ信号 Sf…フィルタ信号 Sge…イコライザ信号 Sl…低域抽出信号 Slc…低域インバータ信号 Salc…低域アッテネート信号 Spcl…低域処理信号 Soutl…低域ディジタル出力信号 Sla…低域アナログ信号 Soual、Souah…アナログ出力信号 Sout…ディジタル出力信号 Sh…高域抽出信号 Shc…高域インバータ信号 Sahc…高域アッテネート信号 Spch…高域処理信号 South…高域ディジタル出力信号 Sha…高域アナログ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古口 喜一郎 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 宮本 文彦 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 能村 出穂 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 増成 勇人 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された入力サンプリング周波数
    でサンプリングされて外部から入力されるディジタル入
    力信号に対して、当該ディジタル入力信号における予め
    設定された特定周波数帯域のレベルを低減する低減処理
    を少なくとも含む予め設定された信号処理を施し、処理
    信号を生成する信号処理手段と、 前記ディジタル入力信号又は前記処理信号のうち、いず
    れか一の信号のサンプリング周波数を前記入力サンプリ
    ング周波数のN倍(Nは1より大きい実数)のサンプリ
    ング周波数に変換するサンプリングレート変換手段と、 設定信号により示されるノイズシェーピング特性に基づ
    き、前記生成された処理信号を量子化すると共に当該処
    理信号に対してノイズシェーピング処理を施し、ディジ
    タル出力信号を生成するノイズシェーピング手段と、 前記信号処理の周波数−レベル特性に対応して、前記処
    理信号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化を補正
    すると共に当該量子化特性の補正により生じる量子化雑
    音の増加分を前記入力サンプリング周波数の二分の一の
    周波数よりも高い周波数帯域に移行させて前記ディジタ
    ル出力信号を生成するように前記ノイズシェーピング特
    性を設定し、前記設定信号を生成する設定手段と、 を備えることを特徴とするディジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】 予め設定された入力サンプリング周波数
    でサンプリングされて外部から入力されるディジタル入
    力信号に対して、アッテネート信号に対する信号処理手
    段における増減信号処理のレベルが当該信号処理手段で
    処理可能なレベルより高いレベルとなることを防止すべ
    く、当該増減信号処理に対応して前記ディジタル入力信
    号のレベルを低減し、前記アッテネート信号を生成して
    前記信号処理手段に出力するアッテネート手段と、 前記アッテネート信号に対して当該アッテネート信号に
    おける予め設定された第1特定周波数帯域のレベルを増
    強する増強処理と当該アッテネート信号における前記第
    1特定周波数帯域と異なる予め設定された第2特定周波
    数帯域のレベルを低減する低減処理とのいずれか一方を
    少なくとも含む前記増減信号処理を行って前記処理信号
    を生成する前記信号処理手段と、 前記ディジタル入力信号、前記アッテネート信号又は前
    記処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周
    波数を前記入力サンプリング周波数のN(Nは1より大
    きい実数)倍のサンプリング周波数に変換するサンプリ
    ングレート変換手段と、 設定信号により示されるノイズシェーピング特性に基づ
    き、前記生成された処理信号を量子化すると共に当該処
    理信号に対してノイズシェーピング処理を施し、ディジ
    タル出力信号を生成するノイズシェーピング手段と、 前記アッテネート手段における低減処理の周波数−レベ
    ル特性及び前記増減信号処理における周波数−レベル特
    性に対応して、前記処理信号を量子化する際に生じる量
    子化特性の劣化を補正すると共に当該量子化特性の補正
    により生じる量子化雑音の増加分を前記入力サンプリン
    グ周波数の二分の一の周波数よりも高い周波数帯域に移
    行させて前記ディジタル出力信号を生成するように前記
    ノイズシェーピング特性を設定し、前記設定信号を生成
    する設定手段と、 を備えることを特徴とするディジタル信号処理装置。
  3. 【請求項3】 予め設定された入力サンプリング周波数
    でサンプリングされて外部から入力されるディジタル入
    力信号に対して、当該ディジタル入力信号における予め
    設定された第1特定周波数帯域のレベルを増強する増強
    処理と当該アッテネート信号における前記第1特定周波
    数帯域と異なる予め設定された第2特定周波数帯域のレ
    ベルを低減する低減処理とのいずれか一方を少なくとも
    含む増減信号処理を行って処理信号を生成し、アッテネ
    ート手段に出力する信号処理手段と、 ディジタル出力信号のレベルが予め設定された所定のレ
    ベルを越えることを防止すべく、前記増減信号処理に対
    応して前記処理信号のレベルを低減し、アッテネート信
    号を生成してノイズシェーピング手段に出力する前記ア
    ッテネート手段と、 前記ディジタル入力信号、前記アッテネート信号又は前
    記処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周
    波数を前記入力サンプリング周波数のN(Nは1より大
    きい実数)倍のサンプリング周波数に変換するサンプリ
    ングレート変換手段と、 設定信号により示されるノイズシェーピング特性に基づ
    き、前記生成されたアッテネート信号を量子化すると共
    に当該アッテネート信号に対してノイズシェーピング処
    理を施し、前記ディジタル出力信号を生成するノイズシ
    ェーピング手段と、 前記アッテネート手段における低減処理の周波数−レベ
    ル特性及び前記増減信号処理における周波数−レベル特
    性に対応して、前記アッテネート信号を量子化する際に
    生じる量子化特性の劣化を補正すると共に当該量子化特
    性の補正により生じる量子化雑音の増加分を前記入力サ
    ンプリング周波数の二分の一の周波数よりも高い周波数
    帯域に移行させて前記ディジタル出力信号を生成するよ
    うに前記ノイズシェーピング特性を設定し、前記設定信
    号を生成する設定手段と、 を備えることを特徴とするディジタル信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    ディジタル信号処理装置において、 前記ノイズシェーピング手段は、予め設定されたディザ
    を加算するディザ加算手段を更に備え、 前記設定手段は、当該ディザの加算により増加した雑音
    成分をも補償するように前記ノイズシェーピング特性を
    設定し前記設定信号を生成することを特徴とするディジ
    タル信号処理装置。
  5. 【請求項5】 アッテネート信号に対する信号処理手段
    における信号処理が当該信号処理手段で処理可能なレベ
    ルより高いレベルとなることを防止すべく、当該信号処
    理に対応して予め設定された周波数−レベル特性に基づ
    いて、予め設定された入力サンプリング周波数でサンプ
    リングされて外部から入力されるディジタル入力信号の
    レベルを低減し、前記アッテネート信号を生成するアッ
    テネート手段と、 前記生成されたアッテネート信号に対して、予め設定さ
    れた周波数−レベル特性に基づき当該アッテネート信号
    における予め設定された特定周波数帯域のレベルを増強
    する増強処理又は前記特定周波数帯域のレベルを低減す
    る低減処理のいずれか一方を少なくとも含む予め設定さ
    れた前記信号処理を施し、処理信号を生成する前記信号
    処理手段と、 前記ディジタル入力信号、前記アッテネート信号又は前
    記処理信号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周
    波数を前記入力サンプリング周波数のN倍(Nは1より
    大きい実数)のサンプリング周波数に変換するサンプリ
    ングレート変換手段と、 前記生成された処理信号を量子化すると共に、前記アッ
    テネート手段における低減処理の周波数−レベル特性及
    び前記信号処理における周波数−レベル特性に対応して
    前記処理信号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化
    を補正し、且つ当該量子化特性の補正により生じる量子
    化雑音の増加分を前記入力サンプリング周波数の二分の
    一の周波数よりも高い周波数帯域に移行させるように予
    め設定されたノイズシェーピング特性に基づくノイズシ
    ェーピング処理を前記処理信号に対して施し、前記ディ
    ジタル出力信号を生成するノイズシェーピング手段と、 を備えることを特徴とするディジタル信号処理装置。
  6. 【請求項6】 予め設定された入力サンプリング周波数
    でサンプリングされて外部から入力されるディジタル入
    力信号に対して、当該ディジタル入力信号における予め
    設定された特定周波数帯域のレベルを低減する低減処理
    及び前記特性周波数帯域のレベルを増強する増強処理の
    いずれか一方を少なくとも含む予め設定された信号処理
    を施し、処理信号を生成する信号処理手段と、 ディジタル出力信号のレベルが予め設定された所定のレ
    ベルを越えることを防止すべく、前記信号処理に対応し
    て前記処理信号のレベルを低減し、アッテネート信号を
    生成するアッテネート手段と、 前記ディジタル入力信号、前記処理信号又は前記アッテ
    ネート信号のうち、いずれか一の信号のサンプリング周
    波数を前記入力サンプリング周波数のN倍(Nは1より
    大きい実数)のサンプリング周波数に変換するサンプリ
    ングレート変換手段と、 前記生成されたアッテネート信号を量子化すると共に、
    前記アッテネート手段における低減処理の周波数−レベ
    ル特性及び前記信号処理における周波数−レベル特性に
    対応して前記アッテネート信号を量子化する際に生じる
    量子化特性の劣化を補正し、且つ当該量子化特性の補正
    により生じる量子化雑音の増加分を前記入力サンプリン
    グ周波数の二分の一の周波数よりも高い周波数帯域に移
    行させるように予め設定されたノイズシェーピング特性
    に基づくノイズシェーピング処理を前記アッテネート信
    号に対して施し、前記ディジタル出力信号を生成するノ
    イズシェーピング手段と、 を備えることを特徴とするディジタル信号処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    ディジタル情報処理装置において、 前記信号処理手段は、前記ディジタル入力信号における
    ビット数に各前記量子化に伴って削減されるビット数を
    加えたビット数より多いビット数のディジタル処理が可
    能であることを特徴とするディジタル情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2から7のいずれか一項に記載の
    ディジタル信号処理装置と、 前記ディジタル出力信号に対応する音を出力するスピー
    カ手段と、 を備えるスピーカシステムであって、 前記ディジタル入力信号は、少なくとも40ヘルツより
    も高い前記入力サンプリング周波数でサンプリングされ
    た音響信号であると共に、 前記信号処理手段は前記音響信号に対応する前記処理信
    号を生成し、 更に前記ノイズシェーピング手段は前記量子化雑音の増
    加分を前記入力サンプリング周波数の二分の一の周波数
    よりも高い周波数帯域に移行させて前記音響信号に対応
    する前記ディジタル出力信号を生成することを特徴とす
    るスピーカシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のスピーカシステムにお
    いて、 複数の前記スピーカ手段と、 各前記スピーカ手段毎に設けられ、当該各スピーカ手段
    における出力特性を補正する複数の第2アッテネート手
    段と、 各前記スピーカ手段毎に設けられ、前記第2アッテネー
    ト手段における補正処理に起因する量子化特性の劣化を
    も補正する前記ノイズシェーピング特性により前記ノイ
    ズシェーピング処理を夫々行う複数の前記ノイズシェー
    ピング手段と、 を備えることを特徴とするスピーカシステム。
  10. 【請求項10】 予め設定された入力サンプリング周波
    数でサンプリングされて外部から入力されるディジタル
    入力信号に対応する音を出力するスピーカ手段を備える
    スピーカシステムにおいて、 前記スピーカ手段の出力特性を補正するべくディジタル
    入力信号に対して当該ディジタル入力信号のレベルを低
    減する低減処理を少なくとも含む補正処理を施し、補正
    信号を生成する補正手段と、 前記ディジタル入力信号又は前記補正信号のうち、いず
    れか一の信号のサンプリング周波数を前記入力サンプリ
    ング周波数のN倍(Nは1より大きい実数)のサンプリ
    ング周波数に変換するサンプリングレート変換手段と、 設定信号により示されるノイズシェーピング特性に基づ
    き、前記生成された補正信号を量子化すると共に当該補
    正信号に対してノイズシェーピング処理を施し、ディジ
    タル出力信号を生成するノイズシェーピング手段と、 前記補正処理の周波数−レベル特性に対応して、前記補
    正信号を量子化する際に生じる量子化特性の劣化を補正
    すると共に当該量子化特性の補正により生じる量子化雑
    音の増加分を前記入力サンプリング周波数の二分の一の
    周波数よりも高い周波数帯域に移行させて前記ディジタ
    ル出力信号を生成するように前記ノイズシェーピング特
    性を設定し、前記設定信号を生成する設定手段と、 を備えることを特徴とするスピーカシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のスピーカシステム
    において、 複数の前記スピーカ手段と、 各前記スピーカ手段毎に設けられ、前記ディジタル入力
    信号に対して当該各スピーカ手段における出力特性を補
    正するための前記補正処理を更に施し、前記補正信号を
    夫々生成する複数の前記補正手段と、 各前記スピーカ手段毎に設けられ、各前記補正手段にお
    ける補正処理に起因する量子化特性の劣化をも補正する
    前記ノイズシェーピング特性により前記ノイズシェーピ
    ング処理を夫々行う複数の前記ノイズシェーピング手段
    と、 を備えることを特徴とするスピーカシステム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のスピーカシステム
    において、 各前記補正手段は、各前記スピーカ手段間における出力
    特性の相違を補償することを特徴とするスピーカシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項8から12のいずれか一項に記
    載のスピーカシステムにおいて、 前記ディジタル出力信号のうち、前記入力サンプリング
    周波数の二分の一より高い周波数帯域の当該ディジタル
    出力信号のレベルを低減するローパスフィルタ手段を更
    に備えることを特徴とするスピーカシステム。
JP10425298A 1998-04-15 1998-04-15 ディジタル信号処理装置及びスピーカシステム Expired - Fee Related JP3640795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10425298A JP3640795B2 (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ディジタル信号処理装置及びスピーカシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10425298A JP3640795B2 (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ディジタル信号処理装置及びスピーカシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11298332A true JPH11298332A (ja) 1999-10-29
JP3640795B2 JP3640795B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=14375751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10425298A Expired - Fee Related JP3640795B2 (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ディジタル信号処理装置及びスピーカシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3640795B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3640795B2 (ja) 2005-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8996148B2 (en) Controlling gain during multipath multi-rate audio processing
US7592941B2 (en) Signal processing apparatus and signal processing method
US9378751B2 (en) Method and system for digital gain processing in a hardware audio CODEC for audio transmission
KR20060004695A (ko) 오디오 신호의 대역을 확장하기 위한 방법 및 장치
JPH0566775B2 (ja)
WO2003045109A2 (en) Improved dynamic range analog to digital converter suitable for hearing aid applications
US20100057228A1 (en) Method and system for processing high quality audio in a hardware audio codec for audio transmission
US5091956A (en) Adaptive high pass filter having cut-off frequency controllable responsive to input signal and operating method therefor
JP5133172B2 (ja) Fm送信回路及びオーバーサンプリング処理回路
JP3109389B2 (ja) 適応フィルタシステム
JP3640795B2 (ja) ディジタル信号処理装置及びスピーカシステム
JPH06289898A (ja) 音声信号処理装置
US5793315A (en) Bit-serial digital expandor
KR101789781B1 (ko) 낮은 임피던스의 단일 마이크에 의한 음성 신호로부터 잡음을 감쇄시키는 장치 및 방법
US6920471B2 (en) Compensation scheme for reducing delay in a digital impedance matching circuit to improve return loss
JP3268408B2 (ja) 音声検出装置
CN1319277C (zh) 噪声成形滤波器中抑制限制循环之方法及装置
US20060049970A1 (en) Sigma-delta modulation
JP3683978B2 (ja) 飽和信号処理装置
JPWO2019065716A1 (ja) ノイズシェーピング機能を有する再量子化装置およびノイズシェーピング機能を有する信号圧縮装置およびノイズシェーピング機能を有する信号送信装置
JP3325472B2 (ja) デジタルアッテネータ
JPH11340790A (ja) ミキシング装置
JP3193499B2 (ja) 信号処理装置
JPH0479523A (ja) Pcmチャネルユニットのオフセット補償方式
JP3201059B2 (ja) ディジタルオーディオ信号処理装置及びディジタルネットワーク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20021003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees